JPH11298273A - 自動利得制御装置 - Google Patents

自動利得制御装置

Info

Publication number
JPH11298273A
JPH11298273A JP9873898A JP9873898A JPH11298273A JP H11298273 A JPH11298273 A JP H11298273A JP 9873898 A JP9873898 A JP 9873898A JP 9873898 A JP9873898 A JP 9873898A JP H11298273 A JPH11298273 A JP H11298273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain control
gain
voltage
control voltage
intermediate frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9873898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3573616B2 (ja
Inventor
Yuuichiro Yamagata
涌一朗 山縣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP09873898A priority Critical patent/JP3573616B2/ja
Priority to DE1999604101 priority patent/DE69904101T2/de
Priority to EP19990302785 priority patent/EP0949812B1/en
Publication of JPH11298273A publication Critical patent/JPH11298273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3573616B2 publication Critical patent/JP3573616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/52Automatic gain control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる利得制御特性を有する複数の利得制御
増幅回路に共通の利得制御電圧を供給し、その利得制御
電圧の有効変化範囲でそれぞれの利得制御増幅回路が最
大の利得から最小の利得まで制御されるようにする。 【解決手段】 利得制御電圧を半導体二端子素子である
複数のダイオード7と抵抗8、9とからなる分圧回路に
入力し、分圧回路の両端にかかる電圧を第一の制御端1
bに印加し、半導体二端子素子と抵抗とにより分圧され
た電圧を第二の制御端3bに印加するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル音声放送
信号を受信するデジタル音声放送受信機における、VH
F帯のデジタル音声放送信号を受信するVHFチューナ
ー部とUHF帯のデジタル音声放送信号を受信するUH
Fチューナー部とに対する利得制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパでは、VHF帯あるいはUH
F帯の周波数を用いたデジタル音声放送が実用化されて
いる。VHF帯あるいはUHF帯の周波数は、既に、テ
レビジョン放送に使用されているので、デジタル音声放
送には、テレビジョン放送では使用されていない、いわ
ゆる空きチャンネル等の周波数が使用される。そして、
このデジタル音声放送を受信する受信機には、周波数の
違いから、VHF帯の放送信号を受信するVHFチュー
ナー部とUHF帯の放送信号を受信するUHFチューナ
ー部とが使用されるが、これらのチューナー部は、それ
ぞれの周波数帯で利得、雑音指数、歪み等の諸特性が所
定のレベル以上得られるように設計されるため、利得制
御に関する特性が異なっている。
【0003】従来のデジタル音声放送受信機を図3、図
4を参照して説明する。ここで、図3は、従来の利得制
御回路の構成を説明するブロック構成図である。図4
は、図3に示す利得制御回路の利得制御特性を説明する
ための特性図である。先ず、図3において、VHFチュ
ーナー部11は、VHFアンテナ12に接続されてVH
F帯のデジタル音声放送信号を受信して中間周波信号I
Fvを出力する。 同様に、UHFチューナー部13
は、UHFアンテナ14に接続されてUHF帯のデジタ
ル音声放送信号を受信して中間周波信号IFuを出力す
る。VHFチューナー部11から出力される中間周波信
