JP2003104010A - 更生タイヤ - Google Patents
更生タイヤInfo
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- JP2003104010A JP2003104010A JP2001302248A JP2001302248A JP2003104010A JP 2003104010 A JP2003104010 A JP 2003104010A JP 2001302248 A JP2001302248 A JP 2001302248A JP 2001302248 A JP2001302248 A JP 2001302248A JP 2003104010 A JP2003104010 A JP 2003104010A
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- Japan
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- tire
- tread
- retreaded
- rehabilitation
- reclaimed
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 更生用に新規に付加するトレッドゴム量を低
減するとともに、従来の更生タイヤよりもより低発熱性
の更生用タイヤを提供する。 【解決手段】 台タイヤのトレッド陸部および溝壁部に
おいて、出来るだけ再利用可能なトレドゴムを残すこと
により、台タイヤのトレッド陸部の少なくとも一部の更
生面が、前記台タイヤの溝下部更生面よりタイヤ半径方
向外側に位置するようにした更生タイヤおよび残存する
低発熱性のアンダートレッドゴムの量を従来より多く確
保し、従来の更生タイヤよりもより低発熱とした更生タ
イヤ。
減するとともに、従来の更生タイヤよりもより低発熱性
の更生用タイヤを提供する。 【解決手段】 台タイヤのトレッド陸部および溝壁部に
おいて、出来るだけ再利用可能なトレドゴムを残すこと
により、台タイヤのトレッド陸部の少なくとも一部の更
生面が、前記台タイヤの溝下部更生面よりタイヤ半径方
向外側に位置するようにした更生タイヤおよび残存する
低発熱性のアンダートレッドゴムの量を従来より多く確
保し、従来の更生タイヤよりもより低発熱とした更生タ
イヤ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、更生タイヤに関
し、更に詳しくは、更生用に新規に付与するトレッド用
ゴム量を低減することを可能にした更生タイヤに関す
る。
し、更に詳しくは、更生用に新規に付与するトレッド用
ゴム量を低減することを可能にした更生タイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等の重荷重用タイヤで
は、経費節減のため摩耗や破損した使用済みタイヤ(以
下、台タイヤと称する)のトレッド部を交換し更生タイ
ヤとして再利用している。
は、経費節減のため摩耗や破損した使用済みタイヤ(以
下、台タイヤと称する)のトレッド部を交換し更生タイ
ヤとして再利用している。
【0003】台タイヤを更生する時に、これまでは図2
に示すように、台タイヤ1の溝が全て摩耗していなくて
も(摩耗面を破線7で示す)、タイヤ表面から2〜3m
mまでの部位は外傷を受け易いため、残溝を残して走行
を終了する。そして通常、溝下2〜3mmの位置まで、
ほぼトレッド全幅にわたり切削を行い更生面8とし、そ
の上に更生用トレッドゴム2を付加していた。
に示すように、台タイヤ1の溝が全て摩耗していなくて
も(摩耗面を破線7で示す)、タイヤ表面から2〜3m
mまでの部位は外傷を受け易いため、残溝を残して走行
を終了する。そして通常、溝下2〜3mmの位置まで、
ほぼトレッド全幅にわたり切削を行い更生面8とし、そ
の上に更生用トレッドゴム2を付加していた。
【0004】従って、再利用可能なトレッドゴムまで削
り取ることになり、その部分を補填すべく本来不必要な
更生用トレッドゴム2を増量して更生していたため、更
生用トレッドゴム2をその分無駄にしていた。
り取ることになり、その部分を補填すべく本来不必要な
更生用トレッドゴム2を増量して更生していたため、更
生用トレッドゴム2をその分無駄にしていた。
【0005】更に、上述のように溝下2〜3mmまで切
削することから、ベルト層6とトレッドゴムの間にアン
