JP2013032979A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車載用のレーダ装置で用いられるアンテナ装置は、複数のアンテナ素子が縦方向に並べられて構成されるアンテナ(図示の例では、受信アンテナ12−1〜12−N)を、前記縦方向と交差する横方向に複数並べて構成され、使用周波数の自由空間波長λに対して、前記横方向に複数並べられる前記アンテナの間隔Pが約2λであり、前記複数のアンテナ素子のそれぞれにホーン33が設けられた、ことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
導波管スロットアレーアンテナは、十分長い導波管の壁面に多数のスロットを設け、各スロットから順次放射する電界を所定の方向で位相が揃うように周期的に配置することで高利得を得る進行波アンテナであり、各スロットの放射電界を同位相に揃えた場合にはアンテナ面(スロットを有する導波管壁面)に対して真直方向に主ビームが得られる。
一般的な構造としては、導波管溝を加工した金属平板(ベース)に、スロットを穿孔した金属薄板(スロット板)を合わせて、周囲をネジ止めするだけの簡易な製法が知られている。
従来のスロットアレーを用いる場合は、2本または3本などのリニアアレーを一組として受信アンテナを構成することが考えられる。
このアンテナ装置は、隔壁113、114で区切られる複数の導波管溝111が形成されたベース板101と、ベース板101に重ねられ、導波管溝111を閉塞するとともに、各導波管溝111と連通するスロット112が穿孔されたスロット板102と、を備える。
そして、このアンテナ装置では、導波管溝111がスロット板102によって閉塞されていることで、中空の導波管103が形成されている。
ここで、λgは、導波管103の管内波長である。
しかしながら、隣接アンテナ間では、各々の受信波は同じ周波数でも別個の信号であり、壁面電流の相殺効果は得られず漏れ込みを防止することは困難である。
レーダ装置、特にDBFを行うレーダ装置では、受信信号間の混信によって位相が乱されると検知性能に大きな低下を来すため、殊に漏れ込み干渉を低抑する必要がある。
本実施形態では、DBFを行うレーダ装置に設けられたアンテナ装置(レーダアンテナ1)の配置構成を示す。
図1に示すように、レーダアンテナ1は、複数のアンテナ素子を縦方向に沿って配列する1列の送信アンテナ11と、複数のアンテナ素子を縦方向に沿って配列し、横方向にN列設けられた受信アンテナ12−1〜12−Nを備える。
各受信アンテナ12−1〜12−Nは、等しい受信アンテナの横方向の間隔(ホーン33、矩形導波管31、スロット32の横方向の間隔)Pで横方向に並べて配置される。
また、1列分の受信アンテナ12−1〜12−Nは、縦方向に等しい間隔Qrで並べられるアンテナ素子の行数(縦方向のホーン33の並びの数)として、縦方向に12行を有している。
アンテナ板21は、裏面側に開口するようにして縦方向に延設された断面略矩形の導波管溝34と、導波管溝34の表面側に形成され、アンテナ板21の表面に開口するホーン33と、ホーン33と導波管溝34とに連通するスロット32と、を有する。
導波管溝34は、金属プレート22によって閉塞され、これにより断面略矩形の矩形導波管31が形成されている。矩形導波管31(導波管溝34)は、縦方向に延設され、横方向に複数間隔をおいて設けられている。
また、ホーン33およびスロット32は、矩形導波管31と対応して縦方向に間隔をおいて複数設けられている。
具体的には、ホーン33は、表面側の開口部に対して裏面側の底部が縮小するような角錐状に形成されている。開口部、底部は、横方向に沿う長辺と、縦方向に沿う短辺とを有する略矩形に形成されている。開口部の長辺、短辺は、それぞれ底部の長辺、短辺より大きく設定されている。
スロット32も、断面略矩形に形成されている。スロット32の横方向に沿う長辺は、ホーン33の底部の長辺より小さく設定されている。また、スロット32の縦方向に沿う短辺は、ホーン33の底部の短辺と略等しく設定されている。そして、ホーン33の底部には、スロット32の横方向両側にアンテナ板21の表面および裏面に略平行な平面を有する段部が形成されている。
これらはアンテナ板21に一体加工され、ホーン33の開口側(放射面)に対して導波管溝34側の面(裏面)に金属プレート22を合わせてボルト25で密着固定し、矩形導波管31の中空構造を成す。
