JP2005277919A - チューナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 妨害波除去性能を向上させることができる。
【解決手段】 チューナは、選局チャネルに応じて、受信信号の同調用およびイメージ信号除去用の周波数を変化させる入力同調回路24を含み、これを通過した受信信号を同様に同調し、イメージ信号を減衰させる出力同調回路12を含み、これを通過した受信信号を入力し、選局チャネルに応じて内部のインピーダンスを変更する可変型整合回路10を含み、これを通過した受信信号を、周波数変換したIF信号の同調と、IF帯の隣接上側信号およびIF帯の隣接下側信号の除去とを行なうタンク回路19を含み、これを通過したIF信号の復調を行なうアナログ復調回路23を含み、これから入力したベースバンド帯の映像信号に含まれるIF帯の音声信号を除去し、ベースバンド帯の映像信号の帯域以下の信号を通過させるイコライザ回路27とを含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、チューナに関し、特に妨害波除去性能を向上させるチューナに関する。
アナログのテレビジョン放送が開始されて50年が経過し、テレビの保有世帯が2000万世帯から3000万世帯となっている。日本ではようやく2003年にデジタルの地上波放送が開始され、2011年にはアナログ放送が停止されることになっている。このような放送波数の増大に対応して、テレビジョン信号受信用チューナは、妨害波の除去性能の向上が、ますます要求されている。
テレビジョン信号受信用チューナは、たとえば米国(US)向けのチューナでは、470〜860MHzを受信するUHF(Ultra High Frequency)バンドと、170〜470MHzを受信するVHF(Very High Frequency)ハイバンドと、54〜170MHzを受信するVHFローバンドとに分割され、バンドごとに受信回路を有する。ただし、バンドがどのように分割されるかは仕向け地により異なり、特に規定されていない。従来のテレビジョン信号受信用チューナでは、一般に、シングルコンバージョン方式(スーパーヘテロダイン方式)が用いられる。
ここで、シングルコンバージョン方式(スーパーヘテロダイン方式)とは、無線通信の受信機において、受信した高周波信号と局部発振信号を乗算することにより、高周波信号を、高周波信号と局部発振信号の周波数の差である中間周波数(IF周波数)に周波数変換し、これを増幅したあとに復調等の受信処理を行なう方式である。
特許文献1記載のテレビジョン装置は、チューナおよびVIF(Video Intermediate Frequency)回路における、増幅器の歪みで発生する妨害波や、妨害波となる隣接信号を検出し、このような妨害波の検出量が多いほど、チューナ部の増幅器の出力を小さくして、妨害波の発生を抑制するものである。ここで、隣接信号とは、選局されたチャネルに隣接するチャネルの信号、すなわち、選局したチャネルの周波数帯域に対して、周波数軸でみて、隣に位置するチャネルであり、上側の周波数帯域のチャネルの信号(以下、隣接上側信号とする)または下側の周波数帯域のチャネルの信号(以下、隣接下側信号とする)のことである。
特開昭58−92146号公報
特許文献1記載のテレビジョン装置は、妨害波の検出量が多いほど、主信号であるテレビジョン信号の増幅器の出力を小さくする制御を行なうものであるが、増幅器の出力を小さくするだけでは、妨害波を除去する手段としては不十分であった。
そこで、本発明は、妨害波除去性能を向上させたチューナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るチューナは、選局されたチャネルの周波数に応じて、同調する周波数を変化させ、受信信号を同調するとともに、選局されたチャネルの周波数に応じて、減衰させる周波数を変化させ、イメージ信号を減衰させる入力同調回路を含み、選局されたチャネルの周波数に応じて、同調する周波数を変化させ、入力同調回路を通過した受信信号を同調するとともに、選局されたチャネルの周波数に応じて、減衰させる周波数を変化させ、イメージ信号を減衰させる出力同調回路を含み、出力同調回路を通過した受信信号を入力し、選局されたチャネルの周波数に応じて内部のインピーダンスを変更する可変型整合回路を含み、可変型整合回路を通過した受信信号を、IF信号に周波数変換するミキサ回路を含み、ミキサ回路から入力したIF信号の同調と、ミキサ回路から入力したIF信号について、選局されたチャネルの周波数帯域に対して、周波数軸でみて、上側の隣に位置するチャネルの信号を周波数変換することにより生成されたIF帯の隣接上側信号の除去と、選局されたチャネルの周波数帯域に対して、周波数軸でみて、下側の隣に位置するチャネルの信号を周波数変換することにより生成されたIF帯の隣接下側信号の除去とを行なうIF同調回路を含み、IF同調回路を通過したIF信号から、IF帯における映像信号用の所定の帯域成分からなる第1の信号を生成し、IF帯における音声信号用の所定の帯域成分からなる第2の信号を生成し、第1の信号及び第2の信号をベースバンド帯へ周波数変換し、復調を行ない、ベースバンド帯の第1の信号およびベースバンド帯の第2の信号を生成し、出力する復調回路を含み、復調回路から入力したベースバンド帯の第1の信号に含まれるIF帯の音声信号を除去し、ベースバンド帯の映像信号の帯域以下の信号を選択的に通過させるイコライザ回路とを含む。
好ましくは、入力同調回路は、第1の可変容量ダイオードと、第2の可変容量ダイオードと、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のコイルと、第2のコイルとを含み、第1の可変容量ダイオードは、カソードに第1のコンデンサが接続され、アノードに第2の可変容量ダイオードのアノードと第1のコイルと第2のコイルとが接続され、第2の可変容量ダイオードは、カソードに第2のコンデンサが接続され、第1のコンデンサは、第1のコイルに接続され、第1の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力され、第2の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力される。
好ましくは、出力同調回路及び可変型整合回路は、第3の可変容量ダイオードと、第4の可変容量ダイオードと、第3のコンデンサと、第4のコンデンサと、第3のコイルと、第4のコイルとを含み、第3の可変容量ダイオードは、アノードに第4の可変容量ダイオードのアノードと第3のコイルと第4のコンデンサとが接続され、第4の可変容量ダイオードは、カソードに第3のコンデンサが接続され、第4のコンデンサは、第4のコイルに接続され、第3の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力され、第4の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力される。
好ましくは、IF同調回路は、第5のコンデンサと、第6のコンデンサと、第7のコンデンサと、第8のコンデンサと、第5のコイルと、第6のコイルと、第7のコイルと、第8のコイルとを含み、第5のコンデンサの一端と第5のコイルの一端とが第1のノードに接続され、第5のコンデンサの他端と第5のコイルの他端とが第2のノードに接続され、
第1のノードおよび第2のノードにミキサ回路を通過したIF信号が入力され、第1のノードに、第6のコンデンサの一端と、第7のコンデンサの一端と、第8のコンデンサの一端と、第6のコイルの一端と、第7のコイルの一端と、第8のコイルの一端とが接続され、第2のノードに、第6のコンデンサの他端と、第7のコンデンサの他端と、第8のコンデンサの他端と、第6のコイルの他端と、第7のコイルの他端と、第8のコイルの他端とが接続される。
好ましくは、イコライザ回路は、トラップと、イコライザと、第9のコンデンサと、第10のコンデンサと、第11のコンデンサと、第9のコイルと、第10のコイルと、第11のコイルとを含み、トラップおよび第9のコイルにベースバンド帯の映像信号が入力され、イコライザは、入力にトラップと第9のコイルとが接続され、出力に第10のコンデンサと第10のコイルとが接続され、第9のコンデンサは、第10のコンデンサと第11のコンデンサと第10のコイルと第11のコイルとに接続される。
