JP2013011101A - タイトフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】タイトフレームの係止受部を、折版屋根材の係止面に対してキズを付け難い形状に構成し、折版屋根材を取り付ける際や取り付けた後にも、この折版屋根材の係止面にキズを付けることなく折版屋根材の耐久性を損ねることがない画期的なタイトフレームを提供することを目的とする。
【解決手段】折版屋根材1を梁材に固定する際に用いるタイトフレーム2であって、このタイトフレーム2の左右夫々の斜辺部3に凹字状の切欠き孔4を設け、この凹字状の切欠き孔4のタイトフレーム頂部5側を膨出させて下端に板片を有する膨出部6を設け、この膨出部6下端の板片を、下端縁を内側に向けて折曲して前記折版屋根材1の係止部7と係止する板片状の係止受部8を設けたタイトフレーム。
【選択図】図1

Description

折版屋根材を梁材に固定する際に用いるタイトフレームに関するものである。
従来、嵌合タイプのタイトフレームは、特許文献1,2に示すような、タイトフレームの斜辺部途中に先端部を外方且つ下方に向けて突出する係止受部を設けて、タイトフレームの上方から折版屋根材を被嵌した際に、この係止受部に折版屋根材の傾斜部内面に設けた係止部が引っ掛かり係止して、この折版屋根材がタイトフレームに被嵌固定されるように構成しているものが多い。
また、このタイトフレームに被嵌し固定される折版屋根材は、一般的には、1mm前後の厚さの薄い金属板材を凹凸形状に形成したもので、また、この折版屋根材は、折版屋根材同士の端部を重ね合わせながらタイトフレームに敷設状態に取り付け固定するように構成されている。
特開平11−303328号公報 特開2009−174250号公報
ところで、これら従来のタイトフレームに設けられる係止受部と折版屋根材の係止部との係合状態は、タイトフレームの係止受部の下端縁に折版屋根材の係止部の係止面が当接するものであり、タイトフレームの係止受部の下端縁は、角張っていたりタイトフレームから切り起こした際の切断面のままで先鋭な状態となっていることが多く、そのため、この下端縁と当接する折版屋根材の係止面には、取り付け作業時に係止受部の下端縁によってキズが付けられることが多かった。
また更に、この折版屋根材は、金属製であるため、温度(気温)の変化によって体積が膨張したり収縮したりするので、この膨張収縮によって長さも伸縮する性質があり、この折版屋根材の伸縮作用によって、タイトフレームの係止受部に当接している折版屋根材の係止部の係止面が移動することで、設置後も多くのキズが付き、これら取り付け時のキズや取り付け後の折版屋根材の伸縮作用によって繰り返しキズが付けられることで、厚さの薄い折版屋根材が局所的に一層薄くなってしまい、折版屋根材の耐久性を低下してしまうという問題があった。
本発明は、従来のタイトフレームにおける上述の問題を解決し、タイトフレームの係止受部を、折版屋根材の係止面に対してキズを付け難い形状に構成し、折版屋根材を取り付ける際や取り付けた後にもこの折版屋根材の係止面にキズを付けることがなく、折版屋根材の耐久性を損ねることがない画期的なタイトフレームを提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折版屋根材1を梁材に固定する際に用いるタイトフレーム2であって、このタイトフレーム2の左右夫々の斜辺部3に凹字状の切欠き孔4を設け、この凹字状の切欠き孔4のタイトフレーム頂部5側を膨出させて下端に板片を有する膨出部6を設け、この膨出部6下端の板片を、下端縁を内側に向けて折曲して前記折版屋根材1の係止部7と係止する板片状の係止受部8を設け、前記タイトフレーム2に前記折版屋根材1を嵌合係止した際に、前記係止受部8の下側板面8aと前記折版屋根材1の係止部7の係止面7aとが係合して、この折版屋根材1の係止部7が前記タイトフレーム2の斜辺部3に設けた係止受部8に引っ掛かり係止するように構成したことを特徴とするタイトフレームに係るものである。
また、前記膨出部6の下端の板片を折曲して前記係止受部8を設ける際に、折曲部9の外周面がR形状となるように構成したことを特徴とする請求項1記載のタイトフレームに係るものである。
また、前記板片状の係止受部8の板面と前記斜辺部3の斜面との成す角度が略直角となるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のタイトフレームに係るものである。
