JP3573616B2 - 自動利得制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル音声放送信号を受信するデジタル音声放送受信機における、VHF帯のデジタル音声放送信号を受信するVHFチューナー部とUHF帯のデジタル音声放送信号を受信するUHFチューナー部とに対する利得制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパでは、VHF帯あるいはUHF帯の周波数を用いたデジタル音声放送が実用化されている。VHF帯あるいはUHF帯の周波数は、既に、テレビジョン放送に使用されているので、デジタル音声放送には、テレビジョン放送では使用されていない、いわゆる空きチャンネル等の周波数が使用される。
そして、このデジタル音声放送を受信する受信機には、周波数の違いから、VHF帯の放送信号を受信するVHFチューナー部とUHF帯の放送信号を受信するUHFチューナー部とが使用されるが、これらのチューナー部は、それぞれの周波数帯で利得、雑音指数、歪み等の諸特性が所定のレベル以上得られるように設計されるため、利得制御に関する特性が異なっている。
【0003】
従来のデジタル音声放送受信機を図3、図4を参照して説明する。ここで、図3は、従来の利得制御回路の構成を説明するブロック構成図である。図4は、図3に示す利得制御回路の利得制御特性を説明するための特性図である。
先ず、図3において、VHFチューナー部11は、VHFアンテナ12に接続されてVHF帯のデジタル音声放送信号を受信して中間周波信号IFvを出力する。 同様に、UHFチューナー部13は、UHFアンテナ14に接続されてUHF帯のデジタル音声放送信号を受信して中間周波信号IFuを出力する。VHFチューナー部11から出力される中間周波信号IFvまたはUHFチューナー部13から出力される中間周波信号IFuは、切り替えスイッチ15によっていずれか一方が選択されて中間周波回路部16に入力される。中間周波回路部16は、利得制御電圧発生回路16aを備えており、この利得制御電圧発生回路16aは、入力された中間周波信号IFv、またはIFuのレベルに対応した利得制御電圧Vagcを発生する。即ち、入力された中間周波信号IFv、IFuのレベルが極めて低いとき、あるいは、中間周波信号IFv、IFuが入力されないときには最大の利得制御電圧Vmax(例えば6V(ボルト))が発生し、入力される中間周波信号IFv、IFuのレベルが大きくなるに従って利得制御電圧Vagcは低くなる。
そして、利得制御電圧発生回路16aが出力する利得制御電圧Vagcの最小値Vminは、利得制御電圧発生回路16a自身が有する残留電圧のために、通常1V〜1.2V程度になっている。
また、中間周波回路部16は、図示はしないが、復調回路を備えており、中間周波信号IFv、またはIFuを復調して音声信号Aを出力する。
【0004】
VHFチューナー部11には、入力されたVHF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望するデジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せず)、利得制御増幅回路11a、混合器(図示せず)等を備えており、選択されたVHF帯のデジタル音声放送信号は、混合器で中間周波信号IFvに周波数変換される。また、VHFチューナー部11には、利得制御端11bが備えられており、中間周波回路部16から出力される利得制御電圧Vagcがこの利得制御端11bに入力されることによって利得制御増幅回路11aの利得が制御されるようになっている。
一方、UHFチューナー部13には、入力されたUHF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望するデジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せず)、利得制御増幅回路13a、混合器(図示せず)等を備えており、選択されたUHF帯のデジタル音声放送信号は、混合器で中間周波信号IFuに周波数変換される。また、UHFチューナー部13には、利得制御端13bが備えられており、中間周波回路部16から出力される利得制御電圧Vagcがこの利得制御端13bに入力されることによって利得制御増幅回路13aの利得が制御されるようになっている。
