JP2012531346A - リトレッドタイヤ - Google Patents
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Abstract
実施形態は、硬化済みトレッドバンドを、タイヤのベース部分の調整済み接着表面に接着させるリトレッドタイヤを含み、このトレッドバンドは、トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を有する第1溝、およびトレッドバンドの背面へと開放する底部を有する第2溝を含み、この背面が、調整済み接着表面に接着され、この場合、第2溝の溝頂部が、第1溝の溝底部よりも高いことにより、第2溝頂部は、磨耗によって第1溝が消滅する前に、トレッドバンドの接地前面へと開放される。ベース溝が、タイヤのベース部分内に形成されて、タイヤの調整済み接着表面へと開放することができ、この場合、第2溝底部が、ベース溝と流体連通して開放する。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
本発明は、全般的には、リトレッド(更生)タイヤに関し、より具体的には、トレッドバンドを有するリトレッドタイヤであって、このトレッドバンドが、トレッドバンドの前面へと開放する溝、およびトレッドバンドの背面へと開放する溝を備える、リトレッドタイヤに関する。
タイヤが磨耗した場合、そのタイヤは、新たなトレッドで修復することができる。例えば、大型トラックのタイヤ及びバスのタイヤは、典型的には、定常のタイヤ管理プログラムの一部として、リトレッド(トレッドの更生)が行なわれる。これらのタイプのタイヤのカーカスは、数十万マイルの耐久性があり、かつ新たなトレッドをカーカスに数回付着させても支障がないものと見込まれている。そのようなタイヤは非常に高価であり、そのため、その高い初期費用が、カーカスの長い耐用年数、およびリトレッドの低い比較費用によって相殺されることを見込んで購入される。実際に、そのようなタイヤの選択及び購入の際に含まれる経済的側面によって、元のタイヤは、3回または4回以上もリトレッドされることが可能であることを求められる場合が多い。
空気タイヤに、リキャップ(リーキャップ/recapping)処理すなわちリトレッドを行なう際には、様々な手順、および種々のタイプの機器が使用可能である。磨耗したタイヤをリトレッドする際の最初の工程の1つは、例えば、バフ研磨として既知である手順によって、タイヤのカーカスから、残存するトレッド材料を取り除くことである。次に、「クッションゴム」として既知の、生の(未硬化の)ゴムの層を、カーカスに適用することができる。この未硬化ゴムの層は、カーカス上に直接押し出してもよく、またはカーカス上に巻き付ける(縫合する)こともできる。次に、トレッドバンドが、クッションゴムの層の上に適用される。
コールドリキャップ(低温更生)処理のプロセスでは、トレッドバンドは硬化ゴムであり、トレッドパターンは、その外側表面および/または内側表面内に既に型押しされている。そのような硬化済みバンドとは、その用語が本明細書で使用されるとき、完全に硬化しているか、または硬化の程度は幾分少ないものの、ある程度の硬化の水準までは処理されているトレッドバンドを指す。その場合、タイヤをオートクレーブ内に定置し、適切な時間、圧力下で加熱して、ゴム層の硬化、ならびにトレッドおよびカーカスへのゴム層の接着を引き起こす。
ホットリキャップ処理のプロセスでは、トレッドは未硬化ゴムであり、典型的には、最初にタイヤカーカス上に定置されるときには、トレッドパターンを全く有さないか、または殆ど有さない場合がある。未硬化トレッドを備えたタイヤを、タイヤ金型内に定置し、適切な時間、圧力下で加熱して、ゴム層およびトレッドを硬化させ、所望のトレッドパターンでトレッドを成形し、ゴム層をトレッドおよびカーカスと接着させる。用語「硬化」とは、ゴム化合物中のエラストマー分子間の架橋形成を指し、別名、加硫として知られる。
リトレッドプロセスに備えて、古いトレッドをバフ研磨で取り去ることで、廃棄物として処理されるゴムが取り除かれる。リトレッドに備えて取り除かれるこの廃ゴムの大部分は、典型的には、リトレッド中にカーカスに接着されるトレッドバンドの、アンダートレッドの一部分に、リトレッドプロセス中に置き換えられる。これは、廃棄されるゴムの量が低減されるのであれば、有利である。
本発明の特定の実施形態は、リトレッドおよびその製造方法を含む。そのような実施形態は、硬化済みトレッドバンドを、タイヤのベース部分の調整済み接着表面に接着させたリトレッドタイヤを含む。そのような硬化済みトレッドバンドは、トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を有する第1溝、およびトレッドバンドの背面へと開放する底部を有する第2溝を含み得、この背面が、調整済み接着表面に接着され、この場合、第2溝の溝頂部が、第1溝の溝底部よりも高いことにより、第2溝頂部は、磨耗によって第1溝が消滅する前に、トレッドバンドの接地前面へと開放される。このリトレッドタイヤは、タイヤのベース部分内に形成され、かつタイヤの調整済み接着表面へと開放する、ベース溝を更に含み得、この場合、第2溝底部が、ベース溝と流体連通して開放する。
タイヤをリトレッドするための方法の実施形態は、タイヤのベース部分の調整済み接着表面を提供することであって、この調整済み接着表面が、タイヤのベース部分内に形成され、かつ調整済み接着表面へと開放する、ベース溝を有することと、トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を有する第1溝、およびトレッドバンドの背面へと開放する底部を有する第2溝を含む、硬化済みトレッドバンドを提供することであって、第2溝の溝頂部が、第1溝の溝底部よりも高いことにより、第2溝頂部は、磨耗によって第1溝が消滅する前に、トレッドバンドの接地前面へと開放されることとを含み得る。そのような方法は、第2溝底部を、ベース溝と流体連通して開放するように整合させることを、更に含み得る。
本発明の、上述の目的、特徴、および利点、ならびに他の目的、特徴、および利点は、以下の本発明の発明を実施するための形態から明らかとなるとともに、添付の図面で説明され、この場合、同様の参照番号は、本発明の同様の部分を表す。
本発明の特定の実施形態は、硬化済みトレッドバンドを、タイヤの調整済み接着表面に接着させたリトレッドタイヤを提供する。また、そのようなリトレッドタイヤを作り出すための方法も含まれる。有利には、リトレッドプロセス中にタイヤに接着され、かつ本明細書に開示されるトレッドバンドは、少なくとも一部の実施形態に関しては、従来技術で使用されるものよりも、所定の使用可能なトレッドの深さに関して、より薄く、かつ/またはより大質量ではないことにより、トレッドの期待耐用年数を結果的に失うことなく、より少ない材料を使用することが可能である。本明細書に開示されるトレッドバンドは、より薄く、かつ/またはより大質量ではないものにすることができるが、これは、本リトレッドプロセスが、リトレッドされるタイヤから、古い材料を、従来技術のプロセスで典型的に取り除かれているほど多く取り除くことも、または置き換えることもないためである。
図1は、従来技術の例示的なリトレッドタイヤの、部分断面の部分的分解図である。リトレッドタイヤ10は、クラウン区域14、補強パッケージ16、およびサイドウォール区域11を有する、タイヤカーカス12を含んで示される。このリトレッドタイヤは、クッションゴム層18および硬化済みトレッドバンド20を更に含む。クッションゴム層18は、トレッドバンド20をリトレッドタイヤ10のクラウン区域14に接着するために使用することができる材料の一例である。
硬化済みトレッドバンド20は、地面に接触して静止摩擦を提供する前面23を含む。第1トレッド溝24は、このトレッドバンドの前面23へと開放する。トレッドバンド20は、クッションゴム層18によって、タイヤ10のクラウン区域14に接着される、背面22を更に含む。第2溝25は、トレッドバンド20のこの背面へと開放する。