好ましくは、IF同調回路は、ミキサ回路から入力したIF信号の同調を行なうタンク回路を含み、ミキサ回路から入力したIF信号について、IF帯の隣接上側信号の除去と、IF帯の隣接下側信号の除去とを行なうSAWトラップを含み、タンク回路は、第5のコンデンサと、第5のコイルとを含み、第5のコンデンサの一端と第5のコイルの一端とが第1のノードに接続され、第5のコンデンサの他端と第5のコイルの他端とが第2のノードに接続され、第1のノードおよび第2のノードにミキサ回路を通過したIF信号が入力され、SAWトラップは、トラップと、第12のコンデンサと、第12のコイルとを含み、第12のコイルにタンク回路を通過したIF信号が入力され、第12のコイルは、トラップと第12のコンデンサとが接続される。
妨害波除去性能を向上させることができる。
まず、本実施の形態に係るチューナとの比較のために、従来のチューナについて説明する。
[構成]
図1は、従来から使用されいていると想定される、シングルコンバージョン方式のチューナの概略構成を示す。同図を参照して、このチューナは、ハイパスフィルタ2と、UHF入力回路100と、UHF出力同調回路12と、UHFミキサ回路15と、UHF局部発振回路18と、VHFハイバンド入力同調回路5と、VHFローバンド入力同調回路8と、AGC(automatic gain control)抵抗33と、VHF高周波増幅器11と、VHFハイバンド出力同調回路13と、VHFローバンド出力同調回路14と、VHFミキサ回路17と、VHF局部発振回路16と、VHF局部発振回路20と、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS1と、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS2と、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS3と、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS4と、IF増幅回路21と、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ22と、アナログ復調回路23とを含む。
UHF入力回路100は、入力切替回路3と、入力切替回路4と、AGC抵抗31と、UHF高周波増幅器9とを含む。
ここで、入力切替回路3および入力切替回路4は、バンド選択信号Buの制御により、このチューナが、UHFバンドの信号(以下、UHF信号という)を選択している場合(以下、UHFバンド選択時という)には、入力切替回路3がUHF信号を抽出し、VHFバンドの信号(以下、VHF信号という)を選択している場合(以下、VHFバンド選択時という)には入力切替回路4がVHF信号を抽出する。
[動作]
まず、UHFバンド選択時の、このチューナの動作について説明する。
ハイパスフィルタ2は、5MHzから46MHzを減衰域とし、VHFローバンドの最低周波数である54MHz以上を通過域とするハイパスフィルタであり、入力端子1から受信したテレビジョン信号について、54MHz以上の高域周波数の成分のみを通過させる。
入力切替回路3は、ハイパスフィルタ2を通過したテレビジョン信号のうち、UHF信号を抽出する。
UHF入力同調回路6は、入力切替回路3によって抽出されたUHF信号を入力し、選局信号Vtに応じて、特定のチャネルの周波数を選択し、同調する。ここで、同調とは、ある特定の周波数について、その周波数成分をもつ信号を共振により増幅させることをいい、その周波数以外の成分を相対的に減衰させる効果を有する。また、UHF入力同調回路6において、バンド選択信号Buは、UHF高周波増幅器9に供給するバイアス電圧源として使用される。
AGC抵抗31は、AGC端子30とUHF高周波増幅器9との間に接続される。
AGC端子30は、アナログ復調回路23から供給される利得制御電圧を入力する。
UHF高周波増幅器9は、AGC端子30からAGC抵抗31を介して印加される利得制御電圧を受けて、UHF入力同調回路6によって同調されたUHF信号を増幅する。
UHF出力同調回路12は、UHF高周波増幅器9によって増幅されたUHF信号を入力し、選局信号Vtに応じて、特定のチャネルの周波数を選択し、同調する。
UHFミキサ回路15は、UHF局部発振回路18からの局部発振信号を入力し、UHF出力同調回路12によって同調されたUHF信号をIF信号に周波数変換する。
IF増幅回路21はUHFミキサ回路15からIF信号を入力し、増幅する。
SAWフィルタ22は、ハイパスフィルタであり、IF増幅回路21から入力した信号のうち、UHF信号から周波数変換されたIF信号以外の周波数成分を除去する。
アナログ復調回路23は、SAWフィルタ22から入力したIF信号から、IF帯における映像信号用の所定の帯域からなるIF信号(IF帯の映像帯域信号とする)を生成し
、また、SAWフィルタ22から入力したIF信号から、IF帯における音声信号用の所定の帯域からなるIF信号(IF帯の音声帯域信号とする)を生成し、これらのIF信号をベースバンド帯へ周波数変換し、復調を行ない、ベースバンド帯の映像帯域信号およびベースバンド帯の音声帯域信号を生成し、出力する。また、これらのIF信号または復調したベースバンド帯の帯域信号のレベルに応じて、利得制御電圧を生成し、AGC端子30を介してUHF高周波増幅器9へ出力する。
次に、VHFバンド選択時の、このチューナの動作について説明する。
入力切替回路4は、ハイパスフィルタ2を通過したテレビジョン信号のうち、VHF信号を抽出する。
ハイバンド/ローバンド切替スイッチ25は、VHF信号を、VHFハイバンド信号とVHFローバンド信号とで切り替える。VHFハイバンド入力同調回路5は、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS1で切り替えられた、VHFハイバンド信号を入力し、同調する。
一方、VHFローバンド入力同調回路8は、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS1で切り替えられた、VHFローバンド信号を入力し、同調する。
AGC抵抗33は、AGC端子30とVHF高周波増幅器11との間に接続される。AGC端子30は、アナログ復調回路23から供給される利得制御電圧を入力する。
VHF高周波増幅器11は、AGC端子30からAGC抵抗33を介して印加される利得制御電圧を受けて、VHFハイバンド信号またはVHFローバンド信号を増幅する。
ハイバンド/ローバンド切替スイッチS2は、VHF高周波増幅器11によって増幅されたVHFハイバンド信号またはVHFローバンド信号を入力し、切り替える。VHFハイバンド出力同調回路13は、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS2で切り替えられた、VHFハイバンド信号を入力し、同調する。
VHFローバンド出力同調回路14は、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS2で切り替えられた、VHFローバンド信号を入力し、同調する。
VHFミキサ回路17は、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS4で切り替えられた局部発振信号を入力し、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS3で切り替えられたVHFハイバンド信号またはVHFローバンド信号をIF信号に周波数変換する。
ここで、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS4は、VHFハイバンド信号を周波数変換するための局部発振信号を出力するVHFハイバンド局部発振回路20およびVHFローバンド信号を周波数変換するための局部発振信号を出力するVHFローバンド局部発振回路16を入力し、切り替える。
IF増幅回路21はVHFミキサ回路16からIF信号を入力し、増幅する。
SAWフィルタ22は、ハイパスフィルタであり、IF増幅回路21から入力した信号のうち、VHF信号から周波数変換されたIF信号以外の周波数成分を除去する。
