JP2007036445A - テレビジョンチューナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 強入力妨害に対する耐性を改善することが可能なテレビジョンチューナを提供する。
【解決手段】 U−V分離回路3に含まれるコンデンサCvの一方端子は、広帯域増幅器2の出力ノードに接続されるとともに、VHFハイバンド入力同調回路11の入力ノードおよびIFトラップ回路18の入力ノードに接続される。コンデンサCvの他方端子は、UHF入力同調回路4の入力ノードに接続される。U−V分離回路3は、広帯域増幅器2によって増幅されたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する。IFトラップ回路18は、U−V分離回路3から分配されたテレビジョン信号を受け、特定の周波数帯域の信号を減衰させて、VHFローバンド入力同調回路19に与える。
【選択図】 図2
【解決手段】 U−V分離回路3に含まれるコンデンサCvの一方端子は、広帯域増幅器2の出力ノードに接続されるとともに、VHFハイバンド入力同調回路11の入力ノードおよびIFトラップ回路18の入力ノードに接続される。コンデンサCvの他方端子は、UHF入力同調回路4の入力ノードに接続される。U−V分離回路3は、広帯域増幅器2によって増幅されたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する。IFトラップ回路18は、U−V分離回路3から分配されたテレビジョン信号を受け、特定の周波数帯域の信号を減衰させて、VHFローバンド入力同調回路19に与える。
【選択図】 図2
Description
この発明は、テレビジョンチューナに関し、特に、シングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナに関する。より特定的には、この発明は、アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信するテレビジョンチューナに関する。
アナログのテレビジョン放送が開始されて50年が経ち、日本のテレビ保有世帯は現在2000万〜3000万世帯となっている。東京・大阪・古屋の一部の地域では2003年から地上波デジタル放送が開始されており、2011年にはアナログ放送が停止することになっている。ケーブルテレビ放送およびBS(Broadcasting Satellite)放送では、既にデジタル方式に切り替えられつつある。また、米国においては2007年に完全デジタル化に移行する予定となっている。このように、世界的に地上波デジタル放送の本格的な普及期を迎えようとしている。
たとえば、米国(US)向けのテレビジョンチューナでは、470〜860MHzを受信するUHF(Ultra High Frequency)バンドと、170〜470MHzを受信するVHF(Very High Frequency)ハイバンドと、54〜170MHzを受信するVHFローバンドとに分割され、各バンドに対応した受信回路を有する。ただし、バンドがどのように分割されるかは国や地域により異なり、特に規定されていない。
従来のテレビジョンチューナでは、一般に、シングルコンバージョン方式(スーパーヘテロダイン方式)が用いられる。シングルコンバージョン方式とは、無線通信の受信機において、受信した高周波信号と局部発振信号を乗算することにより、高周波信号を中間周波数(IF:Intermediate Frequency)に周波数変換し、これを増幅したあとに復調等の受信処理を行なう方式である。
図5は、従来のシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナの概略構成を示すブロック図である。図5において、このテレビジョンチューナは、入力端子101と、ハイパスフィルタ(HPF)102と、入力切替回路103,110と、UHF入力同調回路104と、AGC(Automatic Gain Control)抵抗105,113と、UHF高周波増幅器106と、UHF出力同調回路107と、UHFミキサー回路108と、UHF局部発振回路109と、VHFハイバンド入力同調回路111と、VHFローバンド入力同調回路112と、VHF高周波増幅器114と、VHFハイバンド出力同調回路115と、VHFローバンド出力同調回路116と、VHFミキサー回路117と、VHFハイバンド局部発振回路118と、VHFローバンド局部発振回路119と、IF増幅回路120と、SAWフィルタ121と、アナログ復調回路122と、バンド切替スイッチSW101〜SW104と、バイアス抵抗R103とを備える。入力切替回路103は、スイッチングダイオードDsw101とバイアス抵抗R101とを含む。入力切替回路110は、スイッチングダイオードDsw102とバイアス抵抗R102とを含む。
ハイパスフィルタ102は、入力端子(アンテナ端子)101を介して受けたテレビジョン信号の高域周波数を通過させる。このハイパスフィルタ102は、IFフィルタとも呼ばれ、たとえば5〜46MHzを減衰域とし、54MHz以上を通過域とする。
入力切替回路103は、ハイパスフィルタ102を通過したテレビジョン信号の中からUHF信号を抽出する。入力切替回路103において、スイッチングダイオードDsw101は、UHF入力同調回路104とハイパスフィルタ102との間にハイパスフィルタ102に向かって順方向に接続される。バイアス抵抗R101は、スイッチングダイオードDsw101とUHF入力同調回路104の間のノードと電源供給端子+Buとの間に接続される。UHFバンド選択時は、電源供給端子+Buが所定レベルの電源電圧を受け、スイッチングダイオードDsw101に順方向の電圧が印加されてスイッチングダイオードDsw101がオン状態となる。UHFバンド非選択時は、電源供給端子+Buが接地電圧を受け、スイッチングダイオードDsw101はオフ状態となる。
UHF入力同調回路104は、入力切替回路103からのUHF信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。ここで、同調とは、ある特定の周波数について、その周波数成分をもつ信号を共振により増幅させることをいい、その周波数以外の成分を相対的に減衰させる効果を有する。
AGC抵抗105は、利得制御端子GCとUHF高周波増幅器106との間に接続される。利得制御端子GCは、アナログ復調回路122内部の映像信号復調回路から供給される利得制御電圧を受ける。UHF高周波増幅器106は、利得制御端子GCからAGC抵抗105を介して印加される利得制御電圧を受けて、UHF入力同調回路104によって同調されたUHF信号を増幅する。
UHF出力同調回路107は、UHF高周波増幅器106によって増幅されたUHF信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。UHFミキサー回路108は、UHF局部発振回路109からの局部発振信号を受けて、UHF出力同調回路107によって同調されたUHF信号をIF信号に周波数変換する。
バイアス抵抗103は、ハイパスフィルタ102と接地電位GNDのラインとの間に接続される。
入力切替回路110は、ハイパスフィルタ102を通過したテレビジョン信号の中からVHF信号を抽出する。入力切替回路110において、スイッチングダイオードDsw102は、バンド切替スイッチSW101とハイパスフィルタ102との間にハイパスフィルタ102に向かって順方向に接続される。バイアス抵抗R102は、スイッチングダイオードDsw102とバンド切替スイッチSW101の間のノードと電源供給端子+Bvとの間に接続される。VHFバンド選択時は、電源供給端子+Bvが所定レベルの電源電圧を受け、スイッチングダイオードDsw102に順方向の電圧が印加されてスイッチングダイオードDsw102がオン状態となる。VHFバンド非選択時は、電源供給端子+Bvが接地電圧を受け、スイッチングダイオードDsw102はオフ状態となる。
バンド切替スイッチSW101は、入力切替回路110からのVHF信号を受け、VHFハイバンド選択時はVHFハイバンド入力同調回路111にVHFハイバンド信号を与え、VHFローバンド選択時はVHFローバンド入力同調回路112にVHFローバンド信号を与える。
VHFハイバンド入力同調回路111は、バンド切替スイッチSW101からのVHFハイバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。VHFローバンド入力同調回路112は、バンド切替スイッチSW101からのVHFローバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。
AGC抵抗113は、利得制御端子GCとVHF高周波増幅器114との間に接続される。VHF高周波増幅器114は、利得制御端子GCからAGC抵抗113を介して印加される利得制御電圧を受けて、VHFハイバンド入力同調回路111およびVHFローバンド入力同調回路112によってそれぞれ同調されたVHF信号を増幅する。
バンド切替スイッチSW102は、VHF高周波増幅器114からのVHF信号を受け、VHFハイバンド選択時はVHFハイバンド出力同調回路115にVHFハイバンド信号を与え、VHFローバンド選択時はVHFローバンド出力同調回路116にVHFローバンド信号を与える。
VHFハイバンド出力同調回路115は、バンド切替スイッチSW102からのVHFハイバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。VHFローバンド出力同調回路116は、バンド切替スイッチSW102からのVHFローバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。
バンド切替スイッチSW103は、VHFハイバンド選択時はVHFハイバンド出力同調回路115からのVHFハイバンド信号をVHFミキサー回路117に与え、VHFローバンド選択時はVHFローバンド出力同調回路116からのVHFローバンド信号をVHFミキサー回路117に与える。
VHFミキサー回路117は、VHFハイバンド局部発振回路118からの局部発振信号またはVHFローバンド局部発振回路119からの局部発振信号を受けて、VHFハイバンド出力同調回路115またはVHFローバンド出力同調回路116によって同調されたVHF信号をIF信号に周波数変換する。バンド切替スイッチSW104は、VHFハイバンド選択時はVHFハイバンド局部発振回路118からの局部発振信号をVHFミキサー回路117に与え、VHFローバンド選択時はVHFローバンド局部発振回路119からの局部発振信号をVHFミキサー回路117に与える。
IF増幅回路120は、UHFミキサー回路108またはVHFミキサー回路117によって周波数変換されたIF信号を増幅する。SAWフィルタ121は、IF増幅回路120の出力信号を受け、所望の周波数帯域の信号のみを通過させる。
アナログ復調回路122は、SAWフィルタ121の出力信号を復調して、ベースバンド帯の映像帯域信号および音声帯域信号を出力する。また、復調したベースバンド帯の帯域信号のレベルに応じて、利得制御電圧を生成して利得制御端子GCに与える。
なお、バンド切替スイッチSW101〜SW104の切替制御、電源供給端子+Bu,+Bvの電圧制御、各同調回路の同調制御などの選局制御動作は、選局されたチャネルの周波数に応じて、図示しないPLL(Phase Locked Loop)制御回路により行なわれる。
また、バンド切替スイッチSW101〜SW104は、たとえばスイッチングダイオードで構成される。
下記の特許文献1には、VHFハイバンド受信時に、受信したVHFハイバンドの信号が減衰を受けず、NF、入力感度、S/N等の特性に影響を与えないテレビジョンチューナの入力回路が開示されている。
また下記の特許文献2には、選択度特性のすぐれたテレビジョンチューナの入力同調回路を簡単な構成で実現する方法が開示されている。
また下記の特許文献3には、テレビジョン信号受信チューナで簡単にFM放送信号を受信できるようにし、さらにテレビジョン信号あるいはFM放送信号の受信時に他の妨害信号の影響を受けないようにする方法が開示されている。
特開2001−156593号公報
特開2001−168683号公報
特開平11−8562号公報
地上波デジタル放送が十分に普及してアナログ放送が終了するまでは、現在のアナログ放送と地上波デジタル放送と並行して実施する必要がある。これにより、周波数(チャンネル)が混みあっている一部の地域ではデジタルとアナログの電波が混信してしまう。このため、アナログ放送のVHF帯(90〜220MHz)の周波数(チャンネル)をUHF帯(470〜770MHz)の周波数(チャンネル)へ変更するアナアナ変換が実施されている。このアナアナ変換により、地域によってはVHF帯〜UHF帯において20チャンネル以上の放送波が送信されている。このため、テレビジョンチューナが受けるテレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上(たとえば100〜105dBuV)の強入力レベルになっているケースがある。特にアンテナとテレビジョンチューナとの間に信号増幅用のブースタが設置されている場合は、テレビジョンチューナが受けるテレビジョン信号の入力レベルが大きくなる。
図5に示した従来のシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナでは、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上の強入力レベルとなっている場合、種々の強入力妨害が発生するという問題があった。
たとえば、アンテナが受信したテレビジョン信号が複数のテレビジョンチューナに分配されている場合、電源オフ(無通電状態)にされているテレビジョンチューナからノイズが発生して、電源オン(通電状態)にされているテレビジョンチューナが妨害(無通電妨害)を受けるという問題があった。これは、電源オフ(無通電状態)にされているテレビジョンチューナが強入力レベルのテレビジョン信号を受けると、入力切替回路103,110に用いられているスイッチングダイオードDsw101,Dsw102、およびバンド切替スイッチ(スイッチングダイオード)SW101〜SW104が飽和状態になるためである。
また、無通電状態で一旦飽和したスイッチングダイオードが通電状態にされた場合、歪みが発生してしまう。このため、アナアナ変換によりUHF帯(470〜770MHz)の高域側に配置されたアナログ放送のチャンネルに対して、UHF帯の低域側(たとえば470〜500MHz)に配置されたデジタル放送のチャンネルが妨害(デジタル妨害)を与えるという問題があった。さらに、スイッチングダイオードによる歪みの影響で、テレビジョンチューナのCN比(搬送波電力対雑音電力比)が劣化してしまうという問題があった。
しかしながら、入力切替回路103,110に用いられているスイッチングダイオードDsw101,Dsw102を除去すると、UHF帯のチャンネル受信時においてはVHFハイバンド入力同調回路111およびVHFローバンド入力同調回路112によるトラップ(不要な周波数の信号を減衰させること)の影響を受け易く、またVHF帯のチャンネル受信時においてはUHF入力同調回路104によるトラップの影響を受け易くなってしまうという問題が生じていた。
