本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るブースターの要部構成を示すブロック図である。本発明の第1実施形態に係るブースターは、高周波信号を入力する入力端子101と、光運用モード(例えば70〜770MHz)と、CATVモード(例えば下り信号70〜770MHz、上り信号10〜60MHz)と、UHFモード(例えば470〜710MHzまたは470〜770MHz)とを切り換える光運用/CATV/UHF切換スイッチ102と、入力ATT用スイッチ103と、高周波信号を減衰する減衰部104と、710MHz/770MHzを切り換える周波数切換スイッチ105と、入力ATT用スイッチ106と、高周波信号を増幅するアンプ107と、アンプ107によって増幅された高周波信号を出力する出力端子108とを備えている。なお、入力ATTは、入力レベルが高いときに減衰(例えば−10dB)に設定される。
減衰部104は、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102の選択状態に応じて減衰量を変更する。具体的には、減衰部104は、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102にて光運用モードが選択されているときには、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102にてCATVモードが選択されているときに比べて、減衰量を大きくする。なお、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102にてCATVモードが選択されているときの減衰部104の減衰量は零であっても構わない。
入力端子101がV−ONUからの高周波信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102が光運用モードを選択するように、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102を操作する。また、入力端子101がCATV局からの高周波信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102がCATVモードを選択するように、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102を操作する。また、入力端子101がUHFアンテナからの高周波信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102がUHFモードを選択するように、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102を操作する。
V−ONUからの高周波信号はCATV局からの高周波信号に比べて信号レベルが高いが、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102にて光運用モードが選択されているときには、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102にてCATVモードが選択されているときに比べて、減衰部104の減衰量が大きくなるので、光運用/CATV/UHF切換スイッチ102の操作のみで、CATVシステムから光運用システムへのシステム変更あるいは光運用システムからCATVシステムへのシステム変更を容易に実現することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るブースターの一例について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るブースターの一例を示す回路図である。
図2に示す回路構成のブースターは、第1の端子T1と、カットオフ周波数が770MHzであるLPF(Low Pass Filter)1と、カットオフ周波数が70MHzであって下り信号を通過させる下り信号用HPF(High Pass Filter)2と、内蔵している入力ATTの設定を例えば−10dB/−5dB/0dBのいずれかに切り換えるための入力ATT用スイッチ3と、アッテネータ4と、カットオフ周波数が710MHzであるLPF5と、カットオフ周波数が470MHzであるHPF6と、内蔵している入力ATTの設定を例えば−10dB/−5dB/0dBのいずれかに切り換えるための入力ATT用スイッチ7と、アンプ8と、混合分波器9と、アンプ10と、カットオフ周波数が60MHzであって上り信号を通過させる上り信号用LPF11と、2極3投スイッチSW1と、双極双投スイッチSW2と、直流阻止用コンデンサC1〜C11と、高周波阻止用コイルL1〜L4と、抵抗R1と、ダイオードD1と、第2の端子T2とを備えている。2極3投スイッチSW1において、接触子sと接触子s’とは連動しており、接触子sによって極pと接点aとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点a’とが接続され、接触子sによって極pと接点bとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点b’とが接続され、接触子sによって極pと接点cとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点c’とが接続される。同様に、双極双投スイッチSW2において、接触子sと接触子s’とは連動しており、接触子sによって極pと接点aとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点a’とが接続され、接触子sによって極pと接点bとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点b’とが接続される。
