JP2003133983A - アンテナアンプおよび共用アンテナアンプ - Google Patents
アンテナアンプおよび共用アンテナアンプInfo
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Abstract
が存在するときには、歪みや信号抑圧を低減する。 【解決手段】 アンテナ10が受信する高周波信号を、
アンテナアンプ11で増幅する際に、強電界強度の妨害
波などが存在すれば、出力切換回路15でスイッチ回路
16をアンプ12の出力側からスルー回路14側に切換
える。スルー回路14は、アンプ12に入力される高周
波信号を、アンプ12を通さないで直接出力側に導く。
強電界強度の妨害波などが存在するときには、受信目的
の高周波信号をアンプ12で増幅しようとしても、相互
変調や混変調によって入力歪みを生じてしまう。スイッ
チ回路16でスルー回路14側に切換えることによっ
て、入力歪みを改善することができる。スイッチ回路1
6の切換えを、相互変調による歪み成分と相関性が高い
低域成分に基づいて行えば、より適切な切換えを行うこ
とができる。
Description
れる微弱な信号を、アンテナに近い位置で増幅するアン
テナアンプおよび共用アンテナアンプに関する。
の概略的な電気的構成を示す。アンテナアンプ1は、ア
ンテナに電波が受信されて誘起される微弱な高周波信号
を、アンテナに近い位置で増幅し、信号対雑音(SN)
比を高めるために使用される。微弱な高周波信号は、ロ
ーノイズのアンプ2で増幅され、アンプ2の入力側に
は、周波数帯域を制限するバンドパスフィルタ(以下、
「BPF」と略称する)3およびアッテネータ(以下、
「ATT」と略称する)回路4が設けられている。AT
T回路4は、アンプ2の出力が大きくなると、自動利得
制御(以下、「AGC」と略称する)回路5がATT回
路4の信号減衰率を低下させ、アンテナアンプ1全体と
しての利得を低下させる。アンテナアンプ1は、アンプ
2の出力とチューナなどの受信装置との間を接続する信
号ケーブルの影響がアンテナに及ばないようにする効果
もある。
けることに関する先行技術は、たとえば特開平11−4
1127号公報などにも開示されている。この先行技術
では、アンテナとチューナとの間に、広帯域増幅器と減
衰回路との並列回路を接続し、広帯域増幅器に供給する
電源を制御して、広帯域増幅器を動作させるときは増幅
器で信号を増幅し、広帯域増幅器を動作させないときは
減衰回路で信号を減衰させるように切換えている。特開
平7−321685号公報には、チューナのフロントエ
ンドで高周波から変換される中間周波の増幅回路でアン
プとアッテネータとを切換えて、強電界強度時にアンプ
が飽和する影響を避けて、電界強度を正確に検出しよう
とする先行技術が開示されている。
電界強度時にアンプ2が歪むのを避けることにもある。
特開平11−145858号公報には、相互変調妨害に
よる感度劣化が起きているときのみ、利得を低下させる
AGCについての先行技術が開示されている。特開平1
1−312938号公報には、電界強度に応じてAGC
の時定数を変え、通常はフェージングに追従しやすいよ
うに時定数を小さくしておき、強電界環境下では時定数
を大きくして安定性を改善する先行技術が開示されてい
る。
ンテナアンプ1では、目的の受信信号に近い周波数に過
大な他の信号が存在するような場合、ATT回路4を切
換えて信号を減衰させても、アンプ2に対する入力が過
大となって、アンプ2の非比直線性で目的の受信信号が
歪んだり、抑圧されたりするおそれがある。ATT回路
4の減衰率を大きくすると、目的の信号も大きく減衰さ
れてしまい、SN比が低下してしまう。
は、増幅回路を設置する位置については必ずしも明確で
はない。発明の実施の形態での説明で、広帯域増幅器、
減衰回路およびチューナの全体をチューナ回路としてい
るので、アンテナの近傍ではなく、チューナ側に設置す
るものと考えられる。もしアンテナアンプとしてチュー
ナから離れたアンテナの近傍に配置するとすれば、ON
/OFF制御される電源ケーブルを、信号ケーブルとと
もにアンテナアンプとチューナとの間に接続しなければ
ならない。また、電源の制御は、後段側のチューナ以降
の信号レベルに基づいて行われている。この信号レベル
には、広帯域増幅器のON/OFF制御が影響する。す
なわち、広帯域増幅器のON状態で過大な信号レベルと