アナログ復調回路23は、SAWフィルタ22から入力したIF信号から、IF帯における映像信号用の所定の帯域からなるIF信号(IF帯の映像帯域信号とする)を生成し
、また、SAWフィルタ22から入力したIF信号から、IF帯における音声信号用の所定の帯域からなるIF信号(IF帯の音声帯域信号とする)を生成し、これらのIF信号をベースバンド帯へ周波数変換し、復調を行ない、ベースバンド帯の映像帯域信号およびベースバンド帯の音声帯域信号を生成し、出力する。また、これらのIF信号または復調したベースバンド帯の帯域信号のレベルに応じて、利得制御電圧を生成し、AGC端子30を介してUHF高周波増幅器11へ出力する。
なお、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS1〜S4の切替動作は、VHFハイバンドとVHFローバンドの選択に応じて、図示しない制御回路により行なわれる。
また、バンド選択信号Buは、UHFバンドとVHFバンドの選択に応じて、また、選局信号Vtは、選局するチャネルの周波数に応じて、図示しない制御回路によって生成され、出力されるものである。
次に、このチューナにおけるUHF入力回路100を具体化したものについて説明する。
[構成]
図2は、このチューナにおけるUHF入力回路100の具体的な構成を示す。同図を参照して、このUHF入力回路100は、コンデンサCdと、コンデンサCe31と、コンデンサCe32と、コンデンサCe33と、コンデンサCe34と、コンデンサCe35と、コンデンサCe36と、コンデンサCe37と、コンデンサChと、コンデンサCtと、コイルL31と、コイルL32と、コイルL33と、コイルL34と、コイルL35と、コイルL36と、抵抗R31と、抵抗R32と、抵抗R33と、抵抗R34と、抵抗R36と、AGC抵抗33と、ダイオードSW31と、ダイオードSW32と、ダイオードSW33と、可変容量ダイオードDt31と、UHF高周波増幅器9とを含む。
ダイオードSW31のアノードが外部(図1に示すハイバンド/ローバンド切替スイッチS1)に接続され、カソードがダイオードSW32のカソードおよびコイルL33に接続される。
ダイオードSW32のアノードがコンデンサCe32および抵抗R32に接続される。
ダイオードSW33のカソードがコンデンサCd、抵抗R31およびコイルL33に接続され、アノードが抵抗R33およびコンデンサChに接続される。
コンデンサCd31はその一端が外部(図1に示すハイパスフィルタ2)に接続される。
抵抗R31、コンデンサCe31、コンデンサCe32、コンデンサCe33、コンデンサCe34、コンデンサCe35、コンデンサCe36、コンデンサCe37、コンデンサCt、コイルL31およびコイルL32は、これらの一端が第1の固定電位(接地電位)に接続される。
バンド選択信号Buが抵抗R32、抵抗R33およびコンデンサCe31に入力される。
コンデンサCh、コイルL31およびコイルL34が接続される。
可変容量ダイオードDt31のカソードがコンデンサCtおよび抵抗R34に接続され、アノードがコイルL32、コイルL34およびコンデンサCd32に接続される。
選局信号Vtは、コンデンサCe33および抵抗R34に入力される。
バンド選択信号Buが、コンデンサCe34および抵抗R34に入力される。
AGC端子30は、コンデンサCe35およびAGC抵抗31に接続される。
UHF高周波増幅器9は、2つの入力のうち、一方がコンデンサCd32およびコイルL35に接続され、他方が、AGC抵抗31およびコンデンサCe37に接続される。
UHF高周波増幅器9の出力は、抵抗R36および外部(図1に示すUHF出力同調回路12)に接続される。
+B端子は、コンデンサCe36およびコイルL36に接続される。
コイルL36および抵抗R36が接続される。
コンデンサCd31およびコンデンサCd32は、外部回路からの直流電位の影響を排除する。
抵抗R31および抵抗R33は、ダイオードSW33に印加される電圧を決めるためのものであり、抵抗R31および抵抗R32でダイオードSW31およびダイオードSW32に印加される電圧を決めるためのものである。
コンデンサCe31、コンデンサCe32、コンデンサCe33、コンデンサCe34、コンデンサCe35、コンデンサCe36およびコンデンサCe37は、高調波のノイズを除去する。
コイルL33、コイルL31およびコンデンサChは、ハイパスフィルタを構成し、UHFバンドより低い周波数成分を除去する。
ここで、UHF入力回路100においては、このハイパスフィルタの振幅特性による影響から、UHFバンドにおける低域の周波数において回路の利得が低く、感度偏差が劣化することになるため、コイルL35を配置している。すなわち、コイルL35は、UHFバンドより低い周波数について共振し、信号を増幅させる特性を有し、この特性の影響により、UHFバンドにおける低域の周波数において回路の利得を増加させ、UHFバンド内の感度偏差の劣化を防いでいる。ここで、感度偏差とは、ある特定の周波数領域内において、回路が動作可能な最小レベルの各周波数におけるばらつきをいう。
可変容量ダイオードDt31、コンデンサCtおよびコイルL32は、共振回路を構成する。
コイルL36は、RFチョークコイルであり、UHF信号より低い周波数の信号を除去する。
抵抗R36は、コイルL36による共振を防ぐために、回路のインピーダンスをあげるためのものである。
+B端子は、UHF高周波増幅器9の出力電圧を得るためのものであり、常に第2の固定電位(電源電圧)である。
AGC端子30は、アナログ復調回路23から供給される利得制御電圧を入力する。
なお、UHF入力回路100に入力されるバンド選択信号Bu、選局信号VtおよびダイオードSW31のアノードに供給される電圧は、図示しない制御回路により、以下のように電圧制御されるものとする。
バンド選択信号Buは、UHFバンド選択時は、第2の固定電位(電源電圧)となり、VHFバンド選択時は、第1の固定電位(接地電位)となる。
選局信号Vtは、現在選局しているチャネルの周波数より、これから選局するチャネルの周波数が低いときは、供給する電圧を小さくなる。これにより、可変容量ダイオードDt31に印加される逆電圧が小さくなり、可変容量ダイオードDt31の容量が大きくなり、可変容量ダイオードDt31、コンデンサCtおよびコイルL32からなる共振回路の共振周波数を小さくすることができる。
また、選局信号Vtは、現在選局しているチャネルの周波数より、これから選局するチャネルの周波数が高いときは、供給する電圧が大きくなる。これにより、可変容量ダイオードDt31に印加される逆電圧が大きくなり、可変容量ダイオードDt31の容量が小さくなり、可変容量ダイオードDt31、コンデンサCtおよびコイルL32からなる共振回路の共振周波数を大きくすることができる。
ダイオードSW31のアノードの電位は、UHFバンド選択時は、第1の固定電位(接地電位)となり、VHFバンド選択時は、第2の固定電位(電源電圧)となる。
[動作]
このUHF入力回路100の動作について説明する。
ハイパスフィルタ2を通過したテレビジョン信号が入力される。
ここで、VHFバンド選択時は、Bu端子は第1の固定電位(接地電位)となり、ダイオードSW31のアノードの電位は、第2の固定電位(電源電圧)となる。
したがって、ダイオードSW32およびダイオードSW33は、順方向電圧が印加されないため、オフ状態となる。また、ダイオードSW32のアノードの電位がさがることから、ダイオードSW32のカソードの電位もさがり、ダイオードSW31のカソードの電位がさがることになる。そうすると、ダイオードSW31に順方向電圧が印加されるため、ダイオードSW31がオン状態となる。
そうすると、テレビジョン信号はUHF信号を処理する側、すなわち、コンデンサL31、コンデンサL33およびコイルL31から構成されるハイパスフィルタへは出力されず、VHF信号を処理する側、すなわち、ハイバンド/ローバンド切替スイッチS1へ出力される。
一方、UHFバンド選択時は、Bu端子は第2の固定電位(電源電圧)となり、ダイオードSW31のアノードの電位は、第1の固定電位(接地電位)となる。