また、前記膨出部6は、前記斜辺部3の上部側から下部側に向かって徐々に膨出度合いが大きくなる錐体状に形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイトフレームに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、タイトフレームに折版屋根材を取り付ける際や取り付けた後に、この折版屋根材に係止受部によるキズが付かないので、折版屋根材の耐久性を低下させることがない、実用性に優れた画期的なタイトフレームとなる。
即ち、従来のタイトフレームは、折版屋根材の係止部の係止面と点接触、若しくは線接触であることに対して、本発明の係止受部は、係止部の下側板面が折版屋根材の係止部の係止面と面接触する構成としているので、従来のように先鋭な切削面が当接するのではなく、滑らかで平坦な面同士が当接し合うことで従来に比して折版屋根材の耐久性を損ねるようなキズを付けるようなことはなくなる。
しかも、折版屋根材の係止部をタイトフレームの係止受部の下側板面が受け止める、即ち、面を面で受け止める面接触構成としたので、従来の嵌合強度(係止強度)に比して、より強固に嵌合(係止)することができ、強風などによって折版屋根材が剥離方向に吹き上げられても、この折版屋根材がタイトフレームから容易に脱離することなく、係止状態が強固に保持される実用性に優れたタイトフレームとなり、更に、面接触としたことで接触圧が分散され、点接触や線接触に比して接触圧が軽減されることで、より一層キズが付き難くなる。
従って、タイトフレームに折版屋根材を取り付ける際や、タイトフレームに折版屋根材を取り付けた後も、折版屋根材の係止面にキズが付くことが殆どないので、このキズによって折版屋根材の耐久性が低下することがなく、また、キズが原因で折版屋根材が錆びてしまい耐久性どころか体裁を損ねてしまうという不具合が生じることがない実用性に優れた画期的なタイトフレームとなる。
また、請求項2記載の発明においては、折版屋根材をタイトフレームに取り付ける際に、この折版屋根材をタイトフレームの係止受部に滑らかに嵌合することができるので、より一層折版屋根材の係止部の係止面にキズが付き難くなる実用性に優れたタイトフレームとなる。
また、請求項3記載の発明においては、折版屋根材の剥離方向の力を正面から受けることで膨出部による強度の向上の効果がより一層発揮されることとなり、折版屋根材から強い力を受けても係止受部が変形して捲れあがったり、破損したりせずに強固に折版屋根材を受け止めることができる耐久性に優れたタイトフレームとなる。
また、請求項4記載の発明においては、タイトフレームの上方から折版屋根材を被嵌し下方に押し込むことで、折版屋根材が膨出部の下端側で外形状に沿って広げられて押し込まれ、この膨出部の下端を乗り越えたところで折版屋根材の戻り付勢によって、この折版屋根材の係止部がタイトフレームの係止受部と強固に嵌合して引っ掛かり係止状態となって固定されるので、一々、折版屋根材を広げながらタイトフレームに押し嵌めるといった煩わしい作業をする必要がなく、更に、膨出部の下端側の膨出度合いを大きくしたので、係止面積を大きく設定することができ、よって、折版屋根材の係止部がタイトフレームの係止受部から脱離し難くなるので、折版屋根材をタイトフレームに、スムーズ、且つワンタッチで取り付けることができるとともに、強固に折版屋根材をタイトフレームに取り付け固定することができる作業性且つ実用性に優れたタイトフレームとなる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の折版屋根材支持部を示す斜視図である。 本実施例の膨出部形成前の斜辺部を示す正面図及び断面図である。 本実施例の膨出部形成後の斜辺部を示す正面図及び断面図である。 本実施例に折版屋根材を取り付ける際の状態を示す説明図である。 図5の(b)の要部を拡大した正面図である。 図5の(c)の要部を拡大した正面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明のタイトフレーム2に折版屋根材1を被嵌した際に、このタイトフレーム2の斜辺部3に設けた板片状の係止受部8の下側板面8aと、折版屋根材1の係止部7の係止面7aとが面同士で当接し合うので、折版屋根材1の係止面7aにキズが付くことが殆どなくなることとなる。
