JP2015125474A - 現金管理装置、現金管理システム、及び現金管理方法 - Google Patents

現金管理装置、現金管理システム、及び現金管理方法 Download PDF

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弘行 柳川
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Abstract

【課題】店舗や釣銭機を取り巻く環境や状況を考慮して店舗での現金管理を最適化することができる現金管理装置、現金管理システム、及び現金管理方法を提供する。
【解決手段】現金管理装置10は、預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機14を備えた店舗16での現金を管理するための装置であり、釣銭機14毎の情報を識別する釣銭機識別部50と、釣銭機14毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得部52と、予め設定された釣銭機14毎の現金管理に関する設定値に基づき、状況データから釣銭機14毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出部54とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スーパーマーケット等の店舗での現金を管理するための現金管理装置、該現金管理装置を備える現金管理システム、及び現金管理方法に関する。
スーパーマーケット等の店舗では、預り金の入金や釣銭の出金等を自動で行う釣銭機をPOS(Point Of Sales)レジスタに接続することで正確な現金管理を実現している。入金や出金以外にも、釣銭機の現金在高が減少した場合にバックヤード(売場に供されないスペース)から現金を搬送して釣銭機に補充し、或いは営業時間終了後に売上金として釣銭機から回収した現金をバックヤードに搬送する等の現金管理業務がある。そこで、例えば、バックヤードには、釣銭機への補充金の出金や釣銭機から回収した売上金の入金を行うための入出金機が設置され、合理的な現金管理がなされている。
このような店舗での現金管理では、釣銭機の情報をネットワークを介して現金管理装置との間で送受信することにより、釣銭機への補充金や釣銭機からの売上金の搬送の回数を最適化し、現金管理業務の自動化や最適化を図ることが行われている。
例えば、特許文献1には、店舗での釣銭資金の有効な運用を図ると共に、釣銭機での釣銭切れを防止して釣銭機への現金の補充回数を低減することで現金管理業務の負担を低減するために、釣銭機毎に設定された釣銭の必要金額の設定値と補充対象として特定された釣銭機の現金在高情報とを基に、該当する釣銭機への補充金額を算出する現金管理システムが開示されている。
特開2007−241531号公報
ところで、店舗での売上や釣銭機毎の売上は、天気や時間、さらには近隣施設でのイベント開催の有無等によって日々刻々と変化するものであり、これに伴い釣銭機が保有すべき釣銭の必要金額等も変化する。そこで、店舗での現金管理には、釣銭機毎の現金在高に基づく現金管理の最適化に加えて、店舗や釣銭機を取り巻く環境や状況を加味した、より高度な現金管理が求められている。
本発明は、上記従来の課題を考慮してなされたものであり、店舗や釣銭機を取り巻く環境や状況を考慮して店舗での現金管理を最適化することができる現金管理装置、現金管理システム、及び現金管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る現金管理装置は、預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理装置であって、釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別手段と、釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得手段と、予め設定された釣銭機毎の現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから釣銭機毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る現金管理システムは、預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機と、前記釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理装置とを備える現金管理システムであって、前記現金管理装置は、釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別手段と、釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得手段と、予め設定された釣銭機毎の現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから釣銭機毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る現金管理方法は、預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理方法であって、釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別ステップと、釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得ステップと、前記釣銭機識別ステップで識別した釣銭機に対して予め設定された現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから該釣銭機の最適な設定値を算出する最適設定値算出ステップとを含むことを特徴とする。