なお、第1の端子T1が入力端子101(図1参照)に対応し、2極3投スイッチSW1が光運用/CATV/UHF切換スイッチ102(図1参照)に対応し、2極3投スイッチSW1の接点a’と接点b’との間に設けられるアッテネータ4を含む回路が減衰部104(図1参照)に対応し、アンプ8がアンプ107(図1参照)に対応し、第2の端子T2が出力端子108(図1参照)に対応している。
第1の端子T1は、LPF1を介して、下り信号用HPF2の入力端及び上り信号用LPF11の出力端に接続される。
下り信号用HPF2の出力端は直流阻止用コンデンサC1を介して2極3投スイッチSW1の極pに接続される。
2極3投スイッチSW1の接点aと接点bとは直接接続される。また、2極3投スイッチSW1の接点aは、直流阻止用コンデンサC2、入力ATT用スイッチ3、及び直流阻止用コンデンサC3を介して2極3投スイッチSW1の接点a’に接続されるともに、高周波阻止用コイルL1を介して2極3投スイッチSW1の接点a’に接続される。さらに、2極3投スイッチSW1の接点a’は、直流阻止用コンデンサC4、ダイオードD1、直流阻止用コンデンサC5、アッテネータ4、及び直流阻止用コンデンサC6を介して2極3投スイッチSW1の接点b’に接続される。なお、ダイオードD1のアノードは高周波阻止用コイルL2を介して2極3投スイッチSW1の接点b’に接続され、ダイオードD1のカソードは抵抗R1を介してグランド電位に接続される。
2極3投スイッチSW1の接点cは直流阻止用コンデンサC7を介して双極双投スイッチSW2の極pに接続される。双極双投スイッチSW2の接点aと接点a’とは直接接続される。双極双投スイッチSW2の接点bはLPF5を介して双極双投スイッチSW2の接点b’に接続される。双極双投スイッチSW2の極p’はHPF6、入力ATT用スイッチ7、及び直流阻止用コンデンサC8を介して2極3投スイッチSW1の接点c’に接続される。
2極3投スイッチSW1の極p’は直流阻止用コンデンサC9を介してアンプ8の入力端に接続される。アンプ8の出力端は混合分波器9等を介して第2の端子T2に接続される。
アンプ10の入力端は直流阻止用コンデンサC10、混合分波器9等を介して第2の端子T2に接続される。また、アンプ10の出力端は直流阻止用コンデンサC11を介して上り信号用LPF11の入力端に接続される。
2極3投スイッチSW1の極p’には、高周波阻止用コイルL3を介して直流電圧VDC1が印加される。また、2極3投スイッチSW1の極pは、高周波阻止用コイルL4を介してアンプ10の電源端子に接続される。
上記のような構成である図2に示すブースターの動作について説明する。
まず、第1の端子T1がCATV局からの高周波信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第1の端子T1は、CATV下り入力端子及びCATV上り出力端子としての役割を担い、第2の端子T2は、CATV下り出力端子及びCATV上り入力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による2極3投スイッチSW1の操作によって、2極3投スイッチSW1は接点b、b’、c及びc’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点b及びcとが非接続状態になり、極p’と接点b’及びc’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、2極3投スイッチSW1はCATVモードを選択する。
第1の端子T1に入力されたCATV局からの高周波信号は、LPF1及び下り信号用HPF2を経由してから入力ATT用スイッチ3でレベルを調整され、さらにアンプ8によって増幅され、最終的に第2の端子T2から出力される。
また、直流電圧VDC1が、高周波阻止用コイルL3、2極3投スイッチSW1の極p’、2極3投スイッチSW1の接点a’、高周波阻止用コイルL1、2極3投スイッチSW1の接点a、2極3投スイッチSW1の極p、及び高周波阻止用コイルL4を介して、アンプ10の電源端子に供給される。これにより、アンプ10が電源ON状態になる。したがって、第2の端子T2に入力され得る上り信号を、アンプ10によって増幅し、最終的に第1の端子T1からCATV局に出力することができる。
次に、第1の端子T1がV−ONUからの高周波信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第1の端子T1は、光運用入力端子としての役割を担い、第2の端子T2は、光運用出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による2極3投スイッチSW1の操作によって、2極3投スイッチSW1は接点a、a’、c、及びc’を選択せずに接点b及びb’を選択する。これにより、極pと接点a及びcとが非接続状態になり、極p’と接点a’及びc’とが非接続状態になり、極pと接点bとが接続状態になり、極p’と接点b’とが接続状態になって、2極3投スイッチSW1は光運用モードを選択する。
第1の端子T1に入力されたV−ONUからの高周波信号は、LPF1及び下り信号用HPF2を経由してから入力ATT用スイッチ3でレベルを調整され、アノードへの直流電圧VDC1の印加によりオン状態になっているダイオードD1を経由して、アッテネータ4によって減衰され、さらにアンプ8によって増幅され、最終的に第2の端子T2から出力される。
