JP2013022802A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔版原紙が斜めにクランプされた場合においても、孔版原紙にシワが発生するのを防止する。
【解決手段】第1の回転軸P1を中心に回転自在に支持されたドラムを有し、孔版原紙の先端をドラムの外周部に挟み込んだ状態で回転することにより孔版原紙をドラムに着版し、この着版されたドラムに印刷媒体を圧接することにより印刷する印刷部4,5と、第3の回転軸P3を中心に回転自在に支持された第3フィードローラ73を有し、第3フィードローラ73が回転駆動することにより搬送経路上を搬送された孔版原紙をドラムへ誘導するセルフアライメントユニット90と、を備え、セルフアライメントユニット90は、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と略平行となる位置に移動自在に支持された孔版印刷装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、孔版原紙が巻装されるドラムを有し、孔版原紙の先端をドラムの外周部に挟み込んだ状態で回転することにより孔版原紙をドラムに着版し、この着版されたドラムに印刷媒体を圧接することにより印刷処理を実行する孔版印刷装置に関する。
一般的に、孔版原紙を用いて印刷を行う孔版印刷装置がよく知られている。
この孔版印刷装置では、まず、サーマルヘッドにより加熱穿孔することにより製版された孔版原紙を搬送ローラにより搬送し、搬送路上を搬送された孔版原紙を回転するドラムに誘導してドラムの外周部に設けられた原紙クランプ部によってクランプさせる。そして、クランプされた状態でドラムを回転することにより孔版原紙をドラム表面に着版する。その後、印刷用紙をこのドラムに給紙し、ドラムを回転しながら、供給された印刷用紙をプレスローラによりドラムに圧接することにより印刷を行う孔版印刷装置が良く知られている(例えば、特許文献1)。
このような孔版印刷装置では、経年劣化等により設計上のドラムの回転軸と、実際のドラムの回転軸との間にずれが生じる場合があり、ドラムの回転軸にずれが生じると、孔版原紙を回転するドラムに巻き付ける際、斜めに(孔版原紙の搬送方向がドラムの回転軸と直交する方向からずれた状態で)クランプされてしまう。
このように斜めにクランプされた状態で、ドラムを回転することにより孔版原紙をドラム表面に着版すると、孔版原紙にシワが発生し、良好に印刷できない場合があった。
特に、昨今、例えばA2サイズのような大型の用紙を印刷することが可能な孔版印刷装置が普及し始めており、このような大型の用紙を印刷可能な孔版印刷装置は、孔版原紙のサイズも当然に大型になるので、よりシワが発生しやすくなる。
特許文献2には、製版装置を、版胴を支持した部材と一体的な不動部材である基準板に平行になるように、ねじを締め付けて固定する製版印刷装置が提案されている。
特開2004−262037号公報 特開2006−123259号公報
しかしながら、特許文献2に記載の孔版印刷装置では、製版装置を基準板に平行になるように、ねじを締め付けて固定して調整するので、利用者にとってこの調整作業が煩わしく、また、製版の都度調整することは運用上非常に困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、利用者が都度調整することなく、製版の度に孔版原紙のシワの発生を抑制しながらドラムに孔版原紙を巻装する孔版印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る孔版印刷装置の第1の特徴は、第1の回転軸を中心に回転自在に支持されたドラムを有し、孔版原紙の先端を前記ドラムの外周部に挟み込んだ状態で回転することにより孔版原紙を前記ドラムに着版し、この着版されたドラムに印刷媒体を圧接することにより印刷する印刷手段と、孔版原紙に対して加熱穿孔することにより製版する製版手段と、第2の回転軸を中心に回転自在に支持された搬送ローラを有し、前記搬送ローラが回転駆動することにより、前記製版手段で製版された孔版原紙を搬送経路上で搬送する搬送手段と、第3の回転軸を中心に回転自在に支持された誘導ローラを有し、前記誘導ローラが回転駆動することにより、前記搬送手段により搬送経路上を搬送された孔版原紙を前記ドラムへ誘導する誘導手段と、前記孔版原紙の先端が前記ドラムの外周部に挟み込まれた後、前記第3の回転軸と前記第1の回転軸とが平行となるように、前記第3の回転軸の位置を調整する位置調整手段と、を備えたことにある。
