JP2013011424A - 蒸気吸収式冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温再生器からの蒸気ドレンを、減圧沸騰を起こさない安定した温度まで確実に冷却すると共に、部分負荷時の冷凍機効率も向上する。
【解決手段】蒸気吸収式冷凍機は、蒸気を加熱源とする高温再生器5、低温再生器4、凝縮器3、蒸発器1、吸収器2、低温溶液熱交換器9、高温溶液熱交換器10及び蒸気ドレンを冷却するドレンクーラ11,12を備える。また、稀溶液配管から分岐され低温溶液熱交換器9をバイパスするバイパス配管50を設け、ドレンクーラ11はバイパス配管からの稀溶液とドレン配管からの蒸気ドレンとを熱交換させる。更に、前記バイパス配管におけるドレンクーラよりも上流側に設けられた流量調節弁37と、前記ドレン配管に設けられた温度検出器35と、この温度検出器で検出された温度に応じて前記流量調節弁を調節し排出されるドレン温度を制御する制御装置を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気を加熱源とする蒸気吸収式冷凍機に係り、特に高温再生器と低温再生器を有し且つ前記蒸気を冷却するドレンクーラを備えている二重効用の蒸気吸収式冷凍機に関する。
高温再生器と低温再生器を有し且つ前記蒸気を冷却するドレンクーラを備えている二重効用の蒸気吸収式冷凍機としては、例えば特許文献1(特許第3724975号公報)に記載されたものがある。この特許文献1のものにおいては、吸収器から高温再生器及び低温再生器へ送られる稀溶液が流れる稀溶液配管にドレンクーラが配置されており、高温再生器で稀溶液を加熱して濃溶液に再生するために供給された蒸気は、高温再生器を出た後前記ドレンクーラにおいて、前記稀溶液と熱交換して稀溶液を加熱し、熱回収されて自らは環水された後、冷凍機外に排出されるように構成されている。
特許第3724975号公報
上記特許文献1のものにおいて、前記高温再生器を出た後の蒸気ドレンの温度は100℃以上(二重効用吸収式冷凍機では一般に155℃前後)となっており、この蒸気ドレンが排出される。このため、排出されるドレンをそのままの温度で冷凍機外の大気圧雰囲気に放出すると減圧沸騰(フラッシュ)を引き起こす。この減圧沸騰を防止するため、前記ドレンクーラにおいて、蒸気ドレンを吸収器からの前記稀溶液により100℃以下まで冷却すると共に、前記稀溶液は加熱されることにより熱回収されるように構成されている。
しかし、特許文献1のものでは、吸収器からの低温の稀溶液は、まず低温溶液熱交換器に入り、濃溶液と熱交換して加熱された後、前記ドレンクーラに流入する構成となっているため、ドレンクーラに流入する稀溶液温度は比較的高く(例えば90℃前後)なっており、高温再生器からの高温の蒸気ドレンを、減圧沸騰を起こさない安定した低温度(例えば90℃以下)まで冷却することは難しいという課題がある。
更に、特許文献1のものには、吸収器からの稀溶液を直接ドレンクーラに導いて蒸気ドレンを冷却する例も記載されているが、この例のものでは、吸収器からの低温の稀溶液を常に一定割合でドレンクーラに分岐させる構成のため、冷凍機の部分負荷(低負荷)時には蒸気ドレンを必要以上に冷却してしまい、また低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器へ流れる稀溶液の流量もドレンクーラに流す分だけ少なくなってしまうため、吸収器に供給する濃溶液の温度を十分に低下させることはできず、濃溶液からの熱回収も不十分となり、部分負荷時の冷凍機効率が低下することに対する配慮が十分に為されていない。
本発明の目的は、高温再生器からの蒸気ドレンを、減圧沸騰を起こさない安定した温度まで確実に冷却できると共に、部分負荷時の冷凍機効率も向上できる蒸気吸収式冷凍機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、蒸気を加熱源とする高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器を備え、更に前記吸収器で冷媒蒸気を吸収した稀溶液を該吸収器から前記高温再生器及び低温再生器に送る稀溶液配管と、前記高温再生器及び低温再生器で濃縮された濃溶液を前記吸収器に送る濃溶液配管と、前記稀溶液配管を流れる稀溶液と前記濃溶液配管を流れる濃溶液とを熱交換させる低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器と、前記高温再生器からの蒸気ドレンが流れるドレン配管と、該ドレン配管に設けられ蒸気ドレンを冷却するドレンクーラを備える蒸気吸収式冷凍機において、前記稀溶液配管から分岐され前記低温溶液熱交換器をバイパスするバイパス配管を設け、前記ドレンクーラは前記バイパス配管からの稀溶液と前記ドレン配管からの蒸気ドレンとを熱交換させるように構成すると共に、前記バイパス配管における前記ドレンクーラよりも上流側に設けられた流量調節弁と、前記ドレン配管に設けられ蒸気ドレンの温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器で検出された温度に応じて前記バイパス配管の流量調節弁を調節し排出されるドレン温度を制御する制御装置を備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、供給される蒸気を加熱源として冷媒蒸気を溶液から分離する高温再生器と、この高温再生器で分離した冷媒蒸気を加熱源として冷媒蒸気を溶液から分離する低温再生器と、この低温再生器で分離した冷媒蒸気を液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した冷媒を蒸気に変える蒸発器と、この蒸発器で発生した冷媒蒸気を溶液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収した稀溶液を前記吸収器から前記高温再生器及び低温再生器に送るための稀溶液配管と、前記高温再生器及び低温再生器で冷媒蒸気が分離されて濃縮された濃溶液を前記吸収器に送るための濃溶液配管と、前記稀溶液配管を流れる稀溶液と前記濃溶液配管を流れる濃溶液とを熱交換させる低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器と、前記高温再生器から排出された蒸気ドレンが流れるドレン配管と、このドレン配管に設けられ蒸気ドレンを冷却するためのドレンクーラを備える蒸気吸収式冷凍機において、前記稀溶液配管における前記低温溶液熱交換器の上流側から分岐して前記低温溶液熱交換器の下流側の前記稀溶液配管に接続されるバイパス配管を設け、前記ドレンクーラは前記バイパス配管からの稀溶液と前記ドレン配管からの蒸気ドレンとを熱交換させるように構成すると共に、前記ドレンクーラよりも上流側の前記バイパス配管に設けられた稀溶液の流量調節弁と、前記ドレン配管に設けられ蒸気ドレンの温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器で検出された蒸気ドレンの温度に応じて前記バイパス配管を流れる稀溶液の流量を調節して排出されるドレンの温度を制御する制御装置を備えることにある。
本発明によれば、高温再生器からの蒸気ドレンを、減圧沸騰を起こさない安定した温度まで確実に冷却できると共に、部分負荷時の冷凍機効率も向上できる蒸気吸収式冷凍機を得ることができる。
本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例1を示すサイクル系統図である。 図1の一部変形例を示す要部のサイクル系統図である。 図1の他の一部変形例を示す要部のサイクル系統図である。 本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例2を示すサイクル系統図である。 本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例3を示すサイクル系統図である。
以下、本発明の蒸気吸収式冷凍機の具体的実施例を図面に基づき説明する。
本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例1を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る蒸気焚吸収冷温水機のサイクル系統図である。図において、1は蒸発器、2は吸収器、3は凝縮器、4は低温再生器、5は高温再生器、6は稀溶液ポンプ、7は濃溶液ポンプ、8は冷媒ポンプ、9は低温溶液熱交換器、10は高温溶液熱交換器、11,12はドレンクーラである。本実施例では、前記ドレンクーラを、低温ドレンクーラ11と高温ドレンクーラ12の二つのドレンクーラで構成している。なお、冷媒としては水が、溶液としては臭化リチウムがこの実施例では使用されている。
前記蒸発器1は隔壁21により第1蒸発器1a(低段側蒸発器)と第2蒸発器1b(高段側蒸発器)に分割され、前記第1蒸発器1aの上部には冷媒分配器(冷媒散布装置)17が設置され、また前記隔壁21には前記第1蒸発器1aを流下した冷媒液を集めて第2蒸発器1bに散布する冷媒再分配器(冷媒散布装置)19が設けられている。
前記吸収器2は、隔壁22により第1吸収器2a(低段側吸収器)と第2吸収器2b(高段側吸収器)にそれぞれ分割され、前記第1吸収器2aの上部には溶液分配器(溶液散布装置)18が設置され、また前記隔壁22には第1吸収器2aを流下した溶液を集めて第2吸収器2bに散布する溶液再分配器(溶液散布装置)20が設けられている。
