JP2002359654A - ブースタ - Google Patents

ブースタ

Info

Publication number
JP2002359654A
JP2002359654A JP2001166946A JP2001166946A JP2002359654A JP 2002359654 A JP2002359654 A JP 2002359654A JP 2001166946 A JP2001166946 A JP 2001166946A JP 2001166946 A JP2001166946 A JP 2001166946A JP 2002359654 A JP2002359654 A JP 2002359654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input
reference level
modulation signal
digital modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001166946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3779562B2 (ja
JP2002359654A5 (ja
Inventor
Yoshitaka Iida
嘉高 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DX Antenna Co Ltd
Original Assignee
DX Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DX Antenna Co Ltd filed Critical DX Antenna Co Ltd
Priority to JP2001166946A priority Critical patent/JP3779562B2/ja
Publication of JP2002359654A publication Critical patent/JP2002359654A/ja
Publication of JP2002359654A5 publication Critical patent/JP2002359654A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3779562B2 publication Critical patent/JP3779562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル変調信号の増幅時の過入力を防止す
る。 【解決手段】 入力端子2にデジタル変調信号を少なく
とも1つ含む複数の高周波信号が供給され、この高周波
信号を増幅段8が増幅する。増幅器8への入力前の高周
波信号を可変減衰器6が減衰させて、増幅器8へ供給す
る。可変減衰器6の出力側から前記増幅器8の出力側ま
での間に過入力検出器12が設けられ、入力された高周
波信号のレベルが、前記デジタル変調信号のビット誤り
率を予め定めた値以下にするために必要な基準レベルよ
りも大きいとき、可変減衰器6の減衰量を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭または
共同受信システムにおいて使用されるブースタに関し、
特に入力される信号に、デジタル変調信号が含まれるも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】ブースタにおいて過入力が生じると、ブ
ースタが備える増幅器によって歪みが発生し、受信障害
が生じる。そこで、従来、アナログ変調波をブースタで
増幅する場合、スペクトラムアナライザ等で、そのピー
クレベルを計測しつつ、増幅器が備える入力側減衰器を
手動で調整し、増幅器に対する適正入力に調整してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、地上波デジタ
ル放送等のデジタル変調波をブースタで増幅する場合、
デジタル変調波の波形が雑音と同じになり、そのレベル
を簡単に計測することができない。例えばOFDMの場
合、ブースタに入力される全ての搬送波の変調方式と電
力とが等しいと仮定すると、搬送波数1024のとき、
理論的なピーク値は平均値より約30dB大きくなり、
そのピークをスペクトラムアナライザで見ることができ
ない。
【0004】また、スペクトラムアナライザの設定にも
よるが、分解能帯域幅100kHzでデジタル放送波を
計測した場合、直読したレベルは、CSデジタルで約2
5dB、BSデジタルで約26dB、ケーブルテレビ6
4QAMで約23dB、ピークレベルよりも低い値とな
る。
【0005】もし、このような事実に習熟していない作
業者が、ブースタの設置、調整を行ったならば、過入力
障害が生じる。
【0006】また、現行のアナログ放送に加えて、デジ
タル放送が開始されると、変調方式が異なる複数の放送
波が増幅器に新たに入力される。このとき、入力波数の