このような構成及び方法によれば、釣銭機の情報を識別し、釣銭機毎に予め設定された残置金額等の設定値を基に、状況データから各釣銭機について、その設置された店舗や釣銭機自身を取り巻く環境や状況を考慮した最適な設定値を算出することができるため、各店舗での現金管理を最適化することができ、店舗での現金管理業務の効率を高め、その負担や経費を軽減することができる。
上記現金管理装置は、釣銭機毎の現金在高情報を取得する現金在高取得手段と、前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報と前記最適設定値算出手段で算出した最適な設定値とを基に、釣銭機毎に対する現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算手段とを備えると、当該現金管理装置で管理を担当する複数の店舗での釣銭機毎の補充金額や回収金額等の金額データを一括して管理することができ、各店舗での現金管理業務の効率を一層高めることができる。
上記現金管理装置は、ネットワークを介して外部装置に接続され、該外部装置との間で情報を送受信する通信手段を備え、前記外部装置から前記状況データ又は前記現金在高情報を取得可能であってもよい。
上記現金管理装置は、前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報を基に、釣銭機毎の現金在高の遷移を示す現金在高履歴データを記録する記憶部を備え、前記記憶部に記録した現金在高履歴データを外部の管理端末に出力可能であると、タブレット型PC等の管理端末で釣銭機毎の現金在高履歴データを参照することができ、利便性が高まると共に、データ管理や分析も容易となる。
上記現金管理装置は、前記外部装置での現金管理情報を取得可能であり、該取得した現金管理情報を基に、外部装置毎の現金管理の実績を示す現金管理実績データを記録する記憶部を備え、前記記憶部に記録した現金管理実績データを外部の管理端末に出力可能であってもよい。そうすると、例えば、店舗のバックヤードに設置された入出金機や売上管理端末等の外部装置毎の補充金や回収金等の金額情報である現金管理実績データをタブレット型PC等の管理端末で参照することができ、利便性が高まると共に、データ管理や分析も容易となる。
前記状況データは、店舗内での状況を考慮した内部要因データ、又は、店舗外での状況を考慮した外部要因データを含むものであってもよい。内部要因データとしては、例えば店舗でのイベントを示す店舗イベントデータ等があり、外部要因データとしては、例えば天気情報等の気象データ等がある。
上記現金管理システムにおいて、前記現金管理装置は、釣銭機毎の現金在高情報を取得する現金在高取得手段と、前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報と前記最適設定値算出手段で算出した最適な設定値とを基に、釣銭機毎の現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算手段とを備えてもよい。
上記現金管理システムにおいて、前記現金管理装置は、ネットワークを介して外部装置に接続され、該外部装置との間で情報を送受信する通信手段を備え、前記外部装置から前記状況データ又は前記現金在高情報を取得可能であってもよい。
上記現金管理システムは、固有の識別子を有し、前記釣銭機に着脱可能な現金搬送カセットと、前記現金搬送カセットを着脱可能であり、前記釣銭機からの回収金の入金及び前記釣銭機への補充金の出金を行う入出金機とを備えてもよい。
上記現金管理システムにおいて、前記釣銭機は、前記現金搬送カセットの識別子を読取る識別子読取手段と、入金又は出金が行われた際に現在の現金在高を当該釣銭機の固有の識別子と共に前記現金管理装置へと通知する現金在高通知手段と、当該釣銭機の固有の識別子を用いて現金管理で扱う金額データを前記現金管理装置から取得する現金管理金額取得手段とを備えてもよい。
上記現金管理システムにおいて、前記入出金機は、前記現金搬送カセットの識別子を読取る識別子読取手段と、前記識別子読取手段で読取った現金搬送カセットの識別子から該現金搬送カセットに対応する釣銭機を特定する釣銭機特定手段と、前記釣銭機特定手段で特定した釣銭機の固有の識別子を用いて現金管理で扱う金額データを前記現金管理装置から取得する現金管理金額取得手段とを備えてもよい。
上記現金管理方法は、前記釣銭機識別ステップで識別した釣銭機の現金在高情報を取得する現金在高取得ステップと、前記現金在高取得ステップで取得した現金在高情報と前記最適設定値算出ステップで算出した最適な設定値とを基に、該釣銭機に対する現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算ステップとを備えてもよい。
本発明によれば、釣銭機の情報を識別し、釣銭機毎に予め設定された残置金額等の設定値を基に、状況データから各釣銭機について、その設置された店舗や釣銭機自身を取り巻く環境や状況を考慮した最適な設定値を算出することができる。これにより、各店舗での現金管理を最適化することができ、店舗での現金管理業務の効率を高め、その負担や経費を軽減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る現金管理装置を備えた現金管理システムの構成図である。 図2は、図1に示す現金管理システムの制御系統を示すブロック図である。 図3は、現金管理装置による現金管理業務の一動作例を示すフローチャートである。 図4は、状況データとして気象データを用いた場合の現金管理装置の最適設定値算出方法の一例を示す説明図である。 図5は、状況データとして実績データを用いた場合の現金管理装置の最適設定値算出方法の一例を示す説明図である。 図6は、現金管理システムでの釣銭機への現金補充業務の一動作例を示すフローチャートである。 図7は、現金管理システムでの釣銭機からの現金回収業務の一動作例を示すフローチャートである。 図8は、図1に示す現金管理システムの変形例に係る現金管理システムの構成図である。