この結果、中間周波回路部16に入力される中間周波信号IFvまたはIFuのレベルはほぼ一定となるように制御される。
【0005】
ここで、VHFチューナー部11における利得制御増幅回路11a、及びUHFチューナー部13における利得制御増幅回路13aの利得制御特性を図4で説明する。先ず、図4のカーブAは、VHFチューナー部11における利得制御増幅回路11aの利得制御特性を示し、利得制御増幅回路11aの利得は、利得制御端11bに加えられる利得制御電圧(横軸)が6Vのときに最大の利得(最大利得を基準として0dBで示す)が得られるように設計されている。そして、利得制御電圧を漸次低くするに従って利得は減衰し、利得制御電圧が1Vでおよそ47dBの利得が最大に減衰するようになっている。そして、1V以下の利得制御電圧では利得減衰量は殆ど変化しない。
一方、UHFチューナー部13における利得制御増幅回路13aは、図4のカーブBに示すように、利得制御端13bにおける利得制御電圧(横軸)が2Vのときに最大の利得が得られるように設計されている。そして、利得制御電圧が0Vのときに利得減衰量がほぼ40dBとなる。
【0006】
以上のように、VHFチューナー部11における利得制御増幅回路11aの利得制御特性とUHFチューナー部13における利得制御増幅回路13aの利得制御特性とが異なって、最大利得時に必要とするUHFチューナー部13の利得増幅回路13aの利得制御電圧(2V)が、最大利得時に必要とするVHFチューナー部11の利得制御増幅回路11aの利得制御電圧(6V)の1/3となっている。そこで、UHFチューナー部13の利得制御端13bには、中間周波回路16からの利得制御電圧Vagcを分圧して供給するようにしている。
即ち、利得制御電圧Vagcは、VHFチューナー部11の利得制御端11bに直接供給され、一方、UHFチューナー部13の利得制御端13bには抵抗17、18によって分圧されて供給される。ここで、Vagcの最大電圧は、ほぼ6Vであるので、UHFチューナー部13の利得制御増幅回路13aの最大利得時に必要とする制御電圧2Vを得るためには、抵抗17、18によって1/3に分圧すればよい。
【0007】
その結果、利得制御電圧Vagcが最大値Vmax(6V)のときに、利得制御端13bには2Vの利得制御電圧が供給されるので、利得制御増幅回路13aの利得制御特性は、見かけ上、図4のカーブCに示すような特性に変換されたことになり、利得制御電圧Vagcが最大値Vmax(6V)で最大利得が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成によって、中間周波回路部16の利得制御電圧発生回路16aが出力する利得制御電圧Vagcが最大のときは、VHFチューナー部の利得制御増幅回路11aまたはUHFチューナー部13の利得制御増幅回路13aを、共に、最大の利得を発生するように動作させることができる。
ところで、利得制御電圧発生回路部16aが出力する利得制御電圧Vagcの最小値Vminは、利得制御電圧発生回路16a自身が有する残留電圧のために、通常1V〜1.2V以下には低下せず、利得制御電圧発生回路16aが出力する利得制御電圧Vagcの有効範囲は、図4に示すDの範囲となる。
そのため、図4から明らかなように、VHFチューナー部11の利得制御増幅回路11aは、ほぼ45dBまで減衰させることができるが(カーブA参照)、UHFチューナー部13の利得制御増幅回路13aは、およそ25dBまでしか減衰させることができない(カーブC参照)。
【0009】
この結果、UHF帯のデジタル音声放送信号を受信する場合には、受信信号のレベルが高くなっても利得制御増幅回路13aでの利得制御ができなくなり、中間周波回路部16内の混合器等で大きな歪みを発生するという問題が生じていた。