本発明に係る孔版印刷装置の第2の特徴は、前記第2の回転軸と前記第3の回転軸が略平行となるように前記誘導手段を固定する固定部材と、前記固定部材による固定又は解除を切り替える切り替え手段と、前記孔版原紙の先端が前記ドラムの外周部に挟み込まれた後、前記切り替え手段に前記固定部材による前記誘導手段の固定を解除させる制御手段と、をさらに備えたことにある。
本発明に係る孔版印刷装置の第1の特徴によれば、孔版原紙の先端がドラムの外周部に挟み込まれた後、第3の回転軸と第1の回転軸とが略平行となるように、第3の回転軸の位置を調整するので、ドラムに挟み込まれた孔版原紙がドラムの回転により引っ張られることにより、自動的に、第3の回転軸が第1の回転軸と平行になる位置まで移動するので、利用者が都度調整することなく、製版の度に孔版原紙のシワの発生を抑制しながらドラムに孔版原紙を巻装することができる。
本発明に係る孔版印刷装置の第2の特徴によれば、第2の回転軸と第3の回転軸が略平行となるように誘導手段を固定又は解除する固定部材と、固定部材による固定又は解除を切り替える切り替え手段と、孔版原紙の先端が前記ドラムの外周部に挟み込まれた後、切り替え手段に固定部材による誘導手段の固定を解除させる制御手段と、をさらに備えたので、孔版原紙をドラムに着版する際には、着版される孔版原紙にシワが発生しないように制御し、着版時以外は、孔版原紙が搬送経路上を斜めに搬送されることを防止することができる。
本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置の構成を示した構成図である。 本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置が備える製版部の構成を詳細に説明した図である。 本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置が備える製版部の構成を示した斜視図である。 本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置が備えるロック機構の拡大図である。 本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置の機能構成を示した機能構成図である。 本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置が備える製版部による製版処理を示したタイミングチャートである。
本発明を実施するための形態について以下に説明する。
本発明の一実施形態では、両面印刷が可能な2ドラム式の両面孔版印刷装置に適用された製版装置を例に挙げて説明する。
<両面孔版印刷装置の構成>
本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置の構成を示した構成図である。
図1に示すように、両面孔版印刷装置1は、画像読み取り部2と、給紙部3と、第1の印刷部4と、第2の印刷部5と、製版部6と、第1の排版部8と、第2の排版部9と、反転貯留部10と、排紙部11とを備えている。
画像読み取り部2は、両面孔版印刷装置1の上部に設けられ、図示しないコンタクトガラス上に載置された原稿から画像データを読み取る。
製版部6は、画像読み取り部2により読み取られた画像データに基づいて製版を行う。
また、製版部6は、図示しないレールによって図1におけるX方向に移動自在に支持されており、孔版原紙Gを供給する破線で示した位置と、後述する第2の印刷部5に製版した孔版原紙Gを供給する実線で示した位置とを選択的に占める。
第1の排版部8は、後述する第1の印刷部4の第1のドラム41の外周面よりクランプ解除された孔版原紙Gを第1のドラム41より引き剥がし、引き剥がされた孔版原紙Gを排版ボックス(図示しない)内に収納する。また、第2の排版部9は、第1の排版部8と同様の構成を有する。
給紙部3は、印刷用紙Wが積層される給紙台31と、この給紙台31から最上位置の印刷用紙Wのみを搬送させる1次給紙ロール32と、この1次給紙ロール32によって搬送された印刷用紙Wを後述する第1の印刷部4の第1のドラム41の回転に同期して第1のドラム41と第1のプレスローラ43間に搬送する一対の2次給紙ロール33とを有する。
