JPH09116360A - 自動利得制御増幅器 - Google Patents
自動利得制御増幅器Info
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- JPH09116360A JPH09116360A JP7273090A JP27309095A JPH09116360A JP H09116360 A JPH09116360 A JP H09116360A JP 7273090 A JP7273090 A JP 7273090A JP 27309095 A JP27309095 A JP 27309095A JP H09116360 A JPH09116360 A JP H09116360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線回線の受信機の自動利得制御増幅器の構
成と其の制御方法に関し、回路の低消費電力化,小規模
化,対向する送信機との間の区間距離が変化した場合の
受信機の自動利得制御の方法を目的とする。 【解決手段】 同一周波数帯の増幅器と可変減衰器の組
合せの縦続接続から成る受信機の入力信号のレベル変化
に応じて該可変減衰器の減衰量を自動的に変化させ出力
信号のレベルを一定とする自動利得制御増幅器におい
て、其の初段の可変減衰器の減衰量を最大および最小に
する予め定めた二つの固定バイアス電圧(S5,S6) を切り
替えるスイッチ(11)を具え、該スイッチを、該初段の可
変減衰器以降の後段の自動利得制御増幅器の出力レベル
を検波して得た直流の制御電圧(S3)を電圧比較器(10)に
て基準電圧と比較して設定した電圧(S4)により駆動する
ように構成する。
成と其の制御方法に関し、回路の低消費電力化,小規模
化,対向する送信機との間の区間距離が変化した場合の
受信機の自動利得制御の方法を目的とする。 【解決手段】 同一周波数帯の増幅器と可変減衰器の組
合せの縦続接続から成る受信機の入力信号のレベル変化
に応じて該可変減衰器の減衰量を自動的に変化させ出力
信号のレベルを一定とする自動利得制御増幅器におい
て、其の初段の可変減衰器の減衰量を最大および最小に
する予め定めた二つの固定バイアス電圧(S5,S6) を切り
替えるスイッチ(11)を具え、該スイッチを、該初段の可
変減衰器以降の後段の自動利得制御増幅器の出力レベル
を検波して得た直流の制御電圧(S3)を電圧比較器(10)に
て基準電圧と比較して設定した電圧(S4)により駆動する
ように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線回線の受信機
の自動利得制御増幅器の構成と其の制御方法に関する。
無線回線の受信機の自動利得制御増幅器は、其の受信機
に入力する信号のレベル変化や其の周囲温度の変化, 経
年変化による全体利得の変動を吸収し一定レベルの出力
信号を得るために使用される。受信信号の無線周波数や
変調方式が異なる場合は、それ等の方式毎に要求される
特性を満足する自動利得制御増幅器が構成される。同じ
受信電界の受信機でも、受信信号の周波数の相違により
自動利得制御増幅器の構成が異なり、受信信号の無線周
波数RFを周波数変換した後の中間周波数IF段のみを自動
利得制御増幅器として構成する場合と、無線周波数RF段
と中間周波数IF段の両方において構成する場合とがあ
る。受信信号の変調方式の相違によっても、同様の自動
利得制御増幅器の構成が考えられる。これ等の構成は、
受信信号のレベル変化に対応するもので、高レベル信号
を受信した時の増幅器の飽和による出力の非線型歪みを
改善する事と、低レベル信号を受信した時の受信機の信
号対雑音比特性C/N を改善する事の二つの特性を満足さ
せる事が、無線回線の受信機に自動利得制御増幅器を設
置する目的である。また、多区間で無線回線を構築する
際、同一構成の受信機を全部の無線区間に適用しようと
した場合、無線回線の区間距離の長短により、対向局の
送信機の出力パワーを同一とした場合は、受信機の入力
の電界強度が異なることになる為に、受信機は同一構成
でも、対向局には送信パワーの異なる送信機が用意され
ねばならない。その為に、送信パワーを変化させる制御
機能(Automatic Transmitter Power Control)が提案さ
れて、各区間にて無線送信機の出力を変化させる柔軟性
は生まれたが、対向局の送信機の出力パワーを切り換え
る為の使用電源の切替えや送信出力の切替えのシーケン
ス制御が複雑となり、使用場所によっては送信パワーの
切替えが不可能な場合がある。この様な事情を考慮した
上の受信機として要求される特性を満たした自動利得制
御増幅器の共通化や、対向局の送信機を含めた送受信機
の構成の簡素化が要求されている。
の自動利得制御増幅器の構成と其の制御方法に関する。
無線回線の受信機の自動利得制御増幅器は、其の受信機
に入力する信号のレベル変化や其の周囲温度の変化, 経
年変化による全体利得の変動を吸収し一定レベルの出力
信号を得るために使用される。受信信号の無線周波数や
変調方式が異なる場合は、それ等の方式毎に要求される
特性を満足する自動利得制御増幅器が構成される。同じ
受信電界の受信機でも、受信信号の周波数の相違により
自動利得制御増幅器の構成が異なり、受信信号の無線周
波数RFを周波数変換した後の中間周波数IF段のみを自動
利得制御増幅器として構成する場合と、無線周波数RF段
と中間周波数IF段の両方において構成する場合とがあ
る。受信信号の変調方式の相違によっても、同様の自動
利得制御増幅器の構成が考えられる。これ等の構成は、
受信信号のレベル変化に対応するもので、高レベル信号
を受信した時の増幅器の飽和による出力の非線型歪みを
改善する事と、低レベル信号を受信した時の受信機の信
号対雑音比特性C/N を改善する事の二つの特性を満足さ
せる事が、無線回線の受信機に自動利得制御増幅器を設
置する目的である。また、多区間で無線回線を構築する
際、同一構成の受信機を全部の無線区間に適用しようと
した場合、無線回線の区間距離の長短により、対向局の
送信機の出力パワーを同一とした場合は、受信機の入力
の電界強度が異なることになる為に、受信機は同一構成
でも、対向局には送信パワーの異なる送信機が用意され
ねばならない。その為に、送信パワーを変化させる制御
機能(Automatic Transmitter Power Control)が提案さ
れて、各区間にて無線送信機の出力を変化させる柔軟性
は生まれたが、対向局の送信機の出力パワーを切り換え
る為の使用電源の切替えや送信出力の切替えのシーケン
ス制御が複雑となり、使用場所によっては送信パワーの
切替えが不可能な場合がある。この様な事情を考慮した
上の受信機として要求される特性を満たした自動利得制
御増幅器の共通化や、対向局の送信機を含めた送受信機
の構成の簡素化が要求されている。
【0002】
【従来の技術】従来の無線回線の受信機の自動利得制御
増幅器(以下はAGC増幅器と呼ぶ)の一例を図18に示
す。図18において、201 は増幅器群であり 202は可変減
衰器群であって、これら二つの組合せが適当に縦続接続
されて、入力端INから入力した受信信号を増幅し減衰し
て、出力信号として歪の少ない一定レベルを出力端OUT
で得ているAGC増幅器を構成している。203 は検波回
路であり前記AGC増幅器の出力端OUT の信号レベルを
検出する。204 はAGC増幅器の制御部であり、検波回
路203 の検波出力の直流電圧を入力とし可変減衰器群20
2 の減衰量を所望の値に設定する制御電圧C を生成す
る。全体の動作は、AGC増幅器制御部204の出力とし
て生成した制御電圧C が、検波回路203 の検出電圧と同
じ電圧となるように動作し、該制御電圧C を可変減衰器
群202 に印加することにより、入力端INの受信信号のレ
ベル変動に対して出力端OUT の信号レベルを一定にして
いる。この従来例のAGC増幅器では、その減衰量が制
御されて変化する可変減衰器群202 には、全て同じ制御
電圧C が印加される為に、何れの位置の可変減衰器202
も其の減衰量は全て一定となる。AGC増幅器の実際の
構成は、入力端INの受信信号レベルの変動範囲により、
可変減衰器202 と増幅器201 の組合せの使用段数が決定
される。また、図19に示す如く、受信機の周波数変換器
CONVの前の無線周波数RF段と周波数変換器CONVの後の中
間周波数IF段の両方を、前記増幅器と可変減衰器の組合
せから成るAGC増幅器として構成する場合がある。こ
の構成は、中間周波数IF段のみをAGC増幅器とする構
成にて起きる無線周波数RF段での増幅器の飽和による出
力特性の劣化を防止する為に考案されたものである。其
の制御方法は、図18と同様に、後段のAGC増幅器の出
力端OUT の信号の検波回路の検波出力から前段および後
段の各可変減衰器dBへの制御電圧を生成する方法(a)
と、周波数変換器CONVの後の中間周波数IF段の入力電圧
IF-INを検波するIF検波回路を別に設けて、AGC増幅
器の制御部を、前段用と後段用の二段構成として夫々の
可変減衰器dBの制御電圧を生成する方法(b) とがある。
増幅器(以下はAGC増幅器と呼ぶ)の一例を図18に示
す。図18において、201 は増幅器群であり 202は可変減
衰器群であって、これら二つの組合せが適当に縦続接続
されて、入力端INから入力した受信信号を増幅し減衰し
て、出力信号として歪の少ない一定レベルを出力端OUT
で得ているAGC増幅器を構成している。203 は検波回
路であり前記AGC増幅器の出力端OUT の信号レベルを
検出する。204 はAGC増幅器の制御部であり、検波回
路203 の検波出力の直流電圧を入力とし可変減衰器群20
2 の減衰量を所望の値に設定する制御電圧C を生成す
る。全体の動作は、AGC増幅器制御部204の出力とし
て生成した制御電圧C が、検波回路203 の検出電圧と同
じ電圧となるように動作し、該制御電圧C を可変減衰器
群202 に印加することにより、入力端INの受信信号のレ
ベル変動に対して出力端OUT の信号レベルを一定にして
いる。この従来例のAGC増幅器では、その減衰量が制
御されて変化する可変減衰器群202 には、全て同じ制御
電圧C が印加される為に、何れの位置の可変減衰器202
も其の減衰量は全て一定となる。AGC増幅器の実際の
構成は、入力端INの受信信号レベルの変動範囲により、
可変減衰器202 と増幅器201 の組合せの使用段数が決定
される。また、図19に示す如く、受信機の周波数変換器
CONVの前の無線周波数RF段と周波数変換器CONVの後の中
間周波数IF段の両方を、前記増幅器と可変減衰器の組合
せから成るAGC増幅器として構成する場合がある。こ
の構成は、中間周波数IF段のみをAGC増幅器とする構
成にて起きる無線周波数RF段での増幅器の飽和による出
力特性の劣化を防止する為に考案されたものである。其
の制御方法は、図18と同様に、後段のAGC増幅器の出
力端OUT の信号の検波回路の検波出力から前段および後
段の各可変減衰器dBへの制御電圧を生成する方法(a)
と、周波数変換器CONVの後の中間周波数IF段の入力電圧
IF-INを検波するIF検波回路を別に設けて、AGC増幅
器の制御部を、前段用と後段用の二段構成として夫々の
可変減衰器dBの制御電圧を生成する方法(b) とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の図18の従来例で
は、入力端INの受信信号レベルの変動を吸収する増幅器
201 と可変減衰器202の組合せの縦続から成るAGC増
幅器に対するAGC増幅器制御部の出力の制御電圧は、
各可変減衰器202 に対して共通で其の減衰量は同一であ
る。ここで、入力の受信信号レベルの変動範囲が広い場
合は、其の高レベル入力時の増幅器201 の出力の飽和に
対するマージンを得る為に、高レベルで飽和する高飽和
出力特性の増幅器201 が用いられるが、可変減衰器202
の減衰量が同一であるので、初段の増幅器201 だけでな
く、其の後の数段の増幅器201 にも高飽和出力特性の増
幅器201 を用いる事になる。高飽和出力特性の増幅器
は、一般に電源消費電力が大きいので、この増幅器を複
数個用いる事は、回路全体の電源消費電力を増加する事
になるという問題があった。
は、入力端INの受信信号レベルの変動を吸収する増幅器
201 と可変減衰器202の組合せの縦続から成るAGC増
幅器に対するAGC増幅器制御部の出力の制御電圧は、
各可変減衰器202 に対して共通で其の減衰量は同一であ
る。ここで、入力の受信信号レベルの変動範囲が広い場
合は、其の高レベル入力時の増幅器201 の出力の飽和に
対するマージンを得る為に、高レベルで飽和する高飽和
出力特性の増幅器201 が用いられるが、可変減衰器202
の減衰量が同一であるので、初段の増幅器201 だけでな
く、其の後の数段の増幅器201 にも高飽和出力特性の増
幅器201 を用いる事になる。高飽和出力特性の増幅器
は、一般に電源消費電力が大きいので、この増幅器を複
数個用いる事は、回路全体の電源消費電力を増加する事
になるという問題があった。
【0004】図19の(b) の従来例では、受信機の無線周
波数RF段と中間周波数IF段の両方を増幅器と可変減衰器
202の組合せの縦続から成るAGC増幅器として構成し
ているが、無線周波数RF段の可変減衰器dBと中間周波数
IF段の可変減衰器dBとは、其の制御極性も含めて必要と
する制御特性が相違するので、二種類の異なった検波回
路と制御部から成る二つのAGC制御系を必要とする。
よって、其のAGC制御系の回路規模が大きくなり過ぎ
るという問題があった。
波数RF段と中間周波数IF段の両方を増幅器と可変減衰器
202の組合せの縦続から成るAGC増幅器として構成し
ているが、無線周波数RF段の可変減衰器dBと中間周波数
IF段の可変減衰器dBとは、其の制御極性も含めて必要と
する制御特性が相違するので、二種類の異なった検波回
路と制御部から成る二つのAGC制御系を必要とする。
よって、其のAGC制御系の回路規模が大きくなり過ぎ
るという問題があった。
【0005】図20に示す従来例は、受信機と其れに対向
する送信機との間の無線区間の距離が例えば10Kmと20Km
の様に相異なる場合で、送信パワーが異なる複数の送信
機を用意する場合と、受信機側に必要な減衰量の減衰器
ATT を設定挿入する場合とがある。無線区間の距離が最
初から固定されている場合は、初期設定時に其れに対応
すれば其の後の変更は無いが、可搬型の送受信装置で無
線回線を構成する場合の様に、回線距離が変わる場合
は、その都度、送信機の出力パワー又は受信機入力の減
衰器の減衰量を設定しなければならぬという制御方法の
問題がある。本発明の課題は、従来例のこれ等の問題を
解決することにある。
する送信機との間の無線区間の距離が例えば10Kmと20Km
の様に相異なる場合で、送信パワーが異なる複数の送信
機を用意する場合と、受信機側に必要な減衰量の減衰器
ATT を設定挿入する場合とがある。無線区間の距離が最
初から固定されている場合は、初期設定時に其れに対応
すれば其の後の変更は無いが、可搬型の送受信装置で無
線回線を構成する場合の様に、回線距離が変わる場合
は、その都度、送信機の出力パワー又は受信機入力の減
衰器の減衰量を設定しなければならぬという制御方法の
問題がある。本発明の課題は、従来例のこれ等の問題を
解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これ等の従来の問題を解
決するための本発明の自動利得制御増幅器の基本構成
を、図1の原理的な構成図に示す。図1において、101
はAGC増幅器であり、増幅器と可変減衰器の組合せを
適当に縦続接続したもの。102 はAGC制御回路であっ
て、AGC増幅器101 の出力端OUT の信号(S2)のレベル
が一定となるように、出力としてAGC増幅器101 の各
可変減衰器に対する共通の制御電圧S3が生成される。こ
こでAGC増幅器101 の初段の可変減衰器101-B への制
御電圧は、前記AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3
から切り離されて、予め定めた入力の二つの固定バイア
スS5,S6 がスイッチ103 で切り替えられたS5又はS6であ
る出力S7が印加される。スイッチ103 の切替え動作は、
AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3を電圧比較器10
にて基準電圧と比較し設定された電圧S4で直接駆動され
るか、またはAGC増幅器101 の後段部分の一定のダイ
ナミックレンジを考慮して間接的に定められた外部入力
の切替信号S8により駆動されるものとする。
決するための本発明の自動利得制御増幅器の基本構成
を、図1の原理的な構成図に示す。図1において、101
はAGC増幅器であり、増幅器と可変減衰器の組合せを
適当に縦続接続したもの。102 はAGC制御回路であっ
て、AGC増幅器101 の出力端OUT の信号(S2)のレベル
が一定となるように、出力としてAGC増幅器101 の各
可変減衰器に対する共通の制御電圧S3が生成される。こ
こでAGC増幅器101 の初段の可変減衰器101-B への制
御電圧は、前記AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3
から切り離されて、予め定めた入力の二つの固定バイア
スS5,S6 がスイッチ103 で切り替えられたS5又はS6であ
る出力S7が印加される。スイッチ103 の切替え動作は、
AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3を電圧比較器10
にて基準電圧と比較し設定された電圧S4で直接駆動され
るか、またはAGC増幅器101 の後段部分の一定のダイ
ナミックレンジを考慮して間接的に定められた外部入力
の切替信号S8により駆動されるものとする。
【0007】本発明の自動利得制御増幅器では、受信機
の初段の可変減衰器101-B に対して其の二つの状態の減
衰量が最小/最大となる様にスイッチ103 で切り替えら
れる予め定めた二つの固定バイアスS5,S6 が該スイッチ
103 の入力として与えられる。そして該スイッチ103 を
AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3によって直接駆
動して切り替え動作をさせる場合は、二つの固定バイア
スS5/S6 を切り替えた出力S7が制御電圧となり可変減衰
器101-B の減衰量を制御する。その場合に、其の制御電
圧S7により切り替えられる減衰量により定まる入力レベ
ルの変動範囲の境界となる閾値を該スイッチ103 の駆動
電圧として与える。入力レベルが其の閾値より低い場合
には該減衰量が最小値となるバイアスS5を可変減衰器10
1-B に与え、入力レベルが其の閾値より高い場合には該
減衰量が最大値となるバイアスS6を与える。この本発明
の構成により、初段の可変減衰器101-B の減衰量は、後
段の可変減衰器101-D,101-F の減衰量と直接の関係が無
くなるので、初段の可変減衰器101-B の減衰量の値を大
きく取ることが可能となる。それ故に、初段の増幅器10
1-A には高出力飽和特性が必要となるが、其の後の可変
減衰器101-B の減衰量が大きいので、其の次の増幅器10
1-C 以降の増幅器101-E,101-G は、其の動作レベルが低
下する。よって、其の出力の飽和特性は問題とならな
い。また、初段の可変減衰器101-B は、其の減衰量の可
変特性が後段の可変減衰器101-D,101-Fの可変特性と同
一でない場合でも、本発明のスイッチ103 の構成によ
り、後段の可変減衰器101-D,101-F 用の制御回路のみで
充分であり、其れと別の前段専用の制御回路は不要とな
る。スイッチ103 を外部入力の切替信号(S8)により駆動
して二つの固定バイアス(S5,S6)を切り替える場合は、
後段の増幅器と可変減衰器の組合せのAGC増幅器の動
作の一定のダイナミックレンジを変えずに、初段の可変
減衰器101-B の減衰量のみを任意の二値に外部から切り
替えられるので、回線距離が変った場合でも柔軟な対応
が出来る。また、受信機に対向する送信機の出力パワー
を制御して受信出力を一定レベルとする際に、該送信機
の出力パワーを切り換え信号により切り換える場合は、
其の切り換え信号は相手の受信機にて生成されるので、
該受信機から対向する送信機の在る前位局への戻り回線
により、其の送信機の出力パワーの切り換え信号を伝送
するが、其の送信機の出力パワが変わる迄の間は、受信
機の初段の増幅器101-A と可変減衰器101-B から成る初
段回路の利得が最大値に保持されて、受信機の信号搬送
波対雑音比C/Nが良好となる。更に送信機の出力パワ
ーが増大の方向に変われば、送信機の出力パワーの増加
分だけ、受信機のC/Nが改善される事になり、受信機
の低レベル入力時のC/Nが改善される事になる。
の初段の可変減衰器101-B に対して其の二つの状態の減
衰量が最小/最大となる様にスイッチ103 で切り替えら
れる予め定めた二つの固定バイアスS5,S6 が該スイッチ
103 の入力として与えられる。そして該スイッチ103 を
AGC制御回路102 の出力の制御電圧S3によって直接駆
動して切り替え動作をさせる場合は、二つの固定バイア
スS5/S6 を切り替えた出力S7が制御電圧となり可変減衰
器101-B の減衰量を制御する。その場合に、其の制御電
圧S7により切り替えられる減衰量により定まる入力レベ
ルの変動範囲の境界となる閾値を該スイッチ103 の駆動
電圧として与える。入力レベルが其の閾値より低い場合
には該減衰量が最小値となるバイアスS5を可変減衰器10
1-B に与え、入力レベルが其の閾値より高い場合には該
減衰量が最大値となるバイアスS6を与える。この本発明
の構成により、初段の可変減衰器101-B の減衰量は、後
段の可変減衰器101-D,101-F の減衰量と直接の関係が無
くなるので、初段の可変減衰器101-B の減衰量の値を大
きく取ることが可能となる。それ故に、初段の増幅器10
1-A には高出力飽和特性が必要となるが、其の後の可変
減衰器101-B の減衰量が大きいので、其の次の増幅器10
1-C 以降の増幅器101-E,101-G は、其の動作レベルが低
下する。よって、其の出力の飽和特性は問題とならな
い。また、初段の可変減衰器101-B は、其の減衰量の可
変特性が後段の可変減衰器101-D,101-Fの可変特性と同
一でない場合でも、本発明のスイッチ103 の構成によ
り、後段の可変減衰器101-D,101-F 用の制御回路のみで
充分であり、其れと別の前段専用の制御回路は不要とな
る。スイッチ103 を外部入力の切替信号(S8)により駆動
して二つの固定バイアス(S5,S6)を切り替える場合は、
後段の増幅器と可変減衰器の組合せのAGC増幅器の動
作の一定のダイナミックレンジを変えずに、初段の可変
減衰器101-B の減衰量のみを任意の二値に外部から切り
替えられるので、回線距離が変った場合でも柔軟な対応
が出来る。また、受信機に対向する送信機の出力パワー
を制御して受信出力を一定レベルとする際に、該送信機
の出力パワーを切り換え信号により切り換える場合は、
其の切り換え信号は相手の受信機にて生成されるので、
該受信機から対向する送信機の在る前位局への戻り回線
により、其の送信機の出力パワーの切り換え信号を伝送
するが、其の送信機の出力パワが変わる迄の間は、受信
機の初段の増幅器101-A と可変減衰器101-B から成る初
段回路の利得が最大値に保持されて、受信機の信号搬送
波対雑音比C/Nが良好となる。更に送信機の出力パワ
ーが増大の方向に変われば、送信機の出力パワーの増加
分だけ、受信機のC/Nが改善される事になり、受信機
の低レベル入力時のC/Nが改善される事になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明の請求項1に対応す
る第1実施例の構成図である。この実施例において、1,
2,3,4 は同一の無線周波数RF帯の増幅器であり、5,6,7
も同一周波数帯の可変減衰器、8 は検波回路であり、増
幅器と可変減衰器の組合せの多段接続のAGC増幅器の
出力端OUT の信号レベルの検出回路である。9 はオペア
ンプで構成されたAGC制御回路、10は電圧比較器(コ
ンパレータ)である。電圧比較器10は、AGC制御回路
9 の出力の制御電圧S3を基準電圧と比較して其の出力S4
を定め、スイッチ11の駆動電圧とする。11はスイッチSW
であり、電圧比較器10の出力S4で駆動されて、予め入力
として定められた二つの固定バイアスS5, S6を切り換え
たS5又はS6である出力S7を、初段の可変減衰器5 に減衰
量の制御電圧として与える。
る第1実施例の構成図である。この実施例において、1,
2,3,4 は同一の無線周波数RF帯の増幅器であり、5,6,7
も同一周波数帯の可変減衰器、8 は検波回路であり、増
幅器と可変減衰器の組合せの多段接続のAGC増幅器の
出力端OUT の信号レベルの検出回路である。9 はオペア
ンプで構成されたAGC制御回路、10は電圧比較器(コ
ンパレータ)である。電圧比較器10は、AGC制御回路
9 の出力の制御電圧S3を基準電圧と比較して其の出力S4
を定め、スイッチ11の駆動電圧とする。11はスイッチSW
であり、電圧比較器10の出力S4で駆動されて、予め入力
として定められた二つの固定バイアスS5, S6を切り換え
たS5又はS6である出力S7を、初段の可変減衰器5 に減衰
量の制御電圧として与える。
【0009】入力端子INから入力したレベル変動の有る
無線周波数RF帯の受信信号S1は、同一周波数帯の増幅器
1,初段の可変減衰器5 を通り、増幅器2 に入力される。
増幅器2 以降の回路では、従来のAGC増幅器(図18)
と同様のAGC制御が行われて、出力端子OUT の信号レ
ベルS2が一定となるように制御される。ここで初段の可
変減衰器5 の動作は、スイッチSW 11 より与えられたバ
イアス電圧S7で其の減衰量が最大/最小に制御される。
そしてスイッチ SW 11は、電圧比較器10の出力S4により
駆動される。電圧比較器10は、AGC制御回路9 の出力
の制御電圧S3を入力し、切り替えられる受信入力レベル
の閾値を基準電圧として比較し、其の基準電圧に等しい
出力S4を、スイッチSW 11 を動作させる駆動電圧として
設定する。受信入力信号S1のレベルが高い場合は、初段
の可変減衰器5 の減衰量が最大となるので、其の次の増
幅器2 以降のAGC増幅回路の各増幅器は、其の出力が
飽和する状態に達する迄にマージンの有る状態で動作す
る。入力信号S1のレベルが低下していく場合は、AGC
制御回路9 の出力の制御電圧S3が変化し、電圧比較器10
の出力S4が、スイッチ11の始動する閾値に達する。そこ
でスイッチ11が動作し、予め定めた二つの固定バイアス
S5,S6 が切り替えられ、其の切替えられた出力S7が初段
の可変減衰器5 の減衰量を最小値とし、初段の増幅器1
と可変減衰器5 から成る初段回路の利得が最大となる。
無線周波数RF帯の受信信号S1は、同一周波数帯の増幅器
1,初段の可変減衰器5 を通り、増幅器2 に入力される。
増幅器2 以降の回路では、従来のAGC増幅器(図18)
と同様のAGC制御が行われて、出力端子OUT の信号レ
ベルS2が一定となるように制御される。ここで初段の可
変減衰器5 の動作は、スイッチSW 11 より与えられたバ
イアス電圧S7で其の減衰量が最大/最小に制御される。
そしてスイッチ SW 11は、電圧比較器10の出力S4により
駆動される。電圧比較器10は、AGC制御回路9 の出力
の制御電圧S3を入力し、切り替えられる受信入力レベル
の閾値を基準電圧として比較し、其の基準電圧に等しい
出力S4を、スイッチSW 11 を動作させる駆動電圧として
設定する。受信入力信号S1のレベルが高い場合は、初段
の可変減衰器5 の減衰量が最大となるので、其の次の増
幅器2 以降のAGC増幅回路の各増幅器は、其の出力が
飽和する状態に達する迄にマージンの有る状態で動作す
る。入力信号S1のレベルが低下していく場合は、AGC
制御回路9 の出力の制御電圧S3が変化し、電圧比較器10
の出力S4が、スイッチ11の始動する閾値に達する。そこ
でスイッチ11が動作し、予め定めた二つの固定バイアス
S5,S6 が切り替えられ、其の切替えられた出力S7が初段
の可変減衰器5 の減衰量を最小値とし、初段の増幅器1
と可変減衰器5 から成る初段回路の利得が最大となる。
【0010】図3は本発明の請求項2に対応する第2実
施例の構成図である。この実施例は、前記の第1実施例
の増幅器1 と可変減衰器5 とを、可変利得増幅器21に置
換し、増幅器2 と可変減衰器6 とを、可変利得増幅器22
に置換し、増幅器3 と可変減衰器7 と増幅器4 とを、可
変利得増幅器23に置換したものである。其の全体の動作
は第1実施例と同様であり、初段の可変利得増幅器21の
可変利得が、最終段の可変利得増幅器23の出力端OUT の
信号S12 のレベルを検波器24で検波して得た直流電圧か
らAGC制御部25で生成した後段(可変利得増幅器22と
可変利得増幅器23) に対するAGC制御電圧S13 により
制御される。即ち、制御電圧S13 を電圧比較器(コンパ
レータ)26にて基準電圧と比較して設定した電圧S14 で
駆動されたスイッチSW 27 により、2個の固定バイアス
S15,S16 を切り替えた出力S7により制御される。そし
て、入力端INの受信信号S11 のレベルが予め定めた閾値
より大きい時は可変利得が最小となり、其の閾値より小
さい時は、可変利得が最大となって、入力端INの信号S1
1 のレベルが大きく変動しても、最終段の可変利得増幅
器23の出力端OUT での信号S12 のレベルが一定に保たれ
る。
施例の構成図である。この実施例は、前記の第1実施例
の増幅器1 と可変減衰器5 とを、可変利得増幅器21に置
換し、増幅器2 と可変減衰器6 とを、可変利得増幅器22
に置換し、増幅器3 と可変減衰器7 と増幅器4 とを、可
変利得増幅器23に置換したものである。其の全体の動作
は第1実施例と同様であり、初段の可変利得増幅器21の
可変利得が、最終段の可変利得増幅器23の出力端OUT の
信号S12 のレベルを検波器24で検波して得た直流電圧か
らAGC制御部25で生成した後段(可変利得増幅器22と
可変利得増幅器23) に対するAGC制御電圧S13 により
制御される。即ち、制御電圧S13 を電圧比較器(コンパ
レータ)26にて基準電圧と比較して設定した電圧S14 で
駆動されたスイッチSW 27 により、2個の固定バイアス
S15,S16 を切り替えた出力S7により制御される。そし
て、入力端INの受信信号S11 のレベルが予め定めた閾値
より大きい時は可変利得が最小となり、其の閾値より小
さい時は、可変利得が最大となって、入力端INの信号S1
1 のレベルが大きく変動しても、最終段の可変利得増幅
器23の出力端OUT での信号S12 のレベルが一定に保たれ
る。
【0011】図4は本発明の請求項4に対応する第3実
施例の構成図である。この実施例では、31,32 が無線周
波数RF段の増幅器、33は無線周波数RF段の可変減衰器、
34は周波数変換器CONV、35は局部発振器、36,37,38は中
間周波数IF段の増幅器、39,40は中間周波数IF段の可変
減衰器、41は出力信号の検波回路、42はAGC制御回路
(オペアンプ)、43は制御電圧S23 を入力とする電圧比
較器(コンパレータ)、44は初段の可変減衰器33のバイ
アス電圧S25,S26 を切り換えるスイッチである。入力端
INから入力されたレベル変動が有る受信信号S21 は、無
線周波数RF段の増幅器31, 初段の可変減衰器33, 増幅器
32を通り、34の周波数変換器CONVに入力される。周波数
変換器34は、局部発振器35の出力と乗算し、中間周波数
IF信号を得る。中間周波数IF段の増幅器36以降の増幅器
と可変減衰器の組合せの縦続回路には、従来のAGC増
幅器と同様のAGC制御が施され、出力端OUT の信号レ
ベルS22 を一定とする。ここで初段の可変減衰器33は、
スイッチ44の出力として与えられるバイアス電圧S27 で
動作する。バイアス電圧S27 は、スイッチ44の入力とし
て予め設定された二つの固定バイアスS25,S26 を切り換
えて其の一方が選択されたもの。スイッチ44は、電圧比
較器43の出力S24 により駆動される。電圧比較器43は、
AGC制御回路42の出力の制御電圧S23 を入力し、受信
入力レベルが変動した時の初段の可変減衰器33の減衰量
の最大値と最小値を切り換える入力レベルの閾値に相当
する基準電圧S24 との比較を行う。受信入力レベルが高
い時は、初段の可変減衰器33の減衰量が最大値となるの
で、可変減衰器33の後の増幅器32以降の増幅器36,37,38
では、其の入力レベルが低下し、各出力が飽和状態とな
る迄にマージンの有る状態での増幅が行われる。受信入
力レベルが低下して行くと、AGC制御回路42の出力の
制御電圧S23 が変化し電圧比較器43の閾値S24 に達す
る。其の時点で、スイッチ44が動作し該スイッチ44の入
力として予め設定された二つの固定バイアスS25,S26 の
切り換えを行う。すると、初段の可変減衰器33の減衰量
が最小値となり、其の前の増幅器31と可変減衰器33の初
段部分の利得が最大となり、受信機の綜合雑音指数NFが
最良となって、低入力レベル時の受信機の信号対雑音比
特性C/N の劣化が改善される。
施例の構成図である。この実施例では、31,32 が無線周
波数RF段の増幅器、33は無線周波数RF段の可変減衰器、
34は周波数変換器CONV、35は局部発振器、36,37,38は中
間周波数IF段の増幅器、39,40は中間周波数IF段の可変
減衰器、41は出力信号の検波回路、42はAGC制御回路
(オペアンプ)、43は制御電圧S23 を入力とする電圧比
較器(コンパレータ)、44は初段の可変減衰器33のバイ
アス電圧S25,S26 を切り換えるスイッチである。入力端
INから入力されたレベル変動が有る受信信号S21 は、無
線周波数RF段の増幅器31, 初段の可変減衰器33, 増幅器
32を通り、34の周波数変換器CONVに入力される。周波数
変換器34は、局部発振器35の出力と乗算し、中間周波数
IF信号を得る。中間周波数IF段の増幅器36以降の増幅器
と可変減衰器の組合せの縦続回路には、従来のAGC増
幅器と同様のAGC制御が施され、出力端OUT の信号レ
ベルS22 を一定とする。ここで初段の可変減衰器33は、
スイッチ44の出力として与えられるバイアス電圧S27 で
動作する。バイアス電圧S27 は、スイッチ44の入力とし
て予め設定された二つの固定バイアスS25,S26 を切り換
えて其の一方が選択されたもの。スイッチ44は、電圧比
較器43の出力S24 により駆動される。電圧比較器43は、
AGC制御回路42の出力の制御電圧S23 を入力し、受信
入力レベルが変動した時の初段の可変減衰器33の減衰量
の最大値と最小値を切り換える入力レベルの閾値に相当
する基準電圧S24 との比較を行う。受信入力レベルが高
い時は、初段の可変減衰器33の減衰量が最大値となるの
で、可変減衰器33の後の増幅器32以降の増幅器36,37,38
では、其の入力レベルが低下し、各出力が飽和状態とな
る迄にマージンの有る状態での増幅が行われる。受信入
力レベルが低下して行くと、AGC制御回路42の出力の
制御電圧S23 が変化し電圧比較器43の閾値S24 に達す
る。其の時点で、スイッチ44が動作し該スイッチ44の入
力として予め設定された二つの固定バイアスS25,S26 の
切り換えを行う。すると、初段の可変減衰器33の減衰量
が最小値となり、其の前の増幅器31と可変減衰器33の初
段部分の利得が最大となり、受信機の綜合雑音指数NFが
最良となって、低入力レベル時の受信機の信号対雑音比
特性C/N の劣化が改善される。
【0012】図5は本発明の請求項4に対応する第4実
施例の構成図である。この実施例では、51が無線周波数
RF段の可変利得増幅器、52は周波数変換器、53は局部発
振器、54,55 は中間周波数IF段の可変利得増幅器、56は
可変利得増幅器55の出力信号の検波回路、57はAGC制
御回路(オペアンプ)、58はAGC制御回路57の出力の
制御電圧S23 を入力とする電圧比較器(コンパレー
タ)、59は初段の可変利得増幅器51に与える利得可変の
バイアス切替用のスイッチである。入力端INから入力さ
れたレベル変動が有る受信信号S31 は、無線周波数RFの
可変利得増幅器51を通り、周波数変換器52に入力され、
局部発振器53の出力と乗算し中間周波数IF信号を得る。
中間周波数IFの可変増幅器54以降の回路は、従来例のA
GC増幅器と同様のAGC制御が施され、出力端OUT の
信号S32 のレベルを一定とする。ここで無線周波数RF段
の可変利得増幅器51の動作は、スイッチ59により与えら
れるバイアス信号S37 で動作する。バイアス信号S37
は、スイッチ59の入力として予め設定された二つの固定
バイアスS35,S36 を切り換えて其の一方が選択される。
スイッチ59は、電圧比較器58の出力S34 により駆動され
る。電圧比較器58は、AGC制御回路57の出力の制御電
圧S33 を入力し、受信入力レベルが変動した時の無線周
波数RFの可変利得増幅器51の利得の最大/最小を切り換
える入力レベルの閾値に相当する基準電圧S34 との比較
を行う。受信入力レベルが高い時は、初段の無線周波数
RFの可変利得増幅器51の利得が最小となるので、周波数
変換器52の後の中間周波数IFの可変利得増幅器54以降の
増幅器系は、其の入力レベルが低下し、各出力が飽和状
態となる迄にマージンの有る状態での増幅動作が行われ
る。受信入力レベルが低下して行くと、AGC制御回路
57の出力の制御電圧S33 が変化し電圧比較器58の閾値S3
4 に達する。其の時点で、スイッチ59が動作し該スイッ
チ59の入力として予め設定された二つの固定バイアスS3
5,S36 の切り換えを行う。すると、初段の無線周波数RF
の可変利得増幅器51の利得が最大となる。
施例の構成図である。この実施例では、51が無線周波数
RF段の可変利得増幅器、52は周波数変換器、53は局部発
振器、54,55 は中間周波数IF段の可変利得増幅器、56は
可変利得増幅器55の出力信号の検波回路、57はAGC制
御回路(オペアンプ)、58はAGC制御回路57の出力の
制御電圧S23 を入力とする電圧比較器(コンパレー
タ)、59は初段の可変利得増幅器51に与える利得可変の
バイアス切替用のスイッチである。入力端INから入力さ
れたレベル変動が有る受信信号S31 は、無線周波数RFの
可変利得増幅器51を通り、周波数変換器52に入力され、
局部発振器53の出力と乗算し中間周波数IF信号を得る。
中間周波数IFの可変増幅器54以降の回路は、従来例のA
GC増幅器と同様のAGC制御が施され、出力端OUT の
信号S32 のレベルを一定とする。ここで無線周波数RF段
の可変利得増幅器51の動作は、スイッチ59により与えら
れるバイアス信号S37 で動作する。バイアス信号S37
は、スイッチ59の入力として予め設定された二つの固定
バイアスS35,S36 を切り換えて其の一方が選択される。
スイッチ59は、電圧比較器58の出力S34 により駆動され
る。電圧比較器58は、AGC制御回路57の出力の制御電
圧S33 を入力し、受信入力レベルが変動した時の無線周
波数RFの可変利得増幅器51の利得の最大/最小を切り換
える入力レベルの閾値に相当する基準電圧S34 との比較
を行う。受信入力レベルが高い時は、初段の無線周波数
RFの可変利得増幅器51の利得が最小となるので、周波数
変換器52の後の中間周波数IFの可変利得増幅器54以降の
増幅器系は、其の入力レベルが低下し、各出力が飽和状
態となる迄にマージンの有る状態での増幅動作が行われ
る。受信入力レベルが低下して行くと、AGC制御回路
57の出力の制御電圧S33 が変化し電圧比較器58の閾値S3
4 に達する。其の時点で、スイッチ59が動作し該スイッ
チ59の入力として予め設定された二つの固定バイアスS3
5,S36 の切り換えを行う。すると、初段の無線周波数RF
の可変利得増幅器51の利得が最大となる。
【0013】図6〜図9は本発明の請求項3に対応する
第5〜8実施例の自動利得制御増幅器の構成図である。
これらの実施例は、前述の第1〜4実施例では初段の可
変減衰器の減衰量又は可変利得増幅器の利得の最大/最
小を切り換えるスイッチ11,27,44,59 の駆動を, AGC
制御回路9,25,42,57の出力の制御電圧S3,S13,S23,S33に
よって行っていたのを、自動利得制御増幅器の一定のダ
イナミックレンジを保持する様に考慮して選定された外
部入力制御信号により駆動することとしたものである。
予測される受信入力レベルの変動範囲によって、初段の
可変減衰器の減衰量又は可変利得増幅器の利得を最大/
最小に制御する二つの固定バイアスS5,S6 を、予め該ス
イッチ11,27,44, 59の入力として設定して置き、前記外
部入力制御信号により該スイッチ11,27,44,59 を駆動し
て切り換えることにより、レベル変動の有る受信入力信
号に柔軟に対応することが出来ることになる。
第5〜8実施例の自動利得制御増幅器の構成図である。
これらの実施例は、前述の第1〜4実施例では初段の可
変減衰器の減衰量又は可変利得増幅器の利得の最大/最
小を切り換えるスイッチ11,27,44,59 の駆動を, AGC
制御回路9,25,42,57の出力の制御電圧S3,S13,S23,S33に
よって行っていたのを、自動利得制御増幅器の一定のダ
イナミックレンジを保持する様に考慮して選定された外
部入力制御信号により駆動することとしたものである。
予測される受信入力レベルの変動範囲によって、初段の
可変減衰器の減衰量又は可変利得増幅器の利得を最大/
最小に制御する二つの固定バイアスS5,S6 を、予め該ス
イッチ11,27,44, 59の入力として設定して置き、前記外
部入力制御信号により該スイッチ11,27,44,59 を駆動し
て切り換えることにより、レベル変動の有る受信入力信
号に柔軟に対応することが出来ることになる。
【0014】図10は本発明の請求項6に対応する第9実
施例の動作の説明図である。前述の第1〜4実施例のス
イッチ11,27,44,59 では、図10の(a) に示す如く、入力
レベル(dBm) の切り換えを、其の一点の例えば入力レベ
ル(dBm) の-60 dBmの点で切り換えを行うと、初段の可
変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得が僅か変化し
た場合に、該スイッチが切り換え前の状態に戻るので、
該スイッチは同じ切り換えを何度も繰り返すことにな
る。そこで、図10の(b) に示す如く、該スイッチによ
る,初段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得
の最大/最小の切り換えを、入力レベル(dBm) が増加す
る時と減少する時とで相異なる二点で行うようにする。
即ち、例えば増加時には、入力レベル(dBm) の -40 dBm
の点で切り換えを行い、減少時には、入力レベル( dBm)
の -60 dBmの点で切り換えを行う所謂ヒステリシス特性
を該スイッチの切り換え動作に付与する事により、該ス
イッチの無用な同じ切り換えを何度も繰り返すことが防
止される。
施例の動作の説明図である。前述の第1〜4実施例のス
イッチ11,27,44,59 では、図10の(a) に示す如く、入力
レベル(dBm) の切り換えを、其の一点の例えば入力レベ
ル(dBm) の-60 dBmの点で切り換えを行うと、初段の可
変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得が僅か変化し
た場合に、該スイッチが切り換え前の状態に戻るので、
該スイッチは同じ切り換えを何度も繰り返すことにな
る。そこで、図10の(b) に示す如く、該スイッチによ
る,初段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得
の最大/最小の切り換えを、入力レベル(dBm) が増加す
る時と減少する時とで相異なる二点で行うようにする。
即ち、例えば増加時には、入力レベル(dBm) の -40 dBm
の点で切り換えを行い、減少時には、入力レベル( dBm)
の -60 dBmの点で切り換えを行う所謂ヒステリシス特性
を該スイッチの切り換え動作に付与する事により、該ス
イッチの無用な同じ切り換えを何度も繰り返すことが防
止される。
【0015】図11は本発明の請求項7に対応する第10実
施例の構成図であり、図12は其の実施例の動作の説明図
である。受信機の入力レベル(dBm)の監視を、該入力レ
ベルに比例した電圧で監視するモニタは、上述の第1〜
9の実施例では、後段のAGC増幅器に対するAGC制
御電圧が、初段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器
の利得に最大/最小の二状態がある事により、図12の
(c),(d) に示す如く、同じ受信入力レベル(dBm)に対し
相異なる二つの制御電圧が存在することになる。そこ
で、図11に示す如く、AGC制御回路61の出力のAGC
制御電圧S40'に対し、同じ受信入力レベル(dBm)に対し
相異なる二つの制御電圧が存在しない様にするオフセッ
ト電圧を付与する,実際には可変利得増幅器であるオフ
セット付加回路62を設ける。可変利得増幅器であるオフ
セット付加回路62は、スイッチ63の入力の二つの固定バ
イアスS42,S43 を切り換えた何れか一方により其の利得
が設定される。該スイッチ63の駆動は、第1〜8実施例
の初段の可変減衰器や可変利得増幅器に対する二つのバ
イアスを切り換えるスイッチ11等の駆動信号を用いるこ
とで実現できる。このオフセット付加回路62を設ける事
により、図12の(f) に示す如く、点線のAGC制御電圧
が実線の制御電圧にオフセットされて実線のAGC制御
電圧のみとなり、一つのAGC制御電圧で受信入力レベ
ル(dBm)をモニタする事が出来ることになる。
施例の構成図であり、図12は其の実施例の動作の説明図
である。受信機の入力レベル(dBm)の監視を、該入力レ
ベルに比例した電圧で監視するモニタは、上述の第1〜
9の実施例では、後段のAGC増幅器に対するAGC制
御電圧が、初段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器
の利得に最大/最小の二状態がある事により、図12の
(c),(d) に示す如く、同じ受信入力レベル(dBm)に対し
相異なる二つの制御電圧が存在することになる。そこ
で、図11に示す如く、AGC制御回路61の出力のAGC
制御電圧S40'に対し、同じ受信入力レベル(dBm)に対し
相異なる二つの制御電圧が存在しない様にするオフセッ
ト電圧を付与する,実際には可変利得増幅器であるオフ
セット付加回路62を設ける。可変利得増幅器であるオフ
セット付加回路62は、スイッチ63の入力の二つの固定バ
イアスS42,S43 を切り換えた何れか一方により其の利得
が設定される。該スイッチ63の駆動は、第1〜8実施例
の初段の可変減衰器や可変利得増幅器に対する二つのバ
イアスを切り換えるスイッチ11等の駆動信号を用いるこ
とで実現できる。このオフセット付加回路62を設ける事
により、図12の(f) に示す如く、点線のAGC制御電圧
が実線の制御電圧にオフセットされて実線のAGC制御
電圧のみとなり、一つのAGC制御電圧で受信入力レベ
ル(dBm)をモニタする事が出来ることになる。
【0016】図13〜図16は本発明の請求項5に対応する
第11〜14の実施例の構成図である。この実施例は、前述
の第5〜8の実施例において、初段の可変減衰器の減衰
量や可変利得増幅器の利得の最大/最小を切り換えるス
イッチの駆動信号となる外部入力制御信号として、受信
機の対向局の送信機に対する送信パワーの切り換え信号
を使用した場合である。図17は第11〜14の実施例に共通
の原理的な動作の説明図であり、受信入力レベルの低下
に伴う無線回線の送端の送信機T と受端の受信機R の動
作を示す。無線回線の送端の送信機T から受端の受信機
R への送り回線からの入力レベルの低下が生じると、
受信機R にて其の入力レベル低下の検出を行い、其の初
段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得の切り
換えを行う。そして該受信機R の出力を、自局の送
信機T を介し対向局の受信機R へ返す戻り回線によ
り、前記減衰量や利得の切り換えの信号を対向局の受
信機R へ送出する。戻り回線の受端の受信機R にて前
記切り換え信号を検出し、送り回線の送端の送信機
T に送出する。すると該送信機T は出力の送信パワー
を UP する。即ち、低レベル入力時に、自局の受信機R
の初段の減衰器/ 利得の切り換えを行う事により、初段
の利得が最大となり、該受信機R の信号対雑音比C/N が
改善された状態で対向局の送信機T の出力パワーの UP
が行われる。
第11〜14の実施例の構成図である。この実施例は、前述
の第5〜8の実施例において、初段の可変減衰器の減衰
量や可変利得増幅器の利得の最大/最小を切り換えるス
イッチの駆動信号となる外部入力制御信号として、受信
機の対向局の送信機に対する送信パワーの切り換え信号
を使用した場合である。図17は第11〜14の実施例に共通
の原理的な動作の説明図であり、受信入力レベルの低下
に伴う無線回線の送端の送信機T と受端の受信機R の動
作を示す。無線回線の送端の送信機T から受端の受信機
R への送り回線からの入力レベルの低下が生じると、
受信機R にて其の入力レベル低下の検出を行い、其の初
段の可変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得の切り
換えを行う。そして該受信機R の出力を、自局の送
信機T を介し対向局の受信機R へ返す戻り回線によ
り、前記減衰量や利得の切り換えの信号を対向局の受
信機R へ送出する。戻り回線の受端の受信機R にて前
記切り換え信号を検出し、送り回線の送端の送信機
T に送出する。すると該送信機T は出力の送信パワー
を UP する。即ち、低レベル入力時に、自局の受信機R
の初段の減衰器/ 利得の切り換えを行う事により、初段
の利得が最大となり、該受信機R の信号対雑音比C/N が
改善された状態で対向局の送信機T の出力パワーの UP
が行われる。
【0017】次に受信入力レベルの上昇に伴う無線回線
の送信機T と受端の受信機R の動作を示す。送り回線
からの入力レベルの上昇が生じると、受信機R にて其の
入力レベル上昇の検出を行い、其の初段の可変減衰器の
減衰量や可変利得増幅器の利得の切り換えを行う。そ
して戻り回線により、前記の減衰量や利得の切り換え
の信号を、対向局の受信機R を介し対向局の送信機T
に送出する。すると、対向局の送信機T は自分の出力パ
ワーを DOWN する。即ち、高レベル入力時に、自局の受
信機R の初段の減衰器/ 利得の切り換えを行う事によ
り、初段の利得が最小となり、該受信機R の後段の増幅
器での飽和特性が改善された状態で、対向局の送信機T
の出力パワーの DOWN が行われる。
の送信機T と受端の受信機R の動作を示す。送り回線
からの入力レベルの上昇が生じると、受信機R にて其の
入力レベル上昇の検出を行い、其の初段の可変減衰器の
減衰量や可変利得増幅器の利得の切り換えを行う。そ
して戻り回線により、前記の減衰量や利得の切り換え
の信号を、対向局の受信機R を介し対向局の送信機T
に送出する。すると、対向局の送信機T は自分の出力パ
ワーを DOWN する。即ち、高レベル入力時に、自局の受
信機R の初段の減衰器/ 利得の切り換えを行う事によ
り、初段の利得が最小となり、該受信機R の後段の増幅
器での飽和特性が改善された状態で、対向局の送信機T
の出力パワーの DOWN が行われる。
【0018】この様に、対向局の送信機T の出力パワー
の切り換え時に、自局の受信機R の信号対雑音比C/N お
よび出力の飽和特性の改善が出来ることになる。
の切り換え時に、自局の受信機R の信号対雑音比C/N お
よび出力の飽和特性の改善が出来ることになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、
(1) 受信機の入力レベルに応じて初段の可変減衰器の減
衰量や可変利得増幅器の利得を最大/ 最小の二値に自動
的に切り換える事により、初段の可変の減衰量や可変利
得の可変量が拡張されるので、初段以降の後段の増幅器
系の飽和特性に余裕が生じて後段の可変減衰器や可変利
得増幅器のダイナミックレンジを減少させる事が可能と
なり、後段の可変減衰器や可変利得増幅器の段数を減ら
すことにより、回路の小規模化が出来る。(2)初段の可
変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得を最大/ 最小
の二値に、後段のAGC増幅器のダイナミックレンジを
考慮した外部入力制御信号により、切り換える事が出来
るので、受信入力レベルのレンジの変更に対して柔軟に
対応できる自動利得制御増幅器を実現できる。(3) 対向
局の送信機の送信パワーを切り換える無線回線の受信機
に適用すれば、該送信機の送信パワーを切り換え時に、
受信機自体の特性の改善が行なえる効果が得られる。
(1) 受信機の入力レベルに応じて初段の可変減衰器の減
衰量や可変利得増幅器の利得を最大/ 最小の二値に自動
的に切り換える事により、初段の可変の減衰量や可変利
得の可変量が拡張されるので、初段以降の後段の増幅器
系の飽和特性に余裕が生じて後段の可変減衰器や可変利
得増幅器のダイナミックレンジを減少させる事が可能と
なり、後段の可変減衰器や可変利得増幅器の段数を減ら
すことにより、回路の小規模化が出来る。(2)初段の可
変減衰器の減衰量や可変利得増幅器の利得を最大/ 最小
の二値に、後段のAGC増幅器のダイナミックレンジを
考慮した外部入力制御信号により、切り換える事が出来
るので、受信入力レベルのレンジの変更に対して柔軟に
対応できる自動利得制御増幅器を実現できる。(3) 対向
局の送信機の送信パワーを切り換える無線回線の受信機
に適用すれば、該送信機の送信パワーを切り換え時に、
受信機自体の特性の改善が行なえる効果が得られる。
【図1】 本発明の自動利得制御増幅器の原理的な構成
図
図
【図2】 本発明の第1実施例の構成図
【図3】 本発明の第2実施例の構成図
【図4】 本発明の第3実施例の構成図
【図5】 本発明の第4実施例の構成図
【図6】 本発明の第5実施例の構成図
【図7】 本発明の第6実施例の構成図
【図8】 本発明の第7実施例の構成図
【図9】 本発明の第8実施例の構成図
【図10】 本発明の第9実施例の動作の説明図
【図11】 本発明の第10実施例の構成図
【図12】 本発明の第10実施例の動作の説明図
【図13】 本発明の第11実施例の構成図
【図14】 本発明の第12実施例の構成図
【図15】 本発明の第13実施例の構成図
【図16】 本発明の第14実施例の構成図
【図17】 本発明の第11〜14実施例の動作の説明図
【図18】 従来の受信機の自動利得制御増幅器の構成
の一例を示す図
の一例を示す図
【図19】 従来の受信機の自動利得制御増幅器の別の
構成例を示す図
構成例を示す図
【図20】 従来の送信パワーを切換える無線回線の受
信機の動作の説明図
信機の動作の説明図
【符号の説明】 1,2,3,4 は増幅器、5,6,7 は可変減衰器、8 は検波回
路、9 はAGC制御回路、10は電圧比較器、11はスイッ
チ、101 はAGC増幅器、102 はAGC制御回路、103
はスイッチ、S1は受信入力信号、S2は受信出力信号、S3
はAGC制御電圧、S4はスイッチ11の駆動電圧、S5,S6
はスイッチ11の入力の二つの固定バイアスである。
路、9 はAGC制御回路、10は電圧比較器、11はスイッ
チ、101 はAGC増幅器、102 はAGC制御回路、103
はスイッチ、S1は受信入力信号、S2は受信出力信号、S3
はAGC制御電圧、S4はスイッチ11の駆動電圧、S5,S6
はスイッチ11の入力の二つの固定バイアスである。
Claims (7)
- 【請求項1】 同一周波数帯の増幅器と可変減衰器の組
合せの縦続接続から成る受信機の入力信号のレベル変化
に応じて該可変減衰器の減衰量を自動的に変化させ出力
信号のレベルを一定とする自動利得制御増幅器におい
て、其の初段の可変減衰器の減衰量を最大および最小に
する予め定めた二つの固定バイアス電圧を切り替えるス
イッチを具え、該スイッチを、該初段の可変減衰器以降
の後段の自動利得制御増幅器の出力レベルを検波して得
た直流の制御電圧を電圧比較器にて基準電圧と比較して
設定した電圧により駆動することを特徴とした自動利得
制御増幅器。 - 【請求項2】 前記同一周波数帯の増幅器と可変減衰器
の組合せを一つの可変利得増幅器に置換し、其の初段の
可変利得増幅器の利得を最大および最小にする予め定め
た二つの固定バイアスを切り替えるスイッチを具え、該
スイッチを、初段の可変利得増幅器の後段の可変利得増
幅器の出力レベルを検波して得た直流の制御電圧を電圧
比較器にて基準電圧と比較して設定した電圧により駆動
することを特徴とした請求項1記載の自動利得制御増幅
器。 - 【請求項3】 前記スイッチを、自動利得制御増幅器の
出力の一定のダイナミックレンジを考慮して選定した外
部入力制御信号により駆動することを特徴とした請求項
1または2記載の自動利得制御増幅器。 - 【請求項4】 前記請求項1および2において、前記の
自動利得制御増幅器が、受信入力信号の周波数RFをより
低い周波数に変換する周波数変換器の前の無線周波数RF
と変換後の中間周波数IFの相異する二つの周波数帯にお
ける増幅器と可変減衰器の組合せ又は可変利得増幅器の
縦続接続より成り、前記スイッチの出力により該受信機
の初段の無線周波数の可変減衰器の減衰量又は可変利得
増幅器の利得の大/小の二値を切り替えることを特徴と
した自動利得制御増幅器。 - 【請求項5】 前段の送信機で送信パワーを変化して受
信出力レベルを制御する無線通信において、後段への送
信機での送信パワーの切り換え信号を、前記スイッチへ
の外部入力制御信号として与え、送信パワーを切り換え
る前に、受信機の初段の可変減衰器の減衰量又は可変利
得増幅器の利得の、予め定めた大/小二値を切り替える
ことを特徴とした請求項3記載の自動利得制御増幅器。 - 【請求項6】 前記受信機の初段の可変減衰器の減衰量
又は可変利得増幅器の利得の大/小二値を切り替えるス
イッチの動作に対し、ヒステリシス特性を付与したこと
を特徴とする請求項1〜5記載の自動利得制御増幅器。 - 【請求項7】 前記請求項1〜6の自動利得制御増幅器
において、受信機の入力レベルを監視するモニタとして
該自動利得制御増幅器の制御電圧を用いる際に、該初段
の可変減衰器の減衰量又は可変利得増幅器の利得の大/
小二値の切り替えに伴う該制御電圧の変化に対し、該変
化が無くなる様なオフセットを付加することを特徴とし
た自動利得制御増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273090A JPH09116360A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 自動利得制御増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273090A JPH09116360A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 自動利得制御増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116360A true JPH09116360A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17523009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7273090A Pending JPH09116360A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 自動利得制御増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09116360A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005055447A1 (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 受信装置及び受信方法 |
JP2006270582A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Casio Comput Co Ltd | 受信回路 |
JP2007096958A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Sharp Corp | Agc回路およびそれを備えた高周波受信装置 |
JP2007243606A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sony Corp | 信号増幅装置 |
WO2008020472A1 (fr) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Fujitsu Microelectronics Limited | Appareil de lecture d'image et appareil amplificateur |
CN106571779A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-04-19 | 成都九洲迪飞科技有限责任公司 | 节能型自适应功率放大器 |
WO2023152826A1 (ja) * | 2022-02-09 | 2023-08-17 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム、無線通信方法および無線信号受信装置 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP7273090A patent/JPH09116360A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005055447A1 (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 受信装置及び受信方法 |
US7907589B2 (en) | 2003-12-01 | 2011-03-15 | Panasonic Corporation | Reception apparatus and reception method |
JP2006270582A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Casio Comput Co Ltd | 受信回路 |
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WO2023152826A1 (ja) * | 2022-02-09 | 2023-08-17 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム、無線通信方法および無線信号受信装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |