JP3114458U - テレビジョンチューナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 FMトラップ後の受信信号の周波数特性を改善して画質を高めるようにしたテレビジョンチューナを提供する。
【解決手段】 受信信号をそのまま通過させる迂回部15と、前記受信信号に含まれる所定の信号帯域を減衰させる第1のトラップ部14と、前記第1のトラップ部と迂回部のいずれかに切り換える第1の切換部13と、前記第1のトラップ部または迂回部を通過した信号を検波する映像検波部と、所定の信号帯域内の周波数特性を補償するビデオイコライザ部40と、前記ビデオイコライザ部の動作を切り換える第2の切換部と、前記第1の切換部14と前記第2の切換部との切り換え動作を制御する選択制御部21と、を有する構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、テレビジョンチューナに係わり、特にFMトラップ後の受信信号の周波数特性を改善できるようにしたテレビジョンチューナに関する。
米国TV放送においては、第6チャネル(以下、適宜「US6ch」という)に割り当てられている周波数帯域が82乃至88MHzであり、その音声搬送波周波数が87.75MHzに配置されている。一方、米国FMラジオ放送においては、割り当てられている周波数帯域が88乃至108MHzであって、TV放送の第6チャネルの周波数帯域に近接した周波数の放送が存在している。すなわち、88MHzは米国TV放送の第6チャネル(US6ch)の上限と米国FMラジオ放送の下限とを仕切る周波数(以下、「境界周波数」という)となっている。
このため、このFMラジオ放送の受信電界強度が比較的に大きいと、US6chのTV放送を受信した時に、再生した音声中に雑音が生じ、映像中にビートノイズが現れることがある。
そこで、米国TV放送を受信する既知のテレビジョンチューナにおいては、受信信号入力端に帯域91〜93MHz程度のFMトラップ回路を接続し、このトラップ回路によって米国FMラジオ放送の下限側である前記境界周波数近傍の受信信号を減衰させるようにしている。
このようなテレビジョンチューナでは、US6chのTV放送を選択して受信しようとするときに、FMトラップ回路が機能してFMラジオ放送の帯域のみを減衰させることが理想的である。
しかし、US6chの帯域に何ら影響を与えず、前記FMラジオ放送だけを減衰させることは難しく、従来のテレビジョンチューナにおいても前記US6chの帯域82〜88MHzのうち、特に前記境界周波数(88MHz)に近い高域側のビデオ信号(特に、クロマ信号成分)が前記FMトラップ回路の影響を受けて減衰させられ、テレビの画質が劣化するという問題が発生している。
すなわち、前記FMトラップ回路は前記境界周波数(米国FMラジオ放送である88MHz)を下限とする所定の周波数帯域(FMラジオ放送の帯域)内の信号だけを減衰させることが理想的であるが、実際には前記境界周波数以下のUS6chの帯域まで侵食し一緒に減衰させてしまっており、ビデオ信号の周波数特性(f特)の一部が犠牲になっているという問題がある。
本考案は上記従来の課題を解決するためのものであり、FMトラップ後の受信信号(ビデオ信号)の周波数特性を改善し、画質を高めるようにしたテレビジョンチューナを提供することを目的としている。
本考案は、受信信号をそのまま通過させる迂回部と、前記受信信号に含まれる所定の信号帯域を減衰させる第1のトラップ部と、前記受信信号が通過する信号経路を前記第1のトラップ部と前記迂回部のいずれかに切り換える第1の切換部と、前記第1のトラップ部または前記迂回部を通過した信号を検波して所定の信号帯域からなる映像ベースバンド信号を生成する映像検波部と、前記所定の信号帯域内の周波数特性を補償するビデオイコライザ部と、前記ビデオイコライザ部の動作を切り換える第2の切換部と、前記第1の切換部と前記第2の切換部との切り換え動作を制御する選択制御部と、を有することを特徴とするものである。
