JP2003244007A - 高周波入力回路 - Google Patents

高周波入力回路

Info

Publication number
JP2003244007A
JP2003244007A JP2002038832A JP2002038832A JP2003244007A JP 2003244007 A JP2003244007 A JP 2003244007A JP 2002038832 A JP2002038832 A JP 2002038832A JP 2002038832 A JP2002038832 A JP 2002038832A JP 2003244007 A JP2003244007 A JP 2003244007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
high frequency
input
frequency input
pin diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002038832A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Yanagi
成人 柳
Yasufumi Miyazaki
康文 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002038832A priority Critical patent/JP2003244007A/ja
Publication of JP2003244007A publication Critical patent/JP2003244007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波スイッチ回路と可変減衰回路とからな
る高周波入力回路の小型化、低コスト化を図ること。 【解決手段】 高周波スイッチ回路1aを構成するPI
NダイオードD1〜D6のうち、高周波入力信号RF
1,RF2を可変減衰回路1bに出力する出力ラインに
形成されているPINダイオードD3,D4,D5,D
6を共用回路11として、可変減衰回路1bにおいて高
周波入力信号のレベルを減衰させる際に用いるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン受像機などの高周波受信装置に好適な高周波入力回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送波は、アナログ
放送波からデジタル放送波への移行に伴って、これらア
ナログ放送波とデジタル放送波が混在している。また、
その伝送形態も電波を利用した無線伝送からケーブルを
利用したケーブル伝送などが広く普及している。このた
め、例えばアナログ放送信号とデジタル放送信号を入力
可能なテレビジョン受像機や、複数のアナログ放送信号
を入力可能なテレビジョン受像機などが開発されてい
る。
【0003】図5は、上記したような複数の放送信号を
入力可能なテレビジョン受像機の一例を示したブロック
図である。なお、図5にはアンテナANTを介して入力
されるアナログ放送信号RF1と、ケーブルを介して入
力されるアナログ放送信号RF2とを入力可能なテレビ
ジョン受像機の一構成例が示されている。
【0004】この図5に示す高周波スイッチ回路101
は、入力される2つの放送信号RF1,RF2のいずれ
かを選択する。このような高周波スイッチ回路101
は、通常、高周波(マイクロ波)領域でのオン/オフが
可能なPINダイオードを用いて構成され、PINダイ
オードのオン/オフを利用して、入力される2つの放送
信号RF1,RF2のいずれかを選択して可変減衰回路
102に出力する。
【0005】可変減衰回路102もまた、PINダイオ
ードを用いて構成され、オートゲインコントロール(A
GC:Automatic Gain Control)回路105からのAG
Cフィードバック電圧に基づいて、PINダイオードを
流れる直流バイアス電流を可変して、入力される放送信
号RF1またはRF2を減衰させてチューナ回路103
に出力する。
【0006】チューナ回路103は、入力される放送信
号から所望のチャンネルを選局して映像検波回路104
に出力する。映像検波回路104は、チューナ回路10
3で選局されたチャンネルの映像信号を検波して、図示
しない後段の映像処理ブロックに出力する。また、映像
検波回路104の映像出力はAGC回路105にも分岐
して入力される。AGC回路105は、映像検波回路1
04から出力される映像出力が所定レベルとなるよう
に、可変減衰回路102の減衰利得を制御するためのA
GCフィードバック電圧を生成して出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなテレビジョン受像機などでは、回路設計の効率化を