号IFvまたはUHFチューナー部13から出力される
中間周波信号IFuは、切り替えスイッチ15によって
いずれか一方が選択されて中間周波回路部16に入力さ
れる。中間周波回路部16は、利得制御電圧発生回路1
6aを備えており、この利得制御電圧発生回路16a
は、入力された中間周波信号IFv、またはIFuのレ
ベルに対応した利得制御電圧Vagcを発生する。即
ち、入力された中間周波信号IFv、IFuのレベルが
極めて低いとき、あるいは、中間周波信号IFv、IF
uが入力されないときには最大の利得制御電圧Vmax
(例えば6V(ボルト))が発生し、入力される中間周
波信号IFv、IFuのレベルが大きくなるに従って利
得制御電圧Vagcは低くなる。そして、利得制御電圧
発生回路16aが出力する利得制御電圧Vagcの最小
値Vminは、利得制御電圧発生回路16a自身が有す
る残留電圧のために、通常1V〜1.2V程度になって
いる。また、中間周波回路部16は、図示はしないが、
復調回路を備えており、中間周波信号IFv、またはI
Fuを復調して音声信号Aを出力する。
【0004】VHFチューナー部11には、入力された
VHF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望す
るデジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せ
ず)、利得制御増幅回路11a、混合器(図示せず)等
を備えており、選択されたVHF帯のデジタル音声放送
信号は、混合器で中間周波信号IFvに周波数変換され
る。また、VHFチューナー部11には、利得制御端1
1bが備えられており、中間周波回路部16から出力さ
れる利得制御電圧Vagcがこの利得制御端11bに入
力されることによって利得制御増幅回路11aの利得が
制御されるようになっている。一方、UHFチューナー
部13には、入力されたUHF帯のデジタル音声放送信
号の中から受信を希望するデジタル音声放送信号を選択
する同調回路(図示せず)、利得制御増幅回路13a、
混合器(図示せず)等を備えており、選択されたUHF
帯のデジタル音声放送信号は、混合器で中間周波信号I
Fuに周波数変換される。また、UHFチューナー部1
3には、利得制御端13bが備えられており、中間周波
回路部16から出力される利得制御電圧Vagcがこの
利得制御端13bに入力されることによって利得制御増
幅回路13aの利得が制御されるようになっている。こ
の結果、中間周波回路部16に入力される中間周波信号
IFvまたはIFuのレベルはほぼ一定となるように制
御される。
【0005】ここで、VHFチューナー部11における
利得制御増幅回路11a、及びUHFチューナー部13
における利得制御増幅回路13aの利得制御特性を図4
で説明する。先ず、図4のカーブAは、VHFチューナ
ー部11における利得制御増幅回路11aの利得制御特
性を示し、利得制御増幅回路11aの利得は、利得制御
端11bに加えられる利得制御電圧(横軸)が6Vのと
きに最大の利得(最大利得を基準として0dBで示す)
が得られるように設計されている。そして、利得制御電
圧を漸次低くするに従って利得は減衰し、利得制御電圧
が1Vでおよそ47dBの利得が最大に減衰するように
なっている。そして、1V以下の利得制御電圧では利得
減衰量は殆ど変化しない。一方、UHFチューナー部1
3における利得制御増幅回路13aは、図4のカーブB
に示すように、利得制御端13bにおける利得制御電圧
(横軸)が2Vのときに最大の利得が得られるように設
計されている。そして、利得制御電圧が0Vのときに利
得減衰量がほぼ40dBとなる。
【0006】以上のように、VHFチューナー部11に
おける利得制御増幅回路11aの利得制御特性とUHF
チューナー部13における利得制御増幅回路13aの利
得制御特性とが異なって、最大利得時に必要とするUH
Fチューナー部13の利得増幅回路13aの利得制御電
圧(2V)が、最大利得時に必要とするVHFチューナ
ー部11の利得制御増幅回路11aの利得制御電圧(6
V)の1/3となっている。そこで、UHFチューナー
部13の利得制御端13bには、中間周波回路16から
の利得制御電圧Vagcを分圧して供給するようにして
いる。即ち、利得制御電圧Vagcは、VHFチューナ
ー部11の利得制御端11bに直接供給され、一方、U
HFチューナー部13の利得制御端13bには抵抗1
7、18によって分圧されて供給される。ここで、Va
gcの最大電圧は、ほぼ6Vであるので、UHFチュー
ナー部13の利得制御増幅回路13aの最大利得時に必
要とする制御電圧2Vを得るためには、抵抗17、18
によって1/3に分圧すればよい。
【0007】その結果、利得制御電圧Vagcが最大値
Vmax(6V)のときに、利得制御端13bには2V
