JP2003110432A - デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法 - Google Patents

デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法

Info

Publication number
JP2003110432A
JP2003110432A JP2001375030A JP2001375030A JP2003110432A JP 2003110432 A JP2003110432 A JP 2003110432A JP 2001375030 A JP2001375030 A JP 2001375030A JP 2001375030 A JP2001375030 A JP 2001375030A JP 2003110432 A JP2003110432 A JP 2003110432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power amplifiers
deterioration
signal
power
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001375030A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Ishida
利博 石田
Seiji Isobe
清治 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001375030A priority Critical patent/JP2003110432A/ja
Publication of JP2003110432A publication Critical patent/JP2003110432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】電力増幅器が故障した場合でも最適なサービス
エリアを確保する。 【解決手段】電力増幅器21〜2nの故障時に、合成器
30の出力の低下分をアップコンバータ10のAGC機
能により補償するとともに、電力増幅器21〜2nの故
障台数を検出器60で検出して、その検出結果を制御器
70に入力する。そして、制御器70にて、故障台数に
対応する制御量をメモリ80に記憶された制御量の中か
ら選び出し、この制御量でアップコンバータ10のAG
C機能による制御利得を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地上デジタル放
送システムに用いられ、その地上デジタル放送局におけ
る放送信号の出力レベルを補償するようにしたデジタル
放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル放送技術の確立に伴い、
通信衛星や放送衛星を使用する衛星放送システムではデ
ジタル放送が開始され、さらに地上波放送システムにお
いてもデジタル放送への移行が計画されている。
【0003】上記地上デジタル放送において、送信機か
ら出力されるOFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiple
x:直交周波数分割多重)変調方式のデジタル放送信号
は、送信機内の複数個の電力増幅器により電力増幅さ
れ、その合成出力がアンテナから各家庭及び中継放送局
に配信される。また、上記地上デジタル放送では、従来
のアナログ放送と比較して搬送波電力対ノイズ比(以
下、C/N(carrier to noise ra
tio)とする)が小さいため、現行放送と同程度以上
のサービスエリアを確保することは容易である。
【0004】ところで、デジタル放送波では、サービス
エリアの端において、電力増幅器の故障により受信C/
Nが劣化すると、ビット誤り率が急激に増大して誤り訂
正が不可能となるため、画質が急激に悪化し、視聴不能
となる。なお、アナログ放送波では、受信許容電力の幅
が広く、受信電力の低下に伴って画質が徐々に劣化する
だけで、全く視聴できなくなることはほとんどない。
【0005】このため、デジタル放送を実施する場合
に、電力増幅器の故障時に、送出電力レベルを規定電力
レベルに一定維持させるように動作するAGC(オート
・ゲイン・コントローラ)機能が必要不可欠となる。
【0006】しかし、単にAGC機能を動作させただけ
では、必要以上にサービスエリアに影響を及ぼす場合が
予想される。
【0007】すなわち、一般の電力増幅器は、非線形特
性を有しており、ある増幅レベルによっては相互変調
(IM)成分が発生し、このIM成分によりデジタル放
送波が劣化することになる。特に、図5に示すように、
数千本の搬送波を使用するOFDM方式では、大きな妨
害要因となる。この場合、等価的に受信C/Nが低下し
て、同一送信電力であってもサービスエリアが狭くな
り、デジタル放送波を受信できない地域が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように上記デジ
