JP2012238247A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接客口内の光学センサによって検知できない位置にある紙幣の取忘れを防止すること。
【解決手段】顧客の操作により入出金取引を行うための紙幣Bを貯留する接客口11と、接客口11に貯留する紙幣Bの存在を検知する光学センサSと、顧客による紙幣の取り出しを可能にする接客口シャッタ12を有する自動取引装置において、接客口シャッタ12を透明又は不透明に切替可能な液晶シャッタ2で構成し、接客口に紙幣を繰り出したとき、接客口の紙幣を顧客が取り出して光学センサSにより紙幣の不存在を検知した後、接客口シャッタ12を閉じ、液晶シャッタ2を透明にするよう制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融機関の店舗、営業所等に設置され顧客が操作を行う自動取引装置に関する。
従来、金融機関の店舗、営業所等に設置された自動取引装置では、顧客が操作することにより現金の入出金取引、振込み取引等が可能となっている。ここで現金の出金取引においては、出金する紙幣は接客口に排出された後、接客口の接客口シャッタを開け、接客口内の出金紙幣を顧客に取り出させる。この際、出金紙幣により接客口内の光学センサが遮光状態から透過状態に移行することにより、接客口内から紙幣がなくなったと判断し、接客口シャッタを閉じている。
なお、特開平11−3450号公報(特許文献1)には、開閉可能な透明蓋体を設け、顧客に計数状態を確認させる技術が開示されている。特許文献1によると、紙幣出金部に配置され、紙幣出金部へ放出される紙幣の枚数を計数する計数手段と、紙幣出金部の開口部分に開閉可能に配置され、前記計数手段による紙幣の計数状態を視認可能とする透明蓋体を有するものである。
特開平11−3450号公報
しかしながら、従来の接客口内の光学センサにより紙幣の有無を検知する技術によれば、仮に接客口内の光学センサを遮光しない位置に出金紙幣が残留した場合、光学センサは出金紙幣が残留していると認識することができない。図13は従来の接客口を示す説明図である。同図に示すように、出金時、接客口シャッタ52が開状態となり、顧客により接客口51から出金紙幣Bが矢印方向に取り出されたとする。接客口51内に設けられた複数の光学センサS1及びS2はこれを検知する。しかしながら図示するように、接客口51内の光学センサS1及びS2を遮光しない位置に取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1が残った場合、光学センサS1及びS2は残留出金紙幣B1が残っていると認識することができない。これにより、制御部は接客口51内の出金紙幣Bは全て顧客により取り出されたと判断し、接客口シャッタ52を閉じ取引を終了していた。
この状態で仮に、次の顧客による出金取引又は入金取引において、接客口シャッタ52が開いた場合、取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1を次の顧客が入手してしまう等の問題があった。また、前記特許文献1による技術では、蓋体は常に透明なため、入金時及び出金時に入出金した紙幣を第三者に見られてしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、接客口内の光学センサによって検知できない位置に取忘れ紙幣としての残留出金紙幣があったとしても、接客口内の紙幣の取忘れを防止することを可能とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引装置は、顧客の操作により入出金取引を行うための紙幣を貯留する接客口と、前記接客口に貯留する前記紙幣の存在を検知する媒体検知センサと、顧客による前記紙幣の取り出しを可能にする接客口シャッタを有する自動取引装置において、前記接客口シャッタを透明又は不透明に切替可能な透明不透明シャッタで構成し、前記接客口に前記紙幣を排出したとき、前記接客口の前記紙幣を顧客が取り出して前記媒体検知センサにより前記紙幣の不存在を検知した後、前記接客口シャッタを閉じ、前記透明不透明シャッタを透明にするよう制御する制御部を有することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、接客口内の媒体検知センサによって検知できない残留出金紙幣があったとしても、接客口内の紙幣の取忘れを防止することができる。