また、直流電圧VDC1は直流阻止用コンデンサC4によってカットされるため、直流電圧VDC1はアンプ10の電源端子に供給されない。これにより、アンプ10が電源OFF状態になり、アンプ10の不要な電力消費をなくすことができる。
次に、第1の端子T1がUHFアンテナからの高周波信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第1の端子T1は、UHF入力端子としての役割を担い、第2の端子T2は、UHF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による2極3投スイッチSW1の操作によって、2極3投スイッチSW1は接点a、a’、b、及びb’を選択せずに接点c及びc’を選択する。これにより、極pと接点a及びbとが非接続状態になり、極p’と接点a’及びb’とが非接続状態になり、極pと接点cとが接続状態になり、極p’と接点c’とが接続状態になって、2極3投スイッチSW1はUHFモードを選択する。
第1の端子T1に入力されたUHFアンテナからの高周波信号は、LPF1及び下り信号用HPF2を経由してから、双極双投スイッチSW2が接点a及びa’を選択している場合はLPF5を介さずに、双極双投スイッチSW2が接点b及びb’を選択している場合はLPF5を介して、HPF6を経由し入力ATT用スイッチ7でレベルを調整され、さらにアンプ8によって増幅され、最終的に第2の端子T2から出力される。
また、直流電圧VDC1は直流阻止用コンデンサC8によってカットされるため、直流電圧VDC1はアンプ10の電源端子に供給されない。これにより、アンプ10が電源OFF状態になり、アンプ10の不要な電力消費をなくすことができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係るブースターの要部構成を示すブロック図である。本発明の第2実施形態に係るブースターは、高周波信号を入力する第1の入力端子201と、中間周波信号又は中間周波信号と高周波信号との混合信号を入力する第2の入力端子202と、別入力モードと混合入力モードとを切り換える別入力/混合入力切換スイッチ203と、光運用モードとCATVモードとを切り換える光運用/CATV切換スイッチ204と、高周波信号を減衰する減衰部205と、高周波信号を増幅するアンプ206と、中間周波信号を減衰する減衰部207と、中間周波信号を増幅するアンプ208と、減衰部205によって減衰されアンプ206によって増幅された高周波信号と減衰部207によって減衰されアンプ208によって増幅された中間周波信号とを混合する混合器209と、混合器209からの混合信号を出力する出力端子210とを備えている。
減衰部205は、光運用/CATV切換スイッチ204の選択状態に応じて減衰量を変更する。具体的には、減衰部205は、光運用/CATV切換スイッチ204にて光運用モードが選択されているときには、光運用/CATV切換スイッチ204にてCATVモードが選択されているときに比べて、減衰量を大きくする。なお、光運用/CATV切換スイッチ204にてCATVモードが選択されているときの減衰部205の減衰量は零であっても構わない。
減衰部207は、別入力/混合入力切換スイッチ203の選択状態及び光運用/CATV切換スイッチ204の選択状態に応じて減衰量を変更する。具体的には、減衰部207は、別入力/混合入力切換スイッチ203にて混合入力モードが選択され尚かつ光運用/CATV切換スイッチ204にて光運用モードが選択されているときには、それ以外のときに比べて、減衰量を大きくする。なお、減衰部207は、別入力/混合入力切換スイッチ203にて混合入力モードが選択され尚かつ光運用/CATV切換スイッチ204にて光運用モードが選択されているとき以外の減衰部207の減衰量は零であっても構わない。
第1の入力端子201がV−ONUからの高周波信号を入力し、第2の入力端子202が衛星放送受信用アンテナに付属するLNB(Low Noise Block Converter)からの衛星放送中間周波(CS/BS−IF)信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、別入力/混合入力切換スイッチ203が別入力モードを選択するように、別入力/混合入力切換スイッチ203を操作し、光運用/CATV切換スイッチ204が光運用モードを選択するように、光運用/CATV切換スイッチ204を操作する。
第1の入力端子201がCATV局からの高周波信号を入力し、第2の入力端子202が衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、別入力/混合入力切換スイッチ203が別入力モードを選択するように、別入力/混合入力切換スイッチ203を操作し、光運用/CATV切換スイッチ204がCATVモードを選択するように、光運用/CATV切換スイッチ204を操作する。
第2の入力端子202がCS/BS−IF信号も出力するV−ONUからの信号(高周波信号とCS/BS−IF信号との混合信号)を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、別入力/混合入力切換スイッチ203が混合入力モードを選択するように、別入力/混合入力切換スイッチ203を操作し、光運用/CATV切換スイッチ204が光運用モードを選択するように、光運用/CATV切換スイッチ204を操作する。なお、CS/BS−IF信号も出力するV−ONUとしては、例えば特許文献2で開示されている個人宅に設置される光受信機が挙げられる。
