JP2012524694A - タイヤトレッドの設計方法 - Google Patents

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Abstract

複数の周方向リブが周方向に連続した溝で分離されているタイヤトレッドであって、少なくとも2個の周方向リブが少なくとも1個の周方向溝でアンロックされているタイヤトレッドを備えたタイヤのタイヤ設計方法を提供する。本設計方法は、少なくとも2個の周方向リブそれぞれにおけるラグをモデリングし、周方向せん断剛性と各リブの単位長当たりの周方向せん断剛性を求める工程を含む。本タイヤ設計方法はさらに、理想的なリブ剛性、最適なリブ剛性、および、それらに対応する、前記少なくとも2個の周方向リブそれぞれのラグの理想的な数と最適の数を求める工程を含んでもよい。一実施例において、本タイヤ設計方法は、各リブにおけるラグの数が該タイヤ設計方法で求められたラグの最適な数と等しくなるようにタイヤ設計を変更する工程を含む。

Description

本出願は、タイヤの設計方法に関する。更に具体的には、本出願は、剛性の変動を減少させるためのタイヤトレッドの設計方法に関する。
タイヤ剛性は、所定量の荷重に対して生じるたわみの量、または、たわみ当たりの力である。タイヤ設計者は、サイドウオール、ショルダー、タイヤトレッドの剛性変動を含む、タイヤの異なる部分で剛性変動を生じるタイヤトレッドを設計している。剛性変動は、トレッド特性が変動する兆候である。
少なくとも2個の周方向リブが、少なくとも1個の周方向溝によってアンロックされている周方向に連続した溝で分離された、複数の周方向リブを備えたタイヤトレッドを有するタイヤの設計方法を提供する。本設計方法は、少なくとも2個の周方向リブのそれぞれにおけるラグを設計し、各リブの周方向せん断剛性と単位長当たりの周方向せん断剛性を求める工程を含んでよい。更に、本タイヤ設計方法は、理想的なリブ剛性、最適なリブ剛性、および、少なくとも2個の周方向リブそれぞれに対応する理想的なラグの数、及び最適なラグの数を求める工程を含んでもよい。一実施例において、本タイヤ設計方法は、各リブにおけるラグの数が、本タイヤ設計方法によって求められた最適なラグの数と等しくなるように、タイヤ設計を変更する工程を含む。
添付図面で、タイヤトレッドの設計方法の実施例を例示し、以下で、本設計方法の様々な実施例を詳細に説明する。当業者には、一つの工程が、複数の工程として設計できたり、複数の工程が、一つの工程として設計できることは理解されよう。
更に、添付図面と以下の説明において、類似の部分は、同じ参照符号が付されている。一部の図では、特定部分は一定の比例に応じて図示されたものではなく、説明の便宜上、拡大して表示されている。
タイヤのトレッドの一部分の平面図を示す。 図1AのA−A線に沿ったタイヤトレッドの断面図を示す。 別のタイヤのトレッドの一部分の平面図を示す。 別のタイヤのトレッドの一部分の平面図を示す。 更に別のタイヤのトレッドの一部分の平面図を示す。 更に別のタイヤのトレッドの一部分の平面図を示す。 路面上のタイヤの側面図を示す。 周方向せん断剛性の設計に用いる図6Aに示されているタイヤのラグの側面図の自由体図の拡大図を示す。 釣り合いの取れたリブ剛性を有するタイヤの設計方法の一実施例のフローチャートを示す。
本発明の理解を助けるために、以下で、用語を定義する。これらの定義には、様々な例、および/または、用語の適用範囲内にあって、実施の際に使用する構成部品の形態が含まれる。これらの例は、限定的なものではない。用語が、単一または複数の形でこれらの定義に含まれることがある。
「軸方向の」および「軸方向に」は、タイヤの回転軸に平行な方向を意味する。
「周方向の」および「周方向に」は、回転軸から一定の半径にあるタイヤ表面の外周に沿って延伸する方向を意味する。
「赤道面」は、タイヤの回転軸に垂直で、タイヤのトレッドの中心を通過する面を意味する。
「フットプリント」は、地面に接触するタイヤのトレッドの領域を意味する。
「横方向の」は、一つのサイドウオールからもう一つのサイドウオールに向かうタイヤのトレッドに沿った方向を意味する。
「モデリング」は、紙面またはコンピュータ画面上での、タイヤ設計、および、寸法、材料特性、及び有限要素解析を含む標準的モデリングの適用等を含むがこれらに限定されない、設計に関連した属性の図の作成を意味する。
「半径方向の」および「半径方向に」は、タイヤの回転軸に垂直な方向を意味する。
「サイドウオール」は、トレッドのフットプリントとビードの間のタイヤの部分を意味する。従って、サイドウオールは、上記で定義されているバットレス部を含む。
「タイヤ設計者」は、少なくとも次のいずれかを意味する。技師、技術者、設計者、コンサルタント、マネージャ、タイヤのモデリング訓練の経験者、コンピュータ、および、コンピュータ・プログラム。
「トレッド」は、通常の空気が注入されて荷重が加わった状態で、路面に接触するタイヤの部分を意味する。