第1の実施の形態に関するATMの接客口を示す説明図である。 第1の実施の形態に関するATMの外観図である。 第1の実施の形態に関するATMの構成図である。 第1の実施の形態に関するATMの装置制御部の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に関するATMの接客口を示す説明図である。 同じく第1の実施の形態に関するATMの接客口を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する液晶シャッタの構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に関する出金取引時の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する残留紙幣確認要請画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する入金取引時の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する接客口シャッタと液晶シャッタの配置関係を示す平面図である。 第2の実施の形態に関する接客口を示す説明図である。 従来の接客口を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する現金自動取引装置(以下ATMという)1の外観図である。ATM1は銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等に設置され、顧客の操作により入出金取引等が可能である。ATM1は、入出金取引等において顧客に対して、取引媒体としての紙幣Bを貯留し、紙幣Bを投入又は返却するための紙幣投入返却口としての接客口11を有する。入金取引等の紙幣Bを投入する取引においては、顧客が当該接客口11に紙幣Bをセットすると、ATM1がこれを自動計数し、装置内部に取込む。支払取引等の紙幣Bを顧客に払出す取引においては、ATM1が紙幣Bを自動計数し、当該接客口11に集積することにより、顧客が取出し可能とする。接客口11には、本実施の形態に関する接客口シャッタ12が設けられ、顧客が紙幣Bを投入又は取り出すときに開き、それ以外は閉じている。
また、ATM1は同じく、硬貨を投入又は返却するための硬貨投入返却口13を有する。入金取引等の硬貨をATM1に投入する取引において、顧客が当該硬貨投入返却口13に硬貨をセットすると、これをATM1が自動計数し、装置内部に取込む。支払取引等の硬貨を顧客に払出す取引においては、ATM1が硬貨を自動計数し、当該硬貨投入返却口13に集積することにより、顧客が取出し可能とする。
更に、ATM1はキャッシュカード読み取りのためのカード挿入口14と、通帳の記帳のための通帳挿入口15と、顧客が操作するための入力機能と表示機能を備えたタッチパネル式の顧客操作表示画面16を有する。顧客は顧客操作表示画面16を操作することにより、本実施の形態に関する取忘れ紙幣Bがあったとき、接客口シャッタ12を開くことができる。
図3は第1の実施の形態に関するATM1の構成図である。装置制御部10はATM1の各部と接続され、各部の動作を制御する。当該装置制御部10は、RAMやROM又はハードディスク等で構成された装置記憶部28と接続され、装置記憶部28に記憶された制御プログラムにより動作する。また、装置制御部10は各処理に必要なデータを装置記憶部28に書き込むことができ、必要に応じて装置記憶部28から読み出すことができる。また、装置制御部10はホストコンピュータ100と図示しない通信部を介して接続され、入出金取引に関する情報を交換する。
紙幣処理部21は、装置制御部10の指示により、顧客により前記接客口11に投入される入金紙幣Bを真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない金種別金庫に収納する。更に、紙幣処理部21は出金紙幣Bを金種別金庫より繰り出し、接客口11に集積する。更に、接客口11には、後述するように媒体検知センサとしての光学センサS1〜S4が配置され、紙幣Bの存在、不存在を検知する。
硬貨処理部23は、装置制御部10の指示により、顧客により前記硬貨投入返却口13から投入される硬貨を真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない硬貨収納部に収納する。また、硬貨処理部23は、顧客に支払われる硬貨を硬貨収納部より繰り出し硬貨投入返却口13に集積する。
カード処理部24は、顧客が前記カード挿入口14から挿入したキャッシュカードの情報を読取る。通帳記帳部25は前記通帳挿入口15から挿入された通帳に入出金取引等の取引記録を印字する。
顧客操作表示部26は前記顧客操作表示画面16を制御する。即ち、出金時、接客口11の出金紙幣Bを顧客が取り出した後、接客口シャッタ12を閉じ、透明不透明シャッタとしての液晶シャッタ2が透明になる。そのとき、顧客操作表示部26は装置制御部10の指示により、顧客操作表示画面16に後述する残留紙幣確認要請画面46を表示するよう制御する。そして、顧客が残留紙幣なしボタン47又は残留紙幣ありボタン48を押下すると、顧客操作表示部26はこれを検出し、装置制御部10へ出力する。
図4は第1の実施の形態に関するATM1の装置制御部10の機能ブロック図である。装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に図示しない取引選択画面及び後述する残留紙幣確認要請画面46等を表示するよう指示する。押下受付部34は顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16の取引選択画面において顧客が選択した図示しない取引選択ボタンの押下を受け付けるよう指示する。また、残留紙幣確認要請画面46において顧客が押下した残留紙幣なしボタン47又は残留紙幣ありボタン48の選択を受け付けるよう指示する。