以下、本発明に係る現金管理装置について、この装置を備えた現金管理システムとの関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る現金管理装置10を備えた現金管理システム12の構成図であり、図2は、図1に示す現金管理システム12の制御系統を示すブロック図である。現金管理装置10は、預り金の入金や釣銭の出金を自動で行う釣銭機14が複数台設置されたスーパーマーケット等の店舗16での現金を管理するための装置であり、例えば、複数の店舗16を統括的に管理する管理本部のサーバ等によって構成される。現金管理装置10は、店舗16の釣銭機14等を管理する店舗16内のサーバ等によって構成されてもよい。
図1に示すように、現金管理システム12は、釣銭機14と、入出金機18と、これら釣銭機14と入出金機18との間での現金の搬送に用いられる現金搬送カセット20と、釣銭機14及び入出金機18とネットワーク21を介して接続された現金管理装置10とを備える。ネットワーク21は、例えば、インターネットやLANであり、このネットワーク21を介して現金管理装置10は外部情報サーバ22や外部の管理端末23とも接続可能である。図1では、釣銭機14、入出金機18、及び現金搬送カセット20を店舗16内に設け、現金管理装置10及び外部情報サーバ22を店舗16外に設けた構成を例示している。
釣銭機14は、店舗16内でPOSレジスタ24に接続され、複数台(本実施形態では3台を例示)が設置されており、買い物客が購入した商品の代金となる紙幣や硬貨を受け入れる入金処理や、釣銭となる紙幣や硬貨を払出す出金処理を自動で行うものである。各釣銭機14は、それぞれが固有の識別子(釣銭機ID)を有して個別の管理が可能となっている。以下では3台の釣銭機14を区別するために、それぞれを釣銭機A,B,Cと呼んで説明することがある(図1参照)。
図2に示すように、釣銭機14は、通信部26と、管理制御部28と、記憶部30と、カセット収容部(R/W)32とを備える。
通信部(通信手段)26は、ネットワーク21に接続され、このネットワーク21を介して現金管理装置10との間で情報の送受信を行うものである。管理制御部28は、釣銭機14の全体的な制御を行うものであり、例えば、釣銭機14に備えられた各駆動機構やセンサ等を制御する。管理制御部28は、現金搬送カセット20の固有の識別子(カセットID)を読取り識別する識別子読取手段や、釣銭機14内の現金在高(保有金額)を算出して現金管理装置10に通知する現金在高通知手段、さらには釣銭機14の釣銭機IDを用いて現金管理で扱う後述する金額データを現金管理装置10から取得する現金管理金額取得手段としての機能も有する。記憶部(記憶手段)30は、読書き可能なメモリであり、釣銭機ID、売上金回収後に釣銭機14内に残すべき金額の設定値(例えば、残置金額)、現金在高情報等を記憶している。カセット収容部(識別子読取手段)32は、現金搬送カセット20が着脱される装着口を有し、装着された現金搬送カセット20との間で現金の受渡しや情報の読書きを行うものである。
入出金機18は、各釣銭機14への補充金となる紙幣や硬貨を払出し、各釣銭機14からの回収金(例えば、売上金)となる紙幣や硬貨を受入れる装置である。入出金機18は、例えば、店舗16毎にそのバックヤードに1台設置される。
図2に示すように、入出金機18は、通信部34と、管理制御部36と、記憶部38と、カセット収容部(R/W)40とを備える。
通信部(通信手段)34は、ネットワーク21に接続され、このネットワーク21を介して現金管理装置10との間で情報の送受信を行うものである。管理制御部36は、入出金機18の全体的な制御を行うものであり、例えば、入出金機18に備えられた各駆動機構やセンサ等を制御する。管理制御部36は、現金搬送カセット20のカセットIDを読取り識別する識別子読取手段や、読取った現金搬送カセット20のカセットIDから該現金搬送カセット20に対応する釣銭機14を特定する釣銭機特定手段、さらには特定した釣銭機14の釣銭機IDを用いて現金管理で扱う後述する金額データを現金管理装置10から取得する現金管理金額取得手段としての機能も有する。記憶部(記憶手段)38は、読書き可能なメモリであり、現金搬送カセット20を介して伝達される釣銭機14の釣銭機ID及び現金搬送カセット20のカセットIDや、後述する現金管理装置10から送信される補充金や回収金の金額データ等を記憶する。カセット収容部40は、現金搬送カセット20が着脱される装着口を有し、装着された現金搬送カセット20との間で現金の受渡しや情報の読書きを行うものである。
現金搬送カセット20は、例えば、店舗16に設置された釣銭機14の設置台数と同数(本実施形態では3個)設けられ、対応する釣銭機14と入出金機18との間で搬送される現金を収容する箱体である。各現金搬送カセット20は、それぞれが固有の識別子(カセットID)を有して個別の管理が可能となっている。以下では3台の現金搬送カセット20を区別するために、それぞれをカセットA,B,Cと呼んで説明することがある(図1参照)。
図2に示すように、現金搬送カセット20は、当該現金搬送カセット20自身を特定するためのカセットIDを記憶すると共に、装着された釣銭機14の釣銭機IDを読書き可能なICタグ(RFID)42と、釣銭機14と入出金機18との間で搬送される現金を収容する現金収容部44とを備える。現金搬送カセット20の読書き可能な記憶部は、ICタグ以外のものであってもよい。
現金管理装置10は、店舗16での現金を管理するための装置であり、ネットワーク21を介して店舗16に設置された釣銭機14や入出金機18と接続されている。上記したように、現金管理装置10は、例えば、複数の店舗16を管理する管理本部内に設置されたサーバによって構成され、各釣銭機14や入出金機18が扱うべき金額データを演算及び通知することで、店舗16での現金管理を行うものである。