第2の入力端子202が混合器(CATV局からの高周波信号と衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号とを混合する混合器)からの信号を入力する場合、ユーザーあるいは施工業者は、別入力/混合入力切換スイッチ203が混合入力モードを選択するように、別入力/混合入力切換スイッチ203を操作し、光運用/CATV切換スイッチ204がCATVモードを選択するように、光運用/CATV切換スイッチ204を操作する。
V−ONUからの高周波信号はCATV局からの高周波信号に比べて信号レベルが高いが、光運用/CATV切換スイッチ204にて光運用モードが選択されているときには、光運用/CATV切換スイッチ204にてCATVモードが選択されているときに比べて、減衰部205の減衰量が大きくなるので、光運用/CATV切換スイッチ204の操作のみで、CATVシステムから光運用システムへのシステム変更あるいは光運用システムからCATVシステムへのシステム変更を容易に実現することができる。
また、CS/BS−IF信号も出力するV−ONUからの信号に含まれるCS/BS−IF信号は、衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号に比べて信号レベルが高いが、別入力/混合入力切換スイッチ203にて混合入力モードが選択され尚かつ光運用/CATV切換スイッチ204にて光運用モードが選択されているときには、それ以外のときに比べて、減衰部207の減衰量が大きくなるので、別入力/混合入力切換スイッチ203及び光運用/CATV切換スイッチ204の操作のみで、CS/BS−IF信号も出力するV−ONUを用いないシステムからCS/BS−IF信号も出力するV−ONUを用いるシステムへのシステム変更あるいはCS/BS−IF信号も出力するV−ONUを用いるシステムからCS/BS−IF信号も出力するV−ONUを用いないシステムへのシステム変更を容易に実現することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るブースターの一例について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るブースターの一例を示す回路図である。
図4に示す回路構成のブースターは、第1の端子T11と、第2の端子T12と、カットオフ周波数が770MHzであるLPF12及び13と、カットオフ周波数が70MHzであって下り信号を通過させる下り信号用HPF14と、アッテネータ15と、アンプ16と、混合分波器17と、アンプ18と、カットオフ周波数が60MHzであって上り信号を通過させる上り信号用LPF19と、カットオフ周波数が770MHzであるLPF20と、カットオフ周波数が1032MHzであってCS/BS−IF信号を通過させるCS/BS−IF信号用HPF21と、アッテネータ22と、アンプ23と、混合分波器24と、論理回路(NAND回路)25と、論理回路(NOT回路)26と、双極双投スイッチSW11及びSW12と、直流阻止用コンデンサC12〜C22と、ダイオードD11〜D15と、高周波阻止用コイルL11〜L17と、抵抗R11〜R16と、第3の端子T13とを備えている。双極双投スイッチSW11において、接触子sと接触子s’とは連動しており、接触子sによって極pと接点aとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点a’とが接続され、接触子sによって極pと接点bとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点b’とが接続される。同様に、双極双投スイッチSW12において、接触子sと接触子s’とは連動しており、接触子sによって極pと接点aとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点a’とが接続され、接触子sによって極pと接点bとが接続されているときは接触子s’によって極p’と接点b’とが接続される。
なお、第1の端子T11が第1の入力端子201(図3参照)に対応し、第2の端子T12が第2の入力端子202(図3参照)に対応し、双極双投スイッチSW11が別入力/混合入力切換スイッチ203(図3参照)に対応し、双極双投スイッチSW12が光運用/CATV切換スイッチ204(図3参照)に対応し、双極双投スイッチSW12の接点aと接点a’とを接続する接続線及びアッテネータ15が減衰部205(図3参照)に対応し、アンプ16がアンプ206(図3参照)に対応し、CS/BS−IF信号用HPF21とアンプ23との間に設けられるダイオードD12〜D15及びアッテネータ22を含む回路が減衰部207(図3参照)に対応し、アンプ23がアンプ208(図3参照)に対応し、混合分波器24が混合器209(図3参照)に対応し、第3の端子T13が出力端子210(図3参照)に対応している。
第1の端子T11は、LPF12及び直流阻止用コンデンサC12を介して双極双投スイッチSW11の接点a及び接点b’に接続される。双極双投スイッチSW11の極pは、直流阻止用コンデンサC13及びLPF13を介して、下り信号用HPF14の入力端及び上り信号用LPF19の出力端に接続される。
下り信号用HPF14の出力端は直流阻止用コンデンサC14を介して双極双投スイッチSW12の極pに接続される。
双極双投スイッチSW12の接点aと接点a’とは直接接続される。また、双極双投スイッチSW12の接点bは、アッテネータ15、及び直流阻止用コンデンサC15を介して双極双投スイッチSW12の接点b’に接続される。
