JP5781209B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用タイヤに係り、特に泥濘地を含む不整地での使用を目的としたモトクロス及びエンデューロ用の自動二輪車用タイヤに関する。
不整地走行用の自動二輪車用空気入りタイヤとして、様々なトレッドパターンが提案されている。例えば、特許文献1には、タイヤ幅方向に対してタイヤ周方向の長さを短くしたブロックをトレッドに配置することにより、タイヤ周方向のブロック剛性を下げて、直進トラクション性能を向上させる技術が開示されている。
確かに、軟らかい路面に対してタイヤ周方向のブロック剛性を下げることは、直進トラクション性能の向上に寄与するが、不整地走行においては、直線トラクション性能だけでなくコーナリングのグリップ性能(旋回性能)も求められる。しかしながら、ブロックのタイヤ周方向長さを短くすると、コーナリング時にグリップ力を得るためのエッジが短くなるため、直線トラクション性能と旋回性能の両立は難しかった。
特開2013−6486号公報
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、直進トラクション性能を向上させると共に、旋回性能も向上させた自動二輪車用タイヤを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る自動二輪車用タイヤは、トレッドのタイヤ赤道面上に形成された中央ブロックと、前記中央ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成された中間ブロックと、前記中間ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成されたショルダーブロックと、を有し、トレッドの表面に沿ったトレッド両端間の長さをTとし、前記中央ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWC、接地面積をSC、接地面積SCをタイヤ幅方向の最大長さWCで除した値をタイヤ周方向代表長さLCとすると、 LC/T ≦ 0.08 を満たし、前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において離間しているか、又は、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が、0.5LC以下であり、前記中間ブロックの蹴り出し側エッジ、及び踏み込み側エッジは、ショルダー側がタイヤ回転方向へ向かうように傾斜している
請求項1に係る自動二輪車用タイヤによれば、中央ブロックについて、LC/T≦0.08の条件を満たしているので、砂地や泥濘地において、中央ブロックの適度な倒れ込みが生じる。したがって、中央ブロックのタイヤ周方向に垂直な方向(タイヤ幅方向)のエッジが効果的に路面に作用して、直進トラクション性能を向上させることができる。
また、請求項1に係る自動二輪車用タイヤでは、中央ブロックと中間ブロックは、タイヤ周方向において離間しているか、又は、タイヤ周方向における重複領域が、0.5LC以下になっている。ここで、中央ブロックと中間ブロックのタイヤ周方向における重複領域が0以下の場合(重複していない場合)に、中央ブロックと中間ブロックがタイヤ周方向に離間していることを意味している。
中央ブロックと中間ブロックのタイヤ周方向の配置を上記のようにすることで、各々のブロックのタイヤ周方向のエッジ成分の重なり合いを抑えて、旋回性能を確保することができる。
本発明の請求項2に係る自動二輪車用タイヤは、トレッドのタイヤ赤道面上に形成された中央ブロックと、前記中央ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成された中間ブロックと、前記中間ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成されたショルダーブロックと、を有し、トレッドの表面に沿ったトレッド両端間の長さをTとし、前記中央ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWC、接地面積をSC、接地面積SCをタイヤ幅方向の最大長さWCで除した値をタイヤ周方向代表長さLCとすると、LC/T ≦ 0.08 を満たし、前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において離間しているか、又は、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が、0.5LC以下であり、タイヤ回転方向の先着側から順に、前記ショルダーブロック、前記中間ブロック、及び前記中央ブロックとなるように並んでいる。
本発明の請求項3に係る自動二輪車用タイヤは、前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ幅方向において離間しており、前記中間ブロックと前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向において離間している。
本発明の請求項4に係る自動二輪車用タイヤは、
前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が0.2LC以下である。
中央ブロックと中間ブロックのタイヤ周方向の配置を上記のようにすることで、各々のブロックのタイヤ周方向のエッジ成分の重なり合いをさらに抑えて、旋回性能を確保することができる。
なお、中央ブロックと中間ブロックをタイヤ周方向に離間させることにより、各々のブロックのタイヤ周方向のエッジ成分の重なり合いがなくなり、旋回性能を確保することができる。
本発明の請求項5に係る自動二輪車用タイヤは、前記中央ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWC、前記中間ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWM、前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向の最大長さWSの関係が、WC>WM>WS を満たす。
このように、中央ブロック、中間ブロック、及び、ショルダーブロックのタイヤ幅方向の長さを設定することにより、直進トラクション性能への寄与が大きいタイヤ赤道面上のブロックのタイヤ幅方向のエッジ成分を増加させ、効率的に直進トラクション性能を向上させることができる。
本発明の請求項6に係る自動二輪車用タイヤは、前記中間ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWM、接地面積をSM、接地面積SMをタイヤ幅方向の最大長さWMで除した値をタイヤ周方向代表長さLMとすると、前記中間ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWMと、前記中間ブロックのタイヤ周方向代表長さLMとが、1.2 ≦ WM/LM を満たす。
中間ブロックについて、タイヤ幅方向の長さと、タイヤ周方向の長さの関係を、上記のように設定することにより、砂地や泥濘地において、中間ブロックの適度な倒れ込みが生じる。したがって、中間ブロックのタイヤ周方向に垂直な方向(タイヤ幅方向)のエッジが効果的に路面に作用して、直進トラクション性能をより向上させることができる。
本発明の請求項7に係る自動二輪車用タイヤは、前記中央ブロックの踏み込み側エッジは、タイヤ赤道面を横断し、ショルダー側がタイヤ回転方向へ向かうように湾曲されている。
本発明の請求項8に係る自動二輪車用タイヤは、前記中央ブロックの蹴り出し側エッジは、タイヤ赤道面部分がタイヤ幅方向外端部分よりもブロック蹴り出し側に配置されている。
以上説明したように、本発明自動二輪車用タイヤによれば、直進トラクション性能を向上させると共に、旋回性能も向上させることができる、という優れた効果が得られる。
本実施形態の自動二輪車用タイヤのタイヤ周方向一部を示す斜視図である。 本実施形態の自動二輪車用タイヤのトレッド展開図である。 図2のB−B線の断面図である。 図2のA−A線の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施の形態に係る自動二輪車用タイヤ10は、泥濘地を含む不整地での使用を目的としたモトクロス及びエンデューロ用の自動二輪車用タイヤである。以下、自動二輪車用タイヤ10のタイヤ幅方向をWで示し、タイヤ周方向をSで示す。また、本実施形態の自動二輪車用タイヤ10は、タイヤの回転方向が指定されており、この回転方向をRで示す。
また、トレッド12の表面に沿ったトレッド両端間(一方のトレッド端Eから他方のトレッド端Eの間)の長さ(トレッドペリフェリ)をTとする。なお、「トレッド端E」は、最もタイヤ幅方向外側に形成されたブロックの踏面におけるタイヤ幅方向最外側端部とする。
また、トレッド12において、後述するブロックや凹部等の形成されていない部分をトレッド底部12Bという。また、図3、4のタイヤ断面図では、カーカスやベルトコード、ビード等のタイヤ構成部材については省略されている。
図1及び図2に示されるように、自動二輪車用タイヤ10のトレッド12には、中央ブロック20、中間ブロック24、及び、ショルダーブロック28が形成されている。
中央ブロック20は、トレッド12のタイヤ赤道面CL上に形成されている。複数の中央ブロック20が、タイヤ赤道面CL上に所定間隔で全周に亘って配置されている。中央ブロック20は、タイヤ赤道面CLを挟んで線対称形状とされており、平面視で、タイヤ幅方向の長さがタイヤ周方向よりも長く、長方形のショルダー側端部が僅かにブロック踏み込み側へ傾斜するように角度がつけられた多角形状とされている。
中央ブロック20の蹴り出し側エッジ21は、タイヤ赤道面CLを横断しタイヤ幅方向Wに沿った中央エッジ21A、及び、中央エッジ21Aの両端からショルダー側へ延出された傾斜エッジ21Bにより形成されている。傾斜エッジ21Bは、ショルダー側がタイヤ回転方向Rへ向かうように傾斜している。
中央ブロック20の踏み込み側エッジ21Cは、タイヤ赤道面CLを横断し、ショルダー側がタイヤ回転方向Rへ向かうように僅かに湾曲されている。
中央ブロック20の、タイヤ幅方向の最大長さをWC、接地面積(踏面の面積)をSC、接地面積SCをタイヤ幅方向の最大長さWCで除した値をタイヤ周方向代表長さLC、トレッドペリフェリをTとすると、式1が満たされるように、WC、SC、及び、LCが設定されている。
LC/T ≦ 0.08 (式1)
上記の式1を満たすようにすることで、中央ブロック20のタイヤ周方向長さをトレッドペリフェリ対比で短くしてタイヤ周方向のブロック剛性を下げ、直進トラクション性を向上させることができる。なお、中央ブロック20の耐久性を考慮すると、LC/Tは、0.04以上であることが好ましい。
タイヤ周方向に隣り合う中央ブロック20同士の中間には、中央凸部23が形成されている。中央凸部23は、タイヤ周方向に長手の長方形状とされ、タイヤ赤道面CL上に配置されている。中央凸部23の高さは、中央ブロック20よりも低く設定されている。中央凸部23を設けることにより、タイヤ幅方向への泥の流れの抵抗となるため、横滑り性能が向上し、泥濘地における旋回性能を向上させることができる。また、ブロック高さが低く設定されているので、泥の流れを完全に遮断することはなく、泥はけ性を確保することができる。
中間ブロック24は、中央ブロック20のタイヤ幅方向Wの両外側に形成されている。複数の中間ブロック24が、タイヤ周方向に所定間隔で全周に亘って配置されている。中央ブロック20を挟んで一方側と他方側の中間ブロック24は、タイヤ赤道面CLを挟んで線対称形状とされており、平面視で、タイヤ幅方向の長さがタイヤ周方向よりも長く、ショルダー側へ向けてタイヤ回転方向Rへ向かうように傾斜する多角形状とされている。中間ブロック24のタイヤ幅方向の最大長さをWMとし、中間ブロック24の接地面積SMをタイヤ幅方向の最大長さWMで除した値をタイヤ周方向代表長さLMとすると、WMとLMは、式2を満たすように設定されている。
1.2 ≦ WM/LM (式2)
上記の式2を満たすようにすることで、中間ブロック24のタイヤ周方向長さをタイヤ幅方向長さ対比で短くしてタイヤ周方向のブロック剛性を下げ、直進トラクション性を向上させることができる。
中間ブロック24の蹴り出し側エッジ24A、及び踏み込み側エッジ24Bは、ショルダー側がタイヤ回転方向Rへ向かうように傾斜している。タイヤ幅方向Wに対する蹴り出し側エッジ24Aの傾斜角度θ1は、タイヤ幅方向Wに対する踏み込み側エッジ24Bの傾斜角度θ2よりも大きく設定されている。このように角度を設定することにより、限られたブロックの接地面積内において、直線トラクション性能に必要な踏み込み側エッジ24Bと、旋回性能に必要なタイヤ幅方向内側の周方向エッジ24Dを、効率的に確保することができる。
中間ブロック24のタイヤ周方向代表長さをLMとすると、式3が満たされるように、LM及びLCが設定されている。
LM/LC > 1.0 (式3)
上記の式3を満たすようにすることで、中間ブロック24のタイヤ周方向代表長さLMが中央ブロック20のタイヤ周方向代表長さLCより長くなる。したがって、中央ブロック20で短く設定されているタイヤ周方向Sのエッジ成分を、旋回時に接地圧の高くなる中間ブロック24で比較的長く設定することができ、旋回性能を向上させることができる。なお、LM/LCは、2.5よりも小さいことが好ましい。
中央ブロック20と中間ブロック24は、タイヤ周方向に重なり合わず、離間している。なお、中央ブロック20と中間ブロック24は、タイヤ周方向に重複領域が0.5LC以下で重複していてもよく、重複領域が0.2LC以下であることがより好ましく、重複せずに離間していることがさらに好ましい。
ショルダーブロック28は、中間ブロック24のタイヤ幅方向の両外側に形成されている。複数のショルダーブロック28が、タイヤ周方向Sに所定間隔で全周に亘って配置されている。トレッド12のタイヤ赤道面CLの一方側と他方側のショルダーブロック28は、タイヤ赤道面CLに対して線対称形状とされており、平面視で、タイヤ周方向Sの長さがタイヤ幅方向Wよりも長い多角形状とされている。
ショルダーブロック28の蹴り出し側エッジ29は、ショルダー側がタイヤ回転方向Rと反対方向へ向かうように傾斜する内側蹴り出しエッジ29Aと、内側蹴り出しエッジ29Aからショルダー側がタイヤ回転方向Rへ向かうように傾斜する外側蹴り出しエッジ29Bで形成されている。ショルダーブロック28の踏み込みエッジ29Cは、ショルダー側へ向かうにつれてタイヤ回転方向Rへ向かうように傾斜している。中間ブロック24の踏み込み側エッジ24Bのショルダー側端部24Eと、ショルダーブロック28の蹴り出しエッジ29Aのタイヤ赤道面CL側端部29Eは、底上連結部26により連結されている。底上連結部26の高さは、トレッド底部12Bよりも高く踏面よりも低くなっている。
中央ブロック20のタイヤ幅方向の最大長さWC、中間ブロック24のタイヤ幅方向の最大長さWM、及びショルダーブロック28のタイヤ幅方向の最大長さWSは、以下の式4の条件を満たしている。
WC>WM>WS (式4)
このように、中央ブロック20、中間ブロック24、及び、ショルダーブロック28のタイヤ幅方向の長さを設定することにより、直進トラクション性能への寄与が大きいタイヤ赤道面上のブロックのタイヤ幅方向のエッジ成分を増加させ、効率的に直進トラクション性能を向上させることができる。
中央凸部23のタイヤ幅方向両側には、トレッド底部12Bに第1凹部32が形成されている。第1凹部32は、トレッド底部12Bよりも僅かに低くなるように形成されている。第1凹部32は、略三角形状とされ、三角形の底辺がタイヤ周方向に沿って配置され、他の二辺はショルダーへ向かってショルダー側がタイヤ踏み込み側へ傾斜するように延出されている。
第1凹部32のショルダー側の延長上には、トレッド底部12Bに第2凹部34が形成されている。第2凹部34は、トレッド底部12Bよりも僅かに低くなるように形成されている。第2凹部34も、略三角形状とされ、三角形の底辺が隣接するショルダーブロック28同士の間にタイヤ周方向に沿う方向に配置され、他の二辺はタイヤ赤道面CLへ向かって延出され、タイヤ赤道面CL側がタイヤ蹴り出し側へ向かうように傾斜するように延出されている。
第1凹部32、第2凹部34を形成することにより、トレッド部のゴムゲージを均一化してカーカスラインの均一化も図ることができる。これにより、タイヤが発生させる力のバラツキが少なくなり、操縦安定性を向上させることができる。
本実施形態の自動二輪車用タイヤ10によれば、中央ブロック20のタイヤ周方向代表長さLCが、LC/T ≦ 0.08(式1)を満たしているので、砂地や泥濘地において、中央ブロック20の適度な倒れ込みが生じる。したがって、中央ブロック20のタイヤ周方向に垂直な方向(タイヤ幅方向)のエッジが効果的に路面に作用して、直進トラクション性能を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車用タイヤ10は、中央ブロック20のタイヤ周方向代表長さLCと、中間ブロック24のタイヤ周方向代表長さLMとが、LM/LC > 1.0(式3)を満たしている。したがって、中央ブロック20で短く設定されタイヤ幅方向に垂直な方向のエッジを、旋回時に接地圧の高くなる中間ブロック24で比較的長く設定して、旋回性能を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車用タイヤ10は、中央ブロック20と中間ブロック24は、タイヤ周方向に離間している。これにより、各々のブロックのタイヤ周方向のエッジ成分の重なり合いがなくなり、旋回性能を確保することができる。
また、本実施形態の自動二輪車用タイヤ10は、中央ブロック20のタイヤ幅方向の最大長さWC、中間ブロック24のタイヤ幅方向の最大長さWM、ショルダーブロック28のタイヤ幅方向の最大長さWSの関係が、WC>WM>WS(式4)を満たす。これにより、直進トラクション性能への寄与が大きいタイヤ赤道面上のブロックのタイヤ幅方向のエッジ成分を増加させ、効率的に直進トラクション性能を向上させることができる。
本発明に係る自動二輪車用タイヤの効果を確認するため、実施例1〜6、比較例1〜4の自動二輪車用タイヤを用意した。実施例1〜6、比較例1〜4では、(式1)に関連するLC/Tの値、(式2)に関連するWM/LMの値、(式3)に関連するLM/LCの値、について、表1に示すとおりに設定した。また、中央ブロック20と中間ブロック24のタイヤ周方向の重複領域について、重複している場合にはその値を表1に示すように設定し、離間している(重複していない)場合には、数値0で示している。また、(式4)WC>WM>WS、が満たされている場合には、表1に「○」で示し、満たされていない場合には「×」で示してWC、WM、WSの関係を示している。
評価は、プロのモトクロスライダーの官能評価を評点にして行った。評点は10点満点であり、直進トラクション性能、及び、旋回性能の各々について行った。使用したタイヤは、バイアス構造で、サイズ110/90−19である。評価結果を表1に示す。
表1から、実施例1〜6については、直進トラクション性能について評点7以上の良好な結果が得られた。また、直進トラクション性能と旋回性能を合わせた評点については、13.5以上の良好な結果が得られた。直進トラクション性能を向上させつつ、旋回性能についても確保できていることが確認できる。
10 自動二輪車用タイヤ
12 トレッド
12B トレッド底部
20 中央ブロック
24 中間ブロック
28 ショルダーブロック
E トレッド端
R タイヤ回転方向
S タイヤ周方向
W タイヤ幅方向

Claims (8)

  1. トレッドのタイヤ赤道面上に形成された中央ブロックと、
    前記中央ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成された中間ブロックと、
    前記中間ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成されたショルダーブロックと、
    を有し、
    トレッドの表面に沿ったトレッド両端間の長さをTとし、前記中央ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWC、接地面積をSC、接地面積SCをタイヤ幅方向の最大長さWCで除した値をタイヤ周方向代表長さLCとすると、
    LC/T ≦ 0.08 を満たし、
    前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において離間しているか、又は、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が、0.5LC以下であり、
    前記中間ブロックの蹴り出し側エッジ、及び踏み込み側エッジは、ショルダー側がタイヤ回転方向へ向かうように傾斜している、
    自動二輪車用タイヤ。
  2. トレッドのタイヤ赤道面上に形成された中央ブロックと、
    前記中央ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成された中間ブロックと、
    前記中間ブロックのタイヤ幅方向両外側に形成されたショルダーブロックと、
    を有し、
    トレッドの表面に沿ったトレッド両端間の長さをTとし、前記中央ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWC、接地面積をSC、接地面積SCをタイヤ幅方向の最大長さWCで除した値をタイヤ周方向代表長さLCとすると、
    LC/T ≦ 0.08 を満たし、
    前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において離間しているか、又は、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が、0.5LC以下であり、
    タイヤ回転方向の先着側から順に、前記ショルダーブロック、前記中間ブロック、及び前記中央ブロックとなるように並んでいる、自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ幅方向において離間しており、
    前記中間ブロックと前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向において離間している、
    請求項1または請求項2に記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記中央ブロックと前記中間ブロックは、タイヤ周方向において重複し、その重複領域が0.2LC以下である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記中央ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWC、前記中間ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWM、前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向の最大長さWSの関係が、
    WC>WM>WS を満たす請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記中間ブロックについて、タイヤ幅方向の最大長さをWM、接地面積をSM、接地面積SMをタイヤ幅方向の最大長さWMで除した値をタイヤ周方向代表長さLMとすると、前記中間ブロックのタイヤ幅方向の最大長さWMと、前記中間ブロックのタイヤ周方向代表長さLMとが、1.2 ≦ WM/LM を満たす、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記中央ブロックの踏み込み側エッジは、タイヤ赤道面を横断し、ショルダー側がタイヤ回転方向へ向かうように湾曲されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  8. 前記中央ブロックの蹴り出し側エッジは、タイヤ赤道面部分がタイヤ幅方向外端部分よりもブロック蹴り出し側に配置されている、請求項7に記載の自動二輪車用タイヤ。
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