図2に示すように、現金管理装置10は、通信部46と、管理制御部47と、記憶部48と、釣銭機識別部50と、状況データ取得部52と、最適設定値算出部54と、現金在高取得部56と、現金管理金額演算部58とを備える。
通信部(通信手段)46は、ネットワーク21に接続され、このネットワーク21を介して釣銭機14及び入出金機18との間で情報の送受信を行うものである。管理制御部47は、現金管理装置10の全体的な制御を行うものであり、外部の管理端末23に送信する情報の算出・管理等も行う。記憶部(記憶手段)48は、読書き可能なメモリであり、釣銭機14の釣銭機ID及び現金搬送カセット20のカセットID、釣銭機14毎に設定された現金管理に関する残置金額の設定値、現金管理を最適化するための状況データ等を記憶しており、さらに最適設定値算出部54で算出された釣銭機14毎の最適な設定値等を記憶する。
釣銭機識別部(釣銭機識別手段)50は、釣銭機14からネットワーク21を介して通知され、又は入出金機18から通知された釣銭機14毎の情報(釣銭機情報)を基に、その釣銭機14を特定するものである。釣銭機情報としては、例えば、釣銭機ID、店舗情報(店舗16を特定する情報)、レジ情報(レジNo.)、現金在高等がある。
状況データ取得部(状況データ取得手段)52は、釣銭機14毎の現金管理を最適化するための状況データを外部情報サーバ22や記憶部48から取得し、この状況データを最適設定値算出部54に送るものである。状況データとしては、例えば、店舗16付近の天気や気候等の情報(気象データ)、店舗16で実施されるイベント(セール、物産展等)の情報(店舗イベントデータ)、店舗16の近隣施設でのイベント(運動会、セミナー、ライブ等)の情報(店舗外イベントデータ)、期間や時間(決算時期、朝、夜、週末等)の情報(時間データ)、立地(駅までの距離、幹線道路の交通量等)の情報(立地データ)、釣銭機14の実績(金種毎の利用頻度、電子マネー等を含む決済の多少)の情報(実績データ)、店舗16の事情やそのバックヤードの事情(警送会社の現金回収頻度、店舗16内の資金総額等)の情報(店舗事情データ)等、各種情報を例示できる。
これら状況データのうち、気象データ、店舗外イベントデータ、及び立地データは店舗16外での状況の変化に対応するための外部要因データであり、店舗イベントデータ、時間データ、実績データ、及び店舗事情データは店舗16内での状況の変化に対応するための内部要因データである。例えば、気象データは外部情報サーバ22となる気象庁や天気情報配信企業のサーバ等から取得される。店舗イベントデータ及び店舗外イベントデータは店舗16側のサーバ若しくは当該店舗16を統括的に管理する管理本部の他のサーバ等から取得される。時間データ、立地データ、実績データ、及び店舗事情データは当該現金管理装置10の記憶部48に予め記憶された情報や更新された情報、又は管理本部の他のサーバ等から取得される。
最適設定値算出部(最適設定値算出手段)54は、予め設定され、記憶部48に記憶された釣銭機14毎の現金管理に関する設定値(例えば、残置金額)を基に、上記した1又は複数の状況データを利用して、そのときの釣銭機14毎の最適な設定値(最適設定値)を算出し決定するものである。釣銭機14毎の現金管理に関する設定値は、各釣銭機14の記憶部30に記憶されていてもよく、この場合は通信部46を介して取得する。詳細は後述するが、最適設定値算出部54は、例えば、店舗16付近の天気がよく客足の伸びや売上向上が見込まれる場合に、釣銭機14でより多くの釣銭が必要となると判断し、予め設定された釣銭機14毎の設定値を基に売上向上や取引回数増加を見込んで残置金額を増加させる最適設定値を算出する。算出された最適設定値は、現金管理金額演算部58に送られる。
現金在高取得部(現金在高取得手段)56は、釣銭機14又は入出金機18からネットワーク21を介して通知された釣銭機14毎の現金在高情報を取得し、これを現金管理金額演算部58に送るものである。取得した釣銭機14毎の現金在高情報は記憶部48に蓄積され、釣銭機14毎の現金在高の遷移を示すテーブルデータやグラフデータである現金在高履歴データとして記録され、要求に応じて管理制御部47の制御下に通信部46から外部出力される。外部出力された現金在高履歴データは、例えば、外部の管理端末23によって確認することができる。
現金管理金額演算部(現金管理金額演算手段)58は、現金在高取得部56で取得した釣銭機14毎の現金在高情報と、最適設定値算出部54で算出した釣銭機14毎の最適設定値とを基に、釣銭機14毎に対する現金管理で扱う金額データを演算する。この金額データには、釣銭機14毎の補充金額に関するデータ、又は釣銭機14毎の回収金額に関するデータがある。
外部情報サーバ22は、例えば気象庁等のサーバや、当該現金管理装置10が設置された管理本部の他のサーバ等の外部装置であり、現金管理装置10に対して上記した状況データを送信することができる装置である。
管理端末23は、デスクトップ型PC、ノートブック型PC、タブレット型PC、スマートフォン、携帯電話等の通信可能な電子機器であり、現金管理装置10から外部出力された各種データを参照するためのクライアント端末である。特に、管理端末23としてノートブック型PC、タブレット型PC、スマートフォン等のような携帯型情報機器を用いると、現金管理装置10や釣銭機14、入出金機18等の各種情報を各作業現場でリアルタイムに確認することができる。
次に、以上のように構成された現金管理装置10による現金管理方法の一例について説明する。図3は、現金管理装置10による現金管理業務の一動作例を示すフローチャートである。
先ず、所定の釣銭機14が現金管理装置10に対し、現金管理で扱うべき金額データ(補充金額又は回収金額)の提供を要求すると(図3中のステップS1)、この要求と共に当該釣銭機14の釣銭機情報(釣銭機ID、店舗情報、レジ情報等)が現金管理装置10に送信される。