本考案では、所定のテレビジョンチャネル(例えばUS6ch)を受信するときには、第1のトラップ部での減衰分をビデオイコライザ部が補償することができ、また前記所定のテレビジョンチャネル以外のチャネルを受信するときには、前記迂回部を通過させることで減衰の発生を防止することができる。このため、前記所定のテレビジョンチャネルが有する帯域(バンド幅)中に含まれる全ての信号を確実に受信することができるため、特に画質の劣化を抑えることができる。
上記において、前記ビデオイコライザ部が、インダクタンス素子とキャパシタ素子とからなる回路と、第1の抵抗と、前記第1の抵抗よりも抵抗値の小さな第2の抵抗とを有しており、前記第2の切換部の切り換え動作により、前記第1の抵抗と第2の抵抗のいずれか一方が前記インダクタンス素子に並列接続されることが好ましい。
上記手段ではインダクタンス素子に並列接続される素子として、第1の抵抗が選択されたときは前記ビデオイコライザ部の周波数特性を高域の持ち上がった特性とし、、第2の抵抗が選択されたときは前記ビデオイコライザ部の周波数特性を第1の抵抗が選択されたときに比べて高域の持ち上がりの小さな周波数特性とすることができる。
上記において、前記選択制御部は、所定のテレビジョンチャネルが選択されたときに、第1の切換部が前記第1のトラップ部を通過する経路を選択し、且つ、第2の切換部が前記第1の抵抗を選択するための選択信号を出力することを特徴とする。
あるいは前記選択制御部は、所定のテレビジョンチャネル以外のチャネルが選択されたときに、第1の切換部が前記迂回部を選択し、且つ、第2の切換部が前記第2の抵抗を選択するための選択信号を出力することを特徴とする。
上記手段では、US6chが選択されたときと、それ以外のチャネルが選択されたときとで、適正な回路を構成することができる。
例えば、前記第1のトラップ部が、下限を88MHzとする所定の周波数帯域内の信号を減衰させるものであることが好ましく、また前記所定のテレビジョンチャネルの信号帯域が、82MHz以上88MHz以下であることが好ましい。
上記手段では、米国におけるTV放送の第6チャネルを確実に受信することができる。
前記選択制御部は、チャネル切換え信号に応じて選択信号を生成するものであることを特徴とするものである。
上記手段では、第1の切換部と第2の切換部の切り換え動作を同期させることができる。このため、所定のテレビジョンチャネルを選択するときと、前記所定のテレビジョンチャネル以外のチャネルを選択するときとで、適切な回路を正しく選択することができる。
また本考案は、FM放送帯の周波数の信号を減衰させるためのFMトラップ部と、前記FMトラップ部の後段に接続されるとともに、映像ベースバンド信号を出力する映像検波部と、前記映像検波部に接続されたビデオイコライザ部とを備え、
前記FMトラップ部は、所定のテレビジョンチャネル受信時にオンとなり、前記所定のテレビジョンチャネル受信時以外にオフとなるように構成され、前記ビデオイコライザ部は、インダクタンス素子とキャパシタ素子とによる回路及び前記インダクタンス素子に接続された2つの抵抗で構成されており、前記所定のテレビジョンチャネル受信時に前記一方の抵抗が選択され、前記所定のテレビジョンチャネル受信時以外の時には前記一方の抵抗の抵抗値よりも小さな抵抗値からなる他方の抵抗が選択されるようにしたことを特徴とするものである。
上記においては、第1の出力端と、第2の出力端と、前記第1の出力端との間又は前記第2の出力端との間で択一的に導通する入力端とを持つ切換回路の前記入力端を、前記インダクタンス素子の前記映像検波回路側の一端に接続し、
前記第1の出力端に第1の抵抗の一端を接続し、前記第2の出力端に第2の抵抗の一端を接続するとともに、前記第1及び第2の抵抗の他端同士を接続し、その接続点を前記インダクタンス素子の他端に接続し、前記第1の抵抗の抵抗値を前記第2の抵抗の抵抗値より大きく設定し、前記FMトラップ回路をオンにすると同時に、前記切換回路を前記第1の抵抗側に切り換えるようにしたことが好ましい。
