JP4839966B2 - 再生装置、シンク信号検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、所定サイズのデータ単位毎にシンク信号が付加されたデータ構造において、ランレングスリミテッドコードにより情報が記録されているとともに、シンク信号は、シンク信号に固有とされる固有ランレングスが複数連続するパターンとされている記録媒体から情報を再生する再生装置と、そのシンク信号検出方法に関する。
特開2001−243727号公報 特許第3697809号公報 特許第3377669号公報
デジタルデータを記録・再生するための技術として、例えば、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc)などの、光ディスクを記録メディアに用いたデータ記録技術がある。
光ディスクには、例えばCD、CD−ROM、DVD−ROMなどとして知られているようにエンボスピットにより情報が記録された再生専用タイプのものや、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAMなどで知られているようにユーザーデータが記録可能なタイプがある。記録可能タイプのものは、光磁気記録方式、相変化記録方式、色素膜変化記録方式などが利用されることで、データが記録可能とされる。色素膜変化記録方式はライトワンス記録方式とも呼ばれ、一度だけデータ記録が可能で書換不能であるため、データ保存用途などに好適とされる。一方、光磁気記録方式や相変化記録方式は、データの書換が可能であり音楽、映像、ゲーム、アプリケーションプログラム等の各種コンテンツデータの記録を始めとして各種用途に利用される。
更に近年、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)と呼ばれる高密度光ディスクが開発され、著しい大容量化が図られている。
これらの光ディスクでは、ディスク上にエンボスピットや色素変化マーク、相変化マークなどとして情報が記録される(以下、エンボスピットも含めてこれらを「マーク」と総称する)。そして多くの場合、ディスク上のマークは、記録する元のデータをランレングスリミテッドコードに変調した信号に基づいて形成される。
また、これらの光ディスクの記録フォーマットでは、所定のデータ単位毎にシンク信号が付加されたデータ構造が採用されており、シンク信号を検出することで、データやアドレスを復調するタイミングを得るようにしている。
ところで、上記ブルーレイディスクの記録フォーマットを例に挙げて述べると、ブルーレイディスクの場合、1932ビット単位であるフレームというデータ単位毎にシンク信号としてフレームシンクが付加されている。そしてランレングスリミテッドコードに基づくデータは、2T〜8T(Tはチャネルクロック周期)とされるが、フレームシンクは、2T〜8Tという制限に含まれない固有のランレングスとして9Tが連続するパターンを有するものとされている。
そして再生時には、ディスクに記録されたマーク/スペース列から読み出される信号を二値化して得た2値データ列からフレームシンクを検出し、その検出タイミング情報を元に、後段の復調回路部で2値データ列からのデータ復調やアドレスデコードを行う。
フレームシンクを検出する際には、ブルーレイディスクの記録フォーマットで定義されるフレームシンク中のユニークパターン(固有ランレングスパターン)をパターンマッチで検出する。ブルーレイディスクの場合、上記のように、フレームシンク中のユニークパターンは、ユニークなラン長である9Tを2つ連続させた9T9Tである。
なおディスク上のマークデータはNRZIデータ列に基づいて記録されているが、NRZ化された2値データ列においては、9T9Tとは「1000000001000000001」のパターンとなる。
ところで、フレームシンクの検出においては、ユニークパターンの片側のランが外乱により壊れる場合がある。例えば、固有のランレングス(ラン長)をnTとし、期待するフレームシンクパターンが「nTnT」であることに対して、外乱で壊れたフレームシンクパターンとして「uTvTwTnT」や「nTuTvTwT」が表れることがある(但しu+v+w=n)。
ブルーレイディスクの場合、n=9であるため、期待するフレームシンクパターンは「9T9T」であるが、フレームシンクパターンとして「uTvTwT9T」や「9TuTvTwT」が表れることがある(但しu+v+w=9)。
具体的には、9T9Tのパターンであるべきところが、前方の9Tが「4T2T3T」という3つのラン長に壊れてしまって「4T2T3T9T」になってしまったり、後方の9Tが「2T5T2T」という3つのラン長に壊れてしまって「9T2T5T2T」になってしまったりすることがある。
これらの場合、当然ではあるがnTnT(例えばn=9)を検出パターンとする場合には、フレームシンクパターンを検出できない。従来はこのような場合にはシンク保護機能を用いてフレームシンクタイミングを補間するなどして対応していた。
例えば上記各特許文献には、シンクパターンがあるべき位置に違うパターンがあった場合は、シンク保護処理により、その位置にシンクパターンがあったものとする処理を行うことや、多少位置(タイミング)的にずれたシンクパターンを正規のシンクパターンとしてあつかう技術などが記載されている。
これらの従来の技術は、例えばnTnTといった正規のシンクパターンの検出を行うことを基本としながらも、部分的に正規のシンクパターンが得られなかった場合は、正規のシンクパターンの繰り返し周期に基づいてシンクパターンを補間したり、正規のシンクパターンが多少タイミング的にずれても、それを許容して同期パターンを補うなどして、シンク検出能力を高めるものである。
ところが、これらの処理をおこなっても、例えば外乱により2値データ列を生成するまでのクロックを生成するPLLがスリップしていた場合などには、補間したフレームシンクの復調タイミングと実際のフレーム位置がずれてしまい、誤ったデータを復調してしまい、その結果、エラーレートが悪化し、再生性能が低下してしまうということがある。
さらには、フレームシンクの補間は、例えばディスク上に傷やゴミがついたことをなどに起因する局所的なフレームシンクの異常には対応できるが、平均的に、決まった規則性を持ってフレームシンクパターンが壊れてしまう状況には対応しづらい。例えば記録信号品質が悪い光ディスクを再生すると、フレームシンクパターンが2値データ列上で平均的(継続的)に上記のように壊れてしまう場合がある。そのような場合、そもそも正規のシンクパターンの周期も確認できなくなり、繰り返し周期に基づいてフレームシンクタイミングを補間するといったことも困難になる。
そこで本発明では、多様な状況を考慮してより確実にシンク信号検出を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の再生装置は、ランレングスリミテッドコードにより情報が記録された記録媒体に対する読み出しを行い、読出情報としての2値データ列を得る情報読出部と、
上記2値データ列の所定のデータ単位毎に付加されるシンク信号であって、Tをチャネルクロック周期としたときにnTである固有のランレングスが2回連続するnTnTのパターンを有するシンク信号を検出するシンク検出部と、上記シンク検出部で検出されたシンク信号に基づくタイミングで、上記2値データ列に対する復調処理を行い、上記記録媒体からの再生データを得るデータ復調部とを備える。そして上記シンク検出部は、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定したnTuTvTwTのパターン及びuTvTwTnTのパターンが含まれる複数種類の検出パターンのいずれかが上記2値データ列から検出されることで、上記シンク信号が検出できたとする処理を行う。但し、u+v+w=nである。
た、上記記録媒体には、上記ランレングスリミテッドコードとして2Tから8Tのランレングスの情報が記録され、上記n=9であって、上記シンク信号は上記固有ランレングスとして9Tが連続する9T9Tのパターンを有する。そして上記検出パターンには、9TuTvTwTのパターン、及びuTvTwT9Tのパターンが含まれるものとする。但し、u+v+w=9である。
また上記情報読出部は、上記記録媒体から読み出した信号に対して最尤復号処理を行って、上記2値データ列を得る。
また上記シンク検出部は、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定した複数種類の上記検出パターンのうちで、検出モードに応じて、シンク信号検出に使用する検出パターンを選択する。
また上記記録媒体における上記データ単位の全部又は一部には、上記シンク信号とともにシンク信号の種別を示すシンク識別情報が付加されており、上記シンク検出部で使用する複数種類の上記検出パターンには、上記シンク識別情報を含めたパターンが含まれているものとする。
この場合、上記シンク検出部は、シンク信号検出の同期保護状態に応じて、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定した複数種類の上記検出パターンのうちで、上記シンク識別情報を含めたパターンをシンク信号検出に使用するか否かを選択する。
