JP2013006282A - 印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷機において、構造の簡素化及び消費電力の低減を可能とする。
【解決手段】インキつぼ71a,71bと、インキ元ローラ72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、第1インキ練ローラ74a,74bと、第2インキ練ローラ75a,75bと、インキ着ローラ76a,76bと、版胴42a,42bと、ブランケット胴32a,32bを直列に配置し、版胴42a,42b及びブランケット胴32a,32bを第1駆動装置91a,91bにより駆動回転可能とすると共に、版胴42a,42bの回転力をインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達して連れ回り可能とする。
【選択図】図1
【解決手段】インキつぼ71a,71bと、インキ元ローラ72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、第1インキ練ローラ74a,74bと、第2インキ練ローラ75a,75bと、インキ着ローラ76a,76bと、版胴42a,42bと、ブランケット胴32a,32bを直列に配置し、版胴42a,42b及びブランケット胴32a,32bを第1駆動装置91a,91bにより駆動回転可能とすると共に、版胴42a,42bの回転力をインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達して連れ回り可能とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のローラを用いてインキを版胴に供給し、印刷媒体の印刷面にインキを転写して印刷を行う印刷機に関する。
例えば、新聞用オフセット輪転印刷機は、複数の給紙ユニットを有する給紙装置と、複数の印刷ユニットを有する印刷装置と、ウェブパス装置と、複数の折ユニットを有する折機と、排紙装置とから構成されている。従って、給紙装置から各印刷ユニットにウェブが供給されると、各ウェブに対して各印刷ユニットにより印刷が施され、ウェブパス装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされた後、折機にて、ウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帖が形成され、印刷物(新聞)として排紙される。
このように構成された新聞用オフセット輪転印刷機の印刷ユニットは、例えば、インキつぼ、インキ元ローラ、インキ受渡ローラ、インキ練ローラ、インキ往復ローラ、練ローラ、インキ往復ローラ、2つのインキ着ローラ、版胴、ブランケット胴がほぼ直列に配置されている。従って、インキつぼのインキがインキ元ローラによりインキ受渡ローラに受け渡され、一対の練ローラ及びインキ往復ローラにより適度に練られて薄膜を形成された後、インキ着ローラから版胴の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴に転写され、対向するブランケット胴との間でウェブが挟持されることで、このウェブに所定の印圧が掛けられてブランケット胴のインキが絵柄として転写される。
このような従来の印刷ユニットとしては、例えば、下記特許文献1−4に記載されたものがある。
上述した従来の印刷ユニットは、複数のローラを有しているが、一部のローラを駆動する必要がある。一般的には、金属製のインキ元ローラを第1モータにより駆動回転可能とし、金属製の版胴またはゴム製のブランケット胴を第2モータにより駆動回転可能とし、金属製の2つのインキ往復ローラは版胴又はブランケット胴を駆動する第2モータからの駆動力を分岐して回転方向に駆動回転可能とし、金属製のインキ受渡ローラと2つのインキ練ローラと2つのインキ着ローラを外周面が隣接するローラと接触するように配置して連れ回りさせている。
従来の印刷ユニットは、ローラとモータが上述した関係となっていることから、駆動系が複雑になると共に装置コストが増加してしまい、また、高い消費電力が必要となってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、構造の簡素化及び消費電力の低減を可能とする印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の印刷機は、インキを供給するインキ供給元と、前記インキ供給元からインキを受け渡すインキ受渡しローラと、前記インキ受渡しローラに対接して受け渡されたインキを供給するインキ供給ローラと、前記インキ供給ローラに対接してインキが印刷される絵柄の画線部に受け渡される版胴と、前記版胴に受け渡されたインキを印刷媒体に転写するブランケット胴と、前記版胴を直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置と、を備え、前記第1駆動装置に基づく駆動力によって前記インキ供給ローラを介して前記受渡しローラが回転方向に連れ回りで駆動する、ことを特徴とするものである。
従って、印刷機の駆動に用いる駆動装置からの駆動力によって、胴を介してインキ供給元からインキを供給されるインキローラをローラ回転方向に回転することができる。そのため、駆動伝達系を簡素化することができ、また、装置の製造コストを低減することができると共に消費電力を低減することができる。また、連れ回りによる適度なスリップにより、インキ練り効果を高めることができる。そのため、ローラ本数を通常よりも少なくすることも可能である。
本発明の印刷機では、前記インキ供給ローラは、前記受渡しローラに対接する第1インキ練ローラと、前記第1インキ練ローラに対接する第2インキ練ローラと、前記第2インキ練ローラ及び前記版胴に対接するインキ着ローラとを有し、前記第2インキ練ローラを軸心方向に沿って往復移動可能な第1揺動機構が設けられることを特徴としている。
従って、インキ供給ローラとして、軸心方向に沿って往復移動可能な第2インキ練ローラを設けることで、インキを適度に練り込むことができると共に、インキを軸心方向に広げることができ、インキを適正な粘度に調整することができる。また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができると共に、ゴーストを低減できる。
また、本発明の印刷機は、インキを供給するインキ供給元と、前記インキ供給元からインキを受け渡すインキ受渡しローラと、前記インキ受渡しローラに対接してインキが受け渡される第1インキ練ローラと、前記第1インキ練ローラに対接してインキが受け渡される第2インキ練ローラと、前記第2インキ練ローラに対接してインキが受け渡されるインキ着ローラと、前記インキ着ローラからのインキが印刷される絵柄の画線部に受け渡される版胴と、前記版胴に受け渡されたインキを印刷媒体に転写するブランケット胴と、前記版胴を直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置と、を備え、前記版胴からの回転力が前記インキ着ローラ、前記第2インキ練ローラ、前記第1インキ練ローラを介して前記インキ受渡しローラに伝達されて連れ回り可能である、ことを特徴とするものである。
従って、印刷機の駆動に用いる駆動装置からの駆動力によって、胴を介してインキ供給元からインキを供給されるインキローラをローラ回転方向に回転することができる。そのため、駆動伝達系を簡素化することができ、また、装置の製造コストを低減することができると共に消費電力を低減することができる。また、連れ回りによる適度なスリップにより、インキ練り効果を高めることができる。そのため、ローラ本数を通常よりも少なくすることも可能である。そして、ローラ本数が従来のものよりも少ないため、一層の消費電力低減を図ることができると共に、上記した適度なインキ練り効果により、ローラ本数を多くしなくても適切な印刷品質を保つことができる。