また、デジタル放送を受信するテレビジョンチューナでは、チューナの入力部に広帯域増幅器が設けられることが多い。この場合は、スイッチングダイオードによる歪みの影響が更に大きくなってしまうという問題が生じていた。
以上のように、従来のシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナでは、種々の強入力妨害に対する耐性が十分でないという問題があった。また、特許文献1〜3に記載されたチューナは、上記の諸問題をすべて解決し得るものではない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、強入力妨害に対する耐性を改善することが可能なテレビジョンチューナを提供することである。
この発明に係わるテレビジョンチューナは、アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信するシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナであって、アンテナ端子を介して受けたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路と、UHFバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部と、VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を受けて、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、フィルタ部を通過した信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部と、UHFバンドとVHFハイバンドとVHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部とを備えたものである。
この発明に係わる他のテレビジョンチューナは、アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信するシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナであって、アンテナ端子を介してテレビジョン信号を受け、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部と、フィルタ部を通過した信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路と、UHFバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部と、VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部と、UHFバンドとVHFハイバンドとVHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部とを備えたものである。
好ましくは、フィルタ部は、VHFローバンドよりも低い周波数の所定の周波数帯域を減衰域とするトラップ回路である。
また好ましくは、分離回路は、その一方端子がアンテナ端子からのテレビジョン信号を受け、その他方端子が第1の同調増幅部の入力ノードに接続されたコンデンサを含む。第1の同調増幅部は、その入力ノードと基準電位のラインとの間に接続されたコイルを含む。コンデンサおよびコイルは、UHFバンドを通過域とするハイパスフィルタを構成する。
また好ましくは、U−V分離回路は、互いに磁気的に結合された第1および第2のインダクタを含む。第1および第2のインダクタは、UHFバンドを通過域とするハイパスフィルタを構成する。
また好ましくは、さらに、アンテナ端子と分離回路との間に設けられ、テレビジョン信号を広帯域にわたって増幅する広帯域増幅器を備える。
この発明に係わるテレビジョンチューナでは、アンテナ端子を介して受けたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路と、UHFバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部と、VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を受けて、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、フィルタ部を通過した信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部と、UHFバンドとVHFハイバンドとVHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部とを備えたものである。したがって、従来のテレビジョンチューナに用いていたスイッチングダイオードの使用を廃止することができる。これにより、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上の強入力レベルとなっている場合における、強入力妨害に対する耐性が改善される。
この発明に係わる他のテレビジョンチューナでは、アンテナ端子を介してテレビジョン信号を受け、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部と、フィルタ部を通過した信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路と、UHFバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部と、VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部と、VHFローバンドの系統に対応して設けられ、分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部と、UHFバンドとVHFハイバンドとVHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部とを備えたものである。この場合も、従来のテレビジョンチューナに用いていたスイッチングダイオードの使用を廃止することができる。これにより、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上の強入力レベルとなっている場合における、強入力妨害に対する耐性が改善される。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナの概略構成を示すブロック図である。図1において、470〜860MHzを受信するUHFバンドと、170〜470MHzを受信するVHFハイバンドと、54〜170MHzを受信するVHFローバンドとに分割され、各バンドに対応した受信回路を有する米国向けのテレビジョンチューナを一例として示す。ただし、バンドがどのように分割されるかは国や地域により異なり、特に規定されていない。このテレビジョンチューナは、アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信し、ケーブルインターネットのパケットデータ通信を行なうこともできる。
図1は、この発明の実施の形態1によるシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナの概略構成を示すブロック図である。図1において、470〜860MHzを受信するUHFバンドと、170〜470MHzを受信するVHFハイバンドと、54〜170MHzを受信するVHFローバンドとに分割され、各バンドに対応した受信回路を有する米国向けのテレビジョンチューナを一例として示す。ただし、バンドがどのように分割されるかは国や地域により異なり、特に規定されていない。このテレビジョンチューナは、アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信し、ケーブルインターネットのパケットデータ通信を行なうこともできる。
