JP2016112718A - インクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知方法、吐出不良検知装置及びこれを備えたインクジェット方式の画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知方法、吐出不良検知装置及びこれを備えたインクジェット方式の画像形成装置 Download PDF

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真彦 久田
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雅征 薮内
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Takao Otsuka
隆雄 大塚
靖和 北村
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靖和 北村
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Abstract

【課題】インク及び用紙の消費を低減することができるライン型のインクジェット画像記録装置を提供する。【解決手段】記録ヘッド41Aは、ノズルからインク滴をガラス板52Aに吐出する。ラインセンサ51Aは、ガラス板52Aに着弾したインク滴画像の階調データを、ラインセンサ51A内のセンサ並び方向に取得する。制御部54Aは、取得したインク滴画像の階調データが設定した閾値より高いか否かを判定する。そして、制御部54Aは、インク滴画像の階調データが設定した閾値より高いと判定すると正常なノズルであると判定し、インク滴画像の階調データが設定した閾値以下と判定すると異常なノズルであると判定する。制御部54Aは、ノズルが異常であると判定した場合、そのノズルを記憶する。以上の処理を、各々のノズルに付した番号をカウントアップすることで、繰り返し実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知方法、吐出不良検知装置及びこれを備えたインクジェット方式の画像形成装置に関する。
画像形成装置には、用紙にインクを吹き付けて印刷を実行するインクジェット方式の画像形成装置、及び、帯電した感光ドラムの表面にレーザ光の照射により電圧変化パターンを発生させてトナーを吸着させ、このトナーを用紙に転写して印刷を実行するレーザ方式の画像形成装置がある。
これらの画像形成装置のうち、インクジェット方式の画像形成装置は、インクを吐出するための多数のノズルを備えた記録ヘッドを有し、この記録ヘッドのノズルから記録媒体にインクを吐出することにより記録媒体上に画像を形成する。
インクジェット方式の画像形成装置として、ライン型のインクジェット画像記録装置とシリアル型のインクジェット画像形成装置がある。
ライン型のインクジェット画像記録装置は、記録ヘッドを、用紙の幅以上の長さに亘って並べたノズル列で構成させ、そのノズル列の下を、ベルトコンベア機構である搬送ベルトに載った用紙を移動することで、印刷を実行する。
シリアル型の画像記録装置は、搬送ベルトにより移動する用紙の上を、その移動方向と直交する方向に、記録ヘッドを往復移動して印刷を実行する。
ここで、ライン型のインクジェット画像記録装置では、シリアル型の画像記録装置と比較して、記録ヘッド一つ当たりの印刷範囲が狭いことから記録ヘッドの駆動周波数が低く、印刷時に記録ヘッドの駆動回路にかかる負荷が小さいため、印刷中の負荷のみを考慮すると、駆動回路をより小型化、低コスト化することができる。
但し、全ノズルを同時にメンテナンスすると、ノズル数が多いため、メンテナンス負担が大きい。
ライン型のインクジェット画像記録装置において、従来より、ノズルのメンテナンスとして、用紙にテストモードで印刷したものを読み取って、ノズルの吐出不良を検知する技術が考案され、知られている。
例えば、特許文献1には、ノズルの吐出不良を検知する目的で、記録ヘッドを駆動させて用紙に記録したライン状のテストパターンを読み取り、読取画像信号を得る方法が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の吐出不良を検知する方法では、確かにノズルの吐出不良を検知できるが、用紙に印字したテストパターンを読み取るため、検知時に使用するインクや用紙を無駄に消費するという問題がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ライン型のインクジェット画像記録装置における吐出不良検知を、インク及び用紙の消費を低減して行うことである。