本発明の印刷機では、前記第1インキ練ローラは、ローラ軸心方向に沿って往復移動可能であることを特徴としている。
従って、ローラ軸心方向に沿って往復移動可能な第1インキ練ローラを設けることで、インキを適度に練り込むことができると共に、インキを軸心方向に広げることができ、インキを適正な粘度に調整することができる。また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
本発明の印刷機では、前記第1インキ練ローラと前記第2インキ練ローラと前記インキ着ローラは、表面に弾力層が設けられることを特徴としている。
従って、弾力層を有する3つのローラを直列に配置することで、ローラ自体が軽量となると共に表面粗さが高くなることで連れ回りしやすくなり、安価にインキを効率良く練ることができる。
本発明の印刷機では、前記第1インキ練ローラは、表面に弾力層が設けられ、前記第2インキ練ローラは、繊維強化樹脂または軽金属の表面に金属膜または11−ポリアミドまたは12−ポリアミド膜が設けられることを特徴としている。
従って、第1インキ練ローラ及び第2インキ練ローラを軽量化することで、印刷機の消費電力をさらに低減することができる。また、第2インキ練ローラの表面に金属膜または11−ポリアミドまたは12−ポリアミド膜を用いることで、連れ回りによる適度なスリップに対しても十分な耐久性を確保することができ、ローラの巻き替え寿命を長くすることができることから、ランニングコスト低減を図ることができる。
本発明の印刷機では、前記インキ受渡しローラは、金属製であって、前記インキ供給元と前記インキ受渡しローラとの間に隙間があり、前記隙間を介してインキの受渡しが行われると共に、前記インキ受渡しローラを軸心方向に沿って往復移動可能な第2揺動機構が設けられることを特徴としている。
従って、ギャップ転移によってインキを受け取る受渡しローラを揺動させることで、少ないローラ本数であっても、適切にインキ供給時の履歴を解消の図ることができる。
本発明の印刷機では、前記第1揺動機構は、前記第2インキ練ローラの往復移動量を変更可能であることを特徴としている。
従って、第2インキ練ローラの往復移動量が変更可能であることから、インキの性質が変わってもインキの粘度を常時適正粘度に調整することができ、また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
本発明の印刷機では、前記第2インキ練ローラと前記インキ受渡しローラは、軸心方向に沿って往復移動可能であり、前記第2インキ練ローラの往復移動周期が前記インキ受渡しローラの往復移動周期より速く設定されることを特徴としている。
従って、第2インキ練ローラの往復移動周期をインキ受渡しローラの往復移動周期より速いことから、インキ供給時の履歴を効果的に解消することができ、印刷品質を向上することができる。
本発明の印刷機によれば、第1駆動装置に基づく駆動力によってインキ供給ローラを介して受渡しローラが回転方向に連れ回りで駆動するので、構造の簡素化及び消費電力の低減を可能とすることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷機としての新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットのローラ配列を表す概略図、図2は、実施例1の印刷ユニットにおける湿し水装置の変形例を表す概略図、図3は、実施例1の印刷ユニットにおける第1揺動機構を表す水往復ローラの軸部の断面図、図4は、実施例1の印刷ユニットにおける第1揺動機構を表す偏心軸部の断面図、図5は、実施例1の印刷ユニットにおける第1揺動機構を表す概略図、図6は、本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図、図7は、本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットを表す概略構成図である。
実施例1の印刷機は、図6に示すように、新聞用オフセット輪転印刷機であって、給紙装置Rと、インフィード装置Iと、印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、折機Fとから構成されている。給紙装置Rは、複数(実施例1では、7台)の給紙ユニットR1〜R7を有し、インフィード装置Iは、複数(実施例1では、7台)のインフィードユニットI1〜I7を有し、印刷装置Uは、複数(実施例1では、6台)の印刷ユニットU1〜U6を有し、ウェブパス装置Dは、複数(実施例1では、2台)のウェブパスユニットD1,D2を有し、折機Fは、複数(実施例1では、2個)の折ユニットF1,F2を有している。
この場合、印刷ユニットU1〜U6を6台として説明したが、各印刷ユニットU1〜U6は、4色刷りが可能であると共に、上下に分割して12台の2色刷りが可能な印刷ユニットU11,U12,U21・・・U61,U62として用いることができる。
また、2つの折ユニットF1,F2を上下に並べて記載したが、実際には、紙面に直交する方向に並んで配置される操作側折ユニットF1と駆動側折ユニットF2となっている。更に、印刷装置Uを2つの部分から記載したが、機能上2つに分けて記載しただけであり、実際には、1つの装置となっている。
そして、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、図示しない建屋の1階の床面上に給紙ユニットR1〜R7が設置され、2階にインフィードユニットI1〜I7が設置され、2階及び3階に印刷ユニットU1〜U6が設置され、3階から5階にウェブパス装置Dが設置され、また、2階、3階に折機Fが設置されている。
給紙装置Rにおいて、給紙ユニットR1〜R7は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙を保持する保持アーム11を有し、この保持アーム11を回動することで、巻取紙を給紙位置に回動することができる。また、この各給紙ユニットR1〜R7には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙が残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙に対して、待機位置にある巻取紙を紙継することができる。
インフィード装置Iにおいて、インフィードユニットI1〜I7は、ほぼ同様の構成をなし、印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U6に送り込むウェブWのテンションを調整することで、印刷装置Uを走行するウェブWのテンションを適正値に安定して維持するようにしている。例えば、各インフィードユニットI1〜I7は、インフィードローラ、紙押えゴムローラ、ダンサローラ、ガイドローラなどを有している。そして、ダンサローラをウェブWの張り方向に付勢することでウェブWのテンションを適正し、このダンサローラの揺動に応じてインフィードローラの周速を変更し、ウェブWの適正なテンションを維持している。
なお、給紙装置Rからインフィード装置IまでのウェブWのテンションは、給紙ユニットR1〜R7に設けられた図示しないブレーキ装置により行っており、給紙装置Rに設けられたテンション検出ローラの検出結果に基づいて、このブレーキ装置を制御している。また、印刷装置Uの下流側には、駆動源により駆動回転可能なドラグローラ12が設けられており、このドラグローラ12の周速やダンサローラの付勢力を制御することで、ウェブWのテンションを調整している。