図るため、通常は、図5に示した各回路ブロック101
〜105に相当する回路を、それぞれ設計して構成する
ようにしている。このため、テレビジョン受像機の回路
規模及び回路コストは、各回路ブロック101〜105
の回路規模及び回路コストを合算したものとなり、結果
的に回路規模の大型化やコストの増大を招くという欠点
があった。
【0008】特に、近年のテレビジョン受像機の多く
は、上記した高周波スイッチ回路101と、可変減衰回
路102とを有して構成されるため、これらの回路ブロ
ックの小型化、低コスト化が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
たような点を鑑みてなされたものであり、入力される複
数の高周波入力信号のいずれかを選択して出力可能に形
成される高周波スイッチ回路と、高周波スイッチ回路を
介して入力される高周波入力信号を所要レベルに減衰さ
せる減衰回路とからなり、高周波スイッチ回路を形成す
る所定のダイオード素子と、減衰回路を形成するダイオ
ード素子とを共用するように形成された共用回路部を設
けっるようにした。
【0010】本発明によれば、高周波スイッチ回路を形
成する所定のダイオード素子と、減衰回路を形成するダ
イオード素子とを共用する共用回路部を設けたことで、
ダイオード素子の使用本数を削減することが可能にな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の本実施の形態にか
かる高周波入力回路について説明する。図1は、本実施
の形態としての高周波入力回路を含むテレビジョン受像
機の主要な構成を示したブロック図である。なお、図1
にはアンテナANTを介して入力されるアナログの地上
波放送信号(高周波入力信号)RF1と、ケーブルを介
して入力されるアナログのケーブル放送信号(高周波入
力信号)RF2とを入力可能なテレビジョン受像機の一
構成例が示されている。
【0012】この図1に示すテレビジョン受像機では、
上記図5に示した従来のテレビジョン受像機において、
それぞれ独立して形成されていた高周波スイッチ回路1
01と可変減衰回路102とが高周波入力回路1によっ
て構成されている。高周波入力回路1は、入力される2
つの高周波入力信号RF1,RF2のいずれかを選択す
ると共に、選択した高周波信号の入力レベルのダイナミ
ックレンジを大きくするために設けられている。このた
め、高周波入力回路1は、可変減衰回路1bに出力する
を高周波スイッチ回路1aと、可変減衰回路1bとから
なり、その詳細については後述するが、高周波スイッチ
回路1aを形成するPINダイオードを用いて、可変減
衰回路1bを形成するようにしている。つまり、高周波
スイッチ回路1aの一部のPINダイオードと、可変減
衰回路1bのPINダイオードとを兼用するようにして
いる。
【0013】高周波スイッチ回路1aは、高周波(マイ
クロ波)領域でのオン/オフが可能な複数のPINダイ
オードを組み合わせて構成され、PINダイオードのオ
ン/オフを利用して、入力される2つの高周波入力信号
RF1,RF2のいずれかを選択して可変減衰回路1b
に出力する。
【0014】可変減衰回路1bもまた、PINダイオー
ドを用いて構成され、オートゲインコントロール(AG
C:Automatic Gain Control)回路4からAGCフィー
ドバック電圧VAGCに基づいて、PINダイオードを流
れるバイアス電流(直流電流)を可変して、入力される
高周波入力信号RF1またはRF2を、AGC信号に応
じたレベルまで減衰させてチューナ回路2に出力する。
【0015】チューナ回路2は、高周波入力回路1を介
して入力される高周波入力信号(放送信号)から、所望
のチャンネルを選局して映像検波回路3に出力する。映
像検波回路3は、チューナ回路2で選局されたチャンネ
ルの映像信号を検波して、図示しない後段の映像処理ブ
ロックに出力する。この映像検波回路3で検波した映像
出力は、AGC回路4にも分岐して入力される。AGC
回路4は、映像検波回路3から出力される映像出力が所
定レベルとなるように、可変減衰回路1bの減衰利得を
制御するためのAGCフィードバック電圧VAGCを生成
して出力する。
【0016】制御回路5は、例えばマイクロコンピュー
タなどにより構成され、当該テレビジョン受像機全体の
制御を行う。また、制御回路5は、例えばユーザが図示
していない操作部やリモートコマンダ等を操作した時に
得られる操作情報に基づいて、高周波スイッチ回路1a
に対して入力切替信号S1を出力するようにされる。
【0017】以下、上記図1に示した高周波入力回路1
の回路構成及びその動作を図2〜図4を用いて説明す
る。なお、図2〜図4に示すコンデンサC1〜C3は、
いわゆる直流遮断コンデンサであり、高周波信号的には
導通、直流的には遮断を意味している。またコイルL1
〜L3は、高周波信号的には遮断、直流的には導通を意