そこで、本発明は、異なる利得制御特性を有する複数の利得制御増幅回路に共通の利得制御電圧を供給し、しかも、その利得制御電圧の有効変化範囲でそれぞれの利得制御増幅回路が最大の利得から最小の利得まで制御されるようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の自動利得制御装置は、第一の利得制御増幅回路を有し、第一の周波数帯の放送信号を受信して第一の中間周波信号を出力する第一のチューナー部と、最大利得を与える制御電圧が前記第一の利得制御増幅回路よりも低く設定された第二の利得制御増幅回路を有し、第二の周波数帯の放送信号を受信して第二の中間周波信号を出力する第二のチューナ部と、前記第一の中間周波信号又は前記第二の中間周波信号の強度に応じた利得制御電圧を発生する利得制御電圧発生回路とを備え、前記利得制御電圧が両端間に印加される分圧回路を設け、前記分圧回路は、互いに直列接続された第一の抵抗及び第二の抵抗と、前記第一の抵抗にカソードが接続された整流特性を有する半導体二端子素子とからなり、前記第二の抵抗を接地すると共に、前記半導体二端子素子のアノードに前記利得制御電圧を印加し、前記利得制御電圧によって前記第一の利得制御増幅回路の利得を制御し、前記第一の抵抗と前記第二の抵抗との接続点の電圧によって前記第二の利得制御増幅回路の利得を制御した。
【0012】
また、本発明自動利得制御装置は、前記半導体二端子素子を、直列接続された複数のダイオードによって構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の自動利得制御装置を図1、図2を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の自動利得制御装置の構成を説明するブロック構成図である。図2は、図1に示す自動利得制御装置の利得制御特性を説明するための特性図である。
先ず、図1において、第一のチューナー部であるVHFチューナー部1は、VHFアンテナ2に接続されて、第一の周波数帯の放送であるVHF帯のデジタル音声放送信号を受信して、第一の中間周波信号である中間周波信号IFvを出力する。
同様に、第二のチューナー部であるUHFチューナー部3は、UHFアンテナ4に接続されて第二の周波数帯の放送であるUHF帯のデジタル音声放送信号を受信して第二の中間周波信号である中間周波信号IFuを出力する。
VHFチューナー部1から出力される中間周波信号IFvまたはUHFチューナー部3から出力される中間周波信号IFVまたはIFuは、切り替えスイッチ5によっていずれか一方が選択されて中間周波回路部6に入力される。中間周波回路部6は利得制御電圧発生回路6aを備えており、この利得制御電圧発生回路6aは、入力された中間周波信号IFv、またはIFuのレベルに対応した利得制御電圧Vagcを発生する。即ち、入力された中間周波信号IFv、IFuのレベルが極めて低いとき、あるいは、中間周波信号IFv、IFuが入力されないときには最大の利得制御電圧Vmax(例えば6V)が発生し、入力される中間周波信号IFv、IFuのレベルが大きくなるに従って利得制御電圧Vagcは低くなる。そして、利得制御電圧発生回路6aが出力する利得制御電圧Vagcの最低電圧である最小値Vminは、利得制御電圧発生回路6a自身が有する残留電圧のために、通常1V〜1.2V程度になっている。
また、中間周波回路部6は、図示はしないが、復調回路を備えており、中間周波信号IFv、またはIFuを復調して音声信号Aを出する。
【0014】
VHFチューナー部1には、入力されたVHF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望するデジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せず)、第一の利得制御増幅回路1a、混合器(図示せず)等を備えており、選択されたVHF帯のデジタル音声放送信号は、混合器で中間周波信号IFvに周波数変換される。また、VHFチューナー部1には、第一の制御端である利得制御端1bが備えられており、中間周波回路部6から出力される利得制御電圧Vagcがこの利得制御端1bに入力されることによって第一の利得制御増幅回路1aの利得が制御されるようになっている。
