JP2016187897A - 液体吐出装置及び液体吐出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体において不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域を補完ノズルが吐出する液体で補完する場合に画質の低下を抑制する。【解決手段】プリンター11は、用紙Pに対してインクを吐出可能な吐出ヘッド30と、吐出ヘッド30の印刷動作を制御する印刷制御部とを備え、走査方向Xに沿う所定のラスターラインに対して吐出ヘッド30が複数回走査しつつ、用紙Pにインクを吐出する。そして、印刷制御部は、不良ノズルが検出されたとき用紙Pにおいて不良ノズルがインクを吐出すべき画素を不良ノズルの代わりにインクを吐出する補完ノズルのノズル使用率として、正常時のノズル使用率よりも高い第1補完ノズル使用率を設定し、補完ノズルの周辺のノズルである補助補完ノズルのノズル使用率として、第1補完ノズル使用率よりも低い第2補完ノズル使用率を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
液体吐出装置の一例として、媒体の搬送方向と交差する走査方向において吐出ヘッドが移動しながら媒体に液体の一例であるインクを吐出することで、媒体に印刷を行うシリアル方式のインクジェット式プリンターが知られている。このようなプリンターでは、ノズルにゴミや気泡が混入することに起因してノズルから意図した吐出が実行されない、所謂不吐ノズル(不良ノズル)が存在する場合、その不吐ノズルによる画質の低下を解消するため、不吐ノズルがインクを吐出すべき画素に対して不吐ノズル以外の代替ノズルがインクを吐出することにより補完する不吐補完制御が実行される。
特許文献1のインクジェット式記録装置(液体吐出装置)は、走査方向において吐出ヘッドによる走査方向への移動及びインクの吐出と、媒体の所定量の搬送とを繰り返して1つのラスターラインの印字を行うマルチパス印字を実行する。そしてこの液体吐出装置においては、吐出ヘッドにおいて不吐ノズルが検出されたとき、不吐補完制御を行う複数の代替ノズルを選定し、これらの代替ノズルに分散させて不吐ノズルが記録すべき画素の印字を行う。
特開2005−246840号公報
ところで、特許文献1のような従来の液体吐出装置では、例えば図12(a)に示すように、吐出ヘッド200の#4のノズルが不良ノズルとして検出され、#9のノズルが代替ノズルとして選定された場合、図12(b)に示すように、吐出ヘッド200の1パス目の走査において、インクを吐出可能な#1〜#3及び#5のノズルは、媒体S(図12(a)参照)にドットDTを形成するが、不良ノズルである#4のノズルは、媒体SにドットDTを形成しない。
このような場合、特許文献1の液体吐出装置では、図13(a)に示すように、媒体Sが所定量搬送された後の吐出ヘッド200の2パス目の走査において#6〜#10のノズルが媒体Sにおける#1〜#5のノズルにより形成されたドットDTの隣の領域にドットDTを形成する場合、#9のノズルが媒体Sにおける#4のノズルがインクを吐出すべき画素に対応する領域に対してインクを吐出することによりドットDTを形成する。
しかし、図13(b)に示すように、吐出ヘッド200の2パス目の走査の際、搬送誤差により搬送方向において吐出ヘッド200に対する媒体Sの位置がずれてしまうと、本来であれば媒体Sにおいて#9のノズルが#4のノズルの画素に対応する領域にインクを吐出するところを、#9のノズルは媒体Sにおいて#3のノズルの画素に対応する領域にインクを吐出してしまう。このため、媒体Sにおいて#3のノズルの画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量が過度に多くなる一方、媒体Sにおいて#4のノズルの画素に対応する領域のインク量が「0」となる。その結果、媒体Sにおいて不良ノズル(#4のノズル)がインクを吐出すべき画素に対応する領域のインク量とその周辺の領域のインク量との差が大きくなるため、画質の低下が生じるおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体において不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域を補完ノズルが吐出する液体で補完する場合に画質の低下を抑制することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体吐出装置は、媒体に対して液体を吐出可能なノズルが並べられて形成されたノズル列を有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを前記媒体に対して相対移動させる移動部と、異常が生じたノズルである不良ノズルを検出する吐出異常検出部と、前記吐出ヘッド及び前記移動部の動作を制御する制御部とを備え、前記ノズル列と交差する方向に沿う所定のラスターラインに対して前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ、前記媒体に前記液体を吐出可能な液体吐出装置であって、前記不良ノズルを検出した場合、前記制御部は、前記不良ノズルが割り当てられたラスターラインを形成する前記不良ノズル以外の補完ノズルのノズル使用率として、正常時のノズル使用率よりも高い第1補完ノズル使用率を設定し、前記補完ノズルの周辺のノズル使用率として、前記第1補完ノズル使用率よりも低い第2補完ノズル使用率を設定する。
この構成によれば、例えば媒体の搬送誤差などにより吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれることで、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域が前回のパスからずれてしまい、その領域に補完ノズルにより液体を吐出できなかったとしても、補完ノズルの周辺のノズルによりその領域に液体を吐出することができる。このため、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットの液体量とその周辺の領域に形成されたドットの液体量との差が大きくなることが抑制されるため、媒体に形成されたドットの濃淡が小さくなり、画質の低下を抑制することができる。なお、不良ノズルは、液体を全く吐出できないノズルのほか、正常なノズルが吐出する液体量よりも少ない液体量しか吐出できないノズルも含む。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記第1補完ノズル使用率と前記不良ノズルのノズル使用率との合計が、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記正常時のノズル使用率の合計に等しくなるように前記第1補完ノズル使用率を設定することが好ましい。
