JP4590840B2 - 液体吐出装置、および液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置、および液体吐出方法 Download PDF

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Description

本発明は、媒体に向けて液体滴を吐出する液体吐出装置、および液体吐出方法に関する。
媒体に向けて液体滴を吐出する液体吐出装置の1つとして、インクジェットプリンタが知られている。このインクジェットプリンタは、前記媒体としての印刷用紙(以下では用紙、または紙とも言う)を搬送方向に間欠的に搬送するとともに、この搬送の合間に、この用紙に向けて印刷ヘッドのノズルからインク滴を吐出して多数のドットを形成し、この搬送および吐出を繰り返すことによって画像を印刷するものである。
このようなインクジェットプリンタは『縁無し印刷』という印刷機能を備えている(例えば、特許文献1参照。)。これは、用紙の端部までに亘ってドットを形成することによって、用紙に余白を形成しないで画像を印刷する機能である。そして、用紙の搬送誤差等に起因して前記端部に意図しないドット未形成部分が生じないように、用紙よりも大きいサイズの画像データを用いて、用紙の外側に外れる領域に対してもインク滴を吐出するようにしている。
例えば、用紙の先端が、予め定められた印刷開始位置よりも搬送方向の下流側に余分に搬送されてしまった場合には、行き過ぎた部分にはインク滴が吐出されず、これによって先端には、意思に反して余白が形成されてしまうことがある。このため、このような場合にも対処すべく、当該印刷開始位置よりも上流側に位置するノズルだけでなく、下流側に位置するノズルからも、前記外れる領域に対応するデータに基づいてインク滴の吐出をするようにしている。
但し、前記搬送後に、前記印刷開始位置よりも下流側に紙先端が位置しないこともあり、その場合には、用紙を支持するための支持部としてのプラテン上にインク滴が付着してしまい、これによって用紙の裏面を汚してしまう虞がある。このため、この印刷開始位置よりも下流側のノズルに対向するプラテンの部分には溝部が形成されており、この溝部によって、用紙の先端から下流側に外れて打ち捨てられたインク滴を回収するようになっている。
特開2002−103586号公報(第6頁、第1図)
しかしながら、この打ち捨てられるインク滴は、前記溝部に着弾する前に、空気抵抗等より吐出速度が減速されて失速し浮遊する虞がある。そして、これら浮遊するインク滴は、プリンタの機内の気流や静電気等の状態によっては、浮遊の果てにプラテンに付着し、清浄たるべきプラテンを汚してしまう虞がある。なお、これと同様のことが用紙の上流側の先端についても当てはまる。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、液体滴を吐出して媒体の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部までに亘ってドットを形成しようとする際に生じがちな、前記媒体に着弾しない液体滴の浮遊を防ぎ、これに伴って生じる想定外の部位への液体滴の付着を抑制することが可能な液体吐出装置、液体吐出方法を実現することにある。
主たる発明は、搬送方向に媒体を搬送する搬送動作と、所定間隔で並ぶ複数の液体吐出部を移動させつつ前記媒体に向けて前記液体吐出部から液体滴を吐出する吐出動作とを繰り返す液体吐出装置において、前記液体吐出部が、前記媒体における搬送方向の下流側の端部近傍に向けて、前記液体滴を吐出するときであって、或る吐出動作で形成された前記所定間隔のドット列の間に別の吐出動作でドット列を形成することによって前記所定間隔よりも短い間隔で前記媒体にドット列を形成するとともに、所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とを完成させるとき、(1)前記所定回数の前記吐出動作のうちのそれぞれの吐出動作において、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ごとの間引き率が異なっており、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ほど間引き率が大きくなっているとともに、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて液体滴を吐出する前記液体吐出部のうちの前記搬送方向の最下流側の前記液体吐出部が吐出する前記液体滴が間引かれており、(2)既に形成されているドット列の搬送方向の上流側にドット列を形成することによって、前記所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とが完成され、(3)前記所定回数の前記吐出動作において、後に行われる前記吐出動作ほど、前記間引き率が小さくなっていることを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、液体滴を吐出して媒体の搬送方向の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部までに亘ってドットを形成しようとする際に生じがちな、前記媒体に着弾しない液体滴の浮遊を防ぎ、これに伴って生じる想定外の部位への液体滴の付着を抑制することが可能となる。
本明細書における発明の詳細な説明の項の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
搬送される媒体に向けて液体吐出部から液体滴を吐出する液体吐出装置において、前記液体吐出部は、前記媒体における搬送方向の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて、液体滴を適宜数だけ間引いて吐出し、前記間引いて吐出された液体滴の少なくとも一部が、前記媒体に着弾しないことを特徴とする液体吐出装置。
このような液体吐出装置によれば、前記下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて液体滴を適宜数だけ間引いて吐出し、前記間引いて吐出された液体滴の少なくとも一部が、前記媒体に着弾しない。
従って、前記下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部から外れて着弾しない液体滴数が減って、これにより吐出後の失速に伴って浮遊する液体滴の数量を減らすことができる。そして、その結果、当該浮遊する液体滴の、液体吐出装置に係る想定外の部位への付着を抑制可能となる。
搬送される媒体に向けて液体吐出部から液体滴を吐出する液体吐出装置において、前記液体吐出部は、前記媒体における搬送方向の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて複数の大きさの液体滴を吐出し、前記媒体から外れて着弾しなかった液体滴のなかには、その大きさを最小サイズから大きく変更されて吐出された液体滴が存在することを特徴とする液体吐出装置。
このような液体吐出装置によれば、前記下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて液体滴を吐出し、前記媒体から外れて着弾しなかった液体滴のなかには、その大きさを最小サイズから大きく変更された液体滴が存在する。ここで、最小サイズから大きさを大きく変更すれば、その液体滴の吐出後の失速は抑制され、これによって浮遊する液体滴の数量を減らすことができる。そして、その結果、当該浮遊する液体滴の、液体吐出装置に係る想定外の部位への付着を抑制可能となる。
かかる液体吐出装置において、前記端部から外れると判断される領域に向けて前記液体吐出部から前記液体滴を吐出する場合に、該領域に向けて吐出されるべき液体滴のなかから適宜数だけ液体滴を間引く処理をして吐出するのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、前記端部から外れると判断される領域に向けては、液体滴を適宜数だけ間引いて吐出する。
従って、前記領域に向けて吐出される液体滴数が減り、これにより吐出後の失速に伴って浮遊する液体滴の数量を減らすことができる。そして、その結果、当該浮遊する液体滴の、液体吐出装置に係る想定外の部位への付着を抑制可能となる。
かかる液体吐出装置において、前記端部から外れると判断される領域に向けて液体吐出部から最小の液体滴を吐出しようとする場合に、該吐出しようとする最小の液体滴の少なくとも一つを、これよりも大きな液体滴に変更する処理をして吐出するのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、前記端部から外れると判断される領域に向けて最小の液体滴を吐出しようとする場合に、該吐出しようとする最小の液体滴の少なくとも一つを、これよりも大きな液体滴に変更して吐出する。
