JPH1158703A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1158703A
JPH1158703A JP21621097A JP21621097A JPH1158703A JP H1158703 A JPH1158703 A JP H1158703A JP 21621097 A JP21621097 A JP 21621097A JP 21621097 A JP21621097 A JP 21621097A JP H1158703 A JPH1158703 A JP H1158703A
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浩司 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のキャリッジにそれぞれ印字ヘッドを搭
載したものにおいて、各印字ヘッドをキャリッジごとに
簡単に制御することができる印字装置を提供する。 【解決手段】 CPU101に、アドレスバス及びデー
タバスを通じて、2つの制御系統を構成する第1及び第
2のゲートアレイ111,112を並列に接続する。ゲ
ートアレイ111,112は、ヘッド駆動回路113,
114を通じて、印字ヘッド5及び6(6A,6B,6
C)を独立に制御する。各ゲートアレイ111,112
は、それぞれ、黒エンコーダ信号及び色エンコーダ信号
が入力するようになっており、各エンコーダ信号に基づ
いて印字ヘッド5及び6のためのタイミング信号を生成
する。また、各ゲートアレイ111,112は、それぞ
れ、イメージメモリ115,116を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
ヘッド部を有する印字ヘッドを搭載したキャリッジを複
数個備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーインクジェットプリンタ
は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色の各
ヘッド部を並列に有する印字ヘッドを単一のキャリッジ
に搭載し、キャリッジを、印字媒体の幅方向において走
査させて印字を行うようになっている。
【0003】かかるインクジェットプリンタにおいて
は、黒印字中に他の色のヘッド部が大気にさらされ、イ
ンクの乾燥による目詰まりや固着等の問題が発生するこ
とから、黒印字中でも定期的にホームポジションに戻っ
て回復動作としての空吐出を行ったり、印字開始時や人
為的な吸引回復動作時でも他の色のヘッド部からのイン
クの吸引を行うことが一般的であり、そのため、印字時
間が長くなるし、また、このような回復動作によって、
印字しないにもかかわらず、インクを消費しなければな
らず、著しく不経済である。それに加えて、常に、4個
のヘッド部を搭載し重量があるキャリッジを駆動しなけ
ればならず、そのため、キャリッジ駆動モータの負荷が
大きくなっていた。
【0004】そこで、例えば特開平1−221251号
公報に記載されるように、少なくとも1つのヘッドを搭
載したキャリッジを複数個設け、ヘッドを含む個々のキ
ャリッジをそれぞれ別々に駆動制御するようにし、1つ
のキャリッジに搭載されているヘッドを使用している際
には他のキャリッジは待機状態にしておき、無駄な空吐
出等を不要とすると共に、キャリッジ駆動モータの負荷
を低減したインクジェットプリンタが提案されている。
【0005】ところで、かかる印字装置においては、い
わゆるカラー印字の際には、黒インクを吐出する印字ヘ
ッドを搭載するキャリッジと、他の色インクを吐出する
印字ヘッドを搭載するキャリッジとを同時に駆動しなけ
ればならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たカラー印字の際の位置制御は、例えばエンコーダ等に
て、各印字ヘッド(キャリッジ)の位置を検出し、それ
に基づいて行われるが、その制御系統が1つしかないた
め、両ヘッドを完全に同期して同時に移動させなければ
ならず、制御が複雑になり、かつ高価な制御回路を用い
なければ高速に印字できないという課題がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、印字ヘッドを、キャリッジごとに簡単に制御するこ
とができる印字装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも1つのヘッド部を有する印字ヘッドを搭載した複
数のキャリッジと、該キャリッジを駆動するキャリッジ
駆動手段と、前記印字ヘッド及びキャリッジ駆動手段に
関連づけられ印字媒体に対する印字を制御する印字制御
手段とを備える印字装置において、前記印字制御手段
が、前記キャリッジごとに各キャリッジの位置に基づい
て前記印字ヘッドを制御する複数の制御系統を有するも
のである。
【0009】請求項1の発明によれば、複数の制御系統
によって、キャリッジごとに、各キャリッジの位置に基