図1を参照して、このテレビジョンチューナは、入力端子1と、広帯域増幅器2と、U−V分離回路3と、UHF入力同調回路4と、AGC抵抗5,12,20と、UHF高周波増幅器6と、バンド切替回路7,14,22と、UHF出力同調回路8と、UHFミキサー回路9と、UHF局部発振回路10と、VHFハイバンド入力同調回路11と、VHFハイバンド高周波増幅器13と、VHFハイバンド出力同調回路15と、VHFハイバンドミキサー回路16と、VHFハイバンド局部発振回路17と、IFトラップ回路18と、VHFローバンド入力同調回路19と、VHFローバンド高周波増幅器21と、VHFローバンド出力同調回路23と、VHFローバンドミキサー回路24と、VHFローバンド局部発振回路25と、IF増幅回路26と、SAWフィルタ27と、アナログ復調回路28とを備える。
広帯域増幅器2は、入力端子(アンテナ端子)1を介して受けたテレビジョン信号を広帯域にわたって増幅する。U−V分離回路3は、広帯域増幅器2によって増幅されたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する。
UHF入力同調回路4は、U−V分離回路3から分配されたテレビジョン信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調し、UHF信号を出力する。AGC抵抗5は、利得制御端子GCとUHF高周波増幅器6との間に接続される。利得制御端子GCは、アナログ復調回路28内部の映像信号復調回路から供給される利得制御電圧を受ける。UHF高周波増幅器6は、利得制御端子GCからAGC抵抗5を介して印加される利得制御電圧を受けて、UHF入力同調回路4によって同調されたUHF信号を増幅する。
バンド切替回路7は、電源供給端子+Buに与えられる電圧に応じて、UHFバンドの系統を動作状態または非動作状態に切替える。UHFバンド選択時は、電源供給端子+Buが所定レベルの電源電圧を受け、UHFバンドの系統を動作状態にする。UHFバンド非選択時は、電源供給端子+Buが接地電圧を受け、UHFバンドの系統を非動作状態にする。
UHF出力同調回路8は、バンド切替回路7からUHF信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。UHFミキサー回路9は、UHF局部発振回路10からの局部発振信号を受けて、UHF出力同調回路8によって同調されたUHF信号をIF信号に周波数変換する。
VHFハイバンド入力同調回路11は、U−V分離回路3から分配されたテレビジョン信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調し、VHFハイバンド信号を出力する。AGC抵抗12は、利得制御端子GCとVHFハイバンド高周波増幅器13との間に接続される。利得制御端子GCは、アナログ復調回路28内部の映像信号復調回路から供給される利得制御電圧を受ける。VHFハイバンド高周波増幅器13は、利得制御端子GCからAGC抵抗12を介して印加される利得制御電圧を受けて、VHFハイバンド入力同調回路11によって同調されたVHFハイバンド信号を増幅する。
バンド切替回路14は、電源供給端子+BvHに与えられる電圧に応じて、VHFハイバンドの系統を動作状態または非動作状態に切替える。VHFハイバンド選択時は、電源供給端子+BvHが所定レベルの電源電圧を受け、VHFハイバンドの系統を動作状態にする。VHFハイバンド非選択時は、電源供給端子+BvHが接地電圧を受け、VHFハイバンドの系統を非動作状態にする。
VHFハイバンド出力同調回路15は、バンド切替回路14からVHFハイバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。VHFハイバンドミキサー回路16は、VHFハイバンド局部発振回路16からの局部発振信号を受けて、VHFハイバンド出力同調回路15によって同調されたVHFハイバンド信号をIF信号に周波数変換する。
IFトラップ回路18は、U−V分離回路3から分配されたテレビジョン信号を受け、特定の周波数帯域の信号を減衰させる。このIFトラップ回路18は、共振周波数近傍の信号を減衰させる一般的な構成のトラップ回路であり、たとえば40〜46MHzを減衰域とし、54MHz以上を通過域とする。
VHFローバンド入力同調回路19は、IFトラップ回路18を通過したテレビジョン信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調し、VHFローバンド信号を出力する。AGC抵抗20は、利得制御端子GCとVHFローバンド高周波増幅器21との間に接続される。利得制御端子GCは、アナログ復調回路28内部の映像信号復調回路から供給される利得制御電圧を受ける。VHFローバンド高周波増幅器21は、利得制御端子GCからAGC抵抗20を介して印加される利得制御電圧を受けて、VHFローバンド入力同調回路19によって同調されたVHFローバンド信号を増幅する。
バンド切替回路22は、電源供給端子+BvLに与えられる電圧に応じて、VHFローバンドの系統を動作状態または非動作状態に切替える。VHFローバンド選択時は、電源供給端子+BvLが所定レベルの電源電圧を受け、VHFローバンドの系統を動作状態にする。VHFローバンド非選択時は、電源供給端子+BvLが接地電圧を受け、VHFローバンドの系統を非動作状態にする。
VHFローバンド出力同調回路23は、バンド切替回路22からVHFローバンド信号を受け、同調電圧供給端子VTから供給される同調電圧に応じて特定のチャネルの周波数を選択して同調する。VHFローバンドミキサー回路24は、VHFローバンド局部発振回路25からの局部発振信号を受けて、VHFローバンド出力同調回路23によって同調されたVHFローバンド信号をIF信号に周波数変換する。
IF増幅回路26は、UHFミキサー回路9またはVHFハイバンドミキサー回路16またはVHFハイバンドミキサー回路24によって周波数変換されたIF信号を増幅する。SAWフィルタ27は、IF増幅回路26の出力信号を受け、所望の周波数帯域の信号のみを通過させる。
アナログ復調回路28は、SAWフィルタ27の出力信号を復調して、ベースバンド帯の映像帯域信号および音声帯域信号を出力する。また、復調したベースバンド帯の帯域信号のレベルに応じて、利得制御電圧を生成して利得制御端子GCに与える。
なお、電源供給端子+Bu,+BvH,+BvL、同調電圧供給端子VT、および利得制御端子GCが受ける各電圧は、図示しないMOPLL(Mixer+Oscillator+Phase-Locked-Loop)−IC(集積回路)から供給される。このMOPLL−ICは、選局されたチャネルの周波数に応じて、図示しないCPUによって制御される。
図2は、図1に示したテレビジョンチューナの具体的な回路構成の一部を示す回路ブロック図である。図2において、U−V分離回路3は、コンデンサCvを含む。コンデンサCvの一方端子は、広帯域増幅器2の出力ノードに接続されるとともに、VHFハイバンド入力同調回路11の入力ノードおよびIFトラップ回路18の入力ノードに接続される。コンデンサCvの他方端子は、UHF入力同調回路4の入力ノードに接続される。