従って、前記領域に向けて吐出される最小の液体滴の吐出数が減り、これにより最小の液体滴に起こりがちな吐出後の失速に伴って浮遊する液体滴の数量を減らすことができる。そして、その結果、当該浮遊する液体滴の、液体吐出装置に係る想定外の部位への付着を抑制可能となる。
かかる液体吐出装置において、前記端部に向けて液体滴を吐出するための搬送方向における基準位置を記憶し、前記液体吐出部は、画像データに基づいて液体滴を吐出し、該画像データは、前記基準位置に搬送された前記端部よりも搬送方向の下流側の領域に液体滴を吐出するためのデータを有し、前記端部から外れると判断される領域とは、前記基準位置よりも搬送方向の下流側の領域であるのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、前記基準位置の下流側の領域に対して液体を吐出するためのデータを有している。従って、前記媒体の端部が基準位置よりも余分に下流側に搬送された場合であっても、このデータを用いて縁無し印刷を確実に行うことができる。
かかる液体吐出装置において、前記液体吐出部に対向して配置されて前記媒体を支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられた溝部とを有し、前記溝部に対向する液体吐出部から吐出される液体滴の一部は、前記端部から外れると判断される領域に至るのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、前記端部から外れると判断される領域に向けて吐出された液体滴は溝部に回収され、前記媒体は支持部に支持される。
従って、前記端部から外れると判断される領域に向けて吐出された液体滴によって媒体が汚されることは抑制される。
かかる液体吐出装置において、前記搬送方向の下流側に向かう程、前記端部から外れると判断される領域における、前記処理をされる液体滴の割合が高くなっているのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、前記領域において搬送方向の下流側に向かう程、前記処理される液体滴の割合が高くなっている。この理由は、前記下流側に向かう程、液体滴が媒体に着弾する確率は低くなるため、端部よりも下流側に向けて吐出される液体滴に係る前記処理の影響が、画像の欠落として顕在化し難いからである。従って、前記処理による画質の低下を効果的に抑えながら、当該浮遊する液体滴の、液体吐出装置に係る想定外の部位への付着を抑制可能となる。
かかる液体吐出装置において、前記液体滴はインク滴であるのが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、媒体に容易に印刷することができる。
また、搬送される媒体に向けてインク滴を吐出する液体吐出部と、該液体吐出部に対向して配置されて前記媒体を支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられた溝部とを備え、前記溝部に対向する液体吐出部から吐出されるインク滴の一部は、前記媒体の端部から外れると判断される領域に至る液体吐出装置において、前記媒体における搬送方向の下流側の端部に向けて前記液体吐出部からインク滴を吐出するための搬送方向における基準位置を記憶し、前記端部から外れると判断される領域とは、前記基準位置よりも搬送方向の下流側の領域であり、該基準位置に搬送された前記端部よりも搬送方向の下流側の領域にインク滴を吐出するためのデータを有する画像データに基づいて、前記液体吐出部から前記インク滴を吐出する場合に、前記搬送方向の下流側に向かう程、前記領域に向けて吐出されるべきインク滴のなかからインク滴を間引く割合が高くなっていることを特徴とする液体吐出装置。
このような液体吐出装置によれば、既述の効果をほぼ全て奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
また、搬送される媒体に向けて液体吐出部から液体滴を吐出する液体吐出方法において、前記液体吐出部は、前記媒体における搬送方向の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて、液体滴を適宜数だけ間引いて吐出し、前記間引いて吐出された液体滴の少なくとも一部が、前記媒体に着弾しないことを特徴とする液体吐出方法も実現可能である。
また、搬送される媒体に向けて液体吐出部から液体滴を吐出する液体吐出方法において、前記液体吐出部は、前記媒体における搬送方向の下流側または上流側の少なくともいずれか一方の端部近傍に向けて複数の大きさの液体滴を吐出し、前記媒体から外れて着弾しなかった液体滴のなかには、その大きさを最小サイズから大きく変更されて吐出された液体滴が存在することを特徴とする液体吐出方法も実現可能である。
===液体吐出装置の概要===
本発明に係る液体吐出装置として、インクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1〜図4は、そのインクジェットプリンタ1の一実施形態の概要を説明するための図である。図1には、そのインクジェットプリンタ1の一実施形態の外観を示している。図2には、そのインクジェットプリンタ1のブロック構成を示し、図3には、そのインクジェットプリンタ1のキャリッジ及びその周辺部を示している。図4には、そのインクジェットプリンタ1の搬送部及びその周辺部を示している。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、背面から供給された媒体としての印刷用紙Sを前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作パネル2および排紙部3が設けられ、その背面部には給紙部4が設けられている。操作パネル2には、各種操作ボタン5および表示ランプ6が設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー7が設けられている。給紙部4には、カット紙(不図示)を保持する給紙トレー8が設けられている。なお、インクジェットプリンタ1は、カット紙など単票状の用紙Sのみならず、ロール紙などの連続した媒体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
このインクジェットプリンタ1は、その主要部として、図2に示すように、紙搬送ユニット10と、インク吐出ユニット20と、クリーニングユニット30と、キャリッジユニット40と、計測器群50と、制御ユニット60とを備えている。
紙搬送ユニット10は、前記用紙Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図2において紙面に垂直な方向(以下、紙搬送方向という))に所定の移動量で用紙Sを移動させるためのものである。すなわち、紙搬送ユニット10は、用紙Sを搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット10は、図4に示すように、紙挿入口11A及びロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙搬送モータ(以下、PFモータという)15と、紙搬送モータドライバ(以下、PFモータドライバという)16と、搬送ローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。
紙挿入口11Aは、用紙Sを挿入するところである。給紙モータ(不図示)は、紙挿入口11Aに挿入された用紙Sをプリンタ1内に搬送するモータであり、パルスモータで構成される。給紙ローラ13は、紙挿入口11Aに挿入された紙Sをプリンタ1内に自動的に搬送するローラであり、給紙モータ12によって駆動される。給紙ローラ13は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ13の円周部分の周囲長さは、PFモータ15までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて用紙SをPFモータ15まで搬送できる。なお、給紙ローラ13の回転駆動力と分離パッド(不図示)の摩擦抵抗とによって、複数の媒体が一度に給紙されることを防いでいる。
プラテン14は、印刷中の用紙Sを支持する支持部である。PFモータ15は、図2および図4に示すように、用紙Sを紙搬送方向に送り出すモータであり、DCモータで構成される。PFモータドライバ16は、PFモータ15の駆動を行うためのものである。搬送ローラ17Aは、給紙ローラ13によってプリンタ内に搬送された用紙Sを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18A(図4を参照)は、搬送ローラ17Aと対向する位置に設けられ、用紙Sを搬送ローラ17Aとの間に挟むことによって用紙Sを搬送ローラ17Aに向かって押さえる。
