JP2018155523A - 時計部品、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

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【課題】軸部材と軸部材に外挿される外挿部材との相対回転を防止できる時計部品、ムーブメントおよび時計を提供する。【解決手段】時計部品100は、軸部材110と、軸部材110に外挿され、軸部材110の径方向に沿って延びる第1主面122を備える外挿部材120と、軸部材110から径方向に沿って突設されるとともに、軸部材110に固定され、第1主面122に対向する対向面131を備える突出部130と、第1主面122および対向面131のうち少なくとも一方に設けられ、外挿部材120と突出部130とを軸部材110周りの周方向で係合する係合部140と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、時計部品、ムーブメントおよび時計に関するものである。
従来、ムーブメントが備える時計部品として、例えばがんぎ車や番車等のように、軸部材と軸部材に外挿して固定された外挿部材とを備えたものがある。この種の時計部品では、軸部材と外挿部材とが相対回転することを防止する機構を備える場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、軸部材に形成されたかなの一端側の外周部分か削られ、歯車(外挿部材)の中心穴が嵌合する嵌合部となっており、歯車の中心穴には、中心に向かって突出し、嵌合部に残された歯底に係合する突起が形成された構成が記載されている。これにより、歯車の軸部材に対する回転を規制できるとされている。
特開2006−64575号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、歯車の中心穴の内周面に設けられた突起が軸部材に形成された歯底に係合するので、軸部材と歯車との相対回転を規制する際に、歯車の最も中心に近い位置にある突起に力が作用することとなる。このため、歯車の突起、および突起に係合する歯底に大きな力が集中して加わり、突起および歯底が変形するおそれがある。その結果、軸部材と歯車との間に緩みが生じ、軸部材と歯車との相対回転を防止できない可能性がある。
そこで本発明は、軸部材と軸部材に外挿される外挿部材との相対回転を防止できる時計部品、ムーブメントおよび時計を提供するものである。
本発明の時計部品は、軸部材と、前記軸部材に外挿され、前記軸部材の径方向に沿って延びる第1面を備える外挿部材と、前記軸部材から前記径方向に沿って突設されるとともに、前記軸部材に固定され、前記第1面に対向する第2面を備える突出部と、前記第1面および前記第2面のうち少なくとも一方に設けられ、前記外挿部材と前記突出部とを前記軸部材周りの周方向で係合する係合部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、径方向に沿って延びる外挿部材の第1面、および外挿部材の第1面に対向する突出部の第2面のうち少なくとも一方に、外挿部材と突出部とを周方向で係合する係合部が設けられているので、外挿部材の内周面において外挿部材と軸部材とを係合させる従来技術と比較して、軸部材の軸線から離れた位置で外挿部材と突出部とが係合される。これにより、従来技術と比較して、突出部が固定された軸部材と外挿部材との相対回転を、より小さい力で規制することができる。このため、軸部材と外挿部材との相対回転を規制するにあたり、外挿部材および突出部に変形等が生じて外挿部材と突出部との間に緩みが生じることを防止できる。したがって、軸部材と外挿部材との相対回転を防止できる。
上記の時計部品において、前記係合部は、前記第1面および前記第2面の両方に設けられている、ことが望ましい。
本発明によれば、係合部が第1面および第2面の一方のみに設けられている場合と比較して、軸部材と外挿部材との相対回転をより確実に防止できる。
上記の時計部品において、前記係合部は、前記径方向に沿って延在する、ことが望ましい。
本発明によれば、外挿部材と突出部との相対回転を、その回転方向に直交する径方向の広い範囲において規制することができる。したがって、軸部材と外挿部材との相対回転をより確実に防止できる。
上記の時計部品において、前記外挿部材および前記突出部の一方は、他方よりもビッカース硬さの小さい材料により形成され、前記係合部は、前記一方に設けられた凸部と、前記他方に設けられ、前記凸部を受け入れる凹部と、を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、外挿部材および突出部の一方を他方に近付けて、一方に形成された凸部を他方に押し込むことにより、凸部と係合する凹部を形成できる。したがって、係合部を容易に形成できる。
上記の時計部品において、前記係合部は、算術平均粗さが1.0μm以上の粗面部を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、粗面部の微小突起により軸部材と突出部とを周方向で係合することができる。粗面部は、外挿部材や突出部の外形形成後に、サンドブラスト等により容易に形成することができる。したがって、係合部を容易に形成できる。
上記の時計部品において、前記外挿部材は、前記軸部材に圧入されている、ことが望ましい。
本発明によれば、外挿部材が軸部材から脱落することを抑制できる。また、軸部材と外挿部材との相対回転を抑制できる。したがって、係合部による作用と併せて、軸部材と外挿部材とをより強固に固定することができる。
上記の時計部品において、前記軸部材の外周面には、前記外挿部材が圧入される括れ部が形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、軸部材の軸線方向における外挿部材の変位を規制できる。したがって、外挿部材の軸部材からの脱落をより確実に抑制できる。
上記の時計部品において、前記軸部材に圧入され、前記軸部材から前記径方向に沿って突出するとともに、前記外挿部材を挟んで前記突出部とは反対側から当接する押さえ部材を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、軸部材の軸線方向における外挿部材の変位を突出部と押さえ部材とにより規制できる。したがって、外挿部材が軸部材から脱落することを抑制できる。
本発明のムーブメントは、上記の時計部品を備えることを特徴とする。
本発明の時計は、上記のムーブメントを備えることを特徴とする。
本発明によれば、軸部材と外挿部材との相対回転を防止できるので、動作信頼性の高いムーブメントおよび時計を提供できる。
本発明によれば、軸部材と軸部材に外挿される外挿部材との相対回転を防止できる時計部品を提供できる。
時計の外観図である。 ムーブメントを表側から見た平面図である。 ムーブメントのうち、調速脱進機を含む部分の断面図である。 調速脱進機の平面図である。 第1実施形態に係る時計部品の断面図である。 図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。 第1実施形態に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。 第1実施形態に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。 第1実施形態の変形例に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。 第1実施形態の変形例に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。 第2実施形態に係る時計部品の断面図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。 第2実施形態に係る係合凹部の形成方法を説明する図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う断面図である。 第3実施形態に係る時計部品の断面図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。 第3実施形態に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。 第3実施形態に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。 第4実施形態に係る時計部品の断面図である。 第4実施形態に係る外挿部材をかな側から見た平面図である。 第4実施形態に係るかなを外挿部材側から見た平面図である。 第5実施形態に係る時計部品の断面図である。 第5実施形態の変形例に係る時計部品の断面図である。 第6実施形態に係る時計部品の断面図である。 第6実施形態の変形例に係る時計部品の断面図である。 第7実施形態に係る時計部品の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
最初に、各実施形態に共通する時計1およびムーブメント2の構成を説明した後、各実施形態の時計部品について説明する。
[時計]
図1は、時計の外観図である。なお、以下に示す各図では、図面を見やすくするため、時計部品のうち一部の図示を省略しているとともに、各時計部品を簡略化して図示している場合がある。
図1に示すように、本実施形態の時計1は、ムーブメント2や文字板3、各種指針4〜6等が時計ケース7内に組み込まれて構成されている。
時計ケース7は、胴11と、裏蓋(不図示)と、ガラス12と、を備えている。胴11の側面のうち、3時位置(図1の右側)にはりゅうず15が設けられている。りゅうず15は、胴11の外側からムーブメント2を操作するためのものである。りゅうず15は、胴11内に挿通された巻真19に固定されている。
[ムーブメント]
図2は、ムーブメントを表側から見た平面図である。
図2に示すように、ムーブメント2は、ムーブメント2の基板を構成する地板21に複数の歯車体等が回転可能に支持されて構成されている。なお、以下の説明では、地板21に対して時計ケース7のガラス12側(文字板3側)をムーブメント2の「裏側」と称し、裏蓋側(文字板3側とは反対側)をムーブメント2の「表側」と称する。