の利得制御電圧が供給されるので、利得制御増幅回路1
3aの利得制御特性は、見かけ上、図4のカーブCに示
すような特性に変換されたことになり、利得制御電圧V
agcが最大値Vmax(6V)で最大利得が得られ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成によって、
中間周波回路部16の利得制御電圧発生回路16aが出
力する利得制御電圧Vagcが最大のときは、VHFチ
ューナー部の利得制御増幅回路11aまたはUHFチュ
ーナー部13の利得制御増幅回路13aを、共に、最大
の利得を発生するように動作させることができる。とこ
ろで、利得制御電圧発生回路部16aが出力する利得制
御電圧Vagcの最小値Vminは、利得制御電圧発生
回路16a自身が有する残留電圧のために、通常1V〜
1.2V以下には低下せず、利得制御電圧発生回路16
aが出力する利得制御電圧Vagcの有効範囲は、図4
に示すDの範囲となる。そのため、図4から明らかなよ
うに、VHFチューナー部11の利得制御増幅回路11
aは、ほぼ45dBまで減衰させることができるが(カ
ーブA参照)、UHFチューナー部13の利得制御増幅
回路13aは、およそ25dBまでしか減衰させること
ができない(カーブC参照)。
【0009】この結果、UHF帯のデジタル音声放送信
号を受信する場合には、受信信号のレベルが高くなって
も利得制御増幅回路13aでの利得制御ができなくな
り、中間周波回路部16内の混合器等で大きな歪みを発
生するという問題が生じていた。そこで、本発明は、異
なる利得制御特性を有する複数の利得制御増幅回路に共
通の利得制御電圧を供給し、しかも、その利得制御電圧
の有効変化範囲でそれぞれの利得制御増幅回路が最大の
利得から最小の利得まで制御されるようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の自動利得制御装置は、第一の周波数帯の放
送信号を受信して、第一の中間周波信号を出力する第一
のチューナー部と、第二の周波数帯の放送信号を受信し
て、第二の中間周波信号を出力する第二のチューナー部
と、前記第一の中間周波信号又は前記第二の中間周波信
号が択一的に入力され、入力された第一又は第二の中間
周波信号の強度に応じた利得制御電圧を生成する利得制
御電圧生成回路とを設け、前記第一のチューナー部は、
前記第一の周波数帯の放送信号を増幅するとともに、そ
の増幅度を制御する第一の制御端を有する第一の利得制
御増幅回路を備え、前記第二のチューナー部は、前記第
二の周波数帯の放送信号を増幅するとともに、その増幅
度を制御する第二の制御端を有する第二の利得制御増幅
回路を備え、前記第一の利得制御増幅回路の利得が最大
となる制御電圧は、前記第二の利得制御増幅回路の利得
が最大となる制御電圧よりも高く設定されており、前記
利得制御電圧を半導体二端子素子と抵抗とからなる分圧
回路に入力し、前記抵抗を接地し、前記分圧回路の両端
にかかる電圧を前記第一の制御端に印加し、前記半導体
二端子素子と抵抗とにより分圧された電圧を前記第二の
制御端に印加するようにした。
【0011】また、本発明の自動利得制御装置は、前記
抵抗を第一の抵抗と第二の抵抗とで構成し、前記第二の
抵抗を接地し、前記第二の抵抗にかかる電圧を前記第二
の制御端に印加するようにした。
【0012】また、本発明自動利得制御装置は、前記半
導体二端子素子を直列に接続した複数のダイオードによ
って構成するようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の自動利得制御装置を図
1、図2を参照して説明する。ここで、図1は、本発明
の自動利得制御装置の構成を説明するブロック構成図で
ある。図2は、図1に示す自動利得制御装置の利得制御
特性を説明するための特性図である。先ず、図1におい
て、第一のチューナー部であるVHFチューナー部1
は、VHFアンテナ2に接続されて、第一の周波数帯の
放送であるVHF帯のデジタル音声放送信号を受信し
て、第一の中間周波信号である中間周波信号IFvを出
力する。同様に、第二のチューナー部であるUHFチュ
ーナー部3は、UHFアンテナ4に接続されて第二の周
波数帯の放送であるUHF帯のデジタル音声放送信号を
受信して第二の中間周波信号である中間周波信号IFu
を出力する。VHFチューナー部1から出力される中間
周波信号IFvまたはUHFチューナー部3から出力さ
れる中間周波信号IFVまたはIFuは、切り替えスイ
ッチ5によっていずれか一方が選択されて中間周波回路
部6に入力される。中間周波回路部6は利得制御電圧発
生回路6aを備えており、この利得制御電圧発生回路6
aは、入力された中間周波信号IFv、またはIFuの
レベルに対応した利得制御電圧Vagcを発生する。即
