JPH0966650A - プリンタおよびテストパターン印字方法 - Google Patents

プリンタおよびテストパターン印字方法

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JPH0966650A
JPH0966650A JP7248551A JP24855195A JPH0966650A JP H0966650 A JPH0966650 A JP H0966650A JP 7248551 A JP7248551 A JP 7248551A JP 24855195 A JP24855195 A JP 24855195A JP H0966650 A JPH0966650 A JP H0966650A
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printing
print head
print
yellow
test
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JP7248551A
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Inventor
Masahito Honda
雅人 本多
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イエローなどの視認性の悪い色を印字する印
字ヘッドにより印字されるテストパターンの視認性を向
上させることができるプリンタを提供する。 【解決手段】 シアン用印字ヘッドのn組目のノズルか
らシアンのインクを吐出し、そのシアンのインクが吐出
された部分にイエロー用印字ヘッドのn組目のノズルか
らイエローのインクを吐出して重ねる。これにより、グ
リーンのテストパターンを形成することができるため、
グリーンに変化していないシアンの部分を探すことによ
り、その部分を印字した印字エレメントが、イエロー用
印字ヘッドの中のインク吐出不良の印字ヘッドであるこ
とを知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを構成
する印字エレメントの印字状態を検査するためのテスト
パターンを印字する機能を備えたプリンタおよびテスト
パターンの印字方法であって、イエローのテストパター
ンを見易くするものとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記テストパターンを印字する方
法としては、特公平6−78019号公報に記載のもの
が知られている。その方法で印字されたテストパターン
を図10に示す。図11は、図10の破線105で囲ま
れた部分の拡大図である。上記方法で用いられた印字ヘ
ッドは、図11に示すように、縦方向に16個の印字エ
レメントを設けて構成されている。そして、図10に示
すように、1番上の印字エレメントで横方向へ印字(ド
ットの形成)を行って横線101を作成し、全印字エレ
メントの印字により縦線106を形成する。続いて、2
番目の印字エレメントで横方向へ印字を行って横線10
2を作成し、全印字エレメントの印字により縦線107
を作成する。以後、同様にして、3番目の印字エレメン
トから16番目の印字エレメントによる印字を行う。つ
まり、横線を1印字エレメント毎に1ドットずつ下げて
階段状に作成して行く。
【0003】そして、上記印字により、図10に示すテ
ストパターンが作成されたとすると、4番目の印字エレ
メントによる横線104は印字されているが、本来、3
番目の印字エレメントにより印字されるべき横線(縦線
107と108との間に作成される線)が印字されてい
ないことが分る。これにより、3番目の印字エレメント
が印字不良であることが分る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは、カラープリンタの印字ヘッドの印字状態を検査す
るために、カラーの印字ヘッドでテストパターンを印字
した場合、色によってはテストパターンの視認性が悪い
ため、印字不良の印字エレメントを見つけ難いという問
題がある。特に、イエローのテストパターンを白い用紙
に印字した場合にあっては、他のシアンやマゼンタのテ
ストパターンと比べて非常に視認性が悪いため、イエロ
ーの印字ヘッドの中のどの印字エレメントが印字不良で
あるのか、見つけることが困難であるという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、見難い色のテスト印字に他の色を重ねて印字するこ
とにより、視認性の良いテストパターンを印字すること
ができるプリンタおよびテストパターン印字方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、被印字体にカ
ラーの印字を行う印字エレメントを複数設けた印字ヘッ
ドを複数色分備えており、それらの印字ヘッド毎に前記