ダートレッドゴムが配設された台タイヤの場合では、低
発熱性のアンダートレッドゴムの多くの量を取り除いて
しまうため、この部分の低発熱性を損ねるという問題が
あった。
削することから、ベルト層6とトレッドゴムの間にアン
ダートレッドゴムが配設された台タイヤの場合では、低
発熱性のアンダートレッドゴムの多くの量を取り除いて
しまうため、この部分の低発熱性を損ねるという問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決すべくなされたものであり、更生用に新規に付加す
るトレッドゴム量を低減することを可能にした更生用タ
イヤを提供することを目的とする。更に本発明のもう1
つの目的は、従来の更生タイヤよりもより低発熱性の更
生タイヤを提供することである。
解決すべくなされたものであり、更生用に新規に付加す
るトレッドゴム量を低減することを可能にした更生用タ
イヤを提供することを目的とする。更に本発明のもう1
つの目的は、従来の更生タイヤよりもより低発熱性の更
生タイヤを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、台タイヤのトレッド陸部の少なくとも一
部の更生面が、前記台タイヤの溝下部更生面よりタイヤ
半径方向外側に位置する更生タイヤを提供する。
め、本発明は、台タイヤのトレッド陸部の少なくとも一
部の更生面が、前記台タイヤの溝下部更生面よりタイヤ
半径方向外側に位置する更生タイヤを提供する。
【0008】また、本発明は、前記台タイヤのトレッド
陸部の更生面が、更生したタイヤの溝底よりタイヤ半径
方向外側に位置する更生タイヤを提供する。
陸部の更生面が、更生したタイヤの溝底よりタイヤ半径
方向外側に位置する更生タイヤを提供する。
【0009】更に、本発明は、前記台タイヤがアンダー
トレッドゴムを有する更生タイヤを提供する。
トレッドゴムを有する更生タイヤを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施態様を図面に
基づき説明する。図1は、本発明のリブタイプ更生タイ
ヤのタイヤ半径方向の部分断面図であって、摩耗したタ
イヤの残存トレッド部を切削することにより得られた更
生面8を有する台タイヤ1と、この台タイヤ1に接着さ
れた更生トレッドゴム2からなる。尚、図1および後述
する図2において、台タイヤおよび更生タイヤは共に同
一のタイヤサイズおよびリブパターンの場合としてい
る。
基づき説明する。図1は、本発明のリブタイプ更生タイ
ヤのタイヤ半径方向の部分断面図であって、摩耗したタ
イヤの残存トレッド部を切削することにより得られた更
生面8を有する台タイヤ1と、この台タイヤ1に接着さ
れた更生トレッドゴム2からなる。尚、図1および後述
する図2において、台タイヤおよび更生タイヤは共に同
一のタイヤサイズおよびリブパターンの場合としてい
る。
【0011】前記台タイヤ1には、トレッド部3の両端
からタイヤ半径方向内方へ延びるサイドウォール部4、
4と、各サイドウォール部4のタイヤ半径方向内方端に
位置するビード部(不図示)とを備え、また各ビード部
間には前記トレッド部3からサイドウォール部4を通
り、両端がビード部で係止されるカーカス層5が装架さ
れるとともに、カーカス層5のタイヤ半径方向外側且つ
トレッド部3内方には複数のベルト層6が配置されてい
る。
からタイヤ半径方向内方へ延びるサイドウォール部4、
4と、各サイドウォール部4のタイヤ半径方向内方端に
位置するビード部(不図示)とを備え、また各ビード部
間には前記トレッド部3からサイドウォール部4を通
り、両端がビード部で係止されるカーカス層5が装架さ
れるとともに、カーカス層5のタイヤ半径方向外側且つ
トレッド部3内方には複数のベルト層6が配置されてい
る。
【0012】更生用トレッドゴムは、未加硫の状態で台
タイヤ1にセメントゴム等を介して貼着され、台タイヤ
1とともに加硫成形を行うことにより更生タイヤが形成
される。
タイヤ1にセメントゴム等を介して貼着され、台タイヤ
1とともに加硫成形を行うことにより更生タイヤが形成
される。
【0013】図1において、7は台タイヤの摩耗面を示
している。従来、こうした場合には、図2に示すように
ほぼトレッド全幅にわたり更生面8の位置まで切削して
いた。通常、更生面8は溝底9から2〜3mm内側の位
置とするのが一般的である。これは、タイヤ表面から2
〜3mmまでの部位は外からの傷を受け易くゴムの劣化
が激しいため、これを取り除くとともに、更生用トレッ
