JP5469196B2 - 店舗内外現金在庫管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ガソリンスタンドなど、多数の営業店を展開する店舗会社から委託されて店舗の売上金を回収する現金集配会社が売上金のほか店舗内外に在庫する店舗運用資金を効率よく調整管理する店舗内外現金在庫管理システムに関する。
従来、例えばコンビニなど全国に多数の営業店を展開する店舗会社において、店舗毎に日々発生する売上金については、例えば図9に示すように、現金集配会社の側で情報管理するようになった現金管理システムがある(特許文献1参照)。
従来の現金管理システムでは、店舗1内にオンライン機能をもった売上金の入金機2を設置し、店舗1の店舗責任者(店長)がIDカードを入力すると共に売上金を入金機2に投入すると、現金は現金処理手段2aにより金種別に計数して入金額を算出してから、金庫手段2bに収納する一方、データ処理手段2cにより入金額や入金機2の識別コードを含む入金データを通信回線3を介して現金集配会社のセンタ4内の入金処理センタ5に送信し、入金処理センタ5では、入金データを受信すると、受信した入金額に対応する金額を銀行6の口座に振り込む処理を行うようになっている。
従って、従来、売上金については、店舗責任者が入金機2に投入するだけで、わざわざ銀行6に出向くことなく実質的に銀行6に入金したと同様に取り扱われるため、現金輸送のための手間と時間をなくすことができると共に、入金機2の現金を店舗側で扱うことなく銀行6に自動的に振り込まれ、それだけ店舗責任者の現金管理業務の負担が軽減されていた。
特開平9−16691号公報
ところで、店舗1は、店舗会社の本部7から店舗運用資金が割り当てられ、その店舗運用資金を元に営業されるが、店舗運用資金は、店舗の営業活動に必要な釣銭準備金と、店員の交通費等に使う小口の店舗運営費からなっている。従って、店舗1では、入金機2に売上金が入金される一方、日々の商品取引に応じて釣銭が必要であったり従業員の給料を支払ったり、店舗運用資金の店舗内在庫が金種別に増減する。そのため、従来、店舗会社では、店舗責任者又は店舗会社本部の担当者が、例えば毎月20日までに翌月に補充が必要な金種金額を予測して店舗運用資金の詳細を記入した配金依頼票を作成し、その配金依頼票を現金集配会社にFAX等によって配金オーダする。すると、現金集配会社は、受けた配金オーダに基づいて指定された金種金額の店舗運用資金を準備して警送車で店舗に配達するようにしている。
ところが、店舗会社によっては、店舗に店舗責任者を置いていない場合があり、いても複数の店舗の掛け持ち店長であったりするため、店舗側が釣銭準備金や店舗運営費の金種金額を予測して店舗運用資金の詳細を記入した配金依頼票を作成し、配金オーダする事務処理作業に手間と時間を要し、大きな負担になっているという課題があった。
そこで、本発明の目的は、店舗内外現金在庫管理システムにおいて、店舗会社から委託されて店舗の売上金を回収する現金集配会社が売上金のほか店舗内外に在庫する店舗運用資金を効率よく調整管理して店舗会社の現金管理業務の負担を軽減することにある。
そこで、この目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、店舗会社Xの店舗Sの現金を入金又は出金するために店舗S内に設置した入出金機Aと、店舗S内で該入出金機Aとデータ収受可能に接続した入出金管理端末Bと、該入出金管理端末Bとコンピュータネットワークで結んで、現金集配会社Nの情報管理センタWに設置した店舗現金管理サーバCおよび店舗会社Xに設置した店舗本部端末Dと、前記店舗現金管理サーバCと通信回線で結んで、現金集配会社Nの集配拠点M内に設置した集配拠点端末Eおよび金融機関Yの口座照会管理システムFと、店舗Sから回収した現金を含む店舗Sの現金を収納する集配拠点M内に備えた拠点金庫Gとで構成された店舗内外現金在庫管理システムであって、前記入出金機Aは、入金又は出金される現金を金種別に計数する現金計数識別手段11と、計数結果を入金データ又は出金データとして前記入出金管理端末Bに出力する出納データ出力手段15とを備え、前記入出金管理端末Bは、前記出納データ出力手段15から入金データが出力されると、入金データを前記店舗現金管理サーバCに送信する入金データ送信手段21と、前記出納データ出力手段15から出金データが出力されると、出金データを前記店舗現金管理サーバCに送信する出金データ送信手段22と、出金用途が店舗運営費であると識別した出金データが入力されると、その出金用途を登録して出金データを前記店舗現金管理サーバCに送信する店舗運営費処理手段23と、前記出納データ出力手段15から入金データと出金データが出力されると、前記入出金機A内の現金の現在有高データを金種別に記憶した有高管理テーブル20から、前記入出金機Aの現在の現金有高データを読み出し、現金有高データと入金データと出金データに基づいて最新の現金有高を算出して前記有高管理テーブルの現金有高データを更新する一方、最新の現金有高データを前記店舗現金管理サーバCに送信する有高データ更新手段24を備え、前記集配拠点端末Eは、拠点金庫Gに入庫した現金について、店舗番号・入出金機コード・金種別入庫金額を含む入庫データが入力されると、前記店舗現金管理サーバCに送信する入庫データ処理手段27と、拠点金庫Gから出庫した現金について、店舗番号・入出金機コード・金種別出庫金額を含む出庫データが入力されると、前記店舗現金管理サーバCに送信する出庫データ処理手段28を備え、前記店舗現金管理サーバCは、前記入出金管理端末Bから入金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブル40に格納する入金実績データ処理手段29と、前記出金データ送信手段22から出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブル41に格納する出金実績データ処理手段30と、前記有高データ更新手段24から店舗Sの最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブル43に格納する有高履歴データ処理手段32と、一定日時に定期的に前記有高履歴情報テーブル43から店舗別に現在の現金有高データを読み出す一方、基準値管理テーブルから店舗の有高基準値を読み出して現在の有高値と基準値を金種別に比較する有高基準値比較手段33と、前記集配拠点端末Eから入庫データと出庫データを受信すると、入庫データと出庫データに基づいて拠点金庫Gに在庫する現在の拠点在庫額を金種別に計数して店舗別の拠点在庫データを生成すると共に拠点在庫情報テーブル44に格納する拠点在庫データ処理手段34と、一定日時に定期的に金融機関Yの前記口座照会管理システムFを通して、店舗運用資金の配金時に出金するために店舗会社Xから預かった預り金を預金した現金集配会社Nの配金用預り口座cを読み出し、その口座cの配金用預金の残高に応じて口座在庫データを更新する一方、最新の口座在庫データを口座在庫情報テーブル45に格納する口座在庫データ処理手段35と、前記有高基準値比較手段33による比較の結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるとき、前記拠点在庫情報テーブル44から店舗Sの拠点在庫データを読み出し、当該店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断する在庫充当判断手段36と、該在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えないときは、前記配金用預り口座cから不足分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗Sの口座在庫から調達する口座出金処理手段37と、前記在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるとき又は賄えないときでも口座在庫から調達できるときは、前記有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分だけ、店舗運用資金を金種別に配金する配金指示データを生成し、その配金指示データに従って当該店舗Sに配金するように指示する