被印字体にテスト印字を行うプリンタにおいて、前記複
数の印字ヘッドにより、複数色を重ねてテスト印字を行
うテスト印字手段を備えるという技術的手段を採用す
る。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のプリンタにおいて、前記印字ヘッドには、イエロー
の印字を行うイエロー印字用ヘッドが含まれており、前
記テスト印字手段は、前記イエローの印字ヘッドによる
印字と、前記イエロー以外の色の印字ヘッドによる印字
とを重ねて行うものであるという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のプリンタにおいて、前記イエロー以外の色は、シア
ンおよびマゼンタのいずれかであるという技術的手段を
採用する。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載のプリンタにおいて、前記印
字ヘッドは、少なくともブラック印字用ヘッド、イエロ
ー印字用ヘッド、シアン印字用ヘッドおよびマゼンタ印
字用ヘッドであるという技術的手段を採用する。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4のいずれか1つに記載のプリンタにおいて、前記印
字ヘッドは、インクを前記被印字体へ吐出するものであ
るという技術的手段を採用する。
【0011】請求項6に記載の発明では、被印字体にカ
ラーのドットを形成する印字エレメントを複数設けた印
字ヘッドをイエローを含む複数色分備えており、それら
の印字ヘッド毎に前記被印刷体にテストパターンの印字
を行うテストパターン印字方法において、前記イエロー
の印字を行うイエロー用印字ヘッドにより印字されるテ
スト印字と、他の色の印字を行う印字ヘッドにより印字
されるテスト印字とを重ねて行うという技術的手段を採
用する。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載のテストパターン印字方法において、前記印字ヘッド
は、インク吐出口から前記被印刷体へインクを吐出する
ものであるという技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1ないし7に記載の発明では、複数色の
印字ヘッドにより、複数色を重ねてテスト印字を行うこ
とができるため、単独では視認性の悪い色のテストパタ
ーンを視認性の良いテストパターンに変えることができ
る。
【0014】特に、請求項2に記載の発明では、イエロ
ーの印字ヘッドによる印字と、イエロー以外の色の印字
ヘッドによる印字とを重ねて行うことにより、イエロー
の印字部分を他の色に変えることができるため、イエロ
ーのテストパターンの視認性を良くすることができる。
そして、色が変化していない部分は、イエローの印字を
重ねていない部分であるため、その色が変化していない
部分を見つけることにより、印字の不良状態にあるイエ
ローの印字エレメントを知ることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明では、上記イ
エローの印字と、シアンおよびマゼンタの印字のいずれ
かとを重ねることができる。つまり、上記イエローの印
字と、上記シアンの印字とを重ねた場合には、グリーン
系の色に印字することができるため、グリーン系の色に
印字されていないシアンの部分を見つけることにより、
印字の不良状態にあるイエローの印字エレメントを容易
に知ることができる。また、上記イエローの印字と、上
記マゼンタの印字とを重ねた場合には、レッド系の色に
印字することができため、レッド系の色に印字されてい
ないマゼンタの部分を見つけることにより、印字の不良
状態にあるイエローの印字エレメントを容易に知ること
ができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明では、上記印
字ヘッドは、少なくともブラック印字用ヘッド、イエロ
ー印字用ヘッド、シアン印字用ヘッドおよびマゼンタ印
字用ヘッドであるため、上記イエロー印字用ヘッドによ
る印字と、上記シアン印字用ヘッドおよびマゼンタ印字
用ヘッドのいずれかの印字とを重ねることにより、本
来、イエローのみの印字で見にくい部分を他の色に変え
ることができるため、上記イエロー印字用ヘッドを構成
する印字エレメントのうち、印字不良のものを見つける
ことができる。
【0017】さらに、請求項5に記載の発明では、プリ
ンタが、インクを上記被印字体へ吐出する印字ヘッドを
備えたインクジェット式プリンタである場合にも、上記
請求項1ないし4のいずれか1つに記載の発明を適用す
ることができる。
【0018】また、請求項6に記載の発明では、イエロ
ーのテスト印字部分と、他の色のテスト印字とを重ねて
行うことができるため、上記イエローのテスト印字部分
の視認性を良くすることができる。
【0019】また、請求項7に記載の発明では、プリン
