JP2013067160A - 画像形成装置、画像補正プログラム及び画像補正方法 - Google Patents

画像形成装置、画像補正プログラム及び画像補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のノズル列の調整を最適に行なうことが可能な画像形成装置、画像補正方法及び画像補正プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置であって、前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する駆動条件決定手段と、を有する。
【選択図】図14

Description

同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置、画像補正プログラム及び画像補正方法に関する。
従来のインクジェットプリンタは、インクを吐出するノズルを複数有した記録ヘッドを搭載している。従来のインクジェットプリンタでは、記録ヘッド内のインク液室に圧電素子や発熱素子等を用いて圧力を加え、インクを記録媒体に向かって吐出させることで画像形成をする。
また従来のインクジェットプリンタには、ヘッドを用紙搬送方向と直行する方向を往復する動作により画像形成するシリアル方式のものや、複数のヘッドを並べて固定配置し、ヘッド長尺方向と直行する方向に用紙搬送して画像形成するライン方式のもの等がある。シリアル方式とライン方式では、いずれもインクの紙面上での着弾特性が画質を左右するため、記録ヘッドの吐出特性や記録ヘッドの吐出タイミングを補正するも技術が知られている。例えば特許文献1には、複数のプリントヘッド間のプリント位置合わせを行う技術が開示されており、特許文献2にはドットの記録位置のずれを抑制する技術が開示されており、引用文献3にはレジストレーション調整及び濃度むら補正を行う技術が開示されている。
ところで従来の記録ヘッドには、複数のノズル列を有するものがある。複数のノズル列を有する記録ヘッドには、例えばノズル列をずらして配置したものや、複数のノズル列を並列に配置したものもある。ノズル列をずらして配置した場合、ヘッド長尺方向の解像度を向上させる。複数のノズル列を並列に配置した場合、吐出方向の解像度を向上させる。さらに複数のノズル列を並列に配置した場合では、吐出不良のノズルがあった場合でも画像に不具合が目立たないようにしたり、他のノズルで画像の補完処理を行うことができる。
従来の複数のノズル列を有する記録ヘッドでは、ノズル列によってインク吐出の特性に違いが生じる場合がある。特性の違いは、各ノズル列を構成する部品やノズル列を駆動する回路の製造上のばらつきや、各ノズル列の位置関係の違いによる各ノズル列に流れるインクの流れ特性の差等の多種の理由により生じる。吐出特性に差が出ると、記録媒体への主滴の着弾状態にも違いが出るため、意図しない画像の不具合を招く虞がある。
ノズル列の吐出特性は、ノズル列に加える信号の補正により補正される場合がある。しかしながら複数のノズル列を有する記録ヘッドの場合、ノズル列毎に吐出特性が異なるため、各ノズル列に共通して加えられる信号を補正するだけでは、十分な補正効果が得られない。
また複数のノズル列を有する記録ヘッドの場合、全てのノズル列を組み合わせて画像形成する。このため、ノズル列毎に個別にインクを吐出した際の吐出特性を調整する場合と、全てのノズル列からインクを吐出した際の吐出特性を調整する場合とで、各列に対する最適な調整値が異なる。
以下に図1、図2を参照して、ノズル列11、12を有する記録ヘッドによる画像形成時の濃度の調整について説明する。図1は、従来の2列のノズル列を有する記録ヘッドによる画像形成時の濃度の調整について説明する第一の図である。図2は、従来の2列のノズル列を有する記録ヘッドによる画像形成時の濃度の調整について説明する第二の図である。
図1(A)では、ノズル列11、12個別に画像形成した場合の画像の濃度と、ノズル列11、12を合わせて画像形成した場合の画像の濃度とが、狙い値を満たす場合を示している。図1(B)では、ノズル列12でサテライトが生じている。このため、ノズル列11、12個別に画像形成した場合の画像の濃度は狙い値を満たすが、ノズル列11、12を合わせて画像形成した場合、画像に隙間が生じ、画像の濃度が狙い値に到達しない。
この場合、ノズル列11、12の駆動電圧を上げて画像の濃度を上昇させることが考えられるが、ノズル列11、12の駆動電圧を一律に上げた場合、もともと吐出が不安定なノズル列12でサテライトが更に悪化する可能性が高い。
また図2では、ノズル列11、12を合わせて画像形成した画像の濃度は狙い値に達している。しかし、ノズル列11、12を個別で見ると、ノズル列11はインク吐出量が多く、ノズル列12はインク吐出量が少ない。このため記録ヘッドで均一なライン画像を形成する際には、ノズル列11で形成されたラインの幅とノズル列12で形成されたラインの幅に違いが生じて画像不具合となる場合がある。
また、各ノズル列の駆動条件を変える場合、各ノズル列によるインクの着弾位置に変動を生じる場合がある。さらに吐出特性が同じ複数のノズル列であっても、組み合わせると画像に不具合が生じることがある。図3は、吐出特性が同じ複数のノズル列を組み合わせて画像形成した場合を説明する図である。
図3(A)及び図3(B)において、ノズル列11、12の吐出特性は全く同じである。ここで図3(A)のノズル列11、12は、相対的なインクの着弾位置が狙いどおりなのに対し、図3(B)は各ノズル列の相対的な着弾位置にズレが生じている。このように、吐出特性が同じ複数のノズル列を組み合わせた場合でも、記録媒体のインク被服の仕方に違いが生じ、画像に不具合が生じる。
このように従来では、複数のノズル列を組み合わせた場合の画像に不具合が生じるか否かは、ノズル列毎の調整を行い、各ノズル位列によるインクの着弾位置の関係を調整した後でないと、判断できない。
本発明は上記事情を鑑みて成されたものであり、複数のノズル列の調整を最適に行なうことが可能な画像形成装置、画像補正方法及び画像補正プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく、以下の如き構成を採用した。
本発明は、同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置であって、前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する駆動条件決定手段と、を有する。
本発明は、同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置において実行される画像補正プログラムであって、前記画像形成装置に、前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成するプロファイル作成ステップと、前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する駆動条件決定ステップと、を実行させる。
本発明は、同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置による画像補正方法であって、前記画像形成装置は、前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成して記憶手段に格納し、前記記憶手段に格納された前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する。
本発明によれば、複数のノズル列の調整を最適に行なうことができる。