トレッドバンド20内に成形された第2溝25は、トレッドバンドの背面22へと開放しているため、これらの第2溝は、トレッドバンド20が、第2溝25を前面に開放する深さに磨耗するまでは、使用可能なトレッドの深さまたは容量を提供することはない。第1溝24が摩滅するにつれて、第2溝が前面23に露出して開放され、トレッド内に、露出した溝の空隙容量および/または深さが提供されるようになる。このことにより、トレッドバンド20は、トレッドバンド20の後面22に非常に接近したレベルまで摩滅することが可能になり、タイヤが廃棄されるかまたはリトレッドされる前に、トレッドバンドのより多くの部分を利用することが可能になる。
図2は、リトレッドされる前の例示的なタイヤの、部分断面図である。そのようなタイヤは、以前にリキャップ処理され、再びリキャップ処理するための準備がなされているタイヤであってもよく、または以前に一度もリキャップ処理されたことがないタイヤであってもよい。リトレッドプロセスの準備が整ったタイヤ30は、磨耗した溝33を含む、磨耗溝付きトレッド領域31を有する。タイヤ30は、溝33の底で終端する、トレッドの頂部と、タイヤのベルトすなわち補強パッケージ16との間で鉛直に位置する、アンダートレッド部分32を更に含む。本明細書で使用するとき、鉛直方向は、タイヤのトレッドの接地表面に対して垂直である。アンダートレッド部分32は、接地するトレッドとタイヤカーカス12内のベルトパッケージ16との間に、クッションおよび/または保護用の層を提供することにより、確実に、ベルトパッケージ16が、溝付きトレッド領域31の磨耗によって露出しないようにする。従来技術のリトレッドプロセス中に、磨耗溝付きトレッド領域31の全体、およびアンダートレッド32の殆どが、バフ研磨装置、または他の研削デバイス若しくは切除デバイスによって、あるいはタイヤのリトレッド分野の当業者には既知のプロセスによって、取り除かれる。アンダートレッド部分32は、典型的には、薄いゴムの層のみが残存するような程度まで、例えば、図1に示すような補強パッケージ16の上方の領域15に、約1〜約3mm残存するような程度まで取り除かれる。リトレッドされるタイヤ30から取り除かれる材料は、廃棄され、次に、後続のリトレッドプロセス中に、タイヤカーカス12に接着されるトレッドバンド20の一部である新たな材料で置き換えられる、廃棄物を作り出す。各リキャップ処理で、繰り返し取り除かれ、置き換えられるこの材料の大部分は、磨耗のプロセスとは決して関わりのあるものではない。
これらの従来技術の硬化済みトレッドバンドとは異なり、本明細書に開示されるトレッドバンドは、典型的には、所定の使用可能なトレッドの深さに関して、より薄く、かつ/またはより大質量ではないが、これは、従来技術のプロセスではバフ研磨で取り除いていたアンダートレッドを、置き換える必要性が低減するためである。その代わりに、本発明の特定の実施形態は、リトレッドプロセス中に、より少ない古い溝付きトレッドおよび/またはアンダートレッドが取り除かれることにより、この残存する材料が、新たにリトレッドされるタイヤ内で使用可能となり、置き換えられることはない。実際に、一部の実施形態では、リトレッドプロセス中に、新たな硬化済みトレッドバンドをタイヤに接着する場合、アンダートレッドと同様に、古いタイヤトレッドの溝は、可能な限り多く残存するべきである。
本明細書に開示される硬化済みトレッドバンドは、トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を備える第1溝を有し、硬化済みトレッドバンドの背面へと開放する底部を備える第2溝を有する。この第2溝は、トレッドバンドの接地前面に対して当初は閉鎖している頂部を更に有し、この頂部が、第1溝の溝底部よりも高いことにより、第2溝頂部は、磨耗によって第1溝が消滅する前に、トレッドバンドの接地前面へと開放される。(この第2溝は、第2溝の頂部とトレッドバンドの前面との間で通気するか、または別の方法で小さな開口部を提供することが既知であるが、そのような第2溝は、単に通気口を通じてではなく、第2溝自体が磨耗によって前面に開放されるまでは、依然として本明細書では、トレッドバンドの接地前面に対して閉鎖していると見なされる。)より高いとは、本明細書で使用するとき、鉛直方向で、トレッドの接地表面に、より接近していることを意味する。トレッドバンドの背面は、リトレッドプロセス中に、リトレッドされるタイヤに接着される。