配金指示書を前記集配拠点端末Eに出力する配金指示データ出力手段38とを備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記店舗現金管理サーバCは、前記入出金管理端末Bの入金データ送信手段21と出金データ送信手段22からそれぞれ入金データと出金データを受信すると、入金データと出金データに基づいて売上金額を計数してから一定期間単位に集計して店舗別に売上実績データとして生成すると共に売上実績情報テーブル42に格納する売上実績データ処理手段31を備えてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記店舗現金管理サーバCは、前記有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種金額の店舗運用資金を店舗Sに配金するときに、前記集配拠点端末Eから受信した入庫データにより拠点金庫Eに入庫した現金が店舗Sからの回収現金であると、その回収現金の入庫総額から店舗運用資金の配金分を差し引いた金額を、売上金として、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする売上金振込処理手段39を備えてなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記店舗現金管理サーバは、店舗Sに一定金種金額の臨時運用資金の補充を申し込む現金補充申込データが入力されると、前記売上実績情報テーブル42から当該店舗Sの売上実績データを読み出して申し込みの臨時運用資金が当該店舗の売上金で賄える金種金額かどうかを判断し、判断の結果、売上金で賄える金種金額のときは、前記配金用預り口座cから臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗Sの売上金から臨時運用資金を調達する一方、その店舗Sの売上金に臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする臨時配金処理手段を備え、臨時運用資金分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する処理をしてなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、2、3又は4に記載の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記基準値管理テーブル46に格納する現金有高の基準値は、前記有高履歴情報テーブル43に格納された有高履歴データから算出される店舗の過去の金種別現金有高を、配金日の天候・セール時期・立地条件を含む変動要素を加えて補正することにより設定してなることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3,4又は5に記載の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、店舗に、前記入出金機Aの他に、入金又は出金される現金を金種別に計数し、その入出金の履歴を残す機能を有した現金出納装置R1・R2・R3を備えるとき、前記入出金管理端末Bを親機とし、その入出金管理端末Bに前記現金出納装置R1・R2・R3を互いにデータ収受可能に接続し、該現金出納装置R1・R2・R3から入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を親機の前記入出金管理端末Bに備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、店舗にて、日々釣銭が発生する商品取引や従業員の交通費など店舗運営費の支出が繰り返され、店舗運用資金の店舗内在庫の有高が変動することがあっても、現金集配会社において、入出金管理端末が、入出金機から入金データと出金データが出力されると、有高管理テーブルから読み出した入出金機の現在の現金有高データと入金データと出金データに基づいて算出した最新の現金有高データを、店舗現金管理サーバに送信する一方、店舗現金管理サーバが、入出金管理端末から入金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブルに格納し、出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブルに格納し、店舗の最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブルに格納して店舗内の店舗運営費を含む店舗運用資金の出入りと有高を情報処理する構成により、店舗会社に代わり現金集配会社の側が店舗運用資金の出入りと店舗内在庫の有高が判るように情報管理することを実現することができる。従って、現金集配会社では、そのように店舗運用資金の出入りや店舗内在庫の店舗有高情報を掌握できるようになっているから、それら情報に基づいて、従来は店舗責任者や本部担当者が行っていた売上げと有高の日々締め業務や月次締め業務など面倒な締め処理業務を現金集配会社が肩代わりすることが可能になり、それだけ店舗責任者や本部担当者の経理管理業務を著しく軽減することかできる。しかも、店舗現金管理サーバと店舗本部端末がコンピュータネットワークで繋がっている店舗会社でも、店舗運用資金の出入りの現況と店舗内在庫の有高の動向をリアルタイムに把握することができる。
しかも、請求項1に記載の発明によれば、現金集配会社において、店舗現金管理サーバが、店舗の現在の有高値と基準値を金種別に比較した結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があると、その不足分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断し、その結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるときは、比較結果に基づいて金種別に不足する店舗運用資金の配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗に配金するように指示する処理をする一方、拠点在庫だけで店舗の現金有高が不足する分を賄えないときは、配金用預り口座から不足分を引き出す出金処理をして口座在庫から調達して、同様に金種別に不足する店舗運用資金を店舗に配金するように指示する処理をし、これによって、店舗運用資金の店舗内在庫の有高が日々変動する中で、店舗に不足する金種金額の釣銭準備金など店舗運用資金を自動的に予測して適確に配金補充することができる一方、店舗内の在庫だけでなく、店舗外でも、拠点金庫に在る拠点在庫と口座に在る口座在庫の店舗運用資金すべてを調整管理して店舗に投入する店舗運用資金を無駄なく必要最小限に抑えることができる。従って、店舗本部端末がコンピュータネットワークで繋がった店舗会社でも、店舗運用資金の店舗内在庫だけでなく、店舗外の拠点在庫や口座在庫の店舗運用資金すべての調整管理状況をリアルタイムに確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、現金配送会社において、店舗現金管理サーバが、入出金機の入金データ送信手段と出金データ送信手段からそれぞれ入金データと出金データを受信すると、入金データと出金データに基づいて売上金額を計数してから一定期間単位に集計して店舗別に売上実績データとして生成すると共に売上実績情報テーブルに格納して店舗の売上金を情報処理することにより、店舗会社に代わり現金集配会社の側で店舗の売上高も判るように情報管理することを実現することができる。従って、店舗現金管理サーバと店舗本部端末がコンピュータネットワークで繋がった店舗会社でも、店舗の売上高の動向もリアルタイムに把握することができる。
