JP2013077938A - 情報再生装置および情報再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力データと同期したチャネルクロックを生成するクロック生成手段と、入力データをチャネルクロックのN分周クロックでアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、を具備し、ビタビ復号手段は、アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差からブランチメトリックを演算するブランチメトリック演算手段と、N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を出力するACS演算手段と、最尤パス判定手段と、復号結果を出力する復号手段と、を具備する。
【選択図】図1
Description
(1)情報を再生する情報再生装置であって、
入力データと同期したチャネルクロックを生成するクロック生成手段と、前記入力データを前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックでアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、を具備し、さらに前記ビタビ復号手段は、前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差からブランチメトリックを演算するブランチメトリック演算手段と、前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を出力するACS演算手段と、前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定する最尤パス判定手段と、前記最尤パスから復号して復号結果を出力する復号手段と、を具備することを特徴とする情報再生装置である。
(2)情報を再生する情報再生装置であって、入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつを生成するクロック生成手段と、前記入力データを前記クロック出力手段からの出力でアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、を具備し、さらに前記ビタビ復号手段は、前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差からブランチメトリックを演算するブランチメトリック演算手段と、前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第1の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第1の新パスメトリックと第1のパス選択信号を出力する第1のACS演算手段と、前記チャネルクロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態が1ビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記チャネルクロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第2の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第2の新パスメトリックと第2のパス選択信号を出力する第2のACS演算手段と、前記第1のパス選択信号に基づいて第1の最尤パスを決定する第1の最尤パス判定手段と、前記第2のパス選択信号に基づいて第2の最尤パスを決定する第2の最尤パス判定手段と、前記第1の最尤パスから復号して第1の復号結果を出力する第1の復号手段と、前記第2の最尤パスから復号して第2の復号結果を出力する第2の復号手段と、前記第1の復号結果と前記第2の復号結果を切り替えて出力するデータ切り替え手段と、前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段の制御を行う制御手段と、を具備することを特徴とする情報再生装置である。
(3)情報を再生する情報再生装置であって、入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつを生成するクロック生成手段と、前記入力データを前記クロック出力手段からの出力でアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、を具備し、さらに前記ビタビ復号手段は、前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差から第1のブランチメトリックを演算する第1のブランチメトリック演算手段と、前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差から第2のブランチメトリックを演算する第2のブランチメトリック演算手段と、前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックを加算するブランチメトリック加算手段と、前記チャネルクロックに基づくN時刻分の連続データの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記ブランチメトリック加算手段からの出力と旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を出力するACS演算手段と、前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定する最尤パス判定手段と、前記最尤パスから復号して復号結果を出力する復号手段と、を具備することを特徴とする情報再生装置である。
(4)情報を再生する情報再生方法であって、入力データと同期したチャネルクロックを生成し、前記入力データを前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックでアナログ/デジタル変換し、ビタビ復号を行い、さらに前記ビタビ復号は、前記アナログ/デジタル変換した結果と基準値との差からブランチメトリックを演算し、前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を算出し、前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定し、前記最尤パスから復号して復号結果を算出することを特徴とする情報再生方法である。
(5)情報を再生する情報再生方法であって、入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつをクロックとして生成し、前記入力データを前記クロックでアナログ/デジタル変換し、ビタビ復号を行い、さらに前記ビタビ復号は、前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差からブランチメトリックを演算し、前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第1の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第1の新パスメトリックと第1のパス選択信号を出力し、前記チャネルクロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態が1ビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記チャネルクロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第2の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第2の新パスメトリックと第2のパス選択信号を算出し、前記第1のパス選択信号に基づいて第1の最尤パスを決定し、前記第2のパス選択信号に基づいて第2の最尤パスを決定し、前記第1の最尤パスから復号して第1の復号結果を算出し、前記第2の最尤パスから復号して第2の復号結果を算出し、前記第1の復号結果と前記第2の復号結果を切り替えて算出し、前記チャネルクロックの生成と前記N分周クロックの生成との切り替え及び前記第1の復号結果と前記第2の復号結果との切り替えを制御することを特徴とする情報再生方法である。
(6)情報を再生する情報再生方法であって、入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつをクロックとして生成し、前記入力データを前記クロックでアナログ/デジタル変換し、ビタビ復号を行い、さらに前記ビタビ復号は、前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差から第1のブランチメトリックを演算し、前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差から第2のブランチメトリックを演算し、前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックを加算し、前記チャネルクロックに基づくN時刻分の連続データの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックとの加算結果と旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を算出し、前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定し、前記最尤パスから復号して復号結果を算出することを特徴とする情報再生方法である。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例である情報再生装置の構成図を示す。
本実施例は、PRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式を用いた情報再生装置において、チャネルクロックの2分の1の周波数で発振するハーフクロックでサンプリングした再生信号に対応するビタビ復号が可能な実施例である。
図1のように光ピックアップ102がスピンドルモータ103により回転させた光ディスク101にレーザを照射し、光ディスク101からの反射光を受光することで読み取られた再生信号を、アナログ・フロント・エンド(Analog Front End:以下、AFE)104においてアナログ処理を行い、ADコンバータ(以下、ADC)105に入力する。ADC105でデジタル化した再生信号は、Phase Locked Loop(以下、PLL)106と等化回路107に入力される。PLL106はデジタル化した再生信号のチャネルクロックの2分の1の周波数で発振するハーフクロックを生成し、ADC105、等化回路107、ビタビ復号回路108及びデコーダ113に入力する。等化回路107で波形等化された再生信号はビタビ復号回路108で復号処理が行われ、復号データとしてデコーダ113へ入力される。図28に示すようにデコーダ113では入力された復号データに対して、復調回路2801により復調処理を行い、次に誤り訂正回路2802により誤り訂正演算処理を行い、続いてデスクランブル回路によりデスクランブル処理を行いホスト114へ出力する。
ADC105でデジタル化した再生信号は、再生信号波形のエッジにおけるデータずれから位相誤差データを検出するPhase Detect(以下、PD)201に入力される。ループフィルタ(以下、LPF)202で高周波成分を除去した位相誤差データは、Voltage Controlled Oscillator(以下、VCO)203に入力される。VCO203は得られた誤差データに応じて位相差を補償するようにADC105のサンプリングクロックの周期、位相を調整し、常に再生信号に同期したチャネルクロックを出力するように動作する。1/2分周器204はVCO203から入力されるチャネルクロックに対して2分の1分周を行い、ハーフクロックを生成し出力する。本実施例ではPLL106の内部に1/2分周器204を設け、ハーフクロックに基づくタイミングでサンプリングしてデジタル化した再生信号を生成しているが、チャネルクロックに基づくタイミングでサンプリングした後にダウンサンプリングを行うなどの他の方法を用いてもかまわない。
(式1−1)BM00000(n)=(再生信号(n)−REF00000)2
(式1−2)BM00001(n)=(再生信号(n)−REF00001)2
(式1−3)BM00011(n)=(再生信号(n)−REF00011)2
(式1−4)BM00110(n)=(再生信号(n)−REF00110)2
(式1−5)BM00111(n)=(再生信号(n)−REF00111)2
(式1−6)BM01100(n)=(再生信号(n)−REF01100)2
(式1−7)BM01110(n)=(再生信号(n)−REF01110)2
(式1−8)BM01111(n)=(再生信号(n)−REF01111)2
(式1−9)BM10000(n)=(再生信号(n)−REF10000)2
(式1−10)BM10001(n)=(再生信号(n)−REF10001)2
(式1−11)BM10011(n)=(再生信号(n)−REF10011)2
(式1−12)BM11000(n)=(再生信号(n)−REF11000)2
(式1−13)BM11001(n)=(再生信号(n)−REF11001)2
(式1−14)BM11100(n)=(再生信号(n)−REF11100)2
(式1−15)BM11110(n)=(再生信号(n)−REF11110)2
(式1−16)BM11111(n)=(再生信号(n)−REF11111)2
上式の(n)は時刻nTにおける値を表す。ビタビ復号の最尤判定は、2つのパスが合流した状態において、それぞれの尤度を比較し尤度が高いパスを選択することにより実現される。最尤判定にはパスメトリックと呼ばれる尤度と上記のブランチメトリックを用いる。パスメトリックは現時刻に至るまでに遷移してきたパスに対応するブランチメトリックの総和である。パスメトリックPM0000(n)〜1111(n)は以下の式で計算される。また以下のmin{*,*,…,*}は中括弧内に示す値のうち最小のものを選択する関数を表す。
(式1−17)PM0000(n)=min{PM0000(n−1)+BM00000(n),PM1000(n−1)+BM10000(n)}
(式1−18)PM0001(n)=min{PM0000(n−1)+BM00001(n),PM1000(n−1)+BM10001(n)}
(式1−19)PM0011(n)=min{PM0001(n−1)+BM00011(n),PM1001(n−1)+BM10011(n)}
(式1−20)PM0110(n)=PM0011(n−1)+BM00110(n)
(式1−21)PM0111(n)=PM0011(n−1)+BM00111(n)
(式1−22)PM1000(n)=PM1100(n−1)+BM11000(n)
(式1−23)PM1001(n)=PM1100(n−1)+BM11001(n)
(式1−24)PM1100(n)=min{PM0110(n−1)+BM01100(n),PM1110(n−1)+BM11100(n)}
(式1−25)PM1110(n)=min{PM0111(n−1)+BM01110(n),PM1111(n−1)+BM11110(n)}
(式1−26)PM1111(n)=min{PM0111(n−1)+BM01111(n),PM1111(n−1)+BM11111(n)}
上式の(n)は時刻nTにおける値を表し、同様に(n−1)は時刻(n−1)Tにおける値を表す。(式1−17)〜(式1−26)が示す内容は、1時刻前の旧パスメトリックと現時刻でのブランチメトリックを加算した結果を新パスメトリックとして更新することである。また2つのパスが合流する状態では、2つの加算結果を比較して値の小さいほうを尤度が高いパスとして選択する。これらのパスメトリックによる最尤判定を、再生信号が入力されるごとに繰り返すことにより尤度の高いパスが選択されていき、最終的に生き残ったパスをたどったものが復号結果となる。
(式1−27)PM000(n)=min{PM000(n−2)+BM00000(n),PM100(n−2)+BM10000(n),PM110(n−2)+BM11000(n)}
(式1−28)PM001(n)=min{PM000(n−2)+BM00001(n),PM100(n−2)+BM10001(n),PM110(n−2)+BM11001(n)}
(式1−29)PM011(n)=min{PM000(n−2)+BM00011(n),PM100(n−2)+BM10011(n)}
(式1−30)PM100(n)=min{PM011(n−2)+BM01100(n),PM111(n−2)+BM11100(n)}
(式1−31)PM110(n)=min{PM001(n−2)+BM00110(n),PM011(n−2)+BM01110(n),PM111(n−2)+BM11110(n)}
(式1−32)PM111(n)=min{PM001(n−2)+BM00111(n),PM011(n−2)+BM01111(n),PM111(n−2)+BM11111(n)}
上式の(n)は時刻nTにおける値を表し、同様に(n−2)は時刻(n−2)Tにおける値を表す。(式1−27)〜(式1−32)が示す内容は、2時刻前の旧パスメトリックと現時刻でのブランチメトリックを加算した結果を新パスメトリックとして更新することである。また複数のパスが合流する状態では、各加算結果を比較して最も値の小さいものを尤度が高いパスとして選択する。これらのパスメトリックによる最尤判定を、再生信号が入力されるごとに繰り返すことにより尤度の高いパスが選択されていき、最終的に生き残ったパスをたどったものが復号結果となる。
BMC109では、等化回路107により波形等化された再生信号とPR基準値メモリ701に記録されたPR基準値REF00000〜REF11111を用いて、自乗誤差演算器702で(式1−1)〜(式1−16)に示されるブランチメトリックBM00000(n)〜BM11111(n)を計算し出力する。
ACS110では、BMC109で計算された現時刻のブランチメトリックBM00000(n)〜11111(n)とPMメモリ111に記録されている2時刻前のパスメトリックPM000(n−2)〜111(n−2)を用いて、A型ACS801,802,805,806及びB型ACS803,804で現時刻のパス選択信号SEL000(n)〜111(n)と(式1−27)〜(式1−32)に示される現時刻のパスメトリックPM000(n)〜PM111(n)を計算する。現時刻のパスメトリックPM000(n)〜PM111(n)はPMメモリ111へ上書きされ、パス選択信号SEL000(n)〜SEL111(n)は後段のパスメモリ112へ出力される。
A型ACS801では(式1−27)に示すパスメトリックPM000(n)の計算を行う回路であり、3つの合流パスのうち1つを最尤パスとして選択する。加算器901は図5におけるS000→S000と遷移するパスのメトリックを計算する。同様に加算器902はS100→S000と遷移するパスのメトリックを計算し、加算器903はS110→S000と遷移するパスのメトリックを計算する。加算器901,902,903から入力される3つのメトリックを比較器904により比較し、メトリック値が最も小さいパスを選択するためのパス選択信号SEL000(n)を生成し、セレクタ905へ入力する。パス選択信号SEL000(n)に基づきセレクタ905は3つのメトリックのうちの1つを選択する。選択されたパスのメトリック値はパスメトリックPM000(n)としてPMメモリ111へ上書きされ、パス選択信号SEL000(n)は後段のパスメモリ112へ出力される。
B型ACS803では(式1−29)に示すパスメトリックPM011(n)の計算を行う回路であり、2つの合流パスのうち1つを最尤パスとして選択する。加算器1001は図5におけるS000→S011と遷移するパスのメトリックを計算する。同様に加算器1002はS100→S011と遷移するパスのメトリックを計算する。加算器1001,1002から入力される2つのメトリックを比較器1003により比較し、メトリック値が小さいパスを選択するためのパス選択信号SEL011(n)を生成し、セレクタ1004へ入力する。パス選択信号SEL011(n)に基づきセレクタ1004は2つのメトリックのうち1つを選択する。選択されたパスのメトリック値はパスメトリックPM011(n)としてPMメモリ111へ上書きされ、パス選択信号SEL011(n)は後段のパスメモリ112へ出力される。
ACS110から入力されるパス選択信号SEL000(n)〜SEL111(n)に基づいてセレクタ11011〜11061,11012〜11062,1101k〜1106kは複数の入力から1つを選択し、それぞれ遅延回路11071〜11121,11072〜11122,1107k〜1112kへ格納する。図11においてkはパスメモリ内に記録する遷移状態情報の遷移段数を示しており、任意に設定してもかまわないがkの値が大きいほど復号精度は高く、遅延は長く、回路規模は大きくなる。ビタビ復号処理において現時刻から2(k―1)Tだけ遡った時刻での生き残りパスが1つに定まると遅延回路1107k〜1112kの値は全て一致し、その値はそのまま復号データとなるが、生き残りパスが複数存在する場合では遅延回路1107k〜1112kの値は一致せず、それらの値から復号データを判定する必要がある。判定方法の例としては多数決による判定処理が用いられる。遅延回路1107k〜1112kから入力されるパスメモリ最終段データを用いて多数決回路1113は多数決による判定処理を行い、復号データを出力する。なお、本実施例では復号データの判定方法として多数決による判定処理を用いたが、トレースバックによる判定処理などの他の方法を用いてもかまわない。
図12(a)において、多数決回路11131に入力された2ビットのパスメモリ最終段データは、加算器1201により加算され2ビット復号判定回路1202へ入力される。2ビット復号判定回路1202は入力された加算結果から復号結果を判定し2ビットの復号データを出力する。図12(b)は2ビット復号判定回路1202の判定方法の一例を示し、加算結果が3未満のときは復号データを‘00’とし、3以上9未満のときは復号データを‘01’とし、9以上15未満のときは復号データを‘10’とし、15以上のときは復号データを‘11’として判定を行う。この判定のための閾値は任意に設定してもかまわない。閾値の設定方法の他の例としては、‘00’、‘01’、‘10’、‘11’それぞれの存在頻度を予め求めておき、頻度の高い符号列の判定範囲が広くなるよう閾値を設定する方法などが挙げられる。
図13(a)において、多数決回路11132に入力された2ビットのパスメモリ最終段データは、上位ビットであるパスメモリ最終段データAと下位ビットであるパスメモリ最終段データBにビット分割され、それぞれ加算器1301,1302に入力される。加算器1301,1302による加算結果はそれぞれ1ビット復号判定回路1303,1304へ入力される。1ビット復号判定回路1303及び1304は入力された加算結果から復号結果を判定し,それぞれ上位ビットの復号データAと下位ビットの復号データBを出力する。ここで復号データAは復号データBに対して1時刻前の1ビット復号データを表す。復号データAと復号データBはビット結合され、2ビットの復号データとして出力される。図13(b)は1ビット復号判定回路1303,1304の判定方法の一例を示し、復号データAまたは復号データBに対して、加算結果が3未満のときは‘0’とし、加算結果が3以上のときは‘1’として判定を行う。なお、この判定のための閾値は任意に設定してもかまわない。
<第2の実施例>
本実施例は、ハーフクロックサンプリングに対応したビタビ復号において、復号精度の低下を改善することが可能な実施例である。
図14のように適応等化回路1401で波形等化した信号はビタビ復号回路108で復号処理を行い、復号データをデコーダ113とPR符号器1402へ入力する。PR符号器1402によりPR符号化した復号データは適応等化回路1401へフィードバックされ、適応等化処理を行う際の等化目標値となる。適応等化処理で用いるアルゴリズムは、例えばLMS(Least Mean Square)アルゴリズムやMSE(Mean Square Error)アルゴリズムなどである。
ビタビ復号回路108から入力される2ビットの復号データは、上位ビットの復号データAと下位ビットの復号データBにビット分割され、それぞれ遅延回路1501,1502に入力される。ここで復号データAは復号データBに対して1時刻前の1ビット復号データを表す。遅延回路1501,1502からの出力はそれぞれ遅延回路1503,1504に入力される。ビタビ復号回路108及び遅延回路1501,1502,1503,1504からの出力は図15のようにe倍乗算器1505,d倍乗算器1506,c倍乗算器1507,b倍乗算器1508,a倍乗算器1509に入力された後、加算器1510に入力され加算結果が出力される。ここでa,b,c,d,eは、前述のPR(a,b,c,d,e)の示す値に対応した変数である。本実施例では適応等化回路1401とPR符号器1402をハーフクロックに従うタイミングの動作に対応した構成としたが、チャネルクロックに従うタイミングの動作に対応した構成とし適応等化回路1401の出力をダウンサンプリングする方法を用いてもかまわない。
なお、以上で述べた適応等化方式を用いた回路構成は本実施例に限定されるものではなく、他の実施例においても適宜適用可能である。
<第3の実施例>
本実施例は、ハーフクロックサンプリングに対応したビタビ復号と、従来のチャネルクロックサンプリングに対応したビタビ復号を切り替え可能な実施例である。
図16に本発明の第3の実施例である情報再生装置の構成図を示す。第1の実施例の情報再生装置である図1と相違するのはPLL1601、ビタビ復号回路1602、スイッチ1603、第1ACS1604、第1PMメモリ1605、第1パスメモリ1606、第2ACS1607、第2PMメモリ1608、第2パスメモリ1609、スイッチ1610、制御部1611である。同一符号のものは図1と同等であるため説明を省略するが第1の実施例と同様である。また、第1ACS1604、第1PMメモリ1605、第1パスメモリ1606はそれぞれ、図1におけるACS110、PMメモリ111、パスメモリ112と同じ構成であるため説明を省略する。
第2ACS1607では、BMC109で計算された現時刻のブランチメトリックBM00000(n)〜11111(n)と第2PMメモリ1608に記録されている1時刻前のパスメトリックPM0000(n−1)〜1111(n−1)を用いて、B型ACS1801,1802,1803,1808,1809,1810及び加算器1804,1805,1806,1807により現時刻のパス選択信号SEL0000(n)〜1111(n)と(式1−17)〜(式1−26)に示される現時刻のパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)を計算する。現時刻のパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)は第2PMメモリ1608へ上書きされ、パス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)は後段の第2パスメモリ1609へ出力される。
第2ACS1607から入力されるパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)に基づいてセレクタ19011〜19061,19012〜19062,1901k〜1906kは複数の入力から1つを選択し、それぞれ遅延回路19071〜19091,19141〜19161と遅延回路19072〜19092,19142〜19162と遅延回路1907k〜1909k,1914k〜1916kへ格納する。ここで図19においてkはパスメモリ内に記録する遷移状態情報の遷移段数を示す。遅延回路1907k〜1916kから入力されるパスメモリ最終段データを用いて多数決回路1917は1ビットデータに対する多数決により判定処理を行い、復号データを出力する。
なお、以上で述べたチャネルクロックサンプリングとハーフクロックサンプリングの切り替え判定方法及び設定方法は本実施例に限定されるものではなく、以降で説明する実施例においても適用可能である。
<第4の実施例>
本実施例は、ハーフクロックサンプリングに対応したビタビ復号と、チャネルクロックでサンプリングした再生信号に対してハーフクロックに従うタイミングで復号処理を行うビタビ復号を切替え可能な実施例である。
この場合、図4のトレリス線図で示されるチャネルクロックのタイミングに基づく時刻(n−2)(n:自然数)Tから時刻nTまでの3時刻に亘る状態遷移が、時刻(n−2)Tから時刻(n−1)Tへの状態遷移と時刻(n−1)から時刻nTへの状態遷移を時間方向に結合した状態遷移となり図21に示すトレリス線図で表現される。ここでTはチャネルクロックのタイミングに基づく1周期分の時刻を表す。また図21のトレリス線図を状態遷移図として表現すると図22に示す通りとなる。図21と図22の破線表記部分は、ディスク記録面の最短マーク長が3Tである媒体、例えばCDまたはDVDの再生処理時に遷移しないパス及び状態を示す。図21においてブランチメトリックBM000000(n)〜BM111111(n)は以下の式で計算される。
(式4−1)BM000000(n)=BM00000(n−1)+BM00000(n)
(式4−2)BM000001(n)=BM00000(n−1)+BM00001(n)
(式4−3)BM000011(n)=BM00001(n−1)+BM00011(n)
(式4−4)BM000110(n)=BM00011(n−1)+BM00110(n)
(式4−5)BM000111(n)=BM00011(n−1)+BM00111(n)
(式4−6)BM001100(n)=BM00110(n−1)+BM01100(n)
(式4−7)BM001110(n)=BM00111(n−1)+BM01110(n)
(式4−8)BM001111(n)=BM00111(n−1)+BM01111(n)
(式4−9)BM011000(n)=BM01100(n−1)+BM11000(n)
(式4−10)BM011001(n)=BM01100(n−1)+BM11001(n)
(式4−11)BM011100(n)=BM01110(n−1)+BM11100(n)
(式4−12)BM011110(n)=BM01111(n−1)+BM11110(n)
(式4−13)BM011111(n)=BM01111(n−1)+BM11111(n)
(式4−14)BM100000(n)=BM10000(n−1)+BM00000(n)
(式4−15)BM100001(n)=BM10000(n−1)+BM00001(n)
(式4−16)BM100011(n)=BM10001(n−1)+BM00011(n)
(式4−17)BM100110(n)=BM10011(n−1)+BM00110(n)
(式4−18)BM100111(n)=BM10011(n−1)+BM00111(n)
(式4−19)BM110000(n)=BM11000(n−1)+BM10000(n)
(式4−20)BM110001(n)=BM11000(n−1)+BM10001(n)
(式4−21)BM110011(n)=BM11001(n−1)+BM10011(n)
(式4−22)BM111000(n)=BM11100(n−1)+BM11000(n)
(式4−23)BM111001(n)=BM11100(n−1)+BM11001(n)
(式4−24)BM111100(n)=BM11110(n−1)+BM11100(n)
(式4−25)BM111110(n)=BM11111(n−1)+BM11110(n)
(式4−26)BM111111(n)=BM11111(n−1)+BM11111(n)
上式の(n)は時刻nTにおける値を表し、同様に(n−1)は時刻(n−1)Tにおける値を表す。またBM00000(n−1)〜BM11111(n−1)、BM00000(n)〜BM11111(n)は(式1−1)〜(式1−16)から計算される値である。さらにパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)は以下の式で計算される。なお以下のmin{*,*,…,*}は中括弧内に示す値のうち最小のものを選択する関数を表す。
(式4−27)PM0000(n)=min{PM0000(n−2)+BM000000(n),PM1000(n−2)+BM100000(n),PM1100(n−2)+BM110000(n)}
(式4−28)PM0001(n)=min{PM0000(n−2)+BM000001(n),PM1000(n−2)+BM100001(n),PM1100(n−2)+BM110001(n)}
(式4−29)PM0011(n)=min{PM0000(n−2)+BM000011(n),PM1000(n−2)+BM100011(n),PM1100(n−2)+BM110011(n)}
(式4−30)PM0110(n)=min{PM0001(n−2)+BM000110(n),PM1001(n−2)+BM100110(n)}
(式4−31)PM0111(n)=min{PM0001(n−2)+BM000111(n),PM1001(n−2)+BM100111(n)}
(式4−32)PM1000(n)=min{PM0110(n−2)+BM011000(n),PM1110(n−2)+BM111000(n)}
(式4−33)PM1001(n)=min{PM0110(n−2)+BM011001(n),PM1110(n−2)+BM111001(n)}
(式4−34)PM1100(n)=min{PM0011(n−2)+BM001100(n),PM0111(n−2)+BM011100(n),PM1111(n−2)+BM111100(n)}
(式4−35)PM1110(n)=min{PM0011(n−2)+BM001110(n),PM0111(n−2)+BM011110(n),PM1111(n−2)+BM111110(n)}
(式4−36)PM1111(n)=min{PM0011(n−2)+BM001111(n),PM0111(n−2)+BM011111(n),PM1111(n−2)+BM111111(n)}
上式の(n)は時刻nTにおける値を表し、同様に(n−2)は時刻(n−2)Tにおける値を表す。(式4−27)〜(式4−36)が示す内容は、2時刻前の旧パスメトリックと(式4−1)〜(式4−26)に示すブランチメトリックを加算した結果を新パスメトリックとして更新することである。また複数のパスが合流する状態では、各加算結果を比較して値の小さいほうを尤度が高いパスとして選択する。これらのパスメトリックによる最尤判定を、再生信号が2時刻分入力されるごとに繰り返すことにより尤度の高いパスが選択されていき、最終的に生き残ったパスをたどったものが復号結果となる。
図20のようにPLL2001はデジタル化した再生信号に同期したチャネルクロックと、チャネルクロックの2分の1の周波数で発振するハーフクロックを生成し、ビタビ復号回路2002及びデコーダ113へ入力する。また制御部2008からの制御に基づきチャネルクロックまたはハーフクロックを選択して、ADC105と等化回路107及びスイッチ2003に入力する。図20中に明示したクロックはチャネルクロックサンプリング時にはチャネルクロックを表し、ハーフクロックサンプリング時にはハーフクロックを表す。スイッチ2003は、チャネルクロックサンプリング時ではチャネルクロックでサンプリングされた再生信号を1時刻ずつ交互にBMC2009とBMC2010へ入力するために、制御部2008からの制御に基づき等化回路107からの入力の切り替えを行う。またハーフクロックサンプリング時ではハーフクロックでサンプリングされた再生信号をBMC2009だけに入力し続けるように、制御部2008からの制御に基づき等化回路107からの入力の切り替えを行う。BM加算回路2004は、制御部2008からの制御に基づき、チャネルクロックサンプリング時には(式4−1)〜(式4−26)に示されるブランチメトリックBM000000(n)〜BM111111(n)を計算し出力する。一方、ハーフクロックサンプリング時には図示しない方法により、(式4−1)〜(式4−26)に示される式の各第1項をゼロに置き換えた場合の計算結果となるようにブランチメトリックBM000000(n)〜BM111111(n)を生成し出力する。ACS2005は入力されたブランチメトリックBM000000(n)〜BM111111(n)とPMメモリ2006から入力される2時刻前におけるパスメトリックPM0000(n−2)〜PM1111(n−2)から、現時刻におけるパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)と現時刻におけるパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)を計算する。計算したパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)はパスメモリ2007へ入力され、現時刻におけるパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)はPMメモリ2006に上書きされる。パスメモリ2007は入力されたパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)に基づき、内部で保持しているパスの遷移状態情報の更新を行い、パスの遷移状態情報をもとに復号データを生成してデコーダ113へ入力する。
ACS2005では、BM加算回路2004で計算されたブランチメトリックBM000000(n)〜BM111111(n)とPMメモリ2006に記録されている2時刻前のパスメトリックPM0000(n−2)〜PM1111(n−2)を用いて、A型ACS2401,2402,2403,2408,2409,2410及びB型ACS2404,2405,2406,2407により現時刻のパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)と(式4−27)〜(式4−36)に示される現時刻のパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)を計算する。現時刻のパスメトリックPM0000(n)〜PM1111(n)はPMメモリ2006へ上書きされ、パス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)は後段のパスメモリ2007へ出力される。
ACS2005から入力されるパス選択信号SEL0000(n)〜SEL1111(n)に基づいてセレクタ25011〜25101,25012〜25102,2501k〜2510kは複数の入力から1つを選択し、それぞれ遅延回路25111〜25201,25112〜25202,2511k〜2520kへ格納する。ここで図25においてkはパスメモリ内に記録する遷移状態情報の遷移段数を示す。遅延回路2511k〜2520kから入力されるパスメモリ最終段データを用いて多数決回路2521は多数決による判定処理を行い、復号データを出力する。ハーフクロックサンプリング動作時にはパスメモリ最終段データのうち、遷移状態の縮退により同じ値となるペアが4組存在する。この場合には、多数決結果に重複するデータが影響しないように各ペアのうち片方のデータだけを多数決に用いるなどの方法を行えばよい。
<第5の実施例>
本実施例は、ハーフクロックサンプリングに対応したビタビ復号において、補間処理を用いてハーフクロックサンプリングにより間引きされた再生信号に相当する信号を生成し、チャネルクロックサンプリングを擬似的に行う擬似チャネルクロックサンプリングを用いることで、復号精度の低下を改善することが可能な実施例である。
等化回路107からの波形等化された再生信号は遅延回路2701と0.5倍乗算器2702へ入力され、遅延回路2701に格納された信号は0.5倍乗算器2703と後段のBMC2009へ出力される。加算器2704は0.5倍乗算器2702,2703により0.5倍された信号を加算し、加算結果を後段のBMC2010へ出力する。
なお、以上で述べた再生信号補間方式を用いた回路構成は本実施例に限定されるものではなく、前述の実施例においても適用可能である。
また、上記のビタビ復号でのパーシャルレスポンスは適応的に変化させる値でも固定値でもどちらでもよい、またPRMLの拘束長も記述された長さに制限されるものではない。上記では実施例として、動作クロックをチャネルクロックの2分の1の周波数で発振するハーフクロックとしているが、これはチャネルクロックを任意の値で分周した周波数を用いても構わない。
102…光ピックアップ、
103…スピンドルモータ、
104…AFE、
105…ADC、
106…PLL、
107…等化回路、
108…ビタビ復号回路、
109…BMC、
110…ACS、
111…PMメモリ、
112…パスメモリ、
113…デコーダ、
114…ホスト、
201…PD、
202…LPF、
203…VCO、
204…1/2分周器、
701…PR基準値メモリ、
702…自乗誤差演算器、
801…A型ACS、
802…A型ACS、
803…B型ACS、
804…B型ACS、
805…A型ACS、
806…A型ACS、
901…加算器、
902…加算器、
903…加算器、
904…比較器、
905…セレクタ、
1001…加算器、
1002…加算器、
1003…比較器、
1004…セレクタ、
11011〜11061…セレクタ、
11012〜11062…セレクタ、
1101k〜1106k…セレクタ、
11071〜11121…遅延回路、
11072〜11122…遅延回路、
1107k〜1112k…遅延回路、
1113…多数決回路、
11131…多数決回路、
11132…多数決回路、
1201…加算器、
1202…2ビット復号判定回路、
1301…加算器、
1302…加算器、
1303…1ビット復号判定回路、
1304…1ビット復号判定回路、
1401…適応等化回路、
1402…PR符号器、
1501…遅延回路、
1502…遅延回路、
1503…遅延回路、
1504…遅延回路、
1505…e倍乗算器、
1506…d倍乗算器、
1507…c倍乗算器、
1508…b倍乗算器、
1509…a倍乗算器、
1510…加算器、
1601…PLL、
1602…ビタビ復号回路、
1603…スイッチ、
1604…第1ACS、
1605…第1PMメモリ、
1606…第1パスメモリ、
1607…第2ACS、
1608…第2PMメモリ、
1609…第2パスメモリ、
1610…スイッチ、
1611…制御部、
1701…セレクタ、
1801…B型ACS、
1802…B型ACS、
1803…B型ACS、
1804…加算器、
1805…加算器、
1806…加算器、
1807…加算器、
1808…B型ACS、
1809…B型ACS、
1810…B型ACS、
19011〜19061…セレクタ、
19012〜19062…セレクタ、
1901k〜1906k…セレクタ、
19071〜19161…遅延回路、
19072〜19162…遅延回路、
1907k〜1916k…遅延回路、
1917…多数決回路、
2001…PLL、
2002…ビタビ復号回路、
2003…スイッチ、
2004…BM加算回路、
2005…ACS、
2006…PMメモリ、
2007…パスメモリ、
2008…制御部、
2009…BMC、
2010…BMC、
2301…セレクタ、
2401…A型ACS、
2402…A型ACS、
2403…A型ACS、
2404…B型ACS、
2405…B型ACS、
2406…B型ACS、
2407…B型ACS、
2408…A型ACS、
2409…A型ACS、
2410…A型ACS、
25011〜25101…セレクタ、
25012〜25102…セレクタ、
2501k〜2510k…セレクタ、
25111〜25201…遅延回路、
25112〜25202…遅延回路、
2511k〜2520k…遅延回路、
2521…多数決回路、
2601…補間回路、
2602…制御部、
2701…遅延回路、
2702…0.5倍乗算器、
2703…0.5倍乗算器、
2704…加算器、
2801…復調回路、
2802…誤り訂正回路、
2803…デスクランブル回路
Claims (30)
- 情報を再生する情報再生装置であって、
入力データと同期したチャネルクロックを生成するクロック生成手段と、
前記入力データを前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックでアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、
ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、
を具備し、
さらに前記ビタビ復号手段は、
前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差からブランチメトリックを演算するブランチメトリック演算手段と、
前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を出力するACS演算手段と、
前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定する最尤パス判定手段と、
前記最尤パスから復号して復号結果を出力する復号手段と、
を具備することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項1記載の情報再生装置であって、
前記N分周クロックが2分周クロックであることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項1記載の情報再生装置であって、
前記ブランチメトリック演算手段の入力は前記アナログ/デジタル変換手段からの出力を所望の特性に等化させたものであることを特徴とする情報再生装置。 - 情報を再生する情報再生装置であって、
入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつを生成するクロック生成手段と、
前記入力データを前記クロック出力手段からの出力でアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、
ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、
を具備し、
さらに前記ビタビ復号手段は、
前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差からブランチメトリックを演算するブランチメトリック演算手段と、
前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第1の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第1の新パスメトリックと第1のパス選択信号を出力する第1のACS演算手段と、
前記チャネルクロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態が1ビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記チャネルクロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第2の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第2の新パスメトリックと第2のパス選択信号を出力する第2のACS演算手段と、
前記第1のパス選択信号に基づいて第1の最尤パスを決定する第1の最尤パス判定手段と、
前記第2のパス選択信号に基づいて第2の最尤パスを決定する第2の最尤パス判定手段と、
前記第1の最尤パスから復号して第1の復号結果を出力する第1の復号手段と、
前記第2の最尤パスから復号して第2の復号結果を出力する第2の復号手段と、
前記第1の復号結果と前記第2の復号結果を切り替えて出力するデータ切り替え手段と、
前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段の制御を行う制御手段と、
を具備することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項4記載の情報再生装置であって、
前記ブランチメトリック演算手段の入力は、前記N分周クロックに基づく複数時刻分の前記アナログ/デジタル変換手段からの出力を用いてデータ補間を行い、前記チャネルクロックでアナログ/デジタル変換したデータに相当するデータを擬似的に生成したデータであることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項4記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は前記N分周クロックに基づく動作を実施している間において、誤り訂正処理で訂正不能エラーを検出した場合に、前記チャネルクロックに基づく動作へ切り替えてリトライ処理を実施するように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項4記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は倍速動作の設定に伴い、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項4記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は前記入力データが記録媒体から読み出される場合において、判別した前記記録媒体の種類に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項4記載の情報再生装置であって、
前記制御手段はユーザーが設定したサンプリング動作の内容に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 情報を再生する情報再生装置であって、
入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつを生成するクロック生成手段と、
前記入力データを前記クロック出力手段からの出力でアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、
ビタビ復号を行うビタビ復号手段と、
を具備し、
さらに前記ビタビ復号手段は、
前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差から第1のブランチメトリックを演算する第1のブランチメトリック演算手段と、
前記アナログ/デジタル変換手段からの出力と基準値との差から第2のブランチメトリックを演算する第2のブランチメトリック演算手段と、
前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックを加算するブランチメトリック加算手段と、
前記チャネルクロックに基づくN時刻分の連続データの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記ブランチメトリック加算手段からの出力と旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を出力するACS演算手段と、
前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定する最尤パス判定手段と、
前記最尤パスから復号して復号結果を出力する復号手段と、
を具備することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項10記載の情報再生装置であって、
前記第1のブランチメトリック演算手段の入力と前記第2のブランチメトリック演算手段の入力は、前記N分周クロックに基づく複数時刻分の前記アナログ/デジタル変換手段からの出力を用いてデータ補間を行い、前記チャネルクロックでアナログ/デジタル変換したデータに相当するデータを擬似的に生成したデータであることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項10記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は前記N分周クロックに基づく動作を実施している間において、誤り訂正処理で訂正不能エラーを検出した場合に、前記チャネルクロックに基づく動作へ切り替えてリトライ処理を実施するように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項10記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は倍速動作の設定に伴い、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項10記載の情報再生装置であって、
前記制御手段は前記入力データが記録媒体から読み出される場合において、判別した前記記録媒体の種類に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項10記載の情報再生装置であって、
