JP2012506777A - 被圧延材を圧延するための圧延ラインの多数の駆動装置の駆動負荷を調整するための方法、制御および/又は調節装置、記憶媒体、プログラムコードおよび圧延設備 - Google Patents

被圧延材を圧延するための圧延ラインの多数の駆動装置の駆動負荷を調整するための方法、制御および/又は調節装置、記憶媒体、プログラムコードおよび圧延設備 Download PDF

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Abstract

【課題】圧延ラインにおける駆動負荷の再配分を改善した圧延設備、これに対応する制御および/又は調節装置、プログラムコード、記憶媒体および圧延設備を提供する。
【解決手段】本発明は、被圧延材(G)を圧延するための圧延ライン(2)の多数の駆動装置(20,21,22,23)の駆動負荷を調整するための圧延設備、制御および/又は調節装置、プログラムコード、記憶媒体および方法に関する。圧延ライン(2)が多数の圧延スタンド(4,5,6,7)を有し、各圧延スタンド(4,5,6,7)に設けられたワークロールを駆動するために各圧延スタンド(4,5,6,7)に少なくとも1つの駆動装置(20,21,22,23)が付設され、駆動負荷が第1のパススケジュールによる圧延ライン(2)の動作に基づいて、基本的には第1の目標値に調整される。圧延中に駆動負荷が第1のパススケジュールとは異なる第2のパススケジュールによる運転に基づいて第1の目標値とは異なる第2の目標値に調整され、少なくとも第2の目標値の調整中に圧延ライン(2)への被圧延材(G)の入口速度(Ve)が、質量流れ方向において圧延ライン(2)の上流側に設けられた装置(3)の被圧延材(G)の出口速度(Vg)に依存して調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、被圧延材を圧延するための圧延ラインの多数の駆動装置の駆動負荷を調整するための方法であって、圧延ラインが複数の圧延スタンドを有し、各圧延スタンドに含まれるワークロールを駆動するために各圧延スタンドに少なくとも1つの駆動装置が付設され、駆動負荷が第1のパススケジュールによる圧延ライン運転に基づいて基本的には第1の目標値に調整される方法に関する。更に、本発明は圧延設備の制御および/又は調節装置ならびに圧延設備に関する。更に、本発明は記憶媒体ならびに機械読取可能なプログラムコードに関する。
本発明は、圧延技術の分野に属する。金属材料の圧延は一般に半製品の製造に用いられ、これらの半製品はその製造後、金属加工産業、例えば自動車工業において使用される。
圧延設備は一般に、被加工金属において、例えば被加工鋼の組織特性に関して、また空間的な寸法のうちの特に厚さに関して、相違する種々の金属半製品を製造することができなければならない。
それゆえ、高い設備処理量が達成されるように、例えば、様々な特性のストリップをできるだけ迅速に順々に製造できるように圧延設備の運転が切換可能であることが必要である。これは、熱間圧延のためにも冷間圧延のためにも必要である。
この種の圧延運転切換は、特に圧延ラインの駆動装置の駆動負荷の配分にも影響を及ぼす。駆動負荷は、圧延スタンドにおいて行われる被圧延材の板厚減少(圧下量)や、被圧延材の温度、例えば鋼、銅等の被圧延材の種類に依存する。
連続圧延を行なう圧延設備のための負荷配分を自動的に調整する方法は公知である(例えば、特許文献1参照)。この公知の方法では、所望の出口厚を得る際に到達されるべき負荷配分のための複数の目標値が予め与えられる。
韓国特許出願公開第2003004835号明細書
本発明の課題は、圧延ラインにおける駆動負荷の再配分を行なうための改善された方法を提供すると共に、これに対応した制御および/又は調節装置、プログラムコード、記憶媒体および圧延設備を提供することにある。
この課題の方法に関する部分は、冒頭に述べたような方法において、圧延中に駆動負荷が第1のパススケジュールとは異なる第2のパススケジュールに基づく第2の目標値へと調整されて、少なくとも第2の目標値の調整中に圧延ラインへの被圧延材の入口速度が、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置の被圧延材の出口速度に依存して調整されることによって解決される。
各駆動装置の駆動負荷のための第2の目標値は、一般には、当該駆動装置の駆動負荷のための第1の目標値とは相異なる。しかし、場合によっては、圧延ラインの一部の駆動装置は、第2のパススケジュールに基づいて、第1の目標値の大きさと殆ど相違しない第2の目標値を得ることもある。特に、圧延ラインの始端にあって、場合によっては駆動負荷の変更を必要としない圧延スタンドに対する駆動の場合が、その事例に当たる。
調整すべき入口速度は、圧延ラインのための任意には適合できない固定的な入力量として使用される。この入力量は、特に、質量流れ方向において圧延ラインの最初の圧延スタンドの下流側にあるプロセスによって影響を及ぼされない。むしろ、圧延ラインへの被圧延材の入口速度は、質量流れ方向において圧延ラインの上流側にのみ設けられた1つ又は複数の装置の被圧延材の出口速度のみに依存する。
出口速度としては、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置の被圧延材の実際出口速度を使用するとよい。その代りに、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置の被圧延材の目標出口速度を使用してもよい。好ましくは、圧延設備の装置のうち最も遅い動力学時間特性を有する装置の出口速度、即ちプロセス変化の際の応答速度が他の装置のよりも遅い装置の出口速度が使用される。この最も遅い動力学時間特性を有する装置は、一般に、圧延ラインの入口速度の変化に関する限界を意味する。なぜならば、この装置は、場合によっては、相対的に速やかに行なわれる圧延ライン入口速度の変化にプロセス技術的に追従できないからである。
ここで、装置とは、圧延設備内において圧延ラインと間接的又は直接的な作用関係にあって、被圧延材を加工もしくは処理又は生成する装置のことである。これに関する例は、例えば、リール、炉、圧延スタンド、鋳造機、シヤー、スケール除去装置、冷却区間等である。
圧延ラインにおいて負荷を再配分するための従来の方法では、入口速度は一般に、例えば圧延ラインにおける(圧延ラインの運転切換によって生じさせられる)質量流量変動もしくはストリップ張力変動に応答させられる可変の操作量である。これにより、駆動負荷の変化に因って生じる例えば質量流量のようなプロセス量の偏差を、補正することができる。
しかし、入口速度の変化が、場合によっては、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置に波及する。これは、圧延設備の構成に応じて、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置において進行するプロセスのプロセス操作時に些細とは言えない問題をもたらす。例えば「バッチ運転」において、被圧延材の衝突を回避するべく待機時間を発生させるために望ましくないプロセス遅延を生じることや、さらには、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置にプロセス中断が生じることがある。
しかし、これは、本発明によれば、圧延ラインへの被圧延材の入口速度を、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置の被圧延材出口速度の圧延ラインの入口速度に対して適合させることが不要であるか、もしくは僅かな程度しか必要でなくなるように決定し、調整し、維持することによって、回避することができる。この関連における「僅かな程度」とは、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置のプロセスが入口速度の変化によって次の程度しか影響を及ぼされないこと、即ち、当該装置がこのプロセス影響を克服し、当該装置にプロセス中断もしくはプロセス故障がもたらされない程度にしか影響を及ぼされないことを意味する。
特に、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置は、当該装置の目標値に従って運転することができ、質量流れ方向において下流側にあるプロセスに基づく目標値の補正、例えば圧延ラインでの負荷再配分に基づく目標値の補正は必要でない。
換言するならば、本発明によれば、駆動負荷再配分によって引き起こされる、圧延ライン内における質量流量の変動が、完全に質量流れ方向に順送りできるということである。即ち、(今日において通常であるような)質量流れ方向とは反対の方向への順送りは、必ずしも必要としない。
しかし、移行中における圧延ライン内の質量流量変動の質量流れ方向と、それとは反対の方向との、混合の順送りも適用可能である。例えば、駆動負荷の変更中における圧延ラインへの被圧延材の入口速度は、質量流れ方向において上流側にあるプロセスに遡って、当該プロセスが圧延ラインへの入口速度の変化に対して調節技術的になおも十分に速やかに追従することができるように変更される。即ち、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置において当該装置の不可逆のプロセス外乱が発生しないように変更される。このために、付加的に出口速度に対して質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置のうち最も応答の遅い装置の動力学時間特性が考慮される。即ち、不可逆のプロセス外乱を発生させることなく、どのように速やかにかつこの装置のどの範囲においてプロセス変化に応答することができるかが考慮される。
それを超えて必要な質量流量補正は、質量流れ方向に順送りされる。これは、操作要素が後方の圧延スタンドでの再配分時に、混合された前方および後方への混合の順送りの際に圧延ライン内のプロセス外乱に因る、より厳しい要求はされないという利点を有する。なぜならば、圧延ラインへの被圧延材の入口速度が下がれば、圧延ラインの後方の圧延スタンドにおける被圧延材の圧延速度も低下するからである。これは、特に個々の圧延スタンドにおける調整行程のためにも加速度のためにも重要である。
本発明は、熱間圧延にも冷間圧延にも適用可能である。
特に、本発明による方法を実施する場合に、被圧延材の駆動負荷の再配分の際に誤った制御干渉を回避するために、圧延ラインのそれぞれの圧延スタンドに対して一時的に自動板厚制御(AGC)を遮断するのが有利である。
同様に、入口速度が、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置の出口速度に依存してほぼ一定に調整されるのが有利である。これにより、特に圧延ラインの上流側にあるゆっくり変化するプロセスにとって、特別に簡単に本発明による利点が得られる。これは、特に鋳造圧延複合設備の場合に有利である。なぜならば、鋳造速度は一般に一定であり、鋳造装置は一般に最も遅い動力学時間特性を有する装置であるからである。更にこれは、特に装置同士が製造技術的に被圧延材によって互いに結合されている圧延設備、即ち、被圧延材が、例えば鋳造装置から熱間ストリップ巻取リールまで一体的に構成されている圧延設備の場合に有利である。
特に、本発明は圧延設備への入口側で一定の質量流量を可能にする。これは、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられているプロセスの適切なスケジュール安全性、および支障のない工程をもたらす。
パススケジュールは、通常、板厚減少(圧下量)とそれぞれの圧延スタンドに関するワークロール周速を意味する。1つの圧延スタンドの圧下量が切り換えられると、必然的に圧延ラインの全体のパススケジュールが変更される。圧延ラインから一定の出口厚をもたらすために、1つの圧延スタンドにおける圧下量の変更が当該圧延スタンドの後に続く圧延スタンドによって考慮されるか、又はパススケジュールの変更によって圧延ラインからの出口厚が狙いどおり変更されるかの、いずれかである。いずれの場合にも、これは、それぞれの圧延スタンドに付設された駆動装置の駆動負荷に直接的に影響を及ぼす。
本発明の有利な実施態様では、被圧延材が、第1のパススケジュールに基づく圧延ラインの運転時ならびに第2のパススケジュールに基づく圧延ラインの運転時に、同じ出口厚に圧延される。これは、本発明による方法によって、走行中の圧延プロセスにおいて圧延ラインからの被圧延材の出口厚が変えられないで保持されると同時に、圧延ラインの圧延スタンドのための駆動装置の駆動負荷が、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置に対して望ましくない反作用を起こすことなく、最適化可能であることを意味する。
本方法は、時間的に、圧延ラインにおいて被圧延材の圧延中に行なわれる圧延ラインの第1の出口厚から圧延ラインの第1とは異なる第2の出口厚への移行の後に実行されるのが特に有利である。
出口厚とは、圧延ラインの最後の圧延スタンドの後における被圧延材の厚さであり、また、入口厚とは、圧延ラインの最初の圧延スタンドの前における被圧延材の厚さであることを意味している。本方法は、より薄い出口厚からより厚い出口厚への移行にも、その逆の移行にも、適している。
被圧延材を、圧延ラインからの第1の出口厚から、圧延ラインからの第1の出口厚とは異なる第2の出口厚に移行させる際には、一般に、例えば駆動装置の持続的過負荷の回避のような設備技術上の制限を考慮したパススケジュール変更が行なわれる。圧延中に第1のパススケジュールによる圧延ライン運転を第2のパススケジュールによる圧延ライン運転に変更する際には、境界条件が、圧延ラインにおける質量流量外乱に基づいて、圧延ラインの定常運転とは異なって定義されている。
即ち、本発明は、先ず第1のパススケジュールによる出口厚を使用し、引き続いて圧延中に圧延ラインの出口厚の変更を第2のパススケジュールに基づいて行なうならば、格別に有利に使用できる。第2のパススケジュールは、第1の出口厚から第2の出口厚へ問題なく移行できるように算定されている。第2の出口厚が調整されると、すぐにその次のパススケジュール変更が次のように行なわれるとよい。即ち、圧延ラインの駆動装置の駆動負荷が第2のパススケジュールによる出口厚における圧延ラインの定常運転に対して最適化されるように行なわれるとよい。こうして、第2のパススケジュールが第3のパススケジュールに移行される。この例では、第2のパススケジュールが請求項3において言及されている第1のパススケジュールに相当し、第3のパススケジュールが請求項3において言及されている第2のパススケジュールに相当する。
特に、「圧延中における圧延ラインからの出口厚の変化」と、これに続く「一定の出口厚での圧延中における駆動負荷を考慮したパススケジュール最適化」との方法組合せは、設備の運転安全性を高め、駆動装置の寿命に有利な作用を及ぼす。
圧延ラインと、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた少くとも装置とが被圧延材によって製造技術的に結合されている場合には、この方法は格別に有利に適用可能である。この場合、駆動装置の負荷再配分に基づく圧延ラインへの入口速度の変更時の反作用が、非常に激しい。被圧延材によって、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置に、入口速度の変化が直接的に伝達され、それにより、この装置において進行するプロセスが妨害される。
特に、質量流れ方向において上流側に設けられた装置が鋳造装置である場合、圧延ラインへの入口速度の大き過ぎる、もしくは速過ぎる変化は、鋳造中断に到るほどの鋳造プロセスの乱れをもたらす。それゆえに、本発明は、連続的に鋳造および圧延を行なうエンドレス動作で運転される鋳造圧延複合設備に対して格別に有利に適用可能である。
前記課題のうちの装置についての課題は、制御命令の実行時に制御および/又は調節装置に請求項1乃至4の1つに記載の方法を実行するように指示する制御命令を有する機械読取可能なプログラムコードを備えた、多スタンドの圧延ラインを含む圧延設備のための制御および/又は調節装置によって、解決される。
更に、前記課題は、プログラムコードが制御および/又は調節装置に請求項1乃至4の1つに記載の方法を実行するように指示する制御命令を有する、圧延ライン用の制御および/又は調節装置のための機械読取可能なプログラムコードによって、解決される。
更に、前記課題は、請求項6記載の機械読取可能なプログラムコードを記憶した記憶媒体によって、解決される。
最後に、前記課題は、請求項5記載の制御および/又は調節装置と、質量流れ方向において圧延ライン上流側に設けられた装置の被圧延材の出口速度を請求項5記載の制御および/又は調節装置に供給するための装置とを備え、圧延ラインの複数の圧延スタンドが前記制御および/又は調節装置によって作用的に結合されている、金属の被圧延材を圧延するための多スタンドの圧延ラインによって、解決される。圧延設備とは、好ましくは金属の被圧延材の加工のための圧延ラインを含むあらゆる設備であり、特に鋳造圧延複合設備もこれに含まれる。
圧延設備の他の有利な実施態様では、圧延ラインが、質量流れ方向において鋳造装置の下流側に設けられた高圧下圧延機(ハイリダクションミル)および/又は仕上げラインである。高圧下圧延機は、ここでの事例では多数のスタンドからなる圧延ラインであり、この圧延ラインは被圧延材を強い圧下量(板厚減少)にて被圧延材がまだ非常に熱い間に圧延する。この場合に、リキッドコアリダクションとソフトコアリダクションとが区別される。リキッドコアリダクションは、通常は、高圧下圧延機には適用されないが、被圧延材のソフトコアリダクションには広く適用される。ソフトコアリダクションの場合には被圧延材のコア(中心部)は既に固っているが、例えば1200℃〜1300℃の高温ゆえにまだ非常に軟らかい。被圧延材が高圧下圧延機内で未だ液状コアを有する場合には、大きな力に因って、高圧下圧延機内にプロセスの著しい支障が生じ得る。ソフトコアリダクションの場合には、高圧下圧延機によって、比較的僅かな圧延力で大きな圧下量が達成される。本発明による方法は、この種の多スタンド高圧下圧延機に有利に適用することができる。更に、これに代えて、またはこれに追加して、この圧延ラインを、被圧延材を所望の最終寸法に圧延する多スタンドの仕上げラインとして構成することができる。
本発明の更なる利点を、次の概略図面に基づいて、以下に詳細に説明する実施例によって明示する。
