JP6060912B2 - データ処理装置、データ処理方法、および再生装置 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、および再生装置 Download PDF

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Description

本開示は、再生信号から得られたサンプリングデータに対してタイミングリカバリを行うデータ処理装置、データ処理方法、および再生装置に関する。
磁気ディスクや光ディスクなどの記録媒体に記録されたデジタルデータを再生する場合、記録媒体から読み取られた再生信号の信号波形をサンプリングし、そのサンプル値をデータ(サンプリングデータ)に変換して、記録されたデータを再生する。この場合、本来のサンプリングタイミングにおけるデータを再生するために、再生側において、PLL(Phase Looked Loop)回路を用いてタイミングリカバリを行う方法が知られている。この場合のPLL回路としては、例えば特許文献1に記載されているように、一般的に2通りの方式がある。第1に、VCO(Voltage Controlled Oscillator)を用いて、再生信号の信号波形をサンプリングするA/D変換器のサンプリングタイミングを可変制御する方法がある。第2に、いわゆるITR(Interpolated Timing Recovery)方式がある。ITR方式では、固定の基準クロックで再生信号の信号波形をサンプリングし、得られたサンプリングデータに対して、インタポレータ(Interpolator:位相補間器)を用いて位相誤差検出結果に応じた補間処理を行うことで、タイミングリカバリを行う。
特開2009−171247号公報
しかしながら、PLL回路を用いる方法では、ISI(Inter Symbol Interference:符号間干渉)が大きくなった場合に正しい位相誤差を得ることが難しい。このため、特に、高密度の光ディスク、例えば50GBを超えるようなBD(Blu-ray Disc:登録商標)では、PLL回路をロックさせることが困難であり、正しいタイミングリカバリを行うことが困難である。
本開示の目的は、サンプリングデータに対するタイミングリカバリの精度を向上させることができるデータ処理装置、データ処理方法、および再生装置を提供することにある。
本開示によるデータ処理装置は、再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部を備えたものである。信号処理部は、再生信号から得られたサンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部と、メモリ部に蓄積されたサンプリングデータのサンプリングタイミングと、目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するリサンプリング回路とを有する。
本開示によるデータ処理方法は、再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う処理を含むものである。タイミングリカバリを行う処理は、再生信号から得られたサンプリングデータをメモリ部に一時的に蓄積するステップと、メモリ部に蓄積されたサンプリングデータのサンプリングタイミングと、目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいて、リサンプリング回路によってサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するステップとを有する。
本開示による再生装置は、記録媒体に記録された信号を読み出して再生信号を生成する信号生成部と、再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部とを備えたものである。信号処理部は、再生信号から得られたサンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部と、メモリ部に蓄積されたサンプリングデータのサンプリングタイミングと、目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するリサンプリング回路とを有する。
本開示によるデータ処理装置、データ処理方法、または再生装置では、再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御によって位相補間処理が施されることにより、サンプリングタイミングのタイミングリカバリが行われる。
本開示のデータ処理装置、データ処理方法、または再生装置によれば、サンプリングデータに対して、フィードフォワード制御によって位相補間処理を施すことにより、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行うようにしたので、サンプリングデータに対するタイミングリカバリの精度を向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の一実施の形態に係る再生装置の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した再生装置におけるデータ信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 再生信号の信号波形の一例を示す説明図である。 再生信号のデータ構造の一例を示す説明図である。 バッファメモリのメモリシーケンスの一例を示す説明図である。 再生信号とバッファメモリのメモリシーケンスとの対応関係の一例を示す説明図である。 記録線密度とジッタとの関係を示す特性図である。 記録線密度とビットエラーレートとの関係を示す特性図である。 比較例のデータ信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 比較例における再生信号の信号波形の一例を示す説明図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.再生装置の全体構成および動作>(図1)