図3は、ベース溝と流体連通して開放するトレッドバンドの第2溝を有するリトレッドタイヤの、例示的な実施形態の、部分断面の部分的分解図である。このリトレッドタイヤ40の実施例は、タイヤ40のベース部分42、およびクッションゴム層18でベース部分42に接着されるトレッドバンド20を含む。このタイヤのベース部分は、クラウン区域14内に補強パッケージ16を有するタイヤカーカス12を含み、クラウン区域14は、バフ研磨されているか、または他の方法で加工されており、トレッドバンド20がクッションゴムで接着可能な、調整済み接着表面41を提供する。トレッドバンド20は、トレッドバンド20の背面22へと開放する底部26有し、かつ第1溝24の底部28よりも高い頂部27を更に有する、第2溝25を含む。
従来技術のバフ研磨プロセスとは異なり、磨耗溝付きトレッド領域31および/またはアンダートレッド32は、トレッドバンド用の適切な接着表面を提供するために十分な量のみが取り除かれる。適切な接着表面は、例えば、日常使用を通じてタイヤからえぐられるかまたは切り取られているトレッドの不均一な磨耗、亀裂、および/または塊によって生じる、磨耗溝付きトレッド領域31ならびに/あるいはアンダートレッド32のいずれの不均一部分をも取り除くことによって、かつ/または充填することによって提供される。この例示的な実施形態では、元のタイヤの溝33は、完全にはバフ研磨で取り除かれず、元のタイヤのアンダートレッド部分32は、全くバフ研磨で取り除かれていない。この場合、トレッドバンド20の背面22へと開放している第2溝底部26が、バフ研磨で取り除かれなかったベース溝33と流体連通して整合するように、トレッドバンド20は、タイヤカーカス12の調整済み接着表面41上に位置合わせされる。
第2溝底部が、ベース溝と流体連通して開放することにより、トレッドバンド内で利用されるゴムの量が低減され、リトレッド中のタイヤの接着表面を調整する際に作り出される廃ゴムが低減される。必須ではないが、一部の実施形態は、第2溝底部の開口部が、それが流体連通するベース溝の開口部と同一の寸法のものであることを定めている。しかしながら、他の実施形態では、第2溝底部の開口部は、それが流体連通するベース溝よりも、小さい寸法か、または大きい寸法のものであってもよい。典型的には、これらの実施形態の全ては、作り出される廃ゴムの低減、トレッドバンド内で利用されるゴムの量の低減、ならびにリトレッド中のタイヤの、古い溝付きトレッドおよび/またはアンダートレッドの使用の増大を、結果的にもたらす。
図3に示す溝33は、タイヤの接地面の横方向にわたって配置構成されており、タイヤの周りを円周方向に連続しているように示され得るが、本発明は、そのような溝に限定されないことに留意されたい。実際に、そのような溝は、タイヤの横方向にわたって延びていてもよく、または任意の他の好適な方向に延びていてもよい。そのような溝は、「元の」溝、すなわちリトレッドされるタイヤ内に形成され、調整済み接着表面の形成中に取り除かれることのない溝であってもよく、またはそのような溝は、当業者には既知のように、タイヤの磨耗(下層にある溝の露出をもたらす)を含めた、任意の好適な方法もしくは作業によって、表面内に形成してもよい。
タイヤのベース部分内に形成されるベース溝は、硬化済みトレッドバンド内の第2溝の開口部との、ベース溝の整合を可能にする、任意の好適な方法で形成することができる。図3に示す実施形態におけるように、このベース溝は、単に、その一部分が、リトレッド中のタイヤの元のトレッド溝であった溝であってもよい。元のタイヤ内に生じるいずれの、えぐれ、切れ目、亀裂、および/または他の損傷も、接着表面の調整によって(例えば、任意の適切な材料および方法を使用して)適切に取り除かれ、かつ/あるいは修復されて、トレッドバンド用に好適な調整済み接着表面が提供されるのであれば、可能な限り多くの古いトレッドを維持することが有利である。
所望により、例えば、当業者には既知の研削器具または他の切削プロセスを使用して、元の溝を、更に切削することができる。この研削器具を使用して、元の溝を深化させ、かつ/または拡幅することによって、付加的な使用可能トレッド耐用年数をリトレッドタイヤにもたらす、より深く、かつ/またはより幅広の溝を提供することができる。典型的には、この切削プロセスは、溝の底部と補強パッケージとの間に十分な保護用のアンダートレッド(典型的には、例えば、2mm〜4mm)が依然として残存するのであれば、好適とすることができる。