従来の2列のノズル列を有する記録ヘッドによる画像形成時の濃度の調整について説明する第一の図である。 従来の2列のノズル列を有する記録ヘッドによる画像形成時の濃度の調整について説明する第二の図である。 吐出特性が同じ複数のノズル列を組み合わせて画像形成した場合を説明する図である。 第一の実施形態の画像形成装置の構成の概略を説明する第一の図である。 第一の実施形態の画像形成装置の構成の概略を説明する第二の図である。 第一の実施形態の画像形成装置の印刷制御手段の概要を示すブロック図である。 複数のノズル列の配置の例を説明する図である。 第一の実施形態のヘッド制御部の機能構成の例を示す図である。 第一の実施形態の記録ヘッドの各ノズル列から吐出されたプロファイル作成用画像の第一の例を示す図である。 第一の実施形態の記録ヘッドの各ノズル列から吐出されたプロファイル作成用画像の第二の例を示す図である。 第一の実施形態の画像読み取り部が読み取ったセンサの出力値の例を示す図である。 第一の実施形態の複数のノズル列を合わせた状態で吐出されたプロファイル作成用画像の濃度の取得を説明する第一の図である。 第一の実施形態の複数のノズル列を合わせた状態で吐出されたプロファイル作成用画像の濃度の取得を説明する第二の図である。 第一の実施形態のプロファイル作成部の動作を説明するフローチャートである。 スコアテーブルを説明する第一の図である。 スコアテーブルを説明する第二の図である。 スコアテーブルを説明する第三の図である。 スコアテーブルを説明する第四の図である。 駆動条件テーブルの一例を示す第一の図である。 駆動条件テーブルの一例を示す第二の図である。 画像形成装置とPCとからなる画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。 第二の実施形態の記録ヘッドについて説明する図である。 記録ヘッドユニットの有する記録ヘッド毎の駆動信号の補正を説明する図である。 第二の実施形態の駆動信号補正部の機能構成の一例を示す図である。 第二の実施形態の駆動信号補正部の動作を説明するフローチャートである。 目標濃度範囲の決定を説明する第一の図である。 目標濃度範囲の決定を説明する第二の図である。 目標濃度範囲の決定を説明する第三の図である。 目標濃度範囲の決定を説明する第四の図である。 目標濃度範囲の決定を説明する第五の図である。 第三の実施形態のヘッド制御部の機能構成の例を示す図である。 サテライト予測値と官能検査による画像評価との関係を示す図である。 第三の実施形態のスコアテーブル作成部の処理を説明するフローチャートである。 スコアテーブルを説明する第五の図である。
本発明は、同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドにおいて、ノズル列毎のプロファイルを作成し、プロファイルから求められるノズル列毎の吐出特性と複数のノズル列の位置関係に基づき、記録ヘッドに供給される駆動信号を補正することで画像を補正する。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図4は第一の実施形態の画像形成装置の構成の概略を説明する第一の図であり、図5は第一の実施形態の画像形成装置の構成の概略を説明する第二の図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とガイドレール102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持している。また画像形成装置100は、主走査モータ104で駆動プーリ106Aと従動プーリ106Bとの間に張架したタイミングベルト105を介して図2で矢示方向(主走査方向)にキャリッジ103を移動走査する。
キャリッジ103には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド170y、170c、170m、1707k(色を区別しないときは「記録ヘッド170」という。)を有する。記録ヘッド170は、複数のインク吐出口を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着される。キャリッジ103は、記録ヘッド170に各色のインクを供給するための各色のサブタンク108を搭載している。このサブタンク108には、インク供給チューブ109を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
記録ヘッド170を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ等を、主滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものを使用できる。
また本実施形態の記録ヘッド170は、同じ色のインクを吐出する複数のノズル列を有する構成であっても良い。本実施形態の画像形成装置100の記録ヘッド170のノズル列については後述する。
また画像形成装置100は、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した用紙112を給紙するための給紙部を有する。給紙部は、用紙積載部111から用紙112を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)113及び給紙ローラ113に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114を備え、この分離パッド114は給紙ローラ113側に付勢されている。
給紙部から給紙された用紙112は、搬送ベルト121と、カウンタローラ122と、搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された押さえコロ215とにより搬送される。また画像形成装置100は、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126を備えている。
搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されている。搬送ベルト121は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回する。搬送ベルト121の裏面側には、記録ヘッド170による画像形成領域に対応してガイド部材129を配置している。帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト121の回動に従動して回転するように配置されている。
搬送ローラ127の軸には、スリット円板134と、スリット円板134のスリットを検知するセンサ135とを設けて、スリット円板134及びセンサ135によってロータリエンコーダ136を構成している。
また画像形成装置100は、記録ヘッド170で記録された用紙112を排紙するための排紙部として、搬送ベルト121から用紙12を分離する分離爪151と、排紙ローラ152及び排紙コロ153と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ154とを備えている。
また画像形成装置100の背部には両面給紙ユニット161が着脱自在に装着されている。両面給紙ユニット161は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙する。
更に本実施形態の画像形成装置100は、図5に示すように、キャリッジ103の走査方向の一方側の非印字領域に、記録ヘッド170のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構156を配置している。維持回復機156は、記録ヘッド170の各ノズル面をキャピングするための各キャップ157と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード158と、増粘した記録に寄与しない主滴を吐出させる空吐出で吐出される主滴を受ける空吐出受け159等を備えている。
本実施形態の画像形成装置100においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内される。続いて用紙112は、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部によってAC(Alternating Current)バイアス供給部から帯電ローラ126に対して正負が交互に繰り返す交番電圧を印加して、搬送ベルト121を交番する帯電電圧パターン、すなわち周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが交互に所定の幅で繰り返されるパターンで帯電させる。この帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112が搬送ベルト121に静電力で吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ103を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド170を駆動することにより、停止している用紙112にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。画像形成装置100は、記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙112を排紙トレイ154に排紙する。
