JP4222156B2 - 釣銭入出金機およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、百貨店やスーパーマーケット等の小売業の店舗等に設置されたレジスタへ開店前に準備しておく釣銭や補充する釣銭を出金し、レジスタからの現金を回収する釣銭入出金機およびそのプログラムに関する。
一般に、小売業の店舗では、開店前に販売した商品代金の清算に用いる釣銭をレジスタに準備して営業を開始し、営業中に釣銭が不足した場合はそれを補充し、レジスタの現金が過剰になった場合はその現金を回収しながら営業活動を行い、営業時間の終了後または定期的にレジスタの現金を回収してその日またはその時の売上に対する締上を行っている。
このような営業中の補充および回収のタイミングを適正化するために従来の釣銭管理システムは、店舗ホスト計算機が店舗内のレジスタの在高を定期的に取得してログデータとして蓄積し、この蓄積したログデータに基づいて時間別、日別、季節別等の現金収納状況を分析し、過去の実績から適正な補充または回収のタイミングとその準備する釣銭を予想して担当者へ事前に通知している(例えば、特許文献1参照。)。
また、開店前のレジスタの釣銭の準備を自動で行うために従来のレジスタは、1日の営業の終了時に、予め日付、曜日、月等により適宜設定した残置額設定テーブルを基に必要に応じて変化させた残置額を残してレジスタから現金の回収を行い、釣銭を準備している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−344659号公報(第5−6頁、第2図) 特開平9−161124号公報(第6頁、第7図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、蓄積した時間別、日別、曜日別、月別、季節別等の過去の実績に基づいた予想やこれらにより予め設定した設定テーブルを基に釣銭を準備しているため、レジスタが設置されている売場の短期的または局所的な変動に対応することができないという問題がある。
また、店舗の締上時には、特許文献1の技術においては店舗ホスト計算機が集計して通知された集計結果を基に、特許文献2の技術においては各レジスタの集計結果を基に担当者が回収した現金を手作業によって確認しているため、締上時に違算等が発生した場合はその調査に多大な労力を要するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、レジスタが設置されている売場に応じて釣銭の準備を行うことができ、かつ締上時に現金の計数を自動で行う手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、釣銭入出金機が、レジスタの現金を入金する現金入金部と、レジスタへの現金を出金する現金出金部とを備え、前記現金出金部から出金した現金の金種毎の出金枚数に所定の割合を乗じた出金変化枚数と、前記現金入金部へ入金された現金の金種毎の入金枚数に、前記出金枚数に乗じた割合より低い割合を乗じた入金変化枚数とを算出し、前記出金変化枚数と前記入金変化枚数とをフィードバックしながら次回に準備する釣銭準備金を算出することを特徴とする。
また、レジスタの現金を入金する現金入金部と、レジスタへの現金を出金する現金出金部とを備えた釣銭入出金機の主制御部に、前記現金入金部へ入金された現金の金種毎の入金枚数を含む入金情報を格納するステップと、前記現金出金部から出金した現金の金種毎の出金枚数を含む出金情報を格納するステップと、前記出金枚数に所定の割合を乗じた出金変化枚数と、前記入金枚数に前記出金枚数に乗じた割合より低い割合を乗じた入金変化枚数とを算出するステップと、前記出金変化枚数と入金変化枚数とをフィードバックして次回に準備する釣銭準備金を算出するステップとを実行させることを特徴とする。
このように、本発明は、現金入金部へ入金された現金の入金情報と釣銭の補充のために出金した現金の出金情報とから次回に準備する釣銭の次回釣銭反映枚数を算出するようにしたことによって、レジスタが設置されている売場の状況を次回に準備する釣銭にフィードバックすることができ、締上の間に準備する釣銭の過剰または不足を解消することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による釣銭入出金機の実施例について説明する。
図1は実施例1の業務処理を示すフローチャート、図2は実施例1の釣銭入出金機を示すブロック図、図3はその現金取扱部を示すブロック図である。
図2において、1は釣銭入出金機であり、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売業の店舗等に設置され、店舗の出納係やレジスタ2のオペレータ等の係員が操作して店舗の売場に設置されているレジスタ2へ開店前等に準備しておく釣銭(釣銭準備金という。)や補充する釣銭の出金およびレジスタ2から回収された現金の入金等を行う。
3は釣銭入出金機1の主制御部であり、釣銭入出金機1内の各部を制御して業務処理等を実行する。
4は記憶部であり、主制御部3が実行するプログラムや主制御部3による処理結果等が格納される。