増加により過入力障害が生じる。
【0007】本発明は、このようなデジタル変調信号を
増幅するブースタにおいて過入力が生じることを防止し
たブースタを提供することを目的とする。さらに、本発
明は過入力状態が解消されていないことを報知できるブ
ースタを提供することも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様のブ
ースタは、デジタル変調信号を少なくとも1つ含む複数
の高周波信号が供給される入力端子を有している。この
高周波信号は、全てデジタル変調信号であることもある
し、或いは一部がデジタル変調信号であって、残りがア
ナログ信号であることもある。高周波信号が増幅手段に
よって増幅される。増幅手段は、1段の増幅手段とする
こともできるし、縦続接続された複数段の増幅手段とす
ることもできる。可変減衰手段が、前記増幅手段へ入力
前の前記高周波信号の減衰量を制御信号に基づいて増加
させて、前記増幅手段へ供給する。可変減衰手段として
は、高周波信号を減衰させることが可能なものであれば
任意のものを使用することができ、例えばPINダイオ
ードを使用することができる。前記可変減衰手段の出力
側から前記増幅手段の出力側までの間に過入力検出手段
が設けられている。即ち、増幅手段が複数段縦続接続さ
れている場合、縦続接続の前段または中間に設けること
ができる。この過入力検出手段は、入力された前記高周
波信号のレベルが、前記デジタル変調信号のビット誤り
率を予め定めた値以下にするために必要な基準レベルよ
りも大きいとき、制御信号を生成する。
【0009】この態様のブースタでは、デジタル変調信
号が過入力であると、過入力検出手段が、制御信号が発
生したことにより、可変減衰手段の減衰量を増加させ
る。この減衰量の増加は、過入力状態が停止されるまで
継続される。従って、この態様のブースタでは、デジタ
ル変調信号を増幅する場合でも、増幅手段の歪み領域で
デジタル変調信号が増幅されることが無く、所定のビッ
ト誤り率を維持することができる。
【0010】さらに、前記制御信号に基づいて作動する
報知手段を設けることもできる。この場合、過入力状態
が解消されると、報知手段は停止する。但し、可変減衰
手段における最大減衰量まで減衰量を増加させても、過
入力状態を解消できない場合には、報知手段の作動が継
続する。その結果、過入力状態が継続していることが判
り、例えば入力側に新たに減衰器を追加するか、専門業
者に修理を依頼することができる。
【0011】本発明の第2の態様のブースタは、第1の
態様のブースタと同様に、入力端子と、増幅手段と、可
変減衰手段と、過入力検出手段とを、有している。但
し、可変減衰手段は、過入力検出手段からの信号によっ
て減衰量を変化させずに、手動によって減衰量を調整す
る調整手段によって調整される。また、過入力検出手段
の出力信号によって、報知手段が作動する。報知手段
は、視覚的に報知するものも聴覚的に報知するもの、或
いは両者によって報知するものを使用できる。
【0012】第2の態様によれば、過入力が生じると、
報知手段が作動し、過入力であることが報知される。こ
の報知によって、報知手段が作動しなくなるまで、作業
員が調整手段を調整することによって、過入力を防止で
きる。可変減衰手段の減衰量を最大減衰量まで増加させ
ても、過入力状態を解消できない場合、報知手段の作動
が継続する。
【0013】上記の2つの態様のいずれにおいても、前
記増幅手段は、利得調整手段を有するものとできる。こ
の場合、前記過入力検出手段は、前記利得調整手段より
も前段に設けられる。利得調整手段としては、自動利得
調整手段を使用することもできるし、手動利得調整手段
を使用することもできる。
【0014】このように構成した場合、利得調整される
前の高周波信号に基づいて過入力か否かを検出すること
ができるので、高精度に過入力障害を防止できる。
【0015】上記2つの態様のいずれにおいても、前記
デジタル変調信号として、互いに異なる変調方式のうち
選択された方式のものを使用することができる。この場
合、前記基準レベルが、前記各変調方式に対応して複数
設けられる。さらに、前記選択された方式のデジタル変
調信号に対応する前記基準レベルが使用される。
【0016】このように構成した場合、ブースタに入力
されるデジタル変調信号が予め定められていなくても、
入力されたデジタル変調信号に対応した基準レベルを使
用することができ、正確に過入力障害を防止できる。
【0017】なお、基準レベルとして、この他にアナロ
グ変調信号、例えばアナログテレビジョン放送信号用の
基準レベルも準備しておき、アナログ変調信号が供給さ
れている場合には、アナログ変調信号の基準レベルを使
用し、アナログ変調信号に加えて、デジタル変調信号も
増幅するようになったとき、そのデジタル変調信号に対
応する基準レベルを使用することもできる。この場合、
当初にはアナログ変調信号を増幅していた状態から、こ
れに加えてデジタル変調信号も増幅する必要が生じた場
合でも、過入力となることを防止でき、画質の劣化を防