排紙ローラ17B(図4を参照)は、印刷が終了した紙Sをプリンタの外部に排出するローラである。排紙ローラ17Bは、不図示の歯車により、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18Bは、排紙ローラ17Bと対向する位置に設けられ、紙Sを排紙ローラ17Bとの間に挟むことによって紙Sを排紙ローラ17Bに向かって押さえる。
インク吐出ユニット20は、用紙Sにインクを吐出するためのものである。インク吐出ユニット20は、図2に示すように、印刷ヘッド21と、ヘッドドライバ22とを有する。印刷ヘッド21は、液体吐出部としてのノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインク滴を吐出する。ヘッドドライバ22は、印刷ヘッド21を駆動して、印刷ヘッド21から断続的にインク滴を吐出させるためのものである。
クリーニングユニット30は、図3にも示すように、印刷ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するためのものである。クリーニングユニット30は、ポンプ装置31と、キャッピング装置35とを有する。ポンプ装置31は、前記ノズルの目詰まりを防止すべくノズルからインクを吸い出すものであり、ポンプモータ32とポンプモータドライバ33とを有する。ポンプモータ32は、印刷ヘッド21のノズルからインクを吸引する。ポンプモータドライバ33は、ポンプモータ32を駆動する。キャッピング装置35は、印刷ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、印刷を行わない時である待機時に、印刷ヘッド21のノズルを封止する。
キャリッジユニット40は、図2及び図3に示すように、印刷ヘッド21を所定の方向(図2において紙面の左右方向(以下、走査方向という))に走査移動させるためのものである。なお、この走査方向は、前記紙搬送方向と直交している。
キャリッジユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジモータ(以下、CRモータという)42と、キャリッジモータドライバ(以下、CRモータドライバという)43と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46とを有する。キャリッジ41は、走査方向に移動可能であって、印刷ヘッド21を固定している。よって、前記印刷ヘッド21のノズルは、走査方向に沿って移動しながら、断続的にインクを吐出する。また、キャリッジ41は、インクを収容するインクカートリッジ48、49を着脱可能に保持している。CRモータ42は、キャリッジ41を走査方向に移動させるモータであり、DCモータで構成される。CRモータドライバ43は、CRモータ42を駆動するためのものである。プーリ44は、CRモータ42の回転軸に取付けられている。タイミングベルト45は、プーリ44によって駆動される。ガイドレール46は、キャリッジ41を走査方向に案内する。
計測器群50には、リニア式エンコーダ51と、ロータリー式エンコーダ52と、紙検出センサ53と、紙幅センサ54とがある。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ17Aの回転量を検出するためのものである。紙検出センサ53は、印刷される用紙Sの先端の位置を検出するためのものである。図4に示すように、この紙検出センサ53は、給紙ローラ13が搬送ローラ17Aに向かって用紙Sを搬送する途中で、用紙Sの先端(搬送方向の下流側の端部)の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって用紙Sの先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは用紙Sの搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、用紙Sの先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、用紙Sの先端の位置を検出する。紙幅センサ54は、キャリッジ41に取付けられている。紙幅センサ54は、発光部541と受光部543を有する光学センサであり、用紙Sによって反射された光を検出することにより、紙幅センサ54の位置における用紙Sの有無を検出する。そして、紙幅センサ54は、キャリッジ41によって移動しながら用紙Sの端部の位置を検出し、用紙Sの幅を検出する。また、紙幅センサ54は、キャリッジ41の位置によって、用紙Sの先端を検出できる。紙幅センサ54は、光学センサなので、紙検出センサ53よりも位置検出の精度が高い。
制御ユニット60は、プリンタの制御を行うためのものである。制御ユニット60は、図2に示すように、CPU61と、タイマ62と、インターフェース部63と、ASIC64と、メモリ65と、DCコントローラ66とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うためのものであり、DCコントローラ66、PFモータドライバ16、CRモータドライバ43、ポンプモータドライバ32およびヘッドドライバ22に制御指令を与える。タイマ62は、CPU61に対して周期的に割り込み信号を発生する。インターフェース部63は、プリンタの外部に設けられたホストコンピュータ67との間でデータの送受信を行う。ASIC64は、ホストコンピュータ67からインターフェース部63を介して送られてくる印刷情報に基づいて、印刷の解像度や印刷ヘッドの駆動波形等を制御する。メモリ65は、ASIC64及びCPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。DCコントローラ66は、CPU61から送られてくる制御指令と計測器群50からの出力に基づいて、PFモータドライバ16及びCRモータドライバ43を制御する。
このようなインクジェットプリンタ1では、印刷時において、用紙Sが搬送ローラ17Aによって所定の搬送量で間欠的に搬送され、その搬送の合間である停留中にキャリッジ41が、搬送ローラ17Aによる搬送方向に対して直交する方向、すなわち走査方向に沿って移動しながら、印刷ヘッド21から用紙Sに向けてインク滴を吐出する。この吐出されたインク滴によって、用紙S上にはドットが形成され、当該ドットが多数形成されて用紙S上に巨視的な画像が形成される。
===印刷ヘッド21の吐出機構===
図5は、印刷ヘッド21の下面部に設けられたインク滴を吐出するノズルの配列を示した図である。印刷ヘッド21の下面部には、同図に示すように、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロ(Y)の色毎にノズル列211が設けられている。
各ノズル列211は、それぞれに、複数のノズル♯1〜♯nから構成される。そして、これら複数のノズル♯1〜♯nは、用紙Sの搬送方向に沿う直線上に、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)おきに配されている。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、用紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。なお、各ノズル列のノズルは、下流側のノズルほど若い番号が付されている(♯1〜♯n)。また、各ノズル列211は、印刷ヘッド21の移動方向である前記走査方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。なお、後述される説明のなかには、前記ノズル列211が単列であるように説明している箇所もあるが、これは、他のノズル列211によるインク滴の吐出の様子も同じであることから、前記単列に代表させて説明しているためである。
各ノズル♯1〜♯nには、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させるものである。そして、これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯nから吐出される。
図6に、各ノズル♯1〜♯nを駆動するための駆動回路のブロック図を示す。なお、図6において、各信号名の最後に付されたかっこ内の数字は、その信号が供給されるノズルの番号を示している。