この構成によれば、例えば媒体の搬送誤差などにより吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれなければ、正常なノズルにより形成されたドットの液体量と、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットの液体量とが等しくなる。このため、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域の液体量と、正常なノズルが液体を吐出する領域の液体量とのばらつきを小さくすることができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記不良ノズルの周辺のノズルのノズル使用率として、前記正常時のノズル使用率よりも低い周辺ノズル使用率を設定することが好ましい。
この構成によれば、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域の周辺の領域に対してノズル使用率が小さい周辺ノズルが液体を吐出することにより液体量の少ないドットを形成する。そしてその後に吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれて補完ノズルが媒体における上記周辺の領域に液体を吐出したとしても、その周辺の領域に形成されたドットの液体量が過度に多くなることが抑制される。したがって、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットの液体量と、その周辺の領域に形成されたドットの液体量とのばらつきを小さくすることができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記不良ノズルからノズル列方向に離れるほど前記周辺ノズル使用率を高く設定し、前記補完ノズルから前記ノズル列方向に離れるほど前記第2補完ノズル使用率を低く設定することが好ましい。
この構成によれば、例えば媒体の搬送誤差などにより吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれたとしても、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットの液体量やその周辺の領域に形成されたドットの液体量のそれぞれのばらつきを一層小さくすることができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記第2補完ノズル使用率と前記周辺ノズル使用率との合計が、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記正常時のノズル使用率の合計に等しくなるように前記第2補完ノズル使用率及び前記周辺ノズル使用率を設定することが好ましい。
この構成によれば、例えば媒体の搬送誤差などにより吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれなければ、正常なノズルにより形成されたドットの液体量と、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域の周辺の領域に形成されたドットの液体量とが等しくなる。このため、各ドットにおける液体量のばらつきを抑制することができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記ノズル列のノズルのうち中央のノズルから端のノズルに向かうにつれてノズル使用率が低下するように前記正常時のノズル使用率を設定することが好ましい。
この構成によれば、ノズル列のノズル使用率が一定の場合と比較して、例えば媒体の搬送誤差により吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれた場合に、その影響度合を小さくすることができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、複数の前記補完ノズルを設定し、前記複数の補完ノズルのノズル使用率の合計が前記第1補完ノズル使用率となるように前記複数の補完ノズルのノズル使用率をそれぞれ設定することが好ましい。
この構成によれば、補完ノズルが複数設定されるため、補完ノズルの1つのノズル使用率が過度に高くなることが抑制される。このため、補完ノズルの寿命の低下を抑制することができる。
また、上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記ラスターラインを形成するための設定された前記吐出ヘッドの走査回数において、前記不良ノズルが存在する場合、かつ前記不良ノズルを補完する補完ノズルが設定できない場合、前記吐出ヘッドの走査回数を増やすことが好ましい。
この構成によれば、吐出ヘッドの走査回数を増やすことにより、不良ノズルが吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが不良ノズルであったとしても、そのノズル以外のノズルを補完ノズルとして設定することができる。このため、不良ノズルが液体を吐出すべき画素に補完ノズルにより液体を吐出することができる。
上記課題を解決する液体吐出方法は、媒体に対して液体を吐出可能なノズルが並べられて形成されたノズル列を有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを前記媒体に対して相対移動させる移動部と、異常が生じたノズルである不良ノズルを検出する吐出異常検出部とを備える液体吐出装置において、前記ノズル列と交差する方向に沿う所定のラスターラインに対して前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ、前記媒体に前記液体を吐出可能な液体吐出方法であって、前記不良ノズルを検出した場合、前記不良ノズルが割り当てられたラスターラインを形成する前記不良ノズル以外の補完ノズルのノズル使用率として、正常時のノズル使用率よりも高い第1補完ノズル使用率を設定し、前記補完ノズルの周辺のノズル使用率として、前記第1補完ノズル使用率よりも低い第2補完ノズル使用率を設定する。
