JP2012500386A - 時計のギヤシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、回転アーバ(3)に対して同軸に取り付けられたピニオン(5)および歯車(7)を含むシステムに関連する。本発明によれば、ピニオンと歯車との間に一方に対する他方の相対移動を防止するような固定手段(21)を、ギヤシステム(1)が含む。
本発明は、ギヤシステム(1)の歯車(7)と最終組立品とを製造する方法にも関連する。
本発明は、時計の分野に関するものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば金属シリコンの時計用複合ギヤシステム、より詳しくはせん断応力を防止できる固定手段を含むこの種のシステムに関連する。
せん断応力を防止するため、多角形断面と一致する形状の軸穴を有する部品を回転駆動するように、多角形つまり非円形の断面を有するアーバ(軸部材)を使用することは、時計製作の分野では周知である。しかし、ギヤ列の場合には特に、この構造はアーバの非対称性を招き、これは時計ムーブメントの等時性には不都合であって、その形状の軸穴を採用するにはそのアーバに固定された他のギヤ列を必要とする。
さらに、複合時計部材、つまり歯車・ピニオンタイプのギヤシステムなど2種類の材料を含むものの場合には、結晶シリコン、結晶アルミナ、結晶シリカのように、材料の1つが非常に限定的な可塑性範囲を含む場合には、破損させずに多角形アーバにその部材を装着するのは困難である。
せん断応力を防止しながら円形断面の円筒形アーバに適している固定手段を含むギヤシステムを提案することにより上述の欠点の全部または一部を克服することが、本発明の目的である。
従って、本発明は、ピニオンと歯車との間の固定手段を含み一方に対する他方の相対移動を防止することを特徴とする、回転アーバに対して同軸に取り付けられたピニオンおよび歯車を具備するギヤシステムに関連する。
本発明の他の好都合な特徴によれば、
‐ピニオンの断面と少なくとも部分的に一致する形状を有するとともに、回転時にピニオンと歯車とを固定するために歯車のハブに形成された型押し状部すなわちパターン凹部を、固定手段が含み、
‐ピニオンを部分的に包囲することにより相対移動を阻止するように、ハブの厚さの一部に型押し状部が形成され、
‐アーバが、円形断面を持つ略円筒形であり、
‐アーバおよびピニオンが金属材料から形成され、
‐ピニオンがアーバと一体的であり、
‐歯車がマイクロマシナブル材料から形成され、
‐結晶シリコンと結晶アルミナと結晶シリカとを含む群からマイクロマシナブル材料が選択され、
‐固定手段の固定力を向上させるように、固定手段は、歯車とピニオンとの間に取り付けられた粘着または接着材料をさらに含む。
本発明は、前述の変形例の1つによるギヤシステムを含むことを特徴とする時計にも関連する。
最後に本発明は、マイクロマシナブル材料によりいくつかのレベルで時計部材を製造する方法であって、以下のステップ、すなわち、
a)マイクロマシナブル材料で形成された基板を用意するステップと、
b)第1パターンを含むマスクを基材の表面に構成するステップと、
を含み、
以下のステップ、すなわち
c)基板の表面と第1マスクとに第2マスクを構成するステップであって、第2マスクは第1マスクの第1パターンより小さい第2パターンを含むステップと、
d)基板の第1厚さにわたって第2パターンをエッチングするように、異方性エッチングを実施するステップと、
e)第2マスクを除去するステップと、
f)第2パターンに沿ってエッチングを継続し、基板の第2厚さにわたって第1パターンに沿ってエッチングを開始するように、第2異方性エッチングを実施するステップと、
g)第1マスクを除去するステップと、
h)基板から時計部材を外すステップと、
を含むことを特徴とする、方法に関連する。
本発明の他の好都合な特徴によれば、
‐基板の厚さ全体にわたって第2パターンがエッチングされ、
‐第2パターンが、軸穴を含むハブを有する歯車の形状を有し、
‐第1パターンが、歯付きリングの形状を有するとともに、基板の厚さにわたって部分的にエッチングされ、
‐第1マスクが酸化シリコンから形成され、第2マスクが感光性樹脂から形成され、
‐いくつかの部材が同じ基板に製造される。