タル放送では、電力増幅器の故障時において、IM成分
によりデジタル放送信号が劣化した場合の対策がまだ確
立されていない。
【0009】そこで、この発明の目的は、電力増幅器が
故障した場合でも最適なサービスエリアを確保すること
が可能なデジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信
号送信方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
放送信号送信装置は、上記目的を達成するために、以下
のように構成される。 (1)地上波のデジタル放送信号を送出するデジタル放
送送信装置において、送信系統に並列に設けられ、番組
情報信号を電力増幅する複数の電力増幅器と、これら複
数の電力増幅器の出力を合成しデジタル放送信号として
送信する合成手段と、複数の電力増幅器の障害発生によ
る合成手段の出力の劣化成分を検出し、この検出された
劣化成分から劣化補償量を生成し、この劣化補償量で複
数の電力増幅器への入力番組情報信号を補償する補償手
段と、障害発生時の動作中の複数の電力増幅器から入出
力特性を検出する特性検出手段と、この特性検出手段で
検出された入出力特性から非線形による歪み成分を求
め、この歪み成分が最小となるように補償手段の劣化補
償量を制御する補償制御手段とを備えるようにしたもの
である。
【0011】(1)の発明では、少なくとも1台の電力
増幅器が故障したことによるデジタル放送信号の劣化分
を補正する場合に、例えばAGC機能を利用して劣化分
に相当する劣化補償量で各電力増幅器への入力番組情報
信号を補償するようにしている。このとき、電力増幅器
の入力信号レベルが高くなると、出力信号に非線形によ
る相互変調成分を発生させてしまうことになり、これが
デジタル放送信号の劣化の原因にもなる。そこで、AG
C機能とは別に、障害発生時における動作中の電力増幅
器から入出力特性を検出し、この入出力特性から非線形
による歪み成分を求め、この歪み成分が最小となるよう
にAGC機能の劣化補償量を制御するようにしている。
【0012】したがって、電力増幅器が故障しても送信
側で電力増幅器の非線形特性による相互変調成分の発生
を最小限に抑えることができるので、サービスエリアが
狭くなる心配はなくなり、これによりデジタル放送波を
受信できない地域の発生を未然に防ぐことができ、信頼
性が高いシステムを構築できる。
【0013】(2)地上波のデジタル放送信号を送出す
るデジタル放送信号送信装置において、送信系統に並列
に設けられ、番組情報信号を電力増幅する複数の電力増
幅器と、これら複数の電力増幅器の出力を合成しデジタ
ル放送信号として送信する合成手段と、複数の電力増幅
器の障害発生による合成手段の出力の劣化成分を検出
し、この検出された劣化成分から劣化補償量を生成し、
この劣化補償量で複数の電力増幅器への入力番組情報信
号を補償する補償手段と、電力増幅器の故障数を検出す
る故障数検出手段と、動作中の複数の電力増幅器の合成
出力信号中に発生する非線形による歪み成分を最小にす
る制御量を、故障数に対応付けたテーブルを格納する記
憶手段と、故障数検出手段により検出された故障数に対
応する制御量を読み出し、この制御量で補償手段の劣化
補償量を制御する補償制御手段とを備えるようにしたも
のである。
【0014】(2)の発明によれば、障害発生時に、電
力増幅器の故障数を検出し、その検出結果に応じてテー
ブルから非線形による歪み成分を最小にする制御量が読
み出されるので、その都度検出結果から複数の電力増幅
器の合成出力信号中に発生する非線形による歪み成分を
求めることなく、簡単な処理で電力増幅器の非線形特性
による相互変調成分の発生を最小限に抑えることができ
る。また、センサーとしては、電力増幅器の故障数を検
出する機能のみを備えた安価なセンサーを使用できる。
【0015】(3)地上波のデジタル放送信号を送出す
るデジタル放送信号送信装置において、送信系統に並列
に設けられ、番組情報信号を電力増幅する複数の電力増
幅器と、これら複数の電力増幅器の出力を合成しデジタ
ル放送信号として送信する合成手段と、複数の電力増幅
器の障害発生による合成手段の出力の劣化成分を検出
し、この検出された劣化成分から劣化補償量を生成し、
この劣化補償量で前記複数の電力増幅器への入力番組情
報信号を補償する補償手段と、電力増幅器の故障数を検
出する故障数検出手段と、この故障数検出手段による検
出結果及び別途提供される外部情報に基づいて、動作中
の複数の電力増幅器の合成出力信号中に発生する非線形
による歪み成分を求め、この歪み成分が最小となるよう
に補償手段の劣化補償量を制御する補償制御手段とを備
えるようにしたものである。
【0016】(3)の発明によれば、上記(2)のよう
にテーブルを備えていなくても、外部から提供される非
線形による歪み成分を最小にする制御量から実際に検出
される電力増幅器の故障数に応じた制御量を選択して、
この制御量でAGCの劣化補償量を制御することもでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明に係わる地上デジタル放