図1Aは、トレッド105を備えたタイヤ100の平面図の概略図であり、図1Bは、図1AのA-A線に沿った、水平面、例えば、路面上のタイヤトレッド105の断面を示す。図1Aでは、更に、タイヤ100は少なくとも1個の周方向溝115により横方向に分離された少なくとも2個の周方向リブ110を有する。前記少なくとも2個の周方向リブ110は、それぞれ、連続したラグ120を有し、各ラグ120は、横方向溝125によって、同じ周方向リブ110内で別のラグから分離されている。前記少なくとも2個の周方向リブ110のそれぞれにある前記連続したラグ120は、アンロックされた関係にあり、従って、各ラグの隣接する横方向縁部130の間の少なくとも1個の周方向溝115a‐dには、周方向に連続したウインドウ135a−d(図1bを参照。ウインドウの軸長は、図1Aで点線で表されている)がある。換言すると、少なくとも1個の周方向溝115と、各リブの隣接する横方向縁部130と、水平面とによって形成される、周方向に連続したウインドウ135がある。
図1Aでは、前記少なくとも2個の周方向リブ110は、5個の周方向リブ110a−eを有し、各周方向リブは、タイヤ100の周辺に同じ数のラグ120a−eと同じ数の横方向溝125を有する。各ラグ120a−eは、同じ周方向の長さを有し、各リブ110a‐eの幅は、ほぼ同じである。別の実施例においては、各リブ110a−eの幅とラグ120a−eの数は異なる。4個の周方向溝115a−dは、5個の周方向リブ110a−eを分離する。例えば、周方向溝115aは、周方向リブ110aを周方向リブ110bから横方向に分離し、周方向115bは、周方向リブ110bを周方向リブ110cから横方向に分離する。
図2は、釣り合いの取れたリブ剛性設計方法を適用する前の、例示のタイヤの実証に用いられるトレッド205を備えたタイヤ200の平面図を示す。タイヤ200は、少なくとも1個の周方向溝215によって横方向に分離された少なくとも2個の周方向リブ210を有する。前記少なくとも2個の周方向リブ210の各リブは、連続したラグ220から成り、各ラグ220は、横方向溝225によって、同じ周方向リブ210において別のラグから分離されている。前記少なくとも2個の周方向リブ210のそれぞれにある、連続したラグ220は、アンロックされた関係にあり、従って、各リブの隣接する横方向縁部230間の少なくとも1個の周方向溝215には、周方向に連続したウインドウ(ウインドウの軸長は、点線で表されている)がある。図示の実施例において、前記少なくとも2個の周方向リブ210は、それぞれ、異なる数のラグ220a−eを有する5個の周方向リブ210a−eを含む。更に、ラグ220a−eは、それぞれ、異なる円周長、異なる円周幅、異なる形状を有することがある。4個の周方向溝215a−dは、5個の周方向リブ210a−eを分離している。例えば、周方向溝215aは、周方向リブ210aを周方向リブ210bから横方向に分離し、周方向溝215bは、周方向リブ210bを周方向リブ210cから横方向に分離している。
図3は、釣りあいのとれたリブ剛性を有する実施例のタイヤの実証に用いるトレッド305を備えたタイヤ300の平面図を示す。タイヤ300は、下記の相違点以外は、図2のタイヤ200とほぼ同じである。タイヤ300は、図2の連続したラグ220の長さと比較して、変動する長さを有する連続したラグ320を有する。例えば、周方向リブ210bは、図2に示すタイヤの部分で約4個から約5個のラグ220bを有しており、周方向リブ310bは、図3に示すタイヤの同じ部分で約3個のラグ320bを有する。更に、周方向リブ210dは、図2に示すタイヤの部分で約5個からのラグ220dを有し、周方向リブ310dは、図3に示すタイヤの同じ部分で約3個のラグ320bを有する。
ラグ320は、どのような形状であってもよい。但し、異なる数のラグ320を有する2個の隣接する周方向リブ310の場合、これらのリブはアンロックされた関係にある。別の実施例(不表示)では、タイヤ300は、図3で示された周方向リブ310より、増減された数の周方向リブ310を有する。更に別の実施例では、一つまたは複数の周方向リブ310は、周方向に連続していて、横方向溝325を有さなくてもよい。
タイヤ300は、少なくとも1個の周方向溝315によって横方向に分離されている、少なくとも2個の周方向リブ310を有する。前記少なくとも2個の周方向リブ310の各リブは、一連のラグ320から成り、各ラグ320は、横方向溝325によって、同じ周方向リブ310の別のラグから分離されている。前記少なくとも2個の周方向リブ310のそれぞれにある一連のラグ320は、アンロックされた関係にあり、従って、各リブの隣接する横方向縁部330間の少なくとも1個の周方向溝315に周方向に連続したウインドウ(ウインドウの軸長は、点線間の軸方向距離として表示されている)がある。図示の実施例において、前記少なくとも2個の周方向リブ310は、それぞれ、異なる数のラグ320a‐eを有する5個の周方向リブ310a−eを有する。ラグ320a−eは、それぞれ、異なる円周長、異なる円周幅、異なる形状を有することができる。4個の周方向溝315a−dは、五個の周方向リブ310a‐eを分離する。例えば、周方向溝315aは、周方向リブ310aを周方向リブ310bから横方向に分離し、周方向溝315bは、周方向リブ310bを周方向リブ310cから横方向に分離する。