ち、入力された中間周波信号IFv、IFuのレベルが
極めて低いとき、あるいは、中間周波信号IFv、IF
uが入力されないときには最大の利得制御電圧Vmax
(例えば6V)が発生し、入力される中間周波信号IF
v、IFuのレベルが大きくなるに従って利得制御電圧
Vagcは低くなる。そして、利得制御電圧発生回路6
aが出力する利得制御電圧Vagcの最低電圧である最
小値Vminは、利得制御電圧発生回路6a自身が有す
る残留電圧のために、通常1V〜1.2V程度になって
いる。また、中間周波回路部6は、図示はしないが、復
調回路を備えており、中間周波信号IFv、またはIF
uを復調して音声信号Aを出する。
【0014】VHFチューナー部1には、入力されたV
HF帯のデジタル音声放送信号の中から受信を希望する
デジタル音声放送信号を選択する同調回路(図示せ
ず)、第一の利得制御増幅回路1a、混合器(図示せ
ず)等を備えており、選択されたVHF帯のデジタル音
声放送信号は、混合器で中間周波信号IFvに周波数変
換される。また、VHFチューナー部1には、第一の制
御端である利得制御端1bが備えられており、中間周波
回路部6から出力される利得制御電圧Vagcがこの利
得制御端1bに入力されることによって第一の利得制御
増幅回路1aの利得が制御されるようになっている。一
方、UHFチューナー部3には、入力されたUHF帯の
デジタル音声放送信号の中から受信を希望するデジタル
音声放送信号を選択する同調回路(図示せず)、第二の
利得制御増幅回路3a、混合器(図示せず)等を備えて
おり、選択されたUHF帯のデジタル音声放送信号は、
混合器で中間周波信号IFuに周波数変換される。ま
た、UHFチューナー部3には、第二の制御端である利
得制御端3bが備えられており、中間周波回路部6から
出力される利得制御電圧Vagcがこの利得制御端3b
に入力されることによって第二の利得制御増幅回路3a
の利得が制御されるようになっている。この結果、中間
周波回路部6に入力される中間周波信号IFv又はIF
uのレベルはほぼ一定となるように制御される。
【0015】ここで、VHFチューナー部1における第
一の利得制御増幅回路1a、及びUHFチューナー部3
における第二の利得制御増幅回路3aの利得制御特性を
図2で説明する。先ず、図2のカーブAは、図4に示す
カーブAと同じであり、VHFチューナー部1における
第一の利得制御増幅回路1aの利得制御特性を示し、第
一の利得制御増幅回路1aの利得は、利得制御端1bに
加えられる利得制御電圧(横軸)が6Vのときに最大の
利得(最大利得を基準として0dBで示す)が得られる
ように設計されている。そして、利得制御電圧を漸次低
くするに従って利得は減衰し、利得制御電圧が1Vでお
よそ47dBの利得が減衰するようになっている。ま
た、1V以下の利得制御電圧では利得減衰量は殆ど変化
しない。一方、UHFチューナー部3における第二の利
得制御増幅回路3aは、図2のカーブBに示すように、
利得制御電圧が2Vのときに最大の利得が得られるよう
に設計されている。そして、利得制御電圧が0Vのとき
に利得減衰量がほぼ40dBとなる。図2のカーブBは
図4に示すカーブBと同じである。
【0016】以上のように、VHFチューナー部1にお
ける第一の利得制御増幅回路1aの利得制御特性とUH
Fチューナー部3における第二の利得制御増幅回路3a
の利得制御特性とが異なって、最大利得時に必要とする
UHFチューナー部3の第二の利得制御増幅回路3aの
利得制御電圧(2V)が、最大利得時に必要とするVH
Fチューナー部1の第一の利得制御増幅回路1aの利得
制御電圧(6V)の1/3となっている。そこで、UH
Fチューナー部3の利得制御端3bには、中間周波回路
部6からの利得制御電圧Vagcを分圧して供給するよ
うにしている。即ち、利得制御電圧Vagcを、一個ま
たは複数個の整流特性を有する半導体二端子素子である
ダイオード7によってほぼ一定の電圧を降下させ、その
うえで、第一の抵抗8及び第二の抵抗9によって分圧し
てからUHFチューナー部3の利得制御端3bに供給す
るようにしている。そして、ダイオード7による降下電
圧の大きさは、中間周波回路部6における利得制御電圧
発生回路6aが出力する利得制御電圧Vagcの最低電
圧Vminとなるようにダイオード7の数で適宜に設定
される。
【0017】例えば、利得制御電圧発生回路6aが出力
する利得制御電圧Vagcの最低値Vminを1.2
V、ダイオード7の一個当たりの電圧降下を0.4Vと
仮定する。従ってダイオード7の使用数は3個となる。
そこで、利得制御電圧発生器6aからの利得制御電圧V
agcが最大値Vmax(6V)のときは、抵抗8、9
全体には4.8Vの電圧がかかる。従って、第一の抵抗
8と第二の抵抗9との接続点の電圧が2Vとなるように
第一の抵抗8及び第二の抵抗9の抵抗値を設定してお