即ち、従来のタイトフレームは、タイトフレームの斜辺部に外方且つ下向きに突設した板片状の係止受部の下端面或いは下端縁が折版屋根材1の係止面7aに当接する構成となっており、この折版屋根材1の係止面7aと当接する係止受部は、タイトフレームの斜辺部を切り起こして形成したものが多く、よって、係止受部の下端面(下端縁)は、斜辺部を切り欠いた際の切削面の縁部が先鋭な状態のままであったり、板片の端面ということで接触面が非常に狭小な面積となり応力が集中してしまうため、よりキズを付け易い状態となっている。
また、このようなキズを付けないために係止受部の折版屋根材1の係止面7aとの当接部を、キズを付け難い形状に処理するには手間がかかり、その分、コストアップにつながり、安価に製品を提供できなくなるため、殆どのタイトフレームでは、このような係止受部の切削面の処理は十分に行われることがない
これに対して、本発明は、係止受部8の下端面(下端縁)を当接させるのではなく、内側に折曲して外側板面であった面を下側板面8aとなるように構成し、この下側板面8aが従来の係止受部の下端面となることで、切り欠き面が当接することがなく、しかも、接触面積が従来に比して広大となり応力が分散されるので、より一層キズが付き難い状態に構成している。
即ち、従来の係止受部は、折版屋根材1の係止面7aと点接触、若しくは線接触であることに対して、本発明の係止受部8は、折版屋根材1の係止面7aと面接触としているので、この滑らかで平坦な面同士が当接し合うこと、更には、接触圧も分散されることで嵌合時にキズが付き難い構成となり、よって、タイトフレーム2に折版屋根材1を取り付ける際や、タイトフレーム2に折版屋根材1を取り付けた後も、折版屋根材1の係止面7aにキズが付くことが殆どないので、このキズによって折版屋根材1の耐久性が低下することがなく、また、キズが原因で折版屋根材1が錆びてしまい耐久性どころか体裁を損ねてしまうという不具合が生じることがない実用性に優れた画期的なタイトフレームとなる。
また更に、この折版屋根材の係止部とタイトフレームの係止受部とを面接触としたことで、嵌合強度(係止強度)も向上し、より強固に折版屋根材1をタイトフレーム2に固定し得ることが可能となる。
また、このタイトフレーム2に被嵌した折版屋根材1は、例えば、強風などによって剥離方向の強い力を受けることがあり、この際、この折版屋根材1の剥離方向の強大な力をタイトフレーム2の係止受部8が受け止めることで折版屋根材1が剥離し飛ばされることを防いでいる。よって、この係止受部8が折版屋根材1から押圧された際に容易に変形したり破損してしまっては、折版屋根材1を強固に保持することはできないので、よって、この係止受部8は、強風などによって折版屋根材1が受ける強大な力を受け止めるだけの強度(耐久性)が必要であり、本発明は、この点、折版屋根材1の係止部7を受け止める係止受部8を面で受け止める構成とし、尚且つ、タイトフレーム2の斜辺部3を膨出させてタイトフレーム2と一体成形されている膨出部6とこの係止受部8を一体成形してこの係止受部8が受ける力を膨出部6で受け止める構成としたので、強固な力を受けても係止受部8が捲れあがったり破損してタイトフレーム2から離脱してしまうことがなく極めて強固に折版屋根材1を係止することが可能な耐久性に優れたタイトフレームとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、折版屋根材1を梁材に固定する際に用いるタイトフレームに係るものである。
また、本実施例のタイトフレーム2は、金属製の帯板材を折曲して形成した折版屋根材1を支持する折版屋根材支持部10と、このタイトフレーム2を梁材上に載置固定する載置固定部11とからなり、また、本実施例は、図1に示すように、この折版屋根材支持部10を二つ設けた二山タイプのタイトフレーム2に構成している。
本実施例を具体的に説明すると、折版屋根材1を支持する折版屋根材支持部10は、図2に示すように、台形状に形成した構成とし、この台形の上底に相当するタイトフレーム頂部5と、斜辺に相当する斜辺部3とを折曲による一体成形した構成としている。
より具体的には、台形状の折版屋根材支持部10の左右夫々の斜辺部3に凹字状の切欠き孔4を設け、この凹字状の切欠き孔4のタイトフレーム頂部5側を膨出させて下端に板片を有する膨出部6を設け、この膨出部6下端の板片を、下端縁を内側に向けて折曲して折版屋根材1の係止部7と係止する板片状の係止受部8を設けた構成としている。
更に詳しく説明すると、左右の斜辺部3に設けた切欠き孔4は、斜辺部3の長手方向略中央付近の傾斜面3aを、プレス機などを用いてC字状、U字状、若しくはコ字状などの凹字状に打ち抜いて穿設し、本実施例では、この凹字状の切欠き孔4を穿孔したことで、図3に示すように、凹字状の切欠き孔4の内側、即ち、切欠き孔4の凹部に位置するところに斜辺部3の傾斜面3aの一部の板片が突出状態に設けられるように構成している。
また、図4に示すように、この凹字状の切欠き孔4の上端縁を含むようにこの切欠き孔4の上部側を斜辺部3の内面側から押出し外方に向かって膨出させて、この斜辺部3に膨出部6を設けた構成としている。
本実施例では、この膨出部6を斜辺部3の上部側から下部側に向かって徐々に膨出度合いが大きくなる錐体状に形成した構成とし、より具体的には、釣鐘を縦方向に半分に割った際の半体の形状のごとく形成し、外面を滑らかな弯曲形状に形成した構成としている。
また、このように構成した膨出部6の下端には、上述した切欠き孔4を設けたことで形成された板片が下端を下方に向けて突設しており、この板片の下端を内側に向けて折曲して板片状の係止受部8を設けた構成とし、この係止受部8は、タイトフレーム2に折版屋根材1を嵌合係止した際に、この板片状係止受部8の下側板面8aと折版屋根材1の係止部7の係止面7aとが係合して、この折版屋根材1の係止部7がこの係止受部8に引っ掛かり係止するように構成している。
尚、この膨出部6の形状は、上記に示す形状に限らず、この膨出部6の強度を損ねず、また、折版屋根材1をスムーズに被嵌し得る形状であれば適宜採用するものとする。
また、この係止受部8は、具体的には、膨出部6の下端から下方に向かって突出した板片を、この板片の基端部から内側方向に折曲し、この板片状係止受部8の板面と斜辺部3の傾斜面3aとの成す角度が略直角となるように構成し、更に、この折曲部9の外周面が角張らずにR形状となるように構成している。
即ち、本実施例の係止受部8は、係止受部8の下側板面8aが折版屋根材1の係止部7の係止面7aと面接触により嵌合し、従来のタイトフレームの係止受部のように点接触や線接触での嵌合ではないので、従来に比し、より嵌合強度(係止強度)を向上した構成とし、しかも、本実施例の係止受部8は、斜辺部3を打ち出して膨出させて形成した膨出部6の下端に設けた構成とし、更に、この膨出部6と係止受部8とは、もともと、斜辺部3の傾斜面3aの一部であり、よって、これらは一体成形されているので、この係止受部8が折版屋根材1から受ける力、例えば、強風などによって折版屋根材1が剥離方向に吹き上げられた際に生じる押圧力を膨出部6で強固に受け止める構成としている。
よって、本実施例の係止受部8は、従来のタイトフレームの係止受部に比して、極めて嵌合強度に優れた係止受部8に構成している。
また、本実施例のタイトフレーム2は、折版屋根材1を支持する際の耐久性を向上させるため、折版屋根材支持部10の強度を向上した構成としている。
具体的には、図2に示すように、タイトフレーム頂部5と左右の斜辺部3との前後方向(帯板材の短手方向)の端部に補強縁部12を設けた構成とし、より具体的には、この補強縁部12は、タイトフレーム頂部5及び左右の斜辺部3の前後端縁を内側方向に直角に折曲して形成して、折版屋根材支持部10を断面コ字状に形成した構成としている。
以上のように構成した本実施例のタイトフレーム2に、折版屋根材1を取り付ける際は、図5(a)に示すように、最初に取り付けた折版屋根材1の端部と新たに取り付ける折版屋根材1の端部同士が重なるように、具体的には、折版屋根材1に設けてあるハゼ嵌合部13同士を嵌合するようにして、タイトフレーム2の上方から折版屋根材1を被嵌する。
この被嵌した折版屋根材1を下方に押し込んで行くと、図5(b)並びに図6に示すように、タイトフレーム2の斜辺部3に設けた半釣鐘形状に形成した膨出部6に折版屋根材1の内面が当接して折版屋根材1が左右方向に押し広げられる。
この折版屋根材1が左右に押し広げられた状態で、更に下方に押し込むことで、図5(c)並びに図7に示すように、折版屋根材1の内面当接部がこの膨出部6を乗り越え、折版屋根材1の内面に設けられている係止部7の係止面7aが、タイトフレーム2の係止受部8の下側板面8aと面接触状態で嵌合することとなる。
最後に、図5(d)に示すように、折版屋根材1の嵌合したハゼ嵌合部13を締め付けて、折版屋根材1同士を連結固定することで取り付けが完了する。
このように、本実施例のタイトフレーム2を用いて折版屋根材1を取り付ける際は、折版屋根材1をタイトフレーム2に押し込んで被嵌するだけのワンタッチ作業で容易に取り付けることができるように構成している。
本実施例は、以上のように構成したので、以下のような作用効果を奏する。
本実施例は、膨出部6下端から突出している係止受部8を内側に折曲して、この係止受部8の下側板面8aが折版屋根材1の係止部7の係止面7aと嵌合するように構成したので、従来の係止受部は、折版屋根材1の係止面7aと点接触、若しくは線接触であることに対して、本実施例の係止受部8は、折版屋根材1の係止面7aと面接触としているので、この滑らかで平坦な面同士が当接し合うこと、更には、接触圧も分散されることで係止時にキズが付き難い構成となり、よって、タイトフレーム2に折版屋根材1を取り付ける際に、折版屋根材1の係止面7aにキズが付くことが殆どないので、折版屋根材1の耐久性が低下することを可及的に低減することができる。
また、本実施例は、膨出部6を斜辺部3の上部側から下部側に向かって徐々に膨出度合いが大きくなる錐体状に形成した構成としたので、タイトフレーム2の上方から折版屋根材1を被嵌し下方に押し込むことで、折版屋根材1が膨出部6の下端側で外形状に沿って広げられて押し込まれ、この膨出部6の下端を乗り越えたところで折版屋根材1の戻り付勢によって、この折版屋根材1の係止部7がタイトフレーム2の係止受部8と強固に嵌合して引っ掛かり係止状態となって固定されるので、一々、折版屋根材1を広げながらタイトフレーム2に押し嵌めるといった煩わしい作業をする必要がなく、更に、膨出部6の下端側の膨出度合いを大きくしたので、係止面積を大きく設定することができ、よって、折版屋根材1の係止部7がタイトフレーム2の係止受部8から脱離し難くなるので、折版屋根材1をタイトフレーム2に、スムーズ、且つワンタッチで取り付けることができるとともに、強固に折版屋根材1をタイトフレーム2に取り付け固定することができる作業性且つ実用性に優れたタイトフレームとなる。
また更に、本実施例は、折版屋根材1の内面が当接する膨出部6の外面や、膨出部6から係止受部8に掛かる折曲部9を滑らかな弯曲形状(R形状)に形成した構成としたので、折版屋根材1を押し込んでタイトフレーム2に被嵌する際に、折版屋根材1をより一層スムーズに押し込むことができ、しかも、押し込み移動させている折版屋根材1の内面にも、ほとんどキズが付かない画期的なタイトフレームとなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折版屋根材
2 タイトフレーム
3 斜辺部
4 切欠き孔
5 タイトフレーム頂部
6 膨出部
7 係止部
7a 係止面
8 係止受部
8a 下側板面
9 折曲部

Claims (4)

  1. 折版屋根材を梁材に固定する際に用いるタイトフレームであって、このタイトフレームの左右夫々の斜辺部に凹字状の切欠き孔を設け、この凹字状の切欠き孔のタイトフレーム頂部側を膨出させて下端に板片を有する膨出部を設け、この膨出部下端の板片を、下端縁を内側に向けて折曲して前記折版屋根材の係止部と係止する板片状の係止受部を設け、前記タイトフレームに前記折版屋根材を嵌合係止した際に、前記係止受部の下側板面と前記折版屋根材の係止部の係止面とが係合して、この折版屋根材の係止部が前記タイトフレームの斜辺部に設けた係止受部に引っ掛かり係止するように構成したことを特徴とするタイトフレーム。
  2. 前記膨出部の下端の板片を折曲して前記係止受部を設ける際に、折曲部の外周面がR形状となるように構成したことを特徴とする請求項1記載のタイトフレーム。
  3. 前記板片状の係止受部の板面と前記斜辺部の斜面との成す角度が略直角となるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のタイトフレーム。
  4. 前記膨出部は、前記斜辺部の上部側から下部側に向かって徐々に膨出度合いが大きくなる錐体状に形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイトフレーム。
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