づいて、印字ヘッドが制御される。よって、各制御系統
は比較的簡単なものでも、それぞれ対応する印字ヘッド
を制御するので、全体として制御が簡単でありながら、
高速で印字することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の印字装置に
おいて、前記複数の制御系統が、それぞれ、キャリッジ
ごとに設けられ各キャリッジの位置を独立して検出する
位置検出手段を備え、その位置検出手段よりの信号に基
づいて、前記キャリッジごとに印字ヘッドを制御するも
のである。
【0011】請求項2の発明によれば、位置検出手段に
よって、各キャリッジの位置が独立して検出され、その
位置検出手段よりの信号に基づいて、前記キャリッジご
とに印字ヘッドが精度よく制御され、インクジェット印
字等の高解像度の印字が容易に実現される。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の印字
装置において、前記複数の制御系統が、それぞれ媒体送
り等を制御する制御系統とは独立したハードウェア回路
で構成されている。
【0013】請求項3の発明によれば、媒体送り、媒体
検出、インク検出、パネル設定等の比較的複雑な制御を
必要とする制御系統の負荷が軽くされ、前記制御系統が
能力の低い安価なものとされる。また、印字ヘッドのた
めの単純な繰り返し制御がハードウェア回路で処理され
ることで、前記制御系統の能力が低くても高速印字が可
能とされる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの印字装置において、前記キャリッジが、第1及び第
2のキャリッジを有し、前記第1及び第2のキャリッジ
は、単一のガイドロッドに移動可能に挿通されており、
前記印字媒体の搬送経路の一側に、第1の及び第2のキ
ャリッジの印字ヘッドに対する第1及び第2の保護キャ
ップが独立して設けられている。
【0015】請求項4の発明によれば、印字媒体の搬送
経路の一側に設けられている第1及び第2の保護キャッ
プによって、独立して、第1及び第2のキャリッジの印
字ヘッドがそれぞれキャッピングされる。そして、第1
のキャリッジの印字ヘッドにより印字が行われている際
には、第2のキャリッジの印字ヘッドが第2の保護キャ
ップにてキャッピングされてノズル面の乾燥が防止され
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの印字装置において、前記キャリッジが、第1及び第
2のキャリッジとを有し、前記第1及び第2のキャリッ
ジは、単一のガイドロッドに移動可能に挿通されてお
り、前記印字媒体の搬送経路の一側に、第1のキャリッ
ジの印字ヘッドに対する第1の保護キャップが設けら
れ、他側に第2のキャリッジの印字ヘッドに対する第2
の保護キャップが回復装置と共に設けられている。
【0017】請求項5の発明によれば、第1のキャリッ
ジの印字ヘッドにより印字が行われている際には、第2
のキャリッジの印字ヘッドが第2の保護キャップにてキ
ャッピングされてノズル面の乾燥が防止される。それと
共に、第2のキャリッジの印字ヘッドにより印字が行わ
れている際には、第1のキャリッジの印字ヘッドが第1
の保護キャップにてキャッピングされてノズル面の乾燥
が防止される。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの印字装置において、前記第1及び第2のキャリッジ
が、それぞれ、平行に設けられた第1及び第2のガイド
ロッドに移動可能に挿通されている。
【0019】請求項6の発明によれば、第1及び第2の
キャリッジが、それぞれ、平行に設けられた第1及び第
2のガイドロッドに移動可能に挿通されていることか
ら、第1及び第2のキャリッジが全く干渉することがな
く、各印字ヘッドによる印字の制御の自由度が著しく高
められる。
【0020】請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれ
かの印字装置において、前記第1のキャリッジに搭載さ
れている印字ヘッドは、黒インクを吐出するものである
一方、第2のキャリッジに搭載されている印字ヘッド
は、色インクを吐出する複数のヘッド部を有するもので
あり、前記印字制御手段は、ファクシミリからの信号が
入力されるように構成されている。
【0021】請求項7の発明によれば、印字制御手段に
よって、ファクシミリからの信号に基づき、第1のキャ
リッジのヘッド部が制御され、第2のキャリッジが駆動
されることなく、印字媒体に対しファクシミリ情報が黒
インクにより印字される。また、使用頻度が最も高い黒
インクを吐出する印字ヘッドが第1のキャリッジに搭載
され、色インクを吐出する複数のヘッド部を有する印字
ヘッドが別の第2のキャリッジに搭載されていることか
ら、第1のキャリッジ上のヘッド部による印字中に、そ
の印字とは関係なく、例えば第2のキャリッジ上のヘッ
ド部に対し回復動作を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0023】図1は本発明に係る印字装置であるインク
ジェットプリンタの全体構成を示す概略斜視図である。
同図において、インクジェットプリンタ1は、左右方向
に延びる回転軸(図示せず)によってプリンタフレーム
2に回転可能に支承される円筒形状のプラテンローラ3
を有する。プラテンローラ3は、給紙カセット又は手差
し給紙部から供給された印字用紙4(印字媒体)を、第
1及び第2の印字ヘッド5,6に対面させながら搬送す
るものであり、いわゆる紙送り機構LMの一部を構成し
ている。尚、前記第1及び第2の印字ヘッド5,6は、
印字用紙4にインク液滴を吐出するノズルを有し印字用
紙4に対し印字動作を行うインクジェット式であり、紙
送り機構LMは、該紙送り機構LMを駆動し印字用紙4
を搬送する紙送りモータとしてのLFモータ124(図
4参照)を備えている。
【0024】前記印字用紙4は、プリンタフレーム2の
後方の用紙供給口(図示せず)から矢印A方向に供給さ
れ、プラテンローラ3の回転により矢印B方向に送給さ
れ、用紙排出口(図示せず)から矢印C方向に排出され
るように構成されている。前記プラテンローラ3の前方
には、第1及び第2の印字ヘッド5,6が搭載される第
1及び第2のキャリッジ7,8がプラテンローラ3の軸
線に沿って移動可能に設けられている。
【0025】前記キャリッジ7,8は、印字ヘッド5,
6及び該印字ヘッド5,6に供給されるインクを収容し
たインクカートリッジ9A,9B,9C,9Dをそれぞ
れ着脱可能に搭載している。尚、本例では、第1のキャ
リッジ7には、ブラックの1色についてのヘッド部を有
する印字ヘッド5及びインクカートリッジ9Aが、第2
のキャリッジ8には、イエロー、シアン、マゼンタの3
色についてのヘッド部6A,6B,6Cを有する印字ヘ
ッド6及びインクカートリッジ9B,9C,9Dがそれ
ぞれ搭載されている。
【0026】前記第1及び第2のキャリッジ7,8は、
フレーム部材10に両端部が支承されるキャリッジ軸1
1(ガイドロッド)にスライド可能に嵌挿され、フレー
ム部材10に支持された状態で、前記プリンタフレーム
2に、キャリッジ軸11がプラテンローラ3の軸線と平
行になるように装着される。また、キャリッジ7,8の
係合部7a,8aが、キャリッジ軸11と平行に延びる
ガイドレール部12によって案内されるようになってい
る。これによって、キャリッジ7,8に搭載された印字
ヘッド5,6は、プラテンローラ3の軸線に沿ってスラ
イド移動により往復移動可能となっている。
【0027】前記キャリッジ7,8はタイミングベルト
13,14の一部に固着され、該タイミングベルト1
3,14がタイミングプーリ(図示せず)間に巻き掛け
られてキャリッジ機構CMが構成され、前記一方のタイ
ミングプーリに第1及び第2のCRモータ15,16
(キャリッジ駆動モータ)が連結されている。よって、
CRモータ15,16が回転駆動されることで、キャリ
ッジ機構CMを介して、第1及び第2のキャリッジ7,
8が、印字用紙4に印字を行う印字エリアにおいて往復
移動するようになっている。また、キャリッジ機構CM
とCRモータ15,16とによって、前記印字エリア
と、後述する吸引キャップ21、吸引ポンプ22及びワ
イパ部材24による回復動作を行う回復エリアとの間を
移動させるように構成されている。
【0028】前記CRモータ15,16としては、回転
方向と回転量を制御可能なものであって、一般的なDC
/ACモータが採用されている。そして、図2に示すよ
うに、キャリッジ7,8の走行方向に沿って設けられ透
明なPETフィルムに黒色の縦ストライプが印字された
リニアエンコーダ51と、キャリッジ7,8ごとに設け
られ前記リニアエンコーダ51に基づいてキャリッジ
7,8の位置を検出するフォトセンサ52,53(例え
ば透過型フォトインタラプタ)により、後述の黒エンコ
ーダ信号及び色エンコーダ信号を出力する第1及び第2
の位置検出手段54,55が構成され、キャリッジ7,
8の走査量がフォトセンサ52,53によりリニアエン
コーダ51の縦ストライプを計数することによって決定
される。そして、第1及び第2の位置検出手段54,5
5よりの信号に基づいて、後述する第1及び第2のゲー
トアレー111,112において、キャリッジ7,8ご
とに印字ヘッド5,6のための印字タイミング信号が生
成される。尚、DC/ACモータのほかにもオープンル
ープ制御のパルスモータを採用することができ、この場
合は、位置検出手段54,55を省略することができ
る。
【0029】また、前記プラテンローラ3に対応する印
字エリアの右側には、印字ヘッド5,6の不吐出あるい
は吐出不良を回復するためのパージ機構RMが配設され
た回復エリアが形成されている。このようなパージ機構
RMを設けているのは、インクジェット式の印字ヘッド
5,6は、使用中に内部に気泡が発生したり、インクが
乾燥したりする等の原因により吐出不良を起こすので、
これを良好な吐出状態に回復させるためである。
【0030】前記パージ機構RMは、印字ヘッド5,6