く。この状態で、利得制御電圧発生回路6aからの利得
制御電圧が低下して最小値Vmin(1.2V)になっ
た場合は、この電圧は殆どダイオード7の電圧降下とな
る。従って、ダイオード7と第一の抵抗8との接続点に
おける電圧はほぼ0Vとなり、UHFチューナー部3の
第二の利得制御端3bの電圧は0Vとなる。
【0018】その結果、利得制御電圧Vagcが最大値
Vmax(6V)のときに、UHFチューナー部3の利
得制御端3bには2Vの利得制御電圧が供給され、利得
制御電圧Vagcが最小値Vmin(1.2V)のとき
に、UHFチューナー部3の利得制御端3bには0Vの
利得制御電圧が供給されことになるので、UHFチュー
ナー部3の第二の利得制御増幅回路3aの利得制御特性
は、見かけ上、図4のカーブEに示すような特性に変換
されたことになり、利得制御電圧Vagcが最大値Vm
ax(6V)で最大利得が得られ、利得制御電圧Vag
cが最小値Vmin(1.2V)のとき最大の減衰量
(ほぼ40dB)が得られる。したがって、それぞれの
利得制御増幅回路が、利得制御電圧の有効変化範囲で最
大の利得から最小の利得まで制御することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の自動利得制御装置
は、利得制御電圧を半導体二端子素子と抵抗とからなる
分圧回路に入力し、分圧回路の両端にかかる電圧を第一
の制御端に印加し、半導体二端子素子と抵抗とにより分
圧された電圧を第二の制御端に印加するようにしたこと
で、利得特性の違う第一の利得制御増幅回路と第二の利
得制御増幅回路を有し、それぞれの最大利得を得るのに
必要な制御電圧が異なっていて、しかも、利得制御電圧
発生回路からの利得制御電圧の範囲が利得制御電圧発生
回路の残留電圧等によって制限されていても、第一の利
得制御増幅回路と第二の利得制御増幅回路に対して、利
得制御電圧の有効変化範囲で最大の利得から最小の利得
まで制御することができる。
【0020】また、本発明の自動利得制御装置は、抵抗
を第一の抵抗と第二の抵抗とで構成し、第二の抵抗を接
地し、第二の抵抗にかかる電圧を第二の制御端に印加す
るようにしたことで、第一の利得制御増幅回路と第二の
利得制御増幅回路が、それぞれの最大利得を得るのに必
要な電圧の値が大きく異なっていても、第一の抵抗及び
第二の抵抗の抵抗値を適宜に設定することによって、利
得制御電圧の有効変化範囲で最大の利得から最小の利得
まで制御することができる。
【0021】また、本発明の自動利得制御装置は、半導
体二端子素子を直列に接続した複数のダイオードによっ
て構成するようにしたことで、第一の利得制御増幅回路
と第二の利得制御増幅回路が、それぞれの最大利得を得
るのに必要な電圧の値が大きく異なっていても、ダイオ
ードを複数接続することによって、利得制御電圧の有効
変化範囲で最大の利得から最小の利得まで制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得制御装置のブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の自動利得制御装置の利得制御特性の特
性図である。
【図3】従来の利得制御装置のブロック構成図である。
【図4】従来の利得制御装置の利得制御特性の特性図で
ある。
【符号の説明】
1 第一のチューナー部であるVHFチューナー部 1a 第一の利得制御増幅回路 1b 第一の制御端である利得制御端 2 VHFアンテナ 3 第二のチューナー部であるUHFチューナー部 3a 第二の利得制御増幅回路 3b 第二の制御端である利得制御端 4 UHFアンテナ 5 切り替えスイッチ 6 中間周波回路部 6a 利得制御電圧発生回路 7 半導体二端子素子であるスイッチダイオード 8 第一の抵抗 9 第二の抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/52 H04N 5/52

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周波数帯の放送信号を受信して、
    第一の中間周波信号を出力する第一のチューナー部と、
    第二の周波数帯の放送信号を受信して、第二の中間周波
    信号を出力する第二のチューナー部と、前記第一の中間
    周波信号又は前記第二の中間周波信号が択一的に入力さ
    れ、入力された第一又は第二の中間周波信号の強度に応
    じた利得制御電圧を生成する利得制御電圧生成回路とを
    設け、前記第一のチューナー部は、前記第一の周波数帯
    の放送信号を増幅するとともに、その増幅度を制御する
    第一の制御端を有する第一の利得制御増幅回路を備え、
    前記第二のチューナー部は、前記第二の周波数帯の放送