5は表示操作部であり、LCD等の表示画面とタッチパネル等の位置信号検出手段との組合せで構成されており、表示画面に業務選択画面や係員の処置を促す画面等を表示する一方、位置信号検出手段により係員からの入力を受付ける。
6は印刷部であり、プリンタ等を備えており、釣銭入出金機1による入金や出金の履歴およびその集計結果等の売上明細票等を印刷して排出する。
7は現金取扱部であり、釣銭入出金機1へ投入された現金を受入れ、これを鑑別、計数して金種別に収納し、出金する現金を排出する機能を有している。
図3において、11は現金入金部としての紙幣入金部であり、係員が投入した紙幣を受入れ、これを1枚毎に分離して繰出す機能を有している。
12は現金鑑別部としての紙幣鑑別部であり、搬入された紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別、計数すると共にその鑑別結果を主制御部3へ転送する。
13は金種別金庫としての金種別紙幣金庫であり、紙幣鑑別部12で鑑別された紙幣を金種毎に集積して収納すると共に収納している紙幣を1枚毎に分離して繰出す機能を有している。
14は現金入金部としての硬貨入金口であり、係員が投入した硬貨を受入れ、これを搬送路等へ放出する機能を有している。
15は現金鑑別部としての硬貨鑑別部であり、硬貨搬送路またはリフタ等により搬入された硬貨の真偽、正損、金種等を鑑別、計数すると共にその鑑別結果を主制御部3へ転送する。
16は硬貨選別部であり、搬入された硬貨を金種毎に選別する機能を有している。
17は金種別金庫としての金種別硬貨金庫であり、硬貨選別部16で選別された金種毎の硬貨を収納すると共に収納している硬貨を1枚毎に搬出する機能を有している。
18は現金出金部であり、レジスタ2へ出金する現金である紙幣や硬貨を出金箱等へ金種毎に区分して出金すると共に、釣銭入出金機1に収納されている現金を回収する際にはその紙幣や硬貨を回収カセット等へ充填する機能を有している。
なお、図3に示した実線は、紙幣搬送路や硬貨搬送路、リフタ等による各部位の接続状態を示している。
また、上記紙幣入金部11と現金出金部18および硬貨入金部14と現金出金部18とは別に設けるとして説明したが、これらを統合して1つの現金入出金部として設けるようにしてもよく、紙幣と硬貨をそれぞれに統合して紙幣入出金部および硬貨入出金部として設けるようにしてもよい。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例の釣銭入出金機1の記憶部4には、予め釣銭準備金の出金や不足した釣銭の補充、過剰となった釣銭の回収等の現金の入出金等の釣銭入出金機1の業務処理および釣銭準備金の適正化を実行するための「業務実行プログラム」が格納されている。
また、記憶部4には、釣銭入出金機1が設置されている店舗の日別、曜日別、週別、月別、季節別の売上高およびその売場の商品等を考慮した日付毎の釣銭準備金の金種毎の枚数である基準釣銭枚数をレジスタ2のレジ番号毎に記載した釣銭準備金基準テーブル、レジスタ2の稼動時間帯を考慮して設定した釣銭出金比率(営業時間の全時間帯に渡って稼動するレジスタ2は「1」、一部の時間帯のみ稼動するレジスタ2、例えば混雑時にのみ稼動させるレジスタ2はその時間帯を考慮して「0.7」等)と稼動時間帯をレジ番号毎に記載した釣銭出金比率設定テーブルが格納されている。
更に、記憶部4には、釣銭準備金基準テーブルを補完してレジスタ2が設置されている売場の状況を次回の釣銭準備金の出金にフィードバックするための金種毎の次回釣銭反映枚数を格納する釣銭反映枚数格納エリアがレジ番号毎に確保される他、入金時の入金情報や出金時の出金情報、締上時の締上情報等の履歴情報を格納する履歴情報格納エリアがレジ番号毎に確保されている。
なお、店舗の新規開店時や売場のレイアウト変更等により、レジスタ2が設置されている売場の状況が一変した場合には、そのレジ番号の次回釣銭枚数はリセットされて初期値、例えば「0」に設定される。
また、釣銭出金比率は、定期的に、例えば2時間毎に締上を行う店舗の場合はその締上間隔を考慮した釣銭出金比率を設定するようにする。
この釣銭出金比率は日毎にまたは締上間隔毎に設定するようにしてもよい。
以下に、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の釣銭入出金機1の業務処理について説明する。
S1、店舗の係員は開店前の業務開始時に釣銭入出金機1へ電源を投入し、釣銭入出金機1の主制御部3は、これを検知して「業務実行プログラム」を起動する。
「業務実行プログラム」を起動すると、主制御部3はこのプログラムに従って釣銭準備金基準テーブルから当日の日付の各レジスタ2の基準釣銭枚数を読出し、これを記憶部4へ保存する。
S2、基準釣銭枚数の保存を終えた主制御部3は、表示操作部5の画面に業務選択画面を表示して待機する。
業務選択画面には、業務選択ボタンの押下を促す旨の文言とレジスタ2へ釣銭準備金を出金するための「釣銭出金」ボタン、定期的または必要に応じてレジスタ2の現金を回収して締上を行うための「締上」ボタン、営業時間の終了後に1日の売上を集計するための「売上集計」ボタン、過剰となったレジスタ2の現金を入金するための「入金」ボタンおよび不足した釣銭を補充するための「補充」ボタン等の業務を選択するための業務選択ボタンが表示されている。