地板21には、上述した巻真19が組み込まれている。巻真19は、日付や時刻の修正に用いられる。巻真19は、その軸線周りに回転可能、かつ軸線方向に移動可能とされている。巻真19は、おしどり23、かんぬき24、かんぬきばね25および裏押さえ26を含む切換装置によって、軸線方向の位置が決められている。
巻真19を回転させると、つづみ車(不図示)の回転を介してきち車31が回転する。きち車31の回転により丸穴車32および角穴車33が順に回転し、香箱車34に収容されたぜんまい(不図示)が巻き上げられる。
香箱車34は、地板21と香箱受35との間で回転可能に支持されている。二番車41、三番車42、四番車43は、地板21と輪列受22との間で回転可能に支持されている。
ぜんまいの復元力により香箱車34が回転すると、香箱車34の回転により二番車41、三番車42および四番車43が順に回転する。香箱車34、二番車41、三番車42および四番車43は、表輪列を構成する。
上述した表輪列のうち、二番車41には、分針5(図1参照)が取り付けられている。二番車41の回転に伴って回転する筒車(不図示)には、上述した時針4が取り付けられている。また、秒針6(図1参照)は、四番車43の回転に基づいて回転するように構成されている。
図3は、ムーブメントのうち、調速脱進機を含む部分(図2のIII−III線に相当する部分)の断面図である。
図3に示すように、ムーブメント2には、調速脱進機51が搭載されている。調速脱進機51は、てんぷ52、がんぎ車53およびアンクル54を有している。
てんぷ52は、がんぎ車53を調速する(がんぎ車53を一定速度で脱進させる)。てんぷ52は、てん真61、てん輪62およびひげぜんまい63を主に有している。
てん真61は、地板21とてんぷ受65との間で、第1軸線O1回りに回動可能に支持されている。てん真61は、ひげぜんまい63から伝えられた動力によって第1軸線O1回りに一定の振動周期で往復回動する。
てん真61の裏側端部には、振り座67が外嵌されている。振り座67は、第1軸線O1と同軸上に配置された筒状に形成されている。振り座67の大つば67aにおいて、第1軸線O1周りの周方向の一部には、振り石68が設けられている。振り石68は、例えばムーブメント2の表裏方向に延びる半円柱形状に形成されている(図4参照)。振り石68は、大つば67aから裏側に突出している。
一方、振り座67の小つば67bにおいて、第1軸線O1周りの周方向で振り石68に対応する位置にはツキガタ66が形成されている。ツキガタ66は、小つば67bの一部が第1軸線O1における径方向の内側に窪んで形成されている。
てん輪62は、リング状に形成されている。てん輪62は、てん真61における振り座67よりも表側に位置する部分に、圧入等によって固定されている。
ひげぜんまい63は、ムーブメント2の表裏方向から見た平面視で渦巻状の平ひげである。ひげぜんまい63は、てん輪62よりも表側に配置されている。ひげぜんまい63の内端部は、ひげ玉69を介しててん真61に連結されている。ひげ玉69は、てん真61に外挿されて固定されている。ひげぜんまい63の外端部は、ひげ持70を介しててんぷ受65に接続されている。ひげぜんまい63は、四番車43からがんぎ車53に伝えられた動力を蓄え、てん真61に伝える役割を果たしている。
図4は、調速脱進機の平面図である。
図4に示すように、がんぎ車53は、がんぎ真71と、がんぎかな72と、がんぎ歯車73と、を有している。
図3に示すように、がんぎ真71は、地板21と輪列受22との間で第2軸線O2回りに回転可能に支持されている。
がんぎかな72は、がんぎ真71に形成されている。がんぎかな72は、上述した四番車43に噛合している。すなわち、がんぎ車53は、四番車43の回転に伴い第2軸線O2回りに回転する。
がんぎ歯車73は、がんぎ真71におけるがんぎかな72に対して裏側に位置する部分に外挿されて固定されている。がんぎ歯車73には、第2軸線O2の径方向に突出する歯部73aが、第2軸線O2周りの周方向で間隔をあけて複数形成されている(図4参照)。
アンクル54は、てんぷ52とがんぎ車53との間を接続している。具体的に、アンクル54は、アンクル真81と、アンクル体82と、一対のつめ石83と、剣先85と、を備えている。
アンクル真81は、地板21とアンクル受75との間で第3軸線O3回りに回動可能に支持されている。
図4に示すように、アンクル体82は、第3軸線O3の径方向のうち、アンクルビーム91およびアンクルサオ93により、ムーブメント2の表裏方向から見た平面視でT字状に形成されている。アンクルビーム91は、第3軸線O3の径方向に沿って延在している。アンクルビーム91における延在方向の両端部には、上述したつめ石83がそれぞれ取り付けられている。各つめ石83は、アンクル54の往復回動に伴いがんぎ車53の歯部73aに交互に係合する。
アンクルサオ93は、アンクルビーム91の延在方向における中央部から、第3軸線O3の径方向のうちアンクルビーム91に対して交差する方向に片持ちで延在している。アンクルサオ93の先端部には、てんぷ52の振り座67(図3参照)と係脱可能なアンクルハコ95が形成されている。アンクル体82において、アンクルビーム91とアンクルサオ93との接続部分は、上述したアンクル真81に外挿されて固定されている。
[時計部品]