止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態のブースタ
は、例えば共同受信システムにおいて所定の伝送帯域内
のテレビジョン放送信号を増幅するために使用するもの
で、図1(a)に示すように、入力端子2を有してい
る。この入力端子2には、複数の高周波信号が供給され
る。これら高周波信号は、例えば複数のデジタル変調信
号を含んでいる。デジタル変調信号としては、例えばデ
ジタルテレビジョン放送信号が考えられ、それの変調方
式としては、例えば64QAMのような高次変調方式、
OFDMのようなマルチキャリア方式のもの、またはP
SK方式のもののいずれかが、採用されている。また、
デジタル変調信号に加えて、アナログ変調の高周波信
号、例えばアナログテレビジョン放送信号も、含まれる
ことがある。
【0019】入力端子2には、バンドパスフィルタ4が
接続されている。このバンドパスフィルタ4は、前記の
各所定の伝送帯域内の高周波信号を抽出し、他の不要な
信号を除去するように通過帯域が選択されている。この
バンドパスフィルタ4の出力側には、可変減衰器6が接
続されている。この可変減衰器6は、例えばPINダイ
オード等を使用したもので、これに供給される制御信
号、例えば減衰制御信号に基づいて減衰量が変化させら
れる。
【0020】この可変減衰器6の出力側に増幅手段、例
えば高周波増幅器8が接続されている。即ち可変減衰器
6は、高周波増幅器8の入力側に接続されている。高周
波増幅器8は、例えば縦続接続された複数段、例えば4
段の高周波増幅段8a乃至8dを備えている。
【0021】前2段の高周波増幅段8a、8bと後2段
の高周波増幅段8c、8dとの間に、利得調整器10が
設けられている。この利得調整器10は、手動利得調整
器であってもよいし、自動利得調整器であってもよい。
この利得調整器10の前段に過入力検出器12が設けら
れている。この過入力検出器12は、増幅段8bから出
力された高周波信号のレベル、即ち利得調整前の高周波
信号のレベルが予め定めたレベルよりも大きいとき、過
入力と判定するもので、その詳細は後述する。
【0022】最終増幅段8dの出力信号は、バンドパス
フィルタ14に供給されている。このバンドパスフィル
タ14も、前記高周波信号以外の不要な信号を除去する
ように通過帯域が選択されている。このバンドパスフィ
ルタ14を通過した信号は、出力端子16に供給され
る。
【0023】過入力検出器12は、図1(b)に示すよ
うに1分岐器20を有している。この1分岐器20によ
って分岐された複数の高周波信号は、補正回路22を介
して検波器24に供給される。補正回路22によって補
正された複数の高周波信号のレベルが、検波器24にお
いて検出される。補正回路22は、検波器24の検波出
力の伝送帯域内の周波数特性を均等にするために設けら
れている。
【0024】この検波器24の出力信号は、比較回路2
6に供給される。この比較回路26は、例えば差動増幅
器によって構成されている。比較回路26には、選択手
段、例えば切換スイッチ28によって選択された基準レ
ベル1乃至3のいずれかも供給されている。基準レベル
1は基準レベル1発生器29aが、基準レベル2は基準
レベル2発生器29bが、基準レベル3は基準レベル3
発生器29cが、発生している。比較回路26は、検波
器26の出力レベルが、選択された基準レベル1乃至3
のいずれかよりも大きいとき、出力信号を発生する。
【0025】この出力信号は、報知手段、例えば警告器
30に供給される。警告器30は、例えば発光ダイオー
ド等の視覚的に警告するものでもよいし、可聴音発生器
のような聴覚的に警告するものでもよい。
【0026】さらに、比較回路26の出力信号は、図1
(a)に示す自動/手動切換器32に供給される。この
自動/手動切換器32は、図1(b)に示すように、選
択手段、例えば切換スイッチ32aを含んでいる。この
切換スイッチ32aは、可変減衰器6に供給される減衰
制御信号として、比較回路26の出力信号を供給する
か、自動/手動切換器32に含まれている調整手段、例
えばレベル設定器32bからのレベル設定信号を供給す
るか、選択するものである。
【0027】ところで、基準レベル1、基準レベル2及
び基準レベル3は、増幅器8の非線形によって発生する
歪み成分が受信障害発生レベルとなる誤り訂正前のビッ
ト誤り率(BER)、例えば2X10−4となる適正入
力レベルを、各デジタル変調方式ごとに設定したもので
ある(図2参照)。そして、高周波信号として入力され
ているデジタル変調信号が属する変調方式に対応するも
のが、切換スイッチ28の切換によって選択される。
【0028】増幅器8が過入力の場合、増幅器8に供給
された信号は、増幅器8の歪み領域で増幅され、混変調
妨害や、相互変調妨害の影響を受けることがある。デジ
タル変調信号が増幅器8に供給された場合、歪み領域で
増幅されたことによって発生した歪み成分は雑音とな
る。伝送時に必要とされる誤り訂正前ビット誤り率をク
リアする搬送波電力対雑音比(C/N比)は、デジタル