連続鋳造用鋳型で運転される鋳造圧延複合設備の概略図を示す。 第1のパススケジュールに従って運転される4つの圧延スタンドを備えた圧延ラインの概略図を示す。 第2のパススケジュールに従って運転される図2の圧延ラインの概略図を示す。 2ロール式鋳造機を含む鋳造圧延設備の概略図を示す。
図1は鋳造圧延複合設備1の概略図を示す。この設備は概略的に示された圧延ライン2を含み、この圧延ラインは多数の圧延スタンドを含む。
本方法は、任意の多スタンド式、特に3スタンド式、4スタンド式、5スタンド式、6スタンド式、および7スタンド式の圧延ラインに対して適用可能であり、鋳造圧延複合設備に特に限定されているわけではない。
更に、図1は、鋳造装置3を示している。この鋳造装置3は、ここでは鋳造速度Vgで被圧延材Gを鋳造する連続鋳造用鋳型として構成されている。この被圧延材Gは、引き続いて圧延ライン2にて圧延される。この被圧延材Gは、連続的に加工され、即ち、スラブ等の切断は行なわれない。被圧延材Gに影響を及ぼす圧延設備1の複数の部分もしくは複数の装置が、被圧延材Gを介して互いに製造技術的に結合されている。即ち、これらは、互いに独立に運転されるのではなくて、通常、質量流れ方向において圧延設備1の上流側および下流側に設けられた装置のことを配慮して運転されるべきであり、特に、プロセス変化の際には、最も遅い動力学時間特性もしくは最も大きな応答慣性を有する装置を考慮して運転されるべきである。
鋳造装置3および圧延ライン2は、そして場合によっては更に、鋳造圧延複合設備1の図1に示されていない他の装置も、1つの制御および/又は調節装置8によって作用的に結合されている。
制御および/又は調節装置8は、本発明による方法の実施態様を実施すべく構成されている。このために、制御および/又は調節装置には、例えば記憶媒体9に記憶された機械読取可能なプログラムコード10が供給される。プログラムコード10は、実行時に制御および/又は調節装置に対して本発明による方法の実施態様の実行を指示する制御命令を含んでいる。このプログラムコードは、制御および/又は調節装置8上に、容易に呼び出すことができるように、プログラムされて格納されているのが望ましい。
特に、制御および/又は調節装置8には、質量流れ方向において圧延ラインの上流側に設けられた装置、例えば鋳造装置3からの被圧延材Gの出口速度のための尺度を供給することが可能である。この例では、出口速度のための尺度は鋳造速度Vgである。
図1は、概略的に示された運転中の圧延ライン2を示し、鋳造装置3によって鋳造速度Vgにて鋳造される被圧延材Gが入口厚Heから出口厚Haに圧延される。その際に被圧延材Gは圧延ライン2への入口速度Veと、圧延ライン2からの出口速度Vaとを有する。
本発明による方法によれば、被圧延材Gの圧延中に、圧延ライン2の圧延スタンド4,5,6もしくは7(図2もしくは図3参照)を駆動する駆動装置20,21,22もしくは23(図2もしくは図3参照)の負荷再配分を、入口速度Veおよび出口速度Vaが一定に保持されるように、しかも、その際に駆動負荷の再配分によって引き起こされる被圧延材欠陥が生じないように、行なうことができる。
圧延ライン2の運転が、第1の出口厚Haから、その第1の出口厚とは異なる第2の出口厚Haへ切り換えられる場合には、第1の圧延ライン出口厚Haからその第1の出口厚とは異なる第2の出口厚Haへの圧延動作の移行ができるだけ問題なく行なわれるように、駆動装置の負荷配分が最適化される。
しかし、この場合に対しては、圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷は、新たな第2の圧延ライン出口厚のための圧延ラインの定常動作に対して最適化されているのではなくて、圧延ライン2からの出口厚Haのできるだけ問題のない変化に対して最適化されている。
圧延ライン2の駆動装置の負荷配分は、直前に行なわれた出口厚の急速な的変更後の圧延ライン2の定常動作にとって、最初はて最適でない。従って、圧延ライン2からの出口厚Haの切換終了後に、圧延ライン2の駆動装置の駆動負荷を、次のように再配分することが有利である。即ち、過負荷又はその他の制限が存在する可能性が低く、しかも同程度に所望の出口厚が達成されるように、従って圧延ライン2の定常動作が最適化されるように再配分することが有利である。
このために先ず圧延ライン2の定常動作のための新たな最適化されたパススケジュールが求められる。複数のパススケジュールの計算は、基本的には、例えば独国特許出願公開第3721744号明細書又は独国特許第4421005号明細書から公知である。この新たなパススケジュールは、以下において第2のパススケジュールと呼ぶ。新たな出口厚Haを発生させるために出口厚Haの急速な変更直後に圧延ライン2を動作させるパススケジュールは、以下において第1のパススケジュールと呼ぶ。
第2のパススケジュールの決定に関連させられているのが、圧延スタンド4,5,6もしくは7のワークロールの駆動装置20,21,22もしくは23のための駆動負荷の目標値の算定である。第2のパススケジュールは、所望の出口厚が達成されると同時に圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷が最適化されるように、即ち、特に臨界的な限界値からできるだけ離れて動作させられるように決定される。
この事例では、第1のパススケジュールによる動作の際および第2のパススケジュールによる動作の際に、圧延ライン2の出口厚Haは一定のままであり、即ち圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷の再配分の直前、再配分中、および再配分後において、圧延ライン2からの同じ出口厚で圧延が行なわれる。
本発明によれば、駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷の調整時に、圧延ライン2への被圧延材Gの入口速度Veが、その質量流れ方向において圧延ライン2の上流側に設けられた装置3の被圧延材Gの出口速度Vgに依存して、調整される。これによって、圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷の変更中に、質量流れ方向において圧延ライン2の上流側に設けられた装置のプロセス、例えば鋳造装置3のプロセスが妨害されないことが、保証される。
圧延ライン2への入口速度Veは、圧延ライン2における駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷の再配分中において一定に保たれるのが好ましい。一般に、鋳造圧延複合設備1を通る質量流量は一定である。なぜなら、通常は鋳造装置3の鋳造速度Veは一定に保つように企図されるからである。この理由から、この種の解決態様は技術的に簡単である。
この利点を利用するためには、圧延ライン2への被圧延材Gの入口速度Veも、鋳造装置3の鋳造速度Vgに依存して求められる大きさを有する一定値に調整するのが、特に有利である。このように簡単な手法によって、質量流れ方向において圧延ライン2の上流側に設けられたプロセスが妨害されないことが、保証される。
圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23のための駆動負荷が再配分される際に、一般に、圧延ライン2のそれぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7における圧下量の再配分がもたらされる。
それに関連するのは、一般に、圧延中に出口厚H1,H2,H3の変化(図2および図3参照)によって生じる厚さの楔形である。
従って、駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷の再配分の実行前に、被圧延材Gの1つの再配分部分が算定され、それぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7において当該再配分部分が圧延される際に、圧延ライン2におけるそれぞれの駆動装置の駆動負荷の再配分が行なわれる。これらの駆動負荷の実際値がその再配分部分の圧延中にそれぞれ、第2のパススケジュールによる新たな目標値に向って変化させられる。これは、その再配分部分が、それぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7へ進入するや否や行なわれることが好ましい。駆動負荷の対応する目標値は、それぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7からその再配分部分が送出される際に実現されている。
その再配分部分は、圧延ライン2の駆動装置20,21,22もしくは23の駆動負荷再配分プロセス全体の期間中、圧延ライン2の2つの圧延スタンド同士の間隔よりも大きくない長さを有することが好ましい。それによって、駆動負荷の再配分が特別に簡単に可能となる。なぜなら、再配分中に発生する被圧延材Gの厚さの楔形は、2つの圧延スタンド4,5,6もしくは7で同時には圧延されないからである。
出口厚Haは、駆動装置20,21,22もしくは23の負荷の再配分全体の期間中、一定のままである。即ち、駆動負荷の再配分によって生じさせられる質量流量外乱は、少なくとも1つの後続の圧延スタンド4,5もしくは7によって、所望の出口厚Haが維持されるように補償される。
図2および図3は、駆動装置20,21,22もしくは23が付設されている圧延スタンド4,5,6もしくは7を有する同一の圧延ライン2を示している。
駆動装置20,21,22もしくは23は、圧延ライン2の圧延スタンド4,5,6もしくは7の図示されていないワークロールを駆動するために使用される。駆動装置20,21,22もしくは23は、それぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7における所望の圧下量、もしくはそれぞれの圧延スタンド4,5,6もしくは7における所望の圧延出力が達成されるように、相応の駆動負荷をかけられる。
図2においては、圧延ライン2が、第1のパススケジュールに従って動作させられる。図3においては、同一の圧延ライン2が、第2のパススケジュールに従って動作させられる。圧延ライン2からの出口厚Haは、両方の場合において等しい。
図2および図3における圧延ライン2の動作は、圧延スタンド4,5および6に関して圧延ライン2の動作時に第1もしくは第2のパススケジュールに従って異なった圧下量が発生することによってのみ相違する。
圧延スタンド4は、第1のパススケジュールに従って、即ち図2に従って、被圧延材Gを厚さHeから厚さH1に圧延するのに対して、同じ圧延スタンドは、第2のパススケジュールによる動作時には、被圧延材Gを厚さHeから厚さH1’に圧延する。このケースでは、厚さH1’は、厚さH1に等しくない。その際に、厚さH1’は、圧延スタンド4に付設された駆動装置20の駆動負荷が第1のパススケジュールによる動作時に比べて改善されるように、選ばれている。
このことは、第1のパススケジュールに従って、即ち図2のように被圧延材を被圧延材厚さH1から被圧延材厚さH2に圧延する圧延スタンド5においても、同様に行なわれる。同じ圧延スタンド5は、第2のパススケジュールに従って、被圧延材の入口厚H1’から出発して圧延スタンド5の出口厚H2’に圧延する。この場合にも、厚さH2’は、圧延スタンド4に付設された駆動装置20の駆動負荷が第1のパススケジュールによる動作時に比べて改善されるように、決定されている。
このことは、第1のパススケジュールに従って、即ち図2に従って被圧延材を被圧延材厚さH2から被圧延材厚さH3に圧延する圧延スタンド6においても、同様に行なわれる。同じ圧延スタンド6は、第2のパススケジュールに従って、入側の被圧延材厚さH2’から出発して圧延スタンド6の出口厚H3’に圧延する。
圧延ライン2の駆動装置の駆動負荷のための最適化基準としては、例えば圧延ラインの駆動装置の臨界的な限界値からの間隔の総和を最小化するものとすることができ、その場合、圧延ライン2からの相応の出口厚Haが達成される。
全ての圧延スタンドにおいて駆動負荷の再配分およびそれに伴う圧下量の変更を必ず行なわなければならないというわけではない。駆動負荷の再配分は、圧延スタンドの一部もしくは圧延スタンドに付設された駆動装置の一部についてだけ行なわれるようにしてもよい。
個々の圧延スタンドは、引き続いて、第2のパススケジュールに従って切り換えられ、即ち、再配分部分がそれぞれの圧延スタンドを走り抜けて行く際にその都度切り換えられる。
図3においては、圧延スタンドにおける圧下量が次のように調整されている。即ち、出口厚Haが達成されると同時に、定常動作時に上回ってはならないもしくは下回ってはならない限界値からの個々の駆動装置の駆動負荷の目標値の差が最大になるように調整されている。
図4は、2ロール式鋳造機3’を含む鋳造設備1に関する本発明の実施の可能性を示し、鋳造された被圧延材Gが引き続いて多スタンド、即ち少なくとも2スタンドの圧延ライン2を走り抜ける。
2ロール式鋳造機3’により、一般に被圧延材Gがエンドレス動作にて製造される。この設備形式の場合は、連続鋳造用鋳型による鋳造のエンドレス動作の設備よりも更に一層コンパクトである。さらには、エネルギおよび資源の消費も更に一層低減されている。
コンパクト性および資源使用の低減は、2ロール式鋳造機3’によって更に詳細に所望の最終生産物の最終寸法に合わせた鋳造が可能であることからからもたらされる。即ち、2ロール式鋳造機G’から出る被圧延材は一般に、連続鋳造用鋳型(図1参照)から出てくる被圧延材Gよりも既に大幅に薄い。それによって、例えば、一般に連続鋳造用鋳型で運転される鋳造機の後段に設けられている粗圧延ライン又は高圧下圧延機(ハイリダクションミル)を省略することができる。これは、連続鋳造用鋳型から鋳造された被圧延材を仕上げ圧延に備えて整えるのに使用される。これに対して、2ロール式鋳造機の場合は、このような変形用前処理を常には必要とせず、圧延ライン2における被圧延材Gの仕上げ圧延のみを必要とする。
この場合にも、圧延ラインにおける図4に示されていない複数の圧延スタンドのための負荷再配分を走行運転中に行なうことが要望される。
これを実現するために、図1から図3に対して説明した事項が、同様に2ロール式鋳造機6’を含む圧延設備1にも適用される。
1 鋳造圧延複合設備
2 圧延ライン
3 鋳造装置
4〜7 圧延スタンド
8 制御および/又は調節装置
9 記憶媒体
10 プログラムコード
20〜23 駆動装置
G 被圧延材
H1〜H3 出口厚
H1’〜H3’出口厚
He 入口厚
Ha 出口厚
Ve 入口速度
Va 出口速度

Claims (10)

  1. 被圧延材(G)を圧延するための圧延ライン(2)の多数の駆動装置(20,21,22,23)の駆動負荷を調整するための方法であって、前記圧延ライン(2)が多数の圧延スタンド(4,5,6,7)を有し、当該各圧延スタンド(4,5,6,7)に含まれるワークロールを駆動するために、当該各圧延スタンド(4,5,6,7)には少なくとも1つの駆動装置(20,21,22,23)が付設されており、駆動負荷が、第1のパススケジュールによる圧延ライン(2)の動作に基づいて、基本的には第1の目標値に調整される方法において、
    圧延中に、前記駆動負荷が、前記第1のパススケジュールとは異なった第2のパススケジュールに基づく第2の目標値の方向に調整され、少なくとも当該第2の目標値の調整中に、前記圧延ライン(2)への前記被圧延材(G)の入口速度(Ve)が、質量流れ方向において前記圧延ライン(2)よりも上流側に設けられた装置(3)の前記被圧延材(G)の出口速度(Vg)に依存して調整される
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記被圧延材(G)が、前記第1のパススケジュールに基づく前記圧延ライン(2)の運転の際および前記第2のパススケジュールに基づく前記圧延ライン(2)の運転の際に、同じ出口厚(Ha)に圧延される
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 時間的に、前記圧延ライン(2)における前記被圧延材(G)の圧延中に行なわれる、前記圧延ラインの第1の出口厚(Ha)から前記圧延ライン(2)の第1とは異なる第2の出口厚(Ha)への移行の後に、前記方法が実行される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記圧延ライン(2)と、前記被圧延材(G)の質量流れ方向で前記圧延ライン(2)よりも上流側に設けられた少なくとも1つの鋳造装置(3)とが、製造技術的に結合されている
    ことを特徴とする請求項1から3のうち1つに記載の方法。
  5. 制御命令の実行時に制御および/又は調節装置(8)に請求項1から4のうち1つに記載の方法を実行するように指示する制御命令を有する、機械読取可能なプログラムコード(10)を備えた、多スタンドの圧延ライン(2)を含む、圧延設備(1)のための制御および/又は調節装置(8)。
  6. プログラムコードが制御および/又は調節装置(8)に請求項1乃至4の1つに記載の方法を実行するように指示する制御命令を有する、圧延設備(1)用の制御および/又は調節装置(8)のための機械読取可能なプログラムコード(10)。
  7. 請求項6記載の機械読取可能なプログラムコード(10)を記憶した記憶媒体(9)。
  8. 被圧延材(G)、特に金属被圧延材(G)を圧延するための多スタンドの圧延ライン(2)と、請求項5記載の制御および/又は調節装置(8)と、質量流れ方向において前記圧延ライン(2)の上流側に設けられた装置(3)の前記被圧延材(G)の出口速度(Va)を請求項5記載の制御および/又は調節装置(8)に供給するための装置とを備え、前記圧延ライン(2)の複数の前記圧延スタンド(4,5,6,7)が、前記制御および/又は調節装置(8)に作用的に結合されている圧延設備(1)。
  9. 前記圧延ライン(2)が、質量流れ方向において鋳造装置(3)の下流側に設けられた高圧下圧延機(ハイリダクションミル)および/又は仕上げラインとして構成されている
    ことを特徴とする請求項8記載の圧延設備。
  10. 前記上流側に設けられた装置(3)が、2ロール式鋳造機(3’)として又は連続鋳造用鋳型として構成されている鋳造装置(3)である
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の圧延設備。
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