請求項3に記載の発明によれば、現金配送会社において、店舗現金管理サーバが、店舗の現在の有高値と基準値を金種別に比較した結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるときに、現金集配拠点の拠点金庫に入庫した現金が店舗からの回収現金であるときは、回収現金の金種別入庫金額から店舗運用資金の不足分を差し引いた金額を売上金として売上立替口座から店舗会社の売上金送金口座に振り込む処理をする一方、店舗運用資金の不足分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗に配金するように指示する処理をすることから、店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために当該店舗に配金するときに、いちいち立替減資の面倒な調達方法を採らずとも、拠点金庫に入庫する店舗からの回収現金をそのまま立替原資として効率よく簡単に店舗に配金して補充することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現金配送会社において、店舗現金管理サーバが、臨時配金処理手段によって判断した結果、申し込みの臨時運用資金が店舗の売上金で賄える金種金額のときは、配金用預り口座から臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗の売上金から臨時運用資金を調達し、その店舗の売上金に臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座から店舗会社の売上金送金口座に振り込む処理をする一方、臨時運用資金分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する処理をすることから、店舗に店舗運営の予測を超えて一定金種金額の臨時運用資金が所定の配金日を待てず至急に、例えば即日に必要になった場合でも、いちいち立替原資の面倒な調達方法を採らずとも、店舗の売上金をそのまま立替原資として効率よく簡単に当該店舗に配金して補充することができ、しかも、前もって、例えば前月から事前に臨時配金の面倒な準備手続を経る必要なく、店舗側は、入用の金種金額の臨時運用資金の補充を申し込むだけで簡単に、迅速に当日でも臨時運用資金の補充を受けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、現金有高の基準値は、有高履歴情報テーブルに格納された有高履歴データから算出される店舗の過去の金種別現金有高を、配金日の天候・セール時期・立地条件を含む変動要素を加えて補正することにより設定し、より実情に適合した現金有高の基準値にすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、店舗に、入出金機の他に、入金又は出金される現金を金種別に計数し、その入出金の履歴が残る機能を有したチャージマネー機や両替機等の現金出納装置を備えるときでも、現金出納装置から入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する構成にすることにより、店舗内の、より多くの店舗運用資金の店舗内在庫を洩れなく管理することができる。
本発明による店舗内外現金在庫管理システムの全体構成ブロック図である。 入出金機の内部構成を示す概略図である。 配金指示書のデータ表である。 商品取引に伴う売上金と店舗運用資金の入出金処理動作を説明するフローチャートである。 店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を配金する処理動作を説明するフローチャートである。 店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を店舗からの回収現金を使って配金する処理動作を説明するフローチャートである。 (A)入出金機と入出金管理端末が複数基の場合の連結構成ブロック図、(B)入出金機の他に両替機等の現金出納装置を備える場合の入出金管理端末との連結構成ブロック図である。 (A)複数の入出金機の入出金管理端末に店舗管理端末を連結する場合の構成ブロック図、(B)両替機等の現金出納装置を備える場合の現金出納装置と入出金管理端末と店舗管理端末の連結構成ブロック図である。 従来の現金管理システムの全体構成ブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一例である店舗内外現金在庫管理システムの全体構成を示すブロック図である。本発明の図示店舗内外現金在庫管理システムは、店舗会社Xから委託されて店舗Sの売上金を回収する現金集配会社Nが、売上金のほか店舗内外に在庫する釣銭準備金や店舗運営費の店舗運用資金を効率よく調整管理して店舗会社Xの現金管理業務の負担が軽減されるように情報処理する。
そのため、図示例の店舗内外現金在庫管理システムは、店舗会社Xの店舗Sの現金を入金又は出金するために店舗S内に設置した入出金機Aと、店舗S内で入出金機Aとデータ収受可能に接続して設置した入出金管理端末Bと、入出金管理端末Bとコンピュータネットワークで結んで、現金集配会社Nの情報管理センタWに設置した店舗現金管理サーバCおよび店舗会社Xに設置した店舗本部端末Dと、店舗現金管理サーバCと通信回線で結んで、現金集配会社Nの集配拠点M内に設置した集配拠点端末Eおよび金融機関Yの口座照会管理システムFと、店舗Sから回収した現金を含む店舗Sの現金を収納する集配拠点M内に備えた拠点金庫Gとで構成されている。
店舗会社Xは、例えば全国に多数展開する営業店を統括する本部、例えばフランチャイズチェーンのコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ガソリンスタンド等の店舗の業務情報を管理する本部である。情報センタWは、店舗会社Xに委託されて店舗の売上金および店舗運用資金を調整管理する現金集配会社Nの中央情報処理局である。現金集配拠点Mは、情報センタWとイントラネットで結ばれて金融機関Yに最寄りに所在し、店舗の現金を保管する拠点金庫Gを備えた現金集配会社Nの専用施設である。金融機関Yは、現金集配会社Nと店舗会社Xの取引口座のある銀行・信用金庫などである。
店舗会社Xの店舗Sに設置する入出金機Aは、本体ケース10の周りに、図2に示すように、キーボードやディスプレイ等を有する操作表示部10a、IDカードが挿入されると、IDカードに記憶された有資格者のID情報を読み取るカードリーダ10b、取引内容や入金額や釣銭額等を伝票に印字する印字部10c、紙幣の現金を投入(入金)する紙幣入金口10d、硬貨の現金を投入する硬貨入金口10e、紙幣の現金を放出(出金)する紙幣出金口10f、硬貨の現金を放出する硬貨出金口10gが設けられている。
本体ケース10の内部には、入金又は出金された現金を金種別に計数する現金計数識別手段11と、計数された現金を金種別に一時収納する金種別保留部12と、金種別保留部12の下方で金種別保留部12から溢れ落ちる現金を金種の別なく受け入れて保管する金庫手段13と、入出金機A全体の動作制御を行う制御部(CPU)14を備える。金種別保留部12は、現金の収納量がデフォルト値を超えたオーバーフロー状態になると、金庫手段13内に溢れ落ちる構造になっている。図示例の金庫手段13は、着脱口10hから出し入れ自在に本体ケース10内の底部に装着したカセット式の現金収納庫からなる。
制御部14は、現金計数識別手段11による現金の計数結果を入金データ又は出金データとして入出金管理端末Bに出力する出納データ出力手段15を備える。入金データは、入出金の種別・入金日時・顧客コード・店舗番号・入出金機コード・金種別入金額データ等で構成されている。出金データは、入出金の種別・出金日時・顧客コード・店舗番号・入出金機コード・金種別出金額データ等で構成されている。
入出金管理端末Bは、図1に示すように、キーボード・マウス等のポインティングデバイスから成る入力部17aと、入力データのモニタに用いる表示部17bと、データ通信用の送受信部17cと、記憶装置17dを備え、それら各部の動作制御を行う制御部(CPU)17eに接続してなる。
記憶装置17eは、各種のデータ・ファイル・マスタを記憶したデータ記憶部18と、本システムの動作を制御するプログラムを記憶したプログラム記憶部19とからなる。データ記憶部18は、有高管理テーブル20を備える。有高管理テーブル20には、入出金機A内の金種別保留部12と金庫手段13に在庫する現金の有高が金種別に記録され、これを現金有高データとして格納している。プログラム記憶部19には、入金データ送信手段21と、出金データ送信手段22と、店舗運営費処理手段23と、有高データ更新手段24を備える。