あるいは、研削器具または他の好適な切削器具を使用して、トレッド内に、タイヤの元の溝に近接して追加の溝を形成することができる。この新たに形成される溝は、その場合トレッドバンドの第2溝と整合させて流体連通させることができる。所望により、元の溝および新たに形成される溝のそれぞれを、トレッドバンドの第2溝と整合させてもよい。
本発明の特定の実施形態では、ベース溝を、リトレッド中のタイヤのアンダートレッド部分に(例えば、研削器具または他の切削器具を使用して)形成することができる。えぐれ、亀裂、および/または切れ目がそのような深さのものである場合、またはリトレッド中のタイヤの磨耗が、溝付きトレッド部分全体をバフ研磨で取り除かなければならないようなものであった場合にも、アンダートレッドに溝を付けてベース溝を提供し、かつリトレッドタイヤの有用な耐用年数に貢献することができるように、バフ研磨工程中に、可能な限り多くのアンダートレッドを残すことは、依然として有利である。
他の実施形態では、ベース溝は、既にリトレッドされているタイヤのベース部分内に形成することができる。そのような実施形態では、ベース溝は、以前のリトレッドプロセスでタイヤに接着されたトレッドバンド内に元から形成されている溝とすることができる。あるいは、そのようなトレッドバンドの溝付きトレッド領域を、バフ研磨で取り除き、トレッドバンドのアンダートレッド部分のみを残すことができる。その場合には、トレッドバンドのアンダートレッド部分を、例えば、研削器具または他の切削器具を使用して切削し、そのアンダートレッド部分内にベース溝を提供することができる。
特定の実施形態では、元のタイヤの磨耗表示が依然として有用な場合がある。磨耗表示は、残存するトレッドの深さの参照を、ユーザーに提供するために使用される。磨耗表示の1つのタイプでは、ユーザーに参照を提供するために、磨耗線が溝の中に成形される。トレッドがこの磨耗線まで摩滅することによって、残存するトレッドの深さの表示が、ユーザーに提供される。トレッドの磨耗表示の他の例としては、例えば、トレッドの塊内の、タイヤの全周囲にわたって配置される着色光反射ゴムの層から構成される、視覚的磨耗検出装置を挙げることができる。これらの着色ゴム表示は、この着色ゴム層を覆うゴムが剥離される、タイヤ上の所定量の磨耗の後に、目視可能となる。
磨耗表示が、タイヤの磨耗および/またはリトレッドプロセス中のバフ研磨の間に、損傷を受けておらず、かつ/あるいはその有用性を失っていない限りは、その磨耗表示は、ユーザーへの残存するトレッドの深さの参照として残る。例えば、リトレッド中のタイヤの元の溝によって形成されたベース溝を有するような実施形態では、その磨耗表示は、依然として、リトレッドタイヤの耐用年数にわたってトレッドバンドが摩滅した後に、トレッドの有用な耐用年数に達していることを示すように設定される。
本発明の特定の実施形態は、タイヤをリトレッドするための方法を更に含む。そのような方法には、タイヤの調整済み接着表面へと開放するベース溝を提供するような方式で、タイヤのベース部分の調整済み接着表面を提供することが含まれる。
調整済み接着表面は、リトレッド(タイヤ更生)中のタイヤの元の溝付きトレッド部分、リトレッド中のタイヤの元のアンダートレッド部分、またはリトレッドされるタイヤに対して以前のリトレッド作業中に適用された、以前に接着されたトレッドバンドの、溝付きトレッド部分もしくはアンダートレッド部分とすることができる。タイヤが以前にリトレッドされていた場合には、そのアンダートレッド部分は、以前のリトレッドプロセス中に適用されて、トレッドバンドの残存区域に接着されている、クッションゴムを含み得る。
リトレッド中のタイヤの元の溝付きトレッド部分を調整済み接着表面として使用する場合、または以前に接着されたトレッドバンドの溝付きトレッド部分を調整済み接着表面として使用する場合には、タイヤのベース部分は、接着表面の調整の間に取り除かれなかったベーストレッド溝を含む。そのような実施形態では、ベーストレッド溝は、リトレッドされるタイヤの溝付きトレッド領域からの、残存する(バフ研磨で取り除かれていない)トレッド溝である。
そのような実施形態では、調整済み接着表面を提供する工程は、タイヤのベース部分の、定められた深さの溝付きトレッド部分を、タイヤの周りの周囲方向で取り除くことを含み得、この溝付きトレッド部分が、その中に形成されたベーストレッド溝を有することにより、調整済み接着表面が提供される。元のトレッドの溝付きトレッド部分から、または以前のリトレッドの古いトレッドバンドから調整済み接着表面が提供される、これらの実施形態では、その定められた深さは、ベーストレッド溝の底部に至るまでよりは小さい。実際に、このベーストレッド溝は、トレッドバンドの第2底部溝が流体連通して開放する、ベース溝である。
そのような実施形態での、定められた深さは、少なくとも、例えば道路の障害物もしくは破片の上を走ることによって、または不規則な磨耗によって引き起こされる、元のトレッド(または古いトレッド)内に生じるいずれの修復不可能な、えぐれ、切れ目、亀裂、および/または他の表面損傷もが除去されるように、材料を取り除かなければならない深さとするべきであることに留意されたい。そのような表面損傷が、当該分野では既知の適切な材料および方法を使用して修復可能である場合には、定められた深さは、いずれの非修復の表面損傷をも取り除くために必要な深さのみとすることができる。この定められた深さは、えぐれ、切れ目、亀裂などからの、元のトレッドへの損傷を殆ど有さないか、または全く有さない実施形態では、あるいはその損傷が、適切な材料および方法を使用して修復されている場合のような実施形態では、例えば、元のトレッドの材料を全く含み得ないか、または殆ど含み得ない。しかしながら、述べたように、タイヤの元の溝は、トレッドバンドの第2溝と整合されるため、トレッドを、その中に形成されたトレッド溝の底部までバフ研磨することはできない。当業者には理解されるように、バフ研磨されるか、または別の方法で取り除かれる定められた量は、バフ研磨の開始前に、またはバフ研磨の進行と同時に決定することができる。いずれの場合にも、定められた量は、好適な調整済み接着表面をもたらすような量である。
所望により、本方法は、ベーストレッドに再度溝付けをして、トレッドをより深く、かつ/またはより幅広にさせること、すなわち、ベース溝の底部を、より深化させることによってタイヤの補強パッケージにより接近するように形成すること、および/またはベース溝をより幅広に形成することを、更に含み得る。そのような工程は、例えば、当業者には既知の研削器具または他の切削作業で達成することができる。
リトレッド中のタイヤの元のアンダートレッド部分を調整済み接着表面として使用する場合、または以前に接着されたトレッドバンドのアンダートレッド部分を調整済み接着表面として使用する場合には、調整済み接着表面を提供する工程は、タイヤのベース部分の、定められた深さの溝付きトレッド部分を、タイヤの周りの周囲方向で取り除くことを含み得、この溝付きトレッド部分が、その中に形成されたベーストレッド溝を有することにより、調整済み接着表面が提供され、その定められた深さは、少なくともベーストレッド溝の底部に至るまでである。そのような実施形態は、調整済み接着表面内にベース溝を形成する工程を更に含む。
これらの実施形態では、定められた深さは、少なくともトレッド溝の底部を含む深さに至るまでであり、これによって、元の溝付きトレッド領域が完全に取り除かれる。前述のように、この定められた深さは、少なくとも、例えば道路の障害物もしくは破片の上を走ることによって、または不規則な磨耗によって引き起こされる、元のトレッド内に生じるいずれの修復不可能な、えぐれ、切れ目、亀裂、および/または他の表面損傷もが除去されるように、材料を取り除かなければならない深さとするべきである。そのような表面損傷が、当該分野では既知の適切な材料および方法を使用して修復可能である場合には、定められた深さは、少なくとも、いずれの非修復の表面損傷をも取り除くために必要な深さ(依然として、少なくともトレッド溝の底部に至るまでではあるが)とすることができる。当業者には理解されるように、バフ研磨されるか、または別の方法で取り除かれる定められた量は、バフ研磨の開始前に、またはバフ研磨の進行と同時に決定することができる。いずれの場合にも、定められた量は、好適な調整済み接着表面をもたらすような量である
アンダートレッド内にベース溝を形成することを含む特定の実施形態は、調整済み接着表面内にベース溝を形成する工程を含み得る。新たな溝が、露出したアンダートレッド内に形成され、トレッドバンドの第2溝の開口部と整合するベース溝を提供する。そのような工程は、当業者には既知の研削器具または他の切削器具の使用を通じて達成することができる。
タイヤをリトレッドするための方法は、硬化済みトレッドバンドを、その整合位置で、調整済み接着表面に接着する工程を更に含み得る。この接着は、クッションゴム層の使用を含めた、当業者には既知の任意の方法によって行なうことができる。クッションゴムは、典型的には、生の(未硬化の)ゴム化合物である。他の材料としては、例えば、ポリウレタン接着剤、または他の接着剤が挙げられる。接着材料は、トレッドバンドの背面上に、調整済み接着表面上に、またはそれらの組み合わせ上に、噴霧し、塗布し、散布し、かつ/または押し出すことができる。あるいは、接着材料のシートを、単独で、または他の接着材料と組み合わせて、接着表面の一方または双方の上に定置することができる。これらの接着材料および適用方法の全ては、当業者には既知である。
特定の実施形態では、クッションゴムを、接着表面の一方または双方の上に噴霧して、例えば平均200〜600マイクロメートルの、または平均300マイクロメートル未満の、非常に薄いクッションゴムの層を提供することができる。そのような方法は周知であり、一例が、米国特許第7,128,794号に記載されており、その特許は、その全ての開示内容に関して、本明細書に参照として完全に組み込まれる。
これらの方法は、いずれのタイプのタイヤにも適用することができ、したがって、いずれのタイプのタイヤも、本発明の実施形態を提供することができる。しかしながら、特定の実施形態は、バスおよびトラックに関するような、大型車両のタイヤに関して、特に有益である。より具体的には、実施形態は、ステアタイヤ、駆動タイヤ、または牽引タイヤである、トラックのタイヤを含み得る。牽引タイヤが、そのようなリトレッドプロセスに関して特に好適であり得ると想到される。
用語「含む」、「包含する」、および「有する」は、特許請求の範囲および本明細書で使用するとき、指定されない他の要素を包含し得る、開かれた群を示すとして見なされるものとする。用語「から本質的に構成される」は、特許請求の範囲および本明細書で使用するとき、指定されない他の要素が、特許請求される発明の基本的特性および新規な特性を著しく変更しない限り、それらの他の要素を包含し得る、部分的に開かれた群を示すとして見なされるものとする。用語「a」、「an」、および語の単数形は、同一の語の複数形を包含するように理解されることにより、その用語が、1つ以上のものを提供することを意味するものとする。用語「1つ」または「単一」は、1つのもの、および1つのみのものを意図することを示すために使用されるものとする。同様に、「2つ」などの、他の特定の整数の値は、特定の数のものを意図する場合に使用される。用語「好ましくは」、「好適な」、「好む」、「所望により」、「してもよい」および同様の用語は、言及されている事項、条件、または工程が、本発明の任意選択的な(必須ではない)特徴であることを示すために使用される。「a〜b」であるとして説明される範囲は、「a」および「b」に関する値を包含する。
本発明の実施形態に対して、様々な修正および変更が、その真の趣旨から逸脱することなく実施され得ることを、以上の記述から理解されたい。以上の記述は、単に説明の目的のために記載されているのであって、限定する意味で解釈するべきではない。以下の特許請求の範囲の文言のみが、本発明の範囲を限定するべきである。
Claims (13)
- リトレッドタイヤであって、
前記タイヤのベース部分の調整済み接着表面に接着される、硬化済みトレッドバンドであって、前記硬化済みトレッドバンドは、前記トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を有する第1溝、および前記トレッドバンドの背面へと開放する底部を有する第2溝を含み、前記背面が、前記調整済み接着表面に接着され、前記第2溝の溝頂部が、前記第1溝の溝底部よりも高いことにより、前記第2溝頂部は、磨耗によって前記第1溝が消滅する前に、前記トレッドバンドの前記接地前面へと開放される、硬化済みトレッドバンドと、