一方、UHFチューナー部3には、入力されたUHF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望するデジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せず)、第二の利得制御増幅回路3a、混合器(図示せず)等を備えており、選択されたUHF帯のデジタル音声放送信号は、混合器で中間周波信号IFuに周波数変換される。また、UHFチューナー部3には、第二の制御端である利得制御端3bが備えられており、中間周波回路部6から出力される利得制御電圧Vagcがこの利得制御端3bに入力されることによって第二の利得制御増幅回路3aの利得が制御されるようになっている。
この結果、中間周波回路部6に入力される中間周波信号IFv又はIFuのレベルはほぼ一定となるように制御される。
【0015】
ここで、VHFチューナー部1における第一の利得制御増幅回路1a、及びUHFチューナー部3における第二の利得制御増幅回路3aの利得制御特性を図2で説明する。
先ず、図2のカーブAは、図4に示すカーブAと同じであり、VHFチューナー部1における第一の利得制御増幅回路1aの利得制御特性を示し、第一の利得制御増幅回路1aの利得は、利得制御端1bに加えられる利得制御電圧(横軸)が6Vのときに最大の利得(最大利得を基準として0dBで示す)が得られるように設計されている。そして、利得制御電圧を漸次低くするに従って利得は減衰し、利得制御電圧が1Vでおよそ47dBの利得が減衰するようになっている。また、1V以下の利得制御電圧では利得減衰量は殆ど変化しない。
一方、UHFチューナー部3における第二の利得制御増幅回路3aは、図2のカーブBに示すように、利得制御電圧が2Vのときに最大の利得が得られるように設計されている。そして、利得制御電圧が0Vのときに利得減衰量がほぼ40dBとなる。図2のカーブBは図4に示すカーブBと同じである。
【0016】
以上のように、VHFチューナー部1における第一の利得制御増幅回路1aの利得制御特性とUHFチューナー部3における第二の利得制御増幅回路3aの利得制御特性とが異なって、最大利得時に必要とするUHFチューナー部3の第二の利得制御増幅回路3aの利得制御電圧(2V)が、最大利得時に必要とするVHFチューナー部1の第一の利得制御増幅回路1aの利得制御電圧(6V)の1/3となっている。そこで、UHFチューナー部3の利得制御端3bには、中間周波回路部6からの利得制御電圧Vagcを分圧して供給するようにしている。
即ち、互いに直列接続された第一の抵抗8及び第二の抵抗9と、第一の抵抗8にカソードが接続された整流特性を有する半導体二端子素子であるダイオード7とからなってその両端間に利得制御電圧Vagcが印加される分圧回路を設ける。そして、第二の抵抗9を接地すると共に、ダイオード7のアノードに利得制御電圧Vagcを印加してダイオード7によってほぼ一定の電圧を降下させ、そのうえで、第一の抵抗8及び第二の抵抗9によって分圧してからUHFチューナー部3の利得制御端3bに供給するようにしている。そして、ダイオード7による降下電圧の大きさは、中間周波回路部6における利得制御電圧発生回路6aが出力する利得制御電圧Vagcの最低電圧Vminとなるようにダイオード7の数で適宜に設定される。
【0017】
例えば、利得制御電圧発生回路6aが出力する利得制御電圧Vagcの最低値Vminを1.2V、ダイオード7の一個当たりの電圧降下を0.4Vと仮定する。従ってダイオード7の使用数は3個となる。
そこで、利得制御電圧発生器6aからの利得制御電圧Vagcが最大値Vmax(6V)のときは、抵抗8、9全体には4.8Vの電圧がかかる。従って、第一の抵抗8と第二の抵抗9との接続点の電圧が2Vとなるように第一の抵抗8及び第二の抵抗9の抵抗値を設定しておく。
この状態で、利得制御電圧発生回路6aからの利得制御電圧が低下して最小値Vmin(1.2V)になった場合は、この電圧は殆どダイオード7の電圧降下となる。従って、ダイオード7と第一の抵抗8との接続点における電圧はほぼ0Vとなり、UHFチューナー部3の第二の利得制御端3bの電圧は0Vとなる。
【0018】