入金データ送信手段21は、入出金機Aの出納データ出力手段15から入金データが出力されると、入金データを店舗現金管理サーバCに送信し、出金データ送信手段22は、出納データ出力手段15から出金データが出力されると、出金データを店舗現金管理サーバCに送信するようにプログラムされている。店舗運営費処理手段23は、入出金機Aから出金用途が店舗運営費であると識別して出金データが入力されると、その出金用途を登録して出金データを店舗現金管理サーバCに送信するようにプログラムされている。店舗運営費は、釣銭準備金を除いた店舗運用資金の一部で、店舗を運営するために支出する消耗備品・通信費等の小口現金やパート代・アルバイト代・従業員の交通費等の労務費をいう。有高データ更新手段24は、出納データ出力手段15から入金データと出金データが出力されると、有高管理テーブル20から入出金機Aの現在の現金有高データを読み出し、現金有高データと入金データと出金データに基づいて最新の現金有高を算出して現金有高管理テーブル20の現金有高データを更新する一方、最新の現金有高データを店舗現金管理サーバCに送信するようにプログラムされている。有高データ更新手段24は、取引前の現金有高に取引内容に応じた加算、減算を行って、現金有高データを更新すると共に、その都度、最新の現金有高データを現金有高管理テーブル20に記録し、現在の現金有高データとして格納する。
金融機関Yにおいて、口座照会管理システムFは、現金集配会社Nの店舗現金管理サーバCとオンラインで結んで、現金集配会社Nが店舗会社Xの売上金送金口座aに店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bと、店舗運用資金の配金時に出金するため店舗会社Xから預かった預り金を預金した現金集配会社Nの配金預り口座cの預金額の在高を照会可能に構成されている。
現金集配会社Nにおいて、集配拠点端末Eは、周知の入力・記憶・演算・制御・出力(表示)を行うパーソナルコンピュータで、そのプログラム記憶部に入庫データ処理手段27と出庫データ処理手段28を備える。入庫データ処理手段27は、拠点金庫Gに入庫した現金について、入庫日時・顧客コード・店舗番号・入出金機コード・金種別入庫金額等の入庫データが入力されると、店舗現金管理サーバCに送信するようにプログラムされている。入庫データは、書き込まれた店舗番号・入出金機コードに基づいて拠点金庫Gに入庫した現金が店舗からの回収現金であることを識別している。出庫データ処理手段28は、拠点金庫Gから出庫した現金について、出庫日時・顧客コード・店舗番号・入出金機コード・金種別出庫金額等の出庫データが入力されると、店舗現金管理サーバCに送信するようにプログラムされている。なお、集配拠点端末Eは、店舗現金管理サーバCから、店舗Sの入出金機Aの金庫手段13に収納した現金を回収する現金回収指示データを受信すると、表示部でこれを表示して担当者に現金回収を指示するようになっている。
情報管理センタWに備えた店舗現金管理サーバCは、キーボード・マウス等のポインティングデバイスからなる入力部25aと、入力データのモニタに用いる表示部25bと、データ通信用の送受信部25cと、プログラム記憶部26aデータ記憶部26bからなる記憶装置25dを備え、それら各部の動作制御を行う制御部(CPU)25eに接続してなる。
プログラム記憶部26aは、入金実績データ処理手段29と、出金実績データ処理手段30と、売上実績データ処理手段31と、有高履歴データ処理手段32と、有高基準値比較手段33と、拠点在庫データ処理手段34と、口座在庫データ処理手段35と、在庫充当判断手段36と、口座出金処理手段37と、配金指示データ出力手段38と、売上金振込処理手段39を備える。データ記憶部26bは、店舗別に入金データを一定期間単位に集計して入金実績データとして格納した入金実績情報テーブル40と、店舗別に出金データを一定期間単位に集計して出金実績データとして格納した出金実績情報テーブル41と、店舗別に売上げを一定期間単位に集計して売上実績データとして格納する売上実績情報テーブル42と、店舗の入出金機別に有高履歴データを格納する有高履歴情報テーブル43と、拠点金庫Gに在庫する店舗別の現金の有高を金種毎に記録した拠点在庫データを格納する拠点在庫情報テーブル44と、金融機関Yに現金集配会社Nの名義で店舗別に預金した配金用預り口座cの預金残高を記録した口座在庫データを格納する口座情報テーブル45と、店舗毎に設定した各店舗内に有る金種別の現金有高の基準値を格納した基準値管理テーブル46を備える。
現金有高の基準値は、有高履歴データテーブルに格納された有高履歴データから算出される店舗の過去の金種別現金有高を、配金日の天候・セール時期・立地条件を含む変動要素を加えて補正することにより設定する。新規開店する店舗に配金する店舗運用資金の金種別金額は、現金集配会社Nが過去に店舗運用資金の管理を委託された店舗会社の店舗の現金有高実績から算出して設定する。
入金実績データ処理手段29は、入出金管理端末Bの入金データ送信手段21から入金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブル40に格納するようにプログラムされている。出金実績データ処理手段30は、出金データ送信手段22から出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブル41に格納するようにプログラムされている。売上実績データ処理手段31は、入金データ送信手段21と出金データ送信手段22からそれぞれ入金データと出金データを受信すると、入金データと出金データに基づいて売上金額を計数してから一定期間単位に集計して店舗別に売上実績データとして生成すると共に売上実績情報テーブル42に格納するようにプログラムされている。有高履歴データ処理手段32は、有高データ更新手段24から店舗Sの最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブル43に格納するようにプログラムされている。
有高基準値比較手段33は、一定日時に定期的に有高履歴情報テーブル42から店舗別に現在の現金有高データを読み出す一方、有高基準値管理テーブル46から店舗の有高基準値を読み出して現在の有高値と基準値を金種別に比較するようにプログラムされている。拠点在庫データ処理手段34は、集配拠点端末Eの入庫データ処理手段27と出庫データ処理手段28からそれぞれ入庫データと出庫データを受信すると、入庫データと出庫データに基づいて拠点金庫Gに在庫する現在の拠点在庫額を金種別に計数して店舗別の拠点在庫データを生成すると共に拠点在庫情報テーブル44に格納するようにプログラムされている。口座在庫データ処理手段35は、一定日時に定期的に金融機関Yの口座照会管理システムFを通して配金用預り口座cを読み出し、その口座cの配金用預金の残高に応じて口座在庫データを更新する一方、最新の口座在庫データを口座在庫情報テーブル45に格納するようにプログラムされている。
在庫充当判断手段36は、有高基準値比較手段33による比較の結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるとき、拠点在庫情報テーブル44から店舗の拠点在庫データを読み出し、当該店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断するようにプログラムされている。口座出金処理手段37は、在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えないとき、配金用預り口座cから不足分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗の口座在庫から調達するようにプログラムされている。配金指示データ出力手段38は、在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるとき又は賄えないときでも口座在庫から調達できるときは、有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分だけ、店舗運用資金を金種別に配金する配金指示データを生成し、その配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する、図3に示すような配金指示書を集配拠点端末Eに出力するようにプログラムされている。
