JP4157145B2 - 情報再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報再生装置に関し、特に、データ情報とタイミング情報からなるアナログ信号から、データとタイミングを再生する情報再生装置に関するものである。
従来、データ情報とタイミング情報とからなるアナログ信号(例えば、DVDの光ピックアップの出力信号)から、データとタイミングを再生する情報再生装置(例えばリードチャネルLSIコア)として、非特許文献1や特許文献1などに記載のものがある。
これらの文献に記載の情報再生装置はいずれも、アナログ信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期していないクロックで、情報記録媒体から読み出したアナログ信号をデジタル化したのち、補間によってタイミングを回復する構成となっている。
以下、これらの構成で、DVDなどの媒体に記録されているデータとタイミングを再生する過程を、図13を用いて説明する。
図13は、従来の情報再生装置を説明する図である。
従来の情報再生装置1300は、DVDなどの媒体1301に記録されている、データ情報とタイミング情報からなるアナログ信号から、データとタイミングを再生するものであり、ALPF(Analog( LOW Pass Filter)1302と、A/D変換器(ADC)1303と、周波数シンセサイザ1304と、補間器1305と、DEQ(Digital Equalizer)1306と、TR(Timing Recovery Logic)回路1307と、制御器1308と、FIR(Finite Impulse Response)回路1309と、ビタビ復号器1310とを有している。
ADC1303は、媒体1301から読み出されたアナログ信号をディジタル信号に変換し、補間器1305に出力するものである。周波数シンセサイザ1304は、ADC1303、補間器1305、及び制御器1308に対して所定周波数のクロックを供給するものである。補間器1305は、媒体1301へのデータ記録のタイミングに疑似同期したクロックを生成し、制御器1308、FIR1309、及びビタビ復号器1310に供給するものである。DEQ1306は、補間器1305の出力信号の所定の周波数成分を等化するものである。FIR回路1309は、DEQ1306の出力が目標とされるPR方式に適した信号となるように、DEQ1306の出力を等化するものである。ビタビ復号器1310は、FIR回路1309の出力信号に基づき、媒体1301に記録されているデータを再生するものである。
次に動作について説明する。
DVDなどの媒体1301に記録されているデータとタイミングは、光ピックアップ(図示せず)で読み取られアナログ信号として再生される。アナログデータは、ALPF1302の前段に設けられているVariable Gain Amplifier(VGA)(図示せず)とオフセット制御器(図示せず)で、ADC1303の入力レンジに合うように、増幅およびオフセット調整された後、ALPF1302に入力され、その高周波数成分が除去される。ALPF1302から出力されるアナログ信号は、ADC1303でデジタル信号に変換される。このときサンプリングクロックは周波数シンセサイザ1304から供給される。このクロックは、DVDの媒体に記録されているタイミングクロックとは必ずしも同期しておらず、一般的にはそのタイミングクロックよりも速い周波数のクロックである。また、周波数シンセサイザ1304の出力クロックは補間器1305と制御器1308にも入力される。
ADC1303から出力されるデジタル信号は、媒体1301に記録されているデータのタイミングとは同期していない。これを補間処理によって同期させるのが補間器1305である。つまり、補間器1305は、サンプリングクロックとタイミングとの位相差に相当する情報を制御器1308から受け取り、その位相差に応じて補間することで、同期をとる。また、補間器1305ではサンプリングクロックを間引くことによって、タイミングと疑似同期したクロックを生成する。
DEQ1306は、補間器1305の出力信号を等化する。DVDの場合は、高周波成分(例えば3T+3Tパターン)の振幅が小さくなる傾向にあるので、DEQ1306はこのような成分を増幅する。
TR回路1307は、DEQ1306の出力を用いてタイミング回復を行う。DVDの場合は、図14に示すように、1488T間隔で14T+4Tのシンクマークが出現するので、TR回路1307は、シンクマークとシンクマークの間隔を検出することで、周波数誤差を検出する。また、TR回路1307は、ゼロクロス点の値に基づき、位相誤差を検出する。これら周波数誤差と位相誤差は、制御器1308に入力される。
制御器1308は、周波数誤差と位相誤差に基づいて、サンプリングクロックと記録されているタイミングとのずれを求める。
以上、補間器1305、DEQ1306、TR回路1307、及び制御器1308によりタイミングリカバリーループが構成され、タイミング回復が行なわれる。
一方、DEQ1306の出力はFIR回路1309に入力される。FIR回路1309は、DEQ1306の出力が、目標とされるPR方式(例えばPR(3,4,4,3))に適した信号となるように、DEQ1306の出力をさらに等化する。
ビタビ復号器1310は、FIR回路1309の出力をビタビアルゴリズムに基づく最尤復号によって誤り訂正し、これにより、媒体1301に記録されているデータが再生されることになる。
また、上記情報再生装置1300とは、前記タイミングリカバリーループの構成が異なる従来の情報再生装置を図15に示す。図15は、第2の従来の情報再生装置を表す図である。図13に示す情報再生装置1300とは、タイミングリカバリーループの構成が異なり、図15に示す情報再生装置1500では、ADC1303と、DEQ1306と、TR回路1307と、D/A変換器(DAC)1502と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)1503とによって、タイミングリカバリーループが構成されている。
DAC1502は、TR回路1307から出力される周波数情報をアナログ電圧に変換するものである。VCO1503は、DAC1502が出力する電圧値に基づく周波数のクロックを出力するものである。
以上のように構成されるタイミングリカバリーループにおける、タイミング回復動作につき、以下説明する。
ADC1303の出力は、DEQ1306にて等化され、TR回路1307に出力される。TR回路1307は、DEQ1306の出力信号に基づき周波数誤差と位相誤差とからなる周波数情報を算出する。DAC1502は、TR回路1307から出力される周波数情報を、アナログ電圧に変換する。VCO1503は、DAC1502の出力電圧に基づいた周波数のクロックを生成する。VCO1503の出力するクロックは、ADC1303、DAC1502、DEQ1306、TR回路1307に供給され、かかるフィードバック制御により、VCO1503が出力するクロックの周波数を、媒体1301へのデータの記録タイミングに同期させる。