この駆動回路は、図2に示すヘッドドライバ22内に、前記4列のノズル列毎に設けられている。この駆動回路は、図6に示すように、原駆動信号発生部221と、複数のマスク回路222と、間引き処理部224と、駆動信号補正部223とを備えている。
原駆動信号発生部221は、各ノズル♯1〜♯nに共通して用いられる原駆動信号ODRVを生成する。この原駆動信号ODRVは、一画素分の走査期間内(キャリッジ41が一画素の間隔を横切る時間内)において、図中の下に示すように、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む信号である。そして、この生成された原駆動信号ODRVは、各マスク回路222に出力される。
マスク回路222は、印刷ヘッド21のノズル♯1〜♯nをそれぞれ駆動する複数のピエゾ素子に対応して設けられている。そして、各マスク回路222には、原駆動信号発生部221から原駆動信号ODRVが入力されるとともに、後記印刷データPDに基づいて印刷信号PRT(i)が入力される。印刷信号PRT(i)は、画素に対応する画素データであり、一画素に対して2ビットの情報を有するシリアル信号であり、その各ビットは、第1パルスW1と第2パルスW2とにそれぞれ対応している。そして、このマスク回路222は、印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原駆動信号ODRVを遮断したり通過させたりする。すなわち、印刷信号PRT(i)が0レベルのときには、原駆動信号ODRVのパルスを遮断してインク滴を吐出しないようにし、また、印刷信号PRT(i)が1レベルのときには、原駆動信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて、これを駆動信号DRV(i)として駆動信号補正部223を介して前記ピエゾ素子に出力し、これによってノズルからインク滴を吐出する。
図7に示すように、原駆動信号ODRVは、各画素区間T1、T2、T3、T4において、第1パルスW1と第2パルスW2とを順に発生する。なお、画素区間とは、一画素分を走査する期間の意味である。そして、図示のように印刷信号PRT(i)が2ビットの画素データ『1、0』に対応しているときは、第1パルスW1のみが一画素区間の前半で出力される。これにより、ノズルから小さいインク滴(小インク滴)が一つ吐出され、用紙Sには小さいドット(小ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットの画素データ『0、1』に対応しているときには、第2パルスW2のみが一画素区間の後半で出力される。そして、これにより、ノズルから中サイズのインク滴(中インク滴)が一つ吐出され、用紙Sには中サイズのドット(中ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットの画素データ『1、1』に対応しているときには、第1パルスW1と第2パルスW2とが一画素区間で出力される。そして、これにより、ノズルからは小インク滴と中インク滴との両方が一つずつ吐出され、用紙Sには大きいドット(大ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットの画素データ『0、0』に対応しているときには、第1パルスW1および第2パルスW2のいずれも一画素区間で出力されない。そして、この場合には、ノズルからインク滴が吐出されず、用紙Sにはドットが形成されない。
なお、本実施形態にあっては、このマスク回路222には、前記印刷信号PRT(i)に加えて、間引き処理部224から間引き信号SIGが入力される。この間引き信号SIGは、後述する縁無し印刷時の間引き処理に供されるものであり、0または1レベルからなる信号である。そして、前記マスク回路222を通過後の駆動信号DRV(i)がインク滴を吐出する信号になっているか否かは、前記印刷信号PRT(i)と、当該間引き信号SIGとの論理積(所謂ANDである)の演算結果で決定する。
この間引き信号SIGは、後で説明する間引き処理を行うように、前記画素データたる印刷信号PRT(i)毎に生成され、前記印刷信号PRT(i)に対応させながらマスク回路222に入力される。なお、この間引き処理については後述する。
駆動信号補正部223は、マスク回路222が整形した駆動信号波形のタイミングを復路全体で前後にずらし、補正を行う。この駆動信号波形のタイミングの補正によって、往路と復路におけるインク滴の着弾位置のズレが補正される、すなわち、往路と復路におけるドットの形成位置のズレが補正される。
===ホストの処理===
図8は、ホスト67の処理を概略的に説明する図である。同図に示すように、ホスト67は、プリンタ1に接続されたコンピュータ本体90と、表示装置93とを備えている。コンピュータ本体90には、プリンタ1の動作を制御する「プリンタドライバ」と呼ばれるコンピュータプログラム96が搭載されている。プリンタドライバ96は、同図に示すように、ホスト67に搭載された所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、インクジェットプリンタ1に転送するための印刷データPDが出力される。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介して表示装置93に画像を表示している。
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ本体90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをインクジェットプリンタ1に供給する印刷データPDに変換する。プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、ユーザインターフェース表示モジュール101と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、色変換ルックアップテーブルLUTと、が備えられている。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、印刷解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、各画素毎に、RGB画像データを、プリンタ1が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100によりプリンタ1に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとしてプリンタ1に出力される。印刷データPDは、各走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと、用紙Sの搬送量を示すデータと、を含んでいる。
ユーザインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザの入力を受け取る機能とを有している。
UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザインターフェース(UI)とプリンタ1間のインターフェースを取る機能を有している。ユーザがユーザインターフェースにより指示した命令を解釈して、プリンタ1へ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、プリンタ1から受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザインターフェースへ各種表示を行ったりする。
なお、プリンタドライバ96は、各種コマンドCOMを送受信する機能、印刷データPDをプリンタ1に供給する機能等を実現する。このようなプリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、ホスト67の内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、ホスト67が読み取り可能な種々の媒体を利用できる。また、このようなコンピュータプログラムを、インターネットを介してコンピュータ本体90にダウンロードすることも可能である。
===縁無し印刷===
ここで『縁無し印刷』について説明する。『縁無し印刷』とは、印刷用紙Sの端部に余白を形成しない印刷方法である。本実施形態に係るインクジェットプリンタ1にあっては、印刷モードの選択によって、『縁無し印刷』または『通常印刷』のいずれかを択一的に実行可能になっている。
『通常印刷』は、印刷データPDに基づいてインク滴が吐出される領域A(以下、印刷領域Aと言う)が、印刷用紙S上に収まるように印刷を行うものである。図9に『通常印刷』時における印刷領域Aと用紙Sとのサイズの関係を示すが、印刷領域Aは用紙S内に納まるように設定され、用紙Sにおける搬送方向の上下流側の端部および走査方向の左右の端部には余白が形成される。
