JP4674077B2 - ブースタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばテレビジョン受像機用ブースタのようなブースタに関し、特に複数波の高周波信号が入力されるブースタにおける自動利得制御に関する。
複数波の高周波信号を増幅する増幅器としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。特許文献1に開示されている技術では、テレビジョン放送信号を可変減衰器を介して増幅器に供給し、この増幅器の出力を検波回路で検波し、その検波電圧を比較回路で基準電圧と比較し、その比較結果に従って可変減衰器の減衰量を調整している。そして、この基準電圧は、入力されると予測されるテレビジョン放送信号の波数に応じて、複数準備されており、そのうち入力されるテレビジョン放送信号の波数に近いものが使用されている。
特開平7−154173号公報
特許文献1の技術では、増幅器の出力電圧を検波しているので、その出力電圧は、複数波のテレビジョン放送信号のトータル検波電圧である。従って、入力されるテレビジョン放送信号の波数が時間帯によって変化するので問題を生じる。例えば昼間には6波のテレビジョン放送信号が存在するとすると、検波回路は、これら6波のテレビジョン放送信号のトータル検波電圧を発生し、これが基準電圧と等しくなるように可変減衰器の減衰量が調整される。一方、深夜には例えば2波のテレビジョン放送信号しか存在しないとすると、検波回路は、2波のテレビジョン放送信号のトータル検波電圧を発生する。しかし、このトータル検波電圧の値は、6波のテレビジョン放送信号のトータル検波電圧よりも小さい。この小さな値のトータル検波電圧が基準電圧に等しくなるように可変減衰器の減衰量が調整される結果、可変減衰器の減衰量は小さくされ、増幅器から出力される2波の増幅出力信号は、昼間における2波の増幅出力信号よりも大きくなる。これがテレビジョン受像機に供給され、テレビジョン受像機が過入力となり、受信障害を起こす。これを改善しようとすると、基準電圧の値を昼間と深夜とで変更する必要がある。しかし、ブースタは屋外、特に屋根の上のアンテナマストに取り付けることがあり、このような場合、いちいち基準電圧の設定を変更することは不可能である。
本発明は、入力される高周波信号の波数が減少しても、受信機が過入力となることを自動的に防止したブースタを提供することを目的とする。
本発明によるブースタは、入力端子を有している。この入力端子には、波数が変化することがある高周波信号が供給される。高周波信号としては、例えばテレビジョン放送信号やFM放送信号がある。前記高周波信号がレベル調整手段に入力される。レベル調整手段は、増幅手段と、その入力側に設けられた可変減衰手段とを有している。増幅手段は、レベル調整手段に供給された高周波信号を増幅するもので、例えば複数の増幅段から構成されることがある。この場合には、可変減衰手段は、各増幅段の中間に設けることも可能である。増幅手段は、レベル調整手段に供給される異なる周波数の各高周波信号を全て増幅可能な周波数帯域を持つ、いわゆる広帯域増幅手段である。この増幅手段の利得は固定されていることが望ましい。可変減衰手段は、入力された高周波信号を第1減衰制御信号に従って減衰させる。可変減衰手段としては、例えばPINダイオードのような半導体素子を使用した電子可変減衰手段を使用することができる。レベル調整手段の出力信号が出力端子に供給される。この出力端子から、受信機、例えばテレビジョン受像機に増幅手段の出力信号が供給される。前記レベル調整手段の出力信号がレベル検出手段に供給され、レベル検出手段は、レベル検出信号を生成する。このレベル検出信号は、前記入力端子に供給されている高周波信号の波数が多いほど大きい値となる。即ち、レベル検出手段は、入力端子に供給されている高周波信号のトータル検波を行う。前記レベル検出信号と予め定めた値の基準信号とが比較手段に入力される。比較手段は、前記レベル検出信号が基準信号よりも大きいとき前記可変減衰手段での減衰量を大きくし、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき前記可変減衰手段での減衰量を小さくする方向に変化する第2減衰制御信号を生成する。前記可変減衰手段における減衰量が、前記入力端子に予め定めた波数の高周波信号が入力されたときの前記可変減衰手段の減衰量以上になるように減衰調整手段が前記第2減衰制御信号を第1減衰制御信号に調整して、前記可変減衰手段に供給する。