UHF入力同調回路4は、コイルL1〜L3と、可変容量ダイオードDt1と、コンデンサCt1,Ce1,Cm1,Cd1と、バイアス抵抗R1とを含む。インピーダンス整合用のコイルL1は、ノードN1とU−V分離回路3との間に接続される。同調用のコイルL2は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続される。同調用の可変容量ダイオードDt1は、ノードN1とノードN2との間に接続される。同調回路の周波数変化比設定用のコンデンサCt1は、ノードN2と接地電位GNDのラインとの間に接続される。バイアス抵抗R1と高周波ノイズを除去するバイパス用のコンデンサCe1は、ノードN2と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。バイアス抵抗R1とコンデンサCe1との間のノードは、同調電圧供給端子VTに接続される。同調用のコイルL3は、ノードN2とノードN3との間に接続される。イメージトラップ用のコンデンサCm1は、ノードN3とノードN1との間に接続される。直流阻止用のコンデンサCd1は、ノードN3とUHF高周波増幅器6の第1の入力ノードとの間に接続される。
U−V分離回路3のコンデンサCvおよびUHF入力同調回路4のコイルL1,L2は、ハイパスフィルタを構成する。このハイパスフィルタは、VHF帯を減衰域とし、UHF帯を通過域とする。
可変容量ダイオードDt1、コンデンサCt1およびコイルL2は、共振回路を構成する。可変容量ダイオードDt1、コイルL3およびコンデンサCm1で構成されるループは、可変型イメージトラップを構成する。同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧に応じて、可変容量ダイオードDt1の容量が変化し、同調回路のインピーダンスが変化することによって、共振周波数が変化する。これにより、UHFバンドにおいて、選局される各チャネルの周波数に応じたイメージ信号が除去される。
チャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が低くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が低くなる。これにより、可変容量ダイオードDt1に印加される逆電圧が低下して、可変容量ダイオードDt1の容量が大きくなるため、可変容量ダイオードDt1、コンデンサCt1およびコイルL2で構成される共振回路の共振周波数を低くすることができる。またチャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が高くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が高くなる。これにより、可変容量ダイオードDt1に印加される逆電圧が上昇して、可変容量ダイオードDt1の容量が小さくなるため、可変容量ダイオードDt1、コンデンサCt1およびコイルL2で構成される共振回路の共振周波数を高くすることができる。
UHF高周波増幅器(電界効果トランジスタ)6の第2の入力ノードは、バイパス用のコンデンサCe2を介して接地電位GNDのラインに接続されるとともに、バイアス抵抗5を介して利得制御端子GCに接続される。バイパス用のコンデンサCe3は、UHF高周波増幅器6の第2の入力ノードと接地電位GNDとの間に、バイアス抵抗5と直列接続される。このUHF高周波増幅器6の増幅利得は、第1の入力ノードが受けるUHF信号と第2の入力ノードがうける利得制御電圧との差分に応じて決まる。
バンド切替回路7は、ダンピング抵抗R2と、チョークコイルL4と、コンデンサCe4とを含む。UHF高周波増幅器6の出力ノードは、バンド切替回路7内のノードN4を介してUHF出力同調回路8の入力ノードに接続される。ダンピング抵抗R2およびチョークコイルL4は、ノードN4と電源供給端子+Buとの間に直列接続される。バイパス用のコンデンサCe4は、電源供給端子+Buと接地電位GNDのラインとの間に接続される。チョークコイルL4は、UHF信号よりも低い周波数の信号を除去するためのものである。また、ダンピング抵抗R2は、チョークコイルL4による共振を防ぐためのものである。
VHFハイバンド入力同調回路11は、コイルL5,L6と、可変容量ダイオードDt2,Dt3と、コンデンサCd2,Cd3,Ct2,Ce5,Cm2と、バイアス抵抗R3,R4とを含む。直流阻止用のコンデンサCd2は、ノードN5とU−V分離回路3との間に接続される。インピーダンス整合用のコイルL5は、ノードN5とノードN6との間に接続される。同調用のコイルL6は、ノードN6と接地電位GNDのラインとの間に接続される。同調用の可変容量ダイオードDt2と同調回路の周波数変化比設定用のコンデンサCt2は、ノードN6と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。バイアス抵抗R2は、可変容量ダイオードDt2とコンデンサCt2との間のノードとノードN7との間に接続される。ノードN7は、同調電圧供給端子VTに接続される。バイパス用のコンデンサCe5は、ノードN7と接地電位GNDのラインとの間に接続される。バイアス抵抗R4は、ノードN8とノードN7との間に接続される。VHFハイバンド入力同調回路11とVHFハイバンド高周波増幅器13とのインピーダンス整合用の可変容量ダイオードDt3は、ノードN6とノードN8との間に接続される。イメージトラップ用のコンデンサCm2は、ノードN8とノードN5との間に接続される。直流阻止用のコンデンサCd3は、ノードN8とVHFハイバンド高周波増幅器13の第1の入力ノードとの間に接続される。
可変容量ダイオードDt2、コンデンサCt2およびコイルL6は、共振回路を構成する。コイルL5、可変容量ダイオードDt3およびコンデンサCm2で構成されるループは、可変型イメージトラップを構成する。同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧に応じて、可変容量ダイオードDt2の容量が変化し、同調回路のインピーダンスが変化することによって、共振周波数が変化する。これにより、VHFハイバンドにおいて、選局される各チャネルの周波数に応じたイメージ信号が除去される。
チャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が低くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が低くなる。これにより、可変容量ダイオードDt2に印加される逆電圧が低下して、可変容量ダイオードDt2の容量が大きくなるため、可変容量ダイオードDt2、コンデンサCt2およびコイルL6で構成される共振回路の共振周波数を低くすることができる。またチャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が高くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が高くなる。これにより、可変容量ダイオードDt2に印加される逆電圧が上昇して、可変容量ダイオードDt2の容量が小さくなるため、可変容量ダイオードDt2、コンデンサCt2およびコイルL6で構成される共振回路の共振周波数を高くすることができる。
VHFハイバンド高周波増幅器(電界効果トランジスタ)13の第2の入力ノードは、バイパス用のコンデンサCe6を介して接地電位GNDのラインに接続されるとともに、バイアス抵抗12を介して利得制御端子GCに接続される。バイパス用のコンデンサCe7は、VHFハイバンド高周波増幅器13の第2の入力ノードと接地電位GNDとの間に、バイアス抵抗12と直列接続される。このVHFハイバンド高周波増幅器13の増幅利得は、第1の入力ノードが受けるVHFハイバンド信号と第2の入力ノードがうける利得制御電圧との差分に応じて決まる。
バンド切替回路14は、チョークコイルL7と、コンデンサCe8とを含む。VHFハイバンド高周波増幅器13の出力ノードは、バンド切替回路14内のノードN9を介してVHFハイバンド出力同調回路15の入力ノードに接続される。チョークコイルL7は、ノードN9と電源供給端子+BvHとの間に接続される。バイパス用のコンデンサCe8は、電源供給端子+BvHと接地電位GNDのラインとの間に接続される。チョークコイルL7は、VHFハイバンド信号よりも低い周波数の信号を除去するためのものである。
VHFローバンド入力同調回路19は、コイルL8,L9と、可変容量ダイオードDt4,Dt5と、コンデンサCd4,Cd5,Ct3,Ce9,Cm3と、バイアス抵抗R6,R7とを含む。直流阻止用のコンデンサCd4は、ノードN10とIFトラップ回路18との間に接続される。インピーダンス整合用のコイルL8は、ノードN10とノードN11との間に接続される。同調用のコイルL10は、ノードN11と接地電位GNDのラインとの間に接続される。同調用のコイルL9およびダンピング抵抗R5は、ノードN11とノードN12との間に並列接続される。同調用の可変容量ダイオードDt4と同調回路の周波数変化比設定用のコンデンサCt3は、ノードN12と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。バイアス抵抗R5は、可変容量ダイオードDt4とコンデンサCt3との間のノードとノードN13との間に接続される。ノードN13は、同調電圧供給端子VTに接続される。バイパス用のコンデンサCe9は、ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に接続される。バイアス抵抗R7は、ノードN14とノードN13との間に接続される。VHFローバンド入力同調回路19とVHFローバンド高周波増幅器21とのインピーダンス整合用の可変容量ダイオードDt5は、ノードN12とノードN14との間に接続される。イメージトラップ用のコンデンサCm3は、ノードN14とノードN10との間に接続される。直流阻止用のコンデンサCd5は、ノードN14とVHFローバンド高周波増幅器21の第1の入力ノードとの間に接続される。
可変容量ダイオードDt4、コンデンサCt3およびコイルL9,L10は、共振回路を構成する。コイルL8,L9、ダンピング抵抗R5、可変容量ダイオードDt5およびコンデンサCm3で構成されるループは、可変型イメージトラップを構成する。同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧に応じて、可変容量ダイオードDt4の容量が変化し、同調回路のインピーダンスが変化することによって、共振周波数が変化する。これにより、VHFローバンドにおいて、選局される各チャネルの周波数に応じたイメージ信号が除去される。
チャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が低くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が低くなる。これにより、可変容量ダイオードDt4に印加される逆電圧が低下して、可変容量ダイオードDt4の容量が大きくなるため、可変容量ダイオードDt4、コンデンサCt3およびコイルL9,L10で構成される共振回路の共振周波数を低くすることができる。またチャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が高くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が高くなる。これにより、可変容量ダイオードDt4に印加される逆電圧が上昇して、可変容量ダイオードDt4の容量が小さくなるため、可変容量ダイオードDt4、コンデンサCt3およびコイルL9,L10で構成される共振回路の共振周波数を高くすることができる。
VHFローバンド高周波増幅器(電界効果トランジスタ)21の第2の入力ノードは、バイパス用のコンデンサCe10を介して接地電位GNDのラインに接続されるとともに、バイアス抵抗20を介して利得制御端子GCに接続される。バイパス用のコンデンサCe11は、VHFローバンド高周波増幅器21の第2の入力ノードと接地電位GNDとの間に、バイアス抵抗20と直列接続される。このVHFローバンド高周波増幅器21の増幅利得は、第1の入力ノードが受けるVHFローバンド信号と第2の入力ノードがうける利得制御電圧との差分に応じて決まる。
バンド切替回路22は、チョークコイルL11と、コンデンサCe12とを含む。VHFローバンド高周波増幅器21の出力ノードは、バンド切替回路22内のノードN15を介してVHFローバンド出力同調回路23の入力ノードに接続される。チョークコイルL11は、ノードN15と電源供給端子+BvLとの間に接続される。バイパス用のコンデンサCe12は、電源供給端子+BvLと接地電位GNDのラインとの間に接続される。チョークコイルL11は、VHFローバンド信号よりも低い周波数の信号を除去するためのものである。
ここで、入力同調回路4,11,19および出力同調回路8,15,23の選択度特性について説明する。受信しようとする電波を他の電波から分離して、混信を受けないで受信するためには、高い選択度が要求される。通常、入力同調回路4,11,19の各々において20dB、出力同調回路8,15,23の各々において40dB、すなわち各バンドで入力同調回路と出力同調回路とで合計60dB以上の選択度特性が要求される。
UHF入力同調回路4およびVHFハイバンド入力同調回路11では、40dB以上の減衰量が得られるため、それらの前段にIFトラップ回路を設ける必要はない。これに対し、VHFローバンド入力同調回路19では、10dB程度の減衰量しか得られない。これは、VHFローバンド信号の周波数帯域が中間周波数帯域に近いからである。このため、VHFローバンド入力同調回路19の前段に、減衰域40〜46MHzにおいて15〜20dBの減衰量が得られるIFトラップ回路18を設けている。これにより、IFトラップ回路18とVHFローバンド入力同調回路19とで合計25〜30dBの減衰量が得られる。
なお、IFトラップ回路18(減衰域40〜46MHz、通過域54MHz以上)の代わりに、たとえば5〜46MHzを減衰域とし、54MHz以上を通過域とするハイパスフィルタ(IFフィルタ)を用いてもよい。ハイパスフィルタ(IFフィルタ)は、IFトラップ回路よりも大きな減衰量が得られるため、選択度特性は十分に確保される。
以上のように、この実施の形態1では、図5に示した従来のテレビジョンチューナに用いていたスイッチングダイオードDsw101,Dsw102およびバンド切替スイッチ(スイッチングダイオード)SW101〜SW104の使用を廃止することができる。これにより、テレビジョン信号の入力レベルが90dBuV以上の強入力レベルとなっている場合における、強入力妨害に対する耐性が改善される。具体的には、混変調歪み(IMD:Intermodulation Distortion)が従来に比べて5〜10dB以上改善される。
また、アンテナが受信したテレビジョン信号が複数のテレビジョンチューナに分配されている場合、電源オフ(無通電状態)にされているテレビジョンチューナからノイズが発生して、電源オン(通電状態)にされているテレビジョンチューナが妨害(無通電妨害)を受けるという問題も解消される。具体的には、無通電状態のテレビジョンチューナから発生するノイズとテレビジョン信号との相対比をみると、従来は−30〜−40dBcしか得られなかったのに対して、−60dBc以上得られるようになり、ノイズがほとんど発生しなくなる。
また、デジタル放送のチャンネルがアナログ放送のチャンネルに与えるデジタル妨害についても、従来に比べて数dB以上改善され、実質的に障害が発生しなくなる。さらに、テレビジョンチューナのCN比(搬送波電力対雑音電力比)も改善される。具体的には、RF(無線周波数)入力レベルにおいて、規定のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)に対して10dB以上の改善がみられる。