このとき、ダイオードSW32およびダイオードSW33は、順方向電圧が印加されるため、オン状態となる。また、ダイオードSW32のアノードの電位があがることから、ダイオードSW32のカソードの電位もあがり、ダイオードSW31のカソードの電位があがることになる。そうすると、ダイオードSW31に順方向電圧が印加されないため、ダイオードSW31がオフ状態となる。
そうすると、テレビジョン信号はVHF信号を処理する側、すなわち、ハイバンド/ローバンド切替スイッチ51へは出力されず、UHF信号を処理する側、すなわち、コンデンサL31、コンデンサL33およびコイルL31から構成されるハイパスフィルタへ出力される。
コンデンサL31、コンデンサL33およびコイルL31から構成されるハイパスフィルタに入力されたUHF信号は、UHFバンドより低い周波数成分が除去され、可変容量ダイオードDt31、コンデンサCtおよびコイルL32から構成される共振回路に入力される。
UHF信号はこの共振回路によって同調され、UHF高周波増幅器9に出力される。この共振回路では、選局するチャネルの周波数によって、選局信号Vtとして供給される電圧が変化し、可変容量ダイオードDt31の容量が変化し、この共振回路の共振周波数が変化する。
UHF高周波増幅器9は、この同調されたUHF信号を増幅し、外部(図1に示すUHF出力同調回路12)へ出力する。ここで、UHF高周波増幅器9では、一方の入力であるUHF信号と他方の入力であるAGC電圧入力の差分に応じて、増幅利得が決まる。
次に、このチューナにおけるUHF出力同調回路12を具体化したものについて説明する。
[構成]
図3は、このチューナにおけるUHF出力同調回路12の具体的な構成を示す。同図を参照して、このUHF出力同調回路12は、抵抗R41、抵抗R42、抵抗R43、コンデンサC41、コンデンサC42、コンデンサC43、コンデンサC44、コンデンサCm41、コイルL41、コイルL42、可変容量ダイオードDt41および可変容量ダイオードDt42を含む。
抵抗R41は、外部(図1に示すUHF高周波増幅器9)に接続される。
コンデンサCm41は、その一端が抵抗R41およびコンデンサC41に接続される。
可変容量ダイオードDt41のアノードがコンデンサC41およびコイルL41に接続され、カソードがコンデンサC42および抵抗R42に接続される。
選局信号Vtは、抵抗R42および抵抗R43に入力される。
可変容量ダイオードDt42のアノードがコイルL42、コンデンサCm41およびコンデンサC44に接続され、カソードがコンデンサC43および抵抗R43に接続される。
コンデンサC44は外部(図1に示すUHFミキサ回路15)に接続される。
コイルL41、コイルL42およびコンデンサCm41は、トラップを構成し、イメージ信号を除去する。
ここで、トラップとは、ある特定の周波数について、その周波数成分をもつ信号を、共振により減衰させる回路のことをいう。
また、スーパーヘテロダイン方式では、局部発振信号の周波数よりIF周波数だけ上下に離れた2つの周波数の信号が受信される。上下2つの周波数の一方が目的のテレビジョン信号となり、他方は不要な信号となる。後者をイメージ信号という。イメージ信号を除去するのは、他のチャネルのイメージ信号が、選択したチャネルの信号の周波数帯域内に存在すると、妨害波となり、受信特性が悪化するからである。
可変容量ダイオードDt41、コンデンサC42およびコイルL41は、共振回路を構成する。
可変容量ダイオードDt42、コンデンサC43およびコイルL42は、共振回路を構成する。
コンデンサC41は、これらの共振回路間の整合をとるためのものである。
ここで、整合とは、信号源のインピーダンスと負荷のインピーダンスを等しくすることにより、負荷に供給される電力を最大にすることをいう。
コンデンサC44は、可変容量ダイオードDt42、コンデンサC43およびコイルL42からなる共振回路と図1に示すUHFミキサ回路15との整合をとり、また、図1に示すUHFミキサ回路15に対する、UHF出力同調回路12の直流電位の影響を排除する。
[動作]
このUHF出力同調回路の動作について説明する。
UHF入力回路100におけるUHF高周波増幅器9から出力されたUHF信号が入力される。
UHF信号は、可変容量ダイオードDt41、コンデンサC42およびコイルL41から構成される共振回路に入力される。この共振回路では、選局するチャネルの周波数によって、選局信号Vtとして供給される電圧が変化し、可変容量ダイオードDt41の容量が変化し、共振周波数が変化する。
UHF信号はこの共振回路によって同調され、コイルL41、コイルL42およびコンデンサCm41から構成される、トラップへ出力される。
UHF信号は、このトラップによって、イメージ信号が除去され、可変容量ダイオードDt42、コンデンサC43およびコイルL42から構成される共振回路へ出力される。この共振回路も、上記と同様に、選局するチャネルの周波数によって、選局信号Vtとして供給される電圧が変化し、可変容量ダイオードDt31の容量が変化し、共振周波数が変化する。
UHF信号は、この共振回路によって同調され、外部(図1に示すUHFミキサ回路15)へ出力される。
次に、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施の形態>
本実施の形態は、従来のチューナにおけるSAWフィルタを調整し、また、トラップやフィルタ等の回路を追加したチューナに関する。
[構成]
図4は、第1の実施の形態に係るチューナの概略構成を示す。同図を参照して、このチューナは、図1に示すチューナに対して、SAWフィルタ22の代わりに、調整を行なったSAWフィルタ29を含み、さらに、UHF入力回路100の代わりに、UHF入力同調回路6にイメージ信号の除去回路を追加したUHF入力同調回路24を含むUHF入力回路200と、可変型整合回路10と、タンク回路19と、イコライザ回路27とを含む。
SAWフィルタ29は、群遅延特性が、3MHzにおいて0〜+130n[sec]および3.58MHzにおいて0〜+150n[sec]に調整されている。
ここで、群遅延特性とは、一定の周波数幅をもった信号が送信された場合に、各周波数成分の受信側における遅延のばらつきをいい、各周波数成分が、同じ遅延であれば波形のくずれはなく,各周波数成分の遅延がずれると波形がくずれ、信号が劣化する。
その他の構成は図1に示すチューナと同様である。
[動作]
UHF入力同調回路24は、入力切替回路3によって抽出されたUHF信号を入力し、選局信号Vtに応じて、特定のチャネルの周波数を選択し、同調するとともに、選局信号Vtに応じて、共振周波数を選択することにより、UHF信号のイメージ信号を除去する。
UHF出力同調回路12は、選局信号Vtに応じて、回路のインピーダンスを変更し、共振周波数を変更する回路であるが、可変型整合回路10は、UHF出力同調回路12と同様に選局信号Vtに応じて、回路のインピーダンスを変更することにより、UHF出力同調回路12と図1に示すUHFミキサ回路15との整合をとる。ここで、整合とは、信号源のインピーダンスと負荷のインピーダンスを等しくすることにより、負荷に供給される電力を最大にすることをいう。
したがって、可変型整合回路10は、UHFバンドにおいて選局される各チャネルについて、UHF出力同調回路12によって同調され、図1に示すUHFミキサ回路15へ出力されるUHF信号の電力を増大させ、UHF信号に対してイメージ信号を相対的に減衰させる。
タンク回路19は、UHFミキサ回路15から入力されたIF信号の同調および隣接信号の除去を行なう。
イコライザ回路27は、アナログ復調回路23において、IF帯の映像帯域信号に混入した、IF帯の音声信号の除去と、ベースバンド帯の映像信号の群遅延特性および振幅特性の調整と、隣接信号の除去とを行なう。
ここで、日本で採用されているテレビジョン放送の標準方式である、NTSC(National Television System Communication)方式において、1チャネルは6MHzの帯域幅であり、この1チャネルの帯域内に、映像信号や音声信号などの信号が存在し、帯域が分けられている。チャネル内で最も低い周波数を0Hzと仮定したときの相対的な周波数は、映像信号の搬送波が1.25MHzであって、音声信号の搬送波が5.75MHzである。また、映像信号の帯域は、搬送波の下側が1.25MHz、上側が4.25MHzであり、音声信号の帯域は、搬送波の下側及び上側でそれぞれ0.25MHzである。したがって、映像信号の帯域で最も高い周波数が5.5MHzであり、音声信号の帯域で最も低い周波数が5.5MHzであるから、音声信号は映像信号と隣接している。また、下側の隣接チャネルの信号は−6MHz〜0Hzであり、上側の隣接チャネルの信号は+6MHz〜+12MHzの帯域をもつことになる。