係員は表示操作部5の画面から業務を選択し、レジスタ2へ釣銭準備金を出金するときは「釣銭出金」ボタンを、レジスタ2の現金を回収して締上を行うときは「締上」ボタンを、営業時間の終了後に1日の売上を集計するときは「売上集計」ボタンを、過剰となったレジスタ2の現金を入金するときは「入金」ボタンを、不足した釣銭を補充するときは「補充」ボタンを押下する。
なお、開店前には係員は「釣銭出金」ボタンを押下して各売場のレジスタ2に釣銭準備金を準備する。
また、「締上」ボタンは、定期的または必要に応じて係員が押下して途中締上を行う場合に用い、営業時間の終了後に行う1日分の締上の場合は「売上集計」ボタンを押下する。
S3、押下された業務選択ボタンをタッチパネルからの位置信号等により認識した主制御部3は、押下された業務選択ボタンが「釣銭出金」ボタンである場合はステップS4へ、その他の業務選択ボタンの場合はステップS8へ移行する。
S4、「釣銭出金」ボタンが押下されたことを認識した主制御部3は、表示操作部5の画面にレジ番号の入力を促す旨や出金箱の装着を促す旨の文言およびレジ番号入力欄と入力のためのテンキー等の入力ボタン並びに入力を確定するための「確認」ボタンを表示したレジ番号入力画面を表示する。
係員は釣銭を準備するレジスタ2のレジ番号を入力して「確認」ボタンを押下すると共にそのレジ番号の出金箱を釣銭入出金機1の現金出金部18に装着する。
S5、レジ番号を認識した主制御部3は、そのレジスタ2の釣銭準備金の金種毎の枚数を算出する。
すなわち、主制御部3は記憶部4に保存してある基準釣銭枚数からそのレジ番号の基準釣銭枚数を抽出し、前日の売上集計時に更新した釣銭反映枚数格納エリアのそのレジ番号の次回釣銭反映枚数(後述するステップS19)を加算して金種毎の出金枚数を算出する。
そして、釣銭出金比率設定テーブルからそのレジ番号の釣銭出金比率を読出し、算出した金種毎の出金枚数に乗じて釣銭準備金の金種毎の枚数を算出する。この場合に小数点以下の端数は切上げても切捨てても四捨五入してもよい。
S6、釣銭準備金の金種毎の枚数を算出した主制御部3は、出金箱の装着を確認して釣銭出金処理を実行する。
すなわち、主制御部3は算出された釣銭準備金の中の紙幣は、その金種の紙幣を金種毎に金種別紙幣金庫13から必要枚数繰出して現金出金部18へ搬送し、算出された釣銭準備金の中の硬貨は、その金種の硬貨を金種毎に金種別硬貨金庫17から必要枚数搬出して現金出金部18へ搬送し、それぞれの金種に区分して出金箱に収納する。
S7、釣銭準備金の出金箱への収納を終えた主制御部3は、その旨を表示操作部5の画面に表示し、係員は出金箱を釣銭入出金機1の現金出金部18から取外す。
出金箱の取外しを検知した主制御部3は、釣銭準備金の金種毎の枚数、その釣銭準備金出金日時等を釣銭準備金出金情報として記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納し、ステップS2へ戻って業務選択画面を表示して待機する。
この場合に、複数の出金箱へ釣銭準備金を出金するときは、ステップS2〜S7の作動を繰返すようにしてもよく、ステップS7で釣銭準備金出金情報を格納した後にステップS4へ戻ってレジ番号入力画面を再度表示し、全てのレジスタ2の釣銭準備金を出金してステップS2へ戻るようにしてもよい。
S8、主制御部3は、認識した業務選択ボタンが「締上」ボタンまたは「売上集計」ボタンである場合はステップS16へ、その他の業務選択ボタンの場合はステップS9へ移行する。
S9、主制御部3は、認識した業務選択ボタンが「入金」ボタンである場合はステップS13へ、「補充」ボタンである場合はステップS10へ移行する。
S10、「補充」ボタンが押下されたことを認識した主制御部3は、表示操作部5の画面にレジ番号と補充する金種の枚数の入力を促す旨や出金箱の装着を促す旨の文言およびレジ番号入力欄と金種毎の枚数入力欄および入力のためのテンキー等の入力ボタン並びに入力を確定するための「確認」ボタンを表示した補充釣銭入力画面を表示する。
係員は補充が必要なレジスタ2のレジ番号や補充する釣銭の金種毎の枚数を入力して「確認」ボタンを押下し、そのレジ番号の出金箱を釣銭入出金機1の現金出金部18に装着する。
S11、入力された金種毎の枚数を認識した主制御部3は、出金箱の装着を確認して現金払出処理を実行する。
なお、現金払出処理の作動は払出される現金が入力された金種毎の枚数である以外は上記ステップS6で説明した釣銭出金処理の作動と同様であるのでその説明を省略する。
S12、補充する釣銭の出金箱への収納を終えた主制御部3は、その旨を表示操作部5の画面に表示し、係員は出金箱を釣銭入出金機1の現金出金部18から取外す。
出金箱の取外しを検知した主制御部3は、払出した現金の金種毎の枚数、その出金日時等を出金情報として記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納し、ステップS2へ戻って業務選択画面を表示して待機する。
S13、「入金」ボタンが押下されたことを認識した主制御部3は、表示操作部5の画面にレジ番号の入力を促す旨や各入金口への紙幣や硬貨の投入を促す旨の文言およびレジ番号入力欄と入力のためのテンキー等の入力ボタン等を表示した入金画面を表示する。
