JP2004209977A - テストパターンの描画方法、および画像形成装置、並びにテストパターンが形成された記録媒体。 - Google Patents

テストパターンの描画方法、および画像形成装置、並びにテストパターンが形成された記録媒体。 Download PDF

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Abstract

【課題】 用紙上にドットを形成する個々の印字エレメントが正常に動作しているかを確認するために描画されたテストパターンの視認性を向上し、判定に要する時間を短縮する。
【解決手段】 印字エレメントと、印字エレメントを搭載し移動可能な印字ヘッドと、を備えた画像形成装置において、初期設定として繰返し回数Nを1に設定し(S102)、ドット線分を描画する(S103)。次に、ドット線分描画の繰返し回数Nに1を加算し(S104)、N=8であれば描画を終了し(S105;YES)、N=8でなければ(S105;NO)、次に描画するドット線分が先に描画したドット線分と隣接するように用紙を搬送し(S106)、S103に戻る。この結果、ドット線分の集合体である平面パターンが形成され、視認性が格段に向上する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録媒体上にドットを形成する印字エレメントの検査用として使用されるテストパターンの描画方法、およびテストパターンの描画方法を利用して記録媒体にテストパターンを形成する画像形成装置、並びに画像形成装置を用いてテストパターンが形成された記録媒体に関する。
従来より、例えばインクジェットプリンタのように、記録媒体を搬送しながら描画を行う画像形成装置として、記録媒体に一定形状の画像であるテストパターンを形成し、記録媒体上にドットを形成する個々の印字エレメントが正常に動作しているかを確認するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像形成装置は、複数の印字エレメントと、複数の印字エレメントを搭載した印字ヘッドと、記録媒体上で印字ヘッドを移動させる移動手段と、これらを制御する制御手段と、を備えている。
このような画像形成装置によるテストパターンの描画は、移動手段による印字ヘッドの移動中に、制御手段によって制御される各印字エレメントが順次所定の時間だけインク滴を吐出することで、各印字エレメント毎に1本の線分を描画することによって行われ、ユーザは、描画されたテストパターンを目視またはスキャナ等の画像読取装置で確認することによって、各印字エレメントの状態(目詰まり等)を判定していた。即ち、目詰まり等の生じている印字エレメントからはインク滴は吐出されないので、その印字エレメントは線分を描画できないからである。
特開平9−94950号公報
しかしながら、上記画像形成装置によって描画されたテストパターンは、各印字エレメントによって吐出されたインク滴が連なった非常に細い1本の線分を描画しているに過ぎないため、スキャナ等の画像読取装置での判定できないことがあり、特に描画されたテストパターンの明度が高い場合は目視であっても確認し難く、判定に時間が掛かるという問題点があった。この問題点は、印字エレメントのサイズが小さくなると、特に顕著になってくるものである。
そこで、このような問題点を鑑み、画像形成装置において、描画されたテストパターンの視認性を向上し、判定に要する時間を短縮することを本発明の目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
かかる目的を達成するために成された、請求項1に記載の発明は、記録媒体上にドットを形成する印字エレメントと、該印字エレメントを搭載し、前記記録媒体に対して相対移動可能な印字ヘッドと、を備えた画像形成装置において、前記印字エレメントの検査用としてのテストパターンを前記記録媒体上に形成する、テストパターンの描画方法であって、前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向に相対移動させながら、前記印字エレメントを動作させ、所定の領域内にドット線分を描画する線分描画工程と、前記印字エレメントが、先に描画されたドット線分と、前記第1方向と直交する前記記録媒体の第2方向において、隣接する位置に新たなドット線分を描画可能なように、前記第2方向に相対移動させる移動工程と、を繰り返し、前記ドット線分の集合体である平面パターンを前記印字エレメントが単独で描画することによって、前記平面パターンからなるテストパターンを形成することを特徴としている。
このように本発明では、従来のようにテストパターンとして1本のドット線分を描画するのではなく、ドット線分を描画する位置をずらしながら線分描画工程を繰り返すことによって、描画面積が大きくなった平面パターンから成るテストパターンを形成するのである。
このことによって、テストパターンの視認性が格段に向上し、この方法によって描画されたテストパターンを見れば、印字エレメントが詰まっているかどうかの判定を容易にすることができる。また、描画される面積が大きくなることによって、スキャナ等の読取装置を用いた自動判定の精度が向上することとなる。
次に、印字ヘッドに第1方向と略同一方向に離間して配設された複数の印字エレメントを備えている場合には、請求項2に記載のように、繰り返される線分描画工程のいずれかの工程の際に、ドット線分を描画する印字エレメントを変更することによって、各印字エレメント毎の平面パターンを形成すればよい。
このように、全工程の何れかで各印字エレメント毎の平面パターンから成るテストパターンを描画するようにすれば、テストパターンが描画された記録媒体を確認することによって、正常に動作していない印字エレメントを判定することができる。
また、上述のように、各平面パターンから成るテストパターンの描画は、全工程の何れかで行えばよいが、複数個の平面パターンを描画する場合、印字ヘッドの移動方向である第1方向に平面パターンを多数配置し、印字ヘッドの往復回数を減らすほうが、第1方向と直交する第2方向に平面パターンを多数配置し印字ヘッドの移動距離を減らす場合よりも描画時間を短縮することができる。従って、請求項3に記載のように、繰り返される線分描画工程内の各1回の工程内で、ドット線分を描画する印字エレメントを変更することにより、各印字エレメント毎の平面パターンを形成することが好ましい。
このようにすれば、線分描画工程の中で各印字エレメント毎のドット線分を描画することによって、各印字エレメント毎の平面パターンが略第1方向に配列されるため、各平面パターンを略第2方向に配列する場合と比べて描画時間を短くすることができる。
次に、請求項2または請求項3に記載のテストパターン描画方法において、請求項4に記載のように、複数の印字エレメントは複数色のドットを形成する印字エレメントであってもよい。
このように、複数の印字エレメントが複数色のドットに対応した印字エレメントであれば、画像形成装置がカラー用であってもテストパターンの描画ができる。
また、複数色のドットを形成するためには、請求項5に記載のように複数色のインクを用いればよい。
請求項5に記載のテストパターン描画方法において、記録媒体の色が明度の高い色であって、描画された平面パターンが明度の高い色である場合には、描画された平面パターンの視認性が悪く、描画されているかどうかを判定し難いので、請求項6に記載のように、少なくとも最も明度が高いインクを吐出する印字エレメントが平面パターンを描画する位置に、最も明度が低い色を除く色のインクを吐出する印字エレメントからインクを吐出させることにより、混色を発現させる背景を描画してもよいし、請求項7に記載のように、背景の描画対象となる明度が高い色の平面パターンを2箇所に描画し、この内の一方の平面パターンに対して、背景を描画してもよい。
このようにすると、明度が高いために視認性が悪く、描画されているかどうかを判定し難い平面パターンであっても、混色を発現させることで明度が低くなるので視認性を向上することができる。
特に、平面パターンを2箇所に描画し、この内の一方の平面パターンに対して、背景を描画するようにすると、混色を発現させた印字エレメントに異常があった場合、単色で描画した印字エレメントを確認することで、容易に印字エレメントが詰まっているか否かを判定できる。
更に、第2方向と略同一方向に配設された複数の印字エレメントを印字ヘッドに備えている場合には、請求項8に記載のように、線分描画工程では、隣接する所定数の印字エレメント毎に幾つかのグループに分け、1つずつ選択して動作させる印字エレメントをグループ毎に順次変更しながら同時にドット線分を描画し、各印字エレメントに対応した平面パターンを所定間隔で形成するとよい。
このように、線分描画工程では、一定間隔だけ離間した複数の印字エレメントによって同時にドット線分を描画することによって、描画時間を短縮することができる。
またこの場合、特に請求項9に記載のように、グループ毎の印字エレメントの選択を、各グループの一端側から他端側にかけて順次行うことによって、各グループに属する印字エレメントが描画した平面パターンをある一定の方向に沿って配列させて行を形成させ、また、同時に描画された平面パターンを前記第2方向と略平行な方向に配列させて列を形成させ、平面パターンを行と列からなるマトリクス状に形成すれば、平面パターンから成るテストパターンの見栄えがよくなるので、隣接する平面パターンと描画状態を比較することが容易になり、視認性を向上させることができる。
次に、請求項9に記載のテストパターン描画方法において、請求項10に記載のように、マトリクス状に配置された複数個の平面パターンの少なくとも任意の1行および任意の1列に、平面パターンを描画した印字エレメントが複数のエレメントのうち何れであるかを示す情報を描画してもよいし、請求項8または請求項9に記載のテストパターン描画方法において、請求項11に記載のように、平面パターンがマトリクス状に配置されているか否かにかかわらず、記録媒体上に平面パターンを描画した印字エレメントを特定するための情報を描画してもよい。
このように、平面パターン近傍にどの印字エレメントが描画したものかが判る情報を描画することによって、不良と認められる印字エレメントを特定するのに要する時間を短縮できる。
特に、平面パターンがマトリクス状に配置されていれば、少なくとも1行1列分だけ画像情報を描画しておけば、対象となる平面パターンに該当する印字エレメントを容易に確認できる。
また、請求項10または請求項11に記載のテストパターン描画方法において、情報は、記号やマーク等を用いてもよいが、請求項12に記載のように、数字や文字から成る認識番号であることが好ましい。
このように、平面パターンの近傍に描画された情報は、数字や文字から成る認識番号であればより認識し易く、不良な印字エレメントを認識するための所要時間を短くすることができる。
更に、請求項12に記載のテストパターン描画方法において、請求項13に記載のように、認識番号は、平面パターンに隣接する位置に描画されていてもよいし、請求項14に記載のように、認識番号は、前記平面パターンの内部に描画されていてもよい。
このように、平面パターンに隣接する位置や平面パターンの内部に認識番号が描画されていれば、容易に不良な印字エレメントを特定することができる。
また、請求項14に記載のテストパターン描画方法において、請求項15に記載のように、平面パターンが比較的明度の低い色であれば、線分描画工程では、印字エレメントを間欠的に動作させ、前記平面パターンの内部に未描画領域を形成するとよい。
つまり、例えば枠状に平面パターンを描画することにより、平面パターンの内部に描画されていない未描画領域を形成し、その未描画領域内に認識番号を描画する。このようにすると、明度が低い色で描画された平面パターンの内部に認識番号を描画しても、容易に認識することができる。
また、線分描画工程では、印字エレメントによる描画条件を変化させてもよいが、請求項16に記載のように、線分描画工程では、印字エレメントによる描画条件を略同一にしてもよい。
このように、略同一条件でドット線分の集合体である平面パターンを描画すれば、平行四辺形の平面パターンが形成される。この結果形成された平面パターンの濃度や色ムラ等を確認することにより、インクの吐出量と吐出性能を確認することができる。
更に、請求項1〜請求項16の何れかに記載のテストパターン描画方法において、印字エレメントがドットの大きさを変更可能に構成されている場合には、請求項17に記載のように、線分描画工程では、ドット線分を複数の区間に分割し、区間毎に、前記印字エレメントの駆動条件を変化させてもよい。
つまり、詰まりかけた印字エレメントによって媒体上にドットを形成する場合、形成するドットの大きさによっては正常にドットを形成したり、ドットを形成しなかったりするので、1回の平面パターン線分描画工程では、確認できないことがあった。そこでこのように、1つのドット線分を複数の区間に区切り、印字エレメントの駆動条件を変化させることによって、正常な印字エレメントとの差が明確になるので、詰まりかけた印字エレメントを確認し易くなる。
次に、請求項18に記載の発明は、記録媒体上にドットを形成する印字エレメントと、該印字エレメントを搭載し、前記記録媒体に対して相対移動可能な印字ヘッドと、を備えた画像形成装置において、前記記録媒体上に前記印字エレメントの検査用としてテストパターンの描画を行うための手段として、前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向に相対移動させながら、前記印字エレメントを動作させ、所定の領域内にドット線分を描画する線分描画手段と、前記印字エレメントが、先に描画されたドット線分と、前記第1方向と直交する前記記録媒体の第2方向において、隣接する位置に新たなドット線分を描画可能なように、前記第2方向に相対移動させる移動手段と、前記線分描画手段および前記移動手段を交互に動作させることによって、前記ドット線分の集合体である平面パターンからなるテストパターンを形成する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
つまり、本発明は、従来のようにテストパターンとして1本のドット線分を描画するものではなく、ドット線分を描画する位置をずらしながら線分描画手段を繰り返すことによって、描画面積が大きくなった平面パターンから成るテストパターンを形成する画像形成装置である。
この画像形成装置を用いて、テストパターンを描画すれば、描画面積が大きくなった平面パターンによってテストパターンの視認性が格段に向上するので、印字エレメントが詰まっているかどうかの判定を容易にすることができる。また、描画される面積が大きくなることによって、スキャナ等の読取装置を用いた自動判定がし易くなる。
次に、請求項18に記載の画像形成装置において、印字ヘッドに第1方向と略同一方向に離間して配設された複数の印字エレメントを備えている場合には、請求項19に記載のように、線分描画手段が動作させる印字エレメントを変更することによって、各印字エレメント毎の平面パターンを形成すればよい。
このように、全手段を動作させる何れかの時期に各印字エレメント毎の平面パターンから成るテストパターンを描画するようにすれば、テストパターンが描画された記録媒体を確認することによって、正常に動作していない印字エレメントを判定することができる。
また、上述のように、各平面パターンから成るテストパターンの描画は、全手段を動作させる何れかの時期に行えばよいが、複数個の平面パターンを描画する場合、印字ヘッドの移動方向である第1方向に平面パターンを多数配置し、印字ヘッドの往復回数を減らすほうが、第1方向と直交する第2方向に平面パターンを多数配置し印字ヘッドの移動距離を減らす場合よりも描画時間を短縮することができる。従って、請求項19に記載の画像形成装置において、請求項20に記載のように、印字ヘッドの第1方向への描画中に、線分描画手段が動作させる印字エレメントを変更することにより、各印字エレメント毎の平面パターンを形成することが好ましい。
このようにすれば、印字ヘッドの第1方向への移動中に、各印字エレメント毎のドット線分を描画することができ、各印字エレメント毎の平面パターンが略第1方向に配列されるため、各平面パターンを略第2方向に配列する場合と比べて描画時間を短くすることができる。
次に、請求項19または請求項20に記載の画像形成装置において、請求項21に記載のように、複数の印字エレメントは複数色のドットを形成する印字エレメントであってもよい。
このように、複数の印字エレメントが複数色のインクに対応した印字エレメントであれば、画像形成装置がカラー用であってもテストパターンの描画ができる。
また、複数色のドットを形成するためには、請求項21に記載のように複数色のインクを用いればよい。
次に請求項21に記載の画像形成装置において、記録媒体の色が明度の高い色であって、描画された平面パターンが明度の高い色である場合には、描画された平面パターンの視認性が悪く、描画されているかどうかを判定し難いので、請求項23に記載のように、少なくとも最も明度が高いインクを吐出する印字エレメントが平面パターンを描画する位置に、最も明度が低い色を除く色のインクを吐出する印字エレメントからインクを吐出させることにより、混色を発現させる背景を描画する背景描画手段を備えていてもよいし、請求項24に記載のように、線分描画手段が動作させる印字エレメントにより、背景の描画対象となる明度が高い色の平面パターンを2箇所に描画し、この内の一方の平面パターンに対して、背景を描画する背景描画手段を備えていてもよい。
この画像形成装置を用いてテストパターンを描画すると、明度が高いために視認性が悪く、描画されているかどうかを判定し難い平面パターンであっても、混色を発現させることで明度が低くなるので視認性を向上させることができる。
特に、平面パターンを2箇所に描画し、この内の一方の平面パターンに対して、背景を描画するようにすると、混色を発現させた印字エレメントに異常があった場合、単色で描画した印字エレメントを確認することで容易に印字エレメントが詰まっているか否かを判定できる。
更に、請求項18〜請求項24の何れかに記載の画像形成装置において、第2方向と略同一方向に配設された複数の印字エレメントを印字ヘッドに備えている場合には、請求項25に記載のように、制御手段は、線分描画手段が動作させる複数の印字エレメントを、隣接する所定数の印字エレメント毎に幾つかのグループに分け、印字ヘッドの記録媒体に対して第1方向への相対移動中には、グループ毎に同じ位置にある印字エレメントを同時に動作し、且つ、各グループ毎に動作する印字エレメントが順次変化するように線分描画手段を制御することによって、平面パターンを所定間隔で形成するように構成するとよい。
つまり、このように構成された画像形成装置によれば、制御手段は、印字ヘッドの相対移動中に一定間隔だけ離間した複数の印字エレメントによって同時にドット線分を描画することによって、描画時間を短縮することができる。
また、特にこの画像形成装置において、請求項26に記載のように、制御手段が、線分描画手段に動作させられる各グループ毎の印字エレメントの選択を、前記各グループの一端側から他端側かけて順次行い、各グループに属する印字エレメントが描画した平面パターンをある一定の方向に沿って配列させて行を形成させ、また、同時に描画された平面パターンを前記第2方向と略平行な方向に配列させて列を形成させ、平面パターンを行と列からなるマトリクス状に配置するように構成すれば、描画された平面パターンから成るテストパターンの見栄えがよくなるので、隣接する平面パターンと描画状態を比較することが容易になり、視認性を向上させることができる。
次に、請求項26に記載の画像形成装置において、請求項27に記載のように、マトリクス状に配置された複数個の平面パターンの少なくとも任意の1行および任意の1列に、平面パターンを描画した印字エレメントが複数のエレメントのうち何れであるかを示す情報を描画する情報描画手段を備えていてもよいし、請求項25または請求項26に記載の画像形成装置において、請求項28に記載のように、平面パターンがマトリクス状に配置されているか否かにかかわらず、記録媒体上に平面パターンを描画した印字エレメントを特定するための情報を描画する情報描画手段を備えていてもよい。
このような画像形成装置により、平面パターン近傍にどの印字エレメントが描画したものかが判る情報を描画すれば、不良と認められる印字エレメントを特定するのに要する時間を短縮できる。
特に、平面パターンがマトリクス状に配置されていれば、少なくとも1行1列分だけ画像情報を描画しておけば、対象となる平面パターンに該当する印字エレメントを容易に確認できる。
また、請求項27または請求項28に記載の画像形成装置において、情報は、記号やマーク等を用いてもよいが、請求項29に記載のように、数字や文字から成る認識番号であることが好ましい。
このように、平面パターンの近傍に描画された情報は、数字や文字から成る認識番号であればより認識し易く、不良な印字エレメントを認識するための所要時間を短くすることができる。
更に、請求項29に記載の画像形成装置において、請求項30に記載のように、認識番号は、平面パターンに隣接する位置に描画されていてもよいし、請求項31に記載のように、認識番号は、前記平面パターンの内部に描画されていてもよい。
このように、平面パターンに隣接する位置や平面パターンの内部に認識番号が描画されていれば、容易に不良な印字エレメントを特定することができる。
また、請求項31に記載のテストパターン描画方法において、請求項32に記載のように、平面パターンが比較的明度の低い色であれば、線分描画手段が動作させる印字エレメントを間欠的に動作させ、平面パターンの内部に未描画領域を形成するとよい。
つまり、この画像形成装置を用いて、例えば、枠状に平面パターンを描画することにより、平面パターンの内部に描画されていない未描画領域を形成し、その未描画領域内に認識番号を描画するとよい。このようにすると、明度が低い色で描画された平面パターンの内部に認識番号を描画しても、容易に認識することができる。
また、請求項18〜請求項31の何れかに記載の画像形成装置において、線分描画手段が動作させる印字エレメントによる描画条件を変化させてもよいが、請求項33に記載のように、線分描画手段が動作させる印字エレメントによる描画条件を略同一にしてもよい。
このように、略同一条件でドット線分の結合である平面パターンを描画すれば、平行四辺形の平面パターンが形成される。この結果形成された平面パターンの濃度や色ムラ等を確認することにより、インクの吐出量と吐出性能を確認することができる。
更に、請求項18〜請求項33の何れかに記載の画像形成装置において、印字エレメントがドットの大きさを変更可能に構成されている場合には、請求項34に記載のように、線分描画手段は、ドット線分を複数の区間に分割し、区間毎に、印字エレメントの駆動条件を変化させてもよい。
つまり、詰まりかけた印字エレメントによって媒体上にドットを形成する場合、形成するドットの大きさによっては正常にドットを形成したり、ドットを形成しなかったりするので、平面パターン線分描画手段を1回実行するだけでは、確認できないことがあった。しかし、このように、1つのドット線分を複数の区間に区切り、印字エレメントの駆動条件を変化させることによって、正常な印字エレメントとの差が明確になるので、詰まりかけた印字エレメントを確認し易くなる。
また、請求項35に記載の発明は、記録媒体であって、請求項18〜請求項34に記載の画像形成装置を用いて、前記テストパターンが形成されたものであることを特徴としている。
このように、上述の画像形成装置を用いて記録媒体に形成されたテストパターンを確認することによって、印字エレメントの状態を確認することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能、および電話機能等を備えた多機能装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1に多機能装置1の斜視図を示す。
図1に示すように、多機能装置1には、後端部に給紙装置2が設けられ、給紙装置2の下部前側にインクジェット式のプリンタ3が設けられ、プリンタ3の上側にコピー機能とファクシミリ機能の為の読み取り装置4が設けられている。プリンタ3の前側に排紙トレー5が設けられ、読み取り装置4の前端上面部に操作パネル6が設けられている。
給紙装置2は、用紙を傾斜姿勢に保持する傾斜壁部66と、傾斜壁部66に着脱自在に装着される拡張用紙ガイド67とを備えており、複数枚の用紙を蓄積することができる。傾斜壁部66には、給紙モータ(図示省略)や給紙ローラ(図示省略)などが内蔵されており、給紙モータの駆動力により給紙ローラが回転すると、回転する給紙ローラが、用紙をプリンタ3に向けて送出する。また、拡張用紙ガイド67は、傾斜壁部66に蓄積された複数枚の用紙の中心位置を固定しながら両側に均等に開く構造を有し、用紙の横ずれを防止する役割を担っている。
次に、プリンタ3について説明する。尚、図2に、プリンタ3の内部構造を表す平面図を示す。
図2に示すように、プリンタ3には、印字ヘッド10、印字ヘッド10を搭載したキャリッジ11、キャリッジ11を走査方向である左右方向へ移動自在にガイド支持するガイド機構12、キャリッジ11を左右方向へ移動させるキャリッジ移動機構13、給紙装置2で給紙された用紙を搬送する用紙搬送機構14、印字ヘッド10用のメンテナンス機構15などが設けられている。
プリンタ3には、左右方向に長く上下幅が小さな直方体状のフレーム16が設けられ、このフレーム16には、ガイド機構12、キャリッジ移動機構13、用紙搬送機構14、メンテナンス機構15などが装着され、さらに、このフレーム16の内部には、印字ヘッド10とキャリッジ11が左右方向へ移動可能に収容されている。
フレーム16の後側板16aと前側板16bに用紙導入口(図示省略)と排出口8が形成され、給紙装置2により給紙された用紙は、用紙導入口からフレーム16の内部に導入され、用紙搬送機構14により前方へ搬送されて排出口8から排出される。フレーム16の底面部には、複数のリブを有するプラテン17が装着され、フレーム16の内部において、プラテン17の上を移動する用紙に印字ヘッド10による印字が実行される。
フレーム16の前側のカートリッジ装着部20に装着された4色のインクカートリッジ21a〜21dは、フレーム16の内部を通る4本の可撓性のインクチューブ22a〜22dを介して印字ヘッド10に接続され、4色のインクが印字ヘッド10に供給される。
また、フレーム16の内部に左右2本のFPC23、24(フレキシブル・プリント・サーキット)が配設され、左側のFPC23は2本のインクチューブ22a、22bと一体的に印字ヘッド10に延びて接続され、右側のFPC24は2本のインクチューブ22c、22dと一体的に印字ヘッド10に延びて接続されている。FPC23、24には、後述する処理実行装置70(図3参照。図2では図示省略)と印字ヘッド10とを電気的に接続する複数の信号線が配線されている。
ガイド機構12は、フレーム16内の後部において左右方向向き配設されて左右両端部がフレーム16の左側板16cと右側板16dに連結されたガイド軸25と、フレーム16内の前部に形成された左右方向向きのガイドレール26とを有し、キャリッジ11の後端部がガイド軸25に摺動自在に外嵌され、キャリッジ11の前端部がガイドレール26に摺動自在に係合している。
キャリッジ移動機構13は、フレーム16の後側板16aの右端部後側に前向きに取り付けられたキャリッジモータ30、キャリッジモータ30で回転駆動される駆動プーリ31、後側板16aの左端部に回動自在に支持された従動プーリ32、これらプーリ31、32に掛けられてキャリッジ11に固定されたベルト33などで構成されている。また、キャリッジ11(印字ヘッド10)の移動量を検出するためのキャリッジ送り用エンコーダ39が、キャリッジモータ30の近傍に設けられている。
用紙搬送機構14は、フレーム16の左側板16cのうち後側板16aよりも後側に張り出した部分に左向きに取り付けられた用紙搬送モータ40と、フレーム16の内部のガイド軸25の下側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持されたレジストローラ41と、用紙搬送モータ40で回転駆動される駆動プーリ42と、レジストローラ41の左端部に連結された従動プーリ43と、プーリ42、43に掛けられたベルト44とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、レジストローラ41が回転して用紙を前後方向に搬送可能になる。図2では、レジストローラ41が強調して記載されているが、実際にはガイド軸25の下方にレジストローラ41が配置されている。
また、用紙搬送機構14は、フレーム16の内部の前側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持された排紙ローラ45と、従動プーリ43に一体的に設けられた従動プーリ46と、排紙ローラ45の左端部に連結された従動プーリ47と、プーリ46、47に掛けられたベルト48とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、排紙ローラ45が回転して用紙を前方の排紙トレー5側へ排出可能になる。
従動プーリ43にエンコーダディスク51が固定され、このエンコーダディスク51を挟むように発光部と受光部とを有するフォトインタラプタ52が左側板16cに取り付けられている。この用紙搬送用エンコーダ50(フォトインタラプタ52)からの検出信号に基づいて、後述する処理実行装置70により用紙搬送モータ40が駆動制御される。
そして、図2に示すように、印字ヘッド10の左端部には、用紙の先端部、後端部、幅方向における端縁等を検出可能なメディアセンサ68が設けられている。このメディアセンサ68は、発光部(発光素子)と受光部(受光素子)とを含む光学式センサであり、印字ヘッド10の左側へ張り出すセンサ取付部10eに下向きに取付けられている。
また、メディアセンサ68よりも用紙搬送方向上流側(つまり後側)には、用紙の有無や先端部、後端部を検出可能なレジストセンサ69(図3参照。図2では図示省略。)が設けられており、具体的には、給紙装置2の搬送通路を形成する上カバーの前端部に取り付けられている。
このレジストセンサ69は、例えば、用紙搬送路に突出して搬送中の用紙により回動される検出子、発光部および受光部を備えて検出子の回動を検出するフォトインタラプタ、検出子を用紙搬送路側へ付勢する捩りバネを有する機械式センサを用いて構成することができる。なお、検出子には遮蔽部が一体的に設けられており、搬送中の用紙により検出子が回動されると、遮蔽部がフォトインタラプタの発光部と受光部との間以外の空間に配置されて、発光部から受光部への光の伝達が遮断されなくなり、レジストセンサ69がON状態となる。また、用紙が搬送されておらず、検出子が捩りバネにより用紙搬送路側へ付勢されると、遮蔽部がフォトインタラプタの発光部と受光部との間に配置されて、発光部から受光部への光の伝達が遮断されると、レジストセンサ69がOFF状態となる。
そして、メンテナンス機構15は、印字ヘッド10のヘッド面を拭き取るワイパ15aと、4組インクノズル群10A〜10Dを2組ずつ密閉可能な2つのキャップ15bと、ワイパ15aとキャップ15bを夫々駆動する共通の駆動モータ15cを有し、これらワイパ15aとキャップ15bと駆動モータ15c等が取付板15dに取り付けられ、この取付板15dがフレーム16の底板の右部に下面側から固定されている。
また、印字ヘッド10には、4組のインクノズル(本発明でいう印字エレメント)群10A〜10Dが下方に向けて設けられ、これらインクノズル群10A〜10Dから4色(ブラック、シアン、イエロー、マゼンタ)のインクを下側に噴射して用紙に画像形成可能である。
尚、キャップ15bおよびインクノズル群10A〜10Dは、印字ヘッド10の下側に設けられるため、図2では、透過した位置に点線で表している。
メンテナンス機構15を構成するインクノズル群10A〜10Dは、印字ヘッド10部の拡大概略図である図19に示すように夫々用紙の搬送方向に配列された同じ色のインクを吐出するインクノズル10a〜10dによって構成され、キャリッジ11の移動方向に順に配列されている。また、このインクノズル10a〜10dは、例えば150個ずつ配設されている。ここで、同じ色のインクを吐出するインクノズル10a〜10dは用紙搬送方向に配列されるとは限らず、用紙搬送方向とは多少の傾きをもって配列される場合もある。
次に、処理実行装置70について説明する。図3に、処理実行装置70の概略構成を表すブロック図を示す。
図3に示すように、処理実行装置70は、CPU71とROM72とRAM73とEEPROM74とを有するマイクロコンピュータを備えており、レジストセンサ69、メディアセンサ68、用紙搬送用エンコーダ50、操作パネル6、キャリッジ送り用エンコーダ39などが電気的に接続されている。
また、処理実行装置70は、給紙モータ65、用紙搬送モータ40、キャリッジモータ30を夫々駆動する為の駆動回路76a〜76cと、印字ヘッド10を駆動する為の印字ヘッド駆動回路76dとが電気的に接続されると共に、パーソナルコンピュータ77(PC77)等のホスト装置を接続可能に構成されている。
CPU71はPC77から送られた印字データを一旦RAM73に格納した後に、RAM73に格納された印字データを予めROM72に格納されたプログラムに従って、画像データに変換する処理を行う。また、CPU71は、レジストセンサ69と、メディアセンサ68と、用紙搬送用エンコーダ50と、キャリッジ送り用エンコーダ39とからの検知および画像データに基づいて、駆動回路76a〜76cに駆動信号を送り、各種モータ30、40、65を駆動すると共に、印字ヘッド駆動回路76dに駆動信号を送り、印字ヘッド10を駆動させる。
この際、各インクノズル10a〜10dからのインクの噴射は、印字ヘッド10に備えられ、各インクノズル10a〜10dに対応した圧電素子(図示省略)に電圧が印加され、その圧電素子が設けられたキャビティ(図示省略)が変位し、キャビティ内のインクが押し出されることによって行われる。
次に、このように構成された多機能装置1を用いて、各インクノズル10a〜10dが正常にインクを吐出しているかどうかを確認するためのテストパターン描画の手順について図4〜図7を用いて説明する。図4は処理実行装置70が実行するテストパターン描画手順を示すフローチャート、図5は処理実行装置70が実行する線分描画手順を示すフローチャート、図6はテストパターンの描画における第1途中図、図7はテストパターンの描画における第2途中図、図8はテストパターンの完成図、を示す。但し、本実施例では4色のインクに対応したインクノズル10a〜10dを備えているが、テストパターン描画手順を模式的に説明しているため、図6〜図7において、4色の中から1色(黒)のみが選択して記載されている。このテストパターンの描画は、例えばテストパターンを多機能装置1に記録させて検査を行う者が、操作パネル6上の所定のキーを押下することで実行される。
図4において、まずS101にて、用紙搬送モータ40とキャリッジモータ30とを駆動し、用紙と印字ヘッド10とを初期位置に移動させる。次に、S102にて、1つのインクノズルが後述するドット線分80を繰返し記録する回数Nに1を設定してRAM73に格納する。そしてS103の線分描画手順に進む。
この線分描画手順は、図5に記載されている。まず、各インクノズル10a〜10dに対応した番号を、インク色番号J(0〜3)と、インクノズル番号K(0〜9)とで設定し、S201にて、初期値としてJ=0、K=0をRAM73に格納する。ここで、インク色番号Jは、0がブラック(B)、1がシアン(C)、2がイエロー(Y)、3がマゼンタ(M)としてそれぞれ設定されている。また、上述した通り、各インクノズル10a〜10dは、それぞれ150ノズルずつ備えているため、各インクノズル10a〜10dの端から順に0番ノズル〜149番ノズルまで通し番号を付与して(図19参照)、各インクノズル10a〜10dを端から順に10個ずつ15のグループに分ける。即ち、最初のグループには、0番ノズル〜9番ノズルまでの10個のノズルが含まれ、2番目のグループには10番ノズル〜19番ノズルまでの10個のノズルが含まれる。従って、最後のグループには、140番ノズル〜149番ノズルまでの10個のノズルが含まれることとなる。そして、インクノズル番号Kは、各インクノズル群10A〜10Dの各インクノズル10a〜10dに付与された通し番号の下1桁の数字を表している。そのため、インクノズル番号0に属するのは、各インクノズル10a〜10dの0番ノズル、10番ノズル、20番ノズル・・・140番ノズルの15個のノズルであり、インクノズル番号1に属するのは、各インクノズル10a〜10dの1番ノズル、11番ノズル、21番ノズル・・・141番ノズルの15個のノズルである。従って、インクノズル番号9に属するのは、各インクノズル10a〜10dの9番ノズル、19番ノズル、29番ノズル・・・149番ノズルの15個のノズルとなる。
次に、S202に進み、印字ヘッド10を用紙の第1の方向、即ち、主走査方向に移動させながら、現在RAM73内に格納されているインク色番号Jとインクノズル番号Kの設定値に基づいて、各インクノズル10a〜10dを動作させ、ドット線分80(図6参照)を描画する。RAM73内に格納されているインク色番号Jおよびインクノズル番号Kが共に0のときには、ブラックインクを吐出するインクノズル群10Aの各インクノズル10aのうち、0番ノズル、10番ノズル、20番ノズル・・・140番ノズルの15個のノズルからブラックインクが連続的に所定の時間だけ吐出され、その結果、図6の領域A内にのみ黒いドット線分80が15個記録されるのである。また、図6では各ドット線分80が略長方形で記載されているが、実際にはインク滴による多数のドットが一列に連なることによりドット線分80を形成している。
次に、S203でインクノズル番号Kの値に1が加算され、S204でインクノズル番号Kの値が判断される。即ち、インク色番号Jの全てのインクノズルが用紙上にドット線分80を1回ずつ描画したか否かが判断されるのである。本実施例の場合、上述した通り各インクノズル10a〜10dを10個ずつ15のグループに分割して描画が行われるので、インクノズル番号K=10でない(S204:NO)ということは、S203でインクノズル番号Kの値に1が加算されていることから、インクノズル番号K=9の各インクノズルの描画が終了していない状態であることを意味し、インクノズル番号K=10である(S204:YES)ということは、インクノズル番号K=9の各インクノズルの描画が終了した状態であることを意味するのである。
インクノズル番号K=10でない場合には(S204:NO)、再びS202に戻って印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、現在RAM73内に格納されているインク色番号Jとインクノズル番号Kとの設定値に基づいて、対応するインクノズル10a〜10dを動作させ、ドット線分80を描画する。例えば、インク色番号J=0、インクノズル番号K=1の場合には、インクノズル10aのうち、1番ノズル、11番ノズル、21番ノズル・・・141番ノズルの15個のノズルが、図6に示す領域B内にのみ15個の黒いドット線分80を描画することとなる。そして、インク色番号J=0、インクノズル番号K=2の場合には、インクノズル10aのうち、2番ノズル、12番ノズル、22番ノズル・・・142番ノズルの15個のノズルが、図6に示す領域C内にのみ15個の黒いドット線分80を描画することとなる。
このようにS202〜S204を繰返し、インクノズル番号K=10と判断された場合には(S204:YES)、S205に進み、インク色番号Jの値に1が加算されると共に、インクノズル番号Kが0クリアされ、それぞれの値が再びRAM73に格納される。
更に、S206で、インク色番号Jの値が判断される。即ち、各インク色番号J(0〜3)の全てのインクノズル10a〜10dがドット線分80を1回ずつ描画したか否かが判断されるのである。本実施例の場合、上述した通り4色用のインクノズル群10A〜10Dが備えられているので、インク色番号J=4でない(S206:NO)ということは、S205でインク色番号Jの値に、1が加算されていることからインク色番号J=3のインクノズル10dの描画が終了していない状態であることを意味し、インク色番号J=4である(S206:YES)ということは、4色用のインクノズル群10A〜10Dの全てのインクノズル10a〜10dの描画が終了した状態であることを意味するのである。
従ってインク色番号J=4でない場合には(S206:NO)、再びS202に戻って印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、現在RAM73内に格納されているインク色番号Jとインクノズル番号Kとの設定値に基づいて、対応するインクノズル10a〜10dを動作させ、ドット線分80を描画する。例えば、インク色番号J=1、インクノズル番号K=0の場合には、インクノズル10bのうち、0番ノズル、10番ノズル、20番ノズル・・・140番ノズルの15個のノズルが、15個のドット線分80をシアンのインクで描画することとなる。
一方、インク色番号J=4である場合には(S206:YES)、図5に示す線分描画手順は終了する。即ち、全てのインクノズル10a〜10dによって、ドット線分80が1回ずつ描画されたことになる。そして、図4に示すテストパターン描画手順のS104へと進む。
図4のS104では、繰返し回数Nに1が加算されて再びRAM73にその値が格納され、S105にて描画の繰返し回数Nの値が予め定められた繰返し回数Nまたは操作パネル6から入力された繰返し回数Nより大きいか否かが判断される。本実施例の場合には、繰返し回数Nが8よりも大きいか否かが判断される。繰返し回数Nの値が8以下であれば、S106にて、次に描画するドット線分80が先に描画したドット線分80と隣接するように用紙を第1の方向と直交する第2の方向へと搬送し、S103に戻る。
ここで、繰返し回数Nが8以下の間、S103〜S106を繰返すことによって、図7に例示するように、先に描画されたドット線分80に隣接して、新たなドット線分80が繰返し描画されることによって、平面パターン81が形成されるのである。
またS105にて、繰返し回数Nが8よりも大きくなった場合には、テストパターン描画手順を終了する。
このようにして、テストパターン描画手順は実行される。この時点で、図8に示すようなテストパターンが用紙に描画されている。尚、本実施例におけるインクノズル10a〜10dの数は、各色150個ずつであり、各インクノズル10a〜10dを10個ずつ15のグループに分けたので実際に記録されるテストパターンは縦方向に15個、横方向に10個の平面パターン81から構成されるが、図8以降は簡単のため縦方向8個、横方向5個の各色40個ずつの平面パターン81からなるテストパターンを表示する。
以上のようなテストパターン描画手順によれば、各インクノズル10a〜10dが単にドット線分80を1本のみ描画するのではなく、ドット線分80を描画する線分描画手順を繰り返すことによって、描画面積が大きくなった平面パターン81から成るテストパターンが形成される。
このように描画されたテストパターンを確認すれば、各インクノズル10a〜10dが詰まっているかどうかの判定が容易にできる。また、平面パターン81の描画される面積が大きくなることによって、スキャナ等の読取装置4を用いた自動判定の精度が向上することとなる。
上記のように、印字ヘッド10を順方向(例えば左から右)へ移動させながら各ドット線分80を描画することが可能であるが、印字ヘッド10を順方向(例えば左から右)および逆方向(例えば右から左)に往復させる際にドット線分80を描画するようにしても良い。すなわち、まず、左から右へ印字ヘッド10を移動させながら、0番ノズル、10番ノズル、20番ノズル・・・140番ノズルをまず選択、駆動し、9番ノズル、19番ノズル、29番ノズル・・・149番ノズルを最後に選択、駆動するという順番で各ドット線分80の描画を行う。その後、用紙を第2方向に所定量搬送した後、右から左へ印字ヘッド10を移動させながら、9番ノズル、19番ノズル、29番ノズル・・・149番ノズルをまず選択、駆動し、0番ノズル、10番ノズル、20番ノズル・・・140番ノズルを最後に選択、駆動するという順番で各ドット線分80の描画を行う。その後、用紙を第2方向に所定量搬送する。各ノズルがN本のドット線分80を書き終えるまでこの動作が繰り返される。
更に、印字ヘッド10には、第1方向と略同一方向に離間して配設された複数色に対応したインクノズル10a〜10dを備えており、印字ヘッド10の第1方向への描画中に、線分描画手順で動作させるインクノズル10a〜10dを変更することにより、各平面パターン81を形成するようにしている。
このようにすれば、印字ヘッド10の第1方向への描画中に、全色のドット線分80を描画することができ、全色の平面パターン81が第1方向に配列されるため、各色を第1方向と直交する第2方向に配列する場合と比べて描画時間を短くすることができる。
更に、本実施例における多機能装置1は、上述した通り第2方向と略同一方向に離間して配設された各色150個のインクノズル10a〜10dを印字ヘッド10に備えており、線分描画手順で動作させる複数のインクノズル10a〜10dを、隣接する10個のインクノズル10a〜10d毎に15個グループに分け、各グループの一端側から他端側かけて順次インクノズル10a〜10dの変更しながら、同時にドット線分80を描画している。
このように、印字ヘッド10の移動中に10個分のインクノズル10a〜10dの距離だけ離間した15個のインクノズル10a〜10dによって同時にドット線分80を描画することができるので、描画時間を短縮することができる。
特に、グループ毎のインクノズル10a〜10dの変更を、各グループの一端側から他端側かけて順次行っているので、各グループに属する印字エレメントが描画した平面パターンはある一定の方向に沿って配列して行を形成し、また、同時に描画された平面パターンを用紙搬送方向と略平行な方向に配列して列を形成するので、平面パターン81は行と列からなるマトリクス状に配列され、見栄えがよくなり、隣接する平面パターン81と描画状態を比較することが容易になり、視認性を向上させることができる。
また、図8に示すテストパターンの描画は、処理実行装置70が制御する印字波形、電圧、および駆動周波数等のインクノズル10a〜10dの駆動条件を同じ条件にし、ドット線分80の結合である平面パターン81を描画することによって、平行四辺形の平面パターン81、特に図8では長方形の平面パターン81が形成している。この結果形成された平面パターン81の濃度や色ムラ等を確認することにより、インクの吐出量と吐出性能を確認することができる。
尚、テストパターン81の視認性を向上するには、テストパターン描画手順に従って、テストパターン81を描画すればよいが、よりテストパターン81の視認性を向上させるためには、テストパターン描画手順に加えて、本実施例において最も明度が高い色であるイエローで描画される平面パターン81に背景83(図10参照)を描画する背景描画手順を行うとよい。
ここで、処理実行装置70が行う背景描画手順を図9のフローチャートに示す。
まずS301にて、用紙搬送モータ40とキャリッジモータ30とを駆動し、用紙と印字ヘッド10とを初期位置に移動させる。次にS302にて、イエローの平面パターン81が描画される位置に、シアンで背景83を描画する。
次に、S303にて、シアンでの背景83の描画が終了したかどうかを判断する。RAM73内に背景描画用の画像データが残っていれば、S304に進み、所定距離用紙を搬送し、S302に戻る。また、S303にて、背景描画用の画像データが残っていなければ、背景描画手順を終了する。
背景描画手順により背景を描画した後、用紙を排出口8より排出させ、排出された用紙を再び給紙装置2より給紙し、テストパターン描画手順により背景上にテストパターンを描画すると、図10(A)に示すようなテストパターンが得られる。
ここで、背景描画手順により背景を描画した後、用紙を排出口8より排出させる代わりに、図4のS101における初期位置に達するまで用紙を上流側へ(すなわち、給紙装置2の方向へ)逆搬送し、その後、テストパターン描画手順を実行しても図10(A)に示すようなテストパターンが得られる。また、上記のように背景描画手順を実行した後、テストパターン描画手順を実行する代わりに、テストパターン描画手順を実行した後、背景描画手順を実行しても良い。
このようにして得られた背景83が描画された平面パターン81では、本実施例におけるイエローで描画された平面パターン81のように、単色であれば明度が高いために視認性が悪く、描画されているかどうかを判定し難い場合であっても、例えばイエローとシアンとで混色を発現させることで明度が低くなるので視認性を向上することができる。
また、テストパターン描画手順と背景描画手順は上記のようにそれぞれ単独で実行しても良いが、別の実施形態としては、図11に示すように、テストパターン描画手順のフローチャートの線分描画手順を変更して、ドット線分80が描画するのと平行して背景83の描画を行う方法がある。図5と同じ動作を行う部分については説明を省略するが、図11では線分描画前にインク色番号Jが2(この場合はイエロー)であるか否かを判断し、インク色番号Jが2であると判断すると(S602:YES)、S603にて、図5と同様に印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、インクノズル10a〜10dのうちの現在設定されているインク色番号Jおよびインクノズル番号Kに関連付けられたインクノズルでイエローのドット線分80を描画すると共にシアンのノズルで背景83が描画される。ここで、背景83の描画を開始する時点および背景83の描画を終了する時点はそれぞれドット線分80の描画を開始する時点およびドット線分80の描画を終了する時点と必ずしも同一時点とは限らず、例えば、ドット線分80の描画を終了してから所定時間経過後、背景83の描画を終了しても良い。インク色番号Jが2でないと判断すると(S602:NO)、S604にて、図5と同様に印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、インクノズル10a〜10dのうちの現在設定されているインク色番号Jおよびインクノズル番号Kに関連付けられたインクノズルでイエローのドット線分80を描画する。S605〜S608については図5のS203〜S206と同様である。このように、テストパターン描画手順を実行すると、図10(C)に示すようなテストパターンが得られる。
また、テストパターン描画手順によって、背景83が描画される色であるイエローの平面パターン81を2箇所に描画し、そのうちの一方の平面パターン81が描画される領域に背景描画手順に従って背景83を描画してもよい。このようにするには、図5に示す線分描画手順のS201にて、色番号4にイエローとシアンとを新たに関連付け、S206にて色番号Jが5か否かを判断させ、色番号Jが5になるまでS202〜S206を繰返させればよい。つまり、色番号Jが2の際には、イエロー単独の平面パターン81が形成され、色番号Jが4の際には、イエローの平面パターン81がシアンの背景パターン83と共に形成される。
更に、図9に示す背景描画手順のS302にて、イエローの平面パターン81が描画される位置のみにシアンの背景83を描画してもよく、このようなテストパターン描画手順と背景描画手順とを実行すると、図10(B)に示すようなテストパターンが得られる。
このように、平面パターン81を2箇所に描画し、この内の一方の平面パターン81に対して、背景83を描画するようにすると、混色を発現させたインクノズル10a〜10dに異常があった場合、単色で描画したインクノズル10a〜10dを確認することで容易にインクノズル10a〜10dの詰まりを確認できる。
更に、テストパターン描画手順によって描画した印字エレメントを特定するための認識番号を描画する情報描画手順を行うとよい。
ここで、処理実行装置70が行う情報描画手順を図12のフローチャートに示す。
まずS401にて、用紙搬送モータ40とキャリッジモータ30とを駆動し、用紙と印字ヘッド10とを初期位置に移動させる。次にS402にて、個々の平面パターン81に隣接する位置に認識番号を描画する。
次に、S403にて、全ての認識番号の描画が終了したかどうかを判断する。RAM73内に認識番号描画用の画像データが残っていれば、S404に進み、所定距離用紙を搬送し、S402に戻る。また、S403にて、認識番号描画用の画像データが残っていなければ、情報描画手順を終了する。
テストパターン描画手順と情報描画手順はそれぞれ単独で実行しても良いが、図13に示すように、テストパターン描画手順のフローチャートの線分描画手順を変更して、ドット線分80が描画される前に認識番号の描画を行う方法もある。図5と同じ動作を行う部分については説明を省略するが、図13ではS702において線分描画前に認識番号の描画が行われる。S703〜S707については図5のS202〜S206と同様である。このように、テストパターン描画手順を実行すると、図14に示すようなテストパターンが得られる。
また、上記のように認識番号82の描画を線分描画前に行っても良いが、線分描画後に認識番号82を描画しても良い。
このようにして多機能装置1によって得られた平面パターン81に隣接して、何れのインクノズル10a〜10dによって描画したものかが判る認識番号82を描画すれば、不良と認められるインクノズル10a〜10dを特定するのに要する時間を短縮できる。
このように、平面パターン81の近傍に数字や文字から成る認識番号82を描画すればより認識し易く、不良なインクノズル10a〜10dを認識するための所要時間を短くすることができる。
尚、上述の情報描画手順では、この平面パターン81に隣接する位置に認識番号82を描画したが、描画された平面パターン81が明度の低い色であるブラックで無い場合には、平面パターン81の内部に混色を発現させるような色で認識番号82を描画してもよい。このようにしてテストパターン描画手順と情報描画手順とを実行すると、図15(A)に示すような平面パターン81が得られる。
このように、平面パターン81の内部に認識番号82を描画しても、平面パターン81に隣接して認識番号82を描画するのと同様に、容易に不良なインクノズル10a〜10dを特定することができる。
また、描画された平面パターン81が明度の高い色であるイエローでは無い場合には、図5の線分描画手順におけるS202にて、印字ヘッド10を移動させながら、現在設定されている色番号Jおよびインクノズル位置Kに関連付けられたインクノズル10a〜10dを間欠的に動作させ、複数のドット線分80を描画し、図15(B)に示すように、平面パターン81の内部に未描画領域を形成し、認識番号を白抜き文字として形成すればよい。つまり、このようにすれば、情報描画手段を実行しなくても、テストパターン描画手順のみによって認識番号を描画することができる。
更に、同様にして、図5の線分描画手順におけるS202にて、平面パターン81の枠部分と、認識番号とを描画してもよい。このようにすれば、図15(C)に示すような平面パターン81が得られる。また、この平面パターン81を描画するには、S202にて平面パターン81の枠部分のみを描画し、内部の未描画領域に位置する部分に情報描画手順によって認識番号を描画してもよい。
このように、図15(B)、(C)に示すような平面パターン81であれば、明度が低い色で描画された平面パターン81の内部に認識番号82を描画しても、容易に認識することができる。
また、認識番号82は、描画された全ての平面パターン81に描画してもよいが、図16(A)、(B)に示すように、マトリクス状に配置された平面パターン81の1行と1列に、その行と列に対応した認識番号82を描画してもよい。
本実施例のテストパターンでは、平面パターン81はマトリクス状に配置されているので、マトリクス状に配置された平面パターン81の1行1列分だけ認識番号82を描画しておけば、対象となる平面パターン81に該当するインクノズル10a〜10dを容易に確認できる。
次に、図5の線分描画手順におけるS202では、ドット線分80を形成するインクノズル10a〜10dの駆動条件を一定にして描画をしてもよいが、ドット線分80を複数の区間に分け、その分けられた区間毎にインクノズル10a〜10dの駆動条件を変更しながらドット線分80を描画してもよい。図17(A)に示す平面パターン81は、S202にて描画するドット線分80を3等分し、最初の区間で最もドットの大きさを大きくして描画し、次の区間を描画する度に順次ドットの大きさを小さくしながら描画したものである。また、このような平面パターン81をマトリクス状に配置したものを図17(B)に示す。
このようにしてドット線分80を描画するのは、詰まりかけたインクノズル10a〜10dによって用紙上にドットを形成する場合、形成するドットの大きさによっては正常にドットを形成したり、ドットを形成しなかったりするので、平面パターン描画手段を1回実行するだけでは、確認できないことがあるからである。しかし、このように、1つのドット線分を複数の区間に区切り、媒体上に形成するドットの大きさを変化させることによって、正常なインクノズル10a〜10dとの差が明確になるので、詰まりかけたインクノズル10a〜10dを確認し易くなる。
ここで、図18に示すように、処理実行装置70が行うテストパターン描画手順のフローチャートの線分描画手順(S103)を変更して、一度の印字ヘッド10の主走査方向の移動で全てを行う方法もある。
図5と同じ動作を行う部分については説明を省略するが、図18では線分描画前にインク色番号Jが2(この場合はイエロー)であるか否かを判断し、インク色番号Jが2であると判断すると(S502:YES)、S503にて、図5と同様に印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、インクノズル10a〜10dのうちの現在設定されているインク色番号Jおよびインクノズル番号Kに関連付けられたインクノズルでイエローのドット線分80を描画すると共にシアンのノズルで背景83を描画する、ここで、背景83の描画を開始する時点および背景83の描画を終了する時点はそれぞれドット線分80の描画を開始する時点およびドット線分80の描画を終了する時点と必ずしも同一時点とは限らず、例えば、ドット線分80の描画を終了してから所定時間経過後、背景83の描画を終了しても良い。その後S505に進み、ドット線分80を描画したインクノズルで認識番号82を描画する。インク色番号Jが2でなければ(S502:NO)、S504に進み、図5と同様に印字ヘッド10を第1の方向に移動させながら、インクノズル10a〜10dのうちの現在設定されているインク色番号Jおよびインクノズル番号Kに関連付けられたインクノズルでイエローのドット線分80描画して、S505に進む。S506〜S509については図5のS203〜S206と同様である。
このようにすれば、一度に全ての情報が描画されるので、視認性を向上させつつ、テストパターンの形成に要する時間を短くすることができる。
尚、本実施例では、複数色の平面パターン81を印字ヘッド10が移動する第1方向に配置したが、特にこのようにする必要は無く、テストパターン描画手順の何れかの時期に全色の平面パターン81を描画することによって、例えば用紙の搬送方向である第2方向に複数色の平面パターン81を配置するようにしてもよい。
このようにしても、複数色の平面パターン81を印字ヘッド10が移動する第1方向に配置する場合と同様に、1つのテストパターンで全色の各印字エレメントが詰まっているか否かを確認できる。
また、本実施例における情報描画手順では、文字や数字から成る認識番号82を描画したが、特に文字や数字に限るものではなく、記号やマーク等の情報であってもよい。
このようにしても、平面パターン81を描画したインクノズル10a〜10dを特定することができる。
多機能装置を示す斜視図である。 プリンタ部分を示す平面図である。 処理実行装置を示すブロック図である。 テストパターン描画手順を示すフローチャートである。 線分描画手順を示すフローチャートである。 線分描画手順の説明図である。 テストパターン描画手順の説明図である。 テストパターン描画手順によって描画された平面パターンの完成図である。 背景描画手順を示すフローチャートである。 テストパターン描画手順と背景描画手順とによって描画された平面パターンの完成図である。 変形例の線分描画手順を示すフローチャートである。 情報描画手順を示すフローチャートである。 変形例の線分描画手順を示すフローチャートである。 テストパターン描画手順と情報描画手順とによって描画された平面パターンの完成図である。 情報描画手順の変形例を示す説明図である。 マトリクス状に配置された平面パターンに認識番号を描画した一例を示す説明図である。 ドットの大きさを変更しながら平面パターンを描画した一例を示す説明図である。 変形例の線分描画手順を示すフローチャートである。 印字ヘッド10部の拡大概略図である。
符号の説明
1…多機能装置、2…給紙装置、3…プリンタ、4…読取装置、5…排紙トレー、6…操作パネル、8…排出口、10…印字ヘッド、10A〜D…インクノズル群、10a〜d…インクノズル、10e…センサ取付部、11…キャリッジ、12…ガイド機構、13…キャリッジ移動機構、14…用紙搬送機構、15…メンテナンス機構、15a…ワイパ、15b…キャップ、15c…駆動モータ、15d…取付板、16…フレーム、16a…後側板、16b…前側板、16c…左側板、16d…右側板、17…プラテン、20…カートリッジ装着部、21a〜d…インクカートリッジ、22a〜d…インクチューブ、25…ガイド軸、26…ガイドレール、30…キャリッジモータ、31…駆動プーリ、32…従動プーリ、33…ベルト、39…キャリッジ送り用エンコーダ、40…用紙搬送モータ、41…レジストローラ、42…駆動プーリ、43…従動プーリ、44…ベルト、45…排紙ローラ、46…従動プーリ、47…従動プーリ、48…ベルト、50…用紙搬送用エンコーダ、51…エンコーダディスク、52…フォトインタラプタ、65…給紙モータ、66…傾斜壁部、68…メディアセンサ、69…レジストセンサ、70…処理実行装置、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74…EEPROM、76a〜c…駆動回路、76d…印字ヘッド駆動回路、77…パーソナルコンピュータ、80…ドット線分、81…平面パターン、82…認識番号、83…背景。

Claims (37)

  1. 記録媒体上にドットを形成する印字エレメントと、
    該印字エレメントを搭載し、前記記録媒体に対して相対移動可能な印字ヘッドと、
    を備えた画像形成装置において、前記印字エレメントの検査用としてのテストパターンを前記記録媒体上に形成する、テストパターンの描画方法であって、
    前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向に相対移動させながら、前記印字エレメントを動作させ、所定の領域内にドット線分を描画する線分描画工程と、
    前記印字エレメントが、前記第1方向と直交する前記記録媒体の第2方向において先に描画されたドット線分と隣接する位置に新たなドット線分を描画可能なように、前記第2方向に相対移動させる移動工程と、
    を繰り返し、前記ドット線分の集合体である平面パターンを前記印字エレメントが単独で描画することによって、前記平面パターンからなるテストパターンを形成すること
    を特徴とするテストパターンの描画方法。
  2. 前記印字ヘッドは、前記第1方向と略同一方向に離間して配設された複数の印字エレメントを備え、
    前記繰り返される線分描画工程のいずれかの工程の際に、前記ドット線分を描画する印字エレメントを変更することによって、前記各印字エレメント毎の前記平面パターンを形成すること
    を特徴とする請求項1に記載のテストパターン描画方法。
  3. 前記繰り返される線分描画工程内の各1回の工程内で、前記ドット線分を描画する印字エレメントを変更することにより、前記各印字エレメント毎の前記平面パターンを形成すること
    を特徴とする請求項2に記載のテストパターン描画方法。
  4. 複数の印字エレメントは、複数色のドットを形成する印字エレメントであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のテストパターン描画方法。
  5. 複数の印字エレメントは、複数色のインクによって複数色のドットを形成する印字エレメントであることを特徴とする請求項4に記載のテストパターン描画方法。
  6. 前記線分描画工程および前記移動工程の繰り返しによって、前記平面パターンを形成する平面パターン描画工程に加えて、
    前記複数の印字エレメントのうち、少なくとも、前記複数色のインクのうち最も明度が高いインクを吐出する印字エレメントが前記平面パターンを描画する位置に、前記複数色のインクのうち最も明度が低い色を除く色のインクを吐出する印字エレメントからインクを吐出させることにより、少なくとも前記平面パターンの一部に混色を発現させる背景を描画する背景描画工程を行うこと
    を特徴とする請求項5に記載のテストパターン描画方法。
  7. 前記平面パターン描画工程では、前記背景の描画対象となる明度が高い色の平面パターンを2箇所に描画し、
    前記背景描画工程では、前記2箇所に描画された平面パターンの内の、一方の平面パターンに対して、前記背景の描画を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載のテストパターン描画方法。
  8. 前記印字ヘッドは前記第2方向と略同一方向に配設された複数の印字エレメントを備え、
    前記線分描画工程では、
    前記複数の印字エレメントを、隣接する所定数の印字エレメント毎に幾つかのグループに分け、前記印字ヘッドを前記記録媒体に対して前記第1方向に相対移動させながら、前記グループ毎に各々が前記所定数ずつ離間している印字エレメントを1つずつ選択して、同時に動作させると共に、該選択して動作させる印字エレメントを各グループ毎に順次変更することにより、各印字エレメントに対応した平面パターンを所定間隔で形成すること
    を特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のテストパターン描画方法。