本発明のシンク信号検出方法は、ランレングスリミテッドコードにより情報が記録された記録媒体に対する読み出しを行って得られた2値データ列にあらわれるパターンについて、上記2値データ列の所定のデータ単位毎に付加されるシンク信号であって、Tをチャネルクロック周期としたときにnTである固有のランレングスが2回連続するnTnTのパターンを有するシンク信号を検出するとともに、上記2値データ列にあらわれるパターンが、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定したnTuTvTwTのパターン及びuTvTwTnTのパターンが含まれる複数種類の検出パターンのいずれかに合致することで、上記シンク信号が検出できたとするものである。但し、u+v+w=nである。
即ち本発明は、2値データ列において、固有ランレングスが複数連続するシンク信号としてのパターンのあるべき位置に、その正規のシンク信号パターンだけでなく、或る決まった間違え方をしたパターンが存在した場合は、それを正しいシンク信号パターンとして扱うという考え方に基づくものである。或る決まった間違え方をしたパターンとは、少なくとも1つの上記固有ランレングスを有するパターンとして設定した複数種類の検出パターンのいずれかに相当するパターンである。例えば固有ランレングスが2回連続するパターンが正規のシンク信号パターンである場合、一方の固有ランレングスが壊れたパターンも、正規のシンク信号パターンとみなして処理するものである。
より具体的には、固有ランレングスをnTとし、本来のシンク信号パターンがnTnTである場合、一方の固有ランレングス(nT)が壊れたパターンとしての上記検出パターンとは、nTuTvTwTのパターンやuTvTwTnTのパターンとなる。
なお、この場合、「u」「v」「w」は、u+v+w=nであり、nTが3つのラン長に壊れたときの各Tのラン長を示すものであって、「u」「v」「w」はそれぞれ異なる数値となる場合もあるし、同じ数値となる場合もある。
例えばn=9としたとき、「u」「v」「w」は、u+v+w=9である数値の組み合わせを示すものであり、実際には「u」「v」「w」は「4」「2」「3」であったり、「3」「3」「3」であったり、「2」「5」「2」である場合も想定される。
また「データ単位」とは、フレームシンク等のシンク信号が付加される単位を指すが、当該データ単位とは、各種の記録媒体の記録フォーマットにおいて「フレーム」という呼び方をしている単位に限定されるものではない。例えば「セクタ」「データユニット」「クラスタ」「セグメント」などの呼び方をされるデータ単位であっても、そのデータ単位毎に、検出すべきシンクパターンが付加されているものであれば、それらは本発明請求項でいう「データ単位」に該当する。
本発明によれば、シンク信号の検出能力を向上させることができ、これによって安定したデータ再生を実現できる。特に、記録信号品質の低い記録媒体の再生を行うときであって、定常的にシンク信号パターンが崩れるような場合でも、シンクタイミングを適切に検出でき、安定したデータ復調を行うことができる。
以下、本発明の再生装置及びシンク信号検出方法の実施の形態を、ブルーレイディスクに対応するディスクドライブ装置の例で説明する。説明は次の順序で行う。

[1.ディスク及びディスクドライブ装置の構成]
[2.フレームシンク検出・同期保護回路及びフレームシンクパターン]
[3.同期保護状態遷移]
[4.フレームシンク検出動作]
[1.ディスク及びディスクドライブ装置の構成]

本実施の形態のディスクドライブ装置は、ブルーレイディスクに該当する再生専用ディスクや記録可能型ディスク(ライトワンスディスクやリライタブルディスク)に対応して再生や記録を行うことができるものとする。
記録可能型ディスクの場合、波長405nmのレーザ(いわゆる青色レーザ)とNAが0.85の対物レンズの組み合わせという条件下でフェーズチェンジマーク(相変化マーク)や色素変化マークの記録再生を行うものとされ、トラックピッチ0.32μm、線密度0.12μm/bitで、64KB(キロバイト)のデータブロックを1つの記録再生単位(RUB:Recording Unit Block)として記録再生を行う。
ROMディスクについては、λ/4程度の深さのエンボスピットにより再生専用のデータが記録される。同様にトラックピッチは0.32μm、線密度は0.12μm/bitである。そして64KBのデータブロックを1つの再生単位(RUB)として扱う。
記録再生単位であるRUBは、156シンボル×496フレームのECCブロック(クラスタ)に対して、例えばその前後に1フレームのリンクエリアを付加して生成された合計498フレームとなる(後に図5で説明する)。
なお、記録可能型ディスクの場合、ディスク上にはグルーブ(溝)が蛇行(ウォブリング)されて形成され、このウォブリンググルーブが記録再生トラックとされる。そしてグルーブのウォブリングは、いわゆるADIP(Address in Pregroove)データを含むものとされる。つまりグルーブのウォブリング情報を検出することで、ディスク上のアドレスを得ることができるようにされている。
記録可能型ディスクの場合、ウォブリンググルーブによって形成されるトラック上にはフェイズチェンジマークによるレコーディングマークが記録されるが、フェーズチェンジマークはRLL(1,7)PP変調方式(RLL;Run Length Limited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))等により、線密度0.12μm/bit、0.08μm/ch bitで記録される。
チャネルクロック周期を「T」とすると、マーク長は2Tから8Tとなる。
再生専用ディスクの場合、グルーブは形成されないが、同様にRLL(1,7)PP変調方式で変調されたデータがエンボスピット列として記録されているものとなる。
このようなディスクに対応して記録/再生を行うことのできるディスクドライブ装置を図1に示す。
ディスク90は、例えば上記したブルーレイディスク方式の再生専用ディスク或いは記録可能型ディスクである。
このディスク90は、ディスクドライブ装置に装填されると図示しないターンテーブルに積載され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。
そして再生時には光学ピックアップ(光学ヘッド)1によってディスク90上のトラックに記録されたマーク(ピット)の情報の読出が行われる。
またディスク90が記録可能型のディスクの場合、データ記録時には光学ピックアップ1によってディスク90上のトラックにユーザーデータがフェイズチェンジマークもしくは色素変化マークとして記録される。
なお、ディスク90上には、再生専用の管理情報として例えばディスクの物理情報等がエンボスピット又はウォブリンググルーブによって記録されるが、これらの情報の読出もピックアップ1により行われる。さらに記録可能型のディスク90に対しては、光学ピックアップ1によってディスク90上のグルーブトラックのウォブリングとして埋め込まれたADIP情報の読み出しもおこなわれる。
ピックアップ1内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系等が形成される。レーザダイオードは、例えば波長405nmのいわゆる青色レーザを出力する。また光学系によるNAは0.85である。
ピックアップ1内において対物レンズは二軸機構によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。
またピックアップ1全体はスレッド機構3によりディスク半径方向に移動可能とされている。
またピックアップ1におけるレーザダイオードはレーザドライバ13からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレーザ発光駆動される。
ディスク90からの反射光情報はフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクス回路4に供給される。
マトリクス回路4には、フォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば再生データに相当するRF信号(再生データ信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などを生成する。
さらに、グルーブのウォブリングに係る信号、即ちウォブリングを検出する信号としてプッシュプル信号を生成する。
マトリクス回路4から出力される再生データ信号(RF信号)はデータ信号処理回路5へ、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は光学ブロックサーボ回路11へ、プッシュプル信号はウォブル信号処理回路15へ、それぞれ供給される。
データ信号処理回路5は、再生データ信号の2値化処理を行い、得られた2値データ列を後段のフレームシンク検出・同期保護回路6に供給する。
このためデータ信号処理回路5では、RF信号のA/D変換処理、PLLによる再生クロック生成処理、PR(Partial Response)等化処理、ビタビ復号(最尤復号)処理を行う。即ちパーシャルレスポンス最尤復号処理(PRML検出方式:Partial Response Maximum Likelihood検出方式)により、2値データ列を得る。
パーシャルレスポンス最尤復号処理について簡単に述べておく。光ディスクの再生方式としては近年、パーシャルレスポンス最尤検出方式が広く採用されているが、これはディスクから読み出した信号のユークリッド距離が最小となるパーシャルレスポンス系列を検出する方式であり、パーシャルレスポンスという過程と最尤検出という過程が組み合わせた技術である。
なお、パーシャルレスポンス系列とは、ビット系列にターゲットレスポンスで定義される重みつき加算を施すことで得られる。光ディスクシステムでは、例えばPR(1,2,2,1)などが用いられ、これはビット系列に1,2,2,1の重みをつけて加算した値をパーシャルレスポンス値として返すものである。
パーシャルレスポンスは、1ビットの入力に対して、1ビットよりも長く出力を返す過程であって、再生信号が、連続する4ビットの情報ビットの入力に対してこれらを順に1、2、2、1を乗じて加算した信号として得られる過程が、上記のPR(1,2,2,1)と表現される。
また、最尤検出とは、2つの信号の間にユークリッド距離とよばれる距離を定義して、実際の信号と想定されるビット系列から予想される信号との間の距離を調べて、その距離が最も近くなるようなビット系列を検出する方法である。なお、ここで、ユークリッド距離とは、同じ時刻での2つの信号の振幅差の二乗を全時刻にわたって加算した距離として定義される距離である。また、この距離を最小とするビット系列の探索にはビタビ検出をもちいる。
これらを組み合わせたパーシャルレスポンス最尤検出では、記録媒体のビット情報から得られた信号をイコライザとよばれるフィルタでパーシャルレスポンスの過程となるように調整し、得られた再生信号と想定されるビット系列のパーシャルレスポンスとの間のユークリッド距離を調べて、その距離が最も近くなるようなビット系列を検出する。
実際にユークリッド距離が最小となるビット系列を探索するには、前述のビタビ検出によるアルゴリズムが効果を発揮する。
ビタビ検出は、所定の長さの連続ビットを単位として構成される複数のステートと、それらの間の遷移によって表されるブランチで構成されるビタビ検出器が用いられ、全ての可能なビット系列の中から、効率よく所望のビット系列を検出するように構成されている。
実際の回路では、各ステートに対してパスメトリックレジスタとよばれるそのステートにいたるまでのパーシャルレスポンス系列と信号のユークリッド距離(パスメトリック)を記憶するレジスタ、および、パスメモリレジスタとよばれるそのステートにいたるまでのビット系列の流れ(パスメモリ)を記憶するレジスタの2つのレジスタが用意され、また、各ブランチに対してはブランチメトリックユニットとよばれるそのビットにおけるパーシャルレスポンス系列と信号のユークリッド距離を計算する演算ユニットが用意されている。
このビタビ検出器では、さまざまなビット系列を、上記のステートを通過するパスのひとつによって一対一の関係で対応付けることができる。また、これらのパスを通過するようなパーシャルレスポンス系列と、実際の信号との間のユークリッド距離は、上記のパスを構成するステート間遷移、すなわち、ブランチにおける前述のブランチメトリックを順次加算していくことで得られる。
さらに、上記のユークリッド距離を最小にするようなパスを選択するには、この各ステートにおいて到達する2つ以下のブランチが有するパスメトリックの大小を比較しながら、パスメトリックの小さいパスを順次選択することで実現できる。この選択情報をパスメモリレジスタに転送することで、各ステートに到達するパスをビット系列で表現する情報が記憶される。パスメモリレジスタの値は、順次更新されながら最終的にユークリッド距離を最小にするようなビット系列に収束していくので、その結果を出力する。以上のようにすると、再生信号にユークリッド距離が最も近いパーシャルレスポンス系列を生成するビット系列を効率的に検索することができる。
データ信号処理回路5では、このようなパーシャルレスポンス最尤検出方式を用いて、ディスク90から読み出した情報としての2値データ列を出力する。なお、データ信号処理回路5では、NRZI系列としての2値データを復号し、これをNRZ系列に変換してフレームシンク検出・同期保護回路6に供給する。
データ信号処理回路5から出力されるNRZ系列の2値データ列に対しては、フレームシンク検出・同期保護回路6においてフレームシンク検出や、安定したフレームシンク検出のための同期保護処理が行われる。
フレームシンク検出・同期保護回路6の構成は図2で後述する。
エンコード/デコード部7は、再生時おける再生データの復調と、記録時における記録データの変調処理を行う。即ち、再生時にはデータ復調、デインターリーブ、ECCデコード、アドレスデコード等を行い、また記録時にはECCエンコード、インターリーブ、データ変調等を行う。
再生時においては、上記データ信号処理回路5で復号された2値データ列、及びフレームシンク検出・同期保護回路6でのフレームシンク検出に基づく復調タイミング信号がエンコード/デコード部7に供給される。エンコード/デコード部7では、フレームシンク検出に基づく復調タイミング信号で示されるタイミングで、上記2値データ列に対する復調処理を行い、上記記録媒体からの再生データを得る。即ち、即ちRLL(1,7)PP変調が施されてディスク90に記録されたデータに対しての復調処理と、エラー訂正を行うECCデコード処理を行って、ディスク90からの再生データを得る。
エンコード/デコード部7で再生データにまでデコードされたデータは、ホストインターフェース8に転送され、システムコントローラ10の指示に基づいてホスト機器100に転送される。ホスト機器100とは、例えばコンピュータ装置やAV(Audio-Visual)システム機器などである。
ディスク90が記録可能型ディスクである場合は、その記録/再生時にADIP情報の処理が行われる。
即ちグルーブのウォブリングに係る信号としてマトリクス回路4から出力されるプッシュプル信号は、ウォブル信号処理回路15においてデジタル化されたウォブルデータとされる。またPLL処理によりプッシュプル信号に同期したクロックが生成される。
ウォブルデータはADIP復調回路16でMSK復調、STW復調され、ADIPアドレスを構成するデータストリームに復調されてアドレスデコーダ9に供給される。
アドレスデコーダ9は、供給されるデータについてのデコードを行い、アドレス値を得て、システムコントローラ10に供給する。
記録時には、ホスト機器100から記録データが転送されてくるが、その記録データはホストインターフェース8を介してエンコード/デコード部7に供給される。
この場合エンコード/デコード部7は、記録データのエンコード処理として、エラー訂正コード付加(ECCエンコード)やインターリーブ、サブコードの付加等を行う。またこれらの処理を施したデータに対して、RLL(1−7)PP方式の変調を施す。
エンコード/デコード部7で処理された記録データは、ライトストラテジ部14において、記録補償処理として、記録層の特性、レーザー光のスポット形状、記録線速度等に対する最適記録パワーの微調整やレーザドライブパルス波形の調整などが行われた状態のレーザドライブパルスとされ、レーザドライバ13に供給される。
そしてレーザドライバ13は、記録補償処理したレーザドライブパルスをピックアップ1内のレーザダイオードに与えてレーザ発光駆動を実行させる。これによりディスク90に記録データに応じたマークが形成されることになる。
なお、レーザドライバ13は、いわゆるAPC回路(Auto Power Control)を備え、ピックアップ1内に設けられたレーザパワーのモニタ用ディテクタの出力によりレーザ出力パワーをモニターしながらレーザーの出力が温度などによらず一定になるように制御する。記録時及び再生時のレーザー出力の目標値はシステムコントローラ10から与えられ、記録時及び再生時にはそれぞれレーザ出力レベルが、その目標値になるように制御する。
光学ブロックサーボ回路11は、マトリクス回路4からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、二軸ドライバ18によりピックアップ1内の二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ1、マトリクス回路4、光学ブロックサーボ回路11、二軸ドライバ18、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
また光学ブロックサーボ回路11は、システムコントローラ10からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、ジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させる。
また光学ブロックサーボ回路11は、トラッキングエラー信号の低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、スレッドドライバ19によりスレッド機構3を駆動する。スレッド機構3には、図示しないが、ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライブ信号に応じてスレッドモータを駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移動が行なわれる。
スピンドルサーボ回路12はスピンドルモータ2をCLV回転させる制御を行う。
スピンドルサーボ回路12は、ウォブル信号に対するPLL処理で生成されるクロックを、現在のスピンドルモータ2の回転速度情報として得、これを所定のCLV基準速度情報と比較することで、スピンドルエラー信号を生成する。
またデータ再生時においては、データ信号処理回路5内のPLLによって生成される再生クロックが、現在のスピンドルモータ2の回転速度情報となるため、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成することもできる。
そしてスピンドルサーボ回路12は、スピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を出力し、スピンドルドライバ17によりスピンドルモータ2のCLV回転を実行させる。
またスピンドルサーボ回路12は、システムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
以上のようなサーボ系及び記録再生系の各種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシステムコントローラ10により制御される。
システムコントローラ10は、ホストインターフェース8を介して与えられるホスト機器100からのコマンドに応じて各種処理を実行する。
例えばホスト機器100から書込命令(ライトコマンド)が出されると、システムコントローラ10は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ1を移動させる。そしてエンコード/デコード部7により、ホスト機器100から転送されてきたデータ(例えばビデオデータやオーディオデータ等)について上述したようにエンコード処理を実行させる。そして上記のようにエンコードされたデータに応じてレーザドライバ13がレーザ発光駆動することで記録が実行される。
また例えばホスト機器100から、ディスク90に記録されている或るデータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、システムコントローラ10はまず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制御を行う。即ち光学ブロックサーボ回路11に指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレスをターゲットとするピックアップ1のアクセス動作を実行させる。
その後、その指示されたデータ区間のデータをホスト機器100に転送するために必要な動作制御を行う。即ちディスク90からのデータ読出を行い、データ信号処理回路5、フレームシンク検出・同期保護回路6、エンコード/デコード部7における再生処理を実行させ、要求されたデータを転送する。
なお図1の例は、ホスト機器100に接続されるディスクドライブ装置として説明したが、本発明のディスクドライブ装置としては他の機器に接続されない形態もあり得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、データ入出力のインターフェース部位の構成が、図1とは異なるものとなる。つまり、ユーザーの操作に応じて記録や再生が行われるとともに、各種データの入出力のための端子部が形成されればよい。
もちろんディスクドライブ装置の構成例としては他にも多様に考えられ、例えば再生専用装置としての例も考えられる。
[2.フレームシンク検出・同期保護回路及びフレームシンクパターン]

図2にフレームシンク検出・同期保護回路6の構成を示す。
フレームシンク検出・同期保護回路6は、FS(フレームシンク)検出部21、同期保護・ステート制御部22、同期保護設定レジスタ23を有して成る。
FS検出部21は、データ信号処理回路5からの2値データ列に対するパターンマッチングを行ってフレームシンクパターンを検出し、検出に応じてFS(フレームシンク)検出タイミング信号を出力する。
同期保護・ステート制御部22は、後述する同期保護状態の制御や、同期保護状態に応じてFS(フレームシンク)検出に用いる同期保護ウインドウ信号の生成処理、シンクタイミング補間などの補間処理等を行う。そしてエンコード/デコード部7に対してフレームシンク検出タイミングに基づく復調タイミング信号を供給する。また同期保護・ステート制御部22は、同期保護状態通知信号により、FS検出部21に対して同期保護状態を通知する。
同期保護設定レジスタ23は、同期保護状態制御にかかる設定値M、Nを保持するレジスタである。この設定値M、Nはシステムコントローラ10によって決定される。同期保護・ステート制御部22は、同期保護設定レジスタ23に記憶された設定値M、Nに基づいて同期保護状態制御を行う。
FS検出部21が検出するフレームシンクとして、ブルーレイディスクフォーマットで規定されているフレームシンクパターンを図3に示す。
図3(a)は記録可能型ディスク(ライトワンスディスクやリライタブルディスク)でのフレームシンクパターン、図3(b)は再生専用ディスク(いわゆるROMディスク)でのフレームシンクパターンである。
フレームシンクパターンは、RLL(1,7)PP変調規則に沿わない24ビットのシンクボディと、フレームシンク自体の識別情報となる6ビットのシンクIDが連続するパターンとされている。なお、図ではシンクボディとシンクIDをNRZで表現している。
記録可能型ディスクの場合、フレームシンクとしては、図3(a)のようにFS0〜FS6が規定され、また再生専用ディスクの場合、図3(b)のようにFS0〜FS6に加えてFS7,FS8が規定されている。
24ビットのシンクボディは、いずれも「#01010000000010000000010」であり、フレームシンクに固有のランレングスである9Tが2回連続するパターン(9T9T)を有する。なおシンクボディの先頭の#には、#の前のパターンがRLL(1,7)PPの変調法則をみたすように、0あるいは1を挿入する。
そして各シンクパターンFS0〜FS8は、シンクボディは同様であるが、シンクIDによって区別される。
このようなフレームシンクに対して、図2のFS検出部21は、基本的にはユニークパターンとしての9T9Tを検出すればよいこととなる。
即ち2値データ列において「1000000001000000001」を検出パターンとすればよい。
なお、図3からわかるように、シンクパターンFS0〜FS8のいずれも、9T9Tの前は必ず2Tとなっているため、FS検出部21が検出するパターンは固有ランレングスのユニークパターンに隣接するパターンを含めて2T9T9T、即ち「101000000001000000001」としてもよい。
ここで、シンクIDによってFS0〜FS6(及びFS7,FS8)のフレームシンクが区別されることについて説明しておく。
上述したが、ブルーレイディスクフォーマットでは、RUBを記録単位として情報記録が行われる。図4(a)にRUBの構造を示すが、RUBは、496個のフレームFの前後にそれぞれ1フレームのリンクフレームLFを付加した、合計498フレームで形成される。496個のフレームFで、1つのECCブロックが形成される。
1つのフレームFは図4(c)のように1932チャネルビットのデータ単位であり、このフレームFの先頭に、30ビットのフレームシンクが付加されている。30ビットのフレームシンクとは、上述した24ビットのシンクボディと6ビットのシンクIDである。
リンクフレームLFは、記録可能型ディスクの場合、RUB単位での記録動作においてPLL同期をとるためのエリアとして、また前後のRUBでの書きつなぎの際の緩衝エリアとして機能する。再生専用ディスクの場合、リンクフレームLFは本来的には必要ないが、記録可能型ディスクとの間でRUB構造を一致させるために、ダミーエリアとして付加されている。
記録されるデータのアドレッシングとしては、RUB内の496フレームにおいて、図4(b)のような31フレーム単位のアドレスユニット毎になされる。1つのアドレスユニットが1つの物理セクタに相当する。
つまり496フレームが、16個のアドレスユニットに区分けされ、それぞれのアドレスユニットに対して物理セクタアドレスが付与される。
そして、図4(b)のアドレスユニットの31フレームにおいては、それぞれにフレームシンクFS0〜FS6の7個のフレームシンクが所定の規則で付加されていることで、1つの物理セクタアドレス内での各フレームの位置(0〜30のフレームナンバ)を検出できるようにしている。
31フレーム単位のアドレスユニット(物理セクタ)においては、その31個のフレームに対して、各フレームシンクFS0〜FS6が図5(a)(b)に示す所定の順序で並ぶようにマッピングされている。なお図5(a)は記録可能型ディスクの場合、図5(b)は再生専用ディスクの場合であるが、31フレーム(フレームナンバ0〜30)については、フレームシンクのマッピングは同じである。
これは、31個のフレームの識別を7種類のフレームシンクを用いて実現するため、7種類のフレームシンクFS0〜FS6が所定の順序で配されるようにし、その前後のフレームシンクの組み合わせにより各フレームナンバが識別できるようにしたものである。
図示するように、各物理セクタの最初のフレーム(フレームナンバ0)についてはフレームシンクFS0とされる。このフレームシンクFS0は物理セクタ内でユニークなシンクパターンとされ、これによって物理セクタ、即ちアドレスユニットの先頭であることを検出しやすくしている。即ち物理セクターナンバ位置の検出に使われる。
その他のフレーム(フレームナンバ1〜30)については、シンクパターンFS1〜FS6が、図示する順序で割り当てられている。
この場合、すべての連続する5つのフレームシンクのならびはユニークであり、5つのうちのどれか2つが検出されれば、アドレスユニット内のどのフレームの位置かを検出することができる。
具体的には、フレームナンバnに係るシンクパターンと、フレームナンバn−1、n−2、n−3、n−4のいずれかに係るシンクパターンとの組み合わせからフレームナンバnを特定することができる。
例えば、現フレームがフレームナンバ5として、それより前のフレームナンバ1,2,3についてフレームシンク(FS1、FS2、FS3)が失われた場合でも、1つ前のフレームナンバ4のフレームシンクFS3と、現フレームのフレームシンクFS1から、現フレームがフレームナンバ5と識別できる。これはフレームシンクFS3の次にFS1が来るのは、特定の箇所、つまり、フレームナンバ4、5でしか起こり得ないとされていることによる。
なお、記録可能型ディスクの場合は、リンクフレームLFにはフレームシンクが与えられないが、再生専用ディスクの場合は、2つのリンクフレームLFに、フレームシンクFS7,FS8が与えられる。
上記のようにフレームシンクFS0〜FS6により、1つの物理セクタ内での各フレームを検出できる。
即ちフレームシンク検出が適正に開始された後の期間(ロック状態及び前方保護状態)においては、エンコード/デコード部7では、フレームシンクタイミングに基づく復調タイミング信号に基づいて、RUB(ECCブロック単位)でのデコード処理を行っていくことができるが、そのとき、各フレームについて、シンクIDによりをフレームシンク種別(FS0〜FS6)の検出し、フレームナンバを判別している。
本例の場合、図2に示したように、このようなシンクIDを示すシンクID情報がエンコード/デコード部7からFS検出部21に供給されるようにしている。
[3.同期保護状態遷移]

図2で述べたように、同期保護・ステート制御部22は、FS検出部21でのフレームシンク検出結果を用いて同期保護を行い、同期保護されたフレームシンク検出タイミングを復調タイミング信号として、エンコード/デコード部7へ出力する。本例で想定する、一般的な同期保護動作を簡単に以下に説明する。
図6に、4状態のフレームシンク同期保護の状態遷移およびその遷移条件を示す。4状態とは、オープン状態、後方保護状態、ロック状態、前方保護状態である。
オープン状態とは、初期状態もしくはRF信号が定常的に無く、フレームシンクが見つからない状態である。
後方保護状態とは、オープン状態でフレームシンクが検出された場合に、そのフレームシンクタイミングを用いてロック状態に遷移できるかどうかを確認する状態である。
ロック状態とは、同期保護ウインドウ内で適正にフレームシンク検出ができている状態である。
前方保護状態は、フレームシンクが継続的に見つからないことを確認する状態である。
フレームシンクが検出できていない期間は、オープン状態を保ち、フレームシンクが検出されると、後方保護状態に遷移する。
後方保護状態にうつると、検出されたフレームシンクタイミングに基づくカウント動作で同期保護ウインドウ信号の生成を開始する。そして同期保護ウインドウ信号期間においてフレームシンクが検出される状態がM回連続して継続するか否かを監視する。同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンクが検出される状態がM回連続する前に、フレームシンク検出ができなかった場合は、オープン状態に戻る。一方、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンクが検出される状態がM回連続したら、ロック状態に遷移する。
図7にはオープン状態→後方保護状態→ロック状態と遷移する場合の例を示している。図7(a)(b)(c)(d)(e)はそれぞれRF信号、フレームシンク検出結果、同期保護ウインドウ信号、後方保護回数、同期保護状態を示している。
オープン状態において図7(b)の最初のフレームシンク検出が行われることで、後方保護状態に遷移する。この後方保護状態で図7(c)のように同期保護ウインドウ信号が生成され、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク検出ができるか否かが監視される。この場合、M=3としており、図7(d)の後方保護回数として、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク検出できたことが3回連続したことが確認されたら、ロック状態に遷移することになる。
図6のロック状態に移行した後において、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク検出ができなかった場合が生じたら、前方保護状態に遷移する。
前方保護状態では、同期保護ウインドウ信号期間においてフレームシンク未検出の状態がN回連続するか否かを監視する。同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンクが検出できない状態がN回連続する前に、フレームシンク検出ができた場合は、ロック状態に戻る。一方、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク未検出となった状態がN回連続したら、オープン状態に遷移する。
図8(a)(b)(c)(d)(e)は、図7と同様の形式で、ロック状態→前方保護状態→オープン状態と遷移する場合の例を示している。
ロック状態において図8(b)のようにフレームシンク検出ができなくなったら、前方保護状態に遷移する。この前方保護状態で図8(d)の前方保護回数として、連続して同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク検出ができない場合の回数がカウントされる。この場合、N=3としており、同期保護ウインドウ信号期間にフレームシンク検出できないことが3回連続したことが確認されたら、オープン状態に遷移することになる。
[4.フレームシンク検出動作]

以下、本実施の形態の特徴となる、FS検出部21でのフレームシンク検出動作について述べる。
上述したように、フレームシンク検出動作としては、基本的には、9T9T、つまり「1000000001000000001」を検出パターンとすればよい。或いは、2T9T9T、つまり「101000000001000000001」を検出パターンとすればよい。
2T9T9Tを検出パターンとする例で述べると、基本的にはFS検出部21では、入力されてくる2値データ列から、この2T9T9Tのパターンを探し出すことになるが、本例では、2T9T9Tだけでなく、他にも検出パターンを設定する。
設定される検出パターンを図9にP1〜P11として示す。各検出パターンについては、詳しくは後述するが、検出パターンP1は本来の検出パターンである2T9T9Tである一方、検出パターンP2〜P11は、2T9T9Tではない特定のパターンである。
FS検出部21では、この検出パターンP1〜P11のいずれかに相当するパターンが2値データ列から検出された場合に、それをフレームシンクとみなす処理を行う。
本来の検出パターンである「2T9T9T」以外に、検出パターンP2〜P11を設定すること、つまりフレームシンクの検出パターンを拡張することは、フレームシンク検出能力を高めるためである。
まず、検出パターンP1(2T9T9T)でフレームシンク検出が行われる場合と、従来どおりの検出パターンP1のみではフレームシンク検出ができなくなる場合の例を図11〜図14に示す。
図11、図12では、検出パターンP1(2T9T9T)でフレームシンク検出ができた場合を示している。
この図11、図12において(a)はディスク90上でのマーク列(マーク及びスペースから成るディスク90上の記録データ)を示し、(b)はマークからのRF再生波形を示している。また(c)はRF再生波形を2値化したNRZI信号を示し、(d)はNRZIをNRZ変換したNRZ信号を示している。さらに(e)は、(d)のNRZ信号からフレームシンクを検出するための検出パターンP1を示し、(f)は(d)のNRZ信号を「1」「0」に2値化した2値データ列を示している。
図11の例では、図11(a)のディスク90上のマーク列に対する読出動作で図11(b)のRF信号波形が得られ、データ信号処理回路5での復号処理により、FS検出部21に図11(f)の2値データ列が入力されてくるが、このとき図のように図11(e)の検出パターンP1(2T9T9T)と一致するパターンが2値データ列内で検出される。これによってフレームシンクが検出できたことになる。
図12の例は、図12(a)のマーク/スペースの関係が図11(a)の場合と逆になっている例である。この場合図12(b)(c)のRF波形、NRZI信号波形は図11(b)(c)の波形が反転したものとなるが、図12(d)(f)からわかるように、NRZ信号波形及び2値データ列は、図11(d)(f)と同様となる。
そしてこの場合も、図12(f)の2値データ列がFS検出部21に入力されてくるが、このとき図12(e)の検出パターンP1(2T9T9T)と一致するパターンが2値データ列内で検出されることで、フレームシンクが検出できたことになる。
この図11,図12に示した例は、2値データ列に2T9T9Tのパターンが表れた正常な状態の例であり、2T9T9Tの検出パターンP1を用いてパターンマッチングを行うことは従来と同様である。
ところが、9T9Tという2つの連続する固有ランレングスのうち、一方のランレングスが壊れる場合がある。
例えば、期待するフレームシンク内の固有パターンがnTnT(上記例ではn=9)であることに対して、壊れた固有パターンが、uTvTwTnT、またはnTuTvTwT(但し、n=9,u+v+w=n)となる場合がある。
これら場合、上記検出パターンP1には合致しないことから、検出パターンP1のみを用いる従来のシンク検出方式ではフレームシンク検出ができない。
なお、適切なタイミングでフレームシンク検出ができなかった場合は、同期保護機能で上記した前方保護期間にフレームシンクタイミングを内挿補間することが行われるが、その際に、外乱によりRF信号から再生クロックを生成するPLLがスリップしていた場合には、シンクタイミングを内挿したフレームの復調タイミングと実際のフレーム位置がずれてしまい、誤ったデータを復調してしまう。
さらに、定常的に上記のようなフレームシンクパターンが壊れることが発生すると、内挿補間にも限度がある。
これらの結果、エラーレートが悪化し、再生性能が低下してしまう。
ここで、例えば記録品質の低いディスク90を再生する場合に、定常的にフレームシンクパターンが壊れる場合の例を図13,図14に示す。
図13(a)は、上記図11(a)のマーク位置と同じ位置に、マークが崩れて記録された場合の例を示している。この場合、9T9Tのパターンの先方の9Tを形成するマークM1が幅広に記録されており、この場合、図13(b)のように、RF信号は、その波形に凹み部分200が生じる状態で検出されることがある。
このようなRF信号をデータ信号処理回路5で上述したPRML方式で復号して2値化を行うと、RF波形の凹み部分200はゼロクロスしていないにもかかわらず、その2値化結果において図13(c)のようにLレベル部分201が生じてしまうことがある。この場合、NRZでの信号波形は図13(d)のようになり、この部分の、本来「100000000」となるべき2値データ列は図13(f)のように「100010100」となってしまう。結果的に、検出パターンP1と一致しないためフレームシンクが検出できないことになる。
これはマークM1部分の9Tが、4T2T3Tに壊れて、結局9T9Tのパターンが4T2T3T9Tになってしまった場合である。
また図14(a)は、上記図12(a)のマーク位置と同じ位置に、マークが崩れて記録された場合の例を示している。即ち9T9Tのパターンの後方の9Tを形成するマークM2が幅広に記録されており、図14(b)のように、RF信号波形に凹み部分203が生じた状態で検出された場合である。
この場合、データ信号処理回路5でのPRML方式で復号して2値化を行うと、RF波形の凹み部分203はゼロクロスしていないにもかかわらず、その2値化結果において図14(c)のようにLレベル部分204が生じ、NRZでの信号波形は図14(d)のようになる。つまり本来「100000000」となるべき2値データ列が図14(f)のように「100010100」となってしまう。この場合も検出パターンP1と一致しないためフレームシンクが検出できない。
これはマークM2部分の9Tが、4T2T3Tに壊れて、結局9T9Tのパターンが9T4T2T3Tになってしまった場合である。
ここで特徴的なのは、ブルーレイディスクフォーマットのようにフレームシンクパターン中にユニークなラン長(9T)のパターンが2つ連続する部分が存在するように定義されている場合には、2つの連続するユニークパターンの片方はスペース、もう片方はマークとなり、図13,図14のようにマークが崩れた場合でも、もう片側のユニークパターンはスペースなので崩れないということがある。つまり、このような条件では、必ず片側のユニークパターンのみ誤ることになる。
また、このようなユニークパターンの崩れは、記録信号品質が悪く、マーク形状が適切でない場合のRF信号波形の乱れに起因するが、特にRF信号に対してビタビ復号を行って2値化を行う場合に、このようなパターン崩れが頻繁に生じる。
そしてこのようなシンクパターンの乱れは、ディスク90上の傷や汚れによって局所的に生ずるものではないため、シンクタイミングの補間処理では対応しきれない。
このような事情に対応するため、本例では、本来の検出パターンP1以外にも、特定のパターンをフレームシンクの検出パターンとして拡張して設定するものであり、それが図9に示す検出パターンP2〜P11である。
つまり本例ではFS検出部21は、2T9T9Tとしての本来の検出パターンP1だけでなく、検出パターンP2〜P11のいずれかに該当するパターンが2値データ列に表れたときに、フレームシンク検出として処理する。
検出パターンP2〜P11は次のようなパターンである。なお、各パターンにおいてはuTvTwTとした部分が含まれるが、全ての場合においてu+v+w=9である。
検出パターンP2は、「2T9TuTvTwT+FSID」である。なお「FSID」とはシンクボディに連続するシンクIDを示している。但し、u>2、w>2とする。
この検出パターンP2は、NRZ波形での2値データ列は「10100000000100xxxx0010+FSID」となる。「x」はパターンマッチ対象外とする部分である。
これは、9T9Tのうちの後方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、u>2、w>2であるということは具体的には、後方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
さらに、誤検出に対する安全性を高めるため、FSIDの一致という条件を加えている。
検出パターンP3は、「2TuTvTwT9T+FSID」である。但し、u>2、w>2とする。
この検出パターンP3は、NRZ波形での2値データ列は「10100xxxx0010000000010+FSID」となる。
これは、9T9Tのうちの前方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、u>2、w>2であるということは具体的には、前方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
さらに、誤検出に対する安全性を高めるため、FSIDの一致という条件を加えている。
検出パターンP4は、「2T9TuTvTwT+FSID」であるが、u>2、w>2という条件を外したものである。この検出パターンP4は、NRZ波形での2値データ列は「101000000001xxxxxxxx10+FSID」となる。
これは、9T9Tのうちの後方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、具体的には、後方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」「2T5T2T」「3T4T2T」「4T3T2T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
さらに、誤検出に対する安全性を高めるため、FSIDの一致という条件を加えている。
検出パターンP5は、「2TuTvTwT9T+FSID」であるが、u>2、w>2という条件を外したものである。この検出パターンP5は、NRZ波形での2値データ列は「101xxxxxxxx10000000010+FSID」となる。
これは、9T9Tのうちの前方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、具体的には、前方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」「2T5T2T」「3T4T2T」「4T3T2T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
さらに、誤検出に対する安全性を高めるため、FSIDの一致という条件を加えている。
検出パターンP6は、「2T9TuTvTwT」である。但し、u>2、w>2とする。
この検出パターンP6は、上記検出パターンP2に対してシンクIDの一致という条件を外したものであり、NRZ波形での2値データ列は「10100000000100xxxx001」となる。これは、9T9Tのうちの後方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、u>2、w>2であるということは具体的には、後方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
検出パターンP7は、「2TuTvTwT9T」である。但し、u>2、w>2とする。
この検出パターンP7は、上記検出パターンP3に対してシンクIDの一致という条件を外したものであり、NRZ波形での2値データ列は「10100xxxx001000000001」となる。これは、9T9Tのうちの前方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、u>2、w>2であるということは具体的には、前方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
検出パターンP8は、「2T9TuTvTwT」である。但し、w>2とする。
この検出パターンP6は、上記検出パターンP6に対してu>2という条件を外したものであり、NRZ波形での2値データ列は「101000000001xxxxxx001」となる。これは、9T9Tのうちの後方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、w>2であるということは具体的には、後方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
検出パターンP9は、「2TuTvTwT9T」である。但し、w>2とする。
この検出パターンP9は、上記検出パターンP7に対してu>2という条件を外したものであり、NRZ波形での2値データ列は「101xxxxxx001000000001」となる。これは、9T9Tのうちの前方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、w>2であるということは具体的には、前方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
検出パターンP10は、「2T9TuTvTwT」で、他の条件を付加しないものである。NRZ波形での2値データ列は「101000000001xxxxxxxx1」となる。これは、9T9Tのうちの後方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、具体的には、後方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」「2T5T2T」「3T4T2T」「4T3T2T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
検出パターンP11は、「2TuTvTwT9T」で、他の条件を付加しないものである。NRZ波形での2値データ列は「101xxxxxxxx1000000001」となる。これは、9T9Tのうちの前方の9TがuTvTwTに壊れた場合を想定したものであり、具体的には、前方の9Tが「3T2T4T」「3T3T3T」「4T2T3T」「2T2T5T」「2T3T4T」「2T4T3T」「2T5T2T」「3T4T2T」「4T3T2T」のいずれかに検出されてしまった場合が該当する。
なお、各検出パターンP1〜P11については、フレームシンクの誤検出という点での安全性に差がある。図9には各種検出パターンP2〜P11の安全性レベルとして「レベル1」〜「レベル6」を記載した。「レベル1」が最も安全性が高い(誤検出の可能性が低い)という意味である。
レベル6とされる検出パターンP10,P11は、9T9Tの一方の9Tが3つのTに壊れた場合を無条件にフレームシンクとみなすものであるため、フレームシンクパターンの乱れに広く対応できるが、誤検出の可能性としては比較的高くなる。
レベル5とされる検出パターンP8,P9は、9T9Tの一方の9Tが3つのTに壊れた場合であって、フレームシンクとみなす壊れ方をw>2の場合に限定する。またレベル4とされる検出パターンP6,P7は、9T9Tの一方の9Tが3つのTに壊れた場合であって、フレームシンクとみなす壊れ方をu>2、w>2の場合に限定する。図13,図14で述べたようにフレームシンクの9Tパターンが壊れる場合、uT、wTの部分は、3T又は4Tになる場合が多いことが確認されており、w>2の条件を付加することや、u>2及びw>2の条件を付加することで、誤検出の可能性を下げ、安全性レベルが上がるものとなる。
検出パターンP2、P3はレベル2、検出パターンP4、P5はレベル3としているが、これはシンクIDの部分もパターンマッチに使用するものであるため、フレームシンクとして正しく検出できる安全性が高いことによる。レベル2とレベル3の差は、u>2、w>2の条件を付加するか否かの差である。
検出パターンP1は、本来の検出パターンであり、9T9Tが崩れていないパターンでパターンマッチングを行うため、当然、最も安全性が高いレベル1となる。
FS検出部21では、2値データ列に対してパターンマッチングすべき検出パターンとして、図9の検出パターンP2〜P11が設定されており、入力される2値データ列において、検出パターンP2〜P11のいずれかに該当するパターンが検出できたら、フレームシンク検出として、FS検出タイミング信号を、同期保護・ステート制御部22に出力する。
なお、図9には同期保護状態別に各検出パターンP2〜P11について○、×を付しているが、これは同期保護状態によっては使用できない場合があるためである。即ちシンクIDを使用する検出パターンP2〜P5について、オープン状態又は後方保護状態の期間は使用できないが、これはオープン状態又は後方保護状態の期間は、エンコード/デコード部7でシンクIDを検出できていないことによる。
FS検出部21は、検出パターンP2〜P5によるパターンマッチングを行うためには、入力されてくる2値データ列に表れるシンクIDがわかっていなければならない。つまりエンコード/デコード部7からシンクID情報が得られる期間でなければ、シンクID(FSID)を使用したパターンマッチングを行うことができない。これができるのは、同期保護状態がロック状態もしくは前方保護状態にあるときである。
FS検出部21で行われるフレームシンク検出動作の手順の例を図10にフローチャートで示した。
FS検出部21は、同期保護・ステート制御部22からの同期保護状態通知信号により、現在の同期保護状態を判別できる。ステップF100は、現在の同期保護状態によって、パターンマッチングに用いる検出パターンを選択することを示している。
同期保護状態がロック状態又は前方保護状態であるときは検出パターンP1〜P11を使用するものとして選択し、ステップF101〜F111として、検出パターンP1〜P11のそれぞれについてパターンマッチングを行う。
そして検出パターンP1〜P11のうちの1つでも該当するパターンが2値データ列に表れたら、ステップF119としてフレームシンク検出とし、FS検出タイミング信号を同期保護・ステート制御部22に出力する。
また、同期保護状態がオープン状態又は後方保護状態であるときは検出パターンP2〜P5を除いた検出パターンP1、P6〜P11を使用するものとして選択し、ステップF112〜F118として、検出パターンP1、P6〜P11のそれぞれについてパターンマッチングを行う。
そして検出パターンP1、P6〜P11のうちの1つでも該当するパターンが2値データ列に表れたら、ステップF119としてフレームシンク検出とし、FS検出タイミング信号を同期保護・ステート制御部22に出力する。
このようなフレームシンク検出動作によっては、上記図11,図12のような検出パターンP1に合致することによるフレームシンク検出が行われる他、9T9Tの一方が壊れた場合も、フレームシンク検出を行うことができる。
図15,図16,図17に例を示す。
図15は、上記図13のようにマーク形状が乱れている場合であり、図示するように9T9Tのうちの前方の9Tが、「100010100」つまり4T2T3Tに壊れたものとなる。ところがこの4T2T3Tを含む、2T4T2T3T9Tの部分は図15(e)に示す検出パターンP7に該当するため、フレームシンクとして検出されることになる。
図16は、上記図14のようにマーク形状が乱れている場合であり、図示するように9T9Tのうちの後方の9Tが、「100010100」つまり4T2T3Tに壊れたものとなる。ところがこの4T2T3Tを含む、2T9T4T2T3Tの部分は図16(e)に示す検出パターンP6に該当するため、フレームシンクとして検出されることになる。
この図15,図16の例のように、フレームシンクの検出パターンとして、9T9Tパターンの片側に任意のビットを許す部分(x)を設けることで、2値データ列の検出誤りを排除して、フレームシンクを検出できるようになる。
図17は、図16と同様にマーク形状が乱れている場合であるが、シンクIDについてもパターンマッチングを行った場合である。シンクID(FSID)=FS3のフレームであるとする。
この場合、本来2T9T9T+FSIDとなるところが、2T9T4T2T3T+FSIDとなっている。ところがシンクID=FS3の「100001」が一致していれば、この場合、検出パターンP2に該当するものとなり、フレームシンクとして検出されることになる。
ロック状態又は前方保護状態の場合は、このようにシンクIDについてもマッチングを行うことで、フレームシンクパターンの誤検出の確率を減少させ、より確実なフレームシンク検出が行えるようになる。
以上のように本実施の形態では、FS検出部21でパターンマッチングを行う検出パターンを拡張する。拡張する検出パターンP2〜P11は、少なくとも1つの固有ランレングス(9T)を有するパターンとして設定したものである。換言すれば2つの連続する固有ランレングスの内の一方が壊れたパターンである。そして検出パターンP1〜P11のうちのいずれかが2値データ列から検出されることで、上記シンク信号が検出できたとする。これによってフレームシンク検出能力を高め、ひいては再生性能を向上させることができる。
また、同期保護状態に応じて、検出パターンP1〜P11のうちで、シンクIDを含めたパターンP2〜P5をシンク信号検出に使用するか否かを選択している。つまりFS検出部21がシンクIDを判別できる場合は、シンクIDの部分もパターンマッチングに用いることで、シンク検出の正確性を高めることができる。
なお上記例ではFS検出部21は、図10に示したように検出パターンP1〜P11の全てについてパターンマッチングを行うものとしたが、実際には設定される検出パターンの種別は検出パターンP1〜P11の11種類に限定されるものではなく、より少ない種類でも良いし、より多数の種類としてもよい。検出パターンとして設定するパターンや種類数は、設計上で適切に決められればよい。
また、設定された複数の検出パターン(例えばP1〜P11)のうちで、実際にフレームシンク検出に使用する検出パターンを選択できるようにしてもよい。
例えば次のような検出モードを選択可能とする。
・モード1:検出パターンP1,P6,P7のみを使用
・モード2:検出パターンP1,P2,P3,P6,P7のみを使用
・モード3:検出パターンP1〜P7を使用
・モード4:検出パターンP1〜P9を使用
・モード5:全検出パターンP1〜P11を使用
・モード6:検出パターンP2〜P5以外を使用
・モード7:検出パターンP1のみを使用
これは一例にすぎないが、このような検出モードを切り換え可能とする。そして、例えばディスクドライブ装置の製造者が出荷前の調整の段階で、適切なモードを選択して設定すればよい。或いはユーザーサイドで検出モードを切り換えることができるようにしてもよい。
どの検出パターンを使用することが適切かということは、フレームシンク検出能力と、誤検出の低減のバランスで考慮すべきものとも言える。例えばフレームシンク検出能力の向上を優先させたければ、モード4,モード5のように安全性レベルの低い検出パターンまでも使用するようにすればよい。一方、誤検出の低減という点を優先させたければ、モード1,モード2,モード3など、安全性レベルの高い検出パターンのみを使用するようにすればよい。
さらに特殊な事情に対応するため、モード6,モード7も選択可能としておく。
このようにしておくことで、フレームシンク検出動作の自由度を高めることができる。
また、例えば動作状況に応じて自動的に上記検出モードを切り換えることができるようにすることも考えられる。
例えば同期保護・ステート制御部22において、なかなかロック状態に遷移できなかったり、あるいはロック状態となっても直ぐにオープン状態に戻ってしまうような状況になったら、フレームシンク検出能力を上げるように上記検出モードを切り換えるような動作を行う。
またエンコード/デコード部7での復調動作におけるエラーレートの状況に応じて、検出モードが切り換えられるようにすることも想定できる。
さらには、再生しようとするディスク90や、過去にそのディスク90に記録を行ったディスクドライブ装置の種別等に応じて、検出モードを選択することも考えられる。例えばディスク90が装填されたときに読み出す情報としては、ディスク製造者(メーカー)、製品種別(型番等)、或いは過去にそのディスクに記録を行ったディスクドライブ装置の製造者や型番等が含まれている。これらのディスクや、そのディスク過去に記録を行ったディスクドライブ装置に応じて、適切な検出モードを選択することで、安定したフレームシンク検出を行うことができる。
以上、実施の形態について説明してきたが、本発明は上記例に限定されるものではなく、要旨の範囲内で各種変形例が考えられる。
本発明の再生装置は、上記例のディスクドライブ装置(記録再生装置)でもよいし、記録機能のない再生専用装置でもよい。
またブルーレイディスクに対応する再生装置以外にも、各種のメディアに関する再生装置、シンク信号検出方法として本発明を適用できる。特には、所定のデータ単位毎にシンク信号が付加されたデータ構造において、ランレングスリミテッドコードにより情報が記録されているとともに、シンク信号は、シンク信号に固有とされる固有ランレングスが複数連続するパターンを有するものとされている記録媒体から情報を再生する再生装置において本発明を適用できる。
本発明の実施の形態のディスクドライブ装置のブロック図である。 実施の形態のフレームシンク検出・同期保護回路のブロック図である。 フレームシンクパターンの説明図である。 フレームシンクのマッピングの説明図である。 フレーム構造の説明図である。 実施の形態の同期保護状態遷移の説明図である。 実施の形態の同期保護動作の説明図である。 実施の形態の同期保護動作の説明図である。 実施の形態のフレームシンクとみなす検出パターンの説明図である。 実施の形態のフレームシンク検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態のフレームシンク検出例の説明図である。 実施の形態のフレームシンク検出例の説明図である。 フレームシンク検出不能の場合の説明図である。 フレームシンク検出不能の場合の説明図である。 実施の形態のフレームシンク検出例の説明図である。 実施の形態のフレームシンク検出例の説明図である。 実施の形態のフレームシンク検出例の説明図である。
符号の説明
1 光ピックアップ、4 マトリクス回路、5 データ信号処理回路、6 フレームシンク検出・同期保護回路、7 エンコード/デコード部、10 システムコントローラ、21 フレームシンク検出部、22 同期保護・ステート制御部、23 同期保護設定レジスタ

Claims (7)

  1. ランレングスリミテッドコードにより情報が記録された記録媒体に対する読み出しを行い、読出情報としての2値データ列を得る情報読出部と、
    上記2値データ列の所定のデータ単位毎に付加されるシンク信号であって、Tをチャネルクロック周期としたときにnTである固有のランレングスが2回連続するnTnTのパターンを有するシンク信号を検出するシンク検出部と、
    上記シンク検出部で検出されたシンク信号に基づくタイミングで、上記2値データ列に対する復調処理を行い、上記記録媒体からの再生データを得るデータ復調部と、
    を備え、
    上記シンク検出部は、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定したnTuTvTwTのパターン及びuTvTwTnTのパターンが含まれる複数種類の検出パターンのいずれかが上記2値データ列から検出されることで、上記シンク信号が検出できたとする処理を行う再生装置。但し、u+v+w=nである。
  2. 上記記録媒体には、上記ランレングスリミテッドコードとして2Tから8Tのランレングスの情報が記録され、上記n=9であって、上記シンク信号は上記固有のランレングスとして9Tが連続する9T9Tのパターンを有し、
    上記検出パターンには、9TuTvTwTのパターン、及びuTvTwT9Tのパターンが含まれる請求項1に記載の再生装置。但し、u+v+w=9である。
  3. 上記情報読出部は、上記記録媒体から読み出した信号に対して最尤復号処理を行って、上記2値データ列を得る請求項1に記載の再生装置。
  4. 上記シンク検出部は、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定した複数種類の上記検出パターンのうちで、検出モードに応じて、シンク信号検出に使用する検出パターンを選択する請求項1に記載の再生装置。
  5. 上記記録媒体における上記データ単位の全部又は一部には、上記シンク信号とともにシンク信号の種別を示すシンク識別情報が付加されており、
    上記シンク検出部で使用する複数種類の上記検出パターンには、上記シンク識別情報を含めたパターンが含まれている請求項1に記載の再生装置。
  6. 上記シンク検出部は、シンク信号検出の同期保護状態に応じて、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定した複数種類の上記検出パターンのうちで、上記シンク識別情報を含めた検出パターンをシンク信号検出に使用するか否かを選択する請求項5に記載の再生装置。
  7. ランレングスリミテッドコードにより情報が記録された記録媒体に対する読み出しを行って得られた2値データ列にあらわれるパターンについて、
    上記2値データ列の所定のデータ単位毎に付加されるシンク信号であって、Tをチャネルクロック周期としたときにnTである固有のランレングスが2回連続するnTnTのパターンを有するシンク信号を検出するとともに、
    上記2値データ列にあらわれるパターンが、上記シンク信号の2回連続する固有のランレングスの一方が壊れた場合のパターンとして設定したnTuTvTwTのパターン及びuTvTwTnTのパターンが含まれる複数種類の検出パターンのいずれかに合致することで、上記シンク信号が検出できたとするシンク信号検出方法。但し、u+v+w=nである。
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