この構成によれば、例えば媒体の搬送誤差により吐出ヘッドに対する媒体の位置がずれることで、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域が前回のパスからずれてしまい、その領域に補完ノズルにより液体を吐出できなかったとしても、補完ノズルの周辺のノズルによりその領域に液体を吐出することができる。このため、媒体における不良ノズルが液体を吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットの液体量とその周辺の領域に形成されたドットの液体量との差が大きくなることが抑制されるため、画質の低下を抑制することができる。
液体吐出装置の一実施形態の斜視図。 (a)及び(b)は液体吐出装置における吐出ヘッド及びその周辺を示す平面模式図。 (a)は液体吐出装置における不良ノズルが検出されていない場合のノズル列とインクの使用量との関係を示す模式図、(b)は(a)の破線で示された領域のノズル列と1パス目及び2パス目の合計のインクの使用量との関係を示す模式図。 液体吐出装置の制御構成を示すブロック図。 (a)は不良ノズルが存在する場合の1パス目のノズル列の一部を示す模式図、(b)は2パス目のノズル列の一部を示す模式図。 液体吐出装置における不良ノズル、周辺ノズル、補完ノズル、及び補助補完ノズルのノズル使用率の関係を示すテーブル。 (a)は液体吐出装置における不良ノズルが検出された場合において通常マスクパターンに基づいて各ノズルからインクが吐出されたときのノズル列とインクの使用量との関係を示す模式図、(b)は(a)の破線で示された領域のノズル列と1パス目及び2パス目の合計のインクの使用量との関係を示す模式図。 (a)は液体吐出装置における不良ノズルが検出された場合において変更マスクパターンに基づいて各ノズルからインクが吐出されたときのノズル列とインクの使用量との関係を示す模式図、(b)は(a)の破線で示された領域のノズル列と1パス目及び2パス目の合計のインクの使用量との関係を示す模式図。 液体吐出装置により実行される不良補完制御のフローチャート。 液体吐出装置の作用を説明するための図であり、(a)及び(b)はノズル列の一部を示す模式図、(c)は吐出ヘッドにより用紙に形成されたドットを示す模式図。 変形例の吐出ヘッドの底面図。 (a)は従来の液体吐出装置について、吐出ヘッドと媒体との位置関係を示す模式図、(b)は(a)の1パス目の不良ノズルと他のノズルとにおいてインクを媒体に吐出したときの模式図。 (a)は従来の液体吐出装置について、吐出ヘッドと媒体との位置関係を示す模式図、(b)は(a)の2パス目の不良ノズルと他のノズルとにおいてインクを媒体に吐出したときの模式図。
以下、液体吐出装置の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の液体吐出装置は、例えば、液体の一例であるインクを媒体に吐出することにより印刷を行うインクジェット式のプリンターで構成されている。また、そのプリンターは、印刷方式が媒体の搬送方向と交差する方向にキャリッジ(吐出ヘッド)を移動させて印刷を行う、所謂シリアル方式のプリンターである。
図1に示すように、液体吐出装置の一例であるプリンター11は、上方を含む一部が開放された有底箱状のフレーム12を有し、このフレーム12の底部には媒体の一例である用紙Pを支持する支持台13が配置されている。支持台13の上方位置には、支持台13の長手方向と平行に延びるガイド部材14が、両端部をフレーム12に支持された状態で架設されている。ガイド部材14には、移動部の一例であるキャリッジ15が走査方向Xに往復移動可能な状態で支持されている。このキャリッジ15には、吐出ヘッド30が支持台13と対向可能な位置に設けられている。また、キャリッジ15には、インクを収容した複数(本実施形態では4つ)の液体収容体16が着脱可能に装着されている。
なお、4つの液体収容体16には、一例として、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のインクが収容されている。各液体収容体16から供給されたインクが、キャリッジ15と共に走査方向Xに移動中の吐出ヘッド30から用紙Pに向かって吐出されることにより、印刷が可能である。
フレーム12の走査方向Xに所定の距離を離れた両端部には、駆動プーリー17及び従動プーリー18が回転自在な状態で支持されている。駆動プーリー17には、キャリッジ15の駆動源となるキャリッジモーター19の出力軸が連結されている。これら一対のプーリー17,18には、無端状のタイミングベルト20が掛装されている。キャリッジモーター19の駆動力がタイミングベルト20を通じてキャリッジ15に伝達されることにより、キャリッジ15がガイド部材14にガイドされながら走査方向Xに往復移動する。
また、プリンター11には、搬送モーター21と、搬送モーター21からの駆動力によって回転される各種のローラーとが設けられている。そして、搬送モーター21の駆動力によって各ローラーが回転することにより、走査方向Xと交差(好ましくは、直交)する方向である搬送方向Yに用紙Pが支持台13上を搬送される。
また、フレーム12内において、キャリッジ15の移動領域における一端部となる非印刷領域には、吐出ヘッド30のメンテナンスを行うためのメンテナンス装置22が設けられている。すなわち、この非印刷領域にあっては、吐出ヘッド30からインクをキャップ23内に吐出させるブラッシング、及びインク供給系から吐出ヘッド30を通じてインクを排出させるクリーニングなどが実行可能となっている。