ここで、アナログ復調器23においては、通常バンドパスフィルタ等を用いて、映像信号および音声信号を含んだIF信号から、それぞれのIF信号を抽出するが、これによって生成されたIF帯の映像帯域信号に、除去しきれなかったIF帯の音声信号が混入する場合がある。したがって、IF帯の映像帯域信号が周波数変換されると、IF帯の映像信号がベースバンド帯の映像信号となるのに対して、このIF帯の音声信号は4.5MHzのIF信号(以下、混入によるIF帯の音声信号とする)となり、この混入によるIF帯の音声信号は、ベースバンド帯の映像信号に対して隣接しており、妨害波となる。
その他の動作については、図1に示すチューナと同様である。
図1に示す従来のチューナにおいては、UHFバンドにおけるイメージ信号を除去する対策が十分でなく、また、妨害波となる隣接信号を除去する対策が十分でないという欠点がある。
しかしながら、本実施の形態に係るチューナでは、可変型イメージトラップ7によって、UHF信号のイメージ信号を除去し、また、可変型整合回路10によって、UHF出力同調回路12によって同調されるUHF信号の電力を増大させるため、イメージ信号を十分に除去することができ、また、タンク回路19によって、IF信号の同調および隣接信号の除去を行ない、かつ、イコライザ回路27において、混入によるIF帯の音声信号の除去および隣接信号の除去を行なうことから、隣接信号などを十分に除去することができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるUHF入力回路200を具体化したものである。
[構成]
図5は、このチューナにおけるUHF入力回路200の具体的な構成を示す。同図を参照して、このUHF入力回路200は、UHF入力回路100に対して、さらに、抵抗R35、コンデンサCm31および可変容量ダイオードDt32を含む。
コンデンサCm31がコンデンサCh、コイルL31およびコイルL34に接続される。
可変容量ダイオードDt32のカソードが、コンデンサCm31、コンデンサCd32および抵抗R35に接続され、アノードが、可変容量ダイオードDt31のアノード、コイルL32およびコイルL34に接続される。
可変容量ダイオードDt32、コイルL34およびコンデンサCm31は、可変型イメージトラップを構成する。
また、UHF入力回路100からコイルL35およびコンデンサCe34を削除している。これは、コイルL35の共振が、可変型イメージトラップの共振に影響を与え、イメージ信号除去の効果が妨げられることを防止するためである。
選局信号Vtは、抵抗R34、抵抗R35およびコンデンサCe33に入力される。
その他の構成はUHF入力回路100と同様である。
[動作]
このUHF入力回路200の動作について説明する。
可変容量ダイオードDt32、コイルL34およびコンデンサCm31から構成される可変型イメージトラップは、選局信号Vtに応じて、可変容量ダイオードDt32の容量を変更し、回路のインピーダンスを変更することにより、共振周波数を変化させ、UHFバンドにおいて、選局される各チャネルの周波数に応じたイメージ信号を除去する。
その他の動作はUHF入力回路200と同様である。
したがって、図1に示す従来のチューナにおいては、UHFバンドにおけるイメージ信号を除去する対策が十分でないという欠点があるが、本発明のチューナでは、本実施の形態に係るUHF入力回路200における可変型イメージトラップによって、UHF信号のイメージ信号を十分に除去することができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるUHF出力同調回路12および可変型整合回路10を具体化したものである。
[構成]
図6は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるUHF出力同調回路12および可変型整合回路10の具体的な構成を示す。同図を参照して、このUHF出力同調回路12および可変型整合回路10は、可変容量ダイオードDt43および抵抗R44を含む。
可変容量ダイオードDt43のカソードに抵抗R44およびコンデンサC44が接続され、アノードにコンデンサCm41、コイルL42および可変容量ダイオードDt42のアノードが接続される。
抵抗R44に選局信号Vtが入力される。
その他の構成は従来のチューナにおけるUHF出力同調回路12と同様である。
[動作]
UHF出力同調回路12は、選局信号Vtに応じて、回路のインピーダンスを変更し、共振周波数を変更する回路であるが、可変型整合回路10は、UHF出力同調回路12と同様に選局信号Vtに応じて、回路のインピーダンスを変更することにより、UHF出力同調回路12と図1に示すUHFミキサ回路15との整合をとる。ここで、整合とは、信号源のインピーダンスと負荷のインピーダンスを等しくすることにより、負荷に供給される電力を最大にすることをいう。
したがって、可変型整合回路10は、UHFバンドにおいて、選局される各チャネルについて、UHF出力同調回路12によって同調され、図1に示すUHFミキサ回路15へ出力されるUHF信号の電力を増大させ、UHF信号に対してイメージ信号を相対的に減衰させる。
また、UHF入力回路100においては、L35を配置することにより、UHFバンドにおける低域の周波数について回路の利得を増加させ、UHFバンド内の感度偏差の劣化を防いでいるが、UHF入力回路200においては、このL35を削除しているため、感度偏差の劣化が起こりうる。しかしながら、可変型整合回路10によって、UHF入力回路100におけるL35を削除したことによる、UHFバンド内の感度偏差を抑えることができる。
すなわち、選局するチャネルの周波数が低くなるにしたがって、選局信号Vtの電圧値が小さくなり、可変容量ダイオードDt31に印加される逆電圧が小さくなり、可変容量ダイオードDt31の容量が大きくなり、より低域の周波数についてもインピーダンスが低くなり、低域の周波数について回路の利得が増加する。
その他の動作は従来のチューナにおけるUHF出力同調回路12と同様である。
したがって、図1に示す従来のチューナにおいては、UHFバンドにおけるイメージ信号を除去する対策が十分でないという欠点があるが、本発明のチューナでは、本実施の形態に係る可変型整合回路10によって、UHF信号のイメージ信号を十分に除去することができる。
ここで、図1に示す従来のチューナにおいては、UHFバンドのイメージ除去比、すなわち、イメージ信号レベルに対する選局したUHF信号レベルの比が、約60dBであった。特に、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV(dBuVとは、1uVに対する電圧比をいう)以上になるとイメージ除去比が60dBを下回り、受信特性が悪化していたが、本発明のチューナにおいては、第2の実施の形態に係る可変型イメージトラップ7と、本実施の形態に係るコイルL41、コイルL42およびコンデンサCm41から構成されるトラップおよび可変型整合回路10とによって、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上の場合でもイメージ除去比を60dB以上とすることが可能となる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるタンク回路19を具体化したものである。
[構成]
図7は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるタンク回路19の具体的な構成を示す。同図を参照して、このタンク回路19は、コンデンサC51と、コンデンサC52と、コンデンサC53と、コンデンサC54と、コンデンサC55と、コンデンサC56と、コンデンサC57と、コンデンサC58と、コンデンサC59と、コンデンサC60と、コンデンサC61と、コンデンサC62と、コンデンサC63と、コンデンサC64と、コイルL51と、コイルL52と、コイルL53と、コイルL54とを含む。