また本実施形態の画像形成装置100において両面印刷を行う場合、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト121を逆回転させることで、記録済みの用紙112を両面給紙ユニット161内に送り込む。そして用紙112を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル121上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ154に排紙する。
次に、図6を参照して本実施形態の画像形成装置100の印刷制御部について説明する。図6は、第一の実施形態の画像形成装置の印刷制御部の概要を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置100は、用紙112へ画像を記録するために、画像形成装置100による印刷動作全体を制御する印刷制御部200を有する。
印刷制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、不揮発性メモリ204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)205、ホストI/F(インターフェイス)206、ヘッド制御部207、モータ駆動部209、ACバイアス供給部210、I/O(Input/Output)211を有する。
CPU201は、画像形成装置全体の制御を司る。ROM202は、CPU201が実行するプログラムやその他の固定データ等が格納される。RAM203は、画像データ等が一時格納される。不揮発性メモリ204は、画像形成装置100の電源が遮断されている間データを保持するものであり、不揮発性メモリ204内に格納されたデータは書き換え可能である。
ASIC205は、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。ホストI/F206は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なう。ホスト側とは、例えば画像形成装置100が接続されたコンピュータ等である。
ヘッド制御部207は、記録ヘッド170を駆動制御するためのデータ転送、駆動波形の生成や補正等を行う。本実施形態の画像形成装置100ではヘッド制御部207により、記録ヘッド170の有する複数のノズル列毎のプロファイルの作成や、プロファイルから求められるノズル列毎の吐出特性の関係に基づく駆動信号の補正を行う。ヘッド制御部170の詳細は後述する。
モータ駆動部209は、主走査モータ104や副走査モータ131を駆動させる。ACバイアス供給部210は、帯電ローラ126にACバイアスを供給する。I/O211は、エンコーダセンサ143、135からの各検出信号、環境温度を検出する温度センサ212などの各種センサからの検出信号を印刷制御部200へ入力する。また印刷制御部200は、画像形成装置100に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル213が接続されている。
本実施形態の印刷制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データ等をケーブル或いはネットを介してホストI/F206で受信する。
そして、印刷制御部200のCPU201は、ホストI/F206に含まれる受信バッファ内の画像データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行う。これらの処理が施された印字データは、ヘッド制御部207からヘッドドライバ208へ転送される。尚画像出力するためのドットパターンデータ(印字データ)の生成は後ホスト側のプリンタドライバで行なってもよい。
ヘッド制御部207は、印字データをシリアルデータでヘッドドライバ208に転送する。このときヘッド制御部207は、印字データの転送及び転送の確定等に必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)等をヘッドドライバ208に出力する。またヘッド制御部207は、ROM202に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成手段及びヘッドドライバ208に与える駆動波形選択手段を含む。ヘッド制御部207は、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド170の1行分に相当する印字データに基づいて、ヘッド制御部207から受けた駆動信号を選択的に記録ヘッド170の駆動素子(例えば前述したような圧電素子等)に対して印加する。記録ヘッド170では、駆動素子に印加される駆動信号に基づき、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分ける。
以下に図7を参照して本実施形態の記録ヘッド170について説明する。本実施形態の画像形成装置100の有する記録ヘッド170は、同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する構成である。
図7は、複数のノズル列の配置の例を説明する図である。図7(A)は、1つの記録ヘッド内で複数のノズル列を千鳥上にずらして配置した例である。図7(A)の構成では、ノズル列単体の記録ヘッドと比較して、記録密度を向上させる。
図7(B)は、1つの記録ヘッド内で複数のノズル列を並列に配置した例である。図7(B)の構成では、ヘッド長尺方向の解像度向上はできないが、ノズル列が重複する位置に並列配置されているため、長尺方向と直行する方向の解像度を向上させる。例えばそれぞれのノズル列がドットを形成できる時間間隔がXだった場合、これらノズル列の吐出タイミングをX/2ずらして駆動することで解像度を倍にすることができる。
また図7(B)の構成では、ドットを分担して形成することで、一方のノズル列に吐出不良が起きても、他方のノズル列でドットを補間できるため、完全なドット抜けにならず画像不具合が目立ちにくくなる。
図7(C)に示す例と図7(D)に示す例は、一列のノズル列を有する記録ヘッドを複数設けて、図7(A)や図7(B)の同等の構成とした例である。図7(E)や図(F)は、図7(A)〜図7(D)を組み合わせたものである。図7(E)は、図7(B)の記録ヘッドを千鳥上にずらして配置した例である。図7(F)は、図7(A)の記録ヘッドを並列に配置した例である。
尚図7ではノズル列を2列としているが、これに限定されない。記録ヘッドに設けられるノズル列の数はこれより多くてもよい。また並びの順番が異なっていたり、同一色のインクを吐出する複数のノズル列の間に、異なる色のインクを吐出するノズル列が配置されても良い。
以下の説明では、本実施形態の記録ヘッド170が図7(A)又は図7(B)に示す構成であるものとして説明する。すなわち本実施形態の記録ヘッド170は、2列のノズル列を有する構成とした。
本実施形態のヘッド制御部207は、ノズル列毎のプロファイルを作成し、プロファイルから求められるノズル列毎の吐出特性の関係に基づき、記録ヘッド170に供給される駆動信号を補正する。以下に本実施形態のヘッド制御部207について説明する。図8は、第一の実施形態のヘッド制御部の機能構成の例を示す図である。
本実施形態のヘッド制御部207は、プロファイル作成部310、テーブル作成部320、駆動信号補正部330を有する。ヘッド制御部207は、プロファイル作成部310により、記録ヘッド170を複数パターンの駆動条件で動作させ、各ノズル列の吐出特性と、各ノズル列の位置の関係を示す情報とを含むプロファイルを作成する。
テーブル作成部320は、プロファイルに基づき駆動条件毎のプロファイルをスコア化
し、駆動条件と対応付けた駆動条件テーブルを作成する。駆動信号補正部330は、駆動条件テーブルにおいて選択された駆動条件に基づき、ヘッドドライバ208へ供給する駆動信号を補正する。尚本実施形態の駆動条件とは、記録ヘッド170の各ノズル列に供給される駆動信号の電圧値と、タイミングの情報とを含む。
本実施形態のプロファイル作成部310は、プロファイル作成用画像出力部311、画像読み取り部312、読み取り値解析部313を有する。
プロファイル作成用画像出力部311は、記録ヘッド170のノズル毎にプロファイル用画像を出力させる。具体的にはプロファイル作成用画像出力部311は、プロファイル作成用画像データをヘッドドライバ208を介して記録ヘッド170へ供給する。プロファイル作成用画像データは、例えばROM202及び/又はRAM203等に格納されていても良い。プロファイル作成用画像とは、所定のパターンの画像である。プロファイル作成用画像の詳細は後述する。
画像読み取り部312は、プロファイル作成用画像を読み取る。本実施形態の画像形成装置100は、例えばキャリッジ103内に、記録ヘッド170により記録された画像を読み取るためのセンサが設けられていても良い。本実施形態の画像読み取り部312は、センサの出力値を各ノズルから吐出された画像として読み取る。