双極双投スイッチSW12の極p’は直流阻止用コンデンサC16を介してアンプ16の入力端に接続される。アンプ16の出力端は混合分波器17及び24等を介して第3の端子T13に接続される。
アンプ18の入力端は直流阻止用コンデンサC17、混合分波器17及び24等を介して第3の端子T13に接続される。また、アンプ18の出力端は直流阻止用コンデンサC18を介して上り信号用LPF19の入力端に接続される。
第2の端子T12は、LPF20の入力端及びCS/BS−IF信号用HPF21の入力端に接続される。LPF20の出力端は直流阻止用コンデンサC19を介してダイオードD11のカソードに接続され、ダイオードD11のアノードは双極双投スイッチSW11の接点a’及び接点bに接続される。
CS/BS−IF信号用HPF21の出力端はダイオードD12及びD14の各カソードに接続される。ダイオードD14のアノードは直流阻止用コンデンサC20、アッテネータ22、及び直流阻止用コンデンサC21を介してダイオードD15のアノードに接続される。また、ダイオードD12のアノードはダイオードD13のアノードに接続され、ダイオードD13及びD15の各カソードは直流阻止用コンデンサC22、アンプ23、混合分波器24等を介して第3の端子T13に接続される。
双極双投スイッチSW12の極p’には、高周波阻止用コイルL11を介して直流電圧VDC1が印加される。また、双極双投スイッチSW12の極pは、高周波阻止用コイルL12を介してアンプ18の電源端子に接続される。
双極双投スイッチSW11の極pには、高周波阻止用コイルL13を介して直流電圧VDC2が印加される。
双極双投スイッチSW11の極p’は、終端用抵抗である抵抗R11を介してグランド電位に接続される。ダイオードD11のカソードはバイアス抵抗である抵抗R12を介してグランド電位に接続され、ダイオードD12及びD14の各カソードはバイアス抵抗である抵抗R13を介してグランド電位に接続され、ダイオードD13及びD15の各カソードはバイアス抵抗である抵抗R14を介してグランド電位に接続される。双極双投スイッチSW12の接点b’はバイアス抵抗である抵抗R15を介してグランド電位に接続される。双極双投スイッチSW11の接点bはバイアス抵抗である抵抗R16を介してグランド電位に接続される。
双極双投スイッチSW11の接点bは高周波阻止用コイルL14を介して論理回路25の第1の入力端IN1に接続され、双極双投スイッチSW12の接点b’は高周波阻止用コイルL15を介して論理回路25の第2の入力端IN2に接続され、論理回路25の出力端OUTはダイオードD12及びD13の各アノード並びに論理回路26の入力端に接続される。論理回路26の出力端は、高周波阻止用コイルL16を介してダイオードD14のアノードに接続され、高周波阻止用コイルL17を介してダイオードD15のアノードに接続される。また、論理回路25の電源端子には直流電圧VDC3が供給され、論理回路26の電源端子には直流電圧VDC4が供給される。
論理回路25は、正論理で動作するNAND回路であって、図5に示す通り、第1の入力端IN1に供給される信号SIN1、第2の入力端IN2に供給される信号SIN2がともにHighレベルであるときに、出力端OUTから出力する信号SOUTをLowレベルにし、第1の入力端IN1に供給される信号SIN1、第2の入力端IN2に供給される信号SIN2の少なくとも一方がLowレベルであるときに、出力端OUTから出力する信号SOUTをHighレベルにする。論理回路26は、NOT回路であって、入力端に供給される信号を反転して出力する。
上記のような構成である図4に示すブースターの動作について説明する。
まず、第1の端子T11がCATV局からの高周波信号を入力し、第2の端子T12が衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第1の端子T11は、CATV下り入力端子及びCATV上り出力端子としての役割を担い、第2の端子T12は、CS/BS−IF入力端子としての役割を担い、第3の端子T13は、CATV下り出力端子、CATV上り入力端子、及びCS/BS−IF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW11の操作によって、双極双投スイッチSW11は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW11は別入力モードを選択する。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW12の操作によって、双極双投スイッチSW12は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW12はCATVモードを選択する。
第1の端子T11に入力されたCATV局からの高周波信号は、LPF12及び13並びに下り信号用HPF14を経由してからアッテネータ15を経由せずにアンプ16に到達し、アンプ16によって増幅され、さらに混合分波器24によってCS/BS−IF信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
ダイオードD11のアノードが、双極双投スイッチSW11の接点a’、双極双投スイッチSW11の極p’、及び抵抗R11を介してグランド電位に接続されるので、ダイオードD11はOFF状態になる。