紙幣搬送制御部35は、顧客が入金紙幣Bを接客口11に投入したときは、紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を閉じ、図示しない繰出しローラを駆動し、入金紙幣Bを搬送するよう指示する。また、出金取引のときは、紙幣処理部21に対し、繰出しローラを駆動し、出金紙幣Bを接客口11へ排出するよう指示する。接客口シャッタ制御部36は、接客口シャッタ12に対し開閉を指示する。液晶シャッタ制御部37は、液晶シャッタ2に対し通電を行うことにより一部の時間透明又は不透明にするよう指示する。
図1、図5及び図6は第1の実施の形態に関するATM1の接客口11を示す説明図である。図5は出金取引において、接客口シャッタ12が閉じているとき、出金紙幣Bを接客口11に排出した状態を示す説明図である。図6は出金取引において、接客口シャッタ12が開いたとき、顧客が出金紙幣Bを矢印方向へ取り出した状態を示す説明図である。図1は出金取引において、接客口11内の取忘れた残留出金紙幣B1が、透明となった接客口シャッタ12を介して目視可能となった状態を示す。
接客口11は、図示しない金種別金庫から出金金額に相当する出金紙幣Bが搬送され、出金用ドラム11−1に集積された後、出金用ドラム11−1が回転することにより、図5に示す状態となる。接客口11内は複数の媒体検知センサとしての光学センサS1〜S4が設けられ、出金紙幣Bの有無を検知する。光学センサS1及びS2は、センサ光が接客口シャッタ12に沿うように配置され、顧客により取り出された出金紙幣Bが接客口シャッタ12付近を通過したことを検知する。また、光学センサS3及びS4は、センサ光が出金用ドラム11−1内を貫通するように設けられ、出金用ドラム11−1内の出金紙幣Bの有無を検知する。
出金紙幣Bが接客口11の出金用ドラム11−1に排出され、図5に示す状態になると、光学センサS3及びS4は出金紙幣Bの存在を検知する。紙幣処理部21はこのことを装置制御部10へ通知する。これにより装置制御部10の紙幣搬送制御部35は、出金紙幣Bが接客部11にあることを認識する。その後、装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は、接客口シャッタ12に対し開状態になるよう指示する。
その後、顧客は出金紙幣Bを取り出すことができる。図6に示す状態で、光学センサS1及びS2は出金紙幣Bの通過を検知し、光学センサS3及びS4は出金紙幣Bの不存在を検知する。紙幣処理部21は接客口11に出金紙幣Bが存在しないことを認識すると、装置制御部10に通知する。装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は、接客口シャッタ12に対し閉状態になるよう指示する。同時に、装置制御部10の液晶シャッタ制御部37は、接客口シャッタ12の一部の範囲をなす液晶シャッタ2に対し通電を行い、液晶シャッタ2を透明状態になるよう指示する。
この時、残留出金紙幣B1が何らかの理由で取忘れられ、図1に示すように光学センサS1〜S4に検知されていない状態で接客口11の内部に残っていたとする。顧客は液晶シャッタ2によって、外部から接客口11の内部が確認することができる。従って、顧客は取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1があるときは、後述するように顧客操作表示画面16を操作し、接客口シャッタ12を開状態にすることを要求することができる。
図7は第1の実施の形態に関する液晶シャッタ2の構成を示す概略図である。液晶シャッタ2は、接客口シャッタ12の一部の範囲に設けられた透明又は不透明に切替可能な透明不透明シャッタとして機能する。液晶シャッタ2は、間隔をあけて対向する一対の透明基板41及び42が設けられる。一対の透明基板41及び42の内側は一対の透明電極43及び44が層状に形成されている。一対の透明電極43及び44の間には、印加電圧に応じて光の透過率が変化する液晶層45が設けられる。
液晶層45の光の透過率が最も高い状態で液晶シャッタ2が開き、液晶層45の光の透過率が最も低い状態で液晶シャッタ2が閉じることになる。従って、液晶シャッタ2に通電を行い、一対の透明電極43及び44に印加する印加電圧をオン、オフ切替することにより、液晶シャッタ2は開閉の2種類の状態となる。なお、液晶シャッタ2自身に強度を必要とする場合は、一対の透明基板41及び42を強化プラスチック又は強化ガラスによって構成する。
図8は第1の実施の形態に関する出金取引時の動作を示すフローチャートである。まず装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に図示しない取引選択画面を表示するよう指示する。
S101:顧客が取引選択画面から出金取引を選択すると、装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16にキャッシュカード又は通帳の挿入を促す表示をするよう指示する。顧客がキャッシュカードをカード挿入口14に挿入すると、装置制御部10はカード処理部24に対し、キャッシュカードを読み取るよう指示する。