付属の図面を参照して、非限定的な実例として挙げられた以下の説明から、他の特色および長所が明らかになるだろう。
本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明による時計部材の製造における連続ステップの図である。 本発明によるギヤシステムの最終組立における連続ステップの図である。 本発明によるギヤシステムの最終組立における連続ステップの図である。 本発明によるギヤシステムの最終組立における連続ステップの図である。
図7乃至図9に図示されているように、本発明は、全体として1で示されたギヤシステムに関連する。このシステムは、アーバ3とピニオン5と歯車7とを含む。図7乃至図9に図示された例において、ピニオン5および歯車7は、同じアーバ3に同軸に取り付けられる予定のものである。この種のギヤシステム1は例えば、がんぎ車または伝動歯車セットに利用できる。他の時計部材、または時計製作に関係しない部材に本発明が利用されてもよいことは言うまでもない。
図7乃至図9に図示されているように、アーバ3は円形断面を持つ略円筒形である、つまり、すでに説明したように、従来方法で2つのベアリング(不図示)の間への取り付けるために完全に対称的である。
ピニオン5は円筒形の本体を有し、その内径部はアーバ3の外径にほぼ一致する。ピニオン5は、別の歯付き部材(不図示)と協働するように本体から径方向に延出する翼部9を含む。図7乃至図9に図示された例では、ピニオン5は20ほどの翼部9を有するが、ギヤシステム1の用途に応じて歯数は増減してもよい。
歯車7は、外縁部11と、多角形または円筒形の軸穴15が穿孔されたハブ13と、ハブと外縁部とを接続する4本のアーム17とを含む。図7乃至図9に図示されているように、外縁部11は、別の歯付き部材(不図示)と協働するように外縁部から径方向に延出する外周歯列19を有する。外縁部11とハブ13とを接続するアーム17の数が用途に応じて増減してもよいことは言うまでもない。
本発明によれば、ピニオン5に対する歯車7の相対移動を防止してせん断応力を低下させるための固定手段21をハブ13が含むことが好ましい。本発明によれば、固定手段21は、ピニオン5を部分的に被覆することによりピニオンの下部と協働するためハブ13に形成されたパターン凹部23を主として含む。
図7乃至図9に図示されているように、パターン凹部23がハブ13にくり抜かれることが好ましい。またパターン凹部23は、ピニオン5の下部の断面と少なくとも部分的に一致する形状、つまり翼部9の少なくとも一部とピニオン5の本体とがピニオンの高さの一部にわたって嵌着される歯列を含むリングを含む。ゆえに、ピニオン5の下部がパターン凹部23へ摺入された時に、ピニオン5と歯車7との間の角度のずれを組立品が制限し、結果的にせん断応力を防止することは明らかである。
図7乃至図9に図示された例では、パターン凹部23はピニオン5の断面と正確に一致する形状を有する。しかし、パターン凹部23がピニオン5の翼部9よりも少数の歯を含みながらせん断応力を防止することは明らかである。このパターン凹部は、例えば、ピニオン5が有する翼部9の半分より少ない数の歯を含む歯列で構成されてもよい。
ギヤシステム1は複合タイプである、つまり少なくとも2種類の材料から形成されることが好ましい。ゆえに、部材の1つがマイクロマシナブル材料で、他方が金属材料で形成されることが好ましい。本発明によれば、ミクロン未満の製造精度が得られるように、マイクロマシナブル材料が使用される。この材料は結晶シリコン、結晶アルミナ、結晶シリカを包含する。金属材料で可能な寸法以上の精密さを必要としない時には、他の部材は金属材料で形成されることが好ましい。
本発明によれば、歯車7はマイクロマシナブル材料から形成されることが好ましいのに対して、アーバ3およびピニオン5は例えば鋼や真鍮などの金属材料から製作される。この構成は、非常に精密な短い歯列19およびパターン凹部23が得られるので、がんぎ車の類の用途では特に有益である。実際、図7に見られるように、歯車7は、パターン凹部23のための中間エッチング深さと、残りの部材のための全体エッチングとを有する。