論理回路25の第1の入力端IN1が、高周波阻止用コイルL14、双極双投スイッチSW11の接点b、抵抗R16を介してグランド電位に接続されるので、論理回路25の第1の入力端IN1に供給される信号SIN1はLowレベルになる。論理回路25の第2の入力端IN2が、高周波阻止用コイルL15、双極双投スイッチSW12の接点b’、抵抗R15を介してグランド電位に接続されるので、論理回路25の第2の入力端IN2に供給される信号SIN2もLowレベルになる。したがって、論理回路25の出力端OUTから出力される信号SOUTがHighレベルになり、ダイオードD12及びD13はON状態になる。一方、論理回路26の出力信号がLowレベルになるのでダイオードD14及びD15はOFF状態になる。
第2の端子T12に入力されたCS/BS−IF信号は、CS/BS−IF信号用HPF21を経由してからアッテネータ22を経由せずにON状態であるダイオードD12及びD13を経由してアンプ23に到達し、アンプ23によって増幅され、さらに混合分波器24によって高周波信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
また、直流電圧VDC1が、高周波阻止用コイルL11、双極双投スイッチSW12の極p’、双極双投スイッチSW12の接点a’双極双投スイッチSW12の接点a、双極双投スイッチSW12の極p、及び高周波阻止用コイルL12を介して、アンプ18の電源端子に供給される。これにより、アンプ18が電源ON状態になる。したがって、第3の端子T13に入力され得る上り信号を、アンプ18によって増幅し、最終的に第1の端子T11からCATV局に出力することができる。
次に、第1の端子T11がV−ONUからの高周波信号を入力し、第2の端子T12が衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第1の端子T11は、光運用入力端子としての役割を担い、第2の端子T12は、CS/BS−IF入力端子としての役割を担い、第3の端子T13は、光運用出力端子及びCS/BS−IF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW11の操作によって、双極双投スイッチSW11は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW11は別入力モードを選択する。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW12の操作によって、双極双投スイッチSW12は接点a及びa’を選択せずに接点b及びb’を選択する。これにより、極pと接点aとが非接続状態になり、極p’と接点a’とが非接続状態になり、極pと接点bとが接続状態になり、極p’と接点b’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW12は光運用モードを選択する。
第1の端子T11に入力されたV−ONUからの高周波信号は、LPF12及び13並びに下り信号用HPF14を経由してからアッテネータ15を経由してアンプ16に到達し、アンプ16によって増幅され、さらに混合分波器24によってCS/BS−IF信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
ダイオードD11のアノードが、双極双投スイッチSW11の接点a’、双極双投スイッチSW11の極p’、及び抵抗R11を介してグランド電位に接続されるので、ダイオードD11はOFF状態になる。
論理回路25の第1の入力端IN1が、高周波阻止用コイルL14、双極双投スイッチSW11の接点b、抵抗R16を介してグランド電位に接続されるので、論理回路25の第1の入力端IN1に供給される信号SIN1はLowレベルになる。論理回路25の第2の入力端IN2に、高周波阻止用コイルL15、双極双投スイッチSW12の接点b’、双極双投スイッチSW12の極p’、高周波阻止用コイルL11を介して直流電圧VDC1が供給されるので、論理回路25の第2の入力端IN2に供給される信号SIN2はHighレベルになる。したがって、論理回路25の出力端OUTから出力される信号SOUTがHighレベルになり、ダイオードD12及びD13はON状態になる。一方、論理回路26の出力信号がLowレベルになるのでダイオードD14及びD15はOFF状態になる。
第2の端子T12に入力されたCS/BS−IF信号は、CS/BS−IF信号用HPF21を経由してからアッテネータ22を経由せずにON状態であるダイオードD12及びD13を経由してアンプ23に到達し、アンプ23によって増幅され、さらに混合分波器24によって高周波信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
また、直流電圧VDC1は直流阻止用コンデンサC15によってカットされるため、直流電圧VDC1はアンプ18の電源端子に供給されない。これにより、アンプ18が電源OFF状態になり、アンプ18の不要な電力消費をなくすことができる。
次に、第2の端子T12がCS/BS−IF信号も出力するV−ONUからの信号(高周波信号とCS/BS−IF信号との混合信号)を入力する場合の動作について説明する。この場合、第2の端子T12は、光運用入力端子及びCS/BS−IF入力端子としての役割を担い、第3の端子T13は、光運用出力端子及びCS/BS−IF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW11の操作によって、双極双投スイッチSW11は接点a及びa’を選択せずに接点b及びb’を選択する。これにより、極pと接点aとが非接続状態になり、極p’と接点a’とが非接続状態になり、極pと接点bとが接続状態になり、極p’と接点b’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW11は混合入力モードを選択する。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW12の操作によって、双極双投スイッチSW12は接点a及びa’を選択せずに接点b及びb’を選択する。これにより、極pと接点aとが非接続状態になり、極p’と接点a’とが非接続状態になり、極pと接点bとが接続状態になり、極p’と接点b’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW12は光運用モードを選択する。