第1の印刷部4は、第1のメインモータ45の駆動力によって図1の矢印A方向に回転する第1のドラム41と、この第1のドラム41の外周面に設けられ、孔版原紙Gの先端をクランプする原紙クランプ部42とを備えている。
また、第1の印刷部4は、第1のドラム41の基準位置を検出する第1の基準位置検出部46と、第1のメインモータ45の回転に応じて定周期でパルス信号を出力する第1のロータリエンコーダ47を備えており、第1の基準位置検出部46により検出された基準位置信号を基に第1のロータリエンコーダ47のパルス信号を検出することによって第1のドラム41の回転角度を検出することができるようになっている。
また、第1の印刷部4は、印刷用紙Wを反転貯留部10へ搬送する搬送ベルト44と、第1のドラム41の下方位置に配置された第1のプレスローラ43とを備えている。
そして、第1のドラム41の回転に同期して給紙部3より給紙される印刷用紙Wを第1のプレスローラ43で第1のドラム41に着版された第1の孔版原紙に押圧することによって、第1の孔版原紙の穿孔からインクが押し出されて画像が印刷用紙Wの表面に印刷されるようになっている。
第1のプレスローラ43が第1のドラム41に押圧することによって画像が印刷された印刷用紙Wは、両端が一対の回転軸に巻きかけられた環状の搬送ベルト44によって反転貯留部10に搬送される。
反転貯留部10は、第1の印刷部4に対して印刷用紙Wの搬送方向下流側に配置され、多孔構造に形成された環状の反転ベルト101が半円形状に配置されている。この反転ベルト101は、半円形状の補助部材102と一対のローラ103,104に巻きかけられ、一対のローラ103,104のうち少なくとも一方のローラが駆動モータ(不図示)で回転駆動される。この反転貯留部10により印刷用紙Wの表裏が反転され、積載台106に印刷用紙Wを搬送される。
第2の印刷部5は、第1の印刷部4と同様に、第2のメインモータ55の駆動力によって図1の矢印A方向に回転する第2のドラム51と、この第2のドラム51の外周面に設けられ、第2の孔版原紙の先端をクランプする原紙クランプ部52と、第2のドラム51の下方位置に配置された第2のプレスローラ53と、反転貯留部10により反転された印刷用紙Wを第2のドラム51の回転に同期して第2のドラム51と第2のプレスローラ53間に搬送する一対の2次給紙ロール54とを有している。
また、第2の印刷部5は、第2のドラム51の基準位置を検出する第2の基準位置検出部56と、第2のメインモータ55の回転に応じて定周期でパルス信号を出力する第2のロータリエンコーダ57を備えており、第2の基準位置検出部56により検出された基準位置信号を基に第2のロータリエンコーダ57のパルス信号を検出することによって第2のドラム51の回転角度を検出することができるようになっている。
そして、第2の印刷部5は、第1の印刷部4と同様に、第2のドラム51の回転に同期して一対の2次給紙ロール54より給紙される印刷用紙Wを第2のプレスローラ53で第2のドラム51に着版された孔版原紙Gに押圧することによって、孔版原紙Gの穿孔からインクが押し出されて画像が印刷用紙Wの裏面に印刷されるようになっている。
排紙部11は、印刷された印刷用紙Wが搬送される排紙ベルト111と、排紙ベルト111より排紙される印刷用紙Wが積置される排紙台112と、積載台106に複数枚積載された印刷用紙Wを搬出する中間搬送ベルト113と、中間搬送ベルト113により搬出された印刷用紙Wを第2の印刷部5に搬送する一対のローラ115とを有する。
<製版部6の構成>
図2は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6の構成を詳細に説明した図である。
図2に示すように、製版部6では、孔版原紙Gを巻回した円環筒状の孔版原紙ロール61が孔版原紙Gの巻回径に応じて変化する角速度でB方向に回転自在にマスターホルダー62内に支持されていると共に、この孔版原紙ロール61がマスターホルダー62に対して着脱可能に支持されている。ここで、孔版原紙Gは、例えば、格子状のプラスチックメッシュ上に感熱フィルムが貼り合わされたスクリーンマスター原紙や、和紙上に感熱フィルムが貼り合わされた和紙マスター原紙や、感熱フィルムのみからなるマスター原紙等が用いられる。
また、孔版原紙ロール61より下流には、第1,第2ガイドシャフト63,64と、プラテン用パルスモータ65によってC方向に所定の一定速度で回転駆動されるプラテンローラ66と、複数の発熱体67aが紙面垂直方向に一列に配列されてプラテンローラ66に対して不図示の押圧機構を介して接離自在であり、孔版原紙Gに圧接しながら画像データに基づいて感熱穿孔するサーマルヘッド67とを備えている。
また、サーマルヘッド67の下流には、製版された孔版原紙Gを後述する第1の印刷部4に備えられた第1のドラム41又は第2の印刷部5に備えられた第2のドラム51の円周長以下に設定された1版分の長さで切断する上下一対のカッタ部材68と、プラテン用パルスモータ65を共用して回転駆動される上下一対の第1フィードローラ69と、製版された孔版原紙Gを一時的に溜める孔版原紙溜め箱70と、製版された孔版原紙Gの搬送状態を検出する孔版原紙搬送検出センサ71と、上下一対の第2フィードローラ72と、上下一対の第3フィードローラ73とが孔版原紙Gの搬送経路に沿いながら第1の印刷部4又は第2の印刷部5側に向かって上記順に設けられている。
第1,第2,第3フィードローラ69,72,73により搬送された孔版原紙Gは、第1のドラム41の原紙クランプ部42により先端がクランプされる(挟み込まれる)。
そして、孔版原紙Gは、クランプされた状態で第1のドラム41がA方向に回転することにより、第1のドラム41表面に着版される。
なお、上下一対の第1,第2,第3フィードローラ69,72,73は、各下側の駆動ローラに対して各上側の従動ローラが接離自在になっている。また、第1フィードローラ69はプラテン用パルスモータ65を共用しており、第2,第3フィードローラ72,73は、フィードローラ用パルスモータ75を共用している。
また、第2,第3フィードローラ72,73と、フィードローラ用パルスモータ75とは、後述するセルフアライメントユニット90に備えられている。
また、上下一対のカッタ部材68から上下一対の第3フィードローラ73までの孔版原紙Gの搬送経路中では、図示とは異なって各部品が接近して配置されているので孔版原紙Gの剛性により孔版原紙Gを搬送経路に沿って確実に走行させることができるが、各部品の間隔が離れている場合には必要に応じて孔版原紙Gの搬送を案内する案内板(図示せず)を設置しても良い。
図3は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6の構成を示した斜視図である。
図3に示すように、製版部6の製版部筐体92には、上述した第1,第2ガイドシャフト63,64、プラテンローラ66、第1フィードローラ69等が軸支されている。
プラテンローラ66は、第2の回転軸P2を中心に回転することにより、搬送経路上で孔版原紙Gを搬送し、第3フィードローラ73は、第3の回転軸P3を中心に回転することにより、搬送経路上を搬送された孔版原紙Gを第1のドラム41へ誘導する。
第1のドラム41は、原紙クランプ部42により孔版原紙Gの先端がクランプされた状態で第1の回転軸P1を中心にA方向に回転する。ここで、経年劣化等により設計上の第1の回転軸P1の方向と、実際の第1の回転軸P1の方向とにずれが生じる場合がある。
このように、第1の回転軸P1の方向にずれが生じると、孔版原紙Gを回転する第1のドラム41に巻き付ける際、斜めにクランプされてしまう場合がある。具体的には、孔版原紙Gの搬送方向がドラムの回転軸と直交する方向からずれた状態でクランプされてしまう。
そこで、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6では、孔版原紙Gの搬送方向に対して斜めにクランプされてしまった場合においても、孔版原紙Gにシワが発生することを防止するため、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と略平行となる位置に移動自在に支持されたセルフアライメントユニット90を設けている。
セルフアライメントユニット90は、第2,第3フィードローラ72,73と、フィードローラ用パルスモータ75とを備えられており、回転支持部材91により製版部筐体92に回転自在に取り付けられている。
これにより、セルフアライメントユニット90は、回転軸P4を中心に水平面上、即ち、D1又はD2方向に自在に回転することができる。
例えば、第1のドラム41が、孔版原紙Gの先端が斜めにクランプされ、この状態でA方向に回転した場合、セルフアライメントユニット90は、D1又はD2方向に自在に回転することができるので、孔版原紙Gが引っ張られることにより、自動的に、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と平行になる位置まで水平面上をD1又はD2方向へ移動することにより、第3の回転軸P3の位置を調整する。
このように、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6では、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と略平行となる位置に移動自在に支持されたセルフアライメントユニット90が設けられているので、孔版原紙Gが斜めにクランプされた場合においても、孔版原紙Gにシワが発生するのを防止することができる。
また、製版部6は、第3の回転軸P3と第2の回転軸P2が略平行となるようにセルフアライメントユニット90を固定又は解除するロック機構80を備えている。
図4は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備えるロック機構80の拡大図である。
図4に示すように、製版部筐体92上部には、ロック機構80が設けられている。ロック機構80は、内部にソレノイド81aが備えられたソレノイドボックス81と、ソレノイド81aの中心を貫通して設けられた作用棒82とを備えている。
また、製版部筐体92を上下方向に貫通してY1又はY2方向にスライド自在に固定棒84が設けられており、作用棒82の端部と固定棒84の端部とがリンカ83で連結されている。
そして、図示しない電源によりソレノイド81aが通電されると、図4に示すように、作用棒82がX2方向に移動し、リンカ83を介して固定棒84が上方(Y2)方向に移動してセルフアライメントユニット90に設けられた貫通穴90aから固定棒84が抜かれる。これにより、セルフアライメントユニット90は、D1又はD2方向に自在に回転できるように固定が解除される。
一方、ソレノイド81aの通電が停止されると、自重により固定棒84が下方(Y1)方向に移動し、セルフアライメントユニット90に設けられた貫通穴90aに貫通される。これにより、ロック機構80は、セルフアライメントユニット90が、D1又はD2方向のいずれにも回転しないように、固定する。このときロック機構80は、第3の回転軸P3と第2の回転軸P2とが略平行となるようにセルフアライメントユニット90を固定している。
<製版部6の機能構成>
図5は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1の機能構成を示した機能構成図である。
図5に示すように、両面孔版印刷装置1は、操作部15と、制御部20と、第1のドラム41と、第1のメインモータ45と、第1の基準位置検出部46と、第1のロータリエンコーダ47と、第2のドラム51と、第2のメインモータ55と、第2の基準位置検出部56と、第2のロータリエンコーダ57と、カッタ部材68と、プラテン用パルスモータ65と、孔版原紙搬送検出センサ71と、フィードローラ用パルスモータ75と、ロック機構80とを備えている。
これらの構成のうち、第1のドラム41と、第1のメインモータ45と、第1の基準位置検出部46と、第1のロータリエンコーダ47と、第2のドラム51と、第2のメインモータ55と、第2の基準位置検出部56と、第2のロータリエンコーダ57と、カッタ部材68と、プラテン用パルスモータ65と、孔版原紙搬送検出センサ71と、フィードローラ用パルスモータ75と、ロック機構80とについては、上述したので、説明を省略する。
操作部15は、製版や印刷等を開始させるためのスタートキー、製版や印刷等を停止させるためのストップキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部20に供給する。
また、操作部15は、表示/入力パネル15aを備えており、表示/入力パネル15aは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、各種ボタンの押下操作を行うことができる。また、操作部15は、制御部20の指示に基づいて、様々なメッセージの表示を行う。
制御部20は、製版部6の中枢的な制御を行う。例えば、制御部20は、原紙クランプ部42により第1のドラム41の外周部に孔版原紙Gの先端がクランプされた後、ロック機構80にセルフアライメントユニット90に固定を解除させる。具体的には、制御部20は、ソレノイド81aに通電することにより、作用棒82がX2方向に移動し、リンカ83を介して固定棒84が上方(Y2)方向に移動してセルフアライメントユニット90に設けられた貫通穴90aから固定棒84を抜く。
また、制御部20は、第1のドラム41への孔版原紙Gの着版が終了した後、ロック機構80にセルフアライメントユニット90を固定させる。具体的には、制御部20は、ソレノイド81aの通電を停止する。これにより、上述したように、自重により固定棒84が下方(Y1)方向に移動し、セルフアライメントユニット90に設けられた貫通穴90aに貫通する。
<製版部6の作用>
本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6による製版処理の作用について説明する。
図6は、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6による製版処理を示したタイミングチャートである。ここでは、第1のドラム41に孔版原紙Gを着版する場合を例に挙げて説明する。
図6に示すように、t1時点において、サーマルヘッド67は、押圧機構によりプラテンローラ66に対して加圧され、これにより孔版原紙Gに圧接される。
t1時点において、プラテン用パルスモータ65が駆動開始することにより、プラテンローラ66と第1フィードローラ69とが回転駆動する。これにより搬送経路上を孔版原紙Gが搬送される。また同時に、フィードローラ用パルスモータ75が駆動開始することにより、第2,第3フィードローラ72,73が回転駆動を開始する。
その後、t3時点において、孔版原紙搬送検出センサ71が、プラテンローラ66及び第1フィードローラ69により搬送された孔版原紙Gの先端を検出する。
そして、第2,第3フィードローラ72,73により搬送された孔版原紙Gの先端が、第1のドラム41の原紙クランプ部42の位置に到達するt5時点において、フィードローラ用パルスモータ75が駆動を停止する。これにより、孔版原紙Gは、原紙クランプ部42によりクランプされ、以降、プラテンローラ66及び第1フィードローラ69により搬送された孔版原紙Gは、孔版原紙溜め箱70内に一時的に貯留される。
次に、t7時点において、プラテン用パルスモータ65が駆動を停止し、カッタ部材68が、搬送経路上で停止している孔版原紙Gを切断する。さらに、t7時点において、ロック機構80は、セルフアライメントユニット90の固定を解除する。これにより、セルフアライメントユニット90は、D1又はD2方向に自在に回転できるようになるので、孔版原紙Gが引っ張られることにより、自動的に、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と平行になる位置まで水平面上をD1又はD2方向へ移動する。
そして、t9時点において、カッタ部材68による孔版原紙Gの切断が終了すると、t11時点において、第1のドラム41が回転を開始する。これにより、原紙クランプ部42によりクランプされた孔版原紙Gは、第1のドラム41の表面に巻装されていく。
その後、t13時点において、孔版原紙搬送検出センサ71が、第1のドラム41の回転により牽引搬送された孔版原紙Gの後端が検出される。
t15時点において、プラテン用パルスモータ65が駆動開始することにより、孔版原紙Gを搬送させ、t17時点において、孔版原紙Gの先端が検出されると、プラテン用パルスモータ65が駆動を停止する。そして、t17時点において、ロック機構80は、セルフアライメントユニット90に固定する。このとき、ロック機構80は、第3の回転軸P3と第2の回転軸P2とが略平行となるようにセルフアライメントユニット90を固定しているので、孔版原紙Gはプラテンローラ66から第3フィードローラ73までの搬送経路を搬送されている途中に、斜めに搬送されることを防止することができる。
以上のように、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1が備える製版部6では、第3の回転軸P3が第1の回転軸P1と略平行となる位置に移動自在に支持されたセルフアライメントユニット90が設けられているので、孔版原紙Gが斜めにクランプされた場合においても、利用者が都度調整することなく、製版の度に孔版原紙Gのシワの発生を抑制しながら第1のドラム41に孔版原紙を巻装することができる。
なお、本発明の一実施形態である両面孔版印刷装置1では、回転支持部材91により回転軸P4を中心に製版部筐体92に回転自在に取り付けられたセルフアライメントユニット90を備える構成としたが、これに限らない。
具体的には、セルフアライメントユニット90は、回転軸P4を中心に水平面上、即ち、D1又はD2方向に自在に回転することができるように支持されていればよく、例えば、セルフアライメントユニット90の両端側にガイドレールを設け、スライド自在に誘導することにより、回転軸P4を中心にD1又はD2方向に自在に回転するように支持してもよい。
また、本発明の一実施形態では、孔版原紙Gが着版された上流側のドラムにより印刷用紙Wの表面を印刷し、孔版原紙Gが着版された下流側のドラムにより印刷用紙Wの裏面を印刷する2ドラム式の両面孔版印刷装置1を例に挙げて説明したが、1ドラム式の両面孔版印刷装置や、1ドラム式の片面孔版印刷装置であってもよい。
1…両面孔版印刷装置
2…画像読み取り部
3…給紙部
4…第1の印刷部
5…第2の印刷部
6…製版部
8…第1の排版部
9…第2の排版部
10…反転貯留部
11…排紙部
15…操作部
20…制御部
41…第1のドラム
42…原紙クランプ部
43…第1のプレスローラ
44…搬送ベルト
45…第1のメインモータ
46…第1の基準位置検出部
47…第1のロータリエンコーダ
51…第2のドラム
52…原紙クランプ部
53…第2のプレスローラ
55…第2のメインモータ
56…第2の基準位置検出部
57…第2のロータリエンコーダ
61…孔版原紙ロール
62…マスターホルダー
63…第2ガイドシャフト
65…プラテン用パルスモータ(搬送手段)
66…プラテンローラ(搬送手段)
67…サーマルヘッド
67a…発熱体
68…カッタ部材
69…第1フィードローラ
70…孔版原紙溜め箱
71…孔版原紙搬送検出センサ
72…第2フィードローラ
73…第3フィードローラ
75…フィードローラ用パルスモータ
80…ロック機構(切り替え手段)
81…ソレノイドボックス
81a…ソレノイド
82…作用棒
83…リンカ
84…固定棒(固定部材)
90…セルフアライメントユニット
90a…貫通穴
91…回転支持部材(位置調整手段)
92…製版部筐体

Claims (2)

  1. 第1の回転軸を中心に回転自在に支持されたドラムを有し、孔版原紙の先端を前記ドラムの外周部に挟み込んだ状態で回転することにより孔版原紙を前記ドラムに着版し、この着版されたドラムに印刷媒体を圧接することにより印刷する印刷手段と、
    孔版原紙に対して加熱穿孔することにより製版する製版手段と、
    第2の回転軸を中心に回転自在に支持された搬送ローラを有し、前記搬送ローラが回転駆動することにより、前記製版手段で製版された孔版原紙を搬送経路上で搬送する搬送手段と、
    第3の回転軸を中心に回転自在に支持された誘導ローラを有し、前記誘導ローラが回転駆動することにより、前記搬送手段により搬送経路上を搬送された孔版原紙を前記ドラムへ誘導する誘導手段と、
    前記孔版原紙の先端が前記ドラムの外周部に挟み込まれた後、前記第3の回転軸と前記第1の回転軸とが平行となるように、前記第3の回転軸の位置を調整する位置調整手段と、
    を備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記第2の回転軸と前記第3の回転軸が略平行となるように前記誘導手段を固定する固定部材と、
    前記固定部材による固定又は解除を切り替える切り替え手段と、
    前記孔版原紙の先端が前記ドラムの外周部に挟み込まれた後、前記切り替え手段に前記固定部材による前記誘導手段の固定を解除させる制御手段と、をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015098054A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池用正極活物質及びそれを用いた非水電解質二次電池

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JPWO2015098054A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池用正極活物質及びそれを用いた非水電解質二次電池

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