図2に示すように、吐出ヘッド30の底面であるノズル形成面には、搬送方向Yに一定のノズルピッチで並べられた多数のノズル32からなる複数(本実施形態では4つ)のノズル列31K,31C,31M,31Yが形成されている。これらノズル列31K,31C,31M,31Yは、走査方向Xに間隔をおいて配置されている。なお、図2では、図の簡略化のため、10個のノズル32のみを図示しているが、実際にはノズル列31K,31C,31M,31Yのそれぞれは、例えば360個のノズル32により構成されている。また図2では、説明の便宜上、各ノズル32を実線により示している。また、これらのノズル列31K,31C,31M,31Yは、それぞれ黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクを吐出可能である。また吐出ヘッド30には、ノズル32と同数の駆動素子(図示略)及び駆動素子の残留振動を検出する吐出異常検出部33(図4参照)が設けられている。なお、吐出異常検出部33は、駆動素子の駆動により振動する振動板(図示略)の減衰振動を残留振動として検出する。これにより、ノズル32のうちの意図したインクの吐出が実行されないノズル(以下、「不良ノズル」)が検出される。なお、不良ノズルとは、異常が生じたノズルであり、インクが全く吐出されないノズルのほか、正常なノズルが吐出するインク量よりも少ないインク量しか吐出できないノズルも含む。
このような構成のプリンター11は、ホストコンピューター100(図4参照)からの印刷ジョブとしてラスタライズ処理された1列のラスターラインの印刷データを受信する毎に、吐出ヘッド30が走査方向Xに移動しつつ、支持台13に搬送された用紙Pに液体収容体16(図1参照)から供給されるインクを各ノズル32から吐出する。これを繰り返すことにより、用紙Pに画像等の印刷が行われる。
またプリンター11は、ノズル列31K,31C,31M,31Yと交差(本実施形態においては直交)する方向に沿う1列のラスターラインに対して吐出ヘッド30を走査方向Xにおいて1回にわたり往走査又は1回にわたり復走査させつつ用紙Pに印刷を行う1パス印刷モードと、1列のラスターラインに対して吐出ヘッド30を走査方向Xにおいて複数回にわたり走査させつつ用紙Pに印刷を行うマルチパス印刷モードとを有する。
マルチパス印刷モードのうちの特に2パス印刷モードの場合、図2(a)に示すように、プリンター11は、吐出ヘッド30による1パス目の印刷が終了した後、図2(b)に示すように用紙Pを吐出ヘッド30の約半分の距離を搬送方向Yに搬送した後、吐出ヘッド30による2パス目の印刷を実行する。このため、1パス目の印刷を実行するノズル32(図2(a)の網掛領域のノズル)と、2パス目の印刷を実行するノズル32(図2(b)の網掛領域のノズル)と、の複数のノズル領域を用いて用紙P上の所定のラスターラインを形成する。
図3(a)に示すように、全画素に対してインクを吐出する画像データが入力された際、吐出ヘッド30のノズル列31K(図2参照)は、ノズル列31Kの搬送方向Yの中央においてインクの使用量が最も多く、ノズル列31Kの両端に向かうにつれてインクの使用量が徐々に少なくなる。そして図3(a)に示すとおり、2パス目のノズル列31Kは、用紙Pが搬送方向Yにおけるノズル列31Kの全長の半分だけ搬送されるため、1パス目のノズル列31Kの搬送方向Yの中央のノズル32が用紙Pに吐出する領域と2パス目のノズル列31Kの搬送方向Yの上流側の端のノズル32が用紙Pに吐出する領域とが同じ領域となる。また、1パス目のノズル列31Kの搬送方向Yの下流側の端のノズル32が用紙Pに吐出する領域と2パス目のノズル列31Kの搬送方向Yの中央のノズル32が用紙Pに吐出する領域とが同じ領域となる。これにより、例えば、図3(a)の破線の四角領域では、図3(b)に示すとおり、搬送方向Yにおいて1パス目のノズル32と2パス目のノズル32とが重なる領域のインク量が、その領域に必要なインク量である規定使用量に等しくなる。すなわち、規定使用量に対する各パスにおけるその領域にノズル32が吐出するインク量の割合をノズル使用率(%)としたとき、1パス目のノズル32のノズル使用率と、2パス目のノズル32のノズル使用率との合計は「100%」となる。なお、以降の説明において、図3(a)に示されるような各ノズル32のノズル使用率を「正常時のノズル使用率」と称する場合がある。また上記の正常時のノズル使用率は、ノズル列31C,31M,31Yについても同様に設定される。
またプリンター11は、図4に示すように、プリンター11の動作を制御するための制御装置40を備える。制御装置40は、CPU、RAM、ROM等を備え、CPUはROM等に記憶された各種の制御プログラムや処理プログラムを実行する。制御装置40は、制御部の一例である印刷制御部41及び搬送制御部44等を含んで構成されている。
また、制御装置40には、ホストコンピューター100により生成された印刷ジョブが入力される。制御装置40の印刷制御部41及び搬送制御部44は、この印刷ジョブに基づいて吐出ヘッド30からのインクの吐出態様、及び搬送モーター21による用紙Pの搬送態様を制御する。
印刷制御部41は、不良ノズルがインクを吐出すべき画素と同じ画素に、不良ノズルのかわりのノズルである補完ノズルがインクを吐出するように設定する補完ノズル設定部42と、その補完ノズルの設定のために各ノズル32のインクの吐出態様を変更するマスクパターン変更部43とを有する。
印刷制御部41には、吐出異常検出部33の検出信号が入力される。印刷制御部41は、その検出信号に基づいて吐出ヘッド30の各ノズル32のうちの不良ノズルを検出する。この検出方法の一例として、特許第3794431号公報に記載の吐出異常の検出方法を用いることができる。
補完ノズル設定部42は、図5(a)に示すように、一例としてノズル列31Kに不良ノズル32Eが検出されたとき、図5(b)に示すように、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能な補完ノズル(以下、「補完ノズル32A」)を設定する。なお、以降では、ノズル列31Kに不良ノズル32Eが検出されたことを前提として説明する。
