JP2012517818A5

JP2012517818A5 -

Info

Publication number: JP2012517818A5
Application number: JP2011550552A
Authority: JP
Filing date: 2010-02-17
Publication date: 2013-03-07

Claims

抗ＴＮＦα受容体１型（ＴＮＦＲ１；ｐ５５）免疫グロブリン単一可変ドメインであって、ＤＯＭ１ｈ−５７４−１５６（配列番号１）のアミノ酸配列と少なくとも９５％同一のアミノ酸配列を含む、単一可変ドメイン。
単一可変ドメインが、表面プラズモン共鳴で測定した解離定数（ＫＤ）５００ｐＭ以下でヒトＴＮＦＲ１に特異的に結合する結合部位を含む、請求項１に記載の単一可変ドメイン。
単一可変ドメインが、表面プラズモン共鳴で測定した解離速度定数（Ｋｏｆｆ）２×１０^−４ｓ^−１以下でヒトＴＮＦＲ１に特異的に結合する結合部位を含む、請求項１または２に記載の単一可変ドメイン。
単一可変ドメインが、ヒト、カニクイザルおよび任意にイヌＴＮＦＲ１に特異的に結合する、請求項１、２または３に記載の単一可変ドメイン。
単一可変ドメインが、ヒト、カニクイザルおよび任意にイヌＴＮＦＲ１のＤＯＭ１ｈ−５７４−１５６（配列番号１）への結合を阻害する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の単一可変ドメイン。
単一可変ドメインが：
ｉ．標準的ＭＲＣ５アッセイ法においてＴＮＦα誘発性ＩＬ−８分泌の阻害により測定したＮＤ５０約５ｎＭ以下でＴＮＦＲ１を中和する；
ｉｉ．標準的Ｌ９２９アッセイ法においてＴＮＦα誘発性細胞毒性の阻害により測定したＮＤ５０約１５０ｎＭ以下でＴＮＦＲ１を中和する；
ｉｉｉ．標準的カニクイザルＫＩアッセイ法においてＴＮＦα誘発性ＩＬ−８分泌の阻害により測定したＮＤ５０約５ｎＭ以下でＴＮＦＲ１を中和する；および／または
ｉｖ．ＴＮＦＲ１の非競合阻害剤である、
請求項１〜５のいずれか１項に記載の単一可変ドメイン。
請求項１〜６のいずれか１項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインと、任意に、血清アルブミン（ＳＡ）に特異的に結合する少なくとも１つの免疫グロブリン単一可変ドメインとを含む、多重特異性リガンド。
抗ＳＡ単一可変ドメインが、ＤＯＭ７ｈ−１１（配列番号２８）、ＤＯＭ７ｈ−１１−３（配列番号２９）、ＤＯＭ７ｈ−１１−１２（配列番号３０）、ＤＯＭ７ｈ−１１−１５（配列番号３１）、ＤＯＭ７ｈ−１４（配列番号３２）、ＤＯＭ７ｈ−１４−１０（配列番号３３）、ＤＯＭ７ｈ−１４−１８（配列番号３４）またはＤＯＭ７ｍ−１６（配列番号３５）の配列と少なくとも８０％同一のアミノ酸配列を含む、請求項７に記載の多重特異性リガンド。
リンカーが抗ＴＮＦＲ１単一可変ドメインと抗ＳＡ単一可変ドメイン間に提供され、アミノ酸配列ＡＳＴ、任意にＡＳＴＳＧＰＳを含む、請求項７または８に記載の多重特異性リガンド。
（ｉ）ＤＯＭ１ｈ−５７４−１５６（配列番号１）のアミノ酸配列と少なくとも９５％同一のアミノ酸配列を含む抗ＴＮＦα受容体１型（ＴＮＦＲ１；ｐ５５）免疫グロブリン単一可変ドメインと、（ｉｉ）血清アルブミン（ＳＡ）に特異的に結合する少なくとも１つの抗ＳＡ免疫グロブリン単一可変ドメインであって、ＤＯＭ７ｈ−１１−３（配列番号２９）の配列と少なくとも８０％同一のアミノ酸配列を含む抗ＳＡ単一可変ドメインと、（ｉｉｉ）任意に、抗ＴＮＦＲ１単一可変ドメインと抗ＳＡ単一可変ドメイン間に提供されたリンカーであって、アミノ酸配列ＡＳＴ、任意にＡＳＴＳＧＰＳを含むリンカーとを含む、多重特異性リガンド。
請求項１〜１０のいずれか１項に記載の単一可変ドメインまたは多重特異性リガンドを含む、ＴＮＦＲ１アンタゴニスト。
炎症状態の治療および／または予防のための、請求項１１に記載のＴＮＦＲ１アンタゴニスト。
炎症状態の治療および／または予防のための医薬品の製造における、請求項１１に記載のＴＮＦＲ１アンタゴニストの使用。
前記状態が関節炎、多発性硬化症、炎症腸疾患および慢性閉塞性肺疾患からなる群から選択される、請求項１２に記載のアンタゴニストまたは請求項１３に記載の使用。
核酸が、ＤＯＭ１ｈ−５７４−１５６（配列番号１）のヌクレオチド配列と少なくとも８０％同一のヌクレオチド配列を含み、核酸が、ＴＮＦＲ１に特異的に結合する免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドをコードする、単離、または組換え型核酸。