読み取り値解析部313は、画像読み取り部312が読み取ったセンサの出力値を解析し、ノズル列毎のプロファイルを作成する。尚本実施形態のプロファイルとは、画像を読み取った出力値を解析して得られるノズル列の特性に係る各種の情報を含むものである。プロファイルに含まれる情報の項目は後述する。作成されたプロファイルは、プロファイルデータとして例えばROM202やRAM203等から構成される所定の記憶領域に格納されても良い。
本実施形態のテーブル作成部320は、プロファイル参照部321、スコアテーブル参照部322、駆動条件テーブル作成部323を有する。プロファイル参照部321は、記憶領域に格納されたプロファイルデータを参照する。スコアテーブル参照部322は、記憶領域に格納されたスコアテーブルを参照する。スコアテーブルの詳細は後述する。
駆動条件テーブル作成部323は、プロファイルデータとスコアテーブルとに基づき、駆動条件と、駆動条件毎のプロファイルデータとを対応付けた駆動条件テーブルを作成する。駆動条件テーブルの詳細は後述する。
駆動信号補正部330は、選択条件取得部331、駆動条件決定部332を有する。選択条件取得部331は、画像形成装置100の設定等に基づき、駆動条件を決めるための選択条件を取得する。駆動条件決定部332は、選択条件に基づき、駆動条件テーブルを参照して記録ヘッド170の駆動条件を決定する。
以下に本実施形態の画像形成装置100におけるプロファイル作成部310によるプロファイルの作成について説明する。
図9は、第一の実施形態の記録ヘッドの各ノズル列から吐出されたプロファイル作成用画像の第一の例を示す図である。図9の例は、記録ヘッド170の有する2列のノズル列を交互に吐出させて形成したプロファイル作成用画像である。本実施形態では、ヘッド制御部207のプロファイル作成部310において、プロファイル作成用画像出力部311によりプロファイル作成用画像データを出力し、プロファイル作成用画像を形成する。
以下の本実施形態の説明では、記録ヘッド170の有する2列のノズル列をノズル列10、ノズル列20として説明する。図9(A)はノズル列10だけで形成したプロファイル作成用画像を示し、図9(B)はノズル列20だけで形成したプロファイル作成用画像を示す。ノズル列10及びノズル列20は、共にライン状の画像をプロファイル作成用画像としている。
図9の例では、ノズル列20により形成されるプロファイル作成用画像は、ノズル列10よりも主滴が小さく、サテライトが発生している状態である。
次に千鳥状に配列された2列のノズル列により、プロファイル作成用画像を出力する場合について説明する。図10は、第一の実施形態の記録ヘッドの各ノズル列から吐出されたプロファイル作成用画像の第二の例を示す図である。
図10に示すように、ノズル列10とノズル列20が、各ノズルが互い違いになるように配置された構成である場合、各ノズル列のドット形成方向は各ノズル列のみでドットを形成することになる。よって、図10(A)に示すように、ドット形成方向にドットを連続形成するパターンをプロファイル作成用画像とした場合、サテライトが発生していても検出することができない。
このため、図10に示すようにノズル列10とノズル列20のノズルが互い違いになるように、ノズル列10とノズル列20とが千鳥状に配置された構成の場合のプロファイル作成用画像は、図10(B)に示すように、ドット形成方向に連続してドットを形成しないようにすることが好ましい。
本実施形態のヘッド制御部207は、プロファイル作成部310の画像読み取り部312により、プロファイル作成用画像をセンサ等で読み取り、センサの出力値を得る。本実施形態では、センサの出力値は、プロファイル作成用画像の濃度を示す値とした。
図11は、第一の実施形態の画像読み取り部が読み取ったセンサの出力値の例を示す図である。図11(A)はノズル列10から出力されたプロファイル作成用画像を読み取った際の出力値であり、図11(B)はノズル列20から出力されたプロファイル作成用画像を読み取った際の出力値である。このとき出力値はプロファイル作成用画像の濃度を示すものである。
図11に示す出力値には、画像に応じた濃度の山ができるため、読み取り値解析部313は、プロファイルの山の裾の幅からラインの幅を読み取ることができる。また読み取り値解析部313は、プロファイル作成用画像の濃度は山のピークの高さから読み取ることができる。本実施形態では、ピークの高さそのもの濃度としても良い。また本実施形態では、ピークの高さの平均値を算出し、所定範囲内の平均濃度を割り出しても良い。
図11(B)に示すように、サテライトが発生する場合は、主滴で形成される山とは別のピークが生じる。主滴によって形成される山の間隔は、プロファイル作成用画像を形成するための画像データから予め知ることができる。よって読み取り値解析部313は、主滴によって生じる山の間に生じるピークを探し、サテライトの有無を判断できる。本実施形態の読み取り値解析部313では、例えばサテライトの有無を判断するライン幅の閾値やピークの閾値等が予め設定されていても良い。このとき読み取り値解析部313は、ライン幅が閾値以下のピークをサテライトによるものと判断しても良い。読み取り値解析部313は、は、濃度のピークが閾値以下であるとき、サテライトによるものと判断しても良い。
また本実施形態の読み取り値解析部313は、ノズル列10とノズル列20のラインのピーク間の距離が狙い値に対してどれだけ離れているかによって、ノズル列10とノズル列20との位置情報を読み取ることができる。
尚実施形態の画像読み取り部312は、プロファイル作成用画像を2次元的に読み取っても良い。2次元的な情報であれば、サテライトをドットとして検出したり、所定面積内の濃度を積分して得られる紙面被覆量から濃度やサテライト量を読み取ることができる。
またプロファイル作成用画像は、ライン形状に限定されない。例えばプロファイル作成用画像は、ドット形状であっても良い。この場合はドットが分離するので、2次元的なプロファイルの読み込みと合わせることで主滴やサテライトの外周長や真円度などの形状情報も取得することが可能になる。
次にノズル列10とノズル列20とを合わせた場合について説明する。
複数のノズル列を組み合わせた場合のプロファイルでは、複数のノズル列を組み合わせて形成された画像の濃度の情報を取得する。特にベタ画像の濃度については、濃度が不足した場合、他の補正手段によって濃度向上させることは難しいため、駆動条件の設定にて十分な補正をしておくことが好ましい。
例えば濃度を補正する他の手法としては、画像処理の入出力特性を変える手法があり、γ補正やカラーマッチング等のように入力に対して出力の関係を補正することで濃度の補正が可能である。但し、これらは入力に対してどの様なドットをどれだけ打ち込むかを調整する手法である。よって、打ち込み量を減らす方向や、付着量増加が可能な中間階調での色味の調整が可能であるが、打ち込み可能な最大量のインクを付着させているベタ画像の濃度を上げることはできない。このため、ベタ画像の濃度は、吐出するドットの特性にて補正しておく必要がある。
ベタ画像の濃度を正しく見る場合には、複数のノズル列から吐出されるドッドの着弾位置が重要になる。しかし、各ノズル列の駆動条件が定まらない状態では、2列のドッドの位置関係も定まっていないため、濃度を検出する環境が整っていない。
そこで、以下に2列のドットの位置関係が定まった状態での濃度を取得する方法を2つ示す。
1つ目の方法は、複数のノズル列から液滴を吐出し、ドットを組み合わせたプロファイル作成用画像を直接印刷して特性を見るものである。この方法は、正しく位置が調整されたときには、2列のドッドのインクの被服面積が大きくなる、即ち濃度が高くなることを利用したものである。
この場合、各ノズル列に供給される駆動信号の電圧値と、各ノズル列から吐出されたドットの位置関係の条件とを組み合わせた複数の条件で、複数パターンのプロファイル作成用画像を印刷する。そして、複数パターンのプロファイル作成用画像のそれぞれの濃度変化の分布を見て、各ノズル列から吐出されるドットの位置関係が最適となる条件と、そのときの濃度を割り出す。
図12は、第一の実施形態の複数のノズル列を合わせた状態で吐出されたプロファイル作成用画像の濃度の取得を説明する第一の図である。
図12では、各ノズル列の電圧条件を電圧条件1と電圧条件2とした状態で、2列ドットの位置関係を変化させたプロファイル作成用画像を出力する。尚電圧条件とは、各ノズル列に供給される駆動信号の電圧値を示す。また2列のドットの位置関係は、ノズル列10及びノズル列20から液滴を吐出させるタイミングを変化させることで変化させる。即ちノズル列10とノズル列20とに駆動信号を供給するタイミングを制御することで、2列のドットの位置関係を変化させることができる。