タが、インクを上記被印字体へ吐出する印字ヘッドを備
えたインクジェット式プリンタである場合にも、上記請
求項6に記載のテストパターン印字方法を適用すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
について図を参照して説明する。なお、本実施例では、
本発明に係るプリンタとして、インク吐出口から被印字
体へインクを吐出して印刷を行うインクジェット式プリ
ンタ(以下、プリンタと略称する)を代表に説明する。
図1は上記プリンタの内部機構の外観斜視図、図2
(a)は図1に示すプリンタ1の一部機構を取り出して
示す外観斜視図、図2(b)は図2(a)に示すプリン
タの印字ヘッド10の説明図、図3は印字ヘッドのノズ
ルの配列を示す模式図、図4は上記プリンタの制御系の
構成を示すブロック図をそれぞれ示す。
【0021】図1に示すように、プリンタ1の本体フレ
ーム2の前部には、手差し給紙部3が設けられており、
この手差し給紙部3の後方であって上記本体フレーム2
の上部には、図2(a)に示すように、後述する印字ヘ
ッド10、紙送り機構LMを搭載するサブフレーム4が
設けられている。このサブフレーム4の上部後方には、
図1に示すように、被印字体である印刷用紙を複数枚重
ねて貯蔵する給紙カセット5が着脱可能に取付けられて
いる。
【0022】上記印字ヘッド10は、図2(b)に示す
ように、ブラックのインクを吐出してブラックの印字を
行うブラック印字用ヘッド10aと、イエローのインク
を吐出してイエローの印字を行うイエロー印字用ヘッド
10bと、シアンのインクを吐出してシアンの印字を行
うシアン印字用ヘッド10cと、マゼンタのインクを吐
出してマゼンタの印字を行うマゼンタ印字用ヘッド10
dとから構成される。また、上記各印字ヘッドは、それ
ぞれ図3に示すように、縦方向(紙送り方向)に例えば
No. 1〜No. 80までの複数の印字エレメントとしての
ノズルを設けて構成されており、図中矢印Fで示す方向
(印字ヘッド10の移動方向)へ移動しながら、上記ノ
ズルのうち、選択されたノズルからインクを吐出して印
字を行う。
【0023】図2に示すように、上記サブフレーム4の
上部後方には、円筒形状のプラテンローラ6が配置され
ている。このプラテンローラ6は、上記給紙カセット5
または手差し給紙部3から供給された印刷用紙を上記印
字ヘッド10に対面させながら上下方向に搬送するもの
であり、上記紙送り機構LMの一部をなす。上記プラテ
ンローラ6は、LFモータ(図4中に26で示す)によ
り、プラテンギヤ7を介して駆動される。上記プラテン
ローラ6の上側には、印刷用紙をプラテンローラ6に密
着させるプレッシャローラ8が設けられている。
【0024】上記プラテンローラ6の前方には、上記印
字ヘッド10を搭載して上記プラテンローラ6に対面さ
せて往復動させるキャリッジ9が設けられている。この
キャリッジ9は、上記プラテンローラ6と平行に設けら
れたキャリッジ軸11に沿って移動可能とされている。
上記サブフレーム4の右方裏面には、上記キャリッジ9
を駆動するCRモータ12が配置されている。このCR
モータ12は、ベルト13を介して上記キャリッジ9を
駆動するものであり、ステップモータまたはDCモータ
が用いられる。また、上記ベルト13に沿って、目盛り
が付されたテープ状の位置ゲージ14が設けられてお
り、上記キャリッジ9には、上記目盛りを読み取る毎に
パルス信号を発生するCR位置センサ(図4中に32で
示す)が設けられている。本例では、そのCR位置セン
サとして、フォトカプラを用いたインクリメント式の光
学式センサが用いられる。
【0025】上記プラテンローラ6の左側には、パージ
動作を行うパージ機構18が配置されている。上記パー
ジ動作とは、プリンタの使用中に印字ヘッド10内のイ
ンク流路中に気泡が発生したり、吐出面上にインクのし
ずくが付着したりすることなどの原因により、上記印字
ヘッド10が吐出不良となった場合に、良好な吐出状態
に回復させるための動作である。このパージ動作は、上
記印字ヘッド10が、パージ機構18のキャップ15に
覆われる位置へ移動し、内蔵された公知のポンプにより
負圧を発生させ、上記印字ヘッド10の内部の不良イン
クを吐出口を介して吸引することにより行われる。上記
パージ機構18のポンプは、ポンプカムギヤ19を介し
てLFモータ26により駆動される。さらに、上記印字
ヘッド10は、印字動作を終了したときにノズルの渇き
を防止するために、上記キャップ15により覆われる。
【0026】上記パージ機構18のポンプは、ポンプカ
ムギヤ19を介してLFモータ26により駆動される。
このLFモータ26には、ステップモータが用いられて
おり、その回転軸には、その回転量に応じたパルス信号
を発生する光学式センサが設けられており、そのパルス
信号のパルス数は、後述するLF位置カウンタ34によ
りカウントされる。また、上記LFモータ26は、上記