この『通常印刷』を行うべく、印刷モードとして『通常印刷モード』が設定された場合には、プリンタドライバ96は、アプリケーションプログラムから与えられた画像データに基づき、印刷領域Aが用紙Sに収まるように印刷データPDを生成する。例えば、印刷領域Aを用紙S内に納められないような画像データを処理する場合には、画像データにより表される画像の一部を印刷対象から外したり、またその画像を縮小するなどして用紙Sに収まるようにする。
図10に『縁無し印刷』時における印刷領域Aと用紙Sとのサイズの関係を示すが、搬送方向の上下流側の端部および走査方向の左右の端部からはみ出す領域(以下では、打ち捨て領域Aaと言う)に対しても印刷領域Aが設定されており、この領域に対してもインク滴が吐出されるようになっている。そして、これによって、紙搬送時の位置決め精度などが原因で用紙Sが印刷ヘッド21に対して多少の位置ズレを生じても、用紙Sの端部へ向けて確実にインク滴を吐出してドットを形成可能にし、もって端部に余白を形成しないようにしている。なお、前記打ち捨て領域Aaの中で、特に、搬送方向の下流側の端部(以下では紙先端とも言う)Seからはみ出す領域のことを、以下では下流側打ち捨て領域Aadと言う。そして、本発明に係るインク滴の間引き処理は、この下流側打ち捨て領域Aadに関するものであり、以下、この下流側打ち捨て領域Aadに重点をおいて説明する。
この『縁無し印刷』を行うべく、印刷モードとして『縁無し印刷モード』が設定された場合には、プリンタドライバ96は、前記画像データに基づき印刷領域Aが用紙Sから所定幅だけはみ出るように印刷データPDを生成する。例えば、印刷領域Aが用紙Sよりも小さくなってしまうような画像データを処理する場合には、印刷領域Aが用紙S全体に行き渡って前記所定幅だけはみ出すように画像を拡大する。また、逆に、印刷領域Aが用紙Sから大きくはみ出てしまうような画像データを処理する場合には、用紙Sからのはみ出し代が前記所定幅となるように画像を縮小する。なお、前記所定幅を確保すべく拡縮調整した際に、画像の縦横比が元画像から変化して歪んでしまう場合には、拡縮調整後に画像の一部を印刷対象から外すことによって元画像の縦横比を維持しつつ前記所定幅を確保する場合もある。
この拡縮調整について詳細に説明すると、前記プリンタドライバ96は、用紙Sの規格寸法と同じ大きさの領域を、基準領域Asとして前記メモリ65に記憶している。そして、この基準領域Asを参照して、これよりも走査方向および搬送方向に対して前記所定幅だけ外側にはみ出るサイズに前記画像データを拡大して印刷データPDを生成する。なお、前記所定幅の部分が、用紙Sから外れると判断される領域、すなわち前述の打ち捨て領域Aaである。
前記所定幅の大きさは、主に紙送り精度に基づいて決定される。例えば、基準領域Asの下流側の所定幅、すなわち下流側打ち捨て領域Aadの搬送方向の幅については、印刷開始位置(基準位置)への紙送り精度の最大公差に基づいて決められ、例えば、この最大公差が4・Dである場合には、前記幅は4・Dとなる。そして、この最大公差分以上に下流側に紙送りされることは無いことから、これによって縁無し印刷を保証している。なお、以下では、この下流側打ち捨て領域Aadの搬送方向の幅は、前記最大公差4・Dに基づいて4・Dに設定されているものとして説明する。
ちなみに、紙送りが正確に行われて用紙Sの先端Seが、前記印刷開始位置にきちんと位置決めされた場合には、前記基準領域Asの搬送方向の下流側の端縁と用紙Sの先端縁とは合致して基準領域Asの画像が用紙Sに印刷される。しかし、前記印刷開始位置よりも下流側に前記先端Seが位置ズレした場合には、用紙Sの先端Seには、下流側打ち捨て領域Aadの画像が印刷されることになる。
このような基準領域Asおよび打ち捨て領域Aaに係る所定幅は、はがきサイズやA4サイズ等の用紙サイズ毎に前記メモリ65に記憶されており、ユーザによって入力される用紙サイズ情報に基づいてそれぞれに読み出され、上述の拡縮調整に供される。
<打ち捨てられるインクの処理>
『縁無し印刷』において、前記下流側打ち捨て領域Aadに打ち捨てられるインク滴、すなわち用紙Sの下流側の端部(紙先端)Seから外れて着弾せずに打ち捨てられるインク滴は、プラテン14に付着してこれを汚す等といった悪影響を及ぼす虞がある。このため、本実施形態に係るプリンタ1のプラテン14の近傍には、紙先端Seから外れたインク滴を回収するための溝部80が設けられている。
図11は、溝部80の平面図であり、図12は断面図である。図11および図12に示すように、溝部80は、プラテン14の下流側に断面凹形状に形成されており、その内側には、インク滴を吸収するスポンジ等の吸収材84が設けられている。そして、打ち捨てられたインク滴は、この吸収材84の上に到達して吸収される。
この溝部80は、キャリッジ41の移動方向(走査方向)に沿って直線状に設けられている。また、その搬送方向については、溝部80は、印刷ヘッド21が備える複数のノズルうちの下流側のノズルに対向する位置に設けられており、具体的には、ノズル#1〜#25に対向して設けられている。そして、用紙Sの下流側の端部である紙先端Seを印刷する場合には、この溝部80と対向するノズル#1〜#25だけを用いて印刷される。この時、紙先端Seに着弾しなかったインク滴は溝部80に回収されるため、これら用紙Sに着弾しなかったインク滴によってプラテン14上面が汚されることはない。
===縁無し印刷時のインク滴の間引き処理について===
前述したように、『縁無し印刷』では、下流側打ち捨て領域Aadに向けてもインク滴が吐出されるが、当該インク滴は、用紙Sに向けて吐出される場合に比べて、着弾地点たる溝部80まで到達し難い。これは、用紙Sよりも溝部80の方がノズルから遠方に位置していて、着弾地点までの飛翔距離が長く、当該飛翔中にインク滴が空気抵抗等にて失速し易いためである。
そして、溝部80に到達する前に失速したインク滴は、プリンタ1の機内の気流や静電気等による浮遊の果てに、前記溝部80以外の部分、例えばプラテン14上面などに付着する虞があって、このようなことから、この下流側打ち捨て領域Aadに向けて吐出されるインク量は極力少ないのが望ましい。
また、そもそも、この打ち捨てられるインク滴は、用紙Sの下流側の端部Seに余白を形成しないようにする目的で吐出されるものであり、この点を考え合わせると、前記端部に余白と視認されるような画像の欠落部分を形成しない程度に、すなわち目立たない程度にインク滴数を間引いてインク量を減らすのが良いと考えられる。
従って、本実施形態にあっては、見た目に目立たない程度に、用紙Sの下流側の端部Seから外れると判断される領域である下流側打ち捨て領域Aadに向けて吐出されるべきインク滴のなかから適宜数だけインク滴を間引いて吐出するようにしている。
図13乃至図15は、この下流側打ち捨て領域Aaでの間引き例を説明するための平面図である。各図とも、印刷データPDに基づいて印刷される画像の印刷領域Aを、用紙Sに相当する前記基準領域Asに重ね合わせて示しているとともに、その下流側打ち捨て領域Aadにおける間引き状態がわかるように、その一部を拡大して示している。なお、この拡大図では、インク滴が吐出される画素を黒丸で示すとともに、間引かれてインク滴が吐出されない画素を白丸で示している。ここで言う「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録する位置を規定するために、用紙S上に仮想的に定められた方眼状の桝目である。また、説明の便宜上、走査方向に並ぶ画素の列をラスタラインRと言う。そして、搬送方向の最も下流側のラスタラインRを第1ラスタラインR1と呼び(図中では、一番上のラスタラインRを指す)、以下、図の下方には第2ラスタラインR2、第3ラスタラインR3、…というように上流側のラスタラインRが続いているものとする。
図13乃至図15に示すように、下流側打ち捨て領域Aadには、第1ラスタラインR1から第4ラスタラインR4までが対応付けられており、これによって、下流側打ち捨て領域Aadの搬送方向の幅は前記4・Dに設定されている。これは、前述した紙送り精度の最大公差が4・Dであることに基づいている。また、第5ラスタラインR5以降は、基準領域Asに対応付けられている。そして、本実施形態における間引き処理の対象は、下流側打ち捨て領域Aadであるため、第1ラスタラインR1から第4ラスタラインR4に係るインク滴が間引かれる。
図13に示す第1間引き例は、下流側打ち捨て領域Aadの各ラスタラインR1,R2,R3,R4に対して、画素1つおきにインク滴の吐出を間引いている。すなわち、第1ラスタラインR1については、そのラスタライン方向の端から奇数番目の画素に対してはインク滴を吐出し、偶数番目に対しては吐出しないようになっている。第2ラスタラインR2から第4ラスタラインR4までに対しても、第1ラスタラインR1と同様に、奇数番目に対しては吐出し偶数番目に対しては吐出しないようになっている。