レジスタ2から過剰となった現金を持参した係員は、そのレジスタ2のレジ番号を入力する。
レジ番号の入力を認識した主制御部3は、釣銭入出金機1の紙幣入金部11や硬貨入金部14のそれぞれの入金口を開放し、係員はレジスタ2から持参した現金を紙幣と硬貨に区分してそれぞれの入金口へ投入する。
S14、それぞれの入金口への紙幣や硬貨の投入を検知した主制御部3は、それぞれの入金口を閉鎖して現金収納処理を実行する。
すなわち、主制御部3は紙幣入金部11に投入された紙幣を1枚毎に紙幣鑑別部12へ搬送し、紙幣鑑別部12は搬入された紙幣の金種等の鑑別を行い、これを金種毎に計数してその鑑別結果を主制御部3へ転送する。
鑑別結果の転送を受けた主制御部3は、鑑別された紙幣を金種別紙幣金庫13へ搬送し、鑑別結果に基づいて該当する金種の金種別紙幣金庫13の一時保留部へ集積する。
これと並行して、主制御部3は硬貨入金部14に投入された硬貨を硬貨鑑別部15へ搬送し、硬貨鑑別部15は搬入された硬貨の金種等の鑑別を行い、これを金種毎に計数してその鑑別結果を主制御部3へ転送する。
一方、主制御部3は鑑別を終えた硬貨を硬貨選別部16へ搬送し、硬貨選別部16により金種毎に選別して該当する金種の金種別硬貨金庫17の一時保留部へ集積する。
投入された全ての現金の一時保留部への集積を終えると、主制御部3は表示操作部5の画面に紙幣と硬貨の鑑別結果に基づいた金種毎の枚数やその合計金額および入金金額を確定するための「確認」ボタン等を表示する。
係員は表示された内容を確認して「確認」ボタンを押下する。
これを検知した主制御部3は、各一時保留部に金種毎に集積されている紙幣や硬貨をそれぞれの金種別紙幣金庫13や金種別硬貨金庫17へ収納する。
S15、現金の収納を終えた主制御部3は、鑑別、計数された現金の金種毎の枚数、その入金日時等を入金情報として記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納し、ステップS2へ戻って業務選択画面を表示して待機する。
S16、「締上」ボタンが押下されたことを認識した主制御部3は、表示操作部5の画面にレジ番号の入力を促す旨や各入金口への紙幣や硬貨の投入を促す旨の文言およびレジ番号入力欄と入力のためのテンキー等の入力ボタン等を表示した入金画面を表示する。
レジスタ2に収納されていた全ての現金を持参した係員は、そのレジスタ2のレジ番号を入力し、上記ステップS13の作動と同様にして係員はレジスタ2から持参した全ての現金をそれぞれの入金口へ投入する。
S17、それぞれの入金口への紙幣や硬貨の投入を検知した主制御部3は、それぞれの入金口を閉鎖して締上処理を実行する。
すなわち、主制御部3は上記ステップS14と同様にして投入された紙幣や硬貨を紙幣鑑別部12や硬貨鑑別部15で鑑別して紙幣や硬貨の金種毎の鑑別結果の転送を受け、投入された現金を該当する金種の一時保留部へ集積する。
そして、投入された全ての現金の一時保留部への集積を終えた主制御部3は表示操作部5の画面に紙幣と硬貨の鑑別結果に基づいた金種毎の枚数やその合計金額および入金金額を確定するための「確認」ボタン等を表示し、係員はこれを確認して「確認」ボタンを押下する。
これを検知した主制御部3は、各一時保留部に集積されている紙幣や硬貨をそれぞれの金種別紙幣金庫13や金種別硬貨金庫17へ収納する。
S18、現金の収納を終えた主制御部3は、記憶部4格納されている入力されたレジ番号に該当する履歴情報の前回の釣銭準備金出金情報とその格納後に格納された出金情報と入金情報を抽出し、金種毎に上記締上処理における紙幣や硬貨の計数結果に入金情報の枚数を加え、釣銭準備金出金情報と出金情報の枚数を減じて今回の売上高およびその金種毎の枚数を算出する。
今回の売上高等の算出を終えた主制御部3は、締上処理により鑑別、計数された現金の金種毎の枚数、その締上日時、売上高とその金種毎の枚数等を締上情報として記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納する。
S19、締上情報の格納を終えた主制御部3は、次回の釣銭準備金にフィードバックするための次回釣銭反映枚数を算出する。
すなわち、主制御部3は履歴情報から抽出した前回の釣銭準備金出金情報の格納後に格納された出金情報および入金情報をそれぞれ足し合わせてそれぞれの金種毎の合計枚数を求め、そのそれぞれの金種毎の合計枚数に1未満の所定の割合、例えば出金情報に0.8、入金情報に0.5を乗じて金種毎の緩和された変化枚数を算出すると共に、前回の釣銭準備金出金日時からの経過時間を算出し、算出した変化枚数をその経過時間と営業時間との比率または経過時間の時間帯を考慮した比率で除して1日分とした反映枚数を算出する。この場合に小数点以下の端数は切上げても切捨てても四捨五入してもよい。
反映枚数を算出した主制御部3は、金種毎に記憶部4の該当するレジ番号の釣銭反映枚数格納エリアの次回釣銭反映枚数に出金情報の反映枚数を加え、入金情報の反映枚数を減じて次回釣銭反映枚数を更新する。
なお、複数のレジスタ2が存在するときは、ステップS16へ戻りステップS16〜S19の作動を繰返した後にステップS20へ移行するようにする。