さらに補完ノズル設定部42は、ノズル列31Kにおいて不良ノズル32Eの周辺のノズル(以下、「周辺ノズル32C」)と、ノズル列31Kにおいて補完ノズル32Aの周辺のノズル(以下、「補助補完ノズル32B」)とを設定する。周辺ノズル32Cは、図5(a)において#1〜#5により示されるように、不良ノズル32Eを中心とした搬送方向Yの上流側の5つのノズル32と搬送方向Yの下流側の5つのノズル32のように不良ノズル32Eに隣り合うノズルと隣り合うノズルから連続して隣り合う複数のノズルとにより構成される。補助補完ノズル32Bは、図5(b)において#1〜#5により示されるように、補完ノズル32Aを中心とした搬送方向Yの上流側の5つのノズル32と搬送方向Yの下流側の5つのノズル32のように補完ノズル32Aに隣り合うノズルと隣り合うノズルから連続して隣り合う複数のノズルとにより構成される。補助補完ノズル32Bは、周辺ノズル32Cがインクを吐出する画素と同じ画素に着滴可能である。なお、ノズル列31C,31M,31Yに不良ノズルが検出された場合もノズル列31Kにおける補完ノズル32A、補助補完ノズル32B、及び周辺ノズル32Cの設定と同様の設定を行う。
図4及び図5を参照して、印刷制御部41は、各ノズル32のノズル使用率を規定したマスクパターンをパスごとに用意し、そのマスクパターンに基づいて1パス当たりのインクの吐出態様を設定する。そして印刷制御部41は、不良ノズルが検出されていないとき、例えばRAMに格納されたマスクパターン(以下、「通常マスクパターン」と称する。)を用意し、このマスクパターンに基づいて各ノズル32(図2参照)がインクを吐出する。一方、印刷制御部41においては、不良ノズル32Eが検出されたとき、補完ノズル設定部42が補完ノズル32Aを設定する。その後、マスクパターン変更部43が通常マスクパターンから不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能な補完ノズル32A等を有するマスクパターン(以下、「変更マスクパターン」と称する。)に変更する。
マスクパターン変更部43は、図6に例示する補完ノズル32Aのノズル使用率(以下、「第1補完ノズル使用率」)と、補助補完ノズル32Bのノズル使用率(以下、「第2補完ノズル使用率」)と、周辺ノズル32Cのノズル使用率(以下、「周辺ノズル使用率」)の関係を示すテーブルを用いて、変更マスクパターンを生成する。図6に示すとおり、第2補完ノズル使用率は、第1補完ノズル使用率よりも低い値に設定され、補助補完ノズル32Bのうちのノズル列方向(搬送方向Y)において補完ノズル32Aから離れた位置のノズル32となるにつれて低い値に設定される。また周辺ノズル使用率は、不良ノズル32Eのノズル使用率よりも高く、且つ第1補完ノズル使用率及び正常時のノズル使用率よりも低い値に設定され、周辺ノズル32Cのうちのノズル列方向(搬送方向Y)において不良ノズル32Eから離れた位置のノズル32となるにつれて高い値に設定される。
図7(a)に示すように、通常マスクパターンにおいて、不良ノズル32Eが発生したとき、その不良ノズル32Eのインク量が「0」となる。このため、図7(b)に示すように、仮に通常マスクパターンにより2パス印刷モードで印刷したとしても用紙Pにおいて不良ノズル32Eが吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットのインク量が過度に低くなる。
このような場合、図8(a)に示すように、変更マスクパターンでは、不良ノズル32Eのインク量が「0」となり、周辺ノズル32Cのインク量が搬送方向Yにおいて不良ノズル32Eから離れるにつれて多くなるような谷形状が形成される。一方、変更マスクパターンでは、補完ノズル32Aのインク量が規定使用量となり、補助補完ノズル32Bのインク量が搬送方向Yにおいて補完ノズル32Aから離れるにつれて少なくなるような山形状が形成される。そして、不良ノズル32Eのノズル使用率と第1補完ノズル使用率との合計使用率、及び周辺ノズル使用率と第2補完ノズル使用率との合計使用率のそれぞれが「100」となるように、すなわち図8(b)に示すように、吐出ヘッド30の1パス目のインク量と2パス目のインク量との合計が規定使用量となるように、谷形状及び山形状が形成される。
また、印刷制御部41(図4参照)は、不良ノズル32E(図5参照)を検出したとき、通常マスクパターンから変更マスクパターンを形成し、変更マスクパターンに基づいて吐出ヘッド30(図2参照)によるインクの吐出態様を制御する不良補完制御を実行する。印刷制御部41は、ホストコンピューター100(図4参照)から印刷ジョブを受領した後、その印刷ジョブに基づいて用紙Pに画像等の印刷が実行される前に不良補完制御を実行する。この不良補完制御は、図9に示すフローチャートの処理手順に従い実行される。なお、以下の説明において、符号が付されたプリンター11の各構成要素は、図1、図2、及び図4のプリンター11の各構成要素を示す。
印刷制御部41は、まず、吐出異常検出部33の検出信号に基づいて吐出ヘッド30のノズル32から不良ノズルを検出する(ステップS11)。そして印刷制御部41は、検出された不良ノズルに基づいて、設定された印刷モードにおける補完ノズル、補助補完ノズル、及び周辺ノズルを設定する(ステップS12)。例えば、印刷モードが2パス印刷モードに設定されている場合において、図5(a)に示すように、1つの不良ノズル32Eが検出されたとき、図5(a)(b)に示すように補完ノズル32A、補助補完ノズル32B、及び周辺ノズル32Cが設定される。
次に印刷制御部41は、不良ノズルがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在するか否かを判定する(ステップS13)。ここで、例えば、図5(a)(b)に示されるように、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルである補完ノズル32A自体が不良ノズルとなる場合、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在しないと判定される。一方、補完ノズル32A自体が不良ノズルではない場合、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在すると判定される。
印刷制御部41は、不良ノズルがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在しないと判定したとき(ステップS13:NO)、マルチパス印刷モードのパス数を増やし(ステップS14)、再びステップS12に移行する。このように、マルチパス印刷モードのパス数を増やすことにより、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画像と同じ画像に着滴可能なノズルとして補完ノズル32A以外のノズルに設定される。