印刷装置Uにおいて、印刷ユニットU1〜U6は、両面4色印刷を行うことができる多色刷印刷ユニットである。但し、各印刷ユニットU1〜U6は、上下に分割することで、両面2色印刷を行うことができる印刷ユニットU11〜U62とすることができる。各印刷ユニットU11〜U62は、ほぼ同様の構成をなし、後述するが、インキ供給装置、版胴、ブランケット胴などを有している。実施例1では、各印刷ユニットU1〜U6にて、版胴の周長(直径)とブランケット胴の周長(直径)がほぼ同径に設定されている。また、版胴の周面には、周方向(ウェブWの天地長さ方向)に沿って1つで、且つ、軸方向(ウェブWの幅方向)に沿って4つの刷版が着脱自在となっている。もちろん、版胴の周長とブランケット胴の周長がほぼ1対1の関係ではなく、ブランケット胴の周長が版胴の周長のほぼ2倍であってもよい。
なお、実施例1では、印刷ユニットU1〜U6を、全て多色刷印刷ユニットにより構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面2色刷印刷ユニット、両面単色刷印刷ユニット、一面4色または単色刷印刷ユニットなど、印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
ウェブパス装置Dにおいて、ウェブパスユニットD1は、印刷ユニットU1〜U3に対して設けられ、ウェブパスユニットD2は、印刷ユニットU4〜U6に対して設けられている。各ウェブパスユニットD1,D2は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブWを縦(ウェブWの天地長手方向、ウェブWの搬送方向)に沿ってその幅方向の中央部で裁断するスリッタ、縦裁断したウェブWの搬送経路を設定するターンバー、ウェブWにおける天地長手方向における搬送位置を調整するコンペンセータなどを有している。
従って、各印刷ユニットU1〜U3で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD1にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4〜U6で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD2にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。
折機Fにて、2つの折ユニットF1,F2は、操作側と駆動側に配設されている。従って、ウェブパスユニットD1から複数のウェブW1が重ねられて導入されると、折ユニットF1は、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙することができる。また、ウェブパスユニットD2から複数のウェブW2が重ねられて導入されると、折ユニットF2は、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙することができる。この場合、折機Fでは、折ユニットF1,F2が各ウェブパスユニットD1,D2からのウェブW1,W2を処理するだけでなく、各折ユニットF1,F2の一方がまとめて処理することもできる。
従って、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、給紙装置Rの各給紙ユニットR1〜R7からそれぞれ供給された各ウェブWは、インフィード装置Iの各インフィードユニットI1〜I7によりテンションが調整され、印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U6に供給される。この印刷装置Uにおける各印刷ユニットU1〜U6にて、各ウェブWの両面に印刷が施される。そして、各印刷ユニットU1〜U3で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD1にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4〜U6で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD2にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。
その後、折機Fでは、ウェブパスユニットD1から複数のウェブW1が重ねられて導入されると、折ユニットF1は、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。また、ウェブパスユニットD2から複数のウェブW2が重ねられて導入されると、折ユニットF2は、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。
ここで、印刷装置Uにおける印刷ユニットU1について詳細に説明する。印刷ユニットU1は、図7に示すように、4色印刷が可能となるように、H型のタワーユニットとなっている。この印刷ユニットU1は、ウェブWの搬送方向(下から上)に沿って、墨(Black)、藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(Yellow)ごとの4つのスタック21,22,23,24が配置されて構成されており、各スタック21,22,23,24は、それぞれ左右対称となるローラ配列となっている。
即ち、印刷ユニットU1における各スタック21,22,23,24は、左右に対向してブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bがウェブWの搬送経路を挟んで対接可能であり、各ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bに版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが対接している。そして、各スタック21,22,23,24は、各版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bが設けられている。また、各版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、湿し水装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bが設けられている。
この場合、スタック21,23は、ブランケット胴31a,31b,33a,33bと版胴41a,41b,43a,43bがハの字形状に配列され、スタック22,24は、ブランケット胴32b,32b,34a,34bと版胴42a,42b,44a,44bが逆ハの字形状に配列されている。そして、各版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bにて、外周面に異なる絵柄を印刷する刷版(図示略)が軸方向、つまり、ウェブWの幅方向に2つ(または、4つ)並べて装着可能となっている。なお、刷版の取付数は適宜設定すればよい。
この場合、各スタック21,22,23,24は、ローラ配列がほぼ同様の構成となっていることから、以下に、スタック22について詳細に説明する。
印刷ユニットU1におけるスタック22は、図1に示すように、一対のブランケット胴32a,32bと、一対の版胴42a,42bと、一対のインキ供給装置52a,52bと、一対の湿し水装置62a,62bとから構成されている。
