JP2013102811A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体1と、開口縁部にフランジ2aを有し本体1に着脱自在に収納される内釜2と、内釜2を加熱する加熱手段12と、本体1の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体4とを備え、内釜2のフランジ2aに、このフランジ2aを構成する材料よりも熱の伝わりにくい弾性体で構成されたリング30Aを設ける。
【選択図】図4
Description
まず、本発明が適用される炊飯器について説明する。図1は本発明が適用される炊飯器の平面図、図2は本発明が適用される炊飯器を側方より見た断面図、図3は本発明が適用される炊飯器を正面より見た断面図及び要部拡大図である。
図1乃至図3に示すように、本発明が適用される炊飯器は、開口縁部にフランジ2aを有する内釜2が着脱自在に収容される本体1と、調理中に発生する蒸気を本体外に放散させるための排気口3を有し本体1の後部にヒンジ結合されて内釜2の上部開口を開閉自在に閉塞する蓋体4と、内釜2と排気口3との間に介在して調理中に内釜2内の被加熱物から発生する蒸気を蒸気導入口5より導入して排気口3に導く蒸気通路6を形成するおねば分離ケース10とを有している。また、おねば分離ケース10には、蒸気と分離されたおねばを溜めるための溜まり凹部7と、溜まり凹部7に溜まったおねばを内釜2内に戻すためのおねば戻し穴8と、おねば戻し穴8を開閉する開閉弁9が設けられている。
本発明の実施形態1に係る炊飯器は、図4のように内釜2のフランジ2aの手で持つときに触れる部分、ここではフランジ上面の外周側からフランジ先端を折り返し、フランジ下面の全域を覆う範囲を、このフランジ2aを構成する金属(ステンレスやアルミニウム)よりも熱の伝わり難い弾性体、例えばシリコンゴムで構成された断面J字状のリング30Aで覆ったものである。なお、シリコンゴムで構成されたリング30Aは、その伸縮性を利用してフランジ2aに嵌め込むことで、フランジ2aに取り付けられるようになっているが、フランジ2aに接着してもよいものである。
図5は本発明の実施形態2に係る炊飯器の内釜のフランジ部を拡大して部分的に示す断面図であり、図中、前述の実施形態1のものに相当する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施形態2に係る炊飯器は、図5のように内釜2のフランジ2aの周方向の複数箇所に穴2bを開け、この穴2bにもシリコンゴムが流れ込むように、シリコンゴムを流し込むことでリング30Bを内釜2のフランジ2aと一体になるように成形し、これによって、リング30Bの上面31と下面32との連結部33が形成されるようにしたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同様であり、実施形態1のもつ機能を全て有しているものである。
図6は本発明の実施形態3に係る炊飯器の内釜のフランジ部を拡大して部分的に示す断面図であり、図中、前述の実施形態1のものに相当する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施形態3に係る炊飯器は、図6のように内釜2のフランジ2aの外周縁部に、下方向の環状の段部2cを設けるとともに、フランジ2a下面の内周側に、環状の凹部2dを形成している。一方、弾性体(シリコンゴム)で構成されたリング30Cは、その上面34が、段部2cの高さと等しい肉厚に設定され、かつ段部2c内に嵌入可能に形成されていて、内釜2のフランジ2aの上面と面一となるように構成されている。また、リング30Cには、下面35の内周縁部に、フランジ2aの凹部2d内に嵌入可能な環状の鉤状膨出部36が形成されている。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同様であり、実施形態1のもつ機能を全て有しているものである。
図7は本発明の実施形態4に係る炊飯器の内釜のフランジ部を拡大して部分的に示す断面図であり、図中、前述の実施形態1のものに相当する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施形態4に係る炊飯器は、図7のようにシリコンゴムで構成されるリング30Dに、そのフランジ2aに取り付けられる基部からフランジ2aの下方に延出する延長部37を設け、延長部37によって、内釜2のフランジ2aから当該内釜2の胴部外周に向かうコーナー部2eを覆うようにしたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同様であり、実施形態1のもつ機能を全て有しているものである。
図8は本発明の実施形態5に係る炊飯器の内釜のフランジ部を拡大して部分的に示す断面図であり、図中、前述の実施形態1のものに相当する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施形態5に係る炊飯器は、図8のようにシリコンゴムで構成されるリング30Eの上面の内周縁部に、蓋パッキン17と当接可能な位置まで延出して、末端に向かうほど肉厚が薄くなるように設定されたシール部38を設け、蓋閉時に、シリコンゴムからなる蓋パッキン17とシリコンゴムで構成されるリング30Eとが接触することで、蓋体4と内釜2のフランジ2aとの間がシールされるように構成したものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同様であり、実施形態1のもつ機能を全て有しているものである。
図9は本発明の実施形態6に係る炊飯器の内釜のフランジ部を拡大して部分的に示す断面図であり、図中、前述の実施形態1のものに相当する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施形態6に係る炊飯器は、図9のようにシリコンゴムで構成されるリング30Fに、そのフランジ2aに取り付けられる基部から上面の内周側に向けて延出し、蓋閉時に、蓋体4の内蓋14と接触して、蓋体4と内釜2のフランジ2aとの間をシールするリップ部39を設けたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1のものと同様であり、実施形態1のもつ機能を全て有しているものである。
Claims (7)
- 本体と、開口縁部にフランジを有し前記本体に着脱自在に収納される内釜と、該内釜を加熱する加熱手段と、前記本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体とを有する炊飯器において、
前記内釜のフランジに、該フランジを構成する材料よりも熱の伝わりにくい弾性体で構成されたリングを設けたことを特徴とする炊飯器。 - 前記リングを構成する弾性体は、シリコンゴムであることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
- 前記リングは、前記内釜のフランジに一体に成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。
- 前記リングは、前記内釜の前記フランジの上面と面一となるように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。
- 前記リングには、その前記フランジに取り付けられる基部から該フランジ下方に延出する延長部が設けられており、
前記延長部によって、前記内釜の前記フランジから前記内釜の胴部外周に向かうコーナー部が覆われてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。 - 前記蓋体は、蓋閉時に前記内釜のフランジ側に押圧される可撓性を備えた環状の蓋パッキンを有し、
前記リングは、その上面が、蓋閉時に前記蓋パッキンと接触して、該蓋パッキンと共に前記蓋体と前記内釜の前記フランジとの間をシールするシール部として構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。 - 前記蓋体は、内蓋を有し、
前記リングには、その前記フランジに取り付けられる基部から内周側に向けて延出し、蓋閉時に前記蓋体の前記内蓋と接触して、前記蓋体と前記内釜の前記フランジとの間をシールするリップ部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
KR102432267B1 (ko) * | 2022-06-08 | 2022-08-12 | (주) 인스템 | 기능성 인덕션 다단 취반기 |
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JPH1057238A (ja) * | 1996-08-27 | 1998-03-03 | Hitachi Home Tec Ltd | 炊飯器 |
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-
2011
- 2011-11-10 JP JP2011246501A patent/JP6045135B2/ja active Active
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JP6045135B2 (ja) | 2016-12-14 |
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