UHFミキサ回路15の平衡出力の一方が、コンデンサC60およびコンデンサC63に接続され、他方がコンデンサC61およびコンデンサC64に接続される。
コンデンサC63が、コンデンサC62、コイルL54に接続される。
コンデンサC64が、コンデンサC62、コイルL54に接続される。
コンデンサC59が、コンデンサC57、コンデンサC58、コンデンサC60、コンデンサC61およびコイルL53に接続される。
コンデンサC56が、コンデンサC54、コンデンサC55、コンデンサC56、コンデンサC57およびコイルL52に接続される。
コンデンサC52が、コンデンサC51、コイルL51に接続される。
コンデンサC53が、コンデンサC51、コイルL51に接続される。
IF増幅回路21の平衡入力の一方が、コンデンサC52およびコンデンサC55に接続され、他方がコンデンサC53およびコンデンサC54に接続される。
コンデンサC62およびコイルL54は、平衡型下側隣接トラップ53を構成する。
コンデンサC59およびコイルL53は、同調回路を構成し、コンデンサC56およびコイルL52は、同調回路を構成する。これら2つの同調回路により、複同調回路52が構成される。
コンデンサC51およびコイルL51は、平衡型上側隣接トラップ51を構成する。
コンデンサC63およびコンデンサC64は、図4に示すUHFミキサ回路15と、平衡型下側隣接トラップ53との整合用コンデンサである。
コンデンサC52およびコンデンサC53は、図4に示すUHFミキサ回路15と、平衡型上側隣接トラップ51との整合用コンデンサである。
コンデンサC60およびコンデンサC61は、図4に示すUHFミキサ回路15と、複同調回路52との整合用コンデンサである。
コンデンサC57およびコンデンサC58は、コンデンサC59およびコイルL53からなる同調回路と、コンデンサC56およびコイルL52からなる同調回路との整合用コンデンサである。
コンデンサC54およびコンデンサC55は、複同調回路52と、図4に示すIF増幅回路21との整合用コンデンサである。
[動作]
平衡型下側隣接トラップ53は、UHFミキサ回路15において、UHF信号と同様に周波数変換された、IF帯の隣接下側信号の除去を行なう。
複同調回路52は、2つの同調回路において、それぞれIF信号の同調を行なう。
平衡型上側隣接トラップ51は、複同調回路53において同調されたIF信号に隣接する、UHFミキサ回路15において、UHF信号と同様に周波数変換された、IF帯の上側隣接信号の除去を行ない、IF増幅回路21へ出力する。
したがって、図1に示す従来のチューナにおいては、妨害波となる隣接信号を除去する対策が十分でないという欠点があるが、本発明のチューナでは、本実施の形態に係るタンク回路19により、IF信号の同調および隣接信号の除去を行なうことから、隣接信号を十分に除去することができる。
ここで、図1に示す従来のチューナにおいては、隣接信号の除去比、すなわち、選局したUHF信号レベルに対する隣接信号レベルの比が、45dB〜50dBであり、受信特性が悪化していたが、本発明のチューナにおいては、本実施の形態に係るタンク回路19における平衡型上側隣接トラップ51および平衡型下側隣接トラップ53による、IF信号の上側の隣接信号の減衰量および下側の隣接信号の減衰量がそれぞれ10dB〜15dB以上であり、さらに、複同調回路52による同調の効果とあわせて、本発明のチューナの隣接信号の除去比を約60dBとすることが可能である。
また、本発明のチューナでは、隣接信号除去比が十分にとれていることから、局部発振回路18から出力される局部発振信号の周波数を±250kHzずらした状態でテレビジョン信号を受信しても、隣接信号による受信特性への影響を排除することができる。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるイコライザ回路27を具体化したものである。
[構成]
図8は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるイコライザ回路27の具体的な構成を示す。同図を参照して、このイコライザ回路27は、抵抗R71、抵抗R72、抵抗R73、抵抗R74、抵抗R75、コイルL71、コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72、コンデンサC73、音声トラップT、ビデオイコライザEQおよびエミッタフォロワQ71を含む。
抵抗R71および抵抗R72は、外部(図4に示すアナログ復調回路23)と接続される。
音声トラップTが、抵抗R72、コイルL71、ビデオイコライザEQに接続される。
コンデンサC73が、コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72に接続される。
ビデオイコライザEQが、コンデンサC71及びコイルL72に接続される。
エミッタフォロワQ71の入力が、抵抗R73、コンデンサC72およびコイルL73に接続され、出力が、抵抗R74に接続される。
抵抗R75は+B端子、抵抗R74、出力端子71に接続される。
抵抗R71、抵抗R73およびコンデンサC73は、第1の固定電位(接地電位)に接続される。
コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72およびコンデンサC73は、ローパスフィルタを構成する。
このローパスフィルタは、混入によるIF帯の音声信号の周波数である4.5MHzをカットオフ周波数とする、すなわち、混入によるIF帯の音声信号が3dB減衰する特性を有するものである。
音声トラップTは、混入によるIF帯の音声信号を除去するためのものである。
コイルL1は、定数を調整することにより、音声トラップTにおける混入によるIF帯の音声信号の減衰量の調整を行なうことができる。また、ベースバンド帯の映像信号と混入によるIF帯の音声信号とは隣接しているから、音声トラップTの振幅特性および群遅延特性は、ベースバンド帯の映像信号の帯域内にも影響を与えるため、コイルL1の定数を調整することにより、ベースバンド帯の映像信号の振幅特性および群遅延特性の調整を行なうことができる。
エミッタフォロワQ71は、その前段であるローパスフィルタ等の影響を排除し、エミッタフォロワQ71の出力で一定の振幅を得るためのものである。
R74およびR75は、ベースバンド帯の映像信号の振幅が1Vpp、すなわち、振幅が1Vとなるように調整するためのものである。
+B端子は、エミッタフォロワQ71の出力電圧を得るためのものであり、常に第2の固定電位(電源電圧)である。
[動作]
アナログ復調回路23から出力されたベースバンド帯の映像帯域信号は、音声トラップTに入力され、混入によるIF帯の音声信号が除去される。
ビデオイコライザEQは、音声トラップTにおいて、混入によるIF帯の音声信号が除去された、ベースバンド帯の映像信号を増幅し、コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72およびコンデンサC73からなるローパスフィルタへ出力する。
このローパスフィルタによって、4.5MHz以上の周波数成分をもつ信号が、3dB以上減衰され、4.5MHzの周波数について共振する音声トラップTでは十分でなかった、隣接信号である6MHz以上の信号の周波数成分についても、十分に減衰させることができる。
エミッタフォロワQ71に入力されたベースバンド帯の映像信号は、1Vpp、すなわち、振幅が1Vで出力される。
したがって、図1に示す従来のチューナにおいては、妨害波となる隣接信号を除去する対策が十分でないという欠点があるが、本発明のチューナでは、本実施の形態に係るイコライザ回路27における音声トラップTによって、混入によるIF帯の音声信号の除去を行うことができ、また、コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72およびコンデンサC73からなるローパスフィルタによって、4.5MHz以上の周波数成分をもつ隣接信号を除去することができる。
さらに、図1に示す従来のチューナにおいては、SAWフィルタの群遅延特性が良好でない、すなわち、映像信号の周波数帯域内において遅延時間のばらつきが大きいため、映像信号にリンギングが生じ、画質が劣化する、という欠点がある。