図5に示した従来のテレビジョンチューナに用いていたスイッチングダイオードDsw101,Dsw102を除去するとトラップの影響を受け易くなってしまうという問題は、U−V分離回路3を設けたことによって解決される。U−V分離回路3を構成するコンデンサCvと、UHF入力同調回路4に含まれるコイルL1、VHFハイバンド入力同調回路11に含まれるコイルL5、VHFローバンド入力同調回路19に含まれるコイルL8の各々との組合せにより、トラップの影響を軽減する効果が得られる。
また、スイッチングダイオードを使用しないため、テレビジョンチューナの入力部に広帯域増幅器2を設けても問題なく、低雑音かつ高利得かつ低歪みのテレビジョンチューナが実現できる。
さらに、ハイパスフィルタの代わりにIFトラップ回路18を使用することにより、低コスト化が図れる。また、スイッチングダイオードを使用しないため、従来に比べて消費電流が低減される。
[実施の形態1の変更例]
図3は、この発明の実施の形態1の変更例によるテレビジョンチューナの概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図3のテレビジョンチューナを参照して、図1のテレビジョンチューナと異なる点は、IFトラップ回路18がVHFローバンド入力同調回路19の前段ではなく広帯域増幅器2の前段に設けられている点である。なお、図3において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明は繰返さない。
図3は、この発明の実施の形態1の変更例によるテレビジョンチューナの概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図3のテレビジョンチューナを参照して、図1のテレビジョンチューナと異なる点は、IFトラップ回路18がVHFローバンド入力同調回路19の前段ではなく広帯域増幅器2の前段に設けられている点である。なお、図3において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明は繰返さない。
IFトラップ回路18は、入力端子(アンテナ端子)1を介してテレビジョン信号を受け、特定の周波数帯域の信号を減衰させる。このIFトラップ回路18は、たとえば40〜46MHzを減衰域とし、54MHz以上を通過域とする。
この場合も、実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、IFトラップ回路18の代わりに、たとえば5〜46MHzを減衰域とし、54MHz以上を通過域とするハイパスフィルタ(IFフィルタ)を用いてもよい。
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2によるシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナの具体的な回路構成の一部を示す回路ブロック図であって、図2と対比される図である。図4を参照して、図2のU−V分離回路3およびUHF入力同調回路4がU−V分離回路31およびUHF入力同調回路32で置換されている。なお、図4において、図2と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明は繰返さない。
図4は、この発明の実施の形態2によるシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナの具体的な回路構成の一部を示す回路ブロック図であって、図2と対比される図である。図4を参照して、図2のU−V分離回路3およびUHF入力同調回路4がU−V分離回路31およびUHF入力同調回路32で置換されている。なお、図4において、図2と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明は繰返さない。
U−V分離回路31は、互いに磁気的に結合したインダクタL31,L32を含む。インダクタL31は、高周波増幅器2とVHFハイバンド入力同調回路11との間に接続される。インダクタL32は、UHF入力同調回路32の入力ノードと接地電位GNDのラインとの間に接続される。インダクタL31,L32の結合度を適切な値に設定することによって、VHF帯を減衰域とし、UHF帯を通過域とする。これにより、UHF入力同調回路32にはUHF帯の信号のみが与えられる。
UHF入力同調回路32は、コイルL33〜L36と、可変容量ダイオードDt31,Dt32と、コンデンサCh,Ct31,Ce31,Cd31,Cm31と、バイアス抵抗R31,R32とを含む。直流阻止用のコンデンサChおよびインピーダンス整合用のコイルL33は、ノードN31とU−V分離回路31との間に直列接続される。インピーダンス整合用のコイルL34は、ノードN31と接地電位GNDのラインとの間に接続される。インピーダンス整合用のコイルL35は、ノードN31とノードN32との間に接続される。同調用のコイルL36は、ノードN32と接地電位GNDのラインとの間に接続される。同調用の可変容量ダイオードDt31と同調回路の周波数変化比設定用のコンデンサCt31は、ノードN32と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。バイアス抵抗R31は、可変容量ダイオードDt31とコンデンサCt31との間のノードとノードN33との間に接続される。ノードN33は、同調電圧供給端子VTに接続される。バイパス用のコンデンサCe31は、ノードN33と接地電位GNDのラインとの間に接続される。バイアス抵抗R32は、ノードN33とノードN34との間に接続される。VHF入力同調回路32とUHF高周波増幅器6とのインピーダンス整合用の可変容量ダイオードDt32は、ノードN32とノードN34との間に接続される。イメージトラップ用のコンデンサCm31は、ノードN34とノードN31との間に接続される。直流阻止用のコンデンサCd31は、ノードN34とUHF高周波増幅器6の第1の入力ノードとの間に接続される。
可変容量ダイオードDt31、コンデンサCt31およびコイルL36は、共振回路を構成する。コイルL35、可変容量ダイオードDt32およびコンデンサCm31で構成されるループは、可変型イメージトラップを構成する。同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧に応じて、可変容量ダイオードDt31の容量が変化し、同調回路のインピーダンスが変化することによって、共振周波数が変化する。これにより、UHFバンドにおいて、選局される各チャネルの周波数に応じたイメージ信号が除去される。
チャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が低くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が低くなる。これにより、可変容量ダイオードDt31に印加される逆電圧が低下して、可変容量ダイオードDt31の容量が大きくなるため、可変容量ダイオードDt31、コンデンサCt31およびコイルL36で構成される共振回路の共振周波数を低くすることができる。またチャンネル変更によって、選局していたチャネルの周波数よりも新しく選局したチャネルの周波数が高くなった場合は、同調電圧供給端子VTに供給される同調電圧が高くなる。これにより、可変容量ダイオードDt31に印加される逆電圧が上昇して、可変容量ダイオードDt31の容量が小さくなるため、可変容量ダイオードDt31、コンデンサCt31およびコイルL36で構成される共振回路の共振周波数を高くすることができる。