インキ供給装置52a,52bは、インキつぼ71a,71bと、インキ元ローラ72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、第1インキ練ローラ74a,74bと、第2インキ練ローラ75a,75bと、インキ着ローラ76a,76bとから構成されている。ここで、本発明のインキ元は、インキつぼ71a,71bとインキ元ローラ72a,72bにより構成され、インキ供給ローラは、第1インキ練ローラ74a,74bと第2インキ練ローラ75a,75bとインキ着ローラ76a,76bにより構成されている。
インキつぼ71a,71bは、インキ(油性インキ)を所定量だけ貯留可能となっており、図示しないインキキーによりインキキー開度を調整することで、インキ元ローラ72a,72bへのインキ供給量を調整することができる。インキ元ローラ72a,72bは、インキつぼ71a,71bから供給されたインキを受け取り、インキ受渡しローラ73a,73bに受け渡すものである。インキ受渡しローラ73a,73bは、受け取ったインキを第1インキ練ローラ74a,74bに供給するものであり、表面がダイヤ目形状となっている。そして、インキ元ローラ72a,72bとインキ受渡しローラ73a,73bとの間には、所定の隙間が確保されており、インキ受渡しローラ73a,73bの回転速度に対してインキ元ローラ72a,72bの回転速度が低速に設定されている。インキはインキ元ローラ72a,72bのインキ膜厚とインキ受渡しローラ73a,73bの表面のダイヤ目形状により、インキがインキ受渡しローラ73a,73b側にかきとられるように供給され、第1インキ練ローラ74a,74b及び第2インキ練ローラ75a,75bは、受け取ったインキを練り込んでインキ着ローラ76a,76bに供給するものである。インキ着ローラ76a,76bは、インキを版胴42a,42b(刷版における印刷される絵柄の画線部)に供給するものである。そして、版胴42a,42bは、供給されたインキをブランケット胴32a,32bに転写し、このブランケット胴32a,32bは、その対接位置に搬送されるウェブWの表裏に対してインキを転写して印刷を行うものである。
この場合、インキ元ローラ72a,72b、インキ受渡しローラ73a,73b、版胴42a,42bは、金属ローラであり、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76bブランケット胴32a,32bは、表面に弾力部を有するゴムローラである。そして、インキ元ローラ72a,72b、インキ受渡しローラ73a,73b、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76b、版胴42a,42b、ブランケット胴32a,32bが直列をなして対接している。また、インキ着ローラ76a,76bと版胴42a,42bとブランケット胴32a,32bは、ほぼ同径に設定されている。なお、この図3では、ブランケット胴32a,32bは版胴42a,42bとをほぼ同径としているが、ブランケット胴32a,32bは、版胴42a,42bの周長のほぼ2倍としてもよい。
また、第1インキ練ローラ74a,74b及び第2インキ練ローラ75a,75bは、繊維強化樹脂の表面に所定厚さのゴム層を設けて構成されることで、軽量化を可能としているが、後述するように、往復移動する第2インキ練ローラ75a,75bだけ、繊維強化樹脂の表面に合成樹脂膜や金属膜などの耐磨耗層を設けてもよい。なお、銅めっきなどの耐食性と耐磨耗性をもつ金属膜が好ましい。また、第1インキ練ローラ74a,74b及び第2インキ練ローラ75a,75bは、インキ元ローラ72a,72b、インキ受渡しローラ73a,73b、インキ着ローラ76a,76b、版胴42a,42b、ブランケット胴32a,32bより小径に構成され、同期して回転するときに、その位相が合わない径にすることが望ましい。なお、合成樹脂膜としては、金属膜の代替として利用されるリルサン(アトフィナ・ジャパン株式会社の11−ポリアミド又は12−ポリアミドの商品名)を用いてもよい。また、繊維強化樹脂の代わりに、アルミニウムなどの軽金属を用いてもよい。
なお、実施例1では、インキつぼ71a,71bとインキ元ローラ72a,72bによりインキ元を構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、インキつぼ71a,71bに代えて、インキ元ローラ72a,72bにインキを直接供給するインキ供給ノズルを有するポンプ方式(例えば、デジタルインキポンプ)や、インキ量を調整するキーがなくてインキ着ローラに常に一定厚さのインキ膜を形成するキーレス方式などとしてもよい。
湿し水装置62a,62bは、水舟81a,81bと、水元ローラ82a,82bと、水練ローラ83a,83bと、水往復ローラ84a,84bと、水着ローラ85a,85bとから構成されている。
水舟81a,81bは、湿し水を所定量だけ貯留するものである。水元ローラ82a,82bは、水舟81a,81bの湿し水を汲み出すものである。水練ローラ83a,83bは、水元ローラ82a,82bから受け取った湿し水を均一且つ適切な湿し水量にするものである。水往復ローラ84a,84bは、水練ローラ83a,83bから受け取った湿し水を軸方向に広げるものである。水着ローラ85a,85bは、受け取った湿し水を版胴42a,42b(刷版の非画線部)に供給するものである。
この場合、水元ローラ82a,82b、水往復ローラ84a,84bは、金属ローラであり、水練ローラ83a,83b、水着ローラ85a,85bは、表面に弾力部を有するゴムローラである。そして、水元ローラ82a,82b、水練ローラ83a,83b、水往復ローラ84a,84b、水着ローラ85a,85b、版胴42a,42bが直列をなして対接している。
なお、この実施例1では、湿し水装置62a,62bを、水舟81a,81b、水元ローラ82a,82b、水練ローラ83a,83b、水往復ローラ84a,84b、水着ローラ85a,85bにより構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、図2に示すように、水舟81a,81b及び水元ローラ82a,82bに代えて、スプレー式で湿し水を水往復ローラ84a,84bに直接供給するスプレーノズル86a,86bを設けてもよい。
ところで、実施例1では、版胴42a,42bを直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置91a,91bが設けられ、この第1駆動装置91a,91bに基づく駆動力によってインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74bを介してインキ受渡しローラ73a,73bが回転方向に連れ回りで駆動するように構成されている。この場合、第1駆動モータ(図示略)の回転が第1駆動装置91a,91bの減速機により減速されてブランケット胴32a,32bに伝達され、図示しないギアを介して版胴42a,42b及び水往復ローラ84a,84bに伝達される。また、インキ元ローラ72a,72bは、第2駆動装置92a,92bにより駆動回転可能となっている。この場合、第2駆動モータ(図示略)の回転が第2駆動装置92a,92bの減速機により減速されてインキ元ローラ72a,72bに伝達される。