続いて、上述したてんぷ52やがんぎ車53、アンクル54等として適用可能な時計部品の各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
最初に、第1実施形態の時計部品100について説明する。
図5は、第1実施形態に係る時計部品の断面図である。
図5に示すように、時計部品100は、軸部材110と、軸部材110に外挿された外挿部材120と、軸部材110から突設された突出部130と、外挿部材120と突出部130とを係合する係合部140と、を備えている。軸部材110は、例えばてん真61やがんぎ真71、アンクル真81である。また、外挿部材120は、例えばひげ玉69やがんぎ歯車73、アンクル体82である。時計部品100は、軸部材110の軸線C回りに回動可能または回転可能に設けられる。なお、以下の説明では、軸線Cに沿う軸線方向を軸線C方向といい、軸線C方向に直交して軸線Cから放射状に延びる方向を径方向といい、軸線C周りの周方向を単に周方向という。
外挿部材120は、軸部材110が挿通された挿通孔121と、軸線C方向の一方側に向く第1主面122(第1面)と、軸線C方向の他方側に向く第2主面123と、を備えている。挿通孔121は、軸線C方向に沿って一定の内径で延在している。外挿部材120は、軸部材110の外周面のうち、軸線C方向に沿って一定の外径で延在する部分に圧入されている。これにより、外挿部材120は、軸部材110からの脱落が防止されている。各主面122,123は、挿通孔121の内周面と接続するとともに、軸線C方向に直交する平面状に形成されている。
突出部130は、軸部材110から径方向に沿って突設され、軸部材110に固定されている。本実施形態では、突出部130は、軸部材110と一体的に形成されている。突出部130は、周方向に沿って例えば円環状に延びている。突出部130は、外挿部材120に対して軸線C方向の一方側から当接している。突出部130は、外挿部材120の第1主面122に対向する対向面131(第2面)を備えている。対向面131は、軸線C方向に直交する平面状に形成されている。対向面131は、外挿部材120の第1主面122に接触している。なお、突出部130の形状は、円環状に限定されず、例えば外周面に歯が形成されたかな形状や、多角形状に形成されていてもよい。
係合部140は、外挿部材120と突出部130とを周方向で係合する。つまり、係合部140は、外挿部材120と軸部材110とを周方向で係合する。係合部140は、外挿部材120の第1主面122、および突出部130の対向面131の両方に設けられている。
図6は、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。
図6に示すように、係合部140は、外挿部材120の第1主面122に設けられた複数の係合凸部124と、突出部130の対向面131に設けられた複数の係合凹部134と、を備えている。
図7は、第1実施形態に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。
図6および図7に示すように、複数の係合凸部124は、外挿部材120の第1主面122から軸線C方向に沿って突出部130に向かって突設されている。各係合凸部124は、軸線C方向から見て、径方向に沿って延在する矩形状に形成されている。各係合凸部124は、直方体状に形成され、軸線C方向に直交する方向に向く側面と、軸線C方向における突出部130側に向く頂面と、を備えている。複数の係合凸部124は、それぞれ略同形同大に形成されている。複数の係合凸部124は、周方向に等間隔、且つ軸線Cを中心として放射状に配置されている。すなわち、複数の係合凸部124は、軸線Cについて回転対称性を有するように形成されている。
係合凸部124が形成された外挿部材120は、例えばフォトリソグラフィーと電鋳法とを組み合わせたLIGA(Lithographie Galvanoformung Abformung)法により形成される。具体的には、以下の方法により形成される。まず、シリコン基板上に、導電膜を形成する。シリコン基板上の導電膜上に塗布されたレジスト膜に、係合凸部124を含む外挿部材120に対応する成形型を形成する。次いで、シリコン基板上の導電膜を電極として、電鋳法によって成形型に金属を堆積させる。その後、必要に応じて研磨等を行い、堆積した金属を成形型から取り出すことで、係合凸部124が形成された外挿部材120が完成する。
図8は、第1実施形態に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。
図6および図8に示すように、複数の係合凹部134は、突出部130の対向面131において、軸線C方向において外挿部材120とは反対側に窪んでいる。複数の係合凹部134は、複数の係合凸部124と同数設けられている。複数の係合凹部134は、それぞれ係合凸部124を受け入れるように形成されている。具体的に、各係合凹部134は、軸線C方向から見て、係合凸部124と略同形同大であって、径方向に沿って延在する矩形状に形成されている。複数の係合凹部134は、周方向に等間隔、且つ軸線Cを中心として放射状に配置されている。すなわち、複数の係合凹部134は、軸線Cについて回転対称性を有するように形成されている。係合凹部134は、突出部130の対向面131に対し、切削加工や転造加工を施すことにより形成される。