<2.データ信号処理部の構成および動作>(図2〜図6)
<3.実験結果>(図7〜図8)
<4.効果>
<5.その他の実施の形態>
<1.再生装置の全体構成および動作>
図1は、本開示の一実施の形態に係る再生装置の一構成例を示している。図1では、再生装置の一例として、例えばBDなどの光ディスク50に記録されたデータを再生するディスクドライブ装置の構成を示している。また、図1では、ディスクドライブ装置として、データ再生のみが可能な再生専用装置とされる場合を例示している。再生可能な光ディスク50としては、ピット・ランドの組み合わせでデータが記録された再生専用のROMディスクのみならず、記録可能型として、ライトワンス型やリライタブル型の光ディスク50にも対応する。つまり、BDの場合ではBD−R(ライトワンス型)やBD−RE(リライタブル型)などが該当する。
このディスクドライブ装置は、光ピックアップ1と、スピンドルモーター2と、スレッド機構3と、マトリクス回路4と、データ信号処理部5と、デコーダ6と、ウォブル信号処理回路7と、ADIP復調回路8と、アドレスデコーダ9とを備えている。このディスクドライブ装置はまた、システムコントローラ10と、サーボ回路11と、スピンドルサーボ回路12と、スピンドルドライバ13と、スレッドドライバ14と、ホストI/F(インタフェース)15とを備えている。
光ディスク50は、ディスクドライブ装置に装填されると図示しないターンテーブルに積載され、スピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)で回転駆動されるようになっている。再生時には、光ピックアップ(光学ヘッド)1によって光ディスク50上のトラックにピットあるいはマークで記録された信号の読み出しが行われる。なお、光ディスク50には、再生専用の管理情報として、例えばディスクの物理情報等がエンボスピットまたはウォブリンググルーブによって記録されるが、これらの情報の読み出しも光ピックアップ1により行われる。さらに記録可能型の光ディスク50に対しては、グルーブトラックのウォブリングとして埋め込まれたADIP(Address in Pregroove)情報が記録されているが、その読み出しも光ピックアップ1によって行うことができる。
光ピックアップ1内には、図示しないが、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタが配置されている。光ピックアップ1内にはまた、レーザ光の出力端となる対物レンズや、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系等が形成されている。光ピックアップ1内のレーザダイオードとしては例えば、波長λ=405nmによるレーザ光を出力可能なものが使用される。光ピックアップ1内において、上記対物レンズは2軸機構によってトラッキング方向およびフォーカス方向に移動可能に保持されている。光ピックアップ1内にはまた、BD等の光ディスク50に対応可能とすべく、球面収差補正機構が備えられている。光ピックアップ1全体は、スレッド機構3によってディスク半径方向に移動可能とされている。
光ディスク50からの反射光情報は、光ピックアップ1内のフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクス回路4に供給されるようになっている。マトリクス回路4は、上記フォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対する電流電圧変換回路や、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成するようになっている。すなわち、光ディスク50からの読出信号(再生信号)に相当するRF信号(以下、再生信号RFと称する)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、およびトラッキングエラー信号TEなどを生成する。マトリクス回路4はさらに、グルーブのウォブリングに係る信号、すなわちウォブリングを検出するための信号としてプッシュプル信号PPを生成する。
マトリクス回路4から出力される再生信号RFはデータ信号処理部5へされるようになっている。フォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEは、サーボ回路11へされるようになっている。プッシュプル信号PPは、ウォブル信号処理回路7へ供給されるようになっている。
データ信号処理部5は、後述する上記再生信号RFについてのフィードフォワード制御処理、およびPRML(Partial Response Maximum Likelihood)復号方式による2値化処理を等を行う。PRML復号処理の実現にあたっては、再生信号RFをデジタルサンプリングするようにされる。そのサンプリング値として、目標とするサンプリングタイミング(本来のサンプリングタイミング)におけるサンプリング値が得られるようにするにあたって、上記フィードフォワード制御処理が実行される。データ信号処理部5においては、上記2値化処理により2値データ列DDが得られる。この2値データ列DDはデコーダ6に供給される。なお、このデータ信号処理部5の内部構成については後述する。