売上金振込処理手段39は、有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種金額の店舗運用資金を店舗に配金するときに、集配拠点端末Eから受信した入庫データにより拠点金庫Gに入庫した現金が店舗からの回収現金であると、その回収現金の入庫総額から店舗運用資金の配金分を差し引いた金額を売上金として売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をするようにプログラムされている。
さて、以上のような構成の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、店舗Sにて、例えば価格が2,660円の商品を購入するのに万券で10,000円と硬貨の60円の支払いを受けたので、7,400円の釣銭を発生する商品取引が行われたとき、商品取引に伴う売上金と店舗運用資金の入出金処理動作を、店舗S内の入出金機Aと、入出金管理端末Bと、現金集配会社Nの店舗現金管理サーバCの制御動作を中心に、図1を参照しながら、図4のフローチャートに沿って説明する。
まず、入出金機Aが入金モードでないとき、操作表示部10aの操作で入金モードに切り替えてから、受け取った万券を紙幣入金口10dに投入すると共に硬貨入金口10eに硬貨を60円分投入する(S1a)。すると、投入された現金は現金計数識別手段11で金種別に計数してから(S2a)、金種別保留部12に案内して一時収納する一方(S3a−1)、現金計数結果を、入金データとして出納データ出力手段15により入出金管理端末Bに出力する(S3a−2)。次いで、入出金機Aでは、金種別保留部12に一時収納した現金の収納量がデフォルト値を超えてオーバーフロー状態になると、その分だけ現金が溢れ落ちて下方の金庫手段13内に収納される(S4)。他方、釣銭7,400円を買い手に返金するときに入出金機Aが出金モードでないときは、操作表示部10aの操作で出金モードに切り替える(S1b)。すると、現金計数識別手段11で釣銭を金種別に計数してから(S2b)、識別計数された釣銭を金種別に出金口へ案内し、例えば千円札7枚を紙幣出金口10fに放出し、100円硬貨4枚を硬貨出金口10gに放出する(S3b−1)一方、釣銭の計数結果を出金データとして出納データ出力手段15により入出金管理端末Bに出力する(S3b−2)。
次いで、店舗Sにおいて、入出金管理端末Bは、入出金機Aから入金データが出力されると、入金データを入金データ送信手段21により現金集配会社Nの店舗現金管理サーバCに送信する(S5a)と共に、出金データが出力されると、出金データを出金データ送信手段22により店舗現金管理サーバCに送信する(S5b)。また、有高データ更新手段24は、このように出納データ出力手段15から入金データと出金データが出力されると、有高管理テーブル20から入出金機Aの現在の現金有高データを読み出し、現金有高データと入金データと出金データに基づいて最新の現金有高を算出して有高管理テーブル20の現金有高データを更新する一方、最新の現金有高データを有高管理テーブル20に記録し、現在の現金有高データとして格納すると共に、最新の現金有高データを店舗現金管理サーバCに送信する(S5c)。
他方、現金集配会社Nにおいて、店舗現金管理サーバCは、入出金管理端末Bから入金データを受信すると、入金実績データ処理手段29により一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブル40に格納し(S6a)、出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、出金実績データ処理手段30により一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブル41に格納する(S6b)。売上実績データ処理手段31は、このように入金データ送信手段21と出金データ送信手段22からそれぞれ入金データと出金データを受信すると、入金データと出金データに基づいて売上金額を計数してから一定期間単位に集計して店舗別に売上実績データとして生成すると共に売上実績情報テーブル42に格納する(S6c)。一方、有高履歴データ処理手段32は、有高データ更新手段24から店舗Aの最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブル43に格納する(S6d)。
図示例の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、店舗Sにて、店舗運営費として、例えば従業員の交通費を支出するときは、前記商品取引の際に発生した釣銭の出金処理の場合と同様に、入出金機Aが出金モードでないとき、操作表示部10aを操作して出金モードに切り替えてから、出金用途が店舗運営費であると識別して金種金額が入力されると、入出金機Aは、出金する金種金額に応じて紙幣出金口10fと硬貨出金口10gから現金を放出すると共に出金用途が店舗運営費の出金データを出納データ出力手段15により入出金管理端末Bに出力する。すると、入出金管理端末Bは、入出金機Aから店舗運営費の出金データが出力されると、店舗運営費処理手段23により出金用途を登録して店舗現金管理サーバCに送信する。また、有高データ更新手段24は、現金有高データと入金データと出金用途が店舗運営費を含む出金データに基づいて最新の現金有高を算出して有高管理テーブル20の現金有高データを更新する一方、最新の現金有高データを有高管理テーブル20に記録し、現在の現金有高データとして格納すると共に、最新の現金有高データを店舗現金管理サーバCに送信する。
一方、店舗現金管理サーバCは、出金の用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、出金実績データ処理手段30により一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成して出金実績情報テーブル41に格納する。有高履歴データ処理手段32は、有高データ更新手段24から店舗Sの最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブル43に格納する。
以上のように図示例の店舗内外現金在庫管理システムでは、店舗Sにて、日々釣銭が発生する商品取引や従業員の交通費など店舗運営費の支出が繰り返され、店舗運用資金の店舗内在庫の有高が変動することがあっても、現金集配会社Nにおいて、入出金管理端末Bが、入出金機Aから入金データと出金データが出力されると、有高管理テーブル20から読み出した入出金機Aの現在の現金有高データと入金データと出金データに基づいて算出した最新の現金有高データを、店舗現金管理サーバCに送信する一方、店舗現金管理サーバCが、入出金管理端末Bから入金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブル40に格納し、出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブル41に格納し、店舗Sの最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブル43に格納して店舗S内の店舗運営費を含む店舗運用資金の出入りと有高を情報処理することにより、店舗会社に代わり現金集配会社の側が、店舗運用資金の出入りと店舗内在庫の有高が判るように管理することを実現することができる。従って、店舗現金管理サーバCと店舗本部端末Dがコンピュータネットワークで繋がった店舗会社Xでも、店舗運用資金の出入りの現況と店舗内在庫の有高の動向をリアルタイムに把握することができる。
そこで、次に、図示例の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、店舗運用資金の店舗内在庫が増減変動するに従って店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために当該店舗に配金する店舗現金管理サーバCの処理動作を、図1を参照しながら、図5のフローチャートに沿って説明する。
まず、一定の現金有高チェック日時になると(S10)、定期的に有高基準値比較手段33が働いて有高履歴情報テーブル42から店舗Sの現在の現金有高データを読み出す一方、有高基準値管理テーブル46から店舗の有高基準値を読み出し(S11)、現在の有高値と基準値を金種別に比較する(S12)。有高基準値比較手段33による比較の結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があると(S13)、在庫充当判断手段36により拠点在庫情報テーブル44から拠点在庫データを読み出し(S14)、店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断する(S15)。在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるときは、配金指示データ出力手段38により有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて金種別に不足する店舗運用資金の配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗Sに配金するように指示する配金指示書を集配拠点端末Eに出力する(S16)。
他方、在庫充当判断手段36の判断の結果、拠点在庫だけで店舗Sの現金有高が不足する分を賄えないときは、口座出金処理手段37により配金用預り口座cから不足分を引き出す出金処理をして口座在庫から調達する(S17)。次いで、このように在庫充当判断手段36の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えないときでも、その不足する分は口座在庫から調達できるときは、有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて店舗Sの現金有高が基準値より少なく不足する分だけ店舗運用資金を金種別に配金する配金指示データを生成し、その配金指示データに従って店舗Sに配金するように指示する配金指示書を集配拠点端末Eに出力し(S16)、以って、店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために配金する処理動作を終了する。
現金集配拠点Mでは、配金指示書に従って店舗運用資金を店舗Sに配金するために、配金指示データに基づく金種金額の現金を拠点金庫Gから出庫する。出庫した現金は、精査機で金種金額を精査してから、両替作成機を操作して釣銭パックにし、その釣銭パックを警送車に積み込んで、作業者が所持する物件管理携帯端末で釣銭パックの積込完了登録し、積込完了データを情報管理センタWの店舗現金管理サーバCに伝送する。それから、警送車で釣銭パックを店舗Sへ配達し、その配達を完了すれば、物件管理携帯端末で釣銭パックの配達完了登録し、配達完了データを店舗現金管理サーバCに伝送する。以って、店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を配金する作業を終える。
以上のように図示例の店舗内外現金在庫管理システムでは、店舗現金管理サーバCが、現在の有高値と基準値を金種別に比較した結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があると、その不足分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断し、その結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるときは、比較結果に基づいて金種別に不足する店舗運用資金の配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗Sに配金するように指示する処理をする一方、拠点在庫だけで店舗Sの現金有高が不足する分を賄えないときは、配金用預り口座cから不足分を引き出す出金処理をして口座在庫から調達して、同様に金種別に不足する店舗運用資金を店舗Sに配金するように指示する処理をし、これにより、店舗運用資金の店舗内在庫の有高が日々変動する中で、店舗に不足する金種金額の釣銭準備金など店舗運用資金を自動的に予測して適確に配金補充することができる一方、店舗内在庫だけでなく、店舗外でも、拠点金庫Gに在る拠点在庫と口座に在る口座在庫の店舗運用資金すべてを調整管理して店舗に投入する店舗運用資金を無駄なく必要最小限に抑えることができる。従って、店舗本部端末Dがコンピュータネットワークで繋がった店舗会社Xでも、店舗運用資金の店舗内在庫だけでなく、店舗外の拠点在庫や口座在庫の店舗運用資金すべての調整管理状況をリアルタイムに確認することができる。
ところで、図示例の店舗内外現金在庫管理システムでは、店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために当該店舗に配金するときに、拠点金庫Gに入庫する店舗からの回収現金をそのまま立替原資として配金する。そこで、図示例の店舗内外現金在庫管理システムにおいて、店舗現金管理サーバCを中心として、現金の店舗内在庫の有高の変動に応じて、店舗Sに不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために、拠点金庫Gに入庫する店舗Sからの回収現金を立替原資として配金する処理動作を、図1を参照しながら図6のフローチャートに沿って説明する。
まず、一定の現金有高チェック日時になったとき(S101)、有高基準値比較手段33により現在の有高値と基準値を金種別に比較する(S102)。有高基準値比較手段33による比較の結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるときに(S102)、集配拠点端末Eから受信した入庫データにより拠点金庫Gに入庫した現金が店舗からの回収現金であるときは(S104)、売上金振込処理手段39により回収現金の金種別入庫金額から店舗運用資金の不足分を差し引いた金額を、売上金として、売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする一方(S105A)、不足する店舗運用資金の配金分については、指示データ出力手段38により有高基準値比較手段33による比較結果に基づいて店舗別金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗Sに配金するように指示する配金指示書を集配拠点端末Eに出力する(S105B)。これを以って、店舗Sに不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために、店舗Sからの回収現金を立替原資として配金する処理動作を終了する。
以上のとおり、図示例の店舗内外現金在庫管理システムでは、店舗現金管理サーバCが現在の有高値と基準値を金種別に比較した結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるときに、拠点金庫Gに入庫した現金が店舗からの回収現金であるときは、回収現金の金種別入庫金額から店舗運用資金の不足分を差し引いた金額を、売上金として売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする一方、店舗運用資金の不足分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って店舗Sに配金するように指示する処理をすることから、店舗に不足する金種金額の店舗運用資金を補充するために当該店舗に配金するときに、いちいち立替原資の面倒な調達方法を採らずとも、拠点金庫Gに入庫する店舗からの回収現金をそのまま立替原資として効率よく簡単に店舗に配金して補充することができる。
ところが、そのように店舗に相応な配金を受けて、不足する店舗運用資金は補充されるが、店舗では事情により店舗運用資金が俄かに不足し、配金日を待てず、例えば即日に一定金種金額の臨時運用資金が必要になることが少なくない。そこで、本発明の店舗内外現金在庫管理システムでは、そのように店舗運営の予測を超えて一定金種金額の臨時運用資金が即日に必要になった場合でも、店舗に入用の金種金額の臨時運用資金を補充するために当該店舗に配金するように構成することもできる。
そのため、本発明の店舗内外現金在庫管理システムでは、店舗現金管理サーバCにおいて、プログラム記憶部26aに臨時配金処理手段を備えた構成にする。臨時配金処理手段は、店舗に一定金種金額の臨時運用資金の補充を申し込む現金補充申込データが入力されると、売上実績情報テーブル42から当該店舗の売上実績データを読み出して申し込みの臨時運用資金が当該店舗の売上金で賄える金種金額かどうかを判断し、判断の結果、売上金で賄える金種金額のときは、配金用預り口座cから臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗の売上金から臨時運用資金を調達する一方、その臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をするようにプログラムされている。
そこで、本システムにおいて、店舗Sに即日に必要になった一定金種金額の臨時運用資金を補充するために当該店舗に配金するときは、店舗の入出金管理端末B又は店舗会社Xの店舗本部端末Dから、店舗Sに一定金種金額の臨時運用資金の補充を申し込む現金補充申込データが入力されると、店舗現金管理サーバCは、臨時配金処理手段を動作し、売上実績情報テーブル42から当該店舗の売上実績データを読み出して申し込みの臨時運用資金が当該店舗Sの売上金で賄える金種金額かどうかを判断する。そこで、店舗現金管理サーバCは、臨時配金処理手段による判断の結果、申し込みの臨時運用資金が売上金で賄える金種金額のときは、配金用預り口座cから臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗Sの売上金から臨時運用資金を調達し、その臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする一方、臨時運用資金分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する処理をする。これを以って、店舗Sに即日に必要になった一定金種金額の臨時運用資金を補充するために、当該店舗Sの売上金を立替原資として配金処理する。
以上のとおり、本システムでは、店舗現金管理サーバCが臨時配金処理手段によって判断した結果、申し込みの臨時運用資金が店舗の売上金で賄える金種金額のときは、配金用預り口座cから臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗Sの売上金から臨時運用資金を調達し、その臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座bから店舗会社Xの売上金送金口座aに振り込む処理をする一方、臨時運用資金分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する処理をすることから、店舗に店舗運営の予測を超えて一定金種金額の臨時運用資金が所定の配金日を待てず至急に、例えば即日に必要になった場合でも、いちいち立替原資の面倒な調達方法を採らずとも、店舗の売上金をそのまま立替原資として効率よく簡単に当該店舗に配金して補充することができ、しかも、前もって、例えば前月から事前に臨時配金の面倒な準備手続を経る必要なく、店舗側は、入用の金種金額の臨時運用資金の補充を申し込むだけで簡単に、迅速に当日でも臨時運用資金の補充を受けることができる。
ところで、以上の図示実施の形態において、入出金機Aは、図2に示すように、金庫手段13が着脱口10hから出し入れ自在に本体ケース10内の底部に一体的に装着したカセット式の現金収納庫であった。しかし、本システムでは、金庫手段13は、本体ケースとは別体に付設されたカセット式の現金収納庫であってもよく、カセット式現金収納庫でなくて一般の開閉式金庫であってもよい。入出金機内全体の現金有高は入金データと出金データに基づいて入出金管理端末Bで集計管理できるので、そのように金庫手段が入出金機本体と別体のものであっても支障はない。
上述した図示実施の形態では、入出金機Aと入出金管理端末Bがそれぞれ1基の例を示したが、本システムでは、入出金管理端末は入出金機毎に備えて各入出金機の現金有高を掌握する必要があるので、例えば図7(A)に示すように、入出金機A1〜A4が複数基の場合は、その数だけ入出金管理端末B1〜B4を備え、互いにデータ収受可能に接続する。一方、4基の中の1基、例えば入出金管理端末B1を親機となし、個々の入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を、親機の入出金管理端末B1が備える構成にする。なお、図示他例では、入出金管理端末B1〜B4を入出金機A1〜A4にその数だけ複数基搭載し、それら入出金機A1〜A4はそれぞれ個別に現金を保管する金庫手段13を備えるが、例えば親機の入出金機A1にのみに金庫手段を備え、その金庫手段に他の入出金機A2・A3・A4において入出金する現金をまとめて保管する構成にすることもできる。
また、本システムでは、店舗内に、図7(B)に示すように、例えば入出金機B1・B2・B3の他に、入金又は出金される現金を金種別に計数し、その入出金の履歴を残す機能を有したチャージマネー機、両替機、券売機、横付け保管庫等の現金出納装置R1・R2・R3を備える場合も、現金出納装置R1・R2・R3を親機の入出金管理端末B1に互いにデータ収受可能に接続し、現金出納装置R1・R2・R3個々の入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を、親機の入出金管理端末B1に備える構成にする。
上述した図示実施の形態では、入出金機A1〜A4が複数基の場合に、同じ入出金管理端末の中の1基を親機となしたが、本システムでは、例えば図8(A)に示すように、入出金管理端末とは別の店舗管理端末Pを親機とし、その店舗管理端末Pに複数基の入出金管理端末B1〜B3を互いにデータ収受可能に接続し、個々の入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を、親機の店舗管理端末Pに備える構成にすることもできる。そして、店舗管理端末Pを、例えば店舗のレジ周りから離れたバックヤードに設置すれば、その分だけレジ周りに広く作業空間を確保することができる。
また、本システムでは、店舗内に、図8(B)に示すように、例えば入出金機B1の他に各種の現金出納装置R1・R2・R3を備える場合も、現金出納装置R1・R2・R3を親機の店舗管理端末Pに互いにデータ収受可能に接続し、現金出納装置R1・R2・R3個々の入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を、親機の店舗管理端末Pに備える構成にすることができる。
A 入出金機
B 入出金管理端末
C 店舗現金管理サーバ
D 店舗本部端末
E 集配拠点端末
F 口座照会管理システム
G 拠点金庫
M 現金集配拠点
N 現金集配会社
R 現金出納装置
S 店舗
W 情報管理センタ
X 店舗会社
Y 金融会社
Z 出荷拠点
a 売上金送金口座
b 売上立替口座
c 配金用預り口座
11 現金計数識別手段
13 金庫手段
15 出納データ出力手段
20 有高管理テーブル
21 入金データ送信手段
22 出金データ送信手段
23 店舗運営費処理手段
24 有高データ更新手段
27 入庫データ処理手段
28 出庫データ処理手段
29 入金実績データ処理手段
30 出金実績データ処理手段
31 売上実績データ処理手段
32 有高データ処理手段
33 有高基準値比較手段
34 拠点在庫データ処理手段
35 口座在庫データ処理手段
36 在庫充当判断手段
37 口座出金処理手段
38 配金指示データ出力手段
39 売上金振込処理手段
40 入金実績情報テーブル
41 出金実績情報テーブル
42 売上実績情報テーブル
43 有高履歴情報テーブル
44 拠点在庫情報テーブル
45 口座在庫情報テーブル
46 基準値管理テ−ブル

Claims (6)

  1. 店舗会社の店舗の現金を入金又は出金するために店舗内に設置した入出金機と、店舗内で該入出金機とデータ収受可能に接続した入出金管理端末と、該入出金管理端末とコンピュータネットワークで結んで、現金集配会社の情報管理センタに設置した店舗現金管理サーバおよび店舗会社に設置した店舗本部端末と、前記店舗現金管理サーバと通信回線で結んで、現金集配会社の集配拠点内に設置した集配拠点端末および金融機関の口座照会管理システムと、店舗から回収した現金を含む店舗の現金を収納する集配拠点内に備えた拠点金庫とで構成された店舗内外現金在庫管理システムであって、
