JP5945347B2 - 非晶質金属合金を用いた時計アソルティマン - Google Patents

非晶質金属合金を用いた時計アソルティマン Download PDF

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Description

本発明は、非晶質金属合金を用いた時計アソルティマンに関し、特に、有効塑性域を持たない材料の、すなわち塑性域が非常に限られた材料の時計部品を含むようなアソルティマンに関するものである。
シリコンベースの部品を含む従来のアセンブリは、一般に、接着剤接合によって固定される。この種の作業は、極めて精巧な装着を要し、これによって、それは高価なものとなる。
本発明の目的は、特に、脆性材料で構成された部品を真(軸)に固定するために接着剤を使用しない時計アソルティマンを提案することにより、上記欠点の一部またはすべてを解消することである。
そこで、第1の実施形態によれば、本発明は、真がその中に押し込まれる孔を有する固定要素を用いて真に固定される時計部品を含む時計アソルティマンに関し、固定要素は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されるとともに、時計部品に対して一方を他方に部分的に挿入することにより固定されることと、時計部品は、固定要素の孔の周りに広がる開口部を有し、それは開口部の壁と真との間に間隙を残すように、より大きい断面を有することと、を特徴とする。
本発明の第1の実施形態の他の効果的な変形例によれば、
− 時計部品または固定要素は、真のショルダ部に当接して取り付けられる。
− 時計部品の高さの少なくとも5分の1は、固定要素で覆われる。
− 時計部品は、固定要素との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部を有する。
第2の実施形態によれば、本発明は、固定要素と、真がその中に押し込まれる孔を有する押込み部材と、を用いて真に固定される時計部品を含む時計アソルティマンに関し、固定要素は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されるとともに、時計部品および押込み部材に対してそれぞれ一方を他方に部分的に挿入することにより固定されることと、時計部品は、押込み部材の孔の周りに広がる開口部を有し、それは開口部の壁と真との間に間隙を残すように、より大きい断面を有することと、を特徴とする。
本発明の第2の実施形態の他の効果的な変形例によれば、
− 時計部品または押込み部材は、真のショルダ部に当接して取り付けられる。
− 時計部品の高さの少なくとも5分の1、および押込み部材の高さの少なくとも5分の1は、固定要素で覆われる。
− 押込み部材および/または時計部品は、固定要素との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部を有する。
− 押込み部材は、金属または金属合金で形成される。
これら2つの実施形態によれば、本発明により、効果的に、単に時計部品を固定要素に部分的に挿入することによって、もはや接着剤接合を実施する必要はなくなることが分かる。実際に、後述する特定の条件下で、少なくとも部分的に非晶質の金属合金により、効果的に、変形可能なペーストのように任意のオブジェクトの形状を装うことが可能となる。固定要素のこの展性と、部分的に覆われる構成部品の表面粗さとの組み合わせによって、時計用途で十分な接着性が得られる。
本発明の第1と第2の実施形態の他の効果的な変形例によれば、
− 時計部品は、ドープまたは非ドープ単結晶シリコン、ドープまたは非ドープ多結晶シリコン、酸化シリコン、石英、シリカ、単結晶コランダム、多結晶コランダム、アルミナ、ルビー、窒化シリコン、炭化シリコンを含む。
− 時計部品は、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、または炭素同素体による少なくとも部分的なコーティングを含む。
− 固定要素は、マグネシウム系、チタン系、ジルコニウム系、鉄系、コバルト系、金系、パラジウム系、または白金系の合金で形成される。
− 固定要素は、ZrTiCuNiBe、PdCuNiP、またはPtCuNiP系の少なくとも部分的に非晶質の構造を有する合金によって形成される。
− アソルティマンは、歯車、カナ、回転錘、またはバネなど、輪列の全体または一部を形成している。
− アソルティマンは、ガンギ車、アンクルのレバー、アンクルのケン先、またはアンクルのフォークなど、脱進機構の全体または一部を形成している。
− アソルティマンは、テン輪、振り座、またはテンプバネなど、振動体の全体または一部を形成している。
本発明は、より広くは、上記の様々な実施形態のいずれかによる時計アソルティマンを備えることを特徴とする時計に関する。
第1の実施形態によれば、本発明は、さらに、時計アソルティマンを組み立てる方法に関し、それは以下のステップを含む。
a)時計部品と固定要素とを別々に製造し、その固定要素を、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で製造する。
b)時計部品/固定要素アセンブリを形成するために、時計部品の少なくとも一部を、そのガラス転移温度とその結晶化温度との間の温度に加熱された固定要素の厚みの中に部分的に挿入する。
c)時計部品と真との間に間隙を残すように時計アソルティマンを形成するために、固定要素の孔の中に真を押し込む。
本発明の第1の実施形態の他の効果的な変形例によれば、
− 孔は、ステップa)またはステップb)またはステップc)において形成される。
− 本方法は、さらに、固定要素をより高延性にするために、時計部品/固定要素アセンブリを、固定要素のガラス転移温度よりも高い温度に維持するステップd)を、ステップb)とステップc)との間に含む。
− ステップc)は、良好な接着性を維持しつつ、時計部品の材料にかかる圧力を低減するために固定要素を局部的に軟化させる目的で、固定要素の接触面の温度をそのガラス転移温度よりも高く上昇させるために、固定要素のガラス転移温度よりも高い温度に真を加熱する第1のフェーズc1)と、固定要素または押込み部材の孔の中に真を押し込む第2のフェーズc2)と、を含む。
− 真はショルダ部を有し、押込みステップc)において、時計部品または固定要素のいずれかを、真のショルダ部に押し当てる。
− 時計部品は、固定要素との接触面を増加させるための凹部を有する。
− ステップb)において、固定要素の幾何学的形状を確保するために、型板を使用する。
− ステップb)において、固定要素の厚みの中への時計部品の侵入深さを確保するために、スペーサを使用する。
最後に、第2の実施形態によれば、本発明は、時計アソルティマンを組み立てる方法に関し、それは以下のステップを含む。
a’)時計部品と、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成される固定要素と、孔を備えた押込み部材と、を別々に製造する。
b’)時計部品/固定要素/押込み部材アセンブリを形成するために、時計部品および押込み部材の少なくとも一部を、そのガラス転移温度とその結晶化温度との間の温度に加熱された固定要素の厚みの中に部分的に挿入する。
c’)時計部品と真との間に間隙を残すように時計アソルティマンを形成するために、押込み部材の孔の中に真を押し込む。
本発明の第2の実施形態の他の効果的な変形例によれば、
− 真はショルダ部を有し、押込みステップc’)において、時計部品または押込み部材を、真のショルダ部に押し当てる。
− 時計部品は、固定要素との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部を有する。
− 押込み部材は、固定要素との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部を有する。
− ステップb’)において、固定要素の幾何学的形状を確保するために、型板を使用する。
− ステップb’)において、固定要素の厚みの中への時計部品および押込み部材の侵入深さを確保するために、スペーサを使用する。
これら2つの実施形態によれば、本発明により、効果的に、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成された固定要素により、時計部品の一部の形状を、さらに該当する場合は押込み部材の一部の形状を完全に装うことで、接着剤接合を実施する必要なく、それらを固着させることが可能となることが分かる。効果的に、本発明によれば、要素を相互に固定するために化学結合は用いられない。従って、要素は、要素の表面粗さのみによって相互に固定される。この点において、本方法により、化学洗浄を省くことが可能となり、すなわち、電子部品の場合のような高水準の清浄度は要求されない。
その他の特徴および効果は、限定するものではない例示として、添付の図面を参照して提示される以下の説明から、明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図7は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図8は、本発明の第1の実施形態によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図9は、図8の代替的なアセンブリである。 図10は、図6〜8の変形例によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図11は、図6〜8の変形例によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図12は、図6〜8の変形例によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図13は、本発明の第2の実施形態によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図14は、本発明の第2の実施形態によるアソルティマンの組立工程の断面図である。 図15は、図14の代替的なアセンブリである。 図16は、図14の変形例によるアソルティマンのための工程の断面図である。 図17は、本発明による時計ムーブメントの分解図である。 図18は、本発明による輪列の部分図である。 図19は、本発明によるアンクルの図である。 図20は、本発明による巻真の図である。 図21は、本発明による回転錘の図である。
本発明は、非晶質金属合金を用いた、時計用の時計アソルティマンに関し、特に、有効塑性域を持たない材料の、すなわち塑性域が非常に限られた材料の時計部品を含むようなアソルティマンに関するものである。
その材料は、限定するものではないが、ドープまたは非ドープ単結晶シリコン、ドープまたは非ドープ多結晶シリコン、酸化シリコン、石英、シリカ、単結晶コランダム、多結晶コランダム、アルミナ、ルビー、窒化シリコン、または炭化シリコンとすることができる。その材料は、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、または炭素同素体による少なくとも部分的なコーティングを含むことができる。当然のことながら、他のセラミックなど、他のタイプの材料が想定でき、同じく他のタイプのコーティングが想定できる。
特に図8および9に示す本発明の第1の実施形態によれば、時計アソルティマン1、11、21は、固定要素7、17を用いて真5に固定される時計部品3、13含む。本発明によれば、効果的に、固定要素7、17は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されるとともに、図8および9に示すように、時計部品3、13に対して部分的挿入により固定される。さらに、本発明によれば、効果的に、固定要素7、17は、真5がその中に押し込まれる孔8、18を有する。