変調信号の変調方式によって大きく異なっている。例え
ば64QAMのような高次変調方式やOFDMのような
マルチキャリア方式のものでは、比較的相互変調に弱
く、特性劣化を生じやすい。衛星放送信号で使用されて
いるようなPSK方式は振幅歪みに強い。このような高
次変調方式やマルチキャリア方式のものとPSK方式の
ものでは、必要とするC/N比が異なる。多値変調にな
ればなるほど、増幅器8の線形特性の要求も厳しいもの
となる。従って、図2に示すように、入力されるデジタ
ル変調信号の変調方式により、過入力と判断するための
基準レベルが、基準レベル1乃至3のように異なったも
のが必要になる。同図では,A変調方式、B変調方式、
C変調方式と記載してあり、A変調方式の方がC変調方
式よりも過入力と判断される基準レベルが低い。
【0029】このように構成されたブースタは、次のよ
うに動作する。例えば自動/手動切換器32の切換スイ
ッチ32aが比較回路26側に切り換えられて、自動モ
ードにあるとする。そして、入力端子2に供給される高
周波信号に含まれているデジタル変調信号の変調方式に
対応した基準レベル1乃至3のいずれかが、切換スイッ
チ28によって選択されているとする。
【0030】この状態において、過入力検出器12の検
波器24が検出した高周波信号のレベルが、選択された
基準レベルよりも小さいと、即ち、過入力でないと、過
入力検出器12の比較回路26は出力信号を発生しな
い。従って、警告器30は作動せず、また、可変減衰器
6の減衰量も変化しない。
【0031】また、過入力検出器12の検波器24が検
出した高周波信号のレベルが、選択された基準レベル以
上であると、即ち過入力であると、比較回路26が出力
信号を発生し、警告器30が作動する。同時に、比較回
路26の出力信号が自動/手動切換器32を介して可変
減衰器6に減衰制御信号として供給され、減衰量を予め
定めた量だけ増加させる。その結果、検波器22の検出
レベルが、選択された基準レベルよりも小さくならない
と、比較回路26の出力信号は継続して発生し、可変減
衰器6の減衰量は更に予め定めた量だけ増加する。この
とき、警告器30も作動している。以下、同様にして、
減衰量が増加し、検波器24が検出した高周波信号のレ
ベルが、選択された基準レベルよりも小さくなり、比較
回路26の出力信号が消失し、警告器30は作動を停止
し、可変減衰器6の減衰量は、そのときの値を維持す
る。これによって、過入力状態が解消される。もし、可
変減衰器6の最大減衰量まで減衰量が増加しても、検波
器24が検出した高周波信号のレベルが、選択された基
準レベル以上であると、それ以上減衰量は増加せず、警
告器30が作動状態を継続する。これによって、過入力
状態が解消されていないことが報知され、例えば、可変
減衰器6の入力側または出力側に新たに減衰器を挿入す
るか、専門業者に過入力の解消を依頼する。
【0032】自動/手動切換器32の切換スイッチ32
aがレベル設定器32b側に切り換えられているとき、
即ち手動モードである場合において、過入力が発生する
と、比較回路26が出力信号を発生し、警告器30が作
動する。この警告器30の作動は、過入力が解消される
まで継続する。そこで、警告器30の作動に基づいて、
作業員がレベル設定器32bを操作し、警告器30が作
動しなくなるまで、可変減衰器6の減衰量を増加させ、
過入力状態を解消する。この場合も、最大減衰量まで可
変減衰器6の減衰量を増加させても、過入力状態が解消
されない場合、警告器30が停止しないので、可変減衰
器6の入力側または出力側に新たに減衰器を挿入する
か、専門業者に過入力状態の解消を依頼する。
【0033】例えば、実際のブースタの使用において、
設置時の電波状況によりブースタの出力は定格表示より
も高いレベルで運用されることが多い。例えばブースタ
の設置時には、4波のアナログテレビジョン放送信号を
増幅すればよかったものが、これらに4波のデジタル変
調信号が追加されると、従来、アナログ4波だけのた
め、定格以上でも問題なく運用していたものが、デジタ
ル変調信号の追加により増幅器が過入力となり、ノイズ
レベルが増加し、C/N比劣化が生じ、画質に影響が現
れることがある。このような場合、ブースタに入力アッ
テネータを追加したり、共同受信システムの運用レベル
を再調整したりすることが必要になる。しかも、このよ
うなC/N比劣化が短時間のうちに集中的に発生するこ
とがある。
【0034】このような事態に対処するため、上記の実
施の形態のブースタにおいて、基準レベルとしては、異
なる変調方式のデジタル変調信号用のものに加えて、ア
ナログ波の基準レベルも準備することも可能である。共
同受信システムにアナログ波のみが伝送されている場合
には、アナログ波用の基準レベルを使用する。これによ
って、アナログ波に対する過入力状態を解消でき、定格
よりも高いレベルで伝送しがちな施行上の問題を解決で
きる。アナログ波にデジタル変調信号が追加された場
合、そのデジタル変調信号に対応する基準レベルを使用
する。これによって、画質の劣化を防止することができ