一方、印刷制御部41は、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在すると判定したとき(ステップS13:YES)、マルチパス印刷モードのパス数を維持した状態で、第1補完ノズル使用率、第2補完ノズル使用率、及び周辺ノズル使用率をそれぞれ演算する(ステップS15)。そして印刷制御部41は、これら使用率に基づいて通常マスクパターンから変更マスクパターンを生成し(ステップS16)、その変更マスクパターンに基づいて、吐出ヘッド30が用紙Pに印刷を行うための印刷コマンドを生成する(ステップS17)。
次に、本実施形態のプリンター11の作用について、図10を用いて説明する。
さて、印刷制御部41は、不良補完制御を実行することにより、インクを吐出する全ての画素のインク量が規定使用量となるように吐出ヘッド30のインクの吐出態様を制御している。例えば、2パス印刷モードの場合、図10(a)に示すように、1パス目のノズル32において不良ノズル32Eが検出されたとき、不良ノズル32Eの周辺のノズルである周辺ノズル32Cが設定される。そして図10(b)に示すように、2パス目のノズル32のうちの不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルである補完ノズル32A及び補完ノズル32Aの周辺のノズルである補助補完ノズル32Bが設定される。そして、図6のテーブルに示すとおり、不良ノズル32Eのノズル使用率と補完ノズル32Aの第1補完ノズル使用率との合計の使用率と、周辺ノズル32Cの周辺ノズル使用率と補助補完ノズル32Bの第2補完ノズル使用率との合計の使用率とのそれぞれが「100%」となるように各使用率が設定される。
ところで、用紙Pの搬送誤差により吐出ヘッド30に対する用紙Pの位置がずれることにより、1パス目の用紙Pにおける印刷領域が2パス目の吐出ヘッド30のノズル列31K,31C,31M,31Yの領域に搬送される際、その印刷領域とノズル32との位置関係が搬送方向Yにおいて僅かにずれる場合がある。これにより、例えば、図10(b)に示すように、吐出ヘッド30が2パス目の印刷を行う際に用紙Pが吐出ヘッド30に対して搬送方向Yにノズル1つ分だけずれたとき、図10(c)に示すように、各合計の使用率が「100%」にならない。
しかし、周辺ノズル32Cのうちの不良ノズル32Eに隣り合うノズルの周辺ノズル使用率は「5%」と小さい。このため、用紙Pにおいて補完ノズル32Aが不良ノズル32Eに隣り合う周辺ノズル32Cがインクを吐出する領域にインクを吐出しても、周辺ノズル32C及び補完ノズル32Aの合計のノズル使用率は「105%」である。したがって、その領域に形成されたドットDTのインク量が規定使用量に対して過度に多くなることが抑制される。また、補完ノズル32Aに隣り合う補助補完ノズル32Bの第2補完ノズル使用率は「95%」と大きい。このため、用紙Pにおいて不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に補完ノズル32Aに隣り合う補助補完ノズル32Bがインクを吐出しても、補助補完ノズル32B及び不良ノズル32Eの合計のノズル使用率は「95%」である。したがって、その領域に形成されたドットDTのインク量が規定使用量に対して過度に少なくなることが抑制される。したがって、図13に示す従来のプリンターのように、媒体(用紙)において不良ノズルがインクを吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量と、その領域と隣り合う領域に形成されたドットDTのインク量との差が過度に大きくなることが抑制される。
加えて、周辺ノズル32Cの周辺ノズル使用率を搬送方向Yにおいて不良ノズル32Eから離れるにつれて増加させる一方、補助補完ノズル32Bの第2補完ノズル使用率を搬送方向Yにおいて補完ノズル32Aから離れるにつれて減少させているため、搬送誤差が生じてもノズル使用率が過度に大きくなる又は小さくなることが抑制される。このため、用紙Pにおいて搬送方向Yに隣り合う領域に形成されたドットDTのインク量のばらつきが小さくなり、画像の濃淡が目立ち難くなる。加えて、図10(c)に示すとおり、搬送方向Yにおいてノズル使用率が徐々に増減を繰り返しながら変化するため、搬送方向Yにおいて形成されたドットDTのインク量が搬送方向Yにおいて徐々に増減を繰り返しながら変化する。このため、ドットDTのインク量のばらつきが小さくなり、画像の濃淡がより目立ち難くなる。
本実施形態のプリンター11によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)印刷制御部41は、補完ノズル設定部42により補完ノズル32A及び補完ノズル32Aのノズル列の周辺のノズルである補助補完ノズル32Bを設定している。このため、1列のラスターラインを複数回の吐出ヘッド30の走査により用紙Pに印刷を行う場合、用紙Pの搬送誤差により、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に補完ノズル32Aがインクを吐出できなくても、補助補完ノズル32Bがその領域にインクを吐出することができる。このため、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量とその周辺の領域に形成されたドットDTのインク量との差が小さくなるため、画質の低下を抑制することができる。
(2)印刷制御部41は、1列のラスターラインを形成するための第1補完ノズル使用率と不良ノズル32Eのノズル使用率との合計は、1列のラスターラインを形成するための正常時のノズル使用率の合計と等しい。このため、用紙Pの搬送誤差が発生しなければ、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量と、正常なノズル32により形成されたドットDTのインク量とが等しくなる。このため、画質の低下を抑制することができる。
(3)印刷制御部41は、不良ノズル32Eの周辺のノズルである周辺ノズル32Cのノズル使用率を正常時のノズル使用率よりも低い周辺ノズル使用率に設定する。このため、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域の周辺の領域に対してノズル使用率が小さい周辺ノズル32Cがインクを吐出することによりインク量の少ないドットDTを形成する。そしてその後に用紙Pの搬送誤差により吐出ヘッド30に対する用紙Pの位置がずれて補完ノズル32Aが用紙Pにおける上記周辺の領域にインクを吐出したとしても、その周辺の領域に形成されたドットDTのインク量が過度に多くなることが抑制される。したがって、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量と、その周辺の領域に形成されたドットDTのインク量とのばらつきが抑えられる。このため、画質の低下を抑制することができる。
(4)印刷制御部41は、周辺ノズル32Cの周辺ノズル使用率のうち、不良ノズル32Eからノズル列方向に離れるにつれて周辺ノズル使用率を高く設定し、補助補完ノズル32Bの第2補完ノズル使用率のうち、補完ノズル32Aからノズル列方向に離れるにつれて第2補完ノズル使用率を低く設定する。このため、用紙Pの搬送誤差などにより吐出ヘッド30に対する用紙Pの位置がずれたとしても、用紙Pにおけるノズル使用率の低い周辺ノズル使用率の画素に対応する領域に補完ノズル32Aがインクを吐出するため、その領域に形成されたドットDTのインク量が過度に多くなることが抑制される。さらに、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に補助補完ノズル32Bのうちのノズル使用率が高い第2補完ノズル使用率によりインクを吐出するため、その領域に形成されたドットDTのインク量が過度に少なくなることが抑制される。このように用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域に形成されたドットDTのインク量、及びその周辺の領域に形成されたドットDTのインク量のそれぞれのばらつきが小さくなる。したがって、用紙Pに形成されたドットDTの濃淡が小さくなり、画質の低下を一層抑制することができる。
(5)印刷制御部41は、1列のラスターラインを形成するための第2補完ノズル使用率と周辺ノズル使用率の合計は、1列のラスターラインを形成するための正常時のノズル使用率の合計と等しい。このため、用紙Pの搬送誤差が生じなければ、用紙Pにおける不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素に対応する領域の周辺の領域に形成されたドットDTのインク量は、正常なノズル32により形成されたドットDTのインク量と等しくなる。このため、画質の低下をより一層抑制することができる。
(6)印刷制御部41は、搬送方向Yにおいてノズル列31K,31C,31M,31Yの中央から両端に向かうにつれてノズル32が吐出するインク量が少なくなるようにノズル32のインク量を設定している。このため、ノズル列のノズル使用率が一定の場合と比較して、例えば用紙Pの搬送誤差により搬送方向Yにおいて吐出ヘッド30に対する用紙Pの位置がずれた場合に、その影響度合を小さくすることができる。
(7)印刷制御部41は、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが存在しない場合、吐出ヘッド30のパス数を増やして不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルを設定する。これにより、不良ノズル32Eがインクを吐出すべき画素と同じ画素にインクが吐出されないことが発生する頻度が低下する。
(変形例)
上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態の吐出ヘッド30のノズル列31K,31C,31M,31Yを、図11に示すとおり、各色について2列のノズル列により構成してもよい。この場合、補完ノズルの周辺のノズルである補助補完ノズルとして、2列のノズル列のうちの補完ノズルが割り当てられない側のノズル列のノズルを割り当ててもよい。すなわち、補助補完ノズルは、補完ノズルと同一のノズル列に形成されなくてもよい。
・上記実施形態において、不良ノズルが検出されたとき、不良ノズルのノズル列において周辺となるノズル(周辺ノズル)のノズル使用率を、周辺ノズル使用率に代えて正常時のノズル使用率に設定してもよい。
・上記実施形態において、ノズル列31K,31C,31M,31Yの各ノズル32の使用率が一定であってもよい。
・上記実施形態における不良ノズルの検出方法において、例えば、印刷ジョブに基づく画像を印刷する前に、チェックパターンを印刷することによりユーザーがチェックパターンから不良ノズルを目視により検出してもよい。この場合、ユーザーがプリンター11の操作部(図示略)を操作して、不良ノズルを登録する。そして印刷制御部41は、登録された不良ノズルの情報に基づいて変更マスクパターンを生成する。
・上記実施形態において、補助補完ノズル32Bの個数は任意に設定可能である。例えば補助補完ノズル32Bの個数は、2〜4個又は6個以上であってもよい。
・上記実施形態において、周辺ノズル32Cの個数は任意に設定可能である。例えば周辺ノズル32Cの個数は、2〜4個又は6個以上であってもよい。また周辺ノズル32Cの個数は、補助補完ノズル32Bの個数と異なってもよい。
・上記実施形態において、第1補完ノズル使用率は任意に設定可能である。すなわち第1補完ノズル使用率が「100%」未満の値であってもよい。
・上記実施形態において、第2補完ノズル使用率及び周辺ノズル使用率は任意に設定可能である。
例えば、上記実施形態の第2補完ノズル使用率は、補完ノズル32Aから離れるにつれて低下しているが、これに限られず、補助補完ノズル32Bの位置にかかわらず一定に設定してもよい。同様に、周辺ノズル使用率を周辺ノズル32Cの位置にかかわらず一定に設定してもよい。
また例えば、上記実施形態の第2補完ノズル使用率と周辺ノズル使用率との合計使用率を「100%」に設定しているが、これに限られず、「100%」以外の値に設定してもよい。
・上記実施形態において、印刷制御部41は、マルチパス印刷モードとして3パス以上の印刷モードに設定してもよい。この場合、不良ノズル32Eが吐出すべき画素と同じ画素に着滴可能なノズルが2つ以上となるため、それらノズルを補完ノズル32Aとして設定してもよい。これにより、複数の補完ノズル32Aにより、用紙Pにおいて不良ノズル32Eが吐出すべき画素に対応する領域にドットDTを形成する。このため、2パス印刷モードと比較して、補完ノズル32Aのノズル使用率や補完ノズル32Aの使用頻度を低くすることができる。したがって、補完ノズル32Aの寿命の低下を抑制することができる。