ドゴムとの強固な接着性を確保するためである。
している。従来、こうした場合には、図2に示すように
ほぼトレッド全幅にわたり更生面8の位置まで切削して
いた。通常、更生面8は溝底9から2〜3mm内側の位
置とするのが一般的である。これは、タイヤ表面から2
〜3mmまでの部位は外からの傷を受け易くゴムの劣化
が激しいため、これを取り除くとともに、更生用トレッ
ドゴムとの強固な接着性を確保するためである。
【0014】これに対し、本発明では、台タイヤ1の更
生面8において、トレッド陸部10の少なくとも一部の
更生面11が、溝下部の更生面12よりタイヤ半径方向
外側に位置するのである。即ち、図1において、更生面
8は、溝下部では従来と同様に切削するが、トレッド陸
部10および溝壁部13では、切削により傷が無くなれ
ば更生用トレッドゴムとの接着に悪影響がなくなるタイ
ヤ表面から2〜3mm程度までの部分の切削にとどめ、
出来るだけ再利用可能なトレッドゴムを残している。前
記トレッド陸部10の更生面11は、溝下部の更生面1
2より1mm以上タイヤ半径方向外側に位置するのが好
ましく、更に好ましくは3mm以上外側に位置するのが
よい。1mm以上であれば、更生用に新規に付加するト
レッドゴム量の十分な低減効果が得られるからである。
生面8において、トレッド陸部10の少なくとも一部の
更生面11が、溝下部の更生面12よりタイヤ半径方向
外側に位置するのである。即ち、図1において、更生面
8は、溝下部では従来と同様に切削するが、トレッド陸
部10および溝壁部13では、切削により傷が無くなれ
ば更生用トレッドゴムとの接着に悪影響がなくなるタイ
ヤ表面から2〜3mm程度までの部分の切削にとどめ、
出来るだけ再利用可能なトレッドゴムを残している。前
記トレッド陸部10の更生面11は、溝下部の更生面1
2より1mm以上タイヤ半径方向外側に位置するのが好
ましく、更に好ましくは3mm以上外側に位置するのが
よい。1mm以上であれば、更生用に新規に付加するト
レッドゴム量の十分な低減効果が得られるからである。
【0015】本発明では、台タイヤ1の全てのトレッド
陸部10が溝下部の更生面12よりタイヤ半径方向外側
に位置するのが好ましいが、これに限定されるものでは
ない。例えば、リブタイヤのトレッド陸部10に部分的
に深い傷があり、溝下部の更生面12まで切削しなけれ
ばならない場合等では、傷のあるトレッド陸部10をタ
イヤ全周に亘り、またタイヤセンターラインCを挟んで
対称の位置にあるトレッド陸部10を同時に切削するの
が、タイヤの重量バランスの点で好ましいからである こうすることで、従来削り取っていた再利用可能なトレ
ッドゴムが残存でき、更生用に新規に付加するトレッド
用ゴムの量を低減することができる。
陸部10が溝下部の更生面12よりタイヤ半径方向外側
に位置するのが好ましいが、これに限定されるものでは
ない。例えば、リブタイヤのトレッド陸部10に部分的
に深い傷があり、溝下部の更生面12まで切削しなけれ
ばならない場合等では、傷のあるトレッド陸部10をタ
イヤ全周に亘り、またタイヤセンターラインCを挟んで
対称の位置にあるトレッド陸部10を同時に切削するの
が、タイヤの重量バランスの点で好ましいからである こうすることで、従来削り取っていた再利用可能なトレ
ッドゴムが残存でき、更生用に新規に付加するトレッド
用ゴムの量を低減することができる。
【0016】また、本発明では、台タイヤ1のトレッド
陸部10の残存量が多くあれば、それに伴いトレッド陸
部の更生面11を高く残すことができるから、新規に設
けた更生タイヤトレッド部の溝底9よりタイヤ半径方向
外側までトレッド陸部の更生面11を上げることが可能
となり、更生用トレッドゴム量を更に低減することがで
きるとともに、更生面の面積が拡大するので更生用トレ
ッドゴムとの接着力を更に高めることができる。
陸部10の残存量が多くあれば、それに伴いトレッド陸
部の更生面11を高く残すことができるから、新規に設
けた更生タイヤトレッド部の溝底9よりタイヤ半径方向
外側までトレッド陸部の更生面11を上げることが可能
となり、更生用トレッドゴム量を更に低減することがで
きるとともに、更生面の面積が拡大するので更生用トレ
ッドゴムとの接着力を更に高めることができる。
【0017】本実施態様では、リブタイプのタイヤにつ
いて説明したが、これに限られるものではなく、ラグタ
イプ、リブラグタイプ、ブロックタイプのタイヤにも適
用可能である。上述のリブタイプのタイヤと同様に、台