デコーダ6は、上記データ信号処理部5で得られた2値データ列DDについての復調を行うようになっている。すなわち、データ復調、デインターリーブ、ECCデコード、アドレスデコード等を行うようになっている。これによって光ディスク50からの再生データを得る。デコーダ6で再生データにまでデコードされたデータは、ホストI/F15に転送され、システムコントローラ10の指示に基づいてホスト機器100に転送される。ここで、ホスト機器100とは、例えばコンピュータ装置やAV(Audio-Visual)システム機器などである。
光ディスク50が記録可能型ディスクである場合、その再生時にADIP情報の処理が行われる。すなわちグルーブのウォブリングに係る信号としてマトリクス回路4から出力されるプッシュプル信号PPは、ウォブル信号処理回路7においてデジタル化されたウォブルデータとされる。またPLL処理により、プッシュプル信号に同期したクロックが生成される。ウォブルデータはADIP復調回路8でMSK復調、およびSTW復調され、ADIPアドレスを構成するデータストリームに復調されてアドレスデコーダ9に供給されるようになっている。アドレスデコーダ9は、供給されるデータについてのデコードを行い、アドレス値を得て、システムコントローラ10に供給するようになっている。。
サーボ回路11は、マトリクス回路4からのフォーカスエラー信号FE、およびトラッキングエラー信号TEから、フォーカス、トラッキング、およびスレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させるようになっている。すなわちフォーカスエラー信号FE、およびトラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、およびトラッキングドライブ信号を生成し、光ピックアップ1内の二軸機構のフォーカスコイル、およびトラッキングコイルを駆動することになる。これによって光ピックアップ1、マトリクス回路4、サーボ回路11、および二軸機構によるトラッキングサーボループおよびフォーカスサーボループが形成される。またサーボ回路11は、システムコントローラ10からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、ジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させるようになっている。
またサーボ回路11は、システムコントローラ10からの指示に応じて、フォーカスサーボループにフォーカスバイアスを与えるようになっている。またサーボ回路11は、システムコントローラ10からの指示に応じて、光ピックアップ1が備える、上述した球面収差補正機構に対して球面収差補正のための駆動信号を供給するようになっている。
またサーボ回路11は、トラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、スレッドドライバ14によりスレッド機構3を駆動するようになっている。スレッド機構3は、図示しないが、光ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモータ、および伝達ギア等による機構を有している。スレッドドライバ14によってスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータが駆動されることで、光ピックアップ1の所要のスライド移動が行われるようになっている。
スピンドルサーボ回路12は、スピンドルモータ2をCLV回転させる制御を行うようになっている。スピンドルサーボ回路12は、ウォブル信号に対するPLL処理で生成されるクロックを、現在のスピンドルモータ2の回転速度情報として得て、これを所定のCLV基準速度情報と比較することで、スピンドルエラー信号を生成する。そしてスピンドルサーボ回路12は、スピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を出力し、スピンドルドライバ13によりスピンドルモータ2のCLV回転を実行させる。またスピンドルサーボ回路12は、システムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
以上のようなサーボ系および記録再生系の各種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシステムコントローラ10により制御される。システムコントローラ10は、ホストI/F15を介して与えられるホスト機器100からのコマンドに応じて各種処理を実行する。例えば、ホスト機器100から、光ディスク50に記録されている、あるデータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合、システムコントローラ10は指示されたアドレスを目標(ターゲット)としてシーク動作制御を行う。すなわちサーボ回路11に指示を行って、リードコマンドにより指定されたアドレスをターゲットとする光ピックアップ1のアクセス動作を実行させる。
その後、その指示されたデータ区間のデータをホスト機器100に転送するために必要な動作制御を行う。すなわち光ディスク50からの信号読み出し動作、および読出信号についてのデータ信号処理部5、デコーダ6における再生処理を実行させ、要求されたデータを転送する。