前記制御手段はユーザーが設定したサンプリング動作の内容に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように前記クロック生成手段と前記データ切り替え手段を制御することを特徴とする情報再生装置。 - 情報を再生する情報再生方法であって、
入力データと同期したチャネルクロックを生成し、
前記入力データを前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックでアナログ/デジタル変換し、
ビタビ復号を行い、
さらに前記ビタビ復号は、
前記アナログ/デジタル変換した結果と基準値との差からブランチメトリックを演算し、
前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を算出し、
前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定し、
前記最尤パスから復号して復号結果を算出することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項16記載の情報再生方法であって、
前記N分周クロックが2分周クロックであることを特徴とする情報再生方法。 - 請求項16記載の情報再生方法であって、
前記ブランチメトリックの演算に用いるデータは前記アナログ/デジタル変換した結果を所望の特性に等化させたものであることを特徴とする情報再生方法。 - 情報を再生する情報再生方法であって、
入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつをクロックとして生成し、
前記入力データを前記クロックでアナログ/デジタル変換し、
ビタビ復号を行い、
さらに前記ビタビ復号は、
前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差からブランチメトリックを演算し、
前記N分周クロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記N分周クロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第1の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第1の新パスメトリックと第1のパス選択信号を出力し、
前記チャネルクロックに基づく1時刻分のデータの入力に対し、状態が1ビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記チャネルクロック1時刻分の前記ブランチメトリックと第2の旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、第2の新パスメトリックと第2のパス選択信号を算出し、
前記第1のパス選択信号に基づいて第1の最尤パスを決定し、
前記第2のパス選択信号に基づいて第2の最尤パスを決定し、
前記第1の最尤パスから復号して第1の復号結果を算出し、
前記第2の最尤パスから復号して第2の復号結果を算出し、
前記第1の復号結果と前記第2の復号結果を切り替えて算出し、
前記チャネルクロックの生成と前記N分周クロックの生成との切り替え及び前記第1の復号結果と前記第2の復号結果との切り替えを制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項19記載の情報再生方法であって、
前記ブランチメトリックの演算に用いるデータは前記N分周クロックに基づく複数時刻分の前記アナログ/デジタル変換結果を用いてデータ補間を行い、前記チャネルクロックでアナログ/デジタル変換したデータに相当するデータを擬似的に生成したものであることを特徴とする情報再生方法。 - 請求項19記載の情報再生方法であって、
前記N分周クロックに基づく動作を実施している間において、誤り訂正処理で訂正不能エラーを検出した場合に、前記チャネルクロックに基づく動作へ切り替えてリトライ処理を実施するように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項19記載の情報再生方法であって、
倍速動作の設定に伴い、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項19記載の情報再生方法であって、
前記入力データが記録媒体から読み出される場合において、判別した前記記録媒体の種類に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項19記載の情報再生方法であって、
ユーザーが設定したサンプリング動作の内容に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 情報を再生する情報再生方法であって、
入力データと同期したチャネルクロックと前記チャネルクロックのN(Nは正の実数)分の1の周波数で発振するN分周クロックの少なくともひとつをクロックとして生成し、
前記入力データを前記クロックでアナログ/デジタル変換し、
ビタビ復号を行い、
さらに前記ビタビ復号は、
前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差から第1のブランチメトリックを演算し、
前記アナログ/デジタル変換結果と基準値との差から第2のブランチメトリックを演算し、
前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックを加算し、
前記チャネルクロックに基づくN時刻分の連続データの入力に対し、状態がNビット単位で遷移する状態遷移に従って、前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックとの加算結果と旧パスメトリックとを加算し、その加算結果の大小を比較し、小さい方の加算結果を選択し、新パスメトリックとパス選択信号を算出し、
前記パス選択信号に基づいて最尤パスを決定し、
前記最尤パスから復号して復号結果を算出することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項25記載の情報再生方法であって、
前記第1のブランチメトリックと前記第2のブランチメトリックの演算に用いるデータは前記N分周クロックに基づく複数時刻分の前記アナログ/デジタル変換結果を用いてデータ補間を行い、前記チャネルクロックでアナログ/デジタル変換したデータに相当するデータを擬似的に生成したものであることを特徴とする情報再生方法。 - 請求項25記載の情報再生方法であって、
前記N分周クロックに基づく動作を実施している間において、誤り訂正処理で訂正不能エラーを検出した場合に、前記チャネルクロックに基づく動作へ切り替えてリトライ処理を実施するように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項25記載の情報再生方法であって、
倍速動作の設定に伴い、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項25記載の情報再生方法であって、
前記入力データが記録媒体から読み出される場合において、判別した前記記録媒体の種類に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。 - 請求項25記載の情報再生方法であって、
ユーザーが設定したサンプリング動作の内容に基づいて、前記チャネルクロックに基づく動作と前記N分周クロックに基づく動作とを切り替えるように制御することを特徴とする情報再生方法。
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