ダイオードD11のアノードに、双極双投スイッチSW11の接点b、双極双投スイッチSW11の極p、及び高周波阻止用コイルL13を介して直流電圧VDC2が供給されるので、ダイオードD11はON状態になる。
第2の端子T12に入力された混合信号に含まれる高周波信号は、LPF20及びON状態であるダイオードD11を経由し、LPF13及び下り信号用HPF14を経由してからアッテネータ15を経由してアンプ16に到達し、アンプ16によって増幅され、さらに混合分波器24によってCS/BS−IF信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
論理回路25の第1の入力端IN1に、高周波阻止用コイルL14、双極双投スイッチSW11の接点b、双極双投スイッチSW11の極p、及び高周波阻止用コイルL13を介して直流電圧VDC2が供給されるので、論理回路25の第1の入力端IN1に供給される信号SIN1はHighレベルになる。論理回路25の第2の入力端IN2に、高周波阻止用コイルL15、双極双投スイッチSW12の接点b’、双極双投スイッチSW12の極p’、高周波阻止用コイルL11を介して直流電圧VDC1が供給されるので、論理回路25の第2の入力端IN2に供給される信号SIN2もHighレベルになる。したがって、論理回路25の出力端OUTから出力される信号SOUTがLowレベルになり、ダイオードD12及びD13はOFF状態になる。一方、論理回路26の出力信号がHighレベルになるのでダイオードD14及びD15はON状態になる。
第2の端子T12に混合信号に含まれるCS/BS−IF信号は、CS/BS−IF信号用HPF21を経由してから、ON状態であるダイオードD14、アッテネータ22、及びON状態であるダイオードD15を経由してアンプ23に到達し、アンプ23によって増幅され、さらに混合分波器24によって高周波信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
また、直流電圧VDC1は直流阻止用コンデンサC15によってカットされるため、直流電圧VDC1はアンプ18の電源端子に供給されない。これにより、アンプ18が電源OFF状態になり、アンプ18の不要な電力消費をなくすことができる。
最後に、第2の端子T12が混合器(CATV局からの高周波信号と衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号とを混合する混合器)からの信号を入力する場合の動作について説明する。この場合、第2の端子T12は、CATV下り入力端子、CATV上り出力端子、及びCS/BS−IF入力端子としての役割を担い、第3の端子T13は、CATV下り出力端子、CATV上り入力端子、及びCS/BS−IF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW11の操作によって、双極双投スイッチSW11は接点a及びa’を選択せずに接点b及びb’を選択する。これにより、極pと接点aとが非接続状態になり、極p’と接点a’とが非接続状態になり、極pと接点bとが接続状態になり、極p’と接点b’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW11は混合入力モードを選択する。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW12の操作によって、双極双投スイッチSW12は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW12はCATVモードを選択する。
ダイオードD11のアノードに、双極双投スイッチSW11の接点b、双極双投スイッチSW11の極p、及び高周波阻止用コイルL13を介して直流電圧VDC2が供給されるので、ダイオードD11はON状態になる。
第2の端子T12に入力された混合信号に含まれる高周波信号は、LPF20及びON状態であるダイオードD11を経由し、LPF13及び下り信号用HPF14を経由してからアッテネータ15を経由せずにアンプ16に到達し、アンプ16によって増幅され、さらに混合分波器24によってCS/BS−IF信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
論理回路25の第1の入力端IN1に、高周波阻止用コイルL14、双極双投スイッチSW11の接点b、双極双投スイッチSW11の極p、及び高周波阻止用コイルL13を介して直流電圧VDC2が供給されるので、論理回路25の第1の入力端IN1に供給される信号SIN1はHighレベルになる。論理回路25の第2の入力端IN2が、高周波阻止用コイルL15、双極双投スイッチSW12の接点b’、抵抗R15を介してグランド電位に接続されるので、論理回路25の第2の入力端IN2に供給される信号SIN2はLowレベルになる。したがって、論理回路25の出力端OUTから出力される信号SOUTがHighレベルになり、ダイオードD12及びD13はON状態になる。一方、論理回路26の出力信号がLowレベルになるのでダイオードD14及びD15はOFF状態になる。