このように、本実施形態の時計部品100では、径方向に沿って延びる外挿部材120の第1主面122、および外挿部材120の第1主面122に対向する突出部130の対向面131に、外挿部材120と突出部130とを周方向で係合する係合部140が設けられている。この構成によれば、外挿部材の内周面において外挿部材と軸部材とを係合させる従来技術と比較して、軸部材110の軸線Cから離れた位置で外挿部材120と突出部130とが係合される。これにより、従来技術と比較して、突出部130が固定された軸部材110と外挿部材120との相対回転を、より小さい力で規制することができる。このため、軸部材110と外挿部材120との相対回転を規制するにあたり、外挿部材120および突出部130に変形等が生じて外挿部材120と突出部130との間に緩みが生じることを防止できる。したがって、軸部材110と外挿部材120との相対回転を防止できる。
また、係合部140の係合凸部124および係合凹部134が径方向に沿って延在するので、外挿部材120と突出部130との相対回転を、その回転方向である周方向に直交する径方向の広い範囲において規制することができる。したがって、軸部材110と外挿部材120との相対回転をより確実に防止できる。
また、係合部140の係合凸部124および係合凹部134が軸線Cについて回転対称性を有するように形成されているので、軸部材110と外挿部材120との相対回転を規制する際に作用する力を、周方向において分散することができる。
また、外挿部材120は、軸部材110に圧入されているので、外挿部材120が軸部材110から脱落することを抑制できる。また、軸部材110と外挿部材120との相対回転を抑制できる。したがって、係合部140による作用と併せて、軸部材110と外挿部材120とをより強固に固定することができる。
そして、上述したムーブメント2および時計1は、軸部材110と外挿部材120との相対回転が防止された時計部品100をてんぷ52やがんぎ車53、アンクル54として備えるので、動作信頼性の高いムーブメント2および時計1を提供できる。
なお、係合部140が備える係合凸部124および係合凹部134の形状は、上述した形状に限定されない。
図9は、第1実施形態の変形例に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。図10は、第1実施形態の変形例に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。なお、図9では、係合凸部125の頂面にハッチングを付している。また、図10では、係合凹部135の底面にハッチングを付している。
図9および図10に示すように、複数の係合凸部125は、格子状に設けられている。また、複数の係合凹部135は、複数の係合凸部125に対応して、格子状に設けられている。これにより、複数の係合凸部125、および複数の係合凹部135を備える係合部140は、外挿部材120と突出部130とを周方向で係合できる。
また、上記第1実施形態では、係合凸部124が外挿部材120に形成され、係合凹部134が突出部130に形成されているが、これに限定されない。係合凹部が外挿部材に形成され、係合凸部が突出部に形成されていてもよい。また、外挿部材および突出部の両方に係合凸部が形成され、係合凸部同士が係合する構成でもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の時計部品200について説明する。
図11は、第2実施形態に係る時計部品の断面図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。
図11に示すように、係合部240は、外挿部材120の第1主面122に設けられた複数の係合凸部224(凸部)と、突出部130の対向面131に設けられた複数の係合凹部234(凹部)と、を備えている。
複数の係合凸部224は、外挿部材120の第1主面122から軸線C方向に沿って突出部130に向かって突設されている。各係合凸部224は、外挿部材120の第1主面122から軸線C方向で離れるに従い、軸線C方向に直交する少なくとも一方向の幅が漸次狭まるように形成されている。各係合凸部224は、軸線C方向に沿う少なくとも1つの断面視で、軸線C方向における突出部130側に頂点224aを備えている。
複数の係合凹部234は、突出部130の対向面131において、軸線C方向において外挿部材120とは反対側に窪んでいる。複数の係合凹部234は、それぞれ係合凸部224を受け入れるように形成されている。すなわち、各係合凹部234は、係合凸部224と略同形同大に窪んでいる。
図12は、第2実施形態に係る係合凹部の形成方法を説明する図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う断面図である。