味している。またダイオードD1〜D6は、高周波領域
でのオン/オフが可能とされると共に、可変抵抗として
用いることができるPINダイオードを示している。
【0018】図2は、上記図1に示した高周波入力回路
1の具体的な回路構成の一例を示した図である。この図
2に示す高周波入力回路1は、破線でそれぞれ囲って示
すように、高周波スイッチ回路1aと可変減衰回路1b
とにより構成される。高周波スイッチ回路1aにおける
高周波入力信号RF1の入力ラインには、コンデンサC
1、第1のダイオード素子であるPINダイオードD
3,D4、コンデンサC5とが設けられており、図示す
るように、コンデンサC1はPINダイオードD3のア
ノードに接続される。PINダイオードD3のカソード
はPINダイオードD4のアノードに接続され、PIN
ダイオードD4のカソードがコンデンサC5に接続され
る。
【0019】また高周波入力信号RF2の入力ライン
は、コンデンサC3、第2のダイオード素子であるPI
NダイオードD6,D5、コンデンサC5とが設けられ
ており、コンデンサC3はPINダイオードD6のアノ
ードに接続される。PINダイオードD6のカソードは
PINダイオードD5のアノードに接続され、PINダ
イオードD5のカソードがコンデンサC5に接続され
る。
【0020】このような高周波スイッチ回路1aの入力
切替は、制御回路5(図2参照)からの入力切替信号S
1により行われる。入力切替信号S1は、コイルL1を
介してPINダイオードD3のアノードと、抵抗R4を
介してPINダイオードD2のアノードに供給される。
PINダイオードD2のカソードは、PINダイオード
D5のアノードとPINダイオードD6のカソードとの
接続点に接続されている。なお、PINダイオードD2
のアノードとアース間にはコンデンサC4が接続されて
いる。
【0021】また、入力切替信号S1はインバータIN
Vにより反転された後、コイルL2を介してPINダイ
オードD6のアノードと、抵抗R2を介してPINダイ
オードD1のアノードにそれぞれ供給される。PINダ
イオードD1のカソードは、PINダイオードD3のカ
ソードとPINダイオードD4のアノードとの接続点に
接続されている。なお、この場合もPINダイオードD
1のアノードとアース間にはコンデンサC2が接続され
ている。
【0022】一方、可変減衰回路1bは、上記したPI
NダイオードD3〜D6と電界効果トランジスタFE
T、抵抗R1,R3によって構成され、図示するよう
に、電界効果トランジスタFETは、そのドレインがコ
イルL3を介してPINダイオードD4,D5のカソー
ドと接続され、ソースは接地されている。また、そのゲ
ートにはAGC回路4(図2参照)からAGCフィード
バック電圧VAGCが供給されている。また抵抗R1,R
3はそれぞれPINダイオードD3,D6のカソードに
接続されている。
【0023】この図2から分かるように、本実施の形態
としての高周波入力回路1では、PINダイオードD3
〜D6が、高周波スイッチ回路1aと可変減衰回路1b
のそれぞれ一部を形成しており、これらPINダイオー
ドD3〜D6が高周波スイッチ回路1aと可変減衰回路
1bにおいて共用される共用回路11となっている。
【0024】以下、このような高周波入力回路1の具体
的な動作を図3及び図4を用いて説明する。先ず、高周
波入力回路1が入力される高周波入力信号RF1を高周
波出力信号RFoutとして出力するときの動作を図3を
用いて説明する。
【0025】高周波入力回路1からの高周波入力信号R
F1を高周波出力信号RFoutとして出力する場合は、
制御回路5から入力される入力切替信号S1の電圧レベ
ルは「High」レベルとなる。この場合、PINダイ
オードD3,D2のアノードには、この入力切替信号S
1の電圧がバイアス電圧として印加され、PINダイオ
ードD2,D3,D4は順バイアスとなる。
【0026】このとき、インバータINVの出力電圧レ
ベルは、「Low」レベルとなり、PINダイオードD
1,D5,D6が逆バイアスとなる。なお、PINダイ
オードD5が逆バイアスとなるのは、PINダイオード
D2のアノードに接続されている抵抗R4の電圧降下に
より、PINダイオードD5のカソード電位が、PIN
ダイオードD5のアノード電位より高くなるためであ
る。
【0027】この結果、入力切替信号S1が「Hig
h」レベルのときは、高周波入力信号RF1が、PIN
ダイオードD3,D4を通過して、高周波出力信号RF
outとして出力される。なお、このときの高周波入力信
号RF1の漏れ成分は、点線により示されている、PI
NダイオードD5→PINダイオードD2→コンデンサ
C4の経路で放電されることになる。
【0028】また、電界効果トランジスタFETは、A
GC回路5からのAGCフィードバック電圧VAGCによ
ってゲート電圧が与えられ、このゲート電圧に応じてド
レイン−ソース間を流れる電流量がコントロールするよ