S20、主制御部3は、「売上集計」ボタンが押下されている場合はステップS21へ、「締上」ボタンが押下されている場合は途中締上であるとしてステップS2へ戻って業務選択画面を表示して待機する。
S21、「売上集計」ボタンが押下されていたことを認識した主制御部3は、記憶部4格納されている履歴情報から当日の全てレジスタ2の締上情報(今回締上分を含む。)を抽出し、この締上情報の売上高とその金種毎の枚数を足し合わせて店舗の1日分の売上高とその金種毎の枚数を算出し、これを印刷部6により売上明細表に印刷して排出する。この場合に、前記に加えて当日の履歴情報の全てを印刷するようにしてもよく、釣銭入出金機1に収納されている現金の金種毎の枚数を含めて印刷するようにしてもよい。
売上明細表を受取った係員は、釣銭入出金機1の電源を遮断してその日の業務を終了する。この場合に記憶部4に格納されている釣銭準備金基準テーブルや次回釣銭枚数等の情報はバックアップ電源等により保持される。
また、上記の釣銭準備金基準テーブルは、売上高の推移や商品系列の変更等により適宜にまたは定期的に見直すようにする。また釣銭準備金の出金時と締上時の枚数が変化しない、または変化が少ない金種の基準枚数は釣銭の回転状況等を調査して基準枚数の設定を変更するようにする。
なお、履歴情報はレジ番号毎に確保した履歴情報格納エリアに格納するとして説明したが、レジ番号を添付して一つの履歴情報格納エリアに時系列に格納するようにしてもよい。
また、レジ番号は表示操作部5の画面から入力するとして説明したが、例えばレジ番号を記録したICチップを出金箱に設けて釣銭入出金機1が読取るようにしてもよく、釣銭入出金機1にカード取扱部を設けて係員カード等を読取って行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、前回の締上後に入金された現金の入金情報と釣銭の補充のために出金した現金の出金情報とから次回に準備する釣銭の次回釣銭反映枚数を算出するようにしたことによって、レジスタが設置されている売場の状況を次回に準備する釣銭にフィードバックすることができ、締上の間に準備する釣銭の過剰または不足を解消することができ、店舗の業務効率を向上させることができる。
また、入金情報と出金情報から算出する変化枚数に所定の割合を乗じて緩和させながら次回釣銭反映枚数を算出するようにしたことによって、釣銭準備金の過大、過少を繰り返すハンチング現象を防止して速やかに適切な釣銭準備金に収束させることができる。
更に、店舗内の全ての現金の取扱を釣銭入出金機を介して行うようにしたことによって、営業時間の終了後の締上時に現金の計数を自動で行って即座に売上高等の集計を行うことができ、店舗における現金運用の効率化を図ることができると共に係員等の現金取扱の労力を軽減することができる。
本実施例の釣銭入出金機1およびその現金取扱部7の構成は、図2および図3に示した実施例1のそれと同様である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の釣銭入出金機1の記憶部4には、上記実施例1の「業務実行プログラム」に釣銭準備金の変更を可能とするルーチンが追加された「業務実行プログラム」が格納されている。
また、記憶部4には実施例1と同様の釣銭準備金基準テーブルや釣銭出金比率設定テーブルが格納され、釣銭反映枚数格納エリアや履歴情報格納エリアが確保されている。
以下に、図4に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の釣銭入出金機の業務処理の作動について説明する。
ステップSA1〜SA5の作動は、上記実施例1のステップS1〜S5の作動と同様であるのでその説明を省略する。
SA6、釣銭準備金の金種毎の枚数を算出した主制御部3は、その結果および金種毎の枚数の変更欄と入力のためのテンキー等の入力ボタン並びに変更入力を確定するための「確認」ボタンを表示した釣銭準備金変更入力画面を表示操作部5の画面に表示する。
係員は当日の店舗の状況や過去の経験を基に必要に応じて釣銭準備金の金種毎の変更して「確認」ボタンを押下する。
なお、変更入力の必要がない場合は、係員は変更の入力を行わずに「確認」ボタンを押下する。
SA7、「確認」ボタンの押下を検知した主制御部3は、確定された釣銭準備金の金種毎の枚数を認識し、出金箱の装着を確認して上記実施例1のステップS6と同様にして釣銭出金処理を実行する。
その後のステップSA8〜SA22の作動は、実施例1のステップS7〜S21の作動と同様であるのでその説明を省略する。
なお、ステップSA6において変更入力があった場合は、その変更内容を次回釣銭反映枚数にフィードバックするようにしてもよく、釣銭準備金基準テーブルの該当するレジ番号のその日付の基準釣銭枚数を変更後の枚数に更新して次年度に備えて保存するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、実施例1の効果に加えて、係員が操作して釣銭準備金の金種毎の枚数を変更可能としたことによって、過去の売上高や入金情報、出金情報等の過去の情報からは導き出せない釣銭準備金の変化、例えば近くの競技場でのスポーツ大会の開催等の不定期なイベント等による顧客層等の変化にも容易に対応することができ、適切な釣銭準備金を準備することができる。