金額データを要求された現金管理装置10は、先ず、釣銭機識別部50により、金額データを要求した釣銭機14が、どの店舗のどの釣銭機であるか等の釣銭機情報を識別し特定する(ステップS2。釣銭機識別ステップ)。続いて、状況データ取得部52から外部情報サーバ22に対して釣銭機14毎の状況データを取得する要求がなされ(ステップS3)、状況データが取得されると(ステップS4)、この状況データが外部情報サーバ22から最適設定値算出部54に送られる(状況データ取得ステップ)。状況データとしては、当該現金管理装置10の設定に基づき、又はそのときの店舗16や釣銭機14の状況等により、上記した気象データ等の7種類のデータのうちの1又は2以上のものが利用される。複数の状況データを利用する例としては、例えば気象データと立地データとを使用し、店舗16の立地とその店舗16付近の天気情報とを考慮し、より最適な設定値を算出する方法等がある。
ステップS5において、最適設定値算出部54は、釣銭機14毎の現金管理に関する設定値を記憶部48(又は釣銭機14の記憶部30)から取得し、この設定値を基にステップS3,S4で取得した状況データから釣銭機14毎の現金管理に関する最適設定値を算出し決定する(ステップS6。最適設定値算出ステップ)。
ここで、状況データとして気象データを用いる場合と実績データを用いる場合の具体的な最適設定値の算出方法を説明する。
図4は、状況データとして気象データを用いた場合の現金管理装置10の最適設定値算出方法の一例を示す説明図である。図4に示す例では、現金管理装置10の記憶部48には、釣銭機AとカセットAの組合せや釣銭機BとカセットBの組合せのように、釣銭機14と現金搬送カセット20とを関連付けたデータベース(組合せ情報DB1)と、状況データ(ここでは気象データ)とこの状況データの状態に応じた設定値(ここでは残置金額)とを関連付けたデータベース(設定値パターンDB2)と、ステップS2で識別した釣銭機14の情報(釣銭機Aの在高A及び残置金額A)を記憶したデータベース(ここでは、釣銭機A情報DB3、釣銭機B情報DB4、釣銭機C情報DB5)とが設けられている。設定値パターンDB2の内容は、状況データが気象データである場合は図4に示すように、天気が晴れのときは釣銭機Aの残置金額を予め設定された設定値より多い残置金額(1)とし、天気が雨のときは釣銭機Aの残置金額を予め設定された設定値より少ない残置金額(3)とし、天気が曇りのときは釣銭機Aの残置金額を予め設定された設定値と同じ残置金額(2)とする、といった内容である。
そこで、最適設定値算出部54は、カセットAと関連付けられた釣銭機Aの設定値を気象データから最適化する場合には、これら設定値パターンDB2と釣銭機A情報DB3に記憶された情報を利用し、そのときの釣銭機Aに最適な設定値、この場合は気象データに応じた最適な残置金額(1)〜(3)を算出し決定する。
図5は、状況データとして実績データを用いた場合の現金管理装置10の最適設定値算出方法の一例を示す説明図である。図5に示す例では、現金管理装置10の記憶部48には、組合せ情報DB1と、ステップS2で識別した釣銭機14の取引実績を記憶したデータベース(釣銭機A取引データDB6)と、釣銭機A情報DB3、釣銭機B情報DB4、及び釣銭機C情報DB5とが設けられている。釣銭機A取引データDB6の内容は、状況データが実績データである場合は図5に示すように、取引日時(タイムスタンプ)とそのときの取引の回数や金額、内容を示す取引(1)〜(3)といった取引実績を示す内容である。
そこで、最適設定値算出部54は、カセットAと関連付けられた釣銭機Aの設定値を実績データを基に最適化する場合には、これら釣銭機A取引データDB6と釣銭機A情報DB3に記憶された情報を利用し、そのときの釣銭機Aに最適な設定値、この場合は釣銭機Aの取引実績に応じた最適な残置金額を算出する。例えば、取引(1)〜(3)の実績データにより、釣銭機Aの取引が多いと判断された場合には、より多くの釣銭が必要になると判断し、予め設定された設定値より多い残置金額とし、釣銭機Aの取引が少ないと判断された場合には、釣銭の扱いが少なくなると判断し、予め設定された設定値より少ない残置金額とする。
なお、取引(1)〜(3)に示すような実績データは、管理制御部47の制御下に外部の管理端末23に送信することもできる。そうすると、管理端末23では、収集した釣銭機14毎の実績データを、複数台の釣銭機14の実績データ同士の比較や、統計によるフィードバックを行うことで分析し、この分析結果を基に、釣銭機14毎の補充タイミングを適宜調整し、或いは図示しない釣銭機A内部の釣銭収納庫の容量の仕様定義等を設定することができる。
次に、ステップS7において、現金在高取得部56は、釣銭機14毎の現金在高情報を取得する(現金在高取得ステップ)。現金在高情報は、ステップS1,S2における釣銭機14の識別時に合わせて取得しておいてもよい。
ステップS8において、現金管理金額演算部58は、ステップS6で算出した釣銭機14毎の最適な設定値と、ステップS7で取得した釣銭機14毎の現金在高情報とを基に、各釣銭機14に対する現金管理で扱う金額データ(補充金額又は回収金額)を演算・決定し、これを各釣銭機14(又は入出金機18)に通知する(現金管理金額演算ステップ)。例えば、釣銭機Aでの現金在高が5万円であり、最適な残置金額が10万円と算出された場合には、補充金額が5万円であると決定され、例えば、釣銭機Aでの現金在高が10万円であり、最適な残置金額が5万円と算出された場合には、回収金額が5万円であると決定される。
なお、ステップS8での金額データを演算する現金管理金額演算ステップは、現金管理装置10ではなく釣銭機14又は入出金機18で実施してもよい。この場合、釣銭機14又は入出金機18に現金在高取得部56及び現金管理金額演算部58を設けておき、ステップS6で決定した最適設定値を現金管理装置10から釣銭機14又は入出金機18に通知すればよい。