図11および図12に示すように、複数の係合凹部234は、外挿部材120を軸部材110(図5参照)に外挿して外挿部材120を突出部130に接触させる際に、突出部130の対向面131に複数の係合凸部224を押し込むことで形成できる。このようにして複数の係合凹部234を形成する場合には、係合凸部224が設けられた外挿部材120は、突出部130よりもビッカース硬さの小さい材料により形成されている。例えば、外挿部材120を鉄により形成し、突出部130を真鍮により形成する。
このように、本実施形態では、外挿部材120は、突出部130よりもビッカース硬さの小さい材料により形成され、係合部240は、外挿部材120に設けられた係合凸部224と、突出部130に設けられた係合凹部234と、を備える。これにより、外挿部材120を突出部130に近付けて、外挿部材120に形成された係合凸部224を突出部130に押し込むことにより、係合凸部224と係合する係合凹部234を形成できる。したがって、係合部240を容易に形成できる。
なお、本実施形態では、外挿部材120が突出部130よりもビッカース硬さの小さい材料により形成され、係合凸部224が外挿部材120に形成されているが、この構成に限定されない。すなわち、突出部130が外挿部材120よりもビッカース硬さの小さい材料により形成され、係合凸部が突出部130に形成されていてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の時計部品300について説明する。
図13は、第3実施形態に係る時計部品の断面図であって、図5のVI−VI線に相当する部分における周方向に沿う拡大断面図である。図14は、第3実施形態に係る外挿部材を突出部側から見た平面図である。図15は、第3実施形態に係る突出部を外挿部材側から見た平面図である。
図13から図15に示すように、係合部340は、外挿部材120の第1主面122に設けられた第1粗面部324(粗面部)と、突出部130の対向面131に設けられた第2粗面部334(粗面部)と、を備えている。
図13および図14に示すように、第1粗面部324は、機械加工や電鋳等により形成された第1主面122に対し、サンドブラスト等を施すことにより形成されている。第1粗面部324の表面粗さは、算術平均粗さ1.0μm以上となっている。第1粗面部324は、突出部130の対向面131に対向する部分の少なくとも一部に設けられている。本実施形態では、第1粗面部324は、突出部130の対向面131に対向する部分の全体に設けられている。
図13および図15に示すように、第2粗面部334は、機械加工や電鋳等により形成された対向面131に対し、サンドブラスト等を施すことにより形成されている。第2粗面部334の表面粗さは、算術平均粗さ1.0μm以上となっている。第2粗面部334は、外挿部材120の第1主面122に対向する部分の少なくとも一部に設けられている。本実施形態では、第2粗面部334は、外挿部材120の第1主面122に対向する部分の全体に設けられている。
図13に示すように、係合部340は、第1粗面部324上の微小突起と、第2粗面部334上の微小突起と、の係合により、外挿部材120と突出部130とを周方向で係合している。
このように、係合部340は、算術平均粗さが1.0μm以上の第1粗面部324および第2粗面部334を備えるので、各粗面部324,334の微小突起により軸部材110と突出部130とを周方向で係合することができる。各粗面部324,334は、外挿部材120や突出部130の外形形成後に、サンドブラスト等により容易に形成することができる。したがって、係合部340を容易に形成できる。
なお、本実施形態では、粗面部が外挿部材120の第1主面122、および突出部130の対向面131の両方に形成されているが、これに限定されず、いずれか一方に形成されていればよい。
また、本実施形態では、各粗面部324,334をサンドブラストにより形成しているが、これに限定されず、例えばめっき処理による表面荒れ加工により粗面部を形成してもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の時計部品400について説明する。
図16は、第4実施形態に係る時計部品の断面図である。
図16に示すように、時計部品400は、軸部材110と、外挿部材120と、軸部材110に設けられたかな430(突出部)と、外挿部材120とかな430とを係合する係合部440と、を備えている。
かな430は、軸部材110から径方向に沿って突設され、軸部材110に固定されている。かな430は、軸部材110と一体的に形成されている。かな430は、外挿部材120に対して軸線C方向の一方側から当接している。かな430は、外挿部材120に対向する端面431(第2面)を備えている。端面431は、軸線C方向に直交する平面状に形成されている。
係合部440は、外挿部材120とかな430とを周方向で係合する。つまり、係合部440は、外挿部材120と軸部材110とを周方向で係合する。係合部440は、外挿部材120の第1主面122に設けられた係合凹部424を備えている。
図17は、第4実施形態に係る外挿部材をかな側から見た平面図である。図18は、第4実施形態に係るかなを外挿部材側から見た平面図である。