一方、図14に示す第2間引き例は、第1ラスタラインR1は5画素のうち4画素を間引き、第2ラスタラインR2は5画素のうち3画素を間引き、第3ラスタラインR3は5画素のうち2画素を、第4ラスタラインR4は5画素のうち1画素を間引くようにしている。そして、このようにして間引かれた下流側打ち捨て領域Aadには、間引かれた画素によって三角形状の間引き領域が形成され、この間引き領域は走査方向に沿って複数形成されている。
なお、これら第1および第2間引き例については、両者共に、単位面積当たりの間引く割合は等しく、すなわち、両者共に、下流側打ち捨て領域Aadの半数の画素に対してインク滴を間引いている。但し、同じ割合でインク滴を間引くのであれば、図14の第2間引き例のように、前記下流側に向かう程、間引く割合を高くする方が望ましい。すなわち、図13の第1間引き例では、第1乃至第4ラスタラインの全てのラスタラインが同じ割合で間引かれているが、図14の第2間引き例では、第4ラスタラインR4から第1ラスタラインR1へと搬送方向の下流側に向かうに従って、インク滴を間引く割合を高くしている。
この第2間引き例の方が好ましい理由を説明する。前記基準領域Asの下流側の端縁は、前記印刷開始位置に対応しているが、この印刷開始位置から下流側に離れれば離れる程、その位置まで、実際の紙先端Seが位置ズレする可能性は低くなる。つまり、基準領域Asの下流側の端縁から下流側に離れた位置のラスタラインR程、用紙S上に画像として顕在化する可能性は低く、その間引きの影響も画像の欠落部分として顕在化し難く、このような理由から、下流側に向かう程、間引く割合を高くしている。
一方、図15に示す第3間引き例は、第1間引き例と同様に、各ラスタラインR1,R2,R3,R4に対して、画素1つおきにインク滴の吐出を間引いている。但し、搬送方向に相隣接するラスタラインR同士については、走査方向の間引く位置を互いにずらして揃えないようにしている。すなわち、第1ラスタラインR1は、その端から奇数番目の画素に対してはインク滴を吐出し、偶数番目に対しては吐出しないが、この第1ラスタラインR1に隣接する第2ラスタラインR2は、その逆に奇数番目に対しては吐出せず、偶数番目に対してはインク滴を吐出するようになっている。そして、これに続いて隣接する第3ラスタラインR3および第4ラスタラインR4も同様の関係となっており、総じて、これら第1ラスタラインR1から第4ラスタラインR4までに亘って、その間引かれる位置は、互い違いの千鳥状になっている。
そして、このようにすれば、間引かれる画素の位置が搬送方向に沿って連続しないので、間引き状態が分散して見え、その結果、当該間引き状態が用紙Sの端部Seに顕在化した場合にあっても、その画像の欠落部分は見た目にわかりかり難くすることができる。
このような間引き処理は、前述したように、図6に示す間引き処理部224が、上述の間引き状態となるように間引き信号SIGを生成するとともに、この間引き信号SIGを、前記マスク回路222に入力される印刷信号PRT(i)に対応させて同マスク回路222に入力することによって行われる。すなわち、マスク回路222には、前記印刷信号PRT(i)に加えて間引き信号SIGが入力され、その印刷信号PRT(i)に対応する画素に向けてインク滴を吐出するか否かは、印刷信号PRT(i)と、マスク信号SIGとの論理積(所謂AND)として決定される。この間引き信号SIGは、前記下流側打ち捨て領域Aadの各画素に対して設定されており、当該領域Aadにおいてインク滴を吐出しない画素に対しては0レベルが、またインク滴を吐出する画素に対しては1レベルが設定されている。
なお、図13乃至図15に示した間引き例は、説明の便宜上、その印刷データPDには、印刷領域Aの全面に亘ってインク滴を吐出するベタ打ち画像のデータが記録されている前提としており、すなわち印刷データPDの全ての印刷信号PRT(i)が1レベルであるものとして示している。これに対して、実際の印刷データPDには、印刷信号PRT(i)が0レベルの画素もあるため、実際の用紙S上に顕れる間引き状態は、両者のかけ合わせとなり、すなわち、前記打ち捨て領域Aadの黒丸印の画素も、印刷信号PRT(i)が有するデータによっては白丸になることもある。
ここで、下流側打ち捨て領域Aadのインク滴を間引きながら用紙S上に画像を形成する様子を、インターレース印刷の場合を例に具体的に説明する。なお、間引き方としては、前述の第2間引き例を適用している。
『インターレース印刷』とは、kが2以上(本実施形態ではk=4)であって、1回のパスで記録される走査方向に沿ったドット列の間に、記録されないドット列が挟まれるような印刷方式を意味する。なお、『パス』とは、ノズルが走査方向に1回走査移動することをいう。このインターレース印刷によれば、ノズルのピッチや吐出特性にばらつきがあっても、これらの影響を緩和して画質を向上させることができるという効果を奏する。
図16は、紙先端Seの位置とノズルの位置との関係の説明図である。図16Aは、搬送方向を横から見た図であり、紙面垂直方向が走査方向である。図16Bは、搬送方向を上から見た図であり、紙面上下方向が走査方向である。同図は、印刷ヘッド21のノズルからインクが吐出され、紙Sの表面にドットが形成される様子を表している。紙Sの表面に描かれた丸の中の数字は、そのドットを形成したインク滴を吐出したノズルの番号を示している。また、数字の描かれていない丸は、間引かれてインク滴が吐出されない画素であり、すなわちドットが形成されない画素を示している。
なお、紙Sは、同図に示す通り、紙搬送方向に、前記25・Dの搬送量で間欠的に搬送される。そして、この間欠的な搬送の合間に、印刷ヘッド21が走査方向(紙面垂直方向)に走査移動し、ノズルからインクが吐出される。
本印刷方式における印刷開始位置はノズル#20に設定されている。従って、印刷の事前準備として、先ず、紙先端Seが前記ノズル#20に位置するように紙Sを搬送する。なお、本プリンタに係る紙送り精度の最大公差は、前述したように下流側に4・Dである。従って、前記印刷開始位置を目標として紙送りをした場合には、その紙先端Seがノズル#19よりも下流側へ送られることはない。
紙先端Seがノズル#20に位置したら、1回目のパスにおいて、ノズル♯19〜ノズル♯25がインクを吐出して、走査方向に沿ったドット列を紙Sに形成する。なお、この時には、ノズル#20の下流側に位置するノズル#19からもインク滴を吐出している。このため、紙先端Seが、前記最大公差4・D分だけ下流側に紙送りされた場合であっても、紙先端Seにはドット列が形成される。すなわち、前述の下流側打ち捨て領域Aadは、印刷開始位置から4・D分下流側の位置までの範囲に亘って設定されている。
なお、本実施形態は、この下流側打ち捨て領域Aadに吐出されるインク滴を間引くものである。従って、その間引き状態が紙面に顕れて見た目にわかるようにすべく、以下の説明および図16では、紙先端Seが最大公差4・D分だけ下流側にずれて搬送された前提で説明する。
上記前提に従えば、印刷開始位置への紙送りによって、紙先端Seはノズル#20と対向すべきところ、最大公差4・Dだけ余分に送られてノズル#19と対向している。そして、1回目のパスにおいて、ノズル♯19〜ノズル♯25からインク滴を吐出して、走査方向に沿ったドット列を紙Sに形成する。この時、ノズル#19のマスク回路224には、前述した下流側打ち捨て領域Aadの第1ラスタラインR1に対応する間引き信号SIGが入力され、これによって、ノズル#19は、5画素のうち4画素のインク滴を間引いて吐出する。一方、ノズル#20およびこれより上流側の各ノズルのマスク回路224には、基準領域Asに対応する間引き信号SIGが入力され、これらノズルはインク滴を間引かずに吐出する。
次に、ドット列25本分の搬送量である25・Dだけ紙Sを搬送した後、2回目のパスにおいて、ノズル♯13〜ノズル♯25からインク滴を吐出して、それぞれにドット列を紙S上に形成する。この時、ノズル#13のマスク回路224には、前述した下流側打ち捨て領域Aadの第2ラスタラインR2に対応する間引き信号SIGが入力され、ノズル#13は、5画素のうち3画素のインク滴を間引いて吐出する。一方、ノズル#14およびこれより上流側の各ノズルのマスク回路224には、基準領域Asに対応する間引き信号SIGが入力され、これらノズルはインク滴を間引かずに吐出する。
次に、前記25・Dの搬送量で紙Sを搬送した後、3回目のパスにおいて、ノズル♯7〜ノズル♯25がインク滴を吐出して、それぞれにドット列を紙Sに形成する。この時、ノズル#7のマスク回路224には、前述した下流側打ち捨て領域Aadの第3ラスタラインR3に対応する間引き信号SIGが入力され、ノズル#7は、5画素のうち2画素のインク滴を間引いて吐出する。一方、ノズル#8およびこれより上流側の各ノズルのマスク回路224には、基準領域Asに対応する間引き信号SIGが入力され、これらノズルはインク滴を間引かずに吐出する。
次に、前記25・Dの搬送量で紙Sを搬送した後、4回目のパスにおいて、ノズル♯1〜ノズル♯25がインク滴を吐出して、それぞれにドット列を紙Sに形成する。この時、ノズル#1のマスク回路224には、前述した下流側打ち捨て領域Aadの第4ラスタラインR4に対応する間引き信号SIGが入力され、ノズル#1は、5画素のうち2画素のインク滴を間引いて吐出する。一方、ノズル#8およびこれより上流側の各ノズルのマスク回路224には、基準領域Asに対応する間引き信号SIGが入力され、これらノズルはインク滴を間引かずに吐出する。
このようにして、紙先端Seを縁無しに印刷したら、以降、この間欠的な搬送動作および吐出動作を交互に繰り返して、紙Sの全長に亘って印刷を行う。
===第2実施形態===
前述した実施形態では、下流側打ち捨て領域のAadに向けて吐出されるインク滴を間引くことによって、浮遊するインク滴数を減らしていた。これに対して、本第2実施形態では、小さいサイズのインク滴が浮遊し易いことに着目して、前記下流側打ち捨て領域Aadに向けて吐出されるべき小インク滴を中インク滴に置換して吐出するようにしている。
すなわち、インク滴のサイズが小さいと、吐出後に空気抵抗等により失速し易く、溝部80に到達する前に失速した小さいインク滴は、プリンタ1内の気流等による浮遊の果てに前記溝部80以外の部分、例えばプラテン14上面などに付着する虞がある。そこで、本第2実施形態では、下流側打ち捨て領域Aadに向けて吐出される小インク滴を中インク滴に置換して、最も小さいインク滴である小インク滴を吐出しないようにしている。
図17は、この置換処理を説明するための図であって、前記置換処理によって前記印刷データPDの画素データが変化する様子を示している。同図中には、この印刷データPDに基づいて印刷される印刷領域Aに、用紙Sに相当する基準領域Asを重ね合わせて示している。また、ドットの形成状態がわかるように、基準領域Asおよび打ち捨て領域Aaのなかの一部を拡大して示している。
前述したように、本プリンタは、小ドット、中ドット、および大ドットを使用して紙面上に印刷画像を形成する。従って、置換処理前においては、図17に示すように、基準領域Asは言うまでもなく、下流側打ち捨て領域Aadも小中大ドットにて構成されている。しかし、置換処理後には、前記下流側打ち捨て領域Aadにおける小および大ドットは、中ドットに置換されている。そして、これによって、下流側打ち捨て領域Aadについては中インク滴のみを吐出し、最小のインク滴である小インク滴を吐出しないようにしている。
なお、ここで、下流側打ち捨て領域Aadの画像形成に小ドットを用いないのは当然であるが、大ドットまでをも用いない理由は、大ドットは小インク滴と中インク滴との組み合わせで形成されているためである。つまり、大ドットを形成する際には、小インク滴も吐出されてしまい、この小インク滴が浮遊する可能性があるからである。このため、当該大ドットを、小インク滴を用いずに形成するのであれば、打ち捨て領域Aadの画像を大ドットによって構成することも可能である。例えば、前記中インク滴よりも大きな一つのインク滴を用いて大ドットを形成したり、中インク滴を複数回吐出することによって大ドットを形成するのであれば、何等構わない。
このような置換処理は、前記ラスタライザによってラスタライズされた後の印刷データPDに対して、不図示の置換処理部モジュールが行う。この置換処理モジュールは、前述のプリンタドライバ96が備えており、図18に示すフローチャートを実行する。そして、置換処理済みの印刷データPDを、前記プリンタ1に送信する。
なお、この置換処理を行うタイミングは、ラスタライズ処理後に限るものではなく、ラスタライザ100によってラスタデータに変換される前でも良い。
また、インク滴の浮遊を完全に防止するのではなく、抑制する程度で良い場合には、下流側打ち捨て領域Aadの全ての大小ドットを、中ドットに置換する必要はなく、そのうちの一部を置換するだけでも、抑制効果を得ることができる。そして、その場合には、下流側打ち捨て領域Aadにおいて下流側に位置するラスタライン程、大小ドットを中ドットに置換する割合を高めるようにすると良い。この理由を説明すると、前記基準領域Asの下流側の端縁は、前記印刷開始位置に対応しているが、この印刷開始位置から下流側に離れれば離れる程、その位置まで、実際の紙先端Seが位置ズレする可能性は低くなる。つまり、基準領域Asの下流側の端縁から下流側に離れた位置のラスタラインR程、用紙S上に画像として顕在化する可能性は低く、その間引きの影響も画像の欠落部分として顕在化し難し難く、このような理由から、下流側に向かう程、間引く割合を高くしている。
===その他の実施の形態===
以上、本実施形態の液体吐出装置としてインクジェットプリンタを例に説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る液体吐出装置に含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、媒体は、印刷用紙Sの他に、布やフィルムなどであってもよい。
また、液体吐出装置側にて行っていた処理の一部をホスト側にて行ってよく、また液体吐出装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、印刷用紙Sの下流側の端部に対して間引き処理を行う場合について詳細に説明したが、印刷用紙Sの上流側の端部に対しても同じように適用可能であるのは言うまでもない。
また、本実施形態においては、図10に示すように、縁無し印刷をすべく、印刷用紙Sの下流側の端部Seから外れると判断される下流側打ち捨て領域Aadを前記用紙Sの外側に設定し、当該領域Aadに対してインク滴を間引くようにしたが、これに限るものではない。
例えば、同図の印刷領域Aを用紙Sとほぼ同サイズに設定することによって、前記下流側打ち捨て領域Aadを設けずに縁無し印刷を行う場合に適用しても良い。つまり、紙送り時に紙先端Seが前記印刷開始位置から位置ズレしなければ、インク滴は打ち捨てられること無く全てのインク滴は用紙Sに着弾するが、位置ズレした場合には、紙先端Sから外れて着弾せずに打ち捨てられるインク滴が発生することなる。そして、この時に打ち捨てられるインク滴に対して適宜数を間引くようにしても良い。なお、この場合には、用紙Sの端部(紙先端)Seよりも内側の部分に向けて吐出するインク滴を、間引いているが、前記請求項1に係る発明の範囲には、この概念も含むものである。すなわち、請求項1に係る「媒体の端部近傍」の概念は、媒体(用紙S)の部の内側と外側の両方を含むものである。
また、本実施形態においては、間引き処理部224をヘッドドライバ22内の駆動回路に設けたが、これに限るものではない。例えば、プリンタドライバ96内に、前述の間引き処理を行うモジュールを実装して、ラスタライザ100から転送された印刷データPDに対して間引き処理を行うようにしても良い。なお、この場合には、前記モジュールにて間引き処理された印刷データPDの印刷信号PRT(i)には、既に間引き信号SIGが反映されているため、前述の実施形態のように前記駆動回路内のマスク回路222に対して間引き信号SIGを入力する必要はない。
<液体吐出装置について>
本発明の液体吐出装置としては、前述したインクジェットプリンタ等の印刷装置をはじめ、これらの他に、例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造型機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置等に適用することも可能である。
<液体について>
本発明の液体としては、前述したインク、例えば染料インクや顔料インクに限定されるものではなく、例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液等を含む(水も含む)を適用することもできる。また、液体の成分については、溶媒として水の他に溶剤など、液体を構成するものを含む。
<媒体について>
媒体については、前述した用紙Sとして、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、液体の吐出対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
<ノズル列について>
印刷ヘッドが備えるノズル列については、前述したブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)の4列に限るものではなく、これら以外の他の色のインクを吐出するノズル列を更に備えても良い。例えば、透明なインクであるクリアインクを吐出するノズル列を備えても良い。
インクジェットプリンタの一実施形態を示した斜視図である。 インクジェットプリンタの全体構成の説明図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ等を示す図である。 インクジェットプリンタの搬送機構を示す図である。 ヘッドにおけるノズルの配列を示す説明図である。 駆動回路内の構成を示すブロック図である。 マスク回路の動作を示すタイミングチャートである。 ホスト側の処理を説明するための説明図である。 通常印刷時の印刷領域と用紙とのサイズの関係を説明する説明図である。 縁無し印刷時の印刷領域と用紙とのサイズの関係を説明する説明図である。 インク滴を回収するための溝部の平面図である。 前記溝部の断面図である。 第1間引き例を説明するための図である。 第2間引き例を説明するための図である。 第3間引き例を説明するための図である。 図16Aおよび図16Bは、紙先端の位置とノズルの位置との関係の説明図である。 第2実施形態に係る置換処理を説明するための図である。 置換処理のフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 操作パネル、3 排紙部、4 給紙部、
5 操作ボタン、6 表示ランプ、7 排紙トレー、8 給紙トレー、
10 紙搬送ユニット、 13 給紙ローラ、 14 プラテン、
15 紙搬送モータ(PFモータ)、
16 紙搬送モータドライバ(PFモータドライバ)、
17A 搬送ローラ、 17B 排紙ローラ、
18A,18B フリーローラ、 20 インク吐出ユニット、
21 印刷ヘッド、 211 ノズル列、 22 ヘッドドライバ、
221 原駆動信号発生部、 222 マスク回路、
223 駆動信号補正部、 224 間引き処理部、
30 クリーニングユニット、
31 ポンプ装置、 32 ポンプモータ、33 ポンプモータドライバ、
35 キャッピング装置、40 キャリッジユニット、41 キャリッジ、
42 キャリッジモータ(CRモータ)、
43 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)、
44 プーリ、 45 タイミングベルト、 46 ガイドレール、
50 計測器群、 51 リニア式エンコーダ、511 リニアスケール、
512 検出部、 512A 発光ダイオード、512B コリメータレンズ、
512C 検出処理部、 512D フォトダイオード、
512E 信号処理回路、512F コンパレータ、
52 ロータリー式エンコーダ、53 紙検出センサ、54 紙幅センサ、
60 制御ユニット、 61 CPU、 62 タイマ、
63 インターフェース部、 64 ASIC、 65 メモリ、
66 DCコントローラ、 67 ホストコンピュータ、
80 溝部、 84 吸収材、
90 コンピュータ本体、 91 ビデオドライバ、 93 表示装置、
95 アプリケーションプログラム、 96 プリンタドライバ、
97 解像度変換モジュール、 98 色変換モジュール、
99 ハーフトーンモジュール、 100 ラスタライザ、
101 ユーザインターフェース表示モジュール、
102 UIプリンタインターフェースモジュール
A 印刷領域、 As 基準領域、 Aa 打ち捨て領域、
Aad 下流側打ち捨て領域、
S 媒体(用紙、紙)、 Se 紙先端、
R ラスタライン

Claims (6)

  1. 搬送方向に媒体を搬送する搬送動作と、所定間隔で並ぶ複数の液体吐出部を移動させつつ前記媒体に向けて前記液体吐出部から液体滴を吐出する吐出動作とを繰り返す液体吐出装置において、
    前記液体吐出部が、前記媒体における搬送方向の下流側の端部近傍に向けて、前記液体滴を吐出するときであって、
    或る吐出動作で形成された前記所定間隔のドット列の間に別の吐出動作でドット列を形成することによって前記所定間隔よりも短い間隔で前記媒体にドット列を形成するとともに、所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とを完成させるとき、
    (1)前記所定回数の前記吐出動作のうちのそれぞれの吐出動作において、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ごとの間引き率が異なっており、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ほど間引き率が大きくなっているとともに、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて液体滴を吐出する前記液体吐出部のうちの前記搬送方向の最下流側の前記液体吐出部が吐出する前記液体滴が間引かれており、
    (2)既に形成されているドット列の搬送方向の上流側にドット列を形成することによって、前記所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とが完成され、
    (3)前記所定回数の前記吐出動作において、後に行われる前記吐出動作ほど、前記間引き率が小さくなっている
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記端部から外れると判断される領域に向けて前記液体吐出部から前記液体滴を吐出する場合に、該領域に向けて吐出されるべき液体滴のなかから適宜数だけ液体滴を間引く処理をして吐出することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置において、
    前記端部に向けて液体滴を吐出するための搬送方向における基準位置を記憶し、
    前記液体吐出部は、画像データに基づいて液体滴を吐出し、
    該画像データは、前記基準位置に搬送された前記端部よりも搬送方向の下流側の領域に液体滴を吐出するためのデータを有し、
    前記端部から外れると判断される領域とは、前記基準位置よりも搬送方向の下流側の領域であることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項2又は3に記載の液体吐出装置において、
    前記液体吐出部に対向して配置されて前記媒体を支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられた溝部とを有し、
    前記溝部に対向する液体吐出部から吐出される液体滴の一部は、前記端部から外れると判断される領域に至ることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の液体吐出装置において、
    前記液体滴はインク滴であることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 搬送方向に媒体を搬送する搬送動作と、所定間隔で並ぶ液体吐出部を移動させつつ前記媒体に向けて前記液体吐出部から液体滴を吐出する吐出動作とを繰り返す液体吐出方法において、
    前記液体吐出部が、前記媒体における搬送方向の下流側の端部近傍に向けて、前記液体滴を吐出するときであって、
    或る吐出動作で形成された前記所定間隔のドット列の間に別の吐出動作でドット列を形成することによって前記所定間隔よりも短い間隔で前記媒体にドット列を形成するとともに、所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とを完成させるとき、
    (1)前記所定回数の前記吐出動作のうちのそれぞれの吐出動作において、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ごとの間引き率が異なっており、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて前記液体滴を吐出する前記液体吐出部ほど間引き率が大きくなっているとともに、前記搬送方向の下流側の前記端部近傍に向けて液体滴を吐出する前記液体吐出部のうちの前記搬送方向の最下流側の前記液体吐出部が吐出する前記液体滴が間引かれており、
    (2)既に形成されているドット列の搬送方向の上流側にドット列を形成することによって、前記所定回数の前記吐出動作によって前記所定間隔のドット列とその間に形成されるドット列とが完成され、
    (3)前記所定回数の前記吐出動作において、後に行われる前記吐出動作ほど、前記間引き率が小さくなっている
    ことを特徴とする液体吐出方法。
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