る。
【0035】上記の実施の形態では、デジタル変調信号
として、デジタルテレビジョン放送信号を使用したが、
これに限ったものではなく、例えばインターネットから
のデジタル信号を使用することもできる。また、上記の
実施の形態では、1つのデジタル変調方式に対して1つ
の基準レベルを設定したが、同じ変調方式であっても、
デジタル変調信号のチャンネル配置の相違による相互変
調の影響の大小等により、基準レベルを分けることもで
きる。上記の実施の形態では、過入力検出器12は、利
得調整器10と増幅段8bとの間に設けられたが、例え
ば増幅段8aと8bとの間、または増幅段8aと可変減
衰器6との間に設けることもできる。また、増幅器8
は、4段の増幅段8a乃至8dによって構成したが、少
なくとも1段の増幅手段を備える増幅器を使用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ル変調信号を増幅する場合、過入力となることを自動的
にまたは手動で防止することができる。特に、過入力検
出手段を利得調整手段の前段に設けた場合には、利得調
整される前の高周波信号を元に過入力か否かを判定する
ことができ、高精度な判定を行える。また、判定に使用
する基準レベルを複数のデジタル変調方式に対応して、
複数設けてあるので、入力されたデジタル変調信号に対
応した基準レベルを使用することができ、高精度の判定
を行える。さらに、基準レベルとしてアナログ変調信号
に対応するものも設けておけば、当初にはアナログ変調
信号のみを増幅する状態においても適正な入力とするこ
とができる上に、アナログ変調信号に加えてデジタル変
調信号も増幅する必要が生じた場合には、そのデジタル
変調信号に対応した基準レベルを使用することによって
適正に過入力であるか否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のブースタのブロック図及
びその要部の詳細なブロック図である。
【図2】図1のブースタにおいて使用される複数の基準
レベルとビットエラー率との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 入力端子 6 可変減衰器 8 増幅器 10 利得調整器 12 過入力検出器 30 警告器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変調信号を少なくとも1つ含む
    複数の高周波信号の入力端子と、 前記高周波信号を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段へ入力前の前記高周波信号の減衰量を制御
    信号が供給されたとき増加させて、前記増幅手段へ供給
    する可変減衰手段と、 前記可変減衰手段の出力側から前記増幅手段の出力側ま
    での間に設けられ、入力された前記高周波信号のレベル
    が、前記デジタル変調信号のビット誤り率を予め定めた
    値以下にするために必要な基準レベルよりも大きいと
    き、前記制御信号を生成する過入力検出手段とを、具備
    するブースタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブースタであって、前記
    制御信号に応動して作動する報知手段を有するブース
    タ。
  3. 【請求項3】 デジタル変調信号を少なくとも1つ含む
    複数の高周波信号の入力端子と、 前記高周波信号を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段へ入力前の前記高周波信号を減衰させて、
    前記増幅手段へ供給する可変減衰手段と、 前記可変減衰手段の出力側から前記増幅手段の出力側ま
    での間に設けられ、入力された前記高周波信号のレベル
    が、前記デジタル変調信号のビット誤り率を予め定めた
    値以下にするために必要な基準レベルよりも大きいと
    き、出力信号を発生する過入力検出手段と、 前記出力信号に応動して作動する報知手段と、 前記可変減衰手段の減衰量を手動で調整する調整手段と
    を、具備するブースタ。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載のブースタであっ
    て、前記増幅手段は、利得調整手段を有し、前記過入力
    検出手段は、前記利得調整手段よりも前段に設けられて
    いるブースタ。
  5. 【請求項5】 請求項1または3記載のブースタであっ
    て、前記デジタル変調信号として、互いに異なる変調方
    式のうち選択された方式のものが使用され、前記基準レ
    ベルが、前記各変調方式に対応して複数設けられ、前記
    選択された方式のデジタル変調信号に対応する前記基準
    レベルが使用されるブースタ。
  6. 【請求項6】 請求項1または3記載のブースタであっ
    て、前記高周波信号は、アナログ変調信号またはこれと