本発明の変形例によれば、固定手段21はさらに、この装置の固定力を向上させるように、型押し状部23とピニオン5との間に取り付けられる接着材料を含む。この材料は例えば、はんだまたは接着剤でよい。実際には、接着材料を用いた接続は概して、牽引時には良好に機能するが、せん断時には不充分である。ゆえに、固定手段21の構造のため、接着材料の牽引時の長所と、パターン凹部23に部分的に被覆されることによるせん断時の長所とを固定力が備える。
接着材料は例えば、パターン凹部23の底面とピニオン5の底面との間に設けられるとよい。翼部9の外周部とパターン凹部23の歯列との間に接着材料が設けても、同じように有効である。この後者の構造は、すでに説明したように、パターン凹部23の形状がピニオン5の断面と正確には一致していない時には、特に好都合である。
マイクロマシナブル材料を用いていくつかのレベルで部材を製造する方法について、図1乃至図6を参照して以下で説明する。すでに説明したように、マイクロマシナブル材料で形成された部材が歯車7であることが好ましい。図を単純化していくつかのレベルでのエッチングの説明に集中するため、ハブ13の一部のみが断面で示されている。完全にエッチングされる軸穴15に加えて、ハブ13とアーム17と外縁部11と歯列19とを画定するように、他の凹部が穿孔される。
第1ステップでは、図1に図示されているように、好ましくは結晶シリコン、結晶アルミナ、結晶シリカなどのマイクロマシナブル材料の基板31が用意される。このステップは、基板31の厚さeT を最終部材、つまり歯車7の厚さに適応させるように、基板31の機械的および/または化学的なバックラップ段階を含んでもよい。
第2ステップでは、第1保護マスク33が基板31の上に構成される。酸化シリコンを成長させてマスクを規定の高さに形成するために、例えば基板31の表面の選択的酸化によりこのステップが実施できる。図2で分かるように、マスク33には、基板31の厚さの一部e2 までエッチングされるパターン凹部23のパターン32が見える。
第3ステップでは、第2ステップで形成されたマスク33に重なるように第2保護マスク35が構成される。感光性樹脂のフォトリソグラフィによって、このステップが実施できる。この時、第1段階では、感光性樹脂が基板31および保護マスク33に塗布される。次の第2段階では、部分的に不透明なマスクを通した放射を用いて、樹脂が選択的に露光される。最後に、選択的照射を受けた感光性樹脂を現像して、図3に見られるように、保護マスク35のみを残すこの保護マスク35には、軸穴15のパターン34と、基板31の厚みにエッチングされる歯車7の他の貫通凹部とが見える。
変形例によれば、酸化シリコンを成長させて既定高さのマスクを形成するため、基板31の表面の選択的酸化により第2マスク35を形成してもよい。
第4ステップでは、図4に見られるように、第2保護マスク35のパターン34に沿って基板31に異方性エッチングが実施される。エッチングは乾式でも湿式でもよい。ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)が使用されることが好ましい。すでに説明したように、エッチングとは、軸穴15と、歯車7の他の貫通凹部の両方のエッチングを開始できることを意味する。図4に示されているように、エッチングの終了時に、基板31は厚さeT の一部e1 にわたってパターン34に沿ってエッチングされる。
第5ステップでは、第2マスク35が除去される。これは、第2マスク35の性質に応じて、構成された樹脂を除去すること、またはパターン32が露出するまで酸化シリコン層をエッチングすることである。
第6ステップでは、第1保護マスク33のパターン32に沿って、第2異方性エッチングが基板31に実施される。エッチングは乾式でも湿式でもよい。第4ステップと同様にして、第2エッチングでは軸穴15と歯車7の他の貫通穴のエッチングが継続され、パターン凹部23のエッチングが開始される。図5に見られるように、第2エッチングの終了時には、パターン34に沿って全体厚さeT にわたり、パターン32に沿って厚さの一部e2 にわたり、基板31がエッチングされる。
本発明によれば、図3または図4に見られるように、ハブ13において、第2マスク35のパターン34の断面は第1マスク33のパターン32の断面よりも小さいことが好ましい。これは、パターン34のみがエッチングされてから、パターン34と32が一緒にエッチングされることを意味する。第7の最終ステップでは、完成した歯車7が基板31から外される。
基板31の全体厚さeT とパターン凹部23の奥行e2 とに応じて、軸穴15と、ハブ11とアーム17と外縁部11と歯列19とを画定する他の凹部とが基板31の全体厚さにエッチングされるように第4ステップで実施されなければならない最小エッチング深さe1 が導出できることが、時計部材7の製造方法を読めば明らかである。この製造方法によりいくつかの部材7を同じ基板31に形成でき好都合であることも明らかである。
最終組立方法について、図7乃至図9を参照して以下に説明する。最初に、ピニオン5がアーバ3に固着されなければならない。本発明によれば、組立方法を単純にするためと、ピニオンとアーバ3との間の摺動を制限するために、第1の部材と第2の部材とを一体化して単一の部品を形成することが好ましい。例えば打ち込み、接合、はんだ付けなどの、他の種類の組立も可能である。
第2ステップでは、複合ギヤシステム1を形成するように、すでに説明した製造方法に従って形成された時計部材7、この例では歯車に、ピニオン5とアーバ3の組立品が取り付けられる。第1段階では、図7に図示されているように、アーバ3の下端が歯車7の軸穴15と対向するように、ピニオン5とアーバ3の組立品が部材7の方へ動かされる。第2段階では、部材7への移動を継続すると、図8に図示されているように、アーバ3が軸穴15へ押込み嵌め方式で摺入され、最後の第3段階では、歯車7のハブ13にくり抜かれた型押し状部23にピニオン5の底面が嵌着する。
すでに説明したように、本発明の変形例によれば、ピニオン5と歯車7とを固定する力を強めるのに接着材料が使用されてもよい。この変形例では、2つの追加段階が加えられてもよい。最終組立方法の第2段階と第3段階の間の中間段階は、パターン凹部23の底面にこのような材料を塗布することにある。この材料ははんだ、および/またはポリマー接着剤などの接着剤でよい。次に、第3段階の後で最終段階が行われ、例えばはんだを溶融する、および/または接着剤を重合化することで接着材料を活性化させる。
2つの最終段階も考えられる。最初のものは、パターン凹部23の歯列とピニオン5の翼部9との間に接着材料を塗布することにある。この材料は、はんだ、および/またはポリマー接着剤などの接着剤でもよい。第2の最終段階では、例えば、はんだを溶融する、および/または接着剤を重合化することで接着材料を活性化させる。この実施形態は、上述したようにパターン凹部23の形状がピニオン5の断面と正確に一致しない時に好都合である。
図9に図示されているように、時計に組み込まれ、マイクロマシナブル材料で形成される歯車7を含み、歯列19を持つ外縁部11を有し、固定手段21によりアーバ3とピニオン5の組立品にハブ13が好都合な形で結合される、歯車ピニオンタイプの複合ギヤシステム1がこうして得られる。
本発明は図示された例に限定されず、当該技術の当業者には明らかである様々な変形例および変更例が可能であることは言うまでもない。すなわち、パターン凹部23はハブ13から少なくとも部分的に突出してもよい。実際、こうするとアーバ3とハブ13との間の接触ゾーンが広くなり、アーバ3に対する歯車7の案内を向上させる。この接触ゾーンは歯車7の全高と一致していてもよく、この時にパターン凹部23は、少なくとも部分的にくぼんでいるのでなく、歯車7のハブ13から全体が突出している。
1…ギヤシステム、3…アーバ、5…ピニオン、7…歯車、9…翼部、11…外縁部、13…ハブ、15…軸穴、17…アーム、19…外周歯列、21…固定手段、23…パターン凹部、31…基板、32,34…パターン、33…マスク、35…第2保護マスク。

Claims (16)

  1. 回転アーバ(3)に対して同軸に取り付けられるピニオン(5)および歯車(7)と、一方に対する他方の相対移動を防止するような前記ピニオンと前記歯車との間の固定手段(21)とを含むギヤシステム(1)において、前記ピニオンの断面と少なくとも部分的に一致する形状を有するとともに、回転時に前記ピニオンと歯車とを固定するように前記歯車のハブ(13)上に形成されたパターン凹部(23)を前記固定手段(21)が含むことを特徴とするギヤシステム。
  2. 前記ピニオン(5)を部分的に包囲することにより相対移動を阻止するように、前記ハブの厚さの一部(e2 )に前記パターン凹部(23)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記アーバ(3)が、円形断面を持つ略円筒形であることを特徴とする、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記アーバ(3)と前記ピニオン(5)とが金属材料から形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記ピニオン(5)が前記アーバ(3)と一体的であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記歯車(7)がマイクロマシナブル材料から形成されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のシステム。
  7. 結晶シリコンと結晶アルミナと結晶シリカとを含む群から前記マイクロマシナブル材料が選択されることを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記固定手段(21)がさらに、前記固定手段の固定力を向上させるように前記歯車(7)と前記ピニオン(5)との間に取り付けられる接着材料を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のシステム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のギヤシステム(1)を含むことを特徴とする時計。
  10. マイクロマシナブル材料によりギヤシステムの部材(7)をいくつかのレベルで製造する方法にし、以下のステップ、すなわち、
    a)マイクロマシナブル材料で形成される基板(31)を用意するステップと、
    b)第1パターン(32)を含むマスク(33)を前記基板の表面に構成するステップと、
    を含み、
    以下のステップ、すなわち、
    c)前記基板の前記表面と前記第1マスク(33)とに第2マスク(35)を構成するステップにして、第2マスクが前記第1マスクの前記第1パターン(32)より小さい第2パターンを含むステップと、
    d)前記基板(31)の第1厚さ(e1 )にわたって前記第2パターンをエッチングするように、異方性エッチングを実施するステップと、
    e)前記第2マスク(35)を除去するステップと、
    f)前記第2パターン(34)に沿って前記エッチングを継続して、前記基板(31)の第2厚さ(e2 )にわたって前記第1パターン(32)に沿ってエッチングを開始するように、第2異方性エッチングを実施するステップと、
    g)前記第1マスク(33)を除去するステップと、
    h)前記基板(31)から前記時計部材(7)を外すステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記基板(31)の前記全体厚さ(eT )にわたって前記第2パターン(34)がエッチングされることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 軸穴(15)を含むハブ(13)を有する歯車(7)の形状を前記第2パターン(34)が有することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 歯付きリング(23)の形状を有する前記第1パターン(32)が基板(31)の厚さ(e2 )にわたって部分的にエッチングされることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記第1マスク(33)が酸化シリコンで形成されて前記第2マスク(35)が感光性樹脂で形成されることを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記第1マスク(33)および第2マスク(35)が酸化シリコンで形成されることを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載の方法。
  16. 同じ基板(31)にいくつかの部材(7)が構成されることを特徴とする、請求項10〜15のいずれかに記載の方法。
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