図16および図17に示すように、係合凹部424は、外挿部材120の第1主面122において、軸線C方向においてかな430とは反対側に窪んでいる。係合凹部424は、かな430の外挿部材120側の端部を受け入れるように形成されている。具体的に、係合凹部424は、軸線C方向から見て、かな430と略同形同大に形成されている(図18参照)。係合凹部424は、かな430の歯面に係合している。
このように、本実施形態の時計部品400では、外挿部材120の第1主面122に、外挿部材120とかな430とを周方向で係合する係合部440が設けられている。このため、第1実施形態と同様に、軸部材110と外挿部材120との相対回転を防止できる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の時計部品500について説明する。
図19は、第5実施形態に係る時計部品の断面図である。
第1実施形態では、外挿部材120は、軸部材110の外周面のうち軸線C方向に沿って一定の外径で延在する部分に圧入されている。これに対して図19に示す第5実施形態では、外挿部材120は、軸部材110の外周面の括れ部511に圧入されている点で、第1実施形態と異なっている。
図19に示すように、軸部材110の外周面には、外挿部材120が圧入される括れ部511が形成されている。括れ部511は、突出部130と軸線C方向で隣接している。括れ部511は、軸線C方向で突出部130から離れるに従い漸次拡径するテーパ面513を備えている。括れ部511の軸線C方向における寸法は、外挿部材120の挿通孔121の軸線C方向における寸法よりも大きい。
このように、本実施形態では、軸部材110の外周面に、外挿部材120が圧入される括れ部511が形成されているので、軸線C方向における外挿部材120の変位を規制できる。したがって、外挿部材120の軸部材110からの脱落をより確実に抑制できる。また、外挿部材120の締め代を小さくできるので、外挿部材120を圧入する際の外挿部材120の破損を防止できる。
なお、外挿部材120の挿通孔121は、一定の内径で延在していなくてもよい。
図20は、第5実施形態の変形例に係る時計部品の断面図である。
図20に示すように、外挿部材120の挿通孔521は、軸線C方向に沿って突出部130側からその反対側に向かって漸次拡径していてもよい。挿通孔521の内周面の軸線Cに対する傾斜角度は、軸部材110の括れ部511のテーパ面513の軸線Cに対する傾斜角度よりも小さい。これにより、挿通孔521における突出部130とは反対側の端縁がテーパ面513に接触するので、外挿部材120が軸部材110に対して軸線C方向に変位することを防止できる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態の時計部品600について説明する。
図21は、第6実施形態に係る時計部品の断面図である。
図21に示す第6実施形態では、軸部材110を挟んで突出部130とは反対側に、押さえ部材150が配置されている点で、第1実施形態と異なっている。
図21に示すように、押さえ部材150は、軸部材110から径方向に沿って突設されている。押さえ部材150は、例えば円環状に形成され、軸部材110の外側に圧入されている。押さえ部材150は、外挿部材120に対して軸線C方向における突出部130とは反対側から当接している。これにより、押さえ部材150は、外挿部材120の軸部材110からの脱落を防止している。なお、この場合には、外挿部材120は、軸部材110に対して圧入されていなくてもよい。なお、押さえ部材150の形状は、円環状に限定されず、軸線Cに対して偏心していなければよい。つまり、押さえ部材150の形状は、例えば外周面に歯が形成されたかな形状や、多角形状に形成されていてもよい。
押さえ部材150は、外挿部材120の第2主面123に対向する対向面151を備えている。対向面151は、軸線C方向に直交する平面状に形成されている。対向面151は、外挿部材120の第2主面123に接触している。外挿部材120の第2主面123、および押さえ部材150の対向面151のうち少なくともいずれか一方には、外挿部材120と押さえ部材150とを周方向で係合する第2の係合部が設けられていてもよい。第2の係合部は、上述した係合部140,240,340,440と同様である。
このように、本実施形態の時計部品600は、軸部材110に圧入され、軸部材110から径方向に沿って突出するとともに、外挿部材120を挟んで突出部130とは反対側から当接する押さえ部材150を備える。これにより、軸線C方向における外挿部材120の変位を突出部130と押さえ部材150とにより規制できる。したがって、外挿部材120が軸部材110から脱落することを抑制できる。また、外挿部材120の締め代を小さくできるので、外挿部材120を圧入する際の外挿部材120の破損を防止できる。
図22は、第6実施形態の変形例に係る時計部品の断面図である。
なお、図22に示すように、軸部材110の外周面には、押さえ部材150が圧入される括れ部611が形成されていてもよい。括れ部611は、軸部材110の外周面における、外挿部材120が圧入される部分と軸線C方向で隣接している。括れ部611は、軸線C方向で外挿部材120から離れるに従い漸次拡径するテーパ面613を備えている。括れ部611の軸線C方向における寸法は、押さえ部材150の内周面の軸線C方向における寸法よりも大きい。これにより、軸線C方向における押さえ部材150の変位を規制できるので、外挿部材120の軸部材110からの脱落をより確実に抑制できる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態の時計部品700について説明する。