ところで、上記ステップS7で取得した釣銭機14毎の現金在高情報は、記憶部48に蓄積され、管理制御部47の制御下に釣銭機14毎の現金在高の遷移を示すテーブルデータやグラフデータである現金在高履歴データとして記録される。記憶部48に記録された現金在高履歴データは、例えば、外部の管理端末23からの要求により出力され、この管理端末23によって確認することができる。
次に、以上のように算出した釣銭機14の最適設定値に基づく金額データを用いた釣銭機14への現金補充動作及び現金(売上金)回収動作の一例について順に説明する。
先ず、釣銭機14への現金補充動作について説明する。図6は、現金管理システム12での釣銭機14への現金補充業務の一動作例を示すフローチャートである。
図3中のステップS8において、現金管理装置10の現金管理金額演算部58により演算される金額データとして、釣銭機14への補充金額データが決定されると、図6中のステップS11に示すように、この補充金額データが入出金機18に通知される。補充金額データは、例えば、カセットAと関連付けられた釣銭機Aの補充金額データである。そこで、補充金額データを受け取った入出金機18は、管理制御部36の制御下に受け取った補充金額データに基づく補充金をカセットAに対して払出し(ステップS12)、この補充金はカセットAの現金収容部44に収容される。
続いて、店舗16の店員等は、入出金機18のカセット収容部40から補充金が収容されたカセットAを取出して搬送し、このカセットAを対応する釣銭機Aのカセット収容部32に装着する。これにより、カセットAに収容された補充金が釣銭機Aの内部に入金され(ステップS13)、釣銭機Aに対して状況データを考慮して算出された最適な額の現金が補充される。
この際、図6中に2点鎖線で示したように、現金搬送カセット20に補充金を払出すステップS12の後、入出金機18がその払出し額を現金管理装置10に通知し(ステップS14)、さらに、現金搬送カセット20によって補充金が入金されるステップS13の後、釣銭機14がその補充金額を現金管理装置10に通知してもよい(ステップS15)。そうすると、現金管理装置10では、ステップS11で入出金機18に通知した補充金額データ又はステップS14で通知された払出し額と、釣銭機14に入金された実際の補充金額とを比較することができ(ステップS16)、現金管理のセキュリティ及び正確性を一層高めることができる。
次に、現金回収動作について説明する。図7は、現金管理システム12での釣銭機14からの現金回収業務の一動作例を示すフローチャートである。
図3中のステップS8において、現金管理装置10の現金管理金額演算部58により演算される金額データとして、釣銭機14からの売上金等の回収金額データが決定されると、図7中のステップS21に示すように、この回収金額データが例えば釣銭機Aに通知される。回収金額データを受け取った釣銭機Aは、管理制御部28の制御下に受け取った回収金額データに基づく回収金をカセットAに対して出金し(ステップS22)、この回収金はカセットAの現金収容部44に収容される。
続いて、店舗16の店員等は、釣銭機Aのカセット収容部32から回収金が収容されたカセットAを取出して搬送し、このカセットAを入出金機18のカセット収容部40に装着する。これにより、カセットAに収容された回収金が入出金機18の内部に入金され(ステップS23)、釣銭機Aから状況データを考慮して算出された最適な額の現金が回収される。
この際、図7中に2点鎖線で示したように、入出金機18に回収金を入金するステップS23の後、入出金機18がその回収金額を現金管理装置10に通知し(ステップS24)、現金搬送カセット20に回収金を出金するステップS22の後、釣銭機14がその出金額を現金管理装置10に通知してもよい(ステップS25)。そうすると、現金管理装置10では、ステップS21で釣銭機14に通知した回収金額データ又はステップS25で通知された出金額と、入出金機18に入金された実際の回収金額とを比較することができ(ステップS26)、現金管理のセキュリティ及び正確性を一層高めることができる。
ところで、現金管理装置10では、上記のように現金管理された補充金や回収金等の金額情報である現金管理情報を記憶部48に蓄積しておき、管理制御部47の制御下に釣銭機14毎の補充実績や回収実績を示すテーブルデータやグラフデータである現金管理実績データとして記録することもできる。記憶部48に記録された現金管理実績データは、例えば、外部の管理端末23からの要求により出力され、この管理端末23によって確認することができる。現金管理情報には、入出金機18内の資金(入出金機18の在高)等を含めてもよい。
図8は、図1に示す現金管理システム12の変形例に係る現金管理システム12aの構成図である。
上記ではネットワーク21に接続可能な釣銭機14(オンライン型釣銭機)を用いた現金管理システム12を例示したが、図8に示す現金管理システム12aは、ネットワーク21に接続していない釣銭機14a(オフライン型釣銭機)を用いた構成となっている。この現金管理システム12aは、ネットワーク21に接続されていない複数台の釣銭機14aと、ネットワーク21に接続されたネットワーク端末装置60とを備える。
ネットワーク端末装置60は、ネットワーク21を介して現金管理装置10と通信可能な外部装置であり、図1及び図2に示す入出金機18と同様にカセット収容部40を備える。ネットワーク端末装置60は、釣銭機14aの情報(釣銭機情報)である釣銭機ID、店舗情報、レジ情報、現金在高等を管理するサーバであり、具体的には、図1及び図2に示す入出金機18、又は管理端末23等で構成される売上管理端末等である。