図12では、2つの電圧条件毎に、2列のドットの位置関係を変化させた5パターンのプロファイル作成用画像を出力した場合を示している。また図12では、5パターンのプロファイル作成用画像をドッドの位置関係−2,−1,0,1,2として示している。尚5パターンのプロファイル作成用画像を出力するための位置関係に係る情報(以下、位置関係情報)は、予めROM202やRAM203等の記憶領域に格納されている。
図12において、電圧条件1の場合、位置関係情報0のときに、最も2列のドットを合わせた際の濃度が高くなり、2列のドットの位置調整が最適と判断される。即ちノズル列10とノズル列20に適切なタイミングで駆動信号が供給されているものと判断される。
図12において電圧条件2の場合、位置関係情報+1のときに最も濃度が高くなっており、このときの2列のドットの位置関係が最適と判断される。
次に2列のドットの位置関係が定まった状態での濃度を取得する方法のうち、2つ目の方法について説明する。2つ目の方法は、各ノズル列のプロファイル作成用画像から求めたプロファイルから推測するものである。
図13は、第一の実施形態の複数のノズル列を合わせた状態で吐出されたプロファイル作成用画像の濃度の取得を説明する第二の図である。
図13に示す方法では、図11に示すようにノズル列毎に形成したプロファイル作成用画像から取得した出力値と2列のドットの位置関係情報とに基づき、ノズル列毎のプロファイル作成用を合成する。この場合、2つのプロファイル作成用画像のうち、濃度の大きい側の画像を主として2つのプロファイル作成用画像を合成しても良い。また濃度の大きい側の画像に他方のノズル列のドット重なり分の濃度の重み付けを小さくして加算することで作成してもよい。
画像の濃度は、紙面の被服率でほぼ決定されるため、ドットが重なる部分は濃度上昇への寄与が小さい。図12で説明した方法は、ドットの重なり分を無視して計算を簡略化したものであり、図13で説明した方法は、ドットの重なりを考慮したものである。
尚本実施形態では、プロファイルの処理については、センサの出力値を濃度値として扱うものとして説明したが、これに限定されない。センサの出力値には、平滑化処理や、ある基準レベル以上のデータのみを扱う等の前処理が施されても良い。この前処理により、センサ出力値に含まれるノイズや紙面の濃度ばらつき等による影響を低減できる。特に紙面の濃度ばらつきの影響を低減するため、濃度ばらつきよりも大きい値でオフセットしたプロファイルを扱うことがより好ましい。またプロファイルは、連続データのまま処理するのではなく、2値あるいは多値データ化して扱ってもよい。
以下に図14を参照して本実施形態のプロファイル作成部310の動作を説明する。図14は、第一の実施形態のプロファイル作成部の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態のプロファイル作成部310は、プロファイル作成用画像出力部311により、予め設定された電圧条件の一つを取得する(ステップS1401)。尚本実施形態では、プロファイルの作成に用いられる複数パターンの電圧値が電圧条件として予め設定されて、ROM202やRAM203等の記憶領域に格納されている。
電圧条件から電圧値を取得すると、プロファイル作成用画像出力部311は、取得した電圧値にしたがって、ノズル列毎のプロファイル作成用画像を出力する(ステップS1402)。ここでノズル列10のみでドットを形成したプロファイル作成用画像と、ノズル列20のみでドットを形成したプロファイル作成用画像とを出力する。
続いて画像読み取り部312は、出力されたプロファイル作成用画像をセンサ等により読み取る(ステップS1403)。読み取り値解析部313は、画像読み取り部312により読み取られたセンサの出力値を解析し(ステップS1404)、ノズル列毎のプロファイルを作成する(ステップS1405)。
具体的には読み取り値解析部313は、センサの出力値を解析し、ノズル列毎のプロファイル作成用画像の濃度、ライン幅、サテライトの発生の有無、サテライトの濃度、ノズル列毎のライン幅の差等の値を得る。そして各項目の値をノズル列毎のプロファイルとして保持する。
続いてプロファイル作成用画像出力部311は、ステップS1401で取得した電圧条件にしたがって、ノズル列10及びノズル列20により形成したドットを組み合わせたプロファイル作成用画像を出力する(ステップS1406)。尚このときプロファイル作成用画像出力部311は、予め設定された複数パターンの位置関係情報にしたがって、複数パターンのプロファイル作成用画像を作成する。作成された複数パターンのプロファイル作成用画像は、画像読み取り部312により読み取られ、センサの出力値とされる。
続いて読み取り値解析部313は、複数のプロファイル作成用画像に対応した複数のセンサの出力値を解析し、最も画像の濃度が高いプロファイル作成用画像を出力したときの位置関係情報を取得する(ステップS1407)。
続いてプロファイル作成用画像出力部311は、設定された電圧条件全てについて、ステップS1402からステップS1407までの処理を実行したか否かを判断する(ステップS1408)。ステップS1408において、全ての電圧条件について処理を実行していない場合、プロファイル作成部310は、ステップS1401へ戻る。ステップS1408において全ての電圧条件について処理を実行した場合、プロファイル作成部310は、電圧条件と対応するノズル列毎のプロファイルと、電圧条件と位置関係情報の組み合わせに対応するプロファイルとを、プロファイルデータとしてROM202又はRAM203に格納する(ステップS1409)。
以上のようにしてプロファイル作成部310がプロファイルデータを格納すると、テーブル作成部320は、駆動条件テーブルを作成し、ROM202又はRAM203に格納する(ステップS1410)。テーブル作成部320の処理の詳細は後述する。
すなわち本実施形態におけるプロファイルデータとは、電圧条件毎に各ノズル列から出力したノズル列毎のプロファイル作成用画像データから取得した各ノズル列のプロファイル(以下、ノズル列別プロファイル)を含む。また本実施形態のプロファイルデータは、電圧条件と位置関係情報の組み合わせ毎に、複数のノズル列で作成したプロファイル作成用画像から取得した、複数のノズル列を合わせたときのプロファイル(以下、組み合わせプロファイル)とを含む。
次に、本実施形態のテーブル作成部320について説明する。
本実施形態のテーブル作成部320は、プロファイルデータをスコア化し、プロファイルデータと駆動条件とを対応付けた駆動条件テーブルを作成する。
尚本実施形態の駆動条件とは、電圧条件と位置関係情報との組み合わせである。電圧条件とは、駆動信号の電圧値であり、位置関係情報とは、駆動信号を各ノズル列へ供給するタイミングを示す情報である。
テーブル作成部320は、プロファイル参照部321によりプロファイルデータを参照し、スコアテーブル参照部322によりスコアテーブルを参照する。そしてプロファイルデータをスコア化する。以下に説明するスコアテーブルは、例えばROM202又はRAM203に予め格納されていても良い。
以下に図15ないし図18を参照してスコアテーブルについて説明する。図15は、スコアテーブルを説明する第一の図である。図15に示すスコアテーブル151は、ノズル列別プロファイルに含まれるノズル列毎のライン幅をスコア化するために用いられる。スコアテーブル151では、例えば画像形成装置100の規格等により定められたライン幅の上限値からライン幅の狙い値まで及びライン幅の狙い値からライン幅の下限値までをそれぞれ10等分し、0〜10のスコアと対応させている。スコアテーブル151では、ライン幅が狙い値に近い程、スコアが大きくなるようにした。
図16は、スコアテーブルを説明する第二の図である。図16に示すスコアテーブル161は、ノズル列別プロファイルに含まれるノズル列毎のライン幅の差をスコア化するために用いられる。スコアテーブル161では、例えば画像形成装置100の規格等により定められたライン幅の差の上限値からライン幅の差の狙い値までを10等分し、0〜10のスコアと対応させている。スコアテーブル161では、ライン幅の差が狙い値に近い程、スコアが大きくなるようにした。
図17は、スコアテーブルを説明する第三の図である。図17に示すスコアテーブル171は、ノズル列別プロファイルに含まれるノズル列毎のサテライトをスコア化するために用いられる。スコアテーブル171では、ノズル列毎の1ドットのインク被覆量に対するサテライトによるインク被覆量の割合をスコア化した。
スコアテーブル171では、例えば画像形成装置100の規格等により定められたサテライトによるインク被覆量の割合の上限値から狙い値までを10等分し、0〜10のスコアと対応させている。スコアテーブル171では、サテライトによるインク被覆量の割合が狙い値に近い程、スコアが大きくなるようにした。
図18は、スコアテーブルを説明する第四の図である。図18に示すスコアテーブル181は、ノズル列別プロファイル及び組み合わせプロファイルに含まれる画像の濃度をスコア化するために用いられる。スコアテーブル181では、例えば画像形成装置100の規格等により定められた画像濃度の下限値から所定値までを10等分し、0〜10のスコアと対応させている。尚スコアテーブル181では、濃度が所定値に近い程、スコアが大きくなるようにし、濃度の値が所定値以上となる場合のスコアは全て10とした。濃度の所定値は、例えば画像形成装置100の仕様等により決められる値である。
本実施形態のテーブル作成部320において、駆動条件テーブル作成部323は、スコアテーブル151、161、171、181を参照してノズル列別プロファイルに含まれる項目と、組み合わせプロファイルに含まれる濃度(以下、ベタ濃度)とをスコア化する。そして駆動条件テーブル作成部323は、駆動条件とスコアとを対応付ける。
図19は、駆動条件テーブルの一例を示す第一の図である。図19に示す駆動条件テーブル191では、ノズル列10により形成されたドットの列をライン11とし、ノズル列20により形成されたドットの列をライン12とした。また駆動条件テーブル191では、駆動条件に対応したライン11とライン12のライン幅、サテライト、ベタ濃度を駆それぞれスコア化した。また駆動条件テーブル191では、駆動条件毎に各項目のスコアを合計した総合スコア192を含んでいても良い。
駆動条件テーブル191は、駆動信号補正部330に参照されて、駆動信号の駆動条件が選択される。また本実施形態では、特定の項目についてスコアが所定値以下となる駆動条件を選択不可としても良い。
図20は、駆動条件テーブルの一例を示す第二の図である。図20に示す駆動条件テーブル193では、サテライトのスコアが5以下となる条件は選択不可とした。尚駆動条件テーブル193では、駆動条件毎に各項目のスコアを合計した総合スコア194を含んでいても良い。
尚本実施形態の駆動条件テーブル191、193では、ライン幅、サテライト、組み合わせプロファイルの濃度をスコア化したものであるが、スコア化される項目はこれに限定されない。例えばライン毎の濃度、ライン幅差をスコア化される項目に含んでも良い。また例えばライン幅やサテライトをスコア化しなくても良い。また本実施形態の駆動条件テーブル191では、例えばライン幅とライン幅の差等の複数の項目の総合値をラインの特性として扱ってもよい。
次に本実施形態の駆動信号補正部330の処理について説明する。本実施形態の駆動信号補正部330は、選択条件取得部331により取得された選択条件に基づき、駆動条件テーブル191を参照し、駆動条件決定部332により駆動信号の駆動条件を決定する。駆動条件が決定されると、駆動信号は駆動条件に従って記録ヘッド170へ出力される。
選択条件取得部331は、駆動条件を選択する基準となる選択条件を画像形成装置100から取得する。尚選択条件は、例えば画像形成装置100における画像の出力モードの設定等に基づき決められるものであっても良く、出力モードが設定されたときに自動的に画像形成装置100に設定されるものであっても良い。
例えば出力モードが線画を出力する設定であった場合には、サテライトのスコアが小さくなる駆動条件が好ましい。また出力モードが写真モード等である場合には、ベタ濃度のスコアが大きくなる駆動条件が好ましい。すなわち本実施形態の選択条件とは、出力モードに応じて駆動条件を選択するための条件である。
具体的には例えば、選択条件がベタ濃度が最も大きくなることであった場合、駆動条件決定部332は、駆動条件テーブル191からベタ濃度のスコアが最も大きくなる駆動条件を選択する。
駆動条件テーブル191では、ノズル列10及びノズル列20の駆動条件がγであるとき、ベタ濃度が最も高くなる。よって駆動条件決定部332は、各ノズル列の駆動条件をγに決定する。駆動条件γには、各ノズル列に供給される駆動信号の電圧値と、駆動信号が供給されるタイミングとが含まれる。
また例えば選択条件が総合スコアが最も大きくなることであった場合、駆動条件決定部332は、駆動条件テーブル191から総合スコアが最も大きくなる駆動条件を選択する。駆動条件テーブル191では、ノズル列10の駆動条件がβでありノズル列20の駆動条件がγであるとき、総合スコアが最も大きくなる。よって駆動条件決定部332は、ズル列10の駆動条件をβ、ノズル列20の駆動条件をγに決定する。
駆動条件が決定されると、駆動信号補正部330は、駆動条件に基づき駆動信号を出力することで、ノズル列毎の吐出特性の関係に基づき、記録ヘッド170に供給される駆動信号を補正することができる。
尚駆動信号補正部330は、駆動条件テーブル193を参照して同様の駆動信号の補正を行っても良い。
また本実施形態において駆動信号補正部330が駆動信号の補正を行うタイミングは、例えば画像形成装置100のユーザにより指示された場合や、画像形成装置100の起動時や、予め設定された所定時間毎であっても良い。
またプロファイル作成部310及びテーブル作成部320により駆動条件テーブル191を作成する処理と、駆動信号補正部330により駆動信号を補正する処理とは、連続していなくても良い。例えば駆動条件テーブル191は、画像形成装置100の起動時等に予め作成されて記憶領域に格納され、駆動信号補正部330による駆動信号の補正が行われるときに駆動信号補正部330により読み出されても良い。
また本実施形態の駆動条件テーブル191では、説明を簡易的にするためスコアを10段階としたが、スコア化する方法はこれに限定されない。例えば、プロファイルデータに含まれるデータの項目について、狙い値からの差をスコアに変換するテーブルを有しており、このテーブルを用いてスコア化を実施しても良い。
狙い値からの差をスコアに変換する方法としては、狙い値からどれくらいばらつくかを予め調べ、ばらつきの正規分布に相関してスコアがつくようなテーブルを持たせておく方法などが考えられる。この際、特性によって望大/望小特性のものや望目特性のものがあるので、それぞれ軸のとり方を設定しておくことが好ましい。例えばラインの幅は狙い値に近い程スコアが高く、サテライトは少ないほどスコアが高くなる、等のように見方をそろえておくことが好ましい。
また本実施形態の画像形成装置100では、画像データのγ補正やカラーマッチングなど、入力値と出力値の関係を補正する入出力補正を行う前に、各ノズル列の駆動信号の補正を行うことが好ましい。
入出力補正は、基本的にドットの数や割合を調整することで色を補正する手法である。このため、ベタ濃度をそれ以上濃くすることはできなかったり、ドット径に差があるものをドットの数の違いで補正してしまい、濃度は同じであってもパターンの差が目についてしまうという不具合が起きる可能性がある。本実施形態では、各ノズル列の駆動信号を適切に補正した状態から入出力補正を行なうことで、画像品質を良好にすることが可能になる。
また本実施形態の画像形成装置100は、ホスト側となるPCと接続されて画像形成システムを形成しても良い。図21は、画像形成装置とPCとからなる画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。
図21の例では、画像形成装置100とPC400とが接続されて画像形成システムを構成しており、画像形成装置100のホストI/F206とPC400の有する外部I/F407とが通信を行う構成である。
本実施形態では、例えば各種テーブルはPC400の有する記憶装置等に記憶されていても良い。具体的には例えば、スコアテーブル151、161、171、181はPC400側の記憶装置に格納されていても良い。また駆動条件テーブル191、193がPC400側の記憶装置に格納されていても良い。
また図21に示す画像形成システムにおいて、画像形成装置100のヘッド制御部207の実行する処理の一部をPC400に実行させても良い。具体的には例えば、読み取り値解析部313、テーブル作成部320、駆動信号補正部330の一部の処理をPC400に実行させても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、複数のノズル列を有する記録ヘッドを複数有する点のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図22は、第二の実施形態の記録ヘッドについて説明する図である。本実施形態の画像形成装置100は、記録ヘッドユニット180を有する。記録ヘッドユニット180は、3つの記録ヘッド170A、170B、170Cが各記録ヘッドの長尺方向に連結されて構成されている。
本実施形態の記録ヘッドユニット180は、一度で形成できる画像幅が広いため高速記録が可能となる。しかし本実施形態の記録ヘッドユニット180は、複数の記録ヘッド170A、170B、170Cそれぞれが個別の特性を有するため、図22に示すようにヘッド長尺方向に帯び状の色ムラを生じる場合がある。
そこで本実施形態では、記録ヘッドユニット180では、記録ヘッド毎に駆動信号の補正が行われる。
以下に記録ヘッド毎の駆動信号の補正について説明する。図23は、記録ヘッドユニットの有する記録ヘッド毎の駆動信号の補正を説明する図である。尚図23では、説明を簡略化するため、記録ヘッドユニット180の有する3つの記録ヘッドのうち、記録ヘッド170A、170Bについてのみ説明する。
記録ヘッドユニット180において、記録ヘッド170Aにより形成された画像22Aと記録ヘッド170Bより形成された画像22Bとに濃度に差が生じた場合、画像22Aと画像22Bの濃度差を小さくする補正が必要となる。
具体的には例えば、記録ヘッド170Aと記録ヘッド170Bのそれぞれについて最もベタ濃度が高くなるように駆動条件が決定されており、且つ画像22Aと画像22Bとの濃度差がある場合に、濃度が高い方の画像を形成した記録ヘッドの駆動条件を濃度が低い方の画像を形成した記録ヘッドに合わせて変更する必要がある。
本実施形態では、複数の記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット180において、各記録ヘッドの駆動信号の補正を行う際に、各記録ヘッド間の特性の差を考慮する。
図24は、第二の実施形態の駆動信号補正部の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態の駆動信号補正部330Aは、目標濃度決定部333を有する。本実施形態の駆動信補正部330Aは、目標濃度決定部333により複数の記録ヘッド毎に駆動条件テーブルを作成した後に、各記録ヘッドの駆動条件テーブルを参照して複数の記録ヘッドに共通した目標濃度範囲を決定する。
図25は、第二の実施形態の駆動信号補正部の動作を説明するフローチャートである。本実施形態の駆動信号補正部330Aは、記録ヘッドユニット180において記録ヘッド170A、170B、170C毎に駆動条件テーブルを読み出す(ステップS2401)。
続いて目標濃度決定部333は、3つの記録ヘッドに共通する目標濃度を決定する(ステップS2402)。続いて駆動条件決定部332は、各記録ヘッドの駆動条件テーブルから、画像の濃度を目標濃度範囲とすることができる駆動条件を選択する(ステップS2403)。続いて駆動信号補正部330Aは、選択された駆動条件にしたがって、各記録ヘッドへ供給される駆動信号を記録ヘッド毎に補正する(ステップS2404)。
以下に本実施形態の目標濃度範囲の決定の仕方について説明する。本実施形態の目標濃度決定部333は、例えば画像形成装置100全体として設定されている濃度範囲を各記録ヘッド共通の目標濃度範囲としても良い。この場合目標濃度範囲は、記録ヘッドユニット180が有する全ての記録ヘッド170A、170B、170Cにおいて出力可能な濃度であることが好ましい。
また本実施形態では、複数の記録ヘッド毎の濃度の平均値、中央値、偏差の何れかが最も小さくなる値を目標濃度としても良い。こうすることで各々の記録ヘッドは最大のポテンシャルを発揮できない可能性があるが、目標濃度から大きく離れた濃度の画像を形成する記録ヘッドがでることを抑制できる。
また複数の記録ヘッドのうち、最もスコアの値が低い濃度を各記録ヘッドに共通の目標濃度としても良い。スコアの値が低い濃度を目標濃度とすることにより、記録ヘッド間の濃度差をより小さくすることができる。
以下に図26ないし図30を参照して本実施形態における目標濃度範囲の決定について説明する。尚図26ないし図30では、記録ヘッドユニットが5つの記録ヘッドA,B,C,D,Eを有する場合を示している。
図26は、目標濃度範囲の決定を説明する第一の図である。図26は、各々の記録ヘッドにおける画像規格を損ねない範囲の駆動条件で取りえる濃度範囲S11、S12、S13、S14、S15において、濃度差を0にできる範囲S1がある場合である。図26の例では、濃度差を0にできる範囲S1において最も高い濃度を目標濃度とし、それに近づく濃度を実現する駆動条件により各記録ヘッドへ供給される駆動信号を補正する。
図27は、目標濃度範囲の決定を説明する第二の図である。図27では、濃度範囲S11、S12、S13、S14、S15において濃度差を0にすることができる範囲がない場合である。図27の例では、記録ヘッドB及び記録ヘッドCと、他の記録ヘッドとの濃度差を0にすることができない。
この場合、記録ヘッドBにより出力可能な濃度の上限と記録ヘッドCにより出力可能な濃度の下限の範囲が各記録ヘッド間の濃度差が最小となる範囲である。ここでは、より全体の濃度を高くできる記録ヘッドCの下限値を目標濃度とした。尚図27に示す○印が各記録ヘッドの濃度の狙い値である。図27の例では、記録ヘッドBのみ他の記録ヘッドに対し若干の濃度差が生じる。
図28は、目標濃度範囲の決定を説明する第三の図である。図28では、濃度範囲S11、S12、S13、S14、S15から目標濃度を計算によって出す例である。ここでは各記録ヘッドの濃度上限の平均値を全体の目標濃度とした。
図29は、目標濃度範囲の決定を説明する第四の図である。図29では、濃度範囲S11、S12、S13、S14、S15において濃度の上限値の低い記録ヘッドを基準に目標濃度を設定した場合を示す。図29の例では、濃度の上限値が最も低いのは記録ヘッドBである。よって記録ヘッドBの濃度の上限値を目標濃度とした。
図30は、目標濃度範囲の決定を説明する第五の図である。図30では、濃度範囲S11、S12、S13、S14、S15に関係なく、予め設定されている値を目標濃度とする。このとき各記録ヘッドは画像規格を満たす範囲で最も目標濃度に近づく駆動条件を設定する例である。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、ノズル列別プロファイルに含まれるノズル列毎のサテライトを、サテライト予測式を用いた予測値に基づきスコア化する。以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図31は、第三の実施形態のヘッド制御部の機能構成の例を示す図である。
本実施形態のヘッド制御部207Aのテーブル作成部320Aは、第一の実施形態のテーブル作成部320の有する各部に加え、サテライトスコアテーブル作成部324を有する。
本実施形態のサテライトスコアテーブル作成部324は、読み取り値解析部313により読み取ったセンサの出力値の解析結果から所定の変数をパラメータとして取得し、サテライト予測式により予測値を算出する。そしてサテライトスコアテーブル作成部324は、算出した予測値を例えば所定の段階にスコア化したものをサテライトのスコアテーブルとする。
以下に本実施形態のサテライト予測式について説明する。本実施形態のサテライト予測式は、予め決められた式であり、例えばROM202又はRAM203に予め格納されていている。
本実施形態のサテライト予測式は、例えば出力値の解析結果から所定の変数候補となる物理量を取得し、取得した物理量を変数として得られる式である。本実施形態のサテライト予測式は、ノズル列毎のサテライトの発生数、サテライトの大きさ、サテライトの着弾位置、サテライトの着弾範囲等を変数として求めた重回帰式である。サテライト予測式は、例えばサテライト発生数をNsとし、サテライトの大きさをSsとし、サテライトの着弾位置をPsとし、サテライトの着弾範囲をRsを変数とした場合、

サテライト予測式=係数A×Ss+係数B×Ns+係数C×Ps+係数D×Rs

となる。係数A,B,C,Dは、例えば複数のプロファイル作成用画像を形成し解析する過程を繰り返す実験等により求められる値である。
尚本実施形態におけるサテライトの着弾位置Psは、例えば主滴の重心とサテライトの重心とを結ぶ距離等により表されても良い。また本実施形態のサテライトの着弾範囲Rsは、サテライトによるインク被覆量であっても良い。
また本実施形態のサテライト予測式において、サテライトの発生数Nsはノズル列毎にカウントされた値であっても良い。また本実施形態のサテライト予測式において、サテライトの大きさをSsは、ノズル列において発生するサテライトの直径の平均値であっても良いし、中間値であっても良い。
また本実施形態のサテライト予測式において、サテライトの着弾位置Psは、例えばノズル列の1ドット毎に主滴の重心とサテライトの重心とを結ぶ距離により表されても良い。また1ドットに対して複数のサテライトが発生した場合、サテライトの着弾位置Psは、主滴の重心と各サテライトの重心との距離の合計値であっても良いし、最大値であっても良い。
また本実施形態のサテライト予測式において、サテライトの着弾範囲Rsは、ノズル列において発生するサテライトによるインク被覆量の合計値であっても良い。
次に、本実施形態のサテライト予測式により算出されるサテライト予測値について説明する。本実施形態のサテライト予測式により算出されるサテライト予測値は、官能検査による画像評価と相関関係を有する値である。
図32は、サテライト予測値と官能検査による画像評価との関係を示す図である。図32では、横軸が官能検査による画像評価の結果を示す官能評価値であり、縦軸がサテライト予測値である。
本実施形態の官能検査は、評価環境をオフィス環境とし、評価者をインクジェットプリンタ事業に従事する者とし、評価方法を同順を許可する順位法とし、全15サンプルに対して順位付けを行ったものである。そして本実施形態では、評価者それぞれの順位付けの結果を評価結果である官能評価値とした。
図32では、直線Tがサテライト予測式を示しており、各マーカが官能評価値を示す。本実施形態のサテライト予測式は、図32に示す通り、官能評価値と一定以上の相関があることがわかる。すなわち本実施形態のサテライト予測式により算出された予測値は、実際の画像の見た目の悪さが反映されたものであることがわかる。図32では、サテライト予測値が小さい程見た目が良く、サテライト予測値が大きい程見た目が悪いことがわかる。尚見た目が良い画像とは、サテライトが少なく画像が鮮明であり、高画質であることを意味する。見た目が悪い画像とは、サテライトが多く不鮮明な部分がある画像等である。
本実施形態では、プロファイル作成用画像の解析結果から得られる所定の変数とサテライト予測式とからサテライト予測値を算出し、算出されたサテライト予測値を用いてノズル列毎のサテライトをスコア化する。
図33は、第三の実施形態のスコアテーブル作成部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態のサテライトスコアテーブル作成部324は、ROM202又はRAM203等に格納されたサテライト予測式を読み出す(ステップS3301)。続いてスコアテーブル作成部324は、読み取り値解析部313の解析結果から得られる所定の変数を取得する(ステップS3302)。続いてサテライトスコアテーブル作成部324は、サテライト予測式と所定の変数とに基づき、サテライト予測値を算出する(ステップS3303)。
続いてサテライトスコアテーブル作成部324は、算出したサテライト予測値を所定の段階に分けてスコア化し、サテライト予測値とスコアとを対応付けたスコアテーブルとする(ステップS3304)。続いてサテライトスコアテーブル作成部324は、作成したスコアテーブルをROM202又はRAM203等に格納する(ステップS3305)。
図34は、スコアテーブルを説明する第五の図である。
図34に示すスコアテーブル171Aは、ノズル列別プロファイルに含まれるノズル列毎のサテライトをスコア化するために用いられる。スコアテーブル171Aでは、ノズル列毎のサテライト予測値をスコア化した。
スコアテーブル171Aでは、例えばサテライト予測式から算出されたサテライト予測値を上限値から狙い値までを10等分し、0〜10のスコアと対応させている。スコアテーブル171Aでは、サテライト予測値の狙い値を0としたとき、サテライト予測値が狙い値に近い程、スコアが大きくなるようにした。
以上のように本実施形態では、官能評価値と相関関係のあるサテライト予測式により求めたサテライト予測値をスコア化したスコアテーブル171Aを用いることで、サテライトによる画質の劣化が少ない駆動条件を選択することができる。
以上のように本実施形態では、複製のノズル列を有する記録ヘッドを複数並べた場合でも、複合的な画質を良好に保つように各ノズル列の駆動条件を設定することが可能になる。
尚本実施形態では、複数の記録ヘッドに共通する目標値を濃度として説明したが、濃度以外の項目について同様の処理を行うことができる。
100 画像形成装置
170 記録ヘッド
200 印刷制御部
207 ヘッド制御部
310 プロファイル作成部
311 プロファイル作成用画像出力部
312 画像読み取り部
313 読み取り値解析部
320 テーブル作成部
321 プロファイル参照部
322 スコアテーブル参照部
323 駆動条件テーブル作成部
330、330A 駆動信号補正部
331 選択条件取得部
332 駆動条件決定部
333 目標濃度決定部
特開2001−105635号公報 特開2008−162067号公報 特開平5−124221号公報

Claims (10)

  1. 同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置であって、
    前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する駆動条件決定手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記プロファイル作成手段は、
    予め設定された複数パターンの駆動条件により前記複数のノズル列を動作させ、前記複数パターンの駆動条件毎に前記プロファイルを作成する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記プロファイル作成手段は、
    前記所定パターンの画像を読み取る画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により前記所定パターンの画像を読み取った読み取り値を解析する読み取り値解析手段と、を有し、
    前記読み取り値解析手段による解析結果から前記ノズル列毎の吐出特性を取得する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動条件と、前記駆動条件に対応した前記プロファイルとを対応付けた駆動条件テーブルを作成するテーブル作成手段を有し、
    前記駆動条件決定手段は、
    当該画像形成装置に設定された出力に係る条件と、前記駆動条件テーブルとを参照し、前記ノズル列の駆動条件を決定する請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数のノズル列の位置関係を示す情報は、
    前記複数のノズル列により形成される画像の濃度により得られる請求項1ないし4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ノズル列毎の吐出特性は、
    前記ノズル列により形成されるラインの濃度、前記ラインの幅、サテライトの有無、サテライトの大きさの少なくとも一つを含む請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記プロファイル作成手段は、
    前記複数のノズル列により形成される画像の前記濃度を前記所定パターンの画像の前記読み取り値を合成して取得する請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記プロファイル作成手段は、
    前記複数のノズル列により形成される画像の前記濃度を、前記複数のノズル列により形成した画像を前記画像読み取り手段により読み取り、読み取った結果を前記読み取り解析手段により解析して取得する請求項5又は6記載の画像形成装置。
  9. 同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置において実行される画像補正プログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成するプロファイル作成ステップと、
    前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する駆動条件決定ステップと、を実行させる画像補正プログラム。
  10. 同色のインクを複数のノズル列から吐出させて画像形成する記録ヘッドを有する画像形成装置による画像補正方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記複数のノズル列のそれぞれにより形成した所定パターンの画像と、前記複数のノズル列により形成される画像とに基づき、前記ノズル列毎の吐出特性と前記複数のノズル列の位置関係を示す情報とを含むプロファイルを作成して記憶手段に格納し、
    前記記憶手段に格納された前記プロファイルを参照して前記ノズル列の駆動条件を決定する画像補正方法。
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