S102:次に表示制御部33は顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に暗証番号の入力を促す表示をするよう指示する。顧客が暗証番号を入力するに際し、装置制御部10の押下受付部34は顧客操作表示部26に対し、暗証番号の入力を受け付けるよう指示する。
S103:次に表示制御部33は顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に出金金額の入力を促す表示をするよう指示する。顧客が出金金額を入力するに際し、装置制御部10の押下受付部34は顧客操作表示部26に対し、出金金額の入力を受け付けるよう指示する。
S104:次に紙幣搬送制御部35は紙幣処理部21に対し、顧客の入力した出金金額に相当する紙幣Bを金種別金庫から接客口11へ排出するよう指示する。接客口11の光学センサS3及びS4が出金紙幣Bを検知すると、装置制御部10の紙幣搬送制御部35は出金紙幣Bが接客口11に存在することを認識する。
S105:次に装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を開けるよう指示する。
S106:接客口シャッタ12が開くと、顧客は出金紙幣Bを取り出すことができる。装置制御部10の紙幣搬送制御部35は、顧客が接客口11から出金紙幣Bを取り出したかどうか監視する。即ち、紙幣搬送制御部35は、紙幣処理部21に対し、全ての光学センサS1〜S4がOFFかどうかチェックするよう指示する。
S107:全ての光学センサS1〜S4がOFFでないとき、紙幣搬送制御部35は、所定の制限時間が経過するかどうか監視する。所定の制限時間が経過しなければステップ106へ戻る。
S108:所定の制限時間が経過したとき、即ち、所定の制限時間が経過しても顧客が出金紙幣Bを取り出さないと判定したときは、紙幣搬送制御部35は、紙幣処理部21に対し出金紙幣Bを取り込むよう指示する。
S109:全ての光学センサS1〜S4がOFFとなったとき、即ち、顧客により出金紙幣Bが取り出されたので、装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は、紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を閉じるよう指示する。
S110:その後、装置制御部10の液晶シャッタ制御部37は、紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12の一部の範囲である液晶シャッタ2に通電することにより、液晶シャッタ2を透明にするよう指示する。同時に、装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に次に示す残留紙幣確認要請画面46を表示するよう指示する。
図9は第1の実施の形態に関する残留紙幣確認要請画面46を示す説明図である。顧客操作表示画面16には「接客口に残留紙幣がないことをご確認ください。」と表示し、顧客に対し残留出金紙幣B1を目視確認するよう要請する。同時に、残留紙幣なしボタン47及び残留紙幣ありボタン48を表示する。顧客は、透明となった液晶シャッタ2を通して接客部11の中を目視確認することができるので、取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1が残っていれば残留紙幣ありボタン48を押下し、残留出金紙幣B1が残っていなければ残留紙幣なしボタン47を押下する。
S111:装置制御部10の押下受付部34は、顧客操作表示部26に対し、残留紙幣なしボタン47が押下されるかどうか監視するよう指示する。残留紙幣なしボタン47が押下されるときは、ステップ114へ進む。
S112:同時に、装置制御部10の押下受付部34は、顧客操作表示部26に対し、残留紙幣ありボタン48が押下されるかどうか監視するよう指示する。残留紙幣ありボタン48が押下されるときは、ステップ105へ戻る。ステップ105において、接客口シャッタ制御部36は紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を開けるよう指示する。即ち、接客口シャッタ12が開くので、顧客は取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1を取り出すことができる。次のステップ106においては、全ての光学センサS1〜S4はOFFであるので、次のステップに進む。ステップ109で装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は、紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を閉じるよう指示する。
S113:残留紙幣なしボタン47及び残留紙幣ありボタン48の押下がないとき、装置制御部10は、制限時間の経過を監視する。時間内であればステップ111に戻り、時間経過すればステップ114へ進む。
