JP4469190B2 - ラジアルプライ空気入りリキャップタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、操舵車軸用のトラック用ラジアルプライ空気入りリキャップタイヤに関する。
トラックタイヤの操舵車軸用に特別に設計されたトレッドが、種々の形状のリブ型タイヤに対して使用されるようになってきている。この非駆動車軸は、直線走行の荷重がかかるだけでなく、コーナリングおよび回転の荷重もかかる。当業者の中には、操縦性を改善するために、理論的にはトレッドリブは周方向溝に隣接する尖った縁部を持つべきであると考えている者もいる。
これらの尖った縁部は、正常な使用の間にトレッドの不規則な摩耗を生じることがある。トレッドのショルダーの領域では大きな摩耗侵食がよく起こる。この問題は、1984年11月6日にジロン(Giron)に付与された特許文献1において取り扱われた。図2に示されているように、ジロンは、正常な運転条件のもとで道路と接触する、横方向に位置して周方向に連続するリブ4を使用することを開示した。リブ4が道路に作用する力または圧力は、ショルダーリブ6の力または圧力よりも小さい。この従来のタイヤ2は、ショルダーリブ6の鋭い縁部の保護を、横方向に配置されたリブ4に頼っている。そのようなタイヤ2の1つがミシュランXZA−1+操舵用タイヤであると考えられる。
構造による別の手法として、周方向に連続する狭い溝7とショルダーリブ5とに近接する、凹部のない周方向リブ3を有するものがある。そのようなタイヤは、グッドイヤーG259操舵用タイヤとして市販されており、そのタイヤ1は、図3に示されているような静止状態のフットプリントすなわちトレッドの接触区域を有している。
構造によるさらに他の手法は、ショルダーリブの側部に、周方向に連続する湾曲した狭い溝を有している、ブリヂストン・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーのR227操舵用タイヤによって表わされている。その湾曲した狭い溝は、ショルダーの圧力を低減し、特許文献2において教示されているような衝撃吸収溝(decoupling groove)として働く。
構造によるこれらの手法は全て、トレッド内の衝撃吸収溝に頼るものである。これらの特徴は、トレッドが新しいときにはショルダーの摩耗を効果的に低減するであろう。これは、不規則な摩耗を受けるのを抑制するという顕著な利点をもっている。トレッドのショルダーは、トレッドが新しくトレッドの厚さが最大であるときに、不規則な摩耗を最も引き起こし易い。
米国特許第4,480,671号 米国特許第4,995,437号
問題になるのは、衝撃吸収溝が石をくわえ込む傾向がある場合があると共に、トレッドにおける衝撃吸収リブは裂け易く、かつ切れ易いことである。その結果、トレッドのこの部分は、タイヤが歩道の縁石またはその他の固い障害物に当たったときに、潜在的に損傷を受けやすいことがある。
トレッド内の衝撃吸収溝の使用に伴う他の問題は、良好な衝撃吸収溝を横方向に向けて信頼性高く成形するのが不可能なことである。従来、分割されたトレッド内に衝撃吸収溝がある操舵用タイヤの用途では、タイヤモールドを使用することが一般的に行われていた。したがって、操舵車輪の位置で使用するのに適した構造のトレッドを備えた操舵用タイヤを成形するときに、半径方向内側または鉛直方向内側に延びる衝撃吸収溝を備えた操舵用タイヤを成形することは容易であった。横方向に延びる衝撃吸収溝は、少なくとも成形性および一様性に関する問題と同等の問題を抱えていた。
トレッドが効果的にサイドウォールから衝撃吸収するのを確実にするために、すなわち、トレッドショルダーが、サイドウォールから受ける力の影響をあまり受けない状態を維持するために、衝撃を吸収するための新たな、かつ非常に改良された方法が提供されなければならない。
本発明は、トレッドショルダーの衝撃を効果的に吸収する方法を提供する。
トレッドショルダーの効果的な衝撃吸収は、トレッドのトレッドウォール領域において半径方向外側の位置、また、好ましくはベルト構造のすぐ上の位置、したがって、タイヤのケーシングがタイヤ更生のために準備されるときにはトレッド緩衝ライン(tread buff line)の上方の位置で起こる。
商用トラックの操舵車軸用のラジアルプライ空気入りタイヤについて記述する。タイヤはトレッドとケーシングを有している。ケーシングは、半径方向内側の1対のビードに延びる少なくとも1つのラジアルプライと、ラジアルプライの半径方向外側に配置されているベルト補強構造を有している。