    前記入出金機は、
    入金又は出金される現金を金種別に計数する現金計数識別手段と、計数結果を入金データ又は出金データとして前記入出金管理端末に出力する出納データ出力手段とを備え、
    前記入出金管理端末は、
    前記出納データ出力手段から入金データが出力されると、入金データを前記店舗現金管理サーバに送信する入金データ送信手段と、前記出納データ出力手段から出金データが出力されると、出金データを前記店舗現金管理サーバに送信する出金データ送信手段と、出金用途が店舗運営費であると識別した出金データが入力されると、その出金用途を登録して出金データを前記店舗現金管理サーバに送信する店舗運営費処理手段と、前記出納データ出力手段から入金データと出金データが出力されると、前記入出金機内の現金の現在有高データを金種別に記憶した有高管理テーブルから、前記入出金機の現在の現金有高データを読み出し、現金有高データと入金データと出金データに基づいて最新の現金有高を算出して前記有高管理テーブルの現金有高データを更新する一方、最新の現金有高データを前記店舗現金管理サーバに送信する有高データ更新手段を備え、
    前記集配拠点端末は、
    拠点金庫に入庫した現金について、店舗番号・入出金機コード・金種別入庫金額を含む入庫データが入力されると、前記店舗現金管理サーバに送信する入庫データ処理手段と、拠点金庫から出庫した現金について、店舗番号・入出金機コード・金種別出庫金額を含む出庫データが入力されると、前記店舗現金管理サーバに送信する出庫データ処理手段を備え、
    前記店舗現金管理サーバは、
    前記入出金管理端末から入金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に入金実績データを生成すると共に入金実績情報テーブルに格納する入金実績データ処理手段と、
    前記出金データ送信手段から出金用途が店舗運営費を含む出金データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に出金実績データを生成すると共に出金実績情報テーブルに格納する出金実績データ処理手段と、
    前記有高データ更新手段から店舗の最新の現金有高データを受信すると、一定期間単位で集計して店舗別に有高履歴データとして生成すると共に有高履歴情報テーブルに格納する有高履歴データ処理手段と、
    一定日時に定期的に前記有高履歴情報テーブルから店舗別に現在の現金有高データを読み出す一方、基準値管理テーブルから店舗の有高基準値を読み出して現在の有高値と基準値を金種別に比較する有高基準値比較手段と、
    前記集配拠点端末から入庫データと出庫データを受信すると、入庫データと出庫データに基づいて拠点金庫に在庫する現在の拠点在庫額を金種別に計数して店舗別の拠点在庫データを生成すると共に拠点在庫情報テーブルに格納する拠点在庫データ処理手段と、
    一定日時に定期的に金融機関の前記口座照会管理システムを通して、店舗運用資金の配金時に出金するために店舗会社から預かった預り金を預金した現金集配会社の配金用預り口座を読み出し、その口座の配金用預金の残高に応じて口座在庫データを更新する一方、最新の口座在庫データを口座在庫情報テーブルに格納する口座在庫データ処理手段と、
    前記有高基準値比較手段による比較の結果、現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種があるとき、前記拠点在庫情報テーブルから店舗の拠点在庫データを読み出し、当該店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるかどうかを判断する在庫充当判断手段と、
    該在庫充当判断手段の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えないときは、前記配金用預り口座から不足分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗の口座在庫から調達する口座出金処理手段と、
    前記在庫充当判断手段の判断の結果、店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分を拠点在庫だけで賄えるとき又は賄えないときでも口座在庫から調達できるときは、前記有高基準値比較手段による比較結果に基づいて店舗の現金有高が基準値より少なく不足する分だけ、店舗運用資金を金種別に配金する配金指示データを生成し、その配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する配金指示書を前記集配拠点端末に出力する配金指示データ出力手段と、
    を備えてなることを特徴とする店舗内外現金在庫管理システム。
  2. 前記店舗現金管理サーバは、
    前記入出金管理端末の入金データ送信手段と出金データ送信手段からそれぞれ入金データと出金データを受信すると、入金データと出金データに基づいて売上金額を計数してから一定期間単位に集計して店舗別に売上実績データとして生成すると共に売上実績情報テーブルに格納する売上実績データ処理手段を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の店舗内外現金在庫管理システム。
  3. 前記店舗現金管理サーバは、前記有高基準値比較手段による比較結果に基づいて現在の現金有高が基準値より少なく不足する金種金額の店舗運用資金を店舗に配金するときに、前記集配拠点端末から受信した入庫データにより拠点金庫に入庫した現金が店舗からの回収現金であると、その回収現金の入庫総額から店舗運用資金の配金分を差し引いた金額を、売上金として、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座から店舗会社の売上金送金口座に振り込む処理をする売上金振込処理手段を備えてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の店舗内外現金在庫管理システム。
  4. 前記店舗現金管理サーバは、
    店舗に一定金種金額の臨時運用資金の補充を申し込む現金補充申込データが入力されると、前記売上実績情報テーブルから当該店舗の売上実績データを読み出して申し込みの臨時運用資金が当該店舗の売上金で賄える金種金額かどうかを判断し、判断の結果、売上金で賄える金種金額のときは、前記配金用預り口座から臨時運用資金相当分の金種金額の預金を引き出す出金処理をして当該店舗の売上金から臨時運用資金を調達する一方、その店舗の売上金に臨時運用資金分を足した売上げ全額を、店舗の売上金を送金するための立替原資を預金した売上立替口座から店舗会社の売上金送金口座に振り込む処理をする臨時配金処理手段を備え、臨時運用資金分は、金種別に配金指示データを生成し、配金指示データに従って当該店舗に配金するように指示する処理をしてなることを特徴とする、請求項2に記載の店舗内外現金在庫管理システム。
  5. 前記基準値管理テーブルに格納する現金有高の基準値は、前記有高履歴情報テーブルに格納された有高履歴データから算出される店舗の過去の金種別現金有高を、配金日の天候・セール時期・立地条件を含む変動要素を加えて補正することにより設定してなることを特徴とする、請求項1、2、3又は4に記載の店舗内外現金在庫管理システム。
  6. 店舗に、前記入出金機の他に、入金又は出金される現金を金種別に計数し、その入出金の履歴を残す機能を有した現金出納装置を備えるとき、前記入出金管理端末を親機とし、その入出金管理端末に前記現金出納装置を互いにデータ収受可能に接続し、該現金出納装置から入金データ・出金データ・現金有高データを吸い上げて集計処理する手段を親機の前記入出金管理端末に備えてなることを特徴とする、請求項1、2、3,4又は5に記載の店舗内外現金在庫管理システム。
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