JP2010057091A - アレーアンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の素子アンテナ4をまとめたサブアレーアンテナ2毎に移相器3を設けて束ね、ビーム形成を行うアレーアンテナ1であって、サブアレーアンテナ2は、三辺の長さの比が1:2:√5となる直角三角形で平面形状が構成され、平面上に非周期的に配列されている。
【選択図】図1
Description
グレーティングローブを低減する方法として、素子アンテナの間隔を不等間隔にするとして、例えば、ランダムに素子アンテナの間隔を設定した場合には、周期性がないために、素子アンテナに接続される給電系が複雑になるという問題があった。さらに、多品種少量製品となることで、アンテナの製造コストが上昇するという問題もあった。
図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの構成を示す斜視図である。
図1において、この実施の形態1に係るアレーアンテナ1には、1種類の複数のサブアレーアンテナ2と、複数の移相器3とが設けられている。
図2において、サブアレーアンテナ2の平面形状は、上述したように三辺の長さの比が1:2:√5となる直角三角形であり、この形状は、ピンウィールタイルの構成要素である。
図3は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ1を構成するピンウィールタイルを示す説明図である。
ピンウィールタイルとは、三辺の長さの比が1:2:√5となる直角三角形からなるタイルである。1つのピンウィールタイルは、三辺の長さの比が同じく1:2:√5となる5つの相似なピンウィールタイルに分割することができ、分割されたピンウィールタイルは、さらに三辺の長さの比が同じく1:2:√5となる5つの相似なピンウィールタイルに分割することができる。
このピンウィールタイルを用いて平面を充填した場合には、周期的なパターンが現れず、平面を非周期的に隙間なく充填することができる。なお、アレーアンテナ1は、ピンウィールタイルの一部を切り出して構成される。
また、サブアレーアンテナの平面形状である直角三角形の向きの非周期性は、アレーアンテナの周波数とは無関係なので、広帯域にわたってグレーティングローブを抑圧することができる。
また、直角三角形の三辺の長さの比をあらかじめ決定しておくことにより、設計時に決定すべき事項(自由度)を減らして、アレーアンテナを容易に設計することができる。
上記実施の形態1では、サブアレーアンテナ2が、1種類の素子アンテナ4を含んでいる場合について説明した。この実施の形態2では、サブアレーアンテナ2が、複数種類の素子アンテナを含んでいる場合について説明する。なお、上記実施の形態1と同様の構成および機能については、説明を省略する。
図4において、この実施の形態2に係るアレーアンテナ1には、複数のサブアレーアンテナ2と、複数の移相器3とが設けられている。
図5において、サブアレーアンテナ2は、寸法の互いに異なる複数の素子アンテナ5、6で構成されている。また、素子アンテナ5、6の中心位置は、上記実施の形態1における素子アンテナ4の中心位置と同じ位置に設定されている。
素子アンテナの動作周波数は、そのアンテナ寸法で決まり、寸法が互いに異なれば動作周波数も互いに異なる。
なお、サブアレーアンテナ2は、動作周波数が互いに異なる3種類以上の素子アンテナを含んでいてもよい。
また、サブアレーアンテナの平面形状である直角三角形の向きの非周期性は、アレーアンテナの周波数とは無関係なので、広帯域にわたってグレーティングローブを抑圧することができる。
上記実施の形態1では、サブアレーアンテナ2が、1種類の素子アンテナ4を含んでいる場合について説明した。この実施の形態3においても、サブアレーアンテナ2が、複数種類の素子アンテナを含んでいる場合について説明する。なお、上記実施の形態1と同様の構成および機能については、説明を省略する。
図6において、この実施の形態3に係るアレーアンテナ1には、複数のサブアレーアンテナ2と、複数の移相器3とが設けられている。
図7において、サブアレーアンテナ2は、配置方向の互いに異なる2種類の素子アンテナ7、8を混在させて構成されている。また、素子アンテナ7、8の中心位置は、上記実施の形態1における素子アンテナ4の中心位置と同じ位置に設定されている。
ここで、素子アンテナ7は、垂直偏波用の素子アンテナであり、素子アンテナ8は、水平偏波用の素子アンテナである。
また、サブアレーアンテナの平面形状である直角三角形の向きの非周期性は、アレーアンテナの周波数とは無関係なので、広帯域にわたってグレーティングローブを抑圧することができる。
上記実施の形態1では、サブアレーアンテナ2が、1種類の素子アンテナ4を含んでいる場合について説明した。この実施の形態4においても、サブアレーアンテナ2が、複数種類の素子アンテナを含んでいる場合について説明する。なお、上記実施の形態1と同様の構成および機能については、説明を省略する。
図8において、この実施の形態4に係るアレーアンテナ1には、複数のサブアレーアンテナ2と、複数の移相器3とが設けられている。
Claims (4)
- 複数の素子アンテナをまとめたサブアレーアンテナ毎に移相器を設けて束ね、ビーム形成を行うアレーアンテナであって、
前記サブアレーアンテナは、三辺の長さの比が1:2:√5となる直角三角形で平面形状が構成され、平面上に非周期的に配列されていることを特徴とするアレーアンテナ。 - 前記サブアレーアンテナは、動作周波数が互いに異なる2種類以上の素子アンテナを含むことを特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ。
- 前記サブアレーアンテナは、水平偏波用の素子アンテナと垂直偏波用の素子アンテナとを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアレーアンテナ。
- 前記サブアレーアンテナは、移相器を各素子アンテナ毎に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のアレーアンテナ。
Priority Applications (1)
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JP2008222140A JP2010057091A (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | アレーアンテナ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012144084A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | 新興産業株式會社 | 複合型アンテナ |
JP2015192171A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 三菱電機株式会社 | アレーアンテナ |
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JP2008066936A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Mitsubishi Electric Corp | アレーアンテナ |
JP2008153967A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Denki Kogyo Co Ltd | アンテナ装置 |
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- 2008-08-29 JP JP2008222140A patent/JP2010057091A/ja active Pending
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