なお、この図1の例では、ホスト機器100に接続されるディスクドライブ装置として説明したが、本開示の再生装置としては他の機器に接続されない形態もあり得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、データ入出力のインターフェース部位の構成が、図1とは異なるものとなる。つまり、ユーザの操作に応じて再生が行われるとともに、各種データの入出力のための端子部が形成されればよい。もちろん再生装置の構成例としては他にも多様に考えられ、例えば記録が可能な構成とすることもできる。すなわち、本開示の再生装置としては、記録再生装置の形態もあり得る。
<2.データ信号処理部5の構成および動作>
図2は、データ信号処理部5の一構成例を示している。データ信号処理部5は、再生信号RFから得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う。以下、本実施の形態によるタイミングリカバリの方式を、BRTR(Buffer Re-sampling Timing Recovery)と称する。
データ信号処理部5は、A/D変換器20と、発振器27と、BRTR部40と、PR等化器(PR−EQ)44と、MAP復号器45と、LDPC復号部46とを備えている。BRTR部40は、バッファメモリ41と、リサンプリング回路42と、インタポレータ(位相補間器)43とを有している。バッファメモリ41は、複数のメモリバンクBank1〜Bank3を有している。
A/D変換器20は、再生信号RFのサンプリングを行い、サンプリングデータを出力するものである。A/D変換器20でのサンプリングは、発振器27から出力される固定クロックを用いて行われる。発振器27は、再生信号RFの本来の同期クロックよりも高い周波数の固定クロックを発生する。これにより、サンプリングデータとしては、再生信号RFの元のデータレートよりも高いサンプリングレートによるオーバサンプリングデータが得られる。
A/D変換器20のサンプリングクロックは本来の同期クロックよりも高い固定クロックであり、再生信号RFの本来の同期クロックに同期していない。このため、再生信号RFのサンプリング値は、本来の同期タイミングからずれたタイミングでの信号値となるが、BRTR部40で、本来の同期タイミングにおける信号値を補間生成することで、結果として再生信号RFの本来の同期タイミングでのサンプリングデータykが得られる。
BRTR部40からのサンプリングデータykは、PR等化器(PR−EQ)44で等化され、MAP復号器45で尤度情報が計算され、それを用いて、LDPC復号部46で、LDPC(Low-Density Parity-Check)符号の復号化が行われる。LDPC符号は、疎なパリティ検査行列で定義される線形ブロック符号で、Sum−Product復号法と呼ばれる反復復号を用いることで、シャノン限界に近い特性を達成することができる。
バッファメモリ41は、再生信号RFから得られたサンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部である。リサンプリング回路42は、バッファメモリ41に蓄積されたサンプリングデータのサンプリングタイミングと、目標とするサンプリングタイミング(再生信号RFの本来のサンプリングタイミング)との位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号μk+1を生成するものである。
インタポレータ43は、位相制御信号μk+1に基づいて、バッファメモリ41から読み出されたサンプリングデータxkに対して位相補間処理を行い、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値を算出し、本来のサンプリングタイミングにおけるサンプリングデータykを生成して出力するものである。
ここで、図9はBRTR部40に対する比較例の回路を示す。また図10に、比較例の回路に入力される再生信号RFの信号波形の一例を示す。図10において上段は低密度の記録媒体からの再生信号RFである場合、下段は高密度の記録媒体からの再生信号RFである場合を示す。
図9にした比較例の回路は、BRTR部40に代えてITR−PLL回路部48を備えたものである。ITR−PLL回路部48は、PLL回路47を用いてフィードバックループ制御による位相補間処理を行うものである。ITR−PLL回路部48では、位相誤差の検出にZX(Zero Cross)点を用いる。この比較例の回路では、再生信号RFが低密度である場合には、ZX点を正しく検出できるが、高密度の場合にはISI(Inter Symbol Interference)が大きいために正しく検出できない。高密度の場合、信号波形のパターンが短い部分では十分にゼロクロスしなくなるため、位相誤差を検出することが難しくなる。
そこで、本実施の形態では、再生信号RFに、波形パターンが既知の所定のパターン信号をあらかじめ埋め込んでおき、リサンプリング回路42は、その所定のパターン信号に基づいて、位相誤差を検出する。そして、その位相誤差検出結果に基づいてフィードフォワード制御による位相補間処理を行うことでサンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う。
以下、さらに図3〜図6を参照して、本実施の形態におけるフィードフォワード制御による位相補間処理の具体例を説明する。なお、図3は、データ信号処理部5に入力される再生信号RFの信号波形の一例を示す。図3において上段は低密度の記録媒体からの再生信号RFである場合、下段は高密度の記録媒体からの再生信号RFである場合を示す。図4は、データ信号処理部5に入力される再生信号RFのデータ構造の一例を示す。図5は、バッファメモリ41のメモリシーケンスの一例を示す、図6は、再生信号RFとバッファメモリ41のメモリシーケンスとの対応関係の一例を示す。
上記した所定のパターン信号としては、所定のフレーム周期ごとに実データ信号に付加されたフレーム同期信号FS(Frame Sync)を用いることができる。なお、図4および図5においてD1,D2…が実データ信号を示す。また、図3では、フレーム同期信号FSの一例として、信号値0と信号値1とがそれぞれ10回ずつ連続する10T−10TのTパターンデータを示す。このように、ある周期ごとに、既知のパターンとしてフレーム同期信号FSのような長周期の所定のパターン信号を埋め込んでおけば、高密度記録からの再生信号RFである場合であっても十分な信号出力値が得られ、その既知のパターンによる位相誤差検出結果をサンプリング周期(固定クロック数)で割ることによって、各サンプリングデータの位相誤差を得ることができる。
1フレーム分(SyncFrame間隔)のサンプリングデータをバッファメモリ41に蓄積しておき、そのサンプリングデータを、以下で説明する位相誤差検出結果を元にインタポレータ43で正しいタイミングにリサンプリングする。
リサンプリング回路42によって、以下の式(1),(2)に示す演算を行う。ここで、式(1)は1クロックあたりの位相誤差(Δε/ε)を示す。
Δε/ε=(θi+Pr−θi)/(Pr・Lf) ……(1)
ただし、
i:FS番号(最大値Nf)
θi:位相
Pr:リサンプリングFS間隔
f:FS間サンプル長
k:サンプル番号(リサンプリング後)
ε:オーバサンプリングレート
とする。
式(2)は、サンプリングタイミングの位相制御信号μk+1を示す。式(2)によって、位相誤差に基づいてサンプリング位相μkを更新する。
μk+1=μk+ε・(1+Δε/ε) ……(2)
インタポレータ43は、位相制御信号μk+1に基づいて、バッファメモリ41から読み出されたサンプリングデータxkに対して、以下の式(3)による位相補間処理を行う。これにより、本来のサンプリングタイミングにおけるサンプリングデータykを生成して出力する。
Figure 0006060912
上記したリサンプリング回路42による位相誤差の検出は、所定のパターン信号としてのフレーム同期信号FSに基づいて、以下の式(4)による最尤推定法(MLE(Maximum Likelihood Estimation))によって行う。
Figure 0006060912
式(4)においてZは離散受信系列を示す。s(θ)は受信理想信号を表す。離散受信系列Zは、観測対象波形を時間間隔毎にサンプリングし、得られたサンプルを並べたベクトル(観測対象ベクトル)である。なお、ベクトル記号Zの右上に記された文字Tはベクトルの転置を表す。s(θ)は既知のパターン信号波形に相当する。θ^MLEは、最尤位相推定結果を表す。なお、ここでは便宜上、θの上に「^」を付した記号を「θ^」と記す。
最尤位相推定とは、観測対象ベクトルZとの間のEuclid距離が最も小さい参照信号ベクトルs(θ)を与えるパラメータθ^MLEを見つけることである。従って、ZTとs(θ)との内積を位相θについて微分し、最尤位相推定結果θ^MLEにおいてゼロとおくことにより、最尤位相推定結果を与える条件式(式(4))を得ることができる。すなわち、あらかじめ用意した微分信号ベクトルと、観測対象ベクトルとの内積がゼロになる時の、微分信号ベクトルの位相が、観測対象ベクトルの位相の離散形最尤推定結果θ^MLEである。式(4)を満足させる位相θは、内積演算器とフィードバック・ループとの組み合わせで実現することができ、その組み合わせは、一種の位相同期ループ(PLL)を構成する。これを離散形最尤位相推定器と呼ぶ。式(4)では、理想信号が三角関数の時は直交演算の積分値に相当するのでWobbleアドレス検出と同様の計算をすることになる。
元波形の関数の微分関数がわかっている場合にはその内積をゼロにするようPLLをかければよい。つまり、図3に示したような10T−10TのTパターンデータを想定している場合、読み出しし波形は、
Z[k]=sin(2πk/(2・10))
となる。ただし、kは時刻を示す整数値である。
位相誤差θは、
θ=ΣZ[j]*{cos(2πj/(2・10))} (0≦j<20)
で求めることができる。
以上で説明した位相誤差の検出処理と位相補間処理とを各フレームについて、シームレスに処理するために、図5および図6に示したようなバッファマネージメントを行う。第1のメモリバンクBank1に1フレーム分のデータを蓄積し、その次の1フレーム分のデータは第2のメモリバンクBank2に蓄積し、その次は第3のメモリバンクBank3へと蓄積し、その次はまた第1のメモリバンクBank1へと蓄積してゆく。その際、第1のメモリバンクBank1に第1のサンプリングデータを蓄積した後、第2のメモリバンクBank2に第2のサンプリングデータを蓄積中に、第1のサンプリングデータのフレーム同期信号FSを検出し、第1のサンプリングデータに関する位相誤差の検出処理を行う。次に、第2のメモリバンクBank2に第2のサンプリングデータを蓄積した後、第3のメモリバンクBank3に第3のサンプリングデータを蓄積中に、第1のサンプリングデータに関する位相補間処理を行う。以上のように3つのメモリBankを使いまわしながらシームレスなタイミングリカバリを行う。