パージ機構18および紙送り機構LMの2つの機構の兼
用となっており、切替え機構(図4のブロック図に27
で示す)を介して両者に接続されている。上記紙送り機
構LMの近傍には、上記印刷用紙がなくなったことを検
出するPEセンサ(図4中に31で示す)が設けられて
いる。
【0027】また、上記パージ機構18の近傍には、フ
ラッシング動作用のインク吸収体(図示省略)と、上記
印字ヘッド10が原点(キャッピングされる位置)に復
帰していることを検出するHPセンサ(図4中に30で
示す)とが設けられている。上記フラッシング動作と
は、上記印字ヘッド10を良好な吐出状態に保持するた
めに行われるものであり、印刷中に上記印字ヘッド10
が上記インク吸収体上に移動して、上記印字ヘッド10
の全ノズルからインクの噴射を行う動作である。
【0028】次に、上記プリンタ1の制御系について図
4のブロック図を参照して説明する。プリンタ1には、
後述する各種演算処理を行うCPU21が設けられてい
る。このCPU21には、ホストコンピュータ40から
出力される信号を上記CPU21における演算処理に用
いる信号に変換するインターフェース20、スイッチパ
ネル22、上記演算処理に用いるプログラムなどの記憶
されたROM23およびRAM24がそれぞれ接続され
ている。
【0029】上記CPU21は、上記ホストコンピュー
タ40からインターフェース20を介して出力された印
刷データを入力し、その印刷データを上記ROM23か
ら読み出した印刷プログラムに取り込んで、LFモータ
26、CRモータ12および印字ヘッド10を駆動する
ためのデータを演算する。そして、上記演算されたデー
タのうち、上記LFモータ26を駆動するためのLFモ
ータ駆動データは、LF駆動回路25に入力され、この
LF駆動回路25から出力されるLFモータ駆動信号に
従ってLFモータ26が駆動される。つまり、このLF
モータ26の駆動により、印刷用紙の縦方向への紙送り
が行われる。
【0030】また、上記演算されたデータのうち、上記
CRモータ12を駆動するためのCRモータ駆動データ
は、CR駆動回路28に入力され、このCR駆動回路2
8から出力されるCRモータ駆動信号に従ってCRモー
タ12が駆動される。つまり、このCRモータ12の駆
動により、キャリッジ9が横方向への移動が行われる。
そして、上記キャリッジ9の移動が終了すると、上記演
算されたデータのうち、上記印字ヘッド10を駆動する
ための印字ヘッド駆動データが、ヘッド駆動回路29に
入力され、このヘッド駆動回路29から出力される印字
ヘッド駆動信号に従って上記印字ヘッド10が駆動され
る。つまり、上記印字ヘッド10に上記ヘッド駆動信号
が入力されると、印字ヘッド10の各エレメントを構成
する圧電素子(図示省略)に電圧が印加され、その圧電
素子が設けられたキャビティ(図示省略)の振動板が変
位し、キャビティ内のインクがノズルから吐出される。
【0031】上記CPU21には、上記CR位置センサ
32から出力されたパルス信号を入力して、そのパルス
数をカウントするCR位置カウンタ33と、上記LFモ
ータ26により、印刷用紙がどのくらい送られたのかを
カウントするLF位置カウンタ34と、上記パージ機構
18のポンプの位置を検出するパージ位置カウンタ35
とが接続されている。上記CPU21は、これらの各カ
ウンタによりカウントされたデータに基づいて上記印字
ヘッド10の位置およびポンプの位置を演算する。
【0032】次に、上記構成のプリンタに備えられてい
るテスト印字手段について図5ないし図9を参照して説
明する。図5は、上記CPU21によるテストパターン
の印字のための演算処理内容を示すフローチャート、図
6は、テストパターンの説明図、図7(a)は、図6の
破線で囲まれた部分A1の拡大図、図7(b)は、図7
(a)に示すテストパターンがイエローで印字されたも
のである場合に、その上に重ねてシアンのテストパター
ンを印字した場合の説明図、図8は、イエロー用印字ヘ
ッド10bに吐出不良のノズルのある場合のテストパタ
ーンの説明図、図9は、図8の破線で囲まれた部分A2
の拡大図をそれぞれ示す。なお、本実施例では、上記各
印字ヘッド10aないし10dにそれぞれ設けられた8
0個のノズル(図3参照)を、連続した10個から1個
ずる抽出して、8個を1組とする10組に分けて設定し
ているものとする。つまり、ノズルを順次8個ずつ吐出
させて行き、図6に示す10個のブロックを印字するも
のとする。また、ここでは、イエロー用印字ヘッド10
bにより印字されたテストパターンに重ねてシアン用印
字ヘッド10cによりテストパターンを印字する場合を
説明する。
【0033】まず、プリンタ1に設けられた印字テスト
スイッチ(図示省略)を押す(ONする)と、その印字
テストスイッチから出力された信号(テスト信号)が上
記CPU21により検出される(ステップ100)。さ
らに、押されたテストスイッチが、どの色の印字ヘッド