特開平9−204622号公報 フロイド エム.ガーデナー(Floyd M.Gardner),「インターポレーション イン ディジタル モデムス−パートI:ファンダメンタルス(Interpolation in Digital Modems - PartI:Fundamentals)」アイイーイーイー トランサクションズ オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions on Communications),Vol.41,No.3,p.501−507,1993年3月
上記従来の情報再生装置の一連の信号処理を、最尤復号の観点から見直してみると、媒体1301に記録された情報はアナログ信号として読み出されるわけであるが、アナログ信号は記録されたデータに応じて様々な波形(シーケンス)を描くことになる。最尤復号は、起こり得る様々なシーケンスの中で、実際に読み出されたシーケンスと最も近いものを検出し、そのシーケンスに対応したデータを復号するという動作を行っている。
ここで、アナログ信号は、時間的に連続した信号であるために、アナログ信号のままでは、期待されるシーケンスとの近さ(あるいは尤度)を計算するのが困難である。そこで、上記従来の情報再生装置では、チャネルクロックに同期した信号でサンプリングして、尤度の計算を容易にしている。また、振幅方向が連続であったり、取り得る値が多値に渡っても、尤度の計算は困難である。そこで、上記従来の情報再生装置では、目標とするPR方式を定め、それに合うように等化処理を行っている。例えば、FIR1309への入力をチャネルクロックで同期させ、PR方式がPR(3,4,4,3)であるとすると、媒体1301がDVDの場合の取り得る値は{−7,−4,0,4,7}の5値で収まるので、尤度を計算することは非常に容易となる。これによって、コンパクトなビタビ復号器が実現できているわけである。
以上のように、従来の方法では、媒体から読み出されたアナログ信号を、期待されるシーケンスに近づけるために、タイミング回復や等化処理を行っており、これによりコンパクトな最尤復号器を実現できているわけであるが、その反面、複雑なタイミング回復用の回路や、大規模な等化処理用の回路が必要不可欠となり、以下のような問題点が生じている。
まず、補間器1305では、非同期クロックによってサンプリングされたデジタル信号を、記録されているタイミングに疑似同期するように補間する際に、補間誤差が生じることが課題となる。補間にはいくつかの方法が考えられるが、2サンプルの線形補間は最も単純な回路で構成できる反面、補間誤差は大きくなってしまう。この誤差を減少させるために、複数サンプルから補間すると、今度は回路規模が大きくなるという課題も発生する。また、ADC1303の入力アナログ信号自体に様々な要因の雑音が混入している可能性があるため、このような信号から補間処理することは、雑音による誤った補間がおこなわれたり、雑音の強調を生む可能性もある。
また、DEQ1306においては、デジタルFIRフィルタで高周波成分を増幅しているため、ここでも前記補間器1305と同様に、雑音の強調を生む可能性がある。また、DEQ1306はFIRフィルタ構成を有するために、レイテンシが存在する。タイミングリカバリループ内のレイテンシは、ループ遅延を増大させるため、タイミングリカバリ動作の安定性が劣化するという課題を有している。
また、FIR回路1309では、DEQ1306の出力を、デジタルFIRフィルタにより、目標となるPR方式(例えばPR(3,4,4,3))に対応するよう等化している。このため、ここでも、雑音の強調を生む可能性がある。また、FIR回路1309による等化によって、後段のビタビ復号器1310の回路規模を削減できているのであるが、逆に、FIR回路1309による回路規模の増大も招いていることになる。
また、第2の従来例におけるVCO1503は、微小な周波数変動にも追従できるように、その周波数分解能を細かくする必要があり、また、光ディスク装置の動作速度の変化に対応するために、その周波数帯域は広くなければならない。しかし、VCO1503は、アナログ回路であるため、その面積が大きくなるといった課題を有している。また、VCO1503は、電圧や温度やノイズの影響を受け易く、これらに耐えうる回路を設計するためには、設計工数が非常に大きくなるといった課題を有している。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、補間によるタイミング回復時に、補間誤差によって再生されたデータおよびタイミングの品質が劣化するのを抑えることができ、また、タイミング回復ループ遅延の増大により系の安定性が劣化するのを回避することができる情報再生装置を得ることを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、を備え、前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロック生成部を制御することを特徴とするものである。
本願の請求項2に係る発明は、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記期待値生成部は、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を備え、前記タイミング検出部が出力するタイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択することを特徴とするものである。
本願の請求項3に係る発明は、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算器と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力することを特徴とするものである。
本願の請求項4に係る発明は、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することを特徴とするものである。
本願の請求項5に係る発明は、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することを特徴とするものである。
本願の請求項6に係る発明は、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、を有し、前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロックの周波数を切り替えて出力することを特徴とするものである。