前記第1蒸発器1aと第1吸収器2aとはエリミネータを介して冷媒蒸気が流れるように連通されており、第2蒸発器1bと第2吸収器2bもエリミネータを介して冷媒蒸気が流れるように連通されている。
前記第2蒸発器1bの下部には冷媒液溜めが設けられ、またこの冷媒液溜めの底部と前記第1蒸発器1aの上部に設置された前記冷媒分配器17とを接続する冷媒配管43が設けられており、この冷媒配管43には前記冷媒ポンプ8が設置されて、冷媒液溜め内の冷媒液を前記第1蒸発器1aの上部に設置された前記冷媒分配器17から前記第1蒸発器1a内に散布する。冷媒分配器17から散布された冷媒液は第1蒸発器1aを流下する間に蒸発器内を流れる冷水から熱を奪って蒸発し、蒸発仕切れなかった冷媒は前記冷媒再分配器19に集められ、この冷媒再分配器19から前記第2蒸発器1bに散布される。第2蒸発器1bに散布された冷媒液は該第2蒸発器1bを流下する間に蒸発器内を流れる冷水から熱を奪って蒸発し、蒸発仕切れなかった冷媒液は第2蒸発器1bの下部に貯められる。前記冷水は、冷水負荷(室内冷房負荷など)から例えば12℃の冷水が冷水入口配管24を通って蒸発器1内に設けられた蒸発器伝熱管内に供給され、蒸発器1内で冷却されて、例えば7℃の冷水となって冷水出口配管25から前記冷水負荷に再び供給される。
前記高温再生器5及び低温再生器4で濃縮された濃溶液は、前記濃溶液ポンプ7を介して、前記第1吸収器2aの上部に設置された溶液分配器(溶液散布装置)18から散布され、第1吸収器2aを流下する間に第1蒸発器1aで蒸発した冷媒蒸気を吸収し、冷媒蒸気を吸収して濃度の薄くなった溶液は前記溶液再分配器(溶液散布装置)20に集められ、第2吸収器2bに散布される。この散布された溶液は、第2吸収器2bを流下する間に、第2蒸発器1bで蒸発した冷媒蒸気を吸収し、冷媒蒸気を吸収して更に濃度の薄くなった希溶液は、第2吸収器2bの下部に一旦貯められ、その後、前記稀溶液ポンプ(溶液循環ポンプ)6により高温再生器1及び低温再生器2に送られる。前記冷媒蒸気を吸収する際に発生する吸収熱は、吸収器2内を流れる冷却水により冷却される。この冷却水は冷却水入口配管26から吸収器2内に設けられた吸収器伝熱管内に供給され、前記吸収器2内を通過した後、前記凝縮器3を通過し、冷却水出口配管27から排出される。
前記冷媒ポンプ8下流側の前記冷媒配管43には、ここから分岐し前記第2吸収器2bに接続される冷媒配管44が設けられており、この冷媒配管44には制御弁(図示せず)が設けられている。
前記稀溶液ポンプ6を出た希溶液は、低温溶液熱交換器9で高温再生器5及び低温再生器4からの濃溶液と熱交換して温度上昇した後、一部は分岐されて分岐配管48を介して前記低温再生器4に送られ、残りは高温溶液熱交換器10で高温再生器5からの濃溶液と更に熱交換して温度上昇した後、高温再生器5に送られる。
前記高温再生器5には、ボイラ39から、例えば174℃の蒸気が、蒸気流量調節弁34及び蒸気入口配管28を介して供給され、この蒸気により高温再生器5内の溶液を加熱して冷媒蒸気を発生させると共に、溶液は濃縮される。この濃縮された濃溶液は、高温再生器5から濃溶液配管54を通って前記高温溶液熱交換器10に送られ、吸収器2からの希溶液と熱交換して冷却され、低温再生器4から濃溶液配管55を介して流入する濃溶液と合流して、濃溶液ポンプ(溶液散布ポンプ)7に送られる。濃溶液ポンプ7を出た溶液は低温溶液熱交換器9で吸収器2からの希溶液と熱交換して冷却され、第1吸収器2aの上部に設置された前記溶液分配器18に送られる。
前記高温再生器5で発生した冷媒蒸気は、冷媒蒸気配管45を介して前記低温再生器4に送られる。この低温再生器4内には、高温再生器5からの冷媒蒸気が流れる低温再生器伝熱管46及び該低温再生器伝熱管46の上部に設置された溶液散布装置47が設置されている。この溶液散布装置47には、前記低温溶液熱交換器9の出口から分岐した希溶液の一部が分岐配管(稀溶液配管)48を介して供給され、低温再生器4内に散布される。この散布された希溶液は、前記低温再生器伝熱管46を流下する間に、高温再生器4からの冷媒蒸気により加熱されて冷媒蒸気を発生する。
冷媒蒸気を発生して濃度が高くなった溶液は、低温再生器4の下部に一旦貯められた後、前述したように、前記濃溶液ポンプ7の上流側で、前記高温再生器5からの濃溶液と合流して、低温溶液熱交換器9を経由し前記溶液分配器18に送られる。
前記高温再生器5から前記低温再生器4の低温再生器伝熱管46に送られた冷媒蒸気は、低温再生器4内を流下する希溶液を加熱して自らは凝縮し、この凝縮した冷媒液は減圧機構(図示せず)により減圧されて凝縮器3に送られる。
前記低温再生器4で発生した冷媒蒸気は、エリミネータ通路を通って前記凝縮器3に送られ、凝縮器3内を流れる冷却水により冷却されて凝縮する。凝縮した冷媒液は凝縮器3の下部に一旦溜められて、減圧機構(図示せず)を通って前記蒸発器1に送られる。
前記冷水出口配管25には冷水出口温度検出器32が設けられており、この冷水出口温度検出器32で検出された温度が所定の温度範囲になるように、冷水出口温度の制御装置33により前記蒸気流量調節弁34を制御して、高温再生器5への蒸気投入量を調節する。
ボイラ39から高温再生器5に例えば174℃で供給され、該高温再生器5で稀溶液を加熱し、例えば155℃の蒸気ドレンとなって前記高温再生器5からドレン配管29に排出される。この蒸気ドレンは、その後前記高温ドレンクーラ12、ドレン配管30及び低温ドレンクーラ11を通過して、前記吸収器2からの稀溶液の一部により、一般に90℃以下の温度、例えば55℃の温度まで冷却され、ドレン配管31を通って、大気解放されたドレンタンク38に戻される。このドレンタンク38内の水はドレンポンプ42により再び前記ボイラ39に送られて蒸気となり、前記高温再生器5に供給されるというサイクルを繰り返す。
前記低温ドレンクーラ11は、前記稀溶液ポンプ6と前記低温溶液熱交換器9との間の稀溶液配管49から分岐するバイパス配管50の途中に設けられ、ドレン配管30からの例えば115℃の蒸気ドレンと、前記バイパス配管50を流れる低温(例えば35℃)の稀溶液とを熱交換させるものである。なお、前記バイパス配管50の前記低温ドレンクーラ11出口側は前記低温再生器4に接続される前記分岐配管48に接続されている。
前記高温ドレンクーラ12は、前記低温溶液熱交換器9と前記高温溶液熱交換器10との間の稀溶液配管51から分岐して前記高温溶液熱交換器10をバイパスするように設けられたバイパス配管52に設けられ、ドレン配管29からの例えば155℃の蒸気ドレンと、前記バイパス配管52を流れる例えば90℃の稀溶液とを熱交換させるものである。
前記高温ドレンクーラ12を通過した後の蒸気ドレンの温度は、定格運転時など、運転条件によって100℃以上となるので、本実施例では上述したように、低温の稀溶液と熱交換させるための低温ドレンクーラ11を更に設けており、100℃以上の蒸気ドレンを低温の稀溶液と熱交換させることにより、蒸気ドレン温度を、蒸気ドレンが大気開放されても減圧沸騰を起こさない90℃以下の温度まで確実に低下させた後、冷凍機外に排出するようにしている。
このように構成することにより、前記ドレンクーラ11,12において、蒸気ドレンを稀溶液と熱交換させ、安定して低温度にすることができる。
蒸気ドレンからの熱回収量を多くするためには、低温ドレンクーラ11から出る蒸気ドレンの温度を、定格運転時で例えば55℃になるように設計する。
しかし、冷凍機の負荷が低下して部分負荷になると、高温再生器5を通過した後の蒸気ドレン温度は低下していき、高温ドレンクーラ12、低温ドレンクーラ11を通過した後の蒸気ドレン温度もそれに伴い低下していく。ところが、低温ドレンクーラ11で蒸気ドレンから回収した熱は前記低温再生器4へ送られる稀溶液の加熱に用いられるが、低温再生器4でのエネルギー効率は低く、成績係数(COP)は0.7程度のため、回収熱量に対する熱回収効率が低くなる。一方、本実施例のように、温度の低下した蒸気ドレンが再びボイラ39に供給されて加熱されるという閉サイクルで使用される場合、低温ドレンクーラ11で熱回収した分だけ多くの加熱量が必要になる。従って、蒸気(または温水)が閉サイクルで使用される場合、低温ドレンクーラ11での熱回収は必要最小限にすることが好ましいことがわかった。
なお、蒸気(または水)が閉サイクルで使用されるものでない場合でも、低温ドレンクーラ11から出た温水が給湯用途などに再利用されるようなシステムの場合でも、同様に、低温ドレンクーラ11での熱回収は必要最小限にすることが好ましい。
そこで、本実施例では、前記バイパス配管50の前記低温ドレンクーラ11の上流側に稀溶液の流量調節弁37を設けると共に、前記低温ドレンクーラ11と高温ドレンクーラ12との間のドレン配管30には蒸気ドレンの温度を検出する温度検出器35を設け、更に前記温度検出器35で検出された蒸気ドレンの温度に応じて前記流量調節弁37の開度を制御するドレン温度の制御装置36を設けている。このドレン温度の制御装置36は、低温ドレンクーラ11上流の蒸気ドレン温度に基づいて、前記低温ドレンクーラ11出口側のドレン温度が、減圧沸騰を起こさない安定した温度で且つ蒸気ドレンからの熱回収量もできるだけ少なくできる温度、例えば90〜55℃、好ましくは90〜80℃になるように、前記稀溶液の流量調節弁37を制御する。
これにより、定格運転時には、前記低温ドレンクーラ11出口側のドレン温度が例えば90℃になるように前記流量調節弁37が制御される。また、部分負荷運転時には、前記低温ドレンクーラ11入口側のドレン温度が低下するので、その温度が例えば90℃以下であれば、ドレン温度の制御装置36は前記流量調節弁37を全閉するように制御する。従って、本実施例によれば、蒸気ドレンからの熱回収を最小限にできるから、回収熱をエネルギー効率の低い低温再生器4で消費されるのを少なくして、その熱量分だけボイラ39での投熱量を低減することができ、効率を向上できる。また、バイパス配管50に流れる稀溶液流量を必要最小限にできるので、吸収器2からの低温の稀溶液は低温溶液熱交換器9で濃溶液の冷却に有効に使用することができ、全体として蒸気吸収式冷凍機のエネルギー効率を向上できる。特に、部分負荷運転時には前記稀溶液流量調節弁37の開度が、全閉或いは小開度に制御されることにより、エネルギー効率を特に向上することができる効果が得られる。
以上説明したように、本実施例によれば、高温ドレンクーラ12を通過した後の蒸気ドレンの温度を温度検出器35で計測し、冷凍機外に排出されるドレンの温度をできるだけ高く、且つ減圧沸騰を起こさない温度となるように、ドレン温度の制御装置36で稀溶液の流量調節弁37を制御して、稀溶液のバイパス流量を調節しているので、ドレンの減圧沸騰(フラッシュ)を防止しつつ、特に部分負荷時にドレン温度を必要以上に低下させることはないので、成績係数(COP)の高い蒸気吸収式冷凍機を得ることができる。
図2は、図1に示した実施例1の一部変形例で、この図2に示す例では、図1に示した低温ドレンクーラ11と高温ドレンクーラ12との間のドレン配管30の蒸気ドレン温度を検出する温度検出器35の代わりに、前記低温ドレンクーラ11下流側のドレン配管31に温度検出器35aを設け、前記低温ドレンクーラ11から出るドレンの温度を直接計測するようにしたものである。ドレン温度の制御装置36は、この低温ドレンクーラ11を通過後のドレン温度に基づいて、当該ドレン温度をできるだけ高く、且つ減圧沸騰を起こさない温度となるように、稀溶液の流量調節弁37を制御して、稀溶液のバイパス流量を調節するので、図1に示す例と同様の効果を得ることができる。しかも、図2に示す例では、低温ドレンクーラ11から出るドレンクーラの温度を直接計測して、その計測された温度が目標温度になるように稀溶液のバイパス流量(即ち、流量調節弁37の開度)を制御するから、より精度の高い温度制御が可能となる。図2において、他の構成については図1と同じであるので、同一符号を付してそれらの説明については省略する。
図3は、図1に示した実施例1の更に別の一部変形例である。この例では、低温ドレンクーラ11と高温ドレンクーラ12との間のドレン配管30と、前記低温ドレンクーラ11下流側のドレン配管31とを、前記低温ドレンクーラ11をバイパスするようにバイパス配管53を設けている。また、前記ドレン配管30の前記バイパス配管53との分岐部と低温ドレンクーラ11との間、及び前記バイパス配管に、それぞれ蒸気ドレンの流量調節弁40,41が設けられている。これらの流量調節弁40,41は流量調節が可能なようにその開度を調整できる弁でも、或いは全開及び全閉にのみ制御可能な開閉弁(例えば電磁弁)で構成しても良い。前記流量調節弁40,41の開度制御は、稀溶液の流量調節弁37の開度に基づいて、制御装置36により制御されるように構成され、例えば前記稀溶液の流量調節弁37が全閉の場合には、前記流量調節弁40も全閉にし、前記流量調節弁41は全開となるように、前記制御装置36により制御される。
このように構成することにより、稀溶液の流量調節弁37が全閉となった場合の低温ドレンクーラ11内の溶液の結晶化を防止することができる。即ち、図1の場合には、稀溶液の流量調節弁37が全閉となった場合、低温ドレンクーラ11内には稀溶液が滞留することになるが、ドレン配管30からの蒸気ドレンは流れ続けるため、滞留している稀溶液は加熱されて濃縮される可能性がある。このため、冷凍機の停止時など低温ドレンクーラ11内の温度が低下した時に溶液が結晶化しないように、稀溶液の流量調節弁37が全閉となった場合には、前記流量調節弁40を全閉に、前記流量調節弁41は全開となるように、前記制御装置36により制御することで、溶液の結晶化を確実に防止できる効果が得られる。
なお、図3において、他の構成については図1と同じであるので、同一符号を付してそれらの説明については省略する。
図4により本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例2を説明する。図4において、図1と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本実施例2が図1に示した実施例1と異なる点を説明する。図1の実施例1では、低温ドレンクーラ11を設けているバイパス配管50の前記低温ドレンクーラ11出口側は低温再生器4に接続される分岐配管48に接続するように構成しているが、図4に示す実施例2では、前記分岐配管48に接続するのではなく、低温溶液熱交換器9と高温溶液熱交換器10との間の稀溶液配管51に接続するようにしたものである。また、この実施例では、前記バイパス配管50の前記稀溶液配管51への接続部を、前記分岐配管48が分岐する部分より上流側としている。
このように構成することにより、低温ドレンクーラ11で蒸気ドレンから熱回収して温度の上昇した稀溶液は、実施例1のように前記分岐配管48を経由してその全量がエネルギー効率の悪い低温再生器4に送られるのではなく、一部はエネルギー効率の良い高温再生器5にも送られるので、蒸気ドレンからの回収熱量に対する熱回収効率が高くなり、冷凍機の成績係数をより向上できる。
なお、バイパス配管50の前記低温ドレンクーラ11出口側の前記稀溶液配管51への接続部を、前記分岐配管48が分岐する部分より下流側としても良く、この場合には低温ドレンクーラ11で蒸気ドレンから熱回収して温度の上昇した稀溶液の全量がエネルギー効率の良い高温再生器5に送られるので、熱回収効率は更に高くなり、冷凍機の成績係数を更に向上できる。
他の構成については、図1に示す実施例1と同様であるので、説明を省略する。
また、図2に示すように低温ドレンクーラ11の下流側のドレン配管31に温度検出器35aを設けるようにして図2と同様の制御をするようにしても良い。
更に、図3に示すように、低温ドレンクーラ11をバイパスする蒸気ドレンのバイパス配管53を設け、図3と同様に蒸気ドレンの流量調節弁40,41を設けて図3と同様の制御をしても良い。
図5により本発明の蒸気吸収式冷凍機の実施例3を説明する。図5において、図1と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本実施例3が図1に示した実施例1と異なる点を説明する。図1の実施例1では、低温ドレンクーラ11と高温ドレンクーラ12の二つのドレンクーラを設けているが、本実施例3では一つのドレンクーラ13のみを設け、このドレンクーラ13は、稀溶液ポンプ6と低温溶液熱交換器9との間の稀溶液配管49から分岐するバイパス配管56の途中に設けられ、ドレン配管29からの例えば155℃の蒸気ドレンと、前記バイパス配管56を流れる低温(例えば35℃)の稀溶液とを熱交換させるようにし、更に前記バイパス配管56の前記ドレンクーラ13出口側は前記高温溶液熱交換器10の下流側の稀溶液配管57に接続する構成としたものである。
また、蒸気ドレンの温度検出器35bが前記ドレン配管29に設けられ、蒸気ドレン温度の制御装置36は、ドレンクーラ13上流の蒸気ドレン温度、即ち高温再生器5から排出された高温の蒸気ドレンの温度を検出して、この蒸気ドレン温度に基づいて、前記ドレンクーラ13出口側のドレン温度が、減圧沸騰を起こさない安定した温度で且つ蒸気ドレンからの熱回収量もできるだけ少なくできる温度になるように、稀溶液の流量調節弁37を制御する。
これにより、定格運転時には、前記ドレンクーラ13出口側のドレン温度が例えば90〜80℃になるように前記流量調節弁37が制御される。また、部分負荷運転時には、前記ドレンクーラ13入口側のドレン温度が低下するので、それに応じて前記流量調節弁37の開度が小さくなるように制御し、前記ドレンクーラ13出口側のドレン温度が例えば90〜80℃になるようにする。
本実施例においても上記実施例1或いは実施例2と同様の効果が得られる。また、本実施例によれば、ドレンクーラ13は一つのみで良く、構成が簡単になると共に、蒸気ドレンからの回収熱はエネルギー効率の高い高温再生器5で消費されるので、その分ボイラ39での投熱量を低減することができ、効率を向上できる。更に、バイパス配管50に流れる稀溶液流量を必要最小限にできるので、吸収器2からの低温の稀溶液を、低温溶液熱交換器9及び高温溶液熱交換器10で濃溶液の冷却に有効に使用することができ、この点からも蒸気吸収式冷凍機のエネルギー効率を向上でき、特に部分負荷運転時には前記稀溶液流量調節弁37の開度を小開度に制御することにより、エネルギー効率を特に向上できる効果がある。
他の構成については、図1に示す実施例1と同様であるので、説明を省略する。
また、本実施例においても、図2に示すものと同様に、ドレンクーラ13(低温ドレンクーラ11)の下流側のドレン配管31に温度検出器35aを設けるようにして図2と同様の制御をするようにしても良く、更に、図3に示すように、ドレンクーラ13(低温ドレンクーラ11)をバイパスする蒸気ドレンのバイパス配管53を設け、図3と同様に蒸気ドレンの流量調節弁40,41を設けて図3と同様の制御をしても良い。
1:蒸発器、1a:第1蒸発器、1b:第2蒸発器、
2:吸収器、2a:第1吸収器、2b:第2吸収器、
3:凝縮器、
4:低温再生器、5:高温再生器、
6:希溶液ポンプ、7:濃溶液ポンプ、8:冷媒ポンプ、
9:低温溶液熱交換器、10:高温溶液熱交換器、
11〜13:ドレンクーラ(11:低温ドレンクーラ、12:高温ドレンクーラ)、
17:冷媒分配器(冷媒散布装置)、18:溶液分配器(溶液散布装置)、
19:冷媒再分配器、20:溶液再分配器、
21:蒸発器隔壁、22:吸収器隔壁、
24:冷水入口配管、25:冷水出口配管、
26:冷却水入口配管、27:冷却水出口配管、
28:蒸気入口配管、
29,30,31:ドレン配管、
32:冷水出口温度検出器、33:冷水出口温度の制御装置、
34:蒸気流量調節弁、
35,35a,35b:温度検出器、
36:ドレン温度の制御装置、
37:希溶液の流量調節弁、
38:ドレンタンク、
39:ボイラ、
40,41:蒸気ドレンの流量調節弁、
42:ドレンポンプ、
43,44:冷媒配管、45:冷媒蒸気配管、
46:低温再生器伝熱管、47:溶液散布装置、
48:分岐配管(稀溶液配管)、49,51,57:稀溶液配管、
50,52,53,56:バイパス配管、
54,55:濃溶液配管。

Claims (13)

  1. 蒸気を加熱源とする高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器を備え、更に前記吸収器で冷媒蒸気を吸収した稀溶液を該吸収器から前記高温再生器及び低温再生器に送る稀溶液配管と、前記高温再生器及び低温再生器で濃縮された濃溶液を前記吸収器に送る濃溶液配管と、前記稀溶液配管を流れる稀溶液と前記濃溶液配管を流れる濃溶液とを熱交換させる低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器と、前記高温再生器からの蒸気ドレンが流れるドレン配管と、該ドレン配管に設けられ蒸気ドレンを冷却するドレンクーラを備える蒸気吸収式冷凍機において、
    前記稀溶液配管から分岐され前記低温溶液熱交換器をバイパスするバイパス配管を設け、前記ドレンクーラは前記バイパス配管からの稀溶液と前記ドレン配管からの蒸気ドレンとを熱交換させるように構成すると共に、
    前記バイパス配管における前記ドレンクーラよりも上流側に設けられた流量調節弁と、
    前記ドレン配管に設けられ蒸気ドレンの温度を検出する温度検出器と、
    前記温度検出器で検出された温度に応じて前記バイパス配管の流量調節弁を調節し排出されるドレン温度を制御する制御装置
    を備えることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  2. 供給される蒸気を加熱源として冷媒蒸気を溶液から分離する高温再生器と、この高温再生器で分離した冷媒蒸気を加熱源として冷媒蒸気を溶液から分離する低温再生器と、この低温再生器で分離した冷媒蒸気を液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した冷媒を蒸気に変える蒸発器と、この蒸発器で発生した冷媒蒸気を溶液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収した稀溶液を前記吸収器から前記高温再生器及び低温再生器に送るための稀溶液配管と、前記高温再生器及び低温再生器で冷媒蒸気が分離されて濃縮された濃溶液を前記吸収器に送るための濃溶液配管と、前記稀溶液配管を流れる稀溶液と前記濃溶液配管を流れる濃溶液とを熱交換させる低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器と、前記高温再生器から排出された蒸気ドレンが流れるドレン配管と、このドレン配管に設けられ蒸気ドレンを冷却するためのドレンクーラを備える蒸気吸収式冷凍機において、
    前記稀溶液配管における前記低温溶液熱交換器の上流側から分岐して前記低温溶液熱交換器の下流側の前記稀溶液配管に接続されるバイパス配管を設け、前記ドレンクーラは前記バイパス配管からの稀溶液と前記ドレン配管からの蒸気ドレンとを熱交換させるように構成すると共に、
    前記ドレンクーラよりも上流側の前記バイパス配管に設けられた稀溶液の流量調節弁と、
    前記ドレン配管に設けられ蒸気ドレンの温度を検出する温度検出器と、
    前記温度検出器で検出された蒸気ドレンの温度に応じて前記バイパス配管を流れる稀溶液の流量を調節して排出されるドレンの温度を制御する制御装置
    を備えることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  3. 請求項1または2に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記バイパス配管のドレンクーラ下流側は、前記低温溶液熱交換器と前記高温溶液熱交換器との間の稀溶液配管から分岐して前記低温再生器に接続される分岐配管に接続されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  4. 請求項1または2に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記バイパス配管のドレンクーラ下流側は、前記低温溶液熱交換器と前記高温溶液熱交換器との間の稀溶液配管に接続されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  5. 請求項4に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記バイパス配管のドレンクーラ下流側は、前記低温溶液熱交換器と前記高温溶液熱交換器との間の稀溶液配管であって且つ稀溶液配管から分岐して前記低温再生器に接続される分岐配管が分岐する部分よりも下流側に接続されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  6. 請求項1または2に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記バイパス配管のドレンクーラ下流側は、前記高温溶液熱交換器よりも下流側の稀溶液配管に接続されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記温度検出器は前記ドレンクーラよりも上流側の前記ドレン配管に設けられていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  8. 請求項1〜6の何れかに記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記温度検出器は前記ドレンクーラよりも下流側の前記ドレン配管に設けられていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  9. 請求項1〜5の何れかに記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記ドレンクーラは、前記ドレン配管の下流側に配置された低温ドレンクーラと、前記ドレン配管の上流側に配置された高温ドレンクーラから構成され、前記低温ドレンクーラは、前記低温溶液熱交換器をバイパスするように前記稀溶液配管から分岐されたバイパス配管を流れる稀溶液と蒸気ドレンとを熱交換させるように構成され、前記高温ドレンクーラは、前記高温溶液熱交換器をバイパスするように前記稀溶液配管から分岐されたバイパス配管を流れる稀溶液と蒸気ドレンとを熱交換させるように構成されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  10. 請求項9に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記温度検出器は前記低温ドレンクーラと前記高温ドレンクーラとの間の前記ドレン配管に設けられていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  11. 請求項9または10に記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記ドレンクーラをバイパスするように、前記低温ドレンクーラと前記高温ドレンクーラとの間のドレン配管と前記低温ドレンクーラ下流側のドレン配管とを接続するバイパス配管を設けると共に、前記ドレン配管の前記バイパス配管との分岐部と低温ドレンクーラ11との間、及び前記バイパス配管にはそれぞれ蒸気ドレンの流量調節弁を設けていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  12. 請求項1〜11の何れかに記載の蒸気吸収式冷凍機において、前記高温再生器にはボイラからの蒸気が供給され、高温再生器から排出された蒸気ドレンはドレンクーラで90〜55℃の温度に冷却されて環水された後、大気開放されたドレンタンクに流入させ、このドレンタンクからドレンポンプにより再び前記ボイラに供給されるように構成されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
  13. 請求項12に記載の蒸気吸収式冷凍機において、高温再生器から排出された蒸気ドレンはドレンクーラで90〜80℃の温度に冷却されて環水された後、前記ドレンタンクに流入するように構成されていることを特徴とする蒸気吸収式冷凍機。
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