トレッドはケーシングの半径方向外側に配置されている。トレッドは1対のショルダートレッドリブを有し、各ショルダートレッドリブは軸方向外側のトレッドウォールを有している。軸方向外側の各トレッドウォールは、横方向内側に延びていて周方向に連続するサイド溝を有している。サイド溝は、溝深さ(d)と最小溝幅(w)を有している。最小溝幅(w)は約5mm以上であり、5mmから7mmの範囲にあることが好ましい。そして、最小溝幅(w)に対する溝深さ(d)の比は1.0から2.4であり、好ましくは1.6から2.4である。サイド溝は丸み付けられた輪郭Rをもつ溝底部を有し、輪郭Rの半径方向内側の部分は、最小溝幅(w)の少なくとも2分の1に等しい。
タイヤは1対のサイドウォールも有し、1つのサイドウォールは、各ショルダートレッドリブから半径方向内側の各ビードへ半径方向内側に延びている。
各サイド溝は、溝壁間の中間線として定義される中心線Cを有している。溝壁間の中心線Cの、サイドウォールの法線に対する角度が0であるのが好ましい。その許容範囲は、水平方向(回転軸)に対して上向きに+10度以下であり、かつ、サイドウォールの法線に対して下向きに−10度までの、トレッドの丸み付けられた部分に対して同心であり、または接する角度を超えない範囲である。
サイド溝の溝壁は正の抜き勾配を有していてもよい。少なくとも1つの実施態様においては、半径方向上方の溝壁は負の角度θをもつ。
あるいは、サイド溝がサイド溝の底部から軸方向外側のトレッドウォールに延びるに従って、サイド溝の溝壁間の距離を狭くしてもよい。
トレッドは、少なくとも1つの、トレッドの表面から基部まで延びる全深さ(full depth)の溝を有し、トレッドの滑り止め深さ(nonskid depth)は、少なくとも1つの全深さの溝の半径方向の深さと定義される。そして、軸方向外側のトレッドウォールにおける、サイド溝からトレッド表面まで測定されたトレッドの半径方向厚さは、少なくともトレッドの滑り止め深さの50%に等しい。
本発明はタイヤを成形するモールドも含むものである。モールドは半径方向外側のトレッド成形部分を有し、半径方向外側のトレッド成形部分は、周方向に当接する2つのセグメント、または半径方向に当接する複数のセグメントによって環状の閉じたリングを形成している。モールドは、トレッドウォール/サイドウォール成形用の1対のプレートを有している。トレッドウォール/サイドウォール成形用のプレートの各々は、ケーシングを越えて半径方向外側に延びている。トレッドウォール/サイドウォール成形用の各プレートは、トレッド内のサイド溝を形成する横方向内側に延びる環状リブを有しており、サイド溝は周方向に連続し、かつベルト補強構造の位置またはその半径方向外側に位置している。
本発明は、さらに、タイヤを成形する方法を含んでいる。この方法は、
トレッド成形部分と、トレッドウォール/サイドウォール成形用の1対の環状プレートとを有するモールド内にタイヤを置くステップと、
タイヤの外面のトレッドとサイドウォールを成形するために熱と圧力を加えるステップと、
横方向に延び周方向に連続するサイド溝を、トレッドウォール/サイドウォール成形用環状プレートの各々の環状リブによって、半径方向にベルト補強構造の位置またはその外側であってトレッドの外側表面の半径方向内側の位置に、横方向の各々のトレッド縁部に沿って形成するステップと、
タイヤを硬化させるステップと、
モールドを開くステップと、
硬化させられたタイヤを取り出すステップとを有する。
[定義]
“エイペックス”は、ビードコアの半径方向上側でプライと折返しプライとの間に位置するエラストマーのフィラーを意味する。
“ビード”は、プライコードが巻かれ、またはその他の方法でプライコードに固定された環状の引張部材を有し、フリッパ、チッパ、エイペックス、トウガード、およびチェーファーのような他の補強部材を有することもあれば、有しないこともあり、設計リムにはめ込むように形作られているタイヤの部分を意味する。
“ベルト構造”は、織物または織られていない物で、トレッドの下側に配置され、ビードに固定されておらず、タイヤの周方向中心線に対して15°から70°の範囲の左右のコード角度を有する、平行コードの少なくとも2つの環状の層、すなわちプライを意味する。