本願の請求項7に係る発明は、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記期待値生成ステップは、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を読み出し、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択することを特徴とするものである。
本願の請求項8に係る発明は、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力することを特徴とするものである。
本願の請求項9に係る発明は、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することを特徴とするものである。
本願の請求項10に係る発明は、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することを特徴とするものである。
本願請求項1の発明によれば、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、を備え、前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロック生成部を制御することを特徴とすることとしたので、媒体の内周部と外周部とでデータの読み込み速度が変化するような場合であっても、常に安定したデータ再生動作を行うことが可能となる。
本願請求項2の発明によれば、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記期待値生成部は、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を備え、前記タイミング検出部が出力するタイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択することとしたので、期待値の補間処理を行なう必要がなく、回路動作の簡略化を図ることが可能となる。
本願請求項3の発明によれば、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算器と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力することとしたので、非同期クロックでサンプリングされたアナログ再生波形から、最尤復号によりデータ記録タイミングに同期したデータを再生することが可能となる。
本願請求項4の発明によれば、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することとしたので、非同期クロックでサンプリングされたアナログ再生波形から、データ記録書き込みタイミングに同期したデータを、最尤復号により再生することが可能となる。
本願請求項5の発明によれば、情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することとしたので、ブランチメトリックの累積を行なう必要がなくなり、ブランチメトリック計算工程の簡略化を図ることが可能となる。
本願請求項6の発明によれば、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、を有し、前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロックの周波数を切り替えて出力することとしたので、媒体の内周部と外周部とでデータの読み込み速度が変化するような場合であっても、常に安定したデータ再生動作を行うことが可能となる。
本願請求項7の発明によれば、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を備え、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記期待値生成ステップは、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を読み出し、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択することとしたので、期待値の補間処理を行なう必要がなく、回路動作の簡略化を図ることが可能となる。
本願請求項8の発明によれば、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力することとしたので、非同期クロックでサンプリングされたアナログ再生波形から、最尤復号によりデータ記録タイミングに同期したデータを再生することが可能となる。
本願請求項9の発明によれば、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することとしたので、非同期クロックでサンプリングされたアナログ再生波形から、データ記録書き込みタイミングに同期したデータを、最尤復号により再生することが可能となる。
本願請求項10の発明によれば、情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算することとしたので、ブランチメトリックの累積を行なう必要がなくなり、ブランチメトリック計算工程の簡略化を図ることが可能となる。
本発明の基本原理は、媒体から読み出されたアナログ信号を、期待されるシーケンスに近づけるのではなく、逆に、期待されるシーケンスの方を上記アナログ信号に近づけるというものである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1による情報再生装置を説明する図である。
本実施の形態1の情報再生装置100は、DVDなどの媒体101に記録されている、データ情報とタイミング情報からなるアナログ信号から、データとタイミングを再生するものであり、ALPF(Analog LOW Pass Filter)102と、A/D変換器(ADC)103と、クロック生成器104と、タイミング検出器105と、期待値生成器106と、最尤復号器107とを有している。
ALPF102、ADC103は、図13に示す従来の情報再生装置1300におけるものと同一である。クロック生成器104は、固定周波数のクロックCLK1を生成するものであり、生成したクロックをADC103、タイミング検出器105、期待値生成器106、及び最尤復号器107に供給する。クロック生成器104が生成するクロックの周波数は、必ずしも、媒体101へのデータ記録タイミングに同期したクロック、すなわち、チャネルクロックに同期したものである必要はなく、本実施の形態1では十分にマージンを持った非同期の固定周波数オーバーサンプルクロック(以下、「非同期クロック」とする。)としている。
タイミング検出器105は、チャネルクロックに疑似的に同期した疑似同期クロックCLK2を生成するとともに、期待値を補間するためのパラメータμを作成するものである。
期待値生成器106は、最尤復号器107にて用いられる期待値を生成するものである。
最尤復号器107は、前記期待値とADC103の出力S1とに基づき再生データを生成するものである。
次に、本実施の形態1による情報再生装置100の動作の概略について説明する。
図1(b)は、情報再生装置100の動作説明を行なうための図である。
情報再生装置100の動作が開始すると、DVDの媒体101に記録されているデータ情報とタイミング情報が、光ピックアップによってアナログ信号として読み出され(ステップ101)、クロック生成器104により、非同期クロックCLK1が生成される(ステップ102)。
媒体101から読み出されたアナログ信号は、VGA、及びオフセット調整器(何れも図示せず)によって、その振幅とオフセットが調整された後、ALPF102で高周波成分が除去され、ADC103でデジタル信号に変換される(ステップ103)。
ADC出力S1と非同期クロックCLK1は、それぞれタイミング検出器105に入力し、タイミング検出器105において、チャネルクロックに疑似的に同期した疑似同期クロックCLK2と、期待値を補間するためのパラメータμが生成される(ステップ104)。
期待値生成器106は、パラメータμに基づいて、あらかじめ設定しているデフォルトの期待値を補間して、最尤復号器107の期待値を生成し、最尤復号器107に出力する(ステップ105)。
そして、最尤復号器107では、非同期クロックCLK1のタイミングで、ADC出力S1と、期待値生成器106から出力されるADC出力S1の期待値とから、ブランチメトリックが算出され、疑似同期クロックCLK2のタイミングで、ブランチメトリックを用いてパスメトリックが算出され、これにより、再生すべきデータが演算、出力される(ステップ106)。
以下、タイミング検出器105、期待値生成器106、及び最尤復号器107の詳細な構成、及びこれらの各構成要素により実行される上記ステップ104ないし106の詳細について説明する。
1)まず、タイミング検出器105の構成、及びタイミング検出器105により実行される上記ステップ104の詳細について説明する。
図2は、タイミング検出器105の詳細な構成を示すブロック図である。
タイミング検出器105は、シンクマーク検出器201と、カウンタ202と、演算値保持部203と、除算器204と、位相比較器205と、NCO制御値算出器206と、NCO回路207と、疑似同期クロック生成器208とを有している。
シンクマーク検出器201は、ADC出力S1からシンクマークを検出するものである。カウンタ202は、非同期クロックCLK1でシンクマーク間隔をカウントし、カウント値Yを出力するものである。演算値保持部203は、チャネルクロックと非同期クロックCLK1の比率を割り出すための基準演算値Xを格納するものである。基準演算値Xは、媒体101に固有の値であり、例えば、媒体101がDVDの場合、Xの値はシンクマーク間隔である1488となる。除算器204は、チャネルクロックと非同期クロックCLK1の比率X/Yを算出するものである。位相比較器205は、ADC出力S1と非同期クロックCLK1との位相誤差を求めるものである。NCO制御値算出器206は、NCO回路207を制御するための制御値であるNCword(NCO CONTROL word)を算出するものである。疑似同期クロック生成器208は、チャネルクロックに疑似的に同期した疑似同期クロックCLK2を生成するものである。
次に、タイミング検出器105により実行される上記ステップ104の詳細について説明する。
シンクマーク検出器201は、ADC103の出力からシンクマークを検出する。媒体101がDVDの場合は、上述のように、シンクマークを検出することによってチャネルクロックの周波数を抽出することができる。シンクマークは、図14に示すように、14T期間と4T期間からなる特定パターンである。ここで、Tはチャネル周期を表している。シンクマークは、1488T間隔で出現するように媒体に記録されている。
カウンタ202は非同期クロックCLK1でシンクマーク間隔をカウントし、除算器204に出力する。除算器204は、演算値保持部203に格納されている演算値Xを、カウンタ202の出力であるカウンタ値Yで除算することで、チャネルクロックと非同期クロックCLK1の比率を割り出し、NCO制御値算出器206に出力する。たとえば、チャネルクロックが27MHzで、シンセサイザクロックが54MHzであるとすると、除算器204の出力値は0.5となる。また、位相比較器205は、ADC103の出力と非同期クロックCLK1とに基づいて、ADC出力S1と非同期クロックCLK1との位相誤差を求め、NCO制御値算出器206に出力する。NCO制御値算出器206は、位相比較器205の出力に基づいて、除算器204の出力値を補正してNCwordを算出する。NCO回路207は、非同期クロックCLK1の1クロック毎に初期値1からNCwordの値を減算していき、その値が0以下にならないように制御を行ないながら1と0の値の間で、減算を繰り返していく。
以下、NCO回路207の動作を図3を用いて説明する。図3は、NCO回路207の動作を説明するための図である。
図3において、t1〜t5は非同期クロックCLK1タイミングを表し、N1〜N5はt1〜t5におけるNCwordの値を表し、n1〜n5はt1〜t5における減算値を表し、l2とl4はn1〜n5が0以下となった場合の余剰値をそれぞれ表す。また、オーバーフローフラグFは、オーバーフローフラグFの出力タイミングを示している。
まず、t1にて、初期値1からN1を減算しn1を算出する。次に、t2にてn1からN2を減算しn2を算出する。このとき、n2が0以下となるため、NCO回路207は、オーバーフローフラグFを出力すると共に、0以下の値となるl2を繰り上げる。t3では、(1−l2)からN3を減算しn3を算出する。n3は0以上であるため、オーバーフローフラグFが出力されることはなく、また、減算値の繰り上がりもない。t4では、n3からN4を減算しn4を算出する。この際、t2と同様にその値が0以下となるため、オーバーフローフラグFを出力するとともに、l4を繰り上げる。t5では、(1−l4)からN5を減算しn5を算出する。以上の演算は、下記(2)式で表すことができる。
ηi =(ηi-1 −Ni)mod1 ・・・(2)
NCO回路207は、以上の動作によりオーバーフローフラグFを疑似同期クロック生成器208に出力する。また、NCO回路207は下記(3)式
μi =1−ηi ・・・(3)
により、チャネルクロックと非同期クロックCLK1とのタイミング誤差であるパラメータμの値を算出し、期待値生成器106に出力する。
疑似同期クロック生成器208は、クロック生成器104が出力する非同期クロックCLK1から、オーバーフローフラグFが立っていないクロックを間引くことにより、チャネルビットに疑似的に同期した疑似同期クロックCLK2を出力し、これにより、上述したステップ104が終了する。
2)次に、期待値生成器106により実行される上記ステップ105の詳細について説明する。
図4は期待値生成器106の動作を説明するための図である。
媒体101に記録されているデータが{011110001}であったとする。従来の情報再生装置1300、あるいは情報再生装置1500にてタイミング補間、及び等化処理を行なった場合は、サンプル点がチャネルクロックと同期しており、PR(3,4,4,3)に完全に等化されているので、期待値シーケンスは図4(a)のように{−4,0,4,7,4,0,−4,−4,0,4}となる。すなわち、期待値は{−7,−4,0,4,7}の5値しか取り得ない。しかし、本発明の方式では、例えPR(3,4,4,3)に完全に等化されていたとしても、サンプル点がチャネルクロックとは同期していないため、期待値は5値では収まらない。例えば、クロック生成器104が出力する非同期クロックがチャネルクロックと比較して4/3倍にオーバーサンプルされている場合、タイミング検出器105のNCO制御値算出器206にて算出されるNCwordの値は0.75であり、NCO回路207から出力されるパラメータμの値は{0,0.75,0.5,0.25,0,0.75,0.5,0.25,0,0.75,0.5,0.25,0}という系列となる。期待値生成器106では、このパラメータμの値によって、あらかじめ設定されているデフォルトの期待値、例えば、本実施の形態1では{−7,−4,0,4,7}を補間することにより、ADC出力S1の期待値を生成する。図4(b)は、期待値生成器106により生成された期待値のシーケンスを示している。
ここで、最初の期待値は、下記(4)式
(1−μ)×(−4)+μ×0 ・・・(4)
で求められ、μが0であることから値は−4となる。次の期待値も同様に上式(4)で求めるが、μが0.75であることから、値は−1となる。このようにして期待値を求める結果、期待値生成器106は、図4(b)に示すような期待値を出力し、これにより、上述したステップ105が終了する。
3)次に、最尤復号器107の構成、及び最尤復号器107により実行される上記ステップ106の詳細について説明する。
最尤復号器107は、期待値生成器106が出力する期待値とADC出力S1とに基づき再生データを生成する。ADC出力S1は、非同期クロックCLK1によりサンプリングされたものであるため、そのサンプルポイントは、チャネルクロックの同期ポイントとは必ずしも同期しておらず、チャネルクロックのエッジ間に2つのサンプルポイントが存在する場合があり得る。最尤復号器107は、このような非同期データから同期データへの乗り換えを行なうため、非同期クロックCLK1でブランチメトリックを計算し、疑似同期クロックCLK2で、ブランチメトリックを加算、比較、選択してパスメトリックを計算することとしている。
図5は最尤復号器107の構成を表すブロック図である。
最尤復号器107は、演算器5a1〜5anと、ACS(Add−Compare−Select)回路502と、生き残りパス管理回路503とを有している。
演算器5a1〜5anは、ADC出力S1と期待値とから、非同期クロックCLK1により、ブランチメトリックを算出するものである。ACS回路502は、演算器5a1〜5an、が出力するブランチメトリックを加算、比較、選択して、もっとも尤度の高いメトリック値をパスメトリック値として保存するものである。生き残りパス管理部503は、ACS回路502の出力、及びクロック生成器208の出力を受け、最終的な再生データを出力するものである。なお、ACS回路502と生き残りパス管理部503は、疑似同期クロックCLK2により動作する。
次に、上記最尤復号器107により実行される上記ステップ106の詳細について説明する。
図6は最尤復号器107の動作を表すタイミングチャートである。図6において、(a)は、媒体101に記録されている記録データを表す。(b)はデータに同期したクロック、すなわちチャネルクロックを表す。(c)は、媒体101から読み出されたアナログ再生信号を表す。(d)は、クロック生成器104が出力する非同期クロックCLK1を表す。(e)は疑似同期クロック生成器208が出力する疑似同期クロックCLK2を表す。(f)は、ADC103の出力を表す。(g)は、演算器5a1〜5anにて算出されたブランチメトリックを表す。(h)は、ACS502のパス選択信号の出力を表す。また、t1〜tnはチャネルクロックの同期ポイントを表し、t′1〜t′nは疑似同期ポイントを表す。
t1にて、各演算器5a1〜5anは、ADC出力f1と期待値生成器106で生成された期待値とから、ブランチメトリックg11〜g1nを求める。図6においてはそれらをまとめてg1と表す。各演算器5a1〜5anは、ACS502が疑似同期クロックCLK2を受けるt′2前に、次のADC出力f2を受けるため、ADC出力f2とその期待値とから、ブランチメトリックg2を求め、g1とg2とを累積する。
t′2にて、ACS502が疑似同期クロックCLK2を受けると、演算器5a1〜5anは、ブランチメトリックをACS502に対して出力すると共に、その演算値(累積値)をリセットする。ACS回路502は、演算器5a1〜5anから出力されたブランチメトリックを加算、比較、選択して、もっとも尤度の高いメトリック値をパスメトリック値として保存すると同時に、どのパスを選択したかを示すパス選択信号h1を出力する。
t′2からt′3の間に、演算器5a1〜5anは、ADC出力f3とf4を受けるため、ADC出力f3とその期待値とからブランチメトリックg3を算出し、また、ADC出力f4とその期待値とからg4を算出した後、これらを累積する。t′3にて、ACS回路502が疑似同期クロックCLK2を受けると、演算器5a1〜5anは、ブランチメトリックを出力するとともに、演算値のリセットを行なう。ACS回路502は、パスメトリック値の保存、及びパス選択信号h2の出力を行なう。
t′3の後、演算器5a1〜5anは、ADC出力f5を受けて、ブランチメトリックg5を算出する。演算器5a1〜5anは、ACS回路502が疑似同期クロックCLK2を受けるt′4までの間ADC出力dを受けないため、t′3にてブランチメトリックg5を出力し、その値をリセットする。ACS回路502は、パスメトリック値の保存、及びパス選択信号h3の出力を行なう。t′4以降についても、上述した動作が行なわれる。
生き残りパス管理回路503では、ACS回路502から出力されるパス選択信号を基に、最終的な再生データが生成され、該再生データが出力されることにより、上述したステップ106が終了し、これにより、本実施の形態1の情報再生装置100による、媒体101に記録されたデータの再生動作が完了する。