なお、本実施例においては、ステップSA6において釣銭準備金変更入力画面を表示して個別に変更入力を行うとして説明したが、ステップSA2の業務選択画面に「変更入力」ボタンを設け、この業務選択ボタンの押下により予め特定または全てのレジスタの釣銭準備金の金種毎の枚数を変更可能とするようにしてもよい。
これにより、ベテランの係員が釣銭準備金の管理を行うことが可能となり、その経験や知識を有効に活用することができる。このことはパート労働者等の経験の浅いレジスタ2のオペレータが多数を占める店舗の場合に特に有効である。
図5は実施例3を示すブロック図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、21は中央管理サーバであり、複数の店舗と契約して釣銭準備金等を管理する統括管理会社に設置され、電話回線や専用回線等の通信ネットワーク22により複数の店舗に設置されている釣銭入出金機1と接続している。
中央管理サーバ21は、契約した各店舗の設置場所やその周辺の競技場等の施設や住宅の状況等の地理情報等の環境情報を保有して各店舗の釣銭準備金の管理を統括して行う。
本実施例では統括管理会社は、複数の店舗を有するAチェーン、Bチェーン等のチェーン展開を行っている複数の企業と契約しており、中央管理サーバ21はそれらの全ての店舗の釣銭入出金機1と通信ネットワーク22を介して接続している。
従って、中央管理サーバ21は、契約している店舗が複数存在する特定の地域の需要状況等をより正確に把握することが可能になると共にイベント等の開催時にはその地域の全ての店舗にそれに基づいた釣銭準備金を通知することが可能となる。
本実施例の釣銭入出金機1およびその現金取扱部7の構成は、図2および図3に示した実施例1のそれと同様であるが、中央管理サーバ21との接続のために、主制御部3は通信ネットワーク22と接続してそのデータ通信をも制御する。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の釣銭入出金機1の記憶部4には、予め釣銭準備金の出金や不足した釣銭の補充、過剰となった釣銭の回収等の現金の入出金等の釣銭入出金機1の業務処理を実行するための「業務実行プログラム」が格納され、入金時の入金情報や出金時の出金情報、締上時の締上情報等の履歴情報を格納する履歴情報格納エリアがレジ番号毎に確保されている。
また、中央管理サーバ21には、各店舗の釣銭準備金の統括管理およびその適正化を実行するための「統括管理実行プログラム」が格納されており、図示しないデータベース等には、契約している全ての店舗の店舗番号に対応させて実施例1の釣銭入出金機1の記憶部4と同様のその店舗のレジスタ2のレジ番号毎に基準釣銭枚数を記載した釣銭準備金基準テーブル、レジスタ2の稼動時間帯を考慮して設定した釣銭出金比率と稼動時間帯をレジ番号毎に記載した釣銭出金比率設定テーブルが格納され、レジスタ2が設置されている売場の状況を次回の釣銭準備金にフィードバックするための次回釣銭反映枚数を格納する釣銭反映枚数格納エリアが確保されている。
更に、中央管理サーバ21には、各店舗の入出金等の履歴を格納する店舗別履歴情報格納エリアが確保されている。
以下に、図6に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って本実施例の釣銭入出金機1の業務処理について説明する(中央管理サーバ21の統括管理処理については後述する。)。
SB1、店舗の係員は開店前の業務開始時に釣銭入出金機1へ電源を投入し、釣銭入出金機1の主制御部3は、これを検知して「業務実行プログラム」を起動する。
業務実行プログラム」を起動すると、主制御部3はこのプログラムに従って表示操作部5の画面に上記実施例1のステップS2と同様の業務選択画面を表示して待機する。
係員は実施例1のステップS2と同様にして表示操作部5の画面から所定の業務を選択し、その業務選択ボタンを押下する。
SB2、押下された業務選択ボタンをタッチパネルからの位置信号等により認識した主制御部3は、押下された業務選択ボタンが「釣銭出金」ボタンである場合はステップSB3へ、その他の業務選択ボタンの場合はステップSB7へ移行する。
SB3、「釣銭出金」ボタンが押下されたことを認識した主制御部3は、実施例1のステップS4と同様にして表示操作部5の画面にレジ番号入力画面を表示し、係員はレジ番号を入力して「確認」ボタンを押下すると共にそのレジ番号の出金箱を釣銭入出金機1の現金出金部18に装着する。
SB4、レジ番号を認識した主制御部3は、中央管理サーバ21に対してそのレジスタ2の釣銭準備金の問合を実行する。
すなわち、主制御部3は入力されたレジ番号に店舗番号を添付して釣銭準備金問合電文を作成し、これを通信ネットワーク22を介して中央管理サーバ21へ送信する。
釣銭準備金問合電文を受信した中央管理サーバ21は、後述するステップSC2によりそのレジ番号の釣銭準備金を算出し、その釣銭準備金の金種別の枚数等を依頼元の釣銭入出金機1へ通信ネットワーク22を介して通知する。