“ケーシング”は、カーカス、ベルト構造、ビード、サイドウォール、およびその他の、トレッドおよびアンダートレッドを除くタイヤの構成要素を意味する。ケーシングは、新しいトレッドが取り付けられるべき新しい未加硫のゴムまたは予め加硫されているゴムであってもよい。
“チェーファー”とは、リムからコードプライを保護し、リムの上方の屈曲を分散させ、タイヤをシールするために、ビードの外側を囲むように配置される細いストリップ材を指す。
“周方向”は、軸線方向に垂直な、環状のトレッドの表面の周囲に沿って延びるラインまたは方向を意味する。
“コード”は、タイヤ内のベルトおよびプライを構成する補強用の撚り糸の一つを意味する。
“横方向”は軸方向を意味する。
“プライ”は、ゴムで被覆されたエラストマーの平行なコードの連続する層を意味する。
“半径方向の”および“半径方向に”は、タイヤの回転軸に対して半径方向に近づく、または離れる方向を意味する。
“ラジアルプライタイヤ”は、ビードからビードへ延びるプライコードがタイヤの赤道面に対して65°から90°の間のコード角度に配置されており、ベルトが巻かれた、または周方向に拘束された空気入りタイヤを意味する。
“ショルダー”は、トレッド縁部のすぐ下の、サイドウォールの上部を意味し、トレッドショルダーまたはショルダーリブはトレッドの、ショルダーの近傍の部分を意味する。
“サイドウォール”はタイヤの、トレッドとビードとの間の部分を意味する。
“トレッド”はタイヤの、標準の膨張状態で標準の荷重条件下で道路に接する部分を含むゴムまたはエラストマーの部材を意味する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、操舵車軸上に用いられる空気入りラジアルタイヤ10の断面図が示されている。
タイヤ10はトレッド20とケーシング12を備えている。ケーシング12は2つのサイドウォール14、16と、2つの環状ビード13から延びており、好ましくは2つの環状ビード13の周りに巻かれ、あるいは2つの環状ビード13に固定されている1つまたは2つ以上のラジアルプライ18と、半径方向においてトレッド20とラジアルプライ18の間に位置しているベルト補強構造15とを有している。
ラジアルプライ18とベルト補強構造15は、コードで補強されたエラストマー材であり、コードはスチールワイヤのフィラメントであることが好ましく、エラストマーは加硫されたゴム材料であることが好ましい。同様に、環状ビード13は、ビードコアとして知られている、巻かれて束になったスチールワイヤを有している。
好ましくはハロブチルゴム(halobutyl rubber)である、ライナー19の構成部材は、タイヤ10が膨らまされたときに空気圧を内部に保持する、ある程度空気不透過性である室を形成する。
本発明の好ましい実施形態のケーシング12には、図1に示されているように、ビード13の半径方向上方にエラストマーのエイペックス61を有する、8x10x9の6角形のビードコアを備えているビード13が用いられている。ビード領域におけるプライの折り返し部18Aは、フリッパ67、チッパ62、ゴムおよび繊維のチェーファー64,65、ゴムストリップ66、およびエラストマーくさび63を用いて補強された。
さらに、ベルト補強構造15は、サイド溝24の近傍においてベルト15の横方向端部に、ゴム材料のゴムストリップ75と、エラストマーの複数のストリップすなわちくさび72を有する。これらの特徴は、本発明の着想を実施するために必要なものではないが、好ましい実施形態に用いられる特徴として開示されている。
トレッド20は周方向に連続する複数の溝22と、1対のショルダーリブ25Aを含む複数のトレッドリブ25とを備え、ショルダーリブ25Aはトレッド20の各々の横方向縁部21に隣接している。
トレッド20の周方向中心線CLが、トレッド20の2つの横方向縁部21の間の間隔の中間に位置している。
複数のトレッドリブ25,25Aの半径方向外側の、道路に接する面26が、半径方向外側のトレッド面30を形成している。外側のトレッド面30は、1対の横方向縁部21に隣接し、1対の横方向縁部21の間に延びている。図5に示されているように、複数のサイプ、すなわち切り込み54および56がトレッド20上に設けられている。
図1に示されているように、横方向内側に延びる周方向のサイド溝24は、各ショルダーリブ25Aのトレッドウォール29内に位置している。