第2の端子T12に混合信号に含まれるCS/BS−IF信号は、CS/BS−IF信号用HPF21を経由してからアッテネータ22を経由せずにON状態であるダイオードD12及びD13を経由してアンプ23に到達し、アンプ23によって増幅され、さらに混合分波器24によって高周波信号と混合され、最終的に第3の端子T13から出力される。
また、直流電圧VDC1が、高周波阻止用コイルL11、双極双投スイッチSW12の極p’、双極双投スイッチSW12の接点a’双極双投スイッチSW12の接点a、双極双投スイッチSW12の極p、及び高周波阻止用コイルL12を介して、アンプ18の電源端子に供給される。これにより、アンプ18が電源ON状態になる。したがって、第3の端子T13に入力され得る上り信号を、アンプ18によって増幅し、最終的に第1の端子T11からCATV局に出力することができる。
<その他>
上述した本発明の第1実施形態に係るブースターは、UHFアンテナからの高周波信号に対応可能なブースターであったが、UHFアンテナからの高周波信号に対応しないブースターであっても構わない。UHFアンテナからの高周波信号に対応しない構成としては、例えば、図6に示すように、ブースターが、高周波信号を入力する入力端子101と、光運用モードとCATVモードとを切り換える光運用/CATV切換スイッチ102’と、高周波信号を減衰する減衰部103と、高周波信号を増幅するアンプ104と、減衰部103によって減衰されアンプ104によって増幅された高周波信号を出力する出力端子105とを備える構成が挙げられる。そして、減衰部103が、光運用/CATV切換スイッチ102’の選択状態に応じて減衰量を変更する。具体的には、減衰部103は、光運用/CATV切換スイッチ102’にて光運用モードが選択されているときには、光運用/CATV切換スイッチ102’にてCATVモードが選択されているときに比べて、減衰量を大きくする。なお、光運用/CATV切換スイッチ102’にてCATVモードが選択されているときの減衰部103の減衰量は零であっても構わない。
また、上述した本発明の第1実施形態に係るブースターに、例えば図7に示すように、入力端子101とは別の入力端子であって、中間周波信号または中間周波信号と高周波信号との混合信号を入力する他の入力端子301と、入力端子101及び他の入力端子301と光運用/CATV/UHF切換102との間に設けられ、別入力モードと混合入力モードとを切り換える別入力/混合入力切換スイッチ302と、他の入力端子301と後述するアンプ304との間に設けられる入力ATT用スイッチ303と、入力ATT用スイッチ303から送られてくる中間周波信号を増幅するアンプ304と、アンプ107から送られてくる高周波信号とアンプ304から送られてくる中間周波信号とを混合して出力端子108に出力する混合器305とを追加してもよい。
他の入力端子301が入力する中間周波信号としては、例えば、CS/BS−IF信号が挙げられる。また、他の入力端子301が入力する中間周波信号と高周波信号との混合信号としては、例えば、CS/BS−IF信号も出力するV−ONUからの信号、あるいは、衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号とCATV局からの高周波信号との混合信号、あるいは、衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号とUHFアンテナからの高周波信号との混合信号が挙げられる。なお、入力ATT用スイッチ303に内蔵されている入力ATTは、他の入力端子301での入力レベルが高いとき(例えば、CS/BS−IF信号も出力するV−ONUからの信号を他の入力端子301が入力するとき)に減衰(例えば−10dB)に設定される。
また、上述した本発明の第2実施形態に係るブースターは、CATV局からの高周波信号が入力され得るブースターであったが、例えば、CATV局からの高周波信号の代わりにUHFアンテナからの高周波信号が入力され得るブースターであっても構わない。
また、上述した本発明の第2実施形態に係るブースターは、第1の端子T11がUHFアンテナからの高周波信号を入力し、第2の端子T12が衛星放送受信用アンテナに付属するLNBからのCS/BS−IF信号を入力する使用形態での使用も可能である。この場合、第1の端子T11は、UHF入力端子としての役割を担い、第2の端子T12は、CS/BS−IF入力端子としての役割を担い、第3の端子T13は、UHF出力端子及びCS/BS−IF出力端子としての役割を担う。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW11の操作によって、双極双投スイッチSW11は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW11は別入力モードを選択する。また、この場合、ユーザーあるいは施工業者による双極双投スイッチSW12の操作によって、双極双投スイッチSW12は接点b及びb’を選択せずに接点a及びa’を選択する。これにより、極pと接点bとが非接続状態になり、極p’と接点b’とが非接続状態になり、極pと接点aとが接続状態になり、極p’と接点a’とが接続状態になって、双極双投スイッチSW12はCATVモード(この場合、名称はCATVモードであるが、実際にはUHFモードである。CATVモードとUHFモードとで減衰部の減衰量を同一にしていることから、双極双投スイッチSW12ではCATVモードとUHFモードとを同一のモードにしている。)を選択する。