    異なる変調方式のうち選択された方式のデジタル変調信
    号を含み、前記基準レベルが、前記アナログ変調信号に
    対応するものと、前記各デジタル変調信号に対応するも
    のからなり、前記アナログ変調信号のみが高周波信号と
    して供給されるとき、前記基準レベルとして前記アナロ
    グ変調信号用のものを使用し、前記アナログ変調信号と
    選択された前記デジタル変調信号とが前記高周波信号と
    して供給されるとき、前記基準レベルとして選択された
    前記デジタル変調信号に対応するものが使用されるブー
    スタ。
JP2001166946A 2001-06-01 2001-06-01 ブースタ Expired - Fee Related JP3779562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166946A JP3779562B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ブースタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166946A JP3779562B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ブースタ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002359654A true JP2002359654A (ja) 2002-12-13
JP2002359654A5 JP2002359654A5 (ja) 2005-03-17
JP3779562B2 JP3779562B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=19009410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001166946A Expired - Fee Related JP3779562B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ブースタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3779562B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006280A (ja) * 2003-03-28 2005-01-06 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置
JP2006129292A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置
JP2007124403A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 無線受信装置及び無線受信装置の利得制御方法
JP2007267183A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Dx Antenna Co Ltd ブースタ
JP2007335959A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hitachi Ltd 狭域通信システム無線局とその送信方法
JP2008022340A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd マルチモード受信回路
JP2012010043A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Hochiki Corp 光受信機
JP2013058862A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Dx Antenna Co Ltd ブースター
JP2021022870A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 Kaiフォトニクス株式会社 光送信機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4589635B2 (ja) * 2003-03-28 2010-12-01 マスプロ電工株式会社 テレビ受信用増幅装置
JP2005006280A (ja) * 2003-03-28 2005-01-06 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置
JP2006129292A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置
JP4612394B2 (ja) * 2004-10-29 2011-01-12 マスプロ電工株式会社 テレビ受信用増幅装置