うにしている。これは即ち、電界効果トランジスタFE
Tは、AGCフィードバック電圧VAGCによってPIN
ダイオードD3,D4を流れる直流バイアス電流をコン
トロールして、PINダイオードD3,D4を可変抵抗
器として動作させることを意味している。これにより、
PINダイオードD3,D4を通過する高周波入力信号
RF1の電圧レベルがAGCフィードバック電圧VAGC
に応じた電圧レベルに可変することが可能になる。
【0029】ただし、このようなPINダイオードD
3,D4の可変抵抗器としての動作は、PINダイオー
ドD4がメインとなる。これはPINダイオードD3の
直流バイアス電流量は、そのカソードと接地間の抵抗R
1に流れるバイアス電流が支配的で、ほぼ一定となるた
め、高周波入力信号RF1から見れば、PINダイオー
ドD3は単なる導通素子にすぎないものとなるからであ
る。
【0030】次に、高周波入力回路1が入力される高周
波入力信号RF2を高周波出力信号RFoutとして出力
するときの動作を図4を用いて説明する。高周波入力回
路1からの高周波入力信号RF2を高周波出力信号RF
outとして出力する場合は、制御回路5からの入力切替
信号S1は「Low」レベルとなる。この場合の各PI
NダイオードD1〜D6の各バイアス状態は、上記図3
に示した時は逆状態になる、即ち、PINダイオードD
2,D3,D4は逆バイアスとなり、PINダイオード
D1,D5,D6はインバータINVからの出力電圧に
よって順バイアスとなる。なお、PINダイオードD4
が逆バイアスとなるのは、先に説明したように、PIN
ダイオードD1のアノード側に接続されている抵抗R2
の電圧降下により、PINダイオードD4のカソード電
位が、PINダイオードD5のアノード電位より高くな
るためである。
【0031】この結果、入力切替信号S1が「Low」
レベルのときは、高周波入力信号RF2が、PINダイ
オードD6,D5を通過して高周波出力信号RFoutと
して出力される。なお、このときの高周波入力信号RF
2の漏れ成分は、点線により示されている、PINダイ
オードD4→PINダイオードD1→コンデンサC2の
経路で放電されることになる。
【0032】そしてこの場合も、AGC回路5からのA
GCフィードバック電圧VAGCによって、電界効果トラ
ンジスタFETのドレイン−ソース間を流れる電流量を
コントロールすることで、PINダイオードD5,D6
を流れる直流バイアス電流をコントロールすることがで
きる。これにより、PINダイオードD5,D6を可変
抵抗器として動作させることができ、PINダイオード
D5,D6を通過する高周波入力信号RF2の電圧レベ
ルをAGCフィードバック電圧VAGCに応じた電圧レベ
ルに可変することができる。
【0033】ただし、この場合もPINダイオードD
5,D6の可変抵抗器としての動作はPINダイオード
D5がメインとなる。これは上述したように、PINダ
イオードD6の直流バイアス電流量はPINダイオード
D6のカソードと接地間の抵抗R3を流れるバイアス電
流が支配的でほぼ一定となるため、高周波入力信号RF
2から見れば、PINダイオードD6は単なる導通素子
となるからである。
【0034】このように本実施の形態としての高周波入
力回路1においては、従来、それぞれ別々に構成されて
いた高周波スイッチ回路1aと可変減衰回路1bとを一
体化したうえで、高周波スイッチ回路1aを形成してい
るPINダイオードD1〜D6のうち、PINダイオー
ドD4,D5を含むPINダイオードD3〜D6を共用
回路11として、可変減衰回路1bにおいても利用する
ようにしている。従って、本実施の形態のように高周波
入力回路1を構成すれば、高周波スイッチ回路1aと可
変減衰回路1bとをそれぞれ別々に構成する場合に比べ
て、PINダイオードの本数などを減らすことができる
ので、それだけ回路規模の小型化及び低コスト化を図る
ことができる。
【0035】ところで、PINダイオードには、高周波
スイッチ回路に利用する高周波スイッチ回路用のPIN
ダイオードと、可変減衰回路に使用する減衰回路用のP
INダイオードが存在する。一般に、高周波スイッチ回
路用のPINダイオードは、逆バイアス時における漏れ
成分ができるだけ少なくなるように逆バイアス時の接合
容量が小さいものがよいとされるため、絶対量そのもの
が少なく非常に高価とされるのに対して、減衰回路用の
PINダイオードは、減衰量の可変幅が得られることが
重要であり、絶対減衰量や逆バイアス接合容量の特性に
ついてはそれほどの要求がないため高周波スイッチ回路
用のPINダイオードに比べて安価とされる。
【0036】近年では、可変減衰回路用のPINダイオ
ードにおいても漏れ成分が少なくなっていることから、
本実施の形態のように高周波入力回路1を構成した場合
には、減衰回路用のPINダイオードを用いて構成する
ことができるため、この点からも低コスト化を図ること
が可能になる。
【0037】なお、本実施の形態では、高周波入力回路
1に対してアナログ地上波放送信号と、アナログケーブ
ル放送信号を入力する場合を例に挙げて説明したが、こ
れはあくまでも一例であり、本発明の高周波入力回路に
入力可能な高周波信号はこれらの放送信号に限定される
ものではない。例えば本発明の高周波入力回路には、ア
ナログ放送信号とデジタル放送信号を入力することも可
能である。
【0038】また、本実施の形態では、2入力に対応し
た高周波入力回路を例に挙げたが、例えばアナログ地上
波放送信号、アナログケーブル放送信号、及びデジタル
地上波放送信号など3つ以上の放送信号に対応した高周
波入力回路を構成することも勿論可能である。その場合
は、高周波スイッチ回路の各入力ラインを形成するPI
Nダイオードと減衰回路のPINダイオードとの共用回
路を設けるようにすれば良い。
【0039】ただし、アナログ放送用のチューナ回路と
デジタル放送用のチューナ回路が別体で構成されている
テレビジョン受像機に対して、本発明の高周波入力回路
を適用する場合は、高周波入力回路の後段にアナログま
たはデジタルの放送信号を、アナログまたはデジタルの
チューナ回路に入力するための高周波スイッチなどを追
加する必要がある。
【0040】また、本実施の形態では、本発明の高周波
入力回路をテレビジョン受像機に適用する場合を例に挙
げて説明したが、テレビジョン受像機以外の各種高周波
受信装置に適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波入
力回路では、高周波スイッチ回路を形成する所定のダイ
オード素子と、減衰回路を形成するダイオード素子とを
共用する共用回路部を設けたことで、従来のように高周
波スイッチ回路と可変減衰回路とを別々に構成する場合
に比べて、回路部品点数を削減することが可能になるた
め、回路の小型化、及び低コスト化を実現することがで
きる。
【0042】特に、本発明の高周波入力回路をテレビジ
ョン受像機に適用すれば、例えば地上波放送とケーブル
テレビジョン放送、或いはアナログテレビジョン放送と
デジタルテレビジョン放送などの2入力に対応したテレ
ビジョン受像機の小型化、低コスト化を図ることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてテレビジョン受像機
の映像処理ブロックの主要な構成を示した図である。
【図2】図1に示した高周波入力回路の構成を示した図
である。
【図3】図1に示した高周波入力回路の動作説明図であ
る。
【図4】図1に示した高周波入力回路の動作説明図であ
る。
【図5】従来のテレビジョン受像機の映像処理ブロック
の主要な構成を示した図である。
【符号の説明】
1 高周波入力回路、1a 高周波スイッチ回路、1b
可変減衰回路、2チューナ回路、3 映像検波回路、
4 AGC回路、5 制御回路、11 共用回路、AN
T アンテナ、C1〜C5 コンデンサ、D1〜D6
PINダイオード、FET 電界効果トランジスタ、I
NV インバータ、L1〜L3 コイル、R1〜R4
抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J050 AA49 BB02 CC12 DD01 EE02 EE03 EE22 EE28 EE31 5K062 AA06 AB11 AD07 AE05 BA03 BB07 BB09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される複数の高周波入力信号のいず
    れかを選択して出力可能に形成される高周波スイッチ回
    路と、 上記高周波スイッチ回路を介して入力される高周波入力
    信号を所要レベルに減衰させる減衰回路とからなり、 上記高周波スイッチ回路を形成する所定のダイオード素
    子と、上記減衰回路を形成するダイオード素子とを共用
    するように形成された共用回路部が設けられていること
    を特徴とする高周波入力回路。
  2. 【請求項2】 上記高周波スイッチ回路が2つの高周波
    入力信号のいずれかを選択して出力可能に形成されてい
    る時は、 上記高周波スイッチ回路を形成するダイオード素子のう
    ち、第1の入力端子から入力される第1の高周波入力信
    号を上記減衰回路に出力する出力ラインに設けられる第
    1のダイオード素子と、上記第2の入力端子から入力さ
    れる第2の高周波入力信号を上記減衰回路に出力する出
    力ラインに設けられる第2のダイオード素子とが上記共
    用回路として形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の高周波入力回路。
