JPH0765513A - 同期マーク検出装置及び情報再生装置 - Google Patents
同期マーク検出装置及び情報再生装置Info
- Publication number
- JPH0765513A JPH0765513A JP5235816A JP23581693A JPH0765513A JP H0765513 A JPH0765513 A JP H0765513A JP 5235816 A JP5235816 A JP 5235816A JP 23581693 A JP23581693 A JP 23581693A JP H0765513 A JPH0765513 A JP H0765513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mark
- circuit
- clock
- signal
- pattern matching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10222—Improvement or modification of read or write signals clock-related aspects, e.g. phase or frequency adjustment or bit synchronisation
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/12—Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
- G11B20/1217—Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
- G11B20/1258—Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs where blocks are arranged within multiple radial zones, e.g. Zone Bit Recording or Constant Density Recording discs, MCAV discs, MCLV discs
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/19—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
- G11B27/28—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
- G11B27/30—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
- G11B27/3027—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is digitally coded
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/042—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
- G11B2220/25—Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
- G11B2220/2525—Magneto-optical [MO] discs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロック周波数誤差が大きくても同期マーク
を検出できるようにし、また再生ヘッドが間違った位置
にシークしても速やかにその位置のアドレスを読み取っ
て再シークできるようにする。 【構成】 同期マークパターンのマーク長及びスペース
長がマッチングしているかどうかパターンマッチングを
行うパターンマッチング回路1〜9と、この回路の出力
を所定幅のパルス信号に整形するパルス幅生成回路11
〜19と、この回路の出力信号を各々タイミングが一致
するように遅延させるディレイ回路21〜29と、この
回路の出力信号を合成し、その結果から同期マークパタ
ーンの一致度を判定する回路30〜32を設ける。ま
た、以上の同期マーク検出装置をZCAV方式の情報再
生装置に用いる。更に、同期マーク検出信号の間隔を測
定し、測定結果に基づいて基準クロックの周波数を切り
換える。
を検出できるようにし、また再生ヘッドが間違った位置
にシークしても速やかにその位置のアドレスを読み取っ
て再シークできるようにする。 【構成】 同期マークパターンのマーク長及びスペース
長がマッチングしているかどうかパターンマッチングを
行うパターンマッチング回路1〜9と、この回路の出力
を所定幅のパルス信号に整形するパルス幅生成回路11
〜19と、この回路の出力信号を各々タイミングが一致
するように遅延させるディレイ回路21〜29と、この
回路の出力信号を合成し、その結果から同期マークパタ
ーンの一致度を判定する回路30〜32を設ける。ま
た、以上の同期マーク検出装置をZCAV方式の情報再
生装置に用いる。更に、同期マーク検出信号の間隔を測
定し、測定結果に基づいて基準クロックの周波数を切り
換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体の同期マーク
を検出する同期マーク検出装置及び記録媒体のデジタル
情報を再生する情報再生装置に関するものである。
を検出する同期マーク検出装置及び記録媒体のデジタル
情報を再生する情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12はセクタフォーマットの一例とし
てISO規格に規定された130mmあるいは、90m
m書き換え型光ディスクのセクタフォーマットを示した
図である。また、図13はそのセクタフォーマットの先
頭のセクタマーク(SM)のパターンの例を示した図で
ある。光ディスクの記録領域は図12のような複数のセ
クタに分割されており、各セクタの先頭にはセクタの先
頭を認識するために所定の同期マーク(セクタマーク)
が設けられている。図13のセクタマークのパターンに
ついては、ISO規格などで周知であるので、説明は省
略するが、こうしたセクタマークはセクタの先頭を示す
マークであるので、セクタマークが検出できないとその
セクタでは記録、消去、再生あるいはシークができなく
なってしまう。そのため、セクタマークはいかなる場合
でも正しく検出することが要求される。
てISO規格に規定された130mmあるいは、90m
m書き換え型光ディスクのセクタフォーマットを示した
図である。また、図13はそのセクタフォーマットの先
頭のセクタマーク(SM)のパターンの例を示した図で
ある。光ディスクの記録領域は図12のような複数のセ
クタに分割されており、各セクタの先頭にはセクタの先
頭を認識するために所定の同期マーク(セクタマーク)
が設けられている。図13のセクタマークのパターンに
ついては、ISO規格などで周知であるので、説明は省
略するが、こうしたセクタマークはセクタの先頭を示す
マークであるので、セクタマークが検出できないとその
セクタでは記録、消去、再生あるいはシークができなく
なってしまう。そのため、セクタマークはいかなる場合
でも正しく検出することが要求される。
【0003】図14は130mm追記型光ディスクのI
SO規格のテクニカルレポートに記載されたセクタマー
ク検出回路、図15はそのセクタマーク検出回路の動作
を示した図である。このセクタマーク検出方法は簡易な
がら確実な方法であり、最も一般的な方法として知られ
ている。簡単に説明すると、まず光ディスクから読み出
された再生信号から5Tのマークと3Tのマークが5箇
所でそれぞれ検出される。そして、その検出結果を加算
し、多数決論理によって5箇所のうち3箇所以上検出さ
れていればセクタマークとして認識され、そのときにS
M検出信号が出力される。
SO規格のテクニカルレポートに記載されたセクタマー
ク検出回路、図15はそのセクタマーク検出回路の動作
を示した図である。このセクタマーク検出方法は簡易な
がら確実な方法であり、最も一般的な方法として知られ
ている。簡単に説明すると、まず光ディスクから読み出
された再生信号から5Tのマークと3Tのマークが5箇
所でそれぞれ検出される。そして、その検出結果を加算
し、多数決論理によって5箇所のうち3箇所以上検出さ
れていればセクタマークとして認識され、そのときにS
M検出信号が出力される。
【0004】ここで、図15のセクタマークのパターン
の数値は図13に示したパターンの半分になっている
が、これは図15のTの長さが図13のTの長さの2倍
になっているためである。ということは、図15のパタ
ーンマッチングは本来の記録クロックの2倍の粗さでマ
ッチングしているということであり、そのおかげで後述
するように周波数誤差及び位相誤差に対していくらかの
マージンを確保できるようになっている。
の数値は図13に示したパターンの半分になっている
が、これは図15のTの長さが図13のTの長さの2倍
になっているためである。ということは、図15のパタ
ーンマッチングは本来の記録クロックの2倍の粗さでマ
ッチングしているということであり、そのおかげで後述
するように周波数誤差及び位相誤差に対していくらかの
マージンを確保できるようになっている。
【0005】ところで、ディスク状記録媒体の記録密度
を高めるための方式としてZCAV(Zoned Constant A
ngular Velocity )方式が知られている。こうしたZC
AV方式では、記録ディスクの記録領域は半径方向に複
数のゾーンに分割され、1つのゾーン内では同じ記録周
波数で記録される。そして、記録ディスクの内周と外周
で記録密度が均一となるように、外周のゾーンほど周波
数を高くして情報を記録あるいは再生するというもので
ある。図16はそのZCAV方式の情報再生装置の例を
示したブロック図である。
を高めるための方式としてZCAV(Zoned Constant A
ngular Velocity )方式が知られている。こうしたZC
AV方式では、記録ディスクの記録領域は半径方向に複
数のゾーンに分割され、1つのゾーン内では同じ記録周
波数で記録される。そして、記録ディスクの内周と外周
で記録密度が均一となるように、外周のゾーンほど周波
数を高くして情報を記録あるいは再生するというもので
ある。図16はそのZCAV方式の情報再生装置の例を
示したブロック図である。
【0006】図16において、記録ディスク101はZ
CAVフォーマットのディスクであり、このディスク上
の記録情報を再生する場合は、コントローラ111によ
って記録ディスク101のどのゾーンのデータを再生す
るかが駆動・サーボ手段112及びシンセサイザ105
へ指示される。駆動・サーボ手段112では図示しない
再生ヘッドを指示されたゾーンのトラックへシークさせ
ると共に、シンセサイザ105のクロックの周波数が指
示されたゾーンに対応した周波数に切り換えられる。こ
こで、再生ヘッドを目的のトラックへシークさせる場合
は、図12に示したセクタのヘッダーの情報が読み出さ
れ、目的のトラックやセクタであるかどうかを比較照合
しながら目的の位置へシークされる。
CAVフォーマットのディスクであり、このディスク上
の記録情報を再生する場合は、コントローラ111によ
って記録ディスク101のどのゾーンのデータを再生す
るかが駆動・サーボ手段112及びシンセサイザ105
へ指示される。駆動・サーボ手段112では図示しない
再生ヘッドを指示されたゾーンのトラックへシークさせ
ると共に、シンセサイザ105のクロックの周波数が指
示されたゾーンに対応した周波数に切り換えられる。こ
こで、再生ヘッドを目的のトラックへシークさせる場合
は、図12に示したセクタのヘッダーの情報が読み出さ
れ、目的のトラックやセクタであるかどうかを比較照合
しながら目的の位置へシークされる。
【0007】具体的に説明すると、SM検出回路107
では図13のセクタマークが検出され、AM・SYNC・BESY
NC検出回路109ではそのSM検出信号を基準としてA
MやSYNCなどが検出される。また、データセパレー
タ106ではシンセサイザ105のクロックを受けて2
値化回路104の再生2値データから同期クロックが生
成され、そのクロックで再生2値データが同期化され
る。同期化されたデータは復号回路108で復号され、
アドレス情報が再生される。得られたアドレス情報はコ
ントローラ111及び駆動・サーボ手段112へ通知さ