送信号送信装置の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。この地上デジタル放送信号送信装置は、同図に示
すように、アップコンバータ10と、電力増幅部20
と、合成器30と、帯域フィルタ(BPF)40と、ア
ンテナ50と、検出器60と、制御器70と、メモリ8
0とを備えている。
【0019】地上デジタル放送信号送信装置において、
放送すべき番組情報信号は、アップコンバータ10によ
り無線周波数(RF)帯に周波数変換されて電力増幅部
20内のn個の電力増幅器21〜2nにそれぞれ供給さ
れる。n個の電力増幅器21〜2nは、放送サービスエ
リアで要求される個数分備えられ、互いに並列に接続さ
れ、かつ互いに独立して電源のオン/オフ切替が可能で
あり、RF信号を同一利得で電力増幅した後、合成器3
0に出力する。
【0020】電力増幅器21〜2nの各出力は、合成器
30で合成され、BPF40で不要波成分を除去された
後、デジタル放送波としてアンテナ50を介して送信さ
れる。
【0021】また、アップコンバータ10は、電力増幅
器21〜2nの電源オン/オフ切替制御時に生じる合成
器30の出力電力レベルの低下分を補償するために、A
GC機能を備えている。
【0022】AGC機能は、合成器30の出力レベルを
検出し、この検出結果から出力が通常の基準レベルより
低下している場合に、電源がオン状態にある電力増幅器
21〜2nの電力増幅レベルを低下量分だけ補償するよ
うに、電力増幅部20への入力番組情報信号の出力利得
を上げる。
【0023】検出器60は、電力増幅部20の各電力増
幅器21〜2nの故障台数を検出する。
【0024】メモリ80には、電力増幅器21〜2nの
故障台数と、その故障時に合成器30の出力中に発生す
るIM成分を最小にする制御量との対応関係を表わすテ
ーブルが記憶されている。その記憶内容の一例を図2に
示す。なお、図2において、符号a、mは、任意の数値
を示している。
【0025】制御器70は、検出器60により検出され
た電力増幅器21〜2nの故障数に対応する制御量をメ
モリ80から読み出し、この制御量に従ってアップコン
バータ10のAGC機能による制御利得を制御する。
【0026】次に、上記構成における動作について説明
する。まず、故障時に電力増幅器21〜2nをAGC機
能により増力運転させた場合の増力量と、その際に発生
するIM成分による送信C/Nの劣化量との関係を求め
る。そして、この関係からIM成分が最小となるような
制御量を求め、この制御量を電力増幅器21〜2nの故
障台数に対応づけてメモリ80に登録しておく。
【0027】検出器60は、常に電力増幅器21〜2n
それぞれに対し例えば周期的に信号を送信して、返送が
あるか否かを監視しており、返送が途絶えた場合に、制
御器70に対し故障台数を表わす検出トリガを与える。
【0028】制御器70では、検出器60から検出トリ
ガが与えられると、そのトリガに含まれる故障台数に対
応する制御量をメモリ80から読み出し、この読み出し
た制御量でアップコンバータ10のAGC機能による制
御利得を制御する。
【0029】以後、アップコンバータ10は、AGC機
能を動作させた状態で、制御器70により制御された制
御利得で番組情報信号を補償して正常な電力増幅器21
〜2nに入力することで、各電力増幅器21〜2nの出
力の非線形特性による歪み成分を補償することができ
る。これにより、IM成分を最小限に抑えたデジタル放
送波をサービスエリアに放送することができる。
【0030】以上のように上記実施形態では、電力増幅
器21〜2nの故障時に、合成器30の出力の低下分を
アップコンバータ10のAGC機能により補償するとと
もに、電力増幅器21〜2nの故障台数を検出器60で
検出して、その検出結果を制御器70に入力する。そし
て、制御器70にて、故障台数に対応する制御量をメモ
リ80に記憶された制御量の中から選び出し、この制御
量でアップコンバータ10のAGC機能による制御利得
を制御する。これにより、各電力増幅器21〜2nの出
力の非線形特性による歪み成分を補償することができ
る。
【0031】したがって、電力増幅器21〜2nが故障
しても、その状態で最適な受信C/Nを確保することが
可能であり、これによりサービスエリアへの影響を最小
限にとどめることができ、信頼性の高いシステムを構築
できる。
【0032】また、IM成分を最小にする制御量を予め
求めておいて、電力増幅器21〜2nの故障台数に対応
付けて制御量をメモリ80に登録しておくことで、制御
器70では、検出器60による検出結果に応じてメモリ
18から対応する制御量を読み出すだけでよいため、簡
単な処理で電力増幅器21〜2nの非線形特性によるI
M成分の発生を最小限に抑えることができる。さらに、
検出器60としては、電力増幅器21〜2nの故障台数
を検出可能な安価なセンサーを使用できる。
【0033】なお、上記実施形態では、メモリ80に予
め登録された情報を利用する例について説明したが、そ
れ以外にも障害発生時に、検出器60にて正常に動作し
ている電力増幅器21〜2nから入出力特性を検出し、
制御器70にて、検出された入出力特性から直接IM成