このように構成したブースタでは、もし減衰調整手段を設けずに、比較手段からの第2減衰制御信号を可変減衰手段に供給していると、入力端子に供給される高周波信号の波数が少なくなると、レベル検出信号の値が小さくなり、可変減衰手段での減衰量が小さくなり、ブースタからの出力信号が供給される受信機は過入力となる。この点を改善するために、この発明のブースタでは、減衰調整手段が設けられている。この減衰調整手段によって可変減衰手段における減衰量は、予め定めた波数の高周波信号が入力端子に供給されているときの減衰量以上に設定され、たとえ入力端子に供給される高周波信号の波数が減少しても、この設定減衰量よりも可変減衰手段の減衰量が小さくなることはない。従って、増幅手段と可変減衰手段とを合わせた総合利得は、予め定めた波数の高周波信号が入力端子に供給されている際の値よりも大きくなることはなく、波数が減少しても、このブースタに後続する受信機を過入力とすることはない。
前記比較手段は、前記第2減衰制御信号として出力電圧を発生するものである。この場合、前記レベル検出信号が基準信号よりも大きいとき、比較手段の出力電圧は、小さな値となり、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき比較手段の出力電圧は大きな値となる。前記可変減衰手段は、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が大きいとき減衰量が小さくなり、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が小さいとき減衰量が大きくなる。前記減衰調整手段は、前記出力電圧を分圧して前記可変減衰手段に第1減衰制御信号として出力する分圧手段である。
このように構成すると、入力端子に供給された高周波信号の波数が減少した結果、比較手段が第2減衰制御信号として大きな値の出力電圧を発生していても、その出力電圧よりも小さな値の電圧を、調整された第1減衰制御信号として可変減衰器に供給することができる。従って、分圧手段の分圧比を適切に設定すれば、上述した減衰量以上の減衰を確実に可変減衰手段に行わせることができる。
更に、分圧手段は、可変抵抗器を含んでいる。この可変抵抗器の一端側が基準電位点に接続されている。この接続は、直接に行うこともできるし、例えば抵抗器のようなインピーダンス素子を介して行うこともできる。前記可変抵抗器の他端側が、切換手段に接続されている。この接続も直接に行うこともできるし、例えば抵抗器のようなインピーダンス素子を介して行うこともできる。切換手段は、前記比較手段の出力側と、前記比較手段が発生する最高電圧を発生する電圧源とのうち選択されたものを可変抵抗器の他端側に接続する。
このように構成すると、電圧源からの電圧が可変抵抗器の他方の側に供給されるように切換手段を切り換えた上で、入力端子に予め定めた波数の高周波信号が供給された状態として、出力端子に供給される増幅手段の増幅信号のレベルが適切な値となるように、可変抵抗器の抵抗値を調整する。このとき、可変抵抗器からの第1減衰制御信号である電圧の値は、比較手段が発生することが可能な最大電圧よりも小さい値である。この調整終了後に、比較手段の出力電圧が可変抵抗器の他方の側に供給されるように切換手段を切り換えると、可変抵抗器の他端側に供給される電圧は、比較手段の最高電圧であるので、このとき可変抵抗器からの第1減衰制御信号である電圧の値も、可変抵抗器の値を調整したときの値の電圧となる。従って、可変減衰手段における減衰量は常に一定量以上となる。また、電圧源からの電圧が可変抵抗器の他方の側に供給されるように切換手段を切り換えた状態で使用すると、いわゆる手動制御状態でブースタを作動させることができる。
以上のように、本発明によれば、可変減衰手段の減衰量を予め定めた値以上とすることができるので、たとえ高周波信号の入力波数が減少したとしても、過大入力を後続の受信機に供給することがない。
本発明の1実施形態のブースタは、受信機、例えばテレビジョン受像機等のブースタで、図1に示すように入力端子2を有している。この入力端子2には、図示しないアンテナで受信された複数波の高周波信号、例えば異なるチャンネルの7波のUHF帯テレビジョン放送信号が供給されている。この7波は、昼間には全て放送局から送信されているが、深夜にはそのうちのいくつかが停波し、例えば2波のテレビジョン放送信号のみが入力端子2に供給されることがある。また、これら7波のUHF帯テレビジョン放送信号は、それらのレベルがほぼ同一のものである。
これらテレビジョン放送信号は、帯域通過フィルタ4に供給される。帯域通過フィルタ4は、上述した7波のテレビジョン放送信号のみを通過させるように、その通過帯域が選択されている。この帯域通過フィルタ4の出力信号は、レベル調整手段に含まれている可変減衰手段、例えば可変減衰器6に供給される。
可変減衰器6は、半導体素子、例えばPINダイオード6aを有し、そのカソードが帯域通過フィルタ4の出力側に接続され、さらにバイアス手段の一部をなすバイアス抵抗器6bを介して基準電位点、例えば接地電位点に接続されている。また、PINダイオード6aのアノードは、バイアス手段の一部をなすバイアス抵抗器6cを介して電源端子、例えば正の直流電源端子6dに接続されている。またPINダイオード6aのアノードはバイパスコンデンサ6eを介して接地されている。即ち、高周波的に接地されている。さらにPINダイオード6aのカソードには、別のPINダイオード6fのカソードが接続され、PINダイオード6fのアノードには、バイアス手段の一部をなす高周波阻止コイル6gの一端が接続されている。
高周波阻止コイル6gの他端に正の直流電圧を供給すると、電流が高周波阻止コイル6g、PINダイオード6f、バイアス抵抗器6bと流れる。その結果、高周波阻止コイル6gに供給された電圧に応じた高周波抵抗値をPINダイオード6fが示す。このようにPINダイオード6a、6fによってL形の減衰回路が構成される。この減衰回路の減衰量は高周波阻止コイル6gに供給される第1減衰制御信号である電圧によって変化し、この電圧が大きいほど、PINダイオード6fの高周波抵抗値が小さくなり、減衰量が小さくなる。この電圧が小さいほど、PINダイオード6fの高周波抵抗値が大きくなり、大きな減衰が得られる。なお、高周波阻止コイル6gの他端側と接地電位点との間にはバイパスコンデンサ6hが接続されている。
この可変減衰器6の出力信号は、レベル調整手段に含まれている増幅手段、例えば複数段、具体的には3段に縦続接続された増幅段8a、8b、8cに供給され、増幅される。これら増幅段8a、8b、8cは、いずれも入力端子2に供給された各テレビジョン放送信号を増幅することが可能な周波数特性を持つ広帯域増幅段であり、それらの利得は固定である。
最終増幅段8cの出力信号は、分岐手段、例えば1分岐器10を介してバンドパスフィルタ12に供給される。このバンドパスフィルタ12は、上述したバンドパスフィルタ4と同一の構成のものである。このバンドパスフィルタ12の出力信号は、出力端子14から伝送線路、例えば同軸ケーブル(図示せず)を介して受信機、例えばテレビジョン受像機(図示せず)に供給される。
一方、1分岐器10の分岐信号(分岐された増幅段8cの出力信号)は、レベル検出手段、例えば検波回路18に供給される。この検波回路18は、いわゆるRF−AGC検波回路で、増幅段8cの出力信号に含まれている各テレビジョン放送信号のレベルを合計した値のレベル検出信号、例えば検波電圧を発生する。従って、入力端子2に供給されるほぼ同一レベルのテレビジョン放送信号の波数が多ければ多いほど、大きな値の検波電圧を発生する。
この検波電圧は、比較手段、例えば比較回路20に供給されている。この比較回路20は、演算増幅器20aを有し、その反転入力端子に抵抗器20bを介して検波回路20の検波電圧が供給されている。20cはバイパスコンデンサである。演算増幅器20aの非反転入力端子には、基準信号源、例えば基準電圧発生源22から基準電圧が供給されている。
この基準電圧発生源22は、可変抵抗器22aを有し、その一端が抵抗器22bを介して接地され、他端が抵抗器22cを介して正の直流電源端子22dに接続されている。従って、可変抵抗器22aを調整することによって所望の値の基準電圧を演算増幅器20aの非反転入力端子に供給することができる。
この演算増幅器20aは、非反転入力端子に供給された基準電圧と、反転入力端子に供給された検出電圧との差に比例した第2減衰制御信号、例えば出力電圧を発生する。例えば、検出電圧が基準電圧よりも小さいとき、その差に比例した分だけ或る基準値よりも大きい正の電圧を発生し、検出電圧が基準電圧よりも大きいとき、その差に比例した分だけ前記或る基準値よりも小さい正の電圧を発生する。
演算増幅器20aの反転入力端子と出力端子との間には、抵抗器20d、コンデンサ20eからなる並列回路が帰還回路として設けられている。また、この演算増幅器20aには、動作電圧が電源回路20fから供給されている。この電源回路20fには、正の直流電源端子20gから正の直流電圧が供給され、これを演算増幅器20a用の動作電圧に変換して演算増幅器20aに供給している。
演算増幅器20aの出力電圧は、切換手段、例えば切換スイッチ24の一方の接点24aに接続されている。この切換スイッチ24の他方の接点24bは電源回路20fに接続され、演算増幅器20aが出力する最高電圧と同じ電圧が供給されている。これら接点24a及び24bのうちいずれか選択された方に接続される接触子24cが、減衰調整手段、例えば減衰調整回路26に接続されている。
減衰調整回路26は、分圧手段、例えば可変抵抗器26aを有し、その一端が抵抗器26bを介して接地されている。可変抵抗器26aの他端は抵抗器26cを介して切換スイッチ24の接触子24cに接続されている。可変抵抗器26aの腕が高周波阻止コイル6gの他端に接続されている。従って、比較回路20の演算増幅器20aの出力電圧を分圧した電圧または電源回路20fからの動作電圧を分圧した電圧が、第1減衰制御信号として減衰調整回路26から、高周波阻止コイル6gを介して可変減衰器6に供給される。
このように構成されたブースタでは、工場出荷時において、基準電圧発生源22の可変抵抗器22aが予め定めた基準電圧を発生するように調整されている。使用する地域にこのブースタを設置した後、切換スイッチ24の接触子24cを接点24b側に切り換える。次に、この使用地域の受信状況に適した最良の減衰量を可変減衰器6が生じるように、減衰調整回路26の可変抵抗器26aを調整する。例えば、使用地域が強電界地域なら、予め可変減衰器6を動作させることによって、入力端子2に供給される各テレビジョン放送信号を、このブースタの適正入力レベルに調整する。
このままの状態で、このブースタを使用すると、手動調整状態で使用することになる。また、切換スイッチ24の接触子24cを接点24a側に切り換えると、自動利得調整状態で使用することができる。自動利得調整状態では、検波回路18からの検波電圧が基準電圧に等しくなるように比較回路20の演算増幅器20aの出力電圧が調整される。
自動利得調整状態において、入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号のうちいずれかの送信電力が増加したとする。例えば地上デジタルテレビジョン放送信号の送信電力が増加したとする。或いは、入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号の波数が増加したとする。例えば、今まで地上デジタルテレビジョン放送信号の送信が行われていなかった地域で、地上デジタルテレビジョン放送信号の送信が開始されたとする。これによって、検波回路18からの検波電圧が今までよりも増加する。
すると、検波電圧が基準電圧よりも大きくなるので、比較回路20の演算増幅器20aの出力電圧が今までよりも小さくなり、可変減衰器6に供給される電圧が下がり、可変減衰器6での減衰量が増加し、検波回路18の検波電圧が基準電圧に等しくなる。これによって、検波回路18の検波電圧の上昇に伴って可変減衰器6の減衰量が増加し、このブースタの増幅手段への入力信号レベルが減少させられ、このブースタの過入力による飽和を妨げる。
自動利得調整状態において、入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号の波数が減少したとする。例えば、深夜になり、複数の放送局のうち送信を停止したものがあったとする。これによって、検波回路18からの検波電圧が今までよりも減少する。
すると、検波電圧が基準電圧よりも小さくなるので、比較回路20の演算増幅器20aの出力電圧が増加する。特に、比較回路20では、検波電圧が基準電圧よりも小さくなればなるほど、その出力電圧が増加する。比較回路20の演算増幅器20aの最高出力電圧は、切換スイッチ24の接触子24cを接点24b側に切り換えた状態で電源回路20fが減衰調整回路26に供給している電圧と同じ電圧である。従って、波数の減少が生じても、可変減衰器6での減衰量は、手動調整状態(切換スイッチ24の接触子24cを接点24b側に切り換えた状態)で設定された減衰量(このブースタを使用地域の受信状況に適した最良の入力減衰量)よりも小さくなることはなく、このブースタの利得は、使用地域の受信状況に適した利得よりも増加することはない。
図2(a)、(b)は、このブースタの周波数対出力レベル特性を示したもので、同図(a)は、予め定めた波数、例えば7波のほぼ同一レベルのテレビジョン放送信号が入力端子2に供給されている場合の各波の出力レベルを示している。同図(b)は、入力端子2に供給されている蒸気テレビジョン放送信号の波数が2波に減少した場合の各波の出力レベルを示している。同図(a)、(b)の比較から明らかなように、波数が減少しても、出力レベルは、約103dBμとほぼ一定である。これは、上述したように減衰調整回路26を設けているからである。
図3、図4は、このブースタから減衰調整回路26を除去した場合において、入力端子2に供給される同一レベルのテレビジョン放送信号の波数が2波、1波にそれぞれ減少した場合の各波の出力レベルを示している。減衰調整回路26を除去した場合、2波しか入力端子2に供給されていない場合、それら2波の出力レベルは約110dBμVと7波入力時よりも7dBμVも増加する。また、1波しか入力端子2に供給されていない場合、その出力レベルは約116dBμVと13dBμVも7波入力時よりも出力レベルが増加する。従って、このブースタから増幅されたテレビジョン放送信号が供給されるテレビジョン受像機等では過入力状態となる。一方、図2(a)、(b)から明らかなように、このブースタでは、減衰調整回路26を設けているので、波数が減少しても、このブースタの出力レベルは殆ど変化せず、後続のテレビジョン受像機において過入力状態が生じることはない。
上記の実施の形態では、可変減衰器6としてPINダイオードを用いたものを使用したがこれに限ったものではなく、例えばFETやバイポーラトランジスタを使用した可変減衰器を使用することもできる。また、可変減衰器6は増幅段8a、8b、8cの入力側に設けたが、増幅段8a、8bの間または8b、8cの間に設けることもできる。この場合、増幅段8aの入力側には、例えば手動で調整可能な可変減衰手段を設け、テレビジョン放送信号の入力レベルが大きい場合には、この可変減衰手段で減衰させることが望ましい。増幅手段には、増幅段8a、8b、8cからなる3段のものを使用したが、その段数は必要とされる増幅利得に応じて任意に変更することができる。また、増幅段8cの後段に可変減衰器6を設け、増幅段8cの後段に別の増幅手段を設けることもできる。減衰調整回路26は、可変抵抗器26aと抵抗器26b、26cとによって構成したが、例えば可変抵抗器26aのみによって構成することもできる。
本発明の1実施形態のブースタのブロック図である。 図1のブースタにおいて入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号の波数が7波の場合と2波の場合の周波数対出力レベル特性図である。 図1のブースタにおいて減衰調整回路を除去した状態において入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号の波数が2波である場合の周波数対出力レベル特性図である。 図1のブースタにおいて減衰調整回路を除去した状態において入力端子2に供給されるテレビジョン放送信号の波数が1波である場合の周波数対出力レベル特性図である。
符号の説明
2 入力端子
6 可変減衰器(可変減衰手段)
8a−8c 増幅段(増幅手段)
14 出力端子
18 検波回路(レベル検出手段)
20 比較回路(比較手段)
24 切換スイッチ(切換手段)
26 減衰調整回路(減衰調整手段)

Claims (2)

  1. 波数が変化することがある高周波信号が供給される入力端子と、
    前記高周波信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の入力側に設けられ、供給された前記高周波信号を第1減衰制御信号に従って減衰させる可変減衰手段とを含むレベル調整手段と、
    このレベル調整手段の出力信号が供給される出力端子と、
    前記レベル調整手段の出力信号が供給され、前記入力端子に供給されている高周波信号の波数が増加すると値が増加するレベル検出信号を生成するレベル検出手段と、
    前記レベル検出信号と予め定めた値の基準信号とが入力され、前記レベル検出信号が基準信号よりも大きいとき前記可変減衰手段での減衰量を大きくし、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき前記可変減衰手段での減衰量を小さくする方向に変化する第2減衰制御信号を生成する比較手段と、
    前記可変減衰手段の減衰量が、前記入力端子に予め定めた波数の高周波信号が入力されたときの前記可変減衰手段における減衰量以上になるように、前記第2減衰制御信号を第1減衰制御信号に調整して、前記可変減衰手段に供給する減衰調整手段とを、
    具備し、
    前記比較手段は、前記第2減衰制御信号として出力電圧を発生し、その出力電圧は、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも大きいとき小さな値となり、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき大きな値となり、
    前記可変減衰手段は、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が大きいとき減衰量が小さくなり、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が小さいとき減衰量が大きくなり、
    前記減衰調整手段は、前記出力電圧を分圧して前記可変減衰手段に第1減衰制御信号として出力する分圧手段であり、前記分圧手段は、可変抵抗器を含み、この可変抵抗器の一端側が基準電位点に接続され、前記可変抵抗器の他端側が、切換手段を介して、前記比較手段の出力側と、前記比較手段が発生する最高電圧を発生する電圧源とに、切換接続されるブースタ。
  2. 波数が変化することがある高周波信号が供給される入力端子と、
    前記高周波信号を増幅する複数の増幅段からなる増幅手段と、前記増幅段の中間に設けられ、供給された前記高周波信号を第1減衰制御信号に従って減衰させる可変減衰手段とを含むレベル調整手段と、
    このレベル調整手段の出力信号が供給される出力端子と、
    前記レベル調整手段の出力信号が供給され、前記入力端子に供給されている高周波信号の波数が増加すると値が増加するレベル検出信号を生成するレベル検出手段と、
    前記レベル検出信号と予め定めた値の基準信号とが入力され、前記レベル検出信号が基準信号よりも大きいとき前記可変減衰手段での減衰量を大きくし、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき前記可変減衰手段での減衰量を小さくする方向に変化する第2減衰制御信号を生成する比較手段と、
    前記可変制御手段の減衰量が、前記入力端子に予め定めた波数の高周波信号が入力されたときの前記可変減衰手段における減衰量以上になるように、前記第2減衰制御信号を第1減衰制御信号に調整して、前記可変減衰手段に供給する減衰調整手段とを、
    具備し、
    前記比較手段は、前記第2減衰制御信号として出力電圧を発生し、その出力電圧は、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも大きいとき小さな値となり、前記レベル検出信号が前記基準信号よりも小さいとき大きな値となり、
    前記可変減衰手段は、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が大きいとき減衰量が小さくなり、前記第1減衰制御信号として供給される電圧が小さいとき減衰量が大きくなり、
    前記減衰調整手段は、前記出力電圧を分圧して前記可変減衰手段に第1減衰制御信号として出力する分圧手段であり、前記分圧手段は、可変抵抗器を含み、この可変抵抗器の一端側が基準電位点に接続され、前記可変抵抗器の他端側が、切換手段を介して、前記比較手段の出力側と、前記比較手段が発生する最高電圧を発生する電圧源とに、切換接続されるブースタ。
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