JPH0994950A - プリンタおよびテストパターン印字方法 - Google Patents

プリンタおよびテストパターン印字方法

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JPH0994950A
JPH0994950A JP7276754A JP27675495A JPH0994950A JP H0994950 A JPH0994950 A JP H0994950A JP 7276754 A JP7276754 A JP 7276754A JP 27675495 A JP27675495 A JP 27675495A JP H0994950 A JPH0994950 A JP H0994950A
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JP
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printing
print
test pattern
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printer
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JP7276754A
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Inventor
Masahito Honda
雅人 本多
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字不良の印字エレメントを容易、かつ、正
確に見つけることができる印字テストパターンを印字す
ることができるプリンタを提供する。 【解決手段】 80個の全ノズルからインクを吐出して
縦線V1を印字し、No.1、11、21、31、4
1、51、61、71の8個のノズルからインクを複数
回吐出して横線H1、H11、H21、H31、H4
1、H51、H61、H71を印字し、全ノズルにより
縦線V2を印字して最初のブロックを形成する。以降、
残る9組のノズルにより、9個のブロックをブロック間
に間隔を置いて形成する。このように、印字テストパタ
ーンをブロック化することにより、印字不良のノズルを
容易、かつ、正確に見つけることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを構成
する印字エレメントの印字状態を検査するためのテスト
パターンを印字する機能を備えたプリンタおよびテスト
パターンの印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記テストパターンを印字する方
法としては、特公平6−78019号公報に記載のもの
が知られている。その方法で印字されたテストパターン
を図10に示す。図11は、図10の破線105で囲ま
れた部分の拡大図である。上記方法で用いられた印字ヘ
ッドは、縦方向に配列された16個の印字エレメントに
より構成されている。そして、図10に示すように、上
記印字ヘッドを右方へ移動させながら1番目の印字エレ
メントにより、15個のドットを形成して横線101を
印字し、16個目のドットを形成するときに、全印字エ
レメントにより縦線106を印字する。以後、2番目か
ら16番目の印字エレメントによる印字を上記1番目の
印字エレメントと同様の順序で行って、横線102、1
04・・、縦線107、108・・を形成する。このと
き、各横線を1ドット(印字エレメント間の距離)分ず
つ下げながら形成し、縦線を5本ごとに2重に印字する
ことにより、図10に示す印字パターンが得られる。そ
して、たとえば、上から3番目の印字エレメントが印字
不良であるとすると、図11に示すように、その3番目
の印字エレメントの本来印字すべき部分が空白となるか
ら、その空白部分が左から何番目であるのかを数えれ
ば、3番目の印字エレメントが印字不良であることを知
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでは、全パターンが連続しており、隣接する横線同士
は、1ドット分の高低差しかないため、印字エレメント
の数が多くなって横線が増加すると、印字されていない
横線が何本目であるのかを数えるために時間がかかる
し、数え間違いが生じ易いという問題がある。特に、印
字ヘッドとして、多数のノズルから被印刷体にインクを
吐出して印字を行うインクジェット式プリンタでは、上
記印字エレメントの数が多いため(たとえば、80