現金管理システム12aでは、釣銭機14aの釣銭機情報が現金搬送カセット20のICタグ42を介してネットワーク端末装置60に送られ、このネットワーク端末装置60から現金管理装置10(釣銭機識別部50)に送られる。なお、店舗16内のLANや接続コード等の回線62により、釣銭機14aとネットワーク端末装置60とが情報の送受信可能に接続されている場合には、この回線62を利用して釣銭機14aの情報をネットワーク端末装置60に送信してもよい。
従って、オフライン型の釣銭機14aを用いた現金管理システム12aにおいても、現金搬送カセット20のICタグ42や店舗16内の回線62等を利用することにより、ネットワーク端末装置60を介して釣銭機14aの情報を現金管理装置10に送信することができ、さらに現金管理装置10で算出された最適設定値や金額データを釣銭機14aやネットワーク端末装置60に送信することができる。
以上のように、本実施形態に係る現金管理装置10は、預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機14(14a)を備えた店舗16での現金を管理するための装置であり、釣銭機14(14a)毎の情報を識別する釣銭機識別部50と、釣銭機14(14a)毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得部52と、予め設定された釣銭機14(14a)毎の現金管理に関する設定値を基に、状況データから釣銭機14(14a)毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出部54とを備える。
従って、現金管理装置10では、釣銭機14(14a)の情報を識別し、釣銭機14(14a)毎に予め設定された残置金額等の設定値を基に、状況データから各釣銭機14(14a)について、その設置された店舗16や釣銭機14(14a)自身を取り巻く環境や状況を考慮した最適な設定値を算出することができ、各店舗16での現金管理を最適化することができる。このため、各釣銭機14(14a)に対する現金補充や現金回収の回数を減らして、現金搬送カセット20による現金の搬送回数も減らすことができるため、店舗16での現金管理業務の効率を高め、その負担や経費を軽減することができ、さらに店舗16内の資金を適切に圧縮することができる。
現金管理装置10では、釣銭機14(14a)毎の現金在高情報を取得する現金在高取得部56と、現金在高取得部56で取得した現金在高情報と最適設定値算出部54で算出した最適設定値とを基に、釣銭機14(14a)毎に対する現金管理で扱う補充金額や回収金額等の金額データを演算する現金管理金額演算部58とを備える。これにより、演算した金額データを対応する釣銭機14(14a)や入出金機18(又はネットワーク端末装置60)に通知することにより、店舗16での現金管理業務の効率を一層高めることができる。
なお、上記したように、現金在高取得部56及び現金管理金額演算部58は、釣銭機14(14a)又は入出金機18に設けられてもよい。但し、現金管理金額演算部58を店舗16側にある釣銭機14(14a)又は入出金機18に設けた場合には、そのときの状況変化によって変動する最適設定値の情報をサーバ側である現金管理装置10から都度釣銭機14等に送信する必要があり、管理する店舗16や釣銭機14(14a)の数が多い場合には処理が煩雑となる。さらに、各釣銭機14(14a)や入出金機18は、受け取った最適設定値を基に金額データを算出する必要があり、その処理負担が大きく、多くの釣銭機14(14a)や入出金機18に十分な処理性能を持たせる必要があり、コストがかかる。しかも、最適設定値の算出に要する状況データを切替えた場合等には、算出した釣銭機14(14a)毎の最適設定値を再び全ての釣銭機14(14a)等に送信する必要があり、現金管理装置10側の処理負担も大きくなる。
これに対して、現金在高取得部56及び現金管理金額演算部58を現金管理装置10に設けた場合には、そこで算出した釣銭機14(14a)毎の最適設定値を新たな状況データで切替えた場合等であっても、算出した新たな最適設定値を基に各店舗16で管理する金額データを迅速に演算し、必要な釣銭機14(14a)等に通知することができるため、システム全体としての処理負担が軽減される。さらに、現金管理金額演算部58での演算プログラムを更新する等の保守も容易である。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 現金管理装置
12,12a 現金管理システム
14,14a 釣銭機
16 店舗
18 入出金機
20 現金搬送カセット
21 ネットワーク
22 外部情報サーバ
23 管理端末
26,34,46 通信部
28,36,47 管理制御部
30,38,48 記憶部
32,40 カセット収容部
42 ICタグ
50 釣銭機識別部
52 状況データ取得部
54 最適設定値算出部
56 現金在高取得部
58 現金管理金額演算部
60 ネットワーク端末装置

Claims (14)

  1. 預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理装置であって、
    釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別手段と、
    釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得手段と、
    予め設定された釣銭機毎の現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから釣銭機毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出手段と、
    を備えることを特徴とする現金管理装置。
  2. 請求項1記載の現金管理装置において、
    釣銭機毎の現金在高情報を取得する現金在高取得手段と、