分を求め、このIM成分が最小となるように、アップコ
ンバータ10のAGC機能による制御利得を制御するよ
うにしてもよい。
【0034】さらに、外部装置から制御器70に対し電
力増幅器21〜2nの故障台数に対応する制御量が通知
される場合には、この通知情報及び検出器60の検出結
果に基づいて、アップコンバータ10のAGC機能によ
る制御利得を制御することも可能である。
【0035】なお、上記実施形態では、ハードウェア構
成について説明したが、図3に示すごとく、AGC制御
に関する回路をソフトウェア構成により実現することも
できる。
【0036】すなわち、符号100は監視制御装置であ
り、メモリ80を接続している。なお、上記検出器60
及び制御器70による処理は、監視制御装置100のソ
フトウェア処理により実現される。
【0037】まず、監視制御装置100は、図4に示す
制御処理を開始すると、電力増幅器21〜2nの動作状
態を監視し(ステップST4a)、電力増幅器21〜2
nに障害が発生したか否かの判断を行う(ステップST
4b)。
【0038】ここで、電力増幅器21〜2nに障害が発
生したならば監視制御装置100は、検出した電力増幅
器21〜2nの故障台数に対応する制御量をメモリ80
から読み出し(ステップST4c)、この読み出した制
御量でアップコンバータ10のAGC機能による制御利
得を制御する(ステップST4d)。なお、上記ステッ
プST4bにおいて、電力増幅器21〜2nに障害が発
生していない場合には、AGC機能に対する制御処理を
終了し、通常通りの処理に移行する。
【0039】以上のように、ソフトウェア処理による上
記他の実施形態によってもこの発明を実施することがで
きる。特に、各処理がソフトウェアにより実現できるの
で、構成が簡単になり、小型化に寄与することができ
る。
【0040】その他、地上デジタル放送信号送信装置の
構成、取り扱うデジタル放送信号の種類、検出器の種
類、テーブルの登録内容、AGCを制御する制御手順及
びその内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電力増幅器が故障した場合でも最適なサービスエリアを
確保することが可能なデジタル放送信号送信装置及びデ
ジタル放送信号送信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る地上デジタル放送信号送信装置
の一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1に示したメモリの記憶内容の一例を示す
図。
【図3】この発明の他の実施形態に係る地上デジタル放
送信号送信装置の構成を示すブロック図。
【図4】同他の実施形態における処理動作を説明するた
めのフローチャート。
【図5】IM成分が発生した際のOFDM信号の様子を
説明するために示す図。
【符号の説明】
10…アップコンバータ、 20…電力増幅部、 21〜2n…電力増幅器(PA)、 30…合成器、 40…帯域フィルタ(BPF)、 50…アンテナ、 60…検出器、 70…制御器、 80…メモリ、 100…監視制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA02 5K022 DD01 DD13 DD24 5K060 BB04 HH06 HH15 HH31 KK03 PP01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上波のデジタル放送信号を送出するデ
    ジタル放送信号送信装置において、 送信系統に並列に設けられ、番組情報信号を電力増幅す
    る複数の電力増幅器と、 これら複数の電力増幅器の出力を合成し前記デジタル放
    送信号として送信する合成手段と、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記合成手段の
    出力の劣化成分を検出し、この検出された劣化成分から
    劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前記複数の電力
    増幅器への入力番組情報信号を補償する補償手段と、 動作中の複数の電力増幅器から入出力特性を検出する特
    性検出手段と、 この特性検出手段で検出された入出力特性から非線形に
    よる歪み成分を求め、この歪み成分が最小となるように
    前記補償手段の劣化補償量を制御する補償制御手段とを
    具備したことを特徴とするデジタル放送信号送信装置。
  2. 【請求項2】 地上波のデジタル放送信号を送出するデ
    ジタル放送信号送信装置において、 送信系統に並列に設けられ、番組情報信号を電力増幅す
    る複数の電力増幅器と、 これら複数の電力増幅器の出力を合成し前記デジタル放
    送信号として送信する合成手段と、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記合成手段の
    出力の劣化成分を検出し、この検出された劣化成分から
    劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前記複数の電力
