JP2012254931A - 高純度の珪素含有生成物 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1A
Description
本発明は、一般に種々のシリコンを含む生成物、及び可成りのシリカ含量を有する植物質から得られ、又は植物質を処理した出発物質から生成物を作る方法に関し、植物質は籾殻及び稲藁が最も好ましい。本発明の一態様は、浸出工程(leaching process)によって得られるカーボン−シリカ生成物に関し、出発物質は硫酸溶液を用いて処理される。本発明の他の態様は、浸出工程によって作られる組成物から揮発性カーボン(volatile carbon)を除去し及び回収する化学的及び熱処理的方法に関し、カーボン−シリカ生成物から揮発性成分を除去した生成物に関する。本発明の他の態様は、カーボン熱処理工程を用いて揮発性成分を除去したカーボン−シリカ生成物から作られるシリコン含有生成物に関する。
高純度シリコンの独特の性能特性は、半導体産業の可能性を発展させ、光起電産業の迅速な成長にとって重要である。他のシリコン含有材料には例えば、或る形式では高性能セラミック及び高性能合成物を生成するのに用いられるシリコンカーバイド、シリコン窒化物を含む。これらの及び他のシリコン含有材料は、電子工学、防衛、自動車、宇宙航空学、産業上の摩耗部品、先進のガラス工学、及び化学的且つ環境的な生成物を含む種々の用途にて用いられる。
例えば、シリコン窒化物を作るには、窒素を含む雰囲気中で反応が実行され、1モルのシリカ当たり、2モルのカーボンが用いられる。
殆どの植物質のミネラルは例えば約1−2%であるが、稲には一般に約11−23%のミネラルがある。特に、稲のミネラルの中身の約75−95%は、シリカである。稲藁は約11%のシリカを含んでいる。また、籾殻は一般に約15−23%のシリカを含んでいる。
米は世界中で育つ最も豊富な農作物の1つであるが、現在まで、稲の可成りの部分を構成する籾殻と稲藁の実用的な用途はほとんどなかった。
一般に、稲から得られた稲藁の量は、収穫された米の大凡の産出量と少なくとも等しい。
それらの高いケイ酸含量のために、これらの材料は、動物飼料の要素としての価値を殆ど持っていない。
籾殻と稲藁は、燃焼温度でシリカと相互に反応して、ボイラースラグ及び沈積物を生成する比較的大量のカリウムを有し、且つ不燃性の灰の大量の破片を有するので、それらは貧弱な燃料源であると同様に考えられている。籾殻と稲藁が燃料として燃やされた場合、籾殻と稲藁の両方は比較的灰分が高い故に、特殊な処理設備を要求する。
これらの理由故に、籾殻はしばしば埋立て地に沈積され、稲藁は野原で燃やされる。このようにして、籾殻と稲藁は殆ど商業的価値が無く、従来から処分上の問題を提起している。
数人の研究者は、「浄化された」籾殻から付加価値のある製品を作成するために、籾殻から非珪酸ミネラルを除去することを研究した。
生の籾殻を−20から+80メッシュに挽いた後に、洗い、乾して、乾いた籾殻の2つのサンプルが、塩酸対脱イオン化した水とが、夫々1:3と1:10の沸騰条件の下で15分間浸出された。1:10の酸性溶液で浸出することは1:3の酸性溶液と同じくらいまったく有効と分かった。
しかしながら、一層薄い酸性溶液を用いて、50℃で5時間の間、サンプルを浸出しても、沸騰条件の下で得られるものと同様な低い不純濃度にまでは減少しなかった。異なる材料からの3つの籾殻サンプルが、沸騰した1:10の塩酸溶液で15分間酸浸出された。カルシウム、カリウム、マグネシウム及びマンガンの濃度は40−100倍の係数(97.5〜99%の除去)だけ減少した。イオウの濃度は8の係数(87.5%の除去)だけ減少した。ナトリウム及びリンの濃度は約3の係数(67%の除去)だけ減少した。ホウ素、アルミニウム及び鉄の濃度は減少しなかった。
研究者等は、生の籾殻は、浸出された籾殻よりも、全体的な非珪酸ミネラルの不純物の濃度が約30倍である(全体的に96.7%)と報告し、酸に浸出されコークスにされた生成物は太陽電池の等級のシリコン生産用の原料として興味深いと推定した。
しかしながら、リン/ホウ素比率は10を超えるから、太陽電池の最終的な製造には、40ppm(平均)と報告されている通り、リンの濃度を実質的に減らす別の工程が要求される。
著者は、塩酸で処理した米殻をその後700℃未満の温度で炭化することにより、純度99%(非珪酸ミネラルが10,000ppmであり、高純度の用途には高い不純レベルである)のSiO2が生産され得て、非結晶が結晶形へ変わる如何なる変形をも回避し、残り1%は酸に溶解できない金属であるから純度は99%以上には増加しないと結論を下した。
さらに、彼らは、硫酸か硝酸の中で逆流反応が実施されるのが難しいと報告し、従って、制限のある実験のみが実施された。著者はさらに、部分的なコークス又は籾穀当りのカーボンとシリカの比が2:1であることを達成することができると報告した。
しかしながら、これはモル比率10:1に相当する質量比であり、然るに所望のモル比は3:1から2:1の範囲である。
しかし、大きな比表面積を具えたシリカジェルの産出、及びナノスケールの分子を均一に分布させることは、希釈した塩酸を用いて籾殻を予め浸出し、又は熱湯で洗浄してカリウムイオンを除去することが必要となる。
研究者は、籾殻の灰のシリカ含量が、焼却に先立って籾殻を浸出するのに使用される化学薬品のタイプに強く依存することを発見した。
報告されたSiO2の含量(wt%)は、籾殻が沸点で2時間、10%(v/v)の硫酸(v/v)で予め浸出された灰サンプルについては99.60±0.05(4000ppm)であり、籾殻が沸点で2時間、3%(v/v)の塩酸(v/v)で予め浸出され且つその後も浸出された灰サンプルについては99.66±0.02(3400ppm)であった。焼却前に硫酸で浸出されたサンプルは、282m2/gのBETの比表面を示した。
代わりに、籾殻は燃えて灰を形成し、それによって、灰が酸にて処理されて結果物であるシリカからミネラルを除去した後に、全てのカーボンを除去する。
しかしながら、籾殻を熱する前にK+を除去することにより、加熱時にシリカはより大きな比表面積及びより小さな粒子サイズを維持することができるので、リアルらは籾殻をシリカに還元するのに燃焼を使用する前に、浸出を行なうことが有利であることを1996年に実証した。他方で、生じるシリカは、所望のシリコン含有生成物を生産するために、炭素又は別の出所源からの別の還元剤と結合する。
処理されていない籾殻内の固定カーボン対シリカのモル比は、約4:1である。従って、所望の製品(例えばSiCについては約3:1、及びSiについては約2:1)について、モル比は適切な比率に調節されなければならない。
これはモル比であり、先行技術の中で時々使用されるような、質量百分率比率ではないことに注目することは重要である。1:1の低い質量百分率比率さえ、モル比では5:1に相互に関連し、それは多くのカーボン熱反応に要求される比を軽く上回る。
ハントらは、塩酸でミネラル含量が予め適切なレベルにまで減らされた後に、熱分解を用いて、その後にCO2にて制御された燃焼をして固定カーボンの幾らかを除去することに言及し、該レベルは許容しがたい量のリンを含み、鉄の還元はなかった。
ラーマンらは、炭素を削除するために濃縮硝酸(それは殻の中の有機物質を分解する強い酸化剤である)を使用した。しかしながら、処理された籾殻からの灰のミネラル純度は、200ppmの鉄の含量と共に、まだ2500ppmだった。リンに関するデータは報告されなかった。
ラーマンらによって注目されたように、酸処理の後の炭素の高反応、酸処理の後のシリカの高い比表面積、及び酸処理された籾殻内のシリカとカーボンの密接な関係を保持することにより、高温でのシリカとカーボンの反応速度を増強させるのであろう。
本発明は、新規な方法と、シリコン、シリコンカーバイド、シリコン窒化物、シリコン四塩化物のような高性能で高純度の最終生成物及び、要求されるエネルギーがより低く、従来の工程を用いることにより要するコストの何分の1かで、一層高い効率を備えた、高純度のシリコン含有生成物を生成するのに用いられ得る中間生成物を含んでいる。十分な量のカーボンとシリカの両方を含む自然に生じる植物質、処理された植物質、又はそれらの混合物が、制御された温度にて適切な時間だけ硫酸溶液を用いて1段階又は多段階の何れかで浸出される。浸出工程から得られる固体のカーボン−シリカ生成物は、少なくとも約1:1の固定カーボン対シリカのモル比、非常に低レベルのミネラル、及び高い空隙率と反応性を有する。本発明のこの要約、好ましい実施例の詳細な記載、請求の範囲の全体に亘って用いられるように、“ミネラル”及び複数の“ミネラル”は、シリカを除き、及び1又は2以上のナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)及びリン(P)を意味し、単独でも互いに組み合わされても、他の金属又は酸素のような原子と組み合わされてもよい。固定カーボン及びシリカは密接に、ミクロン又はさらにサブミクロンスケールに混合され、シリカは大きな比表面積を有して非晶質形で存在する。本発明のカーボン−シリカ生成物は、製粉又は他の適切な手段によって壊れやすく、良好な粉形状に容易に小さくできる。
生じた粒子の平均サイズ及びサイズ分布は、最終のシリコン含有生成物に所望される特性に従ってここに開示される処理パラメータによって制御される。
シリカの濃度が比類なく高い故に、籾殻及び稲藁が本発明の使用に、特に適切に用いられ、以下の記載は籾殻の使用に絞る。しかし、少なくとも1重量パーセントのシリカ、好ましくは約3−5重量パーセントのシリカを含む他の自然に生じた、又は処理された植物質も同様に用いられると考えられる。籾殻は固定カーボン及び揮発性カーボンの両方を含み、揮発性カーボンはセルロースの形で当初は存在する。未処理の籾殻は一般的には、約4:1のモル比の固定カーボン対シリカを含み、揮発性カーボンと固定カーボンとの重量比は約5.24であり、ミネラル含有量は約1−3重量パーセント(10000−30000ppm)の範囲である。
当業者がこの開示を読めば、従来からある種々のタイプの市販の工業設備が、上記の大規模なベンチスケール実験装置に用いられるが、これらの結果を経済的に達成すべく必要により変更されることが判るだろう。
さらに、反応物を熱するような他の工程の順序と同様に、反応物に溶液と材料を加える順番も、動作の規模及び反応物のタイプを受け入れるべく変えることができる。
浸出中の混合割合は固体と液体がよく混合されて、酸と熱は混合の全体にわたって分配することができるようであるのが好ましい。水だけでは、幾らかの有益な浸出効力を生じるが、硫酸を使用すると、ミネラルの含量を著しく減らし、固定カーボンとシリカのモル比を調整し、揮発性のカーボンの含量を減らし、籾殻の好ましい自然な特徴を保持しつつ、籾殻の空隙率を改善するのにより効果的であり、それはカーボンとシリカの密接な接触、シリカとカーボンの非結晶化、及びシリカとカーボンの非常に大きな表面積を含む。
沸騰点より低い温度にて硫酸で浸出する場合、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム及びマンガンは各々について、10ppmで、あるいは10ppmより低いレベルに、籾殻から有効に浸出されることを示している。リンのレベルは沸騰点より低い温度で著しく減少するが、4ppm未満のような非常に低いレベルにまでリンを除去するために、沸騰点より高い温度、一般的には120−140℃の範囲で浸出することが必要である。
鉄のレベルは、沸騰点より低い温度で著しく下がる。しかし、鉄のレベルを10−20ppmにするために、沸騰点より高い温度、一般的には約120℃から約140℃の範囲に上げることが必要である。自然状態では、ホウ素は籾殻内にあって低いので、その結果生じるホウ素の濃度は1ppm未満である。
生じるリンとホウ素の含量が低いことにより、この方法と独特なカーボン−シリカ生成物は、他の産業への適用と同様に、太陽電池の生産に用いられる光起電力等級シリコンを生産するには非常に魅力的である。
硫酸濃度はまた、範囲とは反対に、シリカの溶解速度に影響を与える。例えば、94℃、10%の固体及び0.30%の酸では、酸溶液内のシリカの濃度は、180分で、0.12グラム/Lである。1%の酸で、酸溶液中のシリカ濃度は、180分で、0.28グラム/Lである。94℃に於ける最終的な籾殻シリカの濃度は、酸濃度に拘わらず、約0.450グラム/Lに出現する。
更に、浸出条件は、シリカと固定カーボンの間の密接な関係、カーボンとシリカの非晶質性、シリカとカーボンの大きな表面積を維持し、測定可能な空隙量を全体的に増加させる。固定カーボン対シリカのモル比が3:1であることが望ましいが、リンと鉄のレベルが重要でなければ、酸と固体の濃度が上記の求められた比にある状態で、94℃未満の温度が用いられる。
第1の段階と同じ固体濃度、温度及び酸濃度で浸出する第2の段階で、固定カーボン対シリカのモル比は更に、2:1又はそれ未満の低い値に減少し、リンは4ppm未満の非常に低い値になる。
他方では、この比率は、94℃、10%の固体、1%の酸及び300分間の時間で浸出する第1の段階で、2:1まで減じることができる。
従って、一酸化炭素レベルは減少し、約950℃でベースラインに達する。この特徴は、生の籾殻について報告されたものとは、揮発工程が約250℃で開始する点で異なる。より低い温度で普通は揮発する材料が、浸出工程によってカーボン−シリカ生成物から除去されることは明らかである。揮発したガス及び蒸気は捕捉されて、浸出工程、カーボン熱工程及び他の工程用のエネルギー源として使用することができる。
更なる利点は、残りのミネラルの一部が揮発性カーボンとともに揮発するということである。揮発したミネラルは、生じる揮発成分を除去したカーボン−シリカ生成物を浄化するために集められる。生じた材料は、熱で揮発成分を除去したカーボン−シリカ生成物であり、それは独自の製品で、それら自身が本発明の実施例である。
この方法はまた、浸出工程から誘導されたカーボン−シリカ生成物内に残ったミネラルの一部を除去し、酸で揮発分を除去した結果物である高純度のカーボン−シリカ生成物の純度を高める。残りの固体は、酸溶液から分離され、固体は水で洗われる。
生じる固形物は高純度の、揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物であり、所定の固定カーボン対シリカの比とミネラルの不純物は、0.1重量パーセントを遙かに下回る。
生成物はまた、可成り多孔性で、可成り反応的であって、ミクロン及び/又はナノレベルで密接に混合されるシリカ及び固定カーボンを含むのが好ましい。これらの独自の材料は、純度の高い粉状で生成されるか、又は外部バインダーを要しないでペレットに作られる。
開示された揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物は、以下のシリコンを含む生成物の生成に用いられるのが好ましく、シリコンを含む生成物はシリコンカーバイト、シリコン窒化物、シリコン及び四塩化シリコンを含むが、これらに限定されない。
この目的に適した製粉装置は例えば、バッチ羽根車タイプの攪拌ボールミル、連続的なディスク・タイプの撹拌ボールミル、連続的に振動するボールミル、バッチ垂直振動するボールミル、及び連続的なループミル又は連続的なパンケーキミルのような流体エネルギーミルを含む。
ペレットを生成する従来の方法は、砂糖のような接着剤でシリカ及びカーボン合成物を混合する工程と、該混合物を圧縮する工程を含む。従来の接着剤の使用により、処理コストが増加し、接着剤はペレット化された生成物に不純物を導入するかも知れない。
これとは対照的に、本発明の独自のカーボン−シリカ生成物及び揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物は、更なる接着剤を使用することなく、ペレット化される。
本発明を限定するものではないが、生成物内にあるリグニン及びセルローズは、シリカ及びカーボン用の十分な接着剤として働くことができると考えられる。普通はマクロの規模でのみ混合される従来のペレットとは対照的に、本発明の使用は、ミクロン及びナノメーター規模で密接に混合されたカーボン−シリカを有するペレットに帰結する。
このカーボン及びシリカが密接に混合した高い反応性の形式により、後のカーボン熱反応中に、従来のペレットよりも、より速くより完全に反応するペレットの生成が容易になる。
ここで開示されたカーボン−シリカ生成物及び揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物から作られるペレット化された生成物は、固定カーボン対シリカの所望のモル比、及び/又は非常に低いレベルのミネラル、特に非常に低いレベルのリン及び鉄を含み、本発明の他の実施例を構成する。
カーボン−シリカ生成物及び/又は揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物を用いると、反応時間は、所望のシリコン含有生成物に基づいて数分から数時間のオーダーである。これは、従来のシリカ及びカーボンの源を用いる従来の大部分のカーボン熱方法の数日又はそれ以上と対比される。この速い反応時間により、使用するエネルギーは著しく低くなり、従来のシリカ及びカーボンの源を用いる従来のカーボン熱方法に比して、処理能力が高くなる。更に、カーボン−シリカ生成物及び揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物は、微粉末形式で利用されるから、これらの生成物は最新のカーボン熱反応装置に容易に用いられ、然るに従来のカーボン及びシリカの源では用いることができない。ここで開示された最新のカーボン熱工程を実施するのに用いられ得る市販の装置の例は、ベッド静止反応装置、ベッド移動反応装置、ベッド流動反応装置、回転チューブ反応装置、レーザー反応装置、炎反応装置、外部熱源を用いる加熱炉反応装置、及びプラズマ反応装置を含むが、これらに限定されない。多くの先進の反応装置は、定温条件及び制御された反応時間を規定し、この両方はシリコン含有生成物の品質にとって重要である。
揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物とは対照的に、使用される供給材料が或る量の揮発性カーボンを含むカーボン−シリカ生成物であれば、揮発されたカーボン材料がメタルヘッド板に取り付けられたガス出口チューブを通って反応装置から出る。
この出るガスの流出流れは、一酸化炭素モニターに送られて、該材料の大部分は、凝縮物質がガスから分離される凝縮装置に向けられる。
本発明は、理論的な比に比べて、シリカが“豊富な”カーボン対シリカの比を有する材料を生成する手段を提供し、SiO2の損失を受け入れる。或いは、シリコン含有生成物内に或るパーセントのカーボンを残すことが望ましく、本発明は理論的な比に比して、カーボンが“豊富な”カーボン対シリカの比を有する材料を生成する手段を提供し、カーボンを残す要求を受け入れる。更に、他の反応物質が十分に反応したことを確実にすべく、“余分な”カーボンを有することがしばしば望ましく、既に述べたように、本発明はそのような用途の為に、カーボンが豊富なカーボン−シリカ生成物、及び/又はカーボンが豊富な揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物を生成する手段を提供する。2又は3つの上記の状況が存在し又は要望されるならば、本発明は所定の状況に対して、最適なカーボン対シリカのモル比を有するカーボン−シリカ生成物、又は揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物を生成する手段を提供する。
総有機炭素(TOC)については、電量分析の方法が液体の濾液サンプルを分析するために使用され、青比色法は空隙率を分析するのに使用され、原子吸光法はミネラルを分析するために使用された。
籾殻はアーカンソー州の製粉工場から得られた。籾殻は、環状で円盤状のミル内で混合されて挽かれ、138μmの平均粒子サイズにされる。挽かれた籾殻は、SiO2含量について、近似分析によって分析された。それらは、7.17%の湿気、62.72%の揮発性カーボン、11.97%の固定カーボン及び18.14%の灰分を含むと分かった。
灰分は85%のシリカ(SiO2)だった。固定カーボン対シリカの比(モル:モル)は3.88だった。揮発性カーボン対固定カーボンの比(重量%:重量%)は、5.24だった。挽かれた籾殻はまた、スパーク光源質量分光法によってミネラルの含量が分析され、特定のミネラルの含量を表1に示す。
更に、1つの浸出段階を有するテストの中で使用された温度及び酸濃度にて、硫酸がリンを4ppm未満の非常に低いレベルにまで除去するのに非常に有効であることが分かった。生じたカーボン−シリカ材料は、約80%の空隙量を有する良好な粉状体の形をしていた。同様の方法で浸出された他のカーボン−シリカ生成物では、スパーク光源質量分光法によって測定されるように、ホウ素レベルは1ppmである。
1%の硫酸溶液が、脱塩水を用いて準備された。10%の挽かれた籾殻を含む酸溶液が2リットルのジルコニウム反応装置に加えられ、160℃まで加熱された。一旦、反応温度に達すると、反応装置の中身は頻繁にサンプリングされた。サンプルは直ちに濾過され、脱塩水で洗浄された。固形物は乾かされ、濾液と共に分析のために保存された。
1%の硫酸溶液が、脱塩水を用いて準備された。酸溶液はパイレックス社の3リットルの樹脂製釜に加えられ、94℃まで加熱された。一旦、94℃の温度に達すると、挽かれた籾殻が釜に加えられて、10%の固形物を有する混合物を生成した。挽かれた籾殻は、直ぐに酸溶液内に導入され、良好に混合されたスラリーを生成する。反応は5分間実行された。この時間終了時に、釜の中身は濾過され、脱塩水で洗浄された。生じた固形材は乾燥された。この手順は4回繰り返された。各工程(run)からの乾燥された固形物は、一緒にされた。
例3にて準備された材料は、シリコンカーバイドの生成をテストするのに用いられた。ベンチスケールの装置を用いる本発明の好ましいカーボン熱方法に従って、反応は、以前に記載したアルミニウム反応装置内にて実行された。反応装置は純粋なアルゴンにて洗浄された。反応装置から空気が放出された後に、温度は周囲温度から1550℃の最終カーボン熱反応温度に上昇された。アルゴンでの洗浄は続いた。放出されたガス内の一酸化炭素は、監視され、揮発性カーボンの揮発は約400℃で開始することが観察された。一酸化炭素のピークは、約600℃で達成され、約950℃で一酸化炭素レベルは下降して、ベースラインに達した。約1300℃で一酸化炭素レベルは増加し始め、固定カーボンとシリカの間の反応が開始することを示した。1550℃に達した後は直ぐに、一酸化炭素レベルは急速に減少し始め、約60分でベースラインレベルに達する。シリコンカーバイドの生成が開始してから、終了するまでの総経過時間は、約75分間であり、これは反応時間が一般に約36時間である市販のアチソン工程の反応時間よりも非常に短い。X線回折により決定されるように、生じた生成物はシリコンカーバイドのみを含み、他の結晶質材を含まなかった。
例5
例3にて用意された材料は、シリコン窒化物を生成するのに用いられた。ベンチスケールの装置を用いる本発明の好ましいカーボン熱方法に従って、反応は、以前に記載したアルミニウム反応装置内にて実行された。反応装置は純粋な窒素にて洗浄され、温度は周囲温度から1425℃の最終カーボン熱反応温度に上昇され、その間、窒素での洗浄は続いた。放出されたガス内の一酸化炭素は、監視され、揮発性カーボンの揮発は約400℃で開始することが観察された。一酸化炭素のピークは、約600℃で達成され、約950℃で一酸化炭素レベルは下降して、ベースラインに達した。約1300℃で一酸化炭素レベルは増加し始め、固定カーボンとシリカの間の反応が開始することを示し、1425℃でピークに達した。1425℃に達した後は直ぐに、一酸化炭素レベルは再び減少し始め、ゆっくりとベースラインレベルに達する。シリコン窒化物の生成が開始してから、終了するまでの総経過時間は、約5−7時間であった。X線回折によって決定されるように、生じた生成物はシリコン窒化物のみを含み、他の結晶材料を含まない。シリコン窒化物は、非常に高いアスペクト比を有する針状結晶と小さな粒子との混合物である。
小さな粒子と混合した長い針状結晶から成るシリコン窒化物は、優れたシリコン窒化物セラミックス及び他の高級な用途物の生成にとって、理想的な自己強化型のシリコン窒化物である(self-reinforcing)。供給材料として独自のカーボン−シリカ生成物を含むカーボン熱工程、及び該工程によって生成される独自のシリコン窒化物は、本発明の実施例である。
例3に於いて準備された材料は、シリコン窒化物を生成するために使用された。ベンチスケール装置を使用する本発明の好ましいカーボン熱方法によれば、100%の窒素の代わりに90%の窒素及び10%の水素の混合物が使用されたこと以外は、反応は上記例5に記載された酸化アルミニウム反応装置内にて実行された。総経過時間は、再び約5−7時間であり、これは時間が長い商業上のカーボン熱工程の反応時間よりも遙かに短い。X線回折によって決定されるように、生じた生成物はシリコン窒化物のみを含み、他の結晶材を含まない。純粋な窒素気体にて得られるシリコン窒化物の産出は、約2時間であった。シリコン窒化物は、小さな粒子のみである。小さな粒子から成るシリコン窒化物は、高級セラミックス及び他の高級な用途物に求められる。供給材料として独自のカーボン−シリカ生成物を含むカーボン熱工程、及び該工程によって生成される独自のシリコン窒化物は、本発明の実施例である。
例3に於いて準備された材料は、シリコン窒化物を生成するために使用された。ベンチスケール装置を使用する本発明の好ましいカーボン熱方法によれば、100%の窒素の代わりに90%の窒素及び10%のアンモニアの混合物が使用されたこと以外は、反応は上記例5に記載された酸化アルミニウム反応装置内にて実行された。総経過時間は、再び約5−7時間であり、これは時間が長い商業上のカーボン熱工程の反応時間よりも遙かに短い。X線回折によって決定されるように、生じた生成物はシリコン窒化物のみを含み、他の結晶材を含まない。シリコン窒化物の産出は、純粋な窒素気体にて得られるシリコン窒化物の産出と比較可能である。シリコン窒化物は、適切なアスペクト比を有する針状結晶と小さな粒子との混合物である。このタイプの材料は、優れたセラミックス及び他の高級な用途物の生成にとって、理想的な自己強化型のシリコン窒化物である。供給材料として独自のカーボン−シリカ生成物を含むカーボン熱工程、及び該工程によって生成される独自のシリコン窒化物は、本発明の実施例である。
また、反応速度が速いと一般に産出する生成物量が多いから、ここで開示されたように実行されるカーボン熱工程は、供給原料として本発明の改善されたカーボン−シリカ生成物又は揮発分が除去されたカーボン−シリカ生成物を用いて、従来のカーボン熱工程に比して、生成物をより多く産出することが期待される。更に、出発原料として用いられるカーボン−シリカ生成物及び揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物は非常に純粋であるから、生じるシリコン含有生成物はまた、非常に純粋である。
Claims (160)
- カーボン−シリカ生成物を生成する方法であって、
少なくとも約3重量パーセントのシリカ、非シリカ無機物、及び金属を有する植物を配備する工程と、
植物を約0.01重量パーセントから約30重量パーセントの範囲の酸濃度を有する硫酸水溶液に接触させて、植物と酸溶液の混合物を生成する工程と、
約6秒から約48時間の反応時間について、約10℃から約250℃の範囲の温度で混合物を反応させ、それによって植物から無機物を浸出して、固定カーボン対シリカの調整されたモル比が少なくとも約1.0:1であるカーボン−シリカ生成物を生成する工程と、
その後、カーボン−シリカ生成物から酸溶液を除去する工程を有する方法。 - 植物は、自然に生じる植物、処理された植物及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 植物は、籾殻、稲藁、及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の方法。
- 植物は、籾殻である、請求項3に記載の方法。
- 植物の粒子サイズは、植物が酸性水溶液に接する前に、減じられる、請求項1に記載の方法。
- 植物は、約10ミクロンから約1mmの範囲の粒子サイズを有する、請求項5に記載の方法。
- 植物は、サイズが減じられた後に、平均約150ミクロンのサイズを有する、請求項6に記載の方法。
- 植物と酸性水溶液の混合物は混合される、請求項1に記載の方法。
- 混合は連続している、請求項8に記載の方法。
- 酸性水溶液は、植物に接する前に加熱される、請求項1に記載の方法。
- 植物と酸性水溶液の混合物は、植物に接した後に加熱される、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、94℃未満で反応する、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、少なくとも94℃で反応する、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、約94℃から約250℃の範囲の温度で反応する、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、約94℃から約105℃の範囲の温度で反応する、請求項14に記載の方法。
- 混合物は、約105℃から約140℃の範囲の温度で反応する、請求項14に記載の方法。
- 混合物は、約140℃から約160℃の範囲の温度で反応する、請求項14に記載の方法。
- 混合物は、約160℃から約250℃の範囲の温度で反応する、請求項14に記載の方法。
- 植物は混合物の1重量パーセント未満から約35重量パーセント以上までを構成する、請求項1に記載の方法。
- 植物は混合物の約1重量パーセント未満から約30重量パーセントまでを構成する、請求項19に記載の方法。
- 植物は混合物の約1重量パーセント未満から約10重量パーセントまでを構成する、請求項19に記載の方法。
- 植物は混合物の約10重量パーセント未満から約30重量パーセントまでを構成する、請求項19に記載の方法。
- 植物は混合物の約10重量パーセントを構成する、請求項1に記載の方法。
- 植物は混合物の約25重量パーセントを構成する、請求項1に記載の方法。
- 植物は混合物の約29重量パーセントを構成する、請求項1に記載の方法。
- 酸性水溶液は、約0.06重量パーセントから約1重量パーセントまでの範囲の濃度を有する、請求項1に記載の方法。
- 酸性水溶液は、約1重量パーセントから約5重量パーセントまでの範囲の濃度を有する、請求項1に記載の方法。
- 酸性水溶液は、約5重量パーセントから約10重量パーセントまでの範囲の濃度を有する、請求項1に記載の方法。
- 酸性水溶液は、約10重量パーセントから約20重量パーセントまでの範囲の濃度を有する、請求項1に記載の方法。
- 酸性水溶液は、約20重量パーセントから約30重量パーセントまでの範囲の濃度を有する、請求項1に記載の方法。
- 反応期間は、約6秒から1分間までの範囲である、請求項1に記載の方法。
- 反応期間は、1分超で約30分未満である、請求項1に記載の方法。
- 反応期間は、30分超で12時間までである、請求項1に記載の方法。
- 反応期間は、12時間超で約48時間までである、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、洗浄されて乾燥される、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1.0:1から約5:1までの固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1.5:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約2:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約2.5:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約3:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約3.5:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約4:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約4.5:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約5:1の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項36に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1.5:1未満の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約5:1超の固定カーボン対シリカのモル比を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、無機物重量で約1000ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、無機物重量で約500ppm未満を有する、請求項47に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、無機物重量で約200ppm未満を有する、請求項48に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、無機物重量で約100ppm未満を有する、請求項49に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、リン重量で約10ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、リン重量で約4ppm未満を有する、請求項52に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、ナトリウム重量で約10ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、カリウム重量で約10ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、マグネシウム重量で約10ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、カルシウム重量で約20ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、カルシウム重量で約10ppm未満を有する、請求項56に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、マンガン重量で約10ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、鉄重量で約30ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、鉄重量で約20ppm未満を有する、請求項59に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、鉄重量で約10ppm未満を有する、請求項60に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、ホウ素重量で約5ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、ホウ素重量で約2ppm未満を有する、請求項62に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、ホウ素重量で約1ppm未満を有する、請求項63に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、アルミニウム重量で約50ppm未満を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、アルミニウム重量で約20ppm未満を有する、請求項65に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、ペレット化されている、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約30%から約90%の内部空隙量を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約30%から約80%の内部空隙量を有する、請求項68に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約50%超の内部空隙量を有する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約75%超の内部空隙量を有する、請求項70に記載の方法。
- 混合物は、バッチ処理にて反応する、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、連続処理にて反応する、請求項1に記載の方法。
- 混合物は、プラグ流れ処理にて反応する、請求項1に記載の方法。
- 粉状体は、カーボン−シリカ生成物から作られる、請求項1に記載の方法。
- 粉状体は、ペレット化されている、請求項75に記載の方法。
- 植物と酸溶液は、多数の段階で接している、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物から揮発分を除去する工程を有する、請求項1に記載の方法。
- 合成粉状体から揮発分を除去する工程を有する、請求項75に記載の方法。
- 揮発分を除去した粉状体をペレット化する工程を有する、請求項79に記載の方法。
- ペレット化された粉状体から揮発分を除去する工程を有する、請求項76に記載の方法。
- 揮発分を除去する工程は、化学的に揮発分を除去し、熱的に揮発分を除去し、或いはそれらの組み合わせによって成される、請求項78に記載の方法。
- 揮発分を除去する工程は、化学的に揮発分を除去し、熱的に揮発分を除去し、或いはそれらの組み合わせによって成される、請求項79に記載の方法。
- 揮発分を除去する工程は、化学的に揮発分を除去し、熱的に揮発分を除去し、或いはそれらの組み合わせによって成される、請求項81に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1250℃から約2200℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて更に反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項1に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1300℃から約1475℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項85に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1475℃から約1600℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項85に記載の方法。
- カーボン−シリカ生成物は、約1600℃から約2200℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項85に記載の方法。
- 揮発分を除去されたカーボン−シリカ生成物は、約1250℃から約2200℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項78に記載の方法。
- 揮発分を除去されたカーボン−シリカ生成物は、約1300℃から約1475℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項89に記載の方法。
- 揮発分を除去されたカーボン−シリカ生成物は、約1475℃から約1600℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項89に記載の方法。
- 揮発分を除去されたカーボン−シリカ生成物は、約1600℃から約2200℃の範囲の温度でカーボン熱反応装置にて反応して、シリコン含有生成物を生成する、請求項89に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、ベッド静止反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、ベッド移動反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、回転チューブ反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、ベッド流動反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、外部熱源を用いる加熱炉反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、炎反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、レーザー反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、プラズマ反応装置である、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、不活性ガスを含む気体を有する、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、窒素を含む気体を有する、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、窒素及び水素を含む気体を有する、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、窒素及びアンモニアを含む気体を有する、請求項85に記載の方法。
- カーボン熱反応装置は、塩素を含む気体を有する、請求項85に記載の方法。
- 粒子状の粉状体を有するカーボン−シリカ生成物であって、各粒子状の粉状体は更に、結合材を用いることなく、少なくともミクロンスケールで互いに結合する固定カーボンとシリカを具え、粉状体内の固定カーボン対シリカのモル比は少なくとも約1.0:1であるカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約1.5:1から約5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約1.5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約2:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約2.5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約3:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約3.5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約4:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約4.5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、約5:1である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 固定カーボン対シリカのモル比は、5:1より大きい、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 粉状体は、揮発分が除去された、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 粉状体は、ペレット化された、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 粉状体は、ペレット化された、請求項117に記載のカーボン−シリカ生成物。
- ペレット化された粉状体は、揮発分が除去された、請求項118に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 植物から作られた、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 籾殻、稲藁、及びそれらの混合物から成る群から作られる、請求項121に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物から作られるシリコン。
- 請求項117に記載の揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物から作られるシリコン。
- 請求項118に記載のペレット化された粉状体から作られるシリコン。
- 請求項106に記載の粉状体から作られるシリコン。
- 請求項117に記載の揮発分を除去した粉状体から作られるシリコンカーバイド。
- 請求項118に記載のペレット化された粉状体から作られるシリコンカーバイド。
- 請求項106に記載の粉状体から作られるシリコン窒化物。
- 請求項117に記載の揮発分を除去したカーボン−シリカ生成物から作られるシリコン窒化物。
- 請求項118に記載のペレット化された粉状体から作られるシリコン窒化物。
- 請求項106に記載の粉状体から作られるシリコン四塩化物。
- 請求項117に記載の揮発分を除去した粉状体から作られるシリコン四塩化物。
- 請求項118に記載のペレット化された粉状体から作られるシリコン四塩化物。
- 無機物重量で約1000ppm未満を有する、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物重量で約500ppm未満を有する、請求項135に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物重量で約200ppm未満を有する、請求項136に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物重量で約100ppm未満を有する、請求項137に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、ホウ素、アルミニウム、リン、及びそれらの酸素含有複合物から成る群から選択される、請求項135に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、ホウ素、アルミニウム、リン、及びそれらの酸素含有複合物から成る群から選択される、請求項136に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、ホウ素、アルミニウム、リン、及びそれらの酸素含有複合物から成る群から選択される、請求項137に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 無機物は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、ホウ素、アルミニウム、リン、及びそれらの酸素含有複合物から成る群から選択される、請求項138に記載のカーボン−シリカ生成物。
- リン重量で約10ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- リン重量で約4ppm未満である、請求項143に記載のカーボン−シリカ生成物。
- ナトリウム重量で約10ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- カリウム重量で約10ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- マグネシウム重量で約10ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- カルシウム重量で約20ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- カルシウム重量で約10ppm未満である、請求項148に記載のカーボン−シリカ生成物。
- マグネシウム重量で約10ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 鉄重量で約30ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 鉄重量で約20ppm未満である、請求項151に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 鉄重量で約10ppm未満である、請求項152に記載のカーボン−シリカ生成物。
- ホウ素重量で約5ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- ホウ素重量で約2ppm未満である、請求項154に記載のカーボン−シリカ生成物。
- アルミニウム重量で約50ppm未満である、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- アルミニウム重量で約20ppm未満である、請求項156に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 約30%から約90%の内部空隙量を有する、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 約30%から約80%の内部空隙量を有する、請求項158に記載のカーボン−シリカ生成物。
- 約50%超の内部空隙量を有する、請求項106に記載のカーボン−シリカ生成物。
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