その結果、利得制御電圧Vagcが最大値Vmax(6V)のときに、UHFチューナー部3の利得制御端3bには2Vの利得制御電圧が供給され、利得制御電圧Vagcが最小値Vmin(1.2V)のときに、UHFチューナー部3の利得制御端3bには0Vの利得制御電圧が供給されことになるので、UHFチューナー部3の第二の利得制御増幅回路3aの利得制御特性は、見かけ上、図4のカーブEに示すような特性に変換されたことになり、利得制御電圧Vagcが最大値Vmax(6V)で最大利得が得られ、利得制御電圧Vagcが最小値Vmin(1.2V)のとき最大の減衰量(ほぼ40dB)が得られる。したがって、それぞれの利得制御増幅回路が、利得制御電圧の有効変化範囲で最大の利得から最小の利得まで制御することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明の自動利得制御装置は、互いに直列接続された第一の抵抗及び第二の抵抗と、第一の抵抗にカソードが接続された整流特性を有する半導体二端子素子とからなってその両端間に利得制御電圧が印加される分圧回路を設け、第二の抵抗を接地すると共に、半導体二端子素子のアノードに利得制御電圧を印加し、利得制御電圧によって第一の利得制御増幅回路の利得を制御し、第一の抵抗と第二の抵抗との接続点の電圧によって第二の利得制御増幅回路の利得を制御したので、最大利得を与える制御電圧が第一の利得制御増幅回路よりも第二の利得制御増幅回路の方が低く、しかも、利得制御電圧発生回路からの利得制御電圧の範囲が利得制御電圧発生回路の残留電圧等によって制限されていても、利得制御電圧発生回路からの利得制御電圧が半導体二端子素子によってほぼ一定電圧だけ降下して低下したうえに、分圧された電圧によって第二の利得制御増幅回路が利得制御されるので、第一の利得制御増幅回路と第二の利得制御増幅回路に対して、利得制御電圧の有効変化範囲で最大の利得から最小の利得まで制御することができる。
【0021】
また、本発明の自動利得制御装置は、半導体二端子素子を、直列接続された複数のダイオードによって構成したので、第一の利得制御増幅回路と第二の利得制御増幅回路が、それぞれの最大利得を得るのに必要な電圧の値が大きく異なっていても、ダイオードを複数接続することによって、利得制御電圧の有効変化範囲で最大の利得から最小の利得まで制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得制御装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の自動利得制御装置の利得制御特性の特性図である。
【図3】従来の利得制御装置のブロック構成図である。
【図4】従来の利得制御装置の利得制御特性の特性図である。
【符号の説明】
1 第一のチューナー部であるVHFチューナー部
1a 第一の利得制御増幅回路
1b 第一の制御端である利得制御端
2 VHFアンテナ
3 第二のチューナー部であるUHFチューナー部
3a 第二の利得制御増幅回路
3b 第二の制御端である利得制御端
4 UHFアンテナ
5 切り替えスイッチ
6 中間周波回路部
6a 利得制御電圧発生回路
7 半導体二端子素子であるダイオード
8 第一の抵抗
9 第二の抵抗
Claims (2)
- 第一の利得制御増幅回路を有し、第一の周波数帯の放送信号を受信して第一の中間周波信号を出力する第一のチューナー部と、最大利得を与える制御電圧が前記第一の利得制御増幅回路よりも低く設定された第二の利得制御増幅回路を有し、第二の周波数帯の放送信号を受信して第二の中間周波信号を出力する第二のチューナ部と、前記第一の中間周波信号又は前記第二の中間周波信号の強度に応じた利得制御電圧を発生する利得制御電圧発生回路とを備え、前記利得制御電圧が両端間に印加される分圧回路を設け、前記分圧回路は、互いに直列接続された第一の抵抗及び第二の抵抗と、前記第一の抵抗にカソードが接続された整流特性を有する半導体二端子素子とからなり、前記第二の抵抗を接地すると共に、前記半導体二端子素子のアノードに前記利得制御電圧を印加し、前記利得制御電圧によって前記第一の利得制御増幅回路の利得を制御し、前記第一の抵抗と前記第二の抵抗との接続点の電圧によって前記第二の利得制御増幅回路の利得を制御したことを特徴とする自動利得制御装置。
- 前記半導体二端子素子を、直列接続された複数のダイオードによって構成したことを特徴とする請求項1記載の自動利得制御装置。
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