の移動経路内に突出した突出位置と印字ヘッド5,6の
移動経路より後退した待機位置との間を移動可能で、突
出位置において印字ヘッド5,6のノズル面に密着する
吸引キャップ21と、前記突出位置において、印字ヘッ
ド5,6が吸引キャップ21に覆われているときに、負
圧を発生させ、前記吸引キャップ21を通じて、印字ヘ
ッド5,6内のインクを吸引する吸引ポンプ22と有す
る吸引手段23を備えている。
【0031】前記吸引手段23に隣接して、印字エリア
側に印字ヘッド5,6のノズル面を払拭するように印字
ヘッド5,6に対し相対移動可能なワイパ部材24が、
その反対側に印字を行わない際に印字ヘッド5,6のノ
ズル面を覆いインク蒸発を防止してノズル面が乾燥する
のを回避する保護キャップ装置25,26がそれぞれ配
設されている。
【0032】そして、前記ワイパ部材24、吸引キャッ
プ21及び吸引ポンプ22が、回転駆動されるカム部材
27を有する駆動手段に関連づけられ、前記ワイパ部材
24の進退、吸引キャップ21の進退及び吸引ポンプ2
2の作動は、共通のカム部材27の回転によって制御さ
れるように構成されている。
【0033】従って、前記カム部材27が一定のタイミ
ングで回転駆動されることで、吸引キャップ21のキャ
ッピング、吸引ポンプ22によるインクの吸引、及びワ
イパ部材24による印字ヘッド5,6のノズル面の払拭
が順に行われ、吸引ポンプ22によって吸引されたイン
クは、吸引ポンプ22を介して、廃インクタンク31に
吐出され、そして廃インクタンク31内の吸着材32に
吸着される。
【0034】前記保護キャップ装置25,26は、第1
及び第2の保護キャップ41,42を有し、該保護キャ
ップ41,42を支持するケーシング43,44が、キ
ャリッジ7,8の移動方向と平行に延びるガイドロッド
45にスライド移動及び回動が可能なるように支承され
ている。
【0035】前記保護キャップ41,42によるキャッ
ピングは同様に行われるので、保護キャップ41による
キャッピングについて、図3に基づいて説明する。図3
に示すように、前記保護キャップ41のケーシング43
には、キャリッジ7の、印字エリア外方への移動時に該
キャリッジ7の係合部7bに係合して、キャリッジ7と
一体的にスライド移動するための被係合部43aが前方
に突設されている。そして、キャリッジ7が印字エリア
から回復エリア側に移動すると、キャリッジ7の係合部
7bがケーシング43の被係合部43aに係合するの
で、保護キャップ41はキャリッジ7の移動に追従して
スライド移動する。このスライド移動の際、ケーシング
43の係合凸部43bが、傾斜カム面47の作用により
ガイドロッド45の回りに回動し、その結果、保護キャ
ップ41は印字ヘッド5に接近する方向へ回転し、保護
キャップ41は印字ヘッド5のノズル面に接触して、キ
ャッピングを行うことになる。その後、再びキャリッジ
7が印字エリア方向に移動する場合には、スプリング部
材46の付勢力により保護キャップ41が印字エリア側
に移動しながら印字ヘッド5から離れ、キャリッジ7が
回復エリアから脱すると、初期状態に戻る。
【0036】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタ1の制御部を、図4のブロック図を参照しつ
つ説明する。
【0037】この制御部は、周知の演算処理装置である
CPU101を中心に構成される。CPU101は、セ
ントロインターフェース102を介して、パソコン等の
ホストコンピュータ103の接続され、ホストコンピュ
ータ103からの印字指令を受け、その指令に従って種
々の印字を実行するようになっている。また、CPU1
01は、モデム104を介して、電話回線105に接続
され、ファクシミリ信号を受け、その信号に従って印字
を実行するようになっている。
【0038】前記CPU101には、印字ヘッド5,6
及びCRモータ15,16に関連づけられ印字用紙4に
対する印字を制御する印字制御手段として機能するもの
で、操作パネル106が接続されると共に,アドレスバ
ス及びデータバスを通じて、ROM107,RAM10
8が接続されている。操作パネル106は、用紙サイズ
その他の種々のパラメータを設定し、それらを表示する
ものである。ROM107は、インクジェットプリンタ
1の制御上必要な種々のプログラム類を格納するもので
ある。RAM108は、ホストコンピュータ103から
転送された印字データや、インクジェットプリンタ1の
制御上必要な種々の数値の一時記憶を行うものである。
【0039】また、CPU101には、アドレスバス及
びデータバスを通じて、2つの制御系統をハードウエア
回路で構成する第1及び第2のゲートアレイ111,1
12が並列に接続され、該ゲートアレイ111,112
が、ヘッド駆動回路113,114を通じて、印字ヘッ
ド5及び6(6A,6B,6C)を、キャリッジ7,8
ごとに各キャリッジ7,8の位置に基づいて制御するよ
うになっている。よって、第1のキャリッジ7上の印字
ヘッド5と、第2のキャリッジ8上の印字ヘッド6とを
独立して印字制御したり、異なる動作を行わせることが
可能となり、例えば、第1のキャリッジ7上の印字ヘッ
ド5のヘッド部による印字中に、第2のキャリッジ8上
の印字ヘッド6のヘッド部6A〜6Cに対し回復動作を
行うようにすることができる。
【0040】従って、媒体送り、媒体検出、インク検
出、パネル設定等の比較的複雑な制御を必要とするCP
U101の負荷を軽くし、CPU101を能力の低い安
価なものにすることが可能となる。それに加えて、印字
ヘッド5,6のための単純な繰り返し制御をハードウェ
ア回路である第1及び第2のゲートアレイ111,11
2が処理するようにしているので、CPU101の能力
が低くても高速印字が可能となる。
【0041】なお、各ゲートアレイ111,112に
は、それぞれ、位置検出手段54,55よりの黒エンコ
ーダ信号及び色エンコーダ信号が入力されるようになっ
ており、イメージメモリ115,116を備える。
【0042】また、前記CPU101は、LF駆動回路
121及びCR駆動回路122,123を介してLFモ
ータ124及びCRモータ15,16を駆動制御するよ
うになっている。
【0043】さらに、CPU101には、吸引ポンプが
原点位置にあることを検出する原点センサ125、及び
新たに供給される印字用紙4の先端を検出するペーパ・
センサ126よりの信号が入力される。
【0044】以上のように構成されたインクジェットプ
リンタ1の動作について説明する。
【0045】まず、インクジェットプリンタ1において
は、通常、印字ヘッド5,6は回復エリアのうちの保護
キャップ41,42で覆われた状態で待機位置にある。
そして、印字データが入力されると、印字が行われる。
【0046】そして、カラー印字信号がCPU101に
入力された場合は、印字用紙4は、プラテンローラ3と
印字ヘッド5,6との間に供給され、CRモータ15,
16の作動により印字ヘッド5,6が待機位置から印字
開始位置に移動させられる。このとき、保護キャップ4
1,42は後退される。その結果、印字ヘッド5,6
が、印字データに基づいてインクを噴射しつつ印字エリ
アにおいて往復移動せしめられることによって、印字用
紙4上にカラー印字が行われる。
【0047】そして、RAM108の印字データメモリ
に印字すべき印字データがなくなり、印字が終了する
と、印字ヘッド5,6が印字終了位置から待機位置に移
動させられ、前進した保護キャップ41,42にて覆わ
れ、使用しない間の印字ヘッド5,6のノズル面の乾燥
が防止される。
【0048】また、ファクシミリ信号や黒印字信号がC
PU101に入力された場合は、印字ヘッド5のみが印
字エリアに移動し、印字ヘッド6は回復エリアで保護キ
ャップ42で覆われた状態で待機状態を維持し、印字ヘ
ッド6のノズル面の乾燥が防止される。
【0049】前記印字用紙4は、プラテンローラ3と印
字ヘッド5との間に供給され、CRモータ15の作動に
より印字ヘッド5が待機位置から印字開始位置に移動さ
せられる。このとき、保護キャップ41は後退される。
その結果、印字ヘッド5が、印字データに基づいてイン
クを噴射しつつ印字エリアにおいて往復移動せしめられ
ることによって、印字用紙4上に、黒印字が行われる。
【0050】そして、印字が終了すると、印字ヘッド5
が印字終了位置から待機位置に移動させられ、前進した
保護キャップ41にて覆われ、使用しない間の印字ヘッ
ド5のノズル面の乾燥が防止される。
【0051】また、使用者の判断によって、操作パネル
におけるパージスイッチが操作され、パージ指令が入力
されると、パージ機構RMを作動させるパージモードに
入り、吸引作動プログラムが実行される。即ち、CRモ
ータ15,16によるキャリッジ機構CMの駆動によっ
て、印字ヘッド5,6が上記待機位置から吸引キャップ
21と対向するパージ可能な位置に移動せしめられる。
カム部材27が一回転し、所定のパージ位置にある印字
ヘッド5,6の1つのヘッド部に対し吸引キャップ21
及びワイパ部材24を接離する動作、吸引ポンプ22に
より吸引・排出動作が行われる。そして、パージ指令が
入力された各ヘッド部を順次パージ位置に移動させ、同
様の動作が繰り返される。ここで、吸引動作には、吸引
キャップ21をノズル面に密着させて吸引ポンプ22に
より印字ヘッド5,6からインクを吸引する動作、吸引
キャップ21の少なくとも一部をノズル面から離して吸
引ポンプ22により吸引キャップ21内からインクを吸
引する、いわゆる空吸引動作が含まれる。
【0052】続いて、前記インクジェットプリンタ1の
印字開始時における処理の流れについて、図5に沿って
説明する。なお、本プリンタ1は、ファクシミリの出力
装置としても機能し、黒インクが他のインクよりも使用
頻度が多くなることから、第1のキャリッジ7に搭載さ
れている印字ヘッド5(黒ヘッド)の回復動作を、第2
のキャリッジ8に搭載されている印字ヘッド6(色ヘッ
ド)の回復動作よりも優先するようになっている。
【0053】印字データが入力され印字処理が開始され
ると、第1のキャリッジ7に搭載されている印字ヘッド
5(黒ヘッド)の回復動作を、第2のキャリッジ8に搭
載されている印字ヘッド6(色ヘッド)の回復動作より
も優先するために、まず、黒ヘッドである第1の印字ヘ
ッド5が例えば3日不使用であったか否かが判定される
(ステップS1)。そして、3日不使用であれば、第1
の印字ヘッド5のパージ処理が上記と同様に開始され
(ステップS2)、3日不使用でなければ、第1の印字
ヘッド5についてはパージ処理の必要がないと考えられ
るので、直ちにステップS3へ移行し、第2の印字ヘッ
ド6が3日不使用であったか否かの判定がなされる。
【0054】そして、第2の印字ヘッド6が3日不使用
であれば、第2の印字ヘッド6のパージ処理が開始され
(ステップS4)、第2の印字ヘッド6が3日不使用で
なければ、第2の印字ヘッド6についてはパージ処理の
必要がないと考えられるので、直ちにステップS5に移
行し、入力されたデータ中に第1の印字ヘッド5に対す
る印字の要求があるか否の判定がなされる。
【0055】第1の印字ヘッド5に対する印字の要求
(以下黒印字要求という)がある場合には、第1の印字
ヘッド5がパージ処理中であるか否かが判定され(ステ
ップS6)、第1の印字ヘッド5がパージ処理中であれ
ば、黒印字できないので、第2の印字ヘッド6に対する
印字の要求(以下色印字要求という)があるか否かが判
定される(ステップS7)。その一方、第1の印字ヘッ
ド5がパージ処理中でなければ、第1の印字ヘッド5に
よる黒印字が開始され(ステップS8)、黒印字要求が
リセットされ(ステップS7)、ステップS9に移行す
る。
【0056】ステップS9の判定において、色印字要求
がある場合には、第2の印字ヘッド6または第1の印字
ヘッド5がパージ処理中であるか否かが判定され(ステ
ップS10)、第2の印字ヘッド6及び第1の印字ヘッ
ド5がパージ処理中でなければ、第2の印字ヘッド6に
よる色印字が開始され(ステップS11)、色印字要求
がリセットされ(ステップS12)、第1又は第2の印
字ヘッド5,6による印字の要求があるか否かが再度判
定される(ステップS13)。そして、印字要求があれ
ば、ステップS5に移行し、ステップS5〜S13の処
理を繰り返す一方、印字要求がなければそのまま終了す
る。
【0057】一方、第2の印字ヘッド6または第1の印
字ヘッド5がパージ処理中であれば、色印字できないの
で、ステップS13に移行する。
【0058】上記ステップS2,S4,S8,S10の
パージ開始または印字開始は、それらの動作を開始させ
るもので、それらの動作の実行中に、次の処理に進むこ
とができる。つまり、第2の印字ヘッド6に対してパー
ジを開始させておいて(ステップS4)、第1の印字ヘ
ッド5のパージが完了または不要ならば、黒印字を開始
する(ステップS8)ことができる。そして、第2の印
字ヘッド6のパージが完了すれば、黒印字に並行して色
印字を開始する(ステップS11)ことができる。ま
た、印字データが黒印字のみであっても、第2の印字ヘ
ッド6のパージ要否を判断して必要ならば、黒印字中
に、その第2の印字ヘッド6のパージを実行しておくの
で、その後、3日以内にカラーデータが入力されたとき
には、パージ処理を全く省略して印字を開始することが
できる。
【0059】一般に黒インクは色インクよりも使用頻度
が高く、特に、ファクシミリからの印字データは黒イン
クで印字されるので、上記のように、第1の印字ヘッド
5のパージ処理が第2の印字ヘッド6よりも優先され、
第2の印字ヘッド6のパージ完了を待つことなく、第1
の印字ヘッド5による印字が開始される。このため、黒
印字のみの場合、早く完了することができる。また、こ
のように黒印字中に、第2の印字ヘッド6のパージを行
っておくので、カラー印字に移行した際に、パージ処理
のための待ち時間をなくすることが可能になる(不使用
期間が3日以内のとき)。
【0060】前記実施の形態においては、インクジェッ
トプリンタに本発明を適用しているが、ドットインパク
トプリンタ、サーマルプリンタなどにも適用することが
できる。また、各キャリッジの位置を独立して検出する
エンコーダよりの信号に基づいて、前記キャリッジごと
に印字ヘッドを制御するようにしているが、本発明はエ
ンコーダを備えるものに限定されず、例えば、印字密度
が比較的粗いインパクト型ヘッド等では、キャリッジを
パルスモータで駆動し、ヘッドとパルスモータをオープ
ンループにて制御することが可能である。
【0061】また、前記実施の形態においては、印字用
紙4の搬送経路の一側に、第1の及び第2のキャリッジ
7,8の印字ヘッド5,6に対する第1及び第2の保護
キャップ41,42が独立して設けられているが、本発
明はそれに限定されるものではなく、例えば図6に示す
ように、第1及び第2のキャリッジ7,8を単一のガイ
ドロッド(図示せず)に移動可能に挿通し、印字用紙4
の搬送経路の一側に、第1のキャリッジ7の印字ヘッド
5に対する第1の保護キャップ41を設ける一方、他側
に第2のキャリッジ8の印字ヘッド6に対する第2の保
護キャップ42を、回復装置であるワイパ部材24及び
吸引キャップ21と共に設けるようにすることも可能で
ある。このようにすれば、第1のキャリッジ7の印字ヘ
ッド5により印字が行われている際には、第2のキャリ
ッジ8の印字ヘッド6が第2の保護キャップ42にてキ
ャッピングされて印字ヘッド6のノズル面の乾燥を防止
し、第2のキャリッジ8の印字ヘッド6により印字が行
われている際には、第1のキャリッジ7の印字ヘッド5
が第1の保護キャップ41にてキャッピングされて印字
ヘッド5のノズル面の乾燥を防止することができる。よ
って、一方のキャリッジの印字ヘッドにより印字が行わ
れている際には、他方のキャリッジの印字ヘッドを保護
キャップにてキャッピングして印字ヘッドのノズル面の
乾燥を防止することができる。
【0062】さらに、図7に示すように、第1及び第2
のキャリッジ7,8を、それぞれ、平行に設けられた第
1及び第2のキャリッジ軸11A,11Bに移動可能に
挿通したものにも適用することができる。このようにす
れば、第1及び第2のキャリッジ7,8を、それぞれ、
平行に設けられたキャリッジ軸11A,11Bに移動可
能に挿通していることから、第1及び第2のキャリッジ
7,8が全く干渉することがなく、各印字ヘッド5,6
による印字の制御の自由度を著しく高めることができ
る。この図7において、保護キャップ41,42は、吸
引キャップを兼ねる。
【0063】また、前記実施の形態においては、黒イン
クを吐出する第1の印字ヘッド5と、他の色インクを吐
出する複数のヘッド部を有する第2の印字ヘッド6とに
分けており、ファクシミリ情報の出力装置としても用い
る場合に特に有利となるようにしているが、本発明はそ
れに限定されるものではなく、いずれの印字ヘッドも複
数のヘッド部を有するような場合にも適用することは可
能である。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0065】請求項1の発明は、上記のように、キャリ
ッジごとに各キャリッジの位置に基づいて前記印字ヘッ
ドを制御する複数の制御系統を有するので、複数の制御
系統それぞれによって、キャリッジごとに、各キャリッ
ジの位置に基づいて、印字ヘッドを制御することがで
き、各制御系統は比較的簡単なものでも、それぞれ対応
する印字ヘッドを制御するので、全体として制御が簡単
でありながら、高速で印字することができる。また、印
字に必要とされる印字ヘッドのみ、他の印字ヘッドと分
離して制御することもできることから、例えばインクジ
ェットプリンタにおいては、印字している印字ヘッドと
関係なく、他の印字ヘッドを保護キャップでキャッピン
グしてインクの蒸発を防止したり、他の印字ヘッドに対
しパージ処理を施したりすることができる。
【0066】請求項2の発明は、前記複数の制御系統
が、それぞれ、各キャリッジの位置を独立して検出する
位置検出手段を備え、その位置検出手段よりの信号に基
づいて、前記キャリッジごとに印字ヘッドを制御するよ
うにしているので、各キャリッジの位置を独立して検出
する位置検出手段よりの信号に基づいて、前記キャリッ
ジごとに印字ヘッドを制御して、インクジェット印字等
の高解像度の印字を容易に実現することが可能となる。
【0067】請求項3の発明は、前記複数の制御系統
を、それぞれ媒体送り等を制御する制御系統とは独立し
たハードウェア回路で構成するようにしているので、媒
体送り、媒体検出、インク検出、パネル設定等の比較的
複雑な制御を必要とする制御系統の負荷を軽くし、その
制御系統を能力の低い安価なものにすることができる。
また、印字ヘッドのための単純な繰り返し制御をハード
ウェア回路が処理するようにしているので、前記制御系
統の能力が低くても高速印字が可能となる。
【0068】請求項4の発明は、第1及び第2のキャリ
ッジを単一のガイドロッドに移動可能に挿通し、前記印
字媒体の搬送経路の一側に、第1の及び第2のキャリッ
ジの印字ヘッドに対する第1及び第2の保護キャップを
独立して設けているので、第1及び第2の保護キャップ
によって、独立して、第1及び第2のキャリッジの印字
ヘッドをそれぞれキャッピングすることができる。よっ
て、第1のキャリッジの印字ヘッドにより印字が行われ
ている際には、第2のキャリッジの印字ヘッドを第2の
保護キャップにてキャッピングして印字ヘッドのノズル
面の乾燥を防止することができる。
【0069】請求項5の発明は、第1及び第2のキャリ
ッジを単一のガイドロッドに移動可能に挿通し、前記印
字媒体の搬送経路の一側に、第1のキャリッジの印字ヘ
ッドに対する第1の保護キャップを設け、他側に第2の
キャリッジの印字ヘッドに対する第2の保護キャップを
回復装置と共に設けているので、一方のキャリッジの印
字ヘッドにより印字が行われている際には、他方のキャ
リッジの印字ヘッドを第2の保護キャップにてキャッピ
ングして印字ヘッドのノズル面の乾燥を防止することが
できる。
【0070】請求項6の発明は、第1及び第2のキャリ
ッジを、それぞれ、平行に設けられた第1及び第2のガ