のテストを指定しているのかが判断され(ステップ11
0)、イエロー用印字ヘッド10bのテストが指定され
た場合、CPU21は、ROM23(図4参照)から読
み出されたテスト印字用のプログラムに基づいて、イエ
ロー用印字ヘッド10bとシアン用印字ヘッド10cの
ためのRAM24の各印字バッファに、それぞれ同じテ
ストパターンを作成する(ステップ120、130)。
そして、テストパターンが完成すると、印字開始が指示
される(ステップ140)。
【0034】それによって、キャリッジ9の移動方向
(図2(b)に矢印Xで示す方向)において、先行する
例えばシアン用印字ヘッド10cのための印字バッファ
からテストパターンの読出しが行われ、シアン用印字ヘ
ッド10cによって、そのパターンが印刷用紙上に印字
される。また、キャリッジ9の移動方向のシアン用印字
ヘッド10cとイエロー用印字ヘッド10bとの間隔L
1を移動する時間だけ、シアン用印字ヘッド10cの印
字開始から遅延して、イエロー用印字ヘッド10bのた
めの印字バッファからテストパターンの読出しが行わ
れ、イエロー用印字ヘッド10bによってそのパターン
が印字される。
【0035】その結果、シアンのテストパターンとイエ
ローのテストパターンとが重ねられて、イエローよりも
視認性の良いグリーン系のテストパターンが印字され
る。図6のテストパターンにおいて、各縦線は、各ヘッ
ドの全ノズルから吐出した80ドットで構成され、横線
は、前述のように8個ずつの10組のノズルで、組毎に
ブロックを作って印字される。つまり、最も左側の1番
目のブロックでは、No.1、11、21、31、4
1、51、61、71のノズルを使用して横線が印字さ
れ、2番目のブロックでは、No.2、12、22、3
2、42、52、62、72のノズルが使用される。
【0036】以降、1つずつノズル番号を増加する毎に
1つのブロックを作り、10番目のブロックでは、N
o.10、20、30、40、50、60、70、80
のノズルが使用される。各ブロックの下には、各横線に
対応したノズルの番号が印字される。何番目のブロック
の何本目の横線かを数えることで、その横線を印字した
ノズル番号を知ることができるが、上記のように、数字
を並べて印字しておくことで、さらに容易にノズル番号
を知ることができる。
【0037】ここで、上記方法により、テストパターン
を印字した結果が、図8に示すものであるとする。図8
に示すものでは、左から3番目のブロックの上から2番
目の横線がシアンとなっている。つまり、この横線に
は、イエローのインクが吐出されていないことになる。
したがって、上記イエロー用印字ヘッド10cの13番
目のノズルが吐出不可能となっていることが分る。図9
は、図8の破線で囲まれた部分A2の拡大図であり、上
記イエロー用印字ヘッド10cの13番目のノズルから
イエローのインクが吐出されていないため、シアンの横
線が印字された状態を示す。
【0038】上述のように、本実施例のプリンタおよび
テストパターン印字方法によれば、シアンのテストパタ
ーンの上に重ねてイエローのテストパターンを印字する
ことにより、本来、イエローのテストパターンであるも
のをグリーンのテストパターンに変えることができるた
め、テストパターンの視認性を良くすることができる。
そして、グリーンに変化していないシアンの横線を探す
ことにより、イエローのインクの吐出不良であるノズル
を容易に見つけることができる。
【0039】なお、図5のフローチャートにおいて、押
されたテストスイッチが、マゼンタ用印字ヘッド10
d、または、シアン用印字ヘッド10cのテストを指定
するものである場合(ステップ110の判断がNoであ
る場合)には、その指定された色のためのRAM24の
印字バッファにテストパターンを作成し(ステップ15
0)、マゼンタ用印字ヘッド10d、または、シアン用
印字ヘッド10cのテスト印字が開始される(ステップ
140)。
【0040】なお、上記実施例では、シアンのテストパ
ターンの上に重ねてイエローのテストパターンを印字す
る場合を説明したが、マゼンタ用印字ヘッド10dによ
り印字されたテストパターンの上に重ねてイエローのテ
ストパターンを印字し、イエローのインクが重なってい
る部分をレッドに、イエローのインクが重なっていない
部分をマゼンタにするようにすることもできる。また、
イエローのテストパターンの上にシアン、または、マゼ
ンタのテストパターンを重ねて印字してもよい。さら
に、上記実施例では、イエローのテストパターンの視認
性を良くするために好適な色として、シアン、または、
マゼンタを用いたが、これらの色以外の色を用いること
もできる。
【0041】また、上記実施例では、プリンタの一例と
してインクジェット式プリンタを代表に説明したが、本
発明は、ワイヤドットプリンタ、サーマルプリンタなど
の、ドット単位で印字を行う他のプリンタにも適用する
ことができることは勿論のことである。
【0042】
【効果】以上記述したように、本発明によれば、視認性