S114:装置制御部10はカード処理部24に対し、キャッシュカードを排出するよう指示することにより取引は完了する。よって、残留出金紙幣B1がないことを確認できた顧客は、キャッシュカードの受け取り又は他の取引を行うことができる。これにより、装置制御部10の液晶シャッタ制御部37は、紙幣処理部21に対し、液晶シャッタ2への通電を停止することにより、液晶シャッタ2を不透明にするよう指示する。
以上の説明は出金取引時の説明であるが、本発明は入金取引時においても適用可能であることを説明する。図10は第1の実施の形態に関する入金取引時の動作を示すフローチャートである。まず、装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に図示しない取引選択画面を表示するよう指示する。
S201:顧客が、取引選択画面から入金取引を選択すると、装置制御部10の表示制御部33は、顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16にキャッシュカード又は通帳の挿入を促す表示をするよう指示する。顧客がキャッシュカードをカード挿入口14に挿入すると、装置制御部10はカード処理部24に対し、キャッシュカードを読み取るよう指示する。
S202:次に装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を開けるよう指示する。
S203:顧客が接客口11へ入金紙幣Bを投入する。装置制御部10は紙幣処理部21に対し、これを検知するよう指示する。
S204:紙幣処理部21が入金紙幣Bの投入を検知すると、装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は紙幣処理部21に対し、接客口シャッタ12を閉じるよう指示する。
S205:その後、装置制御部10の紙幣搬送制御部35は、紙幣処理部21に対し、入金紙幣を計数するよう指示する。そして、表示制御部33は顧客操作表示部26に対し、顧客操作表示画面16に計数した結果を表示するよう指示する。
S206:装置制御部10の押下受付部34は顧客による図示しない確認ボタンの押下があるかどうか監視するよう指示する。確認ボタンの押下があればステップ207へ進み、確認ボタンの押下がなければ入金取引不成立として入金取引を取り消す。装置制御部10の紙幣搬送制御部35は紙幣処理部21に対し、入金紙幣を返却するため、前述の出金取引のステップ104と同様に入金紙幣を接客口11へ排出するよう指示する。その後、当該入金紙幣は前述の出金取引の出金紙幣Bと同じ取扱になり、動作としてはステップ113までは前述と同様であるので説明を省略する。
S207:装置制御部10はカード処理部24に対し、キャッシュカードを排出するよう指示することにより取引は完了する。
以上の第1の実施の形態の説明では、液晶シャッタ2は接客口シャッタ12の一部の範囲を構成し、透明又は不透明に切替可能とするものである。ここで液晶シャッタ2は帯状に形成してもよい。図11は第1の実施の形態に関する接客口シャッタ12と液晶シャッタ2の配置関係を示す平面図である。接客口シャッタ12は正方形又は長方形である。同図(a)は接客口シャッタ12の高さ方向の中央に横1本の帯状の液晶シャッタ2が形成された例を示す。同図(b)は接客口シャッタ12の幅方向の中央に縦1本の帯状の液晶シャッタ2が形成された例を示す。同図(c)は接客口シャッタ12の中央に十字状に縦横1本毎の帯状のシャッタ2が形成された例を示す。同図(d)は接客口シャッタ12の高さ方向に横3本の帯状の液晶シャッタ2が形成された例を示す。同図(e)は接客口シャッタ12の幅方向に縦3本の帯状の液晶シャッタ2が形成された例を示す。同図(f)は接客口シャッタ12の中央に縦横3本の帯状のシャッタ2が形成された例を示す。
このように液晶シャッタ2は方形からなる接客口シャッタ12の一部に帯状に設けるので、第三者に接客口11内の残留出金紙幣B1を見づらくした自動取引装置を提供することが可能になる。また、以上の説明では液晶シャッタ2を設ける範囲は、接客口シャッタ12の一部に設けることを説明したが、これに限らず、接客口シャッタ12の全部の範囲に設けることとしてもよい。液晶シャッタ2により透明にする範囲を接客口シャッタ12の全部の範囲としても、透明にする時間を一部の時間のみにするよう制御すれば、接客口11内の残留出金紙幣B1を第三者に見づらくすることができる。一部の時間とは、ステップ109により接客口シャッタ12を閉じた後、ステップ113による制限時間の経過までの時間の一部をいう。液晶シャッタ2を透明にする一部の時間の長さは、顧客が残留紙幣確認要請画面46を見た後、液晶シャッタ2を介して接客口11の中を覗き、残留出金紙幣B1を目視確認できるのに十分な時間が必要である。ただし、長い時間透明にすることは第三者に見られてしまうので不必要に長くする必要はない。
このように、透明不透明シャッタにより透明にする範囲を接客口シャッタの一部の範囲にすれば、第三者に接客口内の残留出金紙幣を見づらくした自動取引装置を提供することが可能になる。また、透明不透明シャッタにより透明にする範囲を接客口シャッタの全部の範囲としても、一部の時間のみ透明にするよう制御すれば、同じく第三者に接客口内の残留出金紙幣を見づらくした自動取引装置を提供することが可能になる。なお、以上の説明では、接客口シャッタ12は水平方向に移動開閉するシャッタであったが、接客口シャッタ12は、垂直方向に移動するシャッタであっても本実施の形態を適用可能である。
以上第1の実施の形態によれば、出金時、接客口シャッタ12が閉じた状態でも、顧客による接客口11内を目視確認できるので、残留出金紙幣B1を取忘れることがない。また、紙幣が何らかの理由により、例えば静電気などの要因により接客口シャッタ12に付着して、光学センサS1及びS2によって検知されない場合でも、本実施の形態によれば、顧客によって目視確認することができるので、残留出金紙幣B1を取忘れることがない。更に、光学センサS1〜S4に検知されない様な異物が接客口11に誤って落ちた場合も、本実施の形態によれば、顧客によって目視確認することができるので、異物を回収することが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図12は第2の実施の形態に関する接客口11を示す説明図である。図12は出金取引において、接客口11内の取忘れ紙幣が、透明となった接客口シャッタ12と筐体49を介して目視可能となった状態を示す。液晶シャッタ2は接客口シャッタ12の一部に設けられ、筐体液晶シャッタ49−2は筐体49の一部に設けられている。
紙幣処理部21は、接客口11に出金紙幣Bが存在しないことを認識することを装置制御部10に知らせる。装置制御部10の接客口シャッタ制御部36は、接客口シャッタ12に対し閉状態になるよう指示する。同時に、装置制御部10の液晶シャッタ制御部37は液晶シャッタ2と筐体液晶シャッタ49−2に対し通電を行い、液晶シャッタ2と筐体液晶シャッタ49−2を透明状態になるよう指示する。
この時、残留出金紙幣B1が何らかの理由で取忘れられ、図12に示すように筐体裏に残留出金紙幣B1が入り込み、媒体検知センサとしての光学センサS1〜S4に検知されない状態で残っていたとする。顧客は液晶シャッタ2と筐体液晶シャッタ49−2によって、外部から接客口11の内部が確認することができる。従って、顧客は取忘れ紙幣としての残留出金紙幣B1を確認したときは、顧客操作表示画面16を操作し、接客口シャッタ12を開状態にすることを要求することができる。筐体49の筐体液晶シャッタ49−2を透明、不透明にするタイミングは、前記第1の実施の形態における液晶シャッタ2と同じであるので、説明を省略する、
以上、第2の実施の形態によれば、液晶シャッタ2と筐体液晶シャッタ49−2によって目視確認することができるので、広く接客口11内部に残留した残留出金紙幣B1を取り出すことが可能となる。なお、前記実施の形態では取引媒体としての紙幣の入出金に関する接客口11に適用して説明したが、本発明はこれに限らず取引媒体としての硬貨の入出金に関する硬貨投入返却口13においても適用可能である。
2 液晶シャッタ
11 接客口
11−1 出金用ドラム
12 接客口シャッタ
16 顧客操作表示画面
49 筐体
49−2 筐体液晶シャッタ
B 出金紙幣
B1 残留出金紙幣
S1〜S4 光学センサ

Claims (8)

  1. 顧客の操作により入出金取引を行うための媒体を貯留する接客口と、前記接客口に貯留する前記媒体の存在を検知する媒体検知センサと、顧客による前記媒体の取り出しを可能にする接客口シャッタを有する自動取引装置において、
    前記接客口シャッタを透明又は不透明に切替可能な透明不透明シャッタで構成し、
    前記接客口に媒体を排出したとき、前記接客口の前記媒体を顧客が取り出して前記媒体検知センサにより前記媒体の不存在を検知した後、前記接客口シャッタを閉じ、前記透明不透明シャッタを透明にするよう制御する制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記制御部は、前記透明不透明シャッタを透明にした後、顧客の指示に基づいて前記接客口シャッタを開とするよう制御することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記透明不透明シャッタは前記接客口シャッタの一部の範囲に構成されることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  4. 前記透明不透明シャッタは前記接客口シャッタの全部の範囲に構成されることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  5. 前記制御部は、前記接客口シャッタを閉じた後、一部の時間のみ前記透明不透明シャッタを透明にするよう制御することを特徴とする請求項3又は4記載の自動取引装置。
  6. 前記接客口シャッタの付近の筐体を前記透明不透明シャッタで構成することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の自動取引装置。
  7. 前記透明不透明シャッタは液晶シャッタであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の自動取引装置。
  8. 前記媒体には、入金取引時に取引不成立で返却される媒体を含むことを特徴とする請求項7記載の自動取引装置。

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