詳細に説明すると、インキ受渡しローラ73a,73b、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76b、版胴42a,42bが直列をなして対接して配置されていることから、版胴42a,42bの回転力が外周面を通してインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達されることで、これらのローラが連れ回り可能となっている。ここで、インキ受渡しローラ73a,73b、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76bは、自律的に駆動しない非駆動ローラである。また、水元ローラ82a,82b、水練ローラ83a,83b、水往復ローラ84a,84b、水着ローラ85a,85b、版胴42a,42bが直列をなして対接して配置されていることから、水元ローラ82a,82b、水練ローラ83a,83b、水着ローラ85a,85bが連れ回り可能となっている。
なお、実施例1では、第1駆動装置91a,91bによりブランケット胴32a,32bを駆動するようにしたが、版胴42a,42bを駆動可能とし、ギアを介してブランケット胴32a,32bや水往復ローラ84a,84bを駆動してもよい。また、第1駆動装置91a,91bによりギアを介して水往復ローラ84a,84bを駆動するようにしたが、別の駆動装置により水往復ローラ84a,84bを駆動してもよい。
また、第2インキ練ローラ75a,75bは、第1揺動機構を有する揺動装置93a,93bにより軸方向に往復移動可能となっている。また、インキ受渡しローラ73a,73bは、第2揺動機構を有する揺動装置93a,93bにより軸方向に往復移動可能となっている。更に、水往復ローラ84a,84bは、第3揺動機構を有する揺動装置93a,93bにより軸方向に往復移動可能となっている。この場合、揺動装置93a,93bは、水往復ローラ84a,84bを往復移動させ、この往復移動力を第2インキ練ローラ75a,75bに伝達して往復移動させると共に、インキ受渡しローラ73a,73bに伝達して往復移動させている。
以下、この揺動装置93a,93bについて説明するが、両者はほぼ同様の構成であることから、一方の揺動装置93aについて詳細に説明する。揺動装置93aにおいて、図3及び図4に示すように、水往復ローラ84aは、支持軸101が駆動側フレーム102に軸受103により回転自在に支持されると共に軸方向に移動自在に支持されている。この支持軸101は、駆動ギア104が固定されており、版胴42aの回転力がこの駆動ギア104に伝達されることで、回転可能となっている。
また、支持軸101は、ウォームギア105が固定されている。一方、駆動側フレーム102に固定された案内軸106に移動フレーム107が支持軸101の軸方向に沿って移動自在に支持されている。偏心軸108は、支持軸101に直交する方向に沿って配置され、一対の軸部109が軸受110により移動フレーム107に支持されている。そして、偏心軸108は、ウォームホイール111が固定され、ウォームホイール111は、支持軸101のウォームギア105と噛み合っている。この場合、支持軸101は、移動フレーム107に回転自在に支持されると共に、軸方向には相対移動不能に支持されている。なお、偏心軸108は、軸心が軸部109の軸心に対してずれることで、所定の偏心量eが設定されている。
従って、支持軸101が回転すると、この回転力がウォームギア105によりウォームホイール111に伝達され、軸部109と共に偏心軸108が回転する。このとき、軸部109は、軸受110により移動フレーム107に対して支持軸101に直交する径方向(図3の左右方向)に移動自在に支持されていることから、この方向への偏心軸108の偏心量eが吸収され、ウォームギア105とウォームホイール111との噛み合いが維持される。一方、軸部109は、軸受110により移動フレーム107に対して支持軸101の軸方向(図3及び図4の上下方向)に移動不能に支持されていることから、この方向への偏心軸108の偏心量eが移動フレーム107を介して支持軸101に伝達され、ウォームギア105とウォームホイール111との噛み合いが維持されたままで、支持軸101、つまり、水往復ローラ84aが軸方向に沿って往復移動する。
また、水往復ローラ84aとインキ受渡しローラ73aとの関係において、図5に示すように、水往復ローラ84aは、支持軸101が操作側フレーム120に軸受103により回転自在に支持されると共に軸方向に移動自在に支持されている。一方、インキ受渡しローラ73aは、支持軸121が操作側フレーム120に軸受122により回転自在に支持されると共に軸方向に移動自在に支持されている。回動リンク123は、水往復ローラ84aとインキ受渡しローラ73aの間にて、中間部が操作側フレーム120に固定されたブラケット124に回動軸125より回動自在に支持されている。そして、この回動リンク123は、一端部が支持軸101に相対回動自在に嵌合した連結リング126に連結軸127により連結され、他端部が支持軸121に相対回動自在に嵌合した連結リング128に連結軸129により連結されている。
従って、前述したように、水往復ローラ84aが軸方向に沿って往復移動すると、支持軸101の往復移動力が回動リンク123を介して支持軸121に伝達され、インキ受渡しローラ73aが軸方向に沿って往復移動する。
また、水往復ローラ84aとインキ受渡しローラ73aとの間に回動リンク123が設けられているが、水往復ローラ84aと第2インキ練ローラ75aとの間にも回動リンク130が設けられており、水往復ローラ84aが軸方向に沿って往復移動すると、回動リンク130により第2インキ練ローラ75aが軸方向に沿って往復移動する。なお、回動リンク130の連結構造は、回動リンク123に対してその装着位置が各ローラ84a,75aの軸方向にずれているだけで構成は同様であることから、説明は省略する。
なお、この実施例1では、第2インキ練ローラ75a,75bが軸方向に沿って往復移動可能に構成したが、第2インキ練ローラ75a,75bに代えて、第1インキ練ローラ74a,74bが軸方向に沿って往復移動するように構成してもよく、この往復移動する第1インキ練ローラ74a,74bにより、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
このように構成された印刷ユニットU1にて、図1に示すように、インキ元ローラ72a,72bが回転することで、インキつぼ71a,71bから所定量のインキが取り出され、インキ受渡ローラ73a,73bを通して第1インキ練ローラ74a,74bに受け渡される。このとき、インキ受渡しローラ73a,73bが軸方向に往復移動することから、インキが軸方向、つまり、ウェブWの幅方向に均一に広げられる。そして、インキが第1インキ練ローラ74a,74bから第2インキ練ローラ75a,75bを通してインキ着ローラ76a,76bに供給される。このとき、第2インキ練ローラ75a,75bが軸方向に往復移動するため、インキが軸方向に広げられると共に、各インキ練ローラ74a,74b,75a,75bによりインキが練り込まれて所定粘度となる。そして、所定の膜厚に形成されたインキがインキ着ローラ76a,76bに供給され、このインキ着ローラ76a,76bから版胴42a,42bの版面(画線部)に供給される。
このとき、インキ元ローラ72a,72bは、第2駆動装置92a,92bにより駆動回転する一方、版胴42a,42bは、第1駆動装置91a,91bにより駆動回転し、この版胴42a,42bの駆動回転力が、インキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達され、各ローラが連れ回りしている。そのため、版胴42a,42bからインキ受渡しローラ73a,73bへ向けて下流側のローラ間ほど所望の練り効果を得るために適度なスリップが生じやすくなり、各インキ練ローラ74a,74b,75a,75bによりインキを適正に練り込んで、最適な粘性に調整することができると共に、第2インキ練ローラ75a,75bを揺動することで、インキの膜厚を均一に調整することができる。
一方、水元ローラ82a,82bが回転することで、水舟81a,81bから所定量の湿し水が取り出され、水練ローラ83a,83b及び水往復ローラ84a,84bを通して水着ローラ85a,85bに供給される。このとき、水往復ローラ84a,84bが軸方向に往復移動するため、湿し水が軸方向に広げられると共に、水練ローラ83a,83bにより湿し水を均一かつ適切な湿し水量になる。そして、所定の膜厚に形成された湿し水が水着ローラ85a,85bから版胴42a,42bの版面(非画線部)に供給される。
そして、版胴42a,42bの版面に付着したインキは、ブランケット胴32a,32bに転写され、この一対のブランケット胴32a,32bの間で、ウェブWに所定の印圧が掛けられることで、各ブランケット胴32a,32bのインキが絵柄としてウェブWの表面に転写され、両面印刷が行われる。
このように実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機にあっては、インキつぼ71a,71bと、インキ元ローラ72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、第1インキ練ローラ74a,74bと、第2インキ練ローラ75a,75bと、インキ着ローラ76a,76bと、版胴42a,42bと、ブランケット胴32a,32bを直列に配置し、インキ元ローラを第2駆動装置92a,92bにより駆動回転可能とし、版胴42a,42b及びブランケット胴32a,32bを第1駆動装置91a,91bにより駆動回転可能とすると共に、版胴42a,42bの回転力をインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達して連れ回り可能としている。
従って、全体として2つの駆動装置91a,91b,92a,92bにより全てのローラや胴を回転することができ、駆動装置の数を減少して駆動伝達系を簡素化することができ、また、印刷機の製造コストを低減することができる。
また、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、第2インキ練ローラ75a,75bを揺動装置93a,93bにより軸心方向に沿って往復移動可能としている。従って、第2インキ練ローラ75a,75bを往復移動することで、インキを適度に練り込むことができると共に、インキを軸心方向(ウェブWの幅方向)に広げることができ、インキを適正な粘度に調整することができる。また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
また、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、第1インキ練ローラ74a,74bと第2インキ練ローラ75a,75bとインキ着ローラ76a,76bの表面に弾力層を設けている。従って、弾力層を有する3つのローラによりインキを練りながら供給することで、インキの性能を向上することができる。
また、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、第2インキ練ローラ75a,75bを、繊維強化樹脂の表面に金属膜を設けて構成してもよい。なお、金属膜の代わりに、金属膜の代替として使われるリルサン(アトフィナ・ジャパン株式会社の11−ポリアミド又は12−ポリアミドの商品名)を用いてもよい。従って、第2インキ練ローラ75a,75bの軽量化を可能とすることができると共に、摩耗を抑制して耐久性を向上することができ、その結果、消費電力を低減することができる。
また、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、インキ受渡しローラ73a,73bを金属製とし、揺動装置93a,93bにより軸心方向に沿って往復移動可能としている。従って、インキの膜厚を均一にして適正に供給することができる。
この場合、インキ元ローラ72a,72bとインキ受渡しローラ73a,73bとの間に隙間を確保している。従って、ギャップ転移によってインキを受け取る受渡しローラ73a,73bを揺動させることで、少ないローラ本数であっても、適切にインキ供給時の履歴を解消の図ることができる。
この場合、インキ受渡しローラ73a,73bは、外周面がダイヤ目形状となっているが、このインキ受渡しローラ73a,73bが往復移動すると共に、その下流にある第2インキ練ローラ75a,75bが往復移動するため、印刷面に雨降り模様のような障害が出るスピッティングの発生を抑制することが可能となる。また、連れ回りするインキ受渡しローラ73a,73b、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76b、版胴42a,42b間のスリップによっても、このスピッティングの発生を抑制することが可能となる。
また、第1インキ練ローラ74a,74b及び第2インキ練ローラ75a,75bとインキ着ローラ76a,76bとを異径としてその回転位相をずらし、且つ、インキ着ローラ76a,76bを一本として版胴42a,42bとほぼ同径とすることで、インキ着ローラ76a,76bの残ったインキが次の転写時に版胴42a,42bに転写されるゴースト現象の発生を抑制することが可能となる。
そして、インキ元ローラ72a,72bからブランケット胴32a,32bまでのローラ(胴)本数を減少することで、インキ供給経路が短くなってインキ保有量が少なくなり、各ローラ上のインキ膜厚を薄くすることで、インキミストの発生を防止することができる。
また、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機では、揺動装置93a,93bにより、水往復ローラ84a,84bが往復移動し、この往復移動力が第2インキ練ローラ75a,75bに伝達されて往復移動可能であると共に、インキ受渡しローラ73a,73bに伝達されて往復移動可能としている。従って、別途駆動装置を設ける必要がなく、3つの揺動機構により水往復ローラ84a,84b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ受渡しローラ73a,73bを往復移動することができ、印刷機の複雑化を抑制することができる。
この場合、偏心量eを変更することで、揺動装置93a,93bによる第2インキ練ローラ75a,75bの往復移動量を変更することができる。インキの性質が変わってもインキの粘度を常時適正粘度に調整することができ、また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
なお、従来の印刷機では、版胴からインキ供給元側へいくほどに、この版胴に対する各ローラの周速が若干遅くなるように設定されている。これは、ギアのバックラッシュ対策であり、このギアのバックラッシュ分だけ印刷時にローラが振らつくと、ローラの回転ムラによりダブリなどの印刷障害が発生することから、その対策として実施するものであり、印刷品質の低下を防止することができる。一方、実施例1では、版胴42a,42bの回転力によりインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bが連れ回りすることから、このようなローラにおける周速の設定が必ずしも必要ではない。
図8は、本発明の実施例2に係る印刷機としての新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットのローラ配列を表す概略図、図9は、実施例2の印刷ユニットにおける第1揺動機構を表す概略図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2の新聞用オフセット輪転印刷機において、印刷ユニットU1におけるスタック22は、図1に示すように、一対のブランケット胴32a,32bと、一対の版胴42a,42bと、一対のインキ供給装置52a,52bと、一対の湿し水装置62a,62bとから構成されている。
インキ供給装置52a,52bは、インキつぼ71a,71bと、インキ元ローラ72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、第1インキ練ローラ74a,74bと、第2インキ練ローラ75a,75bと、インキ着ローラ76a,76bとから構成されている。湿し水装置62a,62bは、水舟81a,81bと、水元ローラ82a,82bと、水練ローラ83a,83bと、水往復ローラ84a,84bと、水着ローラ85a,85bとから構成されている。
ところで、実施例2では、版胴42a,42bを直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置91a,91bが設けられ、この第1駆動装置91a,91bに基づく駆動力によってインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74bを介してインキ受渡しローラ73a,73bが回転方向に連れ回りで駆動するように構成されている。インキ元ローラ72a,72bは、第2駆動装置92a,92bにより駆動回転可能となっている。
また、インキ受渡しローラ73a,73bと水往復ローラ84a,84bは、揺動装置93a,93bにより軸方向に往復移動可能となっている。この場合、揺動装置93a,93bは、水往復ローラ84a,84bを往復移動させ、この往復移動力をインキ受渡しローラ73a,73bに伝達して往復移動させている。また、第2インキ練ローラ75a,75bは、実施例1の回動リンク130に代えて、第1揺動機構を有する揺動装置94a,94bにより軸方向に往復移動可能となっている。
以下、この揺動装置94a,94bについて説明するが、両者はほぼ同様の構成であることから、一方の揺動装置94aについて詳細に説明する。揺動装置94aにおいて、図9に示すように、駆動モータ131は、操作側フレーム120に固定されたブラケット132に支持されており、駆動回転可能な出力軸に偏心部材133が固定されている。第2インキ練ローラ75aは、支持軸134が操作側フレーム120に軸受135により回転自在に支持されると共に軸方向に移動自在に支持されている。回動リンク136は、L字形状をなし、操作側フレーム120に固定されたブラケット137に回動軸138より回動自在に支持されている。そして、この回動リンク136は、一端部が支持軸134に相対回動自在に嵌合した連結リング139に連結軸140により連結されている。また、連結リンク141は、棒状をなし、一端部が回動リンク136の他端部に連結軸142により連結され、他端部が偏心部材133の端面に連結軸143により連結されている。なお、偏心部材133は、駆動モータ131による回転軸心に対して連結リンク141の連結軸143の軸心がずれることで、所定の偏心量eが設定されている。
従って、駆動モータ131により偏心部材133が回転すると、偏心量eに応じて連結リンク141が長手方向に往復移動し、この往復移動量が回動リンク136を介して支持軸140に伝達され、第2インキ練ローラ75aが軸方向に沿って往復移動する。このとき、インキ受渡しローラ73a,73bと第2インキ練ローラ75a,75bが異なる揺動装置93a,93b,94a,94bにより作動することから、インキ受渡しローラ73a,73bの揺動幅に対して、第2インキ練ローラ75a,75bの揺動幅を相違させることができる。この場合、第2インキ練ローラ75a,75bの揺動周期を、インキ受渡しローラ73a,73bの揺動周期よりも早く設定することが好ましい。
なお、実施例2では、揺動装置93a,93bによりインキ受渡しローラ73a,73bと水往復ローラ84a,84bが軸方向に往復移動可能であり、揺動装置94a,94bにより第2インキ練ローラ75a,75bが軸方向に往復移動可能でること以外は、前述した実施例1とほぼ同様であることから、印刷ユニットU1におけるスタック22の作動については説明を省略する。
このように実施例2の新聞用オフセット輪転印刷機にあっては、第1駆動装置91a,91bにより版胴42a,42b及びブランケット胴32a,32bを駆動回転可能とすると共に、版胴42a,42bの回転力をインキ着ローラ76a,76b、第2インキ練ローラ75a,75b、第1インキ練ローラ74a,74b、インキ受渡しローラ73a,73bへ伝達して連れ回り可能とし、揺動装置93a,93bによりインキ受渡しローラ73a,73bを往復移動可能とすると共に、揺動装置94a,94bにより第2インキ練ローラ75a,75bを往復移動可能としている。
従って、第2インキ練ローラ75a,75bの揺動幅(揺動周期)をインキ受渡しローラ73a,73bの揺動幅(揺動周期)に対して相違させることができ、インキを適度に練り込むことができると共に、インキを軸心方向に広げることができ、インキを適正な粘度に調整することができるだけでなく、適切にインキ供給時の履歴を解消することができる。
また、実施例2の新聞用オフセット輪転印刷機にあっては、揺動装置94a,94bにより第2インキ練ローラ75a,75bの往復移動量だけを変更可能としている。従って、インキの性質が変わってもインキの粘度を常時適正粘度に調整することができ、また、インキ供給時の履歴を適正に解消することができる。
また、実施例2の新聞用オフセット輪転印刷機にあっては、揺動装置93a,93bによりインキ受渡しローラ73a,73bを往復移動可能であり、揺動装置94a,94bにより第2インキ練ローラ75a,75bを往復移動可能であり、第2インキ練ローラ75a,75bの往復移動周期をインキ受渡しローラ73a,73bの往復移動周期より速く設定としている。従って、インキ供給時の履歴を効果的に解消することができ、印刷品質を向上することができる。
なお、上述した各実施例では、インキ供給装置52a,52bを、インキつぼ71a,71b、インキ元ローラ72a,72b、インキ受渡しローラ73a,73b、第1インキ練ローラ74a,74b、第2インキ練ローラ75a,75b、インキ着ローラ76a,76bにより構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、インキ練ローラを3個以上設けたり、インキ着ローラを2個以上設けたりしてもよい。
また、上述した各実施例では、第1駆動装置からの駆動力が、版胴へ入力するものとして説明したが、ブランケット胴へ入力されてもよいし、圧胴へ入力するようにしてもよい。即ち、第1駆動装置からの駆動力が直接的または間接的に版胴を駆動回転させ、その駆動力により、インキ着けローラ、インキ練りローラ、インキ受渡しローラ(つまり、インキ供給元からインキが供給されるインキ供給ローラ群)を連れ周りで駆動させればよい。つまり、インキ着けローラ、インキ練りローラ、インキ受渡しローラなどのインキローラ群は、ローラ回転方向に自律的に駆動するのではなく、駆動力を伝達されて連れ周りで駆動させればよい。
また、上述した各実施例では、本発明の印刷機を新聞用オフセット輪転印刷機に適用して説明したが、商業用オフセット輪転印刷機やオフセット枚葉印刷機などに適用してもよく、この場合、両面印刷機であっても、片面印刷機であってもよい。