このように、本実施の形態1では、あらかじめ類推可能であり雑音の影響がない期待値を補間してタイミング回復を行うこととしたので、補間誤差による性能劣化を最小限に抑えることができ、データ再生およびタイミング回復の精度を向上させることが可能となる。また、フィードフォワード型のタイミング回復手法を用いるため、ループ遅延の増大による系の安定性の劣化が生じないという効果を有する。
なお、上記実施の形態1では、期待値生成器106にて、あらかじめ設定しておいたチャネルクロックのタイミングと同期する同期ポイントの期待値を補間することとしたが、期待値シーケンスの同期ポイント間を時間軸方向において所定数に分割し、かかる分割ポイントの期待値を予めメモリ等に格納しておき、前記μの値に一番近い分割ポイントの期待値を選択するようにしてもよい。この場合、補間処理を省略することができ、回路動作の簡略化を図ることが可能となる。
また、上記実施の形態1では、前記最尤復号器107の演算器5a1〜5anは、同期クロック間に、非同期クロックでサンプリングしたサンプルポイントが複数存在する場合は、これら複数のサンプルポイント毎に算出されたブランチメトリックを累積加算することとしたが、チャネルクロックのエッジに一番近い非同期クロックCLK1のエッジに対応するADC出力S1とその期待値とからブランチメトリックを計算してACS回路502に出力するようにしてもよい。この場合、ブランチメトリックを累積する必要がなく、回路動作の簡略化を図ることが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、実施の形態1に係る情報再生装置において、タイミング検出器105の制御により、クロック生成器104が出力するクロックの周波数を切り替えるようにしたものである。
例えば、媒体101としてDVDを用いる場合、DVD−ROMの回転制御方式は、通常はCLV(Constant Linear Velocity)方式であるが、高倍速再生時には、スピンドルモータの回転を制御するのが難しくなるため、CAV(Constant Angular Velocity)方式をとることがある。CAV方式では、媒体101の内周部よりも外周部のほうが記録周波数が高くなるため、媒体101の内周部ではクロック生成器104が出力するクロックの周波数のほうが記録周波数より高くても、媒体101の外周部ではその関係が逆転することもあり得る。通常、クロック生成器104が出力する非同期クロックの周波数が高い方が、回路構成を簡略化できることから、本実施の形態2では、タイミング検出器105が出力するタイミング検出信号に基づき、クロック生成器104が出力するクロックの周波数を切り替えることとしている。
図7は、本発明の実施の形態2による情報再生装置700の構成を表すブロック図である。なお、図7において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明を省略する。
本実施の形態2が前記実施の形態1と異なる点は、タイミング検出器105が、クロック生成器104に対して、クロック生成器104が出力する非同期クロックCLK1の周波数の切替を指示する制御信号S2を出力する点、及びクロック生成器104が、数段階の周波数を切り替えて出力することができるよう構成されている点である。
次に、タイミング検出器105によるクロック生成器104の制御について説明する。
タイミング検出器105は、ADC103出力とクロック生成器104の出力を受けて、その内部に備える除算器204により、チャネルクロックとクロック生成器104が出力する非同期クロックCLK1との比率X/Yを求める。非同期クロックCLK1は、チャネルクロックよりも速いため、X<Yとなる。
図示しない制御信号生成回路は、比率X/Yを検出し、比率X/Yが逆転しそうになったら、クロック生成器104に対して、制御信号S2を出力する。クロック生成器104は、制御信号S2を受けて、出力する非同期クロックCLK1を基本周波数の所定倍の周波数のクロックに切り替える。例えば、生成した周波数を分周することにより、基本周波数、2倍、4倍、8倍のいずれかの周波数のクロックを出力する。
このように、本実施の形態2では、チャネルクロックとクロック生成器104の出力する非同期クロックCLK1の比率に基づき、タイミング検出器105が、クロック生成器104が出力するクロックの周波数を制御することとしたので、クロック生成器104が出力するクロック周波数を常にチャネルクロックよりも高く制御することができ、これにより、媒体101の内周部よりも外周部のほうが記録周波数が高いような場合であっても、安定したデータ再生動作を行うことが可能となる。
(実施の形態3)
本実施の形態3は、前記実施の形態1に係る情報再生装置において、直流成分を検出し、そのレベル調整を行なうベースラインコントローラ(BC)の出力に基づいて、期待値生成器106が出力する期待値を補正することとしたものである。
図9は、本実施の形態3に係る情報再生装置900を表す構成図である。図9において、901は、情報再生装置900における直流成分を検出し、その値が最適なレベルとなるように制御を行なうベースラインコントロール回路(BC)である。なお、図1と同一の構成要素については同じ符号を使用し、その説明を省略する。
次に、動作について説明する。
実施の形態1において説明したように、媒体101からアナログデータが読み出されると、該アナログデータは、ADC103にてA/D変換を受けた後、タイミング検出器105内部の位相比較器205に出力される。また、クロック生成器104では、非同期クロックCLK1が生成され、位相比較器205に出力される。
位相比較器205の出力信号は、実施の形態1と同様に、NCO制御値算出器206に対して出力されると共に、BC901に出力される。
BC901は、位相比較器205の出力を受けて、該出力信号波形の立ち上がりポイントと立下りポイントとを検出することにより、直流成分を検出する。そして、該検出された直流成分をもとに、ベースライン誤差、すなわち補正量を求め、該補正量を表す制御信号を期待値生成器106に出力する。
期待値生成器106では、BC901から出力される制御信号に従い、生成した期待値が補正される。例えば、生成した期待値からベースライン誤差が減じられて、期待値シーケンス全体が上に持ち上げられる。
そして、最尤復号器107では、上述した実施の形態1と同様に、補正後の期待値とADC出力S1とに基づいて再生データが演算される。
以下、本実施の形態3の情報再生装置900による効果について説明する。
本願発明、あるいは、前記従来例のようなリードチャネル系においては、通常、ベースラインコントロール回路が、A/D変換器の直後に配置され、ベースラインコントロール回路の制御により、スライサー等の基準値となる直流成分を補正している。図8(a)は、アシンメトリを持ったアナログ再生波形を、分解能が7ビットのA/D変換器でディジタル化した後の波形を表す図である。図8(a)においては、A/D変換器のレンジを十分に活用できるように、波形の最大値が63、最小値が−64になるように制御されている。ここで、DVDに書き込まれるデータは、基準値を0とすると1と0の数が同数となるように符号化されているため、図8(a)においては、基準値を補正する必要がある。ベースラインコントロール回路は、1と0の個数を数えて直流成分を検出した後、1と0の個数が同数となるように基準値を定め、波形全体を上に持ち上げることによりベースラインの補正を行なう。ベースラインコントロール回路の出力を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、ベースラインコントロール回路は、波形全体を上に持ち上げる際に、その値が63を超えるものは、強制的に63に飽和させている。このため、ベースラインコントロール回路を、A/D変換器の直後に配置してベースライン補正を行なうと、信号波形に歪みが生じることになる。
最尤復号は、信号波形の振幅方向の情報を十分に利用するものであるため、かかる歪みは、データ再生の精度に大きな影響を与えることになる。
本実施の形態3によれば、ADC出力S1を直接最尤復号器107に入力し、期待値生成器106が生成する期待値を補正することにより直流成分の補正を行なうこととしたので、ADC出力S1を補正する際に生じる信号の歪みを回避することができ、これにより、振幅方向の情報を十分に活用して最尤復号を行うことが可能となり、より高精度のデータ再生を行うことができる。
なお、直流成分のベースライン誤差はADC出力S1から直接求めることも可能であるため、図10に示すように、ADC103の直後にBC901を配置し、BCの出力信号をタイミング検出器105、及び期待値生成器106に供給するようにしても、本実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態3は、直流成分を検出し、そのレベル調整を行なうベースラインコントローラ(BC)を設け、BC901の出力に基づいて、期待値生成器106が出力する期待値を補正することとしたので、A/D変換器の出力を直接最尤系列検出器に入力することが可能となり、これにより、振幅方向の情報を十分に活用した最尤復号を行うことができ、精度の高いデータ再生を行うことが可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態4は、前記実施の形態1に係る情報再生装置において、最尤復号回路107が出力する再生データに基づいて、期待値生成器106が生成する期待値を適応的に制御するものである。
媒体101から出力されるアナログ再生波形が上下対象の波形である場合は、期待値生成器106にて使用されるあらかじめ設定された期待値としては、例えばPR(3,4,4,3)に完全に等化されている場合は、{−7,−4,0,4,7}の5値を用いることで十分である。しかし、媒体101のアナログ再生信号波形が、図12(a)に示すように下側の波形がつぶれているアシンメトリな波形である場合は、予め設定されている期待値では十分な結果が得られない。このため、本実施の形態4では、最尤復号回路107が出力する再生データに基づいて、期待値生成器106が生成する期待値の値を適応的に制御することとしている。
図11は、本実施の形態4の情報再生装置を表す図である。なお、図1と同一の構成要素については同じ符号を使用し、その説明を省略する。図11において、最尤復号器107の出力信号は、期待値生成器106に入力される。なお、図示していないが、本実施の形態4の期待値生成器106は、最尤復号器107が出力する復号データS3から、媒体101のアナログ再生信号波形の歪み量を検出する歪み量検出回路と、その歪み量に応じて期待値を適応的に制御する制御回路とを備えている。
次に動作について説明する。
前記実施の形態1において説明したように、媒体101から読み出されたアナログデータは、ADC103にてA/D変換を受け、最尤復号器107に入力される。最尤復号器107では、ADC出力S1と期待値生成器106が出力する期待値とにより、最終的な再生データを出力する。
期待値生成器106は、最尤復号器107が出力する再生データS3を受けると、該データから媒体101のアナログ再生信号波形の歪み量を求め、その検出量に応じて、デフォルトの期待値を選択する。例えば、図12(b)に示すように、波形の下側が歪んでいるような場合は、期待値として、−4の代わりに−1を選択し、−7の代わりに−3を選択する。そして、新たに選択された期待値を、実施の形態1と同様にタイミング検出器105から出力されるパラメータμに従って補間し、その値を最尤復号器107に出力する。
最尤復号器107は、補正後の期待値とADC出力S1とに基づいて再生データを出力する。
このように、本実施の形態4では、最尤復号器107が出力する再生データに基づき、期待値生成器106が出力する期待値を適応的に制御することとしたので、媒体101から読み出される信号波形が極端に歪んでいる場合であっても、正確な記録データの再生を行うことが可能となる。
本発明にかかる情報再生装置は、期待値を補間して生成する期待値生成器を有し、より誤りの少ないデータ再生を行うことができ、DVD等の光ディスクの再生装置として有用であり、また、光ディスク以外の情報再生の用途にも応用できるものである。
図1(a)は、本発明の実施の形態1による情報再生装置の構成を示す図である。 図1(b)は、本発明の実施の形態1による情報再生装置の動作を説明するための図である。 図2は、タイミング検出器の構成を示す図である。 図3は、NCO回路の動作を説明するための模式図である。 図4は、期待値生成器の動作を説明するための図である。 図5は、最尤復号器の構成を示す図である。 図6は、最尤復号器の動作説明を行なうためのタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態2による情報再生装置の構成を示す図である。 図8は、ベースラインコントロール回路の動作を説明するための図である。 図9は、本発明の実施の形態3による情報再生装置の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態3による情報再生装置の構成の変形例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態4による情報再生装置の構成を示す図である。 図12は、媒体から読み出されたアナログ信号波形を表す図である。 図13は、従来の情報再生装置の構成を示す図である。 図14は、シンクマークを説明するための図である。 図15は、従来の情報再生装置の構成を示す図である。
符号の説明
100、700、900、1000、1100 情報再生装置
101、1301 媒体
102、1302 ALPF
103、1303 A/D変換器
104 クロック生成器
105 タイミング検出器
106 期待値生成器
107 最尤復号器
201 シンクマーク検出器
202 カウンタ
203 演算値保持部
204 除算器
205 位相比較器
206 NCO制御値算出器
207 NCO回路
208 疑似同期クロック生成器
5a1〜5an 演算器
502 ACS回路
503 生き残りパス管理回路
901 ベースラインコントロール回路(BC)
1304 周波数シンセサイザ
1305 補間器
1306 DEQ
1307 TR回路
1309 FIR
1310 ビタビ復号器
1502 DAC
1503 VCO
CLK1 非同期クロック
CLK2 同期クロック

Claims (10)

  1. 情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、を備え、
    前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロック生成部を制御する、
    ことを特徴とする情報再生装置。
  2. 情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記期待値生成部は、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を備え、前記タイミング検出部が出力するタイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択する、
    ことを特徴とする情報再生装置。
  3. 情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、
    前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算器と、を備え、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力する、
    ことを特徴とする情報再生装置。
  4. 情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算する、
    ことを特徴とする情報再生装置。
  5. 情報記録媒体からデータ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読取部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生する第1のクロック生成部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出部と、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算部と、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成部と、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成部と、を備え、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記ブランチメトリック演算部は、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算する、
    ことを特徴とする情報再生装置。
  6. 情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、を有し、
    前記第1のクロックの周波数が、前記第1の信号に含まれるタイミングの周波数よりも常に高くなるように、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記第1のクロックの周波数を切り替えて出力する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
  7. 情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を備え、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記期待値生成ステップは、前記第1の信号に含まれるタイミングに同期したポイント間を時間軸方向に複数分割した分割ポイントの期待値を読み出し、前記タイミング誤差情報に基づいて、前記分割ポイントの期待値の中から特定の期待値を選択する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
  8. 情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、
    前記第2のクロックに基づいて、前記ブランチメトリックを用いてパスメトリックを計算するパスメトリック演算ステップと、を有し、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
  9. 情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第1のクロックのそれぞれのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
  10. 情報記録媒体から、データ情報とタイミング情報を含む第1の信号を読み出すデータ読出しステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングとは必ずしも同期しない第1のクロックを発生するクロック生成ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第1の信号を処理して第2の信号を得るデータ変換ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと、前記第1のクロックのタイミングとのタイミング誤差情報を得る単数のタイミング検出ステップと、
    前記第1のクロックのタイミングで、前記第2の信号と前記タイミング誤差情報から複数のブランチメトリックを算出する複数のブランチメトリック演算ステップと、
    前記第1の信号に含まれるタイミングと擬似同期した第2のクロックを出力する第2のクロック生成ステップと、
    前記タイミング誤差情報に基づいた複数の期待値を出力する期待値生成ステップと、を有し、
    前記複数の期待値の系列のうち、前記第2の信号系列との尤度が最も高い系列に対応するデータを再生データとして、前記第2のクロックのタイミングで出力し、
    前記ブランチメトリック演算ステップは、前記第2のクロックのエッジ間に複数の前記第1のクロックのエッジがある場合は、前記第2のクロックのエッジに直近の前記第1のクロックのエッジに対応する前記第2の信号から、ブランチメトリックを計算する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
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