上記手段では、ビデオイコライザ部の切り換え動作を確実に行うことができる。
本考案のテレビジョンチューナでは、例えば米国FMラジオ放送の下限側の帯域に設けられた第6チャネルのような所定のテレビジョンチャネルに対する周波数特性を平坦化することができる。このため、このような所定のテレビジョンチャネルを構成するバンド幅内の低域から高域の全範囲に含まれる信号を確実に受信することができる。
図1は本考案のテレビジョンチューナの全体の構成を示すブロック図、図2はIF部の構成を示すブロック図、図3は本考案の主要部としてのビデオイコライザ部を示す回路構成図である。
本考案では、所定のテレビジョンチャネル(例えば米国におけるTV放送の第6チャネル(US6ch:82MHz〜88MHz))と、これに上側側に設けられた放送帯(例えば、FMラジオ放送帯(88MHz〜108MHz))などの関係のように2つの周波数帯域が互いに近接し合う状態であって、一方の放送帯の下限側で且つ境目周波数(88MHz)近傍にトラップ(FMトラップ)をかけて減衰させた状態で、他方の信号帯(所定のテレビジョンチャネル)から所望の受信信号を取り出す場合であり、前記トラップの影響が前記他方の信号帯から検出される受信信号に及ばないようにしたものであり、特に前記他方の信号帯の前記境目周波数に近い上限側(高域側)の周波数特性をフラットにすることができるようにしたものである。
図1において、本考案のテレビジョンチューナは、信号入力部11と、バンドパスフィルタ部(BPF)12と、第1の切換部13と、FMトラップ部(第1のトラップ)14と、迂回部15と、単同調部16と、高周波増幅部(RFAMP)17と、複同調部18と、混合部(MIX)19と、局部発振部20と、選局制御部21と、IF部30、ビデオイコライザ部40、バッファ部25および信号出力部26とを備えている。
前記IF部30は、図2に示すようにSAWフィルタ31、中間周波数増幅部32、映像検波部33、第2のトラップ部34および映像増幅部35を備えている。
また前記ビデオイコライザ部40は、図3に示すように第2の切換部41と、抵抗値R1からなる第1の抵抗42と、同じく抵抗値R2からなる第2の抵抗43と、インダクタンスLからなるインダクタンス素子44および容量Cからなるキャパシタ素子45とを有して構成されている。前記ビデオイコライザ部40の基本構成はインダクタンス素子44とキャパシタ素子45とからなる回路であり、インダクタンス素子44の両端には第1の抵抗42と第2の抵抗43のいずれかが選択的に並列接続されるようになっている。
図1に示す前記選局制御部21は、図示しないリモコン装置などから与えられるチャネル切換え信号を受信すると、これに応じた選局電圧eを前記局部発振部20に与える。前記選局電圧eを受信した局部発振部20は、内部に設けられたPLL回路(図示せず)などを用いて局部発振信号を選局されたチャネルに応じた所定の周波数(局部発振周波数)に合わせ込むように機能する。そして、このように合わせ込まれた局部発振周波数信号f1は前記混合部19に与えられる。
また前記選局制御部21は、例えばUS6chが選択されたときには0vからなる選択信号S1を生成し、US6ch以外のチャネルが選択されたときには5vからなる選択信号S1を生成し、それぞれ前記第1の切換部13および第2の切換部41などに出力するように機能する。
図3に示すように、前記ビデオイコライザ部40を構成する前記第1の抵抗42と第2の抵抗43は、前記メインとなる信号経路に対して接続可能な状態で設けられている。すなわち、前記IF部30の出力端子と前記第1の抵抗42および第2の抵抗43の各入力端子との間には第2の切換部41が設けられており、この第2の切換部41は前記選局制御部21からの前記選択信号S1に応じて第1の抵抗42と第2の抵抗43のいずれかを選択して自在に切り換えることが可能とされている。
前記インダクタンス素子44は、前記第1の抵抗42又は第2の抵抗43に対して並列接続されている。そして、前記第1の抵抗42、第2の抵抗43およびインダクタンス素子44の出力側の端子は、ともに前記バッファ部25に入力され、且つ前記キャパシタ素子45を介して接地されている。
前記ビデオイコライザ部40は、前記インダクタンス素子44、前記キャパシタ素子45及び前記第1の抵抗42叉は前記第2の抵抗43により、高域特に色副搬送波周波数(3.58MHz)近辺におけるピーキング回路を構成しており、前記第1の抵抗42叉は前記第2の抵抗43の抵抗値によりピーキング量を調整している。即ち、この抵抗値が大きいときピーキング量も大きくなるとともに高域特に色副搬送波周波数(3.58MHz)近辺の持ち上がった周波数特性となり、逆にこの抵抗値が小さいとき、ピーキング量も小さくなり、高域の持ち上がりの小さな周波数特性となる。
前記第1の抵抗42と前記第2の抵抗43との関係は、第1の抵抗42の抵抗値R1が第2の抵抗43の抵抗値R2に比較して大きな抵抗値となるように設定されている(R1>R2)。なお、後述するように、前記ビデオイコライザ部40の構成は上記図3に示す構成に限定されるものではない。
以下には、本考案のテレビジョンチューナの動作について説明する。
図1に示すように、信号入力部11には、外部アンテナが捕えられたテレビ放送やFMラジオ放送などからなる受信信号rfが与えられる。前記信号入力部11に与えられた受信信号rfは前記バンドパスフィルタ12に入力される。このバンドパスフィルタ12は、前記テレビ放送やFMラジオ放送の放送帯域外に存在する不要な信号(低周波帯域および高周波帯域の信号)をおおよその範囲で除去し、本来必要とする放送帯に存在する受信信号(テレビ放送やFMラジオ放送)rfを通過させるように機能する。
前記バンドパスフィルタ12を通過した受信信号rfは、第1の切換部13において選択され、一方はFMトラップ部14を介して単同調部16に入力され、他方は迂回部15を介して直接的に前記単同調部16に入力されるようになっている。
前記第1の切換部13は、選局制御部21から与えられる前記0v又は5vの選択信号S1に応じて切り換えられる。例えば、0vの選択信号(US6ch受信時)S1が与えられると、第1の切換部13の端子SW0と端子SW2の間が開放され、端子SW0と端子SW1とが接続され(図1に実線で示す第1の導通状態)、5vの選択信号(US6ch以外のチャネル受信時)S1が与えられると端子SW0と端子SW1の間が開放され、端子SW0と端子SW2とが接続される(図1に点線で示す第2の導通状態)。なお、このような第1の切換部13としては、例えば特開平11−205699号公報などに記載されているスイッチングダイオードなどを用いることができる。
前記第1の導通状態が選択(US6ch受信時)されると、迂回部15がメインの信号経路から切り離されるため、受信信号rfはFMトラップ部14を介して単同調部16に入力される。一方、前記第2の導通状態が選択(US6ch以外のチャネル受信時)されると、前記受信信号rfはFMトラップ部14を通らずに、前記迂回部15を通じて直接的に前記単同調部16に入力される。
前記FMトラップ部14は、US6chの帯域に近接したFMラジオ放送周波数を含む所定の周波数帯域内の信号だけを減衰させる減衰器として構成されている。このため、前記第1の導通状態が選択(US6ch受信時)されたときには前記FMラジオ放送周波数成分を減衰させた受信信号rfが単同調部16に入力され、また前記第2の導通状態が選択(US6ch以外の受信時)されたときにはFMラジオ放送周波数成分を含む受信信号rfが単同調部16に入力される。
図4はビデオイコライザ部が接続されていないと仮定した場合におけるIF部の出力端でのベースバンド周波数特性を示す概念図である。
前記FMトラップ部14の周波数特性がUS6chとFMラジオ放送との境目となる境界周波数(88MHz)の手前から所定の勾配(例えば−20dB/dec)で減衰させるようになっているため、前記FMトラップ部14の影響により、図4に示すように、前記IF部の出力端で見たときのベースバンド周波数特性はベースバンド信号の高域部即ち色副搬送波周波数(3.58MHz)近辺が減衰させられた状態にある(ハッチング部分の信号)。
前記単同調部16では所望チャネルの受信信号を選択する。次いでこの受信信号は高周波増幅部17において増幅され、その後段に接続された複同調部18において所望チャネルの受信信号がさらに選択され、選択された受信信号は混合部19において局部発振部20から出力される局部発振周波数信号f1と混合されて中間周波信号ifに変換され、この中間周波信号ifがIF部30に出力される。なお、前記中間周波信号ifには、映像中間周波数信号、色副搬送波数信号および音声中間周波数信号などが含まれている。
図2に示すように、前記IF部30に入力された中間周波信号ifは、SAWフィルタ31を介して中間周波数増幅部32に入力される。SAWフィルタ31は中間周波数帯における前記映像中間周波数信号と色副搬送波数信号と音声中間周波信号ifを所定のレベルにするような伝送特性を有している。中間周波数増幅部32で所定レベルに増幅された中間周波信号ifは、映像検波部33によって検波されてビデオ信号(「映像ベースバンド信号」ともいう。)vに変換される。
前記ビデオ信号vは第2のトラップ部34を介して映像増幅部35に入力される。前記映像増幅部35によって増幅されたビデオ信号vはビデオイコライザ部40に入力される。なお、前記第2のトラップ部34は、前記ビデオ信号vに混入している音声信号や所望のチャネルに隣接する他のチャネルの信号レベルを抑えることにより、これらの信号が前記所望のチャネルに及ぼす妨害縞などの悪影響を抑えるように機能する。
図5はUS6chが選択された時のビデオイコライザ部が有するベースバンド周波数特性を示す概念図である。
US6chが選択されたときには、前記選局制御部21から出力される選択信号S1により前記第2の切換部41の端子SW0と端子SW1との間が接続させられるため、前記インダクタンス素子44の両端に大きな抵抗値R1からなる第1の抵抗42が並列接続される。
このとき、前記ビデオイコライザ部40のベースバンド周波数特性は図5に示すものとなる。前記ビデオイコライザ部が接続されていないと仮定した場合におけるIF部の出力端での周波数特性が、前記FMトラップ部14の影響によってベースバンド信号の高域部即ち副搬送波周波数(3.58MHz)近辺が減衰するため(図4参照)、前記ビデオイコライザ部の周波数特性はそれを補償するように、対応する部分のレベルを高めることにより高域部分即ち副搬送波周波数(3.58MHz)近辺が盛り上がるような特性を有する。
即ち、すなわち前記ビデオイコライザ部の周波数特性は前記インダクタンス素子44、前記キャパシタ素子45及び前記第1の抵抗42によるピーキング回路によって高域の持ち上がった周波数特性となる。
なお、前記インダクタンス素子44のインダクタンスLと前記キャパシタ素子45の容量Cを適切なものとすることにより、前記ビデオイコライザ部40のピーキング周波数を図5に示すような所望の周波数に設定することが可能である。
図6は本考案のテレビジョンチューナ全体の周波数特性を示す概念図である。
図6に示すように、本考案のテレビジョンチューナでは、前記FMトラップ部14で減衰した受信信号の一部を前記ビデオイコライザ部40が補償することが可能となっている。このため、前記FMトラップ部14とビデオイコライザ部40を含めたビデオ信号vの全体の周波数特性を基本的に図6に示すようなフラットな周波数特性とすることができる。
よって、前記境界周波数の下限側に設けられたUS6chの信号帯域に与える影響をこれまで以上に少なくすることができるとともに、前記境界周波数の上限側に位置する前記FMラジオ放送をより効果的に減衰させることができる。このため、前記US6chの受信したときの画質を向上させることが可能となる。
一方、US6ch以外のチャネルが選択されたときには、前記選局制御部21からの選択信号S1により、図3にて破線で示すように前記第2の切換部41の端子SW0と端子SW2との間が接続させられる。これにより、前記インダクタンス素子44の両端には第1の抵抗42の抵抗値R1より小さな抵抗値R2からなる第2の抵抗43が並列接続される。
前記第2の抵抗43の抵抗値R2は、前記第1の抵抗42の抵抗値R1に比較して小さい(R1>R2)。同時にこのときの前記ビデオイコライザ部における前記インダクタンス素子44、前記キャパシタ素子45及び前記第2の抵抗43によるピーキング回路のピーキング量は、前記第1の抵抗42が接続された時に比べて小さくなる。
すなわち、抵抗値の小さな前記第2の抵抗43がインダクタンス素子44の両端に接続されると、IF部30から出力されたビデオ信号vは、前記ビデオイコライザ部のピーキング回路によって、その周波数特性における高域部即ち副搬送波周波数(3.58MHz)近辺のレベルが幾分か持ち上げられ、結果として前記ビデオイコライザ部の出力端においては図6のようなほぼ平坦な特性となって出力される。
上記においては、US6chの選択動作に連動して、前記第2の切換部41を切り換えるようにし、境界周波数の下限側帯域(US6ch)の特に高域側の減衰の落ち込みを補償するようにしたことから、前記下限側帯域のチャネル(US6ch)の画質を改善することが可能となる。
上記実施の形態においては、前記第2の切換部41によって前記第1の抵抗または第2の抵抗を切り換えられる構成を示したが、本考案はこれに限られるものではない。例えば、前記第1の抵抗または第2の抵抗の代わりに、可変抵抗器を設け、所定のテレビチャネルを受信するときとそれ以外のチャンネルを受信する時とで抵抗値を変えるようにした構成であっても良い。
また上記実施の形態においては第1の切換部13が、バンドパスフィルタ12の後段で且つ前記FMトラップ部14と迂回部15の前段に設けられた構成を示したが、本考案はこれに限られるものではなく、前記FMトラップ部14と迂回部15の後段で且つ前記単同調部16の前段に設けられる構成であってもよい。
さらに上記実施の形態においては所定のテレビチャネルおよび放送帯の実施例として、米国第6チャネルとFMラジオ放送の場合について説明したが、本考案はこれに限られるものではなく他の放送帯を対象とするものであってもよい。
本考案のテレビジョンチューナの全体の構成を示すブロック図、 IF部の構成を示すブロック図、 本考案の主要部としてのビデオイコライザ部を示す回路構成図、 ビデオイコライザ部が接続されていないと仮定した場合におけるIF部の出力端でのベースバンド周波数特性を示す概念図、 ビデオイコライザ部が有するベースバンド周波数特性を示す概念図、 本考案のテレビジョンチューナ全体の周波数特性を示す概念図、
符号の説明
11 信号入力部
12 バンドパスフィルタ部(BPF)
13 第1の切換部
14 FMトラップ部(第1のトラップ)
15 迂回部
16 単同調部
17 高周波増幅部(RFAMP)
18 複同調部
19 混合部(MIX)
20 局部発振部
21 選局制御部
25 バッファ部
26 信号出力部
30 IF部
31 SAWフィルタ
32 中間周波数増幅部
33 映像検波部
34 第2のトラップ部
35 映像増幅部
40 ビデオイコライザ部
41 第2の切換部
42 第1の抵抗
43 第2の抵抗
44 インダクタンス素子
45 キャパシタ素子
S1 選択信号
rf 受信信号
v ビデオ信号

Claims (9)

  1. 受信信号をそのまま通過させる迂回部と、前記受信信号に含まれる所定の信号帯域を減衰させる第1のトラップ部と、前記受信信号が通過する信号経路を前記第1のトラップ部と前記迂回部のいずれかに切り換える第1の切換部と、前記第1のトラップ部または前記迂回部を通過した信号を検波して所定の信号帯域からなる映像ベースバンド信号を生成する映像検波部と、前記所定の信号帯域内の周波数特性を補償するビデオイコライザ部と、前記ビデオイコライザ部の動作を切り換える第2の切換部と、前記第1の切換部と前記第2の切換部との切り換え動作を制御する選択制御部と、を有することを特徴とするテレビジョンチューナ。
  2. 前記ビデオイコライザ部が、インダクタンス素子とキャパシタ素子とからなる回路と、第1の抵抗と、前記第1の抵抗よりも抵抗値の小さな第2の抵抗とを有しており、前記第2の切換部の切り換え動作により、前記第1の抵抗と第2の抵抗のいずれか一方が前記インダクタンス素子に並列接続されることを特徴とする請求項1記載のテレビジョンチューナ。
  3. 前記選択制御部は、所定のテレビジョンチャネルが選択されたときに、第1の切換部が前記第1のトラップ部を通過する経路を選択し、且つ、第2の切換部が前記第1の抵抗を選択する選択信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のテレビジョンチューナ。
  4. 前記選択制御部は、所定のテレビジョンチャネル以外のチャネルが選択されたときに、第1の切換え部が前記迂回部を選択し、且つ、第2の切換え部が前記第2の抵抗を選択する選択信号を出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のテレビジョンチューナ。
  5. 前記第1のトラップ部が、下限を88MHzとする所定の周波数帯域内の信号を減衰させるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のテレビジョンチューナ。
  6. 前記所定のテレビジョンチャネルの信号帯域が、82MHz以上88MHz以下であることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載のテレビジョンチューナ。
  7. 前記選択制御部は、チャネル切換え信号に応じて選択信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のテレビジョンチューナ。
  8. FM放送帯の周波数の信号を減衰させるためのFMトラップ部と、前記FMトラップ部の後段に接続されるとともに、映像ベースバンド信号を出力する映像検波部と、前記映像検波部に接続されたビデオイコライザ部とを備え、
    前記FMトラップ部は、所定のテレビジョンチャネル受信時にオンとなり、前記所定のテレビジョンチャネル受信時以外にオフとなるように構成され、前記ビデオイコライザ部は、インダクタンス素子とキャパシタ素子とによる回路及び前記インダクタンス素子の両端間に接続された2つの抵抗で構成されており、前記所定のテレビジョンチャネル受信時に前記一方の抵抗が選択され、前記所定のテレビジョンチャネル受信時以外の時には前記一方の抵抗よりも大きな抵抗値からなる他方の抵抗が選択されるようにしたことを特徴とするテレビジョンチューナ。
  9. 第1の出力端と、第2の出力端と、前記第1の出力端との間又は前記第2の出力端との間で択一的に導通する入力端とを持つ切換回路の前記入力端を、前記インダクタンス素子の前記映像検波回路側の一端に接続し、
    前記第1の出力端に第1の抵抗の一端を接続し、前記第2の出力端に第2の抵抗の一端を接続するとともに、前記第1及び第2の抵抗の他端同士を接続し、その接続点を前記インダクタンス素子の他端に接続し、前記第1の抵抗の抵抗値を前記第2の抵抗の抵抗値より大きく設定し、前記FMトラップ回路をオンにすると同時に、前記切換回路を前記第1の抵抗側に切り換えるようにしたことを特徴とする請求項8記載のテレビジョンチューナ。
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