れ、駆動・サーボ手段112では目的のアドレスと比較
照合して再生ヘッドの読み取り位置が目的のアドレスに
位置決めされる。
では図13のセクタマークが検出され、AM・SYNC・BESY
NC検出回路109ではそのSM検出信号を基準としてA
MやSYNCなどが検出される。また、データセパレー
タ106ではシンセサイザ105のクロックを受けて2
値化回路104の再生2値データから同期クロックが生
成され、そのクロックで再生2値データが同期化され
る。同期化されたデータは復号回路108で復号され、
アドレス情報が再生される。得られたアドレス情報はコ
ントローラ111及び駆動・サーボ手段112へ通知さ
れ、駆動・サーボ手段112では目的のアドレスと比較
照合して再生ヘッドの読み取り位置が目的のアドレスに
位置決めされる。
【0008】シーク動作が終了すると、記録ディスク1
01の目的のアドレスのデータ、即ち図12のデータ領
域(Recording Field )のデータが再生される。データ
の再生に際しては、信号検出手段102で再生信号が検
出され、アンプ103でそれを増幅した後、2値化回路
104で2値化される。得られた再生2値データはデー
タセパレータ106へ送られ、データセパレータ106
ではSM検出回路107のSM検出信号を基準としてデ
ータ領域の先頭位置が検出される。また、データセパレ
ータ106ではシンセサイザ105のクロックを受けて
2値化再生データから同期クロックが生成され、そのク
ロックを用いて再生2値データが同期化される。同期化
されたデータは復号回路108で復号され、また誤り訂
正回路110で誤り訂正コードを付加することによって
再生データが生成される。
01の目的のアドレスのデータ、即ち図12のデータ領
域(Recording Field )のデータが再生される。データ
の再生に際しては、信号検出手段102で再生信号が検
出され、アンプ103でそれを増幅した後、2値化回路
104で2値化される。得られた再生2値データはデー
タセパレータ106へ送られ、データセパレータ106
ではSM検出回路107のSM検出信号を基準としてデ
ータ領域の先頭位置が検出される。また、データセパレ
ータ106ではシンセサイザ105のクロックを受けて
2値化再生データから同期クロックが生成され、そのク
ロックを用いて再生2値データが同期化される。同期化
されたデータは復号回路108で復号され、また誤り訂
正回路110で誤り訂正コードを付加することによって
再生データが生成される。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、図16
に示した情報再生装置において、記録ディスクのゾーン
境界でシンセサイザのクロック周波数を切り換える場合
について考えてみると、データセパレータは通常は数%
のクロック周波数誤差が生じても正常に働くことが多
い。しかし、SM検出回路はシンセサイザの非同期クロ
ックで信号をサンプリングするために、数%のクロック
周波数誤差が生じるとSMを正しく検出できなくなって
しまう。例えば、図15において、SMの左端の5Tの
検出結果と右端の5Tの検出結果を合成するためには、
30Tのディレイ手段が必要であり、30Tに対して許
される誤差は0.5Tである。この0.5Tは前述のよ
うに本来の記録ブロックの2倍の粗さでマッチングする
ことによりマージンとして確保されたものである。従っ
て、周波数誤差が1.67%(0.5T/30T)を越
えると、SMを正しく検出できなくなる恐れがある。
に示した情報再生装置において、記録ディスクのゾーン
境界でシンセサイザのクロック周波数を切り換える場合
について考えてみると、データセパレータは通常は数%
のクロック周波数誤差が生じても正常に働くことが多
い。しかし、SM検出回路はシンセサイザの非同期クロ
ックで信号をサンプリングするために、数%のクロック
周波数誤差が生じるとSMを正しく検出できなくなって
しまう。例えば、図15において、SMの左端の5Tの
検出結果と右端の5Tの検出結果を合成するためには、
30Tのディレイ手段が必要であり、30Tに対して許
される誤差は0.5Tである。この0.5Tは前述のよ
うに本来の記録ブロックの2倍の粗さでマッチングする
ことによりマージンとして確保されたものである。従っ
て、周波数誤差が1.67%(0.5T/30T)を越
えると、SMを正しく検出できなくなる恐れがある。
【0010】そこで問題となるのは、シンセサイザの応
答時間であるが、通常シンセサイザは周波数の切り換え
の指示を受けてからその周波数の安定したクロックを出
力できるようになるまでに、数msecという時間を必
要とする。ということは、ゾーンが変わるとシンセサイ
ザのクロック周波数が切り換わるまでの数msecの間
はSMを検出できず、セクタのアドレスを読めないとい
うことである。そのため、特にゾーンの境界付近のセク
タをアクセスする場合は、シンセサイザのクロック周波
数が安定するまではセクタマークを検出することは困難
であり、データを再生できないという問題があった。
答時間であるが、通常シンセサイザは周波数の切り換え
の指示を受けてからその周波数の安定したクロックを出
力できるようになるまでに、数msecという時間を必
要とする。ということは、ゾーンが変わるとシンセサイ
ザのクロック周波数が切り換わるまでの数msecの間
はSMを検出できず、セクタのアドレスを読めないとい
うことである。そのため、特にゾーンの境界付近のセク
タをアクセスする場合は、シンセサイザのクロック周波
数が安定するまではセクタマークを検出することは困難
であり、データを再生できないという問題があった。
【0011】また、図16の情報再生装置では、シンセ
サイザのクロック周波数はコントローラの指示によって
切り換えられるのであるが、再生ヘッドをシークさせる
場合は、コントローラでは現在の記録ディスク上のアド
レスと目的のアドレスを見比べて、シーク途中にSMの
検出やアドレスの検出ができるようにシンセサイザのク
ロック周波数が随時切り換えられる。しかし、シークが
正常に行われているときはこれで問題はないのである
が、何らかのトラブルが生じて目的のアドレスと違うア
ドレスにシークした場合には、再生信号の周波数とシン
セサイザのクロック周波数の差が大きいとアドレスを読
み取ることができなくなるために、シーク不能に陥るこ
とがある。
サイザのクロック周波数はコントローラの指示によって
切り換えられるのであるが、再生ヘッドをシークさせる
場合は、コントローラでは現在の記録ディスク上のアド
レスと目的のアドレスを見比べて、シーク途中にSMの
検出やアドレスの検出ができるようにシンセサイザのク
ロック周波数が随時切り換えられる。しかし、シークが
正常に行われているときはこれで問題はないのである
が、何らかのトラブルが生じて目的のアドレスと違うア
ドレスにシークした場合には、再生信号の周波数とシン
セサイザのクロック周波数の差が大きいとアドレスを読
み取ることができなくなるために、シーク不能に陥るこ
とがある。
【0012】そこで、こうした状態に陥った場合、何と
かアドレスを読み取るようにするためには、シンセサイ
ザの周波数を順次切り換えてアドレスを再生できるクロ
ック周波数を捜し出す方法が考えられる。そして、得ら
れた周波数でアドレスを読み取って現在位置を認識し、
その結果に基づいて改めて目的のアドレスに再シークを
行えばよい。しかし、こうした方法では、シンセサイザ
の周波数を順次切り換えてアドレスを再生できる周波数
を捜すために、クロック周波数を切り換える動作と切り
換えた周波数でアドレスを読み出す動作を繰り返す必要
があり、クロック周波数の検索に膨大な時間を要すると
いう問題があった。
かアドレスを読み取るようにするためには、シンセサイ
ザの周波数を順次切り換えてアドレスを再生できるクロ
ック周波数を捜し出す方法が考えられる。そして、得ら
れた周波数でアドレスを読み取って現在位置を認識し、
その結果に基づいて改めて目的のアドレスに再シークを
行えばよい。しかし、こうした方法では、シンセサイザ
の周波数を順次切り換えてアドレスを再生できる周波数
を捜すために、クロック周波数を切り換える動作と切り
換えた周波数でアドレスを読み出す動作を繰り返す必要
があり、クロック周波数の検索に膨大な時間を要すると
いう問題があった。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的はクロック信号の周波数誤差が大き
くても同期パターンを正しく検出できるようにした同期
マーク検出装置を提供することにある。
たもので、その目的はクロック信号の周波数誤差が大き
くても同期パターンを正しく検出できるようにした同期
マーク検出装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は上記同期マーク検出
装置を用いることにより、クロック周波数を切り換える
場合に、周波数誤差があっても隣接ゾーンの同期マーク
を検出できるようにし、これによってゾーン境界付近の
シークや再生をスムーズに行えるようした情報再生装置
を提供することにある。
装置を用いることにより、クロック周波数を切り換える
場合に、周波数誤差があっても隣接ゾーンの同期マーク
を検出できるようにし、これによってゾーン境界付近の
シークや再生をスムーズに行えるようした情報再生装置
を提供することにある。
【0015】更に、本発明の目的は、再生ヘッドが間違
った位置にシークした場合に、クロック周波数を切り換
えて速やかにその位置のアドレスを読み取ることができ
るようにした情報再生装置を提供することにある。
った位置にシークした場合に、クロック周波数を切り換
えて速やかにその位置のアドレスを読み取ることができ
るようにした情報再生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、同期マ
ークパターンの2値データを非同期のクロックでサンプ
リングしてマーク長及びスペース長がマッチングしてい
るかどうかパターンマッチングを行うためのパターンマ
ッチング手段と、このパターンマッチング手段からマー
ク長、スペース長がマッチングしたときに出力される信
号を所定幅のパルス信号に整形するためのパルス幅生成
手段と、この各パルス幅生成手段の出力信号を各々のタ
イミングが一致するように遅延させるための遅延手段
と、この各遅延手段の出力信号を合成し、その結果から
同期マークパターンの一致度を判定するための手段とを
有することを特徴とする同期マーク検出装置によって達
成される。
ークパターンの2値データを非同期のクロックでサンプ
リングしてマーク長及びスペース長がマッチングしてい
るかどうかパターンマッチングを行うためのパターンマ
ッチング手段と、このパターンマッチング手段からマー
ク長、スペース長がマッチングしたときに出力される信
号を所定幅のパルス信号に整形するためのパルス幅生成
手段と、この各パルス幅生成手段の出力信号を各々のタ
イミングが一致するように遅延させるための遅延手段
と、この各遅延手段の出力信号を合成し、その結果から
同期マークパターンの一致度を判定するための手段とを
有することを特徴とする同期マーク検出装置によって達
成される。
【0017】また、本発明の目的は、ディスク状記録媒
体の記録領域を複数のゾーンに分割し、このゾーンに対
応してそれぞれ異なるクロック周波数で情報を再生する
情報再生装置において、同期マークパターンの2値デー
タを非同期のクロックでサンプリングしてマーク長及び
スペース長がマッチングしているかどうかパターンマッ
チングを行うパターンマッチング手段と、このパターン
マッチング手段からマーク長、スペース長がマッチング
したときに出力される信号を所定幅のパルス信号に整形
するためのパルス幅生成手段と、この各パルス幅生成手
段の出力信号を各々のタイミングが一致するように遅延
させるための遅延手段と、この各遅延手段の出力信号を
合成し、その結果から同期マークパターンの一致度を判
定するための手段とからなる同期マーク検出手段とを設
け、情報の読み取り位置が隣接ゾーンへ移行する場合
は、前記クロック周波数を隣接ゾーンに対応した周波数
に切り換えながら前記同期マーク検出手段で隣接ゾーン
の同期マークを検出することを特徴とする情報再生装置
によって達成される。
体の記録領域を複数のゾーンに分割し、このゾーンに対
応してそれぞれ異なるクロック周波数で情報を再生する
情報再生装置において、同期マークパターンの2値デー
タを非同期のクロックでサンプリングしてマーク長及び
スペース長がマッチングしているかどうかパターンマッ