    信号を増幅するとともに、その増幅度を制御する第二の
    制御端を有する第二の利得制御増幅回路を備え、前記第
    一の利得制御増幅回路の利得が最大となる制御電圧は、
    前記第二の利得制御増幅回路の利得が最大となる制御電
    圧よりも高く設定されており、前記利得制御電圧を半導
    体二端子素子と抵抗とからなる分圧回路に入力し、前記
    抵抗を接地し、前記分圧回路の両端にかかる電圧を前記
    第一の制御端に印加し、前記半導体二端子素子と抵抗と
    により分圧された電圧を前記第二の制御端に印加するよ
    うにしたことを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗を第一の抵抗と第二の抵抗とで
    構成し、前記第二の抵抗を接地し、前記第二の抵抗にか
    かる電圧を前記第二の制御端に印加するようにしたこと
    を特徴とする、請求項1記載の自動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体二端子素子を直列に接続した
    複数のダイオードによって構成するようにしたことを特
    徴とする、請求項1または請求項2記載の自動利得制御
    装置。
JP09873898A 1998-04-10 1998-04-10 自動利得制御装置 Expired - Fee Related JP3573616B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09873898A JP3573616B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動利得制御装置
DE1999604101 DE69904101T2 (de) 1998-04-10 1999-04-09 Gerät zur automatischen Verstärkungsregelung
EP19990302785 EP0949812B1 (en) 1998-04-10 1999-04-09 Automatic gain control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09873898A JP3573616B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動利得制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11298273A true JPH11298273A (ja) 1999-10-29
JP3573616B2 JP3573616B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=14227845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09873898A Expired - Fee Related JP3573616B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動利得制御装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0949812B1 (ja)
JP (1) JP3573616B2 (ja)
DE (1) DE69904101T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1098517A3 (en) * 1999-11-04 2003-10-15 Alps Electric Co., Ltd. AGC circuit eliminating influence of audio intermediate frequency signals
JP2006140798A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Dx Antenna Co Ltd ブースタ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596709A (en) * 1979-01-19 1980-07-23 Hitachi Ltd Television receiver
JPS5787244A (en) * 1980-11-19 1982-05-31 Toshiba Corp Wide band television tuner
JPS57115036A (en) * 1981-01-08 1982-07-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tuner device
JPS57180216A (en) * 1981-04-28 1982-11-06 Sanyo Electric Co Ltd Agc circuit for television receiver
US4558289A (en) * 1983-12-23 1985-12-10 Rca Corporation Bias and AGC control of two RF amplifiers with a shared control element
JP2844609B2 (ja) * 1988-09-05 1999-01-06 ソニー株式会社 Agc回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1098517A3 (en) * 1999-11-04 2003-10-15 Alps Electric Co., Ltd. AGC circuit eliminating influence of audio intermediate frequency signals
JP2006140798A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Dx Antenna Co Ltd ブースタ
JP4674077B2 (ja) * 2004-11-12 2011-04-20 Dxアンテナ株式会社 ブースタ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0949812A1 (en) 1999-10-13
DE69904101T2 (de) 2003-05-08
JP3573616B2 (ja) 2004-10-06
DE69904101D1 (de) 2003-01-09
EP0949812B1 (en) 2002-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100382192B1 (ko) 튜너용자동이득제어회로장치
EP1089429B1 (en) Automatic gain control circuit and receiver having the same
US7634244B2 (en) Variable-gain low noise amplifier for digital terrestrial applications
US4827511A (en) Automatic gain control circuit for controlling gain of video signal in television receiver
US8032099B2 (en) Automatic gain control circuit using gain shift
US6307599B1 (en) Analog-digital broadcast shared receiving tuner
US8019027B2 (en) Digital broadcasting receiver
US7928814B2 (en) Apparatus and method for signal level control
JPH11298273A (ja) 自動利得制御装置
KR20010006770A (ko) 디지털 신호 수신 장치 및 방법, 및 제공 매체
JPH09116360A (ja) 自動利得制御増幅器
KR100623630B1 (ko) 텔레비전 수신기 조정 기능을 제공하기 위한 장치 및 방법
JPH0269083A (ja) Agc回路
JP2807360B2 (ja) 受信装置
JPH11289499A (ja) テレビジョン受像機
KR200203700Y1 (ko) 디지털방송 수신용 튜너
CN101350894A (zh) 地波tv/catv兼容接收机
JPH06253275A (ja) Catvシステムの端末装置
KR100219154B1 (ko) 이득변동에 따른 자동피킹제어장치
KR100626289B1 (ko) 멀티 루프쓰루 회로를 적용한 디지털 지상파 오에프디엠튜너
JPH06276116A (ja) Agc回路
GB2325814A (en) Automatically setting an AGC adjusting value of a television system
JP2686143B2 (ja) ミュート回路
JP3070988B2 (ja) 自動選局回路
JPH1197959A (ja) S/nエンハンサ用agcアンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20031215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees