JP2012254771A - 鞍乗り型車両の前部構造 - Google Patents

鞍乗り型車両の前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2012254771A
JP2012254771A JP2011130427A JP2011130427A JP2012254771A JP 2012254771 A JP2012254771 A JP 2012254771A JP 2011130427 A JP2011130427 A JP 2011130427A JP 2011130427 A JP2011130427 A JP 2011130427A JP 2012254771 A JP2012254771 A JP 2012254771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headlight
winker
cowl
stay
side cowl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011130427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5727874B2 (ja
Inventor
Daiki Hoashi
大輝 帆足
Hajime Tanabe
元 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011130427A priority Critical patent/JP5727874B2/ja
Priority to EP12169962.3A priority patent/EP2532574B1/en
Priority to US13/489,543 priority patent/US9346507B2/en
Publication of JP2012254771A publication Critical patent/JP2012254771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5727874B2 publication Critical patent/JP5727874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/02Headlights
    • B62J6/022Headlights specially adapted for motorcycles or the like
    • B62J6/027Supporting means therefor, e.g. mounting brackets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/05Direction indicators
    • B62J6/055Electrical means, e.g. lamps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別部品を設けた構成で、サイドカウルの前部の幅の増大を回避しながら、正確に位置合わせすることができる鞍乗り型車両の前部構造を提供する。
【解決手段】ヘッドライト61の側部とサイドカウルとの間の別体のエアインテークカバー71は、ヘッドライト61と共にヘッドライトステー53に取り付けられるとともに、サイドカウルとの合わせ部G1近傍に、サイドカウルの後方に配されてサイドカウルが係合するサイドカウル係合部77B,76Aを有するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体フレームの前方に配される左右のサイドカウルと、車体フレームの前部に設けられるカウルステーとを備え、カウルステーには、ヘッドライトを支持するヘッドライトステーが取り付けられる鞍乗り型車両の前部構造に関する。
自動二輪車には、車体フレームと、車体フレームの前方に配される左右のサイドカウルと、車体フレームの前部に設けられるカウルステー(リアブレース)とを備え、カウルステーに、ヘッドライトを支持するヘッドライトステー(フロントブレース)を支持し、サイドカウルの一部をヘッドライトステーに支持する構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この構成では、サイドカウルとヘッドライトの両方が同じヘッドライトステーに取り付けられるため、サイドカウルとヘッドライトとの合わせ目を正確に決めることができる。また、サイドカウル間に配されるアッパーパネルとロアパネルについても、サイドカウルに固定されるため、サイドカウルとの合わせ目を正確に決めることができる。
特許第3509457号公報
しかしながら、従来の構造には、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に更に別部品が介在し、別部品と他の部品(ヘッドライトやサイドカウル等)との合わせ目を設定する構造については開示されていない。
ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別部品を設ける場合、従来構造のように、ヘッドライトとサイドカウルの両方を同じヘッドライトステーに取り付けようとすると、ヘッドライトステーを別部品よりも車幅方向外側に拡げる必要が生じ、サイドカウルの前部の幅が大きくなってしまう。サイドカウルの前部の幅が大きくなると、走行抵抗の増大やカウル大型化等の不具合が生じてしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別部品を設けた構成で、サイドカウルの前部の幅の増大を回避しながら正確に位置合わせすることができる鞍乗り型車両の前部構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体フレーム(2)と、車体フレーム(2)の前方に配される左右のサイドカウル(81)と、車体フレーム(2)の前部に設けられるカウルステー(51)とを備え、カウルステー(51)には、ヘッドライト(61)を支持するヘッドライトステー(53)が取り付けられる鞍乗り型車両の前部構造において、前記ヘッドライト(61)の側部と前記サイドカウル(81)との間に別体の中間部材(71)を備え、前記中間部材(71)は、前記ヘッドライト(61)と共に前記ヘッドライトステー(53)に取り付けられるとともに、前記サイドカウル(81)との合わせ部近傍に、前記サイドカウル(81)が係合するサイドカウル係合部(77B,76A)を有することを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間の別体の中間部材は、ヘッドライトと共にヘッドライトステーに取り付けられるので、中間部材とヘッドライトとを正確に位置合わせすることができる。また、中間部材は、サイドカウルとの合わせ部近傍に、サイドカウルが係合するサイドカウル係合部を有するので、中間部材とサイドカウルとを正確に位置合わせすることができる。従って、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別部品を設けた構成で、サイドカウルの前部の幅の増大を回避しながら正確に位置合わせすることができる。
上記構成において、前記ヘッドライトステー(53)に取り付けられ、前記ヘッドライト(61)の左右、且つ、前記中間部材(71)の上方に隣接するウインカ(91)を備え、前記ウインカ(91)は、前記中間部材(71)との合わせ部近傍に、前記中間部材(71)の後方に配されて前記中間部材(71)が係合する中間部材係合部(94A)を有するようにしてもよい。この構成によれば、ヘッドライトとウインカとが隣接して同じヘッドライトステーに固定されるので、これらを正確に位置合わせしながら、ヘッドライトとウインカとが一体のコンビネーションランプとしてヘッドライトステーにサブアッセンブリすることができる。しかも、ウインカと中間部材とが係合するので、ウインカと中間部材とをより正確に位置合わせすることができる。
また、上記構成において、前記ウインカ(91)は、ウインカランプ(92)とレンズ(94)とハウジング(95)とを有し、前記中間部材(71)と前記ウインカ(91)のハウジング(95)とは、取り付け部材(112)で取り付けられ、前記取り付け部材(112)と前記サイドカウル係合部(77B)と前記中間部材係合部(94A)とが隣接して設けられるようにしても良い。この構成によれば、中間部材、ウインカ及びサイドカウルの取り付けや係合位置が隣接し、これら部品をより正確に位置合わせし易くなる。このため、別体のヘッドライトとウインカとでありながら、これらが一体であるかのように見えるコンビネーションランプの外観にすることができる。
また、上記構成において、ヘッドライト(61)は、ランプ(62)とレンズ(63)とハウジング(64)とを有し、前記ヘッドライト(61)のレンズ(63)は、前記ウインカ(91)と係合して前記ヘッドライト(61)と前記ウインカ(91)とを一体化させるウインカ係合部(63A,63B)を有するようにしても良い。この構成によれば、別体のヘッドライトとウインカとの合わせ目を正確に決めることができ、よりコンビネーションランプとしての外観性を高めることができる。
また、上記構成において、前記ウインカ(91)は、ウインカランプ(92)とレンズ(94)とハウジング(95)とを有し、前記ウインカ(91)のレンズ(94)は、前記サイドカウル(81)と係合するウインカ側サイドカウル係合部(94C)を有するようにしても良い。この構成によれば、ウインカとサイドカウルとをより正確に位置合わせし易くなり、これらの合わせ目を正確に決めることができる。
また、上記構成において、前記ヘッドライト(61)の光軸調整部(131)の下方に、前記ヘッドライトステー(53)の下板部(120)と前記中間部材(71)の下板部(80)とが配置され、両下板部(120,80)には、前記光軸調整部(131)に連通する孔部(80H)又は切り欠き部(80H2,120H1)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、ヘッドライトステーや中間部材の奥にある光軸調整部にアクセスし、光軸調整することができる。
また、上記構成において、前記ヘッドライトステー(53)は、前記中間部材(71)よりも幅狭に形成されるようにしても良い。この構成によれば、ヘッドライトステーがサイドカウル前部の幅を増大させる要因となる事態を確実に回避でき、サイドカウル前部の幅を効率よく小さくすることができる。
本発明は、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別体の中間部材を備え、中間部材は、ヘッドライトと共にヘッドライトステーに取り付けられるとともに、サイドカウルとの合わせ部近傍に、サイドカウルが係合するサイドカウル係合部を有するので、ヘッドライトの側部とサイドカウルとの間に別部品を設けた構成で、サイドカウルの前部の幅の増大を回避しながら正確に位置合わせすることができる。
また、ヘッドライトステーに取り付けられ、ヘッドライトの左右、且つ、中間部材の上方に隣接するウインカは、中間部材との合わせ部近傍に、中間部材の後方に配されて中間部材が係合する中間部材係合部を有するようにすれば、ヘッドライトとウインカとを正確に位置合わせしながら、ヘッドライトとウインカとが一体のコンビネーションランプとしてヘッドライトステーにサブアッセンブリすることができ、且つ、ウインカと中間部材とをより正確に位置合わせすることができる。
また、ウインカは、ウインカランプとレンズとハウジングとを有し、中間部材とウインカのハウジングとは、取り付け部材で取り付けられ、取り付け部材とサイドカウル係合部と中間部材係合部とが隣接して設けられるようにすれば、中間部材、ウインカ及びサイドカウルの取り付けや係合位置が隣接し、これら部品をより正確に位置合わせし易くなり、別体のヘッドライトとウインカとでありながら、これらが一体であるかのように見えるコンビネーションランプの外観にすることができる。
また、ヘッドライトは、ランプとレンズとハウジングとを有し、ヘッドライトのレンズは、ウインカと係合してヘッドライトとウインカとを一体化させるウインカ係合部を有するようにすれば、別体のヘッドライトとウインカとの合わせ目を正確に決めることができ、よりコンビネーションランプとしての外観性を高めることができる。
また、ウインカのレンズは、サイドカウルと係合するウインカ側サイドカウル係合部を有するようにすれば、ウインカとサイドカウルとをより正確に位置合わせし易くなり、これらの合わせ目を正確に決めることができる。
また、ヘッドライトの光軸調整部の下方に、ヘッドライトステーの下板部と中間部材の下板部とが配置され、両下板部には、光軸調整に連通する孔部又は切り欠き部が設けられるようにすれば、ヘッドライトステーや中間部材の奥にある光軸調整部にアクセスし、光軸調整することができる。
また、ヘッドライトステーが中間部材よりも幅狭に形成されるようにすれば、ヘッドライトステーがサイドカウル前部の幅を増大させる要因となる事態を確実に回避でき、サイドカウル前部の幅を効率よく小さくすることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 フロントカウルを周辺構成と共に示す正面図である。 ヘッドライトステーを周辺部品と共に正面から見た図である。 ヘッドライトステーを周辺部品と共に下方から見た図である。 ヘッドライトステーを周辺部品と共に背面から見た図である。 ヘッドライトステーを周辺部品と共に斜め後方から見た図である。 ヘッドライトと一方のウインカの取付状態を示す図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX−IX断面図である。 (A)はエアインテークカバーの正面図であり、(B)は側面図である。 図2のXI−XI断面図である。 図2のXII−XII断面図である。 図2のXIII−XIII断面図である。 図2のXIV−XIV断面図である。 図2のXV−XV断面図である。 フロントカウルを周辺構成と共に上方から見た図である。 キャニスターを周辺構成と共に車体右側から見た図である。 収納ボックスを周辺構成と共に上方から見た図である。 図18のXIX−XIX断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号Lは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。この図1には、乗員(運転者)RDが搭乗した状態を示している。この自動二輪車1の車体フレーム2は、複数種の金属部品を溶接等により一体に結合してなり、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後下方に延出する左右一対のメインフレーム12と、メインフレーム12から下方に延びてエンジンEの前端部を支持する左右一対のダウンフレーム13と、メインフレーム12の後端部に連結される左右一対のピボットフレーム14と、ピボットフレーム14後部に連結されて後上方に延びる左右一対のシートレール15と、ピボットフレーム14とシートレール15との間を架橋するバックステー16とを備えている。
この車体フレーム2のピボットフレーム14を除くフレーム(ヘッドパイプ11、メインフレーム12、ダウンフレーム13、シートレール15、バックステー16)は、鋼材等の金属材料からなる金属パイプで形成されており、ピボットフレーム14は、金属材料からなる板状部材で形成されている。なお、図中、符号17は、ヘッドパイプ11とメインフレーム12との間を架橋する上部補強フレームであり、符号18は、メインフレーム12とダウンフレーム13との間を架橋する下部補強フレームである。
ヘッドパイプ11は、車両前部の車幅方向中心で後上がりに傾斜して配置され、左右一対のフロントフォーク20を左右に操舵自在に支持する。これらフロントフォーク20の下部には、前輪21が回転自在に支持され、フロントフォーク20の上部には、操舵用のハンドル22が支持される。すなわち、ヘッドパイプ11は、自動二輪車1の操舵系を構成する操舵装置を支持している。
左右のメインフレーム12は、ヘッドパイプ11の下部左右から側面視で後下方に傾斜して延び、その後端が左右のピボットフレーム14の前上部に連結される。左右のピボットフレーム14は、左右のメインフレーム12の後部から下方に延在し、その上下中間部にピボット軸24を支持する。ピボット軸24は、車幅方向に沿って支持され、このピボット軸24を介して、後部に後輪25を軸支するスイングアーム26を上下に揺動自在に支持する。
メインフレーム12、ダウンフレーム13及びピボットフレーム14で囲まれる車体前下部の領域には、エンジン(内燃機関)Eが支持され、このエンジンEの上方に着座シート27が支持される。
着座シート27は、運転者と同乗者とが跨いで着座可能に前後に延びる一体型シートに形成され、左右一対のシートレール15に支持されている。
また、この自動二輪車1は、車体フレーム2の略全体を覆う車体カウル3を有するフルカバータイプに構成されている。この自動二輪車1は、車体を地面に対して垂直の姿勢で駐車させるセンタースタンド4、及び、車体を左側に傾斜させた姿勢で駐車させるサイドスタンド5を備えている。
エンジンEは、シリンダ部41がクランクケース42の前部から前上がりに立設する前傾エンジンであり、複数のエンジンブラケット50を介して車体フレーム2に支持される。シリンダ部41の背面には、不図示のエンジン吸気系が接続され、シリンダ部41の前面には、排気管46が接続される。排気管46は、エンジンEの下方を後方に延びて、後輪25の右側方に配置される排気マフラー47に接続される。この排気管46の途中(シリンダ部41近傍の部位)には、触媒コンバータ48が設けられる。この排気管46、排気マフラー47及び触媒コンバータ48によってエンジン排気系が構成される。また、エンジンEの前上方には、エンジン冷却用のラジエータ49が配設される。
車体カウル3は、ヘッドパイプ11を含む車体前部を覆うフロントカウル31と、フロントカウル31に連なり、乗員RDの足の前方を覆う左右一対のレッグシールド32と、レッグシールド32の下部から後方に延びる左右一対の足置き部33と、足置き部33の下方を覆うアンダーカバー34と、メインフレーム12を上方から覆うセンタートンネル部35と、足置き部33及びセンタートンネル部35に連なり、シートレール15及びバックステー16を覆うリアカバー36とを備えている。
足置き部33は、着座シート27に着座した乗員RDが足を載せる部材であり、エンジンEの左右を略水平に延びる前後に長いフロアステップである。この前後に長い足置き部33を支持するために、車体フレーム2には、エンジンEの左右を前後に延びる左右一対の支持フレーム19が設けられ、この左右一対の支持フレーム19に左右一対の足置き部33が各々固定される。また、前輪21の上方には、フロントフェンダ38が設けられ、後輪25の上方にはリヤフェンダ39が設けられ、着座シート27の後部左右には、左右一対のグラブレール28が設けられる。
図2は、フロントカウル31を周辺構成と共に示す正面図である。
図1及び図2に示すように、フロントカウル31は、乗員RDの前方を覆う大型カウルを構成し、乗員RDの居住性を向上させる。このフロントカウル31は、車幅中央に配置されるヘッドライト61と、ヘッドライト61の左右に連なるエアインテークカバー71と、エアインテークカバー71の左右に連なる左右一対のサイドカウル81と、ヘッドライト61からエアインテークカバー71及びサイドカウル81の上縁に沿って延在する左右一対のウインカ91と、ヘッドライト61及びウインカ91の上方で後上がりに傾斜するウインドスクリーン101(図1参照)と、サイドカウル81の後上部と車体フレーム2との間を覆うカバー部品であるガーニッシュ102(後述する図16参照)とを備えている。
サイドカウル81は、図1に示すように、ヘッドパイプ11の左右を前後方向に延出して車体フレーム2の前方に配されており、車体側面視でヘッドライト61からハンドル22近傍までを覆う大型の樹脂製カウルに形成されている。
ヘッドパイプ11には、フロントカウル31を支持するためのカウルステー51(図1参照)が取り付けられる。このカウルステー51は、パイプフレーム構造を有し、ヘッドパイプ11の前方へ延出する。このカウルステー51の前部には、ヘッドライト61を支持するためのヘッドライトステー53が取り付けられる。
ここで、図1にはカウルステー51の一部を示しており、このカウルステー51は、ヘッドパイプ11の後方にも延出しており、この延出端にガーニッシュ102(図1及び後述する図16参照)が取り付けられる。このガーニッシュ102にはサイドカウル81の後部が取り付けられる。つまり、サイドカウル81の後部は、ガーニッシュ102を介してカウルステー51に支持されている。
なお、サイドカウル81の前部については、後段に説明するように、カウルステー51には取り付けられていない。また、カウルステー51の左右には車載部品104,105(図2参照)が取り付けられており、サイドカウル81内のスペースを部品配置スペースに利用している。
図3は、ヘッドライトステー53を周辺部品と共に正面から見た図であり、図4は下方から見た図であり、図5は背面から見た図であり、図6は斜め後方から見た図である。
図3〜図6に示すように、ヘッドライトステー53は、略板状の部品であり、樹脂材料で形成されている。このヘッドライトステー53は、中央に開口部54(図5参照)を有する枠体55(図5参照)を備え、この枠体55にヘッドライト61が複数(本構成では4本)の締結部材56(図5参照)で固定される。
より具体的には、ヘッドライト61は、ヘッドランプ62(図1参照)と、ヘッドランプ62の前面を覆う透明樹脂製のレンズ63(図1参照)と、ヘッドランプ62が装着される樹脂製のハウジング64とを有し、このハウジング64が、ヘッドライトステー53の枠体55の前面に宛がわれ、この状態で、枠体55の裏側から複数の締結部材56によって枠体55に固定される。この枠体55は、ヘッドライト61のハウジング64の最大幅W1よりも幅狭に形成され、且つ、最大幅W1内の範囲で、開口部54の左右の部分55A(図5、図6参照)が幅広に形成されるとともに、この部分55Aに上下方向に延在する凹条55B(図5、図6参照)が形成され、これによって、小型化と剛性確保とを両立している。
図5及び図6に示すように、上記枠体55には、カウルステー51との間に防振部材(本構成では防振ゴム)60を挟んで連結される複数のカウルステー連結部57が設けられる。このカウルステー連結部57は、開口部54の上方に設けられる左右一対の雌ねじ部57Aと、開口部54の下方に設けられる下方突出部57Bとで構成され、左右一対の雌ねじ部57Aには、防振部材60を挟んでカウルステー51が締結部材58で固定され、下方突出部57Bは、防振部材60を挟んでカウルステー51に設けられた孔部に挿入される。これによって、ヘッドライトステー53はカウルステー51に3箇所で防振支持される。
さらに、上記枠体55は、枠体55から上方に突出する左右一対の上部ステー部(ウインカ用第1ステー部)53Aと、枠体55の下部から左右に突出する左右一対の下部ステー部(カバー用ステー部)53Bと、これらステー部53A,53Bの間で左右に突出する左右一対の中間ステー部(ウインカ用第2ステー部)53Cとを一体に備え、これらステー部53A〜53Cは、正面視でウインカ91の上方及び左右側方に張り出している。
上部ステー部53A及び中間ステー部53Cは、ウインカ91を取り付けるウインカステーとして機能する。このウインカ91は、ウインカランプ92とポジションランプ93を有しており、これら各ランプ92,93の前面を覆う透明樹脂製のレンズ94と、各ランプ92,93が装着される樹脂製のハウジング95とを備えて構成される。そして、左右のウインカ91の各ハウジング95が、左右の上部ステー部53A及び中間ステー部53Cに各々締結部材(ボルト)96,97(図3参照)によって取り付けられることによって、ヘッドライトステー53に取り付けられる。
このようにヘッドライト61とウインカ91とを同じヘッドライトステー53に取り付けるため、ヘッドライト61とウインカ91との合わせ目を正確に決めることができる。このため、本構成では、ヘッドライト61とウインカ91とが元々一体であるかのように見えるコンビネーションランプの外観にすることができる。なお、図5中、符号59は、ヘッドライトステー53の枠体55に設けられ、不図示の傾斜センサを取り付けるためのセンサ取付部である。
ここで、図7はヘッドライト61と一方(左側)のウインカ91の取付状態を示し、図8は図7のVIII−VIII断面を示し、図9は図7のIX−IX断面を示している。ヘッドライト61のレンズ63の左右には、各ウインカ91と係合する上下一対のウインカ係合部63A,63Bが一体に設けられている。図8に示すように、上側のウインカ係合部63Aには、ウインカ91のハウジング95に設けられたヘッドライト係合部95Aが前方から入って係合し、図9に示すように、下側のウインカ係合部63Bにも、ウインカ91のハウジング95に設けられたヘッドライト係合部95Bが前方から入って係合し、ヘッドライト61とウインカ91とを位置合わせすることができる。このようにして、ヘッドライト61とウインカ91とを別体に構成しながら、ヘッドライト61とウインカ91同士を正確に位置決めでき、確実にコンビネーションランプと同じ外観にすることができる。
なお、図8及び図9中、符号66はヘッドライト61内に配置されるリフレクタであり、符号98はウインカ91内に配置されるリフレクタである。
図10(A)はエアインテークカバー71の正面図であり、図10(B)は左から見た側面図である。
エアインテークカバー71は、ヘッドライト61の側部とサイドカウル81との間で外観視される中間カバー部材(中間部材)であり、前後方向に貫通する導風口72を有し、この導風口72を介して車体前方からの走行風をフロントカウル31内に導入させる。
このエアインテークカバー71は、ヘッドライト61の左右に連なり、上記導風口72を有する側方カバー部73と、これら側方カバー部73の下部間を架橋する架橋カバー部74とを一体に有し、車幅方向中心を基準にして左右対称形状に形成されている。なお、このエアインテークカバー71は、図5に示すように、ヘッドライト61の最大幅W1よりも若干幅広ではあるが、ヘッドライト61左右のウインカ91を含めた幅よりは幅狭に形成された比較的小型の部品に形成されている。
左右の側方カバー部73は、サイドカウル81の内縁との合わせ部(図10中、符号G1で示す)よりも車幅方向外側に張り出してサイドカウル81の背面に位置する張り出し部75を有しており、この張り出し部75は、合わせ部G1に沿って上下に延びる上下延在部76と、上下延在部76から上下に間隔を空けて車幅方向外側に張り出す上側張り出し部77、中間張り出し部78及び下側張り出し部79とを有している。
このうち、中間張り出し部78が、前方から挿入された締結部材111(図2参照)によって、ヘッドライトステー53に設けられた下側ステー部53Bに取り付けられる。
また、上側張り出し部77には、ウインカ91に設けられた爪部94A(後述する図11参照)が係合するフックであるウインカ係合部77Aと、サイドカウル81に設けられた爪部83(後述する図12参照)が係合する孔部である第1サイドカウル係合部77Bと、ウインカ91のハウジング95に設けられた固定部95Dの孔部95E(図7参照)にクリップ部材(取り付け部材)112(後述する図13参照)で取り付けられる孔部であるウインカ取付部77Cとが一体に形成される。これらのウインカ係合部77A、第1サイドカウル係合部77B及びウインカ取付部77Cは、上下に間隔を空けて近接配置され、サイドカウル81との合わせ部G1近傍に集約配置されている。
図11は、図2のXI−XI断面(上記ウインカ係合部77Aを横断する断面)を示している。この図に示すように、エアインテークカバー71のウインカ係合部77Aには、ウインカ91のレンズ94から前方に突出する爪部94Aが係合し、エアインテークカバー71が、ウインカ91との合わせ部(図10中、符号G2で示す)近傍でウインカ91に位置決めされる。
図12は、図2のXII−XII断面(上記第1サイドカウル係合部77Bを横断する断面)を示している。この図に示すように、エアインテークカバー71の第1サイドカウル係合部77Bには、爪保持具113が装着され、この爪保持具113に、サイドカウル81から後方に突出する爪部83が前方から進入して保持され、これによって、サイドカウル81がエアインテークカバー71に位置決めされる。
また、図13は、図2のXIII−XIII断面(上記ウインカ取付部77Cを横断する断面)を示している。この図に示すように、エアインテークカバー71のウインカ取付部77Cは、ウインカ91のハウジング95の固定部95Dに設けられた孔部95Eと連通し、この連通孔に、前方からクリップ部材112が挿入され、このクリップ部材112によってエアインテークカバー71とウインカ91とが連結される。
図10(A)(B)に示すように、エアインテークカバー71の上下延在部76には、サイドカウル81に設けられた孔部84(後述する図14参照)が係合する爪部である第2サイドカウル係合部76Aが一体に形成される。
図14は、図2のXIV−XIV断面(上記第2サイドカウル係合部76Aを横断する断面)を示している。この図に示すように、サイドカウル81の孔部84には、爪保持具115が装着され、この爪保持具115に、エアインテークカバー71から前方に突出する第2サイドカウル係合部76Aが進入して保持される。これによって、サイドカウル81とエアインテークカバー71とが位置決めされる。
また、図11〜図14に示すように、エアインテークカバー71におけるサイドカウル81との合わせ部G1には、サイドカウル81の前端が嵌る段部が形成され、この段部によってエアインテークカバー71とサイドカウル81との合わせ目をより正確に位置決めすることができる。
図10(A)に示すように、エアインテークカバー71におけるウインカ91との合わせ部G2の車幅方向内側端には、ウインカ91に引っ掛かる引掛部78が形成され、この引掛部78によっても、エアインテークカバー71を、ウインカ91との合わせ部G2近傍でウインカ91に位置決めできる。
さらに、図7に示すように、ヘッドライト61のレンズ63の左右には、エアインテークカバー71に設けられたヘッドライト係合部71K(図10(A)参照)と係合するエアインテークカバー係合部63Cが一体に設けられ、これによっても、ヘッドライト61とエアインテークカバー71とを合わせ部G3近傍で位置決めできる。
図4及び図10に示すように、エアインテークカバー71の下側張り出し部79には、ヘッドライト61の下方を覆うように左右に延在する下板部80が設けられている。この下板部80には、サイドカウル81と複数の締結部材107(図4参照)で固定される複数(本構成では4カ所)のサイドカウル固定部80Aが設けられている。
このように、エアインテークカバー71は、左右の中間張り出し部78にてヘッドライトステー53に取り付けられるので、エアインテークカバー71、ヘッドライト61及びウインカ91が同じヘッドライトステー53に取り付けられ、これらの合わせ目を正確に決めることができ、且つ、十分な支持剛性を得ることができる。
しかも、エアインテークカバー71は、ウインカ91との合わせ部G2近傍のウインカ係合部77A及び引掛部78でウインカ91に係合するとともに、ヘッドライト61との合わせ部((図10中、符号G3で示す))近傍のヘッドライト係合部71Kでヘッドライト61に係合するので、エアインテークカバー71、ヘッドライト61及びウインカ91をより正確に位置決めすることができる。
また、サイドカウル81の前部が、エアインテークカバー71の下側張り出し部79に取り付けられるとともに、エアインテークカバー71との合わせ部G1近傍の第1サイドカウル係合部77B及び第2サイドカウル係合部76Aでエアインテークカバー71に係合するので、サイドカウル81とエアインテークカバー71との合わせ目を正確に決めることができ、且つ、十分な支持剛性を確保できる。
また、ウインカ91のレンズ94の車幅方向外側端には、サイドカウル81に設けられたフックであるウインカ係合部86(後述する図15参照)と係合する上下一対の爪部(ウインカ側サイドカウル係合部)94Cが一体に設けられる。
図15は、図2のXV−XV断面(爪部94Cを横断する断面)を示している。この図に示すように、ウインカ91のレンズ94に設けられた爪部94Cには、サイドカウル81に設けられたウインカ係合部86が上方から進入して係合し、サイドカウル81が、ウインカ91との合わせ部近傍でウインカ91に位置決めされる。
ところで、ヘッドライト61の側部とサイドカウル81との間に別部品であるエアインテークカバー71を備えた構成では、サイドカウル81の前部を、ヘッドライトステー53に取り付ける構成にすれば、ヘッドライト61、エアインテークカバー71及びサイドカウル81が同一のヘッドライトステー53に取り付けられるので、これらの合わせ目を正確に決めやすくなる。
しかしながら、この構成では、ヘッドライトステー53をエアインテークカバー71よりも車幅方向外側に大型化する必要があり、図16に二点差線で示すように、ヘッドライトステー53の幅の大型化に合わせて、サイドカウル81の前部の幅が広くなり、走行抵抗の増大やカウル大型化を招いてしまう。
これに対し、本実施形態では、サイドカウル81の前部を、カウルステー51やヘッドライトステー53には取り付けず、その代わりに、エアインテークカバー71に取り付け、このエアインテークカバー71を、ヘッドライト61と共にヘッドライトステー53に支持するとともに、サイドカウル81との合わせ部G1近傍にサイドカウル81と係合する第1及び第2サイドカウル係合部77B,76A(図2参照)を設けるようにしたので、ヘッドライトステー53の幅の大型化を回避することができる。これにより、本実施形態では、図16に実線で示すように、ヘッドライトステー53を幅狭に形成することができ、その分、サイドカウル81の前部の幅を狭くすることができ、走行抵抗の減少やカウル前部のスリム化を図ることができる。
次にヘッドライト61の光軸調整(エーミング)について説明する。
ヘッドライト61の背面には、ヘッドライト61の光軸調整を行うための光軸調整用ボルト(エーミングボルトとも称する)131(図4参照)が2カ所設けられている。
図4に示すように、ヘッドライト61の下方には、エアインテークカバー71の下板部80やヘッドライトステー53の下板部120が存在するため、ヘッドライト61の光軸調整部となる光軸調整用ボルト131の下方にも、これら下板部80,120が存在することになる。
同図4に示すように、本実施形態の下板部80,120には、光軸調整用ボルト131に向かう孔部80H1や切り欠き部80H2,120H1が設けられている。このため、所定の工具を、フロントカウル31の下方から上記孔部80H1や切り欠き部80H2,120H1に通すことにより、光軸調整用ボルト131にアクセスでき、フロントカウル31を取り外すことなく光軸調整することができる。
また、この自動二輪車1は、燃料タンク内の液体燃料が蒸発して生じる蒸発燃料を一時的に吸収するキャニスター201を備えている。
図17は、キャニスター201を周辺構成と共に車体右側から見た図である。この図に示すように、キャニスター201は、右側のアンダーカバー34とエンジンEとの間の空間部200に配置される。より具体的には、キャニスター201は、中空の円柱形状を有し、このキャニスター201の周囲にゴムリング202が巻回され、このゴムリング202に、エンジンEの前下部を支持するエンジンブラケット50に固定された爪部材203が係止されることによって、キャニスター201が上記空間部200に固定される。
この場合、キャニスター201は、その中心軸201Lをアンダーカバー34に沿って前上がりにした姿勢で配置され、車体側面視で、エンジンブラケット50及びダウンフレーム13よりも前方、且つ、アンダーカバー34の前縁よりも後方であって、アンダーカバー34の下縁近傍に位置する。また、キャニスター201は、車幅方向では、足置き部33を支持する支持フレーム19及びアンダーカバー34よりも車幅方向内側であって、シリンダ部41から下方に延びる排気管46よりも車幅方向外側に配置される。これによって、キャニスター201を、これら部材によって囲まれる空き空間(空間部200)を利用して配置することができる。
このキャニスター201の上面部205には、燃料タンクからの蒸発燃料が供給されるチャージ管206と、キャニスター201内の蒸発燃料を送り出すパージ管207とが接続され、下面部208には、キャニスター201内に新気を導入させる大気開放管209とドレン管210とが接続される。上記パージ管207の他端は、エンジンE上方に配置された不図示のパージ制御弁に接続され、このパージ制御弁が、エンジンEの吸気負圧を利用してキャニスター201内に吸収された蒸発燃料をエンジン吸気系に供給し、エンジンEに燃焼させるようになっている。
また、この自動二輪車1の着座シート27の下方には、収納ボックス221が配置される。ここで、図18は、収納ボックス221を周辺構成と共に上方から見た図であり、図19は、図18のXIX−XIX断面を示す図である。
収納ボックス221は、上方が開口する箱形状を有し、着座シート27の前端にヒンジ部(不図示)が設けられ、前端を支点にして着座シート27が上下に回動することによって収納ボックス221が開閉される。
この収納ボックス221内には、自動二輪車1のバッテリー電源を外部出力するためのDCソケット225が設けられ、このDCソケット225により携帯電話の充電等が可能となっている。
このDCソケット225は、収納ボックス221の底板222から上方に膨出する横長の膨出部223に、一端側(左端)のソケット口225Aだけを露出させて埋設され、いわゆる横向きで配置される。
より具体的には、このDCソケット225は、底板222の車幅方向中央、且つ、後壁226を含む周囲壁227から所定距離だけ離れた位置に配置され、DCソケット225の軸線225Lが、上面視(図18参照)では車幅方向に沿い、縦断面視(図19参照)では、ソケット口225Aが下となるように水平線よりもソケット口225Aを下に傾けた姿勢で固定される。また、DCソケット225は、底板222よりも上方に設けられる。
この配置により、図19に示すように、DCソケット225は、いわゆる半帽タイプのヘルメットHMを収納ボックス221内に収納した場合に、ヘルメットHMの内側空間(いわゆる、被り空間)230内に位置し、ヘルメットHMの収納を妨げないようになっている。しかも、ソケット口225Aを斜め下に向けているため、仮に収納ボックス221内に水や埃が進入したとしても、これらがソケット口225A内に進入するのを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、図2に示すように、ヘッドライト61の側部とサイドカウル81との間に別体のエアインテークカバー(中間部材)71を備え、このエアインテークカバー71は、ヘッドライト61と共にヘッドライトステー53に取り付けられるとともに、サイドカウル81との合わせ部G1近傍に、サイドカウル81の後方に配されてサイドカウル81が係合するサイドカウル係合部77B,76Aを有するので、ヘッドライト61の側部とサイドカウル81との間に別部品を設けた構成で、サイドカウル81をヘッドライトステー53に固定する場合(図16の二点鎖線参照)と比較して、サイドカウル81前部の幅を抑えることができる。
この場合、ヘッドライト61と別部品であるエアインテークカバー71とが同一のヘッドライトステー53に取り付けられるので、両部品を正確に位置合わせすることができる。さらに、エアインテークカバー71とサイドカウル81とは互いに係合するので、両部品を正確に位置合わせすることができる。従って、サイドカウル81の前部の幅の増大を回避しながら、ヘッドライト61、エアインテークカバー71及びサイドカウル81を正確に位置合わせすることが可能になる。
しかも、本実施形態では、図3及び図5に示すように、ヘッドライトステー53がエアインテークカバー71よりも幅狭に形成されるので、ヘッドライトステー53がサイドカウル81前部の幅を増大させる要因となる事態を確実に回避でき、サイドカウル81前部の幅を効率よく小さくすることができる。
また、本実施形態では、ヘッドライトステー53に取り付けられ、ヘッドライト61の左右、且つ、エアインテークカバー71の上方に隣接するウインカ91を備え、このウインカ91は、エアインテークカバー71との合わせ部G2近傍に、エアインテークカバー71の後方に配されてエアインテークカバー71が係合する爪部(中間部材係合部)94A(図11参照)を有するので、ヘッドライト61とウインカ91とが隣接して同じヘッドライトステー53に固定され、これらを正確に位置合わせしながら、いわゆるコンビネーションランプとしてヘッドライトステー53にサブアッセンブリすることができる。しかも、ウインカ91とエアインテークカバー71とが係合するので、ウインカ91とエアインテークカバー71とをより正確に位置合わせすることができる。
また、ウインカ91は、ウインカランプ92とレンズ94とハウジング95とを有し、エアインテークカバー71とウインカ91のハウジング95とは、クリップ部材(取り付け部材)112(図3、図13参照)で取り付けられ、クリップ部材112とサイドカウル係合部77Bと爪部94Aとが隣接して設けられるので、エアインテークカバー71、ウインカ91及びサイドカウル81の取り付けや係合位置が隣接し、これら部品をより正確に位置合わせし易くなる。このため、別体のヘッドライト61とウインカ91とでありながら、これらが一体であるかのように見えるコンビネーションランプの外観にすることができる。
また、ヘッドライト61は、ヘッドランプ62とレンズ63とハウジング64とを有し、ヘッドライト61のレンズ63は、ウインカ91と係合してヘッドライト61とウインカ91とを一体化させるウインカ係合部63A,63B(図7参照)を有するので、別体のヘッドライト61とウインカ91との合わせ目を正確に決めることができ、よりコンビネーションランプとしての外観性を高めることができる。
また、ウインカ91のレンズ94は、サイドカウル81と係合する爪部(ウインカ側サイドカウル係合部)94C(図2、図3、図15参照)を有するので、ウインカ91とサイドカウル81とをより正確に位置合わせし易くなり、これらの合わせ目を正確に決めることができる。
また、図4に示すように、ヘッドライト61の光軸調整部となる光軸調整用ボルト131の下方に、ヘッドライトステー53の下板部120とエアインテークカバー71の下板部80とが配置され、両下板部120,80には、光軸調整用ボルト131に連通する孔部80H1又は切り欠き部80H2,120H1が設けられるので、ヘッドライトステー53やエアインテークカバー71の奥にある光軸調整用ボルト131にアクセスし、光軸調整することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、ヘッドライト61の側部とサイドカウル81との間に別体のエアインテークカバー71を備える場合を説明したが、エアインテークカバー71に限らず、他のカバー部品を備えるようにしても良い。また、上記実施形態では、エアインテークカバー71の上方にウインカ91を配置する場合を説明したが、ウインカ91を異なる位置に配置しても良い。
また、上記実施形態では、図1等に示す自動二輪車1の前部構造に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、公知の鞍乗り型車両の前部構造に広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 車体フレーム
51 カウルステー
53 ヘッドライトステー
61 ヘッドライト
62 ヘッドランプ
63 ヘッドライトのレンズ
63A,63B ヘッドライトのウインカ係合部
64 ヘッドライトのハウジング
71 エアインテークカバー(中間部材)
76A エアインテークカバーの第2サイドカウル係合部
77B エアインテークカバーの第1サイドカウル係合部
80 エアインテークカバーの下板部
80H1 孔部
80H2,120H1 切り欠き部
81 サイドカバー
91 ウインカ
92 ウインカランプ
94 ウインカのレンズ
94A ウインカの爪部(中間部材係合部)
94C ウインカの爪部(ウインカ側サイドカウル係合部)
95 ウインカのハウジング
112 クリップ部材(取り付け部材)
120 ヘッドライトステーの下板部
131 光軸調整用ボルト(光軸調整部)

Claims (7)

  1. 車体フレーム(2)と、車体フレーム(2)の前方に配される左右のサイドカウル(81)と、車体フレーム(2)の前部に設けられるカウルステー(51)とを備え、カウルステー(51)には、ヘッドライト(61)を支持するヘッドライトステー(53)が取り付けられる鞍乗り型車両の前部構造において、
    前記ヘッドライト(61)の側部と前記サイドカウル(81)との間に別体の中間部材(71)を備え、
    前記中間部材(71)は、前記ヘッドライト(61)と共に前記ヘッドライトステー(53)に取り付けられるとともに、前記サイドカウル(81)との合わせ部近傍に、前記サイドカウル(81)が係合するサイドカウル係合部(77B,76A)を有することを特徴とする鞍乗り型車両の前部構造。
  2. 前記ヘッドライトステー(53)に取り付けられ、前記ヘッドライト(61)の左右、且つ、前記中間部材(71)の上方に隣接するウインカ(91)を備え、
    前記ウインカ(91)は、前記中間部材(71)との合わせ部近傍に、前記中間部材(71)の後方に配されて前記中間部材(71)が係合する中間部材係合部(94)を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  3. 前記ウインカ(91)は、ウインカランプ(92)とレンズ(94)とハウジング(95)とを有し、
    前記中間部材(71)と前記ウインカ(91)のハウジング(95)とは、取り付け部材(112)で取り付けられ、前記取り付け部材(112)と前記サイドカウル係合部(77B)と前記中間部材係合部(94)とが隣接して設けられることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  4. 前記ヘッドライト(61)は、ランプ(62)とレンズ(63)とハウジング(64)とを有し、
    前記ヘッドライト(61)のレンズ(63)は、前記ウインカ(91)と係合して前記ヘッドライト(61)と前記ウインカ(91)とを一体化させるウインカ係合部(63A,63B)を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  5. 前記ウインカ(91)は、ウインカランプ(92)とレンズ(94)とハウジング(95)とを有し、
    前記ウインカ(91)のレンズ(94)は、前記サイドカウル(81)と係合するウインカ側サイドカウル係合部(94C)を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  6. 前記ヘッドライト(61)の光軸調整部(131)の下方に、前記ヘッドライトステー(53)の下板部(120)と前記中間部材(71)の下板部(80)とが配置され、両下板部(120,80)には、前記光軸調整部(131)に連通する孔部(80H)又は切り欠き部(80H2,120H1)が設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  7. 前記ヘッドライトステー(53)は、前記中間部材(71)よりも幅狭に形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
JP2011130427A 2011-06-10 2011-06-10 鞍乗り型車両の前部構造 Active JP5727874B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011130427A JP5727874B2 (ja) 2011-06-10 2011-06-10 鞍乗り型車両の前部構造
EP12169962.3A EP2532574B1 (en) 2011-06-10 2012-05-30 Front structure of straddle type vehicle
US13/489,543 US9346507B2 (en) 2011-06-10 2012-06-06 Front structure of straddle type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011130427A JP5727874B2 (ja) 2011-06-10 2011-06-10 鞍乗り型車両の前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012254771A true JP2012254771A (ja) 2012-12-27
JP5727874B2 JP5727874B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=46172714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011130427A Active JP5727874B2 (ja) 2011-06-10 2011-06-10 鞍乗り型車両の前部構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9346507B2 (ja)
EP (1) EP2532574B1 (ja)
JP (1) JP5727874B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019048554A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 川崎重工業株式会社 自動二輪車
WO2019064552A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の部品支持構造

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011101920A1 (ja) * 2010-02-22 2011-08-25 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置
JP6184103B2 (ja) * 2013-01-19 2017-08-23 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6078368B2 (ja) 2013-02-14 2017-02-08 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP6663451B2 (ja) * 2018-04-26 2020-03-11 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
CN112119005B (zh) * 2018-05-23 2021-08-27 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
JP7169913B2 (ja) * 2019-03-14 2022-11-11 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のヘッドライト支持部構造
CN114353010B (zh) * 2022-01-10 2024-05-07 马瑞利汽车零部件(芜湖)有限公司 多面罩安装结构及多面罩灯安装方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147272A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Suzuki Motor Corp カウリング付自動二輪車のヘッドランプ光軸調整装置
JPH10226380A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のカウリング取付装置
JPH10273082A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のカウリングブレース
JP2007030591A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2008091179A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Yamaha Motor Co Ltd ヘッドライト装置及び車両

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3554388B2 (ja) * 1995-01-18 2004-08-18 本田技研工業株式会社 自動二・三輪車におけるヘッドライト支持構造
JPH1071980A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のフロントカウリング装置
JP2004155229A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の燃料タンク及びフロントカウル取付構造
JP4648816B2 (ja) * 2005-10-13 2011-03-09 川崎重工業株式会社 車両のランプ装置
JP2011031817A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP5808924B2 (ja) * 2011-03-18 2015-11-10 本田技研工業株式会社 前照灯装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147272A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Suzuki Motor Corp カウリング付自動二輪車のヘッドランプ光軸調整装置
JPH10226380A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のカウリング取付装置
JPH10273082A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のカウリングブレース
JP2007030591A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2008091179A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Yamaha Motor Co Ltd ヘッドライト装置及び車両

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019048554A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 川崎重工業株式会社 自動二輪車
JP7017686B2 (ja) 2017-09-11 2022-02-09 カワサキモータース株式会社 自動二輪車
WO2019064552A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の部品支持構造
JPWO2019064552A1 (ja) * 2017-09-29 2020-10-15 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の部品支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP2532574A1 (en) 2012-12-12
EP2532574B1 (en) 2014-05-14
JP5727874B2 (ja) 2015-06-03
US20120314435A1 (en) 2012-12-13
US9346507B2 (en) 2016-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5727874B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP5889685B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスター配置構造
US8814244B2 (en) Accommodation structure for saddle type vehicle
JP5289883B2 (ja) 鞍乗型車両
US10378492B2 (en) Air-cleaner structure of saddle-ride type vehicle
US9016769B2 (en) Saddle type vehicle
JP2007131030A (ja) 鞍乗型車両
US11407464B2 (en) Front structure of saddle riding vehicle
JP6826580B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5460526B2 (ja) 自動二輪車の前部構造
JP2011148451A (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP6238952B2 (ja) 鞍乗り型車両のライセンスプレート支持構造
JP5196238B2 (ja) 自動二輪車の配線保持構造
US20150068829A1 (en) Body frame structure for saddle type vehicle
JP6078370B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4126957B2 (ja) スクータ型車両の吸気系構造
JP3745842B2 (ja) スクータ型自動二輪車
WO2015098879A1 (ja) 鞍乗型車両
JPH11263264A (ja) ホーンカバー装置
JP5905037B2 (ja) 鞍乗り型車両のフットペダル構造
JP4330899B2 (ja) 鞍乗り型車両のフロントカバー構造
JPH10100959A (ja) スクータ型自動二輪車
JP2011148453A (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
US10215139B2 (en) Straddled vehicle
JP2006151131A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5727874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150