JP2012505872A5 - - Google Patents
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Claims (16)
- ボリノスタットの調製方法であって、
(a) スベリン酸をアニリンまたはその塩と反応させて、スベラニル酸を形成する工程と、
(b) 工程(a)で形成された前記スベラニル酸をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させる工程とを含む、方法。 - (i) 工程(a)が、カップリング剤を含む;および/または
(ii) 工程(a)が、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC);1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI);1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl);1,3−ジイソプロピルカルボジイミド(DIC);もしくはそれらの混合物から選ばれるカップリング剤を含む;および/または
(iii) 工程(a)がカップリング剤を含み、カップリング剤が1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)と1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)との混合物である;および/または
(iv) 工程(a)がカップリング剤を含み、カップリング剤が1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)と1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)との0.1:10〜10:0.1のCDI:DCCのモル比範囲、1:5〜5:1のCDI:DCCのモル比範囲、1:2〜2:1のCDI:DCCのモル比範囲、もしくは約1:1.6のCDI:DCCのモル比の混合物である;および/または
(v) 工程(a)がカップリング剤を含み、前記スベリン酸に対して工程(a)で用いられるカップリング剤の総量が、1〜5モル当量の間、1〜3モル当量の間、1〜1.5モル当量の間、または約1.3モル当量である;および/または
(vi) 工程(a)が有機溶媒中で行われる;および/または
(vii) 工程(a)がジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる有機溶媒の中で行われる;および/または
(viii) 工程(a)がTHF中で行われる;および/または
(ix) 工程(a)が10〜60℃の間、15〜40℃の間、または25〜30℃の間の温度で行われる、
請求項1に記載の方法。 - (i) 工程(b)が、カップリング剤を含む;および/または
(ii) 工程(b)が、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC);1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI);1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl);1,3−ジイソプロピルカルボジイミド(DIC);もしくはそれらの混合物から選ばれるカップリング剤を含む;および/または
(iii) 工程(b)がカップリング剤を含み、カップリング剤が1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)である;および/または
(iv) 工程(b)がカップリング剤を含み、前記スベラニル酸に対して工程(b)で用いられるカップリング剤の総量が、1〜5モル当量の間、1〜3モル当量の間、または約2モル当量である;および/または
(v) 工程(b)が有機溶媒中で行われる;および/または
(vi) 工程(b)がジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる有機溶媒の中で行われる;および/または
(vii) 工程(b)がDMF中で行われる;および/または
(viii) 工程(b)においてヒドロキシルアミンが塩酸塩等の塩の形態で用いられる;および/または
(ix) 前記スベラニル酸に対して工程(b)において用いられる、ヒドロキシルアミンまたはその塩の総量が、1〜10モル当量の間、1〜6モル当量の間、2〜5モル当量の間、または約4モル当量である;および/または
(x) 工程(b)が、10〜60℃の間、15〜40℃の間、または25〜30℃の間の温度で行なわれる、
請求項1または2に記載の方法。 - (i) 工程(a)および工程(b)が同じ有機溶媒中で行なわれる;および/または
(ii) 工程(a)および工程(b)がジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる同じ有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(iii) 工程(a)および工程(b)がTHF、DMF、もしくはそれらの混合物から選ばれる同じ有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(iv) 工程(a)および工程(b)において活性化剤が用いられる;および/または
(v) 工程(a)および工程(b)において活性化剤が用いられ、活性化剤が、塩化シアヌル、フッ化シアヌル、カテコールボラン、またはそれらの混合物から選ばれる、
請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 - ボリノスタットの調製方法であって、
(a′) スベリン酸をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、N−ヒドロキシ−7−カルボキシ−ヘプタンアミドを形成する工程と、
(b′) 工程(a′)で形成された前記N−ヒドロキシ−7−カルボキシ−ヘプタンアミドをアニリンまたはその塩と反応させる工程と、
を含む、方法。 - (i) 工程(a′)が、カップリング剤を含む;および/または
(ii) 工程(a′)が、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC);1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI);1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl);1,3−ジイソプロピルカルボジイミド(DIC);もしくはそれらの混合物から選ばれるカップリング剤を含む;および/または
(iii) 工程(a′)がカップリング剤を含み、カップリング剤が、1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)である;および/または
(iv) 前記スベリン酸に対して工程(a′)において用いられるカップリング剤の総量が、1〜5モル当量の間、1〜3モル当量の間、1〜1.5モル当量の間、または約1.3モル当量である;および/または
(v) 工程(a′)が、有機溶媒中で行なわれる;および/または
(vi) 工程(a′)が、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(vii) 工程(a′)が、DMF中で行なわれる;および/または
(viii) 工程(a′)においてヒドロキシルアミンが、塩酸塩等の塩の形態で用いられる;および/または
(ix) 前記スベリン酸に対して工程(a′)において用いられる、ヒドロキシルアミンまたはその塩の総量が、約1モル当量である;および/または
(x) 工程(a′)が、10〜60℃の間、15〜40℃の間、または25〜30℃の間の温度で行なわれる、
請求項5に記載の方法。 - (i) 工程(b′)が、カップリング剤を含む;および/または
(ii) 工程(b′)が、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC);1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI);1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl);1,3−ジイソプロピルカルボジイミド(DIC);もしくはそれらの混合物から選ばれるカップリング剤を含む;および/または
(iii) 工程(b′)がカップリング剤を含み、カップリング剤が1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)と1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)との混合物である;および/または
(iv) 工程(b′)がカップリング剤を含み、カップリング剤が1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)と1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)との0.1:10〜10:0.1のCDI:DCCのモル比範囲、1:5〜5:1のCDI:DCCのモル比範囲、1:2〜2:1のCDI:DCCのモル比範囲、または約1:1.6のCDI:DCCのモル比の混合物である;および/または
(v) 前記N−ヒドロキシ−7−カルボキシ−ヘプタンアミドに対して工程(b′)で用いられるカップリング剤の総量が、1〜5モル当量の間、1〜3モル当量の間、1〜1.5モル当量の間、または約1.3モル当量である;および/または
(vi) 工程(b′)が、有機溶媒中で行なわれる;および/または
(vii) 工程(b′)が、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(viii) 工程(b′)が、THF中で行なわれる;および/または
(ix) 工程(b′)が、10〜60℃の間、15〜40℃の間、または25〜30℃の間の温度で行なわれる、
請求項5または6に記載の方法。 - (i) 工程(a′)および工程(b′)が、同じ有機溶媒中で行なわれる;および/または
(ii) 工程(a′)および工程(b′)が、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、1,2−ジクロロベンゼン、エタノール、もしくはそれらの混合物から選ばれる同じ有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(iii) 工程(a′)および工程(b′)が、THF、DMF、もしくはそれらの混合物から選ばれる同じ有機溶媒の中で行なわれる;および/または
(iv) 工程(a′)および/または工程(b′)において活性化剤が用いられる;および/または
(v) 工程(a′)および/または工程(b′)において活性化剤が用いられ、活性化剤が、塩化シアヌル、フッ化シアヌル、カテコールボラン、またはそれらの混合物から選ばれる、
請求項5〜7のいずれかに記載の方法。 - ボリノスタットは、
(i) 99%超、および/または
(ii) 99.5%超、および/または
(iii) 99.8%超、および/または
(iv) 99.9%超、
のHPLC純度で得られる、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の方法により調製されるボリノスタット。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の方法により調製される実質的に純粋なボリノスタット。
- 実質的に純粋なボリノスタット。
- 請求項10〜12のいずれかに記載のボリノスタットを含有する医薬組成物。
- i)癌の治療;および/または
ii)皮膚癌の治療;および/または
iii)皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)の治療
のための、請求項13に記載の医薬組成物。 - 癌の治療のための医薬の製造における、請求項10〜12のいずれかに記載のボリノスタットの使用または請求項13に記載の医薬組成物の使用。
- 前記医薬は、
i)皮膚癌;および/または
ii)皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)
の治療のためである、請求項15に記載の使用。
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