図5に示されているように、トレッド20は、新品のときには、タイヤに標準荷重がかけられているときに次のような静止状態のフットプリント圧力分布を示す。すなわち、作用する圧力は、フットプリントの軸方向中心線Cに沿って、ショルダーリブ25Aの横方向縁部21に隣接する位置上ではP3であり、ショルダーリブ25Aの周方向の溝22に隣接する位置上ではP1であり、ショルダーリブ25Aに横方向に隣接するリブ25上の、溝22の位置ではP2である。この圧力分布の関係は、P1がP2にほぼ等しく、そして本発明の好ましい一実施形態ではP1はP3にほぼ等しい。
図4に示されているように、従来技術のタイヤ1、G259は、100,000マイル(160,934.4km)走行して摩耗した後に、ショルダーリブ領域2にかなりのカッピング摩耗(cupping wear)が生じることがある。衝撃を吸収する、すなわち凹部を有する横方向リブ6は、この摩耗状態では、道路と接触しなくなるように著しく擦り減っている。図1に示されている本発明の好ましい実施形態のタイヤ10は、トレッド20の同じショルダー領域が非常に一様に摩耗する。従来技術のタイヤ1とテストしたタイヤ10とは、どちらも同じサイズの11R22.5で、評価試験中には同様に荷重がかけられ同様に膨らまされた。
図1および5に示されているように、本発明の一実施形態は、見本とするタイヤ10によって示された前記の圧力分布を有している。その圧力分布は、曲率の変化点40から横方向縁部21まで、トレッドショルダーリブ25Aの幅WSを実質的に次第に大きくすることによって達成される。この付け加えられたゴムの領域によって、より多くの材料が、摩耗が大きい傾向の領域に実質的に与えられると共に、幅が広いリブの全体に荷重を分散させて圧力が減少する。サイド溝24の直上または隣接する領域は、ショルダーリブ25Aのショルダーの丸み付けられた部分27がより良好に維持されるようにする。
おもしろいことに、P3がP1を20%以下だけ、好ましくは10%以下だけしか上回らないという、圧力変化量の上限が維持されなければならないことである。もしも過大な量のゴムが衝撃吸収溝(サイド溝)24の上方のショルダーリブ25Aに付加されると、周方向溝22の近傍の領域の負荷が軽くなり過ぎる可能性がある。この状態が起こると、エロージョン摩耗(erosion wear)または流れ摩耗(river wear)として知られている現象が周方向溝22の近傍に起こる可能性がある。この問題が起こるのを防止するために、バランスが維持されなければならない。両側のショルダーリブ25Aの縁部が同一の均一な速さで摩耗することが理想的である。この条件によって、トレッドの走行距離に関する有利な予想耐用寿命が達成される。
図1に示す見本となるタイヤ10において、本発明の一実施形態では、トレッド20の曲率半径Riが単一の曲率半径となるように選ばれていることが示されている。単一の曲率半径Riにより金型形状が単純になる。あるいは、多数の曲率半径Riを用いることもできる。これらのトレッド形状のすべては、ある程度は上部のトレッドウォール29のサイド溝24によって実現可能であり、それによってタイヤ技術者は、特別な用途のために最も好ましいトレッド形状を選択することができる。
サイド溝24は、図示されているように、ベルト構造の縁部の半径方向頂部、またはベルト構造の縁部の上方に位置するのが理想的である。標準荷重のもとで、サイド溝24は僅かに圧縮され、その結果、トレッド20はトレッドリブ25Aでより低い接触圧力を示し、ショルダーリブのトルクを低減させる。これらのサイド溝24は、丸み付けられた輪郭Rの下部に、大径、すなわち全半径(full radius)RGによって形成された端部を有しているのが好ましく、大径、すなわち全半径RGは、下層のベルト層15に向かって内側に、一定の、すなわち所定の距離(d)だけ延びている。
負荷がかかった状態でタイヤが回転すると衝撃吸収溝(サイド溝)24は圧縮される。このように圧縮できることは、トレッド20が回転およびコーナリングのための操縦時にその形状を維持するのを非常に容易にする。
トレッド20は、トレッドショルダーリブ25Aの軸方向外側部分にトレッドウォール29を有している。図示されているように、トレッドウォール29は、縁部27まで延びる、半径方向外側の丸みを帯びた表面28を有する。図示されているように、トレッドショルダーリブ25Aのこの部分はサイド溝24の半径方向外側にある。