判断されてOFF状態になると、信号レベルが低下し、
過大ではないと判断されて、再び広帯域増幅器がONに
なることを繰返すおそれがある。
せる場合、受信を希望する周波数の近くに妨害信号があ
る場合の相互変調や混変調による歪みや信号抑圧が問題
となる。このような場合の対策について、特開平11−
145858号公報や特開平11−312938号公報
には何も示されていない。特に、アンテナエレメントを
広帯域で使用しようとすると、相互変調や混変調の対象
となる信号の範囲も広がるので、広い周波数帯域でアン
テナエレメントを共用するための共用アンテナアンプで
は、適切な対策が必要となる。
信し、強い妨害信号が存在するときには、歪みや信号抑
圧を低減することができるアンテナアンプおよび共用ア
ンテナアンプを提供することである。
接して設置され、アンテナが受信する微弱な高周波信号
を増幅するアンテナアンプにおいて、高周波信号の増幅
を行うアンプと、アンプに入力される高周波信号を、該
アンプを通さずに導くスルー回路と、アンプから出力さ
れる高周波信号、およびスルー回路を通して導かれる高
周波信号を切換えるスイッチ回路と、アンプからの出力
に応答して、該出力の予め定める切換基準に対する大小
関係に従い、スイッチ回路を、出力が小さいときはアン
プの出力側に、出力が大きいときはスルー回路側に、そ
れぞれ切換える出力切換回路を含むことを特徴とするア
ンテナアンプである。
され、アンテナが受信する微弱な高周波信号を増幅する
アンテナアンプは、アンプと、スルー回路と、スイッチ
回路と、出力切換回路とを含む。スイッチ回路は、高周
波信号を増幅するアンプの出力と、アンプを通さずにス
ルー回路から導かれるアンプの入力とを、出力切換回路
によって切換える。出力切換回路は、アンプからの出力
に応答して、予め定める切換基準に対する大小関係に従
い、スイッチ回路を、出力が小さいときはアンプの出力
側に、出力が大きいときはスルー回路側に、それぞれ切
換えるように制御する。アンテナに誘起される微小な高
周波信号をアンプで増幅すれば、高感度で受信すること
ができる。相互変調などの妨害信号が存在しているとき
には、高周波信号をアンプを通さずにスルー回路から後
段側に導くので、歪みや信号抑圧などを避けることがで
きる。スイッチ回路を切換える出力切換回路には、常に
アンプから信号が与えられるので、スイッチ回路の切換
を適切に行うことができる。
アンプからの出力のうちの予め定める低域成分に応答し
て、前記スイッチ回路の切換えを行うことを特徴とす
る。
の低域成分には、相互変調による歪成分が高い相関性で
反映される。相互変調による歪成分が発生するときに
は、混変調による歪みも発生し、相互変調や混変調を与
える妨害信号が存在するときに、高周波信号がアンプを
通らないでスルー回路を通るように切換えることができ
るので、妨害信号が存在しないときは高周波信号がアン
プを通り、妨害信号が存在するときのみアンプを通さな
いような適切な切換えを行うことができる。
らの出力が、前記切換基準よりも高出力側に予め設定さ
れる減衰基準を超えると、該アンプの利得を減少させる
利得制御回路を備えることを特徴とする。
になり、切換基準よりも高く設定される減衰基準を超え
ると、利得制御回路によってアンプの利得を減少させる
ので、アンプの飽和や入力側での歪みがスイッチ回路の
切換えに影響しないようにすることができる。
アンプの入力側に信号減衰回路を付加して、前記利得を
減少させることを特徴とする。
入力側に信号減衰回路を付加してアンプの利得を減少さ
せることができるので、アンプの入力側で発生する歪み
を減少させることができるとともに、発生する歪みがス
ルー回路を介して出力側に漏れにくくすることができ
る。
アンテナアンプを複数含む共用アンテナアンプであっ
て、各アンテナアンプは、異なる周波数帯域の高周波信
号を増幅し、各アンテナアンプの前記切換基準は、周波
数帯域に応じて異なる値に設定されることを特徴とする
共用アンテナアンプである。
周波信号の強度が過大になると、高周波信号がアンプを
通らずにスルー回路を通って後段側に至るように切換え
るアンテナアンプを、異なる周波数帯域に分けて複数用
い、アンテナアンプの切換基準を、各アンテナアンプが
受持つ周波数帯域に応じて異ならせて、それぞれ適切な
動作を行わせることができる。
は、VHF周波数帯域のFMラジオ放送受信用およびテ
レビジョン放送受信用と、UHF周波数帯域のテレビジ
ョン放送受信用とにそれぞれ設けておき、前記切換基準
は、VHF周波数帯域側の方を小さくしておくことを特
徴とする。
ラジオ放送およびテレビジョン放送と、UHF周波数帯
域のテレビジョン放送とを、アンプを通すか否かの切換
基準を異ならせて、VHF周波数帯域側では強入力時の
歪み特性を重視し、UHF周波数帯域側では感度を重視
するように、それぞれ適切に使い分けることができる。
として、アンテナ10に近接して設置され、アンテナ1
0が受信する微弱な高周波信号を増幅するアンテナアン
プ11の概略的な電気的構成を示す。アンテナアンプ1
1には、アンプ12と、BPF13と、スルー回路14
と、出力切換回路15と、スイッチ回路16とが含まれ
る。アンプ12は、高周波信号の増幅を行う。BPF1
3は、アンテナ10からアンプ12に入力される高周波
信号の周波数帯域を選択する。BPF13によって選択
される周波数帯域は、広帯域化され、受信目標の信号ば
かりではなく、妨害を与えるよう信号も通過させてしま
う。アンテナアンプ11の後段側では、たとえば中間周
波数に変換した後で、フィルタなどを用いて目標信号の
みを選択する。アンテナアンプ11の段階では、周波数
が高いので、目標信号のみを選択するように選択度を高
めることは不可能に近く、また選択度を高めると、広帯
域をカバーするために中心周波数を受信周波数に応じて
変化させなければならなくなる。
の周波数特性を示す。実線はスイッチ回路16をアンプ
12の出力側に切換えている状態を示し、2点鎖線はス
イッチ回路16をスルー回路14側に切換えている状態
を示す。スルー回路14は、高周波信号をアンプ12の
入力側からアンプ12を通さずにスイッチ回路16に導
く。出力切換回路15は、アンプ12からの出力に応答
して、予め定める切換基準に対する出力の大小関係に従
い、スイッチ回路16を、出力が小さいときはアンプ1
2の出力側に、出力が大きいときはスルー回路14側
に、それぞれ切換える。スイッチ回路16をスルー回路
14側に切換えると、アンプ12の利得分だけ、アンテ
ナアンプ11としての利得が低下する。しかしながら、
高周波信号は、アンプ12を通さないで後段側に導かれ
る。
する。アンプ12の入力側でのSN比と、出力側でのS
N比との比であるノイズ・フィギュアNFは、3dB以
下である。アンプ12は一定の直流電圧が電源電圧とし
て供給され、その電圧範囲内で動作する。電源電圧を完
全に利用することができる理想的な場合でも、電源電圧
を最大振幅として、それを利得で除算して得られる最大
入力電圧を超える入力電圧に対しては出力が飽和してし
まう。実際のアンプ12では、入力電圧が高くなると利
得も変化し、また入力側でも歪みを発生するような非直
線性を、理想的な場合に比べて有している。このため、
受信目標の信号自体は微小な信号レベルでも、近接して
受信する信号が大きな信号レベルであれば、後段側では
フィルタなどで信号を分離することができても、アンテ
ナアンプ11の段階で、微小な目標信号が歪んだり、抑
圧されてしまう相互変調や混変調などの影響を受ける。
本実施形態では、VHF帯域でFM放送やTV放送を受
信する場合を想定し、たとえば受信目標の周波数を約1
00MHz程度とし、その受信強度が30dBμV以下
のときにスイッチ回路16をスルー回路14側に切換え
ることによって、電界強度が110dBμVの4MHz
程度づつ低い信号が相互変調を生じさせないようにする
ことができる。
ンプ12からの出力が大きく、相互変調などの妨害信号
が存在しているときには、高周波信号をアンプを12通
さずにスルー回路14から後段側に導くので、歪みや信
号抑圧などを避けることができる。スイッチ回路16を
切換える出力切換回路15には、常にアンプ12から信
号が与えられるので、スイッチ回路16の切換を行う条
件の変動を少なくして、切換えを適切に行うことができ
る。なお、スルー回路14は、単なる導線で実現するだ
けではなく、減衰回路などで実現することもできる。
ンテナアンプ21の概略的な電気的構成を示す。本実施
形態で、図1の実施形態に対応する部分には同一の参照
符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態ではア
ンプ12の入力側にATT回路22を挿入して信号を減
衰させ、ATT回路22およびアンプ12を組合わせた
全体の利得を減少させることができる。ATT回路22
は、たとえば抵抗23および抵抗24との分圧比に基づ
いて信号を減衰させる。入力信号レベルが小さいとき
は、入力切換回路25がスイッチ回路26をアンプ12
の入力側に切換え、抵抗23は短絡される状態となる。
この状態で、入力信号は減衰されずにアンプ12に入力
される。入力切換回路25がスイッチ回路26をアンプ
12の入力側から切離すように切換えると、入力信号は
ATT回路22で減衰されてからアンプ12に入力する
ようになる。入力切換回路25がスイッチ回路26の切
換えを行う閾値Vthyは、出力切換回路15がスイッ
チ回路16を切換える閾値Vthxよりも大きくしてお
く。すなわち、Vthy > Vthxとする。また、こ
れらの閾値Vthx,Vthyにはそれぞれヒステリシ
スを持たせておく。
を、アンテナ10からの入力信号レベルが上昇するとき
を(a)で、下降するときを(b)でそれぞれ示す。図
3のアンプ12の入力側で、スイッチ回路26の個別接
点のアンプ側をA点とし、アンプ12の出力側でスイッ
チ回路16の共通接点側をB点とする。アンプ12の利
得を10dBとし、ATT回路22の減衰度を−20d
Bとする。A点での信号レベルは破線で示し、B点での
信号レベルは実線で示す。
が小入力状態から上昇して70dBを超えると、出力切
換回路15によってスイッチ回路16がアンプ12の出
力側からスルー回路14側に切換えられ、B点での信号
レベルは10dB低下する。さらに入力信号レベルが上
昇して100dBを超えると、入力切換回路25によっ
てスイッチ回路26がアンプ12の入力側に接続する状
態から無接続の状態に切換えられ、B点の信号レベルは
ATT回路22による減衰を受けて20dB低下する。
が大入力状態から下降して80dB以下になると、入力
切換回路25がスイッチ回路26を無接続の状態からア
ンプ12の入力側に接続する状態に切換得るので、A点
の信号レベルはATT回路22の減衰度20dBだけ上
昇する。さらに入力信号レベルが低下して、40dB以
下になると、出力切換回路15がスイッチ回路16をス
ルー回路14側からアンプ12の出力側に切換えるの
で、B点の信号レベルは、アンプ12の利得の10dB
だけ上昇する。
ッチ回路16の切換えを行う検出開始点は、入力信号レ
ベルが70dBのときであり、一旦スルー回路14側に
切換えられると、30dBのヒステリシスが付加され
て、40dBまで低下しないとアンプ12の出力側への
切換えは起らなくなる。入力切換回路25がスイッチ回
路26の切換えを行う検出開始点は、入力信号レベルが
100dBのときであり、一旦無接続側に切換えられる
と、20dBのヒステリシスが付加されて、80dBま
で低下しないとアンプ12の入力側への切換えは起らな
くなる。外部からの制御信号に応じて、利得を少なくと
も2段階に切換えることができる。
構成を示す。出力切換回路15および入力切換回路25
には、図4に示すようなヒステリシス特性を有するヒス
テリシス付レベル検出回路27からの出力が与えられ
る。ヒステリシス付レベル検出回路27は、アンプ12
の出力レベルを検出する。ヒステリシス付レベル検出回
路27の動作特性は、外付けの抵抗28およびコンデン
サ29で調整することができる。抵抗28は、閾値Vt
hx,Vthyを決定する。コンデンサ29は、レベル
検出の時定数を決定する。レベル検出の過度特性は、ア
タックが速く、リリースが遅くなるようにする。アンプ
12の利得は、外付けの抵抗30によって、たとえ3〜
15dBの範囲で調整することができる。出力切換回路
15は、PINドライバ31,32を有する。PINド
ライバ31は、出力論理が正論理であるバッファであ
り、PINドライバ32は出力論理が負論理であるイン
バータである。入力切換回路25もインバータとしての
PINドライバを含む。
して、PINダイオード33,34を含む。PINダイ
オード33,34のカソード側は共通に、出力端子OU
Tに接続される。PINダイオード33のアノード側に
はスルー回路14が接続される。PINダイオード34
のアノード側には、直流カット用のコンデンサ35を介
してアンプ12の出力が接続される。PINダイオード
33のアノードには、抵抗36を介してPINドライバ
31の出力が与えられる。PINドライバ31の出力に
は、切換ショック防止用のコンデンサ37も接地との間
に接続される。PINダイオード34のアノードには、
抵抗38を介してPINドライバ32の出力が与えられ
る。PINドライバ32の出力には、切換ショック防止
用のコンデンサ39も接地との間に接続される。PIN
ダイオード33,34のカソード側には、直流電流の経
路となるコイル40が接地との間に接続されている。
して、PINダイオード41を含む。PINダイオード
41のカソードは、BPF13の出力から直流カット用
のコンデンサ42を介してスルー回路14に分岐する点
に接続される。PINダイオード41のアノード側は、
直流カット用のコンデンサ43を介して、アンプ12の
入力側に接続される。アンプ12の入力側は、直流カッ
ト用のコンデンサ44を介して、抵抗23と抵抗24と
の接続点にも接続される。PINダイオード41のカソ
ードには、直流電流の経路となるコイル45が接地との
間に接続される。PINダイオード41のアノードに
は、切換ショック防止用のコンデンサ46が接地との間
に接続される入力切換回路25の出力が、抵抗47を介
して接続される。PINダイオード33,34,41
は、直流電流を流すとインピーダンスが低くなり、スイ
ッチの接点を閉じた状態になる。PINダイオード3
3,34,41に直流電流を流さないと、インピーダン
スが高くなり、スイッチの接点を開いた状態になる。な
お、本実施形態では、アンプ12、出力切換回路15、
入力切換回路25およびヒステリシス付レベル検出回路
27は、IC50として集積される。
ンテナアンプ51の概略的な電気的構成を示す。本実施
形態で、図1または図3の実施形態に対応する部分には
同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施
形態のアンプ52は、外部からの制御信号に応じて、利
得を少なくとも2段階に切換えることができる。利得の
切換えは、アンプ52自体のゲインを段階的あるいは連
続的に変化させてもよく、アンプ52のゲインは一定と
して、図3の実施形態と同様に入力側のATT回路など
で信号減衰度を変化させてもよい。
変調や混変調による歪成分が含まれる。歪成分は、アン
プ52からの出力のうちの低域成分に反映される。低域
成分は、ローパスフィルタ(以下、「LPF」と略称す
る)53で低域濾波され、歪アンプ54で増幅される。
歪アンプ54の出力レベルは、レベル検出回路55で絶
対値として検出され、ヒステリシスコンパレータ56お
よびコンパレータ57で予め設定される閾値Vtha,
Vthbとそれぞれ比較される。閾値相互間の関係は、
Vthb≫Vthaとなるように設定する。
検出回路55が検出する歪成分の信号レベルがVtha
を超えると、スイッチ回路16をスルー回路14側に切
換える。このような機能に関して、LPF53、歪アン
プ54、レベル検出回路55およびヒステリシスコンパ
レータ56は、図1の出力切換回路15と同等である。
LPF53によって低域の歪成分を選択し、相互変調や
混変調を与える妨害信号が存在するときに、高周波信号
がアンプ52を通らないでスルー回路54を通るように
切換えることができるので、妨害信号が存在しないとき
は高周波信号がアンプ52を通り、妨害信号が存在する
ときのみアンプ52を通さないような適切な切換えを行
うことができる。
は、スイッチ回16をスルー回路14側に切換えた後で
は、レベル検出回路55からの出力電圧がVtha以下
になるだけではスイッチ回路16の切換えを行わない。
スイッチ回路16の切換えを行う閾値はVthaからΔ
Vだけ低く変化し、レベル検出回路25からの出力電圧
が低く変化した閾値Vtha−ΔV以下になってからス
イッチ回路16をアンプ52の出力側に切換える。この
切換えが行われると、閾値はVthaに戻る。このよう
なヒステリシスを閾値に持たせているので、レベル検出
回路55からの出力電圧がVtha付近で変動しても、
スイッチ回路16の切換えが頻繁に行われないようにす
ることができる。本実施形態でのスイッチ回路16の切
換えに関連する部分は、図1や図3の実施形態にも同様
に適用することができる。
の出力電圧がコンパレータ57の閾値Vthbを超える
と、アンプ52の利得を低下させる。このような過大入
力時にアンプ52の利得を低下させることによって、ア
ンプ52で発生する歪みを抑制することができる。アン
プ22で発生する歪みが大きくなると、歪み成分が入力
側からスルー回路14側に漏れ出し、スイッチ回路16
をスルー回路14側に切換えても、相互変調や混変調の
影響を受けてしまうのを防ぐことができる。この影響を
防ぐためにアンプ52の入力側に単にスイッチなどを設
けると、アンプ52への入力が遮断され、切換えのため
の信号が得られなくなってしまう。本実施形態によれ
ば、アンプ52からの出力が過大になると、スイッチ回
路16の切換えを行うヒステリシスコンパレータ56の
閾値Vthaである切換基準よりも高く設定されるコン
パレータ57の閾値Vthbを超えるようになる。減衰
基準である閾値Vthbを超えると、利得制御回路とし
てのコンパレータ57によってアンプ52の利得を減少
させるので、アンプ52の飽和や入力側での歪みがスイ
ッチ回路16の切換えに影響しないようにすることもで
きる。
の考え方を示す。BPF13の通過周波数帯域は広帯域
であるので、帯域ないで電界強度が大きい妨害信号も通
過させてしまったり、帯域外でもあまり大きな減衰を与
えることができない。強電界強度の妨害信号が2波あれ
ば、その差の周波数成分が歪成分となり、アンプ52の
非直線性に基づく相互変調を引き起す。また強電界強度
の妨害信号がスペクトラム拡散(SS)変調方式などの
広帯域信号であるときは、1波でも低域の歪成分を発生
させる。妨害2波や広帯域1波の妨害信号は、混変調
(InterModulation)による歪みとしてIM成分も発生
する。IM成分でも、受信目的の信号レベルに比較して
信号レベルがかなり大きい可能性がある。また、IM成
分の周波数は、受信目的の周波数に近く、後段側のフィ
ルタを通過し、AGC回路などを動作させ、受信目的の
信号を抑圧してしまうおそれがある。本実施形態では、
BPF13の低域側カットオフ周波数よりも低い範囲の
歪成分をLPF53で抽出し、相互変調の発生を相関性
が高い状態で検出し、適切な切換えを行って、入力歪み
を低減することができる。
図1または図6のようなアンテナアンプを自動車に複数
個搭載するアンテナに適用する例を示す。ガラスアンテ
ナ60は、複数のアンテナエレメント61,62,6
3,64,65,66,67,68がフィルムベース6
9上の導体パターンとして形成され、車両70のたとえ
ばリアガラス71の内側から貼付けられる。ガラスアン
テナ60を貼付ける位置は、たとえばリアガラス71で
屋根72に近い上縁部分とし、屋根72側にはアンテナ
アンプを搭載するアンプモジュール80を設置する。
略的な電気的構成を示す。アンプモジュール80には、
図1、図3または図6のアンテナアンプ11,21,5
1と同等なAGCアンプ81,82,83と、広帯域で
低雑音なアンプ84,85とがアンテナエレメント61
〜68に受信される信号を増幅するアンテナアンプとし
て搭載される。アンテナエレメント61,62に受信さ
れる信号は、アンプ84,85でそれぞれ増幅され、デ
ジタルテレビジョン(DTV)信号として後段側に出力
される。アンテナエレメント63,64,65,66に
受信される信号は、セレクタ86で選択され、AGCア
ンプ83で増幅されてアナログテレビジョン(ATV)
信号として後段側に出力される。セレクタ86の切換え
は、後段側からデコーダ87に与えられる制御信号に基
づいて行われ、ダイバシティ方式による受信感度の向上
などが図られる。アンテナエレメント67,68で受信
される信号は、AGCアンプ81,82でそれぞれ増幅
されて、FMのメインおよびサブ信号として後段側に出
力される。後段側では、メイン信号とサブ信号とを切換
えて、ダイバシティ方式などによる音質改善などを図る
ことができる。
て、共用アンテナアンプ90の概略的な電気的構成を湿
す。本実施形態の共用アンテナアンプ90は、図1、図
3または図6のアンテナアンプ11,21,51をAG
Cアンプ91,92として複数含む。AGCアンプ91
には、UHF帯のうち、たとえば470MHzの周波数
帯域を選択的に通過させるBPF93からの高周波信号
が入力される。AGCアンプ92には、VHF帯のう
ち、たとえば76MHz〜222MHzの周波数帯域を
選択的に通過させるBPF94からの高周波信号が入力
される。
る通過帯域特性を概略的に示す。BPF94によるVH
F帯の通過帯域には、FMラジオ放送などのFM信号と
テレビジョン放送などのTV信号とが含まれる。BPF
93によるUHF帯の通過帯域にはテレビジョン放送な
どのTV信号が主として含まれる。AGCアンプ92に
入力される高周波信号には、FM信号とTV信号とが含
まれるので、図10では分波回路95で分離する。図1
0に示すように、分波回路95で高域側として分波され
るTV信号は、FMトラップ回路96を経てアンプ97
に入力される。FMトラップ回路96は、FM信号の周
波数帯域を減衰させ、アンプ97は、TV信号の出力レ
ベルを、AGCアンプ91からのTV信号の出力レベル
に合わせるための増幅を行う。AGCアンプ91から出
力されるTV信号と、アンプ97から出力されるTV信
号とは、合成回路98で合成され、後段側のテレビジョ
ン受像装置に出力される。
は、アンテナアンプであるAGCアンプ91,92は、
UHF帯とVHF帯との異なる周波数帯域の高周波信号
を増幅する。各AGCアンプ91,92での切換基準
は、周波数帯域に応じて異なる値に設定される。AGC
アンプ91は、UHF周波数帯域のテレビジョン放送受
信用に設定される。AGCアンプ92は、VHF周波数
帯域のFMラジオ放送受信用およびテレビジョン放送受
信用に設定される。切換基準を、VHF周波数帯域用の
AGCアンプ92側を小さくしておくことによって、V
HF周波数帯域側では強入力時の歪み特性を重視し、U
HF周波数帯域側では感度を重視するように、それぞれ
適切に使い分けることができる。
される高周波信号の強度が過大になると、高周波信号が
アンプを通らずにスルー回路を通って後段側に至るよう
に切換えるアンテナアンプを、異なる周波数帯域に分け
て複数用る。アンプを通すか否かの切換基準を、各アン
テナアンプが受持つ周波数帯域に応じて異ならせて、そ
れぞれ適切な動作を行わせることができる。
が受信する微弱な高周波信号を増幅するアンプからの出
力について、予め定める切換基準に対する大小関係に従
い、スイッチ回路を、出力が小さいときはアンプの出力
側に、出力が大きいときはスルー回路側に、それぞれ切
換えるように制御する。アンテナに誘起される微小な高
周波信号をアンプで増幅すれば、高感度で受信すること
ができ、相互変調などの妨害信号が存在しているときに
は、歪みや信号抑圧などを避けることができる。
与える妨害信号が存在するときに、アンプの出力の低域
成分に反映されるので、妨害信号が存在しないときは高
周波信号がアンプを通り、妨害信号が存在するときのみ
アンプを通さないような適切な切換えを行うことができ
る。
切換基準よりも高く設定される減衰基準を超えるとアン
プの利得を減少させるので、アンプの飽和や入力側での
歪みがスイッチ回路の切換えに影響しないようにするこ
とができる。
プの入力側で発生する歪みを減少させることができると
ともに、発生する歪みがスルー回路を介して出力側に漏
れにくくすることができる。
大になると、高周波信号がアンプを通らずに後段側に至
るように切換えるアンテナアンプを、異なる周波数帯域
に分けて複数用い、各アンテナアンプの受持つ周波数帯
域に応じて切換基準を異ならせるので、周波数帯域毎に
適切な動作を行わせることができる。
FMラジオ放送およびテレビジョン放送では強入力時の
歪み特性を重視し、UHF周波数帯域側では感度を重視
するように、それぞれ適切に使い分けることができる。
11の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
伴う利得の周波数特性の変化を示すグラフである。
21の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
ス特性を示すグラフである。
51の概略的な電気的構成を湿すブロック図である。
グラフである。
ナアンプを含むアンプモジュール80を自動車に搭載す
る状態を概略的に示す斜視図である。
構成を示すブロック図である。
アンプ90の概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
を示すグラフである。
成を示すブロック図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナに近接して設置され、アンテナ
が受信する微弱な高周波信号を増幅するアンテナアンプ
において、 高周波信号の増幅を行うアンプと、 アンプに入力される高周波信号を、該アンプを通さずに
導くスルー回路と、 アンプから出力される高周波信号、およびスルー回路を
通して導かれる高周波信号を切換えるスイッチ回路と、 アンプからの出力に応答して、該出力の予め定める切換
基準に対する大小関係に従い、スイッチ回路を、出力が
小さいときはアンプの出力側に、出力が大きいときはス
ルー回路側に、それぞれ切換える出力切換回路を含むこ
とを特徴とするアンテナアンプ。 - 【請求項2】 前記出力切換回路は、前記アンプからの
出力のうちの予め定める低域成分に応答して、前記スイ
ッチ回路の切換えを行うことを特徴とする請求項1記載
のアンテナアンプ。 - 【請求項3】 前記アンプは、該アンプからの出力が、
前記切換基準よりも高出力側に予め設定される減衰基準
を超えると、該アンプの利得を減少させる利得制御回路
を備えることを特徴とする請求項1または2記載のアン
テナアンプ。 - 【請求項4】 前記利得制御回路は、前記アンプの入力
側に信号減衰回路を付加して、前記利得を減少させるこ
とを特徴とする請求項3記載のアンテナアンプ。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ
アンプを複数含む共用アンテナアンプであって、 各アンテナアンプは、異なる周波数帯域の高周波信号を
増幅し、 各アンテナアンプの前記切換基準は、周波数帯域に応じ
て異なる値に設定されることを特徴とする共用アンテナ
アンプ。 - 【請求項6】 前記複数のアンテナアンプは、VHF周
波数帯域のFMラジオ放送受信用およびテレビジョン放
送受信用と、UHF周波数帯域のテレビジョン放送受信
用とにそれぞれ設けておき、 前記切換基準は、VHF周波数帯域側の方を小さくして
おくことを特徴とする請求項5記載の共用アンテナアン
プ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329716A JP3924151B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | アンテナアンプ、共用アンテナアンプおよびアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003133983A true JP2003133983A (ja) | 2003-05-09 |
JP3924151B2 JP3924151B2 (ja) | 2007-06-06 |
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ID=19145569
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001329716A Expired - Lifetime JP3924151B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | アンテナアンプ、共用アンテナアンプおよびアンテナ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3924151B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006080871A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Nippon Antenna Co Ltd | 過大入力保護回路 |
WO2009107359A1 (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-03 | パナソニック株式会社 | 増幅回路及びそれを用いた受信装置 |
JP2011015070A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Toshiba Corp | 高周波信号の分配装置及び分配方法及びテレビジョン信号受信装置 |
JP2012257030A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Alps Electric Co Ltd | 信号切替装置 |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329716A patent/JP3924151B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2009107359A1 (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-03 | パナソニック株式会社 | 増幅回路及びそれを用いた受信装置 |
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