ここで、リンギングとは、入力信号が変化した際の、波形の立ち上がりまたは立ち下がり部分において、短期間、波形が振動し、本来の画像以外のものが画面に現れる現象をいう。
しかしながら、本発明のチューナでは、SAWフィルタ29によって、群遅延特性を改善し、かつ、コイルL1の定数を調整し、映像信号の群遅延特性の調整を行なうことにより、リンギングの発生を抑え、画質の劣化を防ぐごとができる。
ここで、本発明のチューナに、テレビジョン信号を送信するテレビ変調器においては、群遅延特性が3MHzにおいて0〜−130n[sec]および3.58MHzにおいて0〜−150n[sec]に設計されており、本発明のチューナにおけるSAWフィルタ29では、群遅延特性を3MHzにおいて0〜+130n[sec]および3.58MHzにおいて0〜+150n[sec]に調整し、かつ、コイルL1の定数を調整することにより、テレビ変調器から本発明におけるアナログ復調回路23のベースバンド帯の映像信号の出力までの、映像信号の群遅延特性が、3MHz〜3.58MHzにおいて、図1に示す従来のチューナでは、−200〜+200n[sec]であるが、本発明のチューナでは、−100〜+100n[sec]とすることが可能となる。これにより、Kファクタ(歪み率)、すなわち、波形の基本波成分に対する高調波成分の比率を、図1に示す従来のチューナでは2.5%であるのに対し、本発明のチューナでは1.2%とすることが可能となる。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るチューナにおけるタンク回路19の構成を変更し、トラップの回路を追加したチューナに関する。
[構成]
図9は、第6の実施の形態に係るチューナの概略構成を示す。同図を参照して、このチューナは、図4に示すチューナに対して、タンク回路19をタンク回路28に変更し、かつ、SAWトラップ26をIF増幅回路21とSAWフィルタ29との間に追加している。
本実施の形態に係るチューナでは、タンク回路28は、タンク回路19と異なり、単同調回路、すなわち、同調回路を1つだけ備えており、また、平衡型上側隣接トラップ、平衡型下側隣接トラップおよび同調回路を備えていない。
その他の構成は図4に示すチューナと同様である。
[動作]
タンク回路28は、UHFミキサ回路15から入力されたIF信号の同調を行なう。
SAWトラップ26は、隣接信号およびUHF局部発振回路18、VHF局部発振回路16およびVHF局部発振回路20において発生する、局部発振周波数のn倍の高調波を除去する。
上述のように、タンク回路28は、タンク回路19を簡易化した構成であるが、SAWトラップ26と、タンク回路28との組み合わせにより、タンク回路19と同等の隣接信号除去比を実現する。
その他の動作については、図4に示すチューナと同様である。
したがって、図1に示す従来のチューナにおいては、妨害波となる隣接信号を除去する対策が十分でないという欠点があるが、本実施の形態に係るチューナでは、タンク回路28によって、IF信号の同調を行ない、SAWトラップ26によって、隣接信号および高調波の除去を行ない、また、イコライザ回路27において、混入によるIF帯の音声信号の除去を行なうことから、妨害波を十分に除去することができる。
その他の効果については、第1の実施の形態と同様である。
<第7の実施の形態>
本実施の形態は、第6の実施の形態に係るチューナにおけるタンク回路28を具体化したものである。
[構成]
図10は、第6の実施の形態に係るチューナにおけるタンク回路28の具体的な構成を示す。同図を参照して、このタンク回路19は、コンデンサC81と、コンデンサC82と、コンデンサC83と、コンデンサC84と、コンデンサC85と、コイルL81とを含む。
UHFミキサ回路15の平衡出力の一方が、コンデンサC83に接続され、他方がコンデンサC84に接続される。
コンデンサC83が、コイルL81、コンデンサC85およびコンデンサC81に接続される。
コンデンサC84が、コイルL81、コンデンサC85およびコンデンサC82に接続される。
IF増幅回路21の平衡入力の一方が、コンデンサC82に接続され、他方がコンデンサC81に接続される。
コンデンサC85およびコイルL81は、同調回路を構成する。
コンデンサC82、コンデンサC81、コンデンサC83およびコンデンサC84は、コンデンサC85およびコイルL81からなる同調回路の整合用コンデンサである。
[動作]
コンデンサC85およびコイルL81からなる同調回路は、UHFミキサ回路15から入力されたIF信号の同調を行なう。
したがって、本実施の形態に係るタンク回路28によって、IF信号の同調を行なうことから、IF信号に対して、隣接信号を相対的に減衰させることができる。
なお、タンク回路19は、単同調回路であり、複同調回路を含むタンク回路28よりも同調の効果は低いが、タンク回路28および図9に示すSAWトラップ26により、タンク回路19と同等の隣接信号除去比を実現することができる。
<第8の実施の形態>
本実施の形態は、第6の実施の形態に係るチューナにおけるSAWトラップ26を具体化したものである。
[構成]
図11は、第6の実施の形態に係るチューナにおけるSAWトラップ26の具体的な構成を示す。同図を参照して、このSAWトラップ26は、コンデンサC91と、コンデンサC92と、抵抗R91と、コイルL91と、SAWトラップSとを含む。
IF増幅回路21の出力が、コンデンサC91に接続される。
コンデンサC91が、コイルL91に接続される。
SAWトラップSが、コイルL91、コンデンサC92、抵抗R91および外部(図9に示すSAWフィルタ29)に接続される。
SAWトラップS、抵抗R91およびコンデンサC92は、第1の固定電位(接地電位)に接続される。
コイルL91、コンデンサC92は、ローパスフィルタを構成する。
抵抗R91は、図9に示すIF増幅回路21と、SAWトラップSとの整合をとる。
[動作]
IF増幅回路21から入力されたIF信号について、コイルL91、コンデンサC92および抵抗R91からなるローパスフィルタにおいて、VHF局部発振回路20において発生する、局部発振周波数のn倍の高調波が除去され、また、SAWトラップSにおいて、隣接信号が除去される。
したがって、本実施の形態におけるSAWトラップ26によって、高調波および隣接信号の除去を行なうことから、妨害波を十分に除去することができる。
[変形例]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下の変形例も含まれる。
本発明の第4の実施の形態では、2つの同調回路によって同調を行なうとして説明したが、これに限定するものではない。同調回路を1つだけ使用してもよい。
本発明の第5の実施の形態では、コイルL72、コイルL73、コンデンサC71、コンデンサC72およびコンデンサC73からなるローパスフィルタで隣接信号を除去するとして説明したが、これに限定するものではない。隣接信号を除去するトラップを使用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
従来から使用されいていると想定されるチューナの概略構成を示す図である。 図1に示すチューナにおけるUHF入力回路100の具体的な構成を示す図である。 図1に示すチューナにおけるUHF出力同調回路12の具体的な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係わるチューナの概略構成を示す図である。 第1の実施の形態に係わるチューナにおけるUHF入力回路200の具体的な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係わるチューナにおけるUHF出力同調回路12および可変型整合回路10の具体的な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係わるチューナにおけるタンク回路19の具体的な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係わるチューナにおけるイコライザ回路27の具体的な構成を示す図である。 第6の実施の形態に係わるチューナの概略構成を示す図である。 第6の実施の形態に係わるチューナにおけるタンク回路28の具体的な構成を示す図である。 第6の実施の形態に係わるチューナにおけるSAWトラップ26の具体的な構成を示す図である。
符号の説明
1 入力端子、71 出力端子、2 ハイパスフィルタ、100,200 UHF入力回路、12 UHF出力同調回路、15 UHFミキサ回路、18 UHF局部発振回路、5 VHFハイバンド入力同調回路、6,24 UHF入力同調回路、8 VHFローバンド入力同調回路、31,33 AGC抵抗、11 VHF高周波増幅器、13 VHFハイバンド出力同調回路、14 VHFローバンド出力同調回路、17 VHFミキサ回路、16 VHF局部発振回路、20 VHF局部発振回路、S1,S2,S3,S4 ハイバンド/ローバンド切替スイッチ、21 IF増幅回路、22,29 SAWフィルタ、23 アナログ復調回路、Cd,Ce31,Ce32,Ce33,Ce34,Ce35,Ce36,Ce37,Ch,Ct,C41,C42,C43,C44,Cm31,Cm41,C51,C52,C53,C54,C55,C56,C57,C58,C59,C60,C61,C62,C63,C64,C71,C72,C73,C81,C82,C83,C84,C85,C91,C92 コンデンサ、L31,L32,L33,L34,L35,L36,L41,L42,L51,L52,L53,L54,L71,L72,L73,L81,L91 コイル、R31,R32,R33,R34,R35,R36,R41,R42,R43,R44,R91 抵抗、31,33 AGC抵抗、SW31,SW32,SW33 ダイオード、Dt31,Dt32,Dt41,Dt42,Dt43 可変容量ダイオード、200 UHF入力回路、10 可変型整合回路、19,28 タンク回路、27 イコライザ回路、T 音声トラップ、EQ ビデオイコライザ、Q71 エミッタフォロワ、26,S,T SAWトラップ。

Claims (6)

  1. 選局されたチャネルの周波数に応じて、同調する周波数を変化させ、受信信号を同調するとともに、前記選局されたチャネルの周波数に応じて、減衰させる周波数を変化させ、イメージ信号を減衰させる入力同調回路を含み、
    前記選局されたチャネルの周波数に応じて、同調する周波数を変化させ、前記入力同調回路を通過した受信信号を同調するとともに、前記選局されたチャネルの周波数に応じて、減衰させる周波数を変化させ、イメージ信号を減衰させる出力同調回路を含み、
    前記出力同調回路を通過した受信信号を入力し、前記選局されたチャネルの周波数に応じて内部のインピーダンスを変更する可変型整合回路を含み、
    前記可変型整合回路を通過した受信信号を、IF信号に周波数変換するミキサ回路を含み、
    前記ミキサ回路から入力したIF信号の同調と、前記ミキサ回路から入力したIF信号について、前記選局されたチャネルの周波数帯域に対して、周波数軸でみて、上側の隣に位置するチャネルの信号を前記周波数変換することにより生成されたIF帯の隣接上側信号の除去と、前記選局されたチャネルの周波数帯域に対して、周波数軸でみて、下側の隣に位置するチャネルの信号を前記周波数変換することにより生成されたIF帯の隣接下側信号の除去とを行なうIF同調回路を含み、
    前記IF同調回路を通過したIF信号から、IF帯における映像信号用の所定の帯域成分からなる第1の信号を生成し、IF帯における音声信号用の所定の帯域成分からなる第2の信号を生成し、前記第1の信号及び前記第2の信号をベースバンド帯へ周波数変換し、復調を行ない、ベースバンド帯の第1の信号およびベースバンド帯の第2の信号を生成し、出力する復調回路を含み、
    前記復調回路から入力したベースバンド帯の前記第1の信号に含まれるIF帯の音声信号を除去し、ベースバンド帯の映像信号の帯域以下の信号を選択的に通過させるイコライザ回路とを含むチューナ。
  2. 前記入力同調回路は、第1の可変容量ダイオードと、第2の可変容量ダイオードと、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のコイルと、第2のコイルとを含み、
    前記第1の可変容量ダイオードは、カソードに前記第1のコンデンサが接続され、アノードに前記第2の可変容量ダイオードのアノードと前記第1のコイルと前記第2のコイルとが接続され、
    前記第2の可変容量ダイオードは、カソードに前記第2のコンデンサが接続され、
    前記第1のコンデンサは、前記第1のコイルに接続され、
    前記第1の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力され、
    前記第2の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力される、請求項1記載のチューナ。
  3. 前記出力同調回路及び可変型整合回路は、第3の可変容量ダイオードと、第4の可変容量ダイオードと、第3のコンデンサと、第4のコンデンサと、第3のコイルと、第4のコイルとを含み、
    前記第3の可変容量ダイオードは、アノードに前記第4の可変容量ダイオードのアノードと前記第3のコイルと前記第4のコンデンサとが接続され、
    前記第4の可変容量ダイオードは、カソードに前記第3のコンデンサが接続され、
    前記第4のコンデンサは、前記第4のコイルに接続され、
    前記第3の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力され、
    前記第4の可変容量ダイオードのカソードに制御電圧が入力される、請求項1記載のチューナ。
  4. 前記IF同調回路は、第5のコンデンサと、第6のコンデンサと、第7のコンデンサと、第8のコンデンサと、第5のコイルと、第6のコイルと、第7のコイルと、第8のコイルとを含み、
    前記第5のコンデンサの一端と前記第5のコイルの一端とが第1のノードに接続され、
    前記第5のコンデンサの他端と前記第5のコイルの他端とが第2のノードに接続され、
    前記第1のノードおよび前記第2のノードに前記ミキサ回路を通過したIF信号が入力され、
    前記第1のノードに、第6のコンデンサの一端と、第7のコンデンサの一端と、第8のコンデンサの一端と、第6のコイルの一端と、第7のコイルの一端と、第8のコイルの一端とが接続され、
    前記第2のノードに、第6のコンデンサの他端と、第7のコンデンサの他端と、第8のコンデンサの他端と、第6のコイルの他端と、第7のコイルの他端と、第8のコイルの他端とが接続される、請求項1記載のチューナ。
  5. 前記イコライザ回路は、トラップと、イコライザと、第9のコンデンサと、第10のコンデンサと、第11のコンデンサと、第9のコイルと、第10のコイルと、第11のコイルとを含み、
    前記トラップおよび前記第9のコイルに前記ベースバンド帯の映像信号が入力され、
    前記イコライザは、入力に前記トラップと前記第9のコイルとが接続され、出力に前記第10のコンデンサと前記第10のコイルとが接続され、
    前記第9のコンデンサは、前記第10のコンデンサと前記第11のコンデンサと前記第10のコイルと前記第11のコイルとに接続される、請求項1記載のチューナ。
  6. 前記IF同調回路は、
    前記ミキサ回路から入力したIF信号の同調を行なうタンク回路を含み、
    前記ミキサ回路から入力したIF信号について、IF帯の前記隣接上側信号の除去と、IF帯の前記隣接下側信号の除去を行なうSAWトラップを含み、
    前記タンク回路は、第5のコンデンサと、第5のコイルとを含み、
    前記第5のコンデンサの一端と前記第5のコイルの一端とが第1のノードに接続され、
    前記第5のコンデンサの他端と前記第5のコイルの他端とが第2のノードに接続され、
    前記第1のノードおよび前記第2のノードに前記ミキサ回路を通過した前記IF信号が入力され、
    前記SAWトラップは、トラップと、第12のコンデンサと、第12のコイルとを含み、
    前記第12のコイルに前記タンク回路を通過したIF信号が入力され、
    前記第12のコイルは、前記トラップと前記第12のコンデンサとが接続される、請求項1記載のチューナ。
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