タイヤの溝下部およびトレッド陸部において、破損ゴム
部分を切削して溝下部と陸部で段差のある更生面からな
る台タイヤとするのである。
いて説明したが、これに限られるものではなく、ラグタ
イプ、リブラグタイプ、ブロックタイプのタイヤにも適
用可能である。上述のリブタイプのタイヤと同様に、台
タイヤの溝下部およびトレッド陸部において、破損ゴム
部分を切削して溝下部と陸部で段差のある更生面からな
る台タイヤとするのである。
【0018】また、本発明では、台タイヤ1が低発熱性
のアンダートレッドTを有する場合、残存する低発熱性
のアンダートレッドゴムの量を従来より多く確保できる
ので、従来の更生タイヤよりもより低発熱の更生タイヤ
とすることができる。更に、本発明の更生タイヤは、更
生面8に凹凸を有することから、従来の更生タイヤに比
べ更生面8の面積が拡大するので、更生面8と更生用ト
レッドゴムとの接着力が向上し、従来の更生タイヤより
も、より耐セパレーション性能に優れる更生タイヤが得
られるという副次的効果も期待できる。
のアンダートレッドTを有する場合、残存する低発熱性
のアンダートレッドゴムの量を従来より多く確保できる
ので、従来の更生タイヤよりもより低発熱の更生タイヤ
とすることができる。更に、本発明の更生タイヤは、更
生面8に凹凸を有することから、従来の更生タイヤに比
べ更生面8の面積が拡大するので、更生面8と更生用ト
レッドゴムとの接着力が向上し、従来の更生タイヤより
も、より耐セパレーション性能に優れる更生タイヤが得
られるという副次的効果も期待できる。
【0019】
【実施例】台タイヤおよび更生タイヤを共に同じタイヤ
サイズ11R22.5 14PRの同じリブパターンと
し、従来の更生タイヤおよび本発明の更生タイヤの更生
面断面形状を図2および図1のようにした。従来の更生
タイヤの更生面は、台タイヤの溝底からタイヤ半径方向
内側3mmの位置とし、本発明の更生タイヤの更生面
は、溝下部は従来の更生タイヤと同じ位置とし、トレッ
ド陸部は従来の更生タイヤの更生面から5mm高い(タ
イヤ半径方向外側)位置とした。このような断面形状の
更生面が両更生タイヤともタイヤ全周に亘り形成されて
いる。アンダートレッドゴムは、従来の更生タイヤ、本
発明の更生タイヤともに、図1および2のように残存す
るが、本発明の更生タイヤでは従来の更生タイヤに比
べ、多くの量のアンダートレッドがそのまま残存されて
いる。
サイズ11R22.5 14PRの同じリブパターンと
し、従来の更生タイヤおよび本発明の更生タイヤの更生
面断面形状を図2および図1のようにした。従来の更生
タイヤの更生面は、台タイヤの溝底からタイヤ半径方向
内側3mmの位置とし、本発明の更生タイヤの更生面
は、溝下部は従来の更生タイヤと同じ位置とし、トレッ
ド陸部は従来の更生タイヤの更生面から5mm高い(タ
イヤ半径方向外側)位置とした。このような断面形状の
更生面が両更生タイヤともタイヤ全周に亘り形成されて
いる。アンダートレッドゴムは、従来の更生タイヤ、本
発明の更生タイヤともに、図1および2のように残存す
るが、本発明の更生タイヤでは従来の更生タイヤに比
べ、多くの量のアンダートレッドがそのまま残存されて
いる。
【0020】上記2種の台タイヤそれぞれに未加硫の更
生用トレッドゴムを貼着した後、加硫成形して試験タイ
ヤとした。更生用トレッドゴム量の測定 各試験タイヤから更生用トレッドゴムを丁寧に切り取
り、その体積を計量した。従来の更生タイヤの更生用ト
レッドゴムの体積を100とした指数で示す。その数値
が小さいほど更生用トレッドゴムの体積が小さい。タイヤ発熱性 各試験タイヤをリムサイズ22.5×8.25のリムに
装着し、空気圧860kPa、荷重26.73kN、速
度60km/hrから10km/hr・stepのステ
ップアップの条件で、室内ドラム試験を行い、ベルト層
のエッジ部付近における発熱レベルを測定し、その結果
を従来の更生タイヤを100とする指数値で評価した。
その数値が小さいほど低発熱性に優れている。
生用トレッドゴムを貼着した後、加硫成形して試験タイ
ヤとした。更生用トレッドゴム量の測定 各試験タイヤから更生用トレッドゴムを丁寧に切り取
り、その体積を計量した。従来の更生タイヤの更生用ト
レッドゴムの体積を100とした指数で示す。その数値
が小さいほど更生用トレッドゴムの体積が小さい。タイヤ発熱性 各試験タイヤをリムサイズ22.5×8.25のリムに
装着し、空気圧860kPa、荷重26.73kN、速
度60km/hrから10km/hr・stepのステ
ップアップの条件で、室内ドラム試験を行い、ベルト層
のエッジ部付近における発熱レベルを測定し、その結果
を従来の更生タイヤを100とする指数値で評価した。
その数値が小さいほど低発熱性に優れている。
【0021】以上の評価結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】以上から明らかなように、本発明の更生タ
イヤの更生用トレッドゴム量は従来の更生タイヤに比べ
19.7%削減されていることが判る。また、タイヤ発
熱性では、本発明の更生タイヤが従来の更生タイヤに比
べ、ベルト層エッジ部付近の発熱性が低いことがわか
る。
イヤの更生用トレッドゴム量は従来の更生タイヤに比べ
19.7%削減されていることが判る。また、タイヤ発
熱性では、本発明の更生タイヤが従来の更生タイヤに比
べ、ベルト層エッジ部付近の発熱性が低いことがわか
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来削り取っていたトレッド陸部の再利用可能なトレッド
ゴムが残存するので、更生用に新規に付加するトレッド
ゴム量を低減することができる。また、本発明の更生タ
イヤでは、アンダートレッドゴムをより多く残すことが
できるので、従来の更生タイヤよりもより低発熱性の更
生タイヤを得ることができる。
来削り取っていたトレッド陸部の再利用可能なトレッド
ゴムが残存するので、更生用に新規に付加するトレッド
ゴム量を低減することができる。また、本発明の更生タ
イヤでは、アンダートレッドゴムをより多く残すことが
できるので、従来の更生タイヤよりもより低発熱性の更
生タイヤを得ることができる。
【図1】 本発明の実施態様からなる更生タイヤを示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図2】 従来の更生タイヤを示す部分断面図である。
1 台タイヤ
2 更生用トレッドゴム
3 トレッド部
4 サイドウォール部
5 カーカス層
6 ベルト層
7 摩耗面
8 更生面
9 溝底
10 トレッド陸部
11 トレッド陸部の更生面
12 溝下部の更生面
13 溝壁部
C タイヤセンターライン
T アンダートレッド
Claims (3)
- 【請求項1】 台タイヤのトレッド陸部の少なくとも一
部の更生面が、前記台タイヤの溝下部更生面よりタイヤ
半径方向外側に位置する更生タイヤ。 - 【請求項2】 前記台タイヤのトレッド陸部の更生面
が、更生したタイヤの溝底よりタイヤ半径方向外側に位
置する請求項1に記載の更生タイヤ。 - 【請求項3】 前記台タイヤがアンダートレッドゴムを
有する請求項1又は2に記載の更生タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302248A JP2003104010A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 更生タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302248A JP2003104010A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 更生タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104010A true JP2003104010A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19122517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001302248A Pending JP2003104010A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 更生タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003104010A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302248A patent/JP2003104010A/ja active Pending
Cited By (22)
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