個)、上記従来のものでは、一層時間がかかるし、数え
間違いも生じ易い。
【0004】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、印字不良の印字エレメントを容易、かつ、正確に見
つけることができるプリンタおよびテストパターンの印
字方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、被印刷体にド
ットを形成する印字エレメントを複数個配列した印字ヘ
ッドが備えられており、その印字ヘッドを前記被印刷体
に対向させて、前記印字エレメントの配列方向と交差す
る方向に移動させながら、前記印字エレメントにより前
記被印刷体に印字するプリンタにおいて、前記複数の印
字エレメントを複数組に設定するとともに、その設定さ
れた組単位で前記被印刷体上のそれぞれ独立して視認可
能な位置にテストパターンを印字するテストパターン印
字手段を備えるという技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のプリンタにおいて、前記各組は、互いに隣接しない
複数の印字エレメントにより設定されているという技術
的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のプリンタにおいて、前記テストパターン印
字手段は、前記各組間に所定間隔を置きながら前記被印
刷体に印字するものであるという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載のプリンタにおいて、前記設
定された各組に対応するテストパターンには、前記各組
を構成する複数の印字エレメントにより、それぞれ前記
印字ヘッドの移動方向に沿って印字した複数の線が含ま
れているという技術的手段を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載のプリンタにおいて、前記各組には、他の組に対し、
前記配列方向にそれぞれずれて、かつ、視認可能な等間
隔を置いた複数個の印字エレメントが含まれており、前
記配列方向に隣接する印字エレメントを含む組のテスト
パターンを順次並べて印字するという技術的手段を採用
する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し5のいずれか1つに記載のインクジェット式プリンタ
において、前記印字エレメントは、前記被印刷体へイン
クを吐出して前記被印刷体にドットを形成するものであ
るという技術的手段を採用する。
【0011】請求項7に記載の発明では、被印刷体にド
ットを形成する印字エレメントを複数個配列した印字ヘ
ッドが備えられており、その印字ヘッドを前記被印刷体
に対向させて、前記印字エレメントの配列方向と交差す
る方向に移動させながら、前記印字エレメントにより前
記被印刷体にテストパターンの印字を行うテストパター
ン印字方法において、前記複数の印字エレメントを複数
組に設定するとともに、その設定された組単位で前記被
印刷体上のそれぞれ独立して視認可能な位置にテストパ
ターンを印字するという技術的手段を採用する。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載のテストパターン印字方法において、前記各組を構成
する複数の印字エレメントにより、それぞれ前記印字ヘ
ッドの移動方向に沿って前記被印刷体に印字を行い、各
印字エレメントに対応する線を前記方向にそれぞれ形成
するという技術的手段を採用する。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載のテストパターン印字方法において、前記各組を、他
の組に対して前記配列方向にそれぞれずれ、かつ、視認
可能な等間隔を置いた複数個の印字エレメントで構成
し、前記配列方向に隣接する印字エレメントを含む組の
テストパターンを順次並べて印字するという技術的手段
を採用する。
【0014】請求項10に記載の発明では、請求項7な
いし9のいずれか1つに記載のテストパターン印字方法
において、前記印字エレメントは、前記被印刷体へイン
クを吐出して前記被印刷体にドットを形成するものであ
るという技術的手段を採用する。
【0015】
【作用】請求項1ないし10に記載の発明では、上記複
数の印字エレメントを複数組に設定するとともに、その
設定された組単位で上記被印刷体上のそれぞれ独立して
視認可能な位置にテストパターンを印字することができ
るため、上記被印刷体に印字されたテストパターンを上
記設定された組単位で調べることができる。したがっ