    増幅器への入力番組情報信号を補償する補償手段と、 前記電力増幅器の故障数を検出する故障数検出手段と、 動作中の複数の電力増幅器の合成出力信号中に発生する
    非線形による歪み成分を最小にする制御量を、故障数に
    対応付けたテーブルを格納する記憶手段と、 前記故障数検出手段により検出された故障数に対応する
    制御量を前記記憶手段から読み出し、この制御量で前記
    補償手段の劣化補償量を制御する補償制御手段とを具備
    したことを特徴とするデジタル放送信号送信装置。
  3. 【請求項3】 地上波のデジタル放送信号を送出するデ
    ジタル放送信号送信装置において、 送信系統に並列に設けられ、番組情報信号を電力増幅す
    る複数の電力増幅器と、 これら複数の電力増幅器の出力を合成し前記デジタル放
    送信号として送信する合成手段と、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記合成手段の
    出力の劣化成分を検出し、この検出された劣化成分から
    劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前記複数の電力
    増幅器への入力番組情報信号を補償する補償手段と、 前記電力増幅器の故障数を検出する故障数検出手段と、 この故障数検出手段による検出結果及び別途提供される
    外部情報に基づいて、動作中の複数の電力増幅器の合成
    出力信号中に発生する非線形による歪み成分を求め、こ
    の歪み成分が最小となるように前記補償手段の劣化補償
    量を制御する補償制御手段とを具備したことを特徴とす
    るデジタル放送信号送信装置。
  4. 【請求項4】 送信系統に並列に設けられた複数の電力
    増幅器によって、番組情報信号を地上波のデジタル放送
    信号に電力増幅して送出するデジタル放送信号送信方法
    において、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記複数の電力
    増幅器の合成出力の劣化成分を検出し、この検出された
    劣化成分から劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前
    記複数の電力増幅器への入力番組情報信号を補償する第
    1の過程と、 動作中の複数の電力増幅器から入出力特性を検出する第
    2の過程と、 この第2の過程で検出された入出力特性から非線形によ
    る歪み成分を求め、この歪み成分が最小となるように前
    記入力番組情報信号に対する劣化補償量を制御する第3
    の過程とを具備したことを特徴とするデジタル放送信号
    送信方法。
  5. 【請求項5】 送信系統に並列に設けられた複数の電力
    増幅器によって、番組情報信号を地上波のデジタル放送
    信号に電力増幅して送出するデジタル放送信号送信方法
    において、 前記電力増幅器の故障数に対応付けて、動作中の複数の
    電力増幅器の合成出力信号中に発生する非線形による歪
    み成分を最小にする制御量を格納したテーブルを備える
    場合に、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記複数の電力
    増幅器の合成出力の劣化成分を検出し、この検出された
    劣化成分から劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前
    記複数の電力増幅器への入力番組情報信号を補償する第
    1の過程と、 前記電力増幅器の故障数を検出する第2の過程と、 この第2の過程により検出された故障数に対応する制御
    量をテーブルから読み出し、この制御量で前記入力番組
    情報信号に対する劣化補償量を制御する第3の過程とを
    具備したことを特徴とするデジタル放送信号送信方法。
  6. 【請求項6】 送信系統に並列に設けられた複数の電力
    増幅器によって、番組情報信号を地上波のデジタル放送
    信号に電力増幅して送出するデジタル放送信号送信方法
    において、 前記複数の電力増幅器の障害発生による前記複数の電力
    増幅器の合成出力の劣化成分を検出し、この検出された
    劣化成分から劣化補償量を生成し、この劣化補償量で前
    記複数の電力増幅器への入力番組情報信号を補償する第
    1の過程と、 前記電力増幅器の故障数を検出する第2の過程と、 この第2の過程による検出結果及び別途提供される外部
    情報に基づいて、動作中の複数の電力増幅器の合成出力
    信号中に発生する非線形による歪み成分を求め、この歪
    み成分が最小となるように前記入力番組情報信号に対す
    る劣化補償量を制御する第3の過程とを具備したことを
    特徴とするデジタル放送信号送信方法。