R 給紙装置
R1〜R7 給紙ユニット
I インフィード装置
I1〜I7 インフィードユニット
U 印刷装置
U1〜U6,U11〜U62 印刷ユニット
D ウェブパス装置
D1,D2 ウェブパスユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
21,22,23,24 スタック
31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b ブランケット胴
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b 版胴
51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b インキ供給装置
61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b 湿し水装置
71a,71b インキつぼ(インキ供給元)
72a,72b インキ元ローラ(インキ供給元)
73a,73b インキ受渡しローラ
74a,74b 第1インキ練ローラ(インキ供給ローラ)
75a,75b 第2インキ練ローラ(インキ供給ローラ)
76a,76b インキ着ローラ(インキ供給ローラ)
91a,91b 第1駆動装置
92a,92b 第2駆動装置
93a,93b,94a,94b 揺動装置
W ウェブ(印刷媒体)
R1〜R7 給紙ユニット
I インフィード装置
I1〜I7 インフィードユニット
U 印刷装置
U1〜U6,U11〜U62 印刷ユニット
D ウェブパス装置
D1,D2 ウェブパスユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
21,22,23,24 スタック
31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b ブランケット胴
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b 版胴
51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b インキ供給装置
61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b 湿し水装置
71a,71b インキつぼ(インキ供給元)
72a,72b インキ元ローラ(インキ供給元)
73a,73b インキ受渡しローラ
74a,74b 第1インキ練ローラ(インキ供給ローラ)
75a,75b 第2インキ練ローラ(インキ供給ローラ)
76a,76b インキ着ローラ(インキ供給ローラ)
91a,91b 第1駆動装置
92a,92b 第2駆動装置
93a,93b,94a,94b 揺動装置
W ウェブ(印刷媒体)
Claims (9)
- インキを供給するインキ供給元と、
前記インキ供給元からインキを受け渡すインキ受渡しローラと、
前記インキ受渡しローラに対接して受け渡されたインキを供給するインキ供給ローラと、
前記インキ供給ローラに対接してインキが印刷される絵柄の画線部に受け渡される版胴と、
前記版胴に受け渡されたインキを印刷媒体に転写するブランケット胴と、
前記版胴を直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置と、
を備え、
前記第1駆動装置に基づく駆動力によって前記インキ供給ローラを介して前記受渡しローラが回転方向に連れ回りで駆動する、
ことを特徴とする印刷機。 - 前記インキ供給ローラは、前記受渡しローラに対接する第1インキ練ローラと、前記第1インキ練ローラに対接する第2インキ練ローラと、前記第2インキ練ローラ及び前記版胴に対接するインキ着ローラとを有し、前記第2インキ練ローラを軸心方向に沿って往復移動可能な第1揺動機構が設けられることを特徴とする請求項1に記載の印刷機。
- インキを供給するインキ供給元と、
前記インキ供給元からインキを受け渡すインキ受渡しローラと、
前記インキ受渡しローラに対接してインキが受け渡される第1インキ練ローラと、
前記第1インキ練ローラに対接してインキが受け渡される第2インキ練ローラと、
前記第2インキ練ローラに対接してインキが受け渡されるインキ着ローラと、
前記インキ着ローラからのインキが印刷される絵柄の画線部に受け渡される版胴と、
前記版胴に受け渡されたインキを印刷媒体に転写するブランケット胴と、
前記版胴を直接的または間接的に駆動回転する第1駆動装置と、
を備え、
前記版胴からの回転力が前記インキ着ローラ、前記第2インキ練ローラ、前記第1インキ練ローラを介して前記インキ受渡しローラに伝達されて連れ回り可能である、
ことを特徴とする印刷機。 - 前記第1インキ練ローラは、ローラ軸心方向に沿って往復移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の印刷機。
- 前記第1インキ練ローラと前記第2インキ練ローラと前記インキ着ローラは、表面に弾力層が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の印刷機。
- 前記第1インキ練ローラは、表面に弾力層が設けられ、前記第2インキ練ローラは、繊維強化樹脂または軽金属の表面に金属膜または11−ポリアミドまたは12−ポリアミド膜が設けられることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の印刷機。
- 前記インキ受渡しローラは、金属製であって、前記インキ供給元と前記インキ受渡しローラとの間に隙間があり、前記隙間を介してインキの受渡しが行われると共に、前記インキ受渡しローラを軸心方向に沿って往復移動可能な第2揺動機構が設けられることを特徴とする請求項1から3または5から6のいずれか一つに記載の印刷機。
- 前記第1揺動機構は、前記第2インキ練ローラの往復移動量を変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の印刷機。
- 前記第2インキ練ローラと前記インキ受渡しローラは、軸心方向に沿って往復移動可能であり、前記第2インキ練ローラの往復移動周期が前記インキ受渡しローラの往復移動周期より速く設定されることを特徴とする請求項1から3または5から8のいずれか一つに記載の印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011138707A JP2013006282A (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011138707A JP2013006282A (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013006282A true JP2013006282A (ja) | 2013-01-10 |
Family
ID=47674090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011138707A Withdrawn JP2013006282A (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013006282A (ja) |
-
2011
- 2011-06-22 JP JP2011138707A patent/JP2013006282A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140902 |