の悪い色のテスト印字と、他の色のテスト印字とを重ね
ることにより、視認性の良いテスト印字を行うことがで
きる。したがって、印字ヘッドに設けられた印字不良の
印字エレメントを容易に知ることができる。特に、視認
性の悪いイエローの印字と、イエロー以外の色の印字と
を重ねれば、その重ねる前の色で印字されているテスト
パターンを見つけることにより、イエロー用印字ヘッド
を構成する印字エレメントのうちの印字不良の印字エレ
メントを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタの内部機構の外
観斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の実施例に係るプリンタの一
部を取り出して示す外観斜視図であり、(b)は、印字
ヘッドの模式図である。
【図3】本発明の実施例に係るプリンタの印字ヘッドの
ノズルの配列を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に係るプリンタの制御系を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の実施例に係るプリンタに備えられたC
PUの印字テストパターンを行う場合の演算処理内容を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係るプリンタにより印字され
た印字テストパターンの説明図である。
【図7】(a)は、図6に示すテストパターンをシアン
で印字した場合の図6の破線で囲んだ部分A1の拡大図
であり、(b)は、グリーンに変化した(a)に示すテ
ストパターンを示す説明図である。
【図8】吐出不良のノズルがある場合のテストパターン
の説明図である。
【図9】図8の破線で囲んだ部分A2の拡大図である。
【図10】従来のテストパターン印字方法により印字さ
れたテストパターンの説明図である。
【図11】図10の破線で囲んだ部分105の拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ 10 印字ヘッド No.1〜 No.80 ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印字体にカラーの印字を行う印字エレ
    メントを複数設けた印字ヘッドを複数色分備えており、
    それらの印字ヘッド毎に前記被印字体にテスト印字を行
    うプリンタにおいて、 前記複数の印字ヘッドにより、複数色を重ねてテスト印
    字を行うテスト印字手段を備えたことを特徴とするプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドには、イエローの印字を
    行うイエロー印字用ヘッドが含まれており、前記テスト
    印字手段は、前記イエローの印字ヘッドによる印字と、
    前記イエロー以外の色の印字ヘッドによる印字とを重ね
    て行うものであることを特徴とする請求項1に記載のプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 前記イエロー以外の色は、シアンおよび
    マゼンタのいずれかであることを特徴とする請求項2に
    記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは、少なくともブラック
    印字用ヘッド、イエロー印字用ヘッド、シアン印字用ヘ
    ッドおよびマゼンタ印字用ヘッドであることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか1つに記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記印字ヘッドは、インクを前記被印字
    体へ吐出するものであることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載のインクジェット式プリン
    タ。
  6. 【請求項6】 被印字体にカラーのドットを形成する印
    字エレメントを複数設けた印字ヘッドをイエローを含む
    複数色分備えており、それらの印字ヘッド毎に前記被印
    刷体にテストパターンの印字を行うテストパターン印字
    方法において、 前記イエローの印字を行うイエロー用印字ヘッドにより
    印字されるテスト印字と、他の色の印字を行う印字ヘッ
    ドにより印字されるテスト印字とを重ねて行うことを特
    徴とするテストパターン印字方法。
  7. 【請求項7】 前記印字ヘッドは、インク吐出口から前
    記被印刷体へインクを吐出するものであることを特徴と
    する請求項6に記載のテストパターン印字方法。
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