本発明により、効果的に、単に時計部品3、13を固定要素7、17で部分的に覆うことによって、もはや接着剤接合を実施する必要はなくなることが分かる。実際に、後述する特定の条件下で、少なくとも部分的に非晶質の金属合金により、効果的に、変形可能なペーストのように任意のオブジェクトの形状を装うことが可能となる。固定要素7のこの展性と、時計部品3、13の表面粗さとの組み合わせによって、時計用途で十分な接着性が得られる。
本発明によれば、効果的に、第1の実施形態の第1の代替例により、図8に示すように、アソルティマン1は、真5のショルダ部6に当接して取り付けられる固定要素7を含む。この第1の代替例では、時計部品3が真5に接触しないようにしている。実際に、本発明によれば、好ましくは、時計部品3は、固定要素7と同様に、孔8よりも大きい断面の開口部4を有する。
第1の実施形態の第2の代替例によれば、図9に示すように、アソルティマン11は、逆に、真5のショルダ部6に当接して取り付けられる時計部品3を含む。この第2の代替例では、真5に対する時計部品3の最適な垂直性を確保している。実際に、好ましくは、本発明によれば、時計部品3は、ショルダ部6と固定要素7との間で押圧されるので、その位置の自由度はより少ない。
好ましくは、本発明によれば、時計部品3、13の高さが100〜500μmの間に含まれる場合に、時計部品3、13の高さの少なくとも5分の1を固定要素7、17で覆うことによって、確実な装着が得られることが判明した。さらに、選択的に、時計部品3、13を覆わない孔8、18における固定要素7、17の最小厚さ50μmによって、確実な挿入が得られることも判明した。
本発明によれば、選択的に、固定要素7、17は、マグネシウム系、チタン系、ジルコニウム系、鉄系、コバルト系、金系、パラジウム系、または白金系の合金である。より具体的には、ZrTiCuNiBe、PdCuNiP、またはPtCuNiP系の少なくとも部分的に非晶質の構造を有する合金によって形成された固定要素7、17が、それぞれのケースにおいて良好であることが判明している。
図12に示す第1の実施形態の変形例によれば、アソルティマン21は、固定要素17と接触する表面を増加させるための少なくとも1つの凹部12が形成された時計部品13を含む。それぞれの凹部12は、非貫通または貫通凹部とすることができ、任意の態様で固定要素17に面して配置されることができる。
図12に示す例では、固定要素17は、真5のショルダ部6に当接して取り付けられる。しかし、当然のことながら、時計部品13に少なくとも1つの凹部12が形成されたこの変形例を、上記の図9の第2の代替例に従って、すなわち時計部品13を真5のショルダ部6に当接して取り付けて、組み立てることもできる。
この場合、時計アソルティマン1、11、21は、輪列101または脱進機構103または振動体105の全体または一部を形成し得ることが直に理解される。より具体的には、時計部品3、13は、この場合、歯車102、カナ104、112、回転錘106、(例えば主ぜんまいなどの)バネ、ガンギ車107、アンクル109のレバー108、アンクル109のケン先110、アンクル109のフォーク111、テン輪113、(例えば振り石を保持するダブルローラなどの)振り座、またはテンプバネ115、をなし得る。
特に図14および15に示す本発明の第2の実施形態によれば、時計アソルティマン31、41、51は、固定要素37、47と押込み部材39、49とを用いて真35に固定される時計部品33、43を含む。本発明によれば、効果的に、固定要素37、47は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されるとともに、図14および15に示すように、時計部品33、43および押込み部材39、49に対してそれぞれ部分的挿入により固定される。さらに、本発明によれば、効果的に、押込み部材39、49は、真35がその中に押し込まれる孔38、48を有する。
本発明により、効果的に、単に時計部品33、43および押込み部材39、49を固定要素37、47で部分的に覆うことによって、もはや接着剤接合を実施する必要はなくなることが分かる。実際に、後述する特定の条件下で、少なくとも部分的に非晶質の金属合金により、効果的に、変形可能なペーストのように任意のオブジェクトの形状を装うことが可能となる。固定要素37、47のこの展性と、時計部品33、43および押込み部材39、49の表面粗さとの組み合わせによって、時計用途で十分な接着性が得られる。
本発明によれば、効果的に、第2の実施形態の第1の代替例により、図14に示すように、アソルティマン31は、真35のショルダ部36に当接して取り付けられる押込み部材39を含む。この第1の代替例では、時計部品33が真35に接触しないようにしている。実際に、本発明によれば、好ましくは、時計部品33は、押込み部材39と同様に、ただし孔38よりも大きい断面の、開口部34を有する。
第2の実施形態の第2の代替例によれば、図15に示すように、アソルティマン41は、逆に、真35のショルダ部36に当接して取り付けられる時計部品33を含む。この第2の代替例では、真35に対する時計部品33の最適な垂直性を確保している。実際に、好ましくは、本発明によれば、時計部品33は、ショルダ部36と押込み部材39との間で押圧されるので、その位置の自由度はより少ない。
好ましくは、本発明によれば、時計部品33、43の高さおよび/または押込み部材39、49の高さがそれぞれ100〜500μmの間に含まれる場合に、時計部品33、43の高さおよび押込み部材39、49の高さの少なくとも5分の1を固定要素37、47で覆うことによって、確実な装着が得られることが判明した。
本発明によれば、選択的に、固定要素37、47は、マグネシウム系、チタン系、ジルコニウム系、鉄系、コバルト系、金系、パラジウム系、または白金系の合金である。より具体的には、ZrTiCuNiBe、PdCuNiP、またはPtCuNiP系の少なくとも部分的に非晶質の構造を有する合金によって形成された固定要素37、47が、それぞれのケースにおいて良好であることが判明している。