JP2001375030A 2001-09-29 2001-09-29 デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法 Pending JP2003110432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375030A JP2003110432A (ja) 2001-09-29 2001-09-29 デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375030A JP2003110432A (ja) 2001-09-29 2001-09-29 デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003110432A true JP2003110432A (ja) 2003-04-11

Family

ID=19183483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001375030A Pending JP2003110432A (ja) 2001-09-29 2001-09-29 デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003110432A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233149A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Nec Corp 電力増幅器、送信システム、及び電力増幅器の故障検出方法
WO2014141539A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 日本電気株式会社 電力増幅器、故障検出方法
JP2016029803A (ja) * 2009-04-24 2016-03-03 ダリ システムズ カンパニー リミテッド 遠隔で再構成可能な電力増幅器システムおよび方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233149A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Nec Corp 電力増幅器、送信システム、及び電力増幅器の故障検出方法
JP2016029803A (ja) * 2009-04-24 2016-03-03 ダリ システムズ カンパニー リミテッド 遠隔で再構成可能な電力増幅器システムおよび方法
WO2014141539A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 日本電気株式会社 電力増幅器、故障検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3373216B2 (ja) 利得制御方法及び受信装置
US6671519B2 (en) RF block of mobile communication base station
KR20060135720A (ko) 고주파 수신기와 이것에 사용되는 집적 회로 및 이들을사용한 휴대 기기, 및 이것에 사용되는 송신기와 이들의제조 방법
US7133466B2 (en) Amplifying apparatus
JP2000228646A (ja) 携帯移動端末および送信装置
KR100255892B1 (ko) 전력 소모가 적고 회로 크기가 작은 송신 장치
US9197309B2 (en) Systems and methods for providing signals of multiple active wireless transmitters
JP2003110432A (ja) デジタル放送信号送信装置及びデジタル放送信号送信方法
JP4223194B2 (ja) 故障判定機能を備えた非線形歪補償送信装置
JP2002359654A (ja) ブースタ
JP5122361B2 (ja) 歪み補償機能を備えた増幅装置
JP2007288625A (ja) 出力切替装置
JP2003243995A (ja) 電力制御方法及び送信機
JP4230649B2 (ja) デジタル放送変調信号送出システムの現用・予備非線形補償装置及び現用・予備非線形補償方法
JP3709345B2 (ja) ダイバーシティ受信機
WO2011145346A1 (ja) 送信装置
JP2007158812A (ja) デジタルテレビ放送中継装置
JP2003258927A (ja) 無線通信装置及び無線処理装置及び変復調処理装置
JPH10209886A (ja) 移動体通信端末
JP2001274756A (ja) 増幅装置及び中継装置、並びに受信装置、基地局装置、無線通信装置
JP4464112B2 (ja) 放送用ギャップフィラー装置
JP2633676B2 (ja) 時分割多元接続無線通信システムの無線送信装置
KR100592589B1 (ko) 수신기의 상호변조 신호 발생을 억제할 수 있는자동이득제어 장치 및 그 방법
JPS5913429A (ja) 無線通信装置
JP2000201040A (ja) 出力増幅回路