なお、図5において、BUFWRは、バッファメモリ41へのデータの書き込み期間を示す。SYNCDETは、リサンプリング回路42においてフレーム同期信号FSを検出する処理期間を示す。DPHCALは、検出されたフレーム同期信号FSに基づいてリサンプリング回路42において位相誤差を検出する処理期間を示す。BUFRDは、バッファメモリ41からサンプリングデータを読み出し、位相誤差の検出結果に基づいてインタポレータ43において位相補間処理を行う処理期間を示す。
<3.実験結果>
図7および図8は、本実施の形態によるデータ信号処理方法によって、記録密度が35GBから60GBまでのBDを記録再生した再生波形RFに対してタイミングリカバリした実験結果を示す。
図7において横軸は記録線密度、縦軸はジッタを示す。比較例として、PLL方式によるタイミングリカバリを行った場合のBD−XL(33.3GB)の50GBでのジッタの値は約11%である。本実施の形態によるデータ信号処理方法によって、PLL方式と同等のジッタでタイミングリカバリを行うことができている。60GBでも安定にジッタが測定できており、タイミングリカバリできることがわかった。比較例のPLL方式では46GB程度で破綻するため、本実施の形態によるデータ信号処理方法は高密度に有用であることがわかる。また図7では、tangential tilt性能としてデータの記録・読出面を0.3°と0.6°傾けた場合のジッタもプロットしてあるが、比較例のPLL方式に比べて、ほとんど重なることからストレスにも強い方式であることがわかった。なお、ここでいうtangential tiltとは、データの記録・読出方向に対する傾き角度のことをいう。
図8において横軸は記録線密度、縦軸はビットエラーレートbERを示す。図8には、図2におけるLDPC復号部46によってLDPC符号の復号化が行われた後のデータのビットエラーレートと、LDPC符号の復号化を行う前のデータ(RAW)のビットエラーレートとを示す。図8の実験結果から、56GB程度までエラーフリーになっていることが分かった(ビットスリップが起っていない)。
<4.効果>
以上のように、本実施の形態によれば、再生信号RFのサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御によって位相補間処理を施すことにより、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行うようにしたので、サンプリングデータに対するタイミングリカバリの精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、PLL回路によるフィードバックループを用いていないので、安定したハードウェア設計が可能である。本実施の形態によれば、フィードフォワード制御になるため、フィードバック制御におけるループ遅延による位相余裕を考慮する必要がなくなる。正確な位相誤差検出を行うために演算遅延の大きい方法を用いることも可能である。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
<5.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、本技術は磁気ディスクを再生する場合の装置にも適用可能である。また、無線または有線による通信経路を経て再生されたデータをサンプリング処理する場合等にも適用可能である。
また例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部
を備えたデータ処理装置。
(2)
前記信号処理部は、
前記再生信号から得られた前記サンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部と、
前記メモリ部に蓄積された前記サンプリングデータのサンプリングタイミングと、目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するリサンプリング回路と、
前記位相制御信号に基づいて、前記メモリ部から読み出された前記サンプリングデータに対して位相補間処理を行い、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値を算出する位相補間器と
を有する上記(1)に記載のデータ処理装置。
(3)
前記再生信号は、波形パターンが既知の所定のパターン信号を含み、
前記リサンプリング回路は、前記所定のパターン信号に基づいて、前記位相誤差を検出する
上記(2)に記載のデータ処理装置。
(4)
前記メモリ部は、それぞれが所定単位の前記サンプリングデータを順次、蓄積する第1ないし第3のメモリバンクを含み、
前記第1のメモリバンクに第1のサンプリングデータを蓄積した後、前記第2のメモリバンクに第2のサンプリングデータを蓄積中に、前記第1のサンプリングデータに関する位相誤差の検出処理を行い、
前記第2のメモリバンクに前記第2のサンプリングデータを蓄積した後、前記第3のメモリバンクに第3のサンプリングデータを蓄積中に、前記第1のサンプリングデータに関する前記位相補間処理を行う
上記(2)または(3)に記載のデータ処理装置。
(5)
前記リサンプリング回路は、前記所定のパターン信号に基づく最尤推定法によって前記位相誤差の検出を行う
上記(3)または(4)に記載のデータ処理装置。
(6)
前記所定のパターン信号は、所定のフレーム周期ごとに実データ信号に付加されたフレーム同期信号である
上記(3)ないし(5)のいずれか1つに記載のデータ処理装置。
(7)
前記サンプリングデータは、前記再生信号の元のデータレートよりも高い固定のサンプリングレートによるオーバサンプリングデータである