また、押込み部材39、49は、ステンレス鋼、真鍮、または洋白などの金属または金属合金であることが好ましい。
図16に示す第2の実施形態の変形例によれば、アソルティマン51は、固定要素47と接触する表面を増加させるための少なくとも1つの凹部42が形成された時計部品43を含む。さらに、押込み部材49も少なくとも1つの凹部46を含み得ることが示されている。凹部42、46は、非貫通または貫通凹部とすることができ、任意の態様で固定要素47に面して配置されることができる。
図16に示す例では、押込み部材49は、真35のショルダ部36に当接して取り付けられる。しかし、当然のことながら、時計部品43に少なくとも1つの凹部42および/または押込み部材49に少なくとも1つの凹部46が形成されたこの変形例を、上記の図15の第2の代替例に従って、すなわち時計部品43を真35のショルダ部36に当接して取り付けて、組み立てることもできる。
この場合、時計アソルティマン31、41、51は、輪列101または脱進機構103または振動体105の全体または一部を形成し得ることが直に理解される。より具体的には、時計部品33、43は、この場合、歯車102、カナ104、112、回転錘106、(例えば主ぜんまいなどの)バネ、ガンギ車107、アンクル109のレバー108、アンクル109のケン先110、アンクル109のフォーク111、テン輪113、(例えば振り石を保持するダブルローラなどの)振り座、またはテンプバネ115、をなし得る。
本発明による時計アソルティマンの組立方法について、図1〜16を参照して、以下で説明する。時計アソルティマン1、11、21の第1の実施形態によれば、本発明による方法は、時計部品3、13、23と、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されるとともに孔8’、28’を備えた固定要素7’、27’と、を製造するための第1のステップa)を含む。本方法についてより良く理解するため、図1〜5の例における時計部品として、テンプバネ23を用いる。当然のことながら、時計部品3、13、23は、テンプバネに限定されない。
図1および2に示すように、時計部品23は、略三角形状の開口部24を有するヒゲ玉22と、コイル状に渦を巻いた条片20と、を含む。また、同様の開口部4および時計部品3を、図6にも概略的に示している。
さらに、図3は、貫通孔28’を有する略環状形状の本発明の固定要素27’を示している。この固定要素27’は、ブランク材であり、すなわち、ステップb)で最終的な固定要素27を形成するように変形されるためのプリフォームである。従って、その形状は最重要ではなく、また、後述するような孔28’の幾何学的形状も最重要ではないものと理解される。同様の孔8’および固定要素7’を、図6にも概略的に示している。
ただし、この段階で、孔8’、28’があることは、必須ではない。実際に、代替的に円板を、略環状形状の要素の代わりに用いることができる。その場合、孔は、円板の熱間変形の際に形成することができる。
本発明によれば、選択的に、固定要素7’、27’は、マグネシウム系、チタン系、ジルコニウム系、鉄系、コバルト系、金系、パラジウム系、または白金系の合金である。より具体的には、ZrTiCuNiBe、PdCuNiP、またはPtCuNiP系の少なくとも部分的に非晶質の構造を有する合金によって形成された固定要素7’、27’が、それぞれのケースにおいて良好であることが判明している。
固定要素7’、27’は、帯材または線材から形成されて、それにカットされることができる。メルトスピニングまたはメルトキャスティングの後に続いて急冷することが想定できる。
本発明による方法は、続いて、図4および7に示すように、時計部品3、23/固定要素7、27アセンブリを形成するために、そのガラス転移温度Tgとその結晶化温度Txとの間の温度に加熱された固定要素7’、27’の中に、時計部品3、23を部分的に挿入するための第2のステップb)に進む。
実際に、そのガラス転移温度Tgとその結晶化温度Txとの間の温度に加熱されたときには、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成された固定要素7’、27’の粘性は、単に押し込むだけで時計部品3、23を挿入可能となるまで低下する。図4および7に示すように、固定要素7’、27’は、このとき、時計部品3、23を部分的に覆う固定要素7、27を最終的に形成するように変形する。
図10および11に示す第1の実施形態の変形例によれば、このステップb)において、本方法は、さらに、上述の覆うことに加えて、時計部品13の凹部12(複数の場合もある)を固定要素17で少なくとも部分的に充填することが可能である。この変形例では、固定要素17と時計部品13との間の接触面が増加することによって、優れた接着性が得られることは直に明らかである。
ステップb)の終わりに、固定要素の所定の幾何学的形状を確保するために、孔8、18、28の断面の寸法、および固定要素7、17、27の周壁の寸法など、特定の寸法に固定要素7、17、27の変形を規制するための、または上述のように固定要素のブランク板に孔8、18、28を形成するための、型板を用いることができる。
ステップb)において、固定要素7、17、27への時計部品3、13、23の侵入深さを確保するために、型板に加えて、または単独で提供すること以外に、スペーサを使用することができる。このスペーサは、例えば、ステップb)の後に固定要素7、17、27の最小厚さ50μmが維持されることを保証するために、すなわち、図8および12の第1の代替例において、ショルダ部6と時計部品3、13、23との間で固定要素7、17、27が少なくとも50μmであることを保証するために、使用される。