図23は、第7実施形態に係る時計部品の断面図である。
第1実施形態では、突出部130は、軸部材110と一体的に形成されている。これに対して図23に示す第7実施形態では、突出部730は、軸部材110とは別体で形成されている点で、第1実施形態と異なっている。突出部730は、軸部材110の外側に圧入されることにより、軸部材110に固定されている。突出部730のその他の構成は、突出部130と同様である。これにより、突出部130が一体的に形成されていない軸部材110と外挿部材120との相対回転を防止できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上述した各実施形態および各変形例を適宜組み合わせてもよい。
具体的には、図19に示す時計部品500に対し、押さえ部材150を配置してもよい。また、図23に示す時計部品700に対し、軸部材110の外周面に括れ部511および括れ部611の一方または両方を形成してもよい。
また、上記実施形態においては、機械式時計に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、アナログクォーツ式の時計に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、時計部品100〜700は、てんぷ52やがんぎ車53、アンクル54として適用可能としたが、これに限定されない。時計部品100〜700は、例えば、二番車41や三番車42、四番車43等、軸部材と、軸部材に外挿された歯車やレバー、ジャンパ等と、を備える時計部品に適用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…時計 2…ムーブメント 52…てんぷ(時計部品) 53…がんぎ車(時計部品) 54…アンクル(時計部品) 100,200,300,400、500,600,700…時計部品 110…軸部材 120…外挿部材 122…第1主面(第1面) 130,330,730…突出部 131…対向面(第2面) 140、240,340,440…係合部 150…押さえ部材 224…係合凸部(凸部) 234…係合凹部(凹部) 324…第1粗面部(粗面部) 334…第2粗面部(粗面部) 430…かな(突出部) 511…括れ部

Claims (10)

  1. 軸部材と、
    前記軸部材に外挿され、前記軸部材の径方向に沿って延びる第1面を備える外挿部材と、
    前記軸部材から前記径方向に沿って突設されるとともに、前記軸部材に固定され、前記第1面に対向する第2面を備える突出部と、
    前記第1面および前記第2面のうち少なくとも一方に設けられ、前記外挿部材と前記突出部とを前記軸部材周りの周方向で係合する係合部と、
    を備えることを特徴とする時計部品。
  2. 前記係合部は、前記第1面および前記第2面の両方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計部品。
  3. 前記係合部は、前記径方向に沿って延在する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の時計部品。
  4. 前記外挿部材および前記突出部の一方は、他方よりもビッカース硬さの小さい材料により形成され、
    前記係合部は、
    前記一方に設けられた凸部と、
    前記他方に設けられ、前記凸部を受け入れる凹部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の時計部品。
  5. 前記係合部は、算術平均粗さが1.0μm以上の粗面部を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の時計部品。
  6. 前記外挿部材は、前記軸部材に圧入されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の時計部品。
  7. 前記軸部材の外周面には、前記外挿部材が圧入される括れ部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の時計部品。
  8. 前記軸部材に圧入され、前記軸部材から前記径方向に沿って突出するとともに、前記外挿部材を挟んで前記突出部とは反対側から当接する押さえ部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の時計部品。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の時計部品を備えることを特徴とするムーブメント。
  10. 請求項9に記載のムーブメントを備えることを特徴とする時計。
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