トレッド20が摩耗するのに従って、縁部27は、丸みを帯びた表面28に沿って軸方向外方に移動する。トレッドの構成部材は摩耗するのに従って一般に堅くなるので、前記した特徴によってトレッドは摩耗を補償することができる。縁部27は、摩耗するに従って外方に移動する。縁部27は、サイド溝24を越えてさらに移動する。このことは、摩耗によって堅くなるのが大幅に低下し、または最小になることを意味する。さらに、縁部27が外側に移動するにしたがって、ショルダーリブ25Aの表面領域26の幅も大きくなる。このことは、トレッド20が摩耗するのに従って、接触圧力が実際に僅かに減少し得ることを意味する。
図5に示されているように、トレッド20が新しいときには、タイヤ10のフットプリントすなわち接触区域には、標準荷重が加わり標準的に膨らまされた静止状態のタイヤ10の前縁部と後縁部の間の等距離の位置に配置されたラインCに沿って測定される接触圧力が生じている。ここで使用される標準的に膨らまされた状態とは、設計膨張圧PNのことである。ラインCに交差するショルダーリブ25Aの縁部27において接触圧力P3が生じる。ショルダーリブ25Aの反対側の、周方向溝22に隣接してラインCに交差する位置に接触圧力P1が生じる。ラインCに沿って、隣接するショルダーリブ25Aの反対側の溝壁の位置に、接触圧力P2が生じる。これらの接触圧力は、半径Riによって定義されるトレッド20の中央部の輪郭に対して相対的に縁部27を高くすることによって、高く調整することができ、また、トレッド20の中央部の輪郭に対して相対的に縁部27を低くすることによって、低くすることができる。
好適な実施形態のタイヤの重要な特徴は、トレッドリブ25の軸方向の幅WCがショルダーリブ25Aの軸方向の幅WSよりも実質的に幅が狭いことである。これらは、各トレッドリブ25およびショルダーリブ25Aを半分横切って測定される平均幅である。この特徴は、ショルダーリブ25Aがトレッド20の中央のリブ部分よりも全体的に低い平均圧力を確実に持ち得るようにするのを助ける。ショルダーリブ25Aが、中央のリブ25の接触圧力に等しいか、またはそれよりも低い接触圧力を持つのが理想的である。所望の圧力分布関係は、トレッド円弧の曲率と、リブ幅の変化と、独特のサイド溝24とを組み合わせることによって達成される。サイド溝24によって、タイヤ設計者は、単にサイド溝24の深さ、幅、または形状と、サイド溝24の半径方向の位置またはその軸方向の長さとを調整するだけで、トレッドの縁部27を堅く、または軟らかくすることができる。これらの機能は、タイヤ10の性能とトレッド20の摩耗特性を向上させるために、個別にまたは一括して調整することができる。このことは、いくつかの点で非常に有益で、従来、操舵用タイヤのトレッドを設計するための最も信頼できる方法と考えられてきた、鉛直方向のトレッドの衝撃吸収リブを必要としないで、一様に摩耗する、より耐久性のあるトレッドを実現する点で少なからず有益である。
図1および6に示されているように、サイド溝24の半径方向の位置は、ベルト15の横方向の最外端の位置であってもよく、または、図7A〜7Dに示されているように、ベルト15の横方向の最外端の半径方向上方の位置にあってもよい。
第2の、むしろより重要な特徴は、図6に示されているように、サイド溝24がトレッド緩衝ライン(tread buff line)95の上方に位置していることである。このことによって、タイヤ更生が容易になる。現在のところ、商用トラックタイヤの大部分の用途では、更生タイヤは前輪の操舵用車輪の位置には使用されていない。その理由は、各操舵車軸のシングル車輪の位置は、駆動車軸または従車軸のような複輪の位置の車軸に比較すると、トレッドの離脱、すなわち圧力の突然の消失の問題が生じる可能性がより高いからである。
本発明のサイド溝24,240によれば、この装備は、新しいタイヤの製造時またはタイヤ更生時に用いられる予め硬化されたトレッドの一部を構成することも可能になる。現在採用されているどのような構想とも異なり、この装備は、予め硬化されたトレッド内にもともと成形されており、成形の間に変化することがないので、ケーシングに取り付けられた後に完全に位置合わせされるであろう。
本発明の第3の重要な点は、このような形態の衝撃吸収は、タイヤが更生されたものであるときに、駆動車軸の位置に使用されるのにも従車軸の位置に使用されるのにも非常に好適であると考えられることである。換言すれば、たとえ、車軸の位置を変えても悪い結果にならないように思われる。これは、多くのリブを用いるタイプのトレッドの衝撃吸収の構想と異なり、切断または引き裂かれることができる少なからぬゴムの付加物があるのであてはまるそうである。
本質的に、サイド溝24の使用によって達成される本発明全体の理念は、荷重の変動に対するショルダーの圧力の感度を低下させることである。操舵車軸のタイヤの荷重はタイヤの鉛直方向および横方向の運動によって変化する。従来技術のタイヤは、本発明のタイヤに比較すると高い、荷重変動に対するショルダー圧力の感度を示している。
勿論、ある場合には、縁部において達成される低い接触圧力が有利であることもあり得るが、他の場合には、P3の位置における接触圧力が大きくなることが有益なこともあり得る。サイド溝24によって、技術者は、これらの利点を、前掲の利点と同様に実現することができる。
図6を参照すると、本発明の一実施形態のタイヤのショルダーの拡大断面図が示されている。
図7Aに示されているように、サイド溝24は、上部サイドウォールの輪郭の法線に対して下方に0度から10度の角度をなす中心線を有している。好ましいレイアウトは、溝部の中心線上の点を通り、上部サイドウォール、すなわちトレッドウォール29に垂直である。サイド溝24の閉じた端部すなわち底部は、ドーム24Aを形成している。技術者は、ステアタイヤ10を設計するときに、ドーム24Aの先端が溝の中心線Cと滑り止め部の基線との交点、またはその近傍に位置するように、ドーム24Aの先端を選択しなければならない。滑り止め部の基線とは、線90によって示されているように、滑り止め深さを延ばした線である。
幅が最も広い補強ベルト15の端部から引いた鉛直線92によって、サイド溝24の横方向の範囲が設定される。どのような特殊なタイヤに対しても、サイド溝24は、鉛直線92のプラスマイナス10mm以内の位置に、その端部すなわちドーム先端を持たなければならない。
サイド溝24は、ベルト補強構造15の少なくとも2mm上方に位置することが理想的である。サイド溝24のどの部分も、トレッドのケーシング12との境界面94より下であってはならないということが重要であると考えられている。さらに、サイド溝24,240は、ベルトの少なくとも2mm上方にあるタイヤ更生用のケーシング緩衝ライン(casing buff line)の上方に位置する。もしも可能であれば、サイド溝24は、完全にトレッド材料の中にあるべきであって、トレッド20の頂部と基部の境界線93を越えて延びてはならない。
図示されているように、サイド溝24はその中心線Cに関して対称な、好適な形状であるが、サイド溝24は非対称であってもよい。サイド溝24の幅(w)は5.0mmから7.0mmの範囲内にある。好適な幅(w)は6.0mmである。幅に対する深さの比は、1.6から2.4でなければならない。好ましい比は2.0である。サイド溝24のドーム24Aすなわち底部の、丸み付けられた下部は、できるだけ大きくなければならない。全半径を有するのが、製造するのに最も簡単な構成である。
図7A、7B、7C、および7Dを参照すると、4つの典型的なサイド溝24が示されている。図7Aのサイド溝24は、図1および6に示されているものと同じであって、それは、概ね平行な溝壁を備えている。図7Bにおいては、ドーム(すなわち基部)は、サイド溝24がトレッドウォール29へ延びるのに従って狭くなり、拡張された全半径の部分を有している。図7Cにおいては、サイド溝24は、ドームの先端と交差する線に関して非対称であり、トレッドの表面とほぼ平行に延びる。図7Dに示されているのは、サイド溝24の下部はより大きく、サイド溝24の壁部は平行ではなく、その代わりに大きな正の抜き勾配角度をもっている。
さらに、図10を参照すると衝撃吸収溝の横断面図が示されている。この実施形態においては、完全に対称なドームすなわち基部244の代わりに、さらに複雑な非対称の幾何学的な輪郭が示されている。サイド溝240の上面242は、トレッド半径が描く面にほぼ平行な面である。図示されているように、その面は、軸方向に引かれた直線に対して5°以上、好ましくは約7°の角度θだけ僅かに傾斜している。
サイド溝240の内側端部において、基部244は、2つの半径Rx,Ryによって設定される好ましい輪郭を有し、図示されているように、上方の半径Rxは、大きい下方の半径Ryよりも小さい。RxはRyの50%よりも小さい。図示されている実施形態では、Rxは約1.5mmであるがRyは約5.0mmである。図示されているように、RxはRyの30%よりも小さい。
テストにおいて、単純な全半径の底部は、標準の膨張状態で極端に非常に高い荷重下のタイヤについてラウンドドラム試験機(round drum test machine)にて過度の試験条件に曝された後に、基部に関して概ね対称な、表面の加硫戻り、すなわち欠陥線を生じる。図11Aに示されているように、全半径の底部は、これらの非常に苛酷な試験条件下での約50,000マイル(80,497.2km)の走行後に表面の加硫戻りが起こる。
トレッド内のサイド溝240を用いることによって、この表面の加硫戻りは格段に減少する。大切なことは、図11Bに示されているように、表面の加硫戻りのラインが、トレッドに向かって半径方向外側に移動することである。複合半径の基部240の場合には、欠陥の発生は減少し、ベルトからかなりの距離離れるように移動する。新しいトレッド合成体がさらに長い走行マイル数を達成できると仮定すると、図10の構成は、現在生産されている操舵用タイヤの100,000マイル(160,934.4km)の走行試験において達成可能な衝撃吸収特性より遙かに勝る衝撃吸収特性を維持する能力を示す。
図10に示されているように、半径RxからRyへの移行は位置Zで起こるはずである。位置Zは、平均の溝幅を100%とすると、少なくとも25%、または、好ましくは少なくとも33%だけ溝の中心線より上方に、図示されている例では40%だけ中心線より上方にある距離Xの位置にある。溝の中心線は、溝表面242、241の間の等距離の線である。これは、位置Zでは図11Bに示されているようになる表面の加硫戻りの湾曲線を、溝の中心線のかなり上方に発生させるのに有効である。
図示されているように、表面の軸方向外側の部分は、半径Rt、Rtが約2.0mmであることが望ましいと考えられている。このことは、切断や裂け目を生じる原因となり得る鋭い縁部の発生を防止する。RSは、1.5mmの曲率半径をもっている。上方の半径Rtと下方の半径RSはいずれも、図示されているように軸方向外方のトレッドウォール290につながっている。
図8から10に示されているように、見本となる操舵用タイヤの各々は、本発明のモールドを用いて成形され得る。
図8に示されているように、モールド100は複数のトレッド成形用セグメント104によって作られている。トレッド成形用セグメント104は、ブロックまたはリブ25,25Aであってもよいトレッド部材を成形するためのキャビティ110を有している。トレッド20の横方向縁部は、トレッドウォール29の上部を形成する位置に示されている。
2つの環状のトレッドウォール/サイドウォール成形用プレート108が図9に示されている。プレート108はモールド分割線120でセグメント104に当接する。サイドウォール16は成形表面106に沿って成形される。タイヤの商標、またはその他のタイヤのラベルを形成するために、マークやレタリング等がこれらのプレート108に刻まれる。環状リブ109が、表面106の半径方向外側の部分に向いて存在する。環状リブ109はタイヤのサイド溝24,240を形成する。
セグメントに分割されたモールド100は、他の実施形態として2部品からなるモールドに形成することができることが判る。均一性と優れた品質という利点を実現するためにはセグメントに分割されたモールドがより望ましい。
図10に示されているように、モールド100は、内部がグリーンタイヤすなわち、未加硫タイヤで充填されたときに、タイヤが加硫されるとトレッドおよびサイドウォールを形成する。トレッドウォール/サイドウォール成形用プレート108はトレッドの中へ充分に延びているので、サイド溝24,240を非常に正確に位置決めすることができる。通常は、そのような構造はトレッド成形用セグメント104内にあって、予想されたように、トレッド成形用セグメント104内にて成形されるサイド溝24,240のサイズは、トレッドのゴムがこれらの構造の上に張り出すために非常に限定されていた。本発明においては、サイド溝24,240はトレッドウォール/サイドウォール成形用プレート108内で成形され、このことによって、はるかに大きなサイド溝24,204を用いることができる。
小さいサイド溝24が、トレッドのショルダーに沿って圧力の充分な減少が起こる前に、歪曲された壁部が完全に圧縮されて閉じることが、現在までに発見されている。したがって、トレッドの摩耗の速度は著しくは改善されない。前掲のような、より大きくより深いサイド溝24,240を用いることによって、トレッドの摩耗のはるかに改善された結果が達成されている。ショルダーの摩耗の開始を、グッドイヤーG357、ブリヂストンR227、ミシュランXZA2などの従来市販されているタイヤと比較すると、従来のタイヤではショルダーの摩耗の開始までに100,000マイル(160,934.4km)まで走行可能であったが、11R22.5サイズの本発明のタイヤは150,000マイル(541,401.6km)まで走行可能であるという顕著な性能が達成された。これらの結果は、多くの場合には操舵用タイヤにおいて僅か10%程度の進歩を達成することが困難であることを考慮すると、非常に注目に値することである。本発明は操舵用タイヤの設計の状況を進歩させる。
本発明のタイヤ10の横断面図である。 米国特許4,480,671号に開示されている従来のタイヤ2の一部を示す横断面図である。 グッドイヤーG259として販売されている従来のタイヤ1の静止状態の一般的なフットプリントを示す図である。 100,000マイル(160,934.4km)使用後のショルダーのリブのカッピング摩耗を表す従来の一般的なタイヤのフットプリントを示す図である。 成形されたときのタイヤの圧力分布を表す、本発明のタイヤの典型的なフットプリントを示す図である。 本発明による好適なタイヤのタイヤショルダーの1つの拡大横断面図である。 本発明による好適なタイヤのショルダーの実施形態の横断面図である。 本発明による好適なタイヤのショルダーの他の実施形態の横断面図である。 本発明による好適なタイヤのショルダーのさらに他の実施形態の横断面図である。 本発明による好適なタイヤのショルダーのさらに他の実施形態の横断面図である。 本発明のタイヤを成形するためのモールドの、成形されるタイヤの周りで閉じられた半分を示す図である。 図8から抜き出された、トレッドウォール/サイドウォール成形用の2つの環状プレートのうちの1つを示す斜視図である。 複数の半径を有する輪郭を持つ衝撃吸収溝を示す、本発明のタイヤの拡大横断面図である。 単一の全半径を有する輪郭を持つ衝撃吸収溝の試験結果を示す、比較のための図である。 図10に示す複数の半径を有する輪郭を持つ衝撃吸収溝の試験結果を示す、比較のための図である。
符号の説明
1,2 タイヤ
3 凹部のない周方向リブ
4 リブ
5,6 ショルダーリブ
7 溝
10 タイヤ
12 ケーシング
13 ビード
14,16 サイドウォール
15 ベルト補強構造
18 ラジアルプライ
18A 折り返し部
19 ライナー
20 トレッド
21 横方向縁部
22 溝
24 サイド溝
25 トレッドリブ
25A ショルダーリブ
26 道路に接する面
27 縁部
29 トレッドウォール
30 トレッド面
54,56 切り込み
61 エイペックス
62 チッパ
63 エラストマーくさび
64,65 チェーファー
66 ゴムストリップ
67 フリッパ
72 くさび
75 ゴムストリップ
92 鉛直線
93 境界線
100 モールド
104 トレッド成形用セグメント
106 成形表面
108 トレッドウォール/サイドウォール成形用プレート
109 環状リブ
110 キャビティ
120 モールド分割線
240 サイド溝
241,242 溝表面
244 基部
290 トレッドウォール
C 軸方向中心線
CL 周方向中心線
1,P2,P3 接触圧力

Claims (1)

  1. ケーシングと、前記ケーシングの半径方向外側に配置されているトレッドとを有し、該ケーシングは、半径方向内側の1対のビードに延びる少なくとも1つのラジアルプライと、該ラジアルプライの半径方向外側に配置されているベルト補強構造とを有する、商用トラックの操舵車軸用のラジアルプライ空気入りリキャップタイヤであって、
    1対のショルダートレッドリブを有し、前記各ショルダートレッドリブは軸方向外側のトレッドウォールを有し、軸方向外側の前記各トレッドウォールは横方向内側に延びていて周方向に連続するサイド溝を有し、該サイド溝は、溝深さ(d)と最小溝幅(w)を有し、該最小溝幅(w)は5mm以上であり、溝幅に対する前記溝深さ(d)の比は1.6から2.4であり、前記サイド溝は丸み付けられた輪郭Rをもつ溝底部を有し、輪郭Rの半径方向内側の部分は前記最小溝幅(w)の少なくとも2分の1に等しい、トレッドと、
    1つのサイドウォールが前記各ショルダートレッドリブから半径方向内側の前記各ビードへ半径方向内側に延びている、1対のサイドウォールと
    を有する、ラジアルプライ空気入りリキャップタイヤ。
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