・上記実施形態において、プリンター11は、印刷機能だけを備えた構成に限定されず、複合機であってもよい。さらに、プリンター11は、シリアルプリンターに限定されず、ラテラルスキャン方式のプリンターであってもよい。
・媒体は、用紙Pに限定されず、連続紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等であってもよい。
・上記実施形態では、液体吐出装置を、インクジェット式のプリンター(印刷装置)に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を吐出する液体吐出装置でもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を吐出する液体吐出装置でもよい。さらにバイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置であってもよい。また、液体を吐出して3次元造形物を製造する液体吐出装置であってもよい。
11…液体吐出装置の一例であるプリンター、15…移動部の一例であるキャリッジ、30…吐出ヘッド、31C,31M,31Y,31K…ノズル列、32…ノズル、32A…補完ノズル、32B…補助補完ノズル、32C…周辺ノズル、32E…不良ノズル、33…吐出異常検出部、41…制御部の一例である印刷制御部、P…媒体の一例である用紙、Y…搬送方向。

Claims (9)

  1. 媒体に対して液体を吐出可能なノズルが並べられて形成されたノズル列を有する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを前記媒体に対して相対移動させる移動部と、
    異常が生じたノズルである不良ノズルを検出する吐出異常検出部と、
    前記吐出ヘッド及び前記移動部の動作を制御する制御部と
    を備え、前記ノズル列と交差する方向に沿う所定のラスターラインに対して前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ、前記媒体に前記液体を吐出可能な液体吐出装置であって、
    前記不良ノズルを検出した場合、前記制御部は、
    前記不良ノズルが割り当てられたラスターラインを形成する前記不良ノズル以外の補完ノズルのノズル使用率として、正常時のノズル使用率よりも高い第1補完ノズル使用率を設定し、
    前記補完ノズルの周辺のノズル使用率として、前記第1補完ノズル使用率よりも低い第2補完ノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記第1補完ノズル使用率と前記不良ノズルのノズル使用率との合計が、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記正常時のノズル使用率の合計に等しくなるように前記第1補完ノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、前記不良ノズルの周辺のノズルのノズル使用率として、前記正常時のノズル使用率よりも低い周辺ノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記制御部は、
    前記不良ノズルからノズル列方向に離れるほど前記周辺ノズル使用率を高く設定し、
    前記補完ノズルから前記ノズル列方向に離れるほど前記第2補完ノズル使用率を低く設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記制御部は、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記第2補完ノズル使用率と前記周辺ノズル使用率との合計が、前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ前記液体を吐出したときの前記正常時のノズル使用率の合計に等しくなるように前記第2補完ノズル使用率及び前記周辺ノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記制御部は、前記ノズル列のノズルのうち中央のノズルから端のノズルに向かうにつれてノズル使用率が低下するように前記正常時のノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、複数の前記補完ノズルを設定し、前記複数の補完ノズルのノズル使用率の合計が前記第1補完ノズル使用率となるように前記複数の補完ノズルのノズル使用率をそれぞれ設定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御部は、前記ラスターラインを形成するための設定された前記吐出ヘッドの走査回数において、前記不良ノズルが存在する場合、かつ前記不良ノズルを補完する補完ノズルが設定できない場合、前記吐出ヘッドの走査回数を増やす
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 媒体に対して液体を吐出可能なノズルが並べられて形成されたノズル列を有する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを前記媒体に対して相対移動させる移動部と、
    異常が生じたノズルである不良ノズルを検出する吐出異常検出部と
    を備える液体吐出装置において、前記ノズル列と交差する方向に沿う所定のラスターラインに対して前記吐出ヘッドが複数回走査しつつ、前記媒体に前記液体を吐出可能な液体吐出方法であって、
    前記不良ノズルを検出した場合、
    前記不良ノズルが割り当てられたラスターラインを形成する前記不良ノズル以外の補完ノズルのノズル使用率として、正常時のノズル使用率よりも高い第1補完ノズル使用率を設定し、
    前記補完ノズルの周辺のノズル使用率として、前記第1補完ノズル使用率よりも低い第2補完ノズル使用率を設定する
    ことを特徴とする液体吐出方法。
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