JP2002038832A 2002-02-15 2002-02-15 高周波入力回路 Pending JP2003244007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038832A JP2003244007A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 高周波入力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038832A JP2003244007A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 高周波入力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003244007A true JP2003244007A (ja) 2003-08-29

Family

ID=27780045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002038832A Pending JP2003244007A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 高周波入力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003244007A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252161A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Kokusai Electric Inc ダイオードスイッチ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252161A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Kokusai Electric Inc ダイオードスイッチ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100736043B1 (ko) 튜너 및 이를 포함하는 방송 신호 수신 장치
US20070042734A1 (en) Tuner and broadcasting signal receiver including the same
KR100272921B1 (ko) 텔레비젼신호수신용튜너
JP2000307444A (ja) テレビジョン信号受信チューナ
US20090083823A1 (en) Antenna switch and tuner apparatus
JP2007288500A (ja) Am及びfm放送受信回路
KR20070048751A (ko) Rf 선택 스위치 회로, 튜닝 시스템 및 rf 신호 수신장치
JP2007036445A (ja) テレビジョンチューナ
US20090003496A1 (en) Reception apparatus
JP2003244007A (ja) 高周波入力回路
US7398070B2 (en) Variable gain amplifying circuit with matchable input/output impedance
KR100412921B1 (ko) 콤비네이션 튜너
US7088984B2 (en) Electronic tuner
JP2008187329A (ja) 可変利得増幅回路および可変利得アンプの入力インピーダンスマッチング方法
JP2006148783A (ja) チューナ回路、それを備えたデジタル放送受信機
US20040031064A1 (en) Cable receiver having in-band and out-of-band tuners
JPH0730456A (ja) テレビジョンチューナ
US20090021650A1 (en) Common receiver for terrestrial TV and CATV
KR100764371B1 (ko) 멀티방송 수신기용 방송신호 선택회로
JP3573616B2 (ja) 自動利得制御装置
JP3602289B2 (ja) テレビチューナ
JP3558848B2 (ja) テレビジョンチューナーの入力回路
KR100406354B1 (ko) 텔레비전 튜너의 루프쓰루기능을 갖는 입력 스위칭 회로
JP2010114561A (ja) 受信回路
JPS644714B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061002

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061031

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02