本発明は、記録ヘッドのノズルの吐出不良を検知するインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置であって、前記記録ヘッドのノズル面とラインセンサの間に配置され、前記ノズルから吐出されるインク滴を着弾させる透明平板と、前記透明平板に着弾したインク滴の画像を読み取る前記ラインセンサと、前記ラインセンサにより読み取ったインク滴の画像から、前記ノズルの吐出不良を検知する検知手段と、を備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置に関する。
本発明によれば、ライン型のインクジェット画像記録装置における吐出不良検知を、インク及び用紙の消費を低減して行うことができる。
ライン型のインクジェット画像記録装置の全体構成を示す図である。 ライン型のインクジェット画像記録装置の記録ヘッドの配置を示す図である。 本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置における、ノズルの正常又は異常を判定する方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態2に係る吐出不良検知装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態2に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図(処理手順変更)である。 本発明の実施形態4に係る吐出不良検知装置を示す図である。 本発明の実施形態4に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態5に係る吐出不良検知装置を示す図である。 本発明の実施形態5に係る吐出不良検知装置における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
図1は、ライン型のインクジェット画像記録装置の全体構成を示す図である。
ライン型のインクジェット画像形成装置(以下、ライン型プリンタ1と云う)は、装置本体10と、装置本体10に装着した、記録媒体である用紙22を装填するための給紙部20と、装置本体10に装着され、画像を記録(形成)した用紙22をストックするための排紙部60と、両面印刷時に用紙22を反転させて、記録部40に給紙する両面給紙ユニット70とを備える。
また、装置本体10は、給紙部20から給紙された用紙22を記録部40に搬送する搬送部30と、搬送部30により搬送された用紙22に画像を記録(形成)する記録部40と、記録ヘッド41のノズルの吐出不良を検知する吐出不良検知部50から構成される。
ライン型プリンタ1は、さらに、装置本体10の前面の一端部側に、前面から前方側に突き出し、上面よりも低くなったカートリッジ装填部を有し、このカートリッジ装填部の上面に操作キーや表示器等の操作部を配置している。
給紙部20は、主に給紙トレイ21で構成され、給紙トレイ21以外に、給紙トレイ21の用紙積載部(圧板)上に積載した用紙22を給紙するため、用紙積載部から用紙22を1枚ずつ分離給送する給紙コロ23(即ち、半月コロ)、及びその給紙コロ23に対向して配置される、摩擦係数の大きな材質からなる用紙分離パッド24を備え、この用紙分離パッド24を給紙コロ23側に付勢している。
そして、給紙部20から給紙した用紙22を記録ヘッド41の下方側に搬送するための搬送部30として、用紙を静電吸着して搬送するための搬送ベルト31と、給紙部20からガイドを介して送られる用紙を搬送ベルト31との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ32と、鉛直上方に送られる用紙を90°方向転換させて搬送ベルト上に倣わせるための搬送ガイド33と、押さえ部材で搬送ベルト側に付勢された先端加圧コロ34とを備えている。
ここで、搬送ベルト31は無端状ベルトであり、ライン型プリンタ1では、搬送ベルト31を、搬送ローラ35とテンションローラ36との間に掛け渡し、ベルト搬送方向に周回するように構成している。
帯電ローラ37は、搬送ベルト31の表層に接触し、搬送ベルトの回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各々2.5Nの負荷をかけている。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド41による印写領域(即ち、記録領域)に対応してガイド部材を配置しており、このガイド部材を、上面が搬送ベルトを支持する2つのローラ(搬送ローラ35とテンションローラ36)の接線よりも記録ヘッド41側に突出させている。
これにより、搬送ベルト31は印写領域においてガイド部材の上面に押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性が担保される。
なお、このガイド部材の搬送ベルト31の裏面と接触する面側には、主走査方向、即ち搬送方向と直交する方向に複数の溝を形成し、搬送ベルトとの接触面積を少なくしており、搬送ベルト31がスムーズにガイド部材表面に沿って移動できるようにしている。
記録部40は、主に記録ヘッド41と、インク供給管42より構成される。
記録ヘッド41は、搬送部30により搬送された用紙22にインク滴を吐出して画像を記録するインクジェット記録方式のヘッドである。
また、ライン型プリンタ1において、記録ヘッド41は主走査方向に並べて配置されている。
なお、記録ヘッド41の配置に関しては、図2を用いて後述する。
吐出不良検知部50は、吐出不良検知時において記録ヘッド41と搬送ベルト31の間に位置するようにシフトし、記録ヘッド41のノズルから吐出されるインク滴の画像より、当該ノズルの正常又は異常を判定する(即ち、吐出不良を検知する)。
吐出不良検知部50の構成及び機能の詳細は、図3及び図4を用いて後述する。
また、記録ヘッド41で記録された用紙22を排紙するための排紙部60として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ64を備えている。
ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ64までの高さは排紙トレイ64にストックできる量を多くするためにある程度高く設定している。
さらに、装置本体10の背面部には、両面給紙ユニット70を着脱自在に装着している。この両面給紙ユニット70は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ32と搬送ベルト31との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット70の上面には手差し給紙部を設けている。
図2は、ライン型プリンタ1の記録ヘッド41の配置を示す図である。
ライン型プリンタ1では、図2に示すように、複数個の記録ヘッド41を主走査方向に並べて配置する。
また、記録ヘッド41は、図2に示すように、ノズル面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の各々に対応したノズル列を有している。
一般に、シリアル型プリンタでは、一つの記録ヘッドを主走査方向に移動して印刷処理を実行するが、ライン型プリンタでは、複数個の記録ヘッドを主走査方向に並べて配置し、その記録ヘッドを固定した状態でインクをノズルから吐出することにより印刷処理を実行する。
図3は、本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置(吐出不良検知部50A)を示す図である。
吐出不良検知装置50Aは、図3に示すように、記録ヘッド41A、記録ヘッド41Aのノズル面と対向した位置にラインセンサ51A、記録ヘッド41Aのノズル面とラインセンサ51Aの間にガラス板52A、また、インク滴が着弾するガラス板52Aを照光可能なように、ガラス板52Aの上方に投光器53Aを備えている。
図3に示すように、インク滴画像を、ラインセンサ51Aによりガラス板52Aを介して読み取る構成としているので、ラインセンサ51Aにミストが付着しにくくなる。
吐出不良検知部50Aの制御部54Aは、図3に示すように、ラインセンサ51Aに接続される。また、吐出不良検知部50Aの制御部54Aは、記録ヘッド41A、投光器53Aにも接続される。
なお、ガラス板52Aは透明な平板であれば材質は問わない。また、投光器53Aも発光可能なものであれば手段は問わない。
図4は、本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置50Aの機能ブロック図である。
記録ヘッド41Aは、前述のようにノズルを有し、ノズルからインク滴を吐出する。ガラス板52Aは、記録ヘッド41Aから吐出されたインク滴を着弾させるための部材である。
投光器53Aは、投光手段であり、ガラス板52A上方から投光し、インク滴が着弾する部分(即ち、インク滴着弾部)の照度を安定させる。
ラインセンサ51Aは、ガラス板52Aに着弾したインク滴の画像を読み取る。
制御部54Aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア(図中、制御部54Aの内枠)で構成されており、吐出不良の検知手段として機能する。即ち、制御部54Aは、ラインセンサ51Aにより読み取った、ガラス板52Aに着弾したインク滴の画像の階調データが正常か否かを判断する。
図5は、本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置50Aにおける、ノズルの正常又は異常を判定する方法を示す図である。
即ち、図5は、記録ヘッド41Aからガラス板52Aに着弾したインク滴の画像から、ノズルが正常か否かを判定する方法を示す図である。
図5Aは、ガラス板52Aに付着したインク滴の位置を示す図である。また図5Bは、ラインセンサ51Aで読み取られた輝度を縦軸に、インク滴のガラス板52上の位置を横軸にとって、それぞれの判定結果と共に示した図である。
ガラス板52Aに着弾したインク滴の画像は、読み飛ばすことがないようにラインセンサ51Aにより十分な解像度で読み込まれ、画素位置ごとに例えば8bitの階調として入力される。
ガラス板52Aにインク滴が着弾している場合、即ち、ノズルが正常である場合、ラインセンサ51Aにより読み取ったインク滴の画像の階調は高くなる(例えば、250階調)。
一方、ガラス板52Aにインク滴が着弾していない場合、即ち、ノズルが異常である場合、ラインセンサ51Aにより読み取ったインク滴の画像の階調は低くなる(例えば、5階調)。
各ノズルに対応する画像位置において、ラインセンサ51Aにより読み取られた階調と予め設定された吐出/不吐出の閾値となる階調(例えば、150階調)とを比較する。即ち、ラインセンサ51Aにより読み取られた階調が、連続してN回以上(図5では、例えば3回以上に設定)、閾値より高くなれば、そのノズルは正常であると判定し、そうでなければ異常と判定する。
図5Bにおいて、1ノズル目は、画像位置0〜Nにおいて、ラインセンサ51Aにより読み取られた階調が、5回連続で閾値を超えていることから、吐出不良検知部50Aは正常と判定する。
2ノズル目においても、画像位置N〜N+1において、入力された階調が、5回連続で閾値を超えていることから、吐出不良検知部50Aは正常と判定する。
3ノズル目は、ノズル詰まり等でインク滴が吐出されず、ガラス板52Aにインク滴が着弾しない場合を示しており、画像位置N+1〜N+2において、入力された階調が閾値を超えていないことから、吐出不良検知部50Aは異常と判定する。
また、4ノズル目と、5ノズル目は、吐出曲がりが発生した場合を示している。
4ノズル目は、軽微な吐出曲がりが発生した場合であって、ガラス板52Aへのインク滴着弾位置が少しずれた場合を示している。この場合、画像位置N+2〜N+3において、入力された階調が3回連続で(3回以上)閾値を超えていることから、吐出不良検知部50Aは正常と判定する。
5ノズル目は、大きな吐出曲がりが発生した場合であって、ガラス板52Aへのインク滴着弾位置が大きくずれた場合を示している。この場合、画像位置N+3〜N+4において、入力された階調が閾値を1回も超えていないことから、吐出不良検知部50Aは異常と判定する。
図6は、本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置(吐出不良検知部50A)における吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
なお、吐出不良を検知する処理を実行する前に、記録ヘッド41Aのノズルに対して1、2、3・・・、Nを付番し、また記録ヘッド41Aのノズルの変数としてnを設定している。
制御部54Aは、吐出不良の検知に関する処理を開始すると、先ず、記録ヘッド41Aのノズルの変数nに対して、初期値として1を代入する(S101)。
次に、インク滴着弾部の照度を安定させるために(即ち、インク滴の読み取り精度を維持するために)、投光器53Aを発光する(S102)。
なお、投光器53Aの発光は、インク滴画像の階調データをラインセンサ51Aにより取得する前であれば、いつ実行してもよい。
記録ヘッド41Aは、インク滴着弾部の照度が安定すると、ノズルからインク滴をガラス板52Aに吐出する(S103)。
ラインセンサ51Aは、ガラス板52Aに着弾したインク滴画像の階調データを取得する(S104)。
なお、記録ヘッド41Aからのインク滴の吐出は、時間短縮の観点から全てのノズルから同時に吐出させることが望ましい。また、吐出の滴数は、インク消費量を低減する観点から、各ノズルに関して1滴(微量)であることが望ましい。
制御部54Aは、n=1として付番したノズルに関する、インク滴画像の階調データが設定した閾値より高いか否かを判定する(S105)。
そして、制御部54Aは、インク滴画像の階調データが設定した閾値より高いと判定すると(S105 Yes)、n=1のノズルが正常なノズルであると判定する(S106)。
一方、インク滴画像の階調データが設定した閾値以下と判定すると(S105 No)、n=1のノズルが異常なノズルであると判定する(S107)。
なお、制御部54Aは、ノズルが異常であると判定した場合(S107)、そのノズルを記憶する(S108)。
制御部54Aは、ノズルの正常又は異常をインク滴画像の階調データから判定すると、検知対象とするノズルの番号をカウントアップする(即ち、nにn+1を代入する処理を実行する)(S109)。
制御部54Aは、カウントアップしたノズルの番号がノズルの総数であるN以下であるか否かを判定する(S110)。
ノズルの番号がノズルの総数であるN以下であると判定すると(S110 Yes)、制御部54Aは、ステップS105から再度、処理を実行する。
一方、制御部54Aにより、ノズルの番号がノズルの総数であるNより大きいと判定されると(S110 No)、投光器53Aを消灯する(S111)。
これにより、一連の吐出不良検知に関する処理を終了する。
なお、投光器53Aの消灯は、インク滴画像の階調データをラインセンサにより取得した後であれば、いつ実行してもよい。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2に係る吐出不良検知装置50Bの機能ブロック図である。
実施形態1では、吐出不良検知に関する処理を実行した後において、ガラス板52Aにインク滴が付着したままの状態にあるため、次に吐出不良検知を実行する際に、吐出するインク滴と既に付着しているインク滴とが重なり、正常な吐出不良検知の判定を実行することができない可能性がある。
そこで、実施形態2に係る吐出不良検知装置50Bでは、図7に示すように、ガラス板52Bに付着したインク滴をワイピングするガラス板用ワイパ55Bと、当該ガラス板用ワイパを駆動するモータ56Bを実装している。
なお、ガラス板用ワイパ55Bを駆動するモータ56Bは、制御部54Bにより制御される。また、実施形態2に係る吐出不良検知装置50Bでは、ガラス板52Bの側方又は下方に廃液タンク57Bを設置しており、当該廃液タンク57Bにワイピングして掻き取ったインクを回収することができる。
この吐出不良検知に関する処理は、吐出不良検知装置50Bにより、繰り返し実行される。
図8は、本発明の実施形態2に係る吐出不良検知装置50Bにおける吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
図8のフロー図において、ステップS201からステップS211までの処理は、図6のフロー図のステップS101からステップS111までの処理と同様の処理となる。
そして、ステップS211において投光器53Bを消灯すると、モータ56Bによりガラス板用ワイパ55Bを駆動し、ガラス板52Bをワイピングする(S212)。
なお、図8のフロー図では、投光器53Bの消灯後にガラス板52Bに付着したインク滴をワイピングしているが、ワイピングは、インク滴画像の階調データをラインセンサにより取得した後であれば、いつ実行してもよい。
(実施形態3)
図9は、本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置50Cの機能ブロック図である。
吐出不良検知において、異常と判定される要因の一つとして、ノズルに異物が付着していることが考慮される。
そこで、実施形態3に係る吐出不良検知装置50Cでは、実施形態2において実装したガラス板用ワイパ55B(即ち、55C)に加えて、図9に示すように、記録ヘッド41Cのノズル面をワイピングするための記録ヘッド用ワイパ58Cと、当該記録ヘッド用ワイパを駆動するモータ59Cを実装している。
図9に示すように、記録ヘッド41Cのノズル面とガラス板52Cの両方をワイピングする構成にすることで、吐出不良検知装置50Cは、吐出不良検知に関する処理を繰り返し実行できる。加えて、吐出不良検知装置50Cは、ノズルに異常が検知された場合に、そのノズルが装着された記録ヘッド41Cをワイピングし、付着している異物を除去することもできる。
図10は、本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置50Cにおける吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
図10のフロー図において、ステップS301からステップS312までの処理は、図8のフロー図のステップS201からステップS212までの処理と同様の処理となる。
そして、ステップS312において、ガラス板用ワイパ55Cによりガラス板52Cをワイピングすると、制御部54Cは、異常と判定されたノズルがあったか否かを確認する(S313)。
確認した結果として、異常と判定されたノズルがあった場合(S313 Yes)、そのノズルが装着された記録ヘッド41Cのノズル面をワイピングして(S314)、吐出不良検知に関する処理を終了する。
また、異常と判定されたノズルがなかった場合(S313 No)、記録ヘッド41Cをワイピングすることなく、吐出不良検知に関する処理を終了する。
なお、図11に示すように、本発明の実施形態3に係る吐出不良検知装置50Cに関して、吐出不良を検知する処理手順を一部、変更することもできる。
即ち、図10の処理手順では、異常と判定されたノズルが装着された記録ヘッドのノズル面をワイピングする(S314)。これに対し、図11の処理手順では、ガラス板52Cと異常と判定されたノズルが装着された記録ヘッド41Cを同時にワイピングする(S413)。
また、図11のステップS412において、異常と判定されたノズルがなかった場合には(S412 No)、ガラス板52Cのみをワイピングする(S414)。
なお、図11のフロー図において、ステップS401からステップS411までの処理は、図10のフロー図のステップS301からステップS311までの処理と同様の処理となる。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4に係る吐出不良検知装置50Dを示す図である。
図3に示す、本発明の実施形態1に係る吐出不良検知装置50Aでは、ラインセンサ51Aを使用していることから、混色等のインク滴の異常を検知することができない。
そこで、本発明の実施形態4に係る吐出不良検知装置50Dでは、ラインセンサ51Aに代えてカラーラインセンサ(RGBセンサ)51Dを実装している。
これにより、ガラス板52Dに着弾したインク滴の画像の階調データをRGB毎に取得できる。したがって、予めRGB毎に閾値を設定しておくことで、各ノズルから吐出される混色等のインク滴に関して正常又は異常を判定することができる。
図12に示す、吐出不良検知装置50Dにおいて、ラインセンサ51D以外の、記録ヘッド41D、ガラス板52D、投光器53Dに関しては、本発明の実施形態1に係る吐出不良検知装置50Aと同様の機能及び構成となる。
なお、制御部54Dは、前述のように、ラインセンサ51Dにより読み取られたインク滴の画像の階調データに関して、RGB毎に正常又は異常を判定する。
図13は、本発明の実施形態4に係る吐出不良検知装置50Dにおける吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
図13のフロー図において、ステップS501からステップS503までの処理は、図6に示すフロー図のステップS101からステップS103、またステップS506からステップS511までの処理はステップS106からステップS111までの処理と同様の処理となる。
図13に示すフロー図は、ガラス板52Dに着弾したインク滴画像の階調データをRGB毎に取得し(S504)、ノズルから吐出されたインク滴の画像の階調データをRGB毎に判定する(S505)点で、図6に示すフロー図と異なる。
(実施形態5)
図14は、本発明の実施形態5に係る吐出不良検知装置50Eを示す図である。
図3に示す、本発明の実施形態1に係る吐出不良検知装置50Aでは、ラインセンサ51Aを固定して使用している。そのため、ガラス板52Aに着弾したインク滴を一次元の画像(即ち、ラインセンサ51A内のセンサ並び方向)でしか読み取ることができない。
この実施形態1に係る吐出不良検知装置50Aでは、ノズルの一部が詰まった状態にあり、そのノズルからインク滴が吐出された場合、異常であるにも拘わらず、正常と判定されてしまう可能性がある。
即ち、実施形態1の図5に示すように、一方向(即ち、ラインセンサ51A内のセンサ並び方向)のみの走査では、異常を検知することができない場合がある。
そこで、図14に示す、吐出不良検知装置50Eでは、ガラス板52Eに着弾したインク滴を二次元で読み取る構成としている。
具体的には、図14に示すように、ラインセンサ51Eを走査し、二方向(ラインセンサ内のセンサ並び方向及びラインセンサ走査方向)に対して輝度比較を実行する。
これにより、ラインセンサ51Eにより読み取ったインク滴のサイズと予め設定したインク滴のサイズとの比較を可能とし、判定制度を向上させることができる。
なお、図14に示す、吐出不良検知装置50Eでは、ラインセンサ51Eをモータ55Eで駆動しているが、駆動手段は必ずしもこれに限定されない。
また、走査の制御方式として例えば、エンコーダ走査等を適用できるが、走査の制御方式に関してもこれに限定されることはない。
図15は、本発明の実施形態5に係る吐出不良検知装置50Eにおける吐出不良を検知する処理手順を示すフロー図である。
図15のフロー図において、ステップS601からステップS603及びステップS606からステップS611までの処理は、図6に示すフロー図のステップS101からステップS103及びステップS106からステップS111までの処理と同様の処理となる。
図15に示すフロー図では、ステップS604において、ラインセンサ51Eを走査し、ガラス板52Eに着弾した各ノズルのインク滴の画像を読み取り、上述の二方向の階調データを取得している。
また、ステップS605において、ノズルから吐出されたインク滴の画像の階調データに関して、予め設定された閾値となる二方向の階調データと比較し、各ノズルに関して正常又は異常を判定する。
このように、ノズルの正常又は異常を、当該ノズルから吐出されたインク滴の画像を二次元で読取り、判定する点で図6に示すフロー図と異なる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る吐出不良検知装置によれば、吐出不良の検知時において、インク滴を吐出するノズルに対して、ガラス板に直接、着弾したインク滴の画像を取得することで、その画像からノズルの状態が正常であるか否かを判定することができる。
これにより、吐出不良の検知において、ガラス板上に画像を形成する際に、各ノズルのインクの吐出は1滴で済むため、従来のように紙にテストパターンを印字する場合に比べ、インク及び用紙の消費を低減することができる。
41A…記録ヘッド、50A…吐出不良検知装置(吐出不良検知部)、51A…ラインセンサ、52A…ガラス板、53A…投光器、54A…制御部。
特許公開2012−206323号公報

Claims (9)

  1. 記録ヘッドのノズルの吐出不良を検知するインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置であって、
    前記記録ヘッドのノズル面とラインセンサの間に配置され、前記ノズルから吐出されるインク滴を着弾させる透明平板と、
    前記透明平板に着弾したインク滴の画像を読み取る前記ラインセンサと、
    前記ラインセンサにより読み取ったインク滴の画像から、前記ノズルの吐出不良を検知する検知手段と、
    を備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  2. 請求項1に記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記インク滴を着弾させる前記透明平板に投光可能な位置に投光手段を備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記インク滴が着弾した前記透明平板をワイピングする透明平板用ワイパを備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  4. 請求項3に記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記記録ヘッドのノズル面をワイピングする記録ヘッド用ワイパを備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  5. 請求項4に記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記透明平板用ワイパと前記記録ヘッド用ワイパを同時又は個別にワイピングするように制御する制御手段を備えたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記ラインセンサがカラーラインセンサであるインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載されたインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置において、
    前記ラインセンサを、前記ラインセンサのセンサ並び方向と異なる方向に走査させるように駆動する駆動手段を備え、
    前記ラインセンサが、前記ラインセンサのセンサ並び方向及び走査方向に、前記インク滴の画像を読み取るインクジェット方式の画像形成装置における吐出不良検知装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載された吐出不良検知装置を備えたインクジェット方式の画像形成装置。
  9. インクジェット方式の画像形成装置の吐出不良検知装置における、記録ヘッドのノズルの吐出不良を検知する吐出不良検知方法であって、
    前記記録ヘッドのノズル面とラインセンサの間に配置される透明平板に、前記ノズルから吐出されるインク滴を着弾させるインク滴着弾工程と、
    前記インク滴着弾工程において着弾させたインク滴の画像を、ラインセンサにより読み取るインク滴読み取り工程と、
    前記インク滴読み取り工程において読み取ったインク滴の画像から、前記ノズルの吐出不良を検知する吐出不良検知工程と、
    を備えたインクジェット方式の画像形成装置の吐出不良検知装置における吐出不良検知方法。
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