    前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報と前記最適設定値算出手段で算出した最適な設定値とを基に、釣銭機毎に対する現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算手段と、
    を備えることを特徴とする現金管理装置。
  3. 請求項2記載の現金管理装置において、
    ネットワークを介して外部装置に接続され、該外部装置との間で情報を送受信する通信手段を備え、
    前記外部装置から前記状況データ又は前記現金在高情報を取得可能であることを特徴とする現金管理装置。
  4. 請求項2又は3記載の現金管理装置において、
    前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報を基に、釣銭機毎の現金在高の遷移を示す現金在高履歴データを記録する記憶部を備え、
    前記記憶部に記録した現金在高履歴データを外部の管理端末に出力可能であることを特徴とする現金管理装置。
  5. 請求項3記載の現金管理装置において、
    前記外部装置での現金管理情報を取得可能であり、該取得した現金管理情報を基に、外部装置毎の現金管理の実績を示す現金管理実績データを記録する記憶部を備え、
    前記記憶部に記録した現金管理実績データを外部の管理端末に出力可能であることを特徴とする現金管理装置。
  6. 請求項1〜5記載の現金管理装置において、
    前記状況データは、店舗内での状況を考慮した内部要因データ、又は、店舗外での状況を考慮した外部要因データを含むことを特徴とする現金管理装置。
  7. 預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機と、前記釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理装置とを備える現金管理システムであって、
    前記現金管理装置は、釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別手段と、
    釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得手段と、
    予め設定された釣銭機毎の現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから釣銭機毎の最適な設定値を算出する最適設定値算出手段と、
    を備えることを特徴とする現金管理システム。
  8. 請求項7記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、釣銭機毎の現金在高情報を取得する現金在高取得手段と、
    前記現金在高取得手段で取得した現金在高情報と前記最適設定値算出手段で算出した最適な設定値とを基に、釣銭機毎の現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算手段とを備えることを特徴とする現金管理システム。
  9. 請求項8記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、ネットワークを介して外部装置に接続され、該外部装置との間で情報を送受信する通信手段を備え、
    前記外部装置から前記状況データ又は前記現金在高情報を取得可能であることを特徴とする現金管理システム。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の現金管理システムにおいて、
    固有の識別子を有し、前記釣銭機に着脱可能な現金搬送カセットと、
    前記現金搬送カセットを着脱可能であり、前記釣銭機からの回収金の入金及び前記釣銭機への補充金の出金を行う入出金機と、
    を備えることを特徴とする現金管理システム。
  11. 請求項10記載の現金管理システムにおいて、
    前記釣銭機は、前記現金搬送カセットの識別子を読取る識別子読取手段と、
    入金又は出金が行われた際に現在の現金在高を当該釣銭機の固有の識別子と共に前記現金管理装置へと通知する現金在高通知手段と、
    当該釣銭機の固有の識別子を用いて現金管理で扱う金額データを前記現金管理装置から取得する現金管理金額取得手段とを備えることを特徴とする現金管理システム。
  12. 請求項10記載の現金管理システムにおいて、
    前記入出金機は、前記現金搬送カセットの識別子を読取る識別子読取手段と、
    前記識別子読取手段で読取った現金搬送カセットの識別子から該現金搬送カセットに対応する釣銭機を特定する釣銭機特定手段と、
    前記釣銭機特定手段で特定した釣銭機の固有の識別子を用いて現金管理で扱う金額データを前記現金管理装置から取得する現金管理金額取得手段とを備えることを特徴とする現金管理システム。
  13. 預り金の入金及び釣銭の出金を行う釣銭機を備えた店舗での現金を管理するための現金管理方法であって、
    釣銭機毎の情報を識別する釣銭機識別ステップと、
    釣銭機毎の現金管理を最適化するための状況データを取得する状況データ取得ステップと、
    前記釣銭機識別ステップで識別した釣銭機に対して予め設定された現金管理に関する設定値を基に、前記状況データから該釣銭機の最適な設定値を算出する最適設定値算出ステップと、
    を含むことを特徴とする現金管理方法。
  14. 請求項13記載の現金管理方法において、
    前記釣銭機識別ステップで識別した釣銭機の現金在高情報を取得する現金在高取得ステップと、
    前記現金在高取得ステップで取得した現金在高情報と前記最適設定値算出ステップで算出した最適な設定値とを基に、該釣銭機に対する現金管理で扱う金額データを演算する現金管理金額演算ステップと、
    を備えることを特徴とする現金管理方法。
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