したがって、実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、この場合も、IFトラップ回路18をVHFローバンド入力同調回路19の前段ではなく広帯域増幅器2の前段に設けてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,101 入力端子、2 広帯域増幅器、3,31 U−V分離回路、4,32,104 UHF入力同調回路、5,12,20,105,113 AGC抵抗、6,106 UHF高周波増幅器、7,14,22 バンド切替回路、8,107 UHF出力同調回路、9,108 UHFミキサー回路、10,109 UHF局部発振回路、11,111 VHFハイバンド入力同調回路、13 VHFハイバンド高周波増幅器、15,115 VHFハイバンド出力同調回路、16 VHFハイバンドミキサー回路、17,118 VHFハイバンド局部発振回路、18 IFトラップ回路、19,112 VHFローバンド入力同調回路、21 VHFローバンド高周波増幅器、23,116 VHFローバンド出力同調回路、24 VHFローバンドミキサー回路、25,119 VHFローバンド局部発振回路、26,120 IF増幅回路、27,121 SAWフィルタ、28,122 アナログ復調回路、102 ハイパスフィルタ、103,110 入力切替回路、114 VHF高周波増幅器、117 VHFミキサー回路、L1〜L11,L33〜L36 コイル、Dt1〜Dt5,Dt31,Dt32 可変容量ダイオード、Cv,Ct1〜Ct3,Ce1〜Ce12,Cm1〜Cm3,Cd1〜Cd5,Ch,Ct31,Ce31,Cd31,Cm31 コンデンサ、R1,R3,R4,R6,R7,R31,R32,R101〜R103 バイアス抵抗、R2,R5 ダンピング抵抗、L31,L32 インダクタ、SW101〜SW104 バンド切替スイッチ、Dsw101,Dsw102 スイッチングダイオード。
Claims (6)
- アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信するシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナであって、
アンテナ端子を介して受けたテレビジョン信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路、
前記UHFバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部、
前記VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部、
前記VHFローバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を受けて、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部、
前記VHFローバンドの系統に対応して設けられ、前記フィルタ部を通過した信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部、および
前記UHFバンドと前記VHFハイバンドと前記VHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部を備える、テレビジョンチューナ。 - アナログ放送、地上波デジタル放送およびケーブルテレビ放送を受信するシングルコンバージョン方式のテレビジョンチューナであって、
アンテナ端子を介してテレビジョン信号を受け、予め定められた周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ部、
前記フィルタ部を通過した信号をUHFバンドの系統とVHFハイバンドおよびVHFローバンドの系統とに分配する分離回路、
前記UHFバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第1の同調増幅部、
前記VHFハイバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第2の同調増幅部、
前記VHFローバンドの系統に対応して設けられ、前記分離回路から分配された信号を同調処理し、かつ高周波増幅する第3の同調増幅部、および
前記UHFバンドと前記VHFハイバンドと前記VHFローバンドのうち、選局されたチャネルの周波数に対応するバンドの系統のみを動作状態にし、他のバンドの系統を非動作状態にするバンド切替部を備える、テレビジョンチューナ。 - 前記フィルタ部は、前記VHFローバンドよりも低い周波数の所定の周波数帯域を減衰域とするトラップ回路である、請求項1または請求項2に記載のテレビジョンチューナ。
- 前記分離回路は、その一方端子が前記アンテナ端子からのテレビジョン信号を受け、その他方端子が前記第1の同調増幅部の入力ノードに接続されたコンデンサを含み、
前記第1の同調増幅部は、その入力ノードと基準電位のラインとの間に接続されたコイルを含み、
前記コンデンサおよび前記コイルは、前記UHFバンドを通過域とするハイパスフィルタを構成する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のテレビジョンチューナ。 - 前記U−V分離回路は、互いに磁気的に結合された第1および第2のインダクタを含み、
前記第1および第2のインダクタは、前記UHFバンドを通過域とするハイパスフィルタを構成する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のテレビジョンチューナ。 - さらに、前記アンテナ端子と前記分離回路との間に設けられ、テレビジョン信号を広帯域にわたって増幅する広帯域増幅器を備える、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のテレビジョンチューナ。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010512109A (ja) * | 2006-12-05 | 2010-04-15 | トムソン ライセンシング | 能動分散信号分割装置 |
CN102263915A (zh) * | 2010-05-25 | 2011-11-30 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 电视调谐器的输入调谐电路 |
JP2013506350A (ja) * | 2009-09-30 | 2013-02-21 | ウィ−ラン インコーポレイテッド | 無線周波数フロントエンドおよびスペクトルセンサー |
US8976302B2 (en) | 2009-09-30 | 2015-03-10 | Wi-Lan, Inc. | Radio frequency front end for television band receiver and spectrum sensor |
CN109068076A (zh) * | 2018-10-11 | 2018-12-21 | 珠海佳讯创新科技股份有限公司 | 通过同轴电缆传送和分发Ku波段卫星信号的高频调谐器 |
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2005
- 2005-07-25 JP JP2005214264A patent/JP2007036445A/ja active Pending
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