て、印字されていない箇所のある組を見つけさえすれ
ば、その箇所がその組のどの印字エレメントによるもの
であるのかを探すだけでよいため、印字不良の印字エレ
メントを容易、かつ、正確に見つけることができる。
【0016】特に、請求項2に記載の発明では、上記各
組は、互いに隣接しない複数の印字エレメントにより構
成されているため、各印字エレメントにより印字された
テストパターン間に間隔を置くことができる。したがっ
て、何番目の印字エレメントが印字不良であるのかを容
易に数えることができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明では、上記各
組間に所定間隔を置きながら上記被印刷体に印字するこ
とができるため、上記各組間を容易に識別することがで
きる。したがって、印字不良の印字エレメントをより一
層見つけ易い。
【0018】さらに、請求項4または8に記載の発明で
は、上記設定された各組に対応するテストパターンに
は、上記各組を構成する複数の印字エレメントにより、
それぞれ上記印字ヘッドの移動方向に沿って印字した複
数の線が含まれているため、印字不良の線を見つけるこ
とにより、印字不良の印字エレメントを特定することが
できる。
【0019】またさらに、請求項5または9に記載の発
明では、上記各組は、他の組に対して上記配列方向にそ
れぞれずれて、かつ、視認可能な等間隔を置いた複数個
の印字エレメントを含んでいるため、上記複数の線を隣
接する組の線とずらして印字することができる。したが
って、組間の識別性を向上することができる。また、上
記配列方向に隣接する印字エレメントを含む組のテスト
パターンを印字することもできるため、後述する実施例
のように、上記各組に対応するテストパターンの最初と
最後に、上記配列方向に隣接する印字エレメントの全部
からインクを吐出させて縦線を印字することにより、各
テストパターン間の識別性をより一層向上することがで
きる。
【0020】そしてさらに、請求項6に記載の発明で
は、上記被印刷体へインクを吐出して上記被印刷体にド
ットを形成するインクジェット式プリンタにおいても、
上記請求項1ないし5のいずれか1つに記載の発明を適
用することができる。
【0021】また、請求項10に記載の発明では、上記
被印刷体へインクを吐出して上記被印刷体にドットを形
成するインクジェット式プリンタにおいても、上記請求
項7ないし9のいずれか1つに記載の発明を適用するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
について図を参照して説明する。なお、本実施例では、
本発明に係るプリンタとして、インク吐出口から被印刷
体へインクを吐出して印刷を行うインクジェット式プリ
ンタ(以下、プリンタと略称する)を代表に説明する。
図1は、上記プリンタの内部機構の外観斜視図であり、
図2は、図1に示すプリンタから一部機構を取り出して
示す外観斜視図であり、図3は、印字ヘッドのノズルの
配列を示す模式図である。
【0023】図1に示すように、プリンタ1の本体フレ
ーム2の前部には、手差し給紙部3が設けられており、
この手差し給紙部3の後方であって上記本体フレーム2
の上部には、図2に示すように、後述する印字ヘッド1
0、紙送り機構LMなどを搭載するサブフレーム4が設
けられている。このサブフレーム4の上部後方には、図
1に示すように、被印刷体である印刷用紙を複数枚重ね
て貯蔵する給紙カセット5が着脱可能に取付けられてい
る。
【0024】図2に示すように、上記サブフレーム4の
上部後方には、円筒形状のプラテンローラ6が配置され
ている。このプラテンローラ6は、上記給紙カセット5
または手差し給紙部3から供給された被印刷体としての
印刷用紙を上記印字ヘッド10に対面させながら上下方
向に搬送するものであり、上記紙送り機構LMの一部を
構成する。上記プラテンローラ6は、図示しないLFモ
ータにより、プラテンギヤ7を介して駆動される。上記
プラテンローラ6の上側には、上記印刷用紙をプラテン
ローラ6に密着させるプレッシャローラ8が設けられて
いる。また、上記LFモータには、本例ではステップモ
ータが用いられており、このステップモータには、その
回転量に応じたパルス信号を出力する光学式のセンサが
設けられている。その光学式のセンサとしては、フォト
カプラを用いたインクリメント式のものが用いられる。
【0025】上記プラテンローラ6の前方には、上記印
字ヘッド10を搭載して上記プラテンローラ6に対面さ
せて往復動させるキャリッジ9が設けられている。この
キャリッジ9は、上記プラテンローラ6と平行に設けら
れたキャリッジ軸11に沿って移動可能とされている。
上記サブフレーム4の右方裏面には、上記キャリッジ9
を駆動するCRモータ12が配置されている。このCR
モータ12は、ベルト13を介して上記キャリッジ9を
駆動するものであり、本例では、ステップモータ、また
は、DCモータが用いられる。
【0026】また、上記ベルト13に沿って、目盛が付
されたテープ状の位置ゲージ14が設けられており、上
記キャリッジ9には、上記目盛を読み取るCR位置セン
サ(図示省略)が設けられている。このCR位置センサ
には、上記目盛を読み取る毎にパルス信号を発生する光
学式センサが設けられている。本例では、その光学式セ
ンサとして、フォトカプラを用いたインクリメント式の
ものが用いられる。
【0027】上記プラテンローラ6の左側には、パージ
動作(パージング)を行うパージ機構18が配置されて
いる。上記パージ動作とは、プリンタの使用中に印字ヘ
ッド10内のインク流路中に気泡が発生したり、吐出面
上にインクのしずくが付着したりすることなどの原因に
より、上記印字ヘッド10が吐出不良となった場合に、
良好な吐出状態に回復させるための動作である。このパ
ージ動作は、上記印字ヘッド10が、パージ機構18の
キャップ15に覆われる位置へ移動し、内蔵された公知
のポンプにより負圧を発生させ、上記印字ヘッド10の
内部の不良インクを吐出口を介して吸引することにより
行われる。
【0028】上記パージ機構18のポンプは、ポンプカ
ムギヤ19を介してLFモータ(図4のブロック図に2
6で示す)により駆動される。このLFモータには、ス
テップモータが用いられており、その駆動用のパルス信
号のパルス数は、後述するLF位置カウンタによりカウ
ントされる。また、上記LFモータは、上記パージ機構
18および紙送り機構LMの2つの機構の兼用となって
おり、切替え機構(図4のブロック図に27で示す)を
介して両者に接続されている。さらに、上記印字ヘッド
10は、印字動作を終了したときにノズルの渇きを防止
するために、キャップ15により覆われる(キャッピン
グ)。
【0029】上記印字ヘッド10には、図3の拡大説明
図に示すように、縦方向にNo. 1〜No. 80までの80
個の印字エレメントとしてのノズルが配列されており、
図中矢印Fで示す方向へ移動しながら、上記ノズルのう
ち、選択されたノズルからインクを吐出して印字を行
う。上記ノズルの配列は、印字ヘッド10の移動方向F
と直角方向に交差しているが、鋭角などに傾斜して同方
向Fと交差するものでもよい。また、上記パージ機構1
8の近傍には、フラッシング動作用のインク吸収体(図
示省略)と、上記印字ヘッド10が原点(キャッピング
される位置)に復帰していることを検出するHPセンサ
(図4のブロック図に30で示す)とが設けられてい
る。上記フラッシング動作とは、上記印字ヘッド10を
良好な吐出状態に保持するために行われるものであり、
印刷中に上記印字ヘッド10が上記インク吸収体上に移
動して、上記印字ヘッド10の全ノズルからインクの噴
射を行う動作である。
【0030】次に、上記プリンタ1の制御系について図
4のブロック図を参照して説明する。プリンタ1には、
後述する各種演算処理を行うCPU21が設けられてい
る。このCPU21には、ホストコンピュータ40から
出力される信号を上記CPU21における演算処理に用
いる信号に変換するインターフェース20、スイッチパ
ネル22、上記演算処理に用いるプログラムなどの記憶
されたROM23およびRAM24がそれぞれ接続され
ている。
【0031】上記CPU21は、上記ホストコンピュー
タ40からインターフェース20を介して出力された印
刷データを入力し、その印刷データを上記ROM23か
ら読み出した印刷プログラムに取り込んで、LFモータ
26、CRモータ12および印字ヘッド10を駆動する
ためのデータを演算する。そして、上記演算されたデー
タのうち、上記LFモータ26を駆動するためのLFモ
ータ駆動データは、LF駆動回路25に入力され、この
LF駆動回路25から出力されるLFモータ駆動信号に
従ってLFモータ26が駆動される。つまり、このLF
モータ26の駆動により、印刷用紙の縦方向への紙送り
が行われる。
【0032】また、上記演算されたデータのうち、上記
CRモータ12を駆動するためのCRモータ駆動データ
は、CR駆動回路28に入力され、このCR駆動回路2
8から出力されるCRモータ駆動信号に従ってCRモー
タ12が駆動される。つまり、このCRモータ12の駆
動により、キャリッジ9の横方向への移動が行われる。
上記演算されたデータのうち、上記印字ヘッド10を駆
動するための印字ヘッド駆動データが、ヘッド駆動回路
29に入力され、このヘッド駆動回路29から出力され
る印字ヘッド駆動信号に従って上記印字ヘッド10が駆
動される。つまり、上記印字ヘッド10に上記ヘッド駆
動信号が入力されると、印字ヘッド10の各エレメント
を構成する圧電素子(図示省略)に電圧が印加され、そ
の圧電素子が設けられたキャビティ(図示省略)の振動
板が変位し、キャビティ内のインクがノズルから吐出さ
れる。
【0033】上記CPU21には、上記CR位置センサ
32から出力されたパルス信号を入力して、そのパルス
数をカウントするCR位置カウンタ33と、上記LFモ
ータ26により、印刷用紙がどのくらい送られたのかを
カウントするLF位置カウンタ34と、上記パージ機構
18のポンプの位置を検出するパージ位置カウンタ35
とが接続されている。上記CPU21は、これらの各カ
ウンタによりカウントされたデータに基づいて上記印字
ヘッド10の位置およびポンプの位置を演算する。
【0034】次に、上記構成のプリンタに備えられてい
るテストパターン印字手段について図5ないし図9を参
照して説明する。図5は、上記CPU21によるテスト
パターン印字のための演算処理内容を示すフローチャー
ト、図6は、テストパターンの説明図、図7は、図6の
破線で囲まれた部分A1の拡大図、図8は、吐出不良の
ノズルのある場合のテストパターンの説明図、図9は、
図8の破線で囲まれた部分A2の拡大図をそれぞれ示
す。なお、本実施例では、上記印字ヘッド10に設けら
れた80個のノズル(図3参照)をノズル同士が隣接し
ないように、8個を1組とする10組に分けて設定して
いるものとする。つまり、等間隔の8個のノズルで所定
長さの横線を印字した後、そのノズルにおいて配列方向
に隣接した(すなわち1つずれた)次の等間隔の8個の
ノズルで同様に印字することを繰り返し、図6に示す1
0個のブロックを印字するものとする。また、図6の各
ブロックの下に配列された数字は、上記各ブロックの横
線の番号を示すとともに、上記No. 1〜No. 80までの
各ノズルの番号に対応する。
【0035】まず、プリンタ1に設けられた印字テスト
スイッチ(図示省略)を押す(ONする)と、その印字
テストスイッチから出力された信号(テスト信号)が上
記CPU21により検出される(ステップ100)。こ
のテスト信号を検出した上記CPU21は、ROM23
(図4参照)から読み出されたテストパターン印字用の
プログラムに基づいて、RAM24のバッファにテスト
パターンを作成する(ステップ110)。そして、その
テストパターンが完成すると、印字開始が指示される
(ステップ120)。
【0036】ここで、上記テストパターンの印字手順に
ついて説明する。まず、配列方向に隣接するNo. 1〜N
o. 80までの全ノズルからインクを吐出させ、図6に
示す縦線V1を印字する。続いて、上記印字ヘッド10
を1ドット分の長さ、つまり、図7にL1で示す長さ
分、紙面右方へ移動させ、最初に選択された1組目のノ
ズルである、No.1、11、21、31、41、5
1、61、71の8個のノズルからインクを吐出させ
る。以後、この選択された8個のノズルからのインクの
吐出をp回繰り返し、図6に示す横線H1、H11、H
21、H31、H41、H51、H61およびH71の
8本の横線を形成する。そして、上記インクの吐出をp
回繰り返すと、次にL1移動したときに全ノズルからイ
ンクを吐出させ、縦線V2を形成する。これらのステッ
プを経て形成されたテストパターンは、図6の左端に示
すブロックとなる。なお、上記pは、任意の数に設定す
ることができるが、本例では、図7に示すように14で
ある。また、上記L1は、本例では、1/180inc
h(≒0.14mm)である。
【0037】以降、1つずつノズル番号を増加する毎に
1つのブロックを作り、10番目のブロックでは、N
o.10、20、30、40、50、60、70、80
のノズルが使用される。このように印字されたテストパ
ターンは、図6に示すように、10個のブロックで構成
されており、1つのブロックは、8本の横線および2本
の縦線により、はしご状に形成されている。また、各ブ
ロックの下には、各横線に対応したノズルの番号が印字
される。何番目のブロックの何本目の横線かを数えるこ
とで、その横線を印字したノズル番号を知ることができ
るが、上記のように、数字を並べて印字しておくこと
で、さらに容易にノズル番号を知ることができる。な
お、図7に示すブロック間の距離L2は、任意に設定す
ることができる。
【0038】ここで、上記方法により、テストパターン
を印字した結果が、図8に示すものであるとする。図8
に示すものでは、左から3番目のブロックの上から2番
目の横線が印字されていない。つまり、13番目のノズ
ルが吐出不可能となっている。図9は、図8の破線で囲
まれた部分の拡大図であり、13番目のノズルによる横
線が印字されていない状態を示す。
【0039】上述のように、本実施例のプリンタおよび
テストパターン印字方法によれば、80個のノズルを組
単位で間隔を置きながら印字をすることができるため、
印字されていない横線を有する組を容易に見つけること
ができる。しかも、各組を構成する横線間には、視認可
能な間隔が置かれているため、何番目の横線であるの
か、つまり、何番目の印字エレメントであるのか、容易
に数えることができる。また、各組の両端には、縦線が
印字されているため、組間の識別性が良い。さらに、同
時に8本単位(8ノズル単位)で印字するため、1本単
位(1ノズル単位)で印字するものよりも、印字時間を
短縮することができる。
【0040】なお、上記実施例では、8ノズル単位で印
字する場合を説明したが、10ノズル単位で8個のブロ
ックを印字するようにしてもよい。また、4ノズル単位
で8個のブロックを印字した後に紙送りを行って、その
8個のブロックの下にさらに8個のブロックを印字する
ようにしてもよい。さらに、上記ブロックを縦方向(紙
送り方向)に並べるように印字することもできる。つま
り、上記ブロックを構成する横線の本数やブロックの数
は、全ノズル数や1inch当たりのドット数(dp
i)により、任意に設定することができるものであり、
また、上記縦線は、必ずしも印字する必要はない。
【0041】また、上記実施例では、印字エレメント
が、縦方向(紙送り方向)に複数配列された印字ヘッド
を1つ備えたプリンタについて説明したが、カラーイン
クジェットプリンタのように、上記印字ヘッドを複数色
分横方向(印字ヘッドの移動方向)に設けたプリンタで
ある場合には、上記実施例のテストパターン印字方法を
各色のヘッド毎に実行することにより、上記テストパタ
ーンを色別に印字することができる。さらに、上記実施
例では、印字ヘッドに備えられた印字エレメントが、縦
方向(紙送り方向)に複数配列されたプリンタについて
説明したが、印字エレメントが、マトリックス状に複数
配列された印字ヘッドを備えたプリンタの場合であって
も、それらの印字エレメントを適宜選択して複数組に設
定し、上記実施例と同様に組単位でブロックを形成して
行くことにより、テストパターンを印字することができ
る。
【0042】上記実施例では、プリンタの一例としてイ
ンクジェット式プリンタを代表に説明したが、本発明
は、ワイヤドットプリンタ、サーマルプリンタなどの、
ドット単位で印字を行う他のプリンタにも適用すること
ができることは勿論のことである。なお、上記実施例に
おいて、ステップ100ないし120が、本発明のテス
トパターン印字手段に相当する。
【0043】
【効果】以上記述したように本発明によれば、複数の印
字エレメントを複数組に設定するとともに、その設定さ
れた組単位で被印刷体上のそれぞれ独立して視認可能な
位置にテストパターンを印字することができるため、印
字エレメントの数が多い場合であっても、印字不良の部
分を有する組を見つけさえすれば、後は、その印字不良
の部分が、その組の中においてどの印字エレメントに対
応する部分のものであるのかを見つけるだけでよいた
め、印字不良の印字エレメントを容易、かつ、正確に見
つけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタの内部機構の外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るプリンタから一部機構を
取り出して示す外観斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るプリンタの印字ヘッドの
ノズルの配列を示す拡大説明図である。
【図4】本発明の実施例に係るプリンタの制御系を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の実施例に係るプリンタに備えられたC
PUの印字テストパターンを行う場合の演算処理内容を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係るプリンタにより印字され
た印字テストパターンの説明図である。
【図7】図6の破線で囲んだ部分A1の拡大図である。
【図8】吐出不良のノズルがある場合のテストパターン
の説明図である。
【図9】図8の破線で囲んだ部分A2の拡大図である。
【図10】従来のテストパターン印字方法により印字さ
れたテストパターンの説明図である。
【図11】図10の破線で囲んだ部分105の拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ 10 印字ヘッド No.1〜 No.80 ノズル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷体にドットを形成する印字エレメ
    ントを複数個配列した印字ヘッドが備えられており、そ
    の印字ヘッドを前記被印刷体に対向させて、前記印字エ
    レメントの配列方向と交差する方向に移動させながら、
    前記印字エレメントにより前記被印刷体に印字するプリ
    ンタにおいて、 前記複数の印字エレメントを複数組に設定するととも
    に、その設定された組単位で前記被印刷体上のそれぞれ
    独立して視認可能な位置にテストパターンを印字するテ
    ストパターン印字手段を備えたことを特徴とするプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記各組は、互いに隣接しない複数の印
    字エレメントにより設定されていることを特徴とする請
    求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記テストパターン印字手段は、前記各
    組間に所定間隔を置きながら前記被印刷体に印字するも
    のであることを特徴とする請求項1または2に記載のプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記設定された各組に対応するテストパ
    ターンには、前記各組を構成する複数の印字エレメント
    により、それぞれ前記印字ヘッドの移動方向に沿って印
    字した複数の線が含まれていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1つに記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記各組には、他の組に対し、前記配列
    方向にそれぞれずれて、かつ、視認可能な等間隔を置い
    た複数個の印字エレメントが含まれており、前記配列方
    向に隣接する印字エレメントを含む組のテストパターン
    を順次並べて印字することを特徴とする請求項4に記載
    のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記印字エレメントは、前記被印刷体へ
    インクを吐出して前記被印刷体にドットを形成するもの
    であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
    つに記載のインクジェット式プリンタ。
  7. 【請求項7】 被印刷体にドットを形成する印字エレメ
    ントを複数個配列した印字ヘッドが備えられており、そ
    の印字ヘッドを前記被印刷体に対向させて、前記印字エ
    レメントの配列方向と交差する方向に移動させながら、
    前記印字エレメントにより前記被印刷体にテストパター
    ンの印字を行うテストパターン印字方法において、 前記複数の印字エレメントを複数組に設定するととも
    に、その設定された組単位で前記被印刷体上のそれぞれ
    独立して視認可能な位置にテストパターンを印字するこ
    とを特徴とするテストパターン印字方法。
  8. 【請求項8】 前記各組を構成する複数の印字エレメン
    トにより、それぞれ前記印字ヘッドの移動方向に沿って
    前記被印刷体に印字を行い、各印字エレメントに対応す
    る線を前記方向にそれぞれ形成することを特徴とする請
    求項7に記載のテストパターン印字方法。
  9. 【請求項9】 前記各組を、他の組に対して前記配列方
    向にそれぞれずれ、かつ、視認可能な等間隔を置いた複
    数個の印字エレメントで構成し、 前記配列方向に隣接する印字エレメントを含む組のテス
    トパターンを順次並べて印字することを特徴とする請求
    項8に記載のテストパターン印字方法。
  10. 【請求項10】 前記印字エレメントは、前記被印刷体
    へインクを吐出して前記被印刷体にドットを形成するも
    のであることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか
    1つに記載のテストパターン印字方法。
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