上記(1)ないし(6)のいずれか1つに記載のデータ処理装置。
(8)
再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う
データ処理方法。
(9)
記録媒体に記録された信号を読み出して再生信号を生成する信号生成部と、
前記再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部と
を備えた再生装置。
1…光ピックアップ、2…スピンドルモーター、3…スレッド機構、4…マトリクス回路、5…データ信号処理部、6…デコーダ、7…ウォブル信号処理回路、8…ADIP復調回路、9…アドレスデコーダ、10…システムコントローラ、11…サーボ回路、12…スピンドルサーボ回路、13…スピンドルドライバ、14…スレッドドライバ、15…ホストI/F、20…A/D変換器、27…発振器、40…BRTR部、41…バッファメモリ、42…リサンプリング回路、43…インタポレータ(位相補間器)、44…PR等化器(PR−EQ)、45…MAP復号器、46…LDPC復号部、47…PLL回路、48…ITR−PLL回路部、50…光ディスク、100…ホスト機器、DD…2値データ列、FS…フレーム同期信号(Frame Sync)、FE…フォーカスエラー信号、PP…プッシュプル信号、TE…トラッキングエラー信号。

Claims (9)

  1. 再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部
    を備え
    前記信号処理部は、
    前記再生信号から得られた前記サンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部と、
    前記メモリ部に蓄積された前記サンプリングデータのサンプリングタイミングと、前記目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するリサンプリング回路と
    を有する
    データ処理装置。
  2. 前記信号処理部は
    前記位相制御信号に基づいて、前記メモリ部から読み出された前記サンプリングデータに対して位相補間処理を行い、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値を算出する位相補間器
    をさらに有する請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記再生信号は、波形パターンが既知の所定のパターン信号を含み、
    前記リサンプリング回路は、前記所定のパターン信号に基づいて、前記位相誤差を検出する
    請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記メモリ部は、それぞれが所定単位の前記サンプリングデータを順次、蓄積する第1ないし第3のメモリバンクを含み、
    前記第1のメモリバンクに第1のサンプリングデータを蓄積した後、前記第2のメモリバンクに第2のサンプリングデータを蓄積中に、前記第1のサンプリングデータに関する位相誤差の検出処理を行い、
    前記第2のメモリバンクに前記第2のサンプリングデータを蓄積した後、前記第3のメモリバンクに第3のサンプリングデータを蓄積中に、前記第1のサンプリングデータに関する前記位相補間処理を行う
    請求項2に記載のデータ処理装置。
  5. 前記リサンプリング回路は、前記所定のパターン信号に基づく最尤推定法によって前記位相誤差の検出を行う
    請求項3に記載のデータ処理装置。
  6. 前記所定のパターン信号は、所定のフレーム周期ごとに実データ信号に付加されたフレーム同期信号である
    請求項3に記載のデータ処理装置。
  7. 前記サンプリングデータは、前記再生信号の元のデータレートよりも高い固定のサンプリングレートによるオーバサンプリングデータである
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う処理を含み、
    前記タイミングリカバリを行う処理は、
    前記再生信号から得られた前記サンプリングデータをメモリ部に一時的に蓄積するステップと、
    前記メモリ部に蓄積された前記サンプリングデータのサンプリングタイミングと、前記目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいて、リサンプリング回路によってサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するステップと
    を有する
    データ処理方法。
  9. 記録媒体に記録された信号を読み出して再生信号を生成する信号生成部と、
    前記再生信号から得られたサンプリングデータに対して、フィードフォワード制御による位相補間処理によって、目標とするサンプリングタイミングでのサンプル値が得られるように、サンプリングタイミングのタイミングリカバリを行う信号処理部と
    を備え
    前記信号処理部は、
    前記再生信号から得られた前記サンプリングデータを一時的に蓄積するメモリ部と、
    前記メモリ部に蓄積された前記サンプリングデータのサンプリングタイミングと、前記目標とするサンプリングタイミングとの位相誤差を検出し、検出された位相誤差に基づいてサンプリングタイミングの位相制御信号を生成するリサンプリング回路と
    を有する
    再生装置。
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