イドロッドに移動可能に挿通しているので、第1及び第
2のキャリッジを干渉させることなく、自由に印字を行
うことができる。
【0071】請求項7の発明は、使用頻度が最も高い黒
インクを吐出する印字ヘッドを第1のキャリッジに搭載
し、色インクを吐出する複数のヘッド部を有する印字ヘ
ッドを別の第2のキャリッジに搭載しているので、ファ
クシミリからの信号に基づき、第1のキャリッジのヘッ
ド部を制御して、第2のキャリッジを駆動することな
く、印字媒体に対しファクシミリ情報を黒印字により印
字することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置であるインクジェットプ
リンタの概略構成図である。
【図2】本発明に係る位置検出手段の説明図である。
【図3】本発明に係る保護キャップ装置の動作の説明図
である。
【図4】本発明に係る制御系のブロック図である。
【図5】本発明に係る制御の流れを示すフローチャート
図である。
【図6】他の実施の形態の説明図である。
【図7】さらに別の実施の形態の説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 3 プラテンローラ 4 印字用紙 5 第1の印字ヘッド 6 第2の印字ヘッド 6A ヘッド部 6B ヘッド部 6C ヘッド部 7 第1のキャリッジ 8 第2のキャリッジ 11 キャリッジ軸 11A 第1のキャリッジ軸 11B 第2のキャリッジ軸 15 第1のCRモータ 16 第2のCRモータ 23 吸引手段 41 第1の保護キャップ 42 第2の保護キャップ 54 第1の位置検出手段 55 第2の位置検出手段 101 CPU 111 第1のゲートアレイ 112 第2のゲートアレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのヘッド部を有する印字
    ヘッドを搭載した複数のキャリッジと、該キャリッジを
    駆動するキャリッジ駆動手段と、前記印字ヘッド及びキ
    ャリッジ駆動手段に関連づけられ印字媒体に対する印字
    を制御する印字制御手段とを備える印字装置において、 前記印字制御手段は、前記キャリッジごとに各キャリッ
    ジの位置に基づいて前記印字ヘッドを制御する複数の制
    御系統を有するものであることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の制御系統は、それぞれ、キャ
    リッジごとに設けられ各キャリッジの位置を独立して検
    出する位置検出手段を備え、その位置検出手段よりの信
    号に基づいて、前記キャリッジごとに印字ヘッドを制御
    するものであるところの請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の制御系統は、それぞれ媒体送
    り等を制御する制御系統とは独立したハードウェア回路
    で構成されているところの請求項1又は2記載の印字装
    置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジは、第1及び第2のキャ
    リッジを有し、 前記第1及び第2のキャリッジは、単一のガイドロッド
    に移動可能に挿通されており、 前記印字媒体の搬送経路の一側に、第1の及び第2のキ
    ャリッジの印字ヘッドに対する第1及び第2の保護キャ
    ップが独立して設けられているところの請求項1〜3の
    いずれかに記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジは、第1及び第2のキャ
    リッジとを有し、 前記第1及び第2のキャリッジは、単一のガイドロッド
    に移動可能に挿通されており、 前記印字媒体の搬送経路の一側に、第1のキャリッジの
    印字ヘッドに対する第1の保護キャップが設けられ、他
    側に第2のキャリッジの印字ヘッドに対する第2の保護
    キャップが回復装置と共に設けられているところの請求
    項1〜3のいずれかに記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のキャリッジは、それ
    ぞれ、平行に設けられた第1及び第2のガイドロッドに
    移動可能に挿通されているところの請求項1〜3のいず
    れかに記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のキャリッジに搭載されている
    印字ヘッドは、黒インクを吐出するものである一方、第
    2のキャリッジに搭載されている印字ヘッドは、色イン
    クを吐出する複数のヘッド部を有するものであり、 前記印字制御手段は、ファクシミリからの信号が入力さ
    れるように構成されているところの請求項4〜6のいず
    れかに記載の印字装置。
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