図4は、釣り合いのとれたリブ剛性設計方法をタイヤ設計に適用する前に別の例示的なタイヤを実証する、トレッド405を備えたタイヤ400の上面図を示す。タイヤ400は、少なくとも1個の周方向溝415によって横方向に分離されている、少なくとも2個の周方向リブ410を有する。前記少なくとも2個の周方向リブ410の各リブは、一連のラグ420から成り、各ラグ420は、横方向溝425によって、同じ周方向リブ410の別のラグから分離されている。
図示の実施例において、前記少なくとも2個の周方向リブ410は、それぞれ、異なる数のラグ420a−fを有する6個の周方向リブ410a−fを有する。ラグ420a−fは、それぞれ、異なる円周長と、異なる円周幅を有することができる。5個の周方向溝415a−eは、6個の周方向リブ410a−fを分離する。例えば、周方向溝415aは、周方向リブ410aを周方向リブ410bから横方向に分離し、周方向溝415bは、周方向リブ410bを周方向リブ410cから横方向に分離する。
前記少なくとも2個の周方向リブ410のそれぞれにある一連のラグ420は、周方向リブ410cと410dを除いて、アンロックされた関係にあり、従って、周方向溝415a、415b、415d、415eによって形成された周方向に連続したウインドウ(ウインドウの軸長は、点線間の軸方向距離として表示されている)がある。周方向リブ410cと410dは、周方向リブ410cと410dおよび周方向溝415cの断面が周方向に連続したウインドウを形成していないので、ロックされた関係にある。
図5は、釣り合いのとれたリブ剛性を有するタイヤの実施例を示す、トレッド505を備えた別のタイヤの平面図である。タイヤ500は、以下で説明する相違点を除いては、実質的に、図4のタイヤ400と同じである。タイヤ500は、図4の一連のラグ420の長さに比べて、変動する長さを有する連続したラグ520を有する。例えば、周方向リブ410aは、図4で示すタイヤの部分に約5個のラグ420aを有し、周方向リブ510aは、図5に示すタイヤの同じ部分に約6個のラグ520aを有する。更に、周方向リブ410fは、図4に示すタイヤの部分に約5個のラグ420fを有し、周方向リブ510fは、図5に示すタイヤの同じ部分にある約6個のラグ520fを有する。
タイヤ500は、一連のラグ520を有する。ラグ520は、どのような形状でもよい。但し、異なる数のラグ520を有する2個の周方向リブ510の場合、各リブはアンロックされた関係にある。図示の実施例において、周方向リブ510a、510b、510e、510fがアンロックされた関係にあるので、前記少なくとも2個の周方向リブ510のうち2個は、アンロックされた関係にある。
少なくとも2個の周方向リブと少なくとも1個の周方向に連続した溝を有する特定のタイヤ、例えば、図2と図3に示すタイヤや図4と図5に示すタイヤの場合、タイヤ設計者は、タイヤ設計の中に、前記少なくとも2個の周方向リブそれぞれにある数のラグを含める。タイヤ設計者は、望ましい様々な性能特性または、美的特性に従って、各リブにおけるラグの数を選定する。次に、タイヤ設計者は、各リブの単一ラグを設計して、周方向のせん断剛性を求める。タイヤ設計者は、公知の設計技術、例えば、コンピュータ有限素子解析モデリング法を用いて、単一ラグの周方向せん断剛性を設計できる。
図6Aは、半径がRで、トルクTで回転するタイヤの場合の、ラグ620を備えたタイヤ600の路面上での概略側面図を示す。図6Bは、図6Aで示すタイヤ600のラグ620を横方向から見た自由体図の拡大図である。図6Bの拡大図において、タイヤ600のトルクTから生じるラグの力Fは、反応的な路面力Fと、その結果発生するラグのたわみ△を生じる。トルクTで作動する半径Rのタイヤの場合、力Fは、タイヤの半径R当たりのトルクTに等しい(F=T/R)。図示の実施例において、反応的な路面力Fとラグの力Fは、異なる大きさで変動する対向的な力である。図では、周方向ラグのたわみ△は、最初のラグ位置(実線で示す)と2番目のラグ位置(点線で示す)との間のラグ位置の周方向の変化によって表されている。タイヤ設計者は、タイヤ600の有限素子分析モデリングまたはその他のモデリング技術を用いて、反応的な路面力F、ラグ力F、およびそれらから得られるラグのたわみ△を求めて、周方向せん断剛性Kを計算ができる。
各リブ(不表示)の長さLを有する代表的なラグ620の場合、周方向せん断剛性は式(1)を用いて計算する。
Figure 2012524694
図7は、釣り合いのとれたリブ剛性タイヤ設計法700の一実施例のフローチャートを示す。釣り合いのとれたリブ剛性タイヤ設計法700を用いるタイヤ設計者は、トレッド、サイドウオール、ビード部から成る、タイヤモデル(例えば、図2と図3に示すタイヤトレッドと、図4と図5に示すタイヤトレッドを備えたタイヤモデル)をモデリングする。タイヤ設計者は、トレッドに、少なくとも2個のアンロックされた周方向リブと少なくとも1個の周方向溝を含める。各周方向リブは、タイヤの周方向でいくつかの横方向溝によって分離された初期数のトレッドラグで構成されている(工程705)。
タイヤ設計者は、上記および図6に示すモデリング技術によって、各リブにおける単一リブの周方向せん断剛性Kのモデリングを行う(工程710)。タイヤ設計者は、各周方向せん断剛性Kを、各リブについてモデリングしたラグの長さLで割って、各リブの単位長当たりの周方向せん断剛性KNxを計算する(工程715)。
タイヤ設計者は、式(2)に示すように、リブの剛性KRXが、リブx(iは、lからnに等しい)におけるラグの数N当たりの平均的なリブ剛性KAVGと略等しくなるように、各リブの剛性を一連のバネとしてモデリングし、リブ内の各ラグを一つのバネとして表す。
Figure 2012524694
平均的なリブ剛性KAVGは、式(3)に示すように、単位長当たりの周方向せん断剛性KNxに平均的なリブの長さLAVGを掛けた値に等しい。
Figure 2012524694
この場合、式(4)に示すように、平均的なリブの長さLAVGは、ラグの数N当たりのリブの周(直径のπ倍)に等しい。
Figure 2012524694
式(2)、式(3)、式(4)を組みわせて、次の式が得られる。
Figure 2012524694
この場合、Dは、タイヤの直径で、Nは、所定のリブxにおけるラグの数である。πは近似値を使用できる。
タイヤ設計者は、任意のリブを基準リブxとして選び、基準リブxにおけるラグ数Nを定める(工程720)。タイヤ設計者は、KRi=KRoとして、式(5)を使って、残りの各リブxにおける理想的なラグ数(理想値N)を計算する。
Figure 2012524694
次に、タイヤ設計者は、式(6)を解いてリブxi1における理想的なラグ数Nを得て、次の式(7)に到達する。
Figure 2012524694
この式では、リブxは、基準リブxを除いて、前記少なくとも2個の周方向リブの一つであり、KRiは、基準リブxを除く任意のリブのうちの、前記少なくとも2個の周方向リブxの1つの単位長当たりの周方向せん断剛性KNXに等しい。KRoは、基準リブxの単位長当たりの周方向せん断剛性KNxであり、Nは、設計者が選択した、基準リブxにおけるラグ数である。
ラグの理想的な数(理想はN)を求めたら、タイヤ設計者は、実際のタイヤは、各リブに整数のラグを有することから、理想値Nに最も近い整数のラグ数として、ラグの最適な数(最適は、N)を計算する(工程735)。例えば、理想値Nの端数が0.5未満、例えば0.466の場合、タイヤ設計者は、端数を切り捨てて、最も近い整数とする。理想値Nの端数が、0.5以上、例えば、0.649の場合、タイヤ設計者は、端数を切り上げて、最も近い整数とする。
上記の工程を、各リブが最適の数のラグ(最適は、N)を有するまで、残りのリブxについて繰り返す(工程740、745、725、730、735)。このようにして、元のタイヤ設計は、最適なラグ数(最適は、N)を有するものに変更される。(工程750、755)。
一実施例においては、タイヤ設計者は、少なくとも2個のリブの最適なリブ剛性が、基準リブの最適な剛性の5%以内であるように、釣り合いのとれたリブ剛性タイヤ設計法700を用いてタイヤ設計をモデリングできる。別の実施例においては、タイヤ設計者は、少なくとも2個のリブの最適なリブ剛性が、基準リブの最適な剛性の約3%以内又は約1%以内であるように、釣り合いのとれたリブ剛性タイヤ設計法700を用いてタイヤ設計をモデリングできる。
表Aと表Bは、タイヤ設計者が釣り合いのとれたリブ剛性タイヤ設計法700を用いる場合の例を示すが、本発明の適用範囲または精神を制限するものと解釈されてはならない。表に示すように、本設計方法は、少なくとも2個の周方向リブと少なくとも1個の周方向溝を有する、いかなる直径のタイヤにも使用することができる。更に、本設計方法は、釣り合いのとれたタイヤ設計を行うにあたり、任意のリブ位置を基準リブxとして用い、初期のリブXについて任意のラグ数Nを用い、基準リブxおよび残りの各リブについて任意の単位長当たりの周方向せん断剛性KNxを用いることができる。
Figure 2012524694
上記の表Aは、タイヤ設計者が釣り合いのとれたリブ剛性を有するタイヤを設計するための設計方法を用いる工程を示す表である。例えば、タイヤ設計者は、直径が557ミリで、少なくとも1個の周方向に連続した溝によってそれぞれ横方向に分離されていて、隣接するリブがアンロックされている、5個の周方向に連続したリブ(リブ1から5)を有するタイヤを選定する。タイヤ設計者は、釣り合いのとれたリブ剛性設計法700を用いて、5個のリブを有するタイヤを設計し、各リブのラグに対して荷重Fを加えて各リブにおけるラグのモデリングを行い、ラグ当たりのたわみと周方向せん断剛性Kを求める。この例では、各リブのラグに対して、約50ニュートンから約230ニュートンの力が加えられ、各リブのモデリングされたラグの長さは、約1ミリ、各リブのモデリングされたラグのたわみは、約1ミリである。各リブについて、周方向せん断剛性Kをモデリングされたラグの長さLで割って単位長当たりの周方向せん断剛性KNxが求められる。次に、タイヤ設計者は、リブ1から5のうち、任意のリブ、この場合、3番のリブを最初のリブxとして選び、理想的なラグの数Nを選択して、最適な剛性を求めることができる。最初にリブについては、最適なラグの数は、初期のラグの数70と同じであり、3番のリブの周方向せん断剛性は、177N/mmであって、これによって理想的な剛性 177N/mmと、等しい最適の剛性が生じる。次に、タイヤ設計者は、2番目のリブx(ここでは、2番のリブ)を選択し、理想的なラグの数Ideal Nx、最適なラグの数Optimal Nx、2番目のリブの理想的な剛性と最適な剛性を求める。この設計モデルは、理想的な剛性177N/mmと最適な剛性178.8N/mmを有する43.2個の理想的なラグと43個の最適なラグを生成し、これにより2番目のリブの剛性は理想的な剛性から1.06%引いたものとなる。次に、設計者は、残りのリブ(x、x、x)の計算を完了してタイヤ設計における各リブでほぼ同等な最適剛性を生じる、理想的で最適なラグ数を求める。上記の表から明らかなように、4番目のリブの39個のラグ、2番目のリブの43個のラグ、1番目のリブの62個のラグ、3番目のリブの70個のラグ、5番目のリブの79個のラグを含む、各リブのラグ数は変動する。その結果、各リブの最適な剛性は、理想的な剛性に対して約0.20%から約2.45%変動する。
Figure 2012524694
上記の表Bは、タイヤ設計者が本設計方法を用いて、釣り合いのとれたリブ剛性を有するタイヤを設計する工程を示す表である。例えば、タイヤ設計者は、直径が557ミリで、6個の周方向に連続したリブ(リブ1番から6番)を有するタイヤを選択する。この例では、3番目と4番目のリブが互いにロックされていて隣接するほかのリブとはアンロックされていることを除いて、各リブは少なくとも1個の周方向に連続した溝によって横方向に分離され、隣接したリブはアンロックされている。タイヤ設計者は、釣り合いのとれたリブ剛性設計方法700を用いて、6個のリブを有するタイヤを設計し、各リブのラグに荷重Fを加えて各リブのラグのモデリングを行い、ラグ当たりのたわみと周方向せん断剛性Kを求める。この例では、約86ニュートンから約142ニュートンの力が各リブのラグに加えられ、各リブのモデリングされるラグの長さは、約1mmで、各リブのモデリングされたラグのたわみは、約1mmである。各リブについて、周方向せん断剛性Kをモデリングされるラグの長さLで割って単位長当たりの周方向せん断剛性KNxを求める。タイヤ設計者は、リブ1番から6番までのうちの任意のリブ、この場合、3番目と4番目のリブを第一のリブxとして選択する(これらの2個のリブは、ロックされた関係にあるので、選択されている)、理想的なラグ数Nを選択し、これで最適な剛性を求めることができる。これらのリブについては、ラグの最適な数は、初期のラグ数70と同じであり、3番目と4番目のリブの周方向せん断剛性は、93N/mmであって、理想的な剛性93N/mmと、等しい最適な剛性を生じる。タイヤ設計者は、次に、第二のリブx(ここでは、2番目のリブ)を選択し、理想的なラグ数Ideal Nx、最適ラグ数Optimal N、2番目のリブの理想的な剛性と最適な剛性を求める。この設計モデルは、理想的な剛性93N/mmと最適な剛性93.87N/mmを備えた67.3個の理想的なラグと67個の最適なラグを作成する。従って、2番目のラグの剛性は、理想的な剛性とは0.94%の差がある。タイヤ設計者は、次に、残りのリブ(x、x、x)についての計算を完了して、タイヤ設計における各リブでほぼ同等の最適な剛性を生じる理想的で最適なラグ数を求める。上記の表から明らかなように、2番目と5番目のリブの67個のラグ、3番目と4番目のリブの70個のラグ、1番目と6番目のリブの86個のラグのように、各リブにおけるラグの数は変動する。その結果、各リブにおける最適な剛性は、理想的な剛性に対して約0.66%から約0.94%まで変動する。
用語「有する」または「有している」は、それが本明細書または請求項で使用されている範囲において、用語「構成されている」が、請求項において暫定的な言葉として使用されている時に解釈されるように、包含的な意味で解釈されるものとする。更に、用語「または」(例えば、AまたはB)は、それが使用されている範囲において、「A」または「B」またはその両方であることを意味する。本出願者が、「AまたはBのみで両方ではない」ということを表示したい場合、用語「AまたはBのみで両方ではない」を使用する。従って、本書における用語「または」の使用は、包含的なものであり、排他的な使用ではない。Bryan A. GarnerのA Dictionary of Modern Legal Usage 624 (2d. Ed. 1995)を参照。また、「において」または「の中に」という用語は、それが本明細書または請求項で使用されている範囲において、「の上」または「上に」という意味も有するものとする。更に、「接続する」という用語は、それが本明細書または請求項で使用されている範囲において、「直接に接続されている」という意味だけでなく、別の構成部品を介して接続されている場合などの「間接的に接続されている」ことも意味する。
本明細書は様々な実施例を示しており、またこれらの実施例が詳細に説明されているが、本出願者は、添付のクレームの範囲をこれらの実施例に制限または限定することを意図していない。当業者にとっては、更なる利点や変更が容易に思いつくであろう。従って、本発明は、その幅広い態様において、特定の明細、代表的な実施例、表示および記載されている実例に限定されるものではない。従って、本出願者の全体的な発明概念の精神または範囲を逸脱することなしに、かかる明細から逸脱してもよい。

Claims (20)

  1. 周方向トレッド(205,305,405,505)を有するタイヤ(200,300,400,500、600)であって、
    前記周方向トレッド(205,305,405,505)に形成された複数の周方向溝(215,315,415,515)であって、少なくとも第一の周方向溝(215a、315a、415a、515a)と第二の周方向溝(215b、315b、415b、515b)を有した複数の周方向溝と、
    前記複数の周方向溝(215,315,415,515)によって少なくとも部分的に形成された複数の周方向リブ(210,310,410,510)であって、少なくとも第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)と、第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)と、第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)とから成る複数の周方向リブ(210,310,410,510)と、
    前記第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)に形成された第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)と、
    前記第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)に形成された第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)であって、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)の合計数が、前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の合計数と異なっている第二の複数のラグと、
    前記第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)に形成された第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)とから成ることを特徴とするタイヤであって、前記第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)は、第一の周方向せん断剛性を有し、前記第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)は、前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内である第二の周方向せん断剛性を有し、前記第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)は、前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内である第三の周方向せん断剛性を有することを特徴とするタイヤ。
  2. 前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の少なくとも一部が第一の長さを有し、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)の少なくとも一部が前記第一の長さとは異なる第二の長さを有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ(200,300,400,500、600)。
  3. 前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)のそれぞれが前記第一の長さを有し、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)のそれぞれが、第二の長さを有することを特徴とする、請求項2に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  4. 前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の少なくとも一部が第一の幾何学的形状を有し、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)の少なくとも一部が、前記第一の幾何学的形状とは異なる第二の幾何学的形状を有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ(200,300,400,500、600)。
  5. 前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)のそれぞれが、前記第一の幾何学的形状を有し、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)のそれぞれが、前記第二の幾何学的形状を有することを特徴とする、請求項4に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  6. 前記第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)の少なくとも一部が、前記第一の幾何学的形状とは異なり、かつ、前記第二の幾何学的形状とも異なる第三の幾何学的形状を有することを特徴とする、請求項4に記載のタイヤ(200,300,400,500、600)。
  7. 前記第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)の合計数が、前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の合計数とは異なることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  8. 周方向トレッド(205、305、405、505)と、
    前記周方向トレッド(205、305、405、505)に形成され、第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)と第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)を少なくとも部分的に限定する、少なくとも1個の周方向溝(215、315、415、515)と、
    前記第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)に形成され、少なくとも一部に第一の幾何学的形状を有する、第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)と、
    前記第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)に形成され、少なくとも一部に、前記第一の幾何学的形状とは異なる第二の幾何学的形状を有する第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)とから成り、
    前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の合計数が、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)の合計数とは異なり、
    前記第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)が第一の周方向せん断剛性を有し、前記第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)が、前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内である第二の周方向せん断剛性を有することを特徴とするタイヤ(200,300,400,500,600)。
  9. 前記第二の周方向せん断剛性が、前記第一の周方向せん断剛性の3パーセント以内であることを特徴とする、請求項8に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  10. 前記第二の周方向せん断剛性が、前記第一の周方向せん断剛性の1パーセント以内であることを特徴とする、請求項8に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  11. 前記少なくとも1個の周方向溝(215、315、415、515)が、少なくとも第一の周方向溝(215a、315a、415a、515a)と第二の周方向溝(215b、315b、415b、515b)を有し、これらの周方向溝が、前記第一の周方向リブ(210a、310a、410a、510a)と、第二の周方向リブ(210b、310b、410b、510b)と第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)を少なくとも部分的に限定することを特徴とする、請求項8に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  12. 更に、前記第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)に形成され、少なくとも一部が、前記第一の幾何学的形状とは異なり、かつ、前記第二の幾何学的形状とも異なる第三の幾何学的形状を有する第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)から成ることを特徴とする、請求項11に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  13. 前記第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)のラグの合計数が、前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)のラグの合計数とは異なり、前記第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)のラグの合計数とも異なることを特徴とする、請求項12に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  14. 前記第三の周方向リブ(210c、310c、410c、510c)が、前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内であり、前記第二の周方向せん断剛性の5パーセント以内である第三の周方向せん断剛性を有することを特徴とする、請求項13に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  15. 第一の周方向せん断剛性を有する第一のリブ(210a、310a、410a、510a)であって、第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)を有し、前記第一の複数のラグ(220a、320a、420a、520a)の少なくとも一部は、第一の長さを有している、第一のリブ(210a、310a、410a、510a)と、
    前記第一の周方向せん断剛性と略等しい第二の周方向せん断剛性を有する第二のリブ(210b、310b、410b、510b)であって、前記第二のリブ(210b、310b、410b、510b)は第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)を有し、前期第二の複数のラグ(220b、320b、420b、520b)の少なくとも一部が前記第一の長さとは異なる第二の長さを有する、第二のリブとから成るタイヤ(200,300,400,500,600)であって、前記第一のリブ(210a、310a、410a、510a)が前記第二のリブ(210b、310b、410b、510b)とは異なるラグの数を有することを特徴とするタイヤ(200,300,400,500,600)。
  16. 前記第二の周方向せん断剛性が、前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内であることを特徴とする、請求項15に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  17. 更に、前記第一の周方向せん断剛性と実質的に等しい第三の周方向せん断剛性を有する第三のリブ(210c、310c、410c、510c)から成ることを特徴とする、請求項15に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  18. 前記第三の周方向せん断剛性が前記第一の周方向せん断剛性の5パーセント以内であることを特徴とする、請求項17に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  19. 前記第三のリブ(210c、310c、410c、510c)が第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)を有し、前記第三の複数のラグ(220c、320c、420c、520c)の少なくとも一部が前記第一の長さとは異なる第三の長さを有することを特徴とする、請求項17に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
  20. 前記第三の長さが、前記第二の長さと異なることを特徴とする、請求項19に記載のタイヤ(200,300,400,500,600)。
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