JP2007124403A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 無線受信装置及び無線受信装置の利得制御方法
JP4629605B2 (ja) * 2006-03-29 2011-02-09 Dxアンテナ株式会社 ブースタ
JP2007267183A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Dx Antenna Co Ltd ブースタ
JP4516052B2 (ja) * 2006-06-12 2010-08-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 狭域通信システム無線局とその送信方法
JP2007335959A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hitachi Ltd 狭域通信システム無線局とその送信方法
JP2008022340A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd マルチモード受信回路
JP4674190B2 (ja) * 2006-07-13 2011-04-20 Okiセミコンダクタ株式会社 マルチモード受信回路
JP2012010043A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Hochiki Corp 光受信機
JP2013058862A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Dx Antenna Co Ltd ブースター
JP2021022870A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 Kaiフォトニクス株式会社 光送信機
JP7356679B2 (ja) 2019-07-29 2023-10-05 Kaiフォトニクス株式会社 光送信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3779562B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101150602B1 (ko) 자동 이득 제어 전환-포인트의 동적 제어를 위한 시스템 및동작 방법
JPH05507834A (ja) 無線周波数電力増幅器のクリッピング制御方法および無線周波数通信システム用送信機
CN1183181A (zh) 调谐器的自动增益控制电路装置
JP3779562B2 (ja) ブースタ
US6771941B2 (en) Transmission power control apparatus of base station of mobile communication network
JP4589635B2 (ja) テレビ受信用増幅装置
JP2005312043A (ja) テレビ受信用増幅装置
JPH1169333A (ja) Catv用受信増幅器
US7477883B2 (en) Receiver front-end sensitivity booster
US6931242B2 (en) Down converter using C/N ratio correcting circuit of base station for mobile communication network
JP2000059451A (ja) Qpsk変調信号受信ユニット
JP2005073097A (ja) Ibocデジタルラジオ放送受信機
JP2007158812A (ja) デジタルテレビ放送中継装置
JP4612394B2 (ja) テレビ受信用増幅装置
JP2006197506A (ja) 高周波増幅装置
JPH10233629A (ja) 入力制限機能付き歪補償増幅器
JPH1168490A (ja) Catv用受信点増幅器
US20240030949A1 (en) Method for controlling gain of low noise amplifier and broadcast reception apparatus for performing same
JP2010154321A (ja) 送信機
JP2009027463A (ja) 地上波tv及びcatv共用受信機
JP2005192060A (ja) 自動利得制御装置
JP2006524976A (ja) チューナー用agc回路配置
JP2005057731A (ja) 双方向catvシステム及び双方向増幅装置
KR100592589B1 (ko) 수신기의 상호변조 신호 발생을 억제할 수 있는자동이득제어 장치 및 그 방법
JP2003110432A (ja) デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3779562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees