JP6019079B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、エンデューロタイヤとして好適であり、オンロード性能とオフロード性能との双方を高レベルで両立させた自動二輪車用タイヤに関する。
近年、例えばエンデューロタイヤなど、オンロードとオフロードとの双方を走行可能な自動二輪車用タイヤが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
オンロード用タイヤでは、舗装路を走行するため、路面との接地面積を稼ぐ必要がある。そのため、トレッド溝が少なくかつトレッド溝が他のトレッド溝と交差しないで独立させたパターンが多用されている。
他方、オフロード用のタイヤでは、土などの未舗装路を走行するため、ブロックパターンが採用される。そして、ブロックを路面内に食い込ませること、及びブロックのエッジによるひっかき効果(「エッジ効果」という場合がある。)などによってオフロードでのグリップ力を確保している。
しかし前記ブロックパターンでは、通常のオンロード用タイヤのパターンに比して、トレッド部が複数のブロックに区分されているためパターン剛性が低い。そのため、オンロード走行時、タイヤの倒れ込みが発生し易くなるとともに、ロール初期から終期にかけてのロールの手応え(ロール重さという場合がある。)がリニアでなくなるなど、オンロードでの操縦安定性、即ちオンロード性能を低下させるという問題がある。
このように、オンロード性能とオフロード性能とは二律背反の関係があり、双方を高レベルで両立させることは難しいものであった。
特表2011−524837号公報
そこで本発明は、オンロード性能とオフロード性能との双方を、高レベルで両立させうる自動二輪車用タイヤを提供することを課題としている。
本発明は、トレッド部に、第1のパターン模様と、第2のパターン模様とがタイヤ周方向に交互に配されるトレッドパターンを具えた自動二輪車用タイヤであって、
前記第1のパターン模様が、主傾斜溝と、この主傾斜溝とは傾斜の向きが相違する第1、第2の副傾斜溝とを含み、
かつ前記主傾斜溝は、タイヤ赤道よりもタイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する起点から、タイヤ軸方向他方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向他方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
しかも前記起点のタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離Laを、タイヤ赤道からトレッド端までの距離Loの20〜40%の範囲とするとともに、
前記第1の副傾斜溝は、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内にて前記主傾斜溝の急傾斜部と交わる交点から、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
前記第2の副傾斜溝は、タイヤ軸方向他方側のトレッド領域内にて前記主傾斜溝の急傾斜部と交わる交点から、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
かつ前記第2のパターン模様は、前記第1のパターン模様をタイヤ軸方向に反転させた反転状パターンをなすことを特徴としている。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1の副傾斜溝は、前記第2の副傾斜溝と略平行であることが好ましい。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1の副傾斜溝の屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離L1は、前記第2の副傾斜溝の屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離L2よりも大であることが好ましい。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1のパターン模様は、前記第1の副傾斜溝と第2の副傾斜溝との間を導通する第1の副溝を具えるとともに、該第1の副溝は、前記主傾斜溝よりも溝深さが小、かつ主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有することが好ましい。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1のパターン模様は、第2の副傾斜溝と、周方向に隣り合う第2のパターン模様における主傾斜溝との間を導通する第2の副溝を具えるとともに、該第2の副溝は、前記主傾斜溝よりも溝深さが小、かつ第1のパターン模様の主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有することが好ましい。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1のパターン模様は、前記第1の副傾斜溝と第2の副傾斜溝との間を導通する第1の副溝、及び第2の副傾斜溝と周方向に隣り合う第2のパターン模様における主傾斜溝との間を導通する第2の副溝を具え、
前記第1、第2の副溝は、第1のパターン模様の主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有するとともに、第1、第2の副溝の溝深さは、主傾斜溝の溝深さの40〜60%であることが好ましい。
本発明に係る前記自動二輪車用タイヤでは、前記第1の副溝のタイヤ周方向に対する角度θ1は、第2の副溝のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも大であることが好ましい。
本願発明において、トレッドパターンにおける溝深さ以外の寸法は、トレッドパターンを平面に展開したときに特定される値とする。
本発明の自動二輪車用タイヤは、互いに反転状パターンをなす第1、第2のパターン模様が交互に繰り返されたトレッドパターンを有するとともに、各パターン模様が、叙上の如き主傾斜溝と第1、第2の副傾斜溝とを含んで構成される。
そのため、トレッドパターンが、ブロックパターンとして形成され、オフロード性能の確保が図られる。
また直進時に接地するタイヤ赤道側では、前記主傾斜溝及び第1、第2の副傾斜溝の各急傾斜部が配される。そのため、オンロード走行時における直進走行性能を確保するとともに、初期のキャンバー角度からのタイヤの倒れ込みを容易とし、直進時の直立状態からの素早いロールを可能とする。
またロール終期(フルバンク状態)にて接地するショルダー側では、前記主傾斜溝及び第1、第2の副傾斜溝の各緩傾斜部が配される。そのため、タイヤの倒れ込みが発生し難くなってロール重さが増し、ロールし難くなって安全性を高めることができる。
しかも前記ブロックパターンでは、主傾斜溝と第1、第2の副傾斜溝との交点の位置が、周方向及び軸方向に分散される。そのため、ロール初期から終期にかけてのロール重さの急激な変化が抑えられるとともに、ロール重さの変化がリニアとなりオンロードでの操縦安定性(オンロード性能)を高めることができる。
本発明の自動二輪車用タイヤの一実施例を示す断面図である。 そのトレッドパターンを示す展開図である。 第1のパターン模様を拡大して示す展開図である。 副溝、主傾斜溝、及び副傾斜溝の溝深さを比較する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部2にブロックパターンを有するタイヤであって、特に本例では、オンロードとオフロードとが混在するコースを走行するエンデューロタイヤとして形成される場合が示される。
前記自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部2と、そのタイヤ軸方向両側からタイヤ半径方向の内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ半径方向の内方端に位置するビード部4とを有する。トレッド部2の外面は、タイヤ赤道Coからトレッド端TEまで、タイヤ半径方向外側に凸となる円弧状に湾曲する。また前記トレッド端TE、TE間のタイヤ軸方向直線距離であるトレッド幅TWがタイヤ最大幅をなし、これにより自動二輪車用タイヤ特有の旋回性能が付与される。
また自動二輪車用タイヤ1は、前記トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、該カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるトレッド補強層7とを含む。これらカーカス6及びトレッド補強層7としては、周知構造のものが好適に採用される。
次に、図2に示すように、トレッド部2には、第1のパターン模様P1と、第2のパターン模様P2とがタイヤ周方向に交互に繰り返されるトレッドパターンが形成される。理解し易いように、図2では、第1のパターン模様P1と第2のパターン模様P2とが色分けされて示される。
前記第1のパターン模様P1は、主傾斜溝10と、この主傾斜溝10とはタイヤ周方向に対する傾斜の向きが相違する第1、第2の副傾斜溝11、12とを含んで形成される。同図には、主傾斜溝10が右上がりに傾斜し、第1、第2の副傾斜溝11、12が右下がりに傾斜している場合が示される。
図3に拡大して示すように、前記主傾斜溝10は、急傾斜部10Aと緩傾斜部10Bとからなるく字状の屈曲溝として形成される。前記急傾斜部10Aは、タイヤ赤道Coよりもタイヤ軸方向一方側(本例では、図2、3において右側)のトレッド領域Y内に位置する起点10aから、タイヤ軸方向他方側(本例では、図2において左側)のトレッド領域Y内に位置する屈曲点10bまで、タイヤ周方向一方側(本例では、図2、3において下側)に向かって傾斜してのびる。
また前記緩傾斜部10Bは、前記屈曲点10bから、タイヤ軸方向他方側のトレッド端TEまで、前記急傾斜部10Aとは傾斜の向きが同一かつ急傾斜部10Aよりも緩傾斜でのびる。即ち、急傾斜部10Aのタイヤ周方向に対する角度αAは、前記緩傾斜部10Bのタイヤ周方向に対する角度αBよりも小である。前記角度αAは30〜60°が好ましく、また角度αBは60〜90°が好ましい。また前記角度の差(αB−αA)は15〜50の範囲が好ましい。
前記起点10aのタイヤ軸方向一方側のトレッド端TEまでの距離Laは、タイヤ赤道Coからトレッド端TEまでの距離Loの20〜40%の範囲である。本例では、前記屈曲点10bのタイヤ軸方向他方側のトレッド端TEまでの距離Lbも、距離Loの20〜40%の範囲が好ましく、特には、距離Laと距離Lbとが等しいことがより好ましい。
次に、第1の副傾斜溝11も、急傾斜部11Aと緩傾斜部11Bとからなるく字状の屈曲溝として形成される。前記急傾斜部11Aは、前記主傾斜溝10の急傾斜部10Aと、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域Y内にて交わる。そして急傾斜部11Aは、その交点11aから、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域Y内に位置する屈曲点11bまで、主傾斜溝10とは異なる傾斜の向きでのびる。
また前記緩傾斜部11Bは、前記屈曲点11bから、タイヤ軸方向一方側のトレッド端TEまで、前記急傾斜部11Aとは傾斜の向きが同一かつ急傾斜部11Aよりも緩傾斜でのびる。即ち、急傾斜部11Aのタイヤ周方向に対する角度βAは、前記緩傾斜部11Bのタイヤ周方向に対する角度βBよりも小である。前記角度βAは40〜70°が好ましく、また角度βBは60〜90°が好ましい。また前記角度の差(αB−αA)は10〜40の範囲が好ましい。
次に、第2の副傾斜溝12も、急傾斜部12Aと緩傾斜部12Bとからなるく字状の屈曲溝として形成される。前記急傾斜部12Aは、前記主傾斜溝10の急傾斜部10Aと、タイヤ軸方向他方側のトレッド領域Y内にて交わる。そして急傾斜部12Aは、その交点12aから、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域Y内に位置する屈曲点12bまで、主傾斜溝10とは異なる傾斜の向きでのびる。
また前記緩傾斜部12Bは、前記屈曲点12bから、タイヤ軸方向一方側のトレッド端TEまで、前記急傾斜部12Aとは傾斜の向きが同一かつ急傾斜部12Aよりも緩傾斜でのびる。即ち、急傾斜部12Aのタイヤ周方向に対する角度γAは、前記緩傾斜部12Bのタイヤ周方向に対する角度γBよりも小である。前記角度γAは40〜70°が好ましく、また角度γBは60〜90°が好ましい。また前記角度の差(γB−γA)は10〜40の範囲が好ましい。
前記第1の副傾斜溝11は、前記第2の副傾斜溝12と略平行であることが好ましい。前記「略平行」とは、第1の副傾斜溝11の急傾斜部11Aの角度βAと、第2の副傾斜溝12の急傾斜部12Aの角度γAとの差|βA−γA|が5°以下、かつ第1の副傾斜溝11の緩傾斜部11Bの角度βBと、第2の副傾斜溝12の緩傾斜部12Bの角度γBとの差|βB−γB|が5°以下の範囲を意味する。
前記第1の副傾斜溝11の屈曲点11bからタイヤ軸方向一方側のトレッド端TEまでの距離L1は、前記第2の副傾斜溝12の屈曲点12bからタイヤ軸方向一方側のトレッド端TEまでの距離L2よりも大であることが好ましい。特に前記距離L1が距離Laよりも大、かつ距離Laが距離L2より大であることがさらに好ましい。
また前記第2のパターン模様P2は、前記第1のパターン模様P1をタイヤ軸方向に反転させた反転状パターンをなす。なおトレッドパターンでは、バリアブルピッチ法等に基づき、各第1のパターン模様P1のパターン長(周方向長さ)を、請求項1の条件を満たす範囲で変化することができる。従って、前記第2のパターン模様P2は、反転させた第1のパターン模様P1と完全に一致する必要はなく、請求項1の条件を満たす範囲で相違することができる。
本例では、第1のパターン模様P1における主傾斜溝10と、周方向で隣り合う第2のパターン模様P2における主傾斜溝10とが、起点10aの位置及び屈曲点10bの位置で互いに導通している。
このようなトレッドパターンは、ブロックパターンをなすためオフロード性能を確保することができる。また直進時に接地するタイヤ赤道Co側では、主傾斜溝10及び第1、第2の副傾斜溝11、12の各急傾斜部10A、11A、12Aが配される。そのため、オンロード走行時における直進走行性能を確保するとともに、初期のキャンバー角度からのタイヤの倒れ込みを容易とし、直進時の直立状態からの素早いロールを可能とする。
またロール終期にて接地するショルダー側では、前記主傾斜溝10及び第1、第2の副傾斜溝11、12の各緩傾斜部10B、11B、12Bが配される。そのため、タイヤの倒れ込みが発生し難くなってロール重さが増し、ロールし難くなって安全性を高めることができる。しかも、主傾斜溝10と第1、第2の副傾斜溝11、12との交点11a、12aの位置が、周方向及び軸方向に分散されるため、ロール初期から終期にかけてのロール重さの急激な変化が抑えられるとともに、ロール重さの変化がリニアとなりオンロードでの操縦安定性(オンロード性能)を高めることができる。特に本例では、主傾斜溝10及び第1、第2の副傾斜溝11、12の各屈曲点10b、11b、12bの位置も周方向及び軸方向に分散されるため、ロール重さの急激な変化をさらに抑え、かつロール重さの変化をよりリニアにすることができる。
なお主傾斜溝10における起点10aの前記距離Laが、距離Loの20%を下回ると、ロール終期おいてタイヤが倒れ込み易くなり、オンロード性能が低下する。また40%を上回る場合にも、ロール重さの変化がリニアから外れる傾向となり、オンロード性能の低下を招く。またオフロード走行時の排土性が減じ、オフロード性能にも不利を招く。
また本例では第1の副傾斜溝11と第2の副傾斜溝12とを略平行としている。そのためパターン剛性がリニアに変化し、ロール重さの急激な変化をさらに抑え、かつロール重さの変化をよりリニアにすることができる。
次に、本例の第1のパターン模様P1は、前記第1の副傾斜溝11と第2の副傾斜溝12との間を導通する第1の副溝13を具える。また本例の第1のパターン模様P1は、第2の副傾斜溝12と、周方向に隣り合う第2のパターン模様P2における主傾斜溝10との間を導通する第2の副溝14を具える。
特に本例では、第1の副溝13は、第1の副傾斜溝11の緩傾斜部11Bと第2の副傾斜溝12の急傾斜部12Aとの間を導通し、第2の副溝14は、第2の副傾斜溝12の急傾斜部12Aと主傾斜溝10の急傾斜部10Aとの間を導通している。
また前記第1、第2の副溝13、14は、第1のパターン模様P1の主傾斜溝10と同じ傾斜の向きを有する。また図4に概念的に示すように、第1、第2の副溝13、14の溝深さHpは、主傾斜溝10の溝深さHoよりも小であり、特に溝深さHpは、溝深さHoの40〜60%であるのが好ましい。なお第1、第2の副傾斜溝11、12の溝深さHrは、溝深さHo以下かつ溝深さHpより大であり、本例では溝深さHrと溝深さHoとが等しい場合が示される。
この第1、第2の副溝13、14は、ブロックパターンにおけるエッジ効果を高めオフロード性能を向上させる。しかも溝深さHpを溝深さHoよりも小としているため、パターン剛性の低下が抑えられ、その結果、タイヤの倒れ込みが抑えられ、前述の優れたオンロード性能を維持することができる。溝深さHpが溝深さHoの40%を下回ると、オフロード性能の向上効果が減じ、逆に60%を超えると、オンロード性能の低下を招く。
なお第1の副溝13のタイヤ周方向に対する角度θ1は、第2の副溝14のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも大であることが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す基本構造をなし、かつ図2のトレッドパターンを基本パターンとした自動二輪車用タイヤを、表1の仕様に基づき試作した。そしてこれら試作タイヤを、エンデューロレース用バイクの前輪及び後輪に装着し、実車走行によりオンロード性能とオフロード性能とをテストした。
テスト方法は、次の通りである。
下記のテスト条件にて、オンロード(舗装路)、及びオフロード(ダートコース)を走行したときの操縦安定性を、ドライバーの官能評価により10点法にて評価した。数値が大きい程良好であることを示す。テスト条件は、次の通りである。
<テスト条件>
車両:エンデューロレース用バイク(排気量1000cc)
タイヤ:
前輪:90/90−21
後輪:150/70R18
内圧:
前輪:200kPa
後輪:225kPa
Figure 0006019079
テストの結果、実施例のタイヤは、オンロード性能とオフロード性能との総合点が高く、両者を高レベルで両立させうるのが確認できた。
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
10 主傾斜溝
10A 急傾斜部
10B 緩傾斜部
10a 起点
10b 屈曲点
11 第1の副傾斜溝
11A 急傾斜部
11B 緩傾斜部
11a 交点
11b 屈曲点
12 第2の副傾斜溝
12A 急傾斜部
12B 緩傾斜部
12a 交点
12b 屈曲点
13 第1の副溝
14 第2の副溝
Co タイヤ赤道
P1 第1のパターン模様
P2 第2のパターン模様
TE、TE トレッド端
、Y トレッド領域

Claims (7)

  1. トレッド部に、第1のパターン模様と、第2のパターン模様とがタイヤ周方向に交互に配されるトレッドパターンを具えた自動二輪車用タイヤであって、
    前記第1のパターン模様が、主傾斜溝と、この主傾斜溝とは傾斜の向きが相違する第1、第2の副傾斜溝とを含み、
    かつ前記主傾斜溝は、タイヤ赤道よりもタイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する起点から、タイヤ軸方向他方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向他方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
    しかも前記起点のタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離Laを、タイヤ赤道からトレッド端までの距離Loの20〜40%の範囲とするとともに、
    前記第1の副傾斜溝は、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内にて前記主傾斜溝の急傾斜部と交わる交点から、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
    前記第2の副傾斜溝は、タイヤ軸方向他方側のトレッド領域内にて前記主傾斜溝の急傾斜部と交わる交点から、タイヤ軸方向一方側のトレッド領域内に位置する屈曲点まで傾斜してのびる急傾斜部と、前記屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端まで前記急傾斜部よりも緩傾斜でのびる緩傾斜部とからなり、
    かつ前記第2のパターン模様は、前記第1のパターン模様をタイヤ軸方向に反転させた反転状パターンをなすことを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記第1の副傾斜溝は、前記第2の副傾斜溝と略平行であることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記第1の副傾斜溝の屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離L1は、前記第2の副傾斜溝の屈曲点からタイヤ軸方向一方側のトレッド端までの距離L2よりも大であることを特徴とする請求項1又は2記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記第1のパターン模様は、前記第1の副傾斜溝と第2の副傾斜溝との間を導通する第1の副溝を具えるとともに、該第1の副溝は、前記主傾斜溝よりも溝深さが小、かつ主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記第1のパターン模様は、第2の副傾斜溝と、周方向に隣り合う第2のパターン模様における主傾斜溝との間を導通する第2の副溝を具えるとともに、該第2の副溝は、前記主傾斜溝よりも溝深さが小、かつ第1のパターン模様の主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記第1のパターン模様は、前記第1の副傾斜溝と第2の副傾斜溝との間を導通する第1の副溝、及び第2の副傾斜溝と、周方向に隣り合う第2のパターン模様における主傾斜溝との間を導通する第2の副溝を具え、
    前記第1、第2の副溝は、第1のパターン模様の主傾斜溝と同じ傾斜の向きを有するとともに、第1、第2の副溝の溝深さは、主傾斜溝の溝深さの40〜60%であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記第1の副溝のタイヤ周方向に対する角度θ1は、第2の副溝のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも大であることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車用タイヤ。
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