また、図2(D)の裏面図は、アンテナ板21を裏面から見たものであり、ボルト25を通すタップ穴23、チョーク溝24も同じく一体加工で設けられる。
例えば、76GHz帯では約4mmの余地があり、径3mm程度のボルト25を要所に配して密着を得ることができる。
但し、矩形導波管31の長辺幅(横幅)Waについては、他の構成もあり得る。
また、本実施形態では、組み付けボルト25は放射面の裏側に設置され、装置外周のチョーク溝やボルトしろのための外枠構造も不要であり、装置面積は放射に要する面積とほぼ等しい最小寸法にすることができる。
本実施形態に係るレーダ装置に設けられたアンテナ装置(レーダアンテナ1)は、アンテナ性能上も、DBFを行うレーダ装置に適した特長を持つ。
送信アンテナ11のホーン51の縦方向の間隔Qtと各受信アンテナ12−1〜12−Nのホーン33の縦方向の間隔Qrとは等しく(Qt=Qr=Qとする)、このホーンの縦方向の間隔Qを、矩形導波管31の管内波長λgと等しくすることにより各ホーンが同位相で給電される。
ここで、矩形導波管31の管内波長λgは、矩形導波管31の長辺幅Waに対して式(1)で表される。
なお、本実施形態では、送信アンテナ11のホーン51の横幅(開口幅)Cは、3λ以上の値であるが、他の例として、受信アンテナ12−1〜12−Nのホーン33の横幅(開口幅)Aと同等或いはそれ以上(且つ3λ未満)である構成が用いられてもよい。
DBFビーム幅は、概ね受信アンテナ12−1〜12−Nの列数Nとその間隔Pの積に反比例するが、受信アンテナの列数(N)が増えるに伴って受信器、信号変換器など、受信系の規模が増大し、装置が高価格、大型になる。
アンテナ面に真直方向を基準(0°)に、レーダの視野角(検知範囲)を左右ω°として、グレーティングローブは、sin−1[ιλ/P±sin(ω)]の範囲に現れる(ι=1,2,・・・)。
ω=10°の場合は、間隔Pが2.88λより大きいと視野角内にグレーティングローブが現れるため、走査ビームと判別できず到来波の方位が特定できなくなる。
例えば、P=2λである場合には、グレーティングローブは19〜42°および56〜90°の範囲に現れる。この方向から強い到来波があると正面方向にあるものと誤検知されるため、レーダアンテナの送受信指向特性において、グレーティングローブの出現角度範囲のサイドローブレベルを低抑する必要がある。
図3は、(A)はホーン33の開口面の電界図であり、(B)はホーン33の正面図(放射面)であり、(C)はホーン33の正面図において横方向に沿う切断線IV−IVにおけるホーン33の横方向断面図である。
ここで、図3(C)のホーン33の横方向断面図では、各モード(TE10モード電界、TE30モード電界)の伝搬、発生を示してある。また、矩形導波管31の長辺幅(本実施形態では、横方向の幅)Wa、ホーン33の底部の横方向の幅F、ホーン33の奥行き(本実施形態では、高さ方向の長さ)Hを示してある。
通常、導波管は単一のモードのみが伝送されるように寸法を決める。矩形導波管31では、長辺がλ/2以上1λ未満、短辺がλ/2未満である場合、TE10モードだけが伝送され、これを主モードと称する。
図3において、(A)のホーン33の開口面の電界図に示すように、本実施形態では、ホーン33は、底部の不連続でTE30モードを発生させ、放射開口面にはTE10モードの電界とTE30モードの電界が合成された電界分布を生ずる。
図3(A)のホーン33の開口面の電界図は、ホーン33の開口面での両モード成分の電界方向および分布様相を示す。
このグラフの横軸はホーン33の横方向の開口幅Aの横幅方向(中心位置を0として、−A/2〜A/2)を表しており、このグラフの縦軸は電界強度を表している。これにより、横軸を横幅方向として、開口電界強度分布の計算例を示してある。
具体的には、TE10モードの電界強度分布2001、TE20モードの電界強度分布2002、TE30モードの電界強度分布2003、TE10モードの電界とTE30モードの電界が合成された電界(TE10モード+TE30モード)の電界強度分布2004を示してある。
ここで、TE30モードの発生量および相対位相は、ホーン33の底部の横方向の幅F、ホーン33の横方向の開口幅A、ホーン33の奥行きHの寸法を選んで調整することができる。この調整は、一例として、レーダのローブの様子を検出して、設定者がレーダのサイドローブの様子を画面で見ながら行うことができる。
この例に係る段付きのホーン41は、多段(この例では、2段)で、段状に不連続に広げられた形状を有する。
具体的には、本変形例のホーン41は、表面側に開口する第一部分と、第一部分の裏面側に設けられた第二部分とを有する。
この例に係る段付きのホーン42は、多段(この例では、2段)で、テーパ状(段付きの一例とする)に広げられた形状を有する。
すなわち、本変形例のホーン42も、表面側に開口する第一部分と、第一部分の裏面側に設けられた第二部分とを有する。第一部分および第二部分は、それぞれ、側面が、表面側から裏面側へと向かうに従って、外側から内側へと傾斜するような傾斜面として形成されていて、互いに傾斜角度が異なっている。
この例に係る段付きのホーン43は、多段(この例では、2段)に形成されている。
本変形例のホーン43も、表面側に開口する第一部分と、第一部分の裏面側に設けられた第二部分とを有する。第一部分は、テーパ状に形成されている。また、第二部分は、スロットと連通する底部に段部が形成されている。
この例に係るホーン43の形状は、図5に示される段部の形状と図6に示されるテーパ部の形状を組み合わせたような形状である。
従って、段付きのホーンの開口寸法は、横幅(開口幅)Aが2λ程度或いはそれより大きい場合に効果が現れる。
一例として、六角形など他の矩形の形状が用いられてもよい。
また、他の例として、矩形のような直線状の形状ばかりでなく、円状や楕円状など曲線状の形状が一部または全部に用いられてもよい。
なお、通常は、曲線状の形状よりも直線状の形状を用いた方が、製造上で作りやすいという利点がある。
ここで、本発明の実施形態に係る車載用のレーダ装置に設けられたアンテナ装置は図1および図2に示されるものであり、従来のスロットアレーで構成したアンテナ装置は図8に示されるものである。
図10は、従来のスロットアレーの横方向面の放射指向特性(アンテナ特性)を示す図である。横軸は中心からの離角θ(度)を表しており、縦軸は利得(dBi)を表している。
特性2011(I)、特性2012(II)、特性2013(III)は、受信アンテナを想定したものである。
この例では、図2および図3において、アンテナの横方向の間隔Pを2λ(=7.84mm)として、ホーン33の寸法は、横方向の開口幅A=7.4mm、開口面の縦幅B=4mmとし、また、ホーン33の奥行きH=5mmとした場合である。
特性2012(II)は、段付きのホーン33の底部の横方向の幅F=6mmとした場合の計算値である。
特性2013(III)は、段付きのホーン33の底部の横方向の幅F=7.1mmとした場合の計算値である。
特性2014(IV)は、ホーン51の寸法は、横方向の開口幅C=14.5mm、開口面の縦幅B’=4mm、奥行きH’=13.5mm、底部の横方向の幅F’=6.5mmとした場合の計算値である。
特性2015(V)は、ホーン51の寸法は、横方向の開口幅C=15.7mm、開口面の縦幅B’=4mm、奥行きH’=15mm、底部の横方向の幅F’=6.32mmとした場合の計算値である。
特性3011(I)は、図9に示すグラフで使用した受信アンテナのホーン33と同じ放射面積での放射特性である。
図8において、アンテナの横方向の間隔は同じくP1=2λとする。また、スロット112は横方向と直交する縦方向にλg/2の間隔で配置されるため、図8に示される範囲3001(図8における鎖線囲みの部分の範囲)のスロット112は、4個一組がホーン1個に相当する。
この4素子アレーで、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=3.92mm(=1λ)の場合を示す。
特性3011(I)は、図8に示す例のように、リニアアレー本数m=2である場合である。
特性3014(IV)は、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=2.6mmとして、リニアアレー本数m=3とした場合であり、6素子アレーの特性である。
これに比べると、特性3014(IV)の方がサイドローブを低くできるが、導波管幅が狭くなり、遮断寸法(λ/2)に近いと周波数や製造精度による特性変動が大きくなる。また、素子が近接するため、スロット112間の相互結合も増え、安定した性能が得難くなる。
特性3012(II)は、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=3.92mm(=1λ)で、リニアアレー本数m=3とした場合である。
特性3015(V)は、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=2.6mmで、リニアアレー本数m=4とした場合である。
この例では、アンテナの横方向の間隔Pを2λ(=7.84mm)とした。
受信特性2021は、ホーン33の寸法を、横方向の開口幅A=7.4mm、開口面の縦幅B=4mm、奥行きH=5mm、底部の横方向の幅F=7.1mmとした場合の設計例である。
送信特性2022は、ホーン33の寸法を、横方向の開口幅C=15.7mm、開口面の縦幅B’=4mm、奥行きH’=15mm、底部の横方向の幅F’=6.32mmとした場合の設計例である。
この例では、レーダ指向特性2023として、DBFのグレーティングローブが現れる離角19°以上の領域で、−30dB以下を狙った設計例を示す。
設計諸元は、受信特性3021は、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=2.6mmで、リニアアレー本数m=3とした場合である。また、送信特性3022は、図8に示される間隔(隣り合う導波管103の横方向の間隔)D=2.7mmで、リニアアレー本数m=4とした場合である。
この例では、受信特性3021と送信特性3022のうちの一方のピークに他方のヌルを重ねることで調整しても、本実施形態に比べると高いサイドローブが残る。
この例では、受信アンテナ12−1〜12−Nの横方向の間隔Pを8.5mmとした。
受信特性2031は、ホーン33の寸法を、横方向の開口幅A=8mm、開口面の縦幅B=4mm、奥行きH=6mm、底部の横方向の幅F=7.6mmとした場合の設計例である。
送信特性2032は、ホーン51の寸法を、横方向の開口幅C=17mm、開口面の縦幅B’=4mm、奥行きH’=18mm、底部の横方向の幅F’=6.8mmとした場合の設計例である。
この場合、グレーティングローブは17°以上の角度方向に現れるが、この領域でも−30dB以下の低サイドローブ特性が得られている。
本実施形態では、受信アンテナ12−1〜12−Nのホーン33の横方向の開口幅Aは受信アンテナ12−1〜12−Nの横方向の間隔Pに応じて広げることができるため、より高利得が得られ、ヌル点も内側に作ることができる。また、送信アンテナ11のホーン51は、横方向の開口幅C、奥行きH’の寸法を3mm程度増すだけで、所期の特性が得られている。
次に、横方向以外のサイドローブ特性について説明する。
特許文献2等に、斜め方向への不要放射について示されている。
従来のスロットアレーでは、格子状配置の対角方向にも周期配列となるため、スロット間隔が広くなるとアレーのグレーティングローブが現れることになる。
しかしながら、縦方向のホーン間隔は1λより大きいため、仰角方向にはアレーのグレーティングローブが現れる。その出現角度は、縦方向のホーン間隔をQとして、sin−1[λ/Q]で与えられ、Q=4.67mmである場合には57°となる。この方向では、ホーン自体の指向性減衰によりグレーティングローブのレベルは−15〜−20dBに抑えられ、主ビームの利得を低下させるような劣化は生じない。
なお、この横幅(図3の例では、長辺幅Wa)が1λ以上になると不要高次モードが伝送できるため通常は用いられないが、本実施形態では、左右対称構造であるためTE20モードは発生しない。
但し、導波管内ではTE30モードは遮断する必要がある。従って、本実施形態では、導波管の横幅(図3の例では、長辺幅Wa)を1λ以上1.5λ未満で選ぶことができる。
送信特性2041と、受信特性2042と、送信特性2041と受信特性2042を掛け合わせたものであるレーダ指向特性2043を示してある。
また、受信特性2042は、アンテナ間隔P=4.35mm、導波管の横幅(長辺幅)Wa=4.5mm、縦方向のホーン間隔Qr=4.35mmである場合である。
図15は、DBFパターンの例を示す図である。横軸は角度(度)を表しており、縦軸はレベルを表している。
図15に示すように、様々な特性からなるDBFパターン4001が得られる。
具体的には、角度が0度(正面方向)に対応した特性4011を中心として、中心から角度を次第にずらした複数の特性4012、4013、・・・、4018、4019、4020、・・・、4025、4026を示してある。
ここで、他に導波管スロットアレーにホーンを付加するものとして、例えば特許文献3等に示される構造がある。
これは、導波管の長さ方向を横方向に配して横方向に狭俊なビームを作り、アンテナ全体を回転して走査を行うものであり、船舶レーダなどで主にS帯やX帯などのマイクロ波帯で用いられるため、実寸法は大きく、用途上軽量が求められる。このため、導波管素管にホーン板を板金溶接等で取り付けるような構造が適しており、各々のスロットに角錐ホーンを付加するのは製造が複雑になり、重量も大幅に増加する。
また、電気性能上でも、角錐のホーン33、51により、開口面に平面波の電界分布が作られ、高利得が得られる。
また、四面を囲うことによって、導波管の境界条件が定まり、所要の高次モードを制御することができる。
また、各アンテナ11、12−1〜12−Nは、縦方向に長い一本の矩形導波管31の長辺面に、導波管断面の長辺方向に長い矩形のスロット32を概ね1λgの間隔Qで多数設ける。また、各々のスロット32に、段付きの角錐のホーン33が装加される。
段付きの角錐のホーン33は、スロット32側の底部が導波管の長辺方向に1.5λ以上の横幅(底部の幅F)を持ち、スロット32の長辺寸法から段状に不連続に広げられた形状を有する。
また、本実施形態で示したようなアンテナ装置を車載用のレーダ装置以外の任意の装置に適用することも可能である。
また、本実施形態では、送信アンテナ11が1列である場合を示したが、他の例として、複数列の送信アンテナを備える構成が用いられてもよい。
また、1列分の受信アンテナ12−1〜12−Nや1列分の送信アンテナ11におけるアンテナ素子の行数(縦方向のホーンの並びの数)は、任意の数が用いられてもよい。
21…アンテナ板 22…金属プレート 23…タップ穴 24…チョーク溝
25…ボルト 31…矩形導波管 32…スロット 33…ホーン 34…導波管溝
35…隔壁 51…ホーン
Claims (10)
- 複数のアンテナ素子が縦方向に並べられて構成されるアンテナを、前記縦方向と交差する横方向に複数並べて構成され、
使用周波数の自由空間波長λに対して、前記横方向に複数並べられる前記アンテナの間隔が約2λであり、
前記複数のアンテナ素子のそれぞれにホーンが設けられた、
ことを特徴とする車載用のレーダ装置で用いられるアンテナ装置。 - 前記ホーンは、導波管に設けられたスロットの長辺寸法から段状に不連続に広げられた形状を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記ホーンは、導波管に設けられたスロットの長辺寸法から1段だけ段状に不連続に広げられた形状を有し、その形状が角錐である、
ことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。 - 前記ホーンのスロット側の底部の横方向の幅が1.5λ以上である、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 導波管の長辺幅が1λ未満である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 導波管の長辺幅が1λ以上1.5λ未満である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナは受信アンテナである、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナは送信アンテナである、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 1列以上の送信アンテナと複数列の受信アンテナを横方向に並べて備え、
前記送信アンテナは、複数のアンテナ素子が前記横方向と交差する縦方向に並べられて構成され、前記複数のアンテナ素子のそれぞれにホーンが設けられ、
前記受信アンテナは、複数のアンテナ素子が縦方向に並べられて構成され、前記複数のアンテナ素子のそれぞれにホーンが設けられ、
使用周波数の自由空間波長λに対して、前記横方向に複数並べられる前記受信アンテナの間隔が約2λである、
ことを特徴とする車載用のレーダ装置で用いられるアンテナ装置。 - 前記送信アンテナと前記受信アンテナとで形状が異なる、
ことを特徴とする請求項9に記載のアンテナ装置。
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