チングを行うパターンマッチング手段と、このパターン
マッチング手段からマーク長、スペース長がマッチング
したときに出力される信号を所定幅のパルス信号に整形
するためのパルス幅生成手段と、この各パルス幅生成手
段の出力信号を各々のタイミングが一致するように遅延
させるための遅延手段と、この各遅延手段の出力信号を
合成し、その結果から同期マークパターンの一致度を判
定するための手段とからなる同期マーク検出手段とを設
け、情報の読み取り位置が隣接ゾーンへ移行する場合
は、前記クロック周波数を隣接ゾーンに対応した周波数
に切り換えながら前記同期マーク検出手段で隣接ゾーン
の同期マークを検出することを特徴とする情報再生装置
によって達成される。
【0018】更に、本発明の目的は、複数の伝送周波数
に対応してそれぞれ異なる周波数の基準クロックを発生
するクロック発生手段と、この基準クロックをカウント
することによって伝送信号中の同期マークを検出する同
期マーク検出手段と、この同期マークを基準として伝送
信号の再生位置を決定し、かつ前記基準クロックによっ
て伝送された情報を再生する再生手段とを有する情報再
生装置において、前記同期マーク検出手段で検出される
同期マーク検出信号の間隔を前記基準クロックをカウン
トすることによって検出するための手段と、この検出さ
れた間隔が所定の基準範囲内にあるか否かを判定し、そ
の結果に基づいて前記クロック発生手段の基準クロック
の周波数を切り換えるための手段とを設けたことを特徴
とする情報再生装置によって達成される。
に対応してそれぞれ異なる周波数の基準クロックを発生
するクロック発生手段と、この基準クロックをカウント
することによって伝送信号中の同期マークを検出する同
期マーク検出手段と、この同期マークを基準として伝送
信号の再生位置を決定し、かつ前記基準クロックによっ
て伝送された情報を再生する再生手段とを有する情報再
生装置において、前記同期マーク検出手段で検出される
同期マーク検出信号の間隔を前記基準クロックをカウン
トすることによって検出するための手段と、この検出さ
れた間隔が所定の基準範囲内にあるか否かを判定し、そ
の結果に基づいて前記クロック発生手段の基準クロック
の周波数を切り換えるための手段とを設けたことを特徴
とする情報再生装置によって達成される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の同期マーク検出装置
の一実施例を示したブロック図である。図1において、
1〜9はそれぞれセクタマークの各パターンのパターン
マッチングを行うためのパターンマッチング回路であ
る。ここでは、図13に示したセクタマークのパターン
に対応して9つのパターンマッチング回路が設けられて
いる。また、2値データは図16に示した情報再生装置
の2値化回路104から出力されるデータである。11
〜19は各パターンマッチング回路の出力信号をそれぞ
れ所定幅のパルス信号に生成するためのパルス幅生成回
路、21〜29はそれぞれのパルス幅生成回路11〜1
9で生成されたパルス信号をタイミングが一致するよう
に遅延させるためのディレイ回路である。また、30は
各ディレイ回路の出力信号を加算するための加算回路、
31は加算回路30の出力信号を所定のスライスレベル
でスライスするためレベルスライス回路、32はレベル
スライス回路31の出力信号を所定の一定幅のパルス信
号に整形するためのパルス幅一定化回路である。このパ
ルス幅一定化回路32の出力信号がSM検出信号として
出力される。
て詳細に説明する。図1は本発明の同期マーク検出装置
の一実施例を示したブロック図である。図1において、
1〜9はそれぞれセクタマークの各パターンのパターン
マッチングを行うためのパターンマッチング回路であ
る。ここでは、図13に示したセクタマークのパターン
に対応して9つのパターンマッチング回路が設けられて
いる。また、2値データは図16に示した情報再生装置
の2値化回路104から出力されるデータである。11
〜19は各パターンマッチング回路の出力信号をそれぞ
れ所定幅のパルス信号に生成するためのパルス幅生成回
路、21〜29はそれぞれのパルス幅生成回路11〜1
9で生成されたパルス信号をタイミングが一致するよう
に遅延させるためのディレイ回路である。また、30は
各ディレイ回路の出力信号を加算するための加算回路、
31は加算回路30の出力信号を所定のスライスレベル
でスライスするためレベルスライス回路、32はレベル
スライス回路31の出力信号を所定の一定幅のパルス信
号に整形するためのパルス幅一定化回路である。このパ
ルス幅一定化回路32の出力信号がSM検出信号として
出力される。
【0020】図2はパターンマッチング回路1の具体的
構成を示した回路図である。パターンマッチング回路1
はセクタマークの先頭の10Tマークのパターンマッチ
ングを行うもので、33はシフトレジスタ、34はイン
バータ、35はアンドゲートである。図16に示した2
値化回路104の2値化データはシフトレジスタ33に
入力され、シンセサイザ105のクロックによって取り
込まれる。シフトレジスタ33はQ1〜Q13の13の
出力端子を有するもので、両端の出力端子Q1及びQ1
3の出力信号は直接アンドゲート35に出力され、それ
以外の出力端子Q2〜Q10の出力信号はインバータ3
4を介してアンドゲート35へ出力される。なお、出力
端子Q11及びQ12は空き端子であり、これは後述す
るようにシンセサイザ105のクロックの周波数誤差を
許容するために設けられている。以上の構成により、パ
ターンマッチング回路1では10Tのマークの2値デー
タが入力されたときに、アンドゲート35からパターン
がマッチングしたことを示すハイレベル信号が出力され
る。2値データとしては、“0”の部分をマーク部と
し、“1”の部分をスペース部とする。また、シフトレ
ジスタ33のクロックはシンセサイザ105で生成され
るため、サンプリングクロックとしては位相が非同期で
あるばかりでなく、周波数誤差もある信号である。
構成を示した回路図である。パターンマッチング回路1
はセクタマークの先頭の10Tマークのパターンマッチ
ングを行うもので、33はシフトレジスタ、34はイン
バータ、35はアンドゲートである。図16に示した2
値化回路104の2値化データはシフトレジスタ33に
入力され、シンセサイザ105のクロックによって取り
込まれる。シフトレジスタ33はQ1〜Q13の13の
出力端子を有するもので、両端の出力端子Q1及びQ1
3の出力信号は直接アンドゲート35に出力され、それ
以外の出力端子Q2〜Q10の出力信号はインバータ3
4を介してアンドゲート35へ出力される。なお、出力
端子Q11及びQ12は空き端子であり、これは後述す
るようにシンセサイザ105のクロックの周波数誤差を
許容するために設けられている。以上の構成により、パ
ターンマッチング回路1では10Tのマークの2値デー
タが入力されたときに、アンドゲート35からパターン
がマッチングしたことを示すハイレベル信号が出力され
る。2値データとしては、“0”の部分をマーク部と
し、“1”の部分をスペース部とする。また、シフトレ
ジスタ33のクロックはシンセサイザ105で生成され
るため、サンプリングクロックとしては位相が非同期で
あるばかりでなく、周波数誤差もある信号である。
【0021】パターンマッチング回路2は後述するよう
に10Tマークの次の6Tスペースのパターンマッチン
グを行う回路であるので、そのスペース長に応じてシフ
トレジスタも出力端子の数が9個のものが使用されてい
る。また、パターンマッチング回路2はスペースのパタ
ーンマッチングを行うので、図2とは反対にシフトレジ
スタの両端の出力端子の出力信号がインバータを介して
アンドゲートに出力され、それ以外の出力端子の出力信
号が直接アンドゲートに出力される。もちろんシフトレ
ジスタの2ビットは空き端子である。また、パターンマ
ッチング回路3〜9についても、マッチング対象のパタ
ーンのマーク長、スペース長に応じてシフトレジスタの
ビット数が決められている。更に、対象のパターンがマ
ークかスペースかでシフトレジスタの出力とアンドゲー
トの間のインバータの位置が決められている。即ち、対
象がマークであるときは図2に示したようにシフトレジ
スタの両端を除く出力端子の出力信号がインバータを介
して出力され、対象がスペースであるときは図2とは反
対にシフトレジスタの両端の出力端子の出力信号のみが
インバータを介してアンドゲートに出力するように構成
されている。なお、いずれのパターンマッチング回路に
おいても、シフトレジスタの2つのビットはクロックの
周波数誤差を許容するため空き端子である。
に10Tマークの次の6Tスペースのパターンマッチン
グを行う回路であるので、そのスペース長に応じてシフ
トレジスタも出力端子の数が9個のものが使用されてい
る。また、パターンマッチング回路2はスペースのパタ
ーンマッチングを行うので、図2とは反対にシフトレジ
スタの両端の出力端子の出力信号がインバータを介して
アンドゲートに出力され、それ以外の出力端子の出力信
号が直接アンドゲートに出力される。もちろんシフトレ
ジスタの2ビットは空き端子である。また、パターンマ
ッチング回路3〜9についても、マッチング対象のパタ
ーンのマーク長、スペース長に応じてシフトレジスタの
ビット数が決められている。更に、対象のパターンがマ
ークかスペースかでシフトレジスタの出力とアンドゲー
トの間のインバータの位置が決められている。即ち、対
象がマークであるときは図2に示したようにシフトレジ
スタの両端を除く出力端子の出力信号がインバータを介
して出力され、対象がスペースであるときは図2とは反
対にシフトレジスタの両端の出力端子の出力信号のみが
インバータを介してアンドゲートに出力するように構成
されている。なお、いずれのパターンマッチング回路に
おいても、シフトレジスタの2つのビットはクロックの
周波数誤差を許容するため空き端子である。
【0022】次に、上記実施例の具体的な動作を図3に
基づいて説明する。図3において、まず2値データは図
13に示したセクタマークのパターンを図16の情報再
生装置の信号検出手段102で再生し、それを2値化回
路104で2値化したものである。ここでは、前述のよ
うに2値データの“0”の部分がマーク、“1”の部分
がスペースである。この2値データが入力されると、パ
ターンマッチング回路1ではセクタマークの先頭におけ
る10Tのマークのパターンマッチングが行われる。即
ち、10Tのマークの2値データは図3に示すように1x
x0000000001 であるが、図2のパターンマッチング回路
1ではこの2値データが入力されたときに、アンドゲー
ト35からセクタマークの10Tのマーク長とマッチン
グすることを示すハイレベル信号が出力される。
基づいて説明する。図3において、まず2値データは図
13に示したセクタマークのパターンを図16の情報再
生装置の信号検出手段102で再生し、それを2値化回
路104で2値化したものである。ここでは、前述のよ
うに2値データの“0”の部分がマーク、“1”の部分
がスペースである。この2値データが入力されると、パ
ターンマッチング回路1ではセクタマークの先頭におけ
る10Tのマークのパターンマッチングが行われる。即
ち、10Tのマークの2値データは図3に示すように1x
x0000000001 であるが、図2のパターンマッチング回路
1ではこの2値データが入力されたときに、アンドゲー
ト35からセクタマークの10Tのマーク長とマッチン
グすることを示すハイレベル信号が出力される。
【0023】つまり、シフトレジスタ33でシンセサイ
ザ105のサンプリングクロックにより2値データを取
込み、またその出力をインバータ34とアンドゲート3
5を介して出力することによって、図3のように1xx000
0000001 という10Tのマークのパターンが検出され
る。ここで、xはシフトレジスタ33の空き端子に相当
するもので、1と0のどちらでもよいビットである。こ
のビットを設けたことによって、シンセサイザ105の
サンプリングクロックに周波数誤差があっても、10T
のマークを検出することができる。ここでは、10Tに
対して±1T以内の誤差であれば必らず検出できるの
で、許容されるクロックの周波数誤差は1/10=10
%ということになる。
ザ105のサンプリングクロックにより2値データを取
込み、またその出力をインバータ34とアンドゲート3
5を介して出力することによって、図3のように1xx000
0000001 という10Tのマークのパターンが検出され
る。ここで、xはシフトレジスタ33の空き端子に相当
するもので、1と0のどちらでもよいビットである。こ
のビットを設けたことによって、シンセサイザ105の
サンプリングクロックに周波数誤差があっても、10T
のマークを検出することができる。ここでは、10Tに
対して±1T以内の誤差であれば必らず検出できるの
で、許容されるクロックの周波数誤差は1/10=10
%ということになる。
【0024】パターンマッチング回路2では、10Tの
次の6Tスペースのパターンマッチングが行われる。6
Tスペースの2値データは図3のように0xx111110 であ
り、パターンマッチング回路2にこの2値データが入力
されたときに、パターンのマッチングを示すハイレベル
信号が出力される。この場合も、xを設けたことによっ
て6T±1T以内の誤差であれば、6Tスペースのパタ
ーンを検出することがてきる。
次の6Tスペースのパターンマッチングが行われる。6
Tスペースの2値データは図3のように0xx111110 であ
り、パターンマッチング回路2にこの2値データが入力
されたときに、パターンのマッチングを示すハイレベル
信号が出力される。この場合も、xを設けたことによっ
て6T±1T以内の誤差であれば、6Tスペースのパタ
ーンを検出することがてきる。
【0025】パターンマッチング回路3では図3に示す
ようにその次の6Tマークのパターンマッチングが行わ
れ、以下同様にパターンマッチング回路4では14Tス
ペース、パターンマッチング回路5では6Tマーク、パ
ターンマッチング回路6では6Tスペース、パターンマ
ッチング回路7では6Tマーク、パターンマッチング回
路8では6Tスペース、パターンマッチング回路9では
10Tマークのパターンマッチングが行われる。こうし
て各パターンマッチング回路では、図3に示すように2
値データをサンプリングクロックで取り込むことによっ
てセクタマークパターンのマーク長やスペース長のパタ
ーンマッチングが行われる。
ようにその次の6Tマークのパターンマッチングが行わ
れ、以下同様にパターンマッチング回路4では14Tス
ペース、パターンマッチング回路5では6Tマーク、パ
ターンマッチング回路6では6Tスペース、パターンマ
ッチング回路7では6Tマーク、パターンマッチング回
路8では6Tスペース、パターンマッチング回路9では
10Tマークのパターンマッチングが行われる。こうし
て各パターンマッチング回路では、図3に示すように2
値データをサンプリングクロックで取り込むことによっ
てセクタマークパターンのマーク長やスペース長のパタ
ーンマッチングが行われる。
【0026】パターンマッチング回路1の出力信号はパ
ルス幅生成回路11へ出力され、所定幅のパルス信号に
波形整形される。この場合、パルス幅生成回路11の出
力信号は後述するようにディレイ回路21で遅延された
後、他のパターンマッチング回路からの信号と加算され
るのであるが、ディレイの長さが長いほどディレイ量と
の位相誤差が大きくなり、信号同志を加算するときに時
間的なずれを生じることがあるので、ディレイ量が大き
いほどパルス幅を広くするのが望ましい。ここでは、パ
ルス幅生成回路11では図3に示すように5Tの幅のパ
ルス信号が生成される。
ルス幅生成回路11へ出力され、所定幅のパルス信号に
波形整形される。この場合、パルス幅生成回路11の出
力信号は後述するようにディレイ回路21で遅延された
後、他のパターンマッチング回路からの信号と加算され
るのであるが、ディレイの長さが長いほどディレイ量と
の位相誤差が大きくなり、信号同志を加算するときに時
間的なずれを生じることがあるので、ディレイ量が大き
いほどパルス幅を広くするのが望ましい。ここでは、パ
ルス幅生成回路11では図3に示すように5Tの幅のパ
ルス信号が生成される。
【0027】パターンマッチング回路2〜9の出力信号
もそれぞれ対応するパルス幅生成回路12〜19へ出力
され、各々所定幅のパルス信号が生成される。本実施例
では図3に示すように、パルス幅生成回路12〜14で
はディレイ量が長いので、パルス幅生成回路11と同様
に5T幅のパルス信号が生成され、パルス幅生成回路1
5〜18ではディレイ量が比較的短いので3T幅のパル
ス信号が生成される。また、パルス幅生成回路19では
ディレイの必要がないので、図3のように最小の1T幅
のパルス信号が生成される。なお、図1ではパルス幅生
成回路19の出力信号を遅延させるディレイ回路29が
設けられているが、その遅延量は零である。
もそれぞれ対応するパルス幅生成回路12〜19へ出力
され、各々所定幅のパルス信号が生成される。本実施例
では図3に示すように、パルス幅生成回路12〜14で
はディレイ量が長いので、パルス幅生成回路11と同様
に5T幅のパルス信号が生成され、パルス幅生成回路1
5〜18ではディレイ量が比較的短いので3T幅のパル
ス信号が生成される。また、パルス幅生成回路19では
ディレイの必要がないので、図3のように最小の1T幅
のパルス信号が生成される。なお、図1ではパルス幅生
成回路19の出力信号を遅延させるディレイ回路29が
設けられているが、その遅延量は零である。
【0028】パルス幅生成回路11〜19のパルス信号
は、それぞれ対応するディレイ回路21〜29に入力さ
れ、図3に示すように各パルス信号のタイミングが合致
するように遅延される。そして、各ディレイ回路21〜
29の9つの出力信号は加算回路30に入力され、図3
に示すように9つの出力信号が加算される。以上の9つ
の幅の異なるパルス信号を加算した場合、クロックの周
波数誤差がなければ、加算回路30の出力信号は図3の
ように中央に行くほど高くなる山状形状の信号となる。
は、それぞれ対応するディレイ回路21〜29に入力さ
れ、図3に示すように各パルス信号のタイミングが合致
するように遅延される。そして、各ディレイ回路21〜
29の9つの出力信号は加算回路30に入力され、図3
に示すように9つの出力信号が加算される。以上の9つ
の幅の異なるパルス信号を加算した場合、クロックの周
波数誤差がなければ、加算回路30の出力信号は図3の
ように中央に行くほど高くなる山状形状の信号となる。
【0029】加算回路30の出力信号はレベルスライス
回路31へ送られ、ここで図3に示すように所定のスラ
イスレベルでスライスされる。本実施例では、スライス
レベルは図3のように加算回路30の出力の6個分と5
個分の中間値(1個分はパルス幅生成回路の1つの出力
に相当する)に設定されており、これによってスライス
すると図3のように3T幅のパルス信号を得ることがで
きる。従って、ここではセクタマークパターンの9つの
マークとスペースのうち6個以上を検出できれば、セク
タマークを検出することができる。レベルスライス回路
31の出力信号はパルス幅一定化回路32で図3に示す
ように立ち上がりエッジを基準とした一定幅のパルス信
号に整形され、SM検出信号として出力される。
回路31へ送られ、ここで図3に示すように所定のスラ
イスレベルでスライスされる。本実施例では、スライス
レベルは図3のように加算回路30の出力の6個分と5
個分の中間値(1個分はパルス幅生成回路の1つの出力
に相当する)に設定されており、これによってスライス
すると図3のように3T幅のパルス信号を得ることがで
きる。従って、ここではセクタマークパターンの9つの
マークとスペースのうち6個以上を検出できれば、セク
タマークを検出することができる。レベルスライス回路
31の出力信号はパルス幅一定化回路32で図3に示す
ように立ち上がりエッジを基準とした一定幅のパルス信
号に整形され、SM検出信号として出力される。
【0030】本実施例では、パルス幅生成回路11で作
成されるパルス信号(5T)は通常の1Tよりも±2T
だけ広い幅を持つので、ディレイ回路21のディレイ量
60Tに対して±2Tの誤差、即ち約3.3%のクロッ
クの周波数誤差を許容することができる。同様にしてパ
ルス幅生成回路15で作成されるパルス信号(3T)も
通常よりも±1Tだけ広い幅を持つので、ディレイ回路
25のディレイ量28Tに対して±1Tの誤差、即ち約
3.5%のクロックの周波数誤差を許容することができ
る。そのほかについても、更に大きな周波数誤差を許容
することができる。よって、本実施例の全体としては、
3.3%の周波数誤差を許容することができる。なお、
周波数誤差が3.3%に近づくと、レベルスライス出力
の山の形状が左右に歪んでSM検出信号が1T〜2T程
度前後にずれるが、情報再生装置ではSM検出信号の検
出誤差として通常4〜5チャネルクロック程度は許容さ
れるので、問題はない。
成されるパルス信号(5T)は通常の1Tよりも±2T
だけ広い幅を持つので、ディレイ回路21のディレイ量
60Tに対して±2Tの誤差、即ち約3.3%のクロッ
クの周波数誤差を許容することができる。同様にしてパ
ルス幅生成回路15で作成されるパルス信号(3T)も
通常よりも±1Tだけ広い幅を持つので、ディレイ回路
25のディレイ量28Tに対して±1Tの誤差、即ち約
3.5%のクロックの周波数誤差を許容することができ
る。そのほかについても、更に大きな周波数誤差を許容
することができる。よって、本実施例の全体としては、
3.3%の周波数誤差を許容することができる。なお、
周波数誤差が3.3%に近づくと、レベルスライス出力
の山の形状が左右に歪んでSM検出信号が1T〜2T程
度前後にずれるが、情報再生装置ではSM検出信号の検
出誤差として通常4〜5チャネルクロック程度は許容さ
れるので、問題はない。
【0031】図4は本発明の同期マーク検出装置の他の
実施例を示したブロック図である。この実施例は、セク
タマークのパターンは図3に示したように、10Tマー
クは2つ、6Tマーク及び6Tスペースはそれぞれ3つ
あるので、これらの共通部分に対応してパターンマッチ
ング回路を共通化した例である。従って、本実施例では
10Tマーク、6Tマーク、6Tスペースに対応した3
種類のパターンマッチング回路と、14Tスペースに対
応した1種類のパターンマッチング回路があればよいの
で、回路、構成を大幅に簡単化することができる。図4
のパターンマッチング回路36は6Tスペース、パター
ンマッチング回路37は6Tマークのパターンマッチン
グを行うための回路である。また、図示していないが、
10Tマーク及び14Tスペースのパターンマッチング
回路も設けられている。そのほかの構成は図1と全く同
じである。
実施例を示したブロック図である。この実施例は、セク
タマークのパターンは図3に示したように、10Tマー
クは2つ、6Tマーク及び6Tスペースはそれぞれ3つ
あるので、これらの共通部分に対応してパターンマッチ
ング回路を共通化した例である。従って、本実施例では
10Tマーク、6Tマーク、6Tスペースに対応した3
種類のパターンマッチング回路と、14Tスペースに対
応した1種類のパターンマッチング回路があればよいの
で、回路、構成を大幅に簡単化することができる。図4
のパターンマッチング回路36は6Tスペース、パター
ンマッチング回路37は6Tマークのパターンマッチン
グを行うための回路である。また、図示していないが、
10Tマーク及び14Tスペースのパターンマッチング
回路も設けられている。そのほかの構成は図1と全く同
じである。
【0032】図5は本発明の同期マーク検出装置の更に
他の実施例を示したブロック図である。この実施例は、
パルス幅生成回路とディレイ回路の順序を入れ換えてデ
ィレイ回路を先に設けるようにした例である。図1では
説明を分かり易くするためにパルス幅生成回路を先に設
けたが、実際には本実施例のようにディレイ回路を先に
設けた方がディレイ回路としてカウンタを用いることが
できるので、回路構成を簡単化するとができる。
他の実施例を示したブロック図である。この実施例は、
パルス幅生成回路とディレイ回路の順序を入れ換えてデ
ィレイ回路を先に設けるようにした例である。図1では
説明を分かり易くするためにパルス幅生成回路を先に設
けたが、実際には本実施例のようにディレイ回路を先に
設けた方がディレイ回路としてカウンタを用いることが
できるので、回路構成を簡単化するとができる。
【0033】次に、本発明の情報再生装置の実施例につ
いて説明する。ここでは、以上の実施例で説明した同期
マーク検出装置を用いたときの実施例について説明す
る。従って、情報再生装置としては図16の構成とし、
それに図1、図4あるいは図5の同期マーク検出装置を
SM検出回路として用いるものとする。
いて説明する。ここでは、以上の実施例で説明した同期
マーク検出装置を用いたときの実施例について説明す
る。従って、情報再生装置としては図16の構成とし、
それに図1、図4あるいは図5の同期マーク検出装置を
SM検出回路として用いるものとする。
【0034】このようにZCAV方式の情報再生装置に
本発明の同期マーク検出装置を使用した場合、再生ヘッ
ドの読み取り位置が次のゾーンに移行するときに、前述
のようにシンセサイザ105のクロック周波数が切り換
えられ、安定したクロック周波数になるまでに時間を要
するのであるが、本実施例では許容できるクロック周波
数の誤差が従来よりも大幅に大きいので、クロック周波
数が切り換え途中であっても隣接ゾーンのセクタマーク
を検出することができる。従って、セクタマークを検出
できれば、アドレスも読み出せるようになるので、ゾー
ン境界付近のシークや再生を時間を要することなく、ス
ムーズに行うことができる。
本発明の同期マーク検出装置を使用した場合、再生ヘッ
ドの読み取り位置が次のゾーンに移行するときに、前述
のようにシンセサイザ105のクロック周波数が切り換
えられ、安定したクロック周波数になるまでに時間を要
するのであるが、本実施例では許容できるクロック周波
数の誤差が従来よりも大幅に大きいので、クロック周波
数が切り換え途中であっても隣接ゾーンのセクタマーク
を検出することができる。従って、セクタマークを検出
できれば、アドレスも読み出せるようになるので、ゾー
ン境界付近のシークや再生を時間を要することなく、ス
ムーズに行うことができる。
【0035】なお、以上の実施例では、同期マークとし
てセクタマークを検出する例を示したが、これ以外にも
例えば、アドレスマーク、データマーク、シンクパター
ン、リシンクパターンなども検出できることは言うまで
もない。また、情報再生装置の同期マークパターンの検
出のみならず、通信信号中の同期パターンも検出するこ
とができる。
てセクタマークを検出する例を示したが、これ以外にも
例えば、アドレスマーク、データマーク、シンクパター
ン、リシンクパターンなども検出できることは言うまで
もない。また、情報再生装置の同期マークパターンの検
出のみならず、通信信号中の同期パターンも検出するこ
とができる。
【0036】更に、実施例では、マーク長やスペース長
を複数箇所で測定したが、マークポジション記録方式で
はマーク間隔を複数箇所で測定すれば、同期パターンを
検出することができる。また、本発明はマークとスペー
スという呼び方があまりふさわしくない光学的な情報再
生以外の例えば、磁気記録のように物理的に2つの安定
状態を交互に配置して情報を記録、再生する装置であっ
ても適用することができる。更に、本発明は2値記録で
なくて、3値以上の多値記録においても、それぞれの状
態の長さを検出することにより適用することができる。
を複数箇所で測定したが、マークポジション記録方式で
はマーク間隔を複数箇所で測定すれば、同期パターンを
検出することができる。また、本発明はマークとスペー
スという呼び方があまりふさわしくない光学的な情報再
生以外の例えば、磁気記録のように物理的に2つの安定
状態を交互に配置して情報を記録、再生する装置であっ
ても適用することができる。更に、本発明は2値記録で
なくて、3値以上の多値記録においても、それぞれの状
態の長さを検出することにより適用することができる。
【0037】また、図2のパターンマッチング回路で
は、例えば10Tのマークのマッチングを行う場合に、
1xx0000000001 の2値データのときにパターンマッチン
グをとるようにしたが、これ以外にも例えば1000000000
xx1 や1x000000000x1のパターンにすることもできる。
そのほかのパターンマッチング回路でも同様である。な
お、これは図2に示したパターンマッチング回路のシフ
トレジスタの空き端子の位置を変えることによって実現
できる。
は、例えば10Tのマークのマッチングを行う場合に、
1xx0000000001 の2値データのときにパターンマッチン
グをとるようにしたが、これ以外にも例えば1000000000
xx1 や1x000000000x1のパターンにすることもできる。
そのほかのパターンマッチング回路でも同様である。な
お、これは図2に示したパターンマッチング回路のシフ
トレジスタの空き端子の位置を変えることによって実現
できる。
【0038】図6は本発明の情報再生装置の他の実施例
を示したブロック図である。なお、図6では図16に示
した従来装置と同一部分は同一符号を付して説明を省略
することにする。図6において、113はシンセサイザ
105の基準クロックを用いてSM検出回路107のS
M検出信号の間隔を測定するためのカウンタ回路、11
4はカウンタ回路113で測定されたSM検出信号の間
隔の測定値と所定の基準範囲を比較して測定値が基準範
囲内にあるか否かを判定するための比較回路である。比
較回路114では、通常のセクタマークの検出位置を境
界としてその下方と上方でそれぞれ所定の基準範囲が決
められており、SM検出信号の間隔の測定値が下方の基
準範囲内にあればUP信号が出力される。また、測定値
が上方の基準範囲内にあればDOWN信号が出力され、
このUP、DOWN信号によってシンセサイザ105の
クロック周波数が制御される。
を示したブロック図である。なお、図6では図16に示
した従来装置と同一部分は同一符号を付して説明を省略
することにする。図6において、113はシンセサイザ
105の基準クロックを用いてSM検出回路107のS
M検出信号の間隔を測定するためのカウンタ回路、11
4はカウンタ回路113で測定されたSM検出信号の間
隔の測定値と所定の基準範囲を比較して測定値が基準範
囲内にあるか否かを判定するための比較回路である。比
較回路114では、通常のセクタマークの検出位置を境
界としてその下方と上方でそれぞれ所定の基準範囲が決
められており、SM検出信号の間隔の測定値が下方の基
準範囲内にあればUP信号が出力される。また、測定値
が上方の基準範囲内にあればDOWN信号が出力され、
このUP、DOWN信号によってシンセサイザ105の
クロック周波数が制御される。
【0039】図7はカウンタ回路113と比較回路11
4の具体的な構成を示したブロック図である。201は
SM検出信号を所定時間遅延させるためのディレイ、2
02はディレイ201を介して入力されるSM検出信号
でリセットされ、次のSM検出信号が入力されるまで0
からカウントするためのカウンタである。即ち、SM検
出信号の間隔を測定するためのカウンタである。203
は次のSM検出信号がカウンタ202に入力されたとき
に、その時点のカウンタ202のカウント値xを入力し
て保持するためのラッチである。なお、ディレイ201
はカウンタ202のリセットのタイミングがラッチ20
3のタイミングが後になるようにするためのものであ
る。
4の具体的な構成を示したブロック図である。201は
SM検出信号を所定時間遅延させるためのディレイ、2
02はディレイ201を介して入力されるSM検出信号
でリセットされ、次のSM検出信号が入力されるまで0
からカウントするためのカウンタである。即ち、SM検
出信号の間隔を測定するためのカウンタである。203
は次のSM検出信号がカウンタ202に入力されたとき
に、その時点のカウンタ202のカウント値xを入力し
て保持するためのラッチである。なお、ディレイ201
はカウンタ202のリセットのタイミングがラッチ20
3のタイミングが後になるようにするためのものであ
る。
【0040】204はラッチ203に保持されたカウン
ト値xが予め決められた基準範囲(A1 からA2 の範
囲)内にあるか否かを判定するための比較器である。2
05も同様にカウント値xが基準範囲(B1 からB2 の
範囲)内にあるか否かを判定するための比較器である。
基準範囲A1 からA2 及びB1 からB2 については、詳
しく後述する。206及び207はそれぞれ比較器20
4、205の出力信号とディレイ208の出力信号の論
理積をとるためのアンド回路である。ディレイ208は
比較器204、205の出力信号とSM検出信号のタイ
ミングを合わせるためのものである。比較器204では
測定値xが基準範囲A1 からA2 の範囲にあったときに
“1”が出力され、このときにアンド回路206ではデ
ィレイ208の出力信号と論理積をとって“1”が出力
される。従って、この信号がUP信号として出力され
る。また、比較器205においても測定値xがB1 から
B2 の範囲にあったときに“1”が出力され、このとき
にアンド回路207ではディレイ208の出力信号と論
理積をとって“1”が出力される。この信号がDOWN
信号として出力される。
ト値xが予め決められた基準範囲(A1 からA2 の範
囲)内にあるか否かを判定するための比較器である。2
05も同様にカウント値xが基準範囲(B1 からB2 の
範囲)内にあるか否かを判定するための比較器である。
基準範囲A1 からA2 及びB1 からB2 については、詳
しく後述する。206及び207はそれぞれ比較器20
4、205の出力信号とディレイ208の出力信号の論
理積をとるためのアンド回路である。ディレイ208は
比較器204、205の出力信号とSM検出信号のタイ
ミングを合わせるためのものである。比較器204では
測定値xが基準範囲A1 からA2 の範囲にあったときに
“1”が出力され、このときにアンド回路206ではデ
ィレイ208の出力信号と論理積をとって“1”が出力
される。従って、この信号がUP信号として出力され
る。また、比較器205においても測定値xがB1 から
B2 の範囲にあったときに“1”が出力され、このとき
にアンド回路207ではディレイ208の出力信号と論
理積をとって“1”が出力される。この信号がDOWN
信号として出力される。
【0041】次に、図7に示したカウント回路113及
び比較回路114の動作を図8に基づいて説明する。図
8(a)は装置が正常に動作しているときのSM検出信
号である。通常はセクタマークは図8(a)のような周
期で検出されるものとする。図8(b)はZCAV方式
でフォーマットされた記録ディスクのある所定のゾーン
のSM検出信号が図8(a)であったときにそのゾーン
の外側に隣接するゾーンのセクタマークを検出したとき
のSM検出信号である。1つ外側のゾーンではSM検出
信号は図8(b)ように短い周期となり、検出位置は図
8(a)の通常の検出位置Zよりも左側へ移動する。こ
こで、もし隣接ゾーンのクロック周波数が2%だけ高い
とすれば、図8(b)のSM検出信号の周期は図8
(a)よりも2%だけ短くなる。従って、このSM検出
信号の周期を同一の基準クロックでカウントすれば、そ
のカウント値は図8(b)の方が図8(a)よりも2%
小さくなる。つまり、シンセサイザ105のクロック周
波数とSM検出信号の周期は比例関係にある。
び比較回路114の動作を図8に基づいて説明する。図
8(a)は装置が正常に動作しているときのSM検出信
号である。通常はセクタマークは図8(a)のような周
期で検出されるものとする。図8(b)はZCAV方式
でフォーマットされた記録ディスクのある所定のゾーン
のSM検出信号が図8(a)であったときにそのゾーン
の外側に隣接するゾーンのセクタマークを検出したとき
のSM検出信号である。1つ外側のゾーンではSM検出
信号は図8(b)ように短い周期となり、検出位置は図
8(a)の通常の検出位置Zよりも左側へ移動する。こ
こで、もし隣接ゾーンのクロック周波数が2%だけ高い
とすれば、図8(b)のSM検出信号の周期は図8
(a)よりも2%だけ短くなる。従って、このSM検出
信号の周期を同一の基準クロックでカウントすれば、そ
のカウント値は図8(b)の方が図8(a)よりも2%
小さくなる。つまり、シンセサイザ105のクロック周
波数とSM検出信号の周期は比例関係にある。
【0042】図8(c)は同様にして図8(a)のゾー
ンの内側に隣接するゾーンのSM検出信号である。この
ときは、図8(c)のように通常のSM検出信号の周期
よりも長くなり、その検出位置は図8(a)のゾーンの
検出位置Zよりも右側へ移動する。図8(d)はディレ
イ201の出力信号である。所定のゾーンでSM検出回
路107により図8(a)のようにセクタマークが検出
され、SM検出信号が出力されると、SM検出信号は図
8(d)のようにディレイ201で所定時間遅延してカ
ウンタ202のリセット端子へ出力される。
ンの内側に隣接するゾーンのSM検出信号である。この
ときは、図8(c)のように通常のSM検出信号の周期
よりも長くなり、その検出位置は図8(a)のゾーンの
検出位置Zよりも右側へ移動する。図8(d)はディレ
イ201の出力信号である。所定のゾーンでSM検出回
路107により図8(a)のようにセクタマークが検出
され、SM検出信号が出力されると、SM検出信号は図
8(d)のようにディレイ201で所定時間遅延してカ
ウンタ202のリセット端子へ出力される。
【0043】カウンタ202はこの信号でリセットさ
れ、これを契機にシンセサイザ105の基準クロックの
カウントを開始し、次にSM検出信号が出力されるまで
カウントしつづける。カウンタ202のカウント値xは
ラッチ203に保持され、比較器204ではそのカウン
ト値xが図8(d)に示すようにA1 からA2 の範囲内
にあるか否かが判定される。そして、比較器204では
カウント値xがA1 からA2 の範囲にあったときに
“1”が出力され、範囲外であったときは“0”が出力
される。従って、再生ヘッドの読み取り位置が図8
(b)よりも更に外側のゾーンとなって図8(e)のよ
うにSM検出信号の周期が更に短くなった場合に、測定
値xはA1 とA2 の範囲内にはいるので、比較器204
から“1”が出力され、このときにアンド回路206か
らUP信号が出力される。
れ、これを契機にシンセサイザ105の基準クロックの
カウントを開始し、次にSM検出信号が出力されるまで
カウントしつづける。カウンタ202のカウント値xは
ラッチ203に保持され、比較器204ではそのカウン
ト値xが図8(d)に示すようにA1 からA2 の範囲内
にあるか否かが判定される。そして、比較器204では
カウント値xがA1 からA2 の範囲にあったときに
“1”が出力され、範囲外であったときは“0”が出力
される。従って、再生ヘッドの読み取り位置が図8
(b)よりも更に外側のゾーンとなって図8(e)のよ
うにSM検出信号の周期が更に短くなった場合に、測定
値xはA1 とA2 の範囲内にはいるので、比較器204
から“1”が出力され、このときにアンド回路206か
らUP信号が出力される。
【0044】アンド回路206のUP信号はコントロー
ラ111及びシンセサイザ105へ出力され、シンセサ
イザ105のクロック周波数はこのUP信号によって1
段階高くなるように切り換えられる。即ち、シンセサイ
ザ105のクロック周波数は記録ディスクのゾーンに対
応して段階的に切り換えるようになっており、UP信号
が出力されたときは読み取り位置が現在のクロック周波
数のゾーンよりも外側になったときであるので、それに
応じてクロック周波数が1段階高くなるように制御され
る。コントローラ111はUP信号によってシンセサイ
ザ105のクロック周波数が1段階高くなったことを認
識する。また、カウンタ202はSM検出信号によって
リセットされ、再び次にSM検出信号が出力されるまで
クロック信号のカウントを開始する。このときのクロッ
ク周波数は切り換え後の周波数である。従って、現在の
読み取り位置が現在のクロックのゾーンよりも遠く離れ
た位置にある場合は、測定値xは再度A1 からA2 の範
囲にはいるようになるので再びUP信号が出力され、シ
ンセサイザ106のクロック周波数は、更に1段階高く
なるように制御される。こうしてシンセサイザ105の
クロック周波数は現在の読み取り位置のゾーンの周波数
に近づくように自動的に制御される。
ラ111及びシンセサイザ105へ出力され、シンセサ
イザ105のクロック周波数はこのUP信号によって1
段階高くなるように切り換えられる。即ち、シンセサイ
ザ105のクロック周波数は記録ディスクのゾーンに対
応して段階的に切り換えるようになっており、UP信号
が出力されたときは読み取り位置が現在のクロック周波
数のゾーンよりも外側になったときであるので、それに
応じてクロック周波数が1段階高くなるように制御され
る。コントローラ111はUP信号によってシンセサイ
ザ105のクロック周波数が1段階高くなったことを認
識する。また、カウンタ202はSM検出信号によって
リセットされ、再び次にSM検出信号が出力されるまで
クロック信号のカウントを開始する。このときのクロッ
ク周波数は切り換え後の周波数である。従って、現在の
読み取り位置が現在のクロックのゾーンよりも遠く離れ
た位置にある場合は、測定値xは再度A1 からA2 の範
囲にはいるようになるので再びUP信号が出力され、シ
ンセサイザ106のクロック周波数は、更に1段階高く
なるように制御される。こうしてシンセサイザ105の
クロック周波数は現在の読み取り位置のゾーンの周波数
に近づくように自動的に制御される。
【0045】一方、比較器205においても測定値xが
図8(d)のようにB1 からB2 の範囲内にあるか否か
が判定され、測定値xがこの範囲内にあったときに
“1”が出力される。従って、例えば図8(f)に示す
ように読み取り位置が図8(c)よりも更に内側のゾー
ンにあってSM検出信号の周期が更に長くなったときに
測定値xがB1 からB2 の範囲にはいるので、比較器2
05から“1”が出力されこのときにアンド回路207
からDOWN信号が出力される。DOWN信号は同様に
コントローラ111及びシンセサイザ105へ出力さ
れ、シンセサイザ105のクロック周波数は1段階低く
なるように制御される。そして、読み取り位置のゾーン
が現在のクロック周波数のゾーンよりも遠く離れた位置
であった場合は前述のような制御動作によって前記と同
様にシンセサイザ105のクロック周波数は現在の読み
取り位置のゾーンの周波数に近づくように制御される。
図8(d)のようにB1 からB2 の範囲内にあるか否か
が判定され、測定値xがこの範囲内にあったときに
“1”が出力される。従って、例えば図8(f)に示す
ように読み取り位置が図8(c)よりも更に内側のゾー
ンにあってSM検出信号の周期が更に長くなったときに
測定値xがB1 からB2 の範囲にはいるので、比較器2
05から“1”が出力されこのときにアンド回路207
からDOWN信号が出力される。DOWN信号は同様に
コントローラ111及びシンセサイザ105へ出力さ
れ、シンセサイザ105のクロック周波数は1段階低く
なるように制御される。そして、読み取り位置のゾーン
が現在のクロック周波数のゾーンよりも遠く離れた位置
であった場合は前述のような制御動作によって前記と同
様にシンセサイザ105のクロック周波数は現在の読み
取り位置のゾーンの周波数に近づくように制御される。
【0046】なお、図8(d)に示したA1 とB2 の位
置、即ちSM検出信号の検出範囲の下限と上限はSM検
出回路107のSM検出能力から設定するのが望まし
い。つまり、SM検出回路107の許容周波数誤差の範
囲に合わせてA1 とB2 を設定すれば、A1 とB2 の外
側のSM検出信号は正常に検出されたSM検出信号では
ない可能性が高いので、A1 からB2 の範囲内のSM検
出信号のみ有効とし、その範囲から外れたものは無視し
てもよいということになる。また、図8(d)のA2 と
B1 の位置はデータセパレータ106の周波数引き込み
能力から設定するのが望ましい。即ち、A2 からB1 の
範囲をデータセパレータ106の許容周波数誤差範囲よ
りも狭く設定することにより、A2 からB1 の間にSM
検出信号が存在する場合は、正常にアドレスを再生でき
るので、クロック周波数を切り換える必要がなく、SM
検出信号がその範囲から外れたときにクロック周波数を
切り換えるようにすればよい。
置、即ちSM検出信号の検出範囲の下限と上限はSM検
出回路107のSM検出能力から設定するのが望まし
い。つまり、SM検出回路107の許容周波数誤差の範
囲に合わせてA1 とB2 を設定すれば、A1 とB2 の外
側のSM検出信号は正常に検出されたSM検出信号では
ない可能性が高いので、A1 からB2 の範囲内のSM検
出信号のみ有効とし、その範囲から外れたものは無視し
てもよいということになる。また、図8(d)のA2 と
B1 の位置はデータセパレータ106の周波数引き込み
能力から設定するのが望ましい。即ち、A2 からB1 の
範囲をデータセパレータ106の許容周波数誤差範囲よ
りも狭く設定することにより、A2 からB1 の間にSM
検出信号が存在する場合は、正常にアドレスを再生でき
るので、クロック周波数を切り換える必要がなく、SM
検出信号がその範囲から外れたときにクロック周波数を
切り換えるようにすればよい。
【0047】ここで、図6の情報再生装置では、通常は
シンセサイザ105のクロック周波数はコントローラ1
11によって制御され、データセパレータ106ではそ
のクロック信号を用いて2値化回路104の2値化信号
が同期化される。ところが、前述のように例えば再生ヘ
ッドが何らかの原因で目的のトラックではなく、間違っ
た位置へシークしたような場合は、その間違った位置で
の再生信号の周波数とシンセサイザ105のクロック周
波数が異なり、その差が許容値を越えるとデータセパレ
ータ106では正常にクロック信号に2値化データを同
期化できなくなるので、記録ディスクのアドレスやデー
タを読み取ることができなくなる。
シンセサイザ105のクロック周波数はコントローラ1
11によって制御され、データセパレータ106ではそ
のクロック信号を用いて2値化回路104の2値化信号
が同期化される。ところが、前述のように例えば再生ヘ
ッドが何らかの原因で目的のトラックではなく、間違っ
た位置へシークしたような場合は、その間違った位置で
の再生信号の周波数とシンセサイザ105のクロック周
波数が異なり、その差が許容値を越えるとデータセパレ
ータ106では正常にクロック信号に2値化データを同
期化できなくなるので、記録ディスクのアドレスやデー
タを読み取ることができなくなる。
【0048】そこで、本実施例では前述のようにSM検
出信号の周期をそのときのシンセサイザのクロックを使
って測定し、その測定結果が2つの所定の基準範囲にあ
るか否かを判定して読み取り位置のゾーンが現在のクロ
ック周波数のゾーンに対して外側にあるのか、内側にあ
るのかを判定し、その結果に応じてシンセサイザのクロ
ック周波数を制御することにより、間違ってシークした
場合であっても、シンセサイザのクロック周波数を間違
ってシークした現在の読み取り位置のゾーンの周波数に
自動的に近づけることができる。従って、間違ってシー
クした位置のアドレスを速やかに読み取ることができる
ので、従来のようにシーク不能な事態に陥ってなんとか
アドレスを読み取るためにシンセサイザの周波数を切り
換えるというような煩雑な制御をする必要がなく、短時
間で本来の目的トラックへ再シークを行うことができ
る。
出信号の周期をそのときのシンセサイザのクロックを使
って測定し、その測定結果が2つの所定の基準範囲にあ
るか否かを判定して読み取り位置のゾーンが現在のクロ
ック周波数のゾーンに対して外側にあるのか、内側にあ
るのかを判定し、その結果に応じてシンセサイザのクロ
ック周波数を制御することにより、間違ってシークした
場合であっても、シンセサイザのクロック周波数を間違
ってシークした現在の読み取り位置のゾーンの周波数に
自動的に近づけることができる。従って、間違ってシー
クした位置のアドレスを速やかに読み取ることができる
ので、従来のようにシーク不能な事態に陥ってなんとか
アドレスを読み取るためにシンセサイザの周波数を切り
換えるというような煩雑な制御をする必要がなく、短時
間で本来の目的トラックへ再シークを行うことができ
る。
【0049】図9は図7に示したカウンタ回路113と
比較回路114の他の例を示したブロック図である。図
中の301及び302は前述した所定の基準範囲A1 〜
A2及びB1 〜B2 の期間にハイレベルとなるようなゲ
ート信号を生成するためのゲート生成カウンタ、303
及び304はゲート生成カウンタ301、302のゲー
ト信号とSM検出信号の論理積をとって前記と同様のU
P信号やDOWN信号を出力するためのアンド回路であ
る。
比較回路114の他の例を示したブロック図である。図
中の301及び302は前述した所定の基準範囲A1 〜
A2及びB1 〜B2 の期間にハイレベルとなるようなゲ
ート信号を生成するためのゲート生成カウンタ、303
及び304はゲート生成カウンタ301、302のゲー
ト信号とSM検出信号の論理積をとって前記と同様のU
P信号やDOWN信号を出力するためのアンド回路であ
る。
【0050】図10は図9の各部の信号を示したタイム
チャートである。図10(a)はSM検出信号、図10
(b)はゲート生成カウンタ301の出力信号、図10
(c)はゲート生成カウンタ302の出力信号である。
ゲート生成カウンタ302は例えば図11に示すように
3つのディレイカウンタ305〜307とフリップフロ
ップ308から構成されており、SM検出信号を起点に
ディレイカウンタ305でシンセサイザ105のクロッ
クがカウントされ、またディレイカウンタ306及び3
07でそれぞれ所定数のクロックをカウントすることに
よって図10(c)のようにB1 からB2 の期間にハイ
レベルとなるようなゲート信号が生成される。また、ゲ
ート生成回路301は図11の回路からディレイカウン
タ306を削除した回路で構成でき、同様にSM検出信
号を起点に2つのカウンタでクロックをカウントするこ
とによって図10(b)に示すようにA1 からA2 の期
間にハイレベルとなるようなゲート信号が生成される。
チャートである。図10(a)はSM検出信号、図10
(b)はゲート生成カウンタ301の出力信号、図10
(c)はゲート生成カウンタ302の出力信号である。
ゲート生成カウンタ302は例えば図11に示すように
3つのディレイカウンタ305〜307とフリップフロ
ップ308から構成されており、SM検出信号を起点に
ディレイカウンタ305でシンセサイザ105のクロッ
クがカウントされ、またディレイカウンタ306及び3
07でそれぞれ所定数のクロックをカウントすることに
よって図10(c)のようにB1 からB2 の期間にハイ
レベルとなるようなゲート信号が生成される。また、ゲ
ート生成回路301は図11の回路からディレイカウン
タ306を削除した回路で構成でき、同様にSM検出信
号を起点に2つのカウンタでクロックをカウントするこ
とによって図10(b)に示すようにA1 からA2 の期
間にハイレベルとなるようなゲート信号が生成される。
【0051】従って、以上のような構成においても、ゲ
ート生成カウンタ301の出力信号がハイレベルの期間
にSM検出信号が出力されると、アンド回路303から
UP信号が出力されるので、このUP信号によってシン
セサイザ105のクロック周波数を1段階高めるように
すればよい。また、ゲート生成カウンタ302の出力信
号がハイレベルの期間にSM検出信号が出力されるとD
OWN信号が出力されるので、クロック周波数を1段階
低くすればよい。
ート生成カウンタ301の出力信号がハイレベルの期間
にSM検出信号が出力されると、アンド回路303から
UP信号が出力されるので、このUP信号によってシン
セサイザ105のクロック周波数を1段階高めるように
すればよい。また、ゲート生成カウンタ302の出力信
号がハイレベルの期間にSM検出信号が出力されるとD
OWN信号が出力されるので、クロック周波数を1段階
低くすればよい。
【0052】なお、以上の実施例では、ZCAV方式の
情報再生装置について説明したが、本発明は再生周波数
の異なる複数の信号を再生する情報再生装置であれば、
ZCAV方式に限らず適用が可能である。また、本発明
は情報伝送の分野においても同期信号及びセクタフォー
マットが同一で、伝送周波数のみ異なる信号の受信再生
装置にも適用することができる。
情報再生装置について説明したが、本発明は再生周波数
の異なる複数の信号を再生する情報再生装置であれば、
ZCAV方式に限らず適用が可能である。また、本発明
は情報伝送の分野においても同期信号及びセクタフォー
マットが同一で、伝送周波数のみ異なる信号の受信再生
装置にも適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)同期マークの検出に要求されるクロック周波数誤
差を従来に比べて緩和することができるので、クロック
周波数誤差がある程度あっても同期マークを信頼性を損
うことなく、正しく検出することができる。 (2)従って、記録媒体の記録領域を複数のゾーンに分
割し、クロック周波数をゾーンに対応して切り換えるM
CAV方式の装置においては、ゾーン境界でクロック周
波数を隣接ゾーンの周波数に切り換える場合に、周波数
誤差があっても隣接ゾーンの同期マークを検出すること
が可能となり、ゾーン境界のシークや再生をスムーズに
行うことができる。 (3)SM検出信号の周期を測定し、その結果をもとに
クロック信号の周波数を増減することにより、再生ヘッ
ドが間違った位置にシークした場合に、自動的にクロッ
ク周波数をそのゾーンの周波数に近づけてアドレスを読
み取るようにすることができる。従って、何らかのトラ
ブルにより間違った位置にシークするような事態が発生
しても、シーク不能に陥いることなく速やかにアドレス
を読み取って本来の目的のアドレスへ再シークを行うこ
とができる。
がある。 (1)同期マークの検出に要求されるクロック周波数誤
差を従来に比べて緩和することができるので、クロック
周波数誤差がある程度あっても同期マークを信頼性を損
うことなく、正しく検出することができる。 (2)従って、記録媒体の記録領域を複数のゾーンに分
割し、クロック周波数をゾーンに対応して切り換えるM
CAV方式の装置においては、ゾーン境界でクロック周
波数を隣接ゾーンの周波数に切り換える場合に、周波数
誤差があっても隣接ゾーンの同期マークを検出すること
が可能となり、ゾーン境界のシークや再生をスムーズに
行うことができる。 (3)SM検出信号の周期を測定し、その結果をもとに
クロック信号の周波数を増減することにより、再生ヘッ
ドが間違った位置にシークした場合に、自動的にクロッ
ク周波数をそのゾーンの周波数に近づけてアドレスを読
み取るようにすることができる。従って、何らかのトラ
ブルにより間違った位置にシークするような事態が発生
しても、シーク不能に陥いることなく速やかにアドレス
を読み取って本来の目的のアドレスへ再シークを行うこ
とができる。
【図1】本発明の同期マーク検出装置の一実施例を示し
たブロック図である。
たブロック図である。
【図2】図1の実施例のパターンマッチング回路1の具
体的な構成を示した回路図である。
体的な構成を示した回路図である。
【図3】図1の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
ある。
【図4】本発明の同期マーク検出装置の他の実施例を示
したブロック図である。
したブロック図である。
【図5】本発明の同期マーク検出装置の更に他の実施例
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図6】本発明の情報再生装置の一実施例を示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図6の実施例のカウンタ回路及び比較回路の具
体例を示した回路図である。
体例を示した回路図である。
【図8】図7の回路の各部の信号を示したタイムチャー
トである。
トである。
【図9】図6の実施例のカウンタ回路及び比較回路の他
の例を示した回路図である。
の例を示した回路図である。
【図10】図9の回路の各部の信号を示したタイムチャ
ートである。
ートである。
【図11】図9の回路のゲート生成カウンタの構成例を
示した回路図である。
示した回路図である。
【図12】ISO規格による書き換え型光ディスクのセ
クタフォーマットを示した図である。
クタフォーマットを示した図である。
【図13】図12のセクタマークのパターンを示した図
である。
である。
【図14】ISO規格のテクニカルレポートによるセク
タマーク検出回路を示した図である。
タマーク検出回路を示した図である。
【図15】図14のセクタマーク検出回路によるセクタ
マーク検出動作を説明するための図である。
マーク検出動作を説明するための図である。
【図16】一般的なZCAV方式の情報再生装置を示し
たブロック図である。
たブロック図である。
1〜9 パターンマッチング回路 11〜19 パルス幅生成回路 21〜29 ディレイ回路 30 加算回路 31 レベルスライス回路 32 パルス幅一定化回路 33 シフトレジスタ 34 インバータ 35 アンド回路 101 記録ディスク 104 2値化回路 105 シンセサイザ 106 データセパレータ 107 SM検出回路 108 復号回路 113 カウンタ回路 114 比較回路 201,208 ディレイ 202 カウンタ 203 ラッチ 204,205 比較器 206,207 アンド回路
Claims (5)
- 【請求項1】 同期マークパターンの2値データを非同
期のクロックでサンプリングしてマーク長及びスペース
長がマッチングしているかどうかパターンマッチングを
行うためのパターンマッチング手段と、このパターンマ
ッチング手段からマーク長、スペース長がマッチングし
たときに出力される信号を所定幅のパルス信号に整形す
るためのパルス幅生成手段と、この各パルス幅生成手段
の出力信号を各々のタイミングが一致するように遅延さ
せるための遅延手段と、この各遅延手段の出力信号を合
成し、その結果から同期マークパターンの一致度を判定
するための手段とを有することを特徴とする同期マーク
検出装置。 - 【請求項2】 前記パターンマッチング手段は、前記非
同期のクロックで同期マークパターンの2値データを取
り込むためのシフトレジスタを有し、該シフトレジスタ
には前記非同期のクロックの周波数誤差を許容するため
の所定数の空き端子が設けられていることを特徴とする
請求項1の同期マーク検出装置。 - 【請求項3】 前記パルス幅生成手段は、前記非同期の
クロックの周波数誤差を許容するように、パルス信号の
遅延量が長いほど該パルス信号のパルス幅を広くするこ
とを特徴とする請求項1の同期パターン検出装置。 - 【請求項4】 ディスク状記録媒体の記録領域を複数の
ゾーンに分割し、このゾーンに対応してそれぞれ異なる
クロック周波数で情報を再生する情報再生装置におい
て、同期マークパターンの2値データを非同期のクロッ
クでサンプリングしてマーク長及びスペース長がマッチ
ングしているかどうかパターンマッチングを行うための
パターンマッチング手段と、このパターンマッチング手
段からマーク長、スペース長がマッチングしたときに出
力される信号を所定幅のパルス信号に整形するためのパ
ルス幅生成手段と、この各パルス幅生成手段の出力信号
を各々のタイミングが一致するように遅延させるための
遅延手段と、この各遅延手段の出力信号を合成し、その
結果から同期マークパターンの一致度を判定するための
手段とからなる同期マーク検出手段とを設け、情報の読
み取り位置が隣接ゾーンへ移行する場合は、前記クロッ
ク周波数を隣接ゾーンに対応した周波数に切り換えなが
ら前記同期マーク検出手段で隣接ゾーンの同期マークを
検出することを特徴とする情報再生装置。 - 【請求項5】 複数の伝送周波数に対応してそれぞれ異
なる周波数の基準クロックを発生するクロック発生手段
と、この基準クロックをカウントすることによって伝送
信号中の同期マークを検出する同期マーク検出手段と、
この同期マークを基準として伝送信号の再生位置を決定
し、かつ前記基準クロックによって伝送された情報を再
生する再生手段とを有する情報再生装置において、前記
同期マーク検出手段で検出される同期マーク検出信号の
間隔を前記基準クロックをカウントすることによって検
出するための手段と、この検出された間隔が所定の基準
範囲内にあるか否かを判定し、その結果に基づいて前記
クロック発生手段の基準クロックの周波数を切り換える
ための手段とを設けたことを特徴とする情報再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235816A JPH0765513A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同期マーク検出装置及び情報再生装置 |
US08/295,467 US5768234A (en) | 1993-08-27 | 1994-08-25 | Synchronizing mark detecting apparatus and method and information reproducing apparatus and method |
DE69426222T DE69426222T2 (de) | 1993-08-27 | 1994-08-26 | Vorrichtung und Verfahren zur Synchronisierungsmarkendetektion |
EP94306330A EP0640967B1 (en) | 1993-08-27 | 1994-08-26 | Synchronizing mark detecting apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235816A JPH0765513A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同期マーク検出装置及び情報再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765513A true JPH0765513A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16991689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5235816A Pending JPH0765513A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同期マーク検出装置及び情報再生装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5768234A (ja) |
EP (1) | EP0640967B1 (ja) |
JP (1) | JPH0765513A (ja) |
DE (1) | DE69426222T2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001026315A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Procede et circuit d'acquisition |
US6792063B1 (en) | 1998-12-17 | 2004-09-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Frequency control/phase synchronizing circuit |
JP2007323765A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Sony Corp | 再生装置、シンク信号検出方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3428327B2 (ja) | 1996-10-11 | 2003-07-22 | 株式会社日立製作所 | データ同期信号検出装置 |
US6283764B2 (en) * | 1996-09-30 | 2001-09-04 | Fujitsu Limited | Storage medium playback system and method |
US6856660B1 (en) * | 1996-10-11 | 2005-02-15 | Hitachi, Ltd. | Signal processing method and apparatus and disk device using the method and apparatus |
US6081397A (en) * | 1997-04-08 | 2000-06-27 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for SID-to-SID period estimation |
US5936922A (en) * | 1997-05-30 | 1999-08-10 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for sampling a synchronous pattern from data including an error using a random synchronous signal |
GB2326316B (en) * | 1997-06-10 | 2002-02-13 | Daewoo Electronics Co Ltd | Method and apparatus for sampling synchronous pattern |
US6816447B1 (en) * | 2001-05-31 | 2004-11-09 | Lsi Logic Corporation | Creation of synchronization marks in multilevel optical data storage |
JP4459094B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2010-04-28 | 東芝ストレージデバイス株式会社 | 媒体記憶装置及び媒体記憶装置の媒体の回転同期処理方法。 |
US20090052294A1 (en) * | 2005-03-18 | 2009-02-26 | Nec Corporation | Information recording medium, information reproducing apparatus and information reproducing method |
KR100699851B1 (ko) * | 2005-06-27 | 2007-03-27 | 삼성전자주식회사 | 트랙킹 신호 발생 장치 및 디지털 위상 제어기 |
US7538962B2 (en) * | 2005-12-19 | 2009-05-26 | Broadcom Corporation | Media event timer and methods for use therewith |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731877B2 (ja) * | 1985-07-03 | 1995-04-10 | 株式会社日立製作所 | 情報記録再生方法及び装置 |
JP2810035B2 (ja) * | 1986-08-22 | 1998-10-15 | 株式会社日立製作所 | 光学的記録再生方法 |
DE69127951T2 (de) * | 1990-05-25 | 1998-04-09 | Hitachi Ltd | Gerät zur optischen informationsaufnahme/-wiedergabe mit pits-übergangaufnahmesystem |
JP2583645B2 (ja) * | 1990-06-13 | 1997-02-19 | シャープ株式会社 | 情報記録再生装置 |
US5182740A (en) * | 1990-09-20 | 1993-01-26 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for correctly storing data recorded on a rotational disc-shaped recording medium despite occurrence of clock synchronization disorder |
US5231545A (en) * | 1991-06-04 | 1993-07-27 | Quantum Corporation | Fault tolerant rll data sector address mark decoder |
ES2098460T3 (es) * | 1991-12-24 | 1997-05-01 | Advanced Micro Devices Inc | Deteccion de marcas de sector para discos opticos de datos. |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5235816A patent/JPH0765513A/ja active Pending
-
1994
- 1994-08-25 US US08/295,467 patent/US5768234A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-26 EP EP94306330A patent/EP0640967B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-26 DE DE69426222T patent/DE69426222T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6792063B1 (en) | 1998-12-17 | 2004-09-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Frequency control/phase synchronizing circuit |
WO2001026315A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Procede et circuit d'acquisition |
US7079597B1 (en) | 1999-10-05 | 2006-07-18 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Method and circuit for acquisition |
JP2007323765A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Sony Corp | 再生装置、シンク信号検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0640967B1 (en) | 2000-11-02 |
EP0640967A2 (en) | 1995-03-01 |
DE69426222T2 (de) | 2001-04-26 |
US5768234A (en) | 1998-06-16 |
EP0640967A3 (en) | 1995-09-13 |
DE69426222D1 (de) | 2000-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5229986A (en) | Data recording/reproducing device | |
JPH0731877B2 (ja) | 情報記録再生方法及び装置 | |
CA2022192C (en) | Optical disk recording/reproducing device | |
JPH0765513A (ja) | 同期マーク検出装置及び情報再生装置 | |
KR100280688B1 (ko) | 광디스크 드라이브, 타이밍 신호 발생기 및 정보를 기록하고재생하는 방법 | |
US5446715A (en) | Circuit for detecting a synchronous signal included in an information signal | |
US5327300A (en) | Digital information reproducing apparatus including a circuit for detecting frequency deviation of a synchronism clock | |
EP0674314B1 (en) | A data recording medium, an optical disk and an optical disk apparatus | |
JP2943578B2 (ja) | 光ディスク再生装置 | |
CN1799096B (zh) | 对编码在记录介质的摆动图案中的数据进行解码的装置和方法 | |
KR100501687B1 (ko) | 광학기록/재생장치의 기록영역 검출장치 및 그의 검출방법 | |
JP3210323B2 (ja) | Resync検出回路 | |
JP3442945B2 (ja) | 同期回路 | |
JPH02306472A (ja) | 同期回路 | |
KR100408398B1 (ko) | 어드레스 마크 검출장치 및 방법 | |
JPH04132431A (ja) | Resync検出回路 | |
CN100401410C (zh) | 动态调整同步窗口的装置及方法 | |
JP3789740B2 (ja) | リード/ライト制御回路およびリード/ライト制御回路を備えた記録および/または再生装置 | |
JP3377821B2 (ja) | 光ディスク装置の信号処理装置 | |
JPH0770162B2 (ja) | 光情報記録再生方法 | |
JPH0675350B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH04339362A (ja) | 同期検出方法および装置 | |
JPH05205277A (ja) | 光ヘツドのトラツキング位置検出方式 | |
JPS58169340A (ja) | 光デイスク装置 | |
JPH10241267A (ja) | ディスク再生装置 |