SB5、主制御部3は出金箱の装着を確認して通知された釣銭準備金の金種別の枚数を基に実施例1のステップS6と同様にして釣銭出金処理を実行する。
SB6、釣銭準備金の出金箱への収納を終えた主制御部3は、実施例1のステップS7と同様にして係員に出金箱を引渡し、釣銭準備金出金情報を記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納し、ステップSB1へ戻って業務選択画面を表示して待機する。この場合に、複数の出金箱へ釣銭準備金を出金するときは、実施例1と同様にして作動させる。
その後のステップSB7〜SB10の作動は、実施例1のステップS8〜S11の作動と同様であるのでその説明を省略する。
SB11、補充する釣銭の出金箱への収納を終えた主制御部3は、実施例1のステップS12と同様にして係員に出金箱を引渡し、払出した現金の出金情報を記憶部4の該当するレジ番号の履歴情報格納エリアに格納すると共にその出金情報に店舗番号とレジ番号を添付して通信ネットワーク22を介して中央管理サーバ21へ送信し、ステップSB1へ戻って業務選択画面を表示して待機する。
その後のステップSB12〜SB19の作動は、実施例1のステップS13〜S18およびS20、S21の作動と同様であるのでその説明を省略する。
なお、ステップSB14、SB17において入金情報や締上情報を格納したときにも上記ステップSB11と同様にして入金情報や締上情報を中央管理サーバへ送信する。
上記のように、本実施例の釣銭入出金機1は店舗の現金の入出金の管理を行う。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って本実施例の中央管理サーバ21の統括管理処理について説明する。
なお、中央管理サーバ21は常に各店舗からの釣銭準備金の問合等に対応できるように定期的な保守作業を除けば終日稼動している。
SC1、中央管理サーバ21は、その「統括管理実行プログラム」により店舗の釣銭入出金機1からの釣銭準備金問合電文の受信を待つ釣銭準備金問合電文受信待状態で待機しており、釣銭準備金問合電文を受信した時にステップSC2へ移行する。
釣銭準備金問合電文を受信しない場合はステップSC4へ移行する。
SC2、釣銭準備金問合電文を受信した中央管理サーバ21は、釣銭準備金問合電文の店舗番号とレジ番号を基に釣銭準備金基準テーブルおよび釣銭出金比率設定テーブルからそのレジスタ2の基準釣銭枚数および釣銭出金比率を抽出し、その基準釣銭枚数に釣銭反映枚数格納エリアのそのレジ番号の次回釣銭反映枚数(後述するステップSC6)を加算して金種毎の出金枚数を算出する。
そして、算出した金種毎の出金枚数に釣銭出金比率を乗じて釣銭準備金の金種毎の枚数を算出する。この場合に小数点以下の端数は切上げても切捨てても四捨五入してもよい。
SC3、釣銭準備金の金種毎の枚数を算出した中央管理サーバ21は、算出した釣銭準備金の金種毎の枚数等を通信ネットワーク22を介して依頼元の釣銭入出金機1へ送信して通知すると共にその釣銭準備金通知日時と金種毎の枚数等を該当する店舗番号の店舗別履歴情報格納エリアに格納し、ステップSC4へ移行する。
SC4、中央管理サーバ21は、店舗の釣銭入出金機1からの出金情報の受信を待つ出金情報受信待状態で待機しており、出金情報を受信した時にステップSC6へ移行する。 出金情報を受信しない場合はステップSC5へ移行する。
SC5、中央管理サーバ21は、店舗の釣銭入出金機1からの入金情報の受信を待つ入金情報受信待状態で待機しており、入金情報を受信した時にステップSC6へ移行する。入金情報を受信しない場合はステップSC7へ移行する。
SC6、出金情報または入金情報を受信した中央管理サーバ21は、店舗別履歴情報エリアの該当する店舗番号の履歴情報から前回の釣銭準備金通知日時を抽出して次回釣銭反映枚数を算出する。
すなわち、中央管理サーバ21は、出金情報を受信した場合は出金情報の金種毎の枚数に1未満の所定の割合、例えば0.8を乗じて金種毎の緩和された変化枚数を算出すると共に、前回の釣銭準備金通知日時からの経過時間を算出し、算出した変化枚数をその経過時間と営業時間との比率等で除して1日分とした反映枚数を求め、これを金種毎に該当するレジ番号の釣銭反映枚数格納エリアの次回釣銭枚数に加えて次回釣銭反映枚数を更新する。
入金情報を受信した場合は、入金情報の金種毎の枚数に1未満の所定の割合、例えば0.5を乗じて金種毎の緩和された変化枚数を算出すると共に、前回の釣銭準備金通知日時からの経過時間を算出し、算出した変化枚数をその経過時間と営業時間との比率等で除して1日分とした反映枚数を求め、これを金種毎に該当するレジ番号の釣銭反映枚数格納エリアの次回釣銭枚数から減じて次回釣銭反映枚数を更新する。
その後、中央管理サーバ21はステップSC8へ移行する。
SC7、中央管理サーバ21は、店舗の釣銭入出金機1からの締上情報の受信を待つ締上情報受信待状態で待機しており、締上情報を受信した時にステップSC8へ移行する。
締上情報を受信しない場合はステップSC9へ移行する。
SC8、中央管理サーバ21は、受信した出金情報や入金情報、締上情報を該当する店舗番号の店舗別履歴情報格納エリアに格納し、ステップSC9へ移行する。