  9. 前記各グループ毎の印字エレメントの選択を、前記各グループの一端側から他端側かけて順次行うことによって、各グループに属する印字エレメントが描画した平面パターンをある一定の方向に沿って配列させて行を形成させ、また、同時に描画された平面パターンを前記第2方向と略平行な方向に配列させて列を形成させ、前記平面パターンを行と列からなるマトリクス状に配置すること
    を特徴とする請求項8に記載のテストパターン描画方法。
  10. 前記マトリクス状に配置された複数個の平面パターンの近傍であって、少なくとも任意の1行および任意の1列に、該行と該列とで特定される平面パターンを描画した印字エレメントが前記複数の印字エレメントのうち何れであるかを示す情報を描画する情報描画工程を有すること
    を特徴とする請求項9に記載のテストパターン描画方法。
  11. 前記記録媒体上に前記平面パターンを描画した印字エレメントを特定するための情報を描画する情報描画工程を有すること
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載のテストパターン描画方法。
  12. 前記情報は、数字や文字から成る認識番号であること
    を特徴とする請求項10または請求項11に記載のテストパターン描画方法。
  13. 前記認識番号は、前記平面パターンに隣接する位置に描画されること
    を特徴とする請求項12に記載のテストパターン描画方法。
  14. 前記認識番号は、前記平面パターンの内部に描画されること
    を特徴とする請求項12に記載のテストパターン描画方法。
  15. 前記繰り返される線分描画工程では、前記印字エレメントを間欠的に動作させることによって、前記平面パターンの内部に未描画領域を形成すること
    を特徴とする請求項14に記載のテストパターン描画方法。
  16. 前記繰り返される線分描画工程では、前記印字エレメントによる描画条件を略同一にすることによって、平行四辺形の平面パターンを形成すること
    を特徴とする請求項1〜請求項14の何れかに記載のテストパターンの描画方法。
  17. 前記印字エレメントは、前記ドットの大きさを変更可能に構成されており、
    前記線分描画工程では、
    前記ドット線分を複数の区間に分割し、
    前記区間毎に、前記印字エレメントの駆動条件を変化させること
    を特徴とする請求項1〜請求項16の何れかに記載のテストパターン描画方法。
  18. 記録媒体上にドットを形成する印字エレメントと、
    該印字エレメントを搭載し、前記記録媒体に対して相対移動可能な印字ヘッドと、
    を備えた画像形成装置において、前記記録媒体上に前記印字エレメントの検査用としてテストパターンの描画を行うための手段として、
    前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向に相対移動させながら、前記印字エレメントを動作させ、所定の領域内にドット線分を描画する線分描画手段と、
    前記印字エレメントが、前記第1方向と直交する前記記録媒体の第2方向において先に描画されたドット線分と隣接する位置に新たなドット線分を描画可能なように、前記第2方向に相対移動させる移動手段と、
    前記線分描画手段および前記移動手段を交互に動作させることによって、前記ドット線分の集合体である平面パターンからなるテストパターンを形成する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 前記印字ヘッドは、前記第1方向と略同一方向に離間して配設された複数の印字エレメントを備え、
    前記線分描画手段が動作させる印字エレメントを変更すること
    を特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記制御手段は、前記印字ヘッドの第1方向への描画中に、前記線分描画手段が動作させる印字エレメントを変更すること
    を特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 複数の印字エレメントは、複数色のドットを形成する印字エレメントであることを特徴とする請求項19または請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 複数の印字エレメントは複数色のインクによって複数色のドットを形成する印字エレメントであることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置
  23. 前記複数の印字エレメントのうち、少なくとも、前記複数色のインクのうち最も明度が高いドットを形成する印字エレメントが前記平面パターンを描画する位置に、前記複数色のインクのうち最も明度が低い色を除く色のインクを吐出する印字エレメントからインクを吐出させることによりを、少なくとも前記平面パターンの一部に混色を発現させる背景を描画する、背景描画手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記制御手段は、前記背景の描画対象となる明度が高い色の平面パターンを2箇所に描画するように、前記線分描画手段を制御すると共に、
    前記背景描画手段は、前記線分描画手段を用いて前記2箇所に描画された平面パターンの内の、一方の平面パターンに対して、前記背景の描画を行うこと
    を特徴とする請求項23に記載の画像形成装置。
  25. 前記印字ヘッドは前記第2方向と略同一方向に配設された複数の印字エレメントを備え、
    前記制御手段は、
    前記線分描画手段が動作させる複数の印字エレメントを、隣接する所定数の印字エレメント毎に幾つかのグループに分け、
    前記印字ヘッドの前記記録媒体に対して前記第1方向への相対移動中には、前記グループ毎に各々が前記所定数ずつ離間している印字エレメントを1つずつ選択して同時に動作し、且つ、前記各グループ毎に該動作する印字エレメントが順次変化するように前記線分描画手段を制御することによって、前記平面パターンを所定間隔で形成すること
    を特徴とする請求項18〜請求項24の何れかに記載の画像形成装置。
  26. 前記制御手段は、前記線分描画手段が動作させる各グループ毎の印字エレメントの選択を、前記各グループの一端側から他端側かけて順次行い、各グループに属する印字エレメントが描画した平面パターンをある一定の方向に沿って配列させて行を形成させ、また、同時に描画された平面パターンを前記第2方向と略平行な方向に配列させて列を形成させ、前記平面パターンを行と列からなるマトリクス状に配置すること
    を特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記マトリクス状に配置された複数個の平面パターンの近傍であって、少なくとも任意の1行および任意の1列に、該行と該列とで特定される平面パターンを描画した印字エレメントが前記複数の印字エレメントのうち何れであるかを示す情報を描画する情報描画手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  28. 前記記録媒体上に前記平面パターンを描画した印字エレメントを特定するための情報を描画する情報描画手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項25または請求項26に記載の画像形成装置。
  29. 前記情報は、数字や文字から成る認識番号であること
    を特徴とする請求項27または請求項28に記載の画像形成装置。
  30. 前記認識番号は、前記平面パターンに隣接する位置に描画されること
    を特徴とする請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 前記認識番号は、前記平面パターンの内部に描画されること
    を特徴とする請求項29に記載の画像形成装置。
  32. 前記制御手段は、前記線分描画手段が動作させる印字エレメントを間欠的に動作させ、前記平面パターンの内部に未描画領域を形成すること
    を特徴とする請求項18〜請求項31の何れかに記載の画像形成装置。
  33. 前記制御手段は、前記線分描画手段が動作させる印字エレメントによる描画条件を略同一にすることによって、平行四辺形の平面パターンを形成すること
    を特徴とする請求項18〜請求項31の何れかに記載の画像形成装置。
  34. 前記印字エレメントは、前記ドットの大きさを変更可能に構成されており、
    前記線分描画手段は、
    前記ドット線分を複数の区間に分割し、前記区間毎に、前記印字エレメントの駆動条件を変化させること、
    を特徴とする請求項18〜請求項33の何れかに記載の画像形成装置。
  35. 請求項18〜請求項34の何れかに記載の画像形成装置を用いて、前記テストパターンが形成されたこと
    を特徴とする記録媒体。
  36. 前記繰り返される線分描画工程は、前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向の順方向および逆方向に相対移動させながら実行されること
    を特徴とする請求項1に記載のテストパターン描画方法。
  37. 前記線分描画手段は、前記印字ヘッドを前記記録媒体の第1方向の順方向および逆方向に相対移動させながら、前記印字エレメントを動作させること
    を特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
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