前記タイヤの前記ベース部分内に形成され、かつ前記タイヤの前記調整済み接着表面へと開放する、ベース溝であって、前記第2溝底部が、前記ベース溝と流体連通して開放する、ベース溝と、
を含むことを特徴とするリトレッドタイヤ。 - 前記タイヤの前記ベース部分が、その中に前記ベース溝が形成された溝付きトレッド部分を含み、前記調整済み接着表面が、その中に前記ベース溝が形成された前記トレッド部分の前面である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- カーカス部分を覆う前記トレッド部分が、磨耗表示を含む、請求項2に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記磨耗表示が磨耗線である、請求項3に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記タイヤの前記ベース部分が、アンダートレッド部分を含み、前記調整済み接着表面が、前記アンダートレッド部分の前面であり、前記アンダートレッド部分が、前記アンダートレッド部分内に形成され、かつ前記アンダートレッド部分へと開放する、前記ベース溝を有する、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記調整済み接着表面が、前記タイヤの前記ベース部分に以前に適用された、磨耗したトレッドバンドの前面であり、前記ベース溝が、前記磨耗したトレッドバンドの前記前面へと開放する、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
- 前記調整済み接着表面が、前記磨耗したトレッドバンドのアンダートレッド部分である、請求項6に記載のリトレッドタイヤ。
- タイヤをリトレッドするための方法であって、
前記タイヤのベース部分の調整済み接着表面を提供する工程であって、前記調整済み接着表面が、前記タイヤの前記ベース部分内に形成され、かつ前記調整済み接着表面へと開放するベース溝を有する、工程と、
硬化済みトレッドバンドを提供する工程であって、前記トレッドバンドが、前記トレッドバンドの接地前面へと開放する頂部を有する第1溝、および前記トレッドバンドの背面へと開放する底部を有する第2溝を含み、前記第2溝の溝頂部が、前記第1溝の溝底部よりも高いことにより、前記第2溝頂部は、磨耗によって前記第1溝が消滅する前に、前記トレッドバンドの前記接地前面に開放される、工程と、
前記第2溝底部を、前記ベース溝と流体連通して開放するように整合させる工程と、
を含むことを特徴とするタイヤをリトレッドするための方法。 - 前記硬化済みトレッドバンドを、その整合位置で、前記調整済み接着表面に接着する工程、を更に含む、請求項8に記載の方法。
- 前記調整済み接着表面を提供する工程が、
前記タイヤの前記ベース部分の、定められた深さの溝付きトレッド部分を、前記タイヤの周りの周囲方向で取り除く工程であって、前記溝付きトレッド部分が、その中に形成されたベーストレッド溝を有し、前記定められた深さが、前記ベーストレッド溝の底部までの深さよりは小さく、前記ベーストレッド溝が、前記ベース溝である、工程、
を含む、請求項8に記載の方法。 - 前記ベース溝を深化させる工程、を更に含む、請求項10に記載の方法。
- 前記ベース溝を拡幅する工程、を更に含む、請求項10に記載の方法。
- 前記調整済み接着表面を提供する工程が、
前記タイヤの前記ベース部分の、定められた深さの溝付きトレッド部分を、前記タイヤの周りの周囲方向で取り除く工程であって、前記溝付きトレッド部分が、その中に形成されたベーストレッド溝を有し、前記定められた深さが、少なくとも前記ベーストレッド溝の底部に至るまでである、工程と、
前記調整済み接着表面内に、前記ベース溝を形成する工程と、
を含む、請求項8に記載の方法。
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