任意選択的に、ステップb)の後、かつ後述するステップc)の前に、本方法は、固定要素7、17、27をより高延性とするために、固定要素7、17、27のガラス転移温度Tgよりも高い温度に時計部品3、13、23/固定要素7、17、27アセンブリを維持するための中間ステップd)を含むことができる。実際に、この温度維持によって、特に孔8、18、28において結晶化を開始させることが可能となり、これにより、後述する最終ステップc)を円滑に進めることができる。
最後に、本方法は、時計アソルティマン1、11、21を形成するため、すなわち、真5、25、固定要素7、17、27、時計部品3、13、23を固定してなるアセンブリを形成するために、固定要素7、17、27の孔8、18、28の中へ真5、25を押し込むためのステップc)によって終結する。
ステップc)の第1の代替例によれば、図4、5、8、12に示すように、固定要素7、17は、真5、25のショルダ部6、26に押し当てられる。ステップc)の第2の代替例によれば、図9に示すように、時計部品3、13、23は、真5、25のショルダ部6、26に押し当てられる。
本発明の第1の実施形態によれば、効果的に、より大きい断面で固定要素7、17、27の孔8、18、28の周りに広がる開口部4、14、24を有する時計部品3、13、23は、ステップc)において最小限の圧力のみを受けるか、または圧力を受けないことが、すなわち、ステップc)において作用する押込み圧力の略全てまたは全ては固定要素7、17、27にかかることが分かる。これによって、開口部4、14、24を画成する時計部品3、13、23の壁と、固定要素7、17、27が押し込まれる真5、25の外径との間に、図8、9、12に示すように、間隙すなわち材料のない領域を残すことが可能となる。
時計アソルティマン31、41、51の第2の実施形態によれば、本発明による方法は、時計部品33、43と、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成された固定要素と、孔38、48を備えた押込み部材39、49と、を製造するための第1のステップa’)を含む。
図示はしていないが、時計部品33、43および固定要素は、第1の実施形態のもの3、13、23、7’、27’と略同じ形状とすることができる。よって、固定要素の形状は最重要ではないものと理解される。本発明によれば、好ましくは、押込み部材39、49は、座金の形態をしており、精密に制御されるべき幾何学的形状の孔38、48を有する。
本発明による方法は、続いて、時計部品33、43/固定要素37、47/押込み部材39、49アセンブリを形成するために、そのガラス転移温度Tgとその結晶化温度Txとの間の温度に加熱された固定要素の中に、時計部品33、43および押込み部材39、49を部分的に挿入するための第2のステップb’)に進む。
実際に、そのガラス転移温度Tgとその結晶化温度Txとの間の温度に加熱されたときには、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成された固定要素の粘性は、単に押し込むだけで時計部品33、43を挿入可能となるまで低下する。図13および16に示すように、固定要素は、このとき、時計部品33、43および押込み部材39、49を部分的に覆う固定要素37、47を最終的に形成するように変形する。
図16に示す第2の実施形態の変形例によれば、このステップb’)において、本方法は、さらに、上述の覆うことに加えて、時計部品43の凹部42(複数の場合もある)および/または押込み部材49の凹部46(複数の場合もある)を固定要素47で少なくとも部分的に充填することが可能である。この変形例では、固定要素47と時計部品43との間の接触面および/または固定要素47と押込み部材49との間の接触面が増加することによって、優れた接着性が得られることは直に明らかである。
ステップb’)の終わりに、固定要素の所定の幾何学的形状を確保するために、固定要素37、47の内壁の寸法および周壁の寸法など、特定の寸法に固定要素37、47の変形を規制するための型板を用いることができる。
ステップb’)において、固定要素37、47への時計部品33、43および押込み部材39、49の侵入深さを確保するために、型板に加えて、または単独で提供すること以外に、スペーサを使用することができる。このスペーサは、例えば、時計部品33、43と押込み部材39、49との間で、固定要素37、47の最小厚さ50μmを確保するために使用される。
最後に、本方法は、時計アソルティマン31、41、51を形成するため、すなわち、真35、押込み部材39、49、固定要素37、47、時計部品33、43を固定してなるアセンブリを形成するために、押込み部材39、49の孔38、48の中へ真35を押し込むためのステップc’)によって終結する。
ステップc’)の第1の代替例によれば、図14および16に示すように、押込み部材39、49は、真35のショルダ部36に押し当てられる。ステップc’)の第2の代替例によれば、図15に示すように、時計部品33、43は、真35のショルダ部36に押し当てられる。
本発明の第2の実施形態によれば、効果的に、より大きい断面で押込み部材39、49の孔38、48の周りに広がる開口部34、44を有する時計部品33、43は、ステップc’)において圧力を受けないことが、すなわち、ステップc’)において作用する押込み圧力の略全てまたは全ては押込み部材39、49にかかることが分かる。これによって、開口部34、44を画成する時計部品33、43の壁と、押込み部材39、49が押し込まれる真35の外径との間に、図14、15、16に示すように、間隙すなわち材料のない領域を残すことが可能となる。
また、これら2つの実施形態によれば、本発明により、効果的に、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成された固定要素7、17、27、37、47により、時計部品3、13、23、33、43の一部の形状を、さらに該当する場合は押込み部材39、49の一部の形状を完全に装うことで、接着剤接合を実施する必要なく、その固定要素を、時計部品3、13、23、33、43の表面粗さおよび該当する場合は押込み部材39、49の表面粗さとの組み合わせによって、それらに接着することが可能となることが分かる。
当然のことながら、本発明は、図示の例に限定されるものではなく、当業者が想到するであろう種々の変形および変更が可能である。具体的には、時計部品3、13、23、33、43の幾何学的形状は、本明細書に記載の効果を失うことなく、変更することができる。
真5、25、35を押し込むためのステップc)、c’)は、合金をわずかに軟化させることで、良好な接着性を維持しつつ、時計部品3、13、23、33、43の材料にかかる圧力を低減するために、少なくとも部分的に非晶質の金属合金のガラス転移温度Tgよりも高い温度で実施することもできる。この場合、例として、本方法は、良好な接着性を維持しつつ、時計部品の材料にかかる圧力を低減するために固定要素を局部的に軟化させる目的で、固定要素の接触面の温度をそのガラス転移温度よりも高く上昇させるために、固定要素のガラス転移温度よりも高い温度に真を加熱する第1のフェーズc1)と、固定要素または押込み部材の孔の中に真を押し込む第2のフェーズc2)と、を含むことができる。
また、この加熱によって、ステップa)において固定要素を形成するために円板が使用される場合に、真を通すための孔の形成を円滑に進めることもできる。最後に、この構成によって、ステップb)、b’)で形成されるアセンブリの分離のリスクを低減することも可能となる。
押込みステップc)、c’)において、接着性を向上させるために、真5、25、35の表面構造に作用を及ぼすことも可能である。
また、ステップb)、b’)、またはc)、c’)のいずれで実施されるかに関わらず、冷却の際の収縮を制限するために、低膨張率の真5、25、35を使用することが好ましい。
最後に、上記の方法を読解することで、複数のアセンブリを同時に形成可能であることが分かる。また、例として、時計部品はそれらのエッチングウェハに固定保持されることができ、固定要素はそれらの帯材または線材に固定保持されることができ、これにより、それらは、固定ステップb)、b’)において、ウェハスケールの組み立てにより相互に組み付けられる。同様に、同ステップc)、c’)において、複数のアセンブリを、それらの各々の真に押し込むことができる。
1 時計アソルティマン
3 時計部品
4 開口部
5 真
6 ショルダ部
7 固定要素
7’ 固定要素
8 孔
8’ 孔
11 時計アソルティマン
12 凹部
13 時計部品
14 開口部
17 固定要素
18 孔
20 条片
21 時計アソルティマン
22 ヒゲ玉
23 時計部品
24 開口部
25 真
26 ショルダ部
27 固定要素
27’ 固定要素
28 孔
28’ 孔
31 時計アソルティマン
33 時計部品
34 開口部
35 真
36 ショルダ部
37 固定要素
38 孔
39 押込み部材
41 時計アソルティマン
42 凹部
43 時計部品
44 開口部
46 凹部
47 固定要素
48 孔
49 押込み部材
51 時計アソルティマン
101 輪列
102 歯車
103 脱進機構
104 カナ
105 振動体
106 回転錘
107 ガンギ車
108 アンクルのレバー
109 アンクル
110 アンクルのケン先
111 アンクルのフォーク
112 カナ
113 テン輪
115 テンプバネ

Claims (38)

  1. 時計アソルティマン(1,11)を組み立てる方法であって、
    a)時計部品(3,13,23)と固定要素(7’,17’,27’)とを別々に製造するステップであって、前記固定要素(7’,17’,27’)を、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で製造する、ステップと、
    b)時計部品(3,13,23)/固定要素(7,17,27)アセンブリを形成するために、前記時計部品(3,13,23)の少なくとも一部を、そのガラス転移温度(Tg)とその結晶化温度(Tx)との間の温度に加熱された前記固定要素(7’,17’,27’)の厚みの中に部分的に挿入するステップと、
    c)前記時計部品(3,13,23)と真(5,25)との間に間隙を残すように当該時計アソルティマン(1,11,21)を形成するために、前記固定要素(7,17,27)の孔(8,18,28)の中に真(5,25)を押し込むステップとから構成される時計アソルティマンを組み立てる方法、を含む方法。
  2. 前記孔(8,18,28)は、ステップa)またはステップb)またはステップc)において形成されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 当該方法は、ステップb)とステップc)との間に、
    d)前記固定要素(7,17,27)をより高延性にするために、前記時計部品(3,13,23)/固定要素(7,17,27)アセンブリを、前記固定要素(7,17,27)のガラス転移温度(Tg)よりも高い温度に維持するステップ、をさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. ステップc)は、さらに、良好な接着性を維持しつつ、前記時計部品(3,13,23,33,43)の材料にかかる圧力を低減するために前記固定要素(7,17,27)を局部的に軟化させる目的で、前記固定要素(7,17,27)の接触面の温度をそのガラス転移温度(Tg)よりも高く上昇させるために、
    c1)前記固定要素(7,17,27)のガラス転移温度(Tg)よりも高い温度に前記真(5,25)を加熱するフェーズと、