なお、格納した締上情報等は後日の釣銭準備金基準テーブルのメンテナンス等に活用される。
SC9、中央管理サーバ21は、メンテナンス等のために統括管理会社の保守員等が行う終了操作の終了指示を待つ終了指示待状態で待機しており、終了指示を受付けた時に統括管理処理を終了させる。
終了指示がない場合は、ステップSC1へ戻って上記のステップSC1〜SC9の待機を継続する。
なお、上記においては中央管理サーバ21は店舗番号に基づいて統括管理を実行すると説明したが、一つの店舗に2台以上の釣銭入出金機1が設置されている企業との契約が含まれる等の場合は、店舗番号に代えて釣銭入出金機番号を用いるようにしてもよい。
また、上記ステップSC6において、次回釣銭反映枚数の更新は出金情報や入金情報を受信する度に行うとして説明したが、上記実施例1および実施例2と同様に締上情報を受信した時にまとめて更新するようにしてもよい。また実施例1および実施例2において、 次回釣銭反映枚数の更新を出金情報や入金情報の格納(ステップS12、S15等)の度に行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、実施例1の効果に加えて、中央管理サーバが統括して釣銭準備金の管理を行うようにしたことによって、釣銭入出金機1台毎に釣銭準備金基準テーブル等を格納する必要がなくなり、釣銭入出金機の簡素化を図ることができると共に、イベント等の開催時にはその地域の全ての店舗にそれに基づいた釣銭準備金を通知することが可能となり、契約した各企業の調査に要する労力を軽減することができる。
また、多数の釣銭入出金機からの情報を利用できるようにしたことによって、特定の地域に複数の店舗が存在する場合は、これらの情報を総合して需要状況等をより正確に把握することができ、これに基づく釣銭準備金基準テーブルのメンテナンスが可能となり、より適切な釣銭準備金の基準釣銭枚数を設定することができる。
なお、上記各実施例においては、次回釣銭反映枚数を算出するときに1未満の所定の割合を乗じて緩和した変化枚数を求める(ステップS18等)として説明したが、所定の割合は店舗の状況等に応じて1以上の値を用いるようにしてもよい。
実施例1の業務処理を示すフローチャート 実施例1の釣銭入出金機を示すブロック図 実施例1の現金取扱部を示すブロック図 実施例2の業務処理を示すフローチャート 実施例3の構成を示すブロック図 実施例3の業務処理を示すフローチャート 実施例3の統括管理処理を示すフローチャート
符号の説明
1 釣銭入出金機
2 レジスタ
3 主制御部
4 記憶部
5 表示操作部
6 印刷部
7 現金取扱部
11 紙幣入金部
12 紙幣鑑別部
13 金種別紙幣金庫
14 硬貨入金部
15 硬貨鑑別部
16 硬貨選別部
17 金種別硬貨金庫
18 現金出金部

Claims (6)

  1. レジスタの現金を入金する現金入金部と、レジスタへの現金を出金する現金出金部とを備え、
    前記現金出金部から出金した現金の金種毎の出金枚数に所定の割合を乗じた出金変化枚数と、前記現金入金部へ入金された現金の金種毎の入金枚数に、前記出金枚数に乗じた割合より低い割合を乗じた入金変化枚数とを算出し、
    前記出金変化枚数と前記入金変化枚数とをフィードバックしながら次回に準備する釣銭準備金を算出することを特徴とする釣銭入出金機。
  2. 請求項1において、
    前記フィードバックを、前記出金変化枚数と前記入金変化枚数とから、前回の釣銭準備金出金日時からの経過時間と営業時間との比率を基に、1日分の入金反映枚数と出金反映枚数とを算出して行うことを特徴とする釣銭入出金機。
  3. 請求項2において、
    次回に準備する釣銭準備金の次回釣銭反映枚数を、その金種毎の枚数に、前記出金反映枚数を加え、前記入金反映枚数を減じて更新することを特徴とする釣銭入出金機。
  4. 請求項1または請求項2において、
    中央管理サーバを設け、
    前記金種毎の入金枚数を含む入金情報と前記金種毎の出金枚数を含む出金情報を前記中央管理サーバへ送信して蓄積すると共に、次回に準備する釣銭準備金を前記中央管理サーバからの通知に基づいて出金することを特徴とする釣銭入出金機。
  5. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記次回に準備する釣銭準備金を、算出後に変更可能としたことを特徴とする釣銭入出金機。
  6. レジスタの現金を入金する現金入金部と、レジスタへの現金を出金する現金出金部とを備えた釣銭入出金機の主制御部に、
    前記現金入金部へ入金された現金の金種毎の入金枚数を含む入金情報を格納するステップと、
    前記現金出金部から出金した現金の金種毎の出金枚数を含む出金情報を格納するステップと、
    前記出金枚数に所定の割合を乗じた出金変化枚数と、前記入金枚数に前記出金枚数に乗じた割合より低い割合を乗じた入金変化枚数とを算出するステップと、
    前記出金変化枚数と入金変化枚数とをフィードバックして次回に準備する釣銭準備金を算出するステップとを実行させることを特徴とする釣銭入出金機のプログラム。
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