    c2)前記固定要素(7,17,27)の前記孔(8,18,28)の中に前記真(5,25)を押し込むフェーズと、を含むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記押込みステップc)において、前記時計部品(3,13,23)は、前記真(5,35)のショルダ部(6,26)に押し当てられることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記押込みステップc)において、前記固定要素(7,17,27)は、前記真(5,35)のショルダ部(6,26)に押し当てられることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記時計部品(3,13,23)は、前記固定要素(7,17,27)との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部(12)を有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. ステップb)において、前記固定要素(7,17,27)の幾何学的形状を確保するために、型板を使用することを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. ステップb)において、前記固定要素(7,17,27)の厚みの中への前記時計部品(3,13,23)の侵入深さを確保するために、スペーサを使用することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。
  10. 時計アソルティマン(31,41,51)を組み立てる方法であって、
    a’)時計部品(33,43)と、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成される固定要素と、孔(38,48)を備えた押込み部材(39,49)と、を別々に製造するステップと、
    b’)時計部品(33,43)/固定要素(37,47)/押込み部材(39,49)アセンブリを形成するために、前記時計部品(33,43)および前記押込み部材(39,49)の少なくとも一部を、そのガラス転移温度(Tg)とその結晶化温度(tx)との間の温度に加熱された前記固定要素の厚みの中に部分的に挿入するステップと、
    c’)前記時計部品(33,43)と真(35)との間に間隙を残すように当該時計アソルティマン(31,41,51)を形成するために、前記押込み部材(39,49)の前記孔(38,48)の中に真(35)を押し込むステップと、を含む方法。
  11. 前記押込みステップc’)において、前記時計部品(33,43)は、前記真(35)のショルダ部(36)に押し当てられることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記押込みステップc’)において、前記押込み部材(39,49)は、前記真(35)のショルダ部(36)に押し当てられることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  13. 前記時計部品(33,43)は、前記固定要素(37,47)との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部(42)を有することを特徴とする、請求項10ないし12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記押込み部材(39,49)は、前記固定要素(37,47)との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部(46)を有することを特徴とする、請求項10ないし13のいずれかに記載の方法。
  15. ステップb’)において、前記固定要素(37,47)の幾何学的形状を確保するために、型板を使用することを特徴とする、請求項10ないし14のいずれかに記載の方法。
  16. ステップb’)において、前記固定要素(37,47)の厚みの中への前記時計部品(33,43)および前記押込み部材(39,49)の侵入深さを確保するために、スペーサを使用することを特徴とする、請求項10ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 真がその中に押し込まれる孔(8,18,28)を有する固定要素(7,17,27)を用いて真(5,25)に固定される時計部品(3,13,23)を含む時計アソルティマン(1,11,21)であって、
    前記固定要素(7,17,27)は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されており、前記時計部品(3,13,23)に対して一方他方に部分的に嵌合されており、固定されていることと、
    前記時計部品(3,13,23)は、前記固定要素(7,17,27)の前記孔(8,18,28)の周りに広がる開口部(4,14,24)を有し、それは該開口部(4,14,24)の壁と前記真(5,25)との間に間隙を残すように、より大きい断面を有することと、を特徴とする時計アソルティマン。
  18. 前記時計部品(3,13,23)は、前記真(5,25)のショルダ部(6,26)にして取り付けられていることを特徴とする、請求項17に記載の時計アソルティマン(1,11,21)。
  19. 前記固定要素(7,17,27)は、前記真(5,25)のショルダ部(6,26)にして取り付けられていることを特徴とする、請求項17に記載の時計アソルティマン(1,11,21)。
  20. 前記時計部品(3,13,23)の高さの少なくとも5分の1は、前記固定要素(7,17,27)で覆われることを特徴とする、請求項17ないし19のいずれかに記載の時計アソルティマン(1,11,21)。
  21. 前記時計部品(3,13,23)は、前記固定要素(27,7,17)との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部(12)を有することを特徴とする、請求項17ないし20のいずれかに記載の時計アソルティマン。
  22. 固定要素(37,47)と、真がその中に押し込まれる孔(38,48)を有する押込み部材(39,49)と、を用いて真(35)に固定される時計部品(33,43)を含む時計アソルティマン(31,41,51)であって、
    前記固定要素(37,47)は、少なくとも部分的に非晶質の金属合金で構成されており、前記時計部品(33,43)および前記押込み部材(39,49)に対して、それぞれ一方他方に部分的に嵌合されており、固定されていることと、
    前記時計部品(33,43)は、前記押込み部材(39,49)の前記孔(38,48)の周りに広がる開口部(34,44)を有し、それは該開口部(34,44)の壁と前記真(35)との間に間隙を残すように、より大きい断面を有することと、を特徴とする時計アソルティマン。
  23. 前記時計部品(33,43)は、前記真(35)のショルダ部(36)にして取り付けられていることを特徴とする、請求項22に記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  24. 前記押込み部材(39,49)は、前記真(35)のショルダ部(36)にして取り付けられていることを特徴とする、請求項22に記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  25. 前記時計部品(33,43)の高さの少なくとも5分の1、および前記押込み部材(39,49)の高さの少なくとも5分の1は、前記固定要素(37,47)で覆われることを特徴とする、請求項22ないし24のいずれかに記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  26. 前記押込み部材(39,49)および/または前記時計部品(33,43)は、前記固定要素(37,47)との接触面を増加させるための少なくとも1つの凹部(42,46)を有することを特徴とする、請求項22ないし25のいずれかに記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  27. 前記押込み部材(39,49)は、金属または金属合金で形成されることを特徴とする、請求項22ないし26のいずれかに記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  28. 前記時計部品(3,13,23,33,43)は、ドープまたは非ドープ単結晶シリコン、ドープまたは非ドープ多結晶シリコン、酸化シリコン、石英、シリカ、単結晶コランダム、多結晶コランダム、アルミナ、ルビー、窒化シリコン、炭化シリコン、を含むことを特徴とする、請求項17ないし27のいずれかに記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  29. 前記時計部品(3,13,23,33,43)は、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、または炭素同素体による少なくとも部分的なコーティングを含むことを特徴とする、請求項28に記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  30. 前記固定要素(7,17,27,37,47)は、マグネシウム系、チタン系、ジルコニウム系、鉄系、コバルト系、金系、パラジウム系、または白金系の合金で形成されることを特徴とする、請求項17ないし29のいずれかに記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  31. 前記固定要素(7,17,27,37,47)は、ZrTiCuNiBe、PdCuNiP、またはPtCuNiP系の少なくとも部分的に非晶質の構造を有する合金によって形成されることを特徴とする、請求項30に記載の時計アソルティマン(31,41,51)。
  32. 当該アソルティマンは、輪列(101)の全体または一部を形成していることを特徴とする、請求項17ないし31のいずれかに記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  33. 前記時計部品(3,13,23,33,43)は、歯車(102)、カナ(104,112)、回転錘(106)、またはバネを形成していることを特徴とする、請求項32に記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  34. 当該アソルティマンは、脱進機構(103)の全体または一部を形成していることを特徴とする、請求項17ないし31のいずれかに記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  35. 前記時計部品(3,13,23,33,43)は、ガンギ車(107)、アンクル(109)のレバー(108)、アンクル(109)のケン先(110)、またはアンクル(109)のフォーク(111)を形成していることを特徴とする、請求項34に記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  36. 当該アソルティマンは、振動体(105)の全体または一部を形成していることを特徴とする、請求項17ないし31のいずれかに記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  37. 前記時計部品(3,13,23,33,43)は、テン輪(113)、振り座、またはテンプバネ(115)を形成していることを特徴とする、請求項36に記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)。
  38. 請求項17ないし37のいずれかに記載の